(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6871664
(24)【登録日】2021年4月20日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構
(51)【国際特許分類】
F16H 21/02 20060101AFI20210426BHJP
【FI】
F16H21/02
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2021-2277(P2021-2277)
(22)【出願日】2021年1月8日
【審査請求日】2021年1月8日
(31)【優先権主張番号】202010048645.8
(32)【優先日】2020年1月16日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514276562
【氏名又は名称】燕山大学
【氏名又は名称原語表記】YANSHAN UNIVERSITY
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】叶 ▲に▼佳
(72)【発明者】
【氏名】胡 波
(72)【発明者】
【氏名】趙 金君
(72)【発明者】
【氏名】張 達
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲る▼洲
(72)【発明者】
【氏名】王 凱
(72)【発明者】
【氏名】謝 騰飛
【審査官】
山尾 宗弘
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−295623(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第104384941(CN,A)
【文献】
米国特許第5656905(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 21/02
B25J 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース、可動プラットフォーム、接続ベース、及び、可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、
前記ベースと可動プラットフォームとは、共に、正三角形であり、前記ベースと可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベースと可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベースと可動プラットフォームとの中心点に接続され、前記第一分枝と第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶と第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、
前記第一分枝と第三分枝とは、共に、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一球形状対偶により、RRS直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクは、その第二端が前記第一球形状対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、
前記第二分枝は、第三回転対偶、第一移動対偶、第一自在継手、第三リンク及び第四回転対偶により、RPUR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、第一端が前記第三回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第一自在継手に接続され、前記第一回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三回転対偶の軸線は、前記ベースの中心点を向いて記第一移動対偶と垂直であり、前記第三回転対偶の軸線は、前記第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第三リンクは、第一端が前記第一自在継手に接続され、第二端が前記第四回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線は、前記第四回転対偶の軸線と平行であると共に前記第三リンクと垂直であり、前記第四回転対偶の軸線は、前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームとの接続点の接続線と平行であり、
前記第四分枝は、第二球形状対偶、第四リンク及び第五回転対偶により、SR直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、第一端が前記第二球形状対偶を介して前記ベースの中心点に接続され、第二端が前記第五回転対偶を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第五回転対偶の軸線が前記第四回転対偶の軸線と平行であると共に前記第四リンクと垂直である、ことを特徴とする、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構。
【請求項2】
ベース、可動プラットフォーム、接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、
前記ベース及び可動プラットフォームは、共に正三角形であり、前記ベース及び可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第一分枝及び第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶及び第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、
前記第一分枝及び第三分枝は、共に第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一自在継手によりRRU直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、その第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクは、その第二端が前記第一自在継手を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第二回転対偶の軸線が前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であると共に、前記第一分枝における第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第三分枝における第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線と共線であり、
前記第二分枝は、第三回転対偶、第一移動対偶、第四回転対偶、第三リンク及び第五回転対偶により、RPRR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、その第一端が前記第三回転対偶を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第四回転対偶に接続され、前記第一回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三回転対偶の軸線が前記ベースの中心点を向いて前記第四回転対偶の軸線と垂直であり、前記第三リンクは、その第一端が前記第四回転対偶に接続され、第二端が前記第五回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第四回転対偶の軸線及び第五回転対偶の軸線が共に前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームとの接続点の接続線と平行であり、
前記第四分枝は、第二自在継手、第四リンク及び第六回転対偶により、UR直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、その第一端が前記第二自在継手を介して前記ベースの中心点に接続され、その第二端が前記第六回転対偶を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第六回転対偶の軸線が前記第五回転対偶の軸線と平行であり、前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と共線であり、前記第二自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第六回転対偶の軸線と平行であると共に、前記第四リンクと垂直である、ことを特徴とする、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構。
【請求項3】
ベース、可動プラットフォーム及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、
前記ベース及び可動プラットフォームが共に正三角形であり、前記ベース及び可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第一分枝及び第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶及び第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、
前記第一分枝は、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一自在継手により、RRU直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、その第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクの第二端が前記第一自在継手を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第二回転対偶の軸線が前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第三分枝における第一球形状対偶を向き、
前記第二分枝は、第二自在継手、第一移動対偶、第三回転対偶、第三リンク及び第四回転対偶により、UPRR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、その第一端が前記第二自在継手を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第三回転対偶に接続され、前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記ベースの中心点を向き前記第一回転対偶の軸線と平行であり、前記第二自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三リンクの第一端が前記第三回転対偶に接続され、前記第三リンクの第二端が前記第四回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第三回転対偶の軸線及び第四回転対偶の軸線が共に前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームの接続点との接続線と平行であり、
前記第三分枝は、第五回転対偶、第四リンク、第六回転対偶、第五リンク及び第一球形状対偶により、RRS直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、その第一端が前記第五回転対偶を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第六回転対偶を介して前記第五リンクの第一端に接続され、前記第四リンク及び第五リンクが共に前記第六回転対偶の軸線と垂直であり、前記第五回転対偶の軸線及び第六回転対偶の軸線が共に前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第五リンクの第二端が前記第一球形状対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、
前記第四分枝は、第三自在継手、第六リンク及び第四自在継手により、UU直列接続分枝を構成し、前記第六リンクは、その第一端が前記第三自在継手を介して前記ベースの中心点に接続され、その第二端が前記第四自在継手を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第三自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線と共線でおり、前記第三自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第四自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であると共に第六リンクと垂直であり、前記第四自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記可動プラットフォームと垂直である、ことを特徴とする、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構。
【請求項4】
ベース、可動プラットフォーム及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、
前記ベース及び可動プラットフォームが共に正三角形であり、前記ベース及び可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第一分枝及び第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶及び第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、
前記第一分枝は、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一球形状対偶により、RRS直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、その第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクの第二端が前記第一球形状対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、
前記第二分枝は、第一自在継手、第一移動対偶、第三回転対偶、第三リンク及び第四回転対偶により、UPRR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、その第一端が前記第一自在継手を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第三回転対偶に接続され、前記第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記ベースの中心点を向いて前記第一分枝における第一回転対偶の軸線と平行であり、前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三リンクは、その第一端が前記第三回転対偶に接続され、その第二端が前記第四回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第三回転対偶の軸線及び第四回転対偶の軸線が共に前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームとの接続点の接続線と平行であり、
前記第三分枝は、第二自在継手、第四リンク、第五回転対偶、第五リンク及び第三自在継手により、URU直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、その第一端が前記第二自在継手を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第五回転対偶に接続され、前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記ベースと垂直であり、前記第二自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第五回転対偶の軸線と平行であり、前記第五リンクは、その第一端が前記第五回転対偶に接続され、その第二端が前記第三自在継手を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第五回転対偶の軸線が前記第三自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第三自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第一球形状対偶を向き、
前記第四分枝は、第二球形状対偶、第六リンク及び第三球形状対偶により、SS直列接続分枝を構成し、前記第六リンクは、その第一端が前記第二球形状対偶を介して前記ベースの中心点に接続され、その第二端が前記第三球形状対偶を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続される、ことを特徴とする、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、並列接続機構の分野に関し、特に、運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構に関する。
【背景技術】
【0002】
両回転で並列接続される機構は、適用性に幅広い見通しが存在しており、衛星の追跡、医療機器、運動のシミュレーション、プラットフォームの姿勢調整などの分野に用いられる。両回転で並列接続される機構には、過剰拘束と非過剰拘束という二つの形態が含まれている。現在、非過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構については、その研究が比較的深い。例えば、特許文献1乃至4が提供した機構は、その構造が簡単であり、回転が柔軟である一方、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構に比べると、その剛性が比較的小さく、特許文献5が提供した過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構は、運動が完全にデカップリングされるので制御が容易である。
【0003】
並列接続される機構には、運動学的に同じであるがその構造や性能が異なるものが存在しており、このような機構は、運動等価機構と呼ばれ、運動等価機構により、並列接続機構においてその構成を豊富にできるだけではなく、実際の適用においてより多くの有効な選択を設計者に提供することもできる。特許文献6は、Tricept機構に基づく運動等価機構を提供し、このような機構は、Tricept機構による良い運動特性をそのまま保留し、等価Tricept機構運動を有するより多くの構成を提供することにより、より良い性能を有する機構を開発できることが期待され得る。しかしながら、現在、運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構に関する特許や出願がまだ存在していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】中国特許出願公開第CN1944001号明細書
【特許文献2】中国特許出願公開第CN105856192A号明細書
【特許文献3】中国特許出願公開第CN106313017A号明細書
【特許文献4】中国特許出願公開第CN106313017A号明細書
【特許文献5】中国特許出願公開第CN103624559A号明細書
【特許文献6】中国特許出願公開第104384941A号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の課題について、従来技術にある欠点を解決するために、剛性が高く、作業空間が比較的大きく、回転軸が相互に垂直であり、校正が制御しやすく、運動学的に同じであるが構造が異なる過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明が採用する第一態様は、ベース、可動プラットフォーム、接続ベース、及び、可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、前記ベースと可動プラットフォームとは、共に、正三角形であり、前記ベースと可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベースと可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベースと可動プラットフォームとの中心点に接続され、前記第一分枝と第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶と第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、前記第一分枝と第三分枝とは、共に、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一球形状対偶により、RRS直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクは、その第二端が前記第一球形状対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第二分枝は、第三回転対偶、第一移動対偶、第一自在継手、第三リンク及び第四回転対偶により、RPUR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、第一端が前記第三回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第一自在継手に接続され、前記第一回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三回転対偶の軸線は、前記ベースの中心点を向いて記第一移動対偶と垂直であり、前記第三回転対偶の軸線は、前記第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第三リンクは、第一端が前記第一自在継手に接続され、第二端が前記第四回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線は、前記第四回転対偶の軸線と平行であると共に前記第三リンクと垂直であり、前記第四回転対偶の軸線は、前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームとの接続点の接続線と平行であり、前記第四分枝は、第二球形状対偶、第四リンク及び第五回転対偶により、SR直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、第一端が前記第二球形状対偶を介して前記ベースの中心点に接続され、第二端が前記第五回転対偶を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第五回転対偶の軸線が前記第四回転対偶の軸線と平行であると共に前記第四リンクと垂直である。
【0007】
本発明が採用する第二態様は、ベース、可動プラットフォーム、接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、前記ベース及び可動プラットフォームは、共に正三角形であり、前記ベース及び可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第一分枝及び第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶及び第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、前記第一分枝及び第三分枝は、共に第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一自在継手によりRRU直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、その第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクは、その第二端が前記第一自在継手を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第二回転対偶の軸線が前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であると共に、前記第一分枝における第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第三分枝における第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線と共線であり、前記第二分枝は、第三回転対偶、第一移動対偶、第四回転対偶、第三リンク及び第五回転対偶により、RPRR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、その第一端が前記第三回転対偶を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第四回転対偶に接続され、前記第一回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三回転対偶の軸線が前記ベースの中心点を向いて前記第四回転対偶の軸線と垂直であり、前記第三リンクは、その第一端が前記第四回転対偶に接続され、第二端が前記第五回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第四回転対偶の軸線及び第五回転対偶の軸線が共に前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームとの接続点の接続線と平行であり、前記第四分枝は、第二自在継手、第四リンク及び第六回転対偶により、UR直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、その第一端が前記第二自在継手を介して前記ベースの中心点に接続され、その第二端が前記第六回転対偶を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第六回転対偶の軸線が前記第五回転対偶の軸線と平行であり、前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と共線であり、前記第二自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第六回転対偶の軸線と平行であると共に、前記第四リンクと垂直である。
【0008】
本発明が採用する第三態様は、ベース、可動プラットフォーム及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、前記ベース及び可動プラットフォームが共に正三角形であり、前記ベース及び可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第一分枝及び第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶及び第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、前記第一分枝は、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一自在継手により、RRU直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、その第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクの第二端が前記第一自在継手を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第二回転対偶の軸線が前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第三分枝における第一球形状対偶を向き、前記第二分枝は、第二自在継手、第一移動対偶、第三回転対偶、第三リンク及び第四回転対偶により、UPRR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、その第一端が前記第二自在継手を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第三回転対偶に接続され、前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記ベースの中心点を向き前記第一回転対偶の軸線と平行であり、前記第二自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三リンクの第一端が前記第三回転対偶に接続され、前記第三リンクの第二端が前記第四回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第三回転対偶の軸線及び第四回転対偶の軸線が共に前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームの接続点との接続線と平行であり、前記第三分枝は、第五回転対偶、第四リンク、第六回転対偶、第五リンク及び第一球形状対偶により、RRS直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、その第一端が前記第五回転対偶を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第六回転対偶を介して前記第五リンクの第一端に接続され、前記第四リンク及び第五リンクが共に前記第六回転対偶の軸線と垂直であり、前記第五回転対偶の軸線及び第六回転対偶の軸線が共に前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第五リンクの第二端が前記第一球形状対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第四分枝は、第三自在継手、第六リンク及び第四自在継手により、UU直列接続分枝を構成し、前記第六リンクは、その第一端が前記第三自在継手を介して前記ベースの中心点に接続され、その第二端が前記第四自在継手を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第三自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線と共線でおり、前記第三自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第四自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であると共に第六リンクと垂直であり、前記第四自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記可動プラットフォームと垂直である。
【0009】
本発明が採用する第四態様は、ベース、可動プラットフォーム及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む、過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構であって、前記ベース及び可動プラットフォームが共に正三角形であり、前記ベース及び可動プラットフォームを接続する四本の分枝は、第一分枝、第二分枝、第三分枝及び第四分枝を含み、前記第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、前記第四分枝は、その両端がそれぞれ前記ベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、前記第一分枝及び第二分枝が駆動分枝であり、前記第一分枝における第一回転対偶及び第二分枝における第一移動対偶が共に駆動対偶であり、前記第一分枝は、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一球形状対偶により、RRS直列接続分枝を構成し、前記第一リンクは、その第一端が前記第一回転対偶を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第二回転対偶を介して前記第二リンクの第一端に接続され、前記第一リンク及び第二リンクが共に前記第二回転対偶の軸線と垂直であり、前記第一回転対偶の軸線が前記第二回転対偶の軸線と平行であり、前記第二リンクの第二端が前記第一球形状対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第二分枝は、第一自在継手、第一移動対偶、第三回転対偶、第三リンク及び第四回転対偶により、UPRR直列接続分枝を構成し、前記第一移動対偶は、その第一端が前記第一自在継手を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第三回転対偶に接続され、前記第一自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記ベースの中心点を向いて前記第一分枝における第一回転対偶の軸線と平行であり、前記第一自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第三回転対偶の軸線と平行であり、前記第三リンクは、その第一端が前記第三回転対偶に接続され、その第二端が前記第四回転対偶を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第三回転対偶の軸線及び第四回転対偶の軸線が共に前記第一分枝及び第三分枝における前記可動プラットフォームとの接続点の接続線と平行であり、
前記第三分枝は、第二自在継手、第四リンク、第五回転対偶、第五リンク及び第三自在継手により、URU直列接続分枝を構成し、前記第四リンクは、その第一端が前記第二自在継手を介して前記ベースに接続され、その第二端が前記第五回転対偶に接続され、前記第二自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記ベースと垂直であり、前記第二自在継手の内側にある回転対偶の軸線が前記第五回転対偶の軸線と平行であり、前記第五リンクは、その第一端が前記第五回転対偶に接続され、その第二端が前記第三自在継手を介して前記可動プラットフォームに接続され、前記第五回転対偶の軸線が前記第三自在継手の内側にある回転対偶の軸線と平行であり、前記第三自在継手の外側にある回転対偶の軸線が前記第一球形状対偶を向き、前記第四分枝は、第二球形状対偶、第六リンク及び第三球形状対偶により、SS直列接続分枝を構成し、前記第六リンクは、その第一端が前記第二球形状対偶を介して前記ベースの中心点に接続され、その第二端が前記第三球形状対偶を介して前記可動プラットフォームの中心点に接続される。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、その特徴及び有益な効果は、以下の通りである。
1、本発明が提供する運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構は、各並列接続機構が運動学に同じであるがその構造が異なることから、運動等価機構の構成を豊富にでき、特に、過剰拘束かつ両回転による回転等価機構について、異なる性能の規格に従ってその機構を優先的に用いることができる。
【0011】
2、本発明が提供する運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構は、各並列接続機構が、いずれも、拘束分枝を含む四本の過剰拘束機構であり、剛性及び精度が比較的高く、負荷の能力が大きく、互いに垂直な二つの回転軸を有しているので、その回転可能な範囲が大きく、運動学的なモデルが簡単となり、制御がなされ易い。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明に係る運動学的に同じ過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構の実施例1の構造の模式図である。
【
図2】本発明に係る運動学的に同じ過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構の実施例2の構造模式図である。
【
図3】本発明に係る運動学的に同じ過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構実施例3の構造模式図である。
【
図4】本発明に係る運動学的に同じ過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構実施例4の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る技術内容、構造の特徴、達成しようとする目的と効果を詳しく説明するために、以下に、明細書の図面を参照しながら、その説明を行う。
【0014】
実施例1
本発明が提供する運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構は、
図1に示すように、ベース5、可動プラットフォーム6、接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含み、ベース5及び可動プラットフォーム6が共に正三角形であり、ベース5及び可動プラットフォーム6を接続する四本の分枝は、第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4を含み、第一分枝1、第二分枝2及び第三分枝3は、それらの両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の各端点に接続され、第四分枝4は、その両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第一分枝1及び第二分枝2が駆動分枝であり、第一分枝1における第一回転対偶R11及び第二分枝2における第一移動対偶P22が共に駆動対偶である。
【0015】
第一分枝1及び第三分枝3は、共に第一回転対偶R11、第一リンクL1、第二回転対偶R12、第二リンクL2及び第一球形状対偶S13により、RRS直列接続分枝を構成し、第一リンクL1は、第一端が第一回転対偶R11を介してベース5に接続され、第二端が第二回転対偶R12を介して第二リンクL2の第一端に接続され、第一リンクL1及び第二リンクL2が共に第二回転対偶R12の軸線と垂直であり、第一回転対偶R11の軸線が第二回転対偶R12の軸線と平行であり、第二リンクL2の第二端が第一球形状対偶S13を介して可動プラットフォーム6に接続される。
【0016】
第二分枝2は、第三回転対偶R21、第一移動対偶P22、第一自在継手U23、第三リンクL3及び第四回転対偶R24により、RPUR直列接続分枝を構成し、第一移動対偶P22は、その第一端が第三回転対偶R21を介してベース4に接続され、第二端が第一自在継手U23に接続され、第一回転対偶R11の軸線が第三回転対偶R21の軸線と平行であり、第三回転対偶R21の軸線がベース5の中心点を向き第一移動対偶P22と垂直であり、第三回転対偶R21の軸線が第一自在継手U23の外側にある回転対偶R23a軸線と平行であり、第三リンクL3の第一端が第一自在継手U23に接続され、第三リンクL3の第二端が第四回転対偶R24を介して可動プラットフォーム6に接続され、第一自在継手U23の内側にある回転対偶R23bの軸線が第四回転対偶R24の軸線と平行であると共に、第三リンクL3と垂直であり、第四回転対偶R24の軸線が第一分枝1及び第三分枝3における可動プラットフォーム6との接続点の接続線と平行である。
【0017】
第四分枝4は、第二球形状対偶S41、第四リンクL4及び第五回転対偶R42により、SR直列接続分枝を構成し、第四リンクL4は、その第一端が第二球形状対偶S41を介してベース5の中心点に接続され、第二端が第五回転対偶R42を介して可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第五回転対偶R42の軸線が第四回転対偶R24の軸線と平行であると共に第四リンクL4と垂直である。第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4は、共に、2RRS+RPUR+SRという過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構を構成する。
【0018】
実施例2
本発明が採用する態様二は、
図2に示すように、包括ベース5、可動プラットフォーム6、接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含み、ベース5及び可動プラットフォーム6が共に正三角形であり、ベース5及び可動プラットフォーム6を接続する四本の分枝は、第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4を含み、第一分枝1、第二分枝2及び第三分枝3は、それらの両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の各端点に接続され、第四分枝4は、その両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第一分枝1及び第二分枝2が駆動分枝であり、第一分枝1における第一回転対偶R11及び第二分枝2における第一移動対偶P22が共に駆動対偶である。
【0019】
第一分枝1及び第三分枝3は、第一回転対偶R11、第一リンクL1、第二回転対偶R12、第二リンクL2及び第一自在継手U13により、代替的に、RRU直列接続分枝を構成し、第一リンクL1は、第一端が第一回転対偶R11を介してベース5に接続され、第二端が第二回転対偶R12を介して第二リンクL2の第一端に接続され、第一リンクL1及び第二リンクL2が共に第二回転対偶R12の軸線と直交であり、第一回転対偶R11の軸線が第二回転対偶R12の軸線と平行であり、第二リンクL2の第二端が第一自在継手U13を介して可動プラットフォーム6に接続され、第二回転対偶R12の軸線が第一自在継手U13の内側にある回転対偶R13bの軸線と平行であり、第一分枝1における第一自在継手U13の外側にある回転対偶R13aの軸線が第三分枝3における第一自在継手U13の外側にある回転対偶R13aの軸線と共線である。
【0020】
第二分枝2は、第三回転対偶R21、第一移動対偶P22、第四回転対偶R23、第三リンクL3及び第五回転対偶R245により、代替的に、RPRR直列接続分枝を構成し、第一移動対偶P22は、第一端が第三回転対偶R21を介してベース5に接続され、第二端が第四回転対偶R23に接続され、第一回転対偶R11の軸線が第三回転対偶R21の軸線と平行であり、第三回転対偶R21の軸線がベース5の中心点を向き、第四回転対偶R23の軸線と垂直であり、第三リンクL3の第一端が第四回転対偶R23に接続され、第三リンクL3の第二端が第五回転対偶R245を介して可動プラットフォーム6に接続され、第四回転対偶R23の軸線及び第五回転対偶R245の軸線が共に第一分枝1及び第三分枝3における可動プラットフォーム6との接続点の接続線と平行である。
【0021】
第四分枝4は、第二自在継手U41、第四リンクL4及び第六回転対偶R426により、代替的に、UR直列接続分枝を構成し、第四リンクL4は、その第一端が第二自在継手U41を介してベース5の中心点に接続され、その第二端が第六回転対偶R426を介して可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第六回転対偶R426の軸線が第五回転対偶R245の軸線と平行であり、第二自在継手U41の外側にある回転対偶R41aの軸線が第三回転対偶R21の軸線と共線であり、第二自在継手U41の内側にある回転対偶R41bの軸線が第六回転対偶R426の軸線と平行であると共に第四リンクL4と垂直である。第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4は、共に、2RRU+RPRR+URという過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構を構成する。
【0022】
実施例3
本発明が採用する第三態様は、
図3に示すように、ベース5、可動プラットフォーム6及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含み、ベース5及び可動プラットフォーム6が共に正三角形であり、ベース5及び可動プラットフォーム6を接続する四本の分枝は、第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4を含み、第一分枝1、第二分枝2及び第三分枝3は、それらの両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の各端点に接続され、第四分枝4は、その両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第一分枝1及び第二分枝2が駆動分枝であり、第一分枝1における第一回転対偶R11及び第二分枝2における第一移動対偶P22が共に駆動対偶である。
【0023】
第一分枝1は、第一回転対偶R11、第一リンクL1、第二回転対偶R12、第二リンクL2及び第一自在継手U13により、代替的に、RRU直列接続分枝を構成し、第一リンクL1は、その第一端が第一回転対偶R11を介してベース5に接続され、その第二端が第二回転対偶R12を介して第二リンクL2の第一端に接続され、第一リンクL1及び第二リンクL2が共に第二回転対偶R12の軸線と垂直であり、第一回転対偶R11の軸線が第二回転対偶R12の軸線と平行であり、第二リンクL2の第二端が第一自在継手U13を介して可動プラットフォーム6に接続され、第二回転対偶R12の軸線が第一自在継手U13の内側にある回転対偶R13bの軸線と平行であり、第一自在継手U13の外側にある回転対偶R13aの軸線が第三分枝3における第一球形状対偶S33を向く。
【0024】
第二分枝2は、第二自在継手U21、第一移動対偶P22、第三回転対偶R23、第三リンクL3及び第四回転対偶R24により、代替的に、UPRR直列接続分枝を構成し、第一移動対偶P22は、その第一端が第二自在継手U21を介してベース5に接続され、その第二端が第三回転対偶R23に接続され、第二自在継手U21の外側にある回転対偶R21aの軸線がベース5の中心点を向き、第一分枝1における第一回転対偶R11の軸線と平行であり、第二自在継手U21の内側にある回転対偶R21bの軸線が第三回転対偶R23の軸線と平行であり、第三リンクL3の第一端が第三回転対偶R23に接続され、第三リンクL3の第二端が第四回転対偶R24を介して可動プラットフォーム6に接続され、第三回転対偶R23の軸線及び第四回転対偶R24の軸線が共に第一分枝1及び第三分枝3における可動プラットフォーム6との接続点の接続線と平行である。
【0025】
第三分枝3は、第五回転対偶R31、第四リンクL4、第六回転対偶R32、第五リンクL5及び第一球形状対偶S33により、代替的に、RRS直列接続分枝を構成し、第四リンクL4は、その第一端が第五回転対偶R31を介してベース5に接続され、第二端が第六回転対偶R32を介して第五リンクL5の第一端に接続され、第四リンクL4及び第五リンクL5が共に第六回転対偶R32の軸線と垂直であり、第五回転対偶R31軸線及び第六回転対偶R32の軸線が共に第二自在継手U21の外側にある回転対偶R21aの軸線と平行であり、第五リンクL5の第二端が第一球形状対偶S33を介して可動プラットフォーム6に接続される。
【0026】
第四分枝4は、第三自在継手U413、第六リンクL6及び第四自在継手U42により、代替的に、UU直列接続分枝を構成し、第六リンクL6は、その第一端が第三自在継手U413を介してベース5の中心点に接続され、その第二端が第四自在継手U42を介して可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第三自在継手U413の外側にある回転対偶R413aの軸線が第二自在継手U21の外側にある回転対偶R21aの軸線と共線であり、第三自在継手U413の内側にある回転対偶R413bの軸線が第四自在継手U42の内側にある回転対偶R42bの軸線と平行であると共に第六リンクL6と垂直であり、第四自在継手U42の外側にある回転対偶R42aの軸線が可動プラットフォーム6と垂直である。第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4は、共に、RRU+UPRR+RRS+UUという過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構を構成する。
【0027】
実施例4
本発明が採用する第四態様は、
図4に示すように、ベース5、可動プラットフォーム6及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含み、ベース5及び可動プラットフォーム6が共に正三角形であり、ベース5及び可動プラットフォーム6を接続する四本の分枝は、第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4を含み、第一分枝1、第二分枝2及び第三分枝3は、それらの両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の各端点に接続され、第四分枝4は、その両端がそれぞれベース5及び可動プラットフォーム6の中心点に接続され、第一分枝1及び第二分枝2が駆動分枝であり、第一分枝1における第一回転対偶R11及び第二分枝2における第一移動対偶P22が共に駆動対偶である。
【0028】
第一分枝1は、第一回転対偶R11、第一リンクL1、第二回転対偶R12、第二リンクL2及び第一球形状対偶S13により、代替的に、RRS直列接続分枝を構成し、第一リンクL1は、その第一端が第一回転対偶R11を介してベース5に接続され、その第二端が第二回転対偶R12を介して第二リンクL2の第一端に接続され、第一リンクL1及び第二リンクL2が共に第二回転対偶R12の軸線と垂直であり、第一回転対偶R11の軸線が第二回転対偶R12の軸線と平行であり、第二リンクL2の第二端が第一球形状対偶S13を介して可動プラットフォーム6に接続される。
【0029】
第二分枝2は、第一自在継手U211、第一移動対偶P22、第三回転対偶R23、第三リンクL3及び第四回転対偶R24により、代替的に、UPRR直列接続分枝を構成し、第一移動対偶P22の第一端は、第一自在継手U211を通じてベース5に接続され、第一移動対偶P22の第二端は第三回転対偶R23に接続され、第一自在継手U211の外側回転対偶R211aの軸線がベース5の中心点を向き、かつ第一分枝1における第一回転対偶R11の軸線に平行であり、第一自在継手U211の内側回転対偶R211b軸線が第三回転対偶R23の軸線に平行であり、第三リンクL3の第一端が第三回転対偶R23に接続され、第三リンクL3の第二端は第四回転対偶R24を通じて可動プラットフォーム6に接続され、第三回転対偶R23軸線及び第四回転対偶R24の軸線が共に第一分枝1及び第三分枝3における可動プラットフォーム接続点との接続線に平行である。
【0030】
第三分枝3は、第二自在継手U31、第四リンクL4、第五回転対偶R325第五リンクL5及び第三自在継手U33により、代替的に、URU直列接続分枝を構成し、第四リンクL4は、その第一端が第二自在継手U31を介してベース5に接続され、第二端が第五回転対偶R325に接続され、第二自在継手U31の外側にある回転対偶R31aの軸線がベース5と垂直であり、第二自在継手U31の内側にある回転対偶R31bの軸線が第五回転対偶R325の軸線と平行であり、第五リンクL5は、その第一端が第五回転対偶R325に接続され、その第二端が第三自在継手U33を介して可動プラットフォーム6に接続され、第五回転対偶R325の軸線が第三自在継手U33の内側にある回転対偶R33bの軸線と平行であり、第三自在継手U33の外側にある回転対偶R33a軸線が第一球形状対偶S13を向く。
【0031】
第四分枝4は、第二球形状対偶S41、第六リンクL6及び第三球形状対偶S42により、代替的に、SS直列接続分枝を構成し、第六リンクL6は、その第一端が第二球形状対偶S41を介してベース5の中心点に接続され、その第二端が第三球形状対偶S42を介して可動プラットフォーム6の中心点に接続される。第一分枝1、第二分枝2、第三分枝3及び第四分枝4は、共にRRS+UPRR+URU+SSという過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構を構成する。
【0032】
以上に説明した実施例は、本発明の好ましい実施形態を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨を逸脱しない前提で、当業者が本発明の技術の手段に対して各種の変形や改善を行ってなされたものは、いずれも、本発明の請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0033】
1 第一分枝
2 第二分枝
3 第三分枝
4 第四分枝
5 ベース
6 可動プラットフォーム
L リンク
R 回転対偶
P 移動対偶
S 球形状対偶
U 自在継手
【要約】
【課題】運動学的に同じで過剰拘束かつ両回転で並列接続される機構を提供する。
【解決手段】本発明の一態様による機構は、ベース、可動プラットフォーム及び接続ベース及び可動プラットフォームの四本の分枝を含む。ベース及び可動プラットフォームが共に正三角形であり、第一分枝、第二分枝及び第三分枝は、それらの両端がそれぞれベース及び可動プラットフォームの各端点に接続され、第四分枝は、その両端がそれぞれベース及び可動プラットフォームの中心点に接続され、第一分枝及び第三分枝は、共に、第一回転対偶、第一リンク、第二回転対偶、第二リンク及び第一球形状対偶によりRRS直列接続分枝を構成し、第二分枝は、第三回転対偶、第一移動対偶、第一自在継手、第三リンク及び第四回転対偶により、RPUR直列接続分枝を構成し、第四分枝は、第二球形状対偶、第四リンク及び第五回転対偶によりSR直列接続分枝を構成する。
【選択図】
図1