特許第6872344号(P6872344)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6872344
(24)【登録日】2021年4月21日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】ドラムスクリーン装置
(51)【国際特許分類】
   E02B 5/08 20060101AFI20210510BHJP
   E03F 5/14 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
   E02B5/08 102C
   E03F5/14
【請求項の数】3
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-206992(P2016-206992)
(22)【出願日】2016年10月21日
(65)【公開番号】特開2018-66239(P2018-66239A)
(43)【公開日】2018年4月26日
【審査請求日】2019年7月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000220675
【氏名又は名称】東京都下水道サービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100163496
【弁理士】
【氏名又は名称】荒 則彦
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(72)【発明者】
【氏名】山田 素義
(72)【発明者】
【氏名】新井 武
【審査官】 高橋 雅明
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭56−095319(JP,U)
【文献】 実開昭58−119814(JP,U)
【文献】 特開昭52−034463(JP,A)
【文献】 特開平11−057333(JP,A)
【文献】 実開平01−065323(JP,U)
【文献】 実開昭61−033611(JP,U)
【文献】 韓国登録特許第10−1025020(KR,B1)
【文献】 特開2008−303542(JP,A)
【文献】 特開2004−314013(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02B 5/08
E03F 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理対象水を流すための流入槽を有する水路部と、
軸方向が前記水路部の幅方向に向くように配される回転軸、及び、前記回転軸に対してその軸方向に間隔をあけて設けられる複数のディスクを有し、前記流入槽の下流側に前記回転軸を中心に回転自在に設けられるスクリーン本体と、
前記流入槽の底面の下流側に位置し、前記スクリーン本体と前記流入槽の底面との間に隙間が生じないように設けられた下流底面部と、を備え、
前記複数のディスクは、複数の第1ディスクと、前記複数の第1ディスクの径とは異なる径を有する複数の第2ディスクと、を含み、
前記第2ディスクの径は、前記第1ディスクの径よりも大きく、
複数の前記第2ディスクのうち、隣り合う2つの前記第2ディスクからなる一対の前記第2ディスクの間において、複数の前記第1ディスクが前記軸方向に連続して並んで配置され、前記軸方向に連続して並ぶ複数の前記第1ディスクの外周面によって第1分割領域に対応する第1曲面部が形成され、2つの前記第2ディスクにおける前記軸方向に互いに向かい合う2つの面の各々には、し渣のスリップを防ぐために、周方向に間隔を空けて配置されかつ前記第1曲面部よりも径方向外側に位置する複数の凸形状が形成され、
複数の前記第2ディスクのうち、隣り合う2つの前記第2ディスクからなる別の一対の前記第2ディスクの間において、複数の前記第1ディスクが前記軸方向に連続して並んで配置され、前記軸方向に連続して並ぶ複数の前記第1ディスクの外周面によって第2分割領域に対応する第2曲面部が形成され、2つの前記第2ディスクにおける前記軸方向に互いに向かい合う2つの面の各々には、し渣のスリップを防ぐために、周方向に間隔を空けて配置されかつ前記第2曲面部よりも径方向外側に位置する複数の凸形状が形成されている、
ドラムスクリーン装置。
【請求項2】
2つの前記第2ディスクにおける前記軸方向に互いに向かい合う2つの面の各々には前記凸形状に代えて又は加えて、し渣のスリップを防ぐために、凹形状が形成されている、請求項に記載のドラムスクリーン装置。
【請求項3】
前記流入槽の前記下流底面部のうちの少なくとも一部は、可撓性を有する可撓性底板部である請求項1又は2に記載のドラムスクリーン装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラムスクリーン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下水道施設などには、例えば特許文献1のように、流れてくる処理対象水に含まれるし渣(比較的大きなゴミ)を捉えて処理対象水から除去するためのドラムスクリーン装置(または、ディスクスクリーン装置とも呼ばれる)が設けられている。ドラムスクリーン装置は、複数の円板状またはリング状のディスクを所定間隔で配列して円柱状の外観を有するスクリーン本体(ドラムスクリーン本体)を備える。スクリーン本体は、その軸線が水路の幅方向に向くように水路に配される。
【0003】
この種のドラムスクリーン装置では、スクリーン本体が回転することで、処理対象水と共に水路の上流側から流れてくるし渣をスクリーン本体の外周部に付着させ、処理対象水から除去する。
特許文献1には、し渣がスクリーン本体の外周部に好適に付着するように、ディスクの外周面に、し渣を引っ掛けるための爪状の突起(し渣掻き揚げ用レーキ)を形成した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−303542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来のドラムスクリーン装置では、スクリーン本体の上流側における処理対象水の状態(例えば、処理対象水の(渦流などの)流れや、処理対象水の貯留状態(水位または水流))の影響を受けて、し渣がスリップし、スクリーン本体に捉えられずに上流側で滞留することがある。この場合、し渣が集積して大きな塊に成長しまう、という不具合が生じる。
特許文献1のドラムスクリーン装置では、ディスクの外周面に形成されたし渣掻き揚げ用レーキ(以下、レーキと呼ぶ)によって、上記したし渣の集積を抑制できるものの、し渣がレーキに絡みつく可能性がある。この場合、ディスククリーン装置の稼働が不安定になるため、頻繁に装置を停止して、人力でし渣をスクリーン本体から取り除く必要がある。
【0006】
本発明は、スクリーン本体の上流側においてし渣が大きな塊に成長することを抑制でき、かつ、安定した稼働が可能なドラムスクリーン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係るドラムスクリーン装置は、処理対象水を流すための流入槽を有する水路部と、軸方向が前記水路部の幅方向に向くように配される回転軸、及び、前記回転軸に対してその軸方向に間隔をあけて設けられる複数のディスクを有し、前記流入槽の下流側に前記回転軸を中心に回転自在に設けられるスクリーン本体と、前記流入槽の底面の下流側に位置し、前記スクリーン本体と前記流入槽の底面との間に隙間が生じないように設けられた下流底面部と、を備え、前記複数のディスクは、第1ディスクと、前記第1ディスクの径とは異なる径を有する第2ディスクと、を含み、前記第2ディスクの径は、前記第1ディスクの径よりも大きく、前記第2ディスクに隣り合う位置において、複数の前記第1ディスクが前記軸方向に連続して並んでいる。
【0008】
前記ドラムスクリーン装置によれば、し渣が水路部の上流側隣接領域に滞留し集積しても、し渣は第2ディスクにより分割された状態で集積される。そのため、し渣が上流側隣接領域において軸方向に長い塊に成長することを抑制できる。
また、前記ドラムスクリーン装置によれば、第2ディスクの回転により、し渣が回転しながらロール状に成長する際の回転方向とは逆方向の回転トルクがし渣に対して発生し、し渣が上流側隣接領域において回転しにくくなる。そのため、し渣が上流側隣接領域において径方向に太い塊に成長することを抑制できる。
したがって、前記ドラムスクリーン装置によれば、頻繁に装置を停止して、人力でし渣をスクリーン本体から取り除く必要がなく、ドラムスクリーン装置の安定した稼働が可能となる。
【0009】
本発明の第2の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記複数のディスクは、少なくとも2つの前記第2ディスクを含んでもよい。
【0010】
前記ドラムスクリーン装置によれば、水路部の上流側隣接領域に滞留し集積したし渣は、水路部の更に上流側から浮遊状態で流れ込むし渣の流れにより、スクリーン本体に向けて後から押圧される。そして、更に押されたし渣は軸方向の両側に広がり、2つの第2ディスクの面にそれぞれ押し当てられる。そのため、し渣が第2ディスクの外周平面部の間に挟まれてスリップせずに保持された状態で、スクリーン本体が回転することにより、し渣がスクリーン本体の傾斜が緩やかな上部に到達しやすい。言いかえれば、少量ではスリップしていたし渣が、一定以上溜まることにより両側から第2ディスクにより挟まれて保持され、まとめて除去される。
また、前記ドラムスクリーン装置によれば、し渣が両側から第2ディスクにより挟まれて保持された状態で、し渣が回転しながらロール状に成長する際の回転方向とは逆方向の回転トルクがし渣に対して発生する。そのため、し渣が上流側隣接領域において更に回転しにくくなり、径方向に太い塊に成長することをより有効に抑制できる。
【0011】
本発明の第3の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記第2ディスクのうち、一対の前記第2ディスクが前記スクリーン本体の軸方向の両端に設けられていてもよい。
【0012】
前記ドラムスクリーン装置によれば、水路部の上流側隣接領域のうちスクリーン本体の軸方向の全領域において、し渣を第2ディスクの間に挟んで保持することができる。これによって、水路部の上流側隣接領域の幅方向の両端に流れ込んで滞留するし渣も、効率よくスクリーン本体のドラム状曲面部に捉えて除去することができる。すなわち、し渣が水路部の上流側隣接領域に滞留することを効果的に抑制できる。
【0013】
本発明の第4の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記第1ディスクよりも径方向外側に位置し、前記軸方向に向く前記第2ディスクの面の外周平面部は、凸形状を有していてもよい。
【0014】
前記ドラムスクリーン装置によれば、第2ディスクの面の外周平面部に押し当てられたし渣の隙間に、第2ディスクの凸形状が進入し、し渣がスリップせずにスクリーン本体により確実に保持される。そのため、し渣を効率よくスクリーン本体のドラム状曲面部に捉えて除去し、し渣が水路部の上流側隣接領域に滞留することを効果的に抑制できる。
【0015】
本発明の第5の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記凸形状は、前記第2ディスクの外周から前記スクリーン本体の逆転方向に沿って徐々に前記第2ディスクの中心に近づく弧状部分を含んでいてもよい。
【0016】
前記ドラムスクリーン装置によれば、第2ディスクの面の外周平面部に押し当てられて保持されるし渣を、スクリーン本体の回転に伴って、徐々に異径ディスクの中心に近づけるように誘導する。これにより、スクリーン本体のドラム状曲面部に完全に捉えられていないし渣であっても、第2ディスクの面の外周平面部で捉えることにより、スクリーン本体のドラム状曲面部のうちの傾斜が緩やかな上部に到達しやすくなる。
【0017】
本発明の第6の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記第2ディスクの面の外周平面部は、凹形状を有していてもよい。
【0018】
前記ドラムスクリーン装置によれば、第2ディスクの面の外周平面部に押し当てられたし渣に含まれる棒状や突起状の部分が、第2ディスクの凹形状にはまり込み、し渣がスリップせずにスクリーン本体により確実に保持される。そのため、し渣を効率よくスクリーン本体のドラム状曲面部に捉えて除去し、し渣が水路部の上流側隣接領域に滞留することを効果的に抑制できる。
【0019】
本発明の第7の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記凹形状は、前記第2ディスクの外周から前記スクリーン本体の逆転方向に沿って徐々に前記第2ディスクの中心に近づく弧状部分を含んでいてもよい。
【0020】
前記ドラムスクリーン装置によれば、第2ディスクの面の外周平面部に押し当てられて保持されるし渣を、スクリーン本体の回転に伴って、徐々に第2ディスクの中心に近づけるように誘導する。これにより、スクリーン本体のドラム状曲面部に完全に捉えられていないし渣であっても、第2ディスクの面の外周平面部で捉えることにより、スクリーン本体のドラム状曲面部のうちの傾斜が緩やかな上部に到達しやすくなる。
【0021】
本発明の第8の態様に係る前記ディスクスクリーン装置においては、前記第2ディスクの面の外周平面部は、切り込みを有していてもよい。
【0022】
前記ディスクスクリーン装置によれば、し渣の塊のうちの繊維状の部分が切り込みに挟まれて引っ掛かる。これにより、第2ディスクの両面にわたって分割されずに滞留するし渣の塊を、スクリーン本体に捉えて除去することができる。
これにより、し渣が水路部の上流側隣接領域に滞留することを効果的に抑制できる。
【0023】
本発明の第9の態様に係る前記ドラムスクリーン装置においては、前記流入槽の前記下流底面部のうちの少なくとも一部は、可撓性を有する可撓性底板部であってもよい。
【0024】
前記ドラムスクリーン装置によれば、し渣が強力にスクリーン本体に捉えられ、し渣回収部5で落下せずにスクリーン本体とともに一周する場合であっても、スクリーン本体に付着したし渣が、可撓性を有する流入槽の可撓性底板部を押し上げる。そのため、スクリーン本体の回転を阻害する過トルクが生じることなく、ドラムスクリーン装置が稼働を続けることができ、ドラムスクリーン装置の安定した稼働が可能になる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の態様によれば、スクリーン本体の上流側においてし渣が大きな塊に成長することを抑制でき、かつ、ドラムスクリーン装置の安定した稼働を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の概略を示す側断面図である。
図2A】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置のスクリーン本体を示す斜視図である。
図2B】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置のディスクの他の一例を示す平面図図である。
図3A】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の概略を示す上面図である。
図3B】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の下流底面部の変形例を示す上面図である。
図3C】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の下流底面部の変形例を示す上面図である。
図4】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の上流側隣接領域におけるし渣の状態を示す図である。
図5】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の可撓性底板部の動きを示す図である。
図6】本発明の態様のディスククリーン装置の異径ディスクの第1変形例を示す平面図である。
図7A】本発明の態様のディスククリーン装置の異径ディスクの第2変形例を示す平面図である。
図7B】本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の第2変形例の異径ディスクが、し渣を捉える際の動作を示す図である。
図8】本発明の態様のディスククリーン装置の異径ディスクの第3変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照しつつ本発明の態様の実施形態について説明する。
図1は、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置1の概略を示す側断面図である。より具体的には、後述するドラムスクリーン装置1の上面図である図3AのA−A線に沿う断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るドラムスクリーン装置1は、下水等の処理対象水Wに含まれるし渣を処理対象水Wから除去するものである。ドラムスクリーン装置1は、水路部2と、スクリーン本体3と、し渣剥離部4と、し渣回収部5と、底板13を備える。
水路部2は、下水等の処理対象水Wを上流から下流に流すものである。本実施形態の水路部2は、外部から流入された処理対象水Wを貯留可能な流入槽11と、流入槽11から流出した処理対象水Wが流入する排水槽12と、を備える。
【0028】
流入槽11は、平面視矩形の箱状に形成されている。流入槽11は、その底面13に沿う一方向(図1において左方向)を下流側として処理対象水Wが流れるように構成されている。流入槽11の上流側端部(図1において右側の端部)には、処理対象水Wを外部から流入するための流入管14が接続されている。
流入槽11の底面13の下流側の端部には、回転するスクリーン本体3と底面13との間からし渣が排水槽12に流れ出ることを防ぐため、スクリーン本体3と底面13との間に隙間が生じないように設けられた下流底面部6が設けられている。下流底面部6の更に下流側の端部には、対象処理水Wが排水槽に流れ落ちるように開口部15が形成されている。
【0029】
排水槽12は、上方に開口する平面視矩形の箱状に形成されている。排水槽12は、流入槽11の開口部15から下方(鉛直方向下側)に流れ落ちる処理対象水Wが排水槽12内に流入するように、流入槽11よりも下方に配される。排水槽12は、少なくとも処理対象水Wが流入槽11の開口部15から流れ落ちる位置に配されればよい。すなわち、排水槽12は、例えば流入槽11の直下に配されなくてもよいが、本実施形態では、流入槽11の直下まで延びて形成されている。
排水槽12には、排水槽12内に流入した処理対象水Wを外部に排出するための排水管16が接続されている。
【0030】
以下の説明では、上記した流入槽11や排水槽12を含む水路部2の深さ方向(鉛直方向)、及び、水路部2における処理対象水Wの流れ方向、に直交する方向を、水路部2(流入槽11、排水槽12)の幅方向と呼ぶ。
【0031】
スクリーン本体3は、処理対象水Wに含まれるし渣Rを捉えるものであり、回転軸21と、複数のディスク22と、を備える。円形状の複数のディスク22は、基準ディスク7と、基準ディスク7とは異なる径を有する異径ディスク8と、を含んでいる。
回転軸21は、その軸方向が水路部2の幅方向に向くように配され、水路部2に対して回転自在に取り付けられている。
【0032】
図2Aは、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置1のスクリーン本体3を示す斜視図である。
スクリーン本体3は、複数のディスク22が、軸方向に間隔をあけて配置されており、略円柱状(ドラム状)の外観を有している。これら複数のディスク22は、基準ディスク7と、基準ディスク7の径よりも大きい径を有する異径ディスク8と、の組み合せである。これら複数のディスク22は、いずれもディスク22の中心に回転軸21を通して、回転軸21に固定されている。そのため、図1の側断面図に示すように、軸方向から基準ディスク7と異径ディスク8を重ねて見ると、異径ディスク8の面のうち径方向の大きさが均等な平面視ドーナツ状の外周平面部9だけが見えることとなる。
【0033】
基準ディスク7は、軸方向に複数が連続して所定の間隔をあけて配置される。ここで、基準ディスク7の外周を取り囲む基準ディスク外周面19と、軸方向にあけて設けられる所定の間隔とが繰り返されることにより、全体としてスクリーン本体3のドラム状曲面部10を形成する。
【0034】
本実施形態の基準ディスク7は、一例として、平面視円形状の各ディスクが均一に形成されて、軸方向に複数の基準ディスク7が連続して並べて配置されることにより、ドラム状曲面部10を形成している。また、他の例として、後述の図2Bに示すような支持材付きの環状の部材を連続して並べて配置することによりドラム状曲面部10を形成することも一般的に行われている。
【0035】
異径ディスク8は、スクリーン本体3の軸方向の両端に1つずつ設けられている端部異径ディスク8Aと、ドラム状曲面部10を軸方向に分割するように1つずつ設けられる分割異径ディスク8Bと、を含む。図2Aに示すように、本実施形態のスクリーン本体3では、2つの端部異径ディスク8Aと2つの分割異径ディスク2Bの合計4つの異径ディスク8が設けられている。
【0036】
外周平面部9は、外周平面部9からスクリーン本体3の軸方向に向かって突出する凸部18を複数有している。これら凸部18は、全体的に丸みがかった略三角錐状の外観を有しており、特に凸部18の先端部分と外周平面部9に接する底面部分の角は丸く形成されている。一例において、凸部18は、外周平面部9に周方向に等間隔で合計8個設けられている。他の例においては、合計8個以外の個数が設けられている。また、一例において、径方向では、外周平面部9の径方向の中央よりもやや外側に設けられている。他の例においては、外周平面部9の径方向の中央、または中央よりも内側に設けられている。
【0037】
図2Bは、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置1のディスク22の他の一例を示す平面図である。図2Bには、ディスク22の変形例として環状異径ディスク32が示されている。環状異径ディスク32は、中央に穴が空いた平板なドーナツ状に形成されており、回転軸21が複数の支持材33によって中心に固定されている。このように形成することで、し渣Rを捉えるために必要な外周平面部9を確保しつつ、外周平面部9よりも軸方向中心側を中空にすることにより、スクリーン本体3を軽量化することができる。中空構造において、中空部(空隙部)を介してし渣Rの排出が促進され、ディスク間でのし渣Rによる目詰まり(特に、微細なし渣によるディスク間の奥部での目詰まり)が防止される。
基準ディスク7についても、図示しない環状基準ディスク34を用いて回転軸21に近い部分を中空とすることにより、スクリーン本体3を軽量化することができる。
【0038】
本変形例の環状異径ディスク32の外周平面部9は、周方向に等間隔で4分割されており、凸部18が設けられていない平坦部91と、凸部が設けられている捕捉部92が周方向で交互に配置されている。一例においては、捕捉部92には凸部18が設けられているが、他の例においては、後述の細溝凹部24や弧状溝部29など、本発明の態様に係るドラムスクリーン装置の実施形態や変形例として開示されている他の構成を用いて捕捉部92としてもよい。
【0039】
凸部18が設けられた捕捉部92によって効率的にし渣Rを捉えることができる一方で、スクリーン本体3からし渣Rを剥離するときや、後述の可撓性底板版6Aを通過するときには、平坦部91で形成された外周平面部9によってスクリーン本体3の稼働をより円滑にすることができる。そのため、外周平面部9の限られた部分のみに捕捉部92を設け、他の部分を平坦部91とすることも有効である。また、捕捉部92と平坦部61がスクリーン本体3の回転に従って繰り返し上流側隣接領域CLAを通過するように、外周平面部9に平坦部91と捕捉部92とを周方向で交互に配置することも有効である。
【0040】
図3Aは、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置1の概略を示す上面図である。
図3Aに示すように、4つの異径ディスク8のうち、端部異径ディスク8Aの凸部18は、水路部2の幅方向の内側に面する片面の外周平面部9にのみに設けられている。一方、分割異径ディスク8Bの凸部18は、ディスク両面の外周平面部9に設けられている。
【0041】
異径ディスク8は、流入槽11の上流側隣接領域CLAを流入槽11の幅方向に並ぶ複数の分割領域PAに分割する。本実施形態における異径ディスク8は、2つの端部異径ディスク8Aと、2つの分割異径ディスクの合計4つであるため、分割領域PAの数は3つ(PA1、PA2、PA3)となる。
【0042】
下流底面部6は、流入槽11の底面13の下流側に位置し、流入槽11の底面13から略同一平面上に、スクリーン本体3と流入槽11の底面13との間に隙間が生じないように設けられている。下流底面部6は、平面視で底面13のうち上流側隣接領域CLAに対応する位置に設けられており、図3Aに示すように、下流底面部6のスクリーン本体側の形状は、異径ディスク8と突部18がこすらずに通過できるような形状で設けられている。これにより、スクリーン本体3と流入槽11の底面13との間の隙間が最小化され、排水槽12へのし渣Rの侵入が抑制される。
【0043】
図3Bおよび図3Cは、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置の下流底面部6の変形例を示す上面図である。図3Bおよび図3Cは、図3Aにおける点線で囲まれた領域に対応する領域の拡大図である。図3Bの一例においては、異径ディスク8は凸部18がなく平面視において突出する部分がない。そのため、下流底板部6には、異径ディスク8が下流底面部6にこすらずに通過できるような形状の通過用スリットが設けられている。このスリットの幅W1は、異径ディスク8の厚さ方向の寸法よりも僅かに大きい寸法に設定されている。
【0044】
図3Cの一例においては、異径ディスク8には凸部18が設けられている。そのため、下流底板部6には、異径ディスク8から突出する凸部18がこすらずに通過できるような形状の通過用スリットが設けられている。このスリットの幅W2は、異径ディスク8の厚さ方向の寸法と凸部18の高さ方向の寸法(いずれもスクリーン本体3の軸方向の寸法)を合計した寸法よりも僅かに大きい寸法に設定されている。
【0045】
また、図3Cの一例においては、幅W2の寸法を異径ディスク8だけでなく凸部18をも通過させるため、幅W1に比べて大きく確保する必要がある。このとき、スクリーン本体3と底面13との間に隙間が生じないようにするため、下流底面部6は、その一部が可撓性底板部6Aによって形成されている。
【0046】
図3Cに示す可撓性底板部6Aは、し渣Rが流入槽11から排水槽12に入り込むことを防止するために設けられた下流底面部6の一部であり、ゴムの部材である。
すなわち、一例における下流底面部6の構成では、凸部18が設けられた異径ディスク8が下流底面部6を通過することができるように、異径ディスク8の通過用スリットの内側に突起18の形状に倣った可撓性底板部6Aを設けている。すなわち、可撓性底板版6Aには凸部18の通過用切欠きが設けられている。
【0047】
図1に示すように、上記した構成のスクリーン本体3は、水路部2の流れ方向の中途部に配される。本実施形態において、スクリーン本体3は、流入槽11の開口部15に隣接して配され、排水槽12の上方に位置する。これにより、流入槽11の開口部15から流出する処理対象水Wは、複数のディスク22の間を通るようにスクリーン本体3を通過して排水槽12に流入する。
【0048】
本実施形態において、スクリーン本体3は、回転軸21が流入槽11の開口部15の下端よりも低く位置するように配される。これにより、スクリーン本体3のドラム状曲面部10のうち流入槽11の開口部15の下端から上方に延びる部位(円柱前面部位25)は、流入槽11の底面13に対して垂直に立ち上がる、または、開口部15から下流側に離れるように傾斜する。言い換えれば、スクリーン本体3の一部が開口部15から上流側に離れるように傾斜して、下流底面部6または流入槽11の底面13上に張り出すことはない。
【0049】
スクリーン本体3は、モータ等の駆動源(不図示)によって回転駆動される。駆動源は、処理対象水Wの影響を受けないようにスクリーン本体3から離れて位置する。スクリーン本体3の回転軸21は、チェン等の伝達手段によって駆動源の回転軸に連結される。
スクリーン本体3は、図1の白抜き矢印で示すスクリーン本体回転方向D1に回転し、回転軸21に固定された複数のディスク22も同じ方向に回転する。すなわち、スクリーン本体3の回転によって、ドラムドラム状曲面部10の流入槽11側に向くドラム前面部位25と、異径ディスクの外周を取り囲む異径ディスク外周面20のうち流入槽11側に向く異径ディスク前面部位27は、スクリーン本体3の上方に移動するように回転する。
これにより、処理対象水Wの通過に伴ってスクリーン本体3のドラム状曲面部10および異径ディスク外周面20が捉えたたし渣Rを、流入槽11における処理対象水Wの水面よりも上方に移動させることができる。すなわち、し渣Rを処理対象水Wから除去することができる。
【0050】
し渣剥離部4は、スクリーン本体3の回転に伴ってスクリーン本体3のドラム状曲面部10または異径ディスク前面部位27に付着したし渣Rを剥離するために設けられる。し渣剥離部4は、スクリーン本体3のドラム前面部位25および異径ディスク前面部位27と反対側(図示例において左側)に向くドラム状曲面部10のドラム背面部位26および異径ディスク背面部位28に接触して配される。し渣剥離部4は、図1に例示するように複数のディスク22の間に入り込む櫛歯状に形成されてもよいし、例えば単に複数のディスク22の外周面に当接する楔形状に形成されてもよい。また、櫛歯状のし渣剥離部4であっても、例えば櫛歯のつけ根がディスク22の外周面に当接するように形成されてもよい。
【0051】
し渣回収部5は、し渣剥離部4によってスクリーン本体3から剥離したし渣Rを回収するものである。本実施形態において、し渣回収部5は、し渣剥離部4の下方に設置され、スクリーン本体3から剥離して落下するし渣Rを回収する。
し渣回収部5は、例えば上方に開口する箱であってもよいが、本実施形態では上下方向に延びる配管(シュート部)である。し渣回収部5の下端の開口から外部に出たし渣Rは、例えばし渣Rを脱水するし渣脱水機(不図示)等のし渣処理装置に投入される。
【0052】
また、本実施形態のドラムスクリーン装置1は、流入槽11における処理対象水Wの水位が過剰に上昇しないように処理対象水Wを流入槽11の外部に排出するオーバーフロー流路部17も備える。オーバーフロー流路部17は、流入槽11の上部に開口する。図1において、オーバーフロー流路部17は、流入槽11に対してスクリーン本体3の上端よりも低い高さ位置に開口しているが、例えば、流入槽11に対してスクリーン本体3の上端と同等の高さ位置に開口してもよい。
【0053】
これにより、仮にスクリーン本体3の上流側(流入槽11の開口部15)にし渣Rが滞留することで流入槽11における水位が上昇しても、流入槽11中の処理対象水Wがオーバーフロー流路部17を通じて流入槽11の外部に排出される。このため、流入槽11における処理対象水Wの水位がスクリーン本体3の上端を超えることを防止できる。これにより、流入槽11中の処理対象水Wがし渣回収部5に流れ込むことを防止できる。
【0054】
次に、本実施形態のドラムスクリーン装置1の動作について説明する。
図1に示すように、ドラムスクリーン装置1では、スクリーン本体3が回転している状態において、処理対象水Wが、流入槽11の流入管14側から開口部15に向けて流れ、スクリーン本体3を通過して排水槽12に流れ落ちる。
流入槽11の開口部15に向けて流れる処理対象水Wにし渣Rが含まれる場合、し渣Rは、流入槽11の上流側隣接領域CLAにおいていずれかの分割領域PAに入り込み、回転するスクリーン本体3のドラム状曲面部10のうち流入槽11側に向くドラム前面部位25に付着する。
スクリーン本体3は、そのドラム前面部位25が上方に移動するように回転するため、スクリーン本体3に付着したし渣Rは、処理対象水Wの水面よりも上方に移動し、処理対象水Wから分離される。その後、スクリーン本体3に付着したし渣Rは、スクリーン本体3の回転に伴って、スクリーン本体3のドラム背面部位26まで移動し、自らの重さによってスクリーン本体3から離れて、し渣回収部5内に落下する。また、自らの重さによってはスクリーン本体3から剥離されないし渣は、更にスクリーン本体3の回転に伴って移動し、し渣剥離部4によってスクリーン本体3から剥離され、し渣回収部5内に落下する。
以上が、ドラムスクリーン装置1の基本的な動作である。
【0055】
図4は、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置1の上流側隣接領域CLAにおけるし渣Rの状態を示す図である。図4(A)は、し渣Rが分割領域PAに入り込んだ状態を示す。図4(B)は、し渣Rがスクリーン本体3に捉えられる状態を示す。
以下に、図1図3A図4を参照しつつ、ドラムスクリーン装置1の動作をより具体的に説明する。
図3Aに示すように、流入槽11の開口部15に向けて流れる処理対象水Wに含まれるし渣Rは、流入槽11の上流側隣接領域CLAにおいて、分割異径ディスク8Bにより分割されたいずれかの分割領域PAに入り込む。そして、回転するスクリーン本体3のドラム前面部位25に付着して上方に移動し、処理対象水Wから分離される。
このとき、スリップによりうまくドラム前面部位25に付着して処理対象水Wから分離されずに滞留するし渣Rは、例えば図4(A)の分割領域PA2に示すように、分割異径ディスク8Bによって上流側隣接領域CLAが分割された分割領域PAの内側で滞留する。そのため、この状態で滞留を続け、成長したし渣Rの塊の軸方向寸法は、図4(B)の分割領域PA2に示すように、分割領域PAの軸方向寸法よりも短くなる。
【0056】
図1の側断面図に示すように、スクリーン本体3は、白抜き矢印で示すスクリーン本体回転方向D1に向けて回転する。そして、いずれかの分割領域PAに入り込んだし渣Rは、更に上流側から浮遊状態で流れ込むし渣Rの流れにより、ドラム前面部位25に向けて後から押圧される。この力により、し渣がスクリーン本体3のドラム前面部位25に対してスリップすることがある。その場合、し渣Rはドラム前面部位25に付着せずに上流側隣接領域CLAにおいて滞留し、し渣Rには図1の白抜き矢印で示すし渣回転方向D2の方向に回転しようとする力が働く。この回転をロール運動と称し、ロール運動が続くことによって、し渣Rは径方向に徐々に太く成長する。
【0057】
ここで、スクリーン本体3の外周平面部9は、同様にスクリーン本体回転方向D1に回転しようとするため、ロール運動のし渣回転方向D2とは逆方向の回転トルクが発生する。このロール運動とは逆方向の回転トルクが、外周平面部9押圧されて保持されたし渣Rに加わり、し渣Rのロール運動の発生が抑えられる。そのため、この状態でし渣Rが滞留しても、図4(A)の分割領域PA3に示すように、ロール運動が発生しにくく径方向に太い塊に成長しない。
【0058】
また、図4(B)の分割領域PA3に示すように、ドラム前面部位25に向けて後から押圧されたし渣Rは、更に後ろから押圧されて徐々に軸方向の両側に広がっていく。そして更にし渣が集積すると、図4(B)の分割領域PA2に示すように、異径ディスク8の外周平面部9に向けて押圧される。このようにして、し渣Rは両側に位置する2つの異径ディスク8の外周平面部9によって挟まれて保持される。そして、更にし渣Rが集積し、し渣と外周平面部9との間の押圧力が一定以上に強まると、図4(B)の分割領域PA1に示すように、し渣の塊は一気にスクリーン本体3の回転と共に処理対象水Wから分離されて、スクリーン本体3の傾斜が緩やかな上部に到達する。その後、し渣Rはドラム背面部位26まで移動して、し渣回収部5内に落下する。すなわち、少量ではスリップしていたし渣Rが、一定以上溜まることにより両側から異径ディスク8の外周平面部9により挟まれて保持され、まとめて除去される。
【0059】
またこのとき、外周平面部9に設けられた略三角錐状の凸部18が押圧されたし渣Rの隙間に容易に進入するため、外周平面部9がし渣Rを捉えやすい。ここで、本実施形態の凸部18は全体的に丸みがかった略三角錐状である。そのため、爪のような引っ掛かりがなく、し渣Rがスクリーン本体3の傾斜が緩やかな上部にから円柱背面部位26まで移動した後に、自らの重さによってスクリーン本体3から離れて落下することを阻害しない。
【0060】
また、凸部18は、外周平面部9の径方向の中央よりもやや外側に設けられているため、回転軸21から遠い位置にあるし渣Rを捉えやすい一方で、し渣Rがスクリーン本体3の傾斜が緩やかな上部に到達すると、し渣Rの自らの重さにより凸部18のない軸方向中心に向けて移動する。そのため、凸部18が外周平面部9の径方向の中央よりもやや外側に設けられていることによって、し渣Rが自らの重さによってスクリーン本体3から離れて落下することを阻害しない。
なお、凸部18としては、略三角錐状の外観を有する形状でなくとも、外周平面部9に押圧されたし渣Rの隙間に進入する形状であればよい。
【0061】
流入槽11を流れる処理対象水Wに含まれるし渣Rは、水路部2の幅方向の全域にわたって含まれている。ところが、スクリーン本体3の上流側における処理対象水Wの流れや、流入槽11の水位、処理対象水Wが流れ込む勢いなどによって、流入槽11内に流れが生じ、し渣Rが上流側隣接領域CLAの水路部2の幅方向の両端に近い位置に滞留することがある。
【0062】
この場合、し渣Rは、スクリーン本体3の軸方向の両端に設けられている端部異径ディスク8Aのいずれかよって、幅方向の両端に位置する分割領域PA1または分割領域PA3のいずれかに導かれる。そして、上述のように端部異径ディスク8Aの外周平面部9と、これに対向する分割異径ディスク8Bの外周平面部9とに挟まれて保持され、スクリーン本体3の回転に伴って除去される。このようにして、ドラムスクリーン装置1は、水路部2の幅方向の両端に近い位置に滞留するし渣Rも含めて、水路部2の幅方向の全域にわたって含まれるし渣Rを捉えて取り除く。
【0063】
次に、図5を参照しつつ、可撓性底板部6Aの動きについて説明する。
図5は、本発明の態様の実施形態に係るドラムスクリーン装置1の可撓性底板部6Aの動きを示す図である。
分割領域PAの内側で、両側から異径ディスク8の外周平面部9により挟まれて保持されたし渣Rの塊の中には、処理対象水Wに含まれる様々なゴミが含まれている。そのため、例えば、し渣Rに含まれる繊維状のゴミが複数の突起に絡まったり、或いは、長い棒状のゴミが両側から異径ディスク8の外周平面部9によって力が加えられて突っ張り棒のような状態になり、し渣Rの塊がスクリーン本体3に強力に捉えられてしまうことがある。
【0064】
この場合、スクリーン本体3に捉えられたし渣Rの一部は、スクリーン本体3の回転に伴って移動し、し渣剥離部4によってスクリーン本体3から剥離され、し渣回収部5内に落下する。ここで、し渣剥離部4によっても剥離されないし渣Rが残る場合、し渣Rは引き続きスクリーン本体3に捉えられた状態でスクリーン本体3の下部へと移動し、可撓性底板部6Aの位置に到達する。
【0065】
可撓性底板部6Aは、スクリーン本体3と流入槽11の底面13との間に生じる隙間から、し渣Rが排水槽12に入り込まないように隙間を覆うように設けられており、異径ディスク8の通過用スリットおよび凸部18の通過用切欠きが形成されている。そのため、そのままではスクリーン本体3に強力に捉えられたし渣Rは可撓性底板部6Aを通過できない。
【0066】
ここで、図5に示すように、し渣Rはスクリーン本体3の回転に伴って可撓性を有するゴムの可撓性底板部6Aを押し曲げながら持ち上げる。そして、し渣Rは、可撓性底板部6Aを押し上げながら、可撓性底板部6Aの位置を通過し、スクリーン本体3は引き続き回転を続ける。そして、し渣Rに押し上げられた可撓性底板部6Aは、し渣Rが通過すると元の位置に戻るため、スクリーン本体3の回転が阻害されずに継続する。このとき、し渣Rが可撓性底板部6Aによって進行を妨げられてしまうと、スクリーン本体3には過トルクが発生して回転が妨げられるが、上述のようにし渣Rは、可撓性を有するゴム部材である可撓性底板部6Aを通過できるため、スクリーン本体3の回転が阻害されずに継続する。
【0067】
このようにして、スクリーン本体3に強力に捉えられたし渣Rは、スクリーン本体3と共に一周してもスクリーン本体3の回転を阻害しない。そして、回転を続けるうちに、上流から流れてくるし渣Rに外周側から押しつけられて外周平面部9のうち異径ディスク8の中心側に更に移動したり、ドラムスクリーン装置1の動作に伴う振動によって徐々に姿勢を変えたりする。これにより、し渣Rをスクリーン本体3に強力に捉えていたゴミの一部が外れ、自らの重さによってスクリーン本体3から離れて、し渣回収部5内に落下する。また、最初はし渣剥離部4によって剥離されなかったし渣Rも、このようにし渣Rが移動したり、姿勢を変えたりすることによってし渣剥離部4と接触するようになり、剥離されてし渣回収部5内に落下する。
【0068】
次に、図6を参照しつつ、異径ディスク8の変形例1について説明する。なお、上述の実施形態と同一態様については同一符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明の態様のディスククリーン装置1の異径ディスク8の第1変形例である異径ディスク81を示す平面図である。
図6に示すように、異径ディスク8の変形例1である異径ディスク81の外周平面部9は、外周の縁から径方向に中心に向かって溝状に延びる複数の細溝凹部24を全周にわたって有している。これら細溝凹部24は、均一の幅を有する溝であり、外周平面部9から軸方向に向かって凹んでいる。細溝凹部24は、外周平面部9に周方向に等間隔で多数設けられており、外周平面部9の縁から外周平面部9の径方向寸法の中央付近まで延びるように設けられている。
【0069】
異径ディスク81は、上述の実施形態と同様に、4つの異径ディスク81のうち、端部異径ディスク81Aの細溝凹部24は、水路部2の幅方向の内側に面する片面の外周平面部9にのみに設けられている。一方、分割異径ディスク81Bの細溝凹部24は、ディスク両面の外周平面部9に設けられている。
【0070】
異径ディスク81は、上述の実施形態の異径ディスク8と同様に、し渣Rを異径ディスク81の外周平面部9で両側から挟み、まとめて除去することができる。このとき、外周平面部9に設けられて溝状に延びる複数の細溝凹部24に、外周平面部9に押し当てられたし渣Rに含まれる棒状や突起状の部分がはまり込む。そのため、し渣Rがスリップせずにスクリーン本体3に確実に保持される。
【0071】
また、細溝凹部24は、外周平面部9の縁から外周平面部9の径方向寸法の中央付近まで延びるように設けられているため、回転軸21から遠い位置にあるし渣Rを捉えて保持しやすい。一方で、し渣Rがスクリーン本体3の傾斜が緩やかな上部に到達すると、し渣Rは自らの重さにより細溝凹部24が設けられていない外周平面部9の径方向の中央付近よりも更に内側に向けて落下する。
外周平面部9の径方向の中央付近より内側では、細溝凹部24がなく過剰にし渣Rを保持することがないため、し渣Rはスクリーン本体3から離れることを阻害されず、スクリーン本体の回転と共に自らの重さにより更に加速して落下する。そのため、細溝凹部24が設けられている外周平面部9に捉えられることなく、自らの重さによって加速されて排出される。
【0072】
異径ディスク81が用いられるドラムスクリーン装置1においても、下流底面部6は、異径ディスク8に下流底面部6を通過させるための異径ディスク8の通過用スリットを有するが、異径ディスク81は上述の実施形態のように軸方向に突出する凸部18を有しないため、異径ディスク通過用スリットの幅は、異径ディスク8がこすらずに通過でき、隙間が生じない程度の幅で設けられている。
【0073】
また、本実施形態の細溝凹部24は、溝状に径方向に直線的に均一の幅で延びているが、細溝凹部24は例えば複数の同心円など、曲線を描くものであってもよい。また、均一の幅ではない平面視V字状の溝や、径方向中心に向かって深さが浅くなるような溝であってもよい。また、径方向に対して傾斜する直線状に沿って延びていてもよい。
【0074】
次に、図7Aを参照しつつ、異径ディスク8の変形例2について説明する。なお、上述の実施形態および変形例と同一態様については同一符号を付して説明を省略する。
図7Aは、本発明の態様のディスククリーン装置1の異径ディスク8の第2変形例である異径ディスク82を示す平面図である。
図7Aに示すように、異径ディスク8の変形例2である異径ディスク82の外周平面部9には、変形例1の細溝凹部24と同様の均一の幅を有する溝が渦巻状に形成された渦巻状凹部30が形成されている。渦巻状凹部30の溝は平面視において渦巻状の外観を有する点で変形例1の細溝凹部24と異なる。
【0075】
この渦巻状凹部30は、外周の縁からスクリーン本体3の回転方向であるD1に対して逆転方向に沿って弧を描きつつ徐々に異径ディスク82の中心に近づく弧状溝部29を含んでいる。異径ディスク82は、このような弧状溝部29を含む渦巻状凹部30を全周にわたって有している。また渦巻状凹部30は、外周平面部9の縁から径方向の中央付近まで延びるように設けられている。
【0076】
異径ディスク82は、上述の変形例1の異径ディスク81と同様に、し渣Rを異径ディスク82の外周平面部9で両側から挟み、まとめて除去することができる。また、外周平面部9に設けられた渦巻状凹部30に、外周平面部9に押し当てられたし渣Rに含まれる棒状や突起状の部分がはまり込み、し渣Rがスリップせずにスクリーン本体3に確実に保持される。
【0077】
次に、図7Bを参照しつつ、渦巻状凹部30がし渣Rを捉える際の動作について説明する。図7Bは、本発明の態様のディスクスクリーン装置1の第2変形例の異径ディスク8がし渣Rを捉える際の動作を示す図である。
図7Bに示すように、し渣Rは分割領域PAに入り込んで異径ディスク8の外周平面部9に向けて押圧される。そして、渦巻状凹部30に含まれる弧状溝部29は、スクリーン本体3の回転方向D1に対し、逆転方向に沿って弧を描きつつ徐々に異径ディスク82の中心に近づくように形成されている。そのため、弧状溝部29は、異径ディスク82の外周平面部9に押し当てられて保持されるし渣Rがドラム前面部位25に捉えられずに滞留した場合でも、スクリーン本体3の回転に伴って、し渣Rを矢印D2で示す方向に徐々に異径ディスク82の中心に近づけるように誘導する。そのため、スクリーン本体3のドラム状曲面部10が未だ完全に捉えていない回転軸21から遠い位置にあるし渣Rは、異径ディスク82の弧状溝部29によってディスクの中心に近づく方向に誘導し、そして傾斜が緩やかなスクリーン本体3の上部に移動させて除去する。
【0078】
一例として、本実施形態の渦巻状凹部30は、連続して設けられる弧状溝部29により全体的に平面視において渦巻状の外観を有するように形成されている。他の例においては、複数の弧状溝部29が分断された状態で外周平面部9に形成されていてもよい。また、更に他の例においては、平面視で複数の異心円を組み合せた形状により弧状溝部29を形成してもよく、複数の連続して設けられる弧状溝部29が外周平面部29に形成されていてもよい。
また上記各例において、弧状溝部29に替え、外周平面部9に弧状凸部34を含む渦巻状凸部35(いずれも不図示)を形成してもよく、更に弧状溝部29と弧状凸部の両方を組合せて形成してもよい。
【0079】
次に、図8を参照しつつ、異径ディスク8の変形例3について説明する。なお、上述の実施形態および変形例と同一態様については同一符号を付して説明を省略する。
図8は、本発明の態様のディスククリーン装置1の異径ディスク8の第3変形例である異径ディスク83を示す平面図である。
図8に示すように、異径ディスク8の変形例3である異径ディスク83の外周平面部9には、外周の縁から径方向に中心に向かって複数の切り込み31が全周にわたって形成されている。これら切り込み31は、均一の幅を有する切り込みであり、異径ディスク83の両面の外周平面部9を軸方向に貫通するように形成されている点で、変形例1の細溝凹部24および変形例2の渦巻状凹部30と異なる。切り込み31は、外周平面部9に周方向に等間隔で多数設けられており、また径方向では、外周平面部9の縁から径方向の中央付近まで延びるように設けられている。
【0080】
異径ディスク83は、上述の実施形態と同様に、し渣Rを異径ディスク82の外周平面部9で両側から挟み、まとめて除去することができる。また、外周平面部9に設けられた切り込み31に、外周平面部9に押し当てられたし渣Rに含まれる棒状や突起状の部分がはまり込み、し渣Rがスリップせずにスクリーン本体3に確実に保持される。また、し渣Rに含まれる繊維状や紐のような長く柔軟な部分は、切り込み31に挟まれることにより引っかかる。
【0081】
また、2つの分割領域PAにわたって分割されずに滞留しているし渣Rの塊のうち、繊維状や紐のような長く柔軟な部分は、切り込み31に挟まれることで引っかかる。例えば、分割異径ディスク8Bで完全に分断されていない軸方向に長く集積するし渣Rは、このようにし渣Rの一部が切り込み31に引っかかると、軸方向に分断されることなく、そのままスクリーン本体3に捉えられて、傾斜が緩やかなスクリーン本体3の上部に運ばれて除去される。
【0082】
また、本実施形態の切り込み31は、径方向に直線的に均一の幅で延びているが、半円形など曲線部分を有するものであってもよい。また、径方向の長さをより短くして、引っ掛かったし渣Rの一部が外れやすくすることにより、自らの重さでし渣回収部5内に落下しやすくしてもよい。
【0083】
以上説明したように、本実施形態のドラムスクリーン装置1は、複数のディスク22を備え、複数のディスク22は、基準ディスク7と基準ディスク7とは異なる径を有する異径ディスク8と、を含む。そして、異径ディスク8の径は、基準ディスク7の径よりも大きい。
【0084】
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、し渣Rが水路部2の上流側隣接領域CLAに滞留し集積しても、し渣Rは異径ディスク8により分割された状態で集積される。そのため、し渣Rが上流側隣接領域CLAにおいて軸方向に長い塊に成長することを抑制できる。
また、上述のドラムスクリーン装置1によれば、異径ディスク8の回転により、し渣Rが回転しながらロール状に成長する際のし渣回転方向D2とは逆方向の回転トルクがし渣Rに対して発生し、し渣Rが上流側隣接領域CLAにおいて回転しにくくなる。そのため、し渣Rが上流側隣接領域CLAにおいて径方向に太い塊に成長することを抑制できる。
【0085】
したがって、上述のドラムスクリーン装置1によれば、頻繁に装置を停止して、人力でし渣Rをスクリーン本体3から取り除く必要がなく、ドラムスクリーン装置1の安定した稼働が可能となる。
【0086】
また、本実施形態のドラムスクリーン装置1は、複数のディスク22は、少なくとも2つの異径ディスク8を含む。
そのため、し渣Rが異径ディスク8の外周平面部9の間に挟まれてスリップせずに保持された状態で、スクリーン本体3が回転することにより、し渣Rがスクリーン本体3の傾斜が緩やかな上部に到達しやすい。言いかえれば、少量ではスリップしていたし渣Rが、一定以上溜まることにより両側から挟まれて保持され、まとめて除去される。
また、前記ドラムスクリーン装置1によれば、し渣Rが両側から挟まれて保持された状態で、し渣Rが回転しながらロール状に成長する際のし渣回転方向D2とは逆方向の回転トルクがし渣に対して発生する。そのため、し渣Rが上流側隣接領域CLAにおいて更に回転しにくくなり、径方向に太い塊に成長することをより有効に抑制できる。
【0087】
また、本実施形態のドラムスクリーン装置1は、異径ディスク8のうち、一対の異径ディスク8がスクリーン本体3の軸方向の両端に設けられている。
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、水路部2の上流側隣接領域CLAのうちスクリーン本体3の軸方向の全領域において、し渣Rを異径ディスク8の間に挟んで保持することができる。これにより、水路部2の上流側隣接領域CLAの幅方向の両端に流れ込んで滞留するし渣Rも、効率よくスクリーン本体3のドラム状曲面部10に捉えて除去することができる。すなわち、し渣Rが水路部2の上流側隣接領域CLAに滞留することを効果的に抑制できる。
【0088】
また、本実施形態のドラムスクリーン装置1は、異径ディスク8の外周平面部9が、凸部18を有している。
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、異径ディスク8の外周平面部9に押し当てられたし渣Rの隙間に、凸部18が進入し、し渣Rがスリップせずにスクリーン本体3により確実に保持される。そのため、し渣Rを効率よくスクリーン本体3のドラム状曲面部10に捉えて除去し、し渣Rが水路部2の上流側隣接領域CLAに滞留することを効果的に抑制できる。
【0089】
また、本実施形態の変形例1のドラムスクリーン装置1は、異径ディスク8の外周平面部9が、細溝凹部24を有している。
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、異径ディスク8の外周平面部9に押し当てられたし渣Rに含まれる棒状や突起状の部分が、細溝凹部24にはまり込み、し渣Rがスリップせずにスクリーン本体3により確実に保持される。そのため、し渣Rを効率よくスクリーン本体3のドラム状曲面部10に捉えて除去し、し渣Rが水路部2の上流側隣接領域CLAに滞留することを効果的に抑制できる。
【0090】
また、本実施形態の変形例2のドラムスクリーン装置1は、渦巻状30が、異径ディスク8の外周からスクリーン本体回転方向D1に対する逆転方向に沿って徐々に異径ディスク8の中心に近づく弧状溝部29を含んでいる。
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、異径ディスク8の外周平面部9に押し当てられて保持されるし渣Rを、スクリーン本体3の回転に伴って、徐々に異径ディスク8の中心に近づけるように誘導する。これにより、スクリーン本体3のドラム状曲面部10に完全に捉えられていないし渣Rであっても、異径ディスク8の外周平面部9で捉えることにより、スクリーン本体3のドラム状曲面部10のうちの傾斜が緩やかな上部に到達しやすくなる。
【0091】
また、本実施形態の変形例3のドラムスクリーン装置1は、異径ディスク8の外周平面部9が切り込みを有する。
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、し渣Rの塊のうちの繊維状の部分が切り込みに挟まれて引っ掛かる。これにより、異径ディスク8の両面にわたって分割されずに滞留するし渣Rの塊を、スクリーン本体3に捉えて除去することができる。これにより、し渣Rが水路部2の上流側隣接領域CLAに滞留することを効果的に抑制できる。
【0092】
また、本実施形態のドラムスクリーン装置1は、流入槽11のゴムの可撓性底板部6Aが可撓性を有する。
そのため、上述のドラムスクリーン装置1によれば、し渣Rが強力にスクリーン本体3に捉えられ、し渣回収部5で落下せずにスクリーン本体3とともに一周する場合であっても、スクリーン本体3に付着したし渣Rが、可撓性を有する流入槽11の可撓性底板部6Aを押し上げる。そのため、スクリーン本体3の回転を阻害する過トルクが生じることなく、ドラムスクリーン装置1が稼働を続けることができ、ドラムスクリーン装置1の安定した稼働が可能になる。
【0093】
以上、本発明の態様について説明したが、本発明は上述した実施形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
【0094】
例えば、水路部2は、直線状に延びる配管であってもよい。この場合、スクリーン本体3は、処理対象水Wの流れ方向に対応する配管の長手方向の中途部に配されればよい。
【符号の説明】
【0095】
1 ドラムスクリーン装置
2 水路部
3 スクリーン本体
6 下流底面部
6A 可撓性底板部
7 基準ディスク(第1ディスク)
8 異径ディスク(第2ディスク)
9 外周平面部
10 ドラム状曲面部(円柱曲面部)
11 流入槽
13 底面
18 凸部(凸形状)
21 回転軸
22 ディスク
24 細溝凹部(凹形状)
29 弧状溝部(凹形状、弧状部分)
30 渦巻状凹部(凹形状)
31 切り込み
CLA 上流側隣接領域
PA 分割領域
R し渣
W 処理対象水
D1 スクリーン本体回転方向
D2 し渣回転方向
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8