【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1に記載のシステムによって解決され、及び特に、シャフト及びハブは、少なくとも1つの第一外周部において、相応するセンタリング面を有し、これらセンタリング面は、共に第一センタリング手段を形作っていて、第一外周部と異なる少なくとも1つの第二外周部において、ハブに設けられた少なくとも1つの連行体、及び連行体に相応する少なくとも1つの凹部がシャフトに設けられ、又はその逆に、ハブに設けられた少なくとも1つの凹部、及び凹部に相応する少なくとも1つの連行体がシャフトに設けられ、且つ、連行体はトルク伝導の為の凹部に係合し、且つ、連行体は、周方向において相互に分離された2つの側壁を有し、これら側壁は、相応する凹部の内壁と協働して、及びこの内壁と共に、周方向において第一センタリング手段から分離された第二センタリング手段を形作っていることで、解決される。
【0007】
本発明に係るシステムは、シャフト及びハブの間に良好な同軸度を有して、且つ特に取り付け作業に際して、外的要素無く完遂する。センタリング手段は、センタリング手段の嵌め合わせに関連して、容易に寸法付けられ、その結果、所望の結合度合が容易に生成可能である。特に、結合は、緩やかな継合力及び/又は解除力に際して、基本的に隙間なく実施される。シャフト及びハブは、その上、比較的容易に生成される。
【0008】
本発明に係るシャフト及びハブ間の結合も、基本的に、シャフトの形状に依ることなく、つまり著しく多様なシャフト直径のために実現される。特に2つのセンタリング手段の設置は、連行体及び凹部が比較的平坦に作製されていることが可能で及び、そのことで凹部がシャフトに設置されている場合に、比較的大きな効果的シャフト直径を維持することを可能にする。これは、比較的細いシャフトにおいても、又は中空シャフトにおいて、本発明が良好な同軸度を保証し得ることを意味している。
【0009】
ある実施形態において、センタリング手段は其々、ハブがシャフトから少なくとも基本的に非破壊に分解可能であるように、形成されている。これがシステムの整備を容易にし、及び、そのことで、システムの耐用寿命を向上させる。
【0010】
更なる実施形態では、協働する平面は、第二センタリング手段において、第一センタリング手段における平面より、小さい。これが其々の嵌め合わせの合目的的な寸法決定を向上させ、及び継合力が、有利に設定され得る。
【0011】
第二センタリング手段において、有利には、特に若干の又は至極若干の過量が想定され得る。連行体の側壁は、特に切削加工に関して、非加工のままであり得る。
【0012】
第一センタリング手段は、例えば隙間嵌め、滑り嵌め、又は締り嵌めを有し得る。特に隙間嵌め、及び滑り嵌めは、シャフト及びハブの嵌合の際、第一センタリング手段の相応する平面が、ただ二義的に、可塑的に変形され、且つ少ない摩擦力を生むことを実現し得る。
【0013】
第二センタリング手段のために、特に、若干の又は至極若干の締り嵌めが施され得る。これによって、結合は、基本的に隙間なく実施される。特に、第二センタリング手段の小さな相応する平面に結合して、締り嵌めによって、継合力は、ただ限定的に上昇して、その結果、特に第一及び第二センタリング手段の其々に相応する平面は、取り外し作業及び再度の取り付け作業が妨げられるようには、壊されない。
【0014】
この中で使用される概念「隙間嵌め、滑り嵌め及び締り嵌め」は、一般的に該当分野で通用する意味内容に関連し、DIN ISO 286に等に従っている。隙間嵌めには、例えば「部材が手によって更に摺動可能」が該当し得て、及び滑り嵌めには、例えば「部材が軽度のハンマ打ち又は手によって継合可能」が該当し得る。この定義は、しかしながら、個々のセンタリング手段の嵌め合わせにのみ関係している。例えば、つまり、第一センタリング手段の為に隙間嵌め、及び第二センタリング手段の為に締り嵌めが想定され得て、その結果、結論としてシャフト及びハブは、手によってのみ摺動可能なのではない。
【0015】
ある発展形態において、少なくとも1周縁部において、連行体の1側壁及び相応する第一センタリング手段のセンタリング面の間に、1つ凹部が形成されている。これによって、相応するセンタリング面は、より容易に製作される。
【0016】
「相応する」という概念は、この際、連行体がハブに設置されているときは、ハブにおけるセンタリング面に関係していて、且つ、連行体がシャフトに設置されているときは、シャフトにおけるセンタリング面に関係する。凹部は、特にセンタリング面に対して、引っ込んで形成されている、つまり、連行体がハブに取設されているときは、径方向外方に、又は連行体がハブに形成されているときは、径方向内方に形成されている。
【0017】
更なる実施形態では、周方向において、交互に入れ替わる複数の第一センタリング手段及び複数の第二センタリング手段が設置され、特に第一センタリング手段の数nが第二センタリング手段の数nに等しく、及び望ましくはn=2、3又は4が当てはまる。連行体は、例えばn=2又はn=4の場合、相互に正反対位置で向き合い、角度間隔120°においてn=3の場合に設置され得る。
【0018】
特に、周方向において、連行体及び相応する一組の凹部に、一組のセンタリング面が続き得て、且つ逆に、一組のセンタリング面に、連行体及び相応する一組の凹部の組が続き得る。
【0019】
センタリング面は其々、周方向において、例えば円弧を越えて、特におよそ四分円を越えて延在し得る。
【0020】
更なる発展形態において、連行体は、連行体ヘッドを有し、この連行体ヘッドは脇に斜角が付され、又はR付けされている。これによって、凹部における連行体角の引っ掛かかり、又は停滞が回避され得る。
【0021】
特に、連行体は、相応する凹部底部から分離されていることがあり得る。こうして、シャフト及びハブの継合時、又は分解時における拘止の確率が低減され得る。
【0022】
更なる実施形態において、連行体は、ハブ又はシャフトと一体的に成形されている。これが、製作技術上、特段に容易な解決策を示し、且つ連行体の良好な安定性、及びそれによって確実なトルクの伝導を実現する。
【0023】
ハブは、複数の薄板を有していて、これら薄板は重ねられ、同一形を成し、有利には、薄板が連行体と共に其々、穿孔器によって生成され、且つ特に連行体の側壁が穿孔後に非加工である場合において、ハブは特に容易に形成される。
【0024】
本発明に係る結合の図解例は、遊びのない合致を、即ちハブの著しく良好な同軸度を、結合の反復的分解可能性に調和させている。その際、ハブは、例えば中実材料から成っている必要がない。その代わりに、電気モータの回転子として形成されたハブ等は、複数の個々の薄板から構設されていることがあり得る。結合は、例えば2つのセンタリング面を有し得て、これらセンタリング面は特に四分円を越えて延在し、ハブの同軸度を保証し、且つ、例えば2つの連行体を有し得て、これら連行体は形状結合的にモーメントをハブからシャフトに、又は逆に、シャフトからハブに伝導する。その上、連行体は、ハブの追加的なセンタリングに役立ち、このセンタリングはシャフトに相対的である。ハブが個々の薄板から生成されている場合において、例えば内側横断面は予穿孔され得て、及び続いてセンタリング面及び連行体ヘッドは、切削されつつ、例えばフライス方法によって、1つの工程中に加工され得る。
【0025】
連行体に相応する凹部は、例えば側フライスによって生成され得て、例えば凹部端部における、張力蓄積が回避され得る。連行体の高さ及び凹部の深さは、特に安全性に関する要求度、及び素材技術的側面を考慮しながら、存在するトルクが伝導されるように、選択される。その際、効果的なシャフト直径を可能な限り大きく保持するために、可能な限り小さな凹部深さが有利であり得る。
【0026】
連行体の1つのヘッドは、例えば斜角を付して又は斜めに形成されていることがあり得る。このことは、其々の内壁及び凹部底部間移行部において、連行体ヘッド角の停滞回避を目的としている。移行部は、製造方法に起因して、丸味を有し得る。
【0027】
第一センタリング手段の嵌め合わせ及び/又は、連行体のヘッド及び相応する凹部の底部における嵌め合わせは、DIN EN ISO 286に従って(又はDIN 7157に従って)、例えばH7/h6又はH6/h5として、つまり隙間嵌めとして、又はH7/j6又はH7/k6として、つまり滑り嵌めとして、作製されていることがあり得る。嵌め合わせは、要求される同軸度及び/又は取り付け易さに依拠して選択され得る。連行体側壁、特に非加工の連行体側壁及び相応する凹部内壁間の嵌め合わせは、特に至極軽度の締り嵌めとして、形成されていることがあり得る。これは、結合中に理論的に存在する隙間の排除に繋がり得る。これによって、取り付け作業の労力、及び取り外し作業の労力が増加せしめられるものの、少量にとどまる。何故なら、可塑的に変形されるべき平面が特に比較的小さいからである。
【0028】
本発明の課題も、本発明に係る方法、によって解決され、この方法は次の段階を有している。センタリング面は、シャフト及びハブに、其々に少なくとも1つの第一外周部において、センタリング面が接続された状態で協働し、及び第一センタリング手段を形作るように、形成される。シャフト及びハブに其々、第一外周部と異なる少なくとも1つの第二外周部において、連行体又は当該連行体に相応する凹部は、連行体が接続された状態で、トルク伝導の為に、凹部に咬合するように、形成される。連行体に、周方向においてされた2つの側壁、及び凹部中で側壁に相応する内壁は、側壁及び内壁が共に第二センタリング手段を形作るように、形成される。
【0029】
ある実施形態において、少なくともハブに、第一センタリング手段のセンタリング面が、切削加工によって生成される。
【0030】
他の実施形態において、ハブは、複数の同一形状の薄板の層によって、特に電気モータの為の回転子として構設される。
【0031】
更に他の実施形態において、薄板は連行体と共に其々、穿孔器によって生成され、特に連行体の側壁及び/又は連行体ヘッドは穿孔後、非加工のままである。こうしてハブは、とりわけ容易に生成される。
【0032】
本発明に係るシステムは、本発明に係る方法の実施形態の意味においても開発され得、及び逆に、本発明に係る方法は、本発明に係るシステムの意味、及び実施形態の意味においても開発され得る。
【0033】
本発明は、下記において、端的に例として概略図を用いて解説される。