【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の主題の第1態様によれば、インサートと、工具体と、インサートを工具体に固定するように構成されたクランプとを含む工具アセンブリが提供され、インサートは、周方向に、第1、第2、第3、および第4コーナー領域に可分であり、第1コーナー領域は、外周上部サブ表面に形成され、外周背部サブ表面の前方に延びるインサート上部当接面と、外周背部サブ表面に形成され、外周上部サブ表面の下方に延びるインサート背部当接面と、を含み、第2コーナー領域は、インサート側面を連結し、外周上部表面および外周前部サブ表面の隣接部分よりも幅が広い刃先を含み、第3コーナー領域は、外周下部サブ表面に形成され、外周前部サブ表面の後方に延びるインサート第1下部当接面と、外周下部サブ表面に形成され、インサート第1下部当接面の下方に延びるインサート第2下部当接面と、を含み、工具体は、工具体外周面沿いに剛性インサートシートを含み、該インサートシートは、後方に延びる工具体第1下部当接面と、工具体第1下部当接面の下方に延びる工具体第2下部当接面と、下方に延びる工具体背部当接面と、工具体第2下部当接面と工具体背部当接面との間に延びる工具体逃げサブ表面と、を含み、クランプは、シャンクと、シャンクから延びクランプ−インサート当接面を含むクランプヘッドと、を含み、インサートは、クランプーインサート当接面がインサート上部当接面に当接し、工具体第1下部当接面がインサート第1下部当接面に当接し、工具体第2下部当接面がインサート第2下部当接面に当接し、且つ工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する、との当接設定によって工具体に固定される。
【0008】
本出願の主題の第2態様によれば、インサートと、工具体と、インサートを工具体に固定するように構成されたクランプとを組み合せで含む工具アセンブリが提供され、インサートは、対向するインサート第1および第2側面と、インサート側面と平行にそれらの間の中ほどに位置するインサート平面と、これらインサート側面を連結しているインサート外周面と、切削インサートの上背部分に位置する第1コーナー領域と、切削インサートの上前部分に位置する第2コーナー領域と、切削インサートの下前部分に位置する第3コーナー領域と、切削インサートの下背部分に位置する第4コーナー領域と、を含み、インサート外周面は、第1コーナー領域から第2コーナー領域に延びる外周上部サブ表面と、第2コーナー領域から第3コーナー領域に延びる外周前部サブ表面と、第3コーナー領域から第4コーナー領域に延びる外周下部サブ表面と、第4コーナー領域から第1コーナー領域に延びる外周背部サブ表面と、を含み、第1コーナー領域は、外周上部サブ表面に形成され、外周背部サブ表面の前方に延びるインサート上部当接面と、外周背部サブ表面に形成され、外周上部サブ表面の下方に延びるインサート背部当接面と、を含み、第2コーナー領域は、インサート側面を連結し、外周上部および前部サブ表面の隣接部分よりも幅が広い刃先を含み、第3コーナー領域は、外周下部サブ表面に形成され、外周前部サブ表面の後方に延びるインサート第1下部当接面と、外周下部サブ表面に形成され、インサート第1下部当接面の下方に延びるインサート第2下部当接面と、を含み、工具体は、工具体コーナーを含み、そのコーナーも、対向する工具体第1および第2側面と、工具体側面と平行にそれらの間の中ほどに位置する工具体平面と、これら工具体側面を連結している工具体外周面と、工具体外周面と工具体第1および第2側面との交差部に形成された剛性インサートシートと、を含み、工具体コーナーの工具体外周面は、インサートシートの後方に延びる工具体上部サブ表面と、インサートシートの下方に延びる工具体前部サブ表面と、をさらに含み、インサートシートは、工具体外周面沿いに、工具体前部サブ表面の後方に延びる工具体第1下部当接面と、工具体第1下部当接面の下方に延びる工具体第2下部当接面と、工具体上部サブ表面の下方に延びる工具体背部当接面と、工具体第2下部当接面と工具体背部当接面との間に延びる工具体逃げサブ表面と、を含み、クランプは、シャンクと、シャンクから延びクランプ−インサート当接面を含むクランプヘッドと、を含み、インサートは、クランプ−インサート当接面がインサート上部当接面に当接し、工具体第1下部当接面がインサート第1下部当接面に当接し、工具体第2下部当接面がインサート第2下部当接面に当接し、且つ工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する、との当接設定によって工具体に固定される。
【0009】
本出願の主題の第3態様によれば、インサートと、工具体と、インサートを工具体に固定するように構成されたクランプとを組み合せで含む工具アセンブリが提供され、インサートは、対向するインサート第1および第2側面と、インサート側面と平行にそれらの間の中ほどに位置するインサート平面と、インサート側面を連結しているインサート外周面と、切削インサートの上背部分に位置する第1コーナー領域と、切削インサートの上前部分に位置する第2コーナー領域と、切削インサートの下前部分に位置する第3コーナー領域と、切削インサートの下背部分に位置する第4コーナー領域と、を含み、インサート外周面は、第1コーナー領域から第2コーナー領域に延びる外周上部サブ表面と、第2コーナー領域から第3コーナー領域に延びる外周前部サブ表面と、第3コーナー領域から第4コーナー領域に延びる外周下部サブ表面と、第4コーナー領域から第1コーナー領域に延びる外周背部サブ表面と、を含み、第1コーナー領域は、外周上部サブ表面に形成され、外周背部サブ表面の前方に延びるインサート上部当接面と、外周背部サブ表面に形成され、外周上部サブ表面の下方に延びるインサート背部当接面と、を含み、第2コーナー領域は、インサート側面を連結し、外周上部および前部サブ表面の隣接部分よりも幅が広い刃先を含み、第3コーナー領域は、外周下部サブ表面に形成され、外周前部サブ表面の後方に延びるインサート第1下部当接面と、外周下部サブ表面に形成され、インサート第1下部当接面の下方に延びるインサート第2下部当接面と、を含み、工具体は、工具体コーナーを含み、そのコーナーも、対向する工具体第1および第2側面と、工具体側面と平行にそれらの間の中ほどに位置する工具体平面と、これら工具体側面を連結している工具体外周面と、工具体外周面と工具体第1および第2側面との交差部に形成された剛性インサートシートと、を含み、工具体コーナーの工具体外周面は、インサートシートの後方に延びる工具体上部サブ表面と、インサートシートの下方に延びる工具体前部サブ表面と、をさらに含み、インサートシートは、工具体外周面沿いに、工具体前部サブ表面の後方に延びる工具体第1下部当接面と、工具体第1下部当接面の下方に延びる工具体第2下部当接面と、工具体上部サブ表面の下方に延びる工具体背部当接面と、工具体第2下部当接面と工具体背部当接面との間に延びる工具体逃げサブ表面と、を含み、クランプは、シャンクと、シャンクから延びクランプ−インサート当接面を含むクランプヘッドと、を含み、インサートは、クランプ−インサート当接面がインサート上部当接面に当接し、工具体第1下部当接面がインサート第1下部当接面に当接し、工具体第2下部当接面がインサート第2下部当接面に当接し、且つ工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する、との当接設定によって工具体に固定され、インサートの第4領域は、インサート背部当接面に隣接しその下方に配置され後方に向くインサート背部非当接面を含み、工具体逃げサブ表面は、工具体背部当接面に隣接しその下方に配置され前方に向く工具体背部非当接面を含み、背部逃げギャップは、インサート背部非当接面と工具体背部非当接面とを隔てる。
【0010】
本出願の主題の第4態様によれば、後記の態様のいずれかによる、インサートと、工具体と、クランプとを含む工具アセンブリが提供される。
【0011】
高負荷機械加工は非常に大きな加工力によって特徴付けられ、これに応じ、以下の特徴のそれぞれが、単独で、または前述の態様のいずれか1つとの組み合わせで、高負荷機械加工の過程での工具アセンブリのパフォーマンスを向上することができる。
− クランプ−インサート当接面がインサート上部当接面に当接することにより生じる締付け力F
1は、インサートの外周前部サブ表面の後方に下向き方向に向かわせることが可能である。理論にこだわらずに言えば、前記締付け力をインサートの外周前部サブ表面に向けることは、インサートの不安定さの原因になり得ると考えられる。
− 工具体第2下部当接面がインサート第2下部当接面に当接することにより生じる締付け力F
3は、工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する箇処である、下方領域に向かう位置より低い後方向に向かわせることが可能である。言い換えれば、インサート第2下部当接面は、工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する箇所である、下方領域に向かう後方向に向けられる。理論にこだわらずに言えば、前記締付け力が別の当接点に向けられれば、弾性様の装着配置が達成されるであろうと考えられる。かかる弾性装着は、弾性コンポーネントが高負荷機械加工の過程で比較的に速く摩耗し得るので、工具体の寿命の長さに対し有害である。また、かかる配置は、装着された際のインサートの安定性に対して優れた力の配置を提供するとも考えられる。これを達成する仕方は前記位置に背部逃げギャップ設けることである。
− インサートシート中の、装着非締付け状態のインサートは自由に取り外しが可能である(すなわち、弾性装着されていない)。高負荷機械加工に対し、本配置の考えられる利点(例えば、工具体の寿命の長さ、優れた安定性など)は、弾性装着の利点を上回ると考えられる。
− クランプは、単に、インサートが望ましい位置に留まることを確実にできるだけであるが、述べられる本配置は、切削力が工具体だけに加わり、クランプには加わらないことを確実にする。
【0012】
上記を要約すれば、理解されるように、上記の諸特徴の各々は、個別に、および組み合せで、高負荷機械加工に対する優れたインサート装着配置に寄与することが可能である。別様に要約すれば、上記の諸特徴は、インサート上への機械加工力がクランプではなく工具体に印加されるようにし、締付力の印加の方向がインサートの安定性の増加をもたらし、対向する工具体当接面積の少なさがインサートの安定性を、また工具体寿命の長さの増加をもたらす。
【0013】
一般的に言って、本明細書および特許請求の範囲では、インサートが「当接設定」によって固定されると述べているが、追加的な当接面は排除されていることを理解すべきである。
【0014】
これら態様のいずれによっても、インサートは、インサート上部当接面と、インサート第1下部当接面と、インサート第2下部当接面と、インサート背部当接面との上に、これらだけの上に、同時に加えられる締付け力を受けることによって、インサートシート中の装着位置に保持されるように構成されることは理解されるであろう。
【0015】
本出願の主題の第5態様によれば、周方向に、第1、第2、第3、および第4コーナー領域に可分のインサートが提供され、第1コーナー領域は、外周上部サブ表面に形成され外周背部サブ表面の前方に延びるインサート上部当接面と、外周背部サブ表面に形成され、外周上部サブ表面の下方に延びるインサート背部当接面と、を含み、第2コーナー領域は、インサート側面を連結し、外周上部表面および外周前部サブ表面の隣接部分よりも幅が広い刃先を含み、第3コーナー領域は、外周下部サブ表面に形成され、外周前部サブ表面の後方に延びるインサート第1下部当接面と、外周下部サブ表面に形成され、インサート第1下部当接面の下方に延びるインサート第2下部当接面と、を含む。
【0016】
本出願の主題の第6態様によれば、対向する第1および第2側面と、インサート側面と平行にそれらの間の中ほどに位置するインサート平面と、インサート側面を連結しているインサート外周面と、切削インサートの上背部分に位置する第1コーナー領域と、切削インサートの上前部分に位置する第2コーナー領域と、切削インサート下前部分に位置する第3コーナー領域と、切削インサートの下背部分に位置する第4コーナー領域と、を含む単一刃先むく切削インサートが提供され、インサート外周面は、第1コーナー領域から第2コーナー領域に延びる外周上部サブ表面と、第2コーナー領域から第3コーナー領域に延びる外周前部サブ表面と、第3コーナー領域から第4コーナー領域に延びる外周下部サブ表面と、第4コーナー領域から第1コーナー領域に延びる外周背部サブ表面と、を含み、第1コーナー領域は、外周上部サブ表面に形成され、外周背部サブ表面の前方に延びるインサート上部当接面と、外周背部サブ表面に形成され、外周上部サブ表面の下方に延びるインサート背部当接面と、を含み、第2コーナー領域は、インサート側面を連結し外周上部および前部サブ表面の隣接部分より幅が広い刃先を含み、第3コーナー領域は、外周下部サブ表面に形成され、外周前部サブ表面の後方に延びるインサート第1下部当接面と、外周下部サブ表面に形成され、インサート第1下部当接面の下方に延びるインサート第2下部当接面と、を含む。
【0017】
本出願の主題の第7態様によれば、周方向に、第1、第2、第3、および第4コーナー領域に可分のインサートが提供され、第1コーナー領域は、外周上部サブ表面に形成され、外周背部サブ表面の前方に延びるインサート上部当接面と、外周背部サブ表面に形成され、外周上部サブ表面の下方に延びるインサート背部当接面と、を含み、第2コーナー領域は、インサート側面を連結し外周上部表面および外周前部サブ表面の隣接部分よりも幅が広い刃先を含み、第3コーナー領域は、外周下部サブ表面に形成され、外周前部サブ表面の後方に延びるインサート第1下部当接面と、外周下部サブ表面に形成され、インサート第1下部当接面の下方に延びるインサート第2下部当接面と、を含み、インサートは、インサート上部当接面と、インサート第1下部当接面と、インサート第2下部当接面と、インサート背部当接面との上に、これらだけの上に、同時に加えられる締付け力を受けることによって、インサートシート中の装着位置に保持されるように構成される。
【0018】
前述の諸態様のいずれによる高負荷用切削インサートも、以下の諸特徴の1つまたは組み合せを含むことが可能で、これらの各々は、(後記でさらなる具体的な利点を述べるが、前述した装着の安定性/工具体寿命の長さの利点によって)高負荷機械加工の過程におけるパフォーマンスを向上させることができる。
− これらインサート当接面のうちの1つだけが、例えばインサート第1および第2内向き傾斜面を包含する、インサート横緊締アレンジメントを含む。これは、インサートの製造の過程において、剛性インサートシートに対する必要精度を軽減することを可能にする。
− インサート横緊締アレンジメントは、好ましくは、例えば、主たる切削力に直接対向しないインサート第2下部当接面などの場所とすることができる。図面から分かるように、非横の切削力は、インサート第1下部当接面および背部当接面によって対向される。同様に、インサート上部当接面上に印加された力が、横緊締アレンジメントがインサートポケットに対し固定されるのを確実にできることが理解されよう。このように、インサート上背部当接面および横緊締アレンジメントは、より大きな加工力から、それに対しより強力な工具体で対抗することによって保護することが可能である。言い変えれば、切削インサートを、第1コーナー(第2コーナー領域)が主たる加工力を受けるが、第4コーナー領域は工具体に当接されていないので、その力を隣接のコーナー(第1および第3コーナー領域)に逃がすようにすることには利点があり得る。有利には、インサート横緊締アレンジメントは、主たる加工力に対向しない場所に配置することができる。
− インサート上部当接面は、外周前部サブ表面とは対面し、外周下部サブ表面からは面をそむけている。これは、締付け力を、インサートの外周前部サブ表面の後方である下方向に向けることを可能にする。
− インサート第2下部当接面は、インサート背部当接面よりも低く延びている。
− インサート第2下部当接面は、外周背部サブ表面よりも低く延びている。
− 外周前部サブ表面は、インサート背部当接面よりも低く延びている。
− 外周前部サブ表面は、外周背部サブ表面よりも低く延びている。
後者2つのポイントの各々は、対向する当接域を回避するのを助力でき、インサートの安定性を提供し、また工具体寿命の長さを増加する。
− インサートの高さと奥行きとの差は、40%よりも小さく、好ましくは25%よりも小さい。
− インサート第2下部当接面は、外周上部サブ表面から外周下部サブ表面までで測ってインサートの高さの1/3よりも小さい、好ましくは1/6よりも小さいインサート第2下部当接面長さを有する。
後者2つのポイントの各々は、対応するインサートシートの対応する工具体逃げサブ表面を拡大するのに必要な奥行きを低減することが可能で、これにより、インサートシートの隣接部分をより高剛性にすることを可能にする。
【0019】
本出願の主題の第8態様によれば、工具体コーナーを含む工具体が提供され、さらに該工具体コーナーも、対向する工具体第1および第2側面と、工具体側面と平行にそれらの間の中ほどに位置する工具体平面と、これら工具体側面を連結している工具体外周面と、工具体外周面と工具体第1および第2側面との交差部に形成された剛性インサートシートと、を含み、工具体外周面は、インサートシートの後方に延びる工具体上部サブ表面と、インサートシートの下方に延びる工具体前部サブ表面と、を含み、インサートシートは、工具体外周面沿いに工具体前部サブ表面の後方に延びる工具体第1下部当接面と、工具体第1下部当接面の下方に延びる工具体第2下部当接面と、工具体上部サブ表面の下方に延びる工具体背部当接面と、工具体第2下部当接面と工具体背部当接面との間に延びる工具体逃げサブ表面と、を含む。
【0020】
本出願の主題の第9態様によれば、工具体コーナーを含む工具体が提供され、さらに該工具体コーナーも、対向する工具体第1および第2側面と、工具体側面と平行にそれらの間の中ほどに位置する工具体平面と、これら工具体側面を連結している工具体外周面と、工具体外周面と工具体第1および第2側面との交差部に形成された剛性インサートシートと、を含み、工具体外周面は、インサートシートの後方に延びる工具体上部サブ表面と、インサートシートの下方に延びる工具体前部サブ表面と、を含み、インサートシートは、工具体外周面沿いに工具体前部サブ表面の後方に延びる工具体第1下部当接面と、工具体第1下部当接面の下方に延びる工具体第2下部当接面と、工具体上部サブ表面の下方に延びる工具体背部当接面と、工具体第2下部当接面と工具体背部当接面との間に延びる工具体逃げサブ表面と、を含む。
【0021】
前述の諸態様のいずれによる工具体も、以下の諸特徴の1つまたは組み合せを含むことが可能で、これらの各々は、(後記でさらなる具体的な利点を述べるが、前述した装着の安定性/工具体寿命の長さの利点によって)高負荷機械加工の過程におけるパフォーマンスを向上させることができる。
− これら工具体当接面のうちの1つだけが、例えば工具体第1および第2内向き傾斜面を包含する、工具体横緊締アレンジメントを含む。これにより、剛性インサートシートを有する工具体の製造の過程において必要な精度を軽減することが可能となる。
− 工具体第2下部当接面は、工具体背部当接面よりも低く延びている。
− 工具体第1下部当接面は、工具体背部当接面よりも低く延びている。
後者2つのポイントの各々は、対向する当接域を回避するのを助力でき、インサートの安定性を提供し、また工具体寿命の長さを増加する。
− 工具体第2下部当接面は、シート高さの1/3よりも小さい、好ましくは1/6よりも小さい工具体第2下部当接面長さを有する。
− シートの高さと奥行きとの差は、40%よりも小さく、好ましくは25%よりも小さい。
後者2つのポイントの各々は、対応するインサートシートの対応する工具体逃げサブ表面の拡大が必要な奥行きを低減することが可能で、これにより、インサートシートの隣接部分をより高剛性にすることを可能にする。当然のことながら、この用語「剛性」は、工具体またはそのインサートシートに用いられる材料を限定することは意味せず、これらは鋼鉄などの材料で作製してよい。それどころか、インサートシートの幾何的な構造は、インサートシートの対向する面を押し広げてインサートに対する弾性締付け効果を生じさせるように設計されてインサートを収容するように設計されるのでない。弾性締付けもまたインサートの幾何形状に依存するので、比較的に大きな逃げ陥凹部を備えたインサートシートも剛性インサートシートとして理論的には機能するであろうが、工具体逃げギャップのサイズを最小化するなどの幾何学的特徴にも利点があり得る。
【0022】
本出願の主題の第10態様によれば、シャンク、およびシャンクから延びクランプ−インサート当接面を含むクランプヘッド、を含むクランプが提供される。
【0023】
本クランプは、以下の諸特徴の1つまたは組み合せを含むことが可能で、これらの各々は、高負荷機械加工の過程におけるパフォーマンスを向上させることが可能である。
− クランプ後方ヘッド部分はシャンクの背部に延ばすことができる。これにより、クランプ−工具体当接面が、隣接する工具体−クランプ当接面と当接し、インサートの締付けにより生じたモーメントに、クランプ−インサート当接面を介して対抗することが可能になる。
− クランプ後方ヘッド部分は、平坦形状のクランプ背部表面を有することができる。この背部表面は、クランプヘッドの中央矩形平面に対し垂直であってよい。これにより、インサートを締付けるとき、クランプを正しく回転配位することが可能となる。
− 少なくともクランプ後方ヘッド部分のクランプ上部面には、(頂点に延びる少なくとも1つの非直交面、または、例えば、頂点で会合する2つの内向き傾斜面を有する)リッジを設けることができる。これは、工具体ホルダに把持されたとき、クランプを保持する工具体の(特に、工具体が、傾斜リッジ形状を備えた切断ブレードなど、対応形状の上部面を有する場合に)動きを可能にする。このリッジは長手方向に延びるリッジであってよい。
【0024】
一般的に言えば、本明細書および特許請求の範囲全体を通して用いられる方向は、説明の対象または対象群の、対象以外の部分に相対的なものである。図面に照らしてテキストを読めば明らかなように、或る方向が述べられたとき、それは「一般的に」という意味である。したがって、例えば、第1面が、例えば第2面の「後方」に延びると述べられた場合、必ずしも第1面が第2面と直交しているのでなく、むしろ、第1面が「一般的に後の方向に」延びると理解すべきである。言い換えれば、第1面が後方に延びると言われた場合、これは、第1面が、例えば上方または下方などの他のどの直交方向よりも多分に後方向に延びている(すなわち、該面は定義された方向の±45°の許容差内に延びている)と理解すべきである。
【0025】
当然のことながら、前述は要約であり、前述の態様のいずれも、以下に述べる諸特徴のいずれかをさらに含んでよい。具体的には、以下の特徴は、単独または組み合わせで、前述の諸態様のいずれにも適用することが可能である。
i. 工具アセンブリは、インサートと、インサートを工具体に固定するように構成されたクランプとを含むことが可能である。
ii. インサートは、単一刃先だけを含むことが可能である。
iii. インサートはむくに、すなわち締付け穴なしにすることが可能である。かかる構成は、高負荷用途の過程で生じる衝撃力に対して特に有用であり得る。
iv. インサート第1および第2面は、締付構造(例えば、締付け用穴または陥凹部)なしにすることが可能である。
v. インサートは、対向するインサート第1および第2側面と、これら側面を連結するインサート外周面とを含むことが可能である。
vi. インサート平面は、インサート側面と平行にそれらの間の中ほどに位置させることが可能である。インサートは、インサート平面の向かい合う側に対し鏡面対称とすることが可能である。
vii. インサートは、インサート高さおよびインサート奥行きを有することが可能である。インサート高さは、外周上部サブ表面から外周下部サブ表面までで測定してよい。インサート奥行きは、外周背部サブ表面から外周前部サブ表面までで測定してよい。インサート高さと奥行きとの差は、40%よりも小さくする(例えば、全体高さが10mmの場合、奥行きは6mmより大きく14mmよりも小さい)ことが可能である。好ましくは、インサート高さと奥行きとの差は25%よりも小さい。
viii. インサート前部下部高さは、インサート高さの40%よりも小さく、好ましくは30%よりも小さくすることが可能である。好ましくは、インサート前部下部高さは、インサート高さの10%よりも大きくてよい。
ix. インサート第2下部当接長さは、インサート高さの40%よりも小さく、好ましくは30%よりも小さくすることが可能である。好ましくは、インサート第2下部当接長さは、インサート高さの10%よりも大きくてよい。
x. インサートは、周方向に、第1、第2、第3、および第4コーナー領域に可分とし、これらを含むことが可能である。詳しく言えば、第1コーナー領域はインサートの上背部分に配置することが可能で、第2コーナー領域はインサートの上前部分に配置することが可能で、第3コーナー領域はインサートの下前部分に配置することが可能で、第4コーナー領域は切削インサートの下背部分に配置することが可能である。
xi. インサート外周面は、第1コーナー領域から第2コーナー領域に延びる外周上部サブ表面と、第2コーナー領域から第3コーナー領域に延びる外周前部サブ表面と、第3コーナー領域から第4コーナー領域に延びる外周下部サブ表面と、第4コーナー領域から第1コーナー領域に延びる外周背部サブ表面と、を含むことが可能である。
xii. 外周前部サブ表面は、外周背部サブ表面よりも低く延びることが可能である。
xiii. 第1コーナー領域は、インサート上部当接面を含むことが可能である。インサート上部当接面は、外周上部サブ表面に形成することが可能である。インサート上部当接面は、外周背部サブ表面の前方に延びることが可能である。インサート上部当接面は、外周前部サブ表面とは対面し、外周下部サブ表面からは面をそむけることが可能である。言い換えれば、インサート上部当接面から下方に延びる仮想法線が、インサートの外周前部サブ表面の後方にあることが可能である。
xiv. 第1コーナー領域は、インサート背部当接面を含むことが可能である。インサート背部当接面は、周辺背部サブ表面に形成することが可能である。インサート背部当接面は、外周上部サブ表面の下方に延びることが可能である。
xv. 第2コーナー領域は、インサート側面を連結する刃先を含むことが可能である。刃先は、外周上部表面および外周前部サブ表面の隣接部分よりも幅が広くできる。刃先は、インサート外周面と、インサート側面の1つまたは両方との交差部沿いの後方に延びることが可能である。
xvi. すくい面は、インサート外周面に沿って刃先の後方に延びることが可能である。すくい面は、切り屑処理アレンジメントによって形成することが可能である。
xvii. インサート逃げ面は、インサート外周面に沿って、刃先の下後方に延びることが可能である。
xviii. 第3コーナー領域は、インサート第1下部当接面を含むことが可能である。インサート第1下部当接面は、外周下部サブ表面に形成することが可能である。インサート第1下部当接面は、外周前部サブ表面の後方に延びることが可能である。
xix. 第3コーナー領域は、インサート第2下部当接面を含むことが可能である。インサート第2下部当接面は、外周下部サブ表面に形成することが可能である。インサート第2下部当接面は、インサート第1下部当接面の下方に延びることが可能である。インサート第2下部当接面は、外周背部サブ表面よりも低く延びることが可能である。インサート第2下部当接面は、インサート第2下部当接面長さ(面の直線部分が測定される)を有する。インサート第2下部当接面長さは、インサートの高さの1/3よりも小さく、好ましくは1/6よりも小さくすることが可能である。
xx. 第4コーナー領域では、インサートは、締付け力なしまたはそれを受けないことが可能である。
xxi. インサートは、後方に向いたインサート背部非当接面を含むことが可能である。この背部非当接面は、インサート背部当接面に隣接してその下方に配置することが可能である。第4コーナー領域は、背部非当接面を含むことが可能である。
xxii. 工具体逃げサブ表面は、前方に向いた工具体背部非当接面を含むことが可能である。工具体背部非当接面は、工具体背部当接面に隣接してその下方に配置することが可能である。
xxiii. 背部逃げギャップは、インサート背部非当接面と工具体背部非当接面とを隔てることが可能である。背部逃げギャップは、インサートの後方に配置することが可能で、インサートの第4コーナー領域と工具体逃げサブ表面とを隔てることが可能である。
xxiv. 工具体逃げ陥凹部は、インサートの外周下部サブ表面と工具体逃げサブ表面とを隔てることが可能である。工具体逃げ陥凹部は、インサートの下方に配置することが可能で、インサートの第4コーナー領域と工具体逃げサブ表面とを隔てることが可能である。好ましくは、工具体逃げ陥凹部は、その中に受入れるよう意図されたインサートのサイズに対応するように形成することが可能である(当然、逃げを備えるためにわずかに大きい)。かかるサイズ設定(または、言い換えれば、工具体逃げ陥凹部のサイズの最小化)は、インサートポケットにさらなる剛性を備える助力となり得る。
xxv. 背部逃げギャップは、工具体逃げ陥凹部と連接することが可能である。
xxvi. インサート当接面は、インサート横緊締アレンジメントを含むことが可能である。インサート横緊締アレンジメントは、例えば第1および第2内向き傾斜面を包含することが可能である。好ましくは、インサート当接面のうちの1つだけが、インサート横緊締アレンジメントを含む。最も好ましくは、第3コーナー領域のインサート第2下部当接面がインサート横緊締アレンジメントを含む。理論にこだわらずに言えば、インサート第2下部当接面に形成されたインサート横緊締アレンジメントが、最も安定したインサート固定アレンジメントを提供すると考えられる。好ましくは、インサート第1および第2内向き傾斜面は、凸形状またはリッジ形状よりもむしろ凹形状を形成する。
xxvii. 工具体は切断ブレードとすることが可能である。この工具体は、その対角線上に対向する2つのコーナーの各々にインサートシートを有することが可能である。これらのインサートシートは同一であってよい。工具体は、工具体第1および第2側部の中央を通って延びる工具体軸周りに180°回転対称とすることが可能である。
xxviii. 工具体コーナー、または工具体全体は、対向する第1および第2側面と、これら工具体側面を連結する工具体外周面を含むことが可能である。
xxxix. 工具体コーナー、または工具体全体は、工具体側面と平行にそれらの間の中ほどに位置する工具体平面を含むことが可能である。
xxx. 工具体コーナーは、一剛性インサートシート、または複数のインサートシートを含むことが可能である。各インサートシートは剛性インサートシートとすることが可能である。各インサートシートは、工具体外周面と工具体第1および第2側面との交差部に形成することが可能である。
xxxi. インサートシートは、工具体外周面沿いに配置することが可能である。
xxxii. インサートシートは、工具体第1下部当接面と、工具体第2下部当接面と、工具体背部当接面と、工具体逃げサブ表面とを含むことが可能である。
xxxiii. シートは、シート高さおよびシート奥行きを有することが可能である。シート高さは、工具体上部サブ表面の仮想寸法補助線から、工具体逃げサブ表面の最下点までで測ってよい。シート奥行きは、工具体背部当接面から、工具体前部サブ表面の仮想寸法補助線までで測ってよい。シートの高さと奥行きとの差は40%よりも小さくすることが可能である。好ましくは、シートの高さと奥行きとの差は25%よりも小さい。
xxxiv. インサートの刃先は、少なくともインサートシートを含む工具体のコーナーよりも幅広にすることが可能であり、工具体全体の残りの部分よりも幅広にすることも可能である。
xxxv. 工具体第1下部当接面は、工具体前部サブ表面の後方に延びることが可能である。
xxxvi. 工具体第1下部当接面は、工具体背部当接面よりも低く延びることが可能である。
xxxvii. 工具体第2下部当接面は、工具体第1下部当接面の下方に延びることが可能である。
xxxviii. 工具体第2下部当接面は、工具体背部サブ表面よりも低く延びることが可能である。工具体第2下部当接面は、工具体第2下部当接面長さ(面の直線部分が測定される)を有することが可能である。工具体第2下部当接面長さは、シート高さの1/3よりも小さく、好ましくは1/6よりも小さくすることが可能である。
xxxix. 工具体背部当接面は、工具体上部サブ表面の下方に延びることが可能である。
xl. 工具体逃げサブ表面は、工具体第2下部当接面と工具体背部当接面との間に延びることが可能である。
xli. 工具体外周面は、工具体上部サブ表面を含むことが可能である。工具体上部サブ表面は、インサートシートの後方に延びることが可能である。工具体上部サブ表面は、工具体の全長に亘って延びることが可能である。工具体上部サブ表面は、(頂点に延びる少なくとも1つの非直交面、または、例えば頂点で会合する2つの内向き傾斜面を有する)リッジ形状にすることが可能である。工具体下部サブ表面は、(頂点に延びる少なくとも1つの非直交面、または、例えば、頂点で会合する2つの内向き傾斜面を有する)リッジ形状にすることが可能である。
xlii. 工具体外周面は工具体前部サブ表面を含むことが可能である。工具体前部サブ表面はインサートシートの下方に延びることが可能である。
xliii. 工具体コーナーはクランプ穴を含むことが可能である。
xliv. 工具体外周面はクランプ穴を含むことが可能である。
xlv. クランプ穴は、工具体上部サブ表面沿いに、工具体背部当接面に隣接して配置することが可能である。工具体外周面は、工具体−クランプ当接面をさらに含むことが可能である。工具体−クランプ当接面は、クランプ穴および工具体上部サブ表面から上方に、インサートシートに向いて延びることが可能である。
xlvi. クランプ穴は、下後方向に傾斜したクランプ軸A
Cであるか、または該軸を有することが可能である。
xlvii. 工具体外周面は、止めねじ穴を含むことが可能である。この止めねじ穴は螺刻することが可能である。止めねじ穴は、インサートシートの、クランプ穴の対向側に配置することが可能である。止めねじ穴は、工具体第1下部当接面の下方の工具体前部サブ表面沿いに配置することが可能である。
xlviii. クランプ穴と止めねじ穴とは交差することが可能である。止めねじ穴およびクランプ穴は、インサートシートを囲むことが可能である。
xlix. クランプのシャンクは螺刻なしでよく、止めねじが工具体前部サブ表面に形成された止めねじ穴を占めることが可能で、止めねじはクランプ中に形成された前部陥凹部に係合することが可能である。
l. 工具体当接面は、工具体横緊締アレンジメントを含むことが可能である。工具体横緊締アレンジメントは、例えば第1および第2内向き傾斜面を包含することが可能である。好ましくは、これら工具体当接面のうちの1つだけが、工具体横緊締アレンジメントを含む。最も好ましくは、工具体第2下部当接面が工具体横緊締アレンジメントを含む。理論にこだわらずに言えば、工具体第2下部当接面に形成された工具体横緊締アレンジメントが、最も安定したインサート固定アレンジメントを提供すると考えられる。好ましくは、工具体第1および第2内向き傾斜面は、凹形状よりもむしろ凸形状またはリッジ形状を形成する。
li. クランプは、シャンクと、シャンクから延び、クランプ−インサート当接面を含むクランプヘッドと、を含むことが可能である。
lii. シャンクは螺刻なしとすることが可能である。
liii. クランプヘッドは、クランプ上部面、クランプ下部面、およびクランプ上部面とクランプ下部面とを連結するクランプ外周面を含むことが可能である。
liv. クランプヘッドは、クランプ前方ヘッド部分、クランプ後方ヘッド部分、およびクランプ中間ヘッド部分を含むことが可能である。
lv. クランプ前方ヘッド部分は、下方に向いたクランプ−インサート当接面を含むことが可能である。言い換えれば、クランプ−インサート当接面は、クランプ前方ヘッド部分の下部面に配置することが可能である。
lvi. クランプ中間ヘッド部分は、下方向に延びるシャンクに連結することが可能である。言い換えれば、シャンクは、クランプ中間ヘッド部分の下部面に配置することが可能である。
lvii. クランプ後方ヘッド部分は、クランプ外周面に位置するクランプ−工具体当接面を含むことが可能である。クランプ後方ヘッド部分は、シャンクの後方に延びることが可能である。これにより、クランプ−工具体当接面が、隣接する工具体−クランプ当接面と当接し、インサートの締付けにより生じたモーメントに、クランプ−インサート当接面を介して対抗することが可能になる。
lviii. クランプ−工具体当接面は平坦形状とすることが可能である。クランプ−工具体当接面は、クランプヘッドの中央矩形平面(すなわち、クランプヘッドが、シャンクに対し横方向に引き延ばされている)に対し垂直とすることが可能である。これにより、インサートを締付けるため、クランプをシャンク軸周りに正確に回転配位することを可能にできる。
lix. 少なくともクランプ後方ヘッド部分のクランプ上部面は、(頂点に延びる少なくとも1つの非直交面、または、例えば、頂点で会合する2つの内向き傾斜面を有する)リッジ形状にすることが可能である。これは、工具体ホルダに把持されたとき、クランプを保持する工具体の(特に、工具体が、傾斜リッジ形状を備えた切断ブレードなど、対応形状の上部面を有する場合に)動きを可能にすることができる。
lx. インサートは、クランプ−インサート当接面がインサート上部当接面に当接し、工具体第1下部当接面がインサート第1下部当接面に当接し、工具体第2下部当接面がインサート第2下部当接面に当接し、且つ工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する、との当接設定によって工具体に固定することが可能である。
lxi. クランプのクランプ−インサート当接面は、インサート上部当接面に同時に当接することが可能であり、且つクランプのクランプ−工具体当接面が、工具体−クランプ当接面に当接することが可能である。
lxii. インサートシート中の、装着非締付け状態のインサートは自由に取り外しが可能である。
lxiii. クランプ−インサート当接面がインサート上部当接面に当接することにより生じる締付け力は、インサートの外周前部サブ表面の後方である、下方向に向かわせることが可能である。好ましくは、締付け合力は、工具体第1下部当接面の後方に向かわせることが可能である。
lxiv. 工具体第2下部当接面がインサート第2下部当接面に当接することにより生じる締付け力は、工具体背部当接面がインサート背部当接面に当接する箇処である下方領域向に向けて後方向に向けることが可能である。背部逃げギャップは、インサート背部当接面下方のインサートの外周背部サブ表面と、工具体逃げサブ表面との間に配置することが可能である。背部逃げギャップの少なくとも一部は、工具体背部当接面の後方に延びることが可能である。理解されるように、前述は、これも同様に、締付け力が向けられる下方のさらなる背部締付け当接場所の可能性を除外している。
lxv. インサートは、インサート上部当接面と、インサート第1下部当接面と、インサート第2下部当接面と、インサート背部当接面とに、締付け力を同時に加えること、これらだけに加えることによって、インサートシート中の装着位置に保持されるように構成することが可能である。言い換えれば、インサートは、インサート上部当接面と、インサート第1下部当接面と、インサート第2下部当接面と、インサート背部当接面とを当接させる、これらだけを当接させることによって、インサートシート中の装着位置に保持されるように構成することが可能である。
lxvi. 工具体または工具アセンブリは、インサート上部当接面と、インサート第1下部当接面と、インサート第2下部当接面と、インサート背部当接面とに、締付け力を同時に加えること、これらだけに加えることによって、インサートシート中の装着位置にインサートを保持するように構成することが可能である。言い換えれば、工具体または工具アセンブリは、インサート上部当接面と、インサート第1下部当接面と、インサート第2下部当接面と、インサート背部当接面とを同時に当接させる、これらだけを当接させることによって、インサートシート中の装着位置にインサートを保持するように構成することが可能である。
【0026】
本出願の主題をよりよく理解するため、またそれらが実際面でどのように実行され得るかを示すために、以降、添付の図面を参照することとする。