特許第6872408号(P6872408)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6872408
(24)【登録日】2021年4月21日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】ダブルスキンカーテンウォール
(51)【国際特許分類】
   E04B 2/88 20060101AFI20210510BHJP
【FI】
   E04B2/88
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-83876(P2017-83876)
(22)【出願日】2017年4月20日
(65)【公開番号】特開2018-178652(P2018-178652A)
(43)【公開日】2018年11月15日
【審査請求日】2019年10月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安田 辰雄
【審査官】 桐山 愛世
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−215781(JP,A)
【文献】 特開2010−270480(JP,A)
【文献】 特開平10−110495(JP,A)
【文献】 実開昭58−142213(JP,U)
【文献】 特開2003−253794(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0126090(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 2/88、90、92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アウタースキンと、インナースキンと、支持材とを備え、
支持材は、建物の構造体に取り付けられるものであり、柱部と、柱部から外側に向けて突出する腕部を有し、
アウタースキンは腕部よりも外側に位置し、腕部の外側端に取り付けてあり、
インナースキンは柱部よりも内側に位置し、柱部の内側端に取り付けてある
ことを特徴とするダブルスキンカーテンウォール。
【請求項2】
アウタースキンと、インナースキンと、支持材とを備え、
支持材は、建物の構造体に取り付けられるものであり、柱部と、柱部から内側に向けて突出する腕部を有し、
アウタースキンは柱部よりも外側に位置し、柱部の外側端に取り付けてあり、
インナースキンは腕部よりも内側に位置し、腕部の内側端に取り付けてある
ことを特徴とするダブルスキンカーテンウォール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブルスキンカーテンウォールに関する。
【背景技術】
【0002】
図16及び図17に示すように、従来のダブルスキンカーテンウォール90では、アウタースキン91を支持する支持材93と、インナースキン95を支持する支持材97が別々に設けてあり、各支持材93、97は建物の構造体に固定されていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のダブルスキンカーテンウォールは、アウタースキンとインナースキンそれぞれに支持部を設けているので、部品点数が多くなると共にコストの増加を招いていた。
このため、部品点数が少ないものが求められていた。
【0004】
そこで、本発明は、部品点数が少ないダブルスキンカーテンウォールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、アウタースキンと、インナースキンと、支持材とを備え、支持材は、建物の構造体に取り付けられるものであり、柱部と、柱部から外側に向けて突出する腕部を有し、アウタースキンは腕部よりも外側に位置し、腕部の外側端に取り付けてあり、インナースキンは柱部よりも内側に位置し、柱部の内側端に取り付けてあることを特徴とするダブルスキンカーテンウォールである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、アウタースキンと、インナースキンと、支持材とを備え、支持材は、建物の構造体に取り付けられるものであり、柱部と、柱部から内側に向けて突出する腕部を有し、アウタースキンは柱部よりも外側に位置し、柱部の外側端に取り付けてあり、インナースキンは腕部よりも内側に位置し、腕部の内側端に取り付けてあることを特徴とするダブルスキンカーテンウォールである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、支持材の柱部にインナースキンを固定し、支持材の腕部にアウタースキンを取り付ける構成であるから、インナースキンとアウタースキンそれぞれに支持材を設ける場合に比べて、少ない部品点数でインナースキンとアウタースキンとを支持できる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、支持材の柱部にアウタースキンを固定し、支持材の腕部にインナースキンを取り付ける構成であるから、少ない部品点数でインナースキンとアウタースキンとを支持できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールの図であり、(a)は図6(b)に示すA部の拡大図、(b)は図6(c)に示すB部の拡大図である。
図2】本発明の第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールの図であり、(a)は図1(b)に示すC−C断面図、(b)は図1(b)に示すD−D断面図である。
図3】本発明の第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのインナースキンの図であって、(a)は図5に示すF−F断面図であり、(b)は図5に示すG−G断面図である。
図4】本発明の第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールであって、(a)は図6(b)に示すJ部の拡大図であり、(b)は図6(b)に示すK部の拡大図である。
図5】本発明の第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのインナースキンの正面図である。
図6】本発明の第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールであって、(a)はアウタースキンの正面図、(b)は(a)に示すL−L断面図、(c)は(a)に示すM−M断面図、(d)は側面図である。
図7】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールであって、図15(b)に示すN部の拡大図である。
図8】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールであって、図7に示すP部の拡大図である。
図9】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのアウタースキンの図であって、図15(c)に示すR部の拡大図である。
図10】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのインナースキンの図であって、図15(c)に示すS部の拡大図である。
図11】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールであって、図15(b)に示すT部の拡大図である。
図12】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのインナースキンの図であって、図14に示すV−V断面図である。
図13】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのインナースキンの図であって、図14に示すW−W断面図である。
図14】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールのインナースキンの正面図である。
図15】本発明の第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォールであって、(a)はアウタースキンの正面図、(b)は(a)に示すX−X断面図、(c)は(a)に示すY−Y断面図である。
図16】従来のダブルスキンカーテンウォールの縦断面図である。
図17】従来のダブルスキンカーテンウォールの横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず、図1図6を参照して、本発明の第1実施の形態について説明する。
図6に示すように、本発明の実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォール1は、アウタースキン3と、インナースキン5と、支持材7とを備えている。
アウタースキン3とインナースキン5とはそれぞれカーテンウォールであり、アウタースキン3は、インナースキン5の外側に間隔をあけて設けてある。アウタースキン3の上部には換気窓9が設けてあり、アウタースキン3とインナースキン5との間の空気を換気している。尚、インナースキン5は、建物11の壁面を構成している。
図1に示すように、支持材7は、アウタースキン3とインナースキン5との間に設けて、アウタースキン3及びインナースキン5を支持するものであり、柱部13と、柱部13から外側に突出する腕部15を有している。
柱部13は、H型鋼であり、インナースキン5の外側に立設してある。
図4(b)に示すように、柱部13の下端は建物11の躯体(構造体)11aにブラケット21を介してボルト・ナット23で固定されている。図4(a)に示すように、柱部13の上下方向中間部は建物11のフロア毎にブラケット21を介して、ボルト・ナット23で躯体11aに固定されている。
図1に示すように、腕部15はT型鋼(図2(b)参照)であり、内側端を柱部13に溶接により固定してあり、外側端(先端)をアウタースキン3側に延出している。
【0011】
柱部13とインナースキン5との取り付けについて説明する。図1(b)に示すように、柱部13にはその内側面に、左右方向の挿通孔が形成された連結材25が溶接固定されており、インナースキン5の隣り合う縦枠17、17を連結したボルト29を連結材25の挿通孔に挿通して止めてある。
次に、腕部15の先端とアウタースキン3との取り付けについて説明する。図1(a)(b)に示すように、腕部15の先端はアウタースキン3の無目19の下に配置してあり、腕部15に溶接固定したボルト31はブラケット32を介してナット33で固定してある。
【0012】
尚、図6(a)及び図2に示すように、アウタースキン3は、パネル35の上下端部を無目19で固定してあり、左右に隣り合うパネル35、35間は目地36(図1(b)参照)で埋めてあり、縦枠や方立は設けていない。
インナースキン5は、図5に示すように、引戸サッシ37及びFIXサッシ39が設けてあり、図3に示すように、FIXサッシ39のパネル35は上枠41、下枠43及び縦枠17(図1(b)参照)で保持されており、FIXサッシ39の左右の縦枠17、17間には、図3(b)に示すように、方立45が設けてあり、方立45に左右のパネル35を押縁47で固定してある。
図3(a)に示すように、上枠41及び下枠43は、躯体11aに固定されている。
【0013】
第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォール1の作用効果について説明する。
図1に示すように、第1実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォール1によれば、支持材7の柱部13にインナースキン5を固定し、支持材7の腕部15にアウタースキン3を取り付ける構成であるから、インナースキン5とアウタースキン3それぞれに支持材7を設ける場合に比べて、少ない部品点数でインナースキン5とアウタースキン3とを支持できる。
【0014】
図1及び図6に示すように、腕部15にアウタースキン3の無目19を取り付けてあり、無目19は上下のパネル35を支持しているから、アウタースキン3に方立がなく、無目19の横ラインによるスッキリとした外観にすることができる。
図1に示すように、支持材7のみで、インナースキン5とアウタースキン3夫々の自重及び夫々にかかる風圧力を負担しているので、ダブルスキンカーテンウォール1を簡易な構造にすることができる。
【0015】
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図7図14を参照して、第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォール1を説明する。
図7に示すように、第2実施の形態では、支持材7について、柱部13はアウタースキン3側に設けてあり、腕部15は柱部13から内側に突出している。
図11に示すように、柱部13は建物11の各フロアの躯体11aに固定した固定材49に連結材24を介してボルト・ナット51で固定してある。
図7図9に示すように、柱部13には、外側連結材25a、内側連結材25bを介してアウタースキン3の無目19が固定してある。図8に示すように、外側連結材25aは無目19にボルト52で固定してあり、内側連結材25bは柱部13にボルト54で固定してある。外側連結材25aと内側連結材25bは上下に重ねて垂直方向からボルト56とナット58で止めてある。
尚、連結材25a、25bの上側に設けてあるのは、押しボルト53である。また、無目19には外側と内側を連通する通気路55が形成されている。
【0016】
図7に示すように、腕部15は、外側ブラケット59aと内側ブラケット59bと、外側ブラケット59aと内側ブラケット59bの間に設けた耐風圧負担部材61で構成してあり、耐風圧負担部材61は円柱状部材であり、外側端部には外側連結材62aがねじ込まれており、内側端部には内側連結材62bがねじ込まれている。図9に示すように、外側連結材62aは、その左右を挟む外側ブラケット59aに左右側から止めるボルト63で止めてあり、図10に示すように、内側連結材62bは、その左右を挟む内側ブラケット59bに左右側から止めるボルト63で止めてある。
【0017】
また、腕部15の内側ブラケット59bは、インナースキン5に設けた補助材65にボルト67で固定してある。
補助材65は内側ブラケット59bが固定されるブラケット固定部65aと、インナースキン5の隣り合う縦枠27a、27b間に配置した縦枠固定部65bとを有し、ブラケット固定部65aと縦枠固定部65bとで横断面が略T字形状を成している。縦枠固定部65bは、ボルト69で隣り合う縦枠27a、27bに固定されている。
【0018】
図14に示すように、インナースキン5には、FIXサッシ39(図12参照)と、内開きサッシ40(図13参照)とが設けてある。図12及び図13に示すように、各サッシ39、40の枠70は躯体11aに固定されている。
【0019】
図7及び図15に示すように、第2実施の形態にかかるダブルスキンカーテンウォール1によれば、支持材7の柱部13にアウタースキン3を固定し、支持材7の腕部15にインナースキン5を取り付ける構成であるから、インナースキン5とアウタースキン3それぞれに支持材7を設ける場合に比べて、少ない部品点数でインナースキン5とアウタースキン3とを支持できる。
【0020】
腕部15にアウタースキン3の無目19を取り付けてあり、無目19は上下のパネル35を支持しているから、アウタースキン3に方立がなく、無目19の横ラインによるスッキリとした外観にすることができる。
図7に示すように、支持材7のみで、インナースキン5とアウタースキン3夫々の自重及び夫々にかかる風圧力を負担しているので、簡易な構造にすることができる。
図7及び図8に示すように、柱部13とアウタースキン3との固定は、アウタースキン3に固定した外側連結材25aと柱部13に固定した内側連結材25bとを上下に重ねて垂直方向からボルト56と、ナット58で止めてあるから、アウタースキン3にかかる左右方向の外力に対して柔軟に固定できる。
同様に、図9及び図10に示すように、柱部13と腕部15との連結は、腕部15の外側連結材62aを外側ブラケット59aで左右方向から挟んで水平方向から止めるボルトで固定しており、腕部15とインナースキン5との連結は、腕部15の内側連結材62bを内側ブラケット59bで左右方向から挟んで水平方向から止めるボルトで固定しているので、柱部13からインナースキン5に作用する上下方向の外力に対して柔軟に固定できる。
【0021】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、第1及び第2実施の形態において、柱部13の形状は、H型鋼や角柱状に限らず、筒状等であって良く、その形状は限定されない。同様に、腕部15の形状もT型鋼や棒状にすることに限らず、H型鋼や筒状等であっても良く、その形状は限定されない。
第1実施の形態においてアウタースキン3やインナースキン5に開閉窓を設けても良いし、第2実施の形態において、アウタースキン3やインナースキン5に引戸サッシを設けても良いし、各スキンに設ける窓種は限定されない。
【符号の説明】
【0022】
1 ダブルスキンカーテンウォール
3 アウタースキン
5 インナースキン
7 支持材
11a 躯体(建物の構造体)
13 柱部
15 腕部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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