【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、以下の(1)〜(52)に関する。
(1) 式(I):
【0013】
【化2】
【0014】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する前頭葉機能障害の治療および/または予防剤。
(2) 前頭葉機能障害が、認知障害である(1)に記載の剤。
(3) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害、慢性ストレスによる認知障害、レビー小体型認知症、進行性核上性麻痺または前頭側頭型認知症である(2)に記載の剤。
(4) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害である(2)に記載の剤。
(5) パーキンソン病における認知障害が、遂行機能障害、記憶障害、視空間認知障害または嗅覚障害である(4)に記載の剤。
(6) 認知障害が、慢性ストレスによる認知障害である(2)に記載の剤。
(7) 認知障害が、レビー小体型認知症である(2)に記載の剤。
(8) 前頭葉機能障害が、内側前頭前皮質のドパミン機能低下による認知障害である(1)に記載の剤。
(9) 式(I):
【0015】
【化3】
【0016】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有するレビー小体病の治療および/または予防剤。
(10) レビー小体病が、パーキンソン病における認知障害である(9)に記載の剤。
(11) レビー小体病が、びまん性レビー小体病である(9)に記載の剤。
(12) レビー小体病が、レビー小体型認知症である(9)に記載の剤。
(13) レビー小体病が、レビー小体病における運動障害である(9)に記載の剤。
(14) 式(I):
【0017】
【化4】
【0018】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、前頭葉機能障害の治療および/または予防方法。
(15) 前頭葉機能障害が、認知障害である(14)に記載の方法。
(16) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害、慢性ストレスによる認知障害、レビー小体型認知症、進行性核上性麻痺または前頭側頭型認知症である(15)に記載の方法。
(17) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害である(15)に記載の方法。
(18) パーキンソン病における認知障害が、遂行機能障害、記憶障害、視空間認知障害または嗅覚障害である(17)に記載の方法。
(19) 認知障害が、慢性ストレスによる認知障害である(15)に記載の方法。
(20) 認知障害が、レビー小体型認知症である(15)に記載の方法。
(21) 前頭葉機能障害が、内側前頭前皮質のドパミン機能低下による認知障害である(14)に記載の方法。
(22) 式(I):
【0019】
【化5】
【0020】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、レビー小体病の治療および/または予防方法。
(23) レビー小体病が、パーキンソン病における認知障害である(22)に記載の剤。
(24) レビー小体病が、びまん性レビー小体病である(22)に記載の剤。
(25) レビー小体病が、レビー小体型認知症である(22)に記載の剤。
(26) レビー小体病が、レビー小体病における運動障害である(22)に記載の剤。
(27) 前頭葉機能障害の治療および/または予防に使用するための、式(I):
【0021】
【化6】
【0022】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
(28) 前頭葉機能障害が、認知障害である(27)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(29) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害、慢性ストレスによる認知障害、レビー小体型認知症、進行性核上性麻痺または前頭側頭型認知症である(28)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(30) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害である(28)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(31) パーキンソン病における認知障害が、遂行機能障害、記憶障害、視空間認知障害または嗅覚障害である(30)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(32) 認知障害が、慢性ストレスによる認知障害である(28)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(33) 認知障害が、レビー小体型認知症である(28)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(34) 前頭葉機能障害が、内側前頭前皮質のドパミン機能低下による認知障害である(27)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(35) レビー小体病の治療および/または予防に使用するための、式(I):
【0023】
【化7】
【0024】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
(36) レビー小体病が、パーキンソン病における認知障害である(35)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(37) レビー小体病が、びまん性レビー小体病である(35)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(38) レビー小体病が、レビー小体型認知症である(35)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(39) レビー小体病が、レビー小体病における運動障害である(35)に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(40) 前頭葉機能障害の治療および/または予防剤の製造のための、式(I):
【0025】
【化8】
【0026】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
(41) 前頭葉機能障害が、認知障害である(40)に記載の使用。
(42) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害、慢性ストレスによる認知障害、レビー小体型認知症、進行性核上性麻痺または前頭側頭型認知症である(41)に記載の使用。
(43) 認知障害が、パーキンソン病における認知障害である(41)に記載の使用。
(44) パーキンソン病における認知障害が、遂行機能障害、記憶障害、視空間認知障害または嗅覚障害である(43)に記載の使用。
(45) 認知障害が、慢性ストレスによる認知障害である(41)に記載の使用。
(46) 認知障害が、レビー小体型認知症である(41)に記載の使用。
(47) 前頭葉機能障害が、内側前頭前皮質のドパミン機能低下による認知障害である(40)に記載の使用。
(48) レビー小体病の治療および/または予防剤の製造のための、式(I):
【0027】
【化9】
【0028】
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
(49) レビー小体病が、パーキンソン病における認知障害である(48)に記載の使用。
(50) レビー小体病が、びまん性レビー小体病である(48)に記載の使用。
(51) レビー小体病が、レビー小体型認知症である(48)に記載の使用。
(52) レビー小体病が、レビー小体病における運動障害である(48)に記載の使用。