特許第6870148号(P6870148)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6870148フレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ及びフレキシブルスクリーン・モバイル端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6870148
(24)【登録日】2021年4月16日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】フレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ及びフレキシブルスクリーン・モバイル端末
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20210426BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20210426BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20210426BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20210426BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20210426BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   G09F9/00 351
   G09F9/00 312
   G09F9/30 308Z
   H04M1/02 C
   F16C11/04 F
   G06F1/16 312F
   H05K5/02 V
   H05K5/02 R
【請求項の数】21
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-500895(P2020-500895)
(86)(22)【出願日】2018年7月2日
(65)【公表番号】特表2020-529038(P2020-529038A)
(43)【公表日】2020年10月1日
(86)【国際出願番号】CN2018093992
(87)【国際公開番号】WO2019011143
(87)【国際公開日】20190117
【審査請求日】2020年3月6日
(31)【優先権主張番号】201710564446.0
(32)【優先日】2017年7月12日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201720844422.6
(32)【優先日】2017年7月12日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514008309
【氏名又は名称】杭州安費諾飛鳳通信部品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【弁理士】
【氏名又は名称】山根 広昭
(72)【発明者】
【氏名】スー モンユー
【審査官】 川俣 郁子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2015/0366089(US,A1)
【文献】 特表2017−510065(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0085265(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第106255935(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C11/00−11/12
G06F1/00
1/16−1/18
G09F9/00−9/46
H04M1/02−1/23
H05K5/00−5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中間サポートと、左構造と、右構造とを備えており、
左構造と右構造は、それぞれ左サポートと右サポートを備え、
前記左サポートと右サポートは、それぞれ中間サポートの右側と左側に回転可能に連結され、それらの回転軸は平行であり、
前記左サポートと右サポートは、いずれも中間サポートとフレキシブルスクリーン方向に向いて開いたスペースを有し、
前記スペースにはフレキシブルスクリーンをサポートする運動機構が設けられ、
前記運動機構は、フレキシブルスクリーンの幅以上の幅を有するフレキシブルスクリーン・サポートを有し、
前記運動機構には連動する回転フレキシブルスクリーン・サポートと昇降フレキシブルスクリーン・サポートが設けられ、
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートには、開口した第二スライディング・スペースを有し、かつ、ガイド溝が設けられ、
前記ガイド溝は、第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
前記第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートは、前記第二スライディング・スペースにおいて、前記ガイド溝に沿って、中間サポートに向いてスライドするか、或いは中間サポートから遠く離れる方向にスライドし、
昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降方向は、モバイル端末の厚さ方向に対応しており、
ヒンジが閉じられる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは低い位置に降下し、
ヒンジが開かれる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは高い位置に上昇し、
前記運動機構には、前記中間サポートから遠く離れた側の一端に、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートが設けられており、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの回転軸は、左サポートと右サポートの回転軸と平行となり昇降フレキシブルスクリーン・サポートが降下する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは下向きに回転し、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが上昇する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは上向きに回転する、
ことを特徴とするフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項2】
中間サポートと、左構造と、右構造とを備えており、
左構造と右構造は、それぞれ左サポートと右サポートを備え、
前記左サポートと右サポートは、それぞれ中間サポートの右側と左側に回転可能に連結され、それらの回転軸は平行であり、
前記左サポートと右サポートは、いずれも中間サポートとフレキシブルスクリーン方向に向いて開いたスペースを有し、
前記スペースにはフレキシブルスクリーンをサポートする運動機構が設けられ、
前記運動機構は、フレキシブルスクリーンの幅以上の幅を有するフレキシブルスクリーン・サポートを有し、
前記運動機構には連動する回転フレキシブルスクリーン・サポートと昇降フレキシブルスクリーン・サポートが設けられ、
昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降方向は、モバイル端末の厚さ方向に対応しており、
ヒンジが閉じられる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは低い位置に降下し、
ヒンジが開かれる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは高い位置に上昇し、
前記運動機構には、前記中間サポートから遠く離れた側の一端に、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートが設けられており、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの回転軸は、左サポートと右サポートの回転軸と平行となり、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが降下する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは下向きに回転し、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが上昇する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは上向きに回転し、
前記左サポートと右サポートには、昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降ガイド傾斜溝が設けられ、
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは、昇降ガイド軸を介して対応する左サポート又は右サポートの昇降ガイド傾斜溝とスライド可能に連結される、
ことを特徴とするフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項3】
中間サポートと、左構造と、右構造とを備えており、
左構造と右構造は、それぞれ左サポートと右サポートを備え、
前記左サポートと右サポートは、それぞれ中間サポートの右側と左側に回転可能に連結され、それらの回転軸は平行であり、
前記左サポートと右サポートは、いずれも中間サポートとフレキシブルスクリーン方向に向いて開いたスペースを有し、
前記スペースにはフレキシブルスクリーンをサポートする運動機構が設けられ、
前記運動機構は、フレキシブルスクリーンの幅以上の幅を有するフレキシブルスクリーン・サポートを有し、
前記運動機構には連動する回転フレキシブルスクリーン・サポートと昇降フレキシブルスクリーン・サポートが設けられ、
昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降方向は、モバイル端末の厚さ方向に対応しており、
ヒンジが閉じられる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは低い位置に降下し、
ヒンジが開かれる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは高い位置に上昇し、
前記運動機構には、前記中間サポートから遠く離れた側の一端に、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートが設けられており、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの回転軸は、左サポートと右サポートの回転軸と平行となり、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが降下する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは下向きに回転し、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが上昇する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは上向きに回転し、
前記ヒンジには、中間昇降押付ブロックがさらに設けられ、
前記中間サポートにはフレキシブルスクリーンの幅方向に沿って長い穴を有し、
中間昇降押付ブロックの昇降ガイドに対して、前記中間昇降押付ブロックは、さらに連結構造を介して、左サポートと右サポートと連結されて連動し、前記中間昇降押付ブロックの昇降方向はヒンジが閉じられる時に、前記中間昇降押付ブロックは高い位置に上昇して前記長い穴から突き出され、ヒンジが開かれる時に、前記中間昇降押付ブロックは、低い位置に降下して、開かれたフレキシブルスクリーンの中間部位をサポートする、
ことを特徴とするフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項4】
前記中間昇降押付ブロックは、シンクロナス機構にもなり、左サポートと右サポートを同期且つ反対方向に回転させる、
ことを特徴とする請求項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項5】
前記中間昇降押付ブロックは、それぞれ第一連結棒と第二連結棒を介して左サポート及び右サポートと回転可能に連結され、
前記第一連結棒と第二連結棒は、前記中間昇降押付ブロックの中間位置に同軸回転可能に連結され、
前記第一連結棒と左サポートとの連結軸は、左サポートと中間サポートとの回転軸と同軸になり、
前記第二連結棒と右サポートとの連結軸は、右サポートと中間サポートとの回転軸と同軸になる、
ことを特徴とする請求項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項6】
前記運動機構は、対応する左サポート又は右サポートと連結されて、対応する左サポート又は右サポートと連動する、ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項7】
前記運動機構の中間サポートから遠くに離れた一端は、回転フレキシブルスクリーン・サポートを介して対応する左サポート又は右サポートと連結され、
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの、中間サポートから遠くに離れた側の一端は、対応する左サポート又は右サポートに回転可能に連結され、
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの、中間サポートに近い側の一端は、昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結されるとともに、昇降フレキシブルスクリーン・サポートに対してスライド且つ回転することができ、
中間サポートの左右両側は、連結機構を介して左右両側の昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは、対応する左サポート又は右サポートと連結されて、対応する左サポート又は右サポートと連動する、
ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項8】
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートは、開口した第一スライディング・スペースを有し、かつ、ガイド溝が設けられ、
前記ガイド溝は、第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートは、前記第一スライディング・スペースにおいて、前記ガイド溝に沿って、昇降フレキシブルスクリーン・サポートに向いてスライドするか、或いは昇降フレキシブルスクリーン・サポートから遠く離れる方向にスライドする、
ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項9】
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートにはガイド溝が設けられるとともに、当該ガイド溝を介して昇降ガイド軸に動作可能にインサート連結される、
ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項10】
前記中間サポートは連結棒を介して昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結される、
ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項11】
前記中間サポートは連結棒を介して昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降ガイド軸と連結される、
ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項12】
シンクロナス機構がさらに設けられ、左サポートと右サポートを同期且つ反対方向に回転させる、ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項13】
前記左サポートと右サポートは、それぞれケーシング又はケーシングの構成部分となり、ケーシングの中にはモバイル端末の回路基板と回路基板と連結される部品が設けられる、
ことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ。
【請求項14】
フレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジが設けられた、フレキシブルスクリーン・モバイル端末であって、
フレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジは、中間サポートと、左構造と、右構造とを備えており、
左構造と右構造は、それぞれ左サポートと右サポートを備え、
前記左サポートと右サポートは、それぞれ中間サポートの右側と左側に回転可能に連結され、それらの回転軸は平行であり、
前記左サポートと右サポートは、いずれも中間サポートとフレキシブルスクリーン方向に向いて開いたスペースを有し、
前記スペースにはフレキシブルスクリーンをサポートする運動機構が設けられ、
前記運動機構は、フレキシブルスクリーンの幅以上の幅を有するフレキシブルスクリーン・サポートを有し、
前記運動機構には連動する回転フレキシブルスクリーン・サポートと昇降フレキシブルスクリーン・サポートが設けられ、
昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降方向は、モバイル端末の厚さ方向に対応しており、
ヒンジが閉じられる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは低い位置に降下し、
ヒンジが開かれる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは高い位置に上昇し、
前記運動機構には、前記中間サポートから遠く離れた側の一端に、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートが設けられており、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの回転軸は、左サポートと右サポートの回転軸と平行となり、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが降下する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは下向きに回転し、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが上昇する場合に、回転フレキシブルスクリーン・サポートは上向きに回転し、
前記フレキシブルスクリーンは、左サポートと右サポート、回転フレキシブルスクリーン・サポート及び昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結される、
ことを特徴とするフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項15】
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートは、開口した第一スライディング・スペースを有し、かつ、ガイド溝が設けられ、
前記ガイド溝は、第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートは、前記第一スライディング・スペースにおいて、前記ガイド溝に沿って、昇降フレキシブルスクリーン・サポートに向いてスライドするか、或いは昇降フレキシブルスクリーン・サポートから遠く離れる方向にスライドし、
前記フレキシブルスクリーンは、左サポートと右サポート、回転フレキシブルスクリーン・サポート及び昇降フレキシブルスクリーン・サポート、第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結される、
ことを特徴とする請求項14に記載されたフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項16】
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートには、トップオープン式第二スライディング・スペースを具備するとともに、ガイド溝が設けられ、前記ガイド溝は第二ライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、前記第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートは、前記第二スライディング・スペースにおいて、前記ガイド溝に沿って中間サポートを向いてスライドするか、或いは中間サポートから遠く離れる方向にスライドし、前記フレキシブルスクリーンはまた第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結される、
ことを特徴とする請求項14または15に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項17】
前記ヒンジには、中間昇降押付ブロックがさらに設けられ、
前記中間昇降押付ブロックと中間サポートの間には、中間昇降押付ブロックの昇降ガイド構造が設けられ、
前記中間昇降押付ブロックは、さらに連結構造を介して、左サポート及び右サポートと連結されて、連動を実現し、その昇降方向は、ヒンジが閉じられる場合、前記中間昇降押付ブロックは高い位置に上昇し、ヒンジが開かれる場合、前記中間昇降押付ブロックは低い位置に降下し、前記フレキシブルスクリーンはまた中間昇降押付ブロックと連結される、
ことを特徴とする請求項14から16までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項18】
前記中間昇降押付ブロックは、シンクロナス機構にもなり、左サポートと右サポートを同期且つ反対方向に回転させる、
ことを特徴とする請求項17に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項19】
前記中間昇降押付ブロックは、それぞれ第一連結棒と第二連結棒を介して左サポート及び右サポートと回転可能に連結され、
前記第一連結棒と第二連結棒は、前記中間昇降押付ブロックの中間位置に同軸回転可能に連結され、
前記第一連結棒と左サポートとの連結軸は、左サポートと中間サポートとの回転軸と同軸になり、
前記第二連結棒と右サポートとの連結軸は、右サポートと中間サポートとの回転軸と同軸になる、
ことを特徴とする請求項18に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項20】
前記運動機構は、対応する左サポート又は右サポートと連結されて、対応する左サポート又は右サポートと連動する、ことを特徴とする請求項14から19までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【請求項21】
前記運動機構の中間サポートから遠くに離れた一端は、回転フレキシブルスクリーン・サポートを介して対応する左サポート又は右サポートと連結され、
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの、中間サポートから遠くに離れた側の一端は、対応する左サポート又は右サポートに回転可能に連結され、
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの、中間サポートに近い側の一端は、昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結されるとともに、昇降フレキシブルスクリーン・サポートに対してスライド且つ回転することができ、
中間サポートの左右両側は、連結機構を介して左右両側の昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは、対応する左サポート又は右サポートと連結されて、対応する左サポート又は右サポートと連動する、
ことを特徴とする請求項14から19までの何れか一項に記載のフレキシブルスクリーン・モバイル端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモバイル端末及びそのヒンジに関するものである。
【背景技術】
【0002】
フレキシブルスクリーンは新しいスクリーンである。フレキシブルスクリーンがモバイル端末の裏側に取付けられるフレキシブルスクリーン・モバイル端末は、ヒンジの開閉によって生じる長さの変化に対応する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、フレキシブルスクリーンをモバイル端末裏側のフレキシブルスクリーン・モバイル端末に取付けて使用できるフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジ、および、かかるヒンジを用いたフレキシブルスクリーン・モバイル端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
フレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジは、中間サポート、左構造及び右構造を備えており、左構造と右構造はそれぞれ左サポートと右サポートを備え、左サポートと右サポートは、それぞれ中間サポートの右側と左側に回転可能に連結され、それらの回転軸は平行となっている。
左サポートと右サポートは、いずれも中間サポートとフレキシブルスクリーン方向に向いて開いたスペースを有し、スペースにはフレキシブルスクリーンをサポートする運動機構が設けられ、前記運動機構はフレキシブルスクリーンの幅以上の幅を有するフレキシブルスクリーン・サポートを有し、前記運動機構には連動する回転フレキシブルスクリーン・サポートと昇降フレキシブルスクリーン・サポートが設けられ、昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降方向はモバイル端末の厚さ方向に対応しており、ヒンジが閉じられる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは低い位置に降下し、ヒンジが開かれる場合、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは高い位置に上昇する。
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの回転軸は、左サポートと右サポートの回転軸と平行となり、前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの中間サポートから遠く離れた側の一端には、前記運動機構が設けられ、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが降下する場合、回転フレキシブルスクリーン・サポートは下向きに回転し、昇降フレキシブルスクリーン・サポートが上昇する場合、回転フレキシブルスクリーン・サポートは上向きに回転する。
【0005】
上記技術手段に基づき、本発明ではまた以下好ましい技術手段を使用するか、或いはこれらの好ましい技術手段を組み合わせて使用することもできる。
【0006】
前記運動機構は、対応する左サポート又は右サポートと連結されて、対応する左サポート又は右サポートと連動してもよい。
【0007】
前記運動機構の中間サポートから遠く離れた一端は、回転フレキシブルスクリーン・サポートを介して対応する左サポート又は右サポートと連結され、
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの中間サポートから遠く離れた側の一端は対応する左サポート又は右サポートに回転可能に連結され、
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートの中間サポートに近い側の一端は、昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結されるとともに、昇降フレキシブルスクリーン・サポートに対してスライド且つ回転することができ、
中間サポートの左右両側は、連結機構を介して左右両側の昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは、対応する左サポート又は右サポートと連結されて、対応する左サポート又は右サポートと連動してもよい。
【0008】
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートは、開口した第一スライディング・スペースを有し、かつ、ガイド溝が設けられ、
前記ガイド溝は、第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートは、前記第一スライディング・スペースにおいて、前記ガイド溝に沿って、昇降フレキシブルスクリーン・サポートに向いてスライドするか、或いは昇降フレキシブルスクリーン・サポートから遠く離れる方向にスライドしてもよい。
【0009】
前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートには、開口した第二スライディング・スペースを有し、かつ、ガイド溝が設けられ、前記ガイド溝は第二ススライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、前記第二スライディング・フレキシブルスクリーンサポートは、前記第二スライディング・スペースにおいて、前記ガイド溝に沿って中間サポートを向いてスライドするか、或いは中間サポートから遠く離れる方向にスライドしてもよい。
【0010】
左サポートと右サポートには昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降ガイド傾斜溝が設けられ、前記昇降フレキシブルスクリーン・サポートは昇降ガイド軸を介して対応する左サポート又は右サポートの昇降ガイド傾斜溝とスライド可能に連結されてもよい。
【0011】
前記回転フレキシブルスクリーン・サポートにはガイド溝が設けられるとともに、当該ガイド溝を介して昇降ガイド軸に動作可能にインサート連結されてもよい。
【0012】
前記中間サポートは連結棒を介して昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結されてもよい。
【0013】
前記中間サポートは連結棒を介して昇降フレキシブルスクリーン・サポートの昇降ガイド軸と連結されてもよい。
【0014】
左サポートと右サポートを同期且つ反対方向に回転させるシンクロナス機構がさらに設けられてもよい。
【0015】
前記左サポートと右サポートはそれぞれケーシング又はケーシングの構成部分となり、ケーシングの中にはモバイル端末の回路基板と回路基板と連結される部品が設けられてもよい。
【0016】
前記ヒンジには、中間昇降押付ブロックがさらに設けられ、前記中間サポートにはフレキシブルスクリーンの幅方向に沿って長い穴を有し、中間昇降押付ブロックの昇降ガイドに対して、前記中間昇降押付ブロックは、さらに連結構造を介して、左サポートと右サポートと連結されて連動し、前記中間昇降押付ブロックの昇降方向はヒンジが閉じられる時に、前記中間昇降押付ブロックは高い位置に上昇して前記長い穴から突き出され、ヒンジが開かれる時に、前記中間昇降押付ブロックは、低い位置に降下して、開かれたフレキシブルスクリーンの中間部位をサポートしてもよい。
【0017】
前記中間昇降押付ブロックは、シンクロナス機構にもなり、左サポートと右サポートを同期且つ反対方向に回転させてもよい。
前記中間昇降押付ブロックは、それぞれ第一連結棒と第二連結棒を介して左サポート及び右サポートと回転可能に連結され、前記第一連結棒と第二連結棒は前記中間昇降押付ブロックの中間位置に同軸回転可能に連結され、前記第一連結棒と左サポートとの連結軸は左サポートと中間サポートとの回転軸と同軸になり、前記第二連結棒と右サポートとの連結軸は右サポートと中間サポートとの回転軸と同軸になってもよい。
【0018】
課題を解決するための技術手段は、上記いずれかのフレキシブルスクリーン・モバイル端末用のヒンジが設けられ、前記フレキシブルスクリーンは左サポートと右サポート、回転フレキシブル枢リーンサポート及び昇降フレキシブルスクリーン・サポートと連結される、ことを特徴とするフレキシブルスクリーン・モバイル端末である。
【0019】
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートを設ける場合、前記フレキシブルスクリーンも第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートを設ける場合、前記フレキシブルスクリーンも第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポートと連結され、中間昇降押付ブロックを設ける場合、前記フレキシブルスクリーンも中間昇降押付ブロックに連結されてもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明の技術手段を使用することによって、本発明の構造は合理的であり、内部構造の動作が簡単で、性能が安定的であり、ヒンジが閉じられる時に、曲がる所の近くにおいて比較的広いU形で上部が徐々に傾斜するように閉じられた構造となり、フレキシブルスクリーン・モバイル端末の閉じ/開き操作の需要を満たすだけでなく、フレキシブルスクリーン・モバイル端末が開かれる時に、全面的なサポートを得ることができ、曲がる所が滑らかに変化し、損傷を避けて、使用される。そして、モバイル端末の耐久性をさらに伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は本発明によって提供されるヒンジ実施例が閉じられている時の略図である。
図1a図1aは本発明によって提供されるヒンジ実施例が閉じられている時の断面図である。
図2図2は本発明によって提供されるヒンジ実施例が開かれている時の略図である。
図2a図2aは本発明によって提供されるヒンジ実施例が開かれている時の断面図である。
図3a図3a、図3b、図3cはそれぞれヒンジが閉じられる時から開かれるまで、3つの異なる開き角度のヒンジを示した略図であり、開き角度は次第に大きくなる。
図3b図3a、図3b、図3cはそれぞれヒンジが閉じられる時から開かれるまで、3つの異なる開き角度のヒンジを示した略図であり、開き角度は次第に大きくなる。
図3c図3a、図3b、図3cはそれぞれヒンジが閉じられる時から開かれるまで、3つの異なる開き角度のヒンジを示した略図であり、開き角度は次第に大きくなる。
図4図4は本発明のヒンジ実施例の分解図である。
図5図5はヒンジ中の中間昇降押付ブロックの略図である。
図6図6はヒンジ中の中間サポートの略図である。
図7図7はヒンジ中の昇降フレキシブルスクリーン・サポートの略図である。
図8図8はヒンジ中の回転フレキシブルスクリーン・サポートの略図である。
図9図9はフレキシブルスクリーンの閉じ/開き状態の変化図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図面のとおり、本発明によって提供されるフレキシブルスクリーン・モバイル端末は、中間サポート1や左構造及び右構造を備えている。左構造と右構造は、それぞれ左サポート21と右サポート22を備えている。左サポート21と右サポート22は、それぞれ中間サポート1の右側と左側に回転可能に連結されている。それらの回転軸210、220は、平行となっている。
【0023】
左サポート21と右サポート22は、フレキシブルスクリーン100の主たるサポートエリアをサポートする役割を有している。左サポート21と右サポート22は、プレート状でありうる。また、左サポート21と右サポート22は、モバイル端末のケーシング又はケーシングの一部を構成しうる。ケーシングンの中には、モバイル端末の回路基板や回路基板と連結される部品などが設けられうる。
【0024】
中間サポートとフレキシブルスクリーンに向けられた左サポート21と右サポート22のそれぞれのオープンスペース200に、ヒンジが設けられている。
【0025】
フレキシブルスクリーンをサポートする運動機構は、スペース200に設けられている。運動機構は、フレキシブルスクリーンの幅以上の幅を有するフレキシブルスクリーン・サポートを有している。
【0026】
ヒンジが閉じられる場合、図1aの形状を形成する。ヒンジが開かれる場合、図2aの形状を形成する。傾斜且つ昇降の方式によって、ヒンジ機械構造が閉じ/開き時の伸長又は縮小の需要を吸収又は満足する。フレキシブルスクリーンは、運動機構に常時くっつきつつ、滑らかに曲っていき、開かれる時には全面的なサポートが得られる。
【0027】
運動機構は、連動する回転フレキシブルスクリーン・サポート3と昇降フレキシブルスクリーン・サポート4とを備えている。昇降フレキシブルスクリーン・サポート4が上昇・降下する方向は、モバイル端末の厚さ方向に対応している。
【0028】
ヒンジが閉じられる場合、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は、低い位置(図1aを参照)に降下する。ヒンジが開かれる場合、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は高い位置(図2aを参照)に上昇する。回転フレキシブルスクリーン・サポート3と昇降フレキシブルスクリーン・サポート4はいずれも扁平な部品にすることができる。
【0029】
回転フレキシブルスクリーン・サポート3の回転軸30は、左サポート21と右サポート22の回転軸210、220と平行である。
【0030】
運動機構は、中間サポート1から遠く離れた側の一端に、回転フレキシブルスクリーン・サポート3を備えている。
昇降フレキシブルスクリーン・サポート4が降下すると、回転フレキシブルスクリーン・サポート3は下向きに回転する。
昇降フレキシブルスクリーン・サポート4が上昇すると、回転フレキシブルスクリーン・サポート3は上向きに回転する。
そして、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4が高い位置に上昇すると、回転フレキシブルスクリーン・サポート3は、開かれたフレキシブルスクリーンをサポートするために、高い位置に回転する。
【0031】
左側構造と右側構造は、いずれも運動機構を備えている。運動機構は、対応する左サポート21又は右サポート22と連動するように、左サポート21又は右サポート22に連結されている。左サポート21又は右サポート22が手動で開く又は閉じる時に、運動機構は自動的に連動する。
【0032】
好ましくは、中間サポート1から遠く離れた側の運動機構の一端は、回転フレキシブルスクリーン・サポート3によって、対応する左サポート21又は右サポート22と連結される。回転フレキシブルスクリーン・サポート3の中間サポート1から遠く離れた側の一端は、対応する左サポート21又は右サポート22に回転可能に連結されている。
【0033】
回転フレキシブルスクリーン・サポートの中間サポートに近い側の一端は、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4に連結されるとともに、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4に対してスライドし且つ回転することができる。中間サポートの左右両側は、連結機構を介して左右両側の昇降フレキシブルスクリーン・サポート4にそれぞれ連結されている。昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は、対応する左サポート又は右サポートに連結されるように、対応する左サポート21又は右サポート22に接続されている。
【0034】
さらに好ましくは、回転フレキシブルスクリーン・サポート3は、第一スライディング・スペース31を有するとともに、ガイド溝32が設けられている。ガイド溝は、第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート51に連結される。第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート51は、第一スライディング・スペース31において、ガイド溝32に沿って、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4に向けてスライドするか、或いは昇降フレキシブルスクリーン・サポート4から遠く離れる方向に向けてスライドするとともに、回転フレキシブルスクリーン・サポート3とともに回転する。
【0035】
昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は、第二スライディング・スペース41を有するとともに、ガイド溝42が設けられている。ガイド溝42は、第二ススライディング・フレキシブルスクリーン・サポート52に連結される。第二スライディング・フレキシブルスクリーンサポート52は、第二スライディング・スペース42において、ガイド溝42に沿って、中間サポート1に向けてスライドするか、或いは中間サポート1から遠く離れる方向に向けてスライドするとともに、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4とともに上昇し、かつ、降下する。
【0036】
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート51と第二ススライディング・フレキシブルスクリーン・サポート52は、扁平な部品にすることもできる。
【0037】
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート51と第二ススライディング・フレキシブルスクリーン・サポート52は、ヒンジが閉じられる時に、比較的広いU形で上部が徐々に傾斜するように閉じられたU形の側面にそれぞれ対応している。ヒンジが閉じられる時に、フレキシブルスクリーンが速やかに曲がり、かつ、湾曲し、さらにフレキシブルスクリーンはより全面的にサポートされる。
【0038】
好ましくは、左サポート21と右サポート22は、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4の昇降ガイド傾斜溝24を備えている。昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は、昇降ガイド軸40を介して対応する左サポート21又は右サポート22の昇降ガイド傾斜溝24とスライド可能に連結される。一つの昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は、二つの昇降ガイド傾斜溝24に装着されている。必要に応じて、昇降フレキシブルスクリーン・サポート4は、複数の部材で構成されていてもよく、それに従い昇降ガイド傾斜溝24が増やされうる。
【0039】
回転フレキシブルスクリーン・サポート3は、ガイド溝32の前方にガイド溝33を備えており、当該ガイド溝33を通して、昇降ガイド軸40に動作可能にインサート連結されており、スライドおよび回転できるように両者を連結させたリンクが形成されている。
【0040】
好ましくは、中間サポート1は、連結棒6を介して昇降フレキシブルスクリーン・サポート4と連結されている。さらに好ましくは、中間サポート1は、連結棒6を介して昇降フレキシブルスクリーン・サポート4の昇降ガイド軸40に連結されている。
【0041】
ヒンジは、左サポート21と右サポート22を同期させ、且つ、反対方向に回転させるシンクロナス機構も備えている。
【0042】
ヒンジは、中間昇降押付ブロック7をさらに備えている。中間昇降押付ブロック7と中間サポートとには中間昇降押付ブロックを昇降させるための昇降ガイド構造が設けられている。当該昇降ガイド構造は、好ましくは、中間サポート1の中間に形成された長いガイド穴10である。中間昇降押付ブロック7は、さらに左サポート21と右サポート22に連動するように、連結構造を介して、左サポート21と右サポート22に連結されている。
【0043】
中間昇降押付ブロック7の昇降方向は、ヒンジが閉じられる場合、中間昇降押付ブロックが高い位置に上昇して、長い穴10(図1aを参照)から突き出される。ヒンジが開かれる場合、開かれたフレキシブルスクリーンの中間部位をサポートするように中間昇降押付ブロック7は低い位置に降下する(図2aを参照)。
【0044】
このように、曲がる所の近くにおいて比較的広いU形で上部が徐々に傾斜するように閉じられた構造を形成し、フレキシブルスクリーンの中部をサポートするだけでなく、ヒンジが閉じられてフレキシブルスクリーンが曲がる時に、湾曲部位に対してもサポートする作用がある。フレキシブルスクリーンが湾曲するのを補助し、フレキシブルスクリーンを保護作用がある。中間昇降押付ブロックの長さはフレキシブルスクリーン幅以上である。
【0045】
中間昇降押付ブロック7は、シンクロナス機構にもなる。好ましくは、中間昇降押付ブロック7は、それぞれ第一連結棒81と第二連結棒82を介して、左サポート21と右サポート22と回転可能に連結されている。
【0046】
第一連結棒81と第二連結棒82は、中間昇降押付ブロック7の中間位置に同軸で回転可能に連結されている。その軸の記号は70である。軸70は、第一連結棒81及び第二連結棒82毎にそれぞれ設けられていてもよい。第一連結棒81と左サポート21との連結軸は、左サポート21と中間サポート1との回転軸210と同軸(同一軸、又は区切り別に設置)になる。第二連結棒82と左サポート22との連結軸は、左サポート22と中間サポート1との回転軸220と同軸(同一軸、又は区切り別に設置)になる。
【0047】
本発明のヒンジを利用したフレキシブルスクリーン・モバイル端末において、フレキシブルスクリーンは左サポートと右サポート、回転フレキシブルスクリーン・サポート及び昇降フレキシブルスクリーン・サポートによってフレキシブルスクリーンが開かれる時のサポート平面を形成する。
【0048】
第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート51、第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート52及び/又は中間昇降押付ブロック7が設けられていれば、フレキシブルスクリーンは、対応する第一スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート51、第二スライディング・フレキシブルスクリーン・サポート52及び/又は中間昇降押付ブロック7とも連結される。これらの部品も、互いに左サポートと右サポート、回転フレキシブルスクリーン・サポート及び昇降フレキシブルスクリーン・サポートと一緒にフレキシブルスクリーンが開かれる時のサポート平面を形成する。
【0049】
上記内容は単なる本発明の最良の実施形態に過ぎなく、本発明の構造はこれに限られず、本分野の技術者が本発明の分野において、行われたすべての変動又は修飾は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
図1
図1a
図2
図2a
図3a
図3b
図3c
図4
図5
図6
図7
図8
図9