特許第6871322号(P6871322)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6871322
(24)【登録日】2021年4月19日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20210426BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   G09F9/00 350Z
   H04N5/64 541Z
【請求項の数】9
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2019-152010(P2019-152010)
(22)【出願日】2019年8月22日
(65)【公開番号】特開2020-30410(P2020-30410A)
(43)【公開日】2020年2月27日
【審査請求日】2019年8月23日
(31)【優先権主張番号】10-2018-0097815
(32)【優先日】2018年8月22日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】カン, ソンジン
(72)【発明者】
【氏名】カン, チョング
(72)【発明者】
【氏名】リー, ジェヒョク
【審査官】 田中 秀直
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−184223(JP,A)
【文献】 国際公開第2018/123310(WO,A1)
【文献】 韓国公開特許第10−2014−0076492(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00−9/46
H04N 5/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示するディスプレイパネル、
前記ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、
前記貫通孔に挿入され前記ディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、
前記ディスプレイパネルと前記背面構造物の間に介在したパーティション部材、
前記ディスプレイパネルと前記振動発生装置の間に介在して前記振動発生装置の振動を前記ディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、および
前記背面構造物と向き合う前記ディスプレイパネルの面、又は前記ディスプレイパネルと向き合う前記背面構造物の面のいずれかに付着する緩衝部材を含み、
前記緩衝部材が、前記貫通孔と隣接する領域に配置され、
前記緩衝部材の厚さが、前記パーティション部材の厚さよりも薄い、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記緩衝部材が、前記振動伝達部材から離隔して前記振動伝達部材を囲む、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記緩衝部材が、複数の緩衝部材を含み、
前記複数の緩衝部材は、振動伝達部材を基準に互いに対称になるように配置される、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記パーティション部材は、4つの辺のうち少なくとも一つの辺に設けられたベント部を含み、前記ベント部が前記ディスプレイパネルの水平方向に対して前記振動発生装置に向かって一定の傾斜角で曲がるように構成されている、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
映像を表示するディスプレイパネル、
前記ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、
前記貫通孔に挿入され前記ディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、
前記ディスプレイパネルと前記背面構造物の間に介在したパーティション部材、
前記ディスプレイパネルと前記振動発生装置の間に介在して前記振動発生装置の振動を前記ディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、および
前記ディスプレイパネルと向き合う前記背面構造物の一面と反対の一面に付着して前記貫通孔と重畳するように配置される緩衝部材を含み、
前記緩衝部材が、前記背面構造物の背面に付着する垂直部と、前記貫通孔と重畳して前記振動発生装置と並んで配置された水平部とを含み、
前記水平部と前記振動発生装置の間の距離が、前記パーティション部材の厚さよりも小さい、ディスプレイ装置。
【請求項6】
前記緩衝部材が、前記振動発生装置と前記ディスプレイパネルの最大変位を限定する、請求項1からのいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
映像を表示するディスプレイパネル、
前記ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、
前記貫通孔に挿入され前記ディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、
前記ディスプレイパネルと前記背面構造物の間に介在したパーティション部材、
前記ディスプレイパネルと前記振動発生装置の間に介在して前記振動発生装置の振動を前記ディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、および
前記ディスプレイパネルに付着した第1緩衝部材、及び前記背面構造物に付着した第2緩衝部材を含む緩衝部材を含み、
前記第1及び第2緩衝部材が、互いに重畳し、
前記第1及び第2緩衝部材の厚さの合計が、前記パーティション部材の厚さよりも薄い、ディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第1緩衝部材が、前記背面構造物と向き合う前記ディスプレイパネルの一面に付着し、前記第2緩衝部材は、前記ディスプレイパネルと向き合う前記背面構造物の一面に付着する、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
映像を表示するディスプレイパネル、
前記ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、
前記貫通孔に挿入され前記ディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、
前記ディスプレイパネルと前記背面構造物の間に介在したパーティション部材、
前記ディスプレイパネルと前記振動発生装置の間に介在して前記振動発生装置の振動を前記ディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、および
前記ディスプレイパネルに付着した第1緩衝部材、及び前記背面構造物に付着した第2緩衝部材を含む緩衝部材を含み、
前記第2緩衝部材が、前記背面構造物の背面に付着する垂直部と、前記貫通孔と重畳して前記振動発生装置と並んで配置された水平部を含み、
前記第1緩衝部材の厚さが、前記パーティション部材の厚さよりも薄く、
前記第2緩衝部材の水平部と前記振動発生装置の間の距離は、前記パーティション部材の厚さよりも小さい、ィスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、ディスプレイ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、情報化時代になるにつれて電気的情報信号を視覚的に表現するディスプレイ(display)分野が急速に発展し、これに応えて薄型化、軽量化、低消費電力化に優れた性能を有したさまざまな表示装置(Display Apparatus)が開発されている。このような表示装置の例としては、液晶表示装置、電界放出表示装置、有機発光表示装置などを挙げることができる。
【0003】
一般的に、ディスプレイ装置は、ディスプレイパネル上にすべての画像を表示するが、音を提供するためには、別途スピーカーを設置しなければならない。ディスプレイ装置にスピーカーを設置する場合、スピーカーを介して発生した音の進行方向は、画像が表示されるディスプレイパネルの前面または背面ではなく、ディスプレイパネルの側端または上下端になり、ディスプレイパネルの前面で画像を視聴する視聴者の方向に音が進行していないので、画像を見ている視聴者の没入を妨げるという問題がある。
【0004】
そして、TVなどのセット装置に含まれるスピーカーを構成する場合、スピーカーが一定の空間を占めるようになるので、セット装置のデザインおよび空間配置に制約が伴うという問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本出願の発明者らは、前記した問題点を認識し、ディスプレイパネルの前面から映像を視聴時の音の進行方向が表示パネルの前面になり、音の音質が向上し得るいくつかの実験をすることになった。複数の実験を経て、音の進行方向がディスプレイパネルの前面になるように音響を発生させることができ、音の音質を向上させることができる新しい構造のディスプレイ装置を具現した。
【0006】
本出願は、ディスプレイパネルおよび背面構造物のうちの少なくとも一つに付着して振動発生装置の最大変位を制限する緩衝部材を含むことにより、外部からの衝撃によって振動発生装置が損傷することを防止するディスプレイ装置を提供するものである。
【0007】
本出願は、振動発生装置がディスプレイパネルを振動させる場合、背面構造物と離隔し、ディスプレイパネルが外部からの衝撃を受けた場合、背面構造物と接触する緩衝部材を含むことにより、外部からの衝撃によって振動発生装置が損傷することを防止するディスプレイ装置を提供するものである。
【0008】
本出願は、振動発生装置がディスプレイパネルを振動させる場合、振動発生装置と離隔し、ディスプレイパネルが外部からの衝撃を受けた場合、振動発生装置と接触する緩衝部材を含むことにより、外部からの衝撃によって振動発生装置が損傷することを防止するディスプレイ装置を提供するものである。
【0009】
本出願は、ディスプレイパネルの領域外に、スピーカーが別途配置される空間を省略して、デザインの美感を向上させつつ、ディスプレイ装置の画質および音質を改善し、視聴者の没入感を向上させるディスプレイ装置を提供するものである。
【0010】
本出願による解決課題は、以上で言及した課題に限定されず、言及していない他の課題は、下の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本出願によるディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネル、ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、貫通孔に挿入して、ディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、ディスプレイパネルと振動発生装置の間に介在して、振動発生装置の振動をディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、およびディスプレイパネルおよび背面構造物のいずれか一つに付着して振動発生装置の最大変位を制限する緩衝部材を含む。
【0012】
本出願によるディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネル、ディスプレイパネルを支持し、厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、貫通孔に挿入してディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、ディスプレイパネルと振動発生装置の間に介在して、振動発生装置の振動をディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、およびディスプレイパネルに付着した第1緩衝部材、および背面構造物に付着した第2緩衝部材を含む振動発生装置の最大変位を制限する緩衝部材を含む。
【0013】
その他の例の詳細な事項は、詳細な説明及び図に含まれている。
【発明の効果】
【0014】
本出願によるディスプレイ装置は、音の進行方向がディスプレイパネルの前面になるように音響を発生させることができる。したがって、ディスプレイ装置の映像と音響の発生位置を一致させ、ディスプレイ装置の映像を視聴する視聴者の没入感を向上させることができる。
【0015】
そして、本出願によるディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと背面構造物のうちの少なくとも一つに付着して振動発生装置の最大変位を制限する緩衝部材を含むことにより、外部からの衝撃によって振動発生装置が損傷するのを防止することができる。
【0016】
そして、本出願によるディスプレイ装置は、振動発生装置がディスプレイパネルを振動させる場合、振動発生装置と離隔し、ディスプレイパネルが外部からの衝撃を受けた場合、振動発生装置と接触する緩衝部材を含むことにより、外部からの衝撃によって振動発生装置が損傷するのを防止することができる。
【0017】
そして、本出願によるディスプレイ装置は、ディスプレイパネルの領域以外にスピーカーが別途配置される空間を省略して、デザインの美感を向上させつつ、ディスプレイ装置の画質と音質を改善し、視聴者の没入感を向上させることができる。
【0018】
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していないまた他の効果は以下の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【0019】
以上で解決しようとする課題、課題解決手段、効果に記載した発明の内容が請求項の必須的な特徴を特定するものではなく、請求項の権利範囲は、発明の内容に記載された事項によって制限されない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本出願の一例によるディスプレイ装置の斜視図である。
図2】本出願の第1実施例に係る表示装置を示す背面図である。
図3図2の切断線I−I’に沿って切断した断面図である。
図4図4Aおよび図4Bは、図3のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図である。
図5図3のA領域に、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。
図6】本出願の第2実施例に係る表示装置を示す背面図である。
図7図6の切断線II−II’に沿って切断した断面図である。
図8図8A及び図8Bは、図7のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図である。
図9図7のA領域に、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。
図10】本出願の第3実施例に係る表示装置を示す背面図である。
図11図10の切断線III−III’に沿って切断した断面図である。
図12図12A及び図12Bは、図11のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図である。
図13図11のA領域に、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。
図14】本出願の第4実施例に係る表示装置を示す断面図である。
図15図15A及び図15Bは、図14のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図である。
図16図14のA領域に、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。
図17】本出願の第5実施例に係る表示装置を示す断面図である。
図18図18A及び図18Bは、図17のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図である。
図19図17のA領域に、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本出願の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は添付の図と共に詳細に後述されている例を参照すると明確になるだろう。しかし、本出願は、以下で開示される例に限定されるものではなく、異なる多様な形態で具現されるものであり、単に本例は、本出願の開示を完全にし、本出願が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本出願は、請求項の範疇によってのみ定義される。
【0022】
本出願の例を説明するための図に開示した形状、大きさ、比率、角度、数などは例示的なものなので、本出願は、図に示した事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。また、本出願を説明するにおいて、関連する公知技術に対する詳細な説明が本出願の要旨を不必要に曖昧にすると判断された場合、その詳細な説明は省略する。本出願で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用されている場合は、「〜だけ」が使用されていない限り、他の部分が追加され得る。構成要素を単数表現の場合に特に明示的な記載事項がない限り、複数が含まれる場合を含む。
【0023】
構成要素を解釈するに当たり、別途の明示的な記載がなくても誤差の範囲を含むものと解釈する。
【0024】
位置関係の説明である場合には、例えば、「〜の上に」、「〜の上部に」、「〜の下部に」、「〜の隣に」など2つの部分の位置関係が説明されている場合は、「すぐに」または「直接」が使用されていない限り、二つの部分の間に一つ以上の他の部分が位置することもできる。
【0025】
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、ただ一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下に記載されている第1構成要素は、本出願の技術的思想内で第2構成要素であることもある。
【0026】
本出願の構成要素を説明するにあたって、第1、第2などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのもので、その用語によって、その構成要素の本質、順序、順番または個数などが限定されない。一つの構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」すると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結するか、または接続することができるが、各構成要素の間に他の構成要素が「介在」したり、各構成要素が他の構成要素を介して、「連結」、「結合」または「接続」することもできると理解されなければならない。
【0027】
本出願で、「ディスプレイ装置」は、ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルを駆動するための駆動部を含む液晶モジュール(Liquid Crystal Module;LCM)、有機発光表示モジュール(OLED Module)のような狭義のディスプレイ装置を含むことができる。そして、LCM、OLEDモジュールなどを含む完成品(complete productまたはfinal product)であるノートパソコン、テレビ、コンピュータモニタ、自動車用装置(automotive apparatus)または車両(vehicle)用の他の形態などを含む電装装置(equipment apparatus)、スマートフォンや電子パッドなどのモバイル電子機器(mobile electronic apparatus)などのようなセット電子装置(set electronic apparatus)またはセット装置(set deviceまたはset apparatus)も含むことができる。
【0028】
したがって、本出願でのディスプレイ装置は、LCM、OLEDモジュールなど狭義のディスプレイ装置自体、およびLCM、OLEDモジュールなどを含む応用製品またはエンドユーザー用の装置であるセット装置までを含むことができる。
【0029】
場合によっては、ディスプレイパネルと駆動部などで構成されるLCM、OLEDモジュールを狭義の「ディスプレイ装置」として表現し、LCM、OLEDモジュールを含む完成品としての電子機器を「セット装置」として区別して表現することもできる。たとえば、狭義のディスプレイ装置は、液晶(LCD)または有機発光(OLED)のディスプレイパネルと、ディスプレイパネルを駆動するための制御部であるソースPCBを含み、セット装置は、ソースPCBに電気的に接続してセット装置全体を制御するセット制御部であるセットPCBをさらに含む概念であり得る。
【0030】
本例で使用されるディスプレイパネルは、液晶ディスプレイパネル、有機電界発光(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイパネル、および電界発光ディスプレイパネル(Electroluminescent Display Panel)などのすべての形態のディスプレイパネルを使用することができ、本例の音響発生装置によって振動することによって音響を発生させることができる特定のディスプレイパネルに限定されるものではない。そして、本発明の例によるディスプレイ装置に使用されるディスプレイパネルは、ディスプレイパネルの形態や大きさに限定されない。
【0031】
例えば、ディスプレイパネルが液晶ディスプレイパネルの場合には、多数のゲートラインとデータライン、およびゲートラインとデータラインの交差領域に形成されるピクセル(Pixel)を含む。そして、各ピクセルでの光透過度を調節するためのスイッチング素子である薄膜トランジスタを含むアレイ基板と、カラーフィルタおよび/またはブラックマトリックスなどを備えた上部基板と、アレイ基板および上部基板の間に形成される液晶層を含んで構成され得る。
【0032】
そして、ディスプレイパネルが有機電界発光(OLED)ディスプレイパネルの場合には、多数のゲートラインとデータライン、およびゲートラインとデータラインの交差領域に形成されるピクセル(Pixel)を含むことができる。そして、各ピクセルに選択的に電圧を印加するための素子である薄膜トランジスタを含むアレイ基板と、アレイ基板上の有機発光素子(OLED)の層、および有機発光素子層を覆うように、アレイ基板上に配置される封止基板またはカプセル化(Encapsulation)基板などを含んで構成することができる。封止基板は、外部の衝撃から薄膜トランジスタと有機発光素子層などを保護し、有機発光素子層に水分や酸素が侵入することを防止することができる。そして、アレイ基板上に形成される層は、無機発光層(inorganic light emitting layer)、例えば、ナノサイズの物質層(nano−sized material layer)または量子ドット(quantum dot)などを含むことができる。
【0033】
本出願のいくつかの例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、技術的に様々な連動および駆動が可能であり、それぞれの例が互いに独立して実施可能であり得、連関の関係で一緒に実施することもできる。
【0034】
以下、添付した図および例を通じて、本出願の実施例を詳しく見ることにする。
【0035】
図1は、本出願の一例によるディスプレイ装置の斜視図である。図2は、本出願の第1実施例に係る表示装置を示す背面図であり、図3図2の切断線I−I’に沿って切断した断面図である。図4aおよび図4bは、図3のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図であり、図5は、図3のA領域に、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。
【0036】
図1図5を参照すると、ディスプレイ装置は、ディスプレイパネル100、背面構造物200、振動発生装置300、緩衝部材400、パーティション部材500、振動伝達部材600、および接着部材700を含む。
【0037】
ディスプレイパネル100は、映像を表示するもので、液晶ディスプレイパネル、有機電界発光(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイパネル、および電界発光ディスプレイパネル(Electroluminescent Display Panel)などのすべての形態のディスプレイパネルに具現することができる。
【0038】
ディスプレイパネル100は、映像データに基づいて映像を表示するピクセルアレイを含むことができる。ピクセルアレイは、データラインとゲートラインが交差することができ、複数のピクセルがマトリックス形態に配置され得る。複数のピクセルの各々は、カラー具現のために赤色サブピクセル、緑色サブピクセル、および青色サブピクセルを含むことができる。そして、複数の画素の各々は、白色サブピクセルをさらに含むことができる。
【0039】
背面構造物200は、ディスプレイパネル100の背面に配置してディスプレイパネル100を支持することができる。ここで、ディスプレイパネル100の前面(Front Surface)は、映像を表示する面に該当し、ディスプレイパネル100の背面は、前面の反対面に該当し得る。例えば、背面構造物200は、ディスプレイパネル100と離隔するように配置され、背面構造物200に配置される振動発生装置300を支持することができる。
【0040】
背面構造物200は、ディスプレイパネル100の背面全体から離隔して覆うもので、ガラス材質、金属材質、またはプラスチック材料からなる平板形態を有することができる。ここで、背面構造物200の端または鋭い角部分は面取り工程または角丸め工程によって斜面形態または曲面形態を有することができる。一例によると、ガラス材質の背面構造物200は、サファイアガラス(Sapphire Glass)を含むことができる。例えば、金属材料の背面構造物200は、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、および鉄とニッケルの合金のいずれかの材質からなることができる。別の例では、背面構造物200は、金属板およびガラス板より相対的に薄い厚さを有しながら、ディスプレイパネル100の背面と向き合うガラスプレートの積層構造を有することができ、この場合、ディスプレイ装置の背面は金属板によって鏡面に使用することもできる。
【0041】
背面構造物200は、振動発生装置300が挿入される貫通孔210を含むことができる。例えば、貫通孔210は、振動発生装置300を挿入するため、背面構造物200の厚さ方向に沿って背面構造物200の設定された一部の領域に円形または多角形を有するように穿孔することができる。
【0042】
振動発生装置300は、貫通孔210に挿入してディスプレイパネル100を振動させることができる。詳細には、振動発生装置300は、背面構造物200に固定して振動することができ、振動伝達部材600を介してディスプレイパネル100に振動を伝えることができる。これにより、振動発生装置300は、背面構造物200を支持台にして映像と関連音響信号に対応する振動信号に基づいて振動して、振動伝達部材600を振動させることができ、ディスプレイパネル100は、振動伝達部材600の振動の伝達を受けて前方(FD)に音響(SW)を出力させることができる。したがって、ディスプレイ装置は、振動伝達部材600を介して振動するディスプレイパネル100を音響装置の振動板として使用して、ディスプレイパネル100の後方と下方ではなく、前方に音響を出力することにより、ディスプレイ装置の映像と音響の発生位置を一致させ、ディスプレイ装置の映像を視聴する視聴者の没入感を向上させることができる。
【0043】
振動発生装置300は、背面構造物200の貫通孔210に挿入して背面構造物200の前面(Front Surface)または背面に突出しないように配置することができる。つまり、振動発生装置300は、背面構造物200の前面(Front Surface)または背面に突出しないので、ディスプレイ装置の厚さを減少させることができる。一例によると、振動発生装置300は、ポリビニリデンフルオライドホモポリマー(PVDF Homopolymer)、ポリビニリデンフルオライドコポリマー(PVDF Copolymer)、ポリビニリデンフルオライドターポリマー(PVDF Terpolymer)、シアノポリマー(Cyano−polymer)、シアノコポリマー(Cyano−copolymer)、ボロンナイトライドポリマー(BN polymer)のうちの少なくとも一つを含むピエゾポリマー(Piezopolymer)からなり得るが、これに限定されるものではない。ここで、ポリビニリデンフルオライドコポリマー(PVDF Copolymer)は、例えば、PVDF−TrFE、PVDF−TFE、PVDF−CTFE、PVDF−CFEなどであり得、これに限定されるものではない。そして、ポリビニリデンフルオライドターポリマー(PVDF Terpolymer)はPVDF−TrFe−CFE、PVDF−TrFE−CTFEなどであり得、これに限定されるものではない。そして、シアノコポリマー(Cyano−copolymer)はPVDCN−vinyl acetate、PVDCN−vinyl propionateなどであり得、これに限定されるものではない。そして、ボロンナイトライドポリマー(BN polymer)はPolyaminoboran、Polyaminodifluoroboranなどであり得、これに限定されるものではない。
【0044】
一例によると、ディスプレイ装置は、振動発生装置300の背面を覆うカバー部材(不図示)をさらに含むことができる。ここで、カバー部材は、背面構造物200の背面から突出しないことがあり得るが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0045】
一例によると、振動発生装置300は、ディスプレイパネル100の異なる領域を振動させる第1及び第2音響発生モジュール310、320を含むことができる。例えば、第1および第2音響発生モジュール310、320のそれぞれは、背面構造物200を介して固定され、互いに離隔するように配置することができる。例えば、ディスプレイパネル100は、左側の領域と右側の領域を含むことができ、第1音響発生モジュール310は、ディスプレイパネル100の左側の領域に重畳し、第2音響発生モジュール320はディスプレイパネル100の右側の領域に重畳することができる。したがって、第1音響発生モジュール310は、ディスプレイパネル100背面の左側に配置されてディスプレイパネル100の左側の領域を振動させ、第2音響発生モジュール320は、ディスプレイパネル100背面の右側に配置されてディスプレイパネル100の右側の領域を振動させることができる。第1および第2音響発生モジュール310、320のそれぞれは、異なる振動信号を受信して独立して駆動することができる。例えば、第1音響発生モジュール310は、ディスプレイパネル100の左側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させ、第2音響発生モジュール320は、ディスプレイパネル100の右側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。
【0046】
一例によると、振動発生装置300は、スピーカー(speaker)として、音響アクチュエータ(Sound Actuator)、音響励振器(Sound Exciter)、または圧電素子であり得るが、これに限定されず、電気的信号によって音響を出力する音響機器であり得る。
【0047】
緩衝部材400は、ディスプレイパネル100に付着して、振動発生装置300の最大変位を制限することができる。詳細には、緩衝部材400は、背面構造物200と向き合うディスプレイパネル100の一面に付着し、振動伝達部材600から離隔して囲むことができる。例えば、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100の背面に付着することができる。ここで、ディスプレイパネル100の前面(Front Surface)は、映像を表示する面に該当し、ディスプレイパネル100の背面は、前面の反対面に該当し得る。
【0048】
緩衝部材400は、背面構造物200の貫通孔210と重畳しないが、貫通孔210と隣接する領域に配置することができる。一例によると、緩衝部材400は、貫通孔210と最大限隣接し、パーティション部材500と最大限離隔するように配置することができる。例えば、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100に付着して、背面構造物200と離隔し、パーティション部材500は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在するため、、緩衝部材400は、パーティション部材500と離隔するほど、外部からの衝撃が発生したとき貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限することができる。
【0049】
一例によると、緩衝部材400は、振動伝達部材600を基準に、互いに対称になるように配置することができる。例えば、緩衝部材400は、振動伝達部材600の左右側、上下側、または上下左右側のように、振動伝達部材600を基準に、互いに対称になるように配置することができる。つまり、振動伝達部材600は、貫通孔210または音響発生モジュール310の中心部と重畳し、緩衝部材400は、貫通孔210または音響発生モジュール310と隣接するように配置することで、緩衝部材400は、振動伝達部材600から離隔して囲むことができる。
【0050】
緩衝部材400の厚さは、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在するパーティション部材500の厚さよりも薄いことがあり得る。ここで、緩衝部材400およびパーティション部材500それぞれの厚さは、ディスプレイパネル100および背面構造物200それぞれの厚さと同じ方向に測定することができる。一例によると、緩衝部材400は、振動発生装置300が、ディスプレイパネル100を振動させる場合、背面構造物200と離隔し、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、背面構造物200と接触することができる。詳細には、ディスプレイパネル100と背面構造物200間に介在したパーティション部材500の高さはディスプレイパネル100の背面に付着した緩衝部材400の高さよりも高いことがあり得る。また、ディスプレイパネル100の振動による変位は、緩衝部材400と背面構造物200の間の距離よりも小さいことがあり得る。
【0051】
例えば、図4aおよび図4bに示すように、振動発生装置300が振動伝達部材600を介してディスプレイパネル100を振動させて音響(SW)を出力する場合、ディスプレイパネル100に付着した緩衝部材400は、ディスプレイパネル100と一体に振動することができる。ここで、ディスプレイパネル100の振動による変位は、緩衝部材400と背面構造物200の間の距離よりも小さいので、緩衝部材400が、ディスプレイパネル100と一体に振動しても、緩衝部材400は、背面構造物200と接触しないことがあり得る。
【0052】
しかし、図5のように、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、ディスプレイパネル100の変位は、振動による変位よりも増加し得、緩衝部材400は、背面構造物200と接触して振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。万一、緩衝部材400を含んでいないディスプレイ装置が外部からの衝撃を受けた場合、外部からの衝撃が振動発生装置300まで、そのまま伝達され、振動発生装置300が破損し得る。したがって、本出願による緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けても振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することにより、振動発生装置300が損傷、または破損することを防止することができる。
【0053】
一例によると、緩衝部材400は、パーティション部材500よりも高い弾性力を有することができる。たとえば、パーティション部材500は、複数の音響出力モジュール310、320それぞれから発生する音響の干渉を防止するために、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在し、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けたとき、振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義するためにディスプレイパネル100の背面に付着することができる。したがって、緩衝部材400は、パーティション部材500と離隔するほど、外部からの衝撃が発生したとき貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。
【0054】
一例によると、緩衝部材400は、振動伝達部材600よりも高い弾性力を有することができる。例えば、振動伝達部材600は、振動発生装置300から発生する振動をディスプレイパネル100に伝達するためにディスプレイパネル100と振動発生装置300の間に介在し、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けたとき、振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義するためにディスプレイパネル100の背面に付着することができる。したがって、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が受けた外部からの衝撃が振動伝達部材600を介して振動発生装置300にすべて伝達されることを防止することにより、貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。
【0055】
パーティション部材500は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在し、複数の音響発生モジュール310、320それぞれから離隔して囲むことができる。このようなパーティション部材500は、複数の音響出力モジュール310、320それぞれから発生した音響が漏洩することを防止したり、減少させ、音響(SW)をディスプレイパネル100の前方(FD)にのみ出力させることで、音響出力特性を向上させることができる。
【0056】
一例によると、パーティション部材500は、第1〜第3パーティション部材510、520、530を含むことができる。例えば、ディスプレイパネル100は、左側領域、右側領域および中央領域を含むことができる。ここで、第1パーティション部材510は、ディスプレイパネル100の左側領域を囲み、第2パーティション部材520は、ディスプレイパネル100の右側領域を囲み、第3パーティション部材530は、ディスプレイパネル100の中央領域を囲むことができる。例えば、第1パーティション部材510または第2パーティション部材520は、ディスプレイパネル100の左側領域または右側領域外郭の四辺に沿って配置することができ、第3パーティション部材530は、第1および第2パーティション部材510、520の間に配置することができる。第1〜第3パーティション部材510、520、530のそれぞれは、ディスプレイパネル100の各側面から音響が漏洩することを防止または減少させることで、音響(SW)がディスプレイパネル100の前方(FD)のみに出力するようにして、音響出力特性を向上させることができる。
【0057】
第1および第2パーティション部材510、520のそれぞれは、4つの辺を含むことができ、第3パーティション部材530は、2つの辺を含むことができる。例えば、第1パーティション部材510は、第1〜第4辺511、512、513、514を含み、第2パーティション部材520は、第1〜第4辺521、522、523、524を含み、第3パーティション部材530は、第1及び第2辺531、532を含むことができる。そして、第3パーティション部材530の第1および第2辺531、532は、図2のように、曲がった形態であり得、直線状またはラウンド形状であり得るが、これに限定されるものではない。ここで、第1パーティション部材510の第1〜第4辺511、512、513、514と第2パーティション部材520の第1〜第4辺521、522、523、524それぞれは、ディスプレイパネル100の左側領域または右側領域に配置されているという違いだけが存在するので、第1パーティション部材510の第1〜第4辺511、512、513、514の技術的特徴と同じ第2パーティション部材520の第1〜第4辺521、522、523、524の技術的特徴に対する記載は省略することにする。
【0058】
一例によると、パーティション部材500は、4つの辺のうち少なくとも一つの辺に設けられたベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション部材510の第2辺512及び第4辺514それぞれは、ベント部512−1、514−1を含むことができる。したがって、ディスプレイパネル100の左側領域を囲む4つの辺のうち、上下の二つの辺512、514は、ディスプレイパネル100の水平方向(または横方向)に対して一定の傾斜角(θ)を有するようにベント部を含むことができる。ベント部512−1は、二つの直線部で構成され、二つの直線部が出会う場所で形成され得る。また、ベント部512−1は、直線形態、曲線形態またはラウンド形態で構成することができ、前記の形態に限定されない。
【0059】
一例によると、ベント部512−1の傾斜角(θ)は、定在波の抑制の必要量によって異なることができ、ベント部512−1の傾斜角(θ)は10度〜30度に可変して設定することができる。例えば、音響出力領域が低音域帯の場合、または音響発生モジュールの出力が大きい場合には、ベント部512−1の傾斜角(θ)を大きくすることができる。または、音声出力領域が高音域帯のための場合や、または音響発生モジュールの出力が小さい場合には、ベント部512−1の傾斜角(θ)を小さくすることができる。
【0060】
一例によると、ベント部512−1は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間の音圧の減少を防止することができる。たとえば、振動発生装置300によってディスプレイパネル100が振動して発生する音波は、振動発生装置300の中央から放射状に広がって進行することができる。この音波を進行波(Progressive wave)とすることができる。進行波がパーティション部材500の一辺で出会う場合、パーティション部材500の一辺で反射して、進行波と逆方向に進行する反射波(Reflected wave)が形成され得る。反射波は、進行波と重畳または相殺されて、音波が進行できないで一定の位置に停滞している定在波(Standing wave)を形成することができる。ここで、定在波は音圧を減少させ、音響出力特性を低下させ得る。したがって、反射波と進行波の干渉によって発生する定在波による音圧の減少を減らすために、パーティション部材500は、ベント部(Bent portion)を形成し得る。また、音圧の減少を引き起こす定在波は進行波と反射波の大きさが大きい地点で多く発生し得る。したがって、ベント部512−1は、振動発生装置300から到達する音波が最も大きい位置に配置することができる。一例によると、ベント部512−1は、振動発生装置300に向かってベントすることができる。
【0061】
一例によると、第1〜第3パーティション部材510、520、530は、一定の厚さ(または高さ)と幅を有するポリウレタン(Polyurethane)またはポリオレフィン(Polyolefin)材質の両面テープまたは片面テープなどで具現することができるが、これに限定されるものではない。そして、第1〜第3パーティション部材510、520、530は、一定程度圧縮することができる弾性を有することができ、エンクロージャー(Enclosure)またはバッフル(Baffle)などの他の用語で表現することができる。
【0062】
振動伝達部材600は、ディスプレイパネル100および振動発生装置300の間に介在することができる。詳細には、振動伝達部材600は、振動発生装置300から発生した振動をディスプレイパネル100に伝達することができる。たとえば、振動発生装置300で発生した振動は、振動伝達部材600およびディスプレイパネル100を介して一直線に伝達され、音響(SW)をディスプレイパネル100の前方(FD)に出力することができる。したがって、振動伝達部材600は、ディスプレイパネル100から離隔した振動発生装置300で発生した振動を直接ディスプレイパネル100に伝達することができる。言い換えると、ディスプレイ装置は、振動発生装置300をディスプレイパネル100に直接付着する代わりに、振動伝達部材600を介して振動発生装置300をディスプレイパネル100に連結させることで、振動発生装置300の信頼性を確保することができる。ここで、振動伝達部材600は、振動伝達特性に優れた物質を含むことにより、振動の伝達方向をガイドすることができ、音圧レベル(SPL, Sound Pressure Level)の損失を最小限に抑えることができる。したがって、振動伝達部材600は、振動発生装置300で発生した振動をディスプレイパネル100に伝達することにより、音圧レベル(SPL)の減少を防止し、全周波数領域で音圧レベル(SPL)の平坦度を向上させ、音響の明瞭性を向上させることができる。
【0063】
一例によると、振動伝達部材600は、弾性が高い物質を含むディスプレイパネル100および背面構造物200より振動伝達特性が優れるように具現することができる。例えば、振動伝達部材600は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス(Stainless)などの振動伝達特性が優れた金属であるかまたは、強化プラスチック化合物であり得る。したがって、振動伝達部材600は、ディスプレイパネル100および背面構造物200より振動伝達特性が優れるように具現することで、振動発生装置300から発生した振動の経路を誘導することができ、ディスプレイパネル100の前方に出力される音圧レベル(SPL)の減少を防止することができる。そして、振動伝達部材600は、全周波数領域で音圧レベルの平坦度を向上させることができる。
【0064】
接着部材700は、ディスプレイパネル100の端および背面構造物200の端との間に配置され、ディスプレイパネル100および背面構造物200を接着させることができる。詳細には、接着部材700は、一定の厚さ(または高さ)を有するように、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在することができ、4辺密閉型または閉ループ形態のシーリング構造を有することができる。接着部材700は、ディスプレイパネル100の背面の端と背面構造物200の前面の端の間に設けられ、背面構造物200をディスプレイパネル100の背面に結合させることで、ディスプレイパネル100の背面と背面構造物200の前面の間にギャップ空間を設けることができる。ここで、ギャップ空間は、振動発生装置300の駆動に伴うディスプレイパネル100の振動のための空間として使用することができる。また、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に形成されるギャップ空間は、ディスプレイパネル100の光の偏り現象を防止したり減少させることにより、ディスプレイ装置の光輝度均一性を向上させることができる。
【0065】
一例によると、接着部材700は、アクリル系の材質を含むフォームパッド、およびフォームパッドの前面と背面のそれぞれに設けられた接着層を含むことができる。
【0066】
一例によると、接着部材700は、光透過接着レジン(Optically Clear Resin, OCR)、光透過接着剤(Optically Clear Adhesive, OCA)または両面テープ(Double−sided Tape)であり得る。
【0067】
図6は、本出願の第2実施例に係る表示装置を示す背面図であり、図7は、図6の切断線II−II’に沿って切断した断面図である。図8a及び図8bは、図7のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図であり、図9は、図7のA領域で、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。ここで、本出願の第2実施例は、第1実施例と緩衝部材400の構成を異にするものであり、前述した構成と同一の構成は、簡単に説明したり、省略することにする。
【0068】
図6図9を参照すると、緩衝部材400は、背面構造物200に付着して、振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。詳細には、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100と向き合う背面構造物200の一面に付着し、振動伝達部材600から離隔して囲むことができる。例えば、緩衝部材400は、背面構造物200の前面(Front Surface)に付着することができる。ここで、背面構造物200の前面(Front Surface)は、ディスプレイパネル100と向き合う一面に該当することができる。
【0069】
緩衝部材400は、背面構造物200の貫通孔210と隣接する領域に配置することができる。一例によると、緩衝部材400は、貫通孔210と最大限に隣接して、パーティション部材500と最大限に離隔するように配置することができる。例えば、緩衝部材400は、背面構造物200に付着し、ディスプレイパネル100と離隔し、パーティション部材500は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在するため、緩衝部材400は、パーティション部材500と離隔するほど、外部からの衝撃が発生したとき貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。
【0070】
一例によると、緩衝部材400は、振動伝達部材600を基準に互いに対称になるように配置することができる。例えば、緩衝部材400は、振動伝達部材600の左右側、上下側、または上下左右側のように、振動伝達部材600を基準に、互いに対称になるように配置することができる。つまり、振動伝達部材600は、貫通孔210または音響発生モジュール310の中心部と重畳し、緩衝部材400は貫通孔210または音響発生モジュール310と隣接するように配置することで、緩衝部材400は、振動伝達部材600から離隔して囲むことができる。
【0071】
緩衝部材400の厚さは、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の厚さよりも薄いことがあり得る。ここで、緩衝部材400およびパーティション部材500それぞれの厚さは、ディスプレイパネル100および背面構造物200それぞれの厚さと同じ方向に測定することができる。一例によると、緩衝部材400は、振動発生装置300が、ディスプレイパネル100を振動させる場合、ディスプレイパネル100と離隔し、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、ディスプレイパネル100と接触することができる。詳細には、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の高さは、ディスプレイパネル100の背面に付着した緩衝部材400の高さよりも高くなり得る。また、ディスプレイパネル100の振動による変位は、緩衝部材400とディスプレイパネル100間の距離よりも小さいことがあり得る。
【0072】
例えば、図8a及び図8bのように、振動発生装置300は、振動伝達部材600を介してディスプレイパネル100を振動させて音響(SW)を出力することができる。ここで、ディスプレイパネル100の振動による変位は、緩衝部材400とディスプレイパネル100の間の距離よりも小さいので、ディスプレイパネル100が音響(SW)を出力するために振動しても、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100と接触しないことがあり得る。
【0073】
しかし、図9のように、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、ディスプレイパネル100の変位は、振動による変位よりも増加し得、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100と接触して振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。万一、緩衝部材400を含んでいないディスプレイ装置が外部からの衝撃を受けた場合、外部からの衝撃が振動発生装置300まで、そのまま伝達され、振動発生装置300が破損し得る。したがって、本出願による緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けても振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することにより、振動発生装置300が損傷、または破損することを防止または減少させることができる。
【0074】
一例によると、緩衝部材400は、パーティション部材500よりも高い弾性力を有することができる。たとえば、パーティション部材500は、複数の音響出力モジュール310、320のそれぞれから発生する音響間の干渉を防止したり、減少させるためにディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在し、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けたとき、振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義するために、背面構造物200の前面(Front Surface)に付着することができる。したがって、緩衝部材400は、パーティション部材500と離隔するほど、外部からの衝撃が発生したとき貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。
【0075】
一例によると、緩衝部材400は、振動伝達部材600よりも高い弾性力を有することができる。例えば、振動伝達部材600は、複数の音響出力モジュール310、320それぞれによって発生する音響間の干渉を防止するために、背面構造物200とディスプレイパネル100の間に配置され、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けたとき、振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義するために背面構造物200の前面(Front Surface)に付着することができる。したがって、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が受けた外部からの衝撃が振動伝達部材600を介して振動発生装置300にすべて伝達されることを防止したり減少させることで、貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。
【0076】
図10は、本出願の第3実施例に係る表示装置を示す背面図であり、図11図10の切断線III−III’に沿って切断した断面図である。図12a及び図12bは、図11のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図であり、図13は、図11のA領域で、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。ここで、本出願の第3実施例は、第1及び第2実施例と緩衝部材400の構成を異にするものであり、前述した構成と同一の構成は、簡単に説明したり、省略することにする。
【0077】
図10図13を参照すると、緩衝部材400は、背面構造物200に付着して、振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。詳細には、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100と向き合う背面構造物200の一面と反対の一面に付着し、貫通孔210、振動発生装置300、および振動伝達部材600のそれぞれと、重畳するように配置することができる。例えば、緩衝部材400は、背面構造物200の背面に付着することができる。ここで、背面構造物200の背面は、ディスプレイパネル100と向き合う一面と反対の一面に該当することができる。
【0078】
一例によると、緩衝部材400は、垂直部400aと、水平部400bを含むことができる。
【0079】
緩衝部材400の垂直部400aは、背面構造物200の背面に付着することができる。詳細には、垂直部400aは、貫通孔210と隣接する領域に配置して貫通孔210と、重畳する垂直部400aを支持することができる。例えば、垂直部400aは、背面構造物200の背面からディスプレイ装置の後方に延長され、水平部400bを支持することができる。
【0080】
緩衝部材400の水平部400bは、貫通孔210および振動発生装置300のそれぞれと重畳し、振動発生装置300と並んで配置することができる。水平部400bは、振動発生装置300と並んで配置することで、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、振動発生装置300と直接接触して振動発生装置300の最大変位を制限または定義することができる。
【0081】
緩衝部材400の水平部400bは、振動伝達部材600と、重畳するように配置することができる。例えば、振動伝達部材600は、振動発生装置300の前面(Front Surface)に連結され、緩衝部材400の水平部400bは、振動発生装置300の背面と所定距離、離隔することができる。
【0082】
緩衝部材400の水平部400bと振動発生装置300の間の距離は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の厚さよりも薄いことがあり得る。ここで、緩衝部材400およびパーティション部材500それぞれの厚さは、ディスプレイパネル100および背面構造物200それぞれの厚さと同じ方向に測定することができる。一例によると、緩衝部材400の水平部400bは、振動発生装置300が、ディスプレイパネル100を振動させる場合、振動発生装置300と離隔し、ディスプレイパネル100が、外部衝撃を受けた場合、振動発生装置300と接触することができる。詳細には、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の高さは緩衝部材400の垂直部400aの高さよりも高くなり得る。そして、振動発生装置300の振動による変位は、緩衝部材400の水平部400bと振動発生装置300の間の距離よりも小さいことがあり得る。
【0083】
例えば、図12a及び図12bのように、振動発生装置300は、振動伝達部材600を介してディスプレイパネル100を振動させて音響(SW)を出力することができる。ここで、振動発生装置300の振動による変位は、緩衝部材400の水平部400bと振動発生装置300の間の距離よりも小さいので、振動発生装置300が音響(SW)を出力するために振動しても、緩衝部材400の水平部400bは、振動発生装置300と接触しないことがあり得る。
【0084】
しかし、図13のように、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、振動発生装置300の変位は、振動による変位よりも増加し得、緩衝部材400の水平部400bは、振動発生装置300と接触して振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することができる。万一、緩衝部材400を含んでいないディスプレイ装置が外部からの衝撃を受けた場合、外部からの衝撃が振動発生装置300まで、そのまま伝達され、振動発生装置300が破損し得る。したがって、本出願による緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けても振動発生装置300の最大変位を制限したり、定義することにより、振動発生装置300が損傷、または破損することを防止または減少させることができる。
【0085】
一例によると、緩衝部材400は、振動伝達部材600よりも高い弾性力を有することができる。例えば、振動伝達部材600は、振動発生装置300から発生する振動をディスプレイパネル100に伝達するためにディスプレイパネル100と振動発生装置300の間に介在し、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けたとき、振動発生装置300の最大変位を制限したり定義するために、背面構造物200の背面に付着することができる。したがって、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100が受けた外部からの衝撃が振動伝達部材600を介して振動発生装置300にすべて伝達されることを減らしたり、または防止することにより、貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限することができる。
【0086】
図14は、本出願の第4実施例に係る表示装置を示す断面図である。図15a及び図15bは、図14のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図であり、図16は、図14のA領域で、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。ここで、本出願の第4実施例は、第1〜第3実施例と緩衝部材400の構成を異にするものであり、前述した構成と同一の構成は、簡単に説明したり、省略することにする。
【0087】
図14図16を参照すると、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100に付着した第1緩衝部材410および背面構造物200に付着した第2緩衝部材420を含み、振動発生装置300の最大変位を定義または制限することができる。詳細には、第1緩衝部材410は、背面構造物200と向き合うディスプレイパネル100の一面に付着し、第2緩衝部材420は、ディスプレイパネル100と向き合う背面構造物200の一面に付着し、第1及び第2緩衝部材410、420のそれぞれは、振動伝達部材600から離隔して囲むことができる。例えば、第1緩衝部材410は、ディスプレイパネル100の背面に付着することができ、ディスプレイパネル100の前面(Front Surface)は、映像を表示する面に該当し、ディスプレイパネル100の背面は、前面の反対面に該当することができる。そして、第2緩衝部材420は、背面構造物200の前面(Front Surface)に付着することができ、背面構造物200の前面は、ディスプレイパネル100と向き合う一面に該当し得る。
【0088】
第1及び第2緩衝部材410、420は、背面構造物200の貫通孔210と重畳しないが、貫通孔210と隣接する領域に配置することができる。一例によると、第1及び第2緩衝部材410、420は、貫通孔210と最大限隣接して、パーティション部材500と最大限離隔するように配置することができる。例えば、第1緩衝部材410は、ディスプレイパネル100に付着して、背面構造物200と離隔し、第2緩衝部材420は、背面構造物200に付着してディスプレイパネル100と離隔し、パーティション部材500は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在するので、第1および第2緩衝部材410、420は、パーティション部材500と離隔されるほど、外部からの衝撃が発生したとき、貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を定義または制限することができる。
【0089】
一例によると、第1及び第2緩衝部材410、420のそれぞれは、振動伝達部材600を基準に、互いに対称になるように配置することができる。例えば、第1および第2緩衝部材410、420のそれぞれは、振動伝達部材600の左右側、上下側、または上下左右側のように、振動伝達部材600を基準に、互いに対称になるように配置することができる。つまり、振動伝達部材600は、貫通孔210または音響発生モジュール310の中心部と重畳し、第1及び第2緩衝部材410、420は、貫通孔210または音響発生モジュール310と隣接するように配置することにより、第1及び第2緩衝部材410、420のそれぞれは、振動伝達部材600から離隔して囲むことができる。
【0090】
一例によると、第1及び第2緩衝部材410、420は、互いに重畳することができる。そして、第1及び第2緩衝部材410、420の厚さの合計は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の厚さよりも薄いことがあり得る。ここで、第1および第2緩衝部材410、420、およびパーティション部材500それぞれの厚さは、ディスプレイパネル100および背面構造物200それぞれの厚さと同じ方向に測定することができる。例えば、第1および第2緩衝部材410、420は、振動発生装置300が、ディスプレイパネル100を振動させる場合、互いに離隔し、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、互いに接触することができる。詳細には、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の高さは、第1および第2緩衝部材410、420のそれぞれの高さの合計よりも高くなり得る。また、ディスプレイパネル100の振動による変位は、第1および第2緩衝部材410、420の間の距離よりも小さいことがあり得る。
【0091】
例えば、図15a及び図15bのように、振動発生装置300は、振動伝達部材600を介してディスプレイパネル100を振動させて音響(SW)を出力することができる。このとき、ディスプレイパネル100の振動による変位は、第1および第2緩衝部材410、420の間の距離よりも小さいので、ディスプレイパネル100が振動しても、第1および第2緩衝部材410、420は、互いに接触しないことがあり得る。
【0092】
しかし、図16のように、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、ディスプレイパネル100の変位は、振動による変位よりも増加し得、第1および第2緩衝部材410、420は、互いに接触して振動発生装置300の最大変位を定義または制限することができる。万一、第1および第2緩衝部材410、420を含んでいないディスプレイ装置が外部からの衝撃を受けた場合、外部からの衝撃が振動発生装置300まで、そのまま伝達され、振動発生装置300が破損し得る。
【0093】
したがって、本出願による第1および第2緩衝部材410、420は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けても振動発生装置300の最大変位を定義または制限することにより、振動発生装置300が損傷または破損することを低減させたり防止することができる。また、本出願による表示装置は、第1および第2緩衝部材410、420を含むことにより、一つの緩衝部材だけを含む場合よりも、振動発生装置300に加わる負担を減らすことができる。
【0094】
図17は、本出願の第5実施例に係る表示装置を示す断面図である。図18a及び図18bは、図17のA領域で、振動発生装置によって振動するディスプレイパネルを示す図であり、図19は、図17のA領域で、外部からの衝撃を受けたディスプレイ装置を示す図である。ここで、本出願の第5実施例は、第1〜第4実施例と緩衝部材400の構成を異にするものであり、前述した構成と同一の構成は、簡単に説明したり、省略することにする。
【0095】
図17図19を参照すると、緩衝部材400は、ディスプレイパネル100に付着した第1緩衝部材410および背面構造物200に付着した第2緩衝部材420を含み、振動発生装置300の最大変位を定義または制限することができる。詳細には、第1緩衝部材410は、背面構造物200と向き合うディスプレイパネル100の一面に付着し、振動伝達部材600から離隔して囲み、第2緩衝部材420は、ディスプレイパネル100と向き合う背面構造物200の一面と反対の一面に付着して振動伝達部材600と重畳することができる。例えば、第1緩衝部材410は、ディスプレイパネル100の背面に付着することができ、ディスプレイパネル100の前面(Front Surface)は、映像を表示する面に該当し、ディスプレイパネル100の背面は、前面の反対面に該当する。そして、第2緩衝部材420は、背面構造物200の背面に付着することができ、背面構造物200の背面は、ディスプレイパネル100と向き合う一面と反対の一面に該当することができる。
【0096】
第1緩衝部材410は、貫通孔210と重畳しないが、貫通孔210と隣接する領域に配置され、第2緩衝部材420は、貫通孔210と重畳するように配置することができる。
【0097】
第1緩衝部材410の厚さは、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の厚さよりも薄いことがあり得る。ここで、第1緩衝部材410およびパーティション部材500それぞれの厚さは、ディスプレイパネル100および背面構造物200それぞれの厚さと同じ方向に測定することができる。一例によると、第1緩衝部材410は、貫通孔210と最大限隣接し、パーティション部材500と離隔するほど、外部からの衝撃が発生したとき貫通孔210に挿入された振動発生装置300の最大変位を制限することができる。
【0098】
そして、第2緩衝部材420は、垂直部420aおよび、水平部420bを含むことができる。第2緩衝部材420の垂直部420aは、背面構造物200の背面に付着することができる。詳細には、垂直部420aは、貫通孔210と隣接する領域に配置して貫通孔210と重畳する水平部420bを支持することができる。例えば、垂直部420aは、背面構造物200の背面からディスプレイ装置の後方に延長して、水平部420bを支持することができる。
【0099】
第2緩衝部材420の水平部420bは、貫通孔210および振動発生装置300のそれぞれと重畳し、振動発生装置300と並んで配置することができる。そして、第2緩衝部材420の水平部420bと振動発生装置300の間の距離は、ディスプレイパネル100と背面構造物200の間に介在したパーティション部材500の厚さよりも薄いことがあり得る。一例によると、水平部420bは、振動発生装置300と並んで配置されることで、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、振動発生装置300と直接接触して振動発生装置300の最大変位を制限することができる。
【0100】
例えば、図18a及び図18bのように、振動発生装置300は、振動伝達部材600を介してディスプレイパネル100を振動させて音響(SW)を出力することができる。ここで、ディスプレイパネル100の振動による変位は、第1緩衝部材410と背面構造物200の間の距離よりも小さいので、ディスプレイパネル100が振動しても、第1緩衝部材410は、背面構造物200と接触しないことがあり得る。また、ディスプレイパネル100の振動による変位は、第2緩衝部材420と振動発生装置300の間の距離よりも小さいので、振動発生装置300が振動しても、第2緩衝部材420は、振動発生装置300と接触しないことがあり得る。
【0101】
しかし、図19のように、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けた場合、ディスプレイパネル100の変位は、振動による変位よりも増加し得、第1緩衝部材410は、背面構造物200と接触して、第2緩衝部材420は、振動発生装置300と接触して振動発生装置300の最大変位を定義または制限することができる。万一、第1および第2緩衝部材410、420を含んでいないディスプレイ装置が外部からの衝撃を受けた場合、外部からの衝撃が振動発生装置300までそのまま伝達され、振動発生装置300が破損することがあり得る。
【0102】
したがって、本出願による第1および第2緩衝部材410、420は、ディスプレイパネル100が外部からの衝撃を受けても振動発生装置300の最大変位を定義または制限することにより、振動発生装置300が損傷または破損することを低減させたり防止することができる。また、本出願による表示装置は、第1および第2緩衝部材410、420を含むことにより、一つの緩衝部材だけを含む場合よりも、振動発生装置300に加わる負担を減らすことができる。
【0103】
本出願の実施例に係る表示装置に適用するディスプレイパネルは、液晶表示パネル、有機電界発光(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイパネル、量子ドットディスプレイパネル(quantum dot display panel)、および電界発光ディスプレイパネル(electroluminescent display panel)などのすべての形態のディスプレイパネルを使用することができ、本出願の振動発生装置によって振動することによって音響を発生することのできる特定のディスプレイパネルに限定されない。そして、本出願の実施例の表示装置は、有機発光層、量子ドット発光層、およびマイクロ発光ダイオードなどを含むディスプレイパネルに適用することができる。
【0104】
そして、本出願の実施例に係る振動発生装置は、ディスプレイ装置に適用することが可能である。本出願の実施例に係る表示装置は、モバイル装置、映像電話、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable device)、フォルダブル機器(foldable device)、ローラブル機器(rollable device)、ベンダブル機器(bendable device)、フレキシブル装置(flexible device)、カーブド機器(curved device)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、携帯電話医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ポータブルコンピュータ(portable computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、車両用ナビゲーション、車両用表示装置、テレビ、ウォールペーパー(wall paper)、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用することができる。
【0105】
本出願によるディスプレイ装置は、以下のように説明することができる。
【0106】
本出願のいくつかの例によるディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネル、ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、貫通孔に挿入してディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、ディスプレイパネルと振動発生装置の間に介在して振動発生装置の振動をディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、およびディスプレイパネルおよび背面構造物のいずれかに付着する緩衝部材を含むことができる。
【0107】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、背面構造物と向き合うディスプレイパネルの一面に付着することができる。
【0108】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、振動伝達部材から離隔して囲むことができる。
【0109】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材の厚さは、ディスプレイパネルおよび背面構造物の間に介在したパーティション部材の厚さよりも薄いことがあり得る。
【0110】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、複数の緩衝部材を含み、複数の緩衝部材は、振動伝達部材を基準に互いに対称になるように配置することができる。
【0111】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、ディスプレイパネルと向き合う背面構造物の一面に付着することができる。
【0112】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、振動伝達部材と離隔して振動伝達部材を囲むことができる。
【0113】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材の厚さは、ディスプレイパネルと背面構造物の間に介在したパーティション部材の厚さよりも薄いことがあり得る。
【0114】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、複数の緩衝部材を含み、複数の緩衝部材は、振動伝達部材を基準に互いに対称になるように配置することができる。
【0115】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、ディスプレイパネルと向き合う背面構造物の一面と反対の一面に付着して貫通孔と重畳するように配置することができる。
【0116】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、背面構造物の背面に付着する垂直部、および貫通孔と、重畳して振動発生装置と並んで配置された水平部を含むことができる。
【0117】
本出願のいくつかの例によると、水平部と振動発生装置の間の距離は、ディスプレイパネルと背面構造物の間に介在したパーティション部材の厚さよりも小さいことがあり得る。
【0118】
本出願のいくつかの例によると、緩衝部材は、振動発生装置とディスプレイパネルの最大変位を限定することができる。
【0119】
本出願のいくつかの例によるディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネル、ディスプレイパネルを支持して厚さ方向に沿って穿孔された貫通孔を含む背面構造物、貫通孔に挿入してディスプレイパネルを振動させる少なくとも一つの音響発生モジュールを含む振動発生装置、ディスプレイパネルと振動発生装置の間に介在して振動発生装置の振動をディスプレイパネルに伝達する振動伝達部材、およびディスプレイパネルに付着した第1緩衝部材、および背面構造物に付着した第2緩衝部材を含む緩衝部材を含むことができる。
【0120】
本出願のいくつかの例によると、第1緩衝部材は、背面構造物と向き合うディスプレイパネルの一面に付着し、第2緩衝部材は、ディスプレイパネルと向き合う背面構造物の一面に付着することができる。
【0121】
本出願のいくつかの例によると、第1及び第2緩衝部材は、互いに重畳することができる。
【0122】
本出願のいくつかの例によると、第1及び第2緩衝部材の厚さの合計は、ディスプレイパネルと背面構造物の間に介在したパーティション部材の厚さよりも薄いことがあり得る。
【0123】
本出願のいくつかの例によると、第1緩衝部材は、背面構造物と向き合うディスプレイパネルの一面に付着し、第2緩衝部材は、ディスプレイパネルと向き合う背面構造物の一面と反対の一面に付着して貫通孔と重畳するように配置することができる。
【0124】
本出願のいくつかの例によると、第2緩衝部材は、背面構造物の背面に付着する垂直部、および貫通孔と重畳して振動発生装置と並んで配置された水平部を含むことができる。
【0125】
本出願のいくつかの例によると、第1緩衝部材の厚さは、ディスプレイパネルと背面構造物の間に介在したパーティション部材の厚さよりも薄く、第2緩衝部材の水平部と振動発生装置の間の距離は、ディスプレイパネルと背面構造物の間に介在したパーティション部材の厚さよりも小さいことがあり得る。
【0126】
以上で説明した本出願は、前述した実施例及び添付した図に限定されるものではなく、本出願の技術的事項を逸脱しない範囲内で、複数の置換、変形及び変更が可能であることが、本出願が属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかであろう。したがって、本出願の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本出願の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0127】
100:ディスプレイパネル
200:背面構造物
300:振動発生装置
400:緩衝部材
500:パーティション部材
600:振動伝達部材
700:接着部材

図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15A
図15B
図16
図17
図18A
図18B
図19