【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の目的は、請求項1に記載の方法によって解決される。本発明の好ましい実施形態は、従属クレームにて規定される。
【0016】
請求項1によれば、本発明に記載の方法は、チタン又はチタン合金(すなわち、歯科インプラント又は歯科インプラントアバットメントに使用される最も一般的な材料)製のボディ上における改善した血液凝固及び/又は細胞接着のための
トポグラフィの調製を目的としている。
【0017】
該方法は、以下のステップ:
(a)表面の少なくとも一部を、鉱酸を含む第1エッチング液でエッチングすること、及び、
(b)ステップ(a)下においてエッチングした表面を、第1エッチング液とは異なる第2エッチング液でエッチングすること(該第2エッチング液はフッ化水素酸(HF)を含む)、
を含む。
【0018】
驚くべきことに、本発明に記載の併用エッチング法(combined etching)によって、速やかな血液凝固を可能にし、それ故にフィブリンネットワークの形成及び/又は周囲の組織の細胞の強力な付着を可能にする表面が達成されることが発見されている。特に、以下に記述する特定の実施例の方法によって詳述される通り、ボディの改善した骨統合特性が達成される。
【0019】
ボディの表面が比較的疎水性である場合においてでさえ、改善した組織相互作用(特に、骨統合特性)を達成することができることがさらに発見されている。この発見は、親水性表面が良好な骨統合特性を達成するための重要な必要条件であるという確立した学説を考慮すると、最も驚くべきことである。
【0020】
理論によって拘束されることを望むものではないが、改善した血液凝固及び/又は細胞接着は本発明の方法(以下のメカニズムにしたがう)によって取得可能なボディの特異的な
トポグラフィによるものであることが想定される。
【0021】
ボディが組織内(特に、骨組織内)へ埋め込まれる場合、周囲の血液からの水分子と最初に接触する。次のステップにおいて、イオン及びたんぱく質はインプラントの表面上に蓄積し、吸着するが、実際に材料へ浸透することはない。上述の通り、この「たんぱく質付着性」又は「たんぱく質吸着」は、後の細胞応答に決定的であると考えられている。
【0022】
本発明によって取得可能な特異的な
トポグラフィによって、「たんぱく質保持構造」がボディの表面(すなわち、特異的なたんぱく質の改善した付着性を可能にする構造)上に提供される。
【0023】
付属の実施例に記載の方法によって示される通り、得られた
トポグラフィはフィブリノゲンの比較的選択的な付着を可能にし、血液凝固において重要な役割を果たすためにフィブリンネットワークの形成がこれに起因し得る。これに関連して、実施例はまた、比較的濃いフィブリンネットワークが比較例と比べ本発明によるボディ上では形成されることも示している。
【0024】
本発明の文脈において使用される用語「エッチング」とは、材料を溶解し、それによりボディの表面から除去するエッチング液を使用するあらゆる構造又はボディの
トポグラフィの変形を包含するものと広範に理解される。エッチングは、したがって、減法的な表面処理(実質的には例えば、陽極酸化処理の場合のようなあらゆる加法的な表面処理と対照的である)に関連する。特定の実施形態によれば、用語「エッチング」は、ボディの天然の酸化皮膜の単なる除去とは関連しない。なぜならば、この天然の酸化物除去は
トポグラフィの形成又は変質に伴わないからである。本実施形態の意義の範囲内のエッチングは、同様に「酸洗い」処理と対照をなしている。酸洗い処理は表面不純物の除去に使用され、優先的に均質物質の除去を目的としている。
【0025】
特に、ステップ(a)による表面をエッチングすることにより、顕微鏡的な
トポグラフィの構造が形成され、ステップ(b)による表面をエッチングすることによって、顕微鏡的な
トポグラフィの構造中に超顕微鏡的な
トポグラフィの構造が形成される。したがって、異なる
トポグラフィのスケールの構造がステップ(b)とステップ(a)とで形成され、階層的な
トポグラフィをもたらす。
【0026】
以下でさらに詳述する通り、減法的なプロセスステップ(a)は、好ましくは周知のSLA(登録商標)処理による酸エッチングと一致する。特に、ステップ(a)はしたがって、エッチングに先立ち、機械的な減法的処置(さらにとりわけ、サンドブラスト処理)を含む前処理に関連する。
【0027】
ステップ(a)と同様に、ステップ(b)もまた減法的なプロセスステップであり、このステップにより、材料がボディから除去されることを意味している。超顕微鏡的な
トポグラフィの構造が「顕微鏡的な
トポグラフィの構造中に形成される」という用語は、したがって「ステップ(a)の後に得られた顕微鏡的な
トポグラフィの構造を有する中間のボディから材料をさらに除去することによって形成される」ものとして理解される。
【0028】
本発明の方法によって得られた超顕微鏡的な
トポグラフィの構造は、したがって、最初はボディに含有され、ステップ(a)及びステップ(b)の後はボディの表面に残留している材料で作成される。超顕微鏡的な
トポグラフィの構造が形成される手法はしたがって、全ての点で国際公開第2013/056844号に記載のナノ構造の編成とは異なり、経時的な構造の成長又は発達と関連し、結果として加算的方法と関連する。
【0029】
減法的であるプロセスステップ(b)により、超顕微鏡的な
トポグラフィの構造の材料組成は本質的に、処理前のボディの表面の材料組成、及びプロセスステップ(a)後に存在する顕微鏡的な
トポグラフィの構造の材料組成と一致する。ボディが各々の酸化皮膜が自発的に形成される表面を有するチタン又はチタン合金製であるため、超顕微鏡的な
トポグラフィの構造の形成をその上に伴う顕微鏡的な
トポグラフィの構造も同様に、各々その上で形成された酸化皮膜を有するチタン又はチタン合金製である。
【0030】
ステップ(a)及びステップ(b)の両方がエッチングステップであるため、本発明の方法は「二重エッチング」法であると考えることができる。したがって、あらゆる観点において、たった1度の単回エッチングステップ(すなわち、単回減法的表面処理ステップ)を含む方法とは異なる。特に、2ステップ処理とは明らかに対照的である(2ステップ処理では、表面を化学的に修飾するため、及び/又はその
トポグラフィを構築するため、単回エッチングステップは加算的表面処理ステップ(陽極酸化ステップなど)に先立つ)。
【0031】
本発明の好ましい実施形態によれば、顕微鏡的な
トポグラフィの構造は、以下:
(i)S
aが三次元における表面の算術平均偏差であって、0.1μm〜2.0μmの範囲、好ましくは0.4μm〜1.8μmの範囲、より好ましくは0.8μm〜1.7μmの範囲、及び最も好ましくは0.9μm〜1.5μmの範囲であり;
(ii)S
tが三次元におけるプロファイルの谷から山までの高さに対する最大ピークであって、1.0μm〜20.0μmの範囲であり、好ましくは3.0μm〜18.0μm、より好ましくは4.5μm〜13.0μm、及び最も好ましくは6.0μm〜12.0μmの範囲であり;並びに/又は、
(iii)S
skが三次元におけるプロファイルの歪度であって、−0.6〜1.0、好ましくは−0.4〜0.6、より好ましくは−0.3〜0.5の範囲である、
表面パラメータのうち少なくとも1つによって規定される。
【0032】
表面パラメータは当業者に周知であり、パラメータR
a、R
t、及びR
skに対する三次元の類似パラメータは各々、二次元でEN ISO 4287にて規定されている。特に上記の値は、例えば当業者に周知であるWinSAMソフトウェア(Windows用SAM(表面分析法))によって取得可能な値と関連する。
【0033】
S
a、S
t、及びS
skに関する上記の値は特に、ボディの骨接触面(すなわち、ボディ(特にインプラント)上にそのように位置してインプラント埋め込み後に骨組織と接触する表面領域)と関連する。ボディの軟組織接触面に関して、好ましい値はさらに小さい。特にS
aは、軟組織接触面に対して好ましくは0.05μm〜0.5μm、より好ましくは0.05μm〜0.3μmの範囲の値である。
【0034】
記載した通り、上で規定した顕微鏡的な
トポグラフィの構造は典型的に、エッチングの前にサンドブラスト処理をさらに含むステップ(a)によって得られる。
【0035】
顕微鏡的な
トポグラフィの構造に関して、表面パラメータは、好ましくは「SLA(登録商標)」又は「SLActive(登録商標)」表面の範囲(ステップ(a)に記載のエッチングがSLA(登録商標)又はSLActive(登録商標)プロトコルにしたがって実施される上述の好ましい実施形態にて示される)内である。
【0036】
「SLA(登録商標)」及び「SLActive(登録商標)」処理はどちらも各々の分野において周知であり、骨親和性(osteophilic)インプラントの調製を考慮して進歩した技術と関連する。特に「SLA(登録商標)」は、インプラントの表面をサンドブラストした後、それを第1の鉱酸を含むエッチング液で処理することを含む一方で、「SLActive(登録商標)」は、「SLA」表面を窒素中又は等張食塩液中のいずれかにおいて調節することで、「SLA(登録商標)」表面の高い親水性(そうしなければ大気との相互作用により貯蔵の間失われてゆく)を維持することをさらに含む。
【0037】
本発明の好ましい実施形態によれば、第1エッチング液はしたがって、HClとH
2SO
4との混合物を含むか、又はHClとH
2SO
4との混合物から本質的になる。さらにとりわけ、80℃以上の温度のHClとH
2SO
4との混合物はステップ(a)に使用される。あるいは、少なくとも1つの鉱酸のあらゆるその他の溶液(特に、HCl、H
2SO
4、H
3PO
4、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの鉱酸を含む溶液)をプロセスステップ(a)に使用することができる。HFが第1エッチング液に含有されている場合、HFの濃度は第2エッチング液のHF濃度よりも低い。特に好ましい実施形態によれば、第1エッチング液は少なくともおおよそのHFを欠いている。この点において、本発明は欧州特許第1477141号に記載の技術と明確に区別され、これによればHFは、第2のステップにて表面をエッチングする前に、第1のステップにて自然酸化物を除去するために使用される。
【0038】
ステップ(a)の前に、巨視的な
トポグラフィの構造が表面へと、より好ましくはサンドブラストによって提供されることがさらに好ましい。例えば、粒径250〜500μmのコランダムをブラスティング材料として使用することができる。本実施形態において、SLA(登録商標)技術のサンドブラストステップもまた本発明の方法に適用される。
【0039】
特に好ましい実施形態によれば、本発明はしたがってSLA(登録商標)プロトコルに記載のものと同一のステップを含むが、SLA(登録商標)エッチングステップの後にステップ(b)をさらに含む。
【0040】
好ましくは、本方法は、ステップ(b)にて形成された超顕微鏡的な
トポグラフィの構造によって、ステップ(a)にて形成された顕微鏡的な
トポグラフィの構造を規定する少なくとも1つの表面パラメータ(S
a、S
t、及びS
skからなる群から選択される)が、
多くとも50%、好ましくは
多くとも20%変化する、より好ましくは
多くとも10%変化する、そして最も好ましくは本質的に不変であり続ける手段で実行される。
【0041】
したがって、SLA(登録商標)技術による確立した巨視的及び顕微鏡的な
トポグラフィの構造は、変更できないか、又はプロセスステップ(b)によって無視し得る程度でのみ変更される。これは、表面の巨視的及び顕微鏡的な
トポグラフィの構造に拡大して焦点を当てたほとんど同一の写真を示すが、超顕微鏡的な
トポグラフィの構造に拡大して焦点を当てた表面の完全に異なる写真を示す、付属の図によってさらに図示される。
【0042】
特に、本発明によって達成することができる超顕微鏡的な
トポグラフィの構造は、少なくとも二次元方向へ
多くとも1000nm伸展する超顕微鏡的構造を含むか、又は少なくとも二次元方向へ
多くとも1000nm伸展する超顕微鏡的構造から本質的になる。好ましくは、超顕微鏡的構造は、少なくとも二次元へ20nm〜1000nm、好ましくは30nm〜500nm、より好ましくは40nm〜300nm、さらにより好ましくは50nm〜250nm、そして最も好ましくは100nm〜200nm伸展する。
【0043】
ボディの特異的な材料及びプロセスパラメータに応じて、異なる超顕微鏡的構造を得ることができる。特に超顕微鏡的構造は、付随する図面によってまた図示される通り、少なくとも1ヶ所の直線エッジの形状を有し、より特には鋭いエッジ状及び/又はのこぎり状である。代替的又は付加的に、超顕微鏡的構造は互いに関して段階的又はカスケード式の様式で配列することができる。より特には、超顕微鏡的構造は間に凹部を有する鋭いエッジクリフ又はカラムの形状であり得る。
【0044】
好ましくは、第2エッチング液中におけるフッ化水素酸の濃度は、0.01体積%〜4体積%、好ましくは0.05体積%〜2体積%、より好ましくは0.1体積%〜1体積%の範囲である。最も好ましくは、第2エッチング液中におけるフッ化水素酸の濃度は、0.2体積%〜0.5体積%の範囲である。
【0045】
さらに好ましい実施形態によれば、ステップ(b)下におけるエッチングは、0.1分間〜30分間、好ましくは0.5分間〜20分間、より好ましくは0.5分間〜10分間、最も好ましくは1分間〜5分間の範囲の期間で実施される。
【0046】
ステップ(b)に記載のフッ化水素酸の濃度及び処理の期間を上記の好ましい範囲内に保つことによって、所望の超顕微鏡的な
トポグラフィの構造を達成することができる一方で、巨視的及び顕微鏡的な
トポグラフィの構造の特色をどちらも無処置のままにすることができる。特に、顕微鏡的な
トポグラフィの構造を規定する表面パラメータS
a、S
t、及びS
skのうち少なくとも1つは本質的に不変のままであり続け、これは上記の通り好ましい。
【0047】
比較的短い期間のエッチングは、本発明の方法と国際公開第2013/056844号にて言及されているナノ構造の成長(はるかに長い期間に及ぶ)との違いをさらに強調する。
【0048】
ステップ(b)におけるエッチングが、10℃〜90℃の範囲で、好ましくは10℃〜60℃の範囲で、より好ましくは15℃〜40℃の範囲で、さらにより好ましくは15℃〜30℃の範囲で、そして最も好ましくは室温(20℃)で実施されることがさらに好ましい。
【0049】
さらに好ましい実施形態によれば、ボディはチタン・ジルコニウム合金で作成される。なぜならば、この材料について、特定の関連性の表面
トポグラフィが本発明の方法によって達成することができるからである。より好ましくは、ボディは13〜17%ジルコニウムを含むバイメタルのチタン・ジルコニウム合金で作成される。特に好ましいチタン・ジルコニウム合金は、商品名Roxolid(登録商標)(Institut Straumann AG、スイス)にて市販されており、この商品の特性は当該技術分野において当業者に周知である。達成されるべき目的に応じて、ボディはチタン製であってもよい。なぜならば、チタン製のボディ(特に、チタンインプラント)に関してもまた、改善した血液凝固及び/又は細胞接着の
トポグラフィが本発明の方法によって達成することができるということが発見されているからである。
【0050】
上で指摘した通り、本発明の方法は特に、歯科インプラント又は歯科インプラントアバットメントへ周囲の組織との強力な相互作用を可能にする表面を提供することを目的としている。好ましい実施形態によれば、ボディは歯科インプラント又は歯科インプラントアバットメントであり、
トポグラフィは使用中に骨組織又は軟組織とそれぞれ接触させられることを意図するボディの表面の少なくとも一部上に提供される。
【0051】
上でさらに指摘した通り、そして実施例によってさらに詳述される通り、改善した骨統合特性は、表面が比較的疎水性である場合においてさえも、本発明により提供される
トポグラフィによって達成することができる。したがって、表面は空気中で歯科インプラントを保存した後にも良好な骨結合特性を提供するため、保護的な環境にて歯科インプラントを保存する必要がない。究極的に、これは歯科インプラントの非常に簡便な包装を可能にする。
【0052】
用語「疎水性の(hydrophobic)」又は「疎水性(hydrophobicity)」は、用語「親水性の(hydrophilic)」又は「親水性(hydrophilicity)」(本発明の文脈にて使用される場合、水と接触した場合、90°未満、より好ましくは30°未満、最も好ましくは10°未満の表面の接触角を指す)とは反対の意味で使用される。
【0053】
本発明の特異的な実施形態によれば、ボディの表面は疎水性である。本発明に関して、用語「疎水性」又は「疎水性」は特に、水と接触した場合に90°より大きな表面の接触角に関する。言及した通り、本発明によって達成可能な特異的
トポグラフィは、優れた骨結合特性が比較的高い接触角の場合においてでさえ得られることを可能にする。したがって、インプラントに対して非常に簡便な包装及び保存方法を選択することができるが、依然として長期間の保存後でさえも優れた骨結合特性をもたらすことが可能である。
【0054】
さらに特異的な実施形態によれば、ボディの表面は、水と接触した場合に未満90℃の接触角を有する親水性であり、より特異的には未満30°、最も特異的には未満10°の接触角を有する超親水性である。親水性又は超親水性である表面は血液によるインプラントの即時の湿潤を導くことで、そこに含有される水分子及びイオンの高速接触をもたらし、続いて表面上の血液凝固媒介たんぱく質及び/又は細胞接着媒介たんぱく質の蓄積及び付着をもたらす。これにより、表面と周囲の組織とのよりさらなる改善した相互作用を得ることができる。
【0055】
上述の方法とは別に、本発明はまた、本方法によって取得可能なボディにも関連する。
【0056】
特に本発明は、ボディ(表面が、顕微鏡的な
トポグラフィの構造、及び顕微鏡的な
トポグラフィの構造中に形成された超顕微鏡的な
トポグラフィの構造によって規定される)に関する。
【0057】
上述の通り、顕微鏡的な
トポグラフィの構造は、以下:
(i)S
aが三次元における表面の算術平均偏差であって、0.1μm〜2.0μmの範囲、好ましくは0.4μm〜1.8μmの範囲、より好ましくは0.8μm〜1.7μmの範囲、及び最も好ましくは0.9μm〜1.5μmの範囲であり;
(ii)S
tが三次元におけるプロファイルの谷から山までの高さに対する最大ピークであって、1.0μm〜20.0μmの範囲であり、好ましくは3.0μm〜18.0μmの範囲、より好ましくは4.5μm〜13.0μmの範囲、及び最も好ましくは6.0μm〜12.0μmの範囲であり;並びに/又は、
(iii)S
skが三次元におけるプロファイルの歪度であって、−0.6〜1.0、好ましくは−0.4〜0.6、より好ましくは−0.3〜0.5の範囲である、
表面パラメータのうち少なくとも1つによって規定される。
【0058】
特に上記の値は、例えば当業者に周知であるWinSAMソフトウェア(Windows用SAM(表面分析法))によって取得可能な値と関連する。
【0059】
言及した通り、超顕微鏡的な
トポグラフィの構造は、少なくとも二次元方向へ
多くとも1000nm伸展する超顕微鏡的構造を含むか、又は少なくとも二次元方向へ
多くとも1000nm伸展する超顕微鏡的構造からなる。
【0060】
よりさらに、上述の方法にしたがって、少なくともいくつかの超顕微鏡的構造は、少なくとも1ヶ所の直線エッジの形状を有し、特に鋭いエッジ状及び/又はのこぎり状である。代替的又は付加的に、超顕微鏡的構造は互いに関して段階的又はカスケード式の様式で配列することができる。
【0061】
本方法の好ましい特徴として上述される全ての特徴はまた、本発明のボディの好ましい特徴でもあり、逆もまた同じであるということを理解されたい。
【0062】
よりさらなる態様によれば、本発明はまた、歯科インプラント又は歯科インプラントアバットメントに関するあらゆる前述の請求項によるボディの使用にも関する。この点において、ボディは、歯科インプラントもしくは歯科インプラントアバットメント、又は歯科インプラントもしくは歯科インプラントアバットメントの一部として使用することができる。ボディが歯科インプラント又は歯科インプラントアバットメントの一部として使用される場合、残る部分の少なくとも一部がそれぞれチタン又はチタン合金以外の材料で作成されていてもよいことを理解されたい。
【0063】
ボディが歯科インプラントアバットメントとして使用された場合、S
a、S
t、及びS
skの値は、特にボディの骨接触面に関しては、上述した値以下であることが好ましい。特にS
aは、ボディが歯科インプラントアバットメントである場合、好ましくは0.05μm〜0.5μm、より好ましくは0.05μm〜0.3μmの範囲である。これは、歯科インプラントアバットメントと得られる周囲の軟組織との特に強力な相互作用を可能にする。