(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記施術テンプレート取得部は、前記患者の症状に対応付けられた前記施術テンプレートを選択候補としてユーザインタフェースに表示させ、当該選択候補から選択された前記施術テンプレートに含まれる前記施術情報を取得する、請求項1記載の鍼灸治療支援装置。
前記施術テンプレートを、鍼灸治療の対象となる症状並びに前記施術情報の入力内容に基づいて生成し、前記記憶手段に記憶させる施術テンプレート設定部をさらに備えた、請求項1又は2に記載の鍼灸治療支援装置。
前記施術テンプレート設定部は、予め前記記憶手段に記憶された前記電子カルテを前記記憶手段から読み込み、当該電子カルテに含まれる前記施術情報に基づいて、当該電子カルテの対象である前記患者の症状と当該施術情報とを対応付けた前記施術テンプレートを生成する、請求項3に記載の鍼灸治療支援装置。
前記電子カルテ設定部は、複数の前記施術テンプレートが選択されて取得された場合に、当該複数の前記施術テンプレートに含まれる前記施術情報を統合して前記電子カルテに適用し、当該複数の前記施術テンプレートの前記施術情報において重複する前記施術箇所が含まれているときには、当該施術箇所についてはいずれか1つの前記施術情報における前記鍼灸製品の使用数のみを前記在庫数から差し引く、請求項7に記載の鍼灸治療支援装置。
前記施術情報において、経穴以外の箇所が前記施術箇所として指定されている場合に、当該施術箇所からの距離が最も近い経穴を特定し、当該経穴が前記施術箇所として指定されているものとして施術内容を分析する、請求項9に記載の鍼灸治療支援装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
<1 全体構成>
図1は、第1実施形態における鍼灸治療支援システムの一例の全体構成を示す。鍼灸治療支援システムは、鍼灸院端末10を備える。
【0010】
鍼灸院端末10は、鍼灸治療を行う鍼灸院で使用される情報処理装置である。鍼灸院端末10としては、例えば、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイルデバイス(例えば、スマートフォンやPDA等)、もしくは他の任意の種類のデバイスを適用可能である。本実施形態においては、鍼灸院端末10はタブレットコンピュータであるものとして説明する。鍼灸院端末10のユーザは、主として鍼灸師を想定しており、本実施形態においては、鍼灸院端末10のユーザが鍼灸師であるものとして説明するが、これに限定されるものではない。
【0011】
鍼灸院端末10は、鍼灸治療支援プログラムが当該鍼灸院端末10において実行されることによってその機能が実現される、鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106を備える。また、当該鍼灸院端末10が備える記憶装置(記憶手段)において、鍼灸情報記憶部111、施術テンプレート記憶部112、患者情報記憶部113、電子カルテ記憶部114及び予診票記憶部115を備える。さらに、鍼灸院端末10は、入出力部121を備える。
【0012】
以下、鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106の主な機能について説明する。
【0013】
鍼灸情報設定部101は、入力手段及び出力手段の両方として機能するタブレットの画面(タッチパネル)上に表示されるユーザインタフェース介して入力された、鍼灸治療の施術における手技及び当該手技において用いる鍼灸製品の内訳を含む鍼灸情報を、鍼灸情報記憶部111に記憶させる。このように鍼灸情報記憶部111において予め記憶された鍼灸情報は、後述する施術テンプレートや電子カルテの入力の際に使用される。
【0014】
施術テンプレート設定部102は、ユーザインタフェースを介し、鍼灸治療の対象となる症状と当該症状に対する施術箇所並びに当該施術箇所において行う手技及び当該手技に対応する鍼灸情報を含む施術情報との入力を受け付ける。そして、入力内容に基づき、施術テンプレート名と施術情報とを対応付けた施術テンプレートを生成し、施術テンプレート記憶部112に記憶させる。ここで、本実施形態における症状とは、痛み等が生じている部位も含めた内容を有するものとする。なお、本実施形態では、症状を示す情報を、施術テンプレート名に含めるものとする。
【0015】
患者情報設定部103は、ユーザインタフェースを介して入力された患者に関する基本情報、例えば、患者の氏名、性別、年齢、職業や連絡先等の情報を、患者情報記憶部113に設定する。通常、当該患者情報は、鍼灸院において新規の患者が来たときに設定する。
【0016】
電子カルテ設定部104は、患者に対する鍼灸治療の際に、当該患者の電子カルテを生成し、電子カルテ記憶部114に記憶させる。電子カルテには、例えば、当該患者の患者情報と、ユーザインタフェースを介して入力された患者の症状及び施術情報が含まれる。このとき、電子カルテ設定部104は、後述する施術テンプレート取得部105において取得された施術テンプレートに含まれる施術情報を電子カルテに適用することができる。また、電子カルテ設定部104は、後述する予診票設定部106によって予診票記憶部115に記憶された予診票に含まれる患者の症状に関する情報を、電子カルテに適用することも可能である。
【0017】
施術テンプレート取得部105は、施術テンプレート記憶部112に記憶されている施術テンプレートの一覧を画面表示させ、当該施術テンプレートの中から鍼灸師により患者の症状に基づいて選択された施術テンプレートを、施術テンプレート記憶部112から読み出して取得する。
【0018】
予診票設定部106は、ユーザインタフェースを介して入力された患者の施術前の症状を示す情報に基づき、当該情報を含んだ患者個人の予診票を生成し、予診票記憶部115に記憶させる。
【0019】
次に、鍼灸情報記憶部111、施術テンプレート記憶部112、患者情報記憶部113、電子カルテ記憶部114及び予診票記憶部115に記憶されるデータについて説明する。
鍼灸情報記憶部111には、施術における手技及び鍼灸情報が記憶される。具体的には、手技種別(例えば、置鍼、通電、灸頭鍼、円皮鍼、単刺、灸等)と、鍼灸情報の一例としての、鍼灸製品の種別、鍼灸鍼の番号(太さ)、鍼灸鍼の長さ、手技における鍼の刺入の角度及び深度とが含まれる。
【0020】
施術テンプレート記憶部112には、施術テンプレートの情報が記憶される。施術テンプレートには、一例として、施術テンプレート名と、施術箇所並びに各施術箇所における手技及び鍼灸情報とが含まれる。当該施術テンプレート記憶部112に記憶される施術テンプレートには、施術テンプレート設定部102により生成されて記憶された施術テンプレートと、予め外部において生成され、システム管理者による操作等によって記憶された施術テンプレート(例えば、当該鍼灸情報支援システムが提供される際にシステム管理者等によって予め生成されたり、当該システムの運用中に新たに提供されたりする施術テンプレート等)の両方が含まれ得る。
【0021】
患者情報記憶部113には、患者に関する基本情報である患者情報が予め記憶される。患者情報には、一例として、患者の氏名、性別、年齢、職業や連絡先が含まれる。
電子カルテ記憶部114には、患者個人の電子カルテの情報が記憶される。電子カルテは、一例として、患者の氏名等の患者情報、診療日、鍼灸師の担当者、患者の症状、施術箇所並びに施術箇所における手技及び鍼灸情報を含む。
【0022】
予診票記憶部115には、患者個人の予診票の情報が記憶される。予診票には、一例として、患者の氏名等の患者情報、施術前の患者の症状、既往歴、生活習慣等の情報が含まれる。
【0023】
入出力部121は、鍼灸院端末10が備える入力手段のデバイス及び出力手段のデバイスとのインタフェースとして機能する各種ドライバ等である。
【0024】
<2 プログラムの処理説明>
次に、前述した鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106において実行される処理について、これらの処理により表示される画面例を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態における鍼灸治療支援プログラムの基本機能として、全ての患者に共通して適用可能な各種設定を行う機能、及び、電子カルテをはじめとした患者個人に関連する情報の設定や使用を行う機能がある。
【0025】
<2.1 各種設定機能に関連する処理>
まず、前述の基本機能のうち、全ての患者に共通して適用可能な各種設定を行う機能について説明する。
図2は、各種設定を行う機能に関連する鍼灸情報設定部101及び施術テンプレート設定部102によって実行される処理の一例について、画面遷移及び記憶手段へのアクセスとともに表した説明図である。
図3は、前述した基本機能を示す基本画面のうち、各種設定画面500の一例を表示した状態を示す。基本画面においては、相互に他の基本機能を実現する基本画面へと画面遷移するためのユーザインタフェースとして、画面下部に、患者情報画面リンク1001及び各種設定画面リンク1002が表示されている。なお、本明細書で説明する画面上の全てのユーザインタフェースの種類(例えば、リンクやボタン、テキストボックス、プルダウン等)は、いずれも例示に過ぎず、本明細書の説明で用いた種類に限定されるものではない。
【0026】
各種設定画面500には、前述した基本画面間のリンクの他、鍼灸情報設定画面510へ画面遷移するための鍼灸情報設定ボタン501及び施術テンプレート設定画面530へ画面遷移するための施術テンプレート設定ボタン502が表示されている。
【0027】
<2.1.1 鍼灸情報設定処理>
鍼灸師の操作により各種設定画面500において鍼灸情報設定ボタン501が押下されると、鍼灸情報設定部101が、
図4に例示する鍼灸情報一覧画面510を表示させる(
図2のS11)。このとき、鍼灸情報設定部101は、鍼灸情報記憶部111から鍼灸情報を読み込み、鍼灸情報一覧画面510に、鍼灸情報一覧511としてリスト表示させる(S12)。鍼灸情報一覧511のそれぞれの鍼灸情報の行には、それぞれの鍼灸情報を更新するための編集ボタン512及びそれぞれの鍼灸情報を削除するための削除ボタン513が表示されている。さらに、鍼灸情報一覧画面510には、新たな鍼灸情報を登録するための新規登録ボタン514が表示されている。
【0028】
鍼灸情報一覧画面510の新規登録ボタン514がユーザにより押下されると、鍼灸情報設定部101は、
図5に例示する鍼灸情報設定画面520を表示させる(S13)。鍼灸情報設定画面520には、一例として、手技を選択する手技選択欄521が表示されており、選択可能な手技として、置鍼、通電、灸頭鍼、円皮鍼及び単刺が表示されている。さらに、当該手技に対応する鍼灸情報を入力する入力欄として、鍼灸製品の種別522、番号(太さ)523、長さ524、鍼の刺入における角度525及び深度526の入力欄が表示されている。鍼灸製品の種別522の入力欄では、手技選択欄521において選択された手技に応じた種別が選択可能になるように構成されている。例えば、手技として置鍼が選択された場合には、毫鍼の各種種別が選択可能になり、通電が選択された場合には、通電機器の各種種別が選択可能となる。同様に、鍼灸製品の種別522で選択した種別に応じて、番号(太さ)523、長さ524、角度525及び深度526で入力可能な情報が変化する。例えば、手技として置鍼が選択された場合には、鍼灸製品の種別522、番号(太さ)523、長さ524、角度525及び深度526の全ての入力欄において入力が可能となるが、円灸鍼が選択された場合には、鍼灸製品の種別522、番号(太さ)523及び長さ524のみの入力が可能となる。また、例えば、通電が選択された場合には、入力欄の項目自体が変化し、通電時間等を入力できるようにしてもよい。
【0029】
なお、鍼灸情報の入力は必須ではなく、施術箇所が指定されたときに、当該施術箇所において施術する手技のみ選択するようにしてもよい。また、本実施形態において表示されている手技選択欄521で表示されている手技は一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。同様に、鍼灸情報は、前述した各項目で入力される情報に限定されるものではなく、他の任意の情報を含み得る。さらに、前述の鍼灸情報の入力欄は設計態様の一例に過ぎず、例えば、全部又は一部の入力欄において鍼灸師が手入力できるようにすることも可能である。
【0030】
なお、鍼灸情報設定画面520には、さらに、入力した手技及び鍼灸情報を登録するための鍼灸情報登録ボタン527が表示されている。なお、この鍼灸情報設定画面520をはじめ、全ての画面において、必要に応じて処理を中断するためのキャンセル機能や1つ前の画面に戻る機能等が備わっているが、本明細書及び図面では表記及び説明を省略している。
【0031】
鍼灸情報設定画面520において鍼灸情報登録ボタン527が押下されると、鍼灸情報設定部101は、鍼灸情報設定画面520における手技選択欄521で選択された手技と、鍼灸製品の種別522、番号(太さ)523、長さ524、角度525及び深度526の各入力欄で入力された鍼灸情報とを、鍼灸情報記憶部111に記憶させる(S14)。
【0032】
なお、
図2における図示を省略しているが、鍼灸情報一覧画面510の鍼灸情報一覧511における各鍼灸情報の行において編集ボタン512が押下されると、鍼灸情報設定画面520の各入力欄に当該鍼灸情報が入力された状態の画面が表示される。そして、当該画面において入力内容を変更して鍼灸情報登録(変更)ボタン527を押下することによって、鍼灸情報記憶部111に記憶された鍼灸情報を任意に更新することができる。また、鍼灸情報一覧511における各鍼灸情報の行において削除ボタン513が押下されると、当該鍼灸情報を鍼灸情報記憶部111から削除することができる。
【0033】
<2.1.2 施術テンプレート設定処理>
ユーザの操作により各種設定画面500において施術テンプレート設定ボタン502が押下されると、施術テンプレート設定部102が、
図6に例示する施術テンプレート一覧画面530を表示させる(
図2のS21)。このとき、施術テンプレート設定部102は、施術テンプレート記憶部112から施術テンプレートを読み込み、施術テンプレート一覧画面530に、施術テンプレート一覧531としてリスト表示させる(S22)。施術テンプレート一覧531のそれぞれの鍼灸情報の行には、それぞれの施術テンプレートを更新するための編集ボタン532及びそれぞれの施術テンプレートを削除するための削除ボタン533が表示されている。さらに、施術テンプレート一覧画面530には、新たな施術テンプレートを登録するための新規登録ボタン534が表示されている。
【0034】
施術テンプレート一覧画面530の新規登録ボタン534がユーザにより押下されると、施術テンプレート設定部102は、
図7に例示する施術テンプレート設定画面540を表示させる(S23)。
【0035】
施術テンプレート設定画面540には、施術テンプレートの名称の入力欄である施術テンプレート名541、人体図上で施術箇所及び当該施術箇所において行う手技を示す施術情報を入力する施術入力欄542が表示されている。鍼灸師は、これから設定する施術テンプレートの名称を施術テンプレート名541に入力する。このとき、鍼灸治療の対象となる症状のうち、当該施術テンプレートにおいて設定する施術情報の対象となる症状を示す情報を、施術テンプレート名に含めるものとする。なお、症状を示す情報とは、例えば、症状が明示されていなくても(例えば通番等)、ユーザが当該情報からどの症状に対して生成された施術テンプレートであるかを何らかの方法で識別できる情報であれば、全て対象とし得る。
【0036】
次に、鍼灸師は、施術入力欄542の人体図上において、施術箇所及び当該施術箇所において行う手技の入力を行う。この施術箇所は複数箇所存在することが一般的であるが、これに限定されるものではない。当該施術入力欄542では、骨格及び皮膚ボタン543又は筋肉ボタン544を押下することにより、
図7で示している骨格及び皮膚を表す人体図を表示するか、
図8で示している筋肉を表す人体図を表示するかのいずれかに切り替えることが可能である。また、施術入力欄542では、人体マーク545において人体の部位をタップすることにより、タップした部位の人体図が拡大表示される。さらに、施術入力欄542では、人体図の表示方向(正面図、背面図、左側面図又は右側面図)を指定する表示方向切替ボタン546を押下することにより、人体図の表示方向を切り替えることが可能である。
【0037】
当該人体図上において、ユーザが施術箇所をタップ等の操作により指定すると、当該箇所に、例えば、デフォルト値として置鍼のアイコン547が表示される。このとき、
図7のように人体図が骨格及び皮膚で表示されており、かつ、経穴が表示されている場合、ユーザは、施術箇所として経穴のいずれかを指定することが可能である。なお、このように経穴が表示されている場合でも、ユーザは、経穴以外の任意の場所を指定することも可能である。また、
図8のように人体図が筋肉で表示されている場合には、ユーザは、筋肉の位置を参照しながら経穴に関係なく任意の場所を施術箇所として指定することが可能である。施術テンプレート設定部102は、施術箇所が経穴と一致している場合には、施術箇所を示す情報を経穴の名称とすることができ、経穴以外の場所である場合には、例えば、施術箇所を示す情報を人体図上の座標情報とすることができる。この座標情報は、人体図全体における絶対位置を示す数値でもよいし、例えば、周辺にあるいずれかの経穴の位置を基準とし、当該経穴からみてどの位置にあるかを示す数値としてもよい。このような2種類のユーザインタフェースが設けられていることにより、鍼灸師は自身の施術方針に応じた方法で施術場所を柔軟に指定することができる。
【0038】
ここで、デフォルト値として置鍼のアイコン547が表示されたとき、画面下部の鍼灸情報欄548には、鍼灸情報記憶部111に記憶された鍼灸情報のうちの1つがデフォルト値として表示される(S24)。なお、アイコン547や鍼灸情報欄548のデフォルト値をどれにするかについては、鍼灸情報設定部101によって鍼灸情報を設定するときに併せて設定しておけるようにしてもよい。そして、鍼灸師が当該デフォルト値とは異なる手技や鍼灸情報を施術情報に含めて設定したい場合には、鍼灸情報欄548をタップ等の操作により指定することで、施術テンプレート設定部102が、
図9に例示する鍼灸情報選択画面550を表示させる(S25)。そして、施術テンプレート設定部102は、鍼灸情報記憶部111に記憶されている鍼灸情報を読み込み、鍼灸情報選択画面550の鍼灸情報選択候補551に表示させる(S26)。そして、鍼灸情報選択候補551において、鍼灸師が施術情報に含めるべく選択する鍼灸情報に対応するチェックボックスにチェックを入れて選択ボタン552を押下すると、施術テンプレート設定部102は、再び施術テンプレート設定画面540を表示させ(S27)、鍼灸情報欄548に、選択(指定)された鍼灸情報を表示させる。また、鍼灸師は、鍼灸情報記憶部111に記憶されている鍼灸情報以外の鍼灸情報を施術テンプレートに設定したいときには、鍼灸情報選択画面550において、直接入力ボタン553を押下する。すると、施術テンプレート設定部102は、鍼灸情報個別設定画面560を表示させる(S28)。なお、鍼灸情報個別設定画面560は、鍼灸情報設定画面520と構成が同じであるため、図示を省略する。鍼灸情報個別設定画面560で鍼灸情報が入力されて鍼灸情報登録(設定)ボタンが押下されると、再び施術テンプレート設定画面540を表示させ(S29)、鍼灸情報欄548に、入力された鍼灸情報を表示させる。
【0039】
なお、このようにしてすでに施術情報が入力された施術箇所のアイコン547が再度指定されると、鍼灸情報欄548には、すでにS25からS29の処理で入力された鍼灸情報が表示され、さらに変更入力を行うことも可能である。
【0040】
ユーザが施術テンプレート設定画面540において全ての入力を終えて施術テンプレート登録ボタン549を押下すると、施術テンプレート設定部102は、当該施術テンプレート設定画面540で入力された(鍼灸情報選択画面550及び鍼灸情報個別設定画面560で入力された内容も含む)、施術テンプレート名、施術箇所、各施術箇所における手技及び鍼灸情報を含んだ施術テンプレートを生成し、施術テンプレート記憶部112に記憶させる(S28)。
【0041】
なお、
図2における図示を省略しているが、施術テンプレート一覧画面530の施術テンプレート一覧531における各施術テンプレートの行において編集ボタン532が押下されると、施術テンプレート設定画面540の各入力欄に当該施術テンプレートの情報が入力された状態の画面が表示される。そして、当該画面において入力内容を変更して鍼灸情報登録(変更)ボタン549を押下することによって、施術テンプレート記憶部112に記憶された施術テンプレートを任意に更新することができる。また、施術テンプレート一覧531における各施術テンプレートの行において削除ボタン533が押下されると、当該施術テンプレートを施術テンプレート記憶部112から削除することができる。
【0042】
<2.2 患者個人に関する情報設定機能>
次に、前述の基本機能のうち、患者個人に関する情報設定機能について説明する。
図10は、患者個人に関する情報設定機能に関連する患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106によって実行される処理について、画面遷移及び記憶手段へのアクセスとともに表した説明図である。
【0043】
<2.2.1 患者情報設定処理>
図11は、前述した基本機能を示す基本画面のうち、患者情報設定部103によって表示された患者一覧画面570の一例を示す。患者一覧画面570においては、各種設定画面500と同様に、画面下部に患者情報画面リンク1001及び各種設定画面リンク1002が表示されている。また、患者一覧画面570には、患者情報記憶部113に記憶された患者情報におけるそれぞれの患者の名称がリスト表示された患者一覧571が表示されている(
図10のS31)。患者一覧571のそれぞれの患者情報の行には、それぞれの患者情報の詳細を参照するための詳細ボタン572が表示されている。さらに、患者一覧画面570には、新たな患者情報を登録するための新規登録ボタン573が表示されている。なお、本明細書においては、患者情報設定部103による患者情報の新規登録機能については説明を省略する。
【0044】
患者一覧571の詳細ボタン572がユーザにより押下されると、患者情報設定部103は、
図12に例示する患者詳細画面580を表示させる(S32)。このとき、患者情報設定部103は、患者情報記憶部113から患者情報を読み込み、患者詳細画面580に表示させる(S33)。なお、
図12では、患者情報の一例として氏名、年齢及び性別のみ表示させているが、さらに詳細な情報を表示させるようにしてもよい。また、患者情報設定部103は、電子カルテ記憶部114から既に記憶されている電子カルテの情報を読み込み、電子カルテ一覧581としてリスト表示させる(S34)。当該電子カルテ一覧581でそれぞれの電子カルテの行をタップ等の操作により指定すると、当該電子カルテの詳細情報を参照することができ、必要に応じて更新や削除を行うことができる。さらに、患者情報設定部103は、予診票記憶部115から既に記憶されている予診票の情報を読み込み、予診票一覧582としてリスト表示させる(S35)。当該予診票一覧582でそれぞれの予診票をタップ等の操作により指定すると、当該予診票の詳細情報を参照することができ、必要に応じて更新や削除を行うことができる。
【0045】
<2.2.2 電子カルテ設定処理>
患者詳細画面580においてカルテ追加ボタン583がユーザにより押下されると、電子カルテ設定部104は、
図13に例示する電子カルテ設定画面590を表示させる(
図10のS41)。電子カルテ設定画面590には、患者情報のほか、診療日591及び担当者592の入力欄が表示されている。また、電子カルテ設定画面590には、症状593の入力欄が表示されている。鍼灸師は、症状593に表示されている症状から患者の症状に当てはまるものをチェックする。すると、チェックされた症状が症状593の下に症状一覧594として表示される。症状一覧594では、鍼灸師は、患者の症状の発生時期及び症状のレベルについて入力することができる。なお、これらの症状についての入力は、後述する予診票設定部106によって予診票記憶部115に記憶された予診票に設定された症状を適用して入力してもよい。さらに、電子カルテ設定画面590には、施術情報を入力するための施術情報入力ボタン595が表示されている。
【0046】
電子カルテ設定画面590の施術情報入力ボタン595がユーザにより押下されると、電子カルテ設定部104は、
図14に例示する施術情報設定画面600を表示させる(S42)。施術情報設定画面600には、患者情報のほか、施術情報として、既に作成済みの施術テンプレートを使うための「施術テンプレートを使う」ボタン601が表示されている。鍼灸師により当該「施術テンプレートを使う」ボタン601が押下されると、施術テンプレート取得部105は、
図15に例示する施術テンプレート選択画面610を表示させる(S43)。このとき、施術テンプレート取得部105は、施術テンプレート記憶部112から少なくとも施術テンプレートの施術テンプレート名を読み込み、施術テンプレート選択画面610に、施術テンプレート選択候補611として、読み込んだ施術テンプレート名をリスト表示させる(S44)。鍼灸師は、施術テンプレート選択候補611において、電子カルテの作成対象の患者の症状に適合する施術テンプレートにチェックを入れて選択し、「カルテに適用」ボタン612を押下する。すると、施術テンプレート取得部105は、選択された施術テンプレートを施術テンプレート記憶部112から読み込んで取得する。そして、電子カルテ設定部104は、再び施術情報設定画面600を表示させ、施術入力欄602に、施術テンプレート取得部105において取得した施術テンプレートの施術情報を表示させる(S45)。
【0047】
ここで、施術テンプレート選択画面610では、施術テンプレート選択候補611において、複数の施術テンプレートにチェックを入れて選択することも可能である。例えば、
図15に示す例において、患者の症状に肩こりと腕のしびれの両方がある場合には、鍼灸師は、肩こりと腕のしびれの両方にチェックを入れて選択することができる。この場合、施術テンプレート取得部105は、複数の施術テンプレートを取得する。そして、電子カルテ設定部104は、取得された複数の施術テンプレートの施術情報を統合し、施術情報設定画面600の施術入力欄602において、これらを重畳させて表示する。なお、これらの複数の施術テンプレートの施術情報において重複する施術箇所が含まれている場合には、当該施術箇所についてはいずれか1つの施術テンプレートの施術情報を適用して表示する。
【0048】
また、施術テンプレート選択候補611を表示させる際に、患者の症状に対応付けられた施術テンプレート、すなわち、施術テンプレートを適用する症状として施術テンプレート名において設定されている症状が、電子カルテ設定画面590で入力された症状に一致する(適合する)施術テンプレートのみを、施術テンプレート選択候補611に表示させるようにすることも可能である。なお、この場合、施術テンプレート名に設定する症状を、少なくとも、電子カルテの設定において入力する症状とマッチングできるようなフォーマットで設定しておく必要がある。また、当該患者の症状に適合する施術テンプレートが1つのみの場合には、施術テンプレート選択画面610を表示させることなく、当該施術テンプレートを自動的に選択し、施術情報設定画面600の施術入力欄602に、当該施術テンプレートの施術情報を直接適用して表示させてもよい。
【0049】
当該施術情報設定画面600においては、前述した施術テンプレート設定画面540と同様に、骨格及び皮膚ボタン603、筋肉ボタン604、人体マーク605及び表示方向切替ボタン606が表示されており、これらを操作することによって人体図の表示を切り替えることができる。また、施術テンプレート設定画面540と同様に、当該人体図上において、鍼灸師が新たな施術箇所をタップ等の操作により指定すると、当該箇所に、デフォルト値として置鍼のアイコン607が表示される。そして、画面下部の鍼灸情報欄608には、鍼灸情報記憶部111に記憶された鍼灸情報のうちの1つがデフォルト値として表示される。また、例えば、施術テンプレートを適用した施術箇所に表示されたアイコン607をタップ等の操作により指定すると、当該施術箇所に設定された鍼灸情報が表示される。そして、鍼灸師がこれらのデフォルト値や設定値とは異なる手技や鍼灸情報を施術情報に含めて設定したい場合には、鍼灸情報欄608をタップすることにより、電子カルテ設定部104が、鍼灸情報選択画面620を表示させる(S46)。鍼灸情報選択画面620は、鍼灸情報選択画面550と同様であるため、図示を省略する。電子カルテ設定部104は、鍼灸情報記憶部111に記憶されている鍼灸情報を読み込んで鍼灸情報選択画面620に表示させ(S47)、選択された鍼灸情報を施術情報設定画面600に戻って表示させる(S48)。また、電子カルテ設定部104は、ユーザの操作に応じて、鍼灸情報選択画面620から、鍼灸情報個別設定画面630を表示させる(S49)。鍼灸情報個別設定画面630についても、鍼灸情報設定画面520と同様であるため、図示を省略する。そして、電子カルテ設定部104は、鍼灸情報個別設定画面630で入力された内容を、施術情報設定画面600に戻って表示させる(S50)。
【0050】
鍼灸師が施術情報設定画面600において全ての入力を終えて電子カルテ登録ボタン609を押下すると、電子カルテ設定部104は、電子カルテ設定画面590及び施術情報設定画面600で入力された(施術テンプレート選択画面610、鍼灸情報選択画面620及び鍼灸情報個別設定画面630で入力された内容も含む)、診療日、担当者、症状(発症時期及び症状レベルも含む)、施術箇所、各施術箇所における手技及び鍼灸情報を、患者情報と対応付けた電子カルテを生成し、電子カルテ記憶部114に記憶させる(S51)。
【0051】
<2.2.3 予診票設定処理>
患者詳細画面580において予診票追加ボタン584が鍼灸師により押下されると、予診票設定部106は、
図16に例示する予診票設定画面640を表示させる(S52)。予診票設定画面640には、患者情報のほか、症状641の入力欄が表示されている。鍼灸師は、症状641に表示されている症状から患者の症状に当てはまるものをチェックする。すると、電子カルテ設定画面590と同様に、チェックされた症状が症状641の下に症状一覧642として表示される。症状一覧642では、鍼灸師は、症状がいつから発生しているか、また、症状のレベルについて入力することができる。さらに、予診票設定画面640では、「その他の質問へ」のリンクをタップすることにより、他画面でさらに詳細な情報を入力することが可能であるが(例えば、既往歴や生活習慣等)、本明細書では説明を省略する。
【0052】
予診票設定画面640の予診票登録ボタン643が鍼灸師により押下されると、予診票設定部106は、予診票設定画面640で入力された、症状(発症時期及び症状レベルも含む)等の情報を、患者情報と対応付けて予診票記憶部115に記憶させる(S52)。
【0053】
<3 本実施形態による効果、変形例等>
このように、第1実施形態においては、鍼灸治療において患者に施術する際に、鍼灸治療の対象となる症状並びに当該症状に対する施術箇所及び当該施術箇所において行う手技を示す施術情報を含んだ施術テンプレートから、患者の症状に対応する施術テンプレートを選択して電子カルテに適用することが可能となる。したがって、例えば経験が比較的浅い鍼灸師であっても、鍼灸治療における施術方法を効率的かつ的確に特定することができ、治療の精度を向上させることが可能となる。さらに、このような施術テンプレートを、鍼灸師の入力により設定することができるため、鍼灸師が自分で予め設定しておいた施術テンプレートを患者の治療の際に使用することができるのはもちろんのこと、例えば、経験の多い鍼灸師が設定した施術テンプレートを、他の鍼灸師が、患者の治療の際に使用することもできる。
【0054】
また、このように施術テンプレートに含まれる施術情報を電子カルテに適用することができることにより、治療中における電子カルテの入力作業を大幅に簡略化することが可能となる。なお、本実施形態では、このように施術テンプレートを電子カルテに適用した場合においても、施術情報設定画面600において、患者の個別の治療内容にあわせ、施術情報の追記や修正を行うこともできる。このため、施術テンプレートの適用によって入力作業を軽減しつつも、患者個人に合わせた的確な施術情報を電子カルテに設定することが可能となる。
【0055】
また、前述したように施術テンプレートを適用する症状として設定されている症状が患者の症状に適合する施術テンプレートのみを、施術テンプレート選択候補611として表示させるようにする場合、鍼灸師が、患者の治療に適切な施術テンプレートをさらに容易に選択することができる。このとき、当該患者の症状に適合する施術テンプレートが1つのみの場合には、当該施術テンプレートの施術情報が電子カルテに直接適用されることで、施術テンプレートの活用がさらにし易くなる。
【0056】
ここで、施術テンプレートの施術情報には、必要に応じて、手技及び当該手技に対応する鍼灸情報を設定することができる。この鍼灸情報には、手技に応じて、例えば、鍼灸製品の内訳である鍼灸製品の種別、番号(太さ)、長さと、さらに、当該鍼灸製品を用いた手技における角度及び深度とを設定することが可能である。これにより、施術テンプレートによって示される施術情報がより具体的なものとなり、当該施術テンプレートに沿って治療を行う際における治療の再現度が向上する。したがって、施術テンプレートを使用する鍼灸師が、より的確な治療を行うことが可能となる。また、本実施形態では、このような鍼灸情報を電子カルテの生成の際にも設定することができる。このため、どのような鍼灸製品を用いてどのような治療を行ったかの具体的な治療記録を残すことができ、次回の治療においても参照することができる。なお、これらの鍼灸情報は、運用に応じて設定しないか、一部の内容のみ設定しておくことも可能である。また、鍼灸情報は、前述した内容に限定されるものではなく、任意の内容をさらに設定することが可能である。
【0057】
ここで、例えば、施術テンプレートの設定における施術テンプレート設定画面540や電子カルテの設定における施術情報設定画面600において、経穴以外の箇所が施術箇所として指定された場合に、指定された経穴以外の箇所から最も近い経穴を施術箇所の候補として表示し、当該経穴が施術箇所として指定されたものとして処理するようにしてもよい。また、指定された経穴以外の箇所からの距離が所定値よりも近い経穴を全て選択肢として表示し、当該選択肢の中から選択された経穴が施術箇所として指定されたものとして処理をしてもよい。
【0058】
また、このように施術テンプレート設定画面540や施術情報設定画面600において、経穴以外の箇所が施術箇所として指定された場合に、当該箇所から経穴までの距離に応じて区別された態様で経穴を表示させるようにしてもよい(例えば、ある箇所が施術箇所として指定された場合に、当該箇所から1センチ以内に存在する経穴を赤色で表示し、3センチ以内に存在する経穴を青色で表示する、といった態様や、当該箇所から3センチまで、5センチまでといった距離ごとに区別して経穴を一覧表示する、といった態様が考え得る)。
【0059】
さらに、例えば、施術テンプレート設定画面540や施術情報設定画面600において施術箇所として指定された経穴を、一覧表示する機能をさらに備えてもよい。当該経穴の一覧は、例えば、施術テンプレートや電子カルテの施術情報の入力中において、すでに指定された経穴を対象として表示させてもよいし、すでに生成されて記憶手段に記憶された施術テンプレートや電子カルテを参照する際に、これらに設定されている経穴の全部又は一部を対象として表示させてもよい。
【0060】
また、本実施形態によれば、鍼灸師が通常よく使用する手技及び鍼灸情報を鍼灸情報記憶部111に記憶させておき、施術テンプレートの入力作業や電子カルテの入力作業において選択することができる。これにより、施術テンプレートの入力作業や電子カルテの入力作業における手間を削減して簡略化することができ、鍼灸情報の入力ミスも減らすことが可能となる。
【0061】
なお、前述のように設定した施術テンプレートは、例えば、他の鍼灸院(鍼灸師)や、鍼灸治療のセミナー受講者等に対して販売したり共有したりことも可能である。そうすることで、業界全体において、鍼灸治療の精度をより向上させることが可能となる。
【0062】
また、本実施形態では、施術テンプレートを適用して電子カルテの入力を行っているが、逆に、電子カルテに設定された施術情報を施術テンプレートに適用することもできるように構成してもよい。具体的には、例えば、電子カルテ設定部114が表示する施術情報設定画面610において、施術入力欄602や鍼灸情報欄608の施術情報を施術テンプレートとして登録するボタン等を設けてもよい。そして、当該ボタンが鍼灸師により押下されたときに、施術テンプレート設定部102が、施術テンプレート名を入力するユーザインタフェースを表示させ、電子カルテの施術情報設定画面610において入力された施術情報を施術テンプレート名に対応させて、施術テンプレート記憶部112に記憶させるようにしてもよい。
【0063】
さらに、本実施形態の変形例として、鍼灸院における鍼灸製品の在庫情報を記憶手段において記憶しておき、当該鍼灸院において生成された電子カルテに含まれる鍼灸情報で示される鍼灸製品の数(すなわち使用数)を、予め記憶手段に記憶された、当該鍼灸院における当該鍼灸製品の在庫数から自動的に差し引くようにしてもよい。このとき、電子カルテの設定において複数の施術テンプレートが選択されて適用された場合において、当該複数の施術テンプレートの施術情報において重複する施術箇所が含まれている場合には、当該施術箇所については複数の施術テンプレートの中のいずれか1つの施術情報における鍼灸製品の使用数のみを在庫数から差し引くようにしてもよい。また、鍼の製造ロットナンバー等の記憶しておき、管理できるようにしてもよい。こうすることによって、鍼灸院において鍼灸製品の在庫管理をする際に、在庫の減少を別途入力する手間をかける必要がなく、電子カルテ情報を入力するだけで在庫情報を更新することが可能となる。また、それぞれの鍼灸製品の使用数に基づいて、所定期間における平均使用本数を算出し、当該平均使用本数に基づいて、鍼灸製品の在庫が不足する時期を予測するようにしてもよい。さらに、それぞれの鍼灸製品の納期を予め設定しておき、在庫が不足する時期から当該納期を逆算したタイミングで、注文の催促を行う警告を出力するようにしてもよい。
【0064】
[第2実施形態]
<1.全体構成>
図17は、第2実施形態における鍼灸治療支援システムの一例の全体構成を示す。鍼灸治療支援システムは、鍼灸院端末10、患者端末20、データサーバ30及び管理サーバ40を備える。鍼灸院端末10、患者端末20、データサーバ30及び管理サーバ40は、いずれも情報処理装置であって、例えば、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイルデバイス、もしくは他の任意の種類のデバイスを適用可能である。鍼灸院端末10、患者端末20、データサーバ30及び管理サーバ40は、ネットワーク50を介して相互に接続されている。ネットワーク50は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、及び同様のもののうちの任意の1つまたは複数を含むことができる。
【0065】
第2実施形態では、第1実施形態と異なり、鍼灸院端末10が備える記憶手段において設けられていた各記憶部が、データサーバ30が備える記憶手段において設けられている。また、鍼灸院端末10のみならず、患者端末20においても予診票情報を設定することが可能となっている。さらに、管理サーバ40からも、データサーバ30の各記憶部の情報にアクセスすることが可能となっている。なお、以下の説明では、主として第1実施形態と異なる構成についてのみ詳細に説明する。
【0066】
鍼灸院端末10は、鍼灸治療を行う鍼灸院において使用される。本実施形態の鍼灸治療支援システムでは、鍼灸院端末10が1つの場合のみならず、複数の鍼灸院で鍼灸院端末10が使用される(さらに、1つの鍼灸院内で複数の鍼灸院端末10が使用されることもあり得る)ことをも想定しており、鍼灸院端末10は複数存在し得る。鍼灸院端末10は、鍼灸治療支援プログラムが当該鍼灸院端末10において実行されることによってその機能が実現される、鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106を備える。また、鍼灸院端末10は、入出力部120及び通信部121を備える。
【0067】
鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106の主たる機能は第1実施形態と同様であるが、第1実施形態と異なる点として、いずれも通信部121を介して、データサーバ30が備える鍼灸情報記憶部311、施術テンプレート記憶部312、患者情報記憶部313、電子カルテ記憶部314及び予診票記憶部315にアクセスする。
【0068】
また、第2実施形態では、複数の鍼灸院端末10がそれぞれ異なる鍼灸院において使用され得るため、鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106による、データサーバ30の記憶部への全ての情報の書き込みにおいて、どの鍼灸院において設定された情報であるかを識別するための鍼灸院情報を付加する。そして、これらの各種情報は、原則として情報を設定した鍼灸院からのみアクセス可能とする。しかし、例えば、それぞれの情報に鍼灸院を指定したアクセス制御フラグを設定することにより、必要に応じて他の鍼灸院の鍼灸院端末10からのアクセスを可能にすることもできる。
【0069】
入出力部121は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
通信部122は、鍼灸院端末10とネットワーク50との間の通信を可能にするためのインタフェースとして機能する通信モジュールであり、例えば、モデムやLANカード等である。
【0070】
患者端末20は、鍼灸治療を受ける患者が使用する。本実施形態の鍼灸治療支援システムでは、患者端末20が複数の患者によって使用されることをも想定しており、患者端末20も複数存在し得る。患者端末20は、一例として、患者が持っているスマートフォン等が該当する。患者端末20は、鍼灸治療支援プログラムの一部が当該患者端末20において実行されることによってその機能が実現される、予診票設定部201を備える。また、患者端末20は、入出力部211及び通信部212を備える。
【0071】
予診票設定部201は、ユーザが患者であること、予診票が記憶されているのがデータサーバ30の記憶手段であることを除いては、第1実施形態において説明した鍼灸院端末10の予診票設定部106と同様の機能を有する。
【0072】
入出力部210は、患者端末20が備える入力手段のデバイス及び出力手段のデバイスとのインタフェースとして機能する各種ドライバ等である。
通信部211は、患者端末20とネットワーク50との間の通信を可能にするためのインタフェースとして機能する通信モジュールである。
【0073】
データサーバ30は、鍼灸院端末10及び患者端末20から書き込まれる情報を記憶装置(記憶手段)に記憶する情報処理装置である。データサーバ30は、当該データサーバ30が備える記憶手段において、鍼灸情報記憶部311、施術テンプレート記憶部312、患者情報記憶部313、電子カルテ記憶部314及び予診票記憶部315を備える。また、データサーバ30は、通信部321を備える。鍼灸院端末10、患者端末20及び管理サーバ40は、データサーバ30の通信部321と、データサーバ30で動作する、記憶手段への読み出し及び書き込みを行うためのモジュール(図示省略)とを介して当該記憶手段に必要に応じてアクセスし、鍼灸情報記憶部311、施術テンプレート記憶部312、患者情報記憶部313、電子カルテ記憶部314及び予診票記憶部315との間でデータの読み出し及び書き込みを行う。これらの各記憶部に記憶されるデータ構造は、第1実施形態における鍼灸情報記憶部111、施術テンプレート記憶部112、患者情報記憶部113、電子カルテ記憶部114及び予診票記憶部115と同様であるが、それぞれのデータに鍼灸院情報及び鍼灸院を指定したアクセス制御フラグが含まれている点で異なる。
【0074】
通信部321は、データサーバ30とネットワーク50との間の通信を可能にするためのインタフェースとして機能する通信モジュールである。
【0075】
管理サーバ40は、データサーバ30の記憶手段にアクセス可能なサーバである。管理サーバ40は、主として鍼灸治療支援システムのシステム管理者が使用する。なお、システム管理者とは、単にシステムの運用を保守管理する者に限定される意味ではなく、データサーバ30の記憶手段に記憶される情報を利用し得る全ての者(例えば、鍼灸製品の提供者等)を対象とし得る。管理サーバ40は、鍼灸治療支援プログラムの一部が当該管理サーバ40において実行されることによってその機能が実現される、治療情報分析部401を備える。また、管理サーバ40は、通信部411及び入出力部412を備える。
【0076】
治療情報分析部401は、通信部411を介してデータサーバ30にアクセスし、施術テンプレート記憶部312に記憶された施術テンプレート及び電子カルテ記憶部314に記憶された電子カルテ情報の少なくともいずれか一方に含まれる施術情報に基づいて、鍼灸院における施術内容を分析し、分析結果を出力手段を介して出力する。なお、出力手段とは、例えばディスプレイやプリンタ等である。
【0077】
通信部411は、管理サーバ40とネットワーク50との間の通信を可能にするためのインタフェースとして機能する通信モジュールである。
入出力部412は、管理サーバ40が備える入力手段のデバイス及び出力手段のデバイスとのインタフェースとして機能する各種ドライバ等である。
【0078】
<2 管理サーバにおける治療情報分析処理>
次に、第2実施形態における鍼灸情報支援システムで実行される処理について説明するが、鍼灸院端末10及び患者端末20において実行される処理は、前述したように第1実施形態で説明した内容と重複するため、説明を省略する。第2実施形態では、管理サーバ40の治療情報分析部401で実行される処理の一例について、画面例を参照しながら説明する。
【0079】
図18は、治療情報分析部401によって実行される処理の一例について、表示画面及び記憶手段へのアクセスとともに表した説明図である。
図19は、治療情報分析部401によって表示される治療情報分析画面(電子カルテ)650の一例を示す。当該治療情報分析画面(電子カルテ)650は、例えば、管理者によってプログラムが実行されることによって表示される。このとき、治療情報分析部401は、データサーバ30の電子カルテ記憶部314にアクセスし、電子カルテ記憶部314に記憶されている電子カルテの情報を読み出して、電子カルテに含まれる症状、施術箇所、手技及び鍼灸情報等の情報の少なくともいずれか1つに基づいて分析を行い、分析結果を出力する(
図18のS61)。
【0080】
例えば、治療情報分析部401は、
図19(A)に例示する治療情報分析画面(電子カルテ)650の分析結果651に示すように、ある治療院の電子カルテを全件読み出し、電子カルテに含まれる手技及び鍼灸情報に基づいて、どの手技においてどのような鍼灸製品が何度使用されたか、換言すれば、鍼灸製品ごと(品目ごと)の使用数を算出して出力することができる。このような情報が得られることにより、例えば、鍼灸製品の提供者(販売者)は、当該鍼灸院においてどのような鍼灸製品が多く用いられているのかを把握することが可能となる。なお、それぞれの鍼灸製品の行において、施術詳細リンクがタップされたときに、例えば、当該手技及び鍼灸製品がどのような症状のときにどの施術箇所において用いられたか等の情報をさらに表示してもよい。また、このような分析は、治療院単位ではなく複数の治療院を対象として行ってもよく、逆に、電子カルテの担当者の情報に基づいて、鍼灸師単位で行ってもよい。
【0081】
また、治療情報分析画面(電子カルテ)650において施術テンプレート分析ボタン652がユーザにより押下されると、治療情報分析部401は、
図19(B)に示す治療情報分析画面(施術テンプレート)660を表示させる(S62)。このとき、治療情報分析部401は、データサーバ30の施術テンプレート記憶部312にアクセスし、施術テンプレート記憶部312に記憶されている施術テンプレートの情報を読み出して、施術テンプレートに含まれる施術箇所、手技及び鍼灸情報等の情報の少なくともいずれか1つに基づいて分析を行い、治療情報分析画面(施術テンプレート)660の分析結果661に分析結果を出力する(S63)。この場合も前述した電子カルテ情報による分析の例と同様に、ある治療院の施術テンプレートを全件読み出し、どの手技においてどのような鍼灸製品が何度使用されたか、換言すれば、鍼灸製品ごとの使用数を算出して出力することができる。このような施術テンプレートに基づいた分析によれば、これまでの使用実績に関わらず、今後使用される見込みの高い鍼灸製品を予測することも可能となる。なお、治療情報分析画面(施術テンプレート)660において電子カルテ分析ボタン662がユーザにより押下されると、再度、治療情報分析画面(電子カルテ)650を表示させることができる。
【0082】
<3 本実施形態による効果、変形例等>
このような第2実施形態における鍼灸治療支援システムによれば、データサーバ30の電子カルテ記憶部314に記憶された電子カルテ情報及び施術テンプレート記憶部312に記憶された施術テンプレート情報に基づいて、管理サーバ40において治療情報の分析を行うことで、鍼灸院における治療状況を分析し、把握することが可能となる。例えば前述した例のように、鍼灸製品ごとの使用状況に関する分析を行う(例えば、使用数を算出する)ことによって、鍼灸製品の提供者が、当該鍼灸院においてどのような鍼灸製品が多く用いられているのかを把握することができ、これにより、鍼灸院ごとにどのような鍼灸製品に重点を置いて販売すればよいかを分析することが可能となる。
【0083】
なお、前述の分析内容は一例に過ぎず、治療情報分析部401は、必要に応じて、電子カルテ情報や施術テンプレート情報に含まれるデータを用いて行い得るあらゆる分析を行うことが可能である。例えば、鍼灸情報が記憶されていない場合でも、患者の症状と、当該症状に対する施術箇所や手技との相関関係(ある症状のときにどのような施術箇所においてどのような手技の治療が行われているか)について分析することが可能である。また、施術箇所と、手技及び鍼灸製品との相関関係(ある施術箇所(例えば特定の経穴など)において、どのような手技及び鍼灸製品が用いられているか)を分析するようにしてもよい。ここで、例えば、経穴以外の箇所が施術箇所として指定されている場合には、当該施術箇所からの距離が最も近い経穴を特定し、当該経穴が前記施術箇所として指定されているものとして分析を行うことも可能である。また、電子カルテ情報には施術日付が含まれているため、例えば、前述した種々の分析例について、時系列で分析するようにしてもよい。例えば、鍼灸製品の使用数を時系列で算出し(例えば、週ごとや月ごとの使用数を算出する等)、使用数の変化を特定するようにしてもよい。また、このような分析は全て、データサーバ30に存在する全ての鍼灸院の電子カルテ情報や施術テンプレートを対象として行ってもよいし、例えば、鍼灸院ごとや、担当の鍼灸師ごとに行ってもよい。
【0084】
なお、鍼灸院ごとや鍼灸師ごとに分析を行う場合には、管理サーバ40ではなく鍼灸院端末10において治療情報分析部を設け、当該鍼灸院端末10の記憶手段で保持している情報のみを対象として治療情報の分析を行うことも可能である。この場合、例えば、分析結果は鍼灸院端末10が備える出力手段に入出力部121を介して出力されるようにすることもできるし、通信部122を介して管理サーバ40等の他のデバイスに対して分析結果を送信することも可能である。
【0085】
また、管理サーバ40ではなくデータサーバ30において治療情報分析部を設け、自装置の記憶手段で保持している情報を対象として治療情報の分析を行うことも可能である。この場合、データサーバ30は、自装置の出力手段で分析結果を出力したり、他装置に出力結果を送信したりすることが可能である。
【0086】
また、第1実施形態の変形例として記載した、鍼灸院において登録された電子カルテ情報に含まれる鍼灸情報において用いられた鍼灸製品の数を、当該鍼灸院における当該鍼灸製品の在庫情報における在庫数から自動的に差し引く構成において、それぞれの鍼灸院の在庫情報をデータサーバ30で保持することにより、管理サーバ40では、鍼灸製品の提供者がそれぞれの鍼灸院における鍼灸製品の在庫情報を参照することで、どの鍼灸院にどれだけの鍼灸製品を提供するべきかを把握することが可能となる。また、管理サーバ40において、第1実施形態と同様に、鍼灸製品の使用数に基づいて、所定期間における平均使用本数を算出し、当該平均使用本数に基づいて、それぞれの鍼灸院における鍼灸製品の在庫が不足する時期を予測するようにしてもよい。さらに、それぞれの鍼灸製品の納期を予め設定しておき、在庫が不足する時期から当該納期を逆算したタイミングで、管理サーバ40において、鍼灸製品の発注処理を行うことも可能である。
【0087】
さらに、鍼灸院端末10で設定される各種情報が、複数の鍼灸院の鍼灸院端末10からアクセス可能なデータサーバ30の記憶部において保持されていることにより、前述したアクセス制御フラグ等を用い、他の鍼灸院との間で情報を共有することができる。例えば、ある鍼灸院で作成した施術テンプレートを、同じグループ経営に属している他の鍼灸院との間で共有することができる。また、患者が転院した際にも、転院先の鍼灸院との間で電子カルテを共有することが可能となる。
【0088】
また、患者端末20から予診票を予診票記憶部315に記憶させ、これを鍼灸院端末10で参照することで、鍼灸師は、患者が鍼灸院で治療を受けるよりも事前に患者の症状を把握することができ、事前に治療内容の検討を行うことができる。このとき、例えば、どの施術テンプレートを適用するかについて検討することも可能である。このように、患者端末20から予診票を設定できるようにすることで、患者が来院した際の作業を軽減することが可能となる。
【0089】
なお、第1実施形態及び第2実施形態ともに、鍼灸情報設定部101、施術テンプレート設定部102、患者情報設定部103、電子カルテ設定部104、施術テンプレート取得部105及び予診票設定部106を同じ鍼灸院端末10において備えているが、全部又は一部を分散して異なる鍼灸院端末10において分散して備えるようにしてもよい。例えば、第1の鍼灸院端末10において施術テンプレート設定部102によって生成した施術テンプレートを施術テンプレート記憶部112に記憶し、第2の鍼灸院端末10が備える施術テンプレート取得部105から当該施術テンプレート記憶部112にアクセスすることによって、施術テンプレートを使用するようにしてもよい。同様に、第1実施形態における鍼灸情報記憶部111、施術テンプレート記憶部112、患者情報記憶部113、電子カルテ記憶部114及び予診票記憶部115、並びに、第2実施形態における鍼灸情報記憶部311、施術テンプレート記憶部312、患者情報記憶部313、電子カルテ記憶部314及び予診票記憶部315についても、必ずしも同じ装置内に設けられる必要はなく、全部又は一部を分散して異なる装置に設けるようにしてもよい。
【0090】
[情報処理装置のハードウェア構成]
図20は、前述の第1実施形態及び第2実施形態における鍼灸治療支援システムの構成要素である鍼灸院端末10、患者端末20、データサーバ30及び管理サーバ40の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。本情報処理装置は、プロセッサ910、メモリ920、ストレージ930、可搬記憶媒体駆動装置940、入出力装置950及び通信インタフェース960を備える。
【0091】
プロセッサ910は、制御ユニット、演算ユニット及び命令デコーダ等を含み、実行ユニットが、命令デコーダで解読されたプログラムの命令に従い、制御ユニットより出力される制御信号に応じ、演算ユニットを用いて算術・論理演算を実行する。かかるプロセッサ910は、制御に用いる各種情報が格納される制御レジスタ、既にアクセスしたメモリ2等の内容を一時的に格納可能なキャッシュ等を備える。なお、プロセッサ910は、CPU(Central Processing Unit)コアが複数設けられている構成でもよい。
【0092】
メモリ920は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶装置であり、プロセッサ910で実行されるプログラムがロードされるとともに、プロセッサ910の処理に用いるデータが格納されるメインメモリである。また、ストレージ930は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムや各種データが格納される。可搬記憶媒体駆動装置940は、可搬記憶媒体970に記憶されたデータやプログラムを読み出す装置である。可搬記憶媒体970は、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク又はフラッシュメモリ等である。なお、プロセッサ910は、メモリ920やストレージ930と協働しつつ、ストレージ930や可搬記憶媒体970に格納されたプログラムを実行する。なお、プロセッサ910が実行するプログラムや、アクセス対象となるデータは、当該情報処理装置と通信可能な他の装置に格納されていてもよい。
【0093】
入出力装置950は例えばタッチパネル、キーボード等やディスプレイ等であり、ユーザ操作等による動作命令を受け付ける一方、情報処理装置による処理結果を出力する。通信インタフェース960は、例えば前述した第2実施形態における鍼灸院端末10の通信部121等の通信モジュールであり、外部とのデータ通信を可能にする。前述した情報処理装置の各構成要素は、バス980で接続されている。
【0094】
[その他]
本明細書で説明した情報処理装置の機能的構成及び物理的構成は、上述の態様に限るものではなく、例えば、各機能や物理資源を統合して実装したり、逆に、さらに分散して実装したりすることも可能である。
【解決手段】鍼灸治療の対象となる症状並びに当該症状に対する施術箇所及び当該施術箇所において行う手技を示す施術情報が対応付けられた施術テンプレートの中から、患者の症状に基づいて選択された前記施術テンプレートを、記憶手段から読み出して取得する。そして、取得した当該施術テンプレートに含まれる前記施術情報を適用した前記患者の電子カルテを生成して、前記記憶手段に記憶させる。