特許第6872156号(P6872156)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6872156ガラス板梱包用パレット及びガラス板梱包体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6872156
(24)【登録日】2021年4月21日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】ガラス板梱包用パレット及びガラス板梱包体
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/48 20060101AFI20210510BHJP
   B65D 19/44 20060101ALI20210510BHJP
   B65D 85/86 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
   B65D85/48
   B65D19/44 D
   B65D85/86
【請求項の数】11
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-35982(P2016-35982)
(22)【出願日】2016年2月26日
(65)【公開番号】特開2017-149471(P2017-149471A)
(43)【公開日】2017年8月31日
【審査請求日】2018年7月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232243
【氏名又は名称】日本電気硝子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【弁理士】
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【弁理士】
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100196346
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 貴士
(72)【発明者】
【氏名】草川 裕志
(72)【発明者】
【氏名】江田 道治
【審査官】 金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭57−172784(JP,U)
【文献】 韓国登録特許第10−1484153(KR,B1)
【文献】 特開昭61−069584(JP,A)
【文献】 特開2006−347592(JP,A)
【文献】 特開2008−143539(JP,A)
【文献】 特開昭61−069585(JP,A)
【文献】 実開昭53−148051(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/48
B65D 19/44
B65D 85/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のガラス板を縦姿勢で積層してなるガラス板積層体の底辺を支持する底辺支持部と、
前記ガラス板積層体の背面と当接する緩衝板と、
前記緩衝板を介して前記ガラス板積層体の背面を支持する背面支持部と
を備えたガラス板梱包用パレットにおいて、
前記背面支持部に前記緩衝板に向けて突出する突起部が設けられると共に、
前記緩衝板に、前記突起部と嵌り合う被嵌合部が設けられ
前記突起部が前記被嵌合部と嵌り合うことによって前記緩衝板と前記背面支持部とが相互に固定されていることを特徴とするガラス板梱包用パレット。
【請求項2】
記突起部の突出高さが前記緩衝板の厚み寸法以下である請求項1に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項3】
少なくとも一組の前記突起部と前記被嵌合部が、前記緩衝板の高さ方向中央よりも上方に配設されている請求項1又は2に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項4】
前記被嵌合部は貫通穴である請求項1〜3の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項5】
前記被嵌合部は穴形状をなすもので、その最大内径寸法が5mm以上でかつ50mm以下に設定されている請求項1〜4の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項6】
前記突起部をその突出方向から見た場合の最大外径寸法と、前記被嵌合部の最大内径寸法との差が、0mm以上でかつ20mm以下に設定されている請求項4又は5に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項7】
複数の前記突起部はそれぞれ、突出方向に対し垂直な面内において長手方向を有する形状をなし、
複数の前記突起部のうち、少なくとも一つの前記突起部の長手方向と、他の前記突起部の長手方向とが互いに異なる請求項1〜6の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項8】
複数の前記突起部のうち三つ以上の前記突起部が、同一の仮想直線上に配設されている請求項1〜7の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項9】
複数の前記突起部のうち二つ以上の前記突起部が、同一の仮想直線上に配設されていると共に、他の一つ又は二つ以上の前記突起部が、前記仮想直線上から外れた位置に配設されている請求項1〜7の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項10】
前記緩衝板の下端と、前記底辺支持部との間に所定の隙間を設けた状態で、前記緩衝板が前記背面支持部に支持されている請求項1〜9の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
【請求項11】
請求項1〜10の何れか1項に記載のガラス板梱包用パレットと、前記ガラス板梱包用パレットに載置された前記ガラス板積層体とを備えたガラス板梱包体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板梱包用パレット及びガラス板梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の大型化及び薄肉化に伴い、ガラス基板の梱包に際しては、ガラス基板を縦姿勢で積層した状態で行うことが主流となっている。また、ガラス基板を縦姿勢で積層した状態で梱包するためのパレットとしては、複数のガラス基板を縦姿勢で積層してなるガラス基板積層体の底辺を支持する底辺支持部と、ガラス基板積層体の背面を支持する背面支持部と、背面支持部とガラス基板積層体との間に配設される緩衝板(背板とも呼ばれる。)とを備えたものが公知である(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−63274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の如く緩衝板を備えたパレットを用いてガラス基板積層体を梱包し、梱包体を輸送する場合、輸送中にガラス基板が破損することがある。このようなガラス基板の破損の原因の一つとして、輸送時における緩衝板の位置ずれが考えられる。
【0005】
また、ガラス基板が破損した場合、開梱時に緩衝板の上側が前面側に倒れ込んでくるといった事態が発生していた。緩衝板が倒れ込むことによって、破損したガラス基板の処理が困難になり、あるいは破損していないガラス基板の取出しが困難になるといった問題が生じていた。
【0006】
以上の理由より、緩衝板は背面支持部に対して強固に固定されていることが望ましい。ここで、緩衝板は、通常、接着により背面支持部に固定されている。また、特許文献1には、材質の違いに起因した接着面の剥離を防止するための技術として、緩衝板の側に熱変形を吸収するための溝を設けることが記載されている。
【0007】
しかしながら、接着によって緩衝板を背面支持部に確実に固定することは困難であった。接着剤を用いた固定手段は、材質の異なる部材同士の固定には適さない場合があるためである。すなわち、背面支持部は、通常、ガラス基板梱包用パレットのフレーム部材で構成されることになるため金属製であるのに対し、緩衝板は、ガラス基板積層体への衝撃吸収を図る目的から、発泡樹脂など比較的弾力性に富む(剛性の低い)材質で形成されることが多い。そのため、背面支持部と緩衝板とでは、輸送中の温度変化に伴う熱変形の差がどうしても大きくなる傾向にある。これでは、たとえ特許文献1に記載のように熱変形を吸収するための構造(溝)を設けたとしても、接着面の剥離を十分に防ぐことは難しい。
【0008】
以上の事情に鑑み、本明細書では、緩衝板が背面支持部からずれることにより生じるガラス板の破損を防止して、長期間にわたって安全にガラス板積層体を輸送することのできるガラス板梱包用パレットを提供することを、本発明により解決すべき技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題の解決は、本発明に係るガラス板梱包用パレットにより達成される。すなわち、このパレットは、複数のガラス板を縦姿勢で積層してなるガラス板積層体の底辺を支持する底辺支持部と、ガラス板積層体の背面と当接する緩衝板と、緩衝板を介してガラス板積層体の背面を支持する背面支持部とを備えたガラス板梱包用パレットにおいて、背面支持部と緩衝板との何れか一方に、他方に向けて突出する突起部が設けられると共に、他方に、突起部と嵌り合う被嵌合部が設けられている点をもって特徴付けられる。
【0010】
このように、本発明に係るパレットでは、背面支持部と緩衝板の一方に、他方に向けて突出する突起部を設けると共に、他方に突起部と嵌り合う被嵌合部を設けた。背面支持部及び緩衝板はともに、縦姿勢で積層してなるガラス板積層体の背面を支持するものであるから、緩衝板の自重により突起部と被嵌合部とがその鉛直方向上側又は下側で係合した状態となる。これにより突起部と被嵌合部との間に十分な大きさの摩擦力を発生させて、緩衝板と背面支持部とを相互に固定することができる。このような固定形態をとるのであれば、緩衝板を背面支持部に接着で固定する必要はないため、輸送時の温度変化に際しても、突起部と被嵌合部との係合状態を維持しながら、各々の部材が互いに拘束されることなく自由に熱変形を生じさせることができる。従って、所定の固定力を保つことができ、問題となるような緩衝板のずれを防止して、輸送時におけるガラス板の破損を可及的に防止することが可能となる。
【0011】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、背面支持部に突起部が設けられると共に、緩衝板に被嵌合部が設けられており、突起部の突出高さが緩衝板の厚み寸法以下であるものであってもよい。
【0012】
このように突起部の突出高さを設定することにより、たとえ被嵌合部が貫通穴であったとしても、突起部が緩衝板の前面(ガラス板積層体と当接する側の表面)から飛び出る事態を確実に防止することができる。よって、ガラス板の積層状態が安定する。
【0013】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、少なくとも一組の突起部と被嵌合部が、緩衝板の高さ方向中央よりも上方に配設されているものであってもよい。
【0014】
このように構成することで、緩衝板の高さ方向上側を背面支持部に固定することができる。よって、既述のようにガラス板が万が一破損して緩衝板がその上側から倒れ込もうとした場合であっても、緩衝板の高さ方向上側に配置した少なくとも一組の突起部と被嵌合部とにより、高さ方向上側における緩衝板の保持力を高めて緩衝板が前方に倒れ込む事態を防止できる。
【0015】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、被嵌合部が貫通穴であるものであってもよい。
【0016】
被嵌合部を貫通穴とすれば、被嵌合部の貫通方向全域を突起部との係合に用いることができるので、緩衝板と背面支持部との固定力向上を図ることが可能となる。また、貫通穴であれば、被嵌合部の加工も非常に容易となる。
【0017】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、被嵌合部が穴形状をなすもので、その最大内径寸法が、5mm以上でかつ50mm以下に設定されているものであってもよい。
【0018】
このように被嵌合部が穴形状をなす場合、その最大内径寸法を設定することで、被嵌合部が設けられている部材(緩衝板又は背面支持部)自体の強度を確保しながら、緩衝板を確実に背面支持部に固定することが可能となる。すなわち、被嵌合部の最大内径寸法が50mm以下であれば、被嵌合部を設けた部材の強度が著しく損なわれ、当該部材が変形し易くなるおそれがない。一方、被嵌合部の最大内径寸法が5mm以上であれば、突起部との間で十分な摩擦力が得られず、緩衝板と背面支持部との固定力が不足するおそれがない。従って、上述の効果を享受することが可能となる。
【0019】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、突起部をその突出方向から見た場合の最大外径寸法と、被嵌合部の最大内径寸法との差が、0mm以上でかつ20mm以下に設定されているものであってもよい。
【0020】
このように突起部の最大外径寸法と被嵌合部の最大内径寸法を設定することにより、突起部と被嵌合部とが隙間なく又は若干の隙間を介して嵌り合うことになるので、容易かつ確実に突起部を被嵌合部に嵌め合わせることができる。
【0021】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、複数の突起部がそれぞれ、突出方向に対し垂直な面内において長手方向を有する形状をなし、複数の突起部のうち、少なくとも一つの突起部の長手方向と、他の突起部の長手方向とが互いに異なるものであってもよい。
【0022】
このように突起部によって最大外径寸法の向きを異ならせることで、仮に緩衝板が所定の方向にずれる向き、すなわち一部の突起部と被嵌合部との係合状態が解消される向きの力を受けた場合であっても、残部の突起部と被嵌合部との係合状態は維持される。よって、不意の衝撃等に対しても緩衝板が背面支持部から外れ難くなる効果が期待できる。
【0023】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、複数の突起部のうち三つ以上の突起部が、同一の仮想直線上に配設されているものであってもよい。
【0024】
このように複数の突起部のうち三つ以上の突起部が同一の仮想直線上に配列されていれば、その配列方向(仮想直線の向き)によって、緩衝板が背面支持部から外れる向きの傾動に対して非常に高い抵抗力を発揮することが可能となる。例えば三つ以上の突起部がガラス板積層体の幅方向に沿って一直線上に配列される場合、これら一直線上に並ぶ全ての突起部が、緩衝板の幅方向に沿った軸線まわりの傾動に対する抵抗(被嵌合部との摩擦力)として有効に作用する。従って、緩衝板の傾動に対しても非常に高い抵抗力を発揮する効果が期待できる。
【0025】
あるいは、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、複数の突起部のうち、二つ以上の突起部が、同一の仮想直線上に配設されると共に、他の一つ又は二つ以上の突起部が、仮想直線上から外れた位置に配設されているものであってもよい。
【0026】
このように複数の突起部を配置した場合には、三つ以上の突起部を同一の仮想直線上に配設した場合と比べて緩衝板の変形に対して優れた抵抗力を発揮する効果が期待できる。
【0027】
また、本発明に係るガラス板梱包用パレットは、緩衝板の下端と、底辺支持部との間に所定の隙間を設けた状態で、背面支持部に支持されているものであってもよい。
【0028】
このように構成すれば、緩衝板が背面支持部に吊り下げられた状態となるため、突起部と被嵌合部の加工精度のばらつきが多少あったとしても、突起部と被嵌合部とがその上側(突起部が背面支持部に設けられた場合)又は下側(突起部が緩衝板に設けられた場合)で確実に係合する。よって、緩衝板を背面支持部に安定的に固定することが可能となる。
【0029】
また、以上の説明に係るガラス板梱包用パレットは、接着によることなく緩衝板を背面支持部に固定することで、温度変化に伴う熱変形を許容して、背面支持部に対する緩衝板のずれを抑制可能とするものであるから、例えばこのガラス板梱包用パレットと、ガラス板梱包用パレットに載置されたガラス板積層体とを備えたガラス板梱包体として好適に提供することが可能となる。
【発明の効果】
【0030】
以上に述べたように、本発明に係るガラス板梱包用パレットによれば、緩衝板が背面支持部からずれることにより生じるガラス板の破損を防止して、長期間にわたって安全にガラス板積層体を輸送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の第一実施形態に係るガラス板梱包体の斜視図である。
図2図1に示すガラス板梱包用パレットの要部斜視図である。
図3図2に示すガラス板梱包用パレットの要部側面図である。
図4図3に示すガラス板梱包用パレットの要部を矢印Aの向きから見た図である。
図5図4に示すガラス板梱包用パレットのB部拡大図である。
図6図5に示す突起部及び被嵌合部のC−C断面図である。
図7図1に示すガラス板梱包体の側面図である。
図8図7に示すガラス板梱包体を矢印Dの向きから見た図である。
図9】本発明の第二実施形態に係る突起部及び被嵌合部を図3に示す矢印Aの向きから見た図である。
図10】本発明の第三実施形態に係る突起部及び被嵌合部を図3に示す矢印Aの向きから見た図である。
図11】本発明の第四実施形態に係る突起部及び被嵌合部の断面図である。
図12】本発明の第五実施形態に係る突起部及び被嵌合部の断面図である。
図13】本発明の第六実施形態に係る突起部及び被嵌合部を図3に示す矢印Aの向きから見た図である。
図14】本発明の第七実施形態に係るガラス板梱包用パレットの要部を図3に示す矢印Aの向きから見た図である。
図15】本発明の第八実施形態に係るガラス板梱包用パレットの要部を図3に示す矢印Aの向きから見た図である。
図16】本発明の第九実施形態に係るガラス板梱包用パレットの要部を図3に示す矢印Aの向きから見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
<本発明の第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態を、図1図8を参照して説明する。なお、本実施形態では、梱包対象となるガラス板をフラットパネルディスプレイ用ガラス基板とし、このガラス基板が合紙を介して積層された状態のガラス基板梱包体を梱包する場合を例にとって説明する。
【0033】
図1は、本発明の第一実施形態に係るガラス板梱包体1の斜視図である。このガラス板梱包体1は、ガラス板梱包用パレット2と、ガラス板梱包用パレット2の上で梱包されるガラス板積層体3とを備える。
【0034】
ガラス板積層体3は、複数枚の矩形状ないし正方形状のガラス板Gが縦姿勢で合紙Iを介して積層されたものである。本実施形態では、ガラス板積層体3の最も背面側には合紙Iが配置されている。
【0035】
ここで、ガラス板積層体3に関する諸元の一例について述べると、ガラス板積層体3の重量は、200kg〜3800kgである。また、この際、ガラス板積層体3を構成するガラス板Gの枚数は200枚〜400枚、ガラス板Gの大きさは1000mm×1200mm〜2200mm×2500mm、ガラス板Gの厚さは300μm〜700μmである。ガラス板積層体3に使用される合紙Iは、例えば純パルプ紙である。合紙Iの大きさは、通常、ガラス板Gより大きく、ガラス板G同士が直接接触しないようにガラス板Gと交互に配置される。これにより、ガラス板Gと合紙Iとが交互に積層されてなるガラス板積層体3が構成される。
【0036】
ガラス板梱包用パレット2は、基台部4と、背面支持部5と、底辺支持部6と、保持部7と、緩衝板8、及び底辺側の受け板9とを主に備える。背面支持部5は、基台部4から起立してガラス板積層体3の背面を支持する。底辺支持部6は、基台部4上でガラス板積層体3の底辺(下端)を支持する。緩衝板8は、ガラス板積層体3と背面支持部5との間に配設され、底辺側の受け板9は、ガラス板積層体3と底辺支持部6との間に配設される。本実施形態では、図2に示すように、三個の緩衝板8が背面支持部5の前面5a側に配設されると共に、底辺側の受け板9が底辺支持部6の上面6a側に配設されている。
【0037】
また、本実施形態では、図2に示すように、緩衝板8の幅方向寸法(ここでいう幅方向とはガラス板Gの幅方向と同じである。以下、同じ。)の合計は、背面支持部5の前面5aの幅方向寸法よりも小さく、前面5aの上方縁部と両側方縁部を除いた領域に緩衝板8が取り付けられた状態となっている。この際、ガラス板積層体3のガラス板Gの面積は、緩衝板8の前面8aの面積より小さく、図1に示すようにガラス板Gを積層した状態では、緩衝板8の周縁部がガラス板G(ガラス板積層体3)から食み出た状態となっている。従って、ガラス板Gはその全面を(合紙Iを介して)緩衝板8の前面8aで支持された状態となっている。
【0038】
また、背面支持部5の前面5aは、図3に示すように、鉛直方向に対して所定角度(例えば5°〜25°)後方に傾斜している。また、背面支持部5の前面5aは、底辺支持部6の上面6a(すなわち底辺側の受け板9の支持面9a)に対して例えば90°〜100°の角度をなしており、底辺支持部6の上面6a(底辺側の受け板9の支持面9a)は、例えば10°〜25°水平方向に対して傾斜している。
【0039】
なお、緩衝板8と底辺側の受け板9は、例えば発泡樹脂など比較的弾力性に富む(剛性の低い)材質で形成することが可能である。具体例を一つ挙げると、緩衝板8と底辺側の受け板9はともに発泡ポリプロピレンを主たる材質として形成される。
【0040】
背面支持部5には、図3及び図4に示すように、緩衝板8に向けて突出する複数の突起部10が設けられる。また、緩衝板8には、突起部10と嵌り合う複数の被嵌合部11が設けられる。以下、突起部10と被嵌合部11の詳細を説明する。
【0041】
本実施形態では、突起部10と被嵌合部11とは同じ数だけ配設されている。具体的には、図4に示すように、緩衝板8の高さ方向中央よりも上側に3個の突起部10と被嵌合部11が配設されると共に、緩衝板8の高さ方向中央よりも下側に3個の突起部10と被嵌合部11が配設される。これら上側の突起部10と被嵌合部11は何れも、同一の仮想直線X1上に配設され、下側の突起部10と被嵌合部11は何れも、同一の仮想直線X2上に配設される。これら二本の仮想直線X1,X2は互いに平行である。また、共通の仮想直線X1,X2上にある各三個の突起部10並びに被嵌合部11の幅方向間隔は同じである。さらに、本実施形態では、背面支持部5は金属製のフレーム12(図4中、破線で示す部分)で構成され、このフレーム12上に複数の突起部10が形成されている。突起部10は、例えば、フレーム12と同様の金属材質からなる小片部材を溶接等により接合することで背面支持部5に形成されている。
【0042】
突起部10は、本実施形態では、その突出方向から見た場合、図5に示すように円柱状をなす。また、被嵌合部11は、本実施形態では円環穴形状をなす。さらにいえば、被嵌合部11は、図6に示すように貫通穴である。これにより突起部10の先端面が露出した状態となっている(図5を参照)。本実施形態のように、突起部10が背面支持部5に設けられていると共に、被嵌合部11が緩衝板8に設けられている場合、突起部10と被嵌合部11とは、鉛直方向上側(図5でいえば上側)で互いに当接する。
【0043】
また、図5に示すように、突起部10の最大外径寸法d1と被嵌合部11の最大内径寸法d2との差、実際には、被嵌合部11の最大内径寸法d2から突起部10の最大外径寸法d1を減じた値は、0mm以上でかつ20mm以下に設定され、好ましくは2mm以上でかつ15mm以下に設定され、より好ましくは3mm以上でかつ10mm以下に設定される。特に、突起部10と被嵌合部11が複数ある場合に寸法差d2−d1が小さ過ぎると、特定の突起部10と被嵌合部11の組合わせについて嵌め合わせることができても、他の組合わせについて突起部10と被嵌合部11との位置が合致せず嵌め合わせることができなくなるおそれがある。そのため、上述のようにある程度の寸法差d2−d1をもたせることで、複数の突起部10同士および被嵌合部11同士の位置精度をそれほど高めなくても確実に全ての突起部10を被嵌合部11に嵌め合わせることが可能となる。なお、ここでいう突起部10の最大外径寸法とは、突起部10を平面視した(突出方向から見た)状態において、突起部10と外接する円の最大直径を意味するものとする。また、ここでいう最大内径寸法とは、被嵌合部11を平面視した状態において、被嵌合部11の輪郭と外接する円の最大直径を意味するものとする。
【0044】
また、被嵌合部11の最大内径寸法d2は、例えば5mm以上でかつ50mm以下に設定されるのがよく、好ましくは10mm以上でかつ40mm以下に設定されるのがよく、より好ましくは15mm以上でかつ30mm以下に設定されるのがよい。このように設定することで、被嵌合部11が設けられている部材である緩衝板8自体の強度を確保しながら、緩衝板8を確実に背面支持部5に固定することが可能となる。
【0045】
また、突起部10の突出高さ(ここでは背面支持部5の前面5aを基準とした高さ寸法)h1は、図6に示すように、緩衝板8の厚み寸法h2よりも小さく設定される。これによりガラス板Gを確実に緩衝板8の前面8aの全域で支持することが可能となる。
【0046】
保持部7は、本実施形態では、図1に示すように、ベルト13と、押さえ部材としての押さえバー14並びにサイドストッパ15とを主たる要素として構成される。このうちベルト13は、例えばラチェット部16を備えたもの(いわゆるラチェットベルト)で、背面支持部5の後方に配設されるフック17に掛けて、二重にした状態で、押さえバー14の前面(ガラス板積層体3と背反する側の表面で、ベルト13と面接触する接触面14a)上でラチェット部16等により締め付けた状態で固定される。また、この際、ガラス板積層体3の最も前面側には、図1及び図7に示すように、前面側の受け板18が載置され、前面側の受け板18のさらに前面側にはフレーム板19が載置されている。フレーム板19にはフック20が設けられており、このフック20に押さえバー14を載せた状態で、押さえバー14を、ガラス板積層体3と前面側の受け板18及びフレーム板19と共にベルト13で背面支持部5側に押圧可能としている。
【0047】
このうち、押さえバー14は、図8に示すように、その長手方向をガラス板積層体3の幅方向に合わせた状態でベルト13に取り付けられる(ガラス板積層体3の前面側に配設される)。本実施形態では、二本の押さえバー14がガラス板積層体3の幅方向に沿って配設されている。また、この際、突起部10並びに被嵌合部11と、押さえバー14とは鉛直方向で互いにずれた位置関係にある。言い換えると、突起部10並びに被嵌合部11は、押さえバー14の押圧方向直下にはない。
【0048】
このように、本発明に係るパレット2では、互いに隣り合う背面支持部5と緩衝板8の一方、本実施形態では背面支持部5に、緩衝板8に向けて突出する突起部10を設けると共に、他方となる緩衝板8に、突起部10と嵌り合う被嵌合部11を設けた。これにより、突起部10と被嵌合部11とが緩衝板8の自重によりその鉛直方向上側で係合した状態となる(図5及び図6を参照)。よって突起部10と被嵌合部11との間に十分な大きさの摩擦力を発生させて、緩衝板8と背面支持部5とを相互に固定することができる。このように固定すれば、緩衝板8を背面支持部5に接着で固定する必要はないため、輸送時の温度変化に際しても、突起部10と被嵌合部11との係合状態を維持しながら、各々の部材5,8が互いに拘束されることなく自由に熱変形を生じさせることができる。従って、背面支持部5と緩衝板8との間で所定の固定力を保つことができ、問題となるような緩衝板8のずれを防止して、輸送時におけるガラス板Gの破損を可及的に防止することが可能となる。
【0049】
以上、本発明に係るガラス板梱包用パレット並びにガラス板梱包体の第一実施形態を説明したが、このパレット並びに梱包体は、当然に本発明の範囲内において任意の形態を採ることができる。
【0050】
<本発明の第二実施形態>
例えば突起部10と被嵌合部11の形状について、第一実施形態ではともに円形状としたが、もちろんこれ以外の形状とすることも可能である。図9は、本発明の第二実施形態に係る突起部23と被嵌合部24を平面視した図である。この図に示すように、本実施形態に係る突起部23と被嵌合部11はともに多角形状(図9では五角形状)をなすもので、鉛直方向上側の主に二辺で面接触することが可能となっている。この構成によれば、突起部23と被嵌合部24の寸法管理(加工精度など)をそれほど高精度に行わなくても、確実に所定の面積で接触させて相応の摩擦力を発生させることが可能となる。
【0051】
<本発明の第三実施形態>
また、以上の実施形態では突起部10,23と被嵌合部11,24とが互いに相似形状である場合を例示したが、もちろん互いに非相似となるように形成することも可能である。図10は、本発明の第三実施形態に係る突起部25と被嵌合部26を平面視した図である。この図に示すように、本実施形態に係る突起部25は略矩形状をなすのに対し、被嵌合部26は円形状をなしている。この構成によっても、突起部25と被嵌合部26の寸法管理をそれほど高精度に行わなくても確実に所定の部位(例えば突起部25の鉛直方向上側の二つの角部)で被嵌合部26の内周面と接触させて相応の摩擦力を発生させることが可能となる。
【0052】
<本発明の第四実施形態>
また、以上の実施形態では、突起部10,23,25と被嵌合部11,24,26が何れもガラス板Gの積層方向で平面視形状が一定である場合を例示したが(図6等を参照)、もちろん、これ以外の形態をとることも可能である。図11は、本発明の第四実施形態に係る突起部27と被嵌合部28の断面図を示している。この図に示すように、本実施形態に係る突起部27は、その基端側から先端側に向かうにつれて縮径する部分円錐形状をなしている。この場合、被嵌合部28は、図11に示すように内径寸法が一定の円環形状としてもよく、あるいは図示は省略するが、突起部27と同様、内径寸法が減少する(縮径)する部分円錐形状としてもよい。このように構成することで、緩衝板8の背面支持部5への重ね合せ時、被嵌合部28が突起部27の外周面27aが被嵌合部28と当接することで被嵌合部28を適正な位置に案内する作用が期待できる。従って、容易に緩衝板8を背面支持部5上に取り付けることが可能となる。
【0053】
<本発明の第五実施形態>
図12は、本発明の第五実施形態に係る突起部29と被嵌合部30の断面図を示している。この図に示すように、本実施形態に係る突起部29は、断面視でいわゆるカギ型(フック型)形状をなしている。すなわち、突起部29は、その突出方向から見た場合にその突出方向先端側で最大外径寸法となる形状をとっている。具体的には、突起部29の先端から突起部29の突出方向と略直交する向き(前面5aに沿った方向)に伸びる鍔部31が形成されている。また、被嵌合部30は、緩衝板8の前面8aとは反対側の表面に開口形成された有底穴形状をなすもので、その底部から緩衝板8の厚み方向と略直交する向きに伸びる横穴部32が形成されている。これにより、緩衝板8を背面支持部5上に配置して、突起部29を被嵌合部30に嵌め合せた状態から、緩衝板8を背面支持部5の前面5a上で斜め下方にスライドさせることで、鍔部31と横穴部32とが係合し、相互に固定される。このように固定されることで、緩衝板8の前面8a側への倒れ込み(突起部29からの被嵌合部30の抜け)を確実に防止できる。
【0054】
<本発明の第六実施形態>
また、突起部や被嵌合部は、平面視した状態で所定の方向にそって一定の長手方向寸法を有するものであってもよい。図13は、その一例(本発明の第六実施形態)に係る突起部33と被嵌合部34を平面視した図を示している。この図に示すように、本実施形態に係る突起部33はいわゆるリブ形状をなすと共に、被嵌合部34は長穴形状をなしている。このようにすることで、突起部33と被嵌合部34とをその長手方向の広範囲にわたって面接触させることができるので、さらなる固定力の向上が期待できる。
【0055】
以上のように、突起部と被嵌合部は、ガラス板Gの積層方向に重ね合わせた際に、互いに嵌り合う限りにおいて、任意の形状及び組み合わせをとることが可能である。
【0056】
<本発明の第七実施形態>
また、複数の突起部10がある場合、すべての突起部10が同じ形状ないし姿勢である必要はない。図14は、その一例(本発明の第七実施形態)に係る突起部35a〜35cを平面視した図を示している。この図に示すように、本実施形態に係る突起部35a〜35cはそれぞれ、その突出方向に対し垂直な面内において長手方向(例えば突起部35a〜35cと外接円との接点のうち最も遠い二つの接点を結ぶ直線の向き)を有する形状をなし、かつ長手方向を互いに異ならせている。具体的には、緩衝板8の幅方向に沿って配設される三個の突起部35a,35b,35cのうち、幅方向左側の突起部35aの長手方向が斜め左上と斜め右下とを通過する向きであるのに対し、幅方向中央の突起部35bの長手方向は鉛直上方と下方とを通過する向きであり、幅方向右側の突起部35cの長手方向は斜め右上と斜め左下とを通過する向きとなっている。このように長手方向が互いに異なる突起部35a〜35cを設けることで、仮に緩衝板8が斜め左上にずれる向き、すなわち一つの突起部35aと被嵌合部36との係合状態が解消される向きの力を受けた場合であっても、他の突起部35b,35cと被嵌合部36との係合状態は維持される。よって、不意の衝撃等に対しても緩衝板8が背面支持部5から外れ難くなる効果が期待できる。
【0057】
<本発明の第八実施形態>
また、以上の実施形態では、緩衝板8の幅方向に沿って配設される3つ以上の突起部10が同一の仮想直線X1上にある場合を例示したが(図4等を参照)、もちろんこれ以外の配置態様をとることも可能である。図15は、その一例(本発明の第八実施形態)に係る突起部10及び被嵌合部11の配置態様を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係る複数の突起部10及び被嵌合部11のうち、まず緩衝板8の鉛直方向上側に位置する三つの突起部10並びに被嵌合部11について、二つ(幅方向左側及び中央)の突起部10並びに被嵌合部11が同一の仮想直線X1上に配設される一方で、他の一つ(幅方向右側)の突起部10並びに被嵌合部11は上記仮想直線X1上から外れた位置に配設されている。また、緩衝板8の鉛直方向下側に位置する三つの突起部10並びに被嵌合部11について、二つ(幅方向左側及び右側)の突起部10並びに被嵌合部11が同一の仮想直線X2上に配設される一方で、他の一つ(幅方向中央)の突起部10並びに被嵌合部11は上記仮想直線X2上から外れた位置に配設されている。このように突起部10並びに被嵌合部11を配置した場合には、全ての突起部10を同一の仮想直線X1,X2上に配設した場合(図4等)と比べて、緩衝板8の変形に対して優れた抵抗力を発揮する効果が期待できる。
【0058】
<本発明の第九実施形態>
また、以上の実施形態では、緩衝板8が底辺支持部6の上面6aと当接した状態で背面支持部5に固定される場合(図3等を参照)を例示したが、もちろんこれ以外の形態をとることも可能である。図16は、本発明の第九実施形態に係る緩衝板8と底辺支持部6との位置関係を説明するための図で、同図に示すように、緩衝板8は、その下端と底辺支持部6の上面6aとの間に所定の隙間gを設けた状態で背面支持部5に支持されている。このように構成すれば、緩衝板8が背面支持部5に常に吊り下げられた状態となるため、突起部10と被嵌合部11の形状精度ないし位置精度のばらつきが多少あったとしても、突起部10と被嵌合部11とがその上側で確実に係合する。よって、緩衝板8を背面支持部5に安定的に支持することが可能となる。
【0059】
以上、突起部と被嵌合部、並びに緩衝板と背面支持部のとり得る構成について説明したが、もちろんこれら以外の要素についても任意に構成が可能である。すなわち、底辺支持部と、背面支持部と、緩衝板とを備えたガラス板梱包用パレットにおいて、背面支持部と緩衝板の一方に、他方に向けて突出する突起部が設けられると共に、他方に、突起部と嵌り合う被嵌合部が設けられる限りにおいて、その他の構成は任意であり、上述した説明に係る事項並びに図示された事項には限定されないことはもちろんである。例えば以上の説明では、背面支持部5に突起部10を設け、緩衝板8に被嵌合部11を設けた場合を例示したが、背面支持部5に被嵌合部11を設け、緩衝板8に突起部10を設けるようにしてもよい。あるいは、少なくとも一つの突起部10と、二以上の被嵌合部11を背面支持部5に設け、二以上の突起部10と、少なくとも一つの被嵌合部11を緩衝板8に設けるようにしてもよい。
【0060】
また、以上の説明では、ガラス板Gの間に合紙Iを介して積層する場合を例示したが(図1等)、もちろん合紙Iを省略してガラス板Gのみを積層する場合にも本発明に係るガラス板梱包用パレットを適用することは可能である。
【符号の説明】
【0061】
1 ガラス板梱包体
2 ガラス板梱包用パレット
3 ガラス板積層体
4 基台部
5 背面支持部
6 底辺支持部
7 保持部
8 緩衝板
10,23,25,27,29,33 突起部
11,24,26,28,30,34 被嵌合部
13 ベルト
14 押さえバー
15 サイドストッパ
19 フレーム板
G ガラス板
I 合紙
d1 突起部の最大外径寸法
d2 被嵌合部の最大内径寸法
h1 突起部の突出高さ
h2 緩衝板の厚み寸法
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16