特許第6869910号(P6869910)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6869910
(24)【登録日】2021年4月16日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】アームレスト
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/75 20180101AFI20210426BHJP
   A47C 7/54 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   B60N2/75
   A47C7/54 Z
【請求項の数】8
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2018-22259(P2018-22259)
(22)【出願日】2018年2月9日
(65)【公開番号】特開2019-137219(P2019-137219A)
(43)【公開日】2019年8月22日
【審査請求日】2020年3月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000219602
【氏名又は名称】住友理工株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000219668
【氏名又は名称】東海化成工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】特許業務法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 悟司
(72)【発明者】
【氏名】東小薗 誠
(72)【発明者】
【氏名】林 佳歩
(72)【発明者】
【氏名】大嶋 英揮
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 孝彦
(72)【発明者】
【氏名】牧野 啓二
(72)【発明者】
【氏名】金 俊
(72)【発明者】
【氏名】奥村 剛正
【審査官】 望月 寛
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−220781(JP,A)
【文献】 特開2012−236541(JP,A)
【文献】 実開昭61−003034(JP,U)
【文献】 特開2010−070120(JP,A)
【文献】 実開平07−016773(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/75
A47C 7/54
B60N 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルと、
前記ケーブルが配索された配索部を有するフレームと、
前記フレームを覆う表皮と、
前記表皮の内部に充填された発泡樹脂材と、を備え、
前記発泡樹脂材は前記配索部内に充填されており、
前記ケーブルは前記配索部において前記発泡樹脂材に埋設されており、
前記発泡樹脂材は、前記配索部の底壁と前記ケーブルとの間に形成された空間にも充填されている、アームレスト。
【請求項2】
前記配索部には、前記発泡樹脂材が充填される前の状態において、前記ケーブルと当接することにより前記ケーブルが前記配索部から外れることを抑制する抜け止め部が設けられている、請求項1に記載のアームレスト。
【請求項3】
前記抜け止め部は、前記ケーブルの延びる方向の両側方から前記ケーブルを挟持する、請求項2に記載のアームレスト。
【請求項4】
前記配索部は溝状に形成されており、前記配索部の底壁には、前記ケーブルが延びる方向と交差する方向に延びる底上げリブが突出している請求項2または請求項3に記載のアームレスト。
【請求項5】
前記配索部は溝状に形成されており、前記配索部の底壁には、前記抜け止め部を形成するための型抜き孔が形成されている、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のアームレスト。
【請求項6】
前記表皮は表皮開口部を有し、
前記開口部からは前記ケーブルに接続されたソケットが露出している、請求項1から請求項5のいずれか一項に係るアームレスト。
【請求項7】
前記フレームには複数の前記ケーブルが配されており、
前記複数のケーブルのそれぞれには、前記ソケットが接続されている、請求項6に記載のアームレスト。
【請求項8】
前記表皮開口部の口縁部にはカバーが取り付けられており、
前記カバーは前記表皮開口部に対応する位置にカバー開口部を有しており、前記カバー開口部からは前記ソケットが露出しており、
前記カバーと前記ソケットとの間に、前記表皮開口部の前記口縁部の近傍に位置する前記表皮が挟持されている、請求項6または請求項7に記載のアームレスト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、シートに装着されるアームレストに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のシートに装着されるアームレストとして、特開2006−95104号公報に記載のものが知られている。このアームレストは、表皮と、この表皮の内部に配されたフレームと、表皮の内部に充填された発泡樹脂材と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−95104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近時、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の携帯機器の普及により、携帯機器を車両の電源から充電する場合や、携帯機器を車両のオーディオ装置に接続して携帯機器に保存された音楽データを再生する場合等、携帯機器と車両とを接続することが求められている。
【0005】
携帯機器は乗員が手元で操作するものなので、携帯機器と車両との接続構造は乗員の手元の近くに設けられていることが好ましい。そこで、シートに装着されたアームレストの内部に、車両と接続されたケーブルを配索することが考えられた。
【0006】
しかし、従来技術に係るアームレストにおいては、表皮の内部に発泡樹脂材が充填されているため、アームレストの内部にケーブルを配索することは困難であった。
【0007】
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、内部にケーブルが配索されたアームレストを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書に開示された技術は、アームレストであって、ケーブルと、前記ケーブルが配索された配索部を有するフレームと、前記フレームを覆う表皮と、前記表皮の内部に充填された発泡樹脂材と、を備え、前記ケーブルは前記配索部において前記発泡樹脂材に埋設されている。
【0009】
上記の構成によると、フレームの配索部にケーブルを配索した後に、発泡樹脂材を表皮の内部に充填し、その後、発泡樹脂材を発泡させることにより、ケーブルを発泡樹脂材に埋設することができる。これにより、内部に発泡樹脂材を備えたアームレストの内部にケーブルを配索することができる。
【0010】
また、アームレストに力が加えられた場合でも、ケーブルは発泡樹脂材により保護されているので、ケーブルにまで力が伝達されることが抑制される。
【0011】
また、ケーブルが発泡樹脂材に埋設されているから、ケーブルを固定するための固定部材等を別途設ける必要がない。これにより、アームレストの構造をシンプルにすることができると共に、部品点数を削減することができる。
【0012】
なお、車載環境での温度変化時の熱膨張収縮応力からケーブルを保護するために、発泡樹脂材は柔軟性を持った材質が望ましく、このような発泡樹脂材としては、例えばウレタンフォーム、発泡ビーズ、TIPウレタンなどを好適に用いることができる。
【0013】
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
【0014】
前記配索部には、前記発泡樹脂材が充填される前の状態において、前記ケーブルと当接することにより前記ケーブルが前記配索部から外れることを抑制する抜け止め部が設けられていることが好ましい。
【0015】
上記の構成によれば、配索部に配索されたケーブルが、発泡樹脂材が充填される前の状態において、配索部から外れることを抑制することができる。これにより、アームレストの製造効率を向上させることができる。
【0016】
前記抜け止め部は、前記ケーブルの延びる方向の両側方から前記ケーブルを挟持することが好ましい。
【0017】
上記の構成によれば、ケーブルは、ケーブル延びる方向の両側から挟持部によって挟持されるので、発泡樹脂材が充填される前の状態において配索部からケーブルが外れることを確実に抑制することができる。
【0018】
前記配索部は溝状に形成されており、前記配索部の底壁には、前記ケーブルが延びる方向と交差する方向に延びる底上げリブが突出していることが好ましい。
【0019】
上記の構成によれば、溝状をなす配索部内に配されたケーブルは少なくとも底上げリブが設けられた部位においては、底上げリブの底壁からの突出寸法の分だけ、配索部の底壁から離間する。これにより、ケーブルと配索部の底壁との間に形成された空間内に発泡樹脂材が充填されるので、ケーブルを確実に発泡樹脂材に埋設することができる。
【0020】
前記配索部は溝状に形成されており、前記配索部の底壁には、前記抜け止め部を形成するための型抜き孔が形成されていることが好ましい。
【0021】
表皮の内部に発泡樹脂材を充填する場合、発泡樹脂材の充填位置から離れた部分においては、発泡樹脂材が流入し難くなる嫌いがある。しかしながら、上記の構成によれば、溝状をなす配索部の底壁に形成された型抜き孔から発泡樹脂材が配索部内に流入するので、配索部内に配されたケーブルを確実に発泡樹脂材に埋設することができる。
【0022】
前記表皮は表皮開口部を有し、前記開口部からは前記ケーブルに接続されたソケットが露出していることが好ましい。
【0023】
上記の構成によれば、乗員の手元の近傍に位置するアームレストに設けられたソケットに、携帯機器を接続することができる。これにより、携帯機器とソケットとを接続するためのケーブルを、車両の車室内で取り廻す必要がない。
【0024】
前記フレームには複数の前記ケーブルが配されており、前記複数のケーブルのそれぞれには、前記ソケットが接続されていることが好ましい。
【0025】
上記の構成によれば、1個のアームレストに、複数のソケットを設けることができる。これにより、複数の携帯機器を車両に接続することができるので、車両の乗員が携帯機器を使用する場合の利便性を向上させることができる。
【0026】
前記表皮開口部の口縁部にはカバーが取り付けられており、前記カバーは前記表皮開口部に対応する位置にカバー開口部を有しており、前記カバー開口部からは前記ソケットが露出しており、前記カバーと前記ソケットとの間に、前記表皮開口部の前記口縁部の近傍に位置する前記表皮が挟持されていることが好ましい。
【0027】
上記の構成によれば、カバーとソケットにより、表皮開口部の口縁部の近傍に位置する表皮が挟まれることにより、表皮の内部に充填された発泡樹脂材が表皮開口部から漏出することを抑制することができる。
【0028】
また、表皮開口部の口縁部を隠すことができるので、アームレストの見栄えを良くすることができる。
【0029】
更に、ソケットを補強することができるので、ソケットに相手側プラグが挿抜された場合でも、ソケットに加えられる力を減じることができる。これにより、ソケットに不具合が生じることを抑制することができる。
【発明の効果】
【0030】
本明細書に開示された技術によれば、アームレストの内部にケーブルを配索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】実施形態1に係るアームレストを示す左側面図
図2】アームレストを示す正面図
図3】アームレストを示す平面図
図4図3においてアームレストから第2カバーを取り外した状態を示す平面図
図5】第2ソケットと第2カバーとを示す一部拡大側面図
図6】アームレストを示す右側面図
図7】ケーブルが配索された状態のフレームを示す左側面図
図8】ケーブルが配索された状態のフレームを示す斜視図
図9】ケーブルが配索された状態のフレームを示す右側面図
図10図9におけるX−X線断面図
図11図9におけるXI−XI線断面図
図12図9におけるXII−XII線断面図
図13図9におけるXIII−XIII線断面図
図14図6におけるXIV−XIV線断面図
図15図6におけるXV−XV線断面図
図16図6におけるXVI−XVI線断面図
図17図6におけるXVII−XVII線断面図
図18】実施形態2に係るアームレストにおいて、ケーブルが配索された状態のフレームを示す右側面図
図19】ケーブルが配索された状態のフレームを示す左側面図、
図20図18におけるXX−XX線断面図
【発明を実施するための形態】
【0032】
<実施形態1>
本明細書に開示された技術の実施形態1を、図1から図17を参照しつつ説明する。本実施形態に係るアームレスト10は、図示しない車両のシート11の側部に装着される。以下の説明では、Z方向を上方とし、Y方向を前方とし、X方向を左方とする。また、複数の同一部材については一の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
【0033】
アームレスト10
図1に示すように、アームレスト10は、前後方向に延びて形成されている。アームレスト10の前端部は、後端部に比べてやや先細り形状に形成されている。アームレスト10の前端部は斜め下前方を向くオーバーハング状態に形成されている。アームレスト10の後端部は、上面部と背面部との境界領域が丸められると共に、背面部と下面部との境界領域が丸められた形状をなしている。
【0034】
アームレスト10は、概ね袋状をなす表皮12と、表皮12の内部に配されたフレーム13と、表皮12の内部に充填された発泡樹脂材14と、を備える。表皮12は、布、レザー等により形成される。
【0035】
図2に示すように、アームレスト10の前端部のうち斜め下前方を向く面には、合成樹脂製の第1カバー16(カバーの一例)が組み付けられている。
【0036】
第1カバー16は、長方形状をなす第1板部17を備える。第1カバー16の第1板部17には第1カバー開口部21(カバー開口部の一例)が設けられている。第1カバー開口部21からは、第1ソケット22(ソケットの一例)が露出している。
【0037】
図4に示すように、アームレスト10の後端部のうち、上面部と背面部との境界領域であって、角が丸められた部分に位置する表皮12には、第2表皮開口部23(表皮開口部の一例)が形成されている。図3に示すように、第2表皮開口部23の口縁部の近傍には、合成樹脂製の第2カバー24(カバーの一例)が組み付けられている。
【0038】
図5に示すように、第2カバー24は、長方形状をなす第2板部25と、第2板部25の側縁から第2板部25の板面に直交する方向に延びる一対の第2係止爪26と、を備える。一対の第2係止爪26の先端部が、後述する第2ソケット収容部27の第2係止孔28の孔縁部に係止することにより、第2カバー24はフレーム13に固定される。第2カバー24の第2板部25には第2表皮開口部23に対応する位置に第2カバー開口部29(カバー開口部の一例)が設けられている。第2カバー開口部29及び第2表皮開口部23からは、第2ソケット30(ソケットの一例)が露出している。
【0039】
図6に示すように、アームレスト10の右側面に位置する表皮12には、右方に開口するフレーム露出部31が開口されている。フレーム露出部31からは、フレーム13が露出している。
【0040】
フレーム13
フレーム13のうち、フレーム露出部31から露出した部分には、シート11にアームレスト10を装着するための取り付け孔32が左右方向に延びて形成されている。この取り付け孔32には、図示しない軸部が挿入されて、シート11に対してボルト締め等の公知の手法により装着される。
【0041】
フレーム13のうち、フレーム露出部31から露出した部分であって、上記した取り付け孔32の斜め上方には、発泡樹脂材14を注入するための注入口33が左右方向にフレーム13を貫通して設けられている(図7参照)。この注入口33内に、図示しないノズルを挿入して、後述する発泡原料を表皮12の内側に注入するようになっている。
【0042】
図8及び図9に示すように、フレーム13は合成樹脂製であって、所定の形状に射出成型されている。フレーム13は、前後方向に細長く延びると共に、前端部が後端部に比べてやや先細りに形成されている。フレーム13は左右方向について比較的に扁平に設定されている。
【0043】
フレーム13の前端部には、斜め下前方に突出する第1ソケット収容部19が設けられている。第1ソケット収容部19は右方に開口して形成されている。第1ソケット収容部19は、右方から見て略長方形状をなしている。第1ソケット収容部19内には、略直方体形状をなす第1ソケット22が収容されている。
【0044】
第1ソケット22は合成樹脂製であって、内部に第1端子34を収容する第1キャビティ35を有する。第1キャビティ35は斜め下前方に開口しており、第1端子34が第1キャビティ35内に位置している。第1ソケット22の後端部からは第1分岐ケーブル36(ケーブルの一例)が導出されている。詳細には図示しないが、第1端子34と第1分岐ケーブル36とは電気的に接続されている。第1分岐ケーブル36は、第1ソケット22から後方に延びている。
【0045】
フレーム13の後端部には、斜め上後方に突出する第2ソケット収容部27が設けられている。第2ソケット収容部27は右方に開口して形成されている。第2ソケット収容部27は、右方から見て略長方形状をなしている。第2ソケット収容部27内には、略直方体形状をなす第2ソケット30が収容されている。
【0046】
第2ソケット30は合成樹脂製であって、内部に第2端子37を収容する第2キャビティ38を有する。第2キャビティ38は斜め上後方に開口しており、第2端子37が第2キャビティ38内に位置している。第2ソケット30の前端部からは第2分岐ケーブル39(ケーブルの一例)が導出されている。詳細には図示しないが、第2端子37と第2分岐ケーブル39とは電気的に接続されている。第2分岐ケーブル39は、第2ソケット30から前方に延びている。
【0047】
図10及び図11に示すように、第2ソケット30は、第2端子37を有する第2ソケット本体40と、右方に開口する溝状をなして第2ソケット本体40を収容する第2本体収容部41と、第2本体収容部41に右方から取り付けられて第2本体収容部41の開口を塞ぐ第2蓋部材42と、を備える。第2ソケット本体40が、第2本体収容部41に収容された状態で第2蓋部材42が第2本体収容部41に組み付けられることにより、第2ソケット本体40の内部に後述する発泡原料が浸入することが抑制されるようになっている。
【0048】
なお、詳細には図示しないが、第1ソケット22の構成は、第2ソケット30と同様なので、重複する説明を省略する。
【0049】
第1分岐ケーブル36と、第2分岐ケーブル39とは、前後方向について、フレーム13の中央付近において、前後方向に延びる主ケーブル43から分岐している。主ケーブル43は、第1分岐ケーブル36と第2分岐ケーブル39との分岐部分から後方に延びている。
【0050】
主ケーブル43の後端部には、主ケーブル43とシート側ケーブル44とを接続する主コネクタ45が接続されている。詳細には図示しないが、主コネクタ45内において、主ケーブル43とシート側ケーブル44とが、公知の手法により電気的に接続されている。
【0051】
シート側ケーブル44には、合成樹脂製の固定部材46が取り付けられている。固定部材46は鉤状をなすフック47を有し、このフック47にシート側ケーブル44が引っ掛けられている。固定部材46は、先端が先細り形状をなす圧入部46Aを有し、この圧入部がフレーム13に圧入されてフレーム13を貫通状態で固定されることにより、シート側ケーブル44がフレーム13に対して固定される(図7参照)。シート側ケーブル44はフレーム13に固定された固定部材46から右方に導出されている。シート側ケーブル44の右端部には、図示しない車両側ケーブルと接続されるコネクタ48が接続されている。
【0052】
フレーム13には、主ケーブル43が配索される主配索部49と、第1分岐ケーブル36が配索される第1配索部50(配索部の一例)と、第2分岐ケーブル39が配索される第2配索部51(配索部の一例)と、が右方に開口して形成されている。主配索部49の後方には主コネクタ45と、主コネクタ45に接続されたシート側ケーブル44の一部と、を収容するコネクタ収容部52が右方に開口して形成されている(図13参照)。コネクタ収容部52は、主配索部49よりも上下方向について幅広に形成されている。
【0053】
主配索部49は前後方向に延びて形成されており、主配索部49の前端部において、第1配索部50と連通している。第1配索部50は主配索部49の前端部から前方に延びており、第1配索部50の前端部は第1ソケット収容部19と連通している。
【0054】
また、主配索部49の前端部において、主配索部49は第2配索部51と連通している。主配索部49の前端部からは、第2配索部51が上方に延びた後に後方に屈曲し、後方に延びている。第2配索部51の後端部は第2ソケット収容部27と連通している。
【0055】
図12に示すように、第1配索部50の両側壁には、内方に突出すると共に左右方向に延びる第1抜け止めリブ53(抜け止め部の一例)が形成されている。第1抜け止めリブ53は、第1配索部50の両側壁において、それぞれ対応する位置に設けられている。第1配索部50の両側壁の対応する位置に設けられた第1抜け止めリブ53同士の間隔は、第1分岐ケーブル36の直径寸法と、同じか、やや小さく設定されている。これにより、第1分岐ケーブル36は、第1抜け止めリブ53によって挟持されることにより、第1配索部50内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
【0056】
図9に示すように、第2配索部51の両側壁には、内方に突出すると共に左右方向に延びる第2抜け止めリブ54(抜け止め部の一例)が形成されている。第2抜け止めリブ54は、第2配索部51の両側壁において、それぞれ対応する位置に設けられている。第2配索部51の両側壁の対応する位置に設けられた第2抜け止めリブ54同士の間隔は、第2分岐ケーブル39の直径寸法と、同じか、やや小さく設定されている。これにより、第2分岐ケーブル39は、第2抜け止めリブ54によって挟持されることにより、第2配索部51内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
【0057】
図9に示すように、第1配索部50の底壁には、第1配索部50の延びる方向と交差する方向に延びる複数の第1底上げリブ55(底上げリブの一例)が、間隔を空けて並ぶと共に、底壁から突出して設けられている。同様に、第2配索部51には複数の第2底上げリブ56(底上げリブの一例)が設けられている。
【0058】
第1分岐ケーブル36が第1配索部50の内部に配された状態で、第1分岐ケーブル36は、少なくとも第1底上げリブ55が設けられた部分において、第1配索部50の底壁からの突出寸法の分だけ、第1配索部50の底壁から離間するようになっている。同様に、第2分岐ケーブル39は、少なくとも第2底上げリブ56が設けられた部分において、第2配索部51の底壁から離間するようになっている。
【0059】
なお、第1分岐ケーブル36と第1底上げリブ55は、離間していてもよく、また、接触していてもよい。同様に、第2分岐ケーブル39と第2底上げリブ56は、離間していてもよく、また、接触していてもよい。
【0060】
発泡樹脂材14
発泡樹脂材14は、表皮12とフレーム13との間の領域に充填されている。発泡樹脂材14は、液体の発泡原料を発泡成形させる、公知の手法により形成される。なお、発泡樹脂材は、車載環境での温度変化時の熱膨張収縮応力からケーブルを保護する観点から柔軟性を持った材質が望ましく、このような発泡樹脂材としては、例えばウレタンフォーム、発泡ビーズ、TIPウレタンなどを好適に用いることができる。
【0061】
図4に示すように、発泡樹脂材14は第1配索部50内に充填されており、この第1配索部50内において第1分岐ケーブル36は発泡樹脂材14に埋設されている。発泡樹脂材14は、第1配索部50の底壁と、第1分岐ケーブル36との間に形成された空間にも充填されている。
【0062】
また、図5に示すように、発泡樹脂材14は第2配索部51内に充填されており、この第2配索部51内において第2分岐ケーブル39は発泡樹脂材14に埋設されている。発泡樹脂材14は、第2配索部51の底壁と、第2分岐ケーブル39との間に形成された空間にも充填されている。なお、主配索部49、及びコネクタ収容部52の内部には発泡樹脂材14は充填されておらず、主ケーブル43、主コネクタ45、及びシート側ケーブル44は発泡樹脂材14には埋設されていない。
【0063】
図16及び図17に示すように、表皮12と、フレーム13との間には発泡樹脂材14が充填されている。一方、第2ソケット30の第2キャビティ38内には発泡樹脂材14は充填されていない。第2キャビティ38内に配された第2端子37の周囲には空間が形成されており、図示しない相手側コネクタが嵌合可能になっている。
【0064】
なお、詳細には図示しないが、第1ソケット22においても、第2ソケット30と同様に、第1ソケット22の第1キャビティ35内には発泡樹脂材14は充填されておらず、第1キャビティ35内に配された第1端子34の周囲には、図示しない相手側コネクタが嵌合可能な空間が形成されている。
【0065】
図17に示すように、表皮12の第2表皮開口部23の口縁部は、第2ソケット30と、第2カバー24との間に挟まれている。これにより、発泡原料が表皮12の内部に注入された場合に、発泡原料が第2表皮開口部23から外部に漏出しないようになっている。
【0066】
詳細には図示しないが、上記と同様に、表皮12のうち第1カバー16に対応する位置には第1表皮開口部(図示せず)が開口されており、第1表皮開口部の口縁部は、第1ソケット22と、第1カバー16との間に挟まれている。これにより、発泡原料が表皮12の内部に注入された場合に、発泡原料が第1表皮開口部から外部に漏出しないようになっている。
【0067】
アームレスト10の製造工程
続いて、アームレスト10の製造工程の一例を示す。アームレスト10の製造工程は、以下の説明に限定されない。
【0068】
主コネクタ45を介して、主ケーブル43と、シート側ケーブル44と、を接続する。主ケーブル43から分岐した第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39の端末に、それぞれ、第1ソケット22及び第2ソケット30を接続する。
【0069】
合成樹脂材を射出成型することによりフレーム13を形成する。第1分岐ケーブル36を第1配索部50の両側壁に設けられた第1抜け止めリブ53の間に圧入することにより、フレーム13の第1配索部50の内部に第1分岐ケーブル36を収容する。次いで、第1ソケット22を第1ソケット収容部19内に収容する。
【0070】
同様に、第2分岐ケーブル39を第2配索部51の両側壁に設けられた第2抜け止めリブ54の間に圧入することにより、フレーム13の第2配索部51の内部に第2分岐ケーブル39を収容する。次いで、第2ソケット30を第2ソケット収容部27内に収容する。
【0071】
主ケーブル43を主配索部49の内部に収容すると共に、主コネクタ45と、シート側ケーブル44の前端部分と、をコネクタ収容部52内に収容する。その後。固定部材46をフレーム13に組み付けることにより、フレーム13からシート側ケーブル44が導出された状態で、シート側ケーブル44をフレーム13に抜け止め状態で固定する。
【0072】
布、又はレザーを用いて、表皮12を袋状に形成する。表皮12内に、主ケーブル43、第1分岐ケーブル36、及び第2分岐ケーブル39が配索されたフレーム13を挿入する。
【0073】
表皮12の第2表皮開口部23の内部に第2カバー24の第2係止爪26を挿入し、第2係止爪26と第2係止孔28の孔縁部とを係止させることにより、表皮12の第2表皮開口部23の口縁部を第2ソケット30と第2カバー24の第2板部25との間に挟み込んだ状態で、第2カバー24をフレーム13に組み付ける。
【0074】
同様に、第1カバー16についても、第1ソケット22と、第1カバー16の第1板部17との間に挟み込んだ状態で、第2カバー16をフレーム13に組み付ける。
【0075】
内部にフレーム13が配された表皮12を、図示しない型に装着し、公知の手法により、型内において表皮12とフレーム13とを位置決めする。
【0076】
フレーム13の注入口33から発泡原料を注入し、その後、発泡原料を公知の手法により発泡させることにより、発泡樹脂材14を形成する。発泡処理後、型からアームレスト10を取り出す。これによりアームレスト10が完成する。
【0077】
実施形態の作用効果
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係るアームレスト10は、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39と、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39がそれぞれ配索された第1配索部50及び第2配索部51を有するフレーム13と、フレーム13を覆う表皮12と、表皮12の内部に充填された発泡樹脂材14と、を備え、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39は、それぞれ、第1配索部50及び第2配索部51において発泡樹脂材14に埋設されている。
【0078】
上記の構成によると、フレーム13の第1配索部50に第1分岐ケーブル36を配索すると共に、第2配索部51に第2分岐ケーブル39を配索した後に、発泡樹脂材14を表皮12の内部に充填し、その後、発泡樹脂材14を発泡させることにより、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39を発泡樹脂材14に埋設することができる。これにより、内部に発泡樹脂材14を備えたアームレスト10の内部に第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39を配索することができる。
【0079】
また、アームレスト10に力が加えられた場合でも、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39は発泡樹脂材14により保護されているので、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39にまで力が伝達されることが抑制される。
【0080】
また、第1ケーブル36及び第2分岐ケーブル39が発泡樹脂材14に埋設されているから、第1ケーブル36及び第2分岐ケーブル39を固定するための固定部材等を別途設ける必要がない。これにより、アームレスト10の構造をシンプルにすることができると共に、部品点数を削減することができる。
【0081】
また、上記実施形態においては、第1配索部50には、発泡樹脂材14が充填される前の状態において、第1分岐ケーブル36と当接することにより第1分岐ケーブル36が第1配索部50から外れることを抑制する第1抜け止めリブ53が設けられている。また、第2配索部51には、発泡樹脂材14が充填される前の状態において、第2分岐ケーブル39と当接することにより第2分岐ケーブル39が第2配索部51から外れることを抑制する第2抜け止めリブ54が設けられている。
【0082】
上記の構成においては、第1配索部50に配索された第1分岐ケーブル36が、発泡樹脂材14が充填される前の状態において、第1配索部50から外れることを抑制することができる。上記と同様に、第2配索部51に配索された第2分岐ケーブル39が、発泡樹脂材14が充填される前の状態において、第2配索部51から外れることを抑制することができる。これにより、フレーム13に第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39を配索する際に、フレーム13から第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39が外れてしまうことを考慮する必要がなくなるので、アームレスト10の製造効率を向上させることができる。
【0083】
また、本実施形態においては、第1抜け止めリブ53は、第1分岐ケーブル36の延びる方向について両側方から、第1分岐ケーブル36を挟持するようになっている。また、第2抜け止めリブ54は、第2分岐ケーブル39の延びる方向について両側方から、第2分岐ケーブル39を挟持するようになっている。これにより、発泡樹脂材14が充填される前の状態において第1配索部50及び第2配索部51から、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39が外れることを確実に抑制することができる。
【0084】
また、本実施形態においては、第1配索部50及び第2配索部51は溝状に形成されており、第1配索部50及び第2配索部51の底壁には、それぞれ、第1分岐ケーブル36が延びる方向と交差する方向に延びる第1底上げリブ55が突出していると共に、第2分岐ケーブル39が延びる方向と交差する方向に延びる第2底上げリブ56が突出している。
【0085】
上記の構成によれば、溝状をなす第1配索部50に配された第1分岐ケーブル36は、少なくとも第1底上げリブ55が設けられた部分において、第1底上げリブ55の第1配索部50の底壁からの突出寸法の分だけ、第1配索部50の底壁から離間している。これにより、第1分岐ケーブル36と第1配索部50の底壁との間に形成された空間内に発泡樹脂材14が充填されるので、第1分岐ケーブル36を確実に発泡樹脂材14に埋設することができる。同様に、溝状をなす第2配索部51に配された第2分岐ケーブル39は、少なくとも第2底上げリブ56が設けられた部分において、第2底上げリブ56の第2配索部51の底壁からの突出寸法の分だけ、第2底上げリブ56の底壁から離間している。これにより、第2分岐ケーブル39と第2配索部51の底壁との間に形成された空間内に発泡樹脂材14が充填されるので、第2分岐ケーブル39を確実に発泡樹脂材14に埋設することができる。
【0086】
また、本実施形態においては、表皮12は第1表皮開口部を有し、第1表皮開口部からは第1分岐ケーブル36に接続された第1ソケット22が露出している。また、表皮12は第2表皮開口部23を有し、第2表皮開口部23からは第2分岐ケーブル39に接続された第2ソケット30が露出している。
【0087】
上記の構成によれば、乗員の手元の近傍に位置するアームレスト10に設けられた第1ソケット22及び第2ソケット30の一方又は双方に、携帯機器(図示せず)を接続することができる。これにより、携帯機器と第1ソケット22又は第2ソケット30とを接続するためのケーブルを、車両の車室内で取り廻す必要がない。
【0088】
また、本実施形態においては、ケーブルは、主ケーブル43と、主ケーブル43から分岐された第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39と、を有し、第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39のそれぞれには、第1ソケット22及び第2ソケット30が接続されている。
【0089】
上記の構成によれば、1個のアームレスト10に、2個のソケットを設けることができる。これにより、複数の携帯機器を車両に接続することができるので、車両の乗員が携帯機器を使用する場合の利便性を向上させることができる。
【0090】
また、本実施形態においては、第1表皮開口部の口縁部には第1カバー16が取り付けられており、第1カバー16は第1表皮開口部に対応する位置に第1カバー開口部21を有しており、第1カバー開口部21からは第1ソケット22が露出しており、第1カバー16と第1ソケット22との間に、第1表皮開口部の口縁部の近傍に位置する表皮12が挟持されている。同様に、第2表皮開口部23の口縁部には第2カバー24が取り付けられており、第2カバー24は第2表皮開口部23に対応する位置に第2カバー開口部29を有しており、第2カバー開口部29からは第2ソケット30が露出しており、第2カバー24と第2ソケット30との間に、第2表皮開口部23の口縁部の近傍に位置する表皮12が挟持されている。
【0091】
上記の構成によれば、第1カバー16と第1ソケット22により、第1表皮開口部の口縁部の近傍に位置する表皮12が挟まれることにより、表皮12の内部に充填された発泡樹脂材14が第1表皮開口部から漏出することを抑制することができる。同様に、第2カバー24と第2ソケット30により、第2表皮開口部23の口縁部の近傍に位置する表皮12が挟まれることにより、表皮12の内部に充填された発泡樹脂材14が第2表皮開口部23から漏出することを抑制することができる。
【0092】
また、第1表皮開口部及び第2表皮開口部23の口縁部を隠すことができるので、アームレスト10の見栄えを良くすることができる。
【0093】
更に、第1ケット及び第2ソケット30を補強することができるので、第1ケット及び第2ソケット30に相手側プラグが挿抜された場合でも、第1ケット及び第2ソケット30に加えられる力を減じることができる。これにより、第1ケット及び第2ソケット30に不具合が生じることを抑制することができる。
【0094】
<実施形態2>
次に、本明細書に開示された技術の実施形態2を、図18から図20を参照しつつ説明する。
【0095】
図18に示すように、実施形態2に係るフレーム60に形成された第1配索部61の側壁の開口縁には、第1配索部61の内方に突出する第1抜け止め爪62(抜け止め部の一例)が形成されている。第1抜け止め爪62は、第1配索部61の両側壁に、第1配索部61の延びる方向について互い違いに形成されている。
【0096】
第1配索部61の中に配された第1分岐ケーブル36に対して、第1配索部61から外れる方向の力が加えられた場合でも、第1分岐ケーブル36は、第1抜け止め爪62と当接することにより、第1配索部61から外れることが抑制される。
【0097】
図19及び図20に示すように、第1配索部61の底壁には、第1抜け止め爪62に対応する位置に、第1抜け止め爪62を成形するための型抜き孔63が、第1配索部61の底壁に貫通されている。
【0098】
また、図18に示すように、第2配索部64の側壁の開口縁には、第2配索部64の内方に突出する第2抜け止め爪65(抜け止め部の一例)が形成されている。第2抜け止め爪65は、第2配索部64の両側壁に、第2配索部64の延びる方向について互い違いに形成されている。
【0099】
第2配索部64の中に配された第2分岐ケーブル39に対して、第2配索部64から外れる方向の力が加えられた場合でも、第2分岐ケーブル39は、第2抜け止め爪65と当接することにより、第2配索部64から外れることが抑制される。
【0100】
図19に示すように、第2配索部64の底壁には、第2抜け止め爪65に対応する位置に、第2抜け止め爪65を成形するための型抜き孔63が、第2配索部64の底壁に貫通されている。
【0101】
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0102】
表皮12内に発泡樹脂材14を充填する場合、発泡樹脂材14の充填する注入口33から離れた部分には、発泡樹脂材14が流入し難くなる嫌いがある。しかしながら、本実施形態によれば、溝状をなす第1配索部61及び第2配索部64の底壁に形成された型抜き孔63から発泡樹脂材14が第1配索部61及び第2配索部64内に流入するので、第1配索部61及び第2配索部64内のそれぞれに配された第1分岐ケーブル36及び第2分岐ケーブル39を確実に発泡樹脂材14に埋設することができる。
【0103】
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
【0104】
(1)上記実施形態においては、フレーム13は合成樹脂材からなる構成としたが、これに限られず、フレーム13は金属製であってもよい。
【0105】
(2)上記実施形態においては、第1表皮開口部には第1カバー16が取り付けられ、第2表皮開口部23には第2カバー24が取り付けられる構成としたが、これに限られず、第1カバー16及び第2カバー24は省略してもよい。
【0106】
(3)本実施形態においては、1個のアームレスト10に、第1ソケット22及び第2ソケット30が設けられる構成としたが、これに限られず、1個のアームレスト10に、1個のソケットが設けられる構成としてもよく、また、3個以上のソケットが設けられる構成としてもよい。
【0107】
(4)アームレスト10はシート11に対して、回動可能に装着されてもよく、また、回動不能に固定されていてもよい。
【0108】
(5)ソケットは、USB(Universal Serial Bus)用、サンダーボルト(登録商標)用、イーサネット(登録商標)用等、任意の規格のソケットを適宜に選択することができる。
【0109】
(6)上記実施形態においては、配索部は、溝状に形成される構成としたが、これに限られず、フレーム13の一つの面から突出する複数のピンを設け、複数のピンによってケーブルを挟持する構成としてもよい。また、フレーム13の一つの面に鉤状をなす複数の爪を設け、複数の爪によってケーブルを配索する構成としてもよい。
【0110】
(7)上記実施形態においては、第1配索部50の底壁に第1底上げリブ55を設け、第2配索部51の底壁に第2底上げリブ56を設ける構成としたが、第1底上げリブ55及び第2底上げリブ56は省略してもよい。
【符号の説明】
【0111】
10:アームレスト
12:表皮
13:フレーム
14:発泡樹脂材
16:第1カバー
21:第1カバー開口部
22:第1ソケット
23:第2表皮開口部
24:第2カバー
29:第2カバー開口部
30:第2ソケット
36:第1分岐ケーブル
39:第2分岐ケーブル
50,61:第1配索部
51,64:第2配索部
53:第1抜け止めリブ
54:第2抜け止めリブ
55:第1底上げリブ
56:第2底上げリブ
62:第1抜け止め爪
63:型抜き孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
図17
図18
図19
図20