特許第6871479号(P6871479)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6871479自動車両用の液体容器及び液体容器を製造するための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6871479
(24)【登録日】2021年4月19日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】自動車両用の液体容器及び液体容器を製造するための方法
(51)【国際特許分類】
   B60K 15/03 20060101AFI20210426BHJP
   F02M 37/00 20060101ALI20210426BHJP
   B29C 65/16 20060101ALI20210426BHJP
   B29C 45/14 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   B60K15/03 B
   F02M37/00 301J
   B29C65/16
   B29C45/14
【請求項の数】13
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-511884(P2020-511884)
(86)(22)【出願日】2018年8月24日
(65)【公表番号】特表2020-531742(P2020-531742A)
(43)【公表日】2020年11月5日
(86)【国際出願番号】EP2018072929
(87)【国際公開番号】WO2019042902
(87)【国際公開日】20190307
【審査請求日】2020年3月31日
(31)【優先権主張番号】102017119708.7
(32)【優先日】2017年8月28日
(33)【優先権主張国】DE
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】598001467
【氏名又は名称】カウテックス テクストロン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ローマン・ボフィエー
(72)【発明者】
【氏名】ハルトムート・ヴォルフ
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン・コピーク
(72)【発明者】
【氏名】クラウス・ゲバート
(72)【発明者】
【氏名】ゼバスティアン・シュテファン・ローゼンシュトレーター
(72)【発明者】
【氏名】ファビアン・シギア
(72)【発明者】
【氏名】マルクス・ヒュッツェン
【審査官】 中川 隆司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−011571(JP,A)
【文献】 特開2009−035056(JP,A)
【文献】 特開2017−035797(JP,A)
【文献】 特開2010−285064(JP,A)
【文献】 特表2013−536108(JP,A)
【文献】 特開2011−005940(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 15/03
B29C 45/14
B29C 65/16
F02M 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車両のための液体容器であって、前記液体容器の上部シェル(2,28,38,44,52,54,60,64,68,70,72,74)を形成している第1のハーフシェル(4)と、前記液体容器の下部シェル(2,28,38,44,52,54,60,64,68,70,72,74)を形成している第2のハーフシェル(6)と、を有している前記液体容器において、
前記第1のハーフシェル(4)及び前記第2のハーフシェル(6)が、液体(10)を収容するための格納容積(8)を形成しており、
前記第1のハーフシェル(4)が、第1の支持層(12)及び第1のバリア層(14,46)を有しており、
前記第2のハーフシェル(6)が、第2の支持層(16)及び第2のバリア層(18,48)を有しており、
前記第1のバリア層(14,46)が、前記格納容積(8)に面している前記第1の支持層(12)の側面(20)の外側に配置されており、
前記第2のバリア層(18,48)が、前記格納容積(8)に面している前記第2の支持層(16)の側面(22)の内側に配置されており、
前記第1のハーフシェル及び前記第2のハーフシェル(4,6)が共に、接続領域(24)において一体的に結合されており、前記第1の支持層(12)が、前記接続領域(24)において前記第2のバリア層(18,48)及び/又は前記第2の支持層に一体的に結合されており、
前記第1のバリア層(14,46)と前記第2のバリア層(18,48)とが、前記接続領域(24)において互いから離隔しており、且つ前記第1の支持層(12)に両側で接しており、前記第1の支持層(12)が、前記接続領域(24)において前記格納容積(8)と前記液体容器の周囲(U)との間に浸透経路(26)を形成していることを特徴とする液体容器。
【請求項2】
前記第1の支持層(12)が、前記格納容積(8)に面している側面(30)に、1つ又は複数の成形要素(32)、接続部(34)、又は機能ユニット(36)を有していることを特徴とする請求項1に記載の液体容器。
【請求項3】
前記成形要素(32)、前記接続部(34)、若しくは前記機能ユニット(36)が、前記格納容積(8)の内部に突出して延在しており、
並びに/又は、
前記成形要素(32)及び/若しくは前記接続部(34)が、射出成形プロセスにおいて前記第1の支持層(12)と一部品で形成されており、及び/若しくは前記第1の支持層(12)の上に逐次的に成形されていることを特徴とする請求項2に記載の液体容器。
【請求項4】
前記格納容積(8)の内部に配置されているすべての前記成形要素(32)、前記接続部(34)、又は前記機能ユニット(36)が、前記第1の支持層(12)に設けられているが、前記第2のバリア層(18,48)には設けられていないことを特徴とする請求項2又は3に記載の液体容器。
【請求項5】
成形要素、接続部、又は機能ユニットを取り付けるために利用されるプラスチック材料(40)が、前記第2の支持層(16)の反対側に面している前記第2のバリア層(18,48)の側面(39)に局所的に成形されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体容器。
【請求項6】
前記第1のバリア層及び前記第2のバリア層(14,18)のうち少なくとも1つのバリア層が、射出成形プロセスにおいて関連する前記第1の支持層又は前記第2の支持層(12、16)に一体的に結合されている単層フィルム(14,18)とされ、
及び/又は
前記第1のバリア層及び前記第2のバリア層(46,48)のうち少なくとも1つのバリア層が、射出成形プロセスにおいて関連する前記第1の支持層又は前記第2の支持層(12、16)に一体的に結合されている複層フィルム(46,48)とされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体容器。
【請求項7】
前記浸透経路(26)の長さ(l)が、断面で見ると、前記浸透経路(26)の幅(b)の2倍以上の長さとされ、
前記浸透経路の前記幅(b)が、前記接続領域(24)における前記第1のバリア層と前記第2のバリア層(14,18,46,48)との距離に相当することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体容器。
【請求項8】
前記浸透経路の長さが、断面で見ると、前記第1のハーフシェル(4)及び前記第2のハーフシェル(6)の壁厚より長いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体容器。
【請求項9】
前記第1のバリア層(14,46)が、前記格納容積(8)の反対側に面している前記第1の支持層(12)の前記側面(20)を略完全に覆っており、
及び/又は、
前記第2のバリア層(18,48)は、前記格納容積(8)に面している前記第2の支持層(16)の前記側面(22)を略完全に覆っていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の液体容器。
【請求項10】
前記第1のハーフシェル及び前記第2のハーフシェル(4,6)のうち少なくとも一方のハーフシェルが、ウェブ(50)を有しており、前記ウェブ(50)が、相補的な形状を少なくとも部分的に有している他方のハーフシェル(4,6)のレセプタクル(56)に嵌合した状態で着座しており、
前記第1のハーフシェル及び前記第2のハーフシェル(4,6)の一体的結合が、前記ウェブ(50)に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の液体容器。
【請求項11】
前記ウェブ(50)を有している前記第1のハーフシェル(4)の前記第1のバリア層(14,46)が、端部で前記ウェブ(50)の周囲に折り返されているか、又は前記ウェブ(50)を囲んでおり、前記第1のバリア層が、前記ウェブ(50)の端面側(62)を特に少なくとも部分的に覆っていることを特徴とする請求項10に記載の液体容器。
【請求項12】
前記ウェブ(50)が、少なくとも部分的にレーザ透過性プラスチック材料から成り、前記一体的結合が、レーザ透過溶接によって形成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の液体容器。
【請求項13】
液体容器を製造するための方法において、
前記液体容器の上部シェル(2,28,38,44,52,54,60,64,68,70,72,74)を形成している第1のハーフシェル(4)を射出成形するステップであって、前記第1のハーフシェル(4)が、第1の支持層(12)及び第1のバリア層(14,46)を有している、前記ステップと、
前記液体容器の下部シェル(2,28,38,44,52,54,60,64,68,70,72,74)を形成している第2のハーフシェル(6)を射出成形するステップであって、前記第2のハーフシェル(6)が、第2の支持層(16)及び第2のバリア層(18,48)を有している、前記ステップと、
前記第1のハーフシェル及び前記第2のハーフシェル(4,6)が液体(10)を収容するための格納容積(8)の境界を形成するように、前記第1のハーフシェル及び前記第2のハーフシェル(4,6)を結合するステップであって、前記第1のバリア層(14,46)は、前記格納容積(8)の反対側に面している前記第1の支持層(12)の側面(20)の外側に配置され、前記第2のバリア層(18,48)が、前記格納容積(8)に面している前記第2の支持層(16)の側面の内側に配置され、前記第1のハーフシェル及び前記第2のハーフシェル(4,6)が共に、接続領域(24)において一体的に結合され、前記第1の支持層(12)が、前記接続領域(24)において前記第2のバリア層(18,48)及び/又は前記第2の支持層に一体的に結合され、前記第1のバリア層(14,46)と前記第2のバリア層(18,48)とが、前記接続領域(24)において互いから離隔し、且つ前記第1の支持層(12)に両側で接し、前記第1の支持層(12)が、前記接続領域(24)において前記格納容積(8)と前記液体容器の周囲(U)との間に浸透経路(26)を形成する、前記ステップと、
を有していることを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車両用の液体容器及び液体容器を製造するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近の自動車両は、燃料、排気後処理用の尿素溶液、及び冷却剤のような多数の作動流体を含む。これらの液体はそれぞれの液体容器に収容されている。例えば、プラスチック材料製燃料容器が燃料を格納するために用いられている。
【0003】
このようなプラスチック材料製燃料容器は、理想的には軽量で、耐衝突性があり、放出が少ないものであるべきである。放出に関して、燃料から環境内への炭化水素の蒸発に対するますます厳しくなる最大許容規制排出制限を遵守しなければならない。これには、例えば、燃料補給時通気を含む燃料補給中、作動時通気、すなわち、タンクシステムの温度が上昇したときの燃料のガス抜き中、及び容器壁を通る炭化水素の拡散というすべての作動条件下での燃料漏れの回避が要求される。
【0004】
既知の燃料容器は、容器壁を通る拡散を低く保つための拡散バリアを有する。このような燃料容器が2つの射出成形されたハーフシェルを一緒にすることによって形成されれば、例えば各ハーフシェルについて内部バリア層を支持材料上に配置することができる。射出成形中に一体化することが可能であり、格納容積内に突出している、支持材料の接続要素又は成形要素がバリア層を貫通し、したがって浸透経路を形成して、燃料放出を増加させる結果となることは不利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この背景に対して、本発明の技術的目的は、少なくともかなりの程度まで、上述の欠点を有さず、特に液体容器からの拡散関連の放出の削減を可能にする液体容器及び液体容器を製造するための方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の技術的目的は、請求項1に記載の液体容器及び請求項15に記載の方法によって達成される。本発明のさらなる実施形態が、従属請求項及び以下の説明から生じる。
【0007】
第1の態様によれば、本発明は、第1のハーフシェル及び第2のハーフシェルを有する、自動車両用の液体容器に関し、これらのハーフシェルは、液体を収容するための格納容積を形成しており、第1のハーフシェルは、第1の支持層及び第1のバリア層を有し、第2のハーフシェルは、第2の支持層及び第2のバリア層を有し、第1のバリア層は、第1の支持層の格納容積とは反対の側に配置され、第2のバリア層は、第2の支持層の格納容積に面する側に配置されている。
【0008】
第1のハーフシェルは、自動車両用のプラスチック材料製燃料容器の上部シェルであり得る。第2のハーフシェルは、プラスチック材料製燃料容器の下部シェルであり得る。
【0009】
設置状態の上部シェルは車両に面している。設置状態の下部シェルは、車両とは反対を向いて、すなわち、通り又は道路に面している。したがって、第2のバリア層の内部配置のため、第2のバリア層は、機械的摩耗から、例えば道石から保護される。
【0010】
外側に配置される第1のバリア層では、車両に面する配置のため、このような保護は必要でない。上部シェルはしたがって、第1のバリア層を貫通することなく、内部取り付け部品又は成形要素を取り付ける、特に溶接するために用いることができる。
【0011】
液体容器の他の一実施形態によれば、格納容積に面する側の第1の支持層は、1つ又は複数の成形要素、接続部、又は機能ユニットを有することが提供される。これらは、例えば、弁ホルダー、機能ユニットの形状嵌め及び力嵌め固定のためのクリップ、又は機能ユニットを一体的に結合するための台座であり得る。第1のバリア層が第1の支持層の格納容積とは反対の側に配置される結果として、成形要素、接続部、又は機能ユニットは、第1のバリア層を中断することなく、第1の支持層の格納容積に面する側に取り付け、成形、又は適用することができる。したがって、第1のバリア層の構造的完全性に悪影響を与えることなく、例えば、射出成形プロセスにおいて一体的に又は一部品で形成された成形要素を製造することができる。
【0012】
成形要素、接続部、又は機能ユニットは、例えば、格納容積内に突出して延びる要素であり得る。
【0013】
成形要素及び/又は接続部は、射出成形プロセスにおいて第1の支持層と一部品で形成されてもよく、及び/又は第1の支持層上に逐次的に成形されていてもよい。射出成形プロセスにおいて一部品で実現される成形要素及び/又は接続部の一体結合は、成形要素及び/又は接続部を費用効率よく製造することが可能であるという利点を有する。成形要素及び/又は接続部の逐次的成形は、成形要素及び/又は接続部の壁厚及び位置に関して設計の自由度が大きくなるという利点を提供する。
【0014】
液体容器の他の一実施形態によれば、格納容積内に配置されるすべての成形要素、接続部、又は機能ユニットが第1の支持層上に設けられ、格納容積内に配置される成形要素、接続部、又は機能ユニットは第2のバリア層上には設けられないことが提供される。このように、第1のバリア層又は第2のバリア層を貫通又は中断する必要なく、すべての必要な成形要素、接続部、又は機能ユニットを液体容器内に配置することができる。
【0015】
あるいは、1つ又は複数の成形要素、接続部、又は機能ユニットを取り付けるために用いられるプラスチック材料が、第2のバリア層の第2の支持層とは反対の側に局所的に成形されることが提供され得る。例えば、支持層が射出成形によって製造された後、支持材料が、逐次射出成形によって、第2のバリア層の支持層とは反対の側で、バリア層上に局所的に成形され得る。局所的に成形されたプラスチック材料は、例えば、サージタンクが溶接又は接着結合され得る、例えば、支持材料から成る台座又は板状要素であり得る。このように、第2のバリア層を貫通又は中断することなく、内部バリア層を有する第2のハーフシェルの領域に機能ユニットを配置することができる。第2のバリア層のバリア効果をこのように維持することができ、加えて、下部ハーフシェルの局所成形プラスチック材料の領域に成形要素、接続部、又は機能ユニットを配置することができる。
【0016】
バリア層の少なくとも1つは、射出成形プロセスにおいて関連する支持層に一体的に結合された単層フィルムであり得る。この目的のため、フィルムを射出成形金型の金型半体に収容し、可塑化された支持材料で成形又は背面成形することができる。射出成形プロセスを介してバリアフィルムと支持層との間に一体的結合が形成される。したがって、材料の使用を少なくして費用効率よく支持層及びバリアフィルムを有するハーフシェルを製造することができる。
【0017】
代替として又は追加として、バリア層の少なくとも1つは、射出成形プロセスにおいて関連する支持層に一体的に結合された複層フィルムであることが提供され得る。このような複層フィルムは、例えば、エチレンビニルアルコールコポリマー(EVOH)から成る中心層を含む5重フィルムであってもよく、EVOH層は低密度ポリエチレン(LDPE)層によって両側が覆われ、LDPE層は高密度ポリエチレン(HDPE)層によって覆われている。
【0018】
複層フィルムのカバー層は特に、支持材料とバリアフィルムとの間の信頼できる一体的結合を達成するため、支持材料と同じ設計を有し得る。多層フィルムのバリア効果はこのように、例えば、主にEVOH層によって提供され得る一方、LDPE層はそれぞれ外部HDPE層のための接着促進剤として用いられ、HDPE層には次いで信頼できる接着又は一体的結合のための支持材料を設けることができ、この支持材料は同様にバリアフィルムのカバー層のHDPEから成り得る。
【0019】
液体容器は、ガソリン又はディーゼル燃料を収容するためのプラスチック材料製燃料容器であり得る。バリア層及び/又は支持層は、ディーゼル燃料又はガソリンと接触するのに特に適している。バリア層の材料及び支持層の材料はしたがって、それらの膨潤特性に関して、液体燃料と直接接触するのに適していなければならない。支持材料ならびにバリア層は、それらの耐化学性及び膨潤特性に関して、燃料との直接接触における使用に適していなければならない。
【0020】
一重又は多重支持層は、以下の材料の1つ又は複数を含んでもよく、又は以下の材料の1つ又は複数から成り得る。すなわち、エラストマー、熱可塑性エラストマー、高密度ポリエチレン(HDPE)、繊維強化ポリアミド、ポリアミド(PA)、部分芳香族ポリアミド、耐衝撃性ポリアミド、である。
【0021】
一重又は多重バリア層は、以下の材料の1つ又は複数を含んでもよく、又は以下の材料の1つ又は複数から成り得る。すなわち、エチレンビニルアルコールコポリマー(EVOH)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、部分芳香族ポリアミド、高密度ポリエチレン(HDPE)、フルオロポリマー、である。例えば、バリア層は、中心のEVOH層がPAカバー層によって両側で覆われている、又は接している、PA及びEVOHから成る3重設計を有し得る。また、例えば、6重壁構造、又はHDPE、LDPE、及びEVOHから成る上述の5重構造を提供することも可能である。
【0022】
液体容器の他の一実施形態によれば、接続領域におけるハーフシェルは互いに一体的に結合され、接続領域における第1の支持層は第2のバリア層及び/又は第2の支持層に一体的に結合され、接続領域における第1のバリア層と第2のバリア層とは互いに間隔を空けて両側で第1の支持層に接し、接続領域における第1の支持層は、格納容積と液体容器の周囲との間に浸透経路を形成していることが提供される。
【0023】
閉鎖液体容器を形成するためのハーフシェルの一体結合は、プラスチック材料溶接法、特に接触式法又は非接触式溶接法によって行うことができる。例には、熱板溶接、振動溶接、放射溶接、超音波溶接、又は熱風溶接が含まれる。
【0024】
接続領域におけるバリア層が互いに間隔を空けて、浸透経路が支持層の支持材料から形成されれば、2つのバリア層はしたがって、格納容積を本質的に完全に、すなわち、必須のタンク接続を除いて包囲するであろう閉鎖バリアブラダーを形成せず、代わりに、接続領域において第1の支持材料から成る部分が存在し、これを介して格納容積と周囲との間に接続があり、これは効果的な拡散を有し、バリアフィルムによって形成されていない。
【0025】
浸透経路に沿った拡散関連の放出を低く保つため、断面で見た浸透経路の長さが浸透経路の幅の2倍以上であることを提供することができ、浸透経路の幅は、接続領域におけるバリア層間の距離に対応している。換言すれば、接続領域におけるこのような浸透経路は、拡散関連の放出を最小限に抑えるため、好ましくは延長された狭い設計を有するべきである。
【0026】
代替として又は追加として、断面で見た浸透経路の長さが第1のハーフシェル及び第2のハーフシェルの壁厚より大きいことがさらに提供され得る。
【0027】
このような構成は、例えば、液体容器の設置位置で見た水平面に対してある角度で延びる浸透経路によって達成することができる。液体容器の寸法を大幅に増大させることなく構造設計を介して浸透経路を長くするため、ハーフシェル間に形成される浸透経路又は接続領域をこのように傾斜させて、又は斜めに延ばすことができる。
【0028】
第1のバリア層と第2のバリア層とが互いに一体的に結合されていることが提供され得る。この場合、ハーフシェル間の接続領域に浸透経路が形成されず、充填ネック、通気孔、及び/又は引き出し開口のような必須タンク接続が提供されるという制限はあるが、バリア層は、液体容器の格納容積を本質的に完全に包囲する本質的に閉じたバリアブラダーを形成する。拡散関連の放出をこのように確実に制限することができる。
【0029】
バリア層が格納容積を本質的に完全に包囲すると本明細書で言及するとき、これは特に、ハーフシェル間の接続領域における浸透経路を回避することを指しており、液体容器に燃料を充填するため、及び液体容器から燃料を引き出すため、供給ライン、出口、及び/又は通気弁が提供され、その近傍において第1又は第2のバリア層が局所的に貫通されることが理解される。したがって、ハーフシェルの壁に貫通接続開口を設けることができる。接続開口は、射出成形プロセスにおいて製造しておくことができる。
【0030】
液体容器の他の一実施形態によれば、第1のバリア層は、格納容積に面する第1の支持層の側を本質的に完全に覆っていることが提供される。例えば、格納されるべき液体燃料の信頼できる封入をこのように達成することができる。
【0031】
代替として又は追加として、第2のバリア層は、格納容積に面する第2の支持層の側を本質的に完全に覆っていることが提供され得る。ここでも、これは拡散関連の放出を確実に削減するのに役立つ。
【0032】
「本質的に完全に」という表現は、タンクシステムに任意選択で要求される上述の入口及び出口を考慮に入れている。
【0033】
液体容器のハーフシェルの少なくとも一方はウェブを有し、ウェブは、少なくとも部分的に、相補的な形状を有する対応する他方のハーフシェルのレセプタクルに形状が適合するように着座しており、ウェブに沿ってハーフシェルの一体的結合が形成されていることが提供され得る。例えば、第1のハーフシェルにこのようなウェブを設けることができ、第1のハーフシェルは特に第2のハーフシェルのためのカバーを形成することができる。
【0034】
第1のハーフシェルと第2のハーフシェルとは非対称設計を有してもよく、第2のハーフシェルは、例えば、第1のハーフシェルによって閉鎖可能な上部で開いているシェルを形成している。
【0035】
相補的な形状と共にウェブはセンタリングを形成することができ、そのため、第1のハーフシェル及び第2のハーフシェルが組み立てられるとき、周方向に延びる結合領域全体に沿って信頼できる一体的結合が達成される。したがって、第1のハーフシェルは、例えば、第2のハーフシェルに関してカバーのセルフセンタリングを形成することができる。
【0036】
液体容器のコンポーネントの寸法を大幅に増大させることなく延長された浸透経路を構造的に設計するため、第1のハーフシェルを収容するために設けることができる、第2のハーフシェルの自由に突出する壁部が、例えば、液体容器の設置状態で水平面に対してある角度で延びる周状の取り付け斜面を有し得る。第1のハーフシェルは、この斜面に対して相補的な形状を有し、第1のハーフシェル上の周状の溶接カラー又はウェブによって形成されて第2のハーフシェルの中心に置かれ得る凹部又は折り目を有し得る。
【0037】
液体容器の他の一実施形態によれば、ウェブを有するハーフシェルのバリア層は、端部でウェブの周囲に折り返されているか、又はウェブを囲んでいることが提供され、バリア層は特にウェブの端面側を少なくとも部分的に覆っている。例えば、外部バリア層を有する第1のハーフシェル上にウェブが提供されれば、ウェブの囲い込みが、少なくとも部分的に、バリア効果を高めるため、浸透経路が周囲へ出る領域におけるバリア層間の浸透経路の幅を局所的に狭めることができる。代替として又は追加として、端面側でウェブの周囲に折り返された第1のハーフシェルの外部バリア層又はバリアフィルムは、第2のハーフシェルの第2のバリア層に当接し、及び/又はこれに一体的に結合されることが提供され得る。ここでも、格納容積を周方向に本質的に完全に包囲する本質的に閉じられたバリアブラダーをこのように形成することができる。
【0038】
ウェブは、少なくとも部分的に、レーザ透過性プラスチック材料から成り、一体的結合はレーザ透過溶接によって形成されていることが提供され得る。高品質の溶接結合をこのように迅速に達成することができる。
【0039】
支持層の1つの壁厚はそれ自体、2mm〜6mm、特に2mm〜4mmであり得る。この小さな壁厚は、例えば、ハーフシェルの全表面の90%を超えて提供することができ、局所補強リブ、出口、又は他の局所厚化領域を提供することもできる。
【0040】
バリア層、特にバリアフィルムの1つの厚さは、100μm〜1000μmであり得る。
【0041】
第2の態様によれば、本発明は、
第1のハーフシェルを射出成形するステップであって、第1のハーフシェルは、第1の支持層及び第1のバリア層を有する、ステップと、
第2のハーフシェルを射出成形するステップであって、第2のハーフシェルは、第2の支持層及び第2のバリア層を有する、ステップと、
これらのハーフシェルが液体を収容するための格納容積を形成するような方法でこれらのハーフシェルを結合するステップであって、第1のバリア層は、格納容積に面する第1の支持層の側に配置され、第2のバリア層は、格納容積に面する第2の支持層の側に配置される、ステップと、
を有する、液体容器を製造するための方法に関する。
【0042】
内部バリア層を有するハーフシェルと外部バリア層を有するハーフシェルを組み合わせた結果として、本発明による方法の使用によって、拡散関連の放出に対する高レベルの安全性を提供すると同時に、第1のバリア層を貫通することなく、格納容積内又は内部に取り付け部品を取り付けることが可能になる液体容器が提供され得る。
【0043】
例示的な一実施形態を概略的に示す図面を参照して、本発明を以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】本発明による液体容器を断面で示す。
図2図1からの拡大詳細図を示す。
図3】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図4】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図5】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図6】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図7】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図8】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図9】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図10】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図11】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図12】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
図13】本発明による液体容器の他の例示的な一実施形態を断面で示す。
【発明を実施するための形態】
【0045】
図1は、自動車両用の液体容器2を断面で示している。液体容器2はプラスチック材料製燃料容器2である。
【0046】
液体容器2は、第1のハーフシェル4及び第2のハーフシェル6を有する。ハーフシェル4、6は、液体10を収容するための格納容積8を形成している。この場合において、液体10は、自動車両の内燃機関を作動させるための燃料10である。第1のハーフシェル4は、第1の支持層12及び第1のバリア層14を有する。第2のハーフシェル6は、第2の支持層16及び第2のバリア層18を有する。
【0047】
第1のバリア層14は、第1の支持層12の格納容積8の反対側に面している側面20に配置されている。第2のバリア層18は、第2の支持層16の格納容積8に面している側面22に配置されている。第1のバリア層14はしたがって外部バリア層14と呼ぶことができる一方、バリア層18は内部バリア層18と呼ぶことができる。
【0048】
図1における例において、第1のバリア層14は、射出成形プロセスにおいて支持層12に一体的に結合された単層フィルムである。加えて、第2の支持層16も、第2のバリア層18を第2の支持層16に一体的に結合するため、射出成形プロセスにおいて第2のバリア層18上に成形されている。この場合において、第2のバリア層18も単層フィルムとして設計されている。
【0049】
本発明のさらなる例示的な実施形態によれば、第1のバリア層は1つの層、特に単層フィルムから成り得る一方、第2のバリア層は複数層、特に複層フィルムから成り得、これらのそれぞれが射出成形プロセスにおいて関連する支持層に結合されていることが理解される。
【0050】
ハーフシェル4、6は、接続領域24において互いに一体的に結合されている。第1の支持層12は、接続領域24において第2のバリア層18に一体的に結合されている。第1のバリア層14と第2のバリア層18とは、接続領域24において互いに間隔を空け、第1の支持層12に両側で接している。
【0051】
第1の支持層12は、接続領域24において、格納容積8と液体容器2の周囲Uとの間の浸透経路26を形成している。換言すれば、接続領域24における第1のバリア層14と第2のバリア層18とは、格納容積8を本質的に完全に包囲するであろう閉鎖バリアブラダーを形成せず、代わりに両側で浸透経路26を形成している。
【0052】
図2は、図1からの接続領域24の拡大図を示している。図2から明らかなように、浸透経路26の長さlは、浸透経路26の幅bの2倍より大きい。浸透経路26の幅bは、接続領域24におけるバリア層14、18間の距離に対応する。このように、第1の例示的な実施形態によれば、燃料10の拡散関連の放出は、第1の支持層12の材料を通って浸透経路26を介して周囲U内へ発生する。
【0053】
図3は、本発明による液体容器28の他の例示的な一実施形態を示している。液体容器28は、自動車両用のプラスチック材料製燃料容器28である。以下の説明において、図2を参照して同一の特徴には同じ参照番号を割り当てている。したがって、繰り返しを避けるため、第1の例示的な実施形態との違いのみを述べる。
【0054】
液体容器28の第1の支持層12は、格納容積8に面している側面30に、成形要素32、接続部34、及び機能ユニット36を有する。成形要素32は、射出成形プロセスにおいて第1の支持層12と一部品で形成されており、構造を強化するために用いることができる。この場合において接続部34は、液体容器28内部に機能ユニットを固定するために用いることができるクリップである。クリップ34は、射出成形プロセスにおいて形成された支持層12にその後一体的に結合されている。これは機能ユニット36についても同様に当てはまり、これはこの場合においては、例えば圧力センサ又は充填レベルセンサであり得る。
【0055】
成形要素32、接続部34、及び機能ユニット36は、突出部を備えて格納容積8内に延びている。図3による液体容器28のこの例において、格納容積内に配置されるすべての成形要素32、接続部34、及び機能ユニット36は、これらのそれぞれは例として示しているが、第1の支持層12上に設けられ、格納容積8内に配置される成形要素、接続部、又は機能ユニットは第2のバリア層18上には設けられない。
【0056】
図4は、液体容器38という本発明による他の変形例を示している。液体容器38は、自動車両用のプラスチック材料製燃料容器38である。繰り返しを避けるため、ここでも、図3による前述の例示的な実施形態と比較した図4による例示的な実施形態における違いのみを述べる。同一の特徴には同じ参照番号を割り当てている。
【0057】
図3からの液体容器28とは対照的に、図4における液体容器38では、成形要素、接続部、又は機能ユニットを取り付けるために用いられるプラスチック材料40が、第2の支持層16の反対側に面している第2のバリア層18の側面39上に局所的に成形される。
【0058】
この場合における局所的に成形されたプラスチック材料40は、サージタンク42が溶接される台座40を形成している。
【0059】
台座40は、逐次射出成形によって製造されている。射出成形金型に保持されたバリア層18は、最初は支持層16に一体的に結合されている。後続の第2の射出成形ステップにおいて、台座40は、バリア層18の支持層16とは反対の側39上に成形されている。さらなるステップにおいて、サージタンク42は、溶接によって台座40に一体的に結合されている。このように、バリア層18の構造的完全性を破壊することなく、内部バリア層18と共に格納容積8内にサージタンク42を組み込むことが可能である。
【0060】
台座又は複数の別個の台座又は局所材料成形物に、弁、ベンチュリノズルなどのようなさらなる要素を設けてもよい。
【0061】
図5は、本発明による液体容器44の他の変形例を示している。液体容器44は、自動車両用のプラスチック材料製燃料容器44である。上述の例示的な実施形態とは対照的に、複層フィルム46、48として設計された第1のバリア層46及び第2のバリア層48が提供されている。
【0062】
第1のバリア層46はEVOHから成る中心層を有し、これはLDPEから成る接着促進剤層によって両側が覆われている。LDPE接着促進剤層は次いで、HDPEから成るカバー層によって覆われている。この5重の一体的に結合されたフィルム層複合体は第1のバリア層46を形成している。この場合における第1の支持層12は同様に、第1のバリア層のカバー層のHDPEから成り、そのため、第1のバリア層46と第1の支持層12とは、同じ材料を用いて、射出成形プロセスにおいて一体的に結合されている。第2のハーフシェル6の第2のバリア層48は類似の設計を有し、ここでも第2の支持層16上で内部に配置されている。
【0063】
本発明のさらなる例示的な実施形態によれば、例えば第1のハーフシェルに一重バリア層又はフィルムを設けることができる一方、第2のハーフシェルがバリア層として多重又は多層フィルムを有し得ること、又はその逆が理解される。
【0064】
図6は、本発明による液体容器52の他の変形例を示しており、端面側のバリア層14は、少なくとも部分的に、支持層12上に形成されたウェブ50を囲んでいる。図6に示した液体容器52の浸透経路26はこのように、周囲Uへの燃料10の拡散関連の放出を低く保つため、バリア層14によって囲まれているので端面側で狭くなっている。
【0065】
図7図13は、本発明による液体容器のさらなる変形例を示しており、これらは特に、ハーフシェル間の接続領域の形状が異なっている。
【0066】
図7は、第1のハーフシェル4がウェブ50を有する液体容器54を示しており、ウェブ50は、少なくとも部分的に相補的な形状を有する第2のハーフシェル6におけるレセプタクル56に形状が適合するように着座している。図7における例示的な実施形態によれば、第1のハーフシェル4の第1の支持層12及び第1のハーフシェル4の第1のバリア層14はレーザ透過性プラスチック材料から成り、そのため、この場合においては非レーザ透過性プラスチック材料から成る第2のバリア層18は、レーザ58の助けを借りたレーザ透過溶接によって第1の支持層12に溶接することができる。
【0067】
図8は、第1のバリア層14が第2のバリア層18と重複しているという点で図7における変形例とは異なる液体容器60の他の変形例を示している。バリア層14、18は、重複の領域において一体的に結合されている。
【0068】
図9は、本発明による液体容器64の他の変形例を示しており、第1のハーフシェル4は第2のハーフシェル6のカバーを形成している。第1のバリア層14は、周状ウェブ50の領域において端面側で折り返され、そのため、ウェブ50の端面側62が少なくとも部分的に覆われている。
【0069】
図10は、本発明による液体容器68の他の変形例を示しており、図9における変形例とは対照的に、この場合におけるバリア層14、18は互いに一体的に結合されている。したがって、第1のバリア層14は、周状ウェブ50の周囲で完全に折り返されており、すなわち、端面側62はバリア層14によって完全に覆われており、そのため、バリア層14、18は、重複領域66において共に溶接されている。
【0070】
図11図13は、それぞれ、液体容器70、72、74を示しており、拡散関連の燃料放出を制限するために接続領域24の設計を最適化することによって浸透経路26の長さをどのように増加させることができるかを示している。
【0071】
図11図12、及び図13に示した3つの例のうち、液体容器70を示している、図11における変形例について浸透経路26が最短という結果になる。浸透経路26は、水平面Hに対してある角度でウェブ50を配向することによって長くすることができる(図12)。
【0072】
図13に示すように、第2のハーフシェル6の外側に沿ってより長い延長部を備えたウェブ50を設計するため、拡散関連の放出をさらに制限するために浸透経路26をさらに延長してもよい。
【符号の説明】
【0073】
2 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
4 第1のハーフシェル
6 第2のハーフシェル
8 格納容積
10 液体/燃料
12 第1の支持層
14 第1のバリア層
16 第2の支持層
18 第2のバリア層
20 側面
22 側面
24 接続領域
26 浸透経路
28 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
30 側面
32 成形要素
34 接続部
36 機能ユニット
38 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
39 側面
40 局所プラスチック材料成形物/台座
42 サージタンク
44 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
46 第1のバリア層
48 [第2の]バリア層
50 ウェブ
52 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
54 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
56 レセプタクル
58 レーザ
60 液体容器
62 端面側
64 液体容器
66 重複領域
68 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
70 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
72 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
74 液体容器/プラスチック材料製燃料容器
l 長さ
b 幅
H 面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13