(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6871936
(24)【登録日】2021年4月20日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】冷蔵食品準備テーブル、及び、蓋を部分的に開いた状態または完全に開いた状態に保持するためのヒンジブラケット
(51)【国際特許分類】
F25D 23/02 20060101AFI20210510BHJP
F25D 23/12 20060101ALI20210510BHJP
E05D 7/00 20060101ALI20210510BHJP
F16C 11/04 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
F25D23/02 306J
F25D23/02 306G
F25D23/12 E
E05D7/00
F16C11/04 D
【請求項の数】17
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-547452(P2018-547452)
(86)(22)【出願日】2017年3月8日
(65)【公表番号】特表2019-511693(P2019-511693A)
(43)【公表日】2019年4月25日
(86)【国際出願番号】US2017021243
(87)【国際公開番号】WO2017156051
(87)【国際公開日】20170914
【審査請求日】2020年2月26日
(31)【優先権主張番号】15/063,557
(32)【優先日】2016年3月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515205956
【氏名又は名称】トゥルー・マニュファクチュアリング・カンパニー・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】True Manufacturing Co., Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・エイ・ウィルムス
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン・リー・トゥルラスク・シニア
【審査官】
笹木 俊男
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2004/0168616(US,A1)
【文献】
実開昭55−154275(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 23/02
F25D 23/12
A47B 13/08 〜 13/16
A47B 31/02
A47B 33/00
A47B 37/00
A47B 77/08
A47F 3/04
A47F 10/06
F16C 11/04
E05D 7/00 〜 7/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食料品貯蔵パンを備える冷蔵食品準備テーブルであって、
前記食料品貯蔵パンは、蓋と、前記蓋を前記冷蔵食品準備テーブルの残り部分に接続する複数のヒンジと、を有し、
前記複数のヒンジは、前記蓋が前記食料品貯蔵パンを完全に閉じることを可能にし、前記ヒンジは、前記蓋を部分的に開いた位置に保持し、且つ前記ヒンジは、前記蓋を完全に開いた位置に保持すると共に、
前記蓋は、第1ピンと、第2ピンと、を備え、
前記複数のヒンジは、
前記第1ピンを受ける溝と、
前記蓋が前記完全に閉じた位置から前記部分的に開いた位置まで開けられるときに、前記第2ピンを案内する第1表面と、
前記蓋が前記部分的に開いた位置にあるときに、前記第2ピンを受ける窪みと、
を有し、
前記溝は、前記蓋が前記完全に開いた位置にあるとき、前記第1ピン及び前記第2ピンを収容するように構成され、
前記溝と、前記第1表面と、前記窪みと、前記蓋が前記部分的に開いた位置から前記完全に開いた位置まで開けられるときに、前記蓋における前記第2ピンを案内する第2表面と、を有する第1板と、
前記第1板に対して実質的に垂直であり、前記第1板に接続され、前記複数のヒンジの1つを前記冷蔵食品準備テーブルの前記残り部分に取り付ける第2板と、
を備え、
前記第1ピンは、前記第2ピンと平行であり、
前記第2表面は、前記窪みと前記溝との間にあり、
前記溝は、上部と下部とを有し、
前記上部は、前記下部から実質的に反対方向に傾斜し、
前記上部は、前記下部に対して実質的に直角を成し、
前記実質的な直角は、前記溝の頂部と底部との間の実質的に中間に位置するように構成された、
冷蔵食品準備テーブル。
【請求項2】
前記溝と、前記第1表面と、前記窪みと、を有する第1平坦な板を備えるように構成された、請求項1に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項3】
前記第1平坦な板に垂直な第2平坦な板をさらに備え、
前記第2平坦な板は、前記冷蔵食品準備テーブルの前記残り部分に取り付けられるように構成された、請求項2に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項4】
前記蓋が前記部分的に開いた位置から前記完全に開いた位置まで開けられるときに、前記第2ピンを案内する第2表面をさらに有する、請求項1に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項5】
前記第2表面は、前記窪みと前記溝との間にある、請求項4に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項6】
前記溝は、上部と下部とを有し、前記上部は、前記下部から実質的に反対方向に傾斜している、請求項1に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項7】
前記上部は、前記下部に対して直角を成している、請求項6に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項8】
前記窪みは、第1凸面と、第2凸面と、前記第1凸面と前記第2凸面との間の凹面と、を有する、請求項1に記載の冷蔵食品準備テーブル。
【請求項9】
蓋における第1ピンを受ける溝と、
前記蓋が完全に閉じた位置から部分的に開いた位置まで開けられるときに、前記蓋における第2ピンを案内する第1表面と、
前記蓋が前記部分的に開いた位置にあるときに、前記第2ピンを受ける窪みと、
を備え、
前記溝は、前記蓋が完全に開いた位置にあるときに、前記第1ピン及び前記第2ピンを収容し、
前記蓋を前記部分的に開いた位置及び前記完全に開いた位置に保持すると共に、
前記溝と、前記第1表面と、前記窪みと、前記蓋が前記部分的に開いた位置から前記完全に開いた位置まで開けられるときに、前記蓋における前記第2ピンを案内する第2表面と、を有する第1板と、
前記第1板に対して実質的に垂直であり、前記第1板に接続され、前記蓋を支持する取り付け面に装置を取り付ける第2板と、
を備え、
前記第2表面は、前記窪みと前記溝との間にあり、
前記溝は、上部と下部とを有し、
前記上部は、前記下部から実質的に反対方向に傾斜し、
前記上部は、前記下部に対して実質的に直角を成し、
前記実質的な直角は、前記溝の頂部と底部との間の実質的に中間に位置し、
前記窪みは、第1凸面と、第2凸面と、前記第1凸面と前記第2凸面との間にある凹面と、を有する、
装置。
【請求項10】
前記溝と、前記第1表面と、前記窪みと、を有する第1平坦な板を備えるように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記第1平坦な板に垂直な第2平坦な板をさらに備え、
前記第2平坦な板は、前記装置を、前記蓋を支持する取り付け面に取り付けるための複数の穴を有する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記蓋が前記部分的に開いた位置から前記完全に開いた位置まで開けられるときに、前記蓋における前記第2ピンを案内する第2表面をさらに備えるように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記第1表面は湾曲し、前記第2表面は湾曲し、前記第2表面は、前記窪みと前記溝との間にある、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記溝は、頂部と、底部と、直角と、を有し、
前記直角は、前記頂部と前記底部との間の実質的に中間に位置するように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記溝は、上部と下部とを有し、
前記上部は、前記下部から実質的に反対方向に傾斜している、請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記上部は、前記下部に対して直角を成している、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記窪みが、第1凸面と、第2凸面と、前記第1凸面と前記第2凸面との間の凹面と、を有する、請求項9に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連特許出願)
本特許出願は、2016年3月8日に出願された米国特許出願第15/063、557号に基づく優先権を主張する。その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明の様々な実施形態は、その上にヒンジ付きの蓋を有する食料品貯蔵パン(food item storage pan)を備える冷蔵食品準備テーブル、及び、蓋を部分的に開いた位置と完全に開いた位置とに保持する装置に関する。
【背景技術】
【0003】
冷蔵食品準備テーブルは、食料品を貯蔵し、例えば、顧客に対するサービスのための食品を調理するのに使用されてきた。冷蔵庫は、食料品を使用するときまで食料品を保存し、貯蔵パン(storage pan)は食品の製造のために容易にアクセスできるように複数の食料品を貯蔵するのに使用されてきた。回転軸付きカバーは、食料品を覆うために使用されてきた。米国特許第5182924号は、例えば、サラダ及びサンドイッチを貯蔵及び供給するための、食品用の冷蔵庫ユニットの一例に関する。従来技術では、冷蔵食品準備テーブルの蓋は、閉じた位置から開いた位置に移動可能であり、これにより、食料品への少なくともいくらかのアクセスを提供している。しかしながら、例えば、食品の調理中、食品を補充するとき、またはその両方において、食料品のよりよいアクセスまたは改良した保存を提供する冷蔵食品準備テーブルには、様々なニーズ、利益の潜在的領域、または改善の機会が存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さらに、ヒンジ付きの蓋を完全に開いた位置、部分的に開いた位置、及び、閉じた位置で止める装置が以前から考えられてきた。米国特許第4362118号は、様々なピン及びばねを使用するヒンジ止め機構を備えたバージ(barges)用のハッチカバー(hatch cover)の一例に関する。しかしながら、蓋を部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持するための改良された、または代替となる装置のためには、様々な要求、利益の潜在的領域、または改善の機会が存在している。本明細書を検討した当業者にとって明らかであり得る様々な分野における先行技術に対して、改善の余地が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、とりわけ、蓋を有する食料品貯蔵パンを備える(例えば、冷蔵)食品準備テーブルのような様々な器具を提供する。さらに、いくつかの実施形態では、蓋は食料品貯蔵パンを覆って完全に閉じることができ、且つ蓋は部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持される(例えば、複数のヒンジに接続される)。さらに、本発明は、とりわけ、蓋を部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持するための様々な装置も提供する。いくつかの実施形態において、そのような装置は、例えば、蓋におけるピンに作用するか、または蓋におけるピンと係合する、溝、表面、窪み、またはそれらの組み合わせを含む。様々な実施形態において、溝は、そのようなピンを1つ受ける。表面は、例えば、蓋が完全に閉じた位置から部分的に開いた位置まで開けられるとき、蓋における他のピンを案内する。窪みは、蓋が部分的に開いた位置にあるとき、第2ピンを受け、蓋が完全に開いた位置にあるとき、溝は第1ピン及び第2ピンを収容する。またはそれらの組み合わせである。
【0006】
様々な実施形態は、例えば、目的又は効果として、本明細書に記載されているか、または当技術分野で知られているような、1つ以上のニーズ、利益の潜在的領域、または改善の機会を、部分的にまたは完全に扱うかまたは満たす例を提供する。例えば、ある実施形態は、例えば、食品の調理中、食品の補充するとき、またはその両方において、食料品のよりよいアクセスまたは改良した保存を提供する様々な(例えば冷蔵)食品準備テーブルを提供する。さらに、特定の実施形態は、蓋を部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持するための、様々な改良されたまたは代替となる装置を提供する。
【0007】
本発明の特定の実施形態は、例えば、蓋と、前記蓋を冷蔵食品準備テーブルの残り部分に接続する複数のヒンジと、を有する食料品貯蔵パンを備える様々な(例えば、冷蔵)食品準備テーブルを含む。様々な実施形態において、複数のヒンジは、蓋が食料品貯蔵パンを完全に閉じることを可能にし、ヒンジは蓋を部分的に開いた位置に保持し、且つヒンジは蓋を完全に開いた位置に保持する。さらに、いくつかのそのような実施形態では、蓋は、第1ピン及び第2ピンを有し、複数のヒンジは、例えば、第1ピン及び第2ピンに作用するか、または係合する、溝、第1表面、窪み、またはそれらの組み合わせを有する。例えば、いくつかの実施形態では、溝は、第1ピンを受け、第1表面は、蓋が完全に閉じた位置から部分的に開いた位置まで開けられるとき、第2ピンを案内し、または両方が行われる。さらに、いくつかの実施形態では、蓋が部分的に開いた位置にあるとき、窪みは第2ピンを受ける。なお、さらに、いくつかの実施形態では、蓋が完全に開いた位置にあるとき、溝は第1ピン及び第2ピンを収容する。また、さらに、特定の実施形態では、第1ピンは第2ピンと平行である。
【0008】
いくつかの実施形態は、例えば、溝、第1表面、窪み、またはそれらの組み合わせを含む第1(例えば、平坦な)板を備える。さらに、様々な実施形態は、例えば第1(例えば、平坦な)板に垂直な第2(例えば、平坦な)板を備える。いくつかの実施形態では、第2板は第1板に接続される。いくつかの実施形態では、例えば、第2(例えば、平坦な)板は、(例えば、複数のヒンジのうちの1つによって)冷蔵食品準備テーブルの残り部分に取り付けられる。なお、さらに、いくつかの実施形態は、(例えば、第1板上の)第2表面を備える。例えば、いくつかの実施形態では、例えば、蓋が部分的に開いた位置から完全に開いた位置まで開けられるとき、第2表面は第2ピンを案内する。また、さらに、いくつかの実施形態では、第2表面は、窪みと溝との間にある。さらに、また、様々な実施形態において、溝は、上部及び下部を含む。また、さらに、いくつかのそのような実施形態では、上部は下部から実質的に反対方向に傾斜している。さらに、特定の実施形態では、上部は、下部に対して(例えば、実質的に)直角を成している。いくつかの実施形態では、例えば、(例えば実質的な)直角は、溝の頂部と底部との間の実質的に中間にある。さらに、いくつかの実施形態では、窪みは、第1凸面、第2凸面、凹面、またはそれらの組み合わせを含む。例えば、特定の実施形態では、凹面は、第1凸面と第2凸面との間にある。
【0009】
他の特定の実施形態は、蓋を部分的に開いた位置と完全に開いた位置に保持する様々な装置を含む。いくつかの実施形態では、例えば、装置は、例えば、溝、第1表面、窪み、またはそれらの組み合わせを備える。溝、第1表面、窪み、またはそれらの組み合わせは、例えば、蓋における様々なピンと係合する。いくつかの実施形態では、例えば、溝は、蓋における第1ピンを受け、第1表面は、蓋が完全に閉じた位置から部分的に開いた位置まで開けられるとき、蓋における第2ピンを案内し、窪みは、蓋が部分的に開いた位置にあるとき、第2ピンを受けており、またはそれらの組み合わせである。さらに、いくつかの実施形態において、蓋が完全に開いた位置にあるとき、溝は第1ピン及び第2ピンを収容する。
【0010】
様々なこのような実施形態は、上述した他の特徴を含み、その逆も同様である。例えば、いくつかの実施形態では、装置は、溝と、第1表面と、窪みと、を有する第1(例えば、平坦な)板を備える。さらに、いくつかの実施形態は、例えば、第1(例えば、平坦な)板に垂直であるか、または接続されているか、または第1(例えば、平坦な)板に垂直であり、且つ接続されている第2(例えば、平坦な)板を備える。なお、いくつかの実施形態では、第2(例えば、平坦な)板は、蓋を支持する取り付け面に装置を取り付けるため設けられているか、または蓋を支持する取り付け面に装置を取り付けるための複数の穴を有する。さらに、いくつかの実施形態では、例えば、蓋が部分的に開いた位置から完全に開いた位置まで開けられるとき、(例えば、第1板上の)第2表面は、蓋における第2ピンを案内する。特定の実施形態では、第1表面は湾曲しているか、第2表面は湾曲しているか、第2表面は窪みと溝との間にあるか、またはそれらの組み合わせである。
【0011】
様々な実施形態において、溝は、頂部と、底部と、(例えば、直角または実質的な直角である)角度と、を有する。さらに、いくつかのそのような実施形態では、(例えば、直角または実質的な直角の)角度は、頂部と底部との間(例えば、実質的に中間、または中間)に存在する。さらに、いくつかの実施形態では、溝は、上部及び下部を有する。いくつかのそのような実施形態では、例えば、上部は下部から実質的に反対方向に傾斜している。また、さらに、いくつかの実施形態では、上部は、下部に対して(例えば、直角、または実質的な直角の)角度を成している。さらに、いくつかの実施形態では、窪みは、第1凸面と、第2凸面と、例えば、第1凸面と第2凸面との間の凹面と、を含む。なお、本発明の様々な他の実施形態も本明細書に記載されており、特定の実施形態の様々な利益は、当業者には明らかでありえる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、食料品貯蔵パンと、部分的に開いた位置にある蓋と、を備える冷蔵食品準備テーブルの一例の等角図である。
【
図2】
図2は、(例えば、
図1に示す食品準備テーブルの)蓋を部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持するための装置の側面図であり、とりわけ、蓋が異なる位置にあるときの、蓋におけるピンの位置を示している。
【
図3】
図3は、
図2の蓋を保持するための装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書で提供される図面は、とりわけ、特定の実施形態の特定の態様の例を示す。しかしながら、他の実施形態は異なっていてもよい。様々な実施形態は、例として、図面に示される態様、当技術分野で知られている態様、またはそれらの組み合わせを含むことができる。さらに、本明細書で使用される場合、単語「または」は、別途に記載がある場合を除き、列挙された選択肢が互いに排他的であることを意味するものではない。さらに、本明細書で代替案が列挙されている場合、いくつかの実施形態では、より少ない代替案が利用可能であり得るか、または特定の実施形態では、ただ1つの代替案が例として利用可能であり得ることが理解されるべきである。
【0014】
本特許出願は、とりわけ、特定の実施形態の例、及び、その特定の態様を記載する。他の実施形態は、本明細書に詳細に記載される特定の例とは異なる場合がある。種々の実施形態は、例えば、蓋を有する食料品貯蔵パンを含む(例えば、冷蔵)食品準備テーブルなどの特定の器具であるかまたはそれに関するものである。さらに、いくつかの実施形態では、蓋は食料品貯蔵パンを完全に閉じることができ、蓋は、(例えば、複数のヒンジのうちの1つ以上によって)部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持される。さらに、様々な実施形態は、蓋を部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持するための装置であるか、またはそれに関するものである。いくつかの実施形態では、そのような装置は、例えば、蓋におけるピンに作用する溝、表面、窪み、またはそれらの組み合わせを含む。様々な実施形態において、溝は、そのようなピンの1つを受ける。表面は、例えば、蓋が完全に閉じた位置から部分的に開いた位置まで開けられるとき、蓋における他のピンを案内する。窪みは、蓋が部分的に開いた位置のとき、第2ピンを受け、蓋が完全に開いた位置のとき、溝は第1ピン及び第2ピンを収容する。またはそれらの組み合わせである。
【0015】
図1は、蓋12と、蓋12を冷蔵食品準備テーブル10の残り部分15に接続する(すなわち、回転可能に接続する)複数の(すなわち、2つ図示されている)ヒンジ13及び14と、を有する食料品貯蔵パン11を備える冷蔵食品準備テーブル10を示す。示された実施形態では、残り部分15は、蓋12と、複数のヒンジ13及び14と、を除いた冷蔵食品準備テーブル10の全てを含む。図示された実施形態では、複数のヒンジ13及び14は、蓋12が食料品貯蔵パン11を完全に閉じることを可能にし、ヒンジ(すなわち、ヒンジ13及び14の一方または両方)は、蓋12を(図示されている)部分的に開いた位置に保持し、且つヒンジ(すなわち、ヒンジ13及び14の一方または両方)は、蓋12を完全に開いた位置(例えば、垂直)に保持する。示された実施形態では、蓋12は、例えば、料理長、料理人、または食品調理技術者によって手動で動かされる。
【0016】
いくつかの実施形態では、冷蔵食品準備テーブル10はピザ準備テーブルであり、例えば、食料品貯蔵パン11は、ピザを調理するために、チーズ、ペペロニ、ソーセージ、ハム、ピーマン、タマネギ、ブラックオリーブ、パイナップルなどといったピザのトッピングを貯蔵する。いくつかの実施形態では、蓋12は、食品(例えば、ピザ)の注文の間に食品を保存するために閉じられ、食品(例えば、ピザ)を調理するときに部分的に開いた位置に配置され、食料品貯蔵パン11に食品(例えば、ピザのトッピング)を補充するときに完全に開いた位置(例えば、垂直)に配置される。いくつかの実施形態では、部分的に開いた位置において、蓋12は、完全に開いた位置にあるときよりも、食品をより良好に保護する。
【0017】
様々な実施形態において、冷蔵食品準備テーブル(例えば、10)は、さらに、1つ以上の、例えば、食品(例えば、ピザ生地、ピザトッピング、ピザソース、またはこれらの組み合わせ)を貯蔵するための、(例えば、冷蔵)引出し、戸棚、またはその両方を含む。いくつかの実施形態では、準備テーブル(例えば、10)は車輪(例えば、キャスター)に取り付けられている。さらに、様々な実施形態において、冷蔵食品準備テーブル(例えば、10)は、例えば、食料品を冷却するための(例えば、強制通風、キャピラリチューブ、240V)冷蔵システムまたはユニットをさらに含む。さらに、いくつかの実施形態では、冷蔵食品準備テーブル(例えば、10)は、様々な実施形態において、まな板を含むことができるテーブル領域をさらに含む。いくつかの(例えば、図示された)実施形態において、まな板はテーブル領域(すなわち、食料品貯蔵パン11を含まない領域)を覆う。さらに、いくつかの実施形態では、まな板、食料品貯蔵パン(例えば、11)、蓋(例えば、12)、またはこれらの組み合わせは、洗浄のために取り外し可能である。いくつかの実施形態では、テーブル(例えば、10)は、ステンレス鋼、アルミニウム、またはその両方などの金属である。いくつかの実施形態では、テーブル、まな板、またはその両方はプラスチックである。例えば、いくつかの実施形態では、まな板はポリエチレン(例えば、白色)である。さらに、いくつかの実施形態では、テーブルの冷蔵領域は(例えば、ポリウレタン断熱材で)断熱されている。
【0018】
図2は、(例えば、
図1の12に示すような)蓋を、(例えば、
図1に示すような)部分的に開いた位置及び完全に開いた位置(例えば、垂直)に保持するヒンジ、ヒンジブラケット、または装置20を示す。装置20は、蓋(例えば、12)を部分的に開いた位置及び完全に開いた位置に保持する装置の一例である。図示された実施形態では、蓋(例えば、12)またはヒンジ(例えば、13または14)は、第1ピン21及び第2ピン22を含み、第1ピン21及び第2ピン22のそれぞれは、
図2における3つの切り替えられる位置に示されている。示された実施形態では、装置20(例えば、複数のヒンジまたは1つのヒンジブラケットの少なくとも1つ)は、溝23、第1表面201、及び窪み24を含む。この実施形態では、溝23と、第1表面201と、窪み24とは、共に第1ピン21及び第2ピン22に作用する。図示された実施形態では、溝23は、第1ピン21を受け、第1(例えば、湾曲している、例えば、凸状の)表面201は、蓋(例えば、12)が完全に閉じた位置から部分的に開いた位置まで開けられるとき、第2ピン22を案内する。本明細書で使用される場合、表面の少なくとも一部が湾曲し、表面の総曲率が10度を超える場合、表面が「湾曲している」とする。
【0019】
装置20は、
図1に示すヒンジ13及び14のうちの1つ、またはヒンジ13及び14のうちの1つの一部の一例である。ある実施形態では、冷蔵食品準備テーブル10のヒンジ13及び14のそれぞれは、装置20と第1ピン21と第2ピン22とのうちの1つを含む。しかしながら、他の実施形態では、冷蔵食品準備テーブル10のヒンジ13及び14のうちの一方は、1つの装置20と第1ピン21と第2ピン22とを含み、ヒンジ13、14のうちの他方は異なるタイプのヒンジであり、例えば、従来のヒンジであって、例えば、単一のピンを有する。更に他の実施形態は、1つ以上の中間ヒンジを有し、いくつかの実施形態では、そのような中間ヒンジは装置20を含む。さらに、いくつかの(例えば、食品準備テーブルの)実施形態は、複数の蓋を有し、特定の実施形態では、複数の蓋のうちの2つ以上が、例えば、1つ、2つ、またはそれ以上の装置20を含む。また、さらに、図示された実施形態では、装置20は、例えば、洗浄のために、蓋12を取り外すことを可能にしている。さらに、本明細書で使用されるように、蓋を(例えば、テーブルの残り部分に)「接続する」ヒンジは、例えば、溝23から第1ピン21を外へスライドさせることによって蓋を持ち上げることを排除するものではない。
【0020】
図2を参照すると、示された実施形態では、蓋(例えば、12)が完全に閉じた位置にあるとき、第1ピン21及び第2ピン22は(それぞれ)位置211及び221にあり、蓋(例えば、12)が(例えば、
図1に示す)部分的に開いた位置にあるとき、第1ピン21及び第2ピン22は(それぞれ)位置212及び222にあり、蓋(例えば、12)が完全に開いた位置にあるとき、第1ピン21及び第2ピン22は(それぞれ)位置213及び223にある。したがって、示された実施形態では、蓋(例えば、12)が部分的に開いた位置にあるとき、窪み24は第2ピン22を受ける。さらに、この特定の実施形態では、蓋(例えば、12)が完全に開いた位置(例えば、垂直)にあるとき、溝23は第1ピン21及び第2ピン22を収容する。さらに、この特定の実施形態では、蓋(例えば、12)が完全に閉じた位置と、(例えば、
図1に示す)部分的に開いた位置と、完全に開いた位置(例えば、垂直)のうちのいずれかにあるとき、溝23は第1ピン21を収容する。さらに、図示された実施形態では、第1ピン21は第2ピン22に対して平行である。本明細書で使用される場合、別途に示されない限り、「平行」は、成す角度が10度以内での平行を意味する。しかしながら、異なる実施形態では、ピン21と22とは、他の例として、5、15、20、25、または30度以内での平行である。示された実施形態では、第1ピン21及び第2ピン22は、例えば、直円柱であり、それらの中心線は平行(すなわち、10度以内での平行)である。
【0021】
示された実施形態では、ヒンジ、ヒンジブラケット、または装置20は、
図2と3に示すように、(例えば、
図2に示す)溝23(例えば、
図2に示すように)、(例えば、湾曲しているかまたは凸状の)第1表面201、及び(例えば、凹面の)窪み24とを有する第1(例えば、平坦な)板31を含む。さらに、示された実施形態では、溝23、第1(例えば、凸状の)表面201、及び(例えば、凹面の)窪み24は、第1(例えば、平坦な)板31に形成または切断される。さらに、示された実施形態では、装置20は、第1(例えば、平坦な)板31に対して垂直に図示されている第2(例えば、平坦な)板32を含む。示された実施形態では、第2板32は、例えば、曲げまたは熔接を介して、第1板31に接続されている。本明細書で使用される場合、板が板の厚さ以内に平坦であれば、板は平坦であるとみなされる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の1つ以上の板は、この基準に従って平坦である。他の実施形態では、本明細書に記載の板は、他の例のように、板の厚さの1/10、1/4、1/2、3/4、1.5倍、2倍、または3倍以内に平坦である。さらに、本明細書で使用されるように、板は一体であるが、25度を超える曲げによって分離されている場合、2つの板は「接続されている」とみなされる。他の実施形態では、板は、他の方法で、例えば、溶接によって、(すなわち、本明細書で使用されるように)接続することができる。さらに、本明細書で使用されるように、「垂直」は、別途に示されない限り、10度以内に垂直であることを意味する。さらに、本明細書で2つの板が垂直(すなわち、10度以内に垂直)であると記載されているが、他の実施形態では、他の例として、そのような板は、5、15、20、25、30、40、45、または50度以内に垂直である。
【0022】
いくつかの実施形態では、第2(例えば、平坦な)板(例えば、32)は、(例えば、複数のヒンジのうちの1つ、例えば、装置20によって)冷蔵食品準備テーブル(例えば10)の残り部分(例えば、
図1に示される15)に取り付けられる。さらに、示された実施形態では、第2(例えば、平坦な)板32は、蓋(例えば、12)を支持する取り付け面に、装置20を取り付けるためのものである。
図1に示すパン(pan)11の頂部は、このような取り付け面の一例である。さらに、
図1に示す準備テーブル10の残り部分15の頂部は、このような取り付け面の他の例である。さらに、示された実施形態では、板32は、例えば、
図3に示す複数の穴(例えば、2つの穴)34及び35を含む。複数の穴(例えば、2つの穴)34及び35は、例として、ねじ、リベット、またはボルトのような留め金具を用いて、蓋(例えば、12)を支持する取り付け面、例えば、テーブル10のパン11の頂部、または残り部分15に、装置20を取り付けるためのものである。
【0023】
さらに、示された実施形態では、ヒンジブラケットまたは装置20は、
図3に示す第3(例えば、平坦な)板33をさらに含む。第3(例えば、平坦な)板33は、この特別な実施形態において、基本的に板31と同様であり、第1及び第2ピン21及び22は板33及び31を介して延びている。いくつかの実施形態では、板33は、本明細書に記載されている他のものの中で、例えば、溝23、第1表面201、及び窪み24と同様のものを有する。示された実施形態では、板31、32、及び33は、一枚の平坦な板金を切断して、装置20の3つの板に曲げることによって形成される。他の実施形態は異なる。いくつかの実施形態では、例えば、板33が省略されるか、板31が溶接によって板32に取り付けられるか、またはその両方である。
【0024】
さらに、
図2に示される装置20の実施形態は、第1板31上の第2(例えば、湾曲した、例えば、凸面の)表面202を含む。この特定の実施形態では、蓋(例えば、12)が(例えば、
図1の蓋12に示されている)部分的に開いた位置から(例えば、ピン21、22がそれぞれ
図2に示される位置213、223にあるときの)完全に開いた位置まで開けられるとき、第2表面202は第2ピン22を案内する。また、さらに、示される実施形態では、第2表面202は窪み24と溝23との間にある。さらに、他の実施形態では、他の例として、第1(例えば、湾曲した)表面201、第2(例えば、湾曲した)202、またはその両方が、凹状である。また、さらに他の実施形態では、第1表面201、第2表面202、またはその両方が本明細書に示され、他の実施形態では、さらに他の例として、直線状または平坦な表面が設けられる。
【0025】
さらに、示された実施形態では、溝23は、上部25と下部26とを有する。示されているように、上部25は、下部26から実質的に反対方向に傾斜している。本明細書で使用されるように、一方の特徴が垂直から左側に傾斜し、他方の特徴が垂直から右側に傾斜する場合、2つの特徴は実質的に反対方向に傾斜する。さらに、本明細書で使用されるように、「垂直」、「頂部」、「底部」などの方向の指示は、製品が使用されているときの方向を指す。いくつかの実施形態では、(例えば、蓋12に作用する)重力の方向は、使用中の装置またはテーブルの機能に関係する。また、示された実施形態では、上部25は、下部26から反対方向に傾斜している。本明細書で使用されるように、一方の特徴が垂直から左側に傾斜し、他方の特徴が垂直から右側に傾斜し、且つ2つの特徴の傾斜の間の角度が45度と135度との間にある場合、2つの特徴は、(「実質的に」を前に付けることなく)反対方向に傾斜する。
【0026】
また、示された実施形態では、上部25は、下部26に対して実質的に直角29を成している。本明細書で使用されるように、「実質的に」は、直角に言及するとき、完全な直角の15度以内を意味し、(例えば、25または26)部分の直角に近いどちらかの側(例えば、図示の左側または右側)から測定される。また、さらに、示された実施形態では、上部25は、下部26に対して直角を成している。本明細書で使われるように、「直角」は、「実質的に」を前に付けない場合、完全な直角の10度以内を意味し、(例えば、25または26)部分の直角に近いどちらかの側から測定される。言い換えると、示された実施形態では、角度29は、実質的な直角と、直角との両方である。しかしながら、他の実施形態は異なってもよい。
【0027】
また、示された実施形態では、(例えば、実質的に)直角29は、溝23の頂部27と底部28との間の実質的に中間にある。本明細書で使用されるように、2つの位置の「間の実質的に中間にある」は、いずれかの位置から、2つの位置の間の距離の1/3〜2/3の間にあることを意味する。いくつかの実施形態では、(例えば、実質的な)直角は、溝23のような溝の頂部と底部との「間の中間」にある。本明細書で使用されるように、2つの位置の「間の中間」は、「実質的に」を前に付けない場合、いずれかの位置から、2つの位置の間の距離の40%と60%との間にあることを意味する。さらに、示された実施形態では、
図2に示される窪み24は、第1凸面241、第2凸面242、及び凹面243を含む。示された実施形態では、凹面243は、第1凸面241と第2凸面242との間にある。本明細書で説明された様々な表面(例えば、201、201、241、242、及び243)は、示された実施形態において、第1(例えば、平坦な)板31の縁に形成される。しかしながら、他の実施形態は異なってもよい。