【実施例】
【0063】
錠剤の処方(湿式造粒)
アイテム 成分 mg/錠剤
5 25 100 500
1. 式Iで示される化合物 5 25 100 500
2. 乳糖無水物DTG 125 105 30 150
3. Sta−Rx 1500 6 6 6 30
4. 微結晶性セルロース 30 30 30 150
5. ステアリン酸マグネシウム 1 1 1 1
合計 167 167 167 831
製造手順
1.アイテム1、2、3及び4を混合して、精製水と共に造粒する。
2.顆粒を50℃で乾燥する。
3.顆粒を適切な粉砕装置に通す。
4.アイテム5を加えて、3分間混合する;好適なプレス機で圧縮する。
【0064】
カプセル剤の処方
アイテム 成分 mg/カプセル剤
5 25 100 500
1. 式Iで示される化合物 5 25 100 500
2. 乳糖水和物 159 123 148 −−−
3. トウモロコシデンプン 25 35 40 70
4. タルク 10 15 10 25
5. ステアリン酸マグネシウム 1 2 2 5
合計 200 200 300 600
製造手順
1.アイテム1、2及び3を好適なミキサーで30分間混合する。
2.アイテム4及び5を加えて、3分間混合する。
3.好適なカプセルに充填する。
【0065】
実施例1
N−(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化39】
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【0066】
中間体3
2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化40】
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【0067】
工程1
2−ニトロ−3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン
【化41】
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0℃で、トリフェニルホスフィン(8.42g、32.1mmol)のTHF(100ml)中溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(6.5g、6.25ml、32.1mmol)を滴下して加えた。30分後、2−ニトロピリジン−3−オール(3g、21.4mmol)及び4,4,4−トリフルオロブタン−1−オール(4.11g、32.1mmol)のTHF(15ml)中溶液を滴下して加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒をエバポレートした。残留物を少量のAcOEt中に溶解し、沈殿が開始するまでヘプタンを加えた。12時間後、沈殿物を濾別し、溶媒をエバポレートした。残留物を、ヘキサン中 0%〜100% EtOAcの勾配を用いるシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
標題化合物(5.29g、99%)を、淡黄色の液体として得た。MS ES+(m/z):251.1(100%)[(M+H)
+]
【0068】
工程2
3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン−2−アミン
【化42】
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2−ニトロ−3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン(実施例A−1a、2.5g、9.99mmol)のエタノール(150ml)及び塩酸(55.4g、46.2ml、380mmol)中溶液に、鉄(3.35g、60.0mmol)を加えた。反応混合物を2時間、90℃まで加熱した。粗反応混合物を濾過し、溶媒を減圧下で除去した。飽和NaHCO
3溶液を加えた。水相を分離し、AcOEt(100ml)で4回で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。粗物質を、ヘプタン中 0%〜70% EtOAcの勾配を用いるシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。標題化合物(2.05g、93%)を、淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):221.1 [(M+H)
+]
【0069】
工程3
N−[[3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化43】
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3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン−2−アミン(実施例A−1b、3.7g、16.8mmol)のジオキサン(90ml)中溶液に、エトキシカルボニルイソチオシアナート(2.2g、1.98ml、16.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗物質を精製することなく次の工程で用いた。
標題化合物(5.7g、97%)を、黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):352.1 [(M+H)
+]
【0070】
工程4
8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化44】
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ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.69g、81.8mmol)とヒューニッヒ塩基(6.35g、8.57ml、49.1mmol)とのMeOH(20ml)及びエタノール(20.0ml)中懸濁液に、N−[[3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(5.75g、16.4mmol)を加えた。反応混合物を3時間、60℃まで加熱した。飽和NaHCO
3水溶液を加え、水相を分離し、CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。標題化合物(4.23g、99%)を、白色の固体として得た。MS ES+(m/z):261.1 [(M+H)
+]
【0071】
工程5
2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化45】
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亜硝酸tert−ブチル(1.78g、2.06ml、17.3mmol)及び臭化銅(II)(3.86g、17.3mmol)のアセトニトリル(110ml)中溶液を60℃まで加熱し、8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(3g、11.5mmol)を数回に分けて15分かけて加えた。反応混合物を60℃で30分間撹拌した。HCl水溶液(1M、40ml)を加え、水相を分離し、そして、AcOEtで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、そして、溶媒を減圧下で除去した。粗物質を、溶離剤としてCH
2Cl
2を用いるシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
標題化合物(3.0g、80%)を、白色の固体として得た。MS ES+(m/z):324.0/326.0 [(M+H)
+]
【0072】
中間体2
(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化46】
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【0073】
工程1
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化47】
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N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(750mg、3.31mmol)(国際公開第2012/116965号に記載のとおり)のエタノール(10ml)中溶液に、トリエチルアミン(503mg、693μl、4.97mmol)を、続いて、5−クロロ−3−メチル−1,2,4−チアジアゾール(535mg、395μl、3.98mmol)を加えた。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、溶離剤として0%〜100% EtOAcの勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製した。
標題化合物(991mg、収率92.2%)を固体として得た MS ES+(m/z):325.2(100%)[(M+H)
+]
【0074】
工程2
(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化48】
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(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(990mg、3.05mmol)のジクロロメタン(30ml)中の淡黄色の溶液に、TFA(3.48g、2.35ml、30.5mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液を加え、水相をDCMで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、濃縮して、標題化合物(644mg、2.87mmol、収率94.1%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):325.1 [(M+H)
+]
【0075】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化49】
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2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(43.3mg、134μmol)の乾燥1,4−ジオキサン(2mL)中溶液に、(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)、ナトリウムフェノキシド(24.8mg、214μmol)及びキサントホス(12.4mg、21.4μmol)を加えた。混合物をアルゴンで5分間パージし、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(Pd
2(dba)
3.CHCl
3、11.1mg、10.7μmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで再び5分間パージし、密閉し、そして、マイクロ波中で0.5時間、130℃まで加熱した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(5mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム無水物で乾燥し、濾過し、そして、溶媒を減圧下でエバポレートした。得られた粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(39mg、62%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):468.2 [(M+H)
+]
【0076】
実施例2
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化50】
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【0077】
中間体3
2−ブロモ−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化51】
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【0078】
工程1
2−ニトロ−3−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ピリジン
【化52】
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実施例1、中間体3、工程1と同様にして、トリフェニルホスフィン及びアゾジカルボン酸ジイソプロピルを用いて、2−ニトロピリジン−3−オール(3g、21.4mmol)及び3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(3.66g、32.1mmol)から調製した。標題化合物(3.57g、71%)を無色の液体として得た。MS ES+(m/z):237.1 [(M+H)
+]
【0079】
工程2
3−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリジン−2−アミン
【化53】
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実施例1、中間体3、工程2と同様にして、2−ニトロ−3−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ピリジン(3.57g、15.05mmol)から調製した。標題化合物(2.73g、88%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):207.1 [(M+H)
+]
【0080】
工程3
N−[[3−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化54】
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実施例1、中間体3、工程3と同様にして、3−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ピリジン−2−アミン(2.6g、12.6mmol)及びエトキシカルボニルイソチオシアナート(1.65g、1.49ml、12.6mmol)から、標題化合物を調製した。標題化合物(4.25g、100%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):338.1 [(M+H)
+]
【0081】
工程4
8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化55】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、ヒドロキシルアミン塩酸塩及びヒューニッヒ塩基を用い、N−[[3−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(4.25g、12.6mmol)から調製した。標題化合物(2.83g、93%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):247.1 [(M+H)
+]
【0082】
工程5
2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化56】
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実施例1、中間体3、工程5と同様にして、8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.8g、7.31mmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(2.03g、89.5%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):310.0/313.0 [(M+H)
+]
【0083】
最終カップリング工程6
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化57】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(41.5mg、134μmol)及び(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(中間体2、実施例1)(30mg、134μmol)から、標題化合物(26mg、43%)を白色の固体として調製した MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]
【0084】
実施例3
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化58】
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【0085】
中間体3
2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0086】
工程1
2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化60】
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2−ニトロピリジン−3−オール(3g、21.4mmol)及びK
2CO
3(5.92g、42.8mmol)を、DMF(50ml)中で合わせ、橙色の懸濁液を1時間、90℃まで加熱した。1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(13.48g、6.32ml、64.2mmol)を室温で加え、反応混合物を125℃まで加熱し、そして、2日間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を水で希釈し、そして、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を濃塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。残留物を、勾配(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製して、2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(3.32g、70%)を淡黄色の液体として得た。MS ES+(m/z):223.1 [(M+H)
+]
【0087】
工程2
3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程2と同様にして、2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(2.66g、12mmol)から、標題化合物(1.68g、73%)をオフホワイトの固体として調製した。MS ES+(m/z):193.1 [(M+H)
+]
【0088】
工程3
N−[[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程3と同様にして、(3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(1.61g、8.4mmol)及びエトキシカルボニルイソチオシアナート(1.1g、0.940ml、8.4mmol)から、固体としての標題化合物(2.7g、100%)を淡黄色の固体として調製して、それを精製することなく次の工程で粗生成物として用いた。MS ES+(m/z):324.1 [(M+H)
+]
【0089】
工程4
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程4と同様にして、ヒドロキシルアミン塩酸塩及びヒューニッヒ塩基を用い、N−[[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(2.7g、8.35mmol)から、標題化合物(1.69g、87.5%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):233.1 [(M+H)
+]
【0090】
工程5
ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3(工程5)と同様にして、8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(1.25g、5.2mmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(1.46g、93%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):298 [(M+H)
+]
【0091】
カップリング工程6
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化65】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(39.6mg、134μmol)及び中間体2(実施例1)の(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)から、標題化合物(39.3mg、67%)を白色の固体として調製した MS ES+(m/z):440.2 [(M+H)
+]
【0092】
実施例4
N−[(8−エンド)3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2R/S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0093】
中間体3
2−ブロモ−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0094】
工程1
N−[(3−メトキシピリジン−2−イル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化68】
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3−メトキシピリジン−2−アミン(8g、64.4mmol)の1,4−ジオキサン(120mL)中の撹拌した溶液に、エトキシカルボニルイソチオシアナート(8.45g、7.29ml、64.4mmol)を加え、反応物を一晩撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートして、標題化合物(15.82g、96%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):256.2(100%)[(M+H)+]
【0095】
工程2
8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルアミン
【化69】
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ヒドロキシルアミン塩酸塩(21.5g、310mmol)及びヒューニッヒ塩基(24g、32.4ml、186mmol)を、MeOH(105ml)とEtOH(105ml)の混合物中に溶解し、N−[(3−メトキシピリジン−2−イル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(15.81g、61.9mmol)を加え、混合物を60℃で3時間撹拌するにまかせた。反応混合物を飽和NaHCO
3(600mL)に注ぎ、ジクロロメタン(5×650mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(9.99g(98.2%))を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):165.1(100%)[(M+H)+]
【0096】
工程3
ブロモ−8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化70】
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臭化銅(II)(14.3g、64mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(6.6g、7.63ml、64mmol)をアセトニトリル(280ml)中に溶解し、反応混合物を60℃まで加熱した。8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(7g、42.6mmol)を30分間で少量ずつ加え、反応混合物を60℃で2時間撹拌した。反応物を1M HCl(350mL)に注ぎ、ジクロロメタン(3×400mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(固体の適用(solid application))(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(6.06g(62%))を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):228.1〜230.1(100%)[(M+H)+]
【0097】
工程4
2−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−オール
【化71】
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0℃で、2−ブロモ−8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(5.0g、21.9mmol)のジクロロメタン(100ml)中の淡黄色の溶液に、1M BBr
3(110ml、110mmol)のジクロロメタン中溶液を滴下して加えた。添加後、反応混合物を0℃で2時間、そして、室温で3日間撹拌した。過剰のBBr
3を、滴下漏斗を用いてメタノール(約20ml)を加えることによりクエンチした。反応混合物を塩化アンモニウム(60ml)の溶液に注ぎ、ジクロロメタン(5×200ml)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(3.85g、収率81%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):214.0〜216.0(100%)[(M+H)
+]
【0098】
工程5
2−ブロモ−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化72】
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2−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−オール(50mg、234μmol)のDMF(1ml)中の無色の溶液に、新たに調製した1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホン酸 1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル(CAS番号 118334−94−4)(139mg、350μmol)及びK
2CO
3(64.6mg、467μmol)を加えた。反応混合物を、密閉バイアル中、120℃で一晩撹拌した。反応混合物をH
2O(20mL)に注ぎ、DCM(3×20mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜80% EtOAc)で精製して、標題化合物(38.7mg、125μmol、収率53.4%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):310.0 [(M+H)
+]
【0099】
【化73】
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アルキル化工程のための試薬である1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホン酸 1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル(又はCAS番号 118334−94−4を有する1,1,1−トリフルオロイソプロピルノナフラート)を、ジクロロメタン中の1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホニルフルオリド及びトリエチルアミンを用いて、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、J. Org. Chem 1989, 54, 1432-1435に記載されるとおりに調製した。
【0100】
最終カップリング工程6
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[rac−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化74】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシドの代わりに塩基としてナトリウム tert−ブトキシド(64.3mg、669μmol)、及びキサントホス(20.6mg、35.7μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(76.0mg、245μmol)(中間体3)及び(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(中間体2、実施例1)(50mg、223μmol)から、標題化合物を調製した。標題化合物(81mg、収率80.1%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]
【0101】
実施例5
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化75】
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N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[rac−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例4)のキラルカラム(chiralpak AD)を用いた分離から、標題化合物を得た。MS ES+(m/z):454.3(100%)[(M+H)
+]
【0102】
実施例6
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2S又は2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化76】
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N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[rac−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例4)のキラルカラム(chiralpak AD)を用いた分離から、標題化合物を得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]
【0103】
中間体3の調製
中間体3(実施例4)の合成について記載した手順により、更なる誘導体を、それぞれの2−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−オール(実施例4、工程5)と対応するアルキル化剤から合成している。それらは、表Iの中間体3−14を含む。
【表2】
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【0104】
選択された中間体3を用いた最終的な実施例の調製
実施例1(最終カップリング工程)の合成について記載した手順により、更なる誘導体を、塩基(例えば、ナトリウムフェノキシド又はナトリウム tert−ブトキシド)及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl
3を用いて、それぞれの中間体3及び実施例からの中間体2の(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンから合成している。それらは、下記表に記載された実施例7〜実施例13を含む。
【表3】
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【0105】
実施例14
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化77】
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【0106】
中間体2
(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化78】
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【0107】
工程1
((8−メソ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【化79】
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250mLの丸底フラスコ中で、4−メチル−6−チオキソ−3,6−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−オン(CAS 97309−82−5、1.50g、9.42mmol)、(8−anti)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(CAS 847862−26−4、2.13g、9.42mmol)、4−メチルモルホリン(2.86g、3.11ml、28.3mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(11.5mg、94.2μmol)を、ジオキサン(150ml)と合わせて、淡褐色の溶液を得た。反応混合物を80℃まで加熱し、一晩撹拌した。ジイソプロピルエチルアミン(4.87g、6.58ml、37.7mmol)を加え、混合物を氷浴中で冷却した。ジオキサン(10ml)中のヨウ素(4.78g、18.8mmol)を加え、反応混合物を室温まで温めながら一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル−NH
2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)で精製して、標題化合物(1.09g、36%)を淡褐色の固体として得た。MS:m/z=324.2 [M+H]
+。
【0108】
工程2
(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化80】
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250mLの丸底フラスコ中で、((8−anti)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル(2.99g、9.24mmol)を、ジクロロメタン(180ml)と合わせて、褐色の溶液を得た。塩酸(25%、10ml)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を氷浴中で冷却し、水(50ml)を加え、そして、混合物を水酸化ナトリウム水溶液(4N)で塩基性化した。ジクロロメタンでの抽出、及びクロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)により、標題化合物(1.64g、80%)を淡褐色の固体として得た。MS:m/z=224.2 [M+H]
+。
【0109】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化81】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(即ち、Pd
2(dba)
3.CHCl
3)を用いて、2−ブロモ−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(即ち、実施例2からの中間体3(工程1〜5で調製))(21.9mg、70.5μmol)及び中間体2に記載の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(6mg、30%)を白色の固体として得た、MS ES+(m/z):453.3 [(M+H)
+]
【0110】
実施例15
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化82】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(即ち、Pd
2(dba)
3.CHCl
3)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(65.1mg、188μmol)(表Iの中間体3−14として記載)及び(8−エンド))−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(42mg、188μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(50mg、54.4%)をオフホワイトの固体として得た MS ES+(m/z):489.9 [(M+H)
+]
【0111】
実施例16
N−[(8 エンド)3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(即ち、Pd
2(dba)
3.CHCl
3)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(39.8mg、134μmol)(実施例3からの中間体3(工程1〜5))及び中間体2(実施例14から)の(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(15mg、25.5%)をオフホワイトの固体として得た MS ES+(m/z):439.2 [(M+H)
+]
【0112】
実施例17
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化84】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、ジオキサン中で、ナトリウム tert−ブトキシド(25.8mg、269μmol)及びキサントホス(8.29mg、14.3μmol)の存在下、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(7.42mg、7.16μmol)を用いて、2−ブロモ−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(27.8mg、89.6μmol)(実施例4からの中間体3)及び(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20mg、89.6μmol)(即ち、実施例14からの中間体2)から、標題化合物を調製した。該化合物(29.2mg、収率72.1%)をオフホワイトの固体として得た MS ES+(m/z):453.3 [(M+H)
+]
【0113】
実施例18
N−((8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−((2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0114】
中間体3
2−ブロモ−8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化86】
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キラルカラム(Chiralcel OD、90%ヘプタン/10%イソプロパノール、K−2979)を用いて、ラセミの2−ブロモ−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例4からの中間体3)の分離から、標題化合物を得た。
【0115】
カップリング工程
N−((8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−((2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化87】
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実施例1に記載されるように、Buchwaldカップリングにより、対応するキラルの2−ブロモ−8−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン又は2−ブロモ−8−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3−18)、及び(8 エンド))−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンから、標題化合物を調製した。該化合物(33.1mg、収率65.3%)を淡黄色の固体として得た MS ES+(m/z):453.4(100%)[(M+H)
+]
【0116】
実施例19
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)]−8−((2S又は2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
中間体3
2−ブロモ−8−[(2S又は2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
キラルカラム(Chiralcel OD、90%ヘプタン/10%イソプロパノール、K−2979)を用いて、ラセミの2−ブロモ−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例4からの中間体3)の分離から、標題化合物を得た。
【0117】
カップリング工程
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((2S又は2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化89】
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実施例1に記載されたのと同様に、Buchwaldカップリングにより、対応するキラルの2−ブロモ−8−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン又は2−ブロモ−8−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3−19)、及び(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンから、標題化合物を調製した。該化合物(41.9mg、収率66.2%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):453.4 [(M+H)
+]
【0118】
実施例20
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(トリフルオロメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【0119】
中間体3
工程1
N−[[3−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化90】
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実施例1(工程3)に記載されるように、室温で一晩、ジオキサン中、3−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−アミン(CAS 1206981−49−83、500mg、2.81mmol)をエトキシカルボニルイソチオシアナートとの反応によって、標題化合物を調製した。標題化合物(909mg、収率105%)を、次の工程で粗生成物として用いた。MS ES+(m/z):310.1 [(M+H)
+]
【0120】
工程2
8−(トリフルオロメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化91】
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実施例1(工程4)に記載されるように、ヒューニッヒ塩基を用いて、EtOH/MeOHの混合物中のN−[[3−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(900mg、2.62mmol)の環化により、標題化合物を調製した。標題化合物(442mg、収率77.4%)を白色の固体として得た、MS ES+(m/z):219.1 [(M+H)
+]
【0121】
工程3
2−ブロモ−8−(トリフルオロメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化92】
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実施例1(工程5)の記載と同様に、60〜75℃で2時間、アセトニトリル中の亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)を用いて、8−(トリフルオロメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミンから、標題化合物を調製した。標題化合物(395mg、収率77.3%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):282.0 [(M+H)
+]
【0122】
最終工程
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(トリフルオロメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化93】
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実施例1に記載されるように、Buchwaldカップリングにより、1,4−ジオキサン中、ナトリウム tert−ブトキシド、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物及びキサントホスを用いて、対応する中間体3の(2−ブロモ−8−(トリフルオロメトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(33.1mg、118μmol))及び(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(25mg、112μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(20.2mg、収率42.5%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):425.3 [(M+H)
+]
【0123】
選択された中間体3を用いた最終的な実施例の調製
実施例の合成について記載した手順1(最終カップリング工程)により、更なる誘導体を、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、ジオキサン中、塩基(例えば、ナトリウムフェノキシド又はナトリウム tert−ブトキシド)及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl
3を用いて、それぞれの中間体3(表1に記載)と8−エンド(1R,5S))−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンから合成している。それらは、下記表に記載される実施例21〜実施例27を含む。
【表4】
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【0124】
実施例28
N−[(8 エンド)(3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化94】
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【0125】
中間体3
2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化95】
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標題化合物(116.2mg、収率89.4%)を、中間体3(実施例4)の合成について記載した手順と同様にして、塩基としてK
2CO
3(129mg、934μmol)を用いて、DMF(2mL)中のそれぞれの2−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−オール(実施例4、工程5)と2−ヨード−1,1−ジフルオロエタン(135mg、61.7μl、701μmol)から調製した。MS ES+(m/z):425.3 [(M+H)
+]
【0126】
最終カップリング
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化96】
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実施例1に記載されるように、Buchwaldカップリングにより、1,4−ジオキサン中、ナトリウム tert−ブトキシド、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物及びキサントホスを用いて、対応する中間体3の2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(22.4mg、80.6μmol)及び(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(12.6mg;収率44.6%)をオフホワイトの固体として得た MS ES+(m/z):421.2 [(M+H)
+]
【0127】
実施例29
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)]−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化97】
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【0128】
中間体3
2−ブロモ−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン
【化98】
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【0129】
工程1
N−[(3−クロロピラジン−2−イル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化99】
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3−クロロピラジン−2−アミン(7g、54mmol)のジオキサン(600ml)中溶液に、O−エチル カルボンイソチオシアナチダート(8.15g、7.33ml、62.1mmol)を滴下して加えた。室温で48時間後、溶媒をエバポレートし、残留物をCH
2Cl
2中 0%〜5% MeOHの勾配を用いるシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
標題化合物(7.89g、56%)を、黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):261.1 [(M+H)
+]
【0130】
工程2
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン
【化100】
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ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.16g、74.2mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(5.75g、7.78ml、44.5mmol)、MeOH(20ml)及びEtOH(20ml)の混合物に、N−[(3−クロロピラジン−2−イル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(3.869g、14.8mmol)を加えた。
反応混合物を3時間、60℃まで加熱した。溶媒をエバポレートし、残留物をCH
2Cl
2(100ml)及び水(20ml)中に懸濁した。懸濁液を10分間撹拌し、固体を濾別した。水相をCH
2Cl
2で4回抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥して、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、濾過した固体(4.4g)と合わせ、次の工程で精製することなく用いた。MS ES+(m/z):170.0/172.1 [(M+H)
+]
【0131】
工程3
2−ブロモ−8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン
【化101】
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臭化銅(II)(5.33g、23.9mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(2.74g、3.17ml、23.9mmol)のアセトニトリル(270ml)中溶液を、60℃まで加熱し、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン(2.7g、15.9mmol)を加えた。反応混合物を35分間、75℃まで加熱し、次に、室温まで冷やした。飽和NaHCO
3溶液を加えた。水相を分離し、EtOAc(100ml)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。粗物質を、ヘプタン中 0%〜50% EtOAcの勾配を用いるシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
標題化合物(1.08g、29%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):232.9/234.9/236.9 [(M+H)
+]
【0132】
工程4
2−ブロモ−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン
【化102】
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3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(36.3mg、28μl、308μmol)のDMF(200μl)中溶液に、NaH 55%(16.8mg、386μmol)を室温で加えた。10分後、2−ブロモ−8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(60mg、257μmol)のDMF(500μl)中溶液を10℃で加えた。室温まで温めた後、反応混合物を2時間撹拌した。水(200ul)を10℃で滴下して加え、溶媒をエバポレートした。残留物を、ヘプタン中 0%〜16% EtOAcの勾配を用いるアミンシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
標題化合物(33mg、42%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):311.0/313.0 [(M+H)
+]
【0133】
最終カップリング
N−((8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化103】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で20分間加熱させることによって、ジオキサン(1.5ml)中、ナトリウム tert−ブトキシド(20.3mg、211μmol)、キサントホス(9.53mg、16.5μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(8.53mg、8.24μmol)の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(23mg、103μmol)及び2−ブロモ−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(32mg、103μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(11mg、収率23%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]。
【0134】
実施例30
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化104】
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【0135】
中間体3
2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン
【化105】
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【0136】
工程1
3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピラジン−2−アミン
【化106】
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NaH 55%(774mg、18.5mmol)を、DMF(5ml)中の2,2−ジフルオロエタノール(1.52g、1.17ml、18.5mmol)に加えた。10分間撹拌した後、3−クロロピラジン−2−アミン(800mg、6.18mmol)のDMF(5ml)中溶液を滴下して加え、反応混合物を75℃で4時間加熱した。反応混合物を水とEtOAcとの間で分配し、有機層を分離し、水層をEtOAcで1回抽出し、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして、SiO
2でエバポレートした。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中 10%〜40% EtOAc)で精製して、所望の生成物(0.672g、収率62%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):391.4 [(M+H)
+]。
【0137】
工程2
N−[[3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピラジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化107】
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実施例1、中間体3、工程3と同様にして、3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピラジン−2−アミン(0.67g、3.83mmol)及びエトキシカルボニルイソチオシアナート(isithiocyanate)(577mg、519μl、4.4mmol)から、標題化合物(0.99g、収率84.5%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):325.2 [(M+H)
+]。
【0138】
工程3
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化108】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、N−[[3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピラジン−2−イル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(0.99g、3.23mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(1.12g、16.2mmol)から、標題化合物(0.61g、収率87%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):217.1 [(M+H)
+].
【0139】
工程4
2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン
【化109】
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実施例1、中間体3、工程5と同様にして、8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン(0.61g、2.84mmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(0.757g、収率95.7%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):279 [(M+H)
+]
【0140】
最終カップリング工程
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化110】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム tert−ブトキシド、キサントホス及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)及び2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(45mg、161umol)から、標題化合物を調製した。該化合物(24.4mg、収率43%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):422.2 [(M+H)
+]
【0141】
中間体3の合成について記載した手順により、更なる誘導体を、それぞれの2−ブロモ−8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジンと対応するアルコールから合成している。それらは、表4の中間体を含む。
【表5】
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【0142】
実施例31
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化111】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム tert−ブトキシド、キサントホス及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)及び2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(55.9mg、161μmol)(表4の中間体)から、標題化合物を調製した。該化合物(38mg、収率57.8%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):490.2 [(M+H)
+]
【0143】
実施例32
8−((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化112】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム tert−ブトキシド、キサントホス及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(27mg、121μmol)及び2−ブロモ−8−((1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(44.1mg、121μmol)(表4の中間体)から、標題化合物を調製した。該化合物(10mg、収率16.3%)を淡黄色の固体として得た:MS ES+(m/z):508.2 [(M+H)
+]
【0144】
実施例33
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化113】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム tert−ブトキシド、キサントホス及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)及び2−ブロモ−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(45.3mg、134μmol)(表4)から、標題化合物を調製した。該化合物(31mg、収率48.3%)を白色の泡状物として得た。MS ES+(m/z):480.3(100%)[(M+H)
+]
【0145】
実施例34
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化114】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム tert−ブトキシド、キサントホス及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)及び2−ブロモ−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(50.1mg、161μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(34mg、収率55.8%)を白色の泡状物として得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]
【0146】
実施例35
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化115】
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N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン(実施例34)のキラルカラム(chiralpak AD)を用いた分離から、標題化合物を得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]
【0147】
実施例36
N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((2S又は2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化116】
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N−[(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン(実施例39)のキラルカラム(chiralpak AD)を用いた分離から、標題化合物を得た。MS ES+(m/z):454.2(100%)[(M+H)
+]
【0148】
実施例37
N−[(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化117】
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【0149】
中間体II
8 エンド−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化118】
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【0150】
工程1
N−[8−エンド−3−(2−アセトアミドアセチル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化119】
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N [(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(600mg、2.65mmol)のジクロロメタン(15ml)中溶液に、2−アセトアミド酢酸(326mg、2.78mmol)、続いて、ジクロロメタン(574mg、2.78mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌することにより、標題化合物を調製した。反応混合物を飽和NaHCO
3溶液に注ぎ、水相をジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物(861mg、収率99.8%)を得た。MS ES+(m/z):326.2 [(M+H)
+]
【0151】
工程2
N−[(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化120】
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100℃で一晩、ピリジン中のローソン試薬を用いて、Bioorganic and Medicinal Chemistry, 2008, vol. 16, # 4 p.1613-1631に掲載されたものと同様に、反応を行った:N−[(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(840mg、2.58mmol)のピリジン(15ml)中の淡黄色の溶液に、ローソン試薬(1.04g、2.58mmol)を加えた。反応混合物を100℃まで加熱し、一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(459mg、収率55.1%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):324.1 [(M+H)
+]
【0152】
工程3
8 エンド−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化121】
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N−[(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(285mg、881μmol)のジクロロメタン(6ml)中の淡黄色の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.00g、679μl、8.81mmol)を加えた 反応混合物を室温で一晩。飽和NaHCO
3水溶液を加え、水相をジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(194mg、収率98.6%)を白色の固体として得た MS ES+(m/z):224.1 [(M+H)
+]
【0153】
最終カップリング
N−[(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化122】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3、実施例1)(23.9mg、73.9μmol)及び(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)から、標題化合物(15.4mg、33.0μmol、収率49.1%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):467.3 [(M+H)
+]
【0154】
実施例38
N−[(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化123】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド(12.5mg、107μmol)及びキサントホス(6.22mg、10.7μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(5.56mg、5.37μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3、実施例2)(22.9mg、73.9μmol)及び(8 エンド)−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)から、標題化合物(9.9mg、収率32.6%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):453.2 [(M+H)
+]
【0155】
実施例39
N−[8 エンド−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化124】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体III、実施例4)(25.5mg、86.2μmol)及び8 エンド−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(17.5mg、78.4μmol)から、標題化合物(24.2mg、収率70.4%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):439.2 [(M+H)
+]
【0156】
実施例40
N−[(8 エンド−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化125】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(22.9mg、73.9μmol)(中間体3、実施例4)及び8 エンド−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)から、標題化合物(19.6mg、収率64.5%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):453.2 [(M+H)
+]
【0157】
実施例41
N−[(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化126】
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【0158】
中間体II
(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化127】
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【0159】
工程1
N−[(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化128】
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(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)のエタノール(10ml)中溶液に、トリエチルアミン(358mg、493μl、3.53mmol)、続いて、2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(288mg、1.77mmol)を加えた。反応混合物を130℃で一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。水を加え、水相をジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(DCM中 0%〜5% MeOH)で精製して、標題化合物(230mg、収率84.4%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):309.2 [(M+H)
+]
【0160】
工程2
(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化129】
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(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(230mg、746μmol)のジクロロメタン(6ml)中の淡黄色の溶液に、トリフルオロ酢酸(850mg、575μl、7.46mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。翌朝、TFA(85.0mg、57.5μl、746μmol)を加え、3時間後、反応がMS/TLCにより終了した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗物質を、イオン交換カラム(Si−SCX−2、10g、MeOHで洗浄し、MeOH(NH
37M)で遊離させた)で精製して、標題化合物(124.5mg、収率80.2%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):209.1 [(M+H)
+]
【0161】
最終カップリング
N−[(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化130】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホス(5.71mg、9.87μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(5.11mg、4.94μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(20mg、61.7μmol)(中間体3、実施例1)及び中間体2の(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(12.9mg、61.7μmol)から、標題化合物(8.5mg、収率30.5%)をオフホワイトの固体として調製した MS ES+(m/z):452.2(100%)[(M+H)
+]
【0162】
実施例42
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化131】
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【0163】
工程1
(8 エンド)−[8−[1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化132】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、1,4−ジオキサン(12ml)中、キサントホス(164mg、283μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(146mg、141μmol)を用いて、2−ブロモ−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(575mg、1.86mmol)(実施例4からの中間体3)、(8 エンド)−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(CAS登録番号:1330763−51−3)(400mg、1.77mmol)及びナトリウム tert−ブトキシド(510mg、5.3mmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(541mg、収率67.2%)を淡褐色の固体として得た。MS ES+(m/z):456.4 [(M+H)
+]
【0164】
工程2
N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化133】
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(8 エンド)−((8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(520mg、1.14mmol)のジクロロメタン(6ml)中の淡黄色の溶液に、TFA(1.3g、880μl、11.4mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、反応物を飽和Na
2CO
3を加えることによってクエンチした。水層をジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(390mg、収率96.1%)を粗生成物として得た。MS ES+(m/z):356.3 [(M+H)
+]
【0165】
最終工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化134】
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N−((8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(250mg、704μmol)のDMF(8ml)中の淡黄色の溶液に、ヨウ化銅(I)(13.4mg、70.4μmol)、リン酸三カリウム(299mg、1.41mmol)及びN,N−ジエチルサリチルアミド(40.8mg、211μmol)を加えた。反応混合物を−5℃まで冷却し、その後、5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(CAS番号 126085−92−5)(147mg、704μmol)を加えた。添加後、反応混合物を−5℃で6時間撹拌し、それを飽和NaHCO
3(50mL)に注いだ。水相をジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中 0%〜80% EtOAc)で精製して、標題化合物(20mg、収率6.5%)を得た。MS ES+(m/z):437.2 [(M+H)
+]
【0166】
実施例43
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化135】
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【0167】
工程1
(8−エンド)−[[8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化136】
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実施例42と同様にして、Buchwaldカップリングにより、1,4−ジオキサン中、キサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン又は2−ブロモ−8−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(320mg、1.03mmol)(実施例18からの中間体3−18)、(8 エンド)−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(CAS登録番号:1330763−51−3)(280mg、1.24mmol)及びナトリウム tert−ブトキシドから、標題化合物を調製した。該化合物(303mg、収率64.5%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):456.3 [(M+H)
+]
【0168】
工程2
N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化137】
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実施例42(工程2)と同様にして、TFA(751mg、507μl、6.59mmol)を用いて、ジクロロメタン(6ml)中の(8−エンド)−[[8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(300mg、659μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(227mg、収率97%)を、粗生成物としてのオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):356.2 [(M+H)
+]
【0169】
最終工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化138】
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実施例42(工程3)と同様にして、−5℃で、DMF中、ヨウ化銅(I)(12.1mg、63.3μmol)、リン酸三カリウム(269mg、1.27mmol、当量:2)及びN,N−ジエチルサリチルアミド(36.7mg、190μmol)の存在下、N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(2R又は2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(225mg、633μmol)及び5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(159mg、760μmol)から、該化合物を調製した。標題化合物(26.1mg、収率9.45%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):437.3 [(M+H)
+]
【0170】
実施例44
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[[1(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化139】
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【0171】
工程1
(8 エンド)−[8−[1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化140】
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実施例42と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、1,4−ジオキサン中、キサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(146mg、141μmol)を用いて、2−ブロモ−8−[[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(表1の中間体3−7、250mg、744μmol)、(8 エンド)−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(CAS登録番号:1330763−51−3)(168mg、744μmol、mmol)及びナトリウム tert−ブトキシドから、標題化合物を調製した。該化合物(198mg、411μmol、収率55.3%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):482.4 [(M+H)
+]
【0172】
工程2
N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化141】
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実施例42(工程2)と同様にして、TFA(450mg、304μl、3.95mmol)を用いて、ジクロロメタン中の(8 エンド)−[8−[1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(190mg、395μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(147mg、収率98%)を淡褐色の固体として得て、粗生成物として次の工程で用いた。MS ES+(m/z):382.2 [(M+H)
+]
【0173】
最終工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[[1(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化142】
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実施例42(工程3)と同様にして、−5℃で、DMF中のヨウ化銅(I)、リン酸三カリウム及びN,N−ジエチルサリチルアミドの存在下、N−((8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(115mg、302μmol)及び5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(75.6mg、362μmol)から、該化合物を調製した。標題化合物(9.1mg、19.7μmol、収率6.53%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):463.3 [(M+H)
+]
【0174】
実施例45
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
工程1
(8 エンド)−[8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
実施例42と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、1,4−ジオキサン中、キサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(146mg、141μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(表1の中間体3−14、317mg、916μmol)、(8 エンド)−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(249mg、1.1mmol)及びナトリウム tert−ブトキシドから、標題化合物を調製した。標題化合物(146.2mg、収率33%)を淡褐色の固体として得た。MS ES+(m/z):492.2 [(M+H)
+]
【0176】
工程2
N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化145】
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実施例42(工程2)と同様にして、TFA(325mg、219μl、2.85mmol)を用いて、ジクロロメタン中の8(エンド)−[[8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(140mg、285μmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(104.1mg、収率93.4%)を、粗生成物として白色の固体として得た。MS ES+(m/z):392.2 [(M+H)
+]
【0177】
工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
実施例42(工程3)と同様にして、−5℃で、DMF中、ヨウ化銅(I)、リン酸三カリウム及びN,N−ジエチルサリチルアミドの存在下、N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(100mg、256μmol)及び5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(64.1mg、307μmol)から、該化合物を調製した。標題化合物(12.1mg、収率10%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):473.2 [(M+H)
+]
【0178】
実施例46
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
工程1
8(エンド)−[[8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化148】
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アルゴン下、N−(8 エンド)−[3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(実施例42の工程1及び2についても調製した)(100mg、281μmol)のEtOH(1.5ml)中の淡黄色の溶液に、重炭酸ナトリウム(26mg、310μmol、当量:1.1)、続いて、臭化シアン(32.8mg、16.3μl、310μmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。懸濁液を濾過し、幾らかのエタノールで洗浄し、そして、有機溶媒を減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(95mg、収率88.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):381.2 [(M+H)
+]
【0180】
工程2
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化149】
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8(エンド)−[[8−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(50mg、131μmol)のエタノール(600μL)中の淡黄色の懸濁液に、アルゴン下、エタノール(250μL)中に溶解したN−ヒドロキシアセトアミジン(11.7mg、158μmol)及び塩化亜鉛(21.5mg、158μmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、HCl 37%(32.9μl、394μmol)を加え、反応物を3時間、60℃まで温め、そして、室温にて一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を飽和NaHCO
3(25mL)中に溶解し、そして、水相をDCM(3×25mL)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(27.3mg、収率47.5%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):438.3 [(M+H)
+]
【0181】
実施例47
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化150】
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【0182】
工程3
8(エンド)−[[8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化151】
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実施例46(工程3)と同様にして、重炭酸ナトリウム(8.26mg、98.4μmol)及び臭化シアン(10.4mg、5.17μl、98.4μmol)の存在下、EtOH(1ml)中のN−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(35mg、89.4μmol)(実施例45(工程1及び2)に記載)から、該化合物を調製した。標題化合物(34.1mg、81.9μmol、収率91.6%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):417.2 [(M+H)
+]
【0183】
工程4
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化152】
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実施例46(工程4)と同様にして、N−ヒドロキシアセトアミジン(6.83mg、92.2μmol)、溶媒としてのエタノール(800μl)中の塩化亜鉛(12.6mg、92.2μmol)、及び2時間後に加えられたHCl 37%(19.2μl、231μmol、当量:3)の存在下、8(エンド)−[[8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(32mg、76.9μmol、当量:1)から、該化合物を調製した。フラッシュクロマトグラフィー後に、標題化合物(27.2mg、57.5μmol、収率74.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):474.2 [(M+H)
+]
【0184】
実施例48
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化153】
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【0185】
工程1
(8 エンド)−[[8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化154】
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2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(330mg、954μmol)及び(8 エンド)−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(259mg、1.14mmol)から、(8 エンド)−[[8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(実施例45、工程1に記載)を得ることを目的としたBuchwaldカップリングにより、標題化合物を副生成物として得た。(8 エンド)−[[8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(実施例45)を、主生成物(142mg、収率31%)として得、標題化合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)により黄色の副生成物として別個に集め、そして、HPLCを介して再精製した(40.2mg、85.3μmol、収率8.94%)。MS ES+(m/z):472.2 [(M+H)
+]
【0186】
工程2
N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化155】
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実施例45(工程2)と同様にして、TFAを用いて、ジクロロメタン中の8(エンド)−[[8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチルから、標題化合物を調製した。該化合物(32mg、85.9μmol、100%)を粗生成物としての白色の固体として得た。MS ES+(m/z):372.1 [(M+H)
+]
【0187】
工程3
8(エンド)−[[8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化156】
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実施例46(工程3)と同様にして、重炭酸ナトリウム(7.8mg、92.8μmol)及び臭化シアン(11.5mg、5.71μl、109μmol)の存在下、EtOH(500μl)中のN−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(32mg、86μmol)から、該化合物を調製した。標題化合物(22.8mg、57.5μmol、収率64.7%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):397.1 [(M+H)
+]
【0188】
工程4
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化157】
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実施例46(工程4)と同様にして、N−ヒドロキシアセトアミジン(4.84mg、65.4μmol)、溶媒としてのエタノール(600μl)中の塩化亜鉛(8.91mg、65.4μmol)、及び2時間後に加えられたHCl 37%(13.6μl、163μmol)の存在下、8(エンド)−[[8−[(Z)−2,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エノキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(21.6mg、54.5μmol)から、該化合物を調製した。フラッシュクロマトグラフィー後に、標題化合物(11mg、44.2μmol、収率74.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]
【0189】
実施例49
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化158】
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【0190】
中間体2
工程1
((8 エンド)−3−シアノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【化159】
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エタノール中の((8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル(250mg、1.1mmol)(国際公開第2012/116965号に記載)の、EtOH(4ml)中の淡黄色の溶液に、重炭酸ナトリウム(102mg、1.22mmol)、続いて、臭化シアン(129mg、1.22mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌し、懸濁液を濾別し、そして、幾らかのエタノールで洗浄した。粗反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(216mg、収率77.8%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):252.2 [(M+H)
+]
【0191】
工程2
(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化160】
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(8 エンド)−3−シアノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg、796μmol)を、エタノール(20ml)中に溶解し、アルゴン下、それにN−ヒドロキシアセトイミドアミド((70.7mg、955μmol)及び塩化亜鉛((130mg、955μmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。HCl 37%(199μl、2.39mmol)を加え、反応混合物を温め、そして、60°で3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。LC−MSは、BOC保護基の除去を示した。残留物を飽和NaHCO
3(25mL)に溶解し、ジクロロメタン(3×25mL)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中 0%〜10% MeOH、最後にMeOH中 7M NH
3を用いた)で精製して、脱BOC化した(the debocylated)標題化合物(126mg、収率76%)をオフホワイトの粉末として得た。MS ES+(m/z):209.1 [(M+H)
+]
【0192】
工程4
N−((8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン
【化161】
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マイクロ波バイアル(microway vial)中、(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20mg、96μmol、当量:1)の1,4−ジオキサン(1.5ml)中溶液に、ナトリウム tert−ブトキシド(18.9mg、197μmol)及び2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン(66.7mg、192μmol)を加えた。混合物をアルゴンで5分間パージし、ジブロモ−ビス−(トリtert−ブチル)−ホスフィン−パラジウム(7.46mg、9.6μmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで2分間再びパージし、密閉し、そして、マイクロ波中、0.5時間、120℃まで加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物をジクロロメタンで希釈し、シリカゲルでエバポレートして乾固させ、精製するためにカラム(SILICYCLE Silia Sep TM Amine、溶離剤 酢酸エチル 3:1〜1:1)に移した。標題化合物(17mg、収率37.3%)を白色の粉末として得た。MS ES+(m/z):475.2 [(M+H)
+]
【0193】
実施例50
N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化162】
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【0194】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化163】
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密閉管中で、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(500mg、2.21mmol)をEtOH(10ml)中に溶解し、4−クロロ−6−メチルピリミジン(869mg、6.63mmol)、続いて、トリエチルアミン(894mg、1.23ml、8.84mmol)を加えた。反応混合物を、密閉管中、130℃で一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、ジクロロメタン(20mL)及び水(20mL)で希釈した。有機相をDCM(3×20mL)で抽出し、MgSO
4で乾燥し、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(496mg、収率71%)を黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):319.2 [(M+H)
+]
【0195】
工程2
(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化164】
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N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(260mg、817μmol)のジクロロメタン(8ml)中の淡黄色の溶液に、TFA(931mg、629μl、8.17mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮した。粗物質をイオン交換カラム(Si−SCX−2、10g、MeOHで洗浄し、MeOH(NH
32M)で遊離した)で精製して、標題化合物(195mg、804μmol、収率98.5%)を得て、それを更に精製することなく次の工程で用いた。MS ES+(m/z):219.2 [(M+H)
+]
【0196】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化165】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウムフェノキシド及びキサントホス(5.71mg、9.87μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(5.11mg、4.94μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(20mg、61.7μmol)(中間体3、実施例1)及び(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15.0mg、61.7μmol)(中間体2)から、標題化合物(7.5mg、収率26.3%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):462.2 [(M+H)
+]。
【0197】
実施例1の合成について記載した手順により、更なる誘導体を、それぞれの中間体2の(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンと対応する中間体3とから、Buchwaldカップリングにより合成している。それらは、表5における実施例51〜53を含む。
【表6】
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【0198】
中間体2
(8 エンド)−3−(2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化166】
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【0199】
工程1
N−[(8 エンド)−3−(2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化167】
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実施例50(工程1、中間体2)と同様にして、密閉管中、130℃で、トリエチルアミン(179mg、246μl、1.77mmol)の存在下、溶媒としてEtOHを用いて、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(100mg、442μmol)及び4−クロロ−2−メチルピリミジン(170mg、1.33mmol)を用いて、該化合物を調製した。フラッシュクロマトグラフィー後に、標題化合物(109.7mg、収率78%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):319.2(100%)[(M+H)
+]
【0200】
工程2
(8 エンド)−3−(2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化168】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、TFA(383mg、259μl、3.36mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(107mg、336μmol)を用いて、該化合物を調製した。イオン交換カラム(Si−SCX−2、2g)による精製後に、標題化合物(73mg、収率100%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):219.2 [(M+H)
+]
【0201】
更なる誘導体を、実施例1の合成について記載した手順により、対応する中間体3と前述の中間体2の(8 エンド)−3−(2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンとを用いて、Buchwaldカップリングにより合成している。それらは、表6における実施例55〜56を含む。
【表7】
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【0202】
中間体2
(8 エンド)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化169】
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【0203】
工程1
N−[(8 エンド)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化170】
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実施例50(工程1、中間体2)と同様にして、密閉管中、130℃で、トリエチルアミン(447mg、616μl、4.42mmol)の存在下、溶媒としてEtOHを用いて、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(250mg、1.1mmol)、4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン(242mg、1.33mmol)を使用して、該化合物を調製した。標題化合物(400mg、1.07mmol、収率97.2%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):373.3 [(M+H)
+]
【0204】
工程2
(8 エンド)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化171】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、酸としてTFAの代わりにHCl 37(635mg、529μl、6.44mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル(400mg、1.07mmol)を用いて、該化合物を調製した。飽和NaHCO
3(15mL)及びDCM(6×15mL)を用いて抽出した後に、標題化合物(289mg、収率98.8%)を粘性の無色の油状物として得た。MS ES+(m/z):273.2 [(M+H)
+]
【0205】
実施例57(表7)を、実施例1の合成について記載した手順により、対応する中間体3と前述の中間体2の(8 エンド)−3−(6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンとを用いて、Buchwaldカップリングにより合成している。
【表8】
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【0206】
実施例58
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化172】
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【0207】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化173】
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実施例50(工程1、中間体2)と同様にして、密閉管中、100℃で、トリエチルアミン(358mg、3.53mmol)の存在下、溶媒としてEtOHを用いて、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)及び4.6−ジフルオロピリミジン(154mg、1.33mmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(247.3mg、収率86.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):323.2 [(M+H)
+]
【0208】
工程2
(8 エンド)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化174】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(439mg、366μl、4.46mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(240mg、743μmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(149mg、収率90%)を白色の粉末として得た。MS ES+(m/z):223.2 [(M+H)
+]
【0209】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化175】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(13.9mg、144μmol)及びキサントホス(6.69mg、11.6μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(5.98mg、5.78μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(25mg、72.2μmol)(表1の中間体3−14)及び中間体2の(8 エンド)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(19.3mg、86.7μmol)から、標題化合物を調製した。それ(5.2mg、収率14.8%)を、分取HPLCを用いて白色の固体として得た。MS ES+(m/z):488.2 [(M+H)
+]
【0210】
実施例59
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化176】
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【0211】
中間体2
工程1
N−[((8 エンド)−3−(5−フルオロ−6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化177】
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実施例50(工程1、中間体2)と同様にして、密閉管中、100℃で、トリエチルアミン(358mg、493μl、3.53mmol)の存在下、溶媒としてEtOHを用いて、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)及び4−クロロ−5−フルオロ−6−メチルピリミジン(194mg、1.33mmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(255mg、758μmol、収率85.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):337.3 [(M+H)
+]
【0212】
工程2
(8 エンド)−3−(5−フルオロ−6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化178】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(445mg、371μl、4.51mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(253mg、752μmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(170mg、719μmol、収率95.7%)を白色の固体として得て、次の工程で粗生成物として用いた。MS ES+(m/z):237.1 [(M+H)
+]
【0213】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化179】
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副生成物としてペンタフルオロプロポキシのフルオロ脱離を回避するために、実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、100℃で15分間、ナトリウム tert−ブトキシド(22.2mg、231μmol)及びキサントホス(10.7mg、18.5μmol、当量:0.16)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(9.57mg、9.25μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(40mg、116μmol)(表1の中間体3−14)及び中間体2の(8 エンド)−3−(5−フルオロ−6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(32.8mg、139μmol)から、標題化合物を調製した。それ(20.6mg、41.1μmol、収率35.5%)を、分取HPLC後に白色の固体として得た。MS ES+(m/z):502.3 [(M+H)
+]
【0214】
実施例60
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化180】
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【0215】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化181】
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実施例50(工程1、中間体2)と同様にして、密閉管中、100℃で、トリエチルアミン(358mg、3.53mmol)の存在下、溶媒としてEtOHを用いて、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)及び4−クロロ−5−フルオロ−2−メチルピリミジン(194mg、1.33mmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(278.7mg、収率93.7%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):337.3 [(M+H)
+]
【0216】
工程2
(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化182】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(487mg、406μl、4.94mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(276.9mg、823μmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物193mg、817μmol、収率99.2%)を半固体として得て(、次の工程で粗生成物として用いた。MS ES+(m/z):237.2 [(M+H)
+]
【0217】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化183】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(19.5mg、203μmol)及びキサントホス(9.38mg、16.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(9.57mg、9.25μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、101μmol)(実施例3の中間体3)及び中間体2の(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(28.7mg、122μmol)から、標題化合物を調製した。それ(23mg、45.7μmol、収率50.3%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):452.3(100%)[(M+H)
+].
【0218】
実施例61
N−[(8 エンド)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化184】
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【0219】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化185】
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実施例50(工程1、中間体2)と同様にして、密閉管中、100℃で、トリエチルアミン(447mg、616μl、4.42mmol)の存在下、溶媒としてEtOHを用いて、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(250mg、1.1mmol)及び4−クロロ−6−フルオロ−ピリミジン(220mg、1.66mmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(329mg、収率87.9%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):339.2 [(M+H)
+]
【0220】
工程2
(8 エンド)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化186】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(567mg、473μl、5.76mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(325mg、959μmol)を用いて、該化合物を調製した。標題化合物(230mg、収率100%)を白色の固体として得て、次の工程で粗生成物として用いた。MS ES+(m/z):239.2 [(M+H)
+]
【0221】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化187】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(19.5mg、203μmol)及びキサントホス(9.38mg、16.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(9.57mg、9.25μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例3の中間体3)(30mg、101μmol)(実施例3の中間体3)及び中間体2の((8 エンド)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(29mg、122μmol)から、標題化合物を調製した。それ(11.2mg、24.7μmol、収率24.4%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)
+]。
【0222】
実施例62
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化188】
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【0223】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化189】
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管中、アルゴン下で、(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(1.57g、6.93mmol)のNMP(11ml)中溶液に、DIPEA(964mg、1.3ml、7.46mmol)、続いて、4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(1.5g、5.33mmol)を加えた。アルゴン下でバイアルを閉め、反応混合物を150℃で一晩撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜70% EtOAc)で精製して、標題化合物(1.375g、収率69.5%)を得た。MS ES+(m/z):372.2 [(M+H)
+]
【0224】
工程2
(8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化190】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(1.68g、1.4ml、17mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(1.049g、2.82mmol)を用いて、該化合物を調製した。飽和NaHCO
3及びDCMを用いて抽出した後に、標題化合物(735mg、収率96%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):272.2 [(M+H)
+]
【0225】
最終カップリング工程3
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化191】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(52.1mg、542μmol)及びキサントホス(23.9mg、41.3μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(21.4mg、20.6μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(76.4mg、258μmol)(実施例3の中間体3)及び中間体2の(8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(70mg、258μmol)から、標題化合物を調製した。それ(75mg、収率59.8%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):487.4 [(M+H)
+]。
【0226】
実施例62と同様にして、幾つかの別の誘導体を、対応する中間体3と前述の中間体2Iの(8 エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンとを用いて、Buchwaldカップリングにより合成している。
それらは、表8における実施例63〜67を含む。
【表9】
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【0227】
実施例68
N−[(8 エンド)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化192】
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【0228】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化193】
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中間体2(実施例62の工程1)と同様にして、150℃で一晩反応混合物を撹拌することにより、NMP(2ml)及びDIPEA(257mg、347μl、1.99mmol)中の(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(150mg、663μmol)及び4−ブロモ−3−フルオロピリジン塩酸塩(211mg、994μmol)から、標題化合物を調製した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜80% EtOAc)で精製して、標題化合物(93.5mg、291μmol、収率43.9%)を淡黄色の固体として得た。
MS ES+(m/z):322.2 [(M+H)+]
【0229】
工程2
(8 エンド)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化194】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(166mg、138μl、1.68mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(90mg、280μmol)を用いて、該化合物を調製した。飽和NaHCO
3及びジクロロメタンを用いて抽出した後に、標題化合物(60.5mg、273μmol、収率97.6%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):222.1 [(M+H)
+]
【0230】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化195】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(19.5mg、203μmol)及びキサントホス(9.38mg、16.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)3.CHCl
3(8.39mg、8.11μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、101μmol)(実施例3の中間体3)及び中間体2の(8 エンド)−3−(3−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(24.5mg、111μmol)から、標題化合物を調製した。それ(16.4mg、37.5μmol、収率37%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):437.2 [(M+H)+]。
【0231】
実施例69
N−[(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化196】
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【0232】
中間体2
工程1
N−[(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化197】
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MS ES+(m/z):338.2 [(M+H)
+]
【0233】
工程2
(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化198】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、HCl 37%(257mg、214μl、2.61mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN[(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(146.9mg、435μmol)を用いて、該化合物を調製した。飽和NaHCO
3及びDCMを用いて抽出した後に、標題化合物(89.9mg、378μmol、収率87%)を白色の固体として得た MS ES+(m/z):238.1 [(M+H)
+]
【0234】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化199】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(19.5mg、203μmol)及びキサントホス(9.38mg、16.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)3.CHCl3(8.39mg、8.11μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、101μmol)、(実施例3の中間体3)及び中間体2の(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(26.5mg、111μmol)から、標題化合物を調製した。それ(17mg、37.5μmol、収率37%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):453.2 [(M+H)+]。
【0235】
実施例70
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化200】
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【0236】
工程1
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化201】
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中間体2(実施例62の工程1)と同様にして、NMP(1ml)及びDIPEA(57.1mg、77.2μl、442μmol)中の(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル−カルバミン酸tert−ブチル(50mg、221μmol)、続いて、4−ブロモ−5−フルオロ−2−メチルピリジン(63mg、331μmol)から、アルゴン下、150℃で一晩撹拌することにより、標題化合物を調製した。該化合物(39.2mg、117μmol、収率52.9%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):336.2 [(M+H)
+]
【0237】
工程2
(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化202】
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実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、TFA(126mg、85μl、1.1mmol)の存在下、ジクロロメタン中のN−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(37mg、110μmol)を用いて、該化合物を調製した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM中 0%〜10% MeOH、MeOHは7M NH
3を含有する)で精製して、標題化合物(28.2mg、120μmol、収率109%)を得た。MS ES+(m/z):236.1 [(M+H)
+]
【0238】
工程3
N−[(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化203】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(16.7mg、173μmol)及びキサントホス(8.03mg、13.9μmol)の存在下、Pd2(dba)3.CHCl
3(8.39mg、8.11μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、86.7μmol)(表1の中間体3−14)及び中間体2のN−(8 エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(24.5mg、104μmol)から、標題化合物を調製した。それ(28mg、56μmol、収率64.5%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):501.2 [(M+H)+]。
【0239】
実施例71
N−[8−エンド−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化204】
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【0240】
中間体3
2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化205】
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【0241】
工程1
N−[[3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化206】
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3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(1g、4.15mmol)の1,4−ジオキサン(20ml)中の淡黄色の溶液に、アルゴン下でエトキシカルボニルイソチオシアナート(599mg、539μl、4.56mmol)を加えた。反応混合物を100℃で一晩撹拌した。
次に、更なるエトキシカルボニルイソチオシアナート(109mg、830μmol)を加え、反応混合物を100℃で更に4時間撹拌した。次に、それを室温まで冷やし、減圧下で濃縮して、標題化合物(1.48g、2.39mmol、収率57.5%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):371.9 [(M+H)
+]
【0242】
工程2
8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化207】
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N−[[3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(1.48g、3.98mmol)のエタノール(10ml)及びメタノール(10ml)中の淡黄色の溶液に、アルゴン下、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.38g、19.9mmol)、続いて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.54g、2.08ml、11.9mmol)を加えた。反応混合物を60℃まで温め、3時間撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、ヘプタン中 0%〜40% EtOAc)で精製して、標題化合物(680mg、収率60.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):281.0 [(M+H)
+]
【0243】
工程3
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化208】
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NaH(8.54mg、196μmol)をDMF(0.5ml)中に懸濁し、氷浴で0℃まで冷却した。次に、DMF(0.5ml)中の2,2,2−トリフルオロエタノール(23.1mg、16.6μl、231μmol)を、アルゴン下で10分かけて滴下して加えた。氷浴を取り外し、反応混合物を30分間撹拌した。次に、DMF(0.5ml)中の8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(50mg、178μmol)を滴下して加え、続いて、臭化銅(I)(255μg、1.78μmol)を加えた。反応混合物を4時間、155℃まで加熱した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を室温まで冷やし、飽和NaHCO
3(15mL)中に溶解し、DCM(3×15mL)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜40% EtOAc)で精製して、標題化合物(38mg、114μmol、収率64%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):301.1 [(M+H)
+]
【0244】
工程4
2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化209】
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アルゴン下、亜硝酸tert−ブチル(18.6mg、21.5μl、180μmol)及び臭化銅(II)(40.2mg、180μmol)のアセトニトリル(1.5ml)中の暗褐色の溶液に、8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(36mg、120μmol)のアセトニトリル(1.5ml)中溶液を60℃で滴下して加えた。反応物を75℃まで温め、2時間撹拌した。LC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を1M HCl(1ml)でクエンチし、H2O(10mL)で希釈し、そして、DCM(3×15mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜50% EtOAc)で精製して、標題化合物(30mg、収率68.7%)を淡黄色の油状物として得た。MS ES+(m/z):364.0 [(M+H)
+]
【0245】
最終カップリング工程5
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化210】
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2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(27.4mg、75.2μmol)、(8 エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(16mg、71.6μmol)(実施例14の中間体2)及びナトリウム tert−ブトキシド(20.7mg、215μmol)の1,4−ジオキサン(1ml)中の淡黄色の溶液を、超音波浴中、アルゴンで5分間脱気した。次に、キサントホス(6.63mg、11.5μmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加物(5.93mg、5.73μmol)を加えた。反応混合物を更に2分間脱気し、その後、バイアルにキャップをし、そして、マイクロ波中、145℃で30分間加熱した。LC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH
2O(10ml)に注ぎ、DCM(3×10mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(17.1mg、収率47.1%)を淡黄色の固体として得た MS ES+(m/z):507.2 [(M+H)
+]
【0246】
実施例72
N−[(8−エンド−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化211】
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【0247】
中間体3
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化212】
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【0248】
工程1
5−(トリフルオロメチル)−8−[[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化213】
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実施例71、中間体3、工程3と同様にして、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(100mg、0.356mmol、実施例71、工程2の生成物)及び(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メタノール(89.7mg、640μmol)から、標題化合物(72.5mg、59.93%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):341.1 [(M+H)+]
【0249】
工程2
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化214】
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実施例1、中間体3、工程5と同様にして、5−(トリフルオロメチル)−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(70mg、206μmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(77mg、92.6%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):406.0 [(M+H)+]
【0250】
最終カップリング工程2
N−[(8−エンド−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化215】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−((1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)メトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(28.5mg、70.5μmol)及び8−エンド−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)(実施例14の中間体II)から、標題化合物(23.4mg、63.7%)をオフホワイトの固体として調製した。MS ES+(m/z):547.2 [(M+H)+]
【0251】
実施例73
N−[8−エンド−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化216】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(40mg、110μmol)(実施例71の中間体3)及び8−エンド−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(27.5mg、132μmol)(実施例41の中間体2)から、標題化合物(42.5mg、78.7%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):492.2 [(M+H)+]
【0252】
実施例74
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化217】
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【0253】
中間体3
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化218】
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【0254】
工程1
5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化219】
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実施例71、中間体3、工程3と同様にして、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(100mg、0.356mmol、実施例71、工程2の生成物)及び1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール(60.9mg、534μmol)から、標題化合物(65.2mg、58.3%)を白色の固体として調製した。MS ES
+(m/z):315.1 [(M+H)
+]。
【0255】
工程2
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化220】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(420mg、1.34mmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(432mg、85.5%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):378.0 [(M+H)
+]
【0256】
最終カップリング工程3
N−[(rac)−8−エンド−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化221】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(50mg、132μmol)及び8−エンド−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(33.1mg、159μmol)(実施例41の中間体2)から、標題化合物(46.1mg、69%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):506.2 [(M+H)
+]
【0257】
実施例75
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化222】
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【0258】
中間体3
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
工程1
5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化224】
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ラセミの5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(730mg)(実施例74、工程1の生成物)のキラルHPLC分離(Chiralpak AD、移動相 ヘプタン/エタノール/イソプロパノール)により、標題化合物をオフホワイトの固体として得た。鏡像異性体A(283mg、38.75%)は、示された条件下で7.4分の保持時間を有する。MS ES
+(m/z):315.1 [(M+H)
+]。
【0260】
工程2
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1(工程5)の中間体3と同様にして、5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(270mg、0.86mmoles)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(257mg、収率79.1%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):377.9 [(M+H)
+]。
【0261】
最終カップリング工程3
N−[(8 エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、79.4μmol)及び(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(19.8mg、95.2μmol)(実施例41の中間体2)から、標題化合物(24mg、60%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):506.2 [(M+H)
+]。
【0262】
実施例76
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化227】
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【0263】
中間体3
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
工程1
5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化229】
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ラセミの5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(730mg)(実施例74、工程1の生成物)のキラルHPLC分離(Chiralpak AD、移動相 ヘプタン/エタノール/イソプロパノール)により、標題化合物をオフホワイトの固体として得た。この鏡像異性体B(321mg、41.75%)は、言及された条件下で8.48分の保持時間を有する。MS ES
+(m/z):315.1 [(M+H)
+]。
【0265】
工程2
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程5と同様にして、5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(308mg、0.98mmoles)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、この鏡像異性体(331mg、収率84.8%)を白色の固体として調製した MS ES+(m/z):377.9 [(M+H)
+]。
【0266】
最終カップリング工程3
N−[(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1S又は1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、79.4μmol)及び(8−エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(19.8mg、95.2μmol)(実施例41の中間体2)から、標題化合物(32.5mg、81%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):506.2 [(M+H)
+]。
【0267】
実施例77
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
工程1
(8−エンド)−[[8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化233】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、1,4−ジオキサン(10ml)中、キサントホス(127mg、220μmol)の存在下、Pd2(dba)3.CHCl
3(114mg、110μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(500mg、1.37mmol)(実施例71の中間体3)、(8 エンド)−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(373mg、1.65mmol)(CAS登録番号:1330763−51−3)及びナトリウム tert−ブトキシド(396mg、4.12mmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(303mg、収率43.3%)を淡褐色の固体として得た。MS ES+(m/z):454.2 [((M−C4H8)+H)+]
【0269】
工程2
N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化234】
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実施例42、工程2と同様にして、ジクロロメタン(10ml)中のTFA(671mg、5.89mmol)を用いて、脱保護により、(8−エンド)−[[8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(300mg、589μmol)から、標題化合物(233mg、96.7%)を淡褐色の固体として調製した。MS ES+(m/z):410.1 [(M+H)+]。
【0270】
工程3
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化235】
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実施例42、工程3と同様にして、N−[8−エンド−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(230mg、562μmol)、5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(141mg、674μmol)、ヨウ化銅(I)(10.7mg、56.2μmol)、リン酸三カリウム(239mg、1.12mmol)及びN,N−ジエチルサリチルアミド(32.6mg、169μmol)から、標題化合物(21.4mg、7.77%)をオフホワイトの固体として調製した。MS ES+(m/z):491.2 [(M+H)+]。
【0271】
実施例78
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化236】
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【0272】
工程1
(8−エンド)−[5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
【化237】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、145℃で30分間、1,4−ジオキサン(3.5ml)中、キサントホス(49mg、84.6μmol)の存在下、Pd
2(dba)3.CHCl
3(43.8mg、42.3μmol)を用いて、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(200mg、529 mol)(実施例74からの中間体3)、(8−エンド)−8−アミノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(CAS登録番号:1330763−51−3)(144mg、635 mol)及びナトリウム tert−ブトキシド(102mg、1.06mmol)から、標題化合物を調製した。該化合物(211mg、収率76.2%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):524.2 [(M+H)
+]
【0273】
工程2
N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化238】
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実施例42、工程2と同様にして、ジクロロメタン(3ml)中のTFA(457mg、4.01mmol)を用いて、脱保護により、(8−エンド)−[5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(210mg、401μmol)から、標題化合物(164.2mg、96.7%)を淡褐色の固体として調製した。MS ES+(m/z):424.2 [(M+H)
+]。
【0274】
工程3
N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化239】
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実施例42、工程3と同様にして、N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(100mg、236μmol)、DMF(2.5ml)中の5−ヨード−3−メチルイソオキサゾール(59.2mg、283μmol)、ヨウ化銅(I)(4.5mg、23.6μmol)、リン酸三カリウム(100mg、472μmol)及びN,N−ジエチルサリチルアミド(13.7mg、70.9μmol)から、標題化合物(2.1mg、1.76%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):505.2 [(M+H)
+]。
【0275】
実施例79
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化240】
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2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(80mg、220μmol)(実施例71の中間体3)、(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(50.3mg、242μmol)(実施例49の中間体2)及びナトリウム tert−ブトキシド(42.2mg、440μmol)を、1,4−ジオキサン(2.5ml)に加え、超音波浴中、アルゴンで脱気した。次に、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)ジパラジウム(I)(17.1mg、22μmol)を加え、反応混合物を超音波浴中、アルゴンで脱気した。バイアルを密閉し、2時間、110℃まで加熱した。TLC及びLC/MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を、飽和NaHCO
3(10ml)及びDCM(3×10ml)で抽出した。有機相をMgSO
4で乾燥し、次に、減圧下で除去した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、勾配:ヘプタン中 0%〜80% EtOAc)で精製して、標題化合物(45.5mg、収率42%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):492.3 [(M+H)+]。
【0276】
実施例80
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化241】
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【0277】
工程1
(8 エンド)−[5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル
【化242】
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実施例46、工程1と同様にして、EtOH(1.5ml)中の重炭酸ナトリウム(13.3mg、158μmol)を用いて、N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(トリフルオロメチル)−8−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(61mg、144μmol)(実施例78、工程2において調製)及び臭化シアン(16.8mg、158μmol)から標題化合物を調製して、所望の生成物(59.1mg、収率91.6%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):449.2 [(M+H)+]。
【0278】
工程2
N−[(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化243】
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実施例46、工程2と同様にして、エタノール(1.35ml)中の(8 エンド)−[5−(トリフルオロメチル)−8−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(56mg、125mmol)、N−ヒドロキシアセトアミジン(11.1mg、150μmol)、塩化亜鉛(20.4mg、150μmol)から、標題化合物(56mg、収率89%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):506.2 [(M+H)+]。
【0279】
実施例81
N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化244】
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実施例79と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム tert−ブトキシド(15.6mg、163μmol)及びジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)ジパラジウム(I)(6.17mg、7.94μmol)の存在下、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−8−[(1R又は1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例75、工程2の鏡像異性体A)(30mg、79.4μmol)及び(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(実施例49の中間体2)(18.2mg、87.3μmol)から、標題化合物(20.4mg、50.9%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):506.2 [(M+H)
+]。
【0280】
実施例82
N−[(8 エンド)−3−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化245】
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【0281】
中間体2
(8 エンド)−3−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化246】
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【0282】
工程1
N−[(8−エンド)−3−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化247】
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4−ブロモ−1−メチル−ピラゾール(1.28g、7.95mmol)、N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(0.45g、1.98mmol)(国際公開第2012/116965号に記載)及びNaOtBu(572.64mg、5.96mmol)のトルエン(15ml)中溶液を、アルゴンで脱気した。Brett−phos palladacycle(635.3mg、0.795mmol)を、アルゴン下で加えた。反応混合物を、マイクロ波オーブン中で、100℃で45分間加熱した。得られた粗物質をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中 30%酢酸エチルを用いる)で精製して、所望の化合物(42mg、収率12.31%)を黄色の固体として得た。ES
+(m/z):307.1 [(M+H)
+]。
【0283】
工程2
(8 エンド)−3−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化248】
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ジクロロメタン中のN−[(8−エンド)−3−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(42mg、137umol)を、TLCが反応の完了を示すまでTFA(0.6ml)と共に25℃で7時間撹拌した。次に、溶媒を減圧下でエバポレートし、トルエンを加え、そして、数回エバポレートした。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤としてジクロロメタン中 2% MeOHを用いる)で精製して、所望の化合物(28.3mg、91.8%)を褐色の固体として得た。ES
+(m/z):207.1 [(M+H)
+]。
【0284】
最終カップリング工程3
N−[(8−エンド)−3−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化249】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、82.4μmol)(実施例72の中間体2)及び(8−エンド)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20.4mg、98.9μmol)から、標題化合物(12.3mg、30.5%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):490.2 [(M+H)+]
【0285】
実施例83
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−N−[(8−エンド)−3−[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化250】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(20mg、54.9μmol)(実施例71の中間体3)及び(8−エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(17.9mg、65.9μmol)(実施例62の中間体2)から、標題化合物(15.1mg、収率49.6%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):555.2 [(M+H)
+]
【0286】
実施例83の合成について記載した手順により、更なる誘導体を、それぞれの中間体2及び中間体3から、Buchwaldカップリングにより合成している。それらは、表9の実施例84〜91を含む。
【表10】
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【0287】
実施例92
N−[(8−エンド)−3−ピリミジン−4−イル−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化251】
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アルゴン下、N−[8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(30mg、73.3μmol)(実施例77、工程2の中間体)のエタノール(1ml)中の淡黄色の溶液に、トリエチルアミン(29.7mg、293μmol)、続いて、4−クロロピリミジン塩酸塩(16.6mg、110μmol)を加えた。バイアルをアルゴン下で密閉し、反応混合物を10℃で一晩撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、DCM中 0%〜10% MeOH)で精製して、標題化合物(32.9mg、収率92.1%)を白色の粉末として得た。MS ES
+(m/z):488..2 [(M+H)
+]
【0288】
実施例93
N−[(8−エンド)−3−(5−フルオロ−2−メチル−ピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化252】
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アルゴン下、N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(30mg、73.3μmol)(実施例77、工程2の中間体)のエタノール(1ml)中の淡黄色の溶液に、トリエチルアミン(29.7mg、293μmol)、続いて、4−クロロ−5−フルオロ−2−メチルピリミジン(16.1mg、110μmol)を加えた。バイアルをアルゴン下で密閉し、反応混合物を100℃で一晩撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を減圧下で濃縮し、該物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ヘプタン中 0%〜60% EtOAc)で2回精製して、標題化合物(25.5mg、収率67%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):520.2 [(M+H)+]
【0289】
実施例94
N−[(8−エンド−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化253】
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【0290】
中間体2
(8−エンド)−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化254】
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【0291】
工程1
N−[(8−エンド)−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化255】
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N−[(8 エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(250mg、1.1mmol)、(CAS登録番号:1330763−51−3)のDMF(5ml)中の淡黄色の溶液に、K
2CO
3(458mg、3.31mmol)、続いて、4−ヨード−6−メトキシピリミジン(391mg、1.66mmol)を加えた。バイアルをアルゴン下で密閉し、反応混合物を100℃で一晩撹拌した。LC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH
2O(20mL)で希釈し、DCM(3×25mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、25g、ヘプタン中 0%〜60% EtOAc)で精製して、標題化合物(315mg、収率85.3%)を白色の粉末として得た。MS ES+(m/z):335..2 [(M+H)+]
【0292】
工程2
(8−エンド)−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化256】
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アルゴン下、N−[(8−エンド)−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(330mg、987μmol)(CAS登録番号:1330763−51−3)のDCM(5ml)中の淡黄色の溶液に、TFA(1.13g、760μl、9.87mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を飽和NaHCO
3(20mL)でクエンチし、DCM(3×20mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(222mg、収率96%)を淡褐色の固体として得た。MS ES+(m/z):235.2 [(M+H)+]
【0293】
最終カップリング工程3
N−[(8−エンド)−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、82.4μmol)(実施例71の中間体3)及び(8−エンド)−3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(23.2mg、98.9μmol)から、標題化合物(34.8mg、収率81.6%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):518.2 [(M+H)+]
【0294】
実施例95
N−[(8 エンド)−3−(2−クロロ−6−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化258】
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【0295】
中間体2
(8−エンド)−3−(2−クロロ−6−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化259】
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【0296】
工程1
N−[(8−エンド)−3−(2−クロロ−6−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化260】
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N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)(CAS登録番号:1330763−51−3)のNMP(2ml)中の淡黄色の溶液に、アルゴン下で、DIPEA(228mg、309μl、1.77mmol)、続いて、2,4−ジクロロ−6−メチルピリジン(215mg、1.33mmol)を加えた。バイアルをアルゴン下で密閉し、反応混合物を150℃で一晩撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH
2O(15mL)で希釈し、EtOAc(2×15mL)で抽出した。有機層を飽和NaCl(1×15mL)で逆抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(113mg、321μmol、収率36.3%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):352.2 [(M+H)+]
【0297】
工程2
(8−エンド−)−3−(2−クロロ−6−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化261】
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N−[(8−エンド)−3−(2−クロロ−6−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(110mg、313μmol)のDCM(1.5ml)中の淡黄色の溶液に、HCl 37%(185mg、154μl、1.88mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を飽和NaHCO
3(10mL)でクエンチし、DCM(6×15mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(75mg、収率95.3%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):252.2 [(M+H)+]
【0298】
最終カップリング工程3
N−[8−エンド−3−(2−クロロ−6−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化262】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホス(7.63mg、13.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、82.4μmol)(実施例71の中間体3)、(8−エンド)−3−(2−クロロ−6−メチルピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(24.9mg、98.9μmol)から、標題化合物(7.1mg、収率16.1%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):535.2 [(M+H)+]
【0299】
実施例96
N−[(8−エンド)−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化263】
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【0300】
中間体2
(8−エンド)−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化264】
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【0301】
工程1
N−[(8−エンド)−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化265】
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アルゴン下、4,6−ジフルオロピリミジン(154mg、1.33mmol)のエタノール(10ml)中溶液に、N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)(CAS登録番号:1330763−51−3)、続いて、トリエチルアミン(358mg、493μl、3.53mmol)を加えた。反応混合物を100℃で一晩撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。粗反応混合物を減圧下で濃縮し、次に、H
2O(10ml)及びDCM(3×20ml)で抽出した 粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、ヘプタン中 0%〜70% EtOAc)で精製して、標題化合物(247.3mg、収率86.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):323.2 [(M+H)+]
【0302】
工程2
(8−エンド)−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化266】
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N−[(8−エンド)−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(239.5mg、743μmol)のDCM(4.0ml)中の淡黄色の溶液に、HCl 37%(439mg、366μl、4.46mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間かけて撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。次に、反応物をNaOH(32%)でクエンチし、pH 10にした。混合物をH
2O(5mL)で希釈し、DCM(7×15mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(148.4mg、収率89.9%)を白色の粉末として得た。MS ES+(m/z):223.2 [(M+H)+]
【0303】
最終カップリング工程3
N−[8−エンド−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化267】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド(15.8mg、165μmol)及びキサントホス(7.63mg、13.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(6.82mg、6.59μmo)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、82.4μmol)(実施例71の中間体3)、((8−エンド)−3−(6−フルオロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20.1mg、90.6μmol)から、標題化合物(31.9mg、収率76.6%)を黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):506.3 [(M+H)+]
【0304】
実施例97
N−[(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化268】
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【0305】
中間体2
(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化269】
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【0306】
工程1
N−[(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【化270】
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N−[(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(200mg、884μmol)(CAS登録番号:1330763−51−3)のNMP(3.33ml)中溶液に、DIPEA(228mg、309μl、1.77mmol)、続いて、2,4−ジクロロ−5−フルオロピリジン(176mg、1.06mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで2分間脱気した。バイアルをアルゴン下で密閉し、暗赤色の反応混合物を150℃で一晩撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH
2O(20ml)に加え、EtOAc(3×50ml)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、ヘプタン中 0%〜60% EtOAc)で精製して、標題化合物(253.8mg、713μmol、収率80.7%)をオフホワイトの粉末として得た。MS ES+(m/z):356.2 [(M+H)
+]
【0307】
工程2
(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
【化271】
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N−[(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(243.3mg、684μmol)のDCM(3.4ml)中の淡黄色の溶液に、HCl 37%(404mg、337μl、4.1mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間かけて撹拌した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。RMをNaOH(32%)でクエンチし、pH 10にした。次に、それをH
2O(5mL)で希釈し、DCM(7×15mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(167.7mg、収率95.9%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):256.1 [(M+H)+]
【0308】
最終カップリング工程3
N−[(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化272】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、82.4μmol)(実施例71の中間体3)、(8−エンド)−3−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(23.2mg、90.6μmol)(20.1mg、90.6μmol)から、標題化合物(21.3mg、収率48%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):539.3 [(M+H)+]。
【0309】
実施例98
5−メチル−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化273】
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【0310】
中間体3
2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
工程1
6−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化275】
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実施例3、中間体3、工程1と同様にして、6−メチル−2−ニトロピリジン−3−オール(2g、13mmol)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(2.72g、1.28ml、13mmol)及び塩基としてK
2CO
3(3.59g、26mmol)から、標題化合物(3.06g、48.3%)を黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):237.1 [(M+H)
+]。
【0312】
工程2
6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン
【化276】
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実施例3、中間体3、工程2と同様にして、6−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(1.48g、6.27mmol)から、標題化合物(0.273g、21.1%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):207.1 [(M+H)
+]。
【0313】
工程3
N−[[6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化277】
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実施例1、中間体3、工程3と同様にして、6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(1.54g、7.47mmol)、エトキシカルボニルイソチオシアナート(2.02g、14.9mmol)から、標題化合物(1.94g、77%)を黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):338.0 [(M+H)
+]。
【0314】
工程4
5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化278】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、N−[[6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(1.94g、5.75mmol) ヒドロキシルアミン塩酸塩(2.06g、28.8mmol)及びヒューニッヒ塩基(2.23g、17.3mmol)から、標題化合物(1.18g、83.3%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):247.1 [(M+H)
+]
【0315】
工程5
2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化279】
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実施例1、中間体3、工程5と同様にして、5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(200mg、812 mol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(209mg、83%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):311.9 [(M+H)
+]
【0316】
最終カップリング工程6
5−メチル−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化280】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド(27mg、281μmol)及びキサントホス(12.4mg、13.2μmol)の存在下、(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、134μmol)(実施例1、中間体2)、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(11.1mg、21.4μmol)を用いて、2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(41.5mg、134μmol)から、標題化合物(26mg、収率42.9%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)+]
【0317】
実施例99
5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−[(8−エンド)−3−[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、(8−エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(45mg、166μmol)(実施例62の中間体2)、Pd
2(dba)
3.CHCl3を用いて、2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(51.4mg、166μmol)(実施例98の中間体3)から、標題化合物(40mg、収率48.2%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):501.2 [(M+H)
+]
【0318】
実施例100
5−メチル−N−[8−エンド−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
中間体3
2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
工程1
6−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ピリジン
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3、中間体3、工程1と同様にして、6−メチル−2−ニトロピリジン−3−オール(2g、13mmol)、1 1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3−ヨードプロパン(5.06g、2.48ml、19.5mmol)及び塩基としてK
2CO
3(3.59g、26mmol)から、標題化合物(3.71g、21.2%)を黄色の油状物として調製した。MS ES+(m/z):237.1 [(M+H)
+]。
【0321】
工程2
6−メチル−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ピリジン−2−アミン
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程2と同様にして、6−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ピリジン(200mg、699μmol)から、標題化合物(0.146g、81.5%)を淡褐色の固体として調製した。MS ES+(m/z):257.1 [(M+H)
+]。
【0322】
工程3
N−[[6−メチル−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバマート
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程3と同様にして、6−メチル−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ピリジン−2−アミン(1.05g、4.1mmol)、エトキシカルボニルイソチオシアナート(1.11g、8.2mmol)から、標題化合物(1.59g、93.2%)を黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):388.1 [(M+H)
+]。
【0323】
工程4
5−メチル−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程4と同様にして、N−[[6−メチル−3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(1.48g、3.82mmol) ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.37g、19.1mmol)及びヒューニッヒ塩基(1.48g、11.5mmol)から、標題化合物(1.04g、91.9%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):397.1 [(M+H)
+]
【0324】
工程5
2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程5と同様にして、5−メチル−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(300mg、1.01mmol))、亜硝酸tert−ブチル(174mg、1.52mmol)及び臭化銅(II)(343mg、1.52mmol)から、標題化合物(343mg、94%)を黄色の油状物として調製した。MS ES+(m/z):362 [(M+H)
+]
【0325】
最終カップリング工程6
5−メチル−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
実施例79と同様にして、Buchwaldカップリングにより、(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(50mg、240μmol)(実施例79、中間体2)、2−ブロモ−5−メチル−8−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(86.4mg、240μmol)、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)ジパラジウム(I)(18.7mg、24μmol)及び塩基としてナトリウム tert−ブトキシド(47.3mg、492μmol)から、標題化合物(25mg、21.4%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):488.3 [(M+H)+]。
【0327】
実施例101
6−メチル−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化290】
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【0328】
中間体3
2−ブロモ−6−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化291】
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【0329】
工程1
5−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化292】
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実施例3、中間体3、工程1と同様にして、5−メチル−2−ニトロピリジン−3−オール(1.5g、9.44mmol)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(1.98g、9.44mmol)及び塩基としてK2CO3(2.61g、18.9mmol)から、標題化合物(1.23g、55.2%)を固体として調製した。MS ES+(m/z):237.1 [(M+H)
+]。
【0330】
工程2
5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン
【化293】
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実施例3、中間体3、工程2と同様にして、5−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(1.23g、6.27mmol)から、標題化合物(1.07g、93.1%)を淡褐色の固体として調製した。MS ES+(m/z):207.1 [(M+H)
+]。
【0331】
工程3
N−[[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化294】
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実施例1、中間体3、工程3と同様にして、5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(1g、4.85mmol)、エトキシカルボニルイソチオシアナート(1.31g、9.7mmol)から、標題化合物(1.52g、92.9%)を黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):338.1 [(M+H)
+]。
【0332】
工程4
6−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化295】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、N−[[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(1.52g、4.51mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.61g、22.5mmol)及びヒューニッヒ塩基(1.75g、13.5mmol)から、標題化合物(0.943g、85%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):247.1 [(M+H)
+]
【0333】
工程5
2−ブロモ−6−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化296】
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実施例1、中間体3、工程5と同様にして、6−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(200mg、812 mol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(204mg、81%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):312.0 [(M+H)
+]
【0334】
最終カップリング工程6
6−メチル−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化297】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド(31.5mg、328μmol)及びキサントホス(14.4mg、25μmol)の存在下、2−ブロモ−6−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(48.4mg、156μmol)、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(12.9mg、12.5μmol)を用いて、(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(35mg、156μmol)(実施例1の中間体2)から、標題化合物(40mg、収率48.2%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):454.2 [(M+H)+]
【0335】
実施例102
6−フルオロ−N−[(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化298】
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【0336】
中間体3
2−ブロモ−6−フルオロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化299】
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【0337】
工程1
N−[(5−フルオロ−3−メトキシ−2−ピリジル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化300】
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実施例4、中間体3、工程1と同様にして、5−フルオロ−3−メトキシピリジン−2−アミン(496mg、3.49mmol)、エトキシカルボニルイソチオシアナート(0.458g、3.49mmol)から、標題化合物(0.937g、98.3%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):3274.1[(M+H)
+]。
【0338】
工程2
6−フルオロ−8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化301】
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実施例4、中間体3、工程2と同様にして、N−[(5−フルオロ−3−メトキシ−2−ピリジル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(0.904g、3.31mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.15g、16,5mmol)及びヒューニッヒ塩基(1.26g、9.73mmol)から、標題化合物(0.603g、78.4%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):183.1 [(M+H)
+]
【0339】
工程3
2−ブロモ−6−フルオロ−8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化302】
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実施例4、中間体3、工程3と同様にして、6−フルオロ−8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(448mg、2.46mmol) 亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(605mg、82.2%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):248.0 [(M+H)
+]
【0340】
工程4
2−ブロモ−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−オール
【化303】
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実施例4、中間体3、工程4と同様にして、ジクロロメタン(5ml、5mmol)中の2−ブロモ−6−フルオロ−8−メトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(250mg、1.02mmol)及び1M BBr
3から、標題化合物(138.2mg、58.6%)を白色の粉末として調製した。MS ES+(m/z):233.9 [(M+H)
+]
【0341】
工程5
2−ブロモ−6−フルオロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化304】
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実施例4、中間体3、工程5と同様にして、2−ブロモ−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−オール(100mg、431μmol)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(136mg、63.7μl、647μmol)及び塩基としてK
2CO
3(119mg、862μmol)から、標題化合物(69.6mg、51.4%)を白色の粉末として調製した。
【0342】
最終カップリング工程6
6−フルオロ−N−[(8−エンド−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化305】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、ナトリウム t−ブトキシド及びキサントホスの存在下、2−ブロモ−6−フルオロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(21.1mg、67.2μmol)、Pd
2(dba)
3.CHCl
3を用いて、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(15mg、67.2μmol)(実施例14の中間体2)から、標題化合物(9.1mg、収率29.7%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):457.2 [(M+H)+]
【0343】
実施例103
6−クロロ−N−[8−エンド−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化306】
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【0344】
中間体3
2−ブロモ−6−クロロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化307】
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【0345】
工程1
N−[(3−ブロモ−5−クロロ−2−ピリジル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化308】
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実施例71、中間体3、工程1と同様にして、3−ブロモ−5−クロロピリジン−2−アミン(2g、9.64mmol)及びエトキシカルボニルイソチオシアナート(1.33g、10.1mmol)から、標題化合物を淡褐色の固体として調製した。HRMS:339.93323 [(M+H)
+]
【0346】
工程2
8−ブロモ−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化309】
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実施例71、中間体3、工程2と同様にして、N−[(3−ブロモ−5−クロロ−2−ピリジル)カルバモチオイル]カルバミン酸エチル(3.1g、9.16mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(636mg、9.16mmol)及びヒューニッヒ塩基(1.18g、9.16mmol)から、標題化合物を淡黄色の固体として調製した。HRMS:248.93598 [(M+H)
+]
【0347】
工程3
6−クロロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化310】
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実施例71、中間体3、工程3と同様にして、8−ブロモ−6−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(150mg、606μmol)、2,2,2−トリフルオロエタノール(91mg、909μmol)、NaH(34.4mg、788μmol)、臭化銅(I)(869μg、6,06μmol)から、標題化合物(54mg、33.4%)を淡黄色の固体として調製した。HRMS:267.0256 [(M+H)
+]
【0348】
工程4
2−ブロモ−6−クロロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化311】
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実施例1、中間体3、工程5と同様にして、6−クロロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(52mg、195μmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(48mg、74.5%)を白色の固体として調製した。HR−MS:331.92166 [(M+H)
+]
【0349】
最終カップリング工程5
6−クロロ−N−[(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
実施例79と同様にして、Buchwaldカップリングにより、(8 エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(16.8mg、74.9μmol、当量:1)(実施例1、中間体2)、2−ブロモ−6−クロロ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(24.8mg、75μmol)、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)ジパラジウム(I)(5.82mg、7.49μmol)及び塩基としてナトリウム tert−ブトキシド(14.8mg、154μmol)から、標題化合物(35.5mg、44.2%)をオフホワイトの固体として調製した。MS ES+(m/z):474.1 [(M+H)+]。
【0350】
実施例104
2−[2−[[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
中間体3
工程1
6−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
6−メチル−2−ニトロピリジン−3−オール(5g、32.4mmol)のDMF(60ml)中溶液に、K
2CO
3(8.97g、64.9mmol)を加え、反応混合物を90℃まで温め、1時間撹拌した。反応物を室温まで冷やし、その後、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(13.6g、6.4ml、64.9mmol)を加え、そして、混合物を密閉バイアル中、アルゴン下で2日間、125℃まで加熱した。TLC及びLC−MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH
2O(75mL)で希釈し、水相をDCM(3×75mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜60% EtOAc)で精製して、標題化合物(5.12g、21.7mmol、収率66.8%)を得た。MS ES+(m/z):237.0 [(M+H)+]。
【0352】
工程2
6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ピリジン−2−イルアミン
【化315】
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アルゴン下、機械式撹拌機を備えた四つ口フラスコ中で、6−メチル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(5.1g、21.6mmol)をエタノール(166ml)中に溶解し、塩酸(120g、99.7ml、821mmol)、続いて、鉄(7.24g、130mmol)を加えた。反応物を90℃まで温め、2時間撹拌した。有機溶媒を減圧下で除去した。残留物をジクロロメタン中に溶解し、飽和NaHCO
3水溶液を加えた。水相をDCM(3×100mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜100% EtOAc)で精製して、標題化合物(3.88g、18.8mmol、収率87.1%)を黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):207.1 [(M+H)+]。
【0353】
工程3
N−(6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル)アセトアミド
【化316】
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6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(3.8g、18.4mmol)のジクロロメタン(80ml)中溶液に、トリエチルアミン(2.8g、3.85ml、27.6mmol)、続いて、無水酢酸(3.76g、3.48ml、36.9mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。LC−MSは、出発物質が残っているために反応が未完了であることを示したので、完了に達するために、トリエチルアミン(1.4g、1.93ml、13.8mmol)及び無水酢酸(1.88g、1.74ml、18.4mmol)を加え、反応物を室温で更に24時間撹拌した。反応物をH
2O(150mL)の添加によりクエンチし、DCM(3×100mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(3.89g、15.7mmol、収率85%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):249.1 [(M+H)+]。
【0354】
工程4
6−アミノ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−カルボン酸メチル
【化317】
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【0355】
工程4A
6−アセトアミド−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピコリン酸
【化318】
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N−(6−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル)アセトアミド(3.9g、15.7mmol)の水(78ml)中懸濁液を、85℃まで温めた。リン酸二水素カリウム(4.28g、31.4mmol)を該溶液に加え、続いて、過マンガン酸ナトリウム一水和物(NaMgO
4)(7.54g、47.1mmol)を白色の懸濁液に少量ずつ加えた。添加後、反応物を85℃で1時間撹拌し、更に過マンガン酸ナトリウム一水和物(3.77g、23.6mmol)を少量ずつ加え、反応物を85°で1時間撹拌した。MnO
2を濾別し、水層をEtOAc(2×20mL)で抽出して不純物を除去した。水相を減圧下で濃縮し、高真空ポンプで一晩乾燥して、6−アセトアミド−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピコリン酸を粗中間体として得た。MS ES+(m/z):279.1 [(M+H)+]。
【0356】
工程4B:
6−アミノ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピコリン酸メチル
【化319】
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粗中間体の6−アセトアミド−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピコリン酸を、メタノール中のHCl 3M(60g、50ml、150mmol)中に懸濁し、混合物を一晩還流した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を、DCM(3×100mL)を用いて飽和NaHCO
3(100mL)から抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、標題化合物(1.2g、4.8mmol、収率30.5%)を粗生成物として得た。MS ES+(m/z):251.1 [(M+H)+]。
【0357】
工程5
6−(エトキシカルボニルカルバモチオイルアミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−カルボン酸メチル
【化320】
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6−アミノ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピコリン酸メチル(1.15g、4.6mmol)の1,4−ジオキサン(20ml)中の淡黄色の溶液に、エトキシカルボニルイソチオシアナート(904mg、815μl、6.9mmol)を加え、反応混合物を100℃で6時間かけて撹拌した。LC−MS及びTLCは、反応が完了したことを示した。粗反応混合物を減圧下で濃縮して、標題化合物(1.8g、4.72mmol、収率103%)を粗生成物として得た。MS ES+(m/z):382.1(100%)[(M+H)+]。
【0358】
工程6
2−アミノ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボン酸メチル
【化321】
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6−(3−(エトキシカルボニル)チオウレイド)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピコリン酸メチル(1.75g、4.59mmol)のMeOH(10ml)及びEtOH(10ml)中の黄色の懸濁液に、ヒューニッヒ塩基(1.78g、2.4ml、13.8mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(1.59g、22.9mmol)を室温で加えた。反応混合物を60℃に至るまで加熱し、そして、TLC及びLC/MSは、2時間後に反応が完了したことを示した。溶媒を減圧下で除去した。そして、残留物をH
2O(100mL)中に溶解し、DCMで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0〜100%EtOAc)で精製して、標題化合物(832mg、収率62.5%)を白色の固体として得た MS ES+(m/z):291.1 [(M+H)+]。
【0359】
工程7
2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボン酸メチル
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1、中間体3、工程5と同様にして、事前に60℃まで加熱した、亜硝酸tert−ブチル(373mg、432μl、3.62mmol)及び臭化銅(II)(808mg、3.62mmol)の暗褐色のアセトニトリル(20ml)中溶液に、2−アミノ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボン酸メチル(700mg、2.41mmol)を少量ずつ15分間で添加し、そして、反応混合物を75℃で2時間撹拌することにより、この実施例において標題化合物を調製した。HCl水溶液(1M、20ml)を加え、水相を分離し、そして、DCM(3×50mL)で抽出した。反応混合物を1M HCl(20ml)でクエンチし、H
2O(25ml)で希釈し、そして、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜60% EtOAc)で精製して、標題化合物(752mg、収率88%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):356.1 [(M+H)
+]
【0360】
工程8
2−[2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール
【化323】
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メチルマグネシウムブロミド溶液(2.82ml、8.47mmol)を、−30℃で、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボン酸メチル(750mg、2.12mmol)のTHF(25ml)中の無色の溶液に滴下して加え、反応混合物を−30℃で1時間撹拌し、0℃まで放温し、そして、反応を完了させるためにこの温度で1時間撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液(25mL)をゆっくり加え、続いて、水(25ml)を加えた。水相をDCM(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中 0%〜60% EtOAc)で精製して、標題化合物(511mg、収率68.1%)を得た。MS ES+(m/z):356.1 [(M+H)
+]
【0361】
最終カップリング
2−[2−[[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール
【化324】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間加熱して、ナトリウム tert−ブトキシド(14.7mg、152μmol)及びキサントホス(7.06mg、12.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(6.31mg、6.1μmol)を用いて、2−(2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)プロパン−2−オール(27mg、76.2μmol)(既述の中間体3)及び中間体2(実施例50)の(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20mg、91.5μmol)から、標題化合物(20mg、収率53.4%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):492.4 [(M+H)
+]
【0362】
実施例104と同様にして、幾つかの別の誘導体を、2−(2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)プロパン−2−オール(既述の中間体3)及び既に記載された中間体2を用いて、Buchwaldカップリングにより、合成している。それらは、表9における実施例105〜110を含む。
【表11】
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【0363】
実施例111
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化325】
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【0364】
中間体3
工程1
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化326】
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実施例71、中間体3、工程3と同様にして、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(150mg、534μmol)(実施例71、工程2の生成物)及び2,2−ジフルオロエタノール(65.7mg、50.7μl、801μmol)から、標題化合物(124mg、439μmol、収率61.6%)をオフホワイトの固体として調製した。MS ES
+(m/z):283.1 [(M+H)
+]。
【0365】
工程2
2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化327】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(120mg、425μmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(123.9mg、収率84.2%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):346.0 [(M+H)
+]
【0366】
最終カップリング工程3
8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化328】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、130℃で30分間加熱して、ナトリウム tert−ブトキシド(16.7mg、173μmol)及びキサントホス(8.03mg、13.9μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(7.18mg、6.94μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(既述の中間体3)(30mg、86.7μmol)及び中間体2(実施例50)の(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン((22.7mg、104μmol)から、標題化合物(32.8mg、67.8μmol、収率78.3%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):484.2 [(M+H)
+]。
【0367】
実施例112
N−[(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化329】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、130℃で30分間加熱して、ナトリウム tert−ブトキシド(16.7mg、173μmol)及びキサントホス(8.03mg、13.9μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(7.18mg、6.94μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、86.7μmol)(既述の(実施例111での)中間体3)及び中間体2(実施例69)の(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(22.7mg、95.4μmol)から、標題化合物(21.6mg、収率49.5%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):503.2 [(M+H)
+]。
【0368】
実施例113
8−(2−フルオロエトキシ)−N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化330】
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【0369】
中間体3
工程1
8−(2−フルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化331】
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実施例71、中間体3、工程3と同様にして、8−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(500mg、1.78mmol)(実施例71、工程2の生成物)及び2−フルオロエタノール(171mg、157μl、2.67mmol)から、標題化合物(230.5mg、873μmol、収率49%)をオフホワイトの固体として調製した。MS ES
+(m/z):265.1 [(M+H)
+]。
【0370】
工程2
2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化332】
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実施例1、中間体3、工程4と同様にして、8−(2−フルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(230mg、871μmol)、亜硝酸tert−ブチル及び臭化銅(II)から、標題化合物(221.8mg、676μmol、収率78%)を白色の固体として調製した。MS ES+(m/z):330.0 [(M+H)
+]。
【0371】
最終カップリング工程3
8−(2−フルオロエトキシ)−N−[(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化333】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間加熱して、ナトリウム tert−ブトキシド(17.6mg、183μmol)及びキサントホス(8.47mg、14.6μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(7.57mg、7.32μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2−フルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、91.4μmol)(既述の中間体3)及び中間体2(実施例50)の(8 エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(24mg、110μmol)から、標題化合物(36.8mg、79.1μmol、収率86.5%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):466.3(100%)[(M+H)
+]
【0372】
実施例114
N−[(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2−フルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化334】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間加熱して、ナトリウム tert−ブトキシド(17.6mg、183μmol)及びキサントホス(8.47mg、14.6μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(7.57mg、67.32μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2−ジフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、91.4μmol)(既述の(実施例113での)中間体3)及び中間体2(実施例69)の(8 エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(23.9mg、101μmol)から、標題化合物(20.7mg、42.7μmol、収率46.7%)を淡黄色の固体として調製した。MS ES+(m/z):485.3 [(M+H)
+]。
【0373】
実施例115
2−[2−[[(1R,5S,8s)−3−(5−フルオロ−2−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール
【化335】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(16.3mg、169μmol)及びキサントホス(7.84mg、13.6μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(7.02mg、6.78μmol)を用いて、2−[2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール(30mg、84.7μmol)(実施例104に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(5−フルオロ−2−メチル−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(23.9mg、102μmol)(実施例70に記載された調製物)から、標題化合物を調製した。それ(43mg、85μmol、収率63.4%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):509.2 [(M+H)+]。
【0374】
実施例116
2−[2−[[(1R,5S,8s)−3−(3−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール
【化336】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で20分間、ナトリウム tert−ブトキシド(16.3mg、169μmol)及びキサントホス(7.84mg、13.6μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(7.02mg、6.78μmol)を用いて、2−[2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル]プロパン−2−オール(30mg、84.7μmol)(実施例104に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(3−フルオロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(22.5mg、102μmol)(実施例90に記載された調製物)から、標題化合物を調製した。それ(41.9mg、84.7μmol、収率62.3%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):495.4 [(M+H)+]。
【0375】
実施例117
5−シクロプロピル−N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化337】
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【0376】
工程1:6−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン−3−オール
【化338】
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2−ニトロピリジン−3−オール(15g、104mmol)のDMF(189mL)中溶液を0℃まで冷却し、次に、N−ブロモスクシンイミド(24g、135mmol)を25分間かけて徐々に加えた。該溶液を0℃で更に15分間撹拌し、次に、混合物を室温まで放温し、そして、一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、100% CH
2Cl
2を用いてカラムクロマトグラフィーで精製して、6−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン−3−オール(13.67g、56.2mmol、収率54.1%)を黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):219.1 [(M+H)+]。
【0377】
工程2:6−ブロモ−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化339】
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0℃の6−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン−3−オール(11.9g、48.9mmol)のDMF(256mL)中の黄色の溶液に、K
2CO
3(10.1g、73.4mmol)を加えた。次に、トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,2−トリフルオロエチル(17.6g、10.9ml、73.4mmol)を滴下して加え、反応混合物を室温まで放温し、一晩撹拌した。反応混合物を減圧下(HV)で濃縮し、EtOAcで希釈し、そして、水及び1M NaOHで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。(Hept:EtOAc 2:1〜1:1)を用いるカラムクロマトグラフィーで、6−ブロモ−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(13.71g、45.5mmol、収率93.1%)を黄色の油状物として得た。
【0378】
工程3:6−シクロプロピル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化340】
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アルゴン下、密閉管中で、6−ブロモ−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(1.00g、3.32mmol)を、トルエン(11.7mL)及び水(1.17mL)中に溶解した。シクロプロピルボロン酸(514mg、5.98mmol)、リン酸三カリウム(potassium phosphate tribasic)(1.41g、6.64mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(93.2mg、332μmol)及び酢酸パラジウム(II)(37.3mg、166μmol)を加え、得られた反応混合物を100℃で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(Hept:EtOAc 100:0〜70:30)で、6−シクロプロピル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(801mg、3.06mmol、収率92%)を淡褐色の油状物として得た。MS ES+(m/z):263.1 [(M+H)+]。
【0379】
工程4:6−シクロプロピル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン
【化341】
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6−シクロプロピル−2−ニトロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン(7.5g、28.6mmol)のエタノール(150mL)中溶液に、Fe粉末(6.5g、116mmol)及び酢酸(76mL)を加えた。反応混合物を80℃で5時間撹拌し、次に、減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc及び水で希釈し、固体のNaOH及び1M NaOHを用いてpH 9まで塩基性化し、そして、celiteに通して濾過した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(Hept:EtOAc 2:1)により、6−シクロプロピル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(6.28g、27mmol、収率94.5%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):233.1 [(M+H)+]。
【0380】
工程5:N−[[6−シクロプロピル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバミン酸エチル
【化342】
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6−シクロプロピル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(6.28g、27mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)中溶液に、エトキシカルボニルイソチオシアナート(3.84g、3.46ml、28.4mmol)を加え、反応混合物を室温で75分間撹拌した。得られた沈殿物(6.34g)を濾過により集め、濾液を減圧下で濃縮し、そして、カラムクロマトグラフィー(Hept:EtOAc 90:10〜50:50)で精製して、別の生成物(2.9g)を得た。更なる精製は必要なかった(9.24g、収率94%)。MS ES+(m/z):364.2 [(M+H)+]。
【0381】
工程6:5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化343】
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N−[[6−シクロプロピル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル]−カルバミン酸エチル(6.34g、17.4mmol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(6.12g、87.2mmol)のEtOH(52mL)及びMeOH(52mL)中混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(6.77g、9.06mL、52.3mmol)を加えた。反応混合物を70℃で45分間撹拌し、減圧下で濃縮し、EtOAc中に希釈し、そして、水で洗浄した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(Hept:EtOAc 1:1〜1:2)で、5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(4.41g、16.2mmol、収率92.8%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):273.2 [(M+H)+]。
【0382】
工程7:2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
【化344】
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臭化銅(5.54g、24.3mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(2.78g、3.21ml、24.3mmol)のCH
3CN(80mL)中溶液に、5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(4.41g、16.2mmol)のCH
3CN(20mL)中溶液を60℃で加えた。反応混合物を75℃で5分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、EtOAcで希釈し、そして、水で洗浄した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(Hept:EtOAc 6:1〜4:1)で、2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4.81g、14.3mmol、収率88.3%)を無色の油状物として得た。MS ES+(m/z):336.1 [(M+H)+]。
【0383】
工程8:5−シクロプロピル−N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化345】
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2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(700mg、2.08mmol)、(1R,5S,8s)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(500mg、2.29mmol)(実施例50に記載された調製物)及びナトリウム tert−ブトキシド(801mg、8.33mmol)をMeTHF(83mL)中に合わせ、アルゴンでフラッシュし、次に、続いて、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(26.5mg、62.5μmol)及びトリス(ジベンジリデン−アセトン)ジパラジウム(0)(28.6mg、31.2μmol)を添加した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物を水及びEtOAcで希釈し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(Hept:EtOAc 40:60〜0:100)で、標題化合物の5−シクロプロピル−N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)[1,2,4]トリアゾロ−[1,5−a]ピリジン−2−アミン(633mg、1.34mmol、収率64.2%)を淡黄色の泡状物として得た。MS ES+(m/z):474.3 [(M+H)+]。
【0384】
実施例118
N−[(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化346】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(59.2mg、616μmol)及びキサントホス(27.1mg、46.9μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(24.3mg、23.5μmol)を用いて、2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(98mg、293μmol)(実施例117に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(70mg、293μmol)(本明細書中に後述される調製物)から、標題化合物を調製した。それ(44mg、89μmol、収率30%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):494.3 [(M+H)+]。
【0385】
(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンの調製
【化347】
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【0386】
第1工程:トリエチルアミン(1.25g、12.4mmol)と共に、N−[(1R,5S,8s)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(700mg、3.09mmol)、3,5−ジクロロピリダジン(691mg、4.64mmol)のエタノール(42mL)中溶液を、85℃で3時間、次に、室温で60時間撹拌した。反応混合物をH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル 20g、溶離剤 ヘプタン中 0%〜70% EtOAc)で精製して、N−[(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(923mg、88%)を得た。MS ES+(m/z):339.2 [(M+H)+]。
【0387】
第2工程:N−[(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ−[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(923mg、2.72mmol)のCH
2Cl
2中溶液に、HCl 37%水溶液(1.61g、16.3mmol)を加えた。飽和NaHCO
3及びDCMを用いて抽出した後に、標題化合物(651mg、収率100%)を褐色の固体として得た MS ES+(m/z):239.1 [(M+H)
+]。
【0388】
実施例119
5−シクロプロピル−N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化348】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(34.5mg、359μmol)及びキサントホス(15.8mg、27.3μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(14.1mg、13.7μmol)を用いて、2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(57mg、171μmol)(実施例117に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(40mg、171μmol)(本明細書中に後述される調製物)から、標題化合物を調製した。それ(47mg、96μmol、収率56%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):490.3 [(M+H)+]。
【0389】
(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミンの調製
【化349】
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【0390】
工程1:N−[(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(4.314g、12.1mmol)(実施例118の物質)を、部分的にメタノール(150mL)中に溶解した。バイアルをアルゴンでフラッシュした。ナトリウムメトキシド溶液(メタノール中 25%)(7.94g、8.4ml、36.7mmol)を滴下して加え、バイアルをアルゴンで再びフラッシュし、密閉した。反応混合物を85℃で一晩撹拌した。LC/MSは、まだ出発物質であることを示した。反応混合物を室温まで冷やした。ナトリウムメトキシド溶液(メタノール中 25%)(2.65g、2.8ml、12.2mmol)を加え、反応混合物を85℃で更に6日間撹拌した。反応混合物を室温まで冷やし、次に、ISOLUTE HM−N上に吸着させ、そして、ヘプタン中 EtOAc(0〜100%)を用いるシリカゲル(120g)上のクロマトグラフィーに付した。生成物を含有している全ての画分を合わせ、濃縮して、N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(2.423g、7.25mmol、収率59.9%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):335.2 [(M+H)+]。
【0391】
工程2:N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバミン酸tert−ブチル(500mg、1.5mmol)及びTFA(3.4g、2.3mL、29.9mmol)をCH
2Cl
2(10mL)中に合わせた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を高減圧下でエバポレートし、CH
2Cl
2中に再溶解し、そして、飽和K
2CO
3水溶液で1回洗浄した。水層をCH
2Cl
2で2回抽出した。水相をMeOH:DCM(5%)で更に6回抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下でエバポレートして、(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(338mg、1.44mmol、収率96.5%)をオフホワイトの固体として得た。MS ES+(m/z):235.2 [(M+H)+]。
【0392】
実施例120
N−[(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化350】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、110℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(48.3mg、503μmol)及びキサントホス(23.3mg、40.2μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(20.8mg、20.1μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(91mg、251μmol)(実施例71に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(60mg、251μmol)(実施例118に記載された調製物)から、標題化合物を調製した。それ(41mg、78μmol、収率31%)を淡黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):522.2 [(M+H)+]。
【0393】
実施例121
N−[(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化351】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(33.8mg、352μmol)及びキサントホス(15.5mg、26.8μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(13.9mg、13.4μmol)を用いて、2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(56mg、168μmol)(実施例117に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(40mg、168μmol)(実施例61に記載された調製物)から、標題化合物を調製した。それ(14mg、28μmol、収率16%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):494.2 [(M+H)+]。
【0394】
実施例122
N−[(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化352】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、110℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(24.6mg、256μmol)及びキサントホス(11.9mg、20.5μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(10.6mg、10.2μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(46mg、128μmol)(実施例71に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(30mg、128μmol)(実施例119に記載された調製物)から、標題化合物を調製した。それ(33mg、64μmol、収率50%)を白色の固体として得た。MS ES+(m/z):518.3 [(M+H)+]。
【0395】
実施例123
N−[(1R,5S,8s)−3−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
【化353】
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実施例1と同様にして、Buchwaldカップリングにより、マイクロ波中、120℃で30分間、ナトリウム tert−ブトキシド(38.2mg、398μmol)及びキサントホス(17.5mg、30.3μmol)の存在下、Pd
2(dba)
3.CHCl
3(15.7mg、15.1μmol)を用いて、2−ブロモ−5−シクロプロピル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(63mg、189μmol)(実施例117に記載された調製物)及び(1R,5S,8s)−3−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(45mg、189μmol)(実施例69に記載された調製物)から、標題化合物を調製した。それ(43mg、87μmol、収率46%)を黄色の固体として得た。MS ES+(m/z):493.3 [(M+H)+]。