(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
傾斜した端部によって互いに結合される少なくとも第1の平坦な壁および第2の平坦な壁を備える容器の一部を規定する、厚さ(T)を有するセルロース繊維系薄層状ブランクから少なくとも部分的に形成される、消費者物品用容器であって、
前記傾斜した端部は、内部表面および外部表面を有し、前記傾斜した端部の前記内部表面は、前記傾斜した端部の長手方向の長さ(L)および前記傾斜した端部を横切って延伸する幅(W)を有する切除領域(A)を規定し、
前記切除領域は、前記傾斜した端部の実質的に長手方向に延びる2つ以上の切除された線を含み、切除された線それぞれは、前記薄層状ブランクの前記厚さ(T)より薄い最小残厚(RT)を有し、
前記2つ以上の切除された線それぞれの前記最小残厚(RT)は、前記ブランクの前記厚さ(T)の少なくとも約15%であって、約40%未満であり、
2つの隣接する切除された線の低点間の間隔が、1.3ミリメートルよりも大きく、5.0ミリメートル未満であり、
前記薄層状ブランクの前記厚さ(T)は、約260マイクロメートル〜約340マイクロメートルである、容器。
前記2つ以上の切除された線それぞれは、前記傾斜した端部の長手方向に対して横方向に測定して、約0.1ミリメートル〜約0.5ミリメートルの切除された幅(X)を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器。
前記切除領域は、前記傾斜した端部の少なくとも一部にわたってその長手方向に平行に延びる少なくとも2つの切除された線を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の容器。
消費者物品用容器を形成するための、傾斜した端部によって互いに結合される少なくとも第1の平坦な壁および第2の平坦な壁を備える容器の一部を規定する、厚さ(T)を有するセルロース繊維系薄層状ブランクであって、
前記傾斜した端部は、内部表面および外部表面を有し、前記傾斜した端部の前記内部表面は、前記傾斜した端部の長手方向の長さ(L)および前記傾斜した端部を横切って延伸する幅(W)を有する切除領域(A)を規定し、
前記切除領域は、前記傾斜した端部の実質的に長手方向に延びる2つ以上の切除された線を含み、切除された線それぞれは、前記薄層状ブランクの前記厚さ(T)より薄い最小残厚(RT)を有し、
前記2つ以上の切除された線それぞれの前記最小残厚(RT)は、前記ブランクの前記厚さ(T)の少なくとも約15%であって約40%未満であり、
2つの隣接する切除された線の低点間の間隔は、1.3ミリメートルよりも大きく、5.0ミリメートル未満であって、
前記薄層状ブランクの前記厚さ(T)は、約260マイクロメートル〜約340マイクロメートルである、ブランク。
【発明の概要】
【0007】
発明の第1の態様によると、傾斜した端部によって互いに結合される少なくとも第1の平坦な壁および第2の平坦な壁を備える容器の一部を規定する、厚さ(T)を有するセルロース繊維系薄層状ブランクから少なくとも部分的に形成される消費者物品用容器であって、傾斜した端部が内部表面と外部表面を有し、傾斜した端部の内部表面が切除領域(A)を規定し、切除領域が傾斜した端部の長手方向の長さ(L)、および傾斜した端部を横切って延伸する幅(W)を有し、切除領域が傾斜した端部の実質的に長手方向に延びる2つ以上の切除された線を含み、切除された線それぞれがブランクの厚さ(T)の少なくとも約15%、好ましくは少なくとも約20、より好ましくは少なくとも約25、さらにより好ましくは少なくとも約30%の最小残厚(RT)を有する、容器が提供される。追加、または代替として、それぞれの切除線の残厚が、ブランクの厚さ(T)の約50%未満であることが好ましく、45%未満であることがより好ましく、40%未満であることがさらにより好ましい。本発明の発明者は、切除線が薄層状ブランクの厚さにおいて延びすぎる(つまり、深すぎる)場合、結果的な傾斜した端部の外部表面が不所望に影響を受けうることを見出した。例えば、外部表面に亀裂や破損が現れる場合がある。さらに、本発明の発明者は、切除線が薄層状ブランクの厚さにおいて十分に延びない(つまり、浅すぎる)場合も、結果的な傾斜した端部の外部表面が不所望に影響を受けることを見出した。特に、本発明の発明者は、傾斜した端部の折れ曲がり点が容器の外部表面上で不十分に規定されうる、および/または傾斜した端部の外部表面に沿った意図しない軌道に沿いうることを見出した。例えば、切除線が傾斜した端部の内部表面に沿った真っ直ぐな線に延びる場合、本発明の発明者は、傾斜した端部の外部表面上に生成される対応する折れ曲がり点が非線形、または不規則となりうることを見出した。したがって、本発明の発明者は、よりクリーンな外観で、より良好に規定された傾斜した端部は、それぞれの切除線が上記に特定する残厚を有する場合に生成可能であると特定した。
【0008】
また、本発明の発明者は、傾斜した端部を得るために、請求項に記載された残厚の範囲と、2つの隣接する切除された線の低点間の少なくとも約1.3ミリメートルの間隔とを組み合わせることも見出した。2つの隣接する切除された線の低点間の間隔は、少なくとも約1.6ミリメートルであることが好ましく、少なくとも約1.7ミリメートルであることがさらにより好ましく、少なくとも約2.0ミリメートルであることがさらにより好ましい。
【0009】
本発明の第2の態様によると、傾斜した端部によって互いに結合される少なくとも第1の平坦な壁および第2の平坦な壁を備える容器の一部を規定し、厚さ(T)を有する、消費者物品用容器を形成するためのセルロース繊維系薄層状ブランクであって、傾斜した端部が内部表面と外部表面を有し、傾斜した端部の内部表面が切除領域(A)を規定し、切除領域が傾斜した端部の長手方向の長さ(L)、および傾斜した端部を横切って延伸する幅(W)を有し、切除領域は、傾斜した端部の実質的に長手方向に延びる2つ以上の切除された線を含み、切除された線それぞれがブランクの厚さ(T)の少なくとも約15%、好ましくは少なくとも約20、より好ましくは少なくとも約25、さらにより好ましくは少なくとも約30%の最小残厚(RT)を有する、ブランクが提供される。追加、または代替として、それぞれの切除線の残厚が、ブランクの厚さ(T)の約50%未満であることが好ましく、45%未満であることがより好ましく、40%未満であることがさらにより好ましい。さらに本発明の発明者は、傾斜した端部を得るために、請求項に記載された残厚の範囲と、2つの隣接する切除された線の低点間の少なくとも約1.3ミリメートルの間隔とを組み合わせることも見出した。2つの隣接する切除された線の低点間の間隔は、少なくとも約1.6ミリメートルであることが好ましく、少なくとも約1.7ミリメートルであることがさらにより好ましく、少なくとも約2.0ミリメートルであることがさらにより好ましい。2つの隣接する切除された線の低点間の間隔は、5ミリメートル以下であることが好ましい。
【0010】
当然のことながら、本発明の1つの態様に関連して説明した任意の特徴は、本発明のその他の任意の態様にも等しく適用できる。
【0011】
容器の傾斜した端部を規定するのに機械的筋付け線を用いる公知の容器とは対照的に、本発明は、容器の傾斜した端部を規定するブランクの部分内の特定の位置から材料を除去することを含む。容器の傾斜した端部を形成する切除された(例えば、レーザ切除により)線を含む切除領域を提供することは、有利なことにブランクを傾斜した端部周りで折り畳むために要求される力を低減する。これにより、従来の包装機によってこうした1つのブランクから容器を簡便に形成することが可能となる。また、ブランクの外部表面は切除工程の影響を受けないため、結果として得られる容器の外部表面は、切除線位置において局所的隆起または波形を呈さない(機械的筋付け線では呈されうる)。
【0012】
さらに、
図2〜7を参照して以下により詳細に説明するように、驚くことに、よりクリーンな外観で、より良好に規定された傾斜した端部は、切除線を本発明の薄層状ブランクに適用した場合に生成しうることが見出された。
【0013】
驚くことに、本発明のブランクを曲げることは、容器の傾斜した端部を形成すると、より簡単であり、消費者の一部の視覚、触覚検査時に、より滑らかで、より良好に規定された容器の外部表面の形成がもたらされる。
【0014】
本発明のブランクは、有利なことに、線形切除ツール(例えば、レーザまたはブレード)で傾斜した端部から材料を正確に除去することにより製造されうる。レーザは、非侵襲的で改良された融通性のある設計をデジタル的にプログラムできるので、特に好ましい切除ツールである。特に、切除ツールとしてレーザを使用することで、レーザツールに必要とされる最小の調整で、幅広い種類の切除プロファイルおよび構成を可能にすることができる。切除ツールがブランクの所要の部分上を繰り返し通過することで、より高い割合の材料の除去、すなわち、残厚の減少がもたらされる。このように、製造プロセスを単純化することができる。レーザ切除は、任意の適切な器具、好ましくはDIAMONDから市販される1000WのCO2レーザ、例えばE−1000を用いて得られうる。切除は、薄層状ブランクの縦方向また横方向で得られうる。
【0015】
本発明の薄層状ブランクからなる容器は、エンボス加工などの丸い角を得るための従来の方法では通常要求される、予備曲げ工程なしで得られうる。
【0016】
「端部」という用語は、本明細書で使用される場合、容器の2つの隣接する壁の間の隅角部を規定するブランクの部分を指す。傾斜した端部は、第1の平坦な壁と第2の平坦な壁との間に存在する容器の隅角部を規定するブランクの部分である。
【0017】
「傾斜した端部」とは、本明細書で使用される場合、断面図に見られるように、容器の隣接する壁と0〜90度の角度を形成する1つ以上の実質的に真っ直ぐな形状を持つ容器の端部を指す。傾斜した端部は、薄層状ブランクの外部表面上の、1人以上の試験員による視覚検査、あるいは、例えばNIKON SMZ800顕微鏡を用いた、統計的な解析を伴う顕微測定を用いて測定されうる。サンプルごとに、X−Y座標を微細格子(10輪郭点)上に記録しうる。レコーダX−Y座標は線形スプライン補間に用いることができ、結果として得られる第1の微分値のプロファイルを捕捉しうる。略恒常的な第1の微分値に対して、評価されたサンプルは傾斜として分類されうる。
【0018】
「セルロース繊維系薄層状ブランク」とは、本明細書で使用される場合、薄層状ブランクの全繊維含有量に基づいて少なくとも50重量%のセルロース繊維を含む薄層状ブランクを指す。本発明のセルロース繊維系薄層状ブランクは、ポリマー繊維などの他の種類の繊維を含みうる。
【0019】
「内部表面」という用語は、本明細書全体を通して、容器が組み立てられて、容器が閉じているときに、その容器の内部に面する(例えば、消費財に面する)ブランクの一部の側部を指すために使用される。このように、内部表面は、容器が閉じているときには、消費者が直接見ることはできない。「外部表面」という用語は、本明細書全体を通して、容器が組み立てられると、その容器の外側に面するブランクの一部の側部を指すために使用される。
【0020】
「切除領域」という用語は、本明細書で使用される場合、容器の傾斜した端部を形成するブランクの部分のすべての切除された線を囲むブランクの最小領域を指す。
【0021】
「切除された線」という用語は、本明細書で使用される場合、材料が切除された(例えば、レーザビームまたはブレードによって除去された)端部の内部表面に沿った線を指す。したがって、切除された線の残厚は、薄層状ブランクの厚さ(T)より薄い。切除された線は、ブランク内の溝として提供されることが好ましい。これは、レーザまたはブレードなどの線形切除ツールを用いて形成されてもよい。
【0022】
ブランクの「厚さ」(T)は、ブランクが製造された後であるが、ブランクに切除線または筋付け線が形成される前の、ブランクの厚さである。つまり、ブランクの厚さ(T)は、切除された線または縦罫線を含有しないブランクの任意の領域における厚さである。
【0023】
「残厚」という用語は、本明細書で使用される場合、層状ブランクまたはブランクから形成された容器の壁の2つの相反する表面の間を測定した最小距離を指す。実際には、所与の位置の距離は、相反する面に対して局所的に垂直方向に測定される。切除された線の残厚は、切除された線の幅によって変化しうる(例えば、V字状、U字状の溝)。
【0024】
「最小残厚」という用語は、本明細書で使用される場合、切除された線において所与の位置で測定された「残厚」の最小値を指す。
【0025】
切除された線それぞれの残厚は、MicroSpy(RTM)プロファイル(Fries Research&Technology GmbH、ベルギッシュ・グラートバッハ、ドイツより市販される)などの、2D表面非接触方式の光学式粗さ計を用いることで決定しうる。いくつかの点の最小残厚を、切除された線の長さにわたって測定することが好ましいが、ここで測定点は1つの切除された線の長さにわたって均等に広がっており、算術平均が算出される。
【0026】
本発明による「最小残厚」を得るために、切除された線の長さにわたって均等に広がる5つの測定を行い、その後、算術平均を算出することがさらにより好ましい。
【0027】
例えば、切除された線の長さが80ミリメートルの場合、残厚は切除された線の両端において測定され、さらなる3つの点は切除された線の一端、好ましくは切除された線の下端からそれぞれ20ミリメートル、40ミリメートル、および60ミリメートル離れている。
【0028】
「間隔」という用語は、本明細書で使用される場合、2つの隣接する切除された線の低点間の距離を指す。
【0029】
一対の平行な切除された線の長さにわたっていくつかの点の間隔が測定されることが好ましいが、ここで測定点は切除された線の平行部分の長さにわたって均等に広がっており、算術平均が算出される。
【0030】
本発明による「間隔」を得るには、2つの隣接する切除された線の平行部分の長さにわたって均等に広がる5つの測定を行い、その後、算術平均を算出することがさらにより好ましい。
【0031】
例えば、2つの隣接する切除された線の平行部分の長さがそれぞれ80ミリメートルの場合、間隔は、両端、および平行部分の一端、好ましくは切除された線の下端からそれぞれ20ミリメートル、40ミリメートル、および60ミリメートル離れたさらなる3つの点において測定される。
【0032】
「残留剛性」という用語は、1つの所与の切除線の最小残厚にわたって測定される存在する薄層状ブランクの剛性を記述するのに用いられ、残厚のパーセンテージを乗じた薄層状ブランクの曲げ方向の剛性を用いて算出される。例えば、切除されていない薄層状ブランクの曲げ方向の剛性が100ミリニュートンで、最小残厚が30%である場合、曲げ方向の残留剛性は、100ミリニュートンに30%を乗じ、30ミリニュートンとなる。薄層状ブランクの剛性は、ISO2493に沿って15度で、例えば、筋押しまたは切除されていないブランクの一部からブランク材料のサンプル(サンプルは最終形態にある場合には、印刷、あるいは被覆されうる)を取ることで測定されうる。
【0033】
試験および条件は、ISO187に沿って摂氏23度、相対湿度50%であり、切除後2週間である。
【0034】
本明細書で使用される場合、「前部」、「後部」、「上側」、「下側」、「上部」、「下部」および「側部」という用語は、アクセス開口部を容器の上部に有する、容器が直立位置にあるときの、本発明による容器およびその構成要素の部分の相対的な位置を指す。特に、容器がヒンジ・リッド容器の場合には、これはリッドが閉位置になっていて、かつヒンジ線が容器の後部にある、直立位置にある容器を指す。本発明による容器を記述するとき、描写する容器の向きに関係なく、これらの用語が使用される。
【0035】
本発明による容器は、予め設定された厚さ(T)を有する薄層状ブランクから少なくとも部分的に形成される。このブランクは、傾斜した端部によって互いに結合される少なくとも第1の平坦な壁および第2の平坦な壁を備える、容器の一部を規定する。傾斜した端部の内部表面は、湾曲した端部の長手方向の長さおよび傾斜した端部を横切って延伸する幅を有する切除領域を規定する。切除領域は、傾斜した端部の実質的に長手方向に延びる、2つ以上の切除線を含む。
【0036】
薄層状ブランクの厚さ(T)は、約260マイクロメートル〜約340マイクロメートルであることが好ましい。薄層状ブランクの厚さ(T)は、約300マイクロメートル〜約320マイクロメートルであることがより好ましい。薄層状ブランクの厚さ(T)は、ISO534:2011に沿って測定されうる。
【0037】
切除領域は、傾斜した端部を形成するのに適切な任意の数の切除線を含みうる。例えば、一部の好ましい実施形態では、切除領域は、傾斜した端部上の任意の所与の長手方向位置に切除された線を2つだけ含む。これは、単一面が第1の平坦な壁と第2の平坦な壁との間に延伸する、最も単純な傾斜した隅角部の配置に相当する。あるいは、切除領域は、傾斜した端部上の任意の所与の長手方向位置に少なくとも3つの切除線を含みうる。このような実施形態について、傾斜した端部は、第1の平坦な壁と第2の平坦な壁との間に延伸する2つ以上の面を備えうる。
【0038】
切除領域は、傾斜した端部上の任意の所与の長手方向位置において5つ以下の切除された線を含むことが好ましい。このような実施形態について、傾斜した端部は、第1の平坦な壁と第2の平坦な壁との間に延伸する4つ以下の面を備えることとなる。5つより多い切除された線が傾斜した端部上の任意の所与の長手方向位置に設けられる場合、隣接した切除された線の間に別個の面を保持することは、切除領域、従って傾斜した端部の幅を大幅に増大させなければ困難になりかねない。
【0039】
薄層状ブランクの坪量は、1平方メートルあたり約150グラム〜1平方メートルあたり約350グラムであることが好ましく、1平方メートルあたり200〜300グラムであることがより好ましい。坪量は、ISO536を用いて算出され、プラス10%〜マイナス10%、好ましくはプラス5%〜マイナス5%変動しうる。
【0040】
切除線それぞれの切除された幅(X)は、少なくとも約0.1ミリメートルであることが好ましい。切除線それぞれの切除された幅は、少なくとも約0.2ミリメートルであることがより好ましい。切除線それぞれの切除された幅は、少なくとも約0.3ミリメートルであることが最も好ましい。追加、または代替として、切除線それぞれの切除された幅は、約0.5ミリメートル未満である。切除線それぞれの切除された幅は、約0.45ミリメートル未満であることがより好ましい。一部の好ましい実施形態では、切除線それぞれの切除された幅は、約0.1ミリメートル〜約0.5ミリメートルである。切除線それぞれの切除された幅は、約0.2ミリメートル〜0.45ミリメートルであることがさらにより好ましく、約0.3ミリメートル〜0.4ミリメートルであることがより好ましい。
【0041】
切除領域の幅(W)は、少なくとも約2ミリメートルであることが好ましい。切除領域の幅は、少なくとも約4ミリメートルであることがより好ましい。追加、または代替として、切除領域の幅は、約8ミリメートル未満であることが好ましい。切除領域の幅は、約6ミリメートル未満であることがより好ましい。
【0042】
切除領域の隣接する切除線の間の距離(Y)は、少なくとも約1.2ミリメートルであることが好ましい。切除領域における2つの隣接する切除線の2つの隣接する隅角部によって測定される隣接する切除線の間の距離(Y)は、少なくとも約1.5ミリメートルであることがより好ましい。追加、または代替として、切除領域における隣接する切除線の間の距離(Y)は、約10ミリメートル未満であり、約6ミリメートル未満であることがより好ましい。
【0043】
薄層状ブランクの曲げ方向の剛性は、少なくとも約50ミリニュートンであることが好ましく、少なくとも約75ミリニュートンであることが好ましく、少なくとも約90ミリニュートンであることが最も好ましい。追加、または代替において、薄層状ブランクの曲げ剛性は、約500ミリニュートン未満であり、約200ミリニュートン未満であることが好ましく、約160ミリニュートン未満であることがより好ましい。薄層状ブランクの曲げ剛性は、約50ミリニュートン〜約200ミリニュートンであることが好ましい。薄層状ブランクの縦方向の剛性は、約75ミリニュートン〜約160ミリニュートンであることがより好ましい。「曲げ方向」の剛性とは、仕上げ紙が切除ゾーン周りで折り畳まれるよう意図される方向において曲げ剛性が測定されることを意味する。
【0044】
薄層状ブランクの曲げ方向の剛性は、少なくとも10であることが好ましく、少なくとも12であることが好ましく、少なくとも15であることがより好ましく、少なくとも20ミリニュートンであることがさらにより好ましい。薄層状ブランクの曲げ方向における残留剛性は、約60以下であることがより好ましく、50以下であることが好ましく、40ミリニュートン以下であることがさらにより好ましい。
【0045】
薄層状ブランクの表面粗さは、約0.5マイクロメートル〜約1.5マイクロメートルであることが好ましい。薄層状ブランクの表面粗さは、約0.75マイクロメートル〜約1.25マイクロメートルであることがさらに好ましい。表面粗さは、ISO8791−4に沿って測定されうる。
【0046】
薄層状ブランクの表面強度は、1秒あたり約0.25メートル〜1秒あたり約1メートルであることが好ましい。薄層状ブランクの表面強度は、1秒あたり約0.5メートル〜1秒あたり約0.8メートルであることがより好ましい。表面粗さは、ISO3783に沿って測定されうる。
【0047】
2つ以上の切除された線は、傾斜した端部の長手方向に任意の適切な延長プロファイルを有しうる。例えば、切除された線は、傾斜した端部の長手方向のその延長プロファイルの少なくとも一部にわたる湾曲した軌道に沿いうる。このような実施形態では、こうした切除された線によって生成された面が非線形外周を有することとなる。
【0048】
一部の好ましい実施形態では、切除領域は、傾斜した端部のその長手方向における少なくとも一部にわたって平行に延びる少なくとも2つの切除された線を含む。これにより、傾斜した端部において実質的に直方体形状の面が生成されうる。一部の特に好ましい実施形態では、切除領域における全ての切除された線が傾斜した端部の長手方向に沿って平行に延びる。これにより、実質的に直方体形状の面のみを有する傾斜した端部を生成しうる。
【0049】
第1の平坦な壁は、第2の平坦な壁と直交することが好ましい。
【0050】
容器は、傾斜した端部によって結合される2つの平坦な壁の間に約10ミリニュートンメートル未満のスプリングバック力を有することが好ましい。
【0051】
一部の好ましい実施形態では、薄層状ブランクは、ボックス前部壁、ボックス後部壁およびボックス前部壁とボックス後部壁との間を延伸するボックス側部壁を有するボックス部を含む容器の少なくとも一部を形成し、傾斜した端部は、ボックス側部壁の一方をボックス前部壁またはボックス後部壁に結合する。代替または追加で、傾斜した端部は、ボックス底部壁をボックス側部壁、ボックス前部壁またはボックス後部壁のうちの1つに結合することができる。
【0052】
追加、または代替の実施形態では、薄層状ブランクは、リッド前部壁、リッド後部壁およびリッド前部壁とリッド後部壁との間を延伸するリッド側部壁を有するリッド部を含む容器の少なくとも一部を形成し、傾斜した端部は、リッド側部壁の一方をリッド前部壁またはリッド後部壁に結合することが好ましい。代替または追加で、傾斜した端部は、リッド上部壁をリッド側部壁、リッド前部壁またはリッド後部壁のうちの1つに結合することができる。
【0053】
一部の特に好ましい実施形態では、容器はその横方向の隅角部、長手方向の隅角部、またはその両方に沿った2つ以上の傾斜した端部を含み、傾斜した端部それぞれは、上記の好ましい特徴のいずれかを有する。
【0054】
本発明による容器には、消費財用の容器、特に喫煙物品などの細長い消費財用の容器としての用途がある。しかし、それはまた、菓子などのいくつかの他の種類の消費財用に使用することができる。
【0055】
ブランクは、好ましくは植物由来、より好ましくは木材由来のセルロース繊維系材料から形成される。ブランクは、ブランクの全繊維含有量に基づいて少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、さらにより好ましくは少なくとも70重量%のセルロース繊維を含有しうる。薄層状ブランクは、木材繊維の厚紙または板紙から形成されることが好ましい。あるいは、セルロース繊維系材料が、ポリマー繊維などの他の繊維も含有してもよい。ブランクは、被覆されても被覆されなくてもよく、両側が被覆されることが好ましい。容器は、随意に外側ラッパーを含んでもよく、それは、例えば、高密度または低密度のポリエチレン、ポリプロピレン、方向性ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、セルロースフィルム、またはその組み合わせなどの透明高分子フィルムであることが好ましく、また外側ラッパーは、従来的な方法で適用される。外側ラッパーは開封テープを含みうる。さらに、外側ラッパーは画像、消費者情報、またはその他のデータを印刷されていてもよい。
【0056】
さらに、消費者物品は、金属箔または金属化紙で形成される内側パッケージに包まれた束の形態で容器内に提供されていてもよい。内側パッケージ材料は、金属化ポリエチレンフィルムおよびライナー材料のラミネートとして形成されうる。ライナー材料は、スーパー仕上げグラシンペーパーでもよい。さらに、内側パッケージ材料には、印刷受容性のトップコートを提供しうる。内部パッケージは、容器のリッドがそれぞれの開口位置にあるとき、消費財を除去することができるアクセス開口を有する。
【0057】
容器は、幅の狭い2つの壁によって間隙を介した幅の広い2つの壁を含む、直方体であることが好ましい。本発明によるヒンジ・リッド容器は、長手方向の隅角部および横方向の隅角部を持つ直方体の形状としうる。このような実施形態では、長手方向または横方向の隅角部のうちの少なくとも1つが傾斜している。つまり、ヒンジ・リッド容器は、1つ以上の傾斜した長手方向の隅角部、または傾斜した横方向の隅角部、またはその組み合わせを含む。
【0058】
容器が1つ以上の傾斜した隅角部を含む場合、傾斜した端部の幅は、約2mm〜約8mmであることが好ましく、約4〜約6mmであることが好ましい。
【0059】
本発明による容器は、例えば、紙巻たばこ、葉巻たばこまたはシガリロなど、細長い喫煙物品用のパックとしての特定用途がある。当然のことながら、その寸法を適切に選択することにより、本発明による容器は、異なる数の従来サイズ、キングサイズ、スーパーキングサイズ、スリムまたはスーパースリムの紙巻たばこ用に設計しうる。別の方法として、その他の消費財を容器内に収容しうる。
【0060】
寸法の適切な選択によって、本発明による容器は、異なる合計数の喫煙物品、または異なる配置の喫煙物品を保持するよう設計しうる。例えば、寸法の適切な選択によって、本発明による容器は、合計10〜30の喫煙物品を保持するよう設計しうる。
【0061】
喫煙物品は、喫煙物品の合計数に応じて、異なる並べ方で配列しうる。
【0062】
本発明による容器は、同一のタイプまたはブランドの、または異なるタイプまたはブランドの喫煙物品を保持しうる。さらに、フィルターなし喫煙物品および各種フィルターチップ付きの喫煙物品の両方を含みうるほか、異なる長さ(例えば、約40mm〜約180mm)、直径(例えば、約4mm〜約9mm)の喫煙物品も含みうる。容器の寸法は、喫煙物品の長さ、および喫煙物品の並べ方に適合させることが好ましい。容器の外部寸法は通常、容器内に収容された喫煙物品の束の寸法よりも約0.5mm〜約5mmだけ大きい。
【0063】
本発明による容器の長さ、幅および奥行きは、容器の結果的な全体的寸法が、20本の紙巻たばこの典型的な使い捨てパックの寸法と類似するような寸法としうる。
【0064】
本発明による容器の高さは約60mm〜約150mmであることが好ましく、高さが約70mm〜約125mmであることがより好ましいが、ここで高さは、容器の底部壁から上部壁までを測定したものである。
【0065】
本発明による容器の幅は約12mm〜約150mmであることが好ましく、幅が約70mm〜約125mmであることがより好ましいが、ここで幅は、容器の一方の側壁から他方の側壁までを測定したものである。
【0066】
本発明による容器の奥行きは約6mm〜約150mmであることが好ましく、奥行きが約12mm〜約25mmであることがさらに好ましいが、ここで奥行きは、容器の前部壁から後部壁までを測定したものである。
【0067】
容器の高さ対容器の奥行きの比は、約0.3対1〜約10対1であることが好ましく、約2対1〜約8対1であることがさらに好ましく、約3対1〜5対1であることが最も好ましい。
【0068】
容器の幅対容器の奥行きの比は、約0.3対1〜約10対1であることが好ましく、約2対1〜約8対1であることがさらに好ましく、約2対1〜3対1であることが最も好ましい。
【0069】
リッド後部壁の高さの、外側スリーブのボックス後部壁の高さに対する比は、約0対1(リッドが容器の上端に位置)〜約1対1であることが好ましく、約1対5〜約1対10であることがさらに好ましく、約1対6〜約1対8であることが最も好ましい。
【0070】
外側スリーブのリッド前部壁の高さの、外側スリーブのボックス前部壁の高さに対する比は、約1対0(リッドが前部壁全体を覆う)〜約1対10であることが好ましく、約1対1〜約1対5であることがさらに好ましく、約1対2〜約1対3であることが最も好ましい。
【0071】
本発明による容器の外部表面は、製造元またはブランドのロゴ、商標、スローガンおよびその他の消費者情報およびしるしを用いた、印刷、エンボス加工、デボス加工またはその他の方法で装飾されうる。
【0072】
本発明による容器は、ブランクに2つ以上の切除された線を形成する工程を含むために修正された従来の装置および方法を使用して充填され、組み立てられてもよい。切除された線は、レーザまたはブレードなどの切除ツールを使用して生成されてもよい。レーザツールに必要とされる最小の調整で、幅広い種類の切除プロファイルおよび構成を可能にすることができる切除ツールとして、レーザが特に好ましい。例えば、レーザは、ブランクの所与の位置を繰り返し通過して、異なる量の材料を繰り返し除去することができ、非常に細かく制御された切除プロファイルを可能にする。それは、幅が狭く、細い切除された線が要求される場合も有用である。切除領域にわたり変化する除去強度(「奥行」)で任意の種類のパターンを形成するために、レーザおよびブランクの相対的運動を正確に制御することができる。
本発明は以下の添付図面を参照しながら、例証としてのみであるがさらに説明する。
【発明を実施するための形態】
【0074】
当業者に明らかであるように、
図1は、厚さ(T)を有する厚紙または板紙を折り畳むことで形成可能な、消費財用容器100を示す。
【0075】
容器100は実質的に直方体形状であり、ボックス部30、および容器100の後部壁を横切って延びるヒンジ線50に沿ってボックス部30に結合されるヒンジ式リッド40を含む。容器100のボックス30およびリッド40の全体的なサイズおよび構造は、標準のヒンジ式リッド付き紙巻たばこパックのそれと実質的に同一である。ボックス部30は、ボックス前部壁、ボックス後部壁、ボックス底部壁、ボックス左側壁およびボックス右側壁を含む。ヒンジ式リッド40は、リッド前部壁、リッド後部壁、リッド上部壁、リッド左側壁およびリッド右側壁を含みうる。ヒンジ式リッド40は、閉位置と開位置の間のヒンジ線50の周りを枢動可能である。閉位置では、ヒンジ式リッド40は、容器100のアクセス開口を覆い、ヒンジ式リッド40の壁が、ボックス部30の対応する壁の延長を形成する。開位置では、ヒンジ式リッド40は、ヒンジ線50の周りを枢動してボックス部30から後方に突出して、ボックス部30の上端のアクセス開口は、完全にむき出しである。ボックス部30およびヒンジ式リッド40は、厚さTを有する単一薄層状ブランクで一緒に形成可能である。容器は、薄層状ブランクから組み立てられ、標準装置を用いて充填される。
【0076】
容器は、第1の平坦な壁4を含み、これは、
図1ではボックス部30の側壁である。また、容器は第2の平坦な壁8も含み、これは、
図1ではボックス部30の前部壁である。側壁4および前部壁8は、傾斜した端部20によって互いに結合される。
図1の斜視図からは見えないが、傾斜した端部20の内部表面は、容器100が組み立てられるときに、それぞれが傾斜した端部の個々の折れ曲がり点22および24を規定する2つの切除線を含む。折れ曲がり点22および24は、傾斜した端部20の長手方向に互いに平行に延び、これによって傾斜した端部20の単一直方体面6を規定する。
【0077】
6つの異なる薄層状ブランクを生成して折り畳み、傾斜した端部を形成した。薄層状ブランクそれぞれの詳細が以下に提供され、薄層状ブランクそれぞれおよびそれらの個々の傾斜した端部の写真を
図2〜13に示す。全実施例について、薄層状ブランクは、その内部表面に3つの平行な切除線が設けられた。切除線は、レーザ切除ツールを薄層状ブランクの内部表面に適用して、かかる表面から材料を除去することで形成された。これにより、実質的にV字形状の溝が薄層状ブランクの内部表面上に形成された。目的は、いずれの薄層状ブランクまたは複数の薄層状ブランクが、(折り畳まれたときに)最も良好に規定された傾斜した端部を生成するかを判定することであった。試験および条件は、ISO187に沿った摂氏23度および相対湿度50%、切除線形成後2週間において実施された。
【実施例】
【0078】
実施例1:
図2は、本発明の第1の実施形態による薄層状ブランク(実施例1)の断面の拡大図である。
図3は、
図2のブランク(実施例1)の斜視図である。
【0079】
実施例1のブランクの坪量は1平方メートルあたり195グラム、厚さ(T)は315マイクロメートルである。切除された線それぞれを測定すると、最小残厚はブランクの厚さ(T)の15%、切除された幅は0.28ミリメートルである。隣接する切除線の低点間の間隔は2.0ミリメートルであり、ラミネート加工前に横方向の剛性に基づいて算出した曲げ方向の残留剛性は15ミリニュートンである。切除前の薄層状ブランクの剛性は、縦方向に197ミリニュートン、横方向(本実施例では横方向は曲げ方向である)に98ミリニュートンである。
【0080】
図2および3から分かるように、実施例1のブランクは、良好に規定された傾斜した端部を呈した。つまり、傾斜した端部が、切除線によって規定される隣接する折れ曲がり点の間に滑らかな平坦な面を持つ、主要な平坦な壁の間に鋭角の折れ曲がり点を明確に規定した。
【0081】
実施例2:
図4は、本発明の第2の実施形態による薄層状ブランク(実施例2)の断面の拡大図である。
図5は、
図4のブランク(実施例2)の斜視図である。
【0082】
実施例2のブランクの坪量は1平方メートルあたり240グラム、厚さ(T)は298マイクロメートルである。切除された線それぞれを測定すると、最小残厚はブランクの厚さ(T)の22%、切除された幅は0.46ミリメートルである。
【0083】
隣接する切除線の低点間の間隔は2.0ミリメートルであり、ラミネート加工前に横方向の剛性に基づいて算出した曲げ方向の残留剛性は13ミリニュートンである。切除前の薄層状ブランクの剛性は、縦方向に185ミリニュートン、横方向(本実施例では横方向は曲げ方向である)に59ミリニュートンである。
【0084】
図4および5から分かるように、実施例2のブランクは、良好に規定された傾斜した端部を呈した。つまり、傾斜した端部が、切除線によって規定される隣接する折れ曲がり点の間に滑らかな平坦な面を持つ、主要な平坦な壁の間に鋭角の折れ曲がり点を明確に規定した。
【0085】
実施例3:
図6は、本発明の第2の実施形態による薄層状ブランク(実施例2)の断面の拡大図である。
図7は、
図6のブランク(実施例3)の斜視図である。
【0086】
実施例3のブランクの坪量は1平方メートルあたり270グラム、厚さ(T)は340マイクロメートルである。切除された線それぞれを測定すると、最小残厚はブランクの厚さ(T)の40%、切除された幅は0.51ミリメートルである。
【0087】
間隔は2.0ミリメートルであり、ラミネート加工前に横方向の剛性に基づいて算出した曲げ方向の残留剛性は58ミリニュートンである。切除前の薄層状ブランクの剛性は、縦方向に290ミリニュートン、横方向(本実施例では曲げ方向の横方向)に145ミリニュートンである。
【0088】
図6および7から分かるように、実施例3のブランクは、良好に規定された傾斜した端部を呈した。つまり、傾斜した端部が、切除線によって規定される隣接する折れ曲がり点の間に滑らかな平坦な面を持つ、主要な平坦な壁の間に鋭角の折れ曲がり点を明確に規定した。
【0089】
比較例1
図8は、本発明の一実施形態によらない薄層状ブランク(比較例1)の断面の拡大図である。
図7は、
図6のブランク(比較例1)の斜視図である。
【0090】
比較例2のブランクの坪量は1平方メートルあたり270グラム、厚さ(T)は340マイクロメートルであった。切除された線それぞれを測定すると、最小残厚はブランクの厚さ(T)の47%、切除された幅は0.46ミリメートルであった。切除された線を互いに2.12ミリメートルに位置付けた。
【0091】
間隔は2.1ミリメートルである。切除前の薄層状ブランクの剛性は、縦方向に197ミリニュートン、横方向(本実施例では曲げ方向の横方向)に98ミリニュートンである。
【0092】
図8および9から分かるように、比較例1のブランクは、切除線によって規定される隣接する折れ曲がり点の間に滑らかな平坦な面を持つ、主要な平坦な壁の間に鋭角の折れ曲がり点を明確に規定しなかった。
【0093】
比較例2
図10は、本発明の一実施形態によらない薄層状ブランク(比較例2)の断面の拡大図である。
図11は、
図10のブランク(比較例2)の斜視図である。
【0094】
比較例2のブランクの坪量は1平方メートルあたり240グラム、厚さ(T)は298マイクロメートルであった。切除された線それぞれを測定すると、最小残厚はブランクの厚さ(T)の66%、切除された幅は0.35ミリメートルであった。間隔は0.71ミリメートルである。切除前の薄層状ブランクの剛性は、縦方向に197ミリニュートン、横方向(本実施例では曲げ方向の横方向)に98ミリニュートンである。
【0095】
図10および11から分かるように、比較例2のブランクは、切除線によって規定される隣接する折れ曲がり点の間に滑らかな平坦な面を持つ、主要な平坦な壁の間に鋭角の折れ曲がり点を明確に規定しなかった。
【0096】
実施例および比較例の概要
したがって、
図2〜7は、驚くことに、切除線を本発明の薄層状ブランクに適用した場合に、よりクリーンな外観で、より良好に規定された傾斜した端部を生成可能であることを示す。