【課題を解決するための手段】
【0003】
例示的な騒音及び振動センサ配列は、能動交通騒音制御システムとともに動作するように構成されており、環境エネルギー源から電気エネルギーを取得するように構成されたエネルギーハーベスタと、エネルギーハーベスタから電気エネルギーを供給され、加速度センサに作用する加速度、運動及び振動の少なくとも一つを表す検知信号を生成するように構成された加速度センサと、エネルギーハーベスタから電気エネルギーを供給され、検知信号を処理して、処理した検知信号を提供するように構成されており、第一のエネルギー消費である通常動作モード及び第一のエネルギー消費よりも低い第二のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号プロセッサと、を含む。配列は、さらに、エネルギーハーベスタから電気エネルギーを供給され、処理した検知信号を無線で送信するように構成されており、第三のエネルギー消費である通常動作モード及び第三のエネルギー消費よりも低い第四のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号トランスミッタと、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを評価し、ハーベスタからの電気エネルギーが所定のエネルギーレベル未満であるときには、信号プロセッサ及び信号トランスミッタの少なくともいずれかを制御して省エネルギーモードで動作させ、そうでなければ通常モードで動作させるように構成されたエネルギーコントローラと、を備える。
【0004】
例示的な能動交通騒音制御システムは、騒音及び振動センサ配列と、能動交通騒音制御モジュールと、少なくとも一つのラウドスピーカと、を含む。
【0005】
例示的な騒音及び振動測定方法は、能動交通騒音制御システムとともに動作するように構成されており、環境エネルギー源から電気エネルギーを取得することと、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを加速度センサに供給することと、加速度センサを用いて、加速度センサに作用する加速度、運動及び振動の少なくとも一つを表す検知信号を生成することと、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを、第一のエネルギー消費である通常動作モード及び第一のエネルギー消費よりも低い第二のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号プロセッサに供給することと、検知信号を処理して処理した検知信号を提供することと、を含む。方法は、さらに、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを、第三のエネルギー消費である通常動作モード及び第三のエネルギー消費よりも低い第四のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号トランスミッタに供給することと、信号トランスミッタによって検知信号を無線で送信することと、環境エネルギー源から取得した電気エネルギーを評価することと、及びハーベスタからの電気エネルギーが所定のエネルギーレベル未満であるときには、信号プロセッサ及び/または信号トランスミッタの少なくとも一つを制御して省エネルギーモードで動作させ、そうでなければ通常モードで動作させることと、を含む。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
能動交通騒音制御システムとともに動作するように構成された騒音及び振動センサ配列であって、上記配列が、
環境エネルギー源から電気エネルギーを取得するように構成されたエネルギーハーベスタと、
上記エネルギーハーベスタから電気エネルギーを供給され、加速度センサに作用する加速度、運動及び振動の少なくとも一つを表す検知信号を生成するように構成された上記加速度センサと、
上記エネルギーハーベスタから電気エネルギーを供給され、上記検知信号を処理して、処理した検知信号を提供するように構成された信号プロセッサであって、第一のエネルギー消費である通常動作モード及び上記第一のエネルギー消費よりも低い第二のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する上記信号プロセッサと、
上記エネルギーハーベスタから電気エネルギーを供給され、上記処理した検知信号を無線で送信するように構成された信号トランスミッタであって、第三のエネルギー消費である通常動作モード及び上記第三のエネルギー消費よりも低い第四のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する上記信号トランスミッタと、
上記エネルギーハーベスタからの上記電気エネルギーを評価し、上記ハーベスタからの上記電気エネルギーが所定のエネルギーレベル未満であるときには、上記信号プロセッサ及び上記信号トランスミッタの少なくともいずれかを制御して上記省エネルギーモードで動作させ、そうでなければ上記通常モードで動作させるように構成されたエネルギーコントローラと、を備える、上記騒音及び振動センサ配列。
(項目2)
上記信号プロセッサ及び信号トランスミッタの少なくともいずれかは、上記通常モードでは第一のデータ転送速度及び上記省エネルギーモードでは第二のデータ転送速度でデジタル信号を処理及び/または伝送するように構成されており、上記第一のデータ転送速度が上記第二のデータ転送速度よりも高い、上記項目に記載の配列。
(項目3)
上記デジタル信号が、上記通常モードでは第一のサンプリングレート及び上記省エネルギーモードでは第二のサンプリングレートを有し、上記第一のサンプリングレートが上記第二のサンプリングレートよりも大きい、上記項目のいずれか一項に記載の配列。
(項目4)
上記デジタル信号が、上記通常モードでは第一のデジタルワードサイズ及び上記省エネルギーモードでは第二のデジタルワードサイズを有し、上記第一のデジタルワードサイズが上記第二のデジタルワードサイズよりも大きい、上記項目のいずれか一項に記載の配列。
(項目5)
上記エネルギーハーベスタが上記加速度センサ、上記信号プロセッサ及び上記信号トランスミッタに供給されるよりも多くの電気エネルギーを取得したときには、電気エネルギーを保存し、かつ上記エネルギーハーベスタが上記加速度センサ、信号プロセッサ及び信号トランスミッタに供給されるよりも少ない電気エネルギーを取得したときには、追加の電気エネルギーを提供するように構成されたテンポラリエネルギーストレージを上記エネルギーハーベスタが備える、上記項目のいずれか一項に記載の配列。
(項目6)
上記エネルギーハーベスタが、機械的エネルギーを、上記加速度センサ、信号プロセッサ及び信号トランスミッタに供給される電気エネルギーに変換するように構成されたエネルギーハーベスタ変換器を備える、上記項目のいずれか一項に記載の配列。
(項目7)
上記信号プロセッサ及び信号トランスミッタの少なくともいずれかが、さらに、上記それぞれの省エネルギー動作モードにおける上記エネルギー消費よりも低いエネルギー消費である高度省エネルギー動作モードを含み、
上記コントローラが、さらに、上記ハーベスタからの上記電気エネルギーがさらなる所定のエネルギーレベル未満であるときに、上記信号プロセッサ及び/または信号トランスミッタを制御して上記高度省エネルギーモードで動作させる、上記項目のいずれか一項に記載の配列。
(項目8)
上記項目のいずれか一項に従う騒音及び振動センサ配列と、能動交通騒音制御モジュールと、少なくとも一つのラウドスピーカと、を備えた能動交通騒音制御システム。
(項目9)
能動交通騒音制御システムとともに動作するように構成された騒音及び振動検知方法であって、
環境エネルギー源から電気エネルギーを取得することと、
エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを加速度センサに供給することと、
上記加速度センサを用いて、上記加速度センサに作用する加速度、運動及び振動の少なくとも一つを表す検知信号を生成することと、
上記エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを、第一のエネルギー消費である通常動作モード及び上記第一のエネルギー消費よりも低い第二のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号プロセッサに供給することと、
上記検知信号を処理して処理した検知信号を提供することと、
上記エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを、第三のエネルギー消費である通常動作モード及び上記第三のエネルギー消費よりも低い第四のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号トランスミッタに供給することと、
上記信号トランスミッタによって上記検知信号を無線で送信することと、
上記環境エネルギー源から取得した上記電気エネルギーを評価することと、
上記ハーベスタからの上記電気エネルギーが所定のエネルギーレベル未満であるときには、上記信号プロセッサ及び/または信号トランスミッタの少なくともいずれかを制御して上記省エネルギーモードで動作させ、そうでなければ上記通常モードで動作させることと、を含む、上記方法。
(項目10)
上記信号プロセッサ及び信号トランスミッタの少なくともいずれかが、上記通常モードでは第一のデータ転送速度及び上記省エネルギーモードでは第二のデータ転送速度でデジタル信号を処理及び/または伝送し、上記第一のデータ転送速度が上記第二のデータ転送速度よりも高い、上記項目に記載の方法。
(項目11)
上記デジタル信号が、上記通常モードでは第一のサンプリングレート及び上記省エネルギーモードでは第二のサンプリングレートを有し、上記第一のサンプリングレートが上記第二のサンプリングレートよりも大きい、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
上記デジタル信号が、上記通常モードでは第一のデジタルワードサイズ及び上記省エネルギーモードでは第二のデジタルワードサイズを有し、上記第一のデジタルワードサイズが上記第二のデジタルワードサイズよりも大きい、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
上記加速度センサ、上記信号プロセッサ及び上記信号トランスミッタに供給されるよりも多くの電気エネルギーを取得したときには、電気エネルギーを保存し、かつ上記加速度センサ、上記信号プロセッサ及び上記信号トランスミッタに供給されるよりも少ない電気エネルギーを取得したときには、追加の電気エネルギーを提供することと、をさらに含む、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
環境エネルギー源から電気エネルギーを取得することが、機械的エネルギーを電気エネルギーに変換することを含む、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
上記信号プロセッサ及び信号トランスミッタの少なくともいずれかが、さらに、上記それぞれの省エネルギー動作モードにおける上記エネルギー消費よりも低いエネルギー消費である高度省エネルギー動作モードを含み、
上記方法が、さらに、上記ハーベスタからの上記電気エネルギーがさらなる所定のエネルギーレベル未満であるときに、上記信号プロセッサ及び/または信号トランスミッタを制御して上記高度省エネルギーモードで動作させることを含む、上記項目のいずれか一項に記載の方法。
(摘要)
例示的な騒音及び振動測定システム及び方法は、能動交通騒音制御システムとともに動作するように構成されており、環境エネルギー源から電気エネルギーを取得することと、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを加速度センサに供給することと、加速度センサを用いて、加速度センサに作用する加速度、運動及び振動の少なくとも一つを表す検知信号を生成することと、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを、第一のエネルギー消費である通常動作モード及び第一のエネルギー消費よりも低い第二のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号プロセッサに供給することと、検知信号を処理して処理した検知信号を提供することと、を含む。システム及び方法は、さらに、エネルギーハーベスタからの電気エネルギーを、第三のエネルギー消費である通常動作モード及び第三のエネルギー消費よりも低い第四のエネルギー消費である省エネルギー動作モードを有する信号トランスミッタに供給することと、信号トランスミッタによって検知信号を無線で送信することと、環境エネルギー源から取得した電気エネルギーを評価することと、ハーベスタからの電気エネルギーが所定のエネルギーレベル未満であるときには、信号プロセッサ及び信号トランスミッタの少なくともいずれかを制御して省エネルギーモードで動作させ、そうでなければ通常モードで動作させることと、を含む。
【0006】
本開示は、同様の要素が同様の参照番号を用いて参照される以下の添付図面とともに、非限定的な実施形態の以下の記述を読むことによってよりよく理解することができる。