【文献】
日隈 光基 ほか,録画画像を用いた攻撃に耐性を持つパズル型認証方式の一検討 A Study of Puzzle Authentication Method with Video Recording Attack Resistance,情報処理学会 研究報告 セキュリティ心理学とトラスト(SPT) 2015−SPT−015 [online] ,情報処理学会,2015年 9月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記第1入力情報が前記認証配列情報と一致すると判定すると、前記パスワード判定処理を実行し、前記第1入力情報が前記認証配列情報と一致しないと判定すると、エラーを通知する、請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
前記制御部は、前記第2入力情報が前記パスワード情報と一致すると判定すると、前記ユーザーによる前記電子機器の使用が可能な状態に遷移し、前記第2入力情報が前記パスワード情報と一致しないと判定すると、エラーを通知する、請求項3に記載の電子機器。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明に係る電子機器の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
まず、
図1を参照して、本発明の実施形態に係る電子機器1について説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器1を示す図である。本実施形態において、電子機器1は、スマートフォンである。
【0011】
図1に示すように、電子機器1は、タッチパネル2を備える。タッチパネル2は、ユーザーによるパネル操作を受け付ける。
【0012】
本実施形態に係る電子機器1は、認証処理を実行する。認証処理が開始されると、認証処理画面がタッチパネル2に表示される。
【0013】
なお、認証処理は、例えば、電子機器1の電源状態がオフ状態からオン状態に遷移したときに開始される。あるいは、認証処理は、電子機器1がロック状態である場合において、ユーザーの手指、又はタッチペン等がタッチパネル2などに触れたときに開始される。なお、電子機器1がロック状態である場合、ユーザーは、電子機器1の機能を使用することができない。一方、認証処理が成功して電子機器1のロック状態が解除されると、ユーザーは、電子機器1の機能を使用することができる。
【0014】
続いて、
図2を参照して、本実施形態に係る認証処理画面Sについて説明する。
図2は、本実施形態に係る認証処理画面Sの一例を示す図である。
【0015】
図2に示すように、認証処理画面Sは、テンキー11及びパスワード入力欄12を含む。本実施形態において、パスワードは、複数の数字を組み合わせた暗証番号である。
【0016】
テンキー11は、暗証番号の入力に使用される。テンキー11は、矩形状のキーを複数含む。詳しくは、テンキー11は、「0」〜「9」のそれぞれの数字に対応する数字キーを含む。以下では、「0」の数字に対応する数字キーを「0」キーと記載する場合がある。同様に、「1」〜「9」の数字に対応する数字キーをそれぞれ、「1」キー〜「9」キーと記載する場合がある。
【0017】
「1」キー〜「9」キーは、3行3列に配列され、「0」キーは、「8」キーの下方に配置される。詳しくは、左列の上方から下方へ「1」キー、「4」キー、及び「7」キーがこの順に配置され、真ん中の列の上方から下方へ「2」キー、「5」キー、「8」キー、及び「0」キーがこの順に配置され、右列の上方から下方へ「3」キー、「6」キー、及び「9」キーがこの順に配置される。以下、テンキー11における複数の数字キーの配列を「テンキー配列」と記載する。また、
図2に示すテンキー配列を「初期配列a1」と記載する。初期配列a1は、認証処理画面Sの表示が開始されたときの複数の数字キーの配列を示す。換言すると、初期配列a1は、複数の数字キーの各々の初期位置を示す。
【0018】
テンキー11に含まれる複数の数字キーの各々の位置は、入れ替え可能である。換言すると、テンキー配列は、変更可能である。本実施形態において、テンキー配列を示す情報(以下、テンキー配列情報と記載する。)は、認証処理に使用される。
【0019】
パスワード入力欄12は、ユーザーがパネル操作によって複数の数字キーのいずれかを複数回(所定回数)選択すると、入力番号情報(第2入力情報の一例)を表示する。入力番号情報は、選択された数字キーに対応する数字列を示す。なお、ユーザーは、入力番号情報が非表示となるように設定することもできる。入力番号情報が非表示となるように設定された場合、パスワード入力欄12には、入力番号情報に替えて、「*(アスタリスク)」が表示される。本実施形態において、入力番号情報は、認証処理に使用される。
【0020】
続いて、
図3を参照して、本実施形態に係る電子機器1の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る電子機器1の構成を示す図である。
【0021】
図3に示すように、電子機器1は、タッチパネル2に加え、記憶装置3、及び制御部4を備える。
【0022】
タッチパネル2は、ディスプレー21及びタッチセンサー22を含む。ディスプレー21は、例えば、液晶ディスプレー又は有機ELディスプレー(Organic Electro Luminescence Display)を含む。タッチセンサー22は、例えば、抵抗膜方式のタッチセンサーを含む。
【0023】
ディスプレー21は、表示面を有する。ディスプレー21は、制御部4による各種処理の結果等を表示面に表示する。
【0024】
タッチセンサー22は、タッチ面を有する。本実施形態において、タッチ面は、表示面の上方に配置される。
【0025】
タッチセンサー22は、タッチ面に対するパネル操作を検知すると(パネル操作を受け付けると)、パネル操作を検知した位置を示す信号を生成する。本実施形態において、パネル操作は、ホールド操作(第1パネル操作の一例)、リリース操作(第2パネル操作の一例)、及びタップ操作(第3パネル操作の一例)を含む。
【0026】
記憶装置3は、典型的には、半導体メモリーを含む。具体的には、記憶装置3は、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。記憶装置3は、電子機器1の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。制御プログラムは、制御部4によって実行される。なお、記憶装置3は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)のようなストレージデバイスを含んでもよい。
【0027】
本実施形態において、記憶装置3は、
図2を参照して説明した初期配列a1を示す初期配列情報31を予め記憶する。また、記憶装置3は、暗証番号を示す暗証番号情報32(パスワード情報の一例)及び認証に使用されるテンキー配列(以下、認証配列と記載する)を示す認証配列情報33を記憶する。暗証番号情報32及び認証配列情報33は、ユーザーによって予め記憶装置3に記憶される。
【0028】
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーによって構成される。制御部4は、記憶装置3に記憶された制御プログラムを実行することによって、電子機器1の各部の動作を制御する。
【0029】
制御部4は、タッチセンサー22が生成した信号を受信する。制御部4は、タッチセンサー22から受信した信号に基づいて、タッチセンサー22がパネル操作を検知した位置に対応する数字キーを判定する。この結果、制御部4は、パネル操作によって選択された数字キーに対応する数字を示す情報を取得する。
【0030】
また、制御部4は、タッチセンサー22から受信した信号に基づいて、パネル操作の種別がホールド操作、リリース操作、及びタップ操作のいずれであるかを判定する。ホールド操作は、タッチ面に対するタッチの時間が規定時間以上持続した操作を示す。リリース操作は、タッチ面に対するタッチがリリースされた操作を示す。タップ操作は、タッチ面に対するタッチの時間が規定時間未満の操作を示す。なお、規定時間は、予め設定された時間であって、例えば、2秒である。
【0031】
本実施形態において、制御部4は、認証処理を実行する。認証処理は、配列判定処理、及び暗証番号判定処理(パスワード判定処理の一例)を含む。
【0032】
続いて、
図4(a)〜
図7を参照して、本実施形態に係る配列判定処理について説明する。
【0033】
まず、
図4(a)〜
図5を参照して、本実施形態に係るテンキー配列の変更操作について説明する。ユーザーは、パネル操作によってテンキー配列を変更することができる。具体的には、少なくとも2つの数字キーの位置を入れ替えることができる。
図4(a)〜
図5は、テンキー配列の変更操作の一例として、「1」キーの位置と「9」キーの位置とを入れ替える操作を示す。
【0034】
図4(a)及び
図4(b)は、本実施形態に係るテンキー配列の変更操作の一例を示す図である。なお、
図4(a)及び
図4(b)に示すテンキー配列は、初期配列a1である。
図5は、本実施形態に係る変更操作後のテンキー配列の一例を示す図である。なお、
図4(a)及び
図4(b)では、ユーザーが自身の手指によって行うパネル操作を例示している。
【0035】
図4(a)に示すように、ユーザーがタッチ面上の第1位置P1においてホールド操作を行うと、制御部4は、ホールド操作された数字キーをホールドキー101(第1キーの一例)として取得する。
図4(a)に示す例では、第1位置P1は、「1」キーの表示領域に含まれる。したがって、制御部4は、ホールドキー101として「1」キーを取得する。
【0036】
次に、
図4(b)に示すように、ユーザーが、「1」キーに対するホールド操作を維持したまま(タッチ面をタッチしたまま)、第2位置P2まで手指を移動(ドラッグ操作)した後、リリース操作を行うと、制御部4は、リリース操作された数字キーをリリースキー102(第2キーの一例)として取得する。
図4(b)に示す例では、第2位置P2は、「9」キーの表示領域に含まれる。したがって、制御部4は、リリースキー102として「9」キーを取得する。
【0037】
制御部4は、リリースキー102を取得すると、ホールドキー101とリリースキー102との位置を入れ替えた配列で複数の数字キーをタッチパネル2に表示させる。この結果、
図5に示すように、「9」キーと「1」キーとの位置が入れ替わる。以下、少なくとも2つの数字キーの位置が初期位置から入れ替えられたテンキー配列を「入力配列a2」と記載する。制御部4は、入力配列a2を示す情報を入力配列情報(第1入力情報の一例)として、
図3を参照して説明した記憶装置3に一時的に記憶させる。
【0038】
入力配列情報は、配列判定処理に使用される。詳しくは、制御部4は、入力配列2aが、認証配列情報33によって示される認証配列と一致するか否かを判定する。入力配列a2と認証配列とが一致するか否かの判定は、例えば、パターンマッチングによって判定される。
【0039】
続いて、
図6(a)及び
図6(b)を参照して、本実施形態に係る配列判定処理について説明する。
【0040】
図6(a)は、本実施形態に係る認証配列の一例を示す図である。
図6(b)は、本実施形態に係る認証配列の他例を示す図である。
【0041】
図6(a)に示す認証配列331は、
図2を参照して説明した初期配列a1と比べて「1」キーと「9」キーとの位置が入れ替わっている。つまり、認証配列331は、
図5に示す入力配列a2と一致する。したがって、入力配列情報が
図5に示す入力配列a2を示す場合、制御部4は、入力配列情報が認証配列情報33(認証配列331)と一致すると判定する。換言すると、配列判定処理が成功する。
【0042】
一方、
図6(b)に示す認証配列332は、初期配列a1と比べて、「1」キーと「4」キーとの位置が入れ替わっている。したがって、入力配列情報が
図5に示す入力配列a2を示す場合、制御部4は、入力配列情報が認証配列情報33(認証配列332)と一致しないと判定する。換言すると、配列判定処理が失敗する。制御部4は、配列判定処理が失敗であると判定すると、エラーを通知する。本実施形態において、制御部4は、配列判定処理が失敗であると判定すると、第1エラー画面をタッチパネル2に表示させる。なお、制御部4は、第1エラー画面をタッチパネル2に表示させることに替えて、アカウントをロックしてもよい。アカウントがロックされると、入力配列情報が認証配列情報33と一致したとしても、ユーザーは、電子機器1の機能を利用できない。これにより、第3者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。
【0043】
図7は、本実施形態に係る第1エラー画面E1の一例を示す図である。第1エラー画面E1は、第1エラーメッセージM1を含む。第1エラーメッセージM1は、配列判定処理が失敗である旨を示す。例えば、第1エラーメッセージM1は、「入力配列が正しくありません」を示すメッセージを含む。なお、制御部4は、第1エラー画面E1をタッチパネル2に表示させることに替えて、第1エラーメッセージM1を含むメールを、例えば、管理者に通知してもよい。
【0044】
次に、
図1〜
図9を参照して、本実施形態に係る暗証番号判定処理について説明する。
【0045】
まず、
図8を参照して、本実施形態に係る暗証番号の入力操作について説明する。ユーザーは、パネル操作によって暗証番号を入力することができる。具体的には、暗証番号を入力する際に、ユーザーは、テンキー11の中からいずれかの数字キーを選択するパネル操作を所定回数繰り返す。
【0046】
図8は、実施形態1に係る暗証番号の入力操作の一例を示す図である。
図8は、暗証番号の入力操作の一例として、「9」キーを選択する操作を示す。なお、
図8では、ユーザーが自身の手指によって行うパネル操作を例示している。
【0047】
図8に示すように、ユーザーは、タッチ面上の第3位置P3においてタップ操作を行う。第3位置P3は、「9」キーの表示領域に含まれる。したがって、制御部4は、「9」キーをタップ操作によって選択された数字キーとして取得する。以下、タップ操作によって選択された数字キーをタップキー103(第3キーの一例)と記載する。
図8に示す例では、入力番号情報は非表示となるように設定されている。制御部4は、タップキー103を取得すると、パスワード入力欄12に「*」を表示させる。
【0048】
本実施形態において、暗証番号は、4桁に設定されている。したがって、ユーザーは、タップ操作による数字キーの選択を4回繰り返すことによって暗証番号を入力する。制御部4は、タップ操作によって選択された数字キーを順次タップキー103として取得する。また、制御部4は、タップキー103に対応する数字を順次判定する。制御部4は、タップキー103を取得した順にタップキー103に対応する数字を組み合わせることによって、入力番号情報を取得する。入力番号情報は、
図3を参照して説明した記憶装置3に一時的に記憶され、暗証番号判定処理に使用される。詳しくは、制御部4は、入力番号情報を取得すると、入力番号情報が、
図3を参照して説明した暗証番号情報32と一致するか否かを判定する。
【0049】
制御部4は、入力番号情報が暗証番号情報32と一致すると判定すると、電子機器1の状態をロック解除状態に遷移させる。一方、制御部4は、入力番号情報が暗証番号情報32と一致しない(暗証番号判定処理が失敗である)と判定すると、エラーを通知する。本実施形態において、制御部4は、入力番号情報が暗証番号情報32と一致しないと判定すると、第2エラー画面をタッチパネル2に表示させる。なお、制御部4は、第2エラー画面をタッチパネル2に表示することに替えて、アカウントをロックしてもよい。アカウントがロックされると、入力番号情報が暗証番号情報32と一致したとしても、ユーザーは、電子機器1の機能を利用できない。これにより、第3者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。
【0050】
図9は、本発明の実施形態に係る第2エラー画面E2の一例を示す図である。第2エラー画面E2は、第2エラーメッセージM2を含む。第2エラーメッセージM2は、暗証番号判定処理が失敗である旨を示す。例えば、第2エラーメッセージM2は、「暗証番号が正しくありません」を示すメッセージを含む。なお、制御部4は、第2エラー画面E2をタッチパネル2に表示させることに替えて、第2エラーメッセージM2を含むメールを、例えば、管理者に通知してもよい。
【0051】
続いて、
図10及び
図11を参照して、本実施形態に係る配列判定処理及び暗証番号判定処理のフローについて説明する。
図10は、本実施形態に係る配列判定処理を示すフローチャートである。本実施形態において、配列判定処理は、制御部4が入力番号情報を取得すると開始される。
【0052】
図10に示すように、制御部4は、入力配列情報が認証配列情報33と一致するか否かを判定する(ステップS102)。制御部4は、入力配列情報が認証配列情報33と一致すると判定すると(ステップS102:Yes)、配列判定処理を終了する。一方、制御部4は、入力配列情報が認証配列情報33と一致しないと判定すると(ステップS102:No)、第1エラー画面E1(
図7参照)をタッチパネル2に表示して(ステップS104)、配列判定処理を終了する。
【0053】
図11は、本発明の実施形態に係る暗証番号判定処理を示すフローチャートである。本実施形態において、暗証番号判定処理は、入力配列情報が認証配列情報33と一致すると制御部4によって判定された場合に(
図10のステップS102:Yes)、開始される。
【0054】
図11に示すように、制御部4は、入力番号情報が暗証番号情報32と一致するか否かを判定する(ステップS202)。制御部4は、入力番号情報が暗証番号情報32と一致すると判定すると(ステップS202:Yes)、電子機器1をロック解除状態に遷移させて(ステップS204)、暗証番号判定処理を終了する。一方、制御部4は、入力番号情報が暗証番号情報32と一致しないと判定すると(ステップS202:No)、第2エラー画面E2(
図9参照)をタッチパネル2に表示して(ステップS206)、暗証番号判定処理を終了する。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明した。本実施形態によれば、制御部4は、暗証番号判定処理に加えて、配列判定処理を実行する。したがって、暗証番号が漏えいしたとしても、第3者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。
【0056】
なお、本実施形態において、2つの数字キーの位置が入れ替えられる場合を例に説明したが、入れ替えられる数字キーの数は、2つに限定されない。例えば、3つ以上の数字キーの位置が入れ替えられてもよい。
【0057】
また、本実施形態において、パスワードの入力に複数の数字キーを使用する構成を説明したが、パスワードの入力に使用するキーは、数字キーに限定されない。例えば、パスワードの入力に使用するキーは、アルファベットキーであってもよい。あるいは、「¥」のような記号キーであってもよい。
【0058】
また、本実施形態において、パネル操作が、タップ操作、ホールド操作、及びリリース操作を含む場合を例に説明したが、パネル操作は、制御部4に対し、数字キーの選択、及び数字キーの位置の入れ替えを指示できる操作であればよい。
【0059】
また、本実施形態において、ホールド操作及びリリース操作によってテンキー配列を変更する場合を例に説明したが、テンキー配列を変更する方法はこれに限定されない。例えば、タップ操作とは異なる強さでタッチパネル2をタッチする操作(タップ操作)によって第1キー及び第2キーが取得されてもよい。
【0060】
また、本実施形態において、制御部4は、暗証番号判定処理を開始する前に、配列判定処理を実行したが、制御部4は、配列判定処理を開始する前に、暗証番号判定処理を実行してもよい。
【0061】
また、本実施形態において、ユーザーは、入力配列情報を入力した後に入力番号情報を入力したが、ユーザーは、入力番号情報を入力した後に入力配列情報を入力してもよい。この場合、認証処理画面は、「確定」キーのような入力配列情報の入力の終了を示すキーを更に有する。
【0062】
以上、本発明の実施形態について、図面(
図1〜
図11)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態で示す数値、及び形状は、一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0063】
例えば、本発明の実施形態では、テンキー11が矩形状の数字キーを含む構成を説明したが、テンキー11は、例えば、円形の数字キーを含んでもよい。
【0064】
また、本発明の実施形態では、スマートフォンに本発明が適用される場合を例に説明したが、本発明は、例えば、スマートフォン以外の電子機器にも適用可能である。具体的には、本発明は、タッチパネルを有する電子機器に適用される。例えば、本発明は、タブレット端末のような電子機器にも適用可能である。