特許第6871419号(P6871419)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 蘇州科霊医療科技有限公司の特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6871419
(24)【登録日】2021年4月19日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】末端が拡大可能な内視鏡
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/00 20060101AFI20210426BHJP
   A61B 1/05 20060101ALI20210426BHJP
   G02B 23/24 20060101ALI20210426BHJP
   G02B 23/26 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   A61B1/00 715
   A61B1/05
   G02B23/24 B
   G02B23/26 D
【請求項の数】20
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2019-559090(P2019-559090)
(86)(22)【出願日】2018年4月20日
(65)【公表番号】特表2020-517403(P2020-517403A)
(43)【公表日】2020年6月18日
(86)【国際出願番号】CN2018083940
(87)【国際公開番号】WO2018196697
(87)【国際公開日】20181101
【審査請求日】2019年10月24日
(31)【優先権主張番号】201710286465.1
(32)【優先日】2017年4月27日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520113701
【氏名又は名称】蘇州科霊医療科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001494
【氏名又は名称】前田・鈴木国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チェン, ヤン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, シン
【審査官】 伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2017/0035277(US,A1)
【文献】 特開2014−110920(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0033450(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0220313(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00 − 1/32
G02B 23/24 − 23/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング、作動チャンネル、カメラ、および電線バンドを含む挿入部と、内視鏡本体とを含む末端が拡大可能な内視鏡であって、
作動チャンネル、カメラおよび電線バンドは、いずれもハウジング内に位置し、
電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結され、カメラは、ハウジング内の末端に設けられ、ハウジング内の末端に切欠きが設けられ、作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出し/退避可能であり、作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出した場合、作動チャンネルとカメラとは、並列状態にあり、
ハウジングの末端において、少なくとも2つの切欠きが設けられ、
カメラの前方または後方において、少なくとも1つの、切欠きから張り出し/退避可能な手術部材がある、ことを特徴とする末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項2】
作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出した場合、作動チャンネルの軸方向とカメラの軸方向との間の角度は、0〜30°である、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項3】
作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出した場合、作動チャンネルの軸方向とカメラの軸方向とは、平行状態にある、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項4】
前記ハウジングの末端は、硬質材料により製造される、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項5】
前記ハウジングの末端は、金属またはセラミックにより製造される、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項6】
前記切欠きは、内視鏡本体に垂直である長軸方向における最大幅がカメラの外径よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項7】
前記切欠きは、内視鏡本体に垂直である長軸方向における最大幅が作動チャンネルの外径よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項8】
電線バンドは、偏平状であり、平行に配列された電線と、全ての電線を共に包む被覆皮とを含むか、或いは平行に配列された電線を互いに粘着して形成した一体式構造である、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項9】
ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラをその内に包んでいる弾性カバーをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項10】
一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結される楔形ブロックをさらに含み、
作動チャンネルは、ハウジングに対して独立する管路であり、
ハウジングの切欠きは、楔形ブロックの斜面と相対するか、或いは反対する、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項11】
プッシュロッドと、斜管と、半管とをさらに含み、
半管は、横断面がC字形であり、
プッシュロッドは、ハウジング内に設けられ、
斜管は、一端が円形面であり、他端が斜面であり、斜管の斜面がハウジングの切欠きと反対し、斜管の円形面の一端における一方側が切欠きに回転連結され、斜管の円形面の一端における他方側がプッシュロッドの一端に連結され、斜管の斜面の一端における最高点が半管の一端に回転連結され、
プッシュロッドは、円管に連結されていない一端がハウジングを通過してハウジングから張り出す、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項12】
一端がカメラまたはハウジングに連結され、他端が半管に連結され、自在状態にある連結ばねをさらに含む、ことを特徴とする請求項11に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項13】
ケーブルと、円管と、斜管とをさらに含み、
斜管は、一端が円形面端であり、他端が斜面端であり、
ケーブルは、ハウジング内に設けられ、
円管は、一端における一方側がハウジングの内壁に回転連結され、他方側がケーブルに連結され、円管の他端が斜管の円形面端に連結され、斜管の斜面端がハウジング内壁に貼り付けられ、
カメラ、斜管、円管およびケーブルは、外から内までに順に連結され、
円管とハウジングとの回転連結点が切欠きの同じ一方側に位置するか、或いは切欠きの反対側に位置する、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項14】
拡張支持ロッドと、弾性カバーとをさらに含み、
ハウジングのカメラが設けられた一端は弾性湾曲可能端であり、弾性カバーは、弾性湾曲可能端の外周にカバーされ、
拡張支持ロッドは、一端がカメラに回転連結され、他端がハウジングに回転連結され、
拡張支持ロッドは、ハウジングの軸方向に対する回転範囲が0〜90°である、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項15】
拡張具と、拡張支持ロッドと、ケーブルと、弾性カバーとをさらに含み、
ハウジングのカメラが設けられた一端は弾性湾曲可能端であり、弾性カバーは、弾性湾曲可能端の外周にカバーされ、
ケーブルは、ハウジング内に設けられ、一端が拡張具に連結され、他端が内視鏡本体を通過して連結され、
拡張具は、カメラの外周に設けられ、
拡張支持ロッドは、一端が拡張具に回転連結され、他端がハウジングまたはカメラに回転連結される、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項16】
拡張支持ロッドと、拡張具と、楔形ブロックと、プッシュロッドとをさらに含み、
拡張具は、カメラの外周に設けられ、
拡張支持ロッドは、一端が拡張具に回転連結され、他端がカメラに回転連結され、
プッシュロッドは、一端が拡張具に連結され、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出し、
楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、
拡張支持ロッドは、ハウジングの軸方向に対する回転範囲が90〜180°である、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項17】
鋼板と、弾性シートとをさらに含み、
鋼板は、長尺状であり、ハウジングの内壁に摺動連結され、鋼板とハウジングとの間に電線バンドが設けられ、
弾性シートは、一端が電線バンドの末端における端部に連結されるか、或いは電線バンドの末端が電線バンドに当接されたハウジングの内壁に連結され、電線バンドの他端がカメラに連結される、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項18】
ダブルチャンネルハウジングと、弾性シートとをさらに含み、電線バンドがそのうちの一つのチャンネルに設けられ、
弾性シートは、一端がS字形であり、他端が長尺状であり、長尺状の一端が電線バンド内に包まれ、S字形の一端における端部が電線バンドの所在するチャンネルから張り出してハウジングの切欠き内に位置するカメラに連結される、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項19】
楔形ブロックと、プッシュロッドとをさらに含み、
楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端がハウジングに摺動連結され、楔形ブロックとカメラとは、ハウジングの切欠き内に嵌合され、
プッシュロッドは、一端が楔形ブロックの斜面端に連結され、楔形ブロックをプッシュ/プルしてカメラをハウジングに対して摺動させるように駆動し、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出す、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【請求項20】
弾性シートと、ケーブルと、弾性カバーとをさらに含み、
弾性シートは、一端がハウジングの内壁に連結され、他端がカメラおよびケーブルに連結され、弾性シートにおいてカメラとの連結箇所に位置規制台があり、
ケーブルは、ハウジングを通過して制御ハンドルに連結され、
弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラをその内に包んでいる、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の末端が拡大可能な内視鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、末端が拡大可能な内視鏡に関し、医療器具の分野に属する。
【背景技術】
【0002】
現在、内視鏡は、よくある医療器具であり、一般的に体腔に挿入する挿入部と、内視鏡本体とを備えた。医者が検出および関連する手術を行うために、挿入部内に画像採集のためのカメラモジュールが設けられ、出力された画像信号が人体外の内視鏡本体に送信されて処理し、さらに後端における制御・表示回路に送信された。従来の内視鏡には、複数種があり、胸腔鏡、腹腔鏡、子宮鏡および耳鼻鏡などが含まれている。
【0003】
現在、全ての内視鏡では、作動チャンネルの内径が小さく、使用範囲が狭いという欠陥が存在した。それは、内視鏡の従来の構造と関係があり、人体のチャンネルが一般的に細かいと共に、「関所を守る」ような括約筋も存在するためである。内視鏡が順調に通過しようとする場合、その挿入部は、細かくて、一定の硬さを有しなければならない。挿入部も内視鏡の実行端であり、照明LEDまたは導光ビーム、カメラモジュール、洗浄またはガス入り通路、および器具通路管を設置する必要があり、且つこれらの部材を細かい先端において並べて配列する必要もあるため、器具通路が非常に細かくでも、理想的な3D効果を有することが困難である。
【0004】
内視鏡中の相対的に細かい尿管鏡を例として、よくあるオリンパス電子尿管鏡は、F8であり、実行端の直径が2.55mmであり、ステンレス鋼ハウジングの厚みが0.15mmであり、両者が合計0.3mmであり、カメラの直径が約1mmであり、導光ビームおよび湾曲調節用スチールワイヤが占めた空間を除いて、器具通路の最大内径が約1.2mmだけであるので、つまようじのような細かい器具でしか通過させることができない。そのため、このような内視鏡は、一般的に、観察、生検および結石のレーザ粉砕に用いられ、同時に2種の器具を用いて手術を行う必要があれば、腹腔鏡を用いて開放手術を行う必要がある。
【0005】
高価も内視鏡の大きな欠陥となっている。本体に進入した体液が蛇形継手および内部パイプラインを腐食し、タンパク質が粘着して可動部材に引っ掛かり、再び使用される時に故障しやくなる場合があるので、内視鏡は、密封防水性に対する要求が高い。フレキシブル内視鏡は、湾曲部が互いに連結された複数の蛇形継手により構成され、その連結装置が、それらを相対的に回転させる。上記連結装置は、それぞれ、これらの蛇形継手の面に設けられている。これらの蛇形継手および連結装置は、製造しにくく、蛇形継手の連結組立も複雑であるため、コストが高くなっている。
【0006】
出願番号が200780040247.4であり、名称が内視鏡の湾曲部構造である考案において、節輪の先端部の前側の2つの突片の両側部に揺動角度を規制する角度規制用の第1の段部がそれぞれ設けられ、節輪の後端部の後ろ側の2つの突片の両側部に揺動角度を規制する角度規制用の第2の段部がそれぞれ設けられ、湾曲部の湾曲時に、湾曲管の前後の2つの節輪間が最大回動位置までに回動した場合、前側の節輪の第2の段部と、後ろ側の節輪の第1の段部との当接による規制により、前後の節輪相互間のなす揺動角Αが湾曲部の湾曲操作時に外皮チューブが各節輪間に咬み込まれることを防止する所定の規制角度に規制されることにより、湾曲部の湾曲操作時に外皮チューブが各節輪間に咬み込まれることを防止する、内視鏡の湾曲部構造が開示されているが、該考案は、構造が複雑で、成形しにくく、コストが高い。
【発明の概要】
【0007】
従来技術における内視鏡の作動チャンネルの内径が小さく、使用範囲が狭く、コストが高く、メンテナンスが困難であり、損耗しやすいなどの問題を解決するために、本発明は、末端が拡大可能な内視鏡を提供する。
【0008】
上述した技術的問題を解決するために、本発明は、以下の技術案を講じた。
【0009】
ハウジング、作動チャンネル、カメラおよび電線バンドを含む挿入部と、内視鏡本体とを含む末端が拡大可能な内視鏡であって、作動チャンネル、カメラおよび電線バンドは、いずれもハウジング内に位置し、電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結され、カメラは、ハウジング内の末端に設けられ、ハウジング内の末端に切欠きが設けられ、作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出し/退避可能であり、作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出した場合、作動チャンネルとカメラとは、並列状態にある末端が拡大可能な内視鏡。
【0010】
好ましくは、作動チャンネルの軸方向とカメラの軸方向との間の角度は、0〜30°である。さらに好ましくは、両者は、平行状態となる。
【0011】
好ましくは、ハウジングの末端において少なくとも2つの切欠きが設けられ、カメラの前方または後方において、少なくとも1つの、切欠きから張り出し/退避可能な手術部材、例えばカメラ、Bモード超音波プローブ、モーターまたはアブレーションデバイスなどがある。さらに好ましくは、同一の内視鏡本体内に、前後に配列されて切欠きから張り出し/退避可能なカメラが少なくとも2つ設けられている。各カメラは、それぞれ電線バンドに対応して連結され、各カメラにより採集された信号がコンピュータにより処理された後に3D画像が形成される。
【0012】
好ましくは、内視鏡において、ハウジングの末端は硬質材料により製造され、金属またはセラミックであることがさらに好ましく、やわらかい人体チャンネル内に一定の空間を支持するために用いられ、カメラに対して視野を提供し、粘膜がレンズに貼り付けることに起因して観察を行うことができないことを防止する。
【0013】
本発明における内視鏡は、挿入部の外径を著しく降下させ、作動チャンネルの内径を著しく向上させる。
【0014】
本発明における末端は、内視鏡の実行端(作動端)である。上記作動チャンネルは、単独で追加された管路であってもよいし、ハウジング内の電線バンド以外の空間であってもよい。作動チャンネルが切欠きから張り出し/退避可能である場合、作動チャンネルは、単独で追加された管路である。その際に、使用安定性を向上させるために、カメラは、粘着または他の形態でハウジング内の末端に固定されることが好ましい。カメラが切欠きから張り出し/退避可能である場合、作動チャンネルは、単独で追加された管路であってもよいし、ハウジング内の電線バンド以外の空間であってもよく、ハウジング内の電線バンド以外の空間であることが好ましい。カメラまたは作動チャンネルが切欠きから張り出すように、切欠きは本体の長軸方向に垂直である最大幅が作動チャンネルまたはカメラの外径よりも大きい。
【0015】
挿入部は、カメラが設けられた一端が実行端であり、他端が操作端であり、操作端における操作部が操作・把持に便利である。ハウジングは、体内に挿入した外径が、体外に残った外径よりも小さく、両者がスムーズに移行する。内視鏡の実行端が湾曲可能であることで、患者体内の湾曲経路を通過させるか、或いは撮像機構の選択的な移動をサポートすることができ、つまり、ハウジングの実行端がやわらかで湾曲可能な材料により製造されてもよい。
【0016】
操作部は、垂直把持に適合する、垂直ハンドルのない操作部、または水平把持に適合する、垂直ハンドルのある操作部などの該装置の把持に有利であるあらゆる形状およびサイズを有してもよい。また、操作部は、各種の制御素子を有してもよく、操作者が該制御素子を制御して内視鏡装置およびその機能を制御することができる。
【0017】
作動チャンネルがハウジング内の電線バンド以外の空間である場合、操作部は、従来の内視鏡の操作部と類似し、操作部において流体入出弁および器具入出弁が設けられている。作動チャンネルが単独で追加された管路である場合、作動チャンネルにおいて流体入出弁および器具入出弁が設けられている。流体入出弁および器具入出弁が操作部のハウジングから張り出すと共に、作動チャンネルをガイド溝に沿って前後移動させるように、操作部においてガイド溝が設けられている。操作部においてロックボタンが設けられ、作動チャンネルとガイド溝との相対的な位置をロックすることができる。
【0018】
空間を節約し、作動チャンネルの内径を拡大するために、電線バンドは、偏平状であり、平行に配列された電線と、全ての電線を共に包んだ被覆皮とを含むか、或いは電線バンドは、平行に配列された電線が互いに粘着されて形成された一体構造である。空間を節約するために、電線バンドは、作動チャンネルの内壁に貼り付けられるか、或いは作動チャンネルの内壁に埋め込まれることが好ましい。
【0019】
被覆皮は、防水材料により製造されることが好ましくい。カメラは、一般的に円柱形であり、デジタル画像形成チップの解像度が画像形成面積と正比例するため、カメラの直径が圧縮されにくく、内視鏡の前端部において一部の空間を占めている。しかし、後続に連結されるリード線は、それぐらいの空間が要らないので、ポールのような偏平状の電線バンドとして配列可能であることで、器具および基部管路が移動しやすく、より多くの空間を残ることができる。
【0020】
カメラレンズの直径は、デジタル画像形成チップよりも小さくてもよく、円筒形のカメラの直径は、デジタル画像形成チップにより決められる。現在、市販された円筒形の電子カメラとしては、一般的にレンズの周りと円筒壁との間にマイクロLED照明デバイスが複数配置されている。照明デバイスの給電および制御は、デジタル画像形成チップに集積される。本発明においても、このような既存の撮像・照明アセンブリが用いられ、且つカメラと総称される。
【0021】
さらに好ましくは、ハウジングの内壁において電線バンド収容溝が設けられている。
【0022】
本発明における好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結される楔形ブロックをさらに含む。作動チャンネルがハウジングに対して独立する管路であり、ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面の一方側に設けられる。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、楔形ブロックの斜面に沿って滑り出せるように作動チャンネルを駆動し、ハウジングの切欠きから張り出し、カメラと並列の位置にあり、その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に作動チャンネルを初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。作動チャンネルのハウジングに対する移動形態としては、ハウジングの操作端に切欠きを設置し、手で作動チャンネルを直接プッシュすることであるか、或いは一端が作動チャンネルに固定連結され、他端が力を施すためにハウジングから張り出す作動具を追加することである。
【0023】
操作しやすくするために、楔形ブロックの斜面と楔形ブロックの軸方向との角度は10〜45°であり、25〜35°であることがさらに好ましい。
【0024】
防護および復帰の効果を強化するために、末端が拡大可能な内視鏡は、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラおよびハウジングの切欠きをその内に包んでいる弾性カバーをさらに含む。
【0025】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックと、プッシュロッドと、円管と、半管とをさらに含む。半管は、横断面がC字形である。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面の一方側に設けられる。プッシュロッドは、ハウジング内に設けられ、円管の一端がプッシュロッドの一端に連結され、他端が半管の一端における少なくとも1つの端点に回転連結され、半管が楔形ブロックの斜面端に連結される。プッシュロッドは、円管に連結されていない一端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。
【0026】
半管は、断面がC字形であり、半管の長さ方向における各端にいずれも2つの端点がある。
【0027】
防護および復帰の効果を強化するために、上記末端が拡大可能な内視鏡は、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラ、円管および半管をその内に包んでいる弾性カバーをさらに含む。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプッシュすると、円管が半管をカメラの方向へ移動させるように駆動し、最終に半管がハウジングの切欠きから張り出すことで、半管、円管、電線バンドおよびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にプッシュロッドのプルおよび/または弾性カバーの圧縮下で、円管および半管を初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。
【0028】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡、プッシュロッドと、連結ばねと、円管と、半管とをさらに含む。半管は、横断面がC字形である。プッシュロッドは、ハウジング内に設けられ、円管の一端がプッシュロッドに連結され、他端が半管の一端における少なくとも1つの端点に回転連結され、半管の一端がカメラとの外周に貼り付けられる。プッシュロッドは、円管に連結されていない一端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端が半管に連結され、自在状態にある。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプッシュすると、円管が半管をカメラの方向へ移動させるように駆動し、最終に半管をカメラから押し離せることで、半管、円管、電線バンドおよびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にプッシュロッドのプルおよび/または連結ばねの回復力の作用下で、円管および半管を初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。
【0029】
カメラは、一般的に円柱体であり、一端が作動端であり、他端が非作動端である。
【0030】
本発明における半管は、横断面がC字形である。
【0031】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、ケーブルと、円管と、斜管とを含む。斜管は一端が円形面端であり、他端が斜面端である。ケーブルはハウジング内に設けられ、円管の一端における一方側がハウジングの内壁に回転連結され、他方側がケーブルに連結され、円管の他端が斜管の円形面端に連結され、斜管の斜面端がハウジングの内壁に貼り付けられる。カメラ、斜管、円管およびケーブルは、外から内までに順に連結される。円管とハウジングとの回転連結点は、切欠きの同じ一方側に位置するか、或いは切欠きの反対側に位置する。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすることにより、円管が斜管を回転させるように駆動して、半管、斜管、電線バンドおよびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にケーブルを緩めて、円管および半管を初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。
【0032】
上記円管の一端における一方側および他方側とは、円管の一端における端部において相対する両点を指す。
【0033】
上記ケーブルは、やわらかい材質であってもよいし、鉄筋などの硬い材質であってもよい。操作しやすくするために、硬い材質であることが好ましい。
【0034】
本発明において、カメラからハウジング内に指向する方向が、外から内までにの方向として定義される。
【0035】
本発明における斜管は、一定の傾斜角で円管の一端が切除されて残られた部分に相当する。上記一定の傾斜角は、円管の軸方向に垂直ではない角度を指し、斜管の一端が軸方向に垂直である円形面であり、他端が軸方向に垂直ではない斜面(楕円形)である。
【0036】
防護および復帰の効果を強化するために、上記末端が拡大可能な内視鏡は、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラ、円管および斜管が包まれている弾性カバーをさらに含む。
【0037】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、拡張支持ロッドと弾性カバーとをさらに含む。ハウジングのカメラが設けられた一端は弾性湾曲可能端であり、弾性カバーは、弾性湾曲可能端の外周にカバーされる。拡張支持ロッドは、一端がカメラに回転連結され、他端がハウジングに回転連結され、拡張支持ロッドはハウジングの軸方向に対する回転範囲が0〜90°である。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、電線バンドをプルすると、電線バンドのプル作用下でカメラがハウジングの切欠きから張り出し、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成し、電線バンドをプルし続けると、拡張支持ロッドの位置規制により、弾性湾曲可能端の外周に湾曲構造を形成し、さらに蛇管の機能を実現することができる。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に弾性カバーの押圧作用下で、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0038】
本発明における弾性湾曲可能端は、任意の方向、任意の角度で湾曲可能である。
【0039】
本発明における電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結され、カメラと内視鏡本体との間の一部の電線バンドがハウジングから張り出される。操作しやすくするために、電線バンドが張り出した部分は、操作部に位置することが好ましい。
【0040】
操作の利便性および安定性を向上させるために、末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、拡張支持ロッドの一端がカメラまたは楔形ブロックに回転連結され、他端がハウジングに回転連結される。そのため、安定性の向上に便利である。
【0041】
より良い防護作用を果たすために、末端が拡大可能な内視鏡は、拡張具をさらに含む。拡張具はカメラと楔形ブロックの外周に設けられ、拡張支持ロッドの一端が同時にカメラおよび拡張具に回転連結され、他端がハウジングに回転連結される。そのため、よい防護作用を果たすことができる。拡張具の形状は、ハウジングの切欠きの形状と類似する。
【0042】
本発明における別の態様として、末端が拡大可能な内視鏡は、拡張具と、拡張支持ロッドと、ケーブルと、弾性カバーとをさらに含む。ハウジングのカメラが設けられた一端は弾性湾曲可能端であり、弾性カバーは、弾性湾曲可能端の外周にカバーされる。ケーブルは、ハウジング内に設けられ、一端が拡張具に連結され、他端が通過して内視鏡本体に連結される。拡張具は、カメラの外周に設けられ、拡張支持ロッドの一端が拡張具に回転連結され、他端がハウジングまたはカメラに回転連結される。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすると、電線バンド、ハウジングおよび拡張具間の部分が作動チャンネルを形成し、ケーブルをプルし続けると、拡張支持ロッドの位置規制作用により、弾性湾曲可能端外周に湾曲構造を形成し、さらに蛇管の機能を実現する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に弾性カバーの押圧作用下で、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0043】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、拡張支持ロッドと、拡張具と、楔形ブロックと、プッシュロッドとを更に含む。拡張具は、カメラの外周に設けられ、拡張支持ロッドの一端が拡張具に回転連結され、他端がカメラに回転連結される。プッシュロッドは、一端が拡張具に連結され、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結される。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプッシュすると、拡張具および拡張支持ロッドの駆動下で、カメラがハウジングの切欠きから張り出し、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にプッシュロッドをプルして、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0044】
操作の利便性および安定性を向上させるために、上記末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、拡張支持ロッドの一端がカメラまたは楔形ブロックに回転連結され、他端が拡張具に回転連結される。そのため、安定性の向上に便利である。
【0045】
より良い位置規制および復帰の効果を果たすために、上記末端が拡大可能な内視鏡は、連結ばねをさらに含む。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングに連結され、圧縮ばねは自在状態にある。ハウジングの切欠きから張り出した場合、連結ばねが引張状態であり、操作が終了した後、プッシュロッドに対する作用力を撤去して、連結ばねの回復力の作用下で、カメラを初期位置までに戻らせる。
【0046】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、鋼板と、弾性シートとをさらに含む。鋼板は、長尺状であり、ハウジングの内壁に摺動連結され、電線バンドが鋼板とハウジングとの間に設けられる。弾性シートは、一端が電線バンドの末端における端部に連結されるか、或いは電線バンドの末端における電線バンドに当接されたハウジングの内壁に連結され、電線バンドの他端がカメラに連結される。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、鋼板をプッシュすると、鋼板が弾性シートに作用することで、カメラが元の位置からオフセットして切欠きから張り出し、カメラ、鋼板およびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、鋼板をプルすることにより、弾性シートから離れ、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0047】
上記弾性シートは、S字形であることが好ましい。
【0048】
より良い位置規制および復帰の効果を達成するために、上記末端が拡大可能な内視鏡は、連結ばねをさらに含む。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングに連結され、自在状態にある。連結ばねは、位置規制および復帰の作用を果たす。
【0049】
より良い防護、位置規制および復帰の効果を達成するために、上記末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラおよびばねシートをその内に包んでいる。
【0050】
本発明における別の好ましい態様として、末端が拡大可能な内視鏡は、ダブルチャンネルハウジングと、弾性シートとをさらに含み、電線バンドがそのうちの一つのチャンネルに設けられる。弾性シートは、一端がS字形であり、他端が長尺状であり、長尺状の一端が電線バンド内に包まれ、S字形の一端における端部が電線バンドの所在するチャンネルから張り出してハウジングの切欠き内に位置するカメラに連結される、ことを特徴とする。電線バンドをプルすると、弾性シートは、ハウジング内のチャンネル仕切り板の圧力下で、元の位置からオフセットし、切欠きから離れ、医療器具は、電線バンドが装着されていないチャンネルを通過して各種の操作を完成することができる。
【0051】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックと、プッシュロッドと、弾性カバーとをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端がハウジングに摺動連結され、楔形ブロックとカメラは、ハウジングの切欠き内に嵌合される。プッシュロッドは、一端が楔形ブロックの斜面端に連結され、楔形ブロックをプッシュ/プルしてカメラをハウジングに対して摺動させるように駆動し、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。
【0052】
上記末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラをその内に包んでいる。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプルして、楔形ブロックを摺動させるように駆動し、カメラが摺動し切欠きから離れ、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、プッシュロッドのプッシュおよび/または弾性カバーの圧縮下で、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0053】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、プッシュロッドと、斜管と、半管とをさらに含む。半管は、横断面がC字形である。プッシュロッドは、ハウジング内に設けられる。斜管は、一端が円形面であり、他端が斜面であり、斜管の斜面がハウジングの切欠きと反対し、斜管の円形面の一端における一方側が切欠きに回転連結され、斜管の円形面の一端における他方側がプッシュロッドの一端に連結され、斜管の斜面の一端における最高点が半管の一端に回転連結される。プッシュロッドは、円管に連結されていない一端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。半管は、断面がC字形である。
【0054】
斜管は、円管において斜面を切り取ってなるものである。斜面と軸方向との角度は30〜60°であり、45°であることが好ましい。斜管の斜面が半管に接触した場合、位置規制台として用いられてもよい。
【0055】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、拡張支持ロッドと、拡張具と、ケーブルとをさらに含む。拡張具は、カメラの外周に設けられる。拡張支持ロッドは、一端が拡張具に回転連結され、他端がカメラに回転連結される。ケーブルは、一端が拡張具に連結され、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。
【0056】
内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすると、拡張具および拡張支持ロッドの駆動下で、カメラがハウジングの切欠きから張り出し、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行うことができる。電線バンドをプルし続けると、拡張支持ロッドの位置規制作用により、弾性湾曲可能端の外周に湾曲構造を形成し、さらに蛇管の機能を実現する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に弾性カバーの押圧下で、拡張具を初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結される。ケーブルは、張り出した部分が操作部に位置して、プルなどの操作に便利である。
【0057】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、作動チャンネルがハウジングに対して独立する管路であり、ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面と反対する一方側に設けられる。
【0058】
内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、楔形ブロックの斜面に沿って前へ進行させるように作動チャンネルを駆動し、楔形ブロックおよびカメラをハウジングの切欠きから外へ押し出し、カメラと並列の位置にある。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に作動チャンネルを初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。作動チャンネルのハウジングに対する移動形態としては、ハウジングの操作端に切欠きを設置し、手で作動チャンネルを直接プッシュすることであるか、或いは一端が作動チャンネルに固定連結され、他端が力を施すためにハウジングから張り出す作動具を追加することである。
【0059】
本発明における別の好ましい態様として、上記末端が拡大可能な内視鏡は、弾性シートと弾性カバーとをさらに含む。弾性シートは、一端がハウジングの内壁に連結され、他端がカメラおよびケーブルに連結され、弾性シートにおいてカメラとの連結箇所に位置規制台があり、ケーブルがハウジングを通過して制御ハンドルに連結される。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラをその内に包んでいる。上記弾性シートは、長いU字形であることが好ましい。
【0060】
内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすると、ケーブルが弾性シートに作用して湾曲させることで、カメラが元の位置からセットオフして切欠きから張り出す。位置規制台は、カメラに対して支持作用を果たし、位置規制台の斜面の角度が15〜75°であり、45°であることが好ましい。電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行うことができる。ケーブルを緩めると、弾性カバーの作用下で、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0061】
好ましくは、ハウジングは、金属材質また金属網材質であるため、より良い遮蔽の効果を達成し、さらに、電線バンドをより小さくより細かいように製造することができると共に、作動チャンネルの空間を増加させることができる。
【発明の効果】
【0062】
ニーズによれば、本発明における内視鏡は、使い捨て部材または再利用可能な部材として製造されることができる。
【0063】
本発明において、言及されていない技術は、いずれも従来技術を参照することが可能である。
【0064】
本発明における末端が拡大可能な内視鏡は、内視鏡の末端の拡大および収縮を実現することができると共に、内視鏡の末端が狭い人体チャンネルを通過した後に拡大し、作動チャンネルまたはカメラが張り出し、作動チャンネルおよびカメラが並列の位置にあることで、作動チャンネルの内径を著しく向上させ、より多くの器具を通過させ、より大きな異物を取り出すことができ、洗浄がより順調であり、メンテナンスが簡単であり、消費が少なく、製造コストが低く、使い捨て可能であってもよいし、再利用可能であってもよく、構造設計が合理的であり、使用しやすく、理想的な3D効果を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
図1】実施例3における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図2図1における作動チャンネルがハウジングの切欠きから張り出してカメラと並列状態にある構造模式図である。
図3図1における作動端の解体模式図である。
図4図2における作動端の解体模式図である。
図5】実施例4における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図6】実施例4における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図7】実施例5における末端が拡大可能な内視鏡の原理模式図である。
図8】実施例7における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図9】実施例7における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図10】実施例10における末端が拡大可能な内視鏡の模式図である。
図11】実施例10における末端が拡大可能な内視鏡のプル過程の模式図である。
図12】実施例10における弾性湾曲可能端をプル続ける湾曲状態模式図である。
図13】実施例13における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図14】実施例13における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図15】実施例13における末端(作動端)の湾曲状態模式図である。
図16】実施例16における弾性シートの構造模式図である。
図17】実施例16における弾性シートの真っ直ぐな状態模式図である。
図18】実施例16における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図19】実施例16における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図20】実施例17における末端が拡大可能な内視鏡的模式図である。
図21】実施例17における末端が拡大可能な内視鏡のハウジング内の模式図である。
図22】実施例17における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図23】実施例20における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図24】実施例20におけるハウジング内の構造模式図である。
図25】実施例20における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図26】実施例22における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図27】実施例22における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図28】実施例22における弾性シートの構造模式図である。
図29】実施例23における末端が拡大可能な内視鏡の構造模式図である。
図30】実施例23における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図31】実施例24における末端が拡大可能な内視鏡の使用状態図である。
図32】実施例24における末端が拡大可能な内視鏡の断面図である。
図33】実施例25における末端が拡大可能な内視鏡の断面図である。
【符号の説明】
【0066】
1、内視鏡本体
2、作動チャンネル
3、ロックボタン
4、ハウジング
5、電線バンド
6、カメラ
7、挿入部
8、弾性カバー
9、楔形ブロック
10、ハウジングの切欠き
11、半管
12、円管
13、斜管
14、ケーブル
15、連結ばね
16、拡張支持ロッド
17、弾性シート
18、鋼板
19、仕切り板
20、摺動溝
21、プッシュロッド付きの電線バンド
22、ハウジング
23、プッシュロッド
24、回転リング
25、拡張具
26、ケーブル
27、位置規制台
【発明を実施するための形態】
【0067】
本発明をよりよく理解するために、以下は、実施例を結び付けて、本発明をさらに説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
【0068】
実施例1
ハウジング、作動チャンネル、カメラ、および電線バンドを含む挿入部と、内視鏡本体とを含む末端が拡大可能な内視鏡であって、作動チャンネル、カメラおよび電線バンドは、いずれもハウジング内に位置し、電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結され、カメラは、ハウジング内の末端に設けられ、ハウジングの末端に切欠きが設けられ、作動チャンネルまたはカメラは、切欠きから張り出し/退避可能であり、作動チャンネルまたはカメラが切欠きから張り出した場合、作動チャンネルとカメラとは並列状態にある末端が拡大可能な内視鏡。電線バンドは、偏平状であり、平行に配列された電線と、全ての電線を共に包んでいる被覆皮とを含む。
【0069】
実施例2
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、作動チャンネルがハウジングに対して独立する管路であり、ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面の一方側に設けられる(ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面に相対する)。楔形ブロックの斜面と楔形ブロックの軸方向との角度は30°である。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、作動チャンネルをプッシュすると、作動チャンネルが楔形ブロックの斜面に沿って滑り出し、ハウジングの切欠きから張り出し、カメラと並列の位置にある。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に作動チャンネルを初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。作動チャンネルのハウジングに対する移動形態としては、ハウジングの操作端に切欠きを設置し、手で作動チャンネルを直接プッシュすることであるか、或いは一端が作動チャンネルに固定連結され、他端が力を施すためにハウジングから張り出す作動具を追加することである。
【0070】
実施例3
実施例2とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラおよびハウジングの切欠きをその内に包んでいる。そのため、さらに防護作用を果たすことができる。
【0071】
実施例4
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、プッシュロッドと、斜管と、半管とをさらに含む。プッシュロッドは、ハウジング内に設けられる。斜管は、一端が円形面であり、他端が斜面であり、斜面がハウジングの切欠きと反対し、斜管の円形面の一端における一方側が切欠きに回転連結され、斜管の円形面の一端における他方側がプッシュロッドの一端に連結され、斜管の斜面の一端における最高点が半管の一端に回転連結される。プッシュロッドは、斜管に連結されていない一端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。半管は、断面がC字形である。斜管は、円管において斜面を切り取ってなるものである。斜面と軸方向との角度は30〜60°であり、45°であることが好ましい。図7に示すように、斜管の斜面が半管に接触した場合、位置規制台として用いられてもよい。
【0072】
実施例5
実施例4とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラ、斜管および半管をその内に包んでいる。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプッシュすると、斜管が半管をカメラの方向へ移動させるように駆動し、最終に半管がハウジングの切欠きから張り出し、半管、斜管、電線バンドおよびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にプッシュロッドのプルおよび/または弾性カバーの圧縮下で、斜管および半管を初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0073】
実施例6
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、プッシュロッドと、連結ばねと、円管と、半管とをさらに含む。プッシュロッドは、ハウジング内に設けられる。円管は、一端がプッシュロッドに連結され、他端が半管の一端における2つの端点に回転連結される。半管は、一端がカメラとの外周に貼り付けられる。プッシュロッドは、円管に連結されていない一端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端が半管に連結され、自在状態にある。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプッシュすると、円管が半管をカメラの方向へ移動させるように駆動し、最終に半管をカメラから押し離せ、半管、円管、電線バンドおよびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にプッシュロッドのプルおよび/または連結ばねの回復力の作用下で、円管および半管を初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0074】
実施例7
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、ケーブルと、円管と、斜管とをさらに含む。斜管は一端が円形面端であり、他端が斜面端である。ケーブルはハウジング内に設けられ、円管の一端における一方側がハウジングの内壁に回転連結され、他方側がケーブルに連結され、円管の他端が斜管の円形面端に連結され、斜管の斜面端がハウジングの内壁に貼り付けられる。カメラ、斜管、円管およびケーブルは、外から内までに順に連結される。円管とハウジングとの回転連結点は、切欠きの同じ一方側に位置するか、或いは切欠きの反対側に位置する。そのうち、円管および斜管は、いずれもハウジングの切欠きに位置する。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすると、円管が斜管を回転させ、ハウジングの切欠きから張り出すように駆動し、半管、斜管、電線バンドおよびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後にケーブルを緩めて、円管および半管を初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。上記円管の一端における一方側及び他方側とは、円管の一端における端部において相対する両点を指す。
【0075】
実施例8
実施例7とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラ、円管および斜管をその内に包んでいる。
【0076】
実施例9
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、拡張支持ロッドと弾性カバーとをさらに含む。ハウジングのカメラが設けられた一端は弾性湾曲可能端であり、弾性カバーは、弾性湾曲可能端の外周にカバーされ、拡張支持ロッドは一端がカメラに回転連結され、他端がハウジングに回転連結され、拡張支持ロッドはハウジングの軸方向に対する回転範囲が30〜150°である。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、電線バンドをプルすると、電線バンドのプル作用下でカメラがハウジングの切欠きから張り出し、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成し、電線バンドをプルし続けると、拡張支持ロッドの位置規制により、弾性湾曲可能端の外周に湾曲構造を形成し、さらに蛇管の機能を実現することができる。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行うことができる。完成後にケーブルを緩め、弾性湾曲可能端が元となる真っ直ぐな状態に回復し、弾性カバーの押圧作用下で拡張具を初期位置に戻らせて体内から抜き出せばよい。電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結され、カメラと内視鏡本体との間の一部の電線バンドがハウジングから張り出し、電線バンドの張り出した部分が操作部に位置し、プルなどの操作に便利である。
【0077】
実施例10
実施例9とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、連結ばねをさらに含んだが、弾性カバーが設けられていない。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングに連結され、圧縮ばねは自在状態にある。ハウジングの切欠きから張り出した場合、連結ばねが引張状態にあり、操作が完了した後、ケーブル付きの電線バンドに対する作用力を撤去し、連結ばねの回復力の作用下で、カメラを初期位置までに戻らせる。もちろん、防護およびより良い使用効果を達成するために、連結ばねおよび弾性カバーが同時に設けられてもよい。
【0078】
実施例11
実施例9とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、拡張支持ロッドの一端がカメラまたは楔形ブロックに回転連結され、他端がハウジングに回転連結される。そのため、安定性の向上に便利である。
【0079】
実施例12
実施例11とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、拡張具をさらに含む。拡張具は、カメラおよび楔形ブロックの外周に設けられ、拡張支持ロッドの一端が同時にカメラおよび拡張具に回転連結され、他端がハウジングに回転連結される。そのため、より良い防護作用を果たすことができる。
【0080】
実施例13
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、拡張支持ロッドと、拡張具と、ケーブルとをさらに含む。拡張具は、カメラの外周に設けられる。拡張支持ロッドは、一端が拡張具に回転連結され、他端がカメラに回転連結される。ケーブルは、一端が拡張具に連結され、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすると、拡張具および拡張支持ロッドの駆動下でカメラがハウジングの切欠きから張り出し、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行うことができる。電線バンドをプルし続けると、拡張支持ロッドの位置規制作用により、弾性湾曲可能端の外周に湾曲構造を形成し、さらに蛇管の機能を実現する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行うことができる。完成後にケーブルを緩め、弾性湾曲可能端が元となる真っ直ぐな状態に回復し、弾性カバーの押圧作用下で拡張具を初期位置に戻らせて体内から抜き出せばよい。電線バンドは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングを通過して内視鏡本体に連結され、ケーブルの張り出した部分が操作部に位置し、プルなどの操作に便利である。
【0081】
実施例14
実施例13とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、拡張支持ロッドの一端がカメラまたは楔形ブロックに回転連結され、他端が拡張具に回転連結される。そのため、安定性の向上に便利である。
【0082】
実施例15
実施例13とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、連結ばねをさらに含む。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングに連結され、圧縮ばねは自在状態にある。ハウジングの切欠きから張り出した場合、連結ばねが引張状態にあり、操作が完了した後、プッシュロッドに対する作用力を撤去し、連結ばねの回復力の作用下で、カメラを初期位置までに戻らせる。
【0083】
実施例16
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、鋼板と弾性シートとをさらに含む。鋼板は、長尺状であり、ハウジングの内壁に摺動連結され、電線バンドが鋼板とハウジングとの間に設けられる。弾性シートは、S字形であり、一端が電線バンドの末端における端部に連結されるか、或いは電線バンドの末端における電線バンドに当接されたハウジングの内壁に連結され、電線バンドの他端がカメラに連結される。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、鋼板をプッシュすると、鋼板が弾性シートに作用することで、カメラが元の位置からオフセットして切欠きから張り出し、カメラ、鋼板およびハウジング間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、鋼板をプルすることにより、弾性シートから離れ、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0084】
実施例17
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、マルチチャンネルハウジングと弾性シートとをさらに含む。マルチチャンネルハウジングは少なくとも2つのチャンネルを含み、複数のチャンネルがハウジングの切欠きに合流して大チャンネルを形成し、そのうちの1つのチャンネル内に弾性シートおよび電線バンドが通過し、該チャンネル仕切り板の端部がハウジングの切欠きに位置する。弾性シートは、一端がS字形であり、他端が長尺状であり、長尺状の一端が電線バンドに包まれるか、或いは電線バンドに平行である。弾性シートのS字形の一端における端部がカメラに連結され、長尺状の一端における端部がハンドルにおけるプッシュプル装置に連結され、電線バンドの末端がカメラに連結される。内視鏡が作動していない場合、カメラが大チャンネル内に退避して後ろの作動チャンネルを止める。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、弾性シートをプルすると、仕切り板およびハウジングの阻止で、弾性シートのS字形の一端がまっすぐになることで、カメラが元の位置からオフセットして切欠きから張り出し、後ろの作動チャンネルを露出させる。内視鏡を取り出す必要がある場合、弾性シートをプッシュすると、弾性シートのS字形の一端をチャンネルから押し出し、S字形に回復させることで、カメラを大チャンネルに引き込み、初期位置に戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0085】
実施例18
実施例16とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、連結ばねをさらに含む。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングに連結され、連結ばねは自在状態にある。連結ばねは、位置規制および復帰の作用を果たすことができる。
【0086】
実施例19
実施例16とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラおよびばねシートをその内に包んでいる。
【0087】
実施例20
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックと、プッシュロッドとをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端がハウジングに摺動連結され、楔形ブロックとカメラとはハウジングの切欠きに嵌合される。プッシュロッドは、一端が楔形ブロックの斜面端に連結され、楔形ブロックをプルしてカメラをハウジングに対して摺動させるように駆動し、他端がハウジングを通過してハウジングから張り出す。
【0088】
実施例21
実施例20とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、弾性カバーをさらに含む。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラをその内に包んでいる。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、プッシュロッドをプルして、楔形ブロックを摺動させるように駆動し、カメラが摺動し切欠きから離れ、電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、プッシュロッドのプッシュおよび/または弾性カバーの圧縮下で、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0089】
実施例22
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、弾性シートと、位置規制台と、ケーブルと、弾性カバーとをさらに含む。弾性シートは、長尺状であり、一端がハウジングの内壁に連結され、他端がカメラおよびケーブルに連結され、弾性シートにおいてカメラとの連結箇所に位置規制台がある。ケーブルは、ハウジングを通過して制御ハンドルに連結される。弾性カバーは、ハウジングのカメラが設けられた一端における端部に設けられ、カメラをその内に包んでいる。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、ケーブルをプルすると、ケーブルが弾性シートに作用して湾曲させることで、カメラが元の位置からセットオフして切欠きから張り出す。位置規制台は、カメラに対して支持作用を果たし、位置規制台の斜面の角度は、15〜75°であり、45°であることが好ましい。電線バンドとハウジングとの間の部分が作動チャンネルを形成する。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行うことができる。ケーブルを緩めると、弾性カバーの作用下で、カメラを初期位置までに戻らせて体内から抜き出せばよい。
【0090】
実施例23
実施例22とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、連結ばねをさらに含み、ケーブルが電線バンド内に包まれ、弾性カバーが設けられておらず、ばねで弾性カバーを代替してカメラを退避させる機能を果たす。連結ばねは、一端がカメラに連結され、他端がハウジングに連結され、圧縮ばねは自在状態にある。ケーブルをプルすると、電線バンドが真っ直ぐになり、カメラがハウジングの切欠きから張り出し、その際に、連結ばねが引張状態にある。操作が完了した後、ケーブル付きの電線バンドに対する作用力を撤去し、連結ばねの回復力の作用下で、カメラを初期位置までに戻らせる。もちろん、防護およびより良い使用効果を達成するために、連結ばねおよび弾性カバーが同時に設けられてもよい。
【0091】
実施例24
実施例1とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。末端が拡大可能な内視鏡は、楔形ブロックをさらに含む。楔形ブロックは、一端が平面であり、他端が斜面であり、平面端がカメラに連結され、斜面端が作動チャンネルに連結され、作動チャンネルがハウジングに対して独立する管路であり、ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面と反対する一方側に設けられる(ハウジングの切欠きが楔形ブロックの斜面と反対する)。楔形ブロックの斜面と楔形ブロックの軸方向との角度は15〜75°であり、45°であることが好ましい。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、作動チャンネルをプッシュすると、作動チャンネルが楔形ブロックの斜面に沿って前へ進行し、楔形ブロックおよびカメラをハウジングの切欠きから外へ押し出し、カメラと並列の位置にある。その際に、医療器具を作動チャンネルに挿入して各種の操作を行い、完成後に作動チャンネルを初期位置までに引き戻して体内から抜き出せばよい。作動チャンネルのハウジングに対する移動形態としては、ハウジングの操作端に切欠きを設置し、手で作動チャンネルを直接プッシュすることであるか、或いは一端が作動チャンネルに固定連結され、他端が力を施すためにハウジングから張り出す作動具を追加することである。
【0092】
実施例25
実施例24とほとんど同様であり、その相違点は以下のとおりである。同一の本体内に少なくとも2つのカメラ、それに連結された電線バンドおよび楔形ブロックが設けられ、2つのカメラが前後に配列される。図33に示すように、内視鏡の末端のハウジングにおいて2つの対称の切欠きがあり、両側における弾性カバーがそれぞれ半管構造であり、2つの異なる切欠きに連結される。内視鏡の実行端が目標位置までに挿入された場合、作動チャンネルをプッシュすると、作動チャンネルが楔形ブロックの斜面に沿って前へ進行し、2つのカメラを順にハウジングの切欠きから外へ押し出し、カメラと並列の位置にある。2つのカメラは、それぞれ画像を採集してコンピュータに伝送した後、3D画像を合成する。2つのカメラは、それぞれ異なる切欠きから張り出して、独立して移動する時に互いに干渉しない。
【0093】
2つのカメラは、本体の非対称の位置に設けられるか、或いは、同じ切欠きから張り出してもよい。
【0094】
一実施例において、2つのカメラは、メインカメラおよびサブカメラに分けられ、それぞれ異なる機能を実行する。メインカメラは、高解像度カメラを用いて真正面のカラー画像を採集し、サブカメラは、後ろに位置し、高解像度カメラを用いて側方向のカラー画像を採集する。別の実施例において、メインカメラは前に位置し、高解像度カメラを用いて真正面のカラー画像を採集し、サブカメラは後ろに位置し、特殊なカメラを用いて異なるスペクトル帯域における画像を採集して、特殊な病変を表示する。別の実施例において、メインカメラは前に位置し、高解像度カメラを用いて真正面のカラー画像を採集する。サブカメラの所在する回路にカメラが設けられず、他の回路デバイスに連結されて、特定の機能を実行する。
【0095】
一実施例において、前方の楔形ブロックにBモード超音波プローブが取り付けられ、後方の楔形ブロックにカメラが取り付けられ、それぞれ異なる機能を実行することで、光学的視覚を有するだけでなく、粘膜の下層における腫瘍の位置を探測することができる。
【0096】
上述した各実施例における内視鏡は、ニーズに応じて、使い捨て部材または再利用可能部材として製造されてもよい。特別に説明されていない上記部分は、いずれも従来技術を参照することが可能である。
【0097】
上述した各実施例における末端が拡大可能な内視鏡は、内視鏡の末端の拡大および収縮を実現することができると共に、内視鏡の末端が狭い人体チャンネルを通過した後に拡大し、作動チャンネルまたはカメラが張り出し、作動チャンネルとカメラとが並列の位置にあることで、作動チャンネルの内径を著しく向上させ、より多くの器具を通過させ、より大きな異物を取り出すことができ、洗浄がより順調であり、メンテナンスが簡単であり、消費が少なく、製造コストが低く、使い捨て可能であってもよいし、再利用可能であってもよく、構造設計が合理的であり、使用しやすい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33