特許第6871408号(P6871408)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6871408無線リソース構成方法および装置、ユーザ機器、ならびにネットワーク要素
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6871408
(24)【登録日】2021年4月19日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】無線リソース構成方法および装置、ユーザ機器、ならびにネットワーク要素
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20210426BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20210426BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20210426BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20210426BHJP
【FI】
   H04W76/10
   H04W24/10
   H04W88/06
   H04W72/04 111
【請求項の数】9
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2019-551975(P2019-551975)
(86)(22)【出願日】2018年3月23日
(65)【公表番号】特表2020-511869(P2020-511869A)
(43)【公表日】2020年4月16日
(86)【国際出願番号】CN2018080307
(87)【国際公開番号】WO2018171743
(87)【国際公開日】20180927
【審査請求日】2019年11月19日
(31)【優先権主張番号】201710184480.5
(32)【優先日】2017年3月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510020354
【氏名又は名称】中▲興▼通▲訊▼股▲ふぇん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】王▲しん▼
(72)【発明者】
【氏名】黄河
【審査官】 松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】 Huawei, HiSilicon,Failure handling on RRC configuration for LTE NR tight interworking,3GPP TSG-RAN WG2#97 R2-1701848,フランス,3GPP,2017年 2月 4日,Section 2
【文献】 ITRI,Control plane signalling transport for LTE-NR tight interworking,3GPP TSG-RAN WG2#97 R2-1701344,フランス,3GPP,2017年 2月 3日,Section 2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線リソース構成方法であって、前記無線リソース構成方法は、
ユーザ機器(UE)が、第1の無線アクセス技術(RAT)の第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)から無線リソース構成のメッセージを受信することであって、前記第1のRATは、前記UEと前記第1のRATの第1のネットワーク要素との間に確立され、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
前記第1の構成の情報に従って、前記UEが前記第1のRATの無線リソースを構成することを失敗すると判定することに応答して、前記UEが、前記無線リソース構成の応答メッセージを送信することにより、前記第1のRATの無線リソース構成の失敗を示すことと
を含み、
前記応答メッセージは支援情報を含み、前記支援情報は、前記第1のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、失敗原因とを含み、
前記応答メッセージを送信することは、第2のRATの第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信することと、前記支援情報を前記第2のネットワーク要素に報告することを含み、前記第2のRATは、第2のネットワーク要素と前記UEとの間に確立され、前記第2のSRBは、前記第1のSRBとは異なり、前記第2のネットワーク要素は、前記第1のネットワーク要素とは異なり、前記第1のネットワーク要素および前記第2のネットワーク要素は、無線インタフェースを経由して前記UEのための通信サービスを同時に提供する、無線リソース構成方法。
【請求項2】
記第1の構成は、前記UEのために前記第1のネットワーク要素によって実行される構成であり
前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し
前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、請求項1に記載の無線リソース構成方法。
【請求項3】
前記無線リソース構成の応答メッセージは、二次セルグループ(SCG)失敗情報のためのメッセージを含む、請求項1に記載の無線リソース構成方法。
【請求項4】
メモリプロセッサとを備えユーザ機器(UE)であって、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するように構成されており、
前記プロセッサは、
第1の無線アクセス技術(RAT)の第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)から無線リソース構成のメッセージを受信することであって、前記第1のRATは、前記UEと前記第1のRATの第1のネットワーク要素との間に確立され、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
前記第1の構成の情報に従って実施される前記第1のRATの無線リソースの構成が失敗すると判定することに応答して、前記無線リソース構成の応答メッセージを送信することにより、前記第1のRATの無線リソース構成の失敗を示すことと
を実施するように前記プログラムコードを実行するように構成されており、
前記応答メッセージは支援情報を含み、前記支援情報は、前記第1のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、失敗原因とを含み、
前記応答メッセージを送信することは、第2のRATの第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信することと、前記支援情報を前記第2のネットワーク要素に報告することを含み、前記第2のRATは、第2のネットワーク要素と前記UEとの間に確立され、前記第2のSRBは、前記第1のSRBとは異なり、前記第2のネットワーク要素は、前記第1のネットワーク要素とは異なり、前記第1のネットワーク要素および前記第2のネットワーク要素は、無線インタフェースを経由して前記UEのための通信サービスを同時に提供する、UE。
【請求項5】
請求項1に記載のリソース構成方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項6】
請求項2に記載のリソース構成方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項7】
請求項3に記載のリソース構成方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項8】
記第1の構成は、前記UEのために前記第1のネットワーク要素によって実行される構成であり
前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し
前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、請求項4に記載のUE。
【請求項9】
前記無線リソース構成の応答メッセージは、二次セルグループ(SCG)失敗情報のためのメッセージを含む、請求項4に記載のUE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信の技術分野に関し、例えば、無線リソース構成方法および装置、ユーザ機器、ならびにネットワーク要素に関する。
【背景技術】
【0002】
第4世代(4G)通信システムが成熟した時代では、第5世代(5G)通信システムに関する研究が、より良好な通信体験を求めるために分野内で開始されている。
【0003】
E−UTRANノードB(eNB)は、4G無線アクセスネットワーク(RAN)内で展開され、無線インターフェースを経由してロングタームエボリューション(LTE)無線アクセス技術(RAT)を使用し、進化型パケットコア(EPC)にアクセスする。そのようなLTE eNBと異なり、世代ノードB(gNB)は、5G RAN内で展開され、無線インターフェースを経由して新規無線(NR)RATを使用し、次世代コア(NGC)にアクセスする。
【0004】
広く展開されたLTE eNBを十分に活用するために、業界は、LTE−NR緊密インターワーキングと称される、LTE eNBとNR gNBとの間の緊密な結合および相互運用の様式でユーザ機器(UE)のための通信サービスを提供するためのシステムアーキテクチャを提案し、UEはまた、ユーザ端末とも称される。LTEとNRとの間の緊密な結合および相互運用は、UEが、同時に2つのRATの無線リソースを使用することができ、それに対応して、2つのRATスケジューラによって別個にスケジュールされることを指す。2つの独立したスケジューラは、それぞれ、RAN内の2つのノードの中に位置し、2つのノードは、理想または非理想的ネットワーク要素の間のインターフェースを介して接続される。コアネットワークでは、UEは、依然として、制御プレーン(CP)インターフェースの1つだけの接続を有する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(要約)
無線リソース構成方法は、下記に説明されるステップを含む。
UEは、第1のRATの第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)から無線リソース構成のメッセージを受信し、メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、第1の構成は、第1のRATの無線リソースの構成である。
第1の構成の情報に従って、UEが第1のRATの無線リソースを構成することができないと判定することに応答して、UEは、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第1のRATの無線リソース構成が失敗することを示す。
【0006】
無線リソース構成装置は、UEの中に構成され、受信モジュールと、構成モジュールと、応答モジュールとを含む。
受信モジュールは、第1のRATの第1のSRBから無線リソース構成のメッセージを受信するように構成され、メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、第1の構成は、第1のRATの無線リソースの構成である。
構成モジュールは、第1の構成の情報に従って、第1のRATの無線リソースを構成するように構成される。
応答モジュールは、第1のRATの無線リソースの構成が失敗すると判定することに応答して、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第1のRATの無線リソース構成が失敗することを示すように構成される。
【0007】
UEは、メモリと、プロセッサとを含む。
メモリは、プログラムコードを記憶するように構成される。
プロセッサは、以下の処理:
第1のRATの第1のSRBから無線リソース構成のメッセージを受信することであって、メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、第1の構成は、第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
第1の構成の情報に従って実施される第1のRATの無線リソースの構成が失敗すると判定することに応答して、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第1のRATの無線リソース構成が失敗することを示すことと
を実施するために、プログラムコードを読み取るように構成される。
【0008】
無線リソース構成方法は、下記に説明されるステップを含む。
第1のRATを使用する第1のネットワーク要素は、第1のRATのSRBを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理し、応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。
第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0009】
無線リソース構成装置は、第1のRATを使用する第1のネットワーク要素の中で構成され、処理モジュールを含む。
処理モジュールは、第1のRATのSRBを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するように構成され、応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。
第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0010】
ネットワーク要素は、メモリと、プロセッサとを含む。
メモリは、プログラムコードを記憶するように構成される。
プロセッサは、以下の処理:第1のRATのSRBを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することを実施するために、プログラムコードを読み取るように構成され、応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。
第1のRATを使用するネットワーク要素および第2のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、ネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0011】
無線リソース構成方法は、下記に説明されるステップを含む。
第1のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立される第1のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信し、メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、第1の構成は、UEのために第1のネットワーク要素によって実施される第1のRATの無線リソースの構成である。
第1のネットワーク要素は、UEから第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理し、または第2のネットワーク要素によってレポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理する。
第1のRATを使用する第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第2のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0012】
無線リソース構成装置は、第1のRATを使用する第1のネットワーク要素の中で構成され、送信モジュールと、処理モジュールとを含む。
送信モジュールは、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立される第1のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信するように構成され、メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、第1の構成は、UEのために第1のネットワーク要素によって実施される第1のRATの無線リソースの構成である。
処理モジュールは、UEから第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理し、または第2のネットワーク要素によってレポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理するように構成される。
第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第2のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0013】
ネットワーク要素は、メモリと、プロセッサとを含む。
メモリは、プログラムコードを記憶するように構成される。
プロセッサは、以下の処理:
ネットワーク要素とUEとの間に確立される第1のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信することであって、メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、第1の構成は、UEのためにネットワーク要素によって実施される第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
UEから第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理すること、または第1のネットワーク要素によってレポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理することと
を実施するために、プログラムコードを読み取るように構成される。
第1のRATを使用するネットワーク要素および第2のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第2のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0014】
コンピュータ可読記憶媒体が、上記に説明される任意の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
無線リソース構成方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、第1の無線アクセス技術(RAT)の第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)から無線リソース構成のメッセージを受信することであって、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
前記第1の構成の情報に従って、前記UEが前記第1のRATの無線リソースを構成することができないと判定することに応答して、前記UEによって、前記無線リソース構成の応答メッセージを送信し、前記第1のRATの無線リソース構成が失敗することを示すことと
を含む、方法。
(項目2)
前記第1のSRBは、前記UEと、前記第1のRATを使用する第1のネットワーク要素との間に確立され、
前記第1の構成は、前記UEのために前記第1のネットワーク要素によって実施される構成であり、
前記第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、
前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、
前記第2のRATの第2のSRBは、前記第2のネットワーク要素と前記UEの間に確立され、
前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記応答メッセージは、前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送し、前記レポート情報は、以下の情報:
前記第1のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または
前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報
のうちの少なくとも1つを備える、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記支援情報は、以下の情報:失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを備え、または
前記支援情報は、前記第1のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、前記以下の情報:前記失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない前記構成部分のうちの少なくとも1つとを備える、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記UEが前記応答メッセージを送信することは、
前記UEによって、前記第2のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによって、前記レポート情報を符号化し、前記第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信し、処理のために前記レポート情報を前記第2のネットワーク要素に報告すること、または
前記UEによって、前記第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、前記レポート情報を符号化し、前記第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信し、前記応答メッセージのコンテナの中で前記レポート情報を搬送し、前記第2のネットワーク要素を通して、処理のために前記コンテナを前記第1のネットワーク要素に転送すること
を含む、項目3に記載の方法。
(項目6)
前記無線リソース構成の応答メッセージは、無線リソース制御(RRC)接続再構成完了メッセージ、二次セルグループ(SCG)失敗情報のためのメッセージ、別のRRCメッセージ、または新たに追加されたRRCメッセージのうちの1つを備える、項目1−5のいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
無線リソース構成方法であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)を使用する第1のネットワーク要素によって、前記第1のRATのシグナリング無線ベアラ(SRB)を通して、ユーザ機器(UE)によって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することを含み、
前記応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送し、
前記第1のネットワーク要素および前記第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、前記第1のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、方法。
(項目8)
前記レポート情報は、以下の情報:
前記第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報、または
前記第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報
のうちの少なくとも1つを備える、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記支援情報は、以下の情報:失敗原因、または前記第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを備え、または
前記支援情報は、前記第2のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、前記以下の情報:前記失敗原因、または前記第2の構成で使用されることができない前記構成部分のうちの少なくとも1つとを備え、
前記第2の構成は、前記UEのために前記第2のネットワーク要素によって実施される前記第2のRATの無線リソースの構成である、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記レポート情報は、前記第1のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによってコード化され、
前記第1のネットワーク要素によって、前記UEによって返される前記無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することは、前記第1のネットワーク要素によって、前記レポート情報を復号し、前記レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記レポート情報は、前記第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、前記応答メッセージのコンテナの中で搬送され、
前記第1のネットワーク要素によって、前記UEによって返される前記無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することは、
前記第1のネットワーク要素によって、前記コンテナを前記第2のネットワーク要素に転送し、前記第2のネットワーク要素が前記コンテナの中の前記レポート情報を復号した後、前記第2のネットワーク要素によって、前記レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む、項目8に記載の方法。
(項目12)
前記無線リソース管理決定の結果は、前記第2のネットワーク要素を解放すること、または前記第2のネットワーク要素を切り替えること、または前記第2のネットワーク要素によって前記第2のRATの無線リソースを再構成することである、項目10または11に記載の方法。
(項目13)
前記無線リソース管理決定の結果が前記第2のネットワーク要素を解放することであると判定することに応答して、前記方法はさらに、前記第1のネットワーク要素によって、前記SRBを通して、前記第2のRATの無線リソースを解放するように前記UEに通知することを含み、
前記無線リソース管理決定の結果が前記第2のネットワーク要素を切り替えることであると判定することに応答して、前記方法はさらに、前記第1のネットワーク要素によって、前記第2のネットワーク要素が切り替えられた後に、新しい第2のネットワーク要素によって送信される新しい第2のRATの無線リソース再構成の第1の再構成情報を受信し、前記SRBを通して前記第1の再構成情報を前記UEに送信することを含み、
前記無線リソース管理決定の結果が前記第2のネットワーク要素によって前記第2のRATの無線リソースを再構成することであると判定することに応答して、前記方法はさらに、前記第1のネットワーク要素によって、前記第2のネットワーク要素によって送信される前記第2のRATの無線リソース再構成の第2の再構成情報を受信し、前記SRBを通して前記第2の再構成情報を前記UEに送信することを含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
無線リソース構成方法であって、
第1のネットワーク要素によって、前記第1のネットワーク要素とユーザ機器(UE)との間に確立される第1の無線アクセス技術(RAT)のシグナリング無線ベアラ(SRB)を通して、無線リソース構成のメッセージを前記UEに送信することであって、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記UEのために前記第1のネットワーク要素によって実施される前記第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
前記第1のネットワーク要素によって、前記UEから前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理すること、または第2のネットワーク要素によって前記レポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理することと
を含み、
前記第1のRATを使用する前記第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する前記第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する、方法。
(項目15)
前記第1のネットワーク要素によって、前記UEによる前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についての前記レポート情報を受信および処理することは、
前記第1のネットワーク要素によって、コンテナを通して前記第2のネットワーク要素によって転送される前記レポート情報を受信し、前記レポート情報を復号し、前記レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含み、
前記レポート情報は、前記第1のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによってコード化される、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第1のネットワーク要素が、前記第2のネットワーク要素によって前記レポート情報に従って実施される前記無線リソース管理決定の結果を受信および処理すると判定することに応答して、前記無線リソース管理決定は、前記第2のネットワーク要素が前記UEによって送信される前記レポート情報を受信および復号した後に開始され、前記レポート情報は、前記第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される、項目14に記載の方法。
(項目17)
前記無線リソース管理決定の結果は、前記第1のネットワーク要素を解放すること、または前記第1のネットワーク要素を切り替えること、または前記第1のネットワーク要素によって前記第1のRATの無線リソースを再構成することである、項目15または16に記載の方法。
(項目18)
前記無線リソース管理決定の結果が前記第1のネットワーク要素によって前記第1のRATの無線リソースを再構成することであると判定することに応答して、前記方法はさらに、前記第2のネットワーク要素を通して、前記第1のRATの無線リソース再構成の情報を前記UEに転送することを含む、項目14に記載の方法。
(項目19)
前記レポート情報は、以下の情報:
前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報、または
前記第1のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報
のうちの少なくとも1つを備える、項目15または16に記載の方法。
(項目20)
前記支援情報は、以下の情報:失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを備え、または
前記支援情報は、前記第2のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、前記以下の情報:前記失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを備える、項目19に記載の方法。
(項目21)
ユーザ機器(UE)の中で構成される、無線リソース構成装置であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)の第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)から無線リソース構成のメッセージを受信するように構成される、受信モジュールであって、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記第1のRATの無線リソースの構成である、受信モジュールと、
前記第1の構成の情報に従って、前記第1のRATの無線リソースを構成するように構成される、構成モジュールと、
前記第1のRATの無線リソースの構成が失敗すると判定することに応答して、前記無線リソース構成の応答メッセージを送信し、前記第1のRATの無線リソース構成が失敗することを示すように構成される、応答モジュールと
を備える、装置。
(項目22)
前記第1のSRBは、前記UEと、前記第1のRATを使用する第1のネットワーク要素との間に確立され、
前記第1の構成は、前記UEのために前記第1のネットワーク要素によって実施される構成であり、
前記第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、
前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、
前記第2のRATの第2のSRBは、前記第2のネットワーク要素と前記UEの間に確立され、
前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、項目21に記載の装置。
(項目23)
前記応答メッセージは、前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送し、前記レポート情報は、以下の情報:
前記第1のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または
前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報
のうちの少なくとも1つを備え、
前記支援情報は、以下の情報:失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを備え、または
前記支援情報は、前記第1のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、前記以下の情報:前記失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない前記構成部分のうちの少なくとも1つとを備える、項目22に記載の装置。
(項目24)
前記応答モジュールはさらに、前記第2のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによって、前記レポート情報を符号化し、前記第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信し、処理のために前記レポート情報を前記第2のネットワーク要素に報告するように構成され、または
前記応答モジュールはさらに、前記第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、前記レポート情報を符号化し、前記第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信し、前記応答メッセージのコンテナの中で前記レポート情報を搬送し、前記第2のネットワーク要素を通して、処理のために前記コンテナを前記第1のネットワーク要素に転送するように構成される、項目23に記載の装置。
(項目25)
メモリと、プロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)であって、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、以下の処理:
第1の無線アクセス技術(RAT)の第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)から無線リソース構成のメッセージを受信することであって、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
前記第1の構成の情報に従って実施される前記第1のRATの無線リソースの構成が失敗すると判定することに応答して、前記無線リソース構成の応答メッセージを送信し、前記第1のRATの無線リソース構成が失敗することを示すことと
を実施するために、前記プログラムコードを読み取るように構成される、UE。
(項目26)
前記応答メッセージは、前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送し、前記レポート情報は、以下の情報:
前記第1のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または
前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報
のうちの少なくとも1つを備え、
前記支援情報は、以下の情報:失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを備え、または
前記支援情報は、前記第1のRATの無線チャネル上の前記UEの測定結果と、前記以下の情報:前記失敗原因、または前記第1の構成で使用されることができない前記構成部分のうちの少なくとも1つとを備える、項目25に記載のUE。
(項目27)
前記プロセッサはさらに、前記第2のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによって、前記レポート情報を符号化し、前記第2のRATの第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信し、処理のために前記レポート情報を第2のネットワーク要素に報告するように構成され、または
前記プロセッサはさらに、前記第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、前記レポート情報を符号化し、前記第2のSRBを通して前記応答メッセージを送信し、前記応答メッセージのコンテナの中で前記レポート情報を搬送し、前記第2のネットワーク要素を通して、処理のために前記コンテナを前記第1のネットワーク要素に転送するように構成され、
前記第1のRATは、前記第2のRATと異なり、前記第1のネットワーク要素は、前記第1のRATを使用し、前記第2のネットワーク要素は、前記第2のRATを使用する、項目26に記載のUE。
(項目28)
第1の無線アクセス技術(RAT)を使用する第1のネットワーク要素の中で構成される、無線リソース構成装置であって、
前記第1のRATのシグナリング無線ベアラ(SRB)を通して、ユーザ機器(UE)によって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するように構成される、処理モジュールを備え、
前記応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送し、
前記第1のネットワーク要素および前記第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、前記第1のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、装置。
(項目29)
前記レポート情報は、前記第1のRATに対応する抽象構文記法.1(ASN.1)を使用することによってコード化され、前記処理モジュールが前記UEによって返される前記無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することは、前記レポート情報を復号し、前記レポート情報に従って前記無線リソース管理決定を実施することを含み、または
前記レポート情報は、前記第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、前記応答メッセージのコンテナの中で搬送され、前記処理モジュールが前記UEによって返される前記無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することは、前記応答メッセージの中の前記コンテナを前記第2のネットワーク要素に転送し、前記第2のネットワーク要素が前記コンテナの中の前記レポート情報を復号した後、前記レポート情報に従って前記無線リソース管理決定を実施することを含む、項目28に記載の装置。
(項目30)
前記無線リソース管理決定の結果は、前記第2のネットワーク要素を解放すること、または前記第2のネットワーク要素を切り替えること、または前記第2のネットワーク要素によって前記第2のRATの無線リソースを再構成することであり、
前記装置はさらに、通知モジュールを備え、前記通知モジュールは、前記無線リソース管理決定の結果が前記第2のネットワーク要素を解放することであると判定することに応答して、前記SRBを通して、前記第2のRATの無線リソースを解放するように前記UEに通知し、前記無線リソース管理決定の結果が前記第2のネットワーク要素を切り替えることであると判定することに応答して、前記第2のネットワーク要素が切り替えられた後に、新しい第2のネットワーク要素によって送信される新しい第2のRATの無線リソース再構成の第1の再構成情報を受信し、前記SRBを通して前記第1の再構成情報を前記UEに送信し、前記無線リソース管理決定の結果が前記第2のネットワーク要素によって前記第2のRATの無線リソースを再構成することであると判定することに応答して、前記第2のネットワーク要素によって送信される前記第2のRATの無線リソース再構成の第2の再構成情報を受信し、前記SRBを通して前記第2の再構成情報を前記UEに送信するように構成される、項目29に記載の装置。
(項目31)
メモリと、プロセッサとを備える、ネットワーク要素であって、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、以下の処理:第1の無線アクセス技術(RAT)のシグナリング無線ベアラ(SRB)を通して、ユーザ機器(UE)によって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信し、かつ処理を実施することを実施するために、前記プログラムコードを読み取るように構成され、
前記応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送し、
前記第1のRATを使用する前記ネットワーク要素および前記第2のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、前記ネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、前記第1のRATは、前記第2のRATと異なる、ネットワーク要素。
(項目32)
前記レポート情報は、前記第1のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによってコード化され、前記プロセッサが前記UEによって返される前記無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することは、前記レポート情報を復号し、前記レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含み、または
前記レポート情報は、前記第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、前記応答メッセージのコンテナの中で搬送され、前記プロセッサが前記UEによって返される前記無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理することは、前記コンテナを前記第1のネットワーク要素に転送し、前記第1のネットワーク要素が前記コンテナの中の前記レポート情報を復号した後、前記レポート情報に従って前記無線リソース管理決定を実施することを含む、項目31に記載のネットワーク要素。
(項目33)
第1の無線アクセス技術(RAT)を使用する第1のネットワーク要素の中で構成される、無線リソース構成装置であって、
前記第1のネットワーク要素とユーザ機器(UE)との間に確立される前記第1のRATのシグナリング無線ベアラ(SRB)を通して、無線リソース構成のメッセージを前記UEに送信するように構成される、送信モジュールであって、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記UEのために前記第1のネットワーク要素によって実施される前記第1のRATの無線リソースの構成である、送信モジュールと、
前記UEから前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理し、または第2のネットワーク要素によって前記レポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理するように構成される、処理モジュールと
を備え、
前記第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する前記第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する、装置。
(項目34)
前記処理モジュールが、前記UEから前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についての前記レポート情報を受信および処理することは、
前記第2のネットワーク要素によって転送される前記レポート情報を受信し、前記レポート情報を復号し、次いで、前記レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含み、
前記レポート情報は、前記第1のRATに対応する抽象構文記法.1(ASN.1)を使用することによってコード化される、項目33に記載の装置。
(項目35)
前記無線リソース管理決定の結果は、前記第1のネットワーク要素を解放すること、または前記第1のネットワーク要素を切り替えること、または前記第1のネットワーク要素によって前記第1のRATの無線リソースを再構成することであり、
前記装置はさらに、再構成モジュールを備え、前記再構成モジュールは、前記無線リソース管理決定の結果が前記第1のネットワーク要素によって前記第1のRATの無線リソースを再構成することであると判定することに応答して、前記第2のネットワーク要素を通して、前記第1のRATの無線リソース再構成の情報を前記UEに転送するように構成される、項目34に記載の装置。
(項目36)
メモリと、プロセッサとを備える、ネットワーク要素であって、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、以下の処理:
前記ネットワーク要素とユーザ機器(UE)との間に確立される第1の無線アクセス技術(RAT)のシグナリング無線ベアラ(SRB)を通して、無線リソース構成のメッセージを前記UEに送信することであって、前記メッセージは、第1の構成の情報を搬送し、前記第1の構成は、前記UEのために前記ネットワーク要素によって実施される前記第1のRATの無線リソースの構成である、ことと、
前記UEから前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理すること、または第1のネットワーク要素によって前記レポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理し、かつ対応する処理を実施することと
を実施するために、前記プログラムコードを読み取るように構成され、
前記第1のRATを使用する前記ネットワーク要素および第2のRATを使用する前記第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由して前記UEのための通信サービスを提供し、前記第2のネットワーク要素は、前記UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する、ネットワーク要素。
(項目37)
前記プロセッサが、前記UEから前記第1のRATの無線リソース構成の失敗についての前記レポート情報を受信および処理することは、
前記第1のネットワーク要素によって転送される前記レポート情報を受信し、前記レポート情報を復号し、次いで、前記レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含み、
前記レポート情報は、前記第1のRATに対応する抽象構文記法(ASN.1)を使用することによってコード化される、項目36に記載のネットワーク要素。
(項目38)
項目1−20のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、2つのネットワーク要素が、同時に、無線インターフェースを経由してUEのためのサービスを提供する、通信システムのネットワークアーキテクチャの概略図である。
図2図2は、いくつかの実施形態による、UE側における無線リソース構成方法のフローチャートである。
図3A図3Aは、いくつかの実施形態による、UEにおける無線リソース構成装置のモジュールの略図である。
図3B図3Bは、いくつかの実施形態による、UEの構造図である。
図4図4は、いくつかの実施形態による、UE側における無線リソース構成方法のフローチャートである。
図5図5は、いくつかの実施形態による、第1のネットワーク要素側における無線リソース構成方法のフローチャートである。
図6A図6Aは、いくつかの実施形態による、第1のネットワーク要素内の無線リソース構成装置のモジュールの略図である。
図6B図6Bは、いくつかの実施形態による、第1のネットワーク要素の構造図である。
図7図7は、いくつかの実施形態による、第2のネットワーク要素側における無線リソース構成方法のフローチャートである。
図8A図8Aは、いくつかの実施形態による、第2のネットワーク要素内の無線リソース構成装置のモジュールの略図である。
図8B図8Bは、いくつかの実施形態による、第2のネットワーク要素の構造図である。
図9図9は、いくつかの実施形態による、無線リソース構成のシグナリングフロー図である。
図10図10は、いくつかの実施形態による、無線リソース構成のシグナリングフロー図である。
図11図11は、いくつかの実施形態による、無線リソース構成のシグナリングフロー図である。
図12図12は、いくつかの実施形態による、無線リソース構成のシグナリングフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(詳細な説明)
図1を参照すると、LTE eNBとNR gNBとの間の緊密な結合および相互運用の様式でUEのための通信サービスを提供するためのシステムアーキテクチャでは、2つのネットワーク要素が、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供する。以降では、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する、サービングネットワーク要素は、第1のネットワーク要素と称され、UEのための付加的無線リソースを提供する、サービングネットワーク要素は、第2のネットワーク要素と称され、第1のネットワーク要素はまた、UEとコアネットワークとの間にユーザプレーン(UP)インターフェースも確立し、第2のネットワーク要素とコアネットワークとの間のUPインターフェースは、随意である。
【0017】
無線インターフェースの観点から、第1のネットワーク要素は、LTE RAT等の第1のRATを使用し、第2のネットワーク要素は、NR RAT等の第2のRATを使用する。いくつかの実施例では、UPデータ伝送は、第1のネットワーク要素とUEとの間で、および第2のネットワーク要素とUEとの間で実施される。第1のRATのSRBが、無線リソース制御(RRC)シグナリング等の制御プレーンシグナリングを伝送するように、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立される一方で、第2のネットワーク要素とUEとの間に確立される第2のRATのSRBは、随意である。以降では、第1のRATのSRBはまた、第1のSRBとも称され、第2のRATのSRBは、第2のSRBと称される。
【0018】
無線リソース管理(RRM)の視点から、第1のネットワーク要素は、第1の構成と称される、UEのための第1のRATの無線リソースの構成に関与し、第2のネットワーク要素は、第2の構成と称される、UEのための第2のRATの無線リソースの構成に関与する。第1の構成および第2の構成は、ある範囲を満たしながら、相互から独立している(例えば、第1の構成および第2の構成の合計は、UEの無線能力を超えることができない)。
【0019】
関連技術分野では、RRC_Connected状態時のUEが、サービングネットワーク要素によって発行される無線リソース構成を受信することができない(すなわち、構成が失敗する)とき、UEは、RRC接続再確立プロシージャ等の再開プロシージャをトリガする。しかしながら、これは、ユーザプレーンのデータ伝送の中断を引き起こし、UEがプロシージャを実行すること、および制御プレーンのシグナリング伝送負荷の複雑性を増加させる。再開プロシージャが正常に実行されたとしても、ある時間が、無線インターフェースを経由してデータ伝送を再開するために要求される。したがって、緊密な結合および相互運用システム等の図1に示されるシステム内で無線リソース構成失敗を取り扱うことによって、UEのユーザ体験を向上させる方法が、問題である。
【0020】
いくつかの実施形態は、UE側の無線リソース構成に関する。
【0021】
ベースのシステムアーキテクチャが、図1およびその説明で参照される。いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、同時に、緊密な結合および相互運用の様式で無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、第1のRATのSRBは、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立され、第2のRATのSRBは、第2のネットワーク要素とUEとの間に確立されない。いくつかの実施形態では、第1のRATが第2のRATと異なる限り、第1のネットワーク要素によって使用される第1のRATは、LTE RATおよびNR RATのうちの一方であり、第2のネットワーク要素によって使用される第2のRATは、LTE RATおよびNR RATのうちの他方である。いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、それぞれ、eNBおよびgNBである。
【0022】
実施形態は、無線リソース構成方法を提供する。図2に示されるように、本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0023】
ステップ110では、UEは、第1のRATのSRBから無線リソース構成の第1のメッセージを受信する。第1のメッセージは、第2の構成の情報を搬送し、第2の構成は、第2のRATの無線リソースの構成である。
【0024】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成の第1のメッセージは、無線リソース構成を実施するためのRRC接続再構成メッセージ等の任意のメッセージである。
【0025】
方法の実施形態では、第1のRATのSRBは、UEと第1のRATの第1のネットワーク要素との間に確立されるSRBであり、第2の構成は、UEのために第2のRATの第2のネットワーク要素によって実施される構成である。
【0026】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成の第1のメッセージはさらに、第1の構成の情報を搬送する。第1の構成は、UEのために第1のネットワーク要素によって実施される第1のRATの無線リソースの構成である。
【0027】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成方法はさらに、UEが、第1の構成の情報に従って第1のRATの無線リソースを正常に構成するとき、UEによって送信される無線リソース構成の応答メッセージが、第1のRATの無線リソース構成が成功したことを示すインジケーション情報を搬送することを含む。いくつかの実施形態では、第1のRATの無線リソース構成が成功したことを示すインジケーション情報、および第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示すレポート情報は、両方ともRRCシグナリングの中で搬送される。いくつかの実施形態では、第1のRATの無線リソース構成が成功したことを示すインジケーション情報、および第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示すレポート情報は、それぞれ、異なるRRCシグナリングの中で搬送される。
【0028】
ステップ120では、UEが第2の構成の情報に従って第2のRATの無線リソースを正常に構成することができないとき、UEは、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示す。
【0029】
いくつかの実施形態では、上記に説明される無線リソース構成の応答メッセージは、無線リソース構成の受信されたメッセージに応答した、RRC接続再構成完了メッセージ、二次セルグループ(SCG)失敗情報のためのメッセージ、または他のRRCメッセージ等の任意のメッセージである。いくつかの実施形態では、他のRRCメッセージは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様書(TS)38.331 V15.0.0(2017−12)の中のUEによって基地局に送信されるRRCメッセージ(例えば、RRC接続再開メッセージ)等のUEによって基地局に送信されるRRCメッセージである。
【0030】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。レポート情報は、以下の情報:
第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または
第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報
のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソースを構成するUEの失敗のインジケーションは、明示的インジケーションである。いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソースを構成するUEの失敗のインジケーションは、暗示的インジケーションである。第2のRATの無線リソースを構成するUEの失敗のインジケーションが、明示的インジケーションであるとき、応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示すインジケーション情報を含む。第2のRATの無線リソースを構成するUEの失敗のインジケーションが、暗示的インジケーションであるとき、応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示すインジケーション情報を含まない。ネットワーク側におけるネットワーク要素は、支援情報(敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つ等)に従って、UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを判定し、または第2のRATの無線リソース構成が成功することを示すインジケーション情報が受信されないときに、第2のRATの無線リソース構成が失敗すると見なされることが合意される。
【0033】
いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。UEは、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第1のネットワーク要素に報告する。他の実施形態では、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。UEは、第1のSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、応答メッセージのコンテナの中でレポート情報を搬送し、第1のネットワーク要素を通して、処理のためにコンテナを第2のネットワーク要素に転送する。いくつかの実施形態では、第1のRATに対応するASN.1および第2のRATに対応するASN.1は、異なる。第2のRATの無線リソース構成が失敗した後に、無線リソース管理決定が第1のネットワーク要素によって実施されるとき、第1のRATに対応するASN.1は、レポート情報をコード化するために使用される。第2のRATの無線リソース構成が失敗した後に、無線リソース管理決定が第2のネットワーク要素によって実施されるとき、第2のRATに対応するASN.1は、レポート情報をコード化するために使用され、コード化されたレポート情報は、コンテナの中で搬送され、第1の要素は、いかなる処理も伴わずにコンテナを第2のネットワーク要素に直接転送する。
【0034】
いくつかの実施形態は、UEの中で構成される無線リソース構成装置を提供する。図3Aに示されるように、無線リソース構成モジュールは、第1の受信モジュール10と、第1の構成モジュール20と、応答モジュール30とを含む。
【0035】
第1の受信モジュール10は、第1のRATのSRBから無線リソース構成のメッセージを受信するように構成される。メッセージは、第2の構成の情報を搬送し、第2の構成は、第2のRATの無線リソースの構成であり、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0036】
第1の構成モジュール20は、第2の構成の情報に従って、第2のRATの無線リソースを構成するように構成される。
【0037】
応答モジュール30は、第2のRATの無線リソースの構成が実施されるときに、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示すように構成される。
【0038】
上記の実施形態では、第1のRATのSRBは、UEと第1のRATを使用する第1のネットワーク要素との間に確立されるSRBであり、第2の構成は、UEのために第2のRATを使用する第2のネットワーク要素によって実施される構成である。第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0039】
いくつかの実施形態では、第1の応答モジュールによって送信される無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。レポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0040】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、第1の応答モジュールは、第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第1のネットワーク要素に報告する。他の実施形態では、第1の応答モジュールは、第2のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、応答メッセージのコンテナの中でレポート情報を搬送し、第1のネットワーク要素を通して、処理のためにコンテナを第2のネットワーク要素に転送する。
【0042】
いくつかの実施形態は、UEを提供する。図3Bに示されるように、UEは、第1のメモリ11と、第1のプロセッサ12とを含む。
【0043】
第1のメモリは、プログラムコードを記憶するように構成される。
【0044】
第1のプロセッサは、以下の処理を実施するためのプログラムコードを読み取るように構成される。
【0045】
無線リソース構成の第1のメッセージは、第1のRATのSRBから受信される。第1のメッセージは、第2の構成の情報を搬送し、第2の構成は、第2のRATの無線リソースの構成であり、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0046】
第1の構成の情報に従って実施される第1のRATの無線リソースの構成が失敗するとき、無線リソース構成の応答メッセージが、第1のRATの無線リソースの構成が失敗することを示すように送信される。
【0047】
いくつかの実施形態では、第1のプロセッサによって送信される無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。レポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0048】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、第1のプロセッサは、第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第1のネットワーク要素に報告する。他の実施形態では、プロセッサは、第2のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、応答メッセージのコンテナの中でレポート情報を搬送し、第1のネットワーク要素を通して、処理のためにコンテナを第2のネットワーク要素に転送する。
【0050】
上記のプロセッサは、上記に説明される方法の実施形態において任意のプロセスを実施してもよい。
【0051】
上記の実施形態の上記のソリューションを用いると、UEが第2のRATの無線リソースを構成することができないとき、失敗は、時間内に報告され、再開プロシージャは、トリガされず、第1のRATの無線リソースの構成は、影響を受けず、それによって、ユーザプレーンのデータ伝送の中断を回避し、UEがプロシージャを実行することの複雑性を低減させ、制御プレーンのシグナリング伝送負荷を低減させ、システム性能を向上させる。
【0052】
いくつかの実施形態は、UE側における無線リソース構成に関する。
【0053】
これらの実施形態が基づくシステムアーキテクチャは、基本的に上記の実施形態におけるシステムアーキテクチャと同一である。差異は、第2のRATのSRBが第2のネットワーク要素とUEとの間に確立され、UEが第2のRATのSRBを通して第2の構成の情報を受信することである。
【0054】
いくつかの実施形態は、無線リソース構成方法を提供する。図4に示されるように、本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0055】
ステップ210では、UEが、第2のRATのSRBから無線リソース構成の第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、第2の構成の情報を搬送し、第2の構成は、第2のRATの無線リソースの構成である。
【0056】
方法の実施形態では、第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される構成であり、第2のネットワーク要素および第1のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、第1のRATのSRBは、第1のネットワーク要素とUEの間に確立される。
【0057】
ステップ220では、UEが第2の構成の情報に従って第2のRATの無線リソースを構成することができないとき、UEは、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示す。
【0058】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成の応答メッセージの中で搬送される第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、上記の実施形態におけるレポート情報と同一である。
【0059】
いくつかの実施形態では、レポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。
【0061】
いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0062】
いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソース構成が失敗した後、UEが、レポート情報を第1のネットワーク要素に送信し、レポート情報についての処理決定が、第1のネットワーク要素によって行われる。例えば、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。UEは、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第1のネットワーク要素に報告する。
【0063】
いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソース構成が失敗した後、UEが、レポート情報を第2のネットワーク要素に送信し、レポート情報についての処理決定が、第2のネットワーク要素によって行われる。本時点で、2つの異なる実装モード:モードAおよびモードBが存在する。
【0064】
実装モードAでは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。UEは、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、応答メッセージのコンテナの中でレポート情報を搬送し、第1のネットワーク要素を通して、処理のためにコンテナを第2のネットワーク要素に転送する。
【0065】
実装モードBでは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。UEは、第2のRATの共通制御チャネル(CCCH)を通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第2のネットワーク要素に報告する。
【0066】
いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソース構成が失敗するとき、UEと第2のネットワーク要素との間に確立される第2のRATのSRBは、使用されることができず、第2のRATのSRBは、専用制御チャネル(DCCH)上で生じる。UEは、次いで、UEと第2のネットワーク要素との間のCCCHを通して、応答メッセージを第2のネットワーク要素に送信する。
【0067】
いくつかの実施形態は、UEの中で構成される無線リソース構成装置を提供する。図3を参照すると、無線リソース構成モジュールは、第1の受信モジュール10と、第1の構成モジュール20と、応答モジュール30とを含む。
【0068】
第1の受信モジュール10は、第2のRATのSRBから無線リソース構成の第2のメッセージを受信するように構成される。第2のメッセージは、第2の構成の情報を搬送し、第2の構成は、第2のRATの無線リソースの構成であり、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0069】
第1の構成モジュール20は、第2の構成の情報に従って、第2のRATの無線リソースを構成するように構成される。
【0070】
応答モジュール30は、第2のRATの無線リソースの構成が実施されるときに、無線リソース構成の応答メッセージを送信し、第2のRATの無線リソース構成が失敗することを示すように構成される。
【0071】
上記の実施形態では、第2のRATのSRBは、UEと第2のRATを使用する第2のネットワーク要素との間に確立されるSRBであり、第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される構成である。第2のネットワーク要素と第1のRATを使用する第1のネットワーク要素とは、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立し、第1のRATのSRBは、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立される。
【0072】
いくつかの実施形態では、応答モジュール30によって送信される無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。レポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0073】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0075】
いくつかの実施形態では、応答モジュール30は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第1のネットワーク要素に報告する。
【0076】
他の実施形態では、応答モジュール30は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、応答メッセージのコンテナの中でレポート情報を搬送し、第1のネットワーク要素を通して、処理のためにコンテナを第2のネットワーク要素に転送する。
【0077】
別の実施形態では、応答モジュール30は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第2のRATのCCCHを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第2のネットワーク要素に報告する。
【0078】
いくつかの実施形態は、第1のメモリと、第1のプロセッサとを含む、UEを提供する。
【0079】
第1のメモリは、プログラムコードを記憶するように構成される。
【0080】
第1のプロセッサは、以下の処理を実施するためのプログラムコードを読み取るように構成される。
【0081】
無線リソース構成の第2のメッセージは、第2のRATのSRBから受信される。第2のメッセージは、第2の構成の情報を搬送し、第2の構成は、第2のRATの無線リソースの構成であり、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0082】
第2の構成の情報に従って実施される第2のRATの無線リソースの構成が失敗するとき、無線リソース構成の応答メッセージが、第2のRATの無線リソースの構成が失敗することを示すように送信される。
【0083】
いくつかの実施形態では、第1のプロセッサによって送信される無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。レポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報、または第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。
【0085】
いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0086】
いくつかの実施形態では、第1のプロセッサは、第1のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第1のネットワーク要素に報告する。
【0087】
別の実施形態では、第1のプロセッサは、第2のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第1のRATのSRBを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、応答メッセージのコンテナの中でレポート情報を搬送し、第1のネットワーク要素を通して、処理のためにコンテナを第2のネットワーク要素に転送する。
【0088】
別の実施形態では、第1のプロセッサは、第2のRATに対応するASN.1を使用することによって、レポート情報をコード化し、第2のRATのCCCHを通して無線リソース構成の応答メッセージを送信し、処理のためにレポート情報を第2のネットワーク要素に報告する。
【0089】
上記のプロセッサは、上記の実施形態の方法において任意の処理を実施してもよい。
【0090】
上記の実施形態の上記のソリューションを用いると、UEが第2のRATの無線リソースを構成することができないとき、失敗は、時間内に報告され、再開プロシージャは、トリガされず、第1のRATの無線リソースの構成は、影響を受けず、それによって、ユーザプレーンのデータ伝送の中断を回避し、UEがプロシージャを実行することの複雑性を低減させ、制御プレーンのシグナリング伝送負荷を低減させ、システム性能を向上させる。
【0091】
いくつかの実施形態は、第1のネットワーク要素側における無線リソース構成に関し、これらの実施形態が基づくシステムアーキテクチャは、上記の実施形態におけるシステムアーキテクチャと同一である。
【0092】
これらの実施形態における無線リソース構成方法が、図5に示される。本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0093】
ステップ310では、第1のRATを使用する第1のネットワーク要素が、第2のRATを使用する第2のネットワーク要素によって送信される第2の構成の情報を受信する。第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0094】
いくつかの実施形態では、第2の構成の情報は、ネットワーク要素の間のインターフェースを介して、第2のネットワーク要素によって第1のネットワーク要素に送信される。
【0095】
ステップ320では、第1のネットワーク要素が、第1のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信し、第1のRATのSRBは、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立される。メッセージは、第2の構成の情報を搬送する。
【0096】
いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素が、第1のRATのSRBを使用することによってメッセージをUEに送信するとき、第1のRATのSRBは、マスタセルグループ(MCG)のベアラタイプとして構成される。いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素が、第1のRATのSRBを使用することによってメッセージをUEに送信するとき、第1のRATのSRBは、MCG分割のベアラタイプとして構成される。いくつかの実施形態では、第1のRATのSRBがMCG分割のベアラタイプとして構成されるとき、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素とUEとの間に確立されるSRBを、データを伝送するための第1のRATのSRBの1つの分岐として受け取る。
【0097】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成のメッセージは、RRCシグナリングを採用し、メッセージはさらに、第1の構成の情報を含み、第1の構成は、UEのために第1の要素によって実施される第1のRATの無線リソースの構成である。
【0098】
ステップ330では、第1のネットワーク要素が、第1のRATのSRBを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理する。無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。
【0099】
第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される第2のRATの無線リソースの構成である。第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0100】
いくつかの実施形態では、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報、または第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。
【0102】
いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0103】
いくつかの実施形態では、無線リソース構成のメッセージは、第1の構成の情報を含み、UEが第1のRATの無線リソースを正常に構成するとき、無線リソース構成の応答メッセージは、第1のRATの無線リソース構成が成功したことを示すインジケーション情報を搬送する。
【0104】
いくつかの実施形態では、レポート情報は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。第1のネットワーク要素がUEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するステップは、第1のネットワーク要素が、レポート情報を復号し、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。
【0105】
別の実施形態では、レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、コード化されたレポート情報は、応答メッセージのコンテナの中で搬送される。第1のネットワーク要素がUEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するステップは、第1のネットワーク要素が、応答メッセージの中のコンテナを第2のネットワーク要素に転送し、コンテナの中のレポート情報を復号した後、第2のネットワーク要素が、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。
【0106】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果は、第2のネットワーク要素を解放すること、または第2のネットワーク要素を切り替えること、または第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することである。第2のネットワーク要素の切替は、現在UEにサービス提供している第2のネットワーク要素(ソースの第2のネットワーク要素)を、別の新しい第2のネットワーク要素(切り替えられた第2のネットワーク要素とも称される、標的の第2のネットワーク要素)に切り替えることを指す。
【0107】
いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素がレポート情報に従って無線リソース管理決定を実施するとき、支援情報が測定結果を含まないとき、決定は、最後にUEから第1のネットワーク要素によって受信された測定レポートメッセージの中で取得される決定結果に従って実施される。いくつかの実施形態では、第2のネットワーク要素がレポート情報に従って無線リソース管理決定を実施するとき、支援情報が測定結果を含まないとき、決定は、最後にUEから第2のネットワーク要素によって受信された測定レポートメッセージの中で取得される決定結果に従って実施される。
【0108】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素を解放することであるとき、本方法はさらに、第1のネットワーク要素が、第1のRATのSRBを通して、第2のRATの無線リソースを解放するようにUEに通知することを含む。
【0109】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素を切り替えることであるとき、本方法はさらに、第1のネットワーク要素が、切り替えられた第2のネットワーク要素によって送信される第2のRATの無線リソース再構成の情報を受信し、第1のRATのSRBを通して、情報をUEに送信することを含む。
【0110】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することであるとき、本方法はさらに、第1のネットワーク要素が、第2のネットワーク要素によって送信される第2のRATの無線リソース再構成の情報を受信し、第1のRATのSRBを通して、情報をUEに送信することを含む。
【0111】
いくつかの実施形態は、第1のRATを使用する第1のネットワーク要素の中に構成される、無線リソース構成装置を提供する。図6に示されるように、無線リソース構成モジュールは、第2の受信モジュール40と、第1の送信モジュール50と、第1の処理モジュール60とを含む。
【0112】
第2の受信モジュール40は、第2のRATを使用する第2のネットワーク要素によって送信される第2の構成の情報を受信するように構成される。第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0113】
第1の送信モジュール50は、第1のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信するように構成され、第1のRATのSRBは、第1の送信モジュール50とUEとの間に確立され、メッセージは、第2の構成の情報を搬送する。
【0114】
第1の処理モジュール60は、第1のRATのSRBを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するように構成される。応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。
【0115】
第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される第2のRATの無線リソースの構成である。第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0116】
いくつかの実施形態では、レポート情報は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。第1の処理モジュール60がUEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するステップは、レポート情報を復号し、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。
【0117】
別の実施形態では、レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、応答メッセージのコンテナの中で搬送され、第1の処理モジュール60がUEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するステップは、応答メッセージの中のコンテナを第2のネットワーク要素に転送することを含み、コンテナの中のレポート情報を復号した後、第2のネットワーク要素は、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施する。
【0118】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果は、第2のネットワーク要素を解放すること、または第2のネットワーク要素を切り替えること、または第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することである。
【0119】
いくつかの実施形態では、本装置はさらに、通知モジュール70を含む。通知モジュール70は、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素を解放することであるとき、第1のRATのSRBを通して、第2のRATの無線リソースを解放するようにUEに通知し、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素を切り替えることであるとき、切り替えられた第2のネットワーク要素によって送信される第2のRATの無線リソース再構成の情報を受信し、第1のRATのSRBを通して、情報をUEに送信し、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することであるとき、第2のネットワーク要素によって送信される第2のRATの無線リソース再構成の情報を受信し、第1のRATのSRBを通して、情報をUEに送信するように構成される。
【0120】
いくつかの実施形態は、第2のメモリ21と、第2のプロセッサ22とを含む、第1のネットワーク要素を提供する。
【0121】
第2のメモリ21は、プログラムコードを記憶するように構成される。
【0122】
第2のプロセッサ22は、以下の処理を実施するためのプログラムコードを読み取るように構成される。
【0123】
第2のRATを使用する第2のネットワーク要素によって送信される第2の構成の情報が、受信され、第1のRATは、第2のRATと異なる。
【0124】
無線リソース構成のメッセージは、第1のRATのSRBを通してUEに送信され、第1のRATのSRBは、第1のネットワーク要素とUEとの間に確立され、第2の構成の情報は、メッセージの中で搬送される。
【0125】
UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージは、第1のRATのSRBを通して受信および処理される。無線リソース構成の応答メッセージは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を搬送する。
【0126】
第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される第2のRATの無線リソースの構成である。第1のRATを使用する第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0127】
いくつかの実施形態では、レポート情報は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。プロセッサがUEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するステップは、レポート情報を復号し、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。
【0128】
別の実施形態では、レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、応答メッセージのコンテナの中で搬送され、第2のプロセッサがUEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信および処理するステップは、応答メッセージの中のコンテナを第2のネットワーク要素に転送することを含み、コンテナの中のレポート情報を復号した後、第2のネットワーク要素は、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施する。
【0129】
上記のソリューションを用いると、UEが第2のRATの無線リソースを構成することができないとき、第1のネットワーク要素は、時間内にレポート情報を受信および処理し、第1のRATの無線リソースの構成は、ユーザプレーンのデータ伝送の中断を回避し、制御プレーンのシグナリング伝送負荷を低減させ、システム性能を向上させるように、影響を受けない。
【0130】
いくつかの実施形態は、第2のネットワーク要素側の無線リソース構成に関する。
【0131】
これらの実施形態が基づくシステムアーキテクチャは、上記の実施形態におけるシステムアーキテクチャと同一である。差異は、第2のRATのSRBが第2のネットワーク要素とUEとの間に確立されること、および、第2のネットワーク要素が第2のRATのSRBを通して第2の構成の情報をUEに送信することである。
【0132】
いくつかの実施形態は、無線リソース構成方法を提供する。図7に示されるように、本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0133】
ステップ410では、第2のネットワーク要素が、第2のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信し、第2のRATのSRBは、第2のネットワーク要素とUEとの間に確立され、第2の構成の情報は、メッセージの中で搬送され、第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される第2のRATの無線リソースの構成である。
【0134】
いくつかの実施形態では、第1の構成の情報は、第2のネットワーク要素によってUEに送信される無線リソース構成のメッセージの中で搬送されない。
【0135】
ステップ420では、第2のネットワーク要素が、UEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理し、または無線リソース管理決定の結果を受信および処理し、決定は、第1のネットワーク要素によってレポート情報に従って実施される。
【0136】
第2のRATを使用する第2のネットワーク要素および第1のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0137】
いくつかの実施形態では、第2のネットワーク要素がUEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理するステップは、第2のネットワーク要素が、第2のRATのCCCHを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信し、応答メッセージの中で搬送される第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を復号し、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0138】
別の実施形態では、第2のネットワーク要素がUEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理するステップは、第2のネットワーク要素が、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信し、レポート情報は、コンテナを通して第1のネットワーク要素によって転送され、次いで、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0139】
いくつかの実施形態では、第2のネットワーク要素は、無線リソース管理決定の結果を受信および処理し、決定は、レポート情報に従って第1のネットワーク要素によって実施される。無線リソース管理決定は、第1のネットワーク要素が、UEによって送信される第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および復号された後に開始され、レポート情報は、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0140】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果は、第2のネットワーク要素を解放すること、または第2のネットワーク要素を切り替えること、または第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することである。
【0141】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することであるとき、本方法はさらに、第2のネットワーク要素が、第2のRATの無線リソース再構成を実施する、第2のRATのCCCHを通して、第2のRATの無線リソース再構成の情報をUEに送信し、または第1のネットワーク要素を通して、第2のRATの無線リソース再構成の情報をUEに転送することを含む。
【0142】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素を解放することであるとき、意思決定装置が、UEに第2のRATの無線リソースを解放することを通知する。いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素を切り替えることである場合、切り替えられた第2のネットワーク要素は、直接、または第1のネットワーク要素を通して、第2のRATの無線リソース再構成の情報をUEに送信する。
【0143】
いくつかの実施形態では、レポート情報は、以下の情報:第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのインジケーション情報、または第2のRATの無線リソースを再構成する際にネットワーク側を支援するための支援情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0144】
いくつかの実施形態では、支援情報は、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つを含む。
【0145】
いくつかの実施形態では、支援情報は、第2のRATの無線チャネル上のUEの測定結果と、以下の情報:失敗原因、または第2の構成で使用されることができない構成部分のうちの少なくとも1つとを含む。
【0146】
いくつかの実施形態は、第2のRATを使用する第2のネットワーク要素の中に構成される、無線リソース構成装置を提供する。図8に示されるように、無線リソース構成モジュールは、第2の送信モジュール80と、第2の処理モジュール90とを含む。
【0147】
第2の送信モジュール80は、第2のRATのSRBを通して、無線リソース構成のメッセージをUEに送信するように構成され、第2のRATのSRBは、第2のネットワーク要素とUEとの間に確立され、第2の構成の情報は、メッセージの中で搬送され、第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される第2のRATの無線リソースの構成である。
【0148】
第2の処理モジュール90は、UEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理し、または第1のネットワーク要素によってレポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果を受信および処理するように構成される。
【0149】
第2のRATを使用する第2のネットワーク要素および第1のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0150】
いくつかの実施形態では、第2の処理モジュール90がUEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理するステップは、第2のRATのCCCHを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信し、応答メッセージの中で搬送される第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を復号し、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0151】
別の実施形態では、第2の処理モジュール90がUEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理するステップは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信し、レポート情報は、第1のネットワーク要素によって転送され、レポート情報を復号し、次いで、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0152】
いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定の結果は、第2のネットワーク要素を解放すること、または第2のネットワーク要素を切り替えること、または第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することである。
【0153】
いくつかの実施形態では、本装置はさらに、再構成モジュール100を含む。再構成モジュール100は、無線リソース管理決定の結果が第2のネットワーク要素によって第2のRATの無線リソースを再構成することであるとき、第2のRATの無線リソース再構成を実施する、第2のRATのCCCHを通して、第2のRATの無線リソース再構成の情報をUEに送信し、または第1のネットワーク要素を通して、第2のRATの無線リソース再構成の情報をUEに転送するように構成される。
【0154】
いくつかの実施形態は、第3のメモリ31と、第3のプロセッサ32とを含む、第2のネットワーク要素を提供する。
【0155】
第3のメモリ31は、プログラムコードを記憶するように構成される。
【0156】
第3のプロセッサ32は、以下の処理を実施するためのプログラムコードを読み取るように構成される。
【0157】
無線リソース構成のメッセージは、第2のRATのSRBを通してUEに送信され、メッセージは、第2のネットワーク要素とUEとの間で確立され、第2の構成の情報は、メッセージの中で搬送され、第2の構成は、UEのために第2のネットワーク要素によって実施される第2のRATの無線リソースの構成である。
【0158】
第2のRATの無線リソースの失敗についてのレポート情報は、UEから受信され、処理され、または第1のネットワーク要素によってレポート情報に従って実施される無線リソース管理決定の結果は、受信および処理される。
【0159】
第2のRATを使用する第2のネットワーク要素および第1のRATを使用する第1のネットワーク要素は、同時に、無線インターフェースを経由してUEのための通信サービスを提供し、第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に唯一の制御プレーンインターフェースを確立する。
【0160】
いくつかの実施形態では、第3のプロセッサがUEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理するステップは、第2のRATのCCCHを通して、UEによって返される無線リソース構成の応答メッセージを受信し、応答メッセージの中で搬送される第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を復号し、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0161】
別の実施形態では、第3のプロセッサがUEから第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信および処理するステップは、第2のRATの無線リソース構成の失敗についてのレポート情報を受信し、レポート情報は、第1のネットワーク要素によって転送され、レポート情報を復号し、次いで、レポート情報に従って無線リソース管理決定を実施することを含む。レポート情報は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される。
【0162】
上記のソリューションを用いると、UEが第2のRATの無線リソースを構成することができないとき、第2のネットワーク要素は、時間内にレポート情報または決定結果を受信および処理し、ユーザプレーンのデータ伝送の中断を回避し、制御プレーンのシグナリング伝送負荷を低減させ、システム性能を向上させるように、対応する処理を実施する。
【0163】
無線リソース構成のシグナリングフローが、下記に説明される実施形態に説明される。
【0164】
いくつかの実施形態では、無線インターフェースを経由した、第1のRATを使用する第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、緊密な結合および相互運用の様式でUEのための通信サービスを提供する。第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に制御プレーンインターフェースを確立する。SRB(第1のSRB)が、制御プレーンシグナリングの伝送を実施するように、無線インターフェースを経由してUEと第1のネットワーク要素との間に確立される。いくつかの実施形態では、ユーザプレーンのデータ伝送はさらに、UEと第1のネットワーク要素との間で実施され、ユーザプレーンのデータ伝送のみが、UEと第2のネットワーク要素との間で実施される。
【0165】
いくつかの実施形態における無線リソース構成方法のフローは、図9に示される通りである。本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0166】
ステップ101では、無線リソースの構成要件に従って、第2のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素がUEによって使用される第2のRATの無線リソースに第2の構成を実施するときに、ネットワーク要素の間のインターフェースを介して、第2の構成を第1のネットワーク要素に送信する。第2の構成は、第2のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化され、ネットワーク要素の間のインターフェースのメッセージのコンテナの中で搬送されてもよい。いくつかの実施形態では、無線リソースの構成要件は、第2のネットワーク要素自体の無線リソース管理決定に従って第2のネットワーク要素によって作成される。いくつかの実施形態では、無線リソースの構成要件は、第1のネットワーク要素から受信される要求メッセージに従って作成される。
【0167】
ステップ102では、第2の構成を受信した後、第1のネットワーク要素が、RRC接続再構成メッセージ等の対応するRRCシグナリングを生成する。いくつかの実施形態では、RRC接続再構成メッセージは、UEによって使用される第1のRATの無線リソースに第1のネットワーク要素によって実施される第1の構成を含む。いくつかの実施形態では、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される第1の構成は、第2の構成から比較的に独立している。いくつかの実施形態では、第1のRATに対応するASN.1を使用することによってコード化される第1の構成は、第2の構成と相関関係を有する。第1のネットワーク要素は、第1のSRBを通して、RRC接続再構成メッセージをUEに送信する。
【0168】
ステップ103では、UEがRRC接続再構成メッセージを受信した後、UEは、それぞれ、メッセージの中で搬送される第1の構成および第2の構成に従って、第1のRATの無線リソース構成および第2のRATの無線リソース構成を実施する。UEが第1のRATの無線リソースを正常に構成し、第2のRATの無線リソースを構成することができない場合、UEは、少なくとも、RRCシグナリング(RRC接続再構成完了メッセージ等)の中でUEが第1のRATの無線リソースを正常に構成するという情報を示し、RRCシグナリングは、第1のネットワーク要素に返信される。情報は、第1のASN.1を使用することによってコード化される。
【0169】
いくつかの実施形態では、RRC接続再構成完了メッセージはさらに、UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを示す情報を搬送する。
【0170】
いくつかの実施形態では、RRC接続再構成完了メッセージはさらに、支援情報を搬送する。支援情報は、UEが第2のRATの無線リソースを構成することができなかった理由、構成されることができない無線リソース、または構成されることができない複数の無線リソースのうちの少なくとも1つを含む。
【0171】
いくつかの実施形態では、支援情報はさらに、第1のネットワーク要素によって実施される第2のRATの測定構成に従って測定を実施するUEによって取得される、結果を含む。
【0172】
UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを示すインジケーション情報および支援情報は、第1のASN.1を使用することによってコード化される。
【0173】
いくつかの実施形態では、UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを示すインジケーション情報および支援情報は、SCG失敗情報のためのメッセージの中でのみ搬送される。いくつかの実施形態では、インジケーション情報および支援情報は、UEによって基地局に送信される3GPP TS 38.331 V15.0.0(2017−12)の中のRRCメッセージ(例えば、RRC接続再開メッセージ)等のUEによって基地局に送信されるRRCメッセージの中でのみ搬送される。
【0174】
ステップ104では、第1のネットワーク要素が、UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを示すインジケーション情報を受信した後、第1のネットワーク要素は、無線リソース管理決定を実施する。決定の結果は、第2のネットワーク要素を解放すること、またはソースの第2のRATノードから標的ノードに第2のネットワーク要素を切り替えること、または第2のネットワーク要素に第2のRATの無線リソース再構成を実施することを通知することである。いくつかの実施形態では、第2のネットワーク要素を解放し、または第2のネットワーク要素を切り替えるためのプロシージャは、規格3GPP TS 37.340を参照する。
【0175】
いくつかの実施形態では、支援情報がUEによって返信されるRRCシグナリングの中に含まれるとき、第1のネットワーク要素は、支援情報を参照して決定を実施し、測定結果が支援情報の中に含まれない場合、第1のネットワーク要素は、UEから最後に受信された測定結果を参照して決定を実施する。いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素が第2のRATの無線リソース再構成を実施するように第2のネットワーク要素に通知するプロシージャでは、第1のネットワーク要素は、支援情報を第2のネットワーク要素に送信する。
【0176】
いくつかの実施形態が基づくシステムアーキテクチャは、図9が位置する実施形態のシステムアーキテクチャと同一である。実施形態における無線リソース構成方法は、図10に示される通りであり、本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0177】
ステップ201および202は、上記の実施形態におけるステップ101および102と同一であり、第1のネットワーク要素によるRRCシグナリングの送信、およびUEによって実施される受信ならびに構成は、図9の実施形態に図示される通りである。
【0178】
ステップ203では、UEは、第2のASN.1を使用することによって、UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを示すインジケーション情報、および応答メッセージの中の支援情報をコード化する。いくつかの実施形態では、第2のASN.1を使用することによってコード化されるインジケーション情報および支援情報は、UEによって第1のネットワーク要素に返信されるRRCシグナリング内のコンテナの中で搬送され、インジケーション情報は、UEが第2のRATの無線リソースを構成できないことを示す。
【0179】
いくつかの実施形態では、測定結果が支援情報の中に含まれる場合、測定結果は、第2のネットワーク要素の測定構成に従って測定を実施するUEによって取得される結果である。
【0180】
ステップ204では、第1のネットワーク要素がUEからRRCシグナリングを受信した後、第1のネットワーク要素は、第2のRATに関連し、シグナリングの中で搬送されるコンテナを解釈して対応する決定を行わないが、ネットワーク要素の間のインターフェースを介して、コンテナを第2のネットワーク要素に伝送する。
【0181】
ステップ205では、第2のネットワーク要素がコンテナを受信した後、第2のネットワーク要素は、コンテナの中に示される情報に従って、第2のRATに関連する無線リソース管理決定を実施する。いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定は、第2のネットワーク要素を解放することである。いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定は、標的の第2のRATノードを切り替えることである。いくつかの実施形態では、無線リソース管理決定は、第2のRATの無線リソースを再構成することである。いくつかの実施形態では、第2のネットワーク要素によってトリガされる、第2のネットワーク要素を解放し、または第2のネットワーク要素を切り替えるためのプロシージャは、規格3GPP TS 37.340を参照する。
【0182】
いくつかの実施形態では、支援情報がコンテナの中に含まれる場合、第2のネットワーク要素は、支援情報を参照して決定を行い、測定結果が支援情報の中に含まれない場合、第2のネットワーク要素は、最後に受信された測定結果を参照して決定を行う。
【0183】
いくつかの実施形態では、第2のネットワーク要素の無線リソース管理決定の結果が第2のRATの無線リソースを再構成することであるとき、第2のネットワーク要素は、ネットワーク要素の間のインターフェースを介して、UEによって使用される第2のRATの無線リソースの再構成(第2の再構成と称される)を第1のネットワーク要素に送信し、対応するRRCシグナリングが、第1のネットワーク要素によって生成され、第1のSRBを通してUEに送信される。いくつかの実施形態では、第1のSRBがMCG分割のベアラタイプとして構成される場合、RRCシグナリングが、UEに送信されるようにMCG分割(分割SRB)上で生じる。
【0184】
いくつかの実施形態では、無線インターフェースを経由した、第1のRATを使用する第1のネットワーク要素および第2のRATを使用する第2のネットワーク要素は、緊密な結合および相互運用の様式でUEのための通信サービスを提供する。第1のネットワーク要素は、UEとコアネットワークとの間に制御プレーンインターフェースを確立する。SRB(第1のSRBおよび第2のSRB)が、それぞれ、制御プレーンシグナリングの伝送を実施するように、無線インターフェースを経由して、UEと第1のネットワーク要素との間に、およびUEと第2のネットワーク要素との間に確立される。その一方で、ユーザプレーンのデータ伝送は、UEと第1のネットワーク要素との間で、およびUEと第2のネットワーク要素との間で実施される。
【0185】
いくつかの実施形態における無線リソース構成方法のフローは、図11に示される通りである。本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0186】
ステップ301では、無線リソースの構成要件に従って、第2のネットワーク要素がUEによって使用される第2のRATの無線リソースに第2の構成を実施するとき、第2の構成のための対応するRRCシグナリング(RRC接続再構成メッセージ等)が、第2のネットワーク要素によって生成され、第2のSRBを通してUEに送信される。第2の構成は、第2のASN.1を使用することによってコード化され、UEによって使用される第1のRATの無線リソースに直接の影響がない。
【0187】
ステップ302では、UEがRRC接続再構成メッセージを受信した後、UEは、メッセージの中で搬送される第2の構成に従って、第2のRATの無線リソースに構成を実施する。UEが構成を実施することができない場合、UEは、制御プレーンメッセージを第2のネットワーク要素に返信する。制御プレーンメッセージは、UEが第2の構成を実施できないことを示す情報を搬送する。
【0188】
いくつかの実施形態では、制御プレーンメッセージはさらに、支援情報を搬送する。支援情報は、UEが第2の構成を実施することができなかった理由、実施されることができない第2の構成のうちの1つ、または実施されることができない第2の構成の部分のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、支援情報はさらに、第2のネットワーク要素の測定構成に従って測定を実施するUEによって取得される、結果を含む。
【0189】
UEが第2の構成を実施できないことを示すインジケーション情報および支援情報は、第2のASN.1を使用することによってコード化される。
【0190】
いくつかの実施形態では、制御プレーンメッセージは、RRC接続再構成完了メッセージ、またはSCG失敗情報のためのメッセージ、または他のRRCシグナリングである。いくつかの実施形態では、他のRRCシグナリングは、UEによって基地局に送信される3GPP TS 38.331 V15.0.0(2017−12)の中のRRCメッセージ(例えば、RRC接続再開シグナリング)等のUEによって基地局に送信されるRRCシグナリングである。
【0191】
制御プレーンメッセージは、第2のRATのCCCHを通して、第2のネットワーク要素に報告される。
【0192】
いくつかの実施形態では、制御プレーンメッセージは、第1のSRBを通して第1のネットワーク要素に報告され、次いで、ネットワーク要素の間のインターフェースのメッセージを通して、第1のネットワーク要素によって第2のネットワーク要素に転送される。伝送パスでは、UEが第2の構成を実施できないことを示すインジケーション情報および支援情報は、制御プレーンメッセージおよびネットワーク要素の間のインターフェースのメッセージのコンテナの中で搬送される。
【0193】
ステップ303では、第2のネットワーク要素が、UEが第2の構成を実施できないことを示すインジケーション情報を示すインジケーション情報を受信した後、第2のネットワーク要素は、第2のRATに関連する無線リソース管理決定を実施する。決定結果および根拠は、ステップ203に説明されるものと同一である。
【0194】
いくつかの実施形態が基づくシステムアーキテクチャは、図11が位置する実施形態のシステムアーキテクチャと同一である。これらの実施形態における方法のフローは、図12に示される通りであり、本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0195】
ステップ401は、ステップ301と同一である。
【0196】
ステップ402では、UEが第2の構成を実施できないことを示すインジケーション情報および支援情報のコーディングフォームが、UEによって実施され、UEが第2の構成を実施できないことを示すインジケーション情報および支援情報は、第1のASN.1を使用することによってコード化される。UEは、第1のSRBを通して、制御プレーンメッセージを第1のネットワーク要素に報告する。
【0197】
ステップ403では、制御プレーンメッセージが受信された後に第1のネットワーク要素によって行われる無線リソース管理決定は、ステップ104に説明される決定と同一である。
【0198】
上記の実施形態のシステムアーキテクチャでは、UEが第2のネットワーク要素に対応する第2の無線リソース構成を受信することができないとき、第1のネットワーク要素に対応する第1の無線リソース構成および無線インターフェースの再確立等のプロシージャへの影響は、上記のソリューションを通して回避され、それによって、ユーザプレーンのデータ伝送の中断を回避し、UEがプロシージャを実行することの複雑性を低減させ、制御プレーンのシグナリング伝送負荷を低減させ、システム性能を向上させる。
【0199】
いくつかの実施形態では、上記に開示される、方法のステップの全てまたは一部、およびシステムならびに装置内の機能モジュールまたはユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびそれらの適切な組み合わせとして実装される。ハードウェア実装では、上記の説明に記述される機能モジュールまたはユニットの分割は、物理的コンポーネントの分割に対応しない場合がある。例えば、1つの物理的コンポーネントは、複数の機能を有してもよく、または1つの機能もしくはステップは、1つ以上の物理的コンポーネントによって合同で実行されてもよい。いくつかの実施形態では、いくつかまたは全てのコンポーネントは、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、もしくはマイクロコントローラ等のプロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、または特定用途向け集積回路等の集積回路として実装される。
【0200】
いくつかの実施形態では、上記のソフトウェアは、コンピュータ記憶媒体(または非一過性の媒体)および通信媒体(または一過性の媒体)を含み得る、コンピュータ可読媒体上に分配される。コンピュータ記憶媒体は、情報の記憶のための任意の方法または技法(コンピュータ可読命令、データ構造、またはプログラムモジュール等)で実装される、揮発性および不揮発性、可撤性および非可撤性媒体を含む。
【0201】
コンピュータ記憶媒体は、限定ではないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、または他のメモリ技術、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD−ROM)、デジタルビデオディスク(DVD)、または他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、もしくは所望の情報を記憶するために使用され、コンピュータによってアクセス可能である任意の他の媒体を含む。通信媒体は、概して、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはキャリアもしくは他のトランスポート機構等の変調されたデータ信号の中の他のデータを含む。いくつかの実施形態では、通信媒体は、任意の情報送達媒体を含む。
【産業上の利用可能性】
【0202】
無線リソース構成方法および装置、ユーザ機器、ならびにネットワーク要素は、ユーザプレーンのデータ伝送中断の現象を回避し、システム性能を向上させる。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12