(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記移動装置には、前記リフト要素(20)を前記第2の方向(S)に移動させる第2の作動部材(23)が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の移動装置。
前記供給ユニット(13)は、前記供給方向(Y)に前記移動装置(14)の上流にある第1のロール(36)と、前記移動デバイス(14)に対応する第2のロール(37)とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の移動装置。
【背景技術】
【0002】
計量ユニットおよび混合ユニットのような作業ユニットの連続使用により、容器の中に収容された流体染料製品を製造することは周知である。
周知の計量ユニットは、例えば染料顔料のような流体製品を計量し、それらをベース、例えば塗料ベースに結合させることができる。
【0003】
ミキサとしても周知の混合ユニットは、特定の色のワニスまたはペイントを構成するために異なる色合いおよび色の染料などの流体製品を一緒に混合することができ、かつ/またはベース物質に添加することができる。
【0004】
周知の混合ユニットは、回転運動、ジャイロスコープ、軌道、振動または他の手段によって流体生成物を混合し、通常は混合される流体生成物が収容される容器を回転または振動させる回転または振動ユニットを含む。容器は、通常、その中に収容される流体製品の量に応じてドラム、スズ、缶または他のものからなる。
【0005】
また、流体染料製品の移動および一般的な製造を自動化するために移動機械を使用することも周知である。周知の移動機械は、作業ユニットに隣接して、供給方向に容器を移動させることによって動作する供給ユニットを含む。周知の供給ユニットには、供給方向に直交する軸線を中心として回転する複数のロールまたはコンベアベルトが設けられる。
【0006】
作業ユニットは、一般に供給ユニットに面し、混合室のような作業室を含み、その内部では、容器内に収容された流体染料製品のそれぞれの作業が行われる。
周知の移動機械はまた、容器を供給ユニットからそれぞれの作業装置の作業室に移動させる移動装置を含む。これは、手動による操作を必要とせずに自動的に行われる。
【0007】
周知の移動装置は、一般に、供給ユニットと協働するように構成されている。特に、容器が作業室の反対側にある場合、容器は前記移動装置により自動的に内側に移動する。
周知の移動装置には、一般に、自己心出しグリッパ、スラスト機構、または容器の上部または側部で各々が動作する吸引によって機能する他の機構が設けられる。
【0008】
しかし、前記移動装置は、容器の移動中に予期しないまたは突然の偶発的な動きを引き起こし、その内部に収容された液体製品が漏出する危険性がある。
更に、周知の移動装置は、一般的に、使用可能な容器のタイプに関して、容器の特定の寸法および形状のみで作業するように構成されているので、使用の多面性に制限が生じる。
【0009】
実際には、審美的および機能的理由のために、容器は、従来の円筒形状とは異なる多くの異なる形状および寸法を取ることができ、これにより、周知の移動装置による容器の自動移動が複雑なものとなり、多目的にすることが不可能となることが周知である。
【0010】
特許文献1乃至3は、公知のタイプの物体を移動、装填または移送するための装置を開示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従って、最先端技術の短所のうちの少なくとも1つを克服することができる、容器を移動させるための装置および方法を完成する必要がある。
特に、本発明の1つの課題は、容器の寸法および形状に適合することができるとともに容器を安定かつ安全な状態で移動させることができる、容器を移動させるための装置および方法を得ることにある。
【0013】
別の課題は、移動中に内部に収容された液体生成物を保存する容器を移動させるための装置および方法を得ることにある。
本出願人は、最先端技術の短所を克服し、これらおよび他の目的および効果を得るために、本発明を考案し、試験し、実施した。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、独立項に記載されるとともに特徴付けられ、従属項は、本発明の他の特徴または主な発明思想に対する変形を開示する。
上記の課題によれば、本明細書に開示された実施形態の形態は、供給面上に載置される底面をそれぞれが有する容器を供給方向に供給するように構成された供給ユニットを含む、容器を移動させるための装置に関する。
【0015】
また、移動装置は、供給ユニットから供給ユニットに隣接する作業ユニットへと容器を供給方向に移動させる移動デバイスを含む。
本明細書に記載された実施形態の形態によれば、移動デバイスは、容器を下方から持ち上げて容器を供給面から作業ユニット内に移動させることにより、供給ユニットから容器をピックアップするために、容器の1つの底部が載置されるように設けられた移動面を画定する可動リフト要素を含む。
【0016】
従って、本発明による装置は、容器の側壁部および/または蓋に作用することなく、容器を下方から持ち上げて容器を移動させることができる。このようにして、容器が有することができる様々な寸法および形状にかかわらず、安定した載置面を供給して、その動きを保証することが可能である。
【0017】
本発明による装置は、混合ユニットと、計量ユニットのような他の作業ユニットとの両者を組み合わせて使用するように構成される。
実施形態のいくつかの形態によれば、リフト要素は、供給ユニットから容器をピックアップするために、移動面が供給面の下にある下降位置と、移動面が供給面と同一平面上にあるかまたは少なくとも部分的に上にある上昇位置との間で移動可能に構成される。
【0018】
また、実施形態のいくつかの形態では、リフト要素は、容器を作業ユニット内に位置決めするために、少なくとも上昇位置と作業ユニット
内の変位位置との間で移動可能に更に構成される。
【0019】
実施形態の他の形態によれば、リフト要素は、第1の作動部材によって供給面
と交差する第1の方向に、および第2の作動部材によって供給方向
と交差する第2の方向に、移動可能である。
【0020】
本明細書による移動デバイスによって活性化され得る複数の移動方向は、作業ユニット、例えばミキサに対応して容器を移動させる。更に、異なる運動方向により、供給面上の容器の位置に適合することが可能である。
【0021】
本発明の別の態様によれば、作業ユニット、例えばミキサは、下側プレートと、上側プレートとを含み、下側プレートおよび上側プレートは、容器を作業するように構成される。下側プレートは、容器を載せるためのコンタクト層を含み、コンタクト層には、その内部にリフト要素を受承するように構成された溝が設けられ、容器を動かすことができる。可能な実施形態では、溝は、容器を移動面からコンタクト層に移動させるために、リフト要素の離脱移動を可能にする深さを有する。
【0022】
コンタクト層の形状および厚さにより、リフト要素は、下側プレート上に容器を排出することができ、例えば容器の反転を引き起こす引っ張りや閉塞を生じることはない。
本明細書に開示される実施形態の他の形態は、容器を移動させる方法に関する。実施形態の1つの形態によれば、この方法は、供給面上に載置される底部をそれぞれ有する容器を供給方向に供給ユニットによって供給する工程と、供給ユニットから供給ユニットに隣接する作業ユニットに供給方向に移動デバイスによって容器を移動させる工程とを含む。
【0023】
更に、本明細書によれば、この方法は、容器を下方から持ち上げて容器を供給面から作業ユニットに移動させることによって、供給ユニットから容器をピックアップするために、容器のうちの1つの底部が載るように設けられた移動面を画定する、移動デバイスの可動リフト要素を使用する。
【0024】
リフト要素は、供給ユニットから容器をピックアップするために、少なくとも移動面が供給面の下にある下降位置と、移動面が供給面と同一平面上あるいは少なくとも部分的に供給面の上方にある上昇位置との間を移動される。
【0025】
リフト要素はまた、少なくとも、上昇位置と作業ユニット
内の変位位置との間で移動される。容器は、少なくとも作業ユニットに設けられた下側プレート上に受承され、容器は下側プレートのコンタクト層上に載置され、リフト要素がコンタクト層の溝内に受承される。
【0026】
本開示のこれらおよび他の態様、特徴および効果は、以下の説明、図面および添付の請求項を参照することにより、よりよく理解されるであろう。本明細書に統合され、本明細書の一部を形成する図面は、本発明の実施形態のいくつかの形態を示し、説明と共に、本開示の原理を説明することを意図している。
【0027】
本明細書に開示される様々な態様および特性は、可能な場合には個別に適用することができる。これらの個々の態様、例えば、添付の従属項に記載される態様および特徴は、分割出願の目的であり得る。
【0028】
特許プロセス中に既に周知のことが発見されたいかなる態様または特性も主張されず、免責事項の対象となることが理解される。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明のこれらおよび他の特徴は、添付の図面を参照して非限定的な例として与えられる実施形態の形態の以下の説明から明らかになるであろう。
理解を容易にするために、可能であれば、図面中の同一の共通要素を識別するために同じ参照符号が使用される。実施形態における一形態の要素および特性は、更なる説明なしに実施形態の他の形態に都合よく組み込むことができることが理解される。
【0031】
ここで、本発明の様々な実施形態による形態を詳細に参照し、そのうちの1つ以上の実施例が添付図面に示される。各実施例は、本発明の説明のために提供され、これを制限するものとして理解されるべきではない。例えば、図示されまたは記載された特性は、それらが実施形態による一形態の一部である限り、実施形態による別の形態を生成するために、実施形態による他の形態に採用され、あるいはこれに関連付けられ得る。本発明は、そのような変更および変形のすべてを含むものといえる。
【0032】
実施形態によるこれらの形態を開示する前に、本説明がその適用において、添付の図面を使用して以下の説明に記載されるような構成要素の構成および配置の詳細に限定されないことを更に明確にしなければならない。本開示は、実施形態による他の形態を提供することができ、様々な他の方法で取得または実行することができる。ここで使用されている表現や用語は説明のためのみのものであり、限定的であるとはみなされないことを更に明確にしなければならない。「含む(including)」、「含む(comprising)」、「有する(having)」およびそれらの変形のような用語の使用は、それらの後に列挙される要素およびそれらの均等物、ならびに追加の要素を含むことが意図される。特に明記しない限り、「取り付けられる」、「接続される」、「支持される」、および「連結される」という用語およびそれらの変形は、最も広い意味で使用され、直接的および間接的な組み立ての両者、接続、支持および連結を含む。更に、用語「接続される」および「連結される」は、物理的または機械的な接続または連結に限定されない。
【0033】
図1乃至4は、実施形態による形態における、流体染料製品を収容する容器11を移動させるように構成された移動装置10を開示するために使用される。流体染料製品の例は、液体染料、塗料、ワニス、エナメル、インクまたは他の流体着色物質のためのベースである。
【0034】
移動装置10は、それぞれが通常使用時には水平である供給面Π上に底面18を有する容器11を、供給方向Yに沿って供給するように構成される供給ユニット13を含む。
移動装置10は、供給ユニット13から供給ユニット13に隣接する作業ユニット16に容器11を移動させる移動デバイス14を更に含む。可能な実施形態では、作業ユニット16に作業室15を設けることができ、作業室15の内部において、容器11および/またはその中に収容された製品の作業を行うことができる。作業室15は、開口によってアクセス可能であり、供給ユニット13の方に面する。
【0035】
実施形態によるいくつかの形態では、移動デバイス14は、容器11を供給面Πから持ち上げ、容器11を作業ユニット16内に、例えば作業室15内に導入したりそこから取り出したりするために移動可能である。
【0036】
特に、移動デバイス14は、容器11のうちの1つの底部18が載るように設けられる移動面Π’を形成する可動リフト要素20を含み、これにより、容器11を下側から持ち上げるとともに供給面Πから作業ユニット16内に移動させることによって、容器11を供給ユニット13からピックアップする。例えば、リフト要素20は、プロング、フォーク、リフト・バー、リフト・アームなどとして形成可能である。
【0037】
実施形態による可能な形態によれば、リフト要素20は、移動面Π’が供給面Πの下にある非作動的な下降位置と、供給ユニット13から容器11をピックアップするために移動面Π’が供給面Πと同一平面上にあるか、または少なくとも部分的に上方にある上昇位置または係合位置(
図1に示す)との間で少なくとも移動可能に構成される。
【0038】
特に、第2の上昇位置において、移動面Π’には、容器の底部18を下から持ち上げるために、容器の底部18が載っている。
このようにして、底部18に対して下方から完了する持ち上げ動作は、容器の形状および大きさに関係なく、任意のタイプの容器上で同じ移動デバイス14および同じリフト要素20で常に実行することができ、これにより、作動の汎用性および普遍性が保証される。
【0039】
可能な実施形態によれば、容器11は、プラスチックまたは金属材料で形成可能である。更に、容器11は、円形、楕円形、正方形、あるいは矩形の断面、または一般に多角形、またはこれらの組み合わせを有することができる。特に、容器11の上部には蓋17が設けられ、下部には底部18が設けられており、底部18はその延長部を形成する。更に、可能な実施形態では、容器11は、ハンドルを備えても備えなくてもよい。
【0040】
実施形態の可能な形態によれば、リフト要素20はまた、作業ユニット16に対応して、例えば作業室15において、少なくとも容器11の上昇位置と横方向に移動された位置、すなわち荷降ろし位置との間で移動可能に構成され、持ち上げられてピックアップされた容器11をその内部に位置決めする。
【0041】
最後に、リフト要素20は、供給面Π(例えば、
図3参照)の下で、後方移動に応じて静止位置に戻すことができる。後方移動の間、移動面Π’は自由であり、すなわち容器11がなく、または容器11を供給面Πに戻して後続の作業を実行してもよい。
【0042】
リフト要素20は、互いに対して平行に配置することができ、例えば、ロッドのような長円形の形状を有し、円形または四角形の断面または上記の組み合わせを有することができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、リフト要素20は、供給方向Y
と交差する方向に延びる長手方向延長部を有し得る。
可能な実施形態では、第1の作動部材21を設けて、リフト要素20を供給面Π
と交差する第1の方向Dに移動させることができる。
【0044】
第1の作動部材21は、リフト要素20を第1の方向Dに移動させて、下降位置と上昇位置との間で供給面Πに対して移動面Π’を移動させることができる。
更に、実施形態の可能な形態では、第2の作動部材23を設けて、リフト要素20を供給方向Y
と交差する第2の方向Sに移動させることができる。
【0045】
第1の作動部材21および第2の作動部材23は、それぞれ例えば電流、作動油圧または空気圧のエネルギー源によって駆動されるモータを含み得る。第1の作動部材21および第2の作動部材23は、電動モータ、空気圧モータ、油圧ピストン、圧電アクチュエータからなる群から選択されるモータを含み得る。可能な実施態様では、本明細書に開示の実施形態の形態と組み合わせて使用されるタイプの駆動部材は、本質的に直線運動アクチュエータであり、円運動を直線運動に変換するように構成可能である。変換は、ジャッキスクリュータイプのアクチュエータ、ボールネジおよびロールスクリューのようなスクリューアクチュエータ、あるいはケーブル、ウインチ、ピニオンおよびラックユニット、チェーン伝動装置、ベルト伝動装置、剛性チェーンアクチュエータおよび剛性ベルトを備えたタックルなどの、ドラム、ギア、プーリやシャフトを備えたプーリアクチュエータからなる群から選択されるタイプの機構を介して通常行われる。
【0046】
リフト要素20は、移動面Π’を規定する第1の部分24と、第1の部分24
と交差する第2の部分26と、第2の部分26
と交差する第3の部分27とを含む。
可能な実施態様では、移動デバイス14は、移動デバイス14と供給ユニット13との協働および組み合わせ動作を可能にするために、供給ユニット13に関連付けられるのに適したフレーム29を含む。
【0047】
フレーム29はまた、供給ユニット13に取り付けることができる取り付けブラケット32を含む。
可能な実施形態では、移動デバイス14は、フレーム29に接続され、第1の作動部材21の移動をリフト要素20に伝達するように構成された昇降台30を含む。
【0048】
可能な実施形態では、昇降台30は、例えば、第1の作動部材21の任意の方向の直線運動を昇降台30を上昇させるために第1の方向Dの直線的な運動に変換または迂回させることができる関節レバー33によって、関節式にフレーム29に接続することができる。
【0049】
可能な実施形態では、昇降台30は、供給方向Y
と交差する方向に展開する2本のガイドバー34を含む。
ガイドバー34は、第2の方向Sに移動可能なスライダ28を摺動可能に支持するとともに案内することができる。
【0050】
図4および
図5を参照して、スライダ28は、リフト要素20の第3の部分27に関連付けることができる。可能な実施形態では、スライダ28は、たとえばねじ、ボルトあるいは同様の解放可能な取り付け要素などの解放可能な取り付け手段、または例えば溶接などの最終的な取り付け手段によって、例えば第3の部分27に取り付けることができる。
【0051】
実施形態のいくつかの形態では、スライダ28は、第2の作動部材23によって移動させることができる。
昇降台30はまた、ベースプレート30aと、ベースプレート30aに取り付けられた互いに対向する2つの側壁部30bおよび30cとを含み得る。
【0052】
可能な実施形態では、2つの側壁部30bおよび30cは、それらの間を横断して延びることができるガイドバー34を支持することができる(
図4)。
実施形態のいくつかの形態では、ベースプレート30aは、関節レバー33によってフレーム29に関節式に拘束することができる。
【0053】
実施形態のいくつかの形態では、例えば
図4および
図5に示すように、フレーム29とベースプレート30aとの間で、関節レバー33を枢動または関節運動させることができる。
【0054】
第1の作動部材21は、一端がフレーム29に、他端がベースプレート30aに安定して取り付けられる。
実施形態のいくつかの形態では、第1の作動部材21の移動、例えば直線的な延伸は、ベースプレート30aを上昇させ、第1の作動部材21の直線的な短縮は、ベースプレート30aの下降を導出する(例えば、
図4および
図5を参照)。
【0055】
本明細書に開示される実施形態のすべての形態と組み合わせることができる実施形態のいくつかの形態では、供給ユニット13は、例えば、
図1乃至8に示すようなローラユニットであるか、コンベヤベルト、あるいは他の搬送システム、例えばチェーンである。
【0056】
可能な実施態様では、供給ユニット13には、供給方向Y
と交差する回転軸線Xの軸線を中心に回転できるロール36および37を設けることができる。このようにして、ロール36および37により、容器11は供給方向Yに移動する。供給ユニット13には、ロール36および37が関連付けられるロール支持フレーム39が設けられる。
【0057】
いくつかの実施形態では、供給ユニット13は、下降位置から上昇位置へと移動する各リフト要素20が2つの隣接するロール36および37の間に挟まれるように構成することができる。この配置により、容器11が供給面Π上に載置されているときに容器11に少なくとも2つの接触ロール36および37を供給し、容器11を供給方向Yに沿って移動させ、また、少なくとも2つのリフト要素20を供給し、容器11を第1の方向Dおよび第2の方向Sに移動させることができる。
【0058】
ロール36および37に対して持ち上げるリフト要素20は、移動デバイス14によって影響される供給面Πの領域、すなわち、リフト要素20とロール36および37とが互いに協働する領域を形成する。
【0059】
ロール支持フレーム39は、移動デバイス14の取り付けブラケット32の取り付けを可能にする複数のプロファイル38、例えば溝付きプロファイルによって形成することができる。
【0060】
プロファイル38は、供給方向Yに平行
な方向及び供給方向Yと交差する方向に配向され、溶接またはねじ、ボルトなどの解放可能な取り付け要素によって接続される。
実施形態のいくつかの形態では、供給ユニット13は、リフト要素20が上昇位置と移動された位置との間で第2の方向Sに移動する間にリフト要素20を通過させる開口42を有する。開口42の数および寸法は、リフト要素20の数および寸法により調整され、特に、開口42は、リフト要素20と同数であり、幅が同じであり、リフト要素20が通過できるように互いに間隔をおいて配置される。
【0061】
いくつかの実施形態では、供給ユニット13のロール支持フレーム39に、プロファイル38に直接取り付けられた側縁部40および41が更に設けられ、これらはロール支持フレーム39の反対側を形成するように供給方向Yに長手方向に展開する。
【0062】
実施形態のいくつかの形態では、例えば
図5に示すように、例えば作業ユニット16に面した第1の側縁部40と、第1の側縁部40に対向する第2の側縁部41とを設けることができる。特に、第1の側縁部40は、リフト要素20を通過させるための開口42を有する。
【0063】
特に、第1の側縁部40は、別体として形成されるとともに第1の側縁部40の長手方向の展開部に沿って整列される支持部43を含む。
各支持部43は、供給方向Y
と交差する方向に延びる支持交差片44によって接続されて、第2の側縁部41に取り付けられる。
【0064】
支持部43は、開口42を画定する空間T(例えば、
図6参照)に従って、供給方向Yに沿って互いに間隔をおいて設けられる。特に、空間Tは、移動デバイス14のリフト要素20を、特に上昇位置と
横方向に変位した位置との間において作業ユニット16から移動させ、また作業ユニット16へ移動させることに適している。空間Tは、容器11の移動中にリフト要素20を第1の側縁部40に干渉させないためのものである。
【0065】
実施形態のいくつかの形態では、ロール36および37は、移動デバイス14の上流、すなわち、作業ユニット16に対向して配置されたときに容器11によって占有される位置の上流にある第1のロール36と、移動デバイス14に対応しており、すなわち、作業ユニット16に対向して配置された容器11が占める位置に対応している第2のロール37とを含む。
【0066】
第1のロール36は、第1のロール36が回転軸線Xを中心として回転できるように、第1の側縁部40および第2の側縁部41によって支持され得る。これに代えて、第2のロール37は、一端が第2の側縁部41によって支持され、他端が反対側で第1の側縁部40の支持部43によって支持される。
【0067】
実施形態のいくつかの形態では、支持要素46をロール支持フレーム39に関連付けることもでき、これらは、地面または作業平面上で安定して支持するように構成される。また、高さを調節可能であり、地面に対して供給面Πの高さを修正することができる。
【0068】
いくつかの実施形態では、供給ユニット13には、作業ユニット16に対する容器11の正確な位置を検出するとともに定義することができる心出し装置52(例えば
図5参照)を設けることができる。
【0069】
実施形態の他の形態では、供給ユニット13には、側縁部40および41に対する容器11の位置を周期的に検出し、供給方向Yにおけるその位置を定めることができるフォトセル51を設けることができる。
【0070】
可能な実施形態では、作業ユニット16は、例えば作業室15に設けられた、作業対象の容器11を受承するための少なくとも1つの下側プレート54を含む。作業対象の容器11は、移動デバイス14によって下側プレート54に供給される。
【0071】
実施形態の可能な形態では、下側プレート54は、容器11が載る上側コンタクト層57を含む。例えば、コンタクト層57は、下側プレート54の一体的部分であるか、あるいは下側プレート54上の個別の本体として適用されてもよい。コンタクト層57には、
図7に示すように溝59またはチャネルまたは長尺状をなすハウジング座部が設けられ、これらはその内部にリフト要素20を受承するように構成される。特に、溝59は、リフト要素20を受承するように構成される深さを有し、容器11を移動させるとともに容器11をリフト要素20からコンタクト層57上に移送する。効果的に、リフト要素20の
横方向の変位は、リフト要素20を下側プレート54の溝59に受承させるのに有用である。
【0072】
特に、溝59は、移動デバイス14のリフト要素20を受承可能であり、機械的な干渉なしに、移動面Π’からコンタクト層57に容器11を移送可能である。
溝59は、コンタクト層57の深さPに貫通することができる。
【0073】
溝59はまた、線形プロファイルに従って表面部58と完全にまたは部分的に交差する、第2の方向Sに沿った延長部を有する。
溝59は、リフト要素20の第1の部分24を受承するのに好適である。
【0074】
実施形態のいくつかの形態では、溝59の深さPは、リフト要素20を第1の方向Dに移動させて係合を解除し、容器11を移動面Π’からコンタクト層57の表面部58に移動させるのに好適である。
【0075】
可能な実施形態では、溝59の深さPは、少なくともリフト要素20の厚さ以上である。
更に、溝59の長さは、少なくともリフト要素20の長さ以上である。
【0076】
このように、リフト要素20が溝59に挿入されると、容器11はコンタクト層57の上面に載置され、その後、リフト要素20が溝59から引き出され、上昇位置に戻されると、容器11はコンタクト層57上に配置され、作業室15へ所望に応じて移動される。
【0077】
ここに開示される実施形態の全ての形態と組み合わせることができる実施形態のいくつかの形態では、コンタクト層57は、例えば、容器11の底部18に所望の摩擦およびグリップ効果を有するゴム材料または他の材料から形成されるマットである。これにより、リフト要素からコンタクト層57への容器11の移送が容易になる。
【0078】
コンタクト層57は、その外形を形成する表面部58と、上記の溝59とを含み、移動デバイス14との協働を可能にする。
可能な実施形態では、作業ユニット16は、例えば、混合ユニットまたはミキサであり、それによって実行される作業は、ジャイロスコープ回転運動または軌道回転運動によって容器11に収容された流体染料製品を混合するサイクルを行うことができる混合であり、例えば、支持構造体48およびこの支持構造体48の内側に関連付けられる混合ユニット50を含む。
【0079】
支持構造体48は、実質的に箱状の形状を有し、その内部に混合室15を形成する。
混合室15では、容器11のクランプユニット53を少なくとも部分的に配置することができる。クランプユニット53は、容器11をクランプまたはブロックするように設けられ、これにより、容器11は混合ユニット50で行われる混合または攪拌を受けることができる。
【0080】
可能な実施形態では、クランプユニット53は、一対のクランプ手段、例えば下側クランプ板として機能する下側プレート54と、上側クランプ板として機能する上側プレート55とを含む。下側プレート54および上側プレート55は、モータユニットによって指令される機械的伝達手段によって互いに接近および離隔するように選択的に移動可能である。
図1乃至
図8の例では、クランプ動作をなすように、下側プレート54および上側プレート55は、スラスト手段に接続される。
【0081】
可能な実施形態では、コンタクト層57は、下側プレート54の上に配置され、上側プレート55に直接面している。コンタクト層57は、上側プレート55上にも取り付けられ、この場合、上側プレート55の下面に取り付けられ、使用時に下側プレート54に向かって面する。
【0082】
実施形態のいくつかの形態では、コンタクト層57は、使用中、流体染料製品の容器11との下側プレート54および上側プレート55の係合および接着を改善するために更に設けられる。
【0083】
実施形態のいくつかの形態では、
図8は、上述した移動装置10および作業ユニット16の上流に配置された少なくとも1つの計量ユニット65を含む作業プラント60を開示するために使用される。
【0084】
計量ユニット65は、例えば着色顔料および/またはベースを計量し、それらを容器11または空の容器11に収容されたベースに導入するように構成される。
計量ユニット65は、供給方向Yと並ぶ方向に容器11を移動させるように構成された移動ユニット67によって提供され得る。移動ユニット67は、計量ユニット65に対して
、供給方向Yと交差する方向に、すなわち側部に長さが延びる。
【0085】
移動ユニット67は、例えば、複数のロールまたはコンベヤベルト、またはチェーン、ベルトなどを使用することができる。
移動ユニット67は、供給ユニット13に関連付けられ、ユニット間の単一の供給移動を画定する。
【0086】
実施形態のいくつかの形態では、
図8は、複数の移動装置10を備えた作業プラント60を開示するために使用される。この変形例によれば、移動装置10は、
図8に示すように、直列に設置することができ、または並列に設置することができる。
【0087】
本発明の分野および範囲から逸脱することなく、上述したように移動装置10に対して部分の修正および/または追加を行うことができることは明らかである。
本発明は、いくつかの特定の例を参照して説明されているが、当業者は、特許請求の範囲に記載の要素を有する、他の多くの同等の形態の移動装置10を確実に得ることができ、これにより定義された保護の分野にすべて包含されることが更に明らかである。