特許第6871609号(P6871609)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東日本旅客鉄道株式会社の特許一覧 ▶ 保線機器整備株式会社の特許一覧

特許6871609PC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法
<>
  • 特許6871609-PC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法 図000002
  • 特許6871609-PC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法 図000003
  • 特許6871609-PC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6871609
(24)【登録日】2021年4月20日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】PC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法
(51)【国際特許分類】
   E01B 29/13 20060101AFI20210426BHJP
【FI】
   E01B29/13
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-130076(P2017-130076)
(22)【出願日】2017年7月3日
(65)【公開番号】特開2019-11656(P2019-11656A)
(43)【公開日】2019年1月24日
【審査請求日】2020年5月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000221616
【氏名又は名称】東日本旅客鉄道株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】391030125
【氏名又は名称】保線機器整備株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 篤生
(72)【発明者】
【氏名】細川 誠二
(72)【発明者】
【氏名】山▲崎▼ 洋治
【審査官】 彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−036598(JP,A)
【文献】 特開2008−231748(JP,A)
【文献】 実開昭59−076605(JP,U)
【文献】 実開平06−030201(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01B 29/13
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道軌道の整備を行う際に、PC枕木をレールから吊り下げた状態でレールの延在方向に移動させるためのPC枕木用移動器具であって、
前記PC枕木に予め固設されているショルダのクリップ挿入穴と連通可能な位置に貫通孔が形成されているフレーム体と、
連通するように位置合わせされた前記クリップ挿入穴と前記貫通孔に挿通される棒状部材と、
前記レールの底部の上面に当接して転動する主ローラーと、
前記底部の上面と交差して接している前記底部の端面に当接して転動するガイドローラーと、
を備えたことを特徴とするPC枕木用移動器具。
【請求項2】
前記主ローラーは、当該PC枕木用移動器具の移動方向に沿う前後の配置に少なくとも2つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のPC枕木用移動器具。
【請求項3】
前記PC枕木に対する当該PC枕木用移動器具の姿勢を調整するための姿勢調整部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のPC枕木用移動器具。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のPC枕木用移動器具を用いたPC枕木の移動方法であって、
前記レールと前記PC枕木を締結しているクリップを前記PC枕木のショルダから外す工程と、
前記クリップが外されたショルダのクリップ挿入穴と前記貫通孔とを位置合わせし、連通している前記クリップ挿入穴と前記貫通孔に前記棒状部材を挿通して、前記PC枕木に前記PC枕木用移動器具を取り付ける工程と、
前記PC枕木用移動器具をレールの延在方向に沿って移動させることで、そのPC枕木用移動器具によって前記レールから吊り下げられて保持されているPC枕木をレールに沿って移動させる工程と、
を有することを特徴とするPC枕木の移動方法。
【請求項5】
前記PC枕木用移動器具を2つ1組で使用し、その一対のPC枕木用移動器具を、前記主ローラーと前記ガイドローラーが前記レールの底部に当接する向きで、対を成すレールの内側に取り付けて使用することを特徴とする請求項4に記載のPC枕木の移動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道軌道の整備を行う際にPC枕木をレールの延在方向に沿って移動させるのに用いるPC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道軌道の整備の一つに、道床のバラストを古いものから新しいものへ交換する作業がある。
バラストの交換作業を行う際、古いバラストの撤去と新しいバラストの搬入をし易くするため、PC枕木を作業の妨げにならない箇所へ移動させる必要があるが、重量物であるPC枕木を移動させるには多大な労力を要する。
このようなバラストの交換作業に要する労力を軽減するための器具として、PC枕木を容易に移動させることを可能にするPC枕木用移動台車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このPC枕木用移動台車1は、図3に示すように、PC枕木Mに固設されているショルダKにボルト5によって固定されるようになっており、左右のレールRに対してそれぞれPC枕木用移動台車1を取り付けて使用するようになっている。
具体的には、PC枕木用移動台車1は、レールRの底部Bの上面に当接して転動する主ローラー2と、レールRの腹部Aの側面に当接して転動するガイドローラー3を備えており、ショルダKと一体になっているPC枕木MをレールRから吊り下げた状態で、そのレールRの延在方向に沿って移動可能にする機能を有している。
なお、ショルダKは、PC枕木MにレールRを締結するためのパンドロールクリップなどのバネ部材を取り付けるためのものであり、そのクリップ取付用のクリップ挿入穴Hを有しており、予めPC枕木Mに固設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−36598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のPC枕木用移動台車1の場合、レールRの継目においてレールRの腹部Aに継目板が配設されていると、その継目板にガイドローラー3が接触してしまい、継目板より先にPC枕木用移動台車1が移動できなくなるので、このPC枕木用移動台車1の移動範囲はレールRの継目と継目の間に限られてしまうという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、PC枕木をレールの延在方向に沿って好適に移動させることができるPC枕木用移動器具及びPC枕木の移動方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本出願に係る一の発明は、
鉄道軌道の整備を行う際に、PC枕木をレールから吊り下げた状態でレールの延在方向に移動させるためのPC枕木用移動器具であって、
前記PC枕木に予め固設されているショルダのクリップ挿入穴と連通可能な位置に貫通孔が形成されているフレーム体と、
連通するように位置合わせされた前記クリップ挿入穴と前記貫通孔に挿通される棒状部材と、
前記レールの底部の上面に当接して転動する主ローラーと、
前記底部の上面と交差して接している前記底部の端面に当接して転動するガイドローラーと、
を備えるようにした。
【0008】
かかる構成のPC枕木用移動器具を、棒状部材を介してPC枕木に固設されているショルダを連結してPC枕木に取り付けるようにすれば、PC枕木用移動器具は、PC枕木をレールから吊り下げるように保持することができる。
そして、PC枕木用移動器具は、レールの底部の上面に当接して転動する主ローラーと、レールの底部の端面に当接して転動するガイドローラーとを備えているので、レールから吊り下げるように保持しているPC枕木をレールの延在方向に沿って好適に移動させることができる。
【0009】
特に、このPC枕木用移動器具が備えている主ローラーとガイドローラーは、レールの腹部側面に当接して転動するものではないので、レールの腹部に継目板が配設されていても、その継目板がレールに沿って移動するPC枕木用移動器具の妨げにはならない。
つまり、本発明に係るPC枕木用移動器具は、レールから吊り下げるように保持しているPC枕木をレールの継目を通過させてレールの延在方向に移動させることができる。
【0010】
また、望ましくは、
前記主ローラーは、当該PC枕木用移動器具の移動方向に沿う前後の配置に少なくとも2つ設けられているようにする。
【0011】
例えば、上記従来技術のPC枕木用移動台車は、レールの底部上面に当接して転動する主ローラーが1つであるため、その主ローラーを中心にPC枕木用移動台車が前後に揺動し易く、PC枕木用移動台車がレールに沿って移動する際、PC枕木が前後に揺れてしまうなどして、その移動に支障をきたしてしまうという不具合があった。
一方、本発明に係るPC枕木用移動器具は、レールの底部の上面に当接して転動する主ローラーが、その移動方向に沿う前後の配置に少なくとも2つ設けられているので、PC枕木用移動器具はそれら主ローラーの軸心を結ぶ仮想線に沿うように、スムーズに移動することが可能になっており、上記不具合を解消している。
【0012】
また、望ましくは、
前記PC枕木に対する当該PC枕木用移動器具の姿勢を調整するための姿勢調整部材を備えるようにする。
【0013】
姿勢調整部材によって、PC枕木に対するPC枕木用移動器具の姿勢を調整して、例えば、主ローラーがレールの底部の上面に好適に当接するとともに、ガイドローラーがレールの底部の端面に好適に当接するようにすれば、PC枕木用移動器具がレールの延在方向に沿って移動し易い姿勢にすることができる。
【0014】
また、本出願に係る他の発明は、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のPC枕木用移動器具を用いたPC枕木の移動方法であって、
前記レールと前記PC枕木を締結しているクリップを前記PC枕木のショルダから外す工程と、
前記クリップが外されたショルダのクリップ挿入穴と前記貫通孔とを位置合わせし、連通している前記クリップ挿入穴と前記貫通孔に前記棒状部材を挿通して、前記PC枕木に前記PC枕木用移動器具を取り付ける工程と、
前記PC枕木用移動器具をレールの延在方向に沿って移動させることで、そのPC枕木用移動器具によって前記レールから吊り下げられて保持されているPC枕木をレールに沿って移動させる工程と、
を有するようにした。
【0015】
こうすることで、PC枕木をレールの延在方向に沿って好適に移動させることができる。
特に、PC枕木用移動器具が備えている主ローラーとガイドローラーは、レールの腹部側面に当接して転動するものではないので、レールの腹部に継目板が配設されていても、その継目板がレールに沿って移動するPC枕木用移動器具の妨げにはならない。
つまり、PC枕木用移動器具によって、レールから吊り下げるように保持しているPC枕木をレールの継目を通過させてレールの延在方向に移動させることができる。
【0016】
また、望ましくは、
前記PC枕木用移動器具を2つ1組で使用し、その一対のPC枕木用移動器具を、前記主ローラーと前記ガイドローラーが前記レールの底部に当接する向きで、対を成すレールの内側に取り付けて使用するようにする。
【0017】
対を成すレールの外側には、軌道外の鉄道設備とレールとを繋ぐケーブルや金具などが敷設されていることがあり、そのケーブルや金具などがPC枕木用移動器具の取り付けや移動を妨げる支障物になることがある。
そこで、2つ1組で使用する一対のPC枕木用移動器具を、対を成すレールの内側に取り付けるようにすることで、そのPC枕木用移動器具がレールの延在方向に好適に移動できるようにして、PC枕木を所望する位置まで移動させることを可能にした。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、PC枕木をレールの延在方向に沿って好適に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施形態のPC枕木用移動器具を示す上面図(a)と、正面図(b)と、側面図(c)である。
図2】一対のPC枕木用移動器具を使用する態様を示す上面図(a)と、正面図(b)である。
図3】従来技術のPC枕木用移動台車を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明に係るPC枕木用移動器具の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
なお、本実施形態では、レールRの延在方向を前後方向、対を成すレールRと直交する方向を左右方向、前後方向と左右方向に直交する鉛直方向を上下方向とする。
【0021】
PC枕木用移動器具100は、鉄道軌道の整備を行う際に、PC枕木MをレールRから吊り下げた状態でレールRの延在方向に沿って移動させるのに用いる器具である。
本実施形態のPC枕木用移動器具100は、図1(a)(b)(c)、図2(a)(b)に示すように、フレーム体10と、フレーム体10に軸着されている主ローラー20及びガイドローラー30と、フレーム体10に配設されている調整ボルト40と、PC枕木用移動器具100をPC枕木Mに取り付けるための棒状部材50等を備えて構成されている。
【0022】
フレーム体10は、金属製の部材であり、剛性を有している。
フレーム体10には、棒状部材50が挿通される貫通孔11が形成されている。
また、フレーム体10には、主ローラー20が軸着される支持板12と、ガイドローラー30が軸着される一対のブラケット13が設けられている。
【0023】
貫通孔11は、PC枕木Mに予め固設されているショルダKのクリップ挿入穴Hと連通可能な位置に形成されている。
そして、連通するように位置合わせされたショルダKのクリップ挿入穴Hと貫通孔11に棒状部材50が挿通されるようになっている。
棒状部材50は、金属製の部材であり、剛性を有している。
この棒状部材50が連通しているショルダKのクリップ挿入穴Hと貫通孔11に挿通されることで、PC枕木用移動器具100がショルダKに連結され、PC枕木用移動器具100がPC枕木Mに取り付けられるようになっている。
【0024】
主ローラー20は、フレーム体10の上面部に立設されている支持板12に軸着されている。主ローラー20の軸21は、対を成すレールRと交差する左右方向に延在する向きに配されている。
この主ローラー20は、レールRの底部Bの上面B1に当接して転動するローラー部材であり、レールRの延在方向であってPC枕木用移動器具100の移動方向に沿う前後の配置に2つ設けられている。
【0025】
ガイドローラー30は、フレーム体10から横方向に突き出している一対のブラケット13の間に軸着されている。ガイドローラー30の軸31は、上下方向に延在する向きに配されている。
このガイドローラー30は、レールRの底部Bの上面B1と交差して接している底部Bの端面B2に当接して転動するローラー部材であり、レールRの延在方向であってPC枕木用移動器具100の移動方向に沿う前後の配置に2つ設けられている。
【0026】
調整ボルト40は、フレーム体10の上面部に上側から下側に向けて螺着されている姿勢調整部材であり、フレーム体10の下側に突き出させる調整ボルト40の突出量を調整することで、PC枕木Mに対するPC枕木用移動器具100の姿勢を調整することができる。
具体的には、調整ボルト40の先端部41をPC枕木Mの上面に突き当てて、PC枕木Mに対するPC枕木用移動器具100の姿勢を調整することで、主ローラー20がレールRの底部Bの上面B1に好適に当接するとともに、ガイドローラー30がレールRの底部Bの端面B2に好適に当接するようにして、PC枕木用移動器具100がレールRの延在方向に沿って移動し易い姿勢にすることができる。
【0027】
このような構成を有するPC枕木用移動器具100は、図2(a)(b)に示すように、2つ1組で使用される。
特に、一対のPC枕木用移動器具100は、PC枕木Mに固設されている4つのショルダKのうち、対を成すレールRの間にある2つのショルダKに連結され、主ローラー20とガイドローラー30がレールRの底部Bに当接する向きで、対を成すレールRの内側でPC枕木M上に取り付けられるようになっている。
なお、対を成すレールRの外側には、軌道外の鉄道設備とレールRとを繋ぐケーブルや金具などが敷設されていることがあり、そのケーブルや金具などがPC枕木用移動器具100の取り付けや移動を妨げる支障物になることがあるので、本実施形態のPC枕木用移動器具100は、対を成すレールRの内側に取り付けるようにした。
【0028】
このように、PC枕木用移動器具100をPC枕木Mに固設されているショルダKを連結して、PC枕木MにPC枕木用移動器具100を取り付けるようにすれば、図2(b)に示すように、PC枕木用移動器具100は、PC枕木MをレールRから吊り下げるように保持することができる。
そして、PC枕木用移動器具100は、レールRの底部Bの上面B1に当接して転動する主ローラー20と、底部Bの端面B2に当接して転動するガイドローラー30とを備えているので、レールRから吊り下げるように保持しているPC枕木MをレールRの延在方向に沿って好適に移動させることができる。
【0029】
特に、本実施形態のPC枕木用移動器具100が備えている主ローラー20とガイドローラー30は、レールRの腹部側面に当接して転動するものではないので、図2(b)に示すように、レールRの腹部に継目板Tが配設されていても、その継目板TがレールRに沿って移動するPC枕木用移動器具100の妨げにはならない。
つまり、本実施形態のPC枕木用移動器具100は、レールRから吊り下げるように保持しているPC枕木MをレールRの継目を通過させてレールRの延在方向に移動させることができる。
【0030】
また、本実施形態のPC枕木用移動器具100には、レールRの底部Bの上面B1に当接して転動する主ローラー20が、その移動方向に沿う前後の配置に2つ設けられているので、PC枕木用移動器具100は2つの主ローラー20の軸心を結ぶ仮想線に沿うように、スムーズに移動することが可能になっている。
これに対し、図3に示した従来技術のPC枕木用移動台車1は、レールRの底部上面に当接して転動する主ローラー2が1つであるため、その主ローラー2を中心にPC枕木用移動台車1が前後に揺動し易くなっており、PC枕木用移動台車1がレールRに沿って移動する際、PC枕木Mが前後に揺れてしまうなどして、その移動に支障をきたしてしまうことがあった。
本実施形態のPC枕木用移動器具100は、主ローラー20を前後に2つ配設したことで、その問題を解消した。
【0031】
そして、鉄道軌道の整備として、バラストの交換作業を行う場合、まず、バラストを交換する範囲にあるPC枕木MのショルダKからパンドロールクリップを外す。
次いで、クリップが外されたショルダKのクリップ挿入穴Hとフレーム体10の貫通孔11とを位置合わせし、連通しているクリップ挿入穴Hと貫通孔11に棒状部材50を挿通して、PC枕木Mに一対のPC枕木用移動器具100を取り付ける。この後、PC枕木Mの周囲のバラストの一部をPC枕木Mの移動範囲から除去する。
次いで、PC枕木用移動器具100によってレールRから吊り下げられて保持されているPC枕木MをレールRの延在方向に沿って作業の妨げにならない箇所まで移動させる。
こうして、バラストを交換する範囲にある複数のPC枕木Mを一箇所に集めた後、古いバラストを撤去し、新しいバラストを搬入する。
次いで、移動させたPC枕木MをPC枕木用移動器具100によって元の位置まで戻し、PC枕木MからPC枕木用移動器具100を外す。そのPC枕木MのショルダKにパンドロールクリップを嵌めて、PC枕木MとレールRを締結することで、バラスト交換の軌道整備が終了する。
【0032】
以上のように、本実施形態のPC枕木用移動器具100であれば、PC枕木MをレールRの延在方向に沿って好適に移動させることができ、バラストの交換作業に要する労力を軽減することができる。
【0033】
なお、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0034】
10 フレーム体
11 貫通孔
20 主ローラー
21 軸
30 ガイドローラー
31 軸
40 調整ボルト(姿勢調整部材)
41 先端部
50 棒状部材
R レール
B 底部(レールの底部)
B1 上面(底部の上面)
B2 端面(底部の端面)
M PC枕木
K ショルダ
H クリップ挿入穴
T 継目板
図1
図2
図3