【文献】
kintone(キントーン)-Excelファイルからkintoneアプリを作成する方法(2013年3月版の新機能),日本,サイボウズ株式会社,2013年 3月,検索日 2020.10.21,URL,https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2013-03excel.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
タイトルと該タイトルに関連付けられた1以上のデータとを含むデータファイルを読み込んで、該タイトルに対応する第1テキストと1以上の該データにそれぞれ対応する1以上の第2テキストとを取得する第1手段と、
前記第1テキストに対応する項目を少なくとも含む項目パーツの定義情報として該項目のサイズを特定可能な第2のプロパティを、1以上の前記第2テキストの長さを用いて設定する第2手段と、
を備える情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明のアプリケーション作成支援システム1の全体の構成の一例を
図1に示す。アプリケーション作成支援システム1は,企業などで利用するコンピュータシステムであって,後述する項目パーツを画面にレイアウト(配置)することによって,アプリケーションソフトウェアを作成することができるコンピュータシステムである。
【0026】
アプリケーション作成支援システム1は,企業などのシステムエンジニアや業務の担当者が操作するコンピュータでされる。コンピュータとしてはパーソナルコンピュータを用いることが好適であるが,タブレット型コンピュータ,スマートフォンなどの可搬型通信端末であってもよい。
図2にコンピュータのハードウェア構成の一例を示す。コンピュータには,プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置70と,情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置71と,演算装置70の処理結果や記憶装置71に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置74とを有している。また,ディスプレイなどの表示装置72と,キーボードやポインティングデバイス(マウスやテンキーなど)などの入力装置73とを有していてもよい。
【0027】
なお,各図面では,各コンピュータが一台のコンピュータで実現される場合を示したが,複数台のコンピュータにその機能が分散配置され,実現されても良い。また,本発明における各手段は,その機能が論理的に区別されているのみであって,物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。たとえば,アプリケーション作成支援システム1は,サーバやクラウドサーバなどで機能しており,アプリケーション作成支援システム1を操作する操作者のコンピュータからの操作で機能してもよい。
【0028】
アプリケーション作成支援システム1は,項目パーツ記憶部10と画面レイアウト設定処理部11と画面レイアウト記憶部12とシステム生成処理部13とマスター記憶部14とを有している。
【0029】
項目パーツ記憶部10は項目パーツの定義情報を記憶する。項目パーツとは,意味づけまたは関連づけがされた一または二以上の項目(オブジェクト)であり,項目パーツの定義情報とは,項目パーツがベース画面に配置されるとき,項目パーツに含まれる項目がどのように配置されるのかを示す情報である。項目パーツの定義情報は,ベース画面ごとに記憶される。
【0030】
項目パーツの定義情報としては,項目の配置可能領域,配置方向,属性,桁数,見出し,計算式等がある。
図4に項目パーツの定義情報の一例を模式的に示す。
図4の項目パーツの定義情報では,生年月日(年齢付)の項目パーツ,住所の項目パーツ,性別の項目パーツの各定義情報を示している。生年月日(年齢付)の項目パーツにおいては,項目として生年月日の項目,年齢の項目,「歳というラベル」を表示する項目がある。そして項目の詳細情報として,配置方向は,画面に当該項目をドラッグしたときの配置方向であり,配置方向「右」とは,「生年月日」,「年齢」,「歳というラベル」という各項目を右方向に並べることを意味している。また,属性は項目のデータ型であり,桁数はその項目の桁数であり,編集方法はそのデータの編集方法である。また計算式は,どのような演算を行うかの数式である。また,住所の項目パーツにおける項目詳細情報として配置方向「下」とは,各項目を下方向に並べることを意味している。また設定先とはテーブルにおけるデータの出力先を示している。したがって設定先が「住所グループ.郵便番号」であれば,「住所グループ」のテーブルの「郵便番号」にデータが出力される。また,性別の項目パーツにおける項目詳細情報としての「選択肢」は,オプションボタンとして「不明」,「男性」,「女性」の3つの選択肢があることを意味している。
【0031】
項目とは,文字列,数値,数字や文字のコード,日付,元号選択日付,日時,チェックボックス,オプションボックス,コンボボックスなど,アプリケーションソフトウェアの画面に配置するオブジェクトを指す。
【0032】
項目の関連づけとは,機能を利用するために複数の項目の組み合わせを設定することである。たとえば「生年月日(年齢付)」という項目パーツを設定する場合には,「日付」という項目と「数値」の項目の2つの項目の関連性を設定する。ここでの関連性は,現在の日付から「日付」に入力された日付を減算し(年齢を演算する計算式を設定し),その結果を「数値」の項目に表示させることである。
【0033】
項目の意味づけとは,項目に目的に応じたプロパティを設定することである。たとえば上述の「生年月日(年齢付)」という項目パーツを設定する場合には,関連づけられた「日付」項目と「数値」項目について,「日付」項目について「生年月日」という名称の設定をし(意味を付けて),「数値」項目について「年齢」という名称の設定(意味を付ける)をする。また,都道府県を選択可能とする選択肢の場合には,「コンボボックス」項目について,「都道府県を選択させる」という意味を付けて,選択肢として「都道府県名」を設定したものが「都道府県」の意味づけがされた項目となる。
【0034】
上述の「生年月日(年齢付)」という項目パーツは,「生年月日」という名称が設定された「日付」項目と「年齢」という名称が設定された「数値」項目とからなり,2つの項目には年齢を演算する計算式が設定され,その計算結果が「数値」項目に表示されるという,関連づけが設定されている。
【0035】
項目パーツとしては,上述のほかに,「名称(フリガナ付)」,「住所グループ」,「補助マスター」,「性別」,「血液型」,「メール」,「イメージ」といった項目パーツがあってもよい。
【0036】
「名称(フリガナ付)」の項目パーツは,2つの「文字列」の項目があり,その関連性として,「名称」という名称の設定をした「文字列」項目について,その文字列のフリガナをもう一つの「フリガナ」という名称の設定をした「文字列」項目に反映する関連づけが設定されている。
【0037】
「住所グループ」の項目パーツは,3つの「文字列」の項目があり,「郵便番号」という名称の設定をした「文字列」項目と,「電話番号」という名称の設定をした「文字列」項目と,「住所」という名称の設定をした「文字列」項目とがある。そして,「郵便番号」の項目に入力された郵便番号に基づいて住所を検索し,「住所」という名称の設定をした「文字列」項目に,その住所が反映する関連づけが設定されている。また,「住所グループ」について,宛名シールやはがきの宛先として印字可能な設定がされている。なお,「住所」の「文字列」の項目については,「都道府県」(住所1),「市区町村」(住所2),「番地」(住所3)などさらに複数の「文字列」の項目に分かれていても良い。
【0038】
「補助マスター」の項目パーツは,「コード」と「文字列」の項目があり,「分類コード」という名称の設定をした「コード」項目と,「分類名称」という名称の設定をした「文字列」項目とについて,「コード」項目に入力された数字や文字のコードに基づいて,所定のデータベースを検索して,対応する分類名称を抽出し,その分類名称を「文字列」の項目に反映させる関連づけが設定されている。
【0039】
「性別」の項目パーツは,「オプションボタン」の項目であり,その選択肢として「不明」,「男性」,「女性」が選択可能なように関連づけが設定されている。
【0040】
「血液型」の項目パーツは,「オプションボタン」の項目であり,その選択肢として「不明」,「A型」,「B型」,「O型」,「AB型」が選択可能なように関連づけが設定されている。
【0041】
「メール」の項目パーツは,「電子メールアドレス」の項目であり,電子メールアドレスを登録するのに最適な桁数,入力可能文字種,直接メーラー(電子メールを送受信するアプリケーションソフトウェア)を起動できる設定などが意味づけられている。
【0042】
「イメージ」の項目パーツは,画像情報のアップロードが可能な「イメージパス」の項目であり,顔写真の画像情報や名刺の画像情報などをアップロードして,イメージ表示領域に表示する設定などが意味づけられている。
【0043】
なお上述の各項目パーツにおける項目には,それぞれ入力可能な桁数,入力可能な文字種別(日本語,ローマ字のみ,英数字など)が,項目の意味づけとして設定されている。
【0044】
画面レイアウト設定処理部11は,アプリケーションソフトウェアで用いる画面レイアウト情報を記憶する。画面レイアウト情報は,ベースとなるベース画面に,項目パーツ記憶部10に記憶する項目パーツが配置され,ベース画面における各項目の配置位置,各項目パーツのうち使用されている項目の情報などが画面レイアウト情報として,後述する画面レイアウト記憶部12に記憶される。すなわち,ユーザが項目パーツをベース画面に配置すると,項目パーツ記憶部10における項目パーツの定義情報を参照し,項目パーツに含まれる項目の詳細情報にしたがって各項目が配置,表示され,それらが画面レイアウト情報として画面レイアウト記憶部12にベース画面ごとに記憶される。なお,項目パーツのほかに,項目をベース画面に配置できても良い。
【0045】
画面レイアウト記憶部12は,画面レイアウト設定処理部11でベース画面に対する項目および/または項目パーツの配置の入力を受け付けた画面レイアウト情報を記憶する。本発明のアプリケーション作成支援システム1では,データ管理を行う簡易的なアプリケーションソフトウェアの作成支援を目的としている。そのため,一または複数の画面(ベース画面)におけるデータの入出力と,そこで入出力されるデータの管理機能があれば足りる。画面で入出力されるデータの管理を行うデータベースやデータファイルについても,後述するシステム生成処理部13が画面レイアウト記憶部12に記憶した画面レイアウト情報を用いて自動的に作成する。ここで記憶した画面レイアウト情報を用いれば,画面およびその画面における項目(オブジェクト)に対する処理を備えたアプリケーションソフトウェアとして用いることができる。
【0046】
システム生成処理部13は,画面レイアウト記憶部12に記憶した画面レイアウト情報に基づいて,その画面で用いる項目のマスターに関する情報を生成する。すなわち,画面レイアウト情報での項目パーツにおける各項目のデータの型や桁数などのプロパティに応じたテーブルを定義し,そのテーブルを生成する。また,各項目のデータの結合表を定義し,パラメータを定義する。システム生成処理部13で定義したテーブル,結合表,パラメータは,マスター記憶部14に記憶させる。
【0047】
マスター記憶部14は,システム生成処理部13で生成したテーブル,結合表,パラメータなどのマスターに関する情報を記憶する。
【0048】
アプリケーションソフトウェアは,画面レイアウト情報記憶部12で記憶した画面レイアウト情報と,マスター記憶部14に記憶した各テーブル,結合表,パラメータなどのマスターに関する情報とに基づいて機能する。すなわち,画面レイアウト情報記憶部12に記憶した画面レイアウト情報に基づいて画面が表示され,そこに入出力されるデータを,マスター記憶部14に記憶されるマスターで処理を実行する。この一連の処理によって,アプリケーションソフトウェアが実行される。
【実施例1】
【0049】
つぎに本発明のアプリケーション作成支援システム1を用いた処理プロセスの一例を
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0050】
本発明のアプリケーション作成支援システム1を用いてアプリケーションソフトウェアを作成することを所望するユーザ(企業等のシステムエンジニアや業務担当者など)は,コンピュータで所定の操作をすることで,アプリケーション作成支援システム1を起動させることで,項目パーツを用いた画面レイアウトの設定処理を実行する(S100)。
【0051】
アプリケーション作成支援システム1は,
図5に示すようなメニュー画面を表示後,基本となる画面(ベース画面)を作成するため,「ファイル」,「新規作成」,「ベース画面」を選択することで,
図6に示すベース画面新規作成画面を表示させる。ベース画面には3種類の画面タイプがあり,マスタータイプベース画面(
図7),履歴タイプベース画面(
図8),伝票タイプベース画面(
図9)が選択可能である。
【0052】
マスタータイプベース画面は,顧客マスターや商品マスターのように1データを1画面で入力する画面である。履歴タイプベース画面は,マスタータイプベース画面で作成したデータに紐づく複数の明細を入力する画面であって,購入履歴や問い合わせ履歴など複数の異なる明細を1画面で入力,確認が可能である。伝票タイプベース画面は売上伝票などのイメージでヘッダー部と明細部を入力する画面である。1画面に1種類の明細のみ入力できる。
【0053】
図6におけるベース画面新規作成画面において,たとえばシステム名,画面名の入力と,ベース画面の画面タイプの選択を画面レイアウト設定処理部11で受け付ける。たとえばシステム名として「顧客情報登録システム」,画面名として「顧客情報登録」,画面タイプとして「マスタータイプベース画面」の入力,選択を受け付ける。
【0054】
つぎに,画面レイアウト設定処理部11は,
図10に示すシステム名設定画面に基づいて,システム名,システム生成時のパラメータの採番開始値などの情報の入力を受け付ける。そして,項目パーツ記憶部10に記憶する項目パーツ定義情報における名称を抽出して選択可能にするとともに,所定の操作を受け付けることで,項目パーツをベース画面(ここではマスタータイプベース画面)上に配置する。
【0055】
たとえば「名称(フリガナ付)」,「住所」,「性別」,「生年月日」,「メール」,「顧客分類コード」の各項目パーツをマスタータイプベース画面に配置する。各項目パーツが配置されたベース画面の一例が
図11および
図12である。
図12では
図11のマスタータイプベース画面において一部の項目パーツがどのように選択,配置されているのかを示している。なお項目パーツの配置は,利用する項目パーツを選択後,それをベース画面上にドラッグアンドドロップにより配置可能である。
【0056】
以上のように,選択したベース画面に,画面上に配置したい項目パーツをドラッグアンドドロップをするだけでアプリケーションソフトウェアを作成することができる。
【0057】
たとえば「名称(フリガナ付)」の項目パーツを配置することで,「名称」,「フリガナ」の2つの項目について,それぞれ標準的な項目の名称,桁数,編集方法が設定され(意味づけされ),さらに,「名称」項目には「フリガナ」項目にカナを設定する関連づけが設定された状態で配置される。さらに,自動的に,この情報の「名称項目」(「顧客コード」と対で表示される「顧客名」として使われる項目)や,「索引項目」(「情報を検索する際の「索引」として扱われる項目)として意味づけがされている。したがって,以上のような設定がされた項目が容易に配置可能となる。
【0058】
また「住所グループ」の項目パーツを配置することで,「郵便番号」,「住所」,「電話番号」の各項目について,それぞれ標準的な項目の名称,桁数,編集方法が設定され(意味づけがされ),自動的に郵便番号辞書を利用する項目として,同一グループに各項目が関連づけられている。さらに,はがきや宛名シールの宛先としても意味づけの設定がされている。このような設定がされた項目が容易に配置可能となる。これを模式的に示すのが
図13である。
【0059】
さらに「補助マスター」の項目パーツを配置することで,「名称付補助マスターコード」が配置される。「補助マスターコード」と「補助マスター名称」とは配置時にマスター名称,それぞれの桁数などを設定する画面が表示させ,設定可能である。また,自動的に「補助マスターコード」と「補助マスター名称」との関連づけが設定され,「補助マスターコード」には補助マスターの検索処理とメンテナンス用の入力処理の起動が設定(意味づけられる)。このような設定がされた項目が容易に配置可能となる。これを模式的に示すのが
図14である。
【0060】
なお,ユーザが項目パーツをベース画面にドラッグアンドドロップして項目パーツを配置する場合,画面レイアウト設定処理部11は,配置する項目パーツの定義情報における配置可能領域を参照して配置可能か否かを判定し,配置可能であれば,項目詳細情報の配置方向を参照して,ベース画面への配置処理を行う。
【0061】
たとえば配置する項目パーツが「生年月日(年齢付)」であった場合,その項目パーツ定義情報は,
図4に示すものとなる。そのため,まず項目パーツの配置可能領域を参照し,それが全領域なので配置可能と判定し,つぎに項目詳細情報の配置方向を参照すると,「右」となるので,「生年月日」,「年齢」,「歳というラベル」の各項目が「右」に並ぶように配置する。
【0062】
また配置する項目パーツが「住所」であった場合,その項目パーツ定義情報は
図4に示すものとなるので,まず項目パーツの配置可能領域を参照し,配置された場所が「メイン領域」であるかを判定する。メイン領域である場合には配置可能と判定し,つぎに項目詳細情報の配置方向が「下」なので,「郵便番号」,「住所」,「電話番号」の各項目が上から順に縦方向に並ぶ方に配置する。
【0063】
ドラッグした位置によってはベース画面からはみ出す場合もあるが,その場合には,ベース画面内に収まるように,各項目を重ねて配置する。また,ベース画面のサイズを入力可能なようにしておけば,画面レイアウト設定処理部11でベース画面のサイズを広げる入力を受け付けると,項目の重なりを解消することができる。
【0064】
以上のようにして作成した画面について,所定の操作を行うことで,画面レイアウト設定処理部11は,ベース画面およびベース画面上に配置された項目パーツの位置情報や,項目パーツにおける使用されている項目の情報などを画面レイアウト情報として画面レイアウト記憶部12に記憶させる。そして画面レイアウト記憶部12に記憶された画面レイアウト情報に基づいて,システム生成処理部13が,項目パーツにおける項目のマスターに関する情報としてテーブル,結合表,パラメータを定義し,それらを生成してマスター記憶部14に記憶させる。このように,画面およびその画面における項目(オブジェクト)に対する処理を備えたアプリケーションソフトウェアを,アプリケーション作成支援システム1が自動的に作成する。
【0065】
以上のような処理を画面(ベース画面)ごとに繰り返すことで,簡易的なアプリケーションソフトウェアであれば,誰でもが容易に作成することができる。
【実施例2】
【0066】
本発明の別の実施態様として,画面レイアウト設定処理部11は,ベース画面で画面レイアウト情報を設定する際に,グリッドを用いて項目パーツ等の配置をしてもよい。グリッドとは項目パーツなど,ベース画面上に配置するオブジェクトを所定の間隔で配置させるものである。
【0067】
たとえばグリッドとしては,「細かい」,「普通」,「粗い」のように項目配置間隔のボタンが用意され,その各項目配置間隔に応じた値(グリッドの値)が記憶されている。画面レイアウト設定処理部11は,ユーザが選択したグリッドに対応する項目配置間隔の値を取得し,この値を用いて,配置方向にグリッドに沿って項目パーツを配置する。この配置は,ユーザが選択した項目配置間隔の値に応じた演算式で,各項目パーツにおける項目の配置間隔を算出した上で,各項目を配置すれば良い。
【0068】
このようにグリッドによる配置を設けることで,ユーザは,配置間隔の異なるグリッドボタンを押下するだけで,容易に項目の配置間隔を変更させて,整理された状態での項目パーツを配置することができる。
【0069】
これを模式的に示すのが
図15,
図16である。
図15は,ベース画面のグリッドとして「細かい」が選択されたときに,画面レイアウト設定処理部11が項目パーツ「住所」をベース画面に配置した場合である。
図16は,ベース画面のグリッドとして「粗い」が選択されたときに,画面レイアウト設定処理部11が項目パーツ「住所」をベース画面に配置した場合である。
【実施例3】
【0070】
本発明の別の実施態様として,ベース画面に配置する項目パーツについて,配置回数を指定し,同時に複数の項目パーツを配置可能としてもよい。たとえば,上述の例でいえば,ベース画面には「住所グループ」の項目パーツを配置しているが,アプリケーションソフトウェアによっては,自宅住所,勤務先住所,連絡先住所等,「住所グループ」の項目パーツを複数配置することを所望する場合もある。
【0071】
その場合,「住所グループ」の項目パーツを3回,ベース画面上に配置しても良いが,配置回数を指定することで,同時に3つの「住所グループ」を配置可能としても良い。これによって,一度に複数の項目パーツを配置することができ,項目パーツの配置の負担を減らすことができる。
【0072】
図17に複数の項目パーツを配置する際の画面の一例を模式的に示す。
図17の画面では,「配置する数」を選択することで,住所グループを配置する数が入力可能になっている。
【実施例4】
【0073】
本発明の別の実施態様として,さらに,たとえば表計算ソフトウェアなどで作成されているスプレッドシートにおけるデータについて,アプリケーションソフトウェアを作成して移行したい場合がある。この場合には,対応する項目パーツを事前に作成する必要があるが,以下のような処理を実行することで,項目パーツを簡単に作成し,項目パーツ記憶部10に記憶させることができる。なお,スプレッドシートとは,X軸方向,Y軸方向に対してマス目(セル)が並んでおり,そのマス目に数値や数式などを入力することで,さまざまな演算が可能となっているデータファイルである。
【0074】
すなわち,アプリケーション作成支援システム1では,スプレッドシートのデータに基づいて項目パーツの作成をし,項目パーツ記憶部10に記憶させる項目パーツ作成処理部15をさらに備えている。この場合のアプリケーション作成支援システム1のシステム構成の一例を
図18に示す。
【0075】
項目パーツ作成処理部15では,アプリケーション作成支援システム1で所定の操作をすることで,
図19に示す,スプレッドシートからの読込設定画面を表示させる。そして,読込設定画面において,読み込む対象とするファイル(スプレッドシートのファイル),読込対象のシート,読込範囲の指定(タイトル行,データ行数など)を指定する。この指定を画面レイアウト設定処理部11で受け付け,「実行」の押下を受け付けると,項目パーツ作成処理部15は,指定されたファイルの指定された範囲を読み込み,当該ファイルの当該範囲における項目をベース画面における項目パーツの各項目として設定する。読み込んだ項目の一例を
図20に示す。この際にファイルの項目のみならず,当該項目におけるデータ型(文字型,数値型など),その桁数などを当該ファイルのセルのデータに基づいて特定する。データ型は,当該セルに用いられているデータの型を特定すればよい。また桁数は,ファイルのセルに含まれているデータの最大桁数または最大桁数から所定桁数だけ多い桁を設定すれば良い。
【0076】
また,項目パーツ作成処理部15は,スプレッドシートから読み込む項目パーツの各項目として,繰り返し同じ値が出てくる(2以上の出現回数であるとき)ときには,その項目の項目タイプを選択肢属性として判定させることができる。選択肢属性としては,たとえばオプションボタン,コンボボックス等がある。この判定処理としては,たとえば「ある項目について,少なくとも1つの値が2以上の出現回数であって,null(行全体が空白の場合を除く)がなく,かつ,全ての値の種類が規定数未満」の場合には選択肢属性のうちオプションボタン,「ある項目について,少なくとも1つの値が2以上の出現回数であって,null(行全体が空白の場合を除く)がなく,かつ,全ての値の種類が規定数以上」の場合には選択肢属性のうちコンボボックスなどのように設定できる。
【0077】
たとえばスプレッドシートのデータが
図21であったとする。そして
図19に示す読込設定画面における「読込範囲の指定」などで読み込む範囲の入力を,画面レイアウト設定処理部11で受け付けると,項目パーツ作成処理部15が,
図21のスプレッドシートの指定された範囲を読み込み,当該シートの当該範囲における項目を,ベース画面における項目パーツの各項目として設定する。そして,
図21のスプレッドシートにおいては,「見込みランク」について,「Aランク」,「Bランク」,「失注」などが2以上出現し,nullがなく,かつ値の種類が4以上であるため,選択肢属性のオプションボタンの項目として判定する。
図21のスプレッドシートについて,項目パーツ作成処理部15が作成した項目パーツ定義情報の一例を
図22に示す。
【0078】
また本実施態様の別の変形例として,規定数を複数としてもよい。たとえば「規定数がn以下のときは選択肢項目1(たとえばオプションボタン)」,「規定数がn<mのときは選択肢項目2(たとえばコンボボックス)」,「規定数がm以上のときは所定の項目(たとえば可変長テキスト)」(n,mは正の整数でありかつn<m)のように設定することができる。この場合,たとえばn=5,m=10のときには,値の種類が5のときはオプションボタン,値の種類が6のときはコンボボックス,値の種類が10のときは選択肢項目以外の属性(たとえば可変長テキスト)に判定できる。
【0079】
なお,項目パーツ作成処理部15で作成した項目パーツの項目における詳細情報としてのデータ型,桁数などについては,
図23で示す項目設定の画面から修正の入力を行うことができる。すなわち
図23の項目設定画面で入力された情報を項目パーツ作成処理部15が受け付け,それらを項目パーツの定義情報として項目パーツ記憶部10に記憶させる。
図23の項目設定の画面は,
図21のスプレッドシートから読み込み,作成した項目パーツ定義情報を示している。
【0080】
以上のようにして生成した項目パーツの定義情報を,画面レイアウト設定処理部11が項目パーツ記憶部10から読み出して,ベース画面の画面レイアウト設定の処理の際に用いる場合を
図24に示す。
【0081】
このような処理を実行することで,項目パーツ作成処理部15では,表計算ソフトウェアで作成したファイルに基づいて,新しい項目パーツを容易に作成できる。
【0082】
なお,項目パーツ作成処理部15で作成した項目パーツの定義情報について,項目パーツ記憶部10で記憶させることによって,別の画面やアプリケーションソフトウェアを作成する際の項目パーツとして参照可能としても良い。これによって,一旦,作成した項目パーツを,ほかの画面やアプリケーションソフトウェアで利用することもできる。
【0083】
たとえば,塾のアプリケーションソフトウェアでは,講師マスター,講義マスター,教材マスター,受講履歴など,異なる画面に教科区分(国語や算数など)がそれぞれ必要である。そのため画面ごとに項目パーツ定義情報を作成した場合,選択肢の並び順が異なったり,選択肢の入力漏れが発生する可能性がある。そこで,項目パーツ記憶部10に記憶させて,ほかの画面やアプリケーションソフトウェアでもその項目パーツの定義情報を利用可能とすることによって,作成した項目パーツの定義情報が再利用可能となり,上記問題を解消することができる。