【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の実施形態は、癌の危険性があり得、組織切除等の外科処置との組み合わせによく適している、患者の処置のための改良型方法および装置を提供する。切除された組織は、繊細な血管および神経が被膜(capsule)に近接して位置する、前立腺等の被膜を有する器官の肥大(hyperplasia)を含み得る。本明細書に開示される実施形態は、被膜ならびに血管および神経等の隣接組織構造への損傷の減少を伴って、被膜の近傍の組織を処置することができる。多くの実施形態では、カテーテル処置装置は、伸長管状部材と、処置された器官の中に拡張可能支持体を配置するようにともなサイズにされる拡張可能支持体とを備える。多くの実施形態では、拡張可能支持体は、癌組織を処置するように放射性物質を備え、拡張可能支持体は、挿入のための狭いプロファイルから、切除後に残留する組織に係合して処置するための広いプロファイルまで拡張するように構成される。拡張可能支持体は、被膜に近接する組織を処置するために被膜ならびに近接神経および血管を傷つけないために、被膜および残留組織に近接して放射性物質を配置するために除去された組織の容量内に嵌合するようなサイズにされることができる。伸長管状部材は、拡張可能支持体が複数の日にわたって患者を処置するために組織に係合するときに、尿等の体液を通過させるように管腔等のチャネルを備えてもよい。多くの実施形態では、放射性物質を伴わない第2のカテーテルが、医師に提供され、患者は、放射性物質を有するカテーテル、または放射性物質を伴わない第2のカテーテルを用いて処置される。
【0013】
拡張可能支持体は、残留組織に近接して支持体を位置付ける多くの方法のうちの1つまたはそれを上回るものにおいて構成されてもよく、バルーン、または複数の拡張可能支柱、およびそれらの組み合わせを備えてもよい。伸長管状部材は、第1の管腔が、体液の通過を可能にするために長手方向長さおよび断面幅を備え、第2の管腔が、バルーンを充填するために長手方向長さおよび断面幅を備える、第1の管腔ならびに第2の管腔等の複数の内部チャネルを備えてもよい。多くの実施形態では、拡張可能支持体は、支持体が複数の日にわたって配置されているときに、除去のために狭いプロファイル構成まで後退するように構成される。
【0014】
放射性物質は、組織を処置するために多くの方法のうちの1つまたはそれを上回るものにおいて支持体上に配置されることができ、シード(seed)、返し、流体、もしくは放射性物質の層のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。多くの実施形態では、放射性物質は、拡張可能支持体上の複数の場所に配置される複数の放射性シードを含む。放射性シードは、支持体を伴う除去のために支持体とともに後退させるために、支持体のポケットの中に位置してもよい。放射性シードは、複数の日にわたって配置されたときに、放射線処置プロファイルで放射線の線量を患者に送達するために十分なサイズおよび数を含んでもよく、シードは、支持体が拡張プロファイル構成を備えるときに、放射線処置プロファイルを提供するために、拡張プロファイル構成を伴って支持体上に離間されることができる。多くの実施形態では、シードは、実質的に一様な処置プロファイルを提供するために、支持体の少なくとも一部にわたって実質的に一様な距離で支持体上に離間される。被膜に近接したシードの配置は、被膜を貫通することなく、被膜の近傍の肥大の処置を可能にすることができる。代替として、放射性物質は、支持体が患者に埋め込むために拡張するときに、支持体から解放される複数の返しを備えてもよく、返しは、適宜、被膜の貫通を回避するように、または被膜を貫通するようなサイズにされることができる。多くの実施形態では、医師は、複数の3つのカテーテルを提供され、カテーテルのうちの1つは、患者から収集される切除組織サンプルの検査に応答して、患者に挿入される。代替として、放射性物質を伴わないカテーテルが、医師に提供されることができ、医師は、例えば、放射性物質によるバルーンの充填を用いて、放射性物質を注入することができる。
【0015】
本発明の実施形態は、具体的には、前立腺の経尿道的処置を対象としているが、本発明のある側面はまた、脳、心臓、肺、腸、眼、皮膚、腎臓、肝臓、膵臓、胃、子宮、卵巣、精巣、膀胱、耳、鼻、口等の他の器官、骨髄、脂肪組織、筋肉、腺および粘膜組織、脊髄および神経組織、軟骨等の軟組織、歯、骨等の硬質生物組織、ならびに洞、尿管、結腸、食道、肺の通路、血管、および喉等の身体管腔ならびに通路を処置および修正するために使用されてもよい。本明細書に開示されるデバイスは、存在する身体管腔を通して挿入され、または身体組織に作成される開口部を通して挿入されてもよい。
【0016】
本発明の実施形態は、癌の危険性があり得、組織切除等の外科処置との組み合わせによく適している、患者の処置のための改良型方法および装置を提供する。切除された組織は、繊細な血管および神経が被膜に近接して位置する、前立腺等の被膜を有する器官の肥大を含み得る。本明細書に開示される実施形態は、被膜ならびに血管および神経等の隣接組織構造への損傷の減少を伴って、被膜の近傍の組織を処置することができる。多くの実施形態では、カテーテル処置装置は、伸長管状部材と、処置された器官の中に拡張可能支持体を配置するようにともなサイズにされる拡張可能支持体とを備える。多くの実施形態では、拡張可能支持体は、癌組織を処置するように放射性物質を備え、拡張可能支持体は、挿入のための狭いプロファイルから、切除後に残留する組織に係合して処置するための広いプロファイル構成まで拡張するように構成される。拡張可能支持体は、被膜に近接する組織を処置するために被膜ならびに近接神経および血管を傷つけないために、被膜および残留組織に近接して放射性物質を配置するために除去された組織の容量内に嵌合するようなサイズにされることができる。伸長管状部材は、拡張可能支持体が複数の日にわたって患者を処置するために組織に係合するときに、尿等の体液を通過させるように管腔等のチャネルを備えてもよい。多くの実施形態では、放射性物質を伴わない第2のカテーテル、および外科的組織サンプルからの診断検査が、医師に提供され、患者は、診断検査に応答して、放射性物質を有するカテーテル、または放射性物質を伴わない第2のカテーテルを用いて処置される。
【0017】
拡張可能支持体は、残留組織に近接して支持体を位置付ける多くの方法のうちの1つまたはそれを上回るものにおいて構成されてもよく、バルーン、または複数の拡張可能支柱、およびそれらの組み合わせを備えてもよい。伸長管状部材は、第1の管腔が、体液の通過を可能にするために長手方向長さおよび断面幅を備え、第2の管腔が、バルーンを充填するために長手方向長さおよび断面幅を備える、第1の管腔ならびに第2の管腔等の複数の内部チャネルを備えてもよい。多くの実施形態では、拡張可能支持体は、支持体が複数の日にわたって配置されているときに、除去のために狭いプロファイル構成まで後退するように構成される。
【0018】
放射性物質は、組織を処置するために多くの方法のうちの1つまたはそれを上回るものにおいて支持体上に配置されることができ、シード、返し、流体、もしくは放射性物質の層のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。多くの実施形態では、放射性物質は、拡張可能支持体上の複数の場所に配置される複数の放射性シードを含む。放射性シードは、支持体を伴う除去のために支持体とともに後退させるために、支持体のポケットの中に位置してもよい。放射性シードは、複数の日にわたって配置されたときに、放射線処置プロファイルで放射線の線量を患者に送達するために十分なサイズおよび数を含んでもよく、シードは、支持体が拡張プロファイル構成を備えるときに、放射線処置プロファイルを提供するために、拡張プロファイル構成を伴って支持体上に離間されることができる。多くの実施形態では、シードは、実質的に一様な処置プロファイルを提供するために、支持体の少なくとも一部にわたって実質的に一様な距離で支持体上に離間される。被膜に近接したシードの配置は、被膜を貫通することなく、被膜の近傍の肥大の処置を可能にすることができる。代替として、放射性物質は、支持体が患者に埋め込むために拡張するときに、支持体から解放される複数の返しを備えてもよく、返しは、適宜、被膜の貫通を回避するように、または被膜を貫通するようなサイズにされることができる。多くの実施形態では、医師は、複数の3つのカテーテルを提供され、カテーテルのうちの1つは、患者から収集される切除組織サンプルの検査に応答して、患者に挿入される。代替として、放射性物質を伴わないカテーテルが、医師に提供されることができ、医師は、例えば、放射性物質によるバルーンの充填を用いて、放射性物質を注入することができる。
【0019】
本発明の実施形態は、具体的には、前立腺の経尿道的処置を対象としているが、本発明のある側面はまた、脳、心臓、肺、腸、眼、皮膚、腎臓、肝臓、膵臓、胃、子宮、卵巣、精巣、膀胱、耳、鼻、口等の他の器官、骨髄、脂肪組織、筋肉、腺および粘膜組織、脊髄および神経組織、軟骨等の軟組織、歯、骨等の硬質生物組織、ならびに洞、尿管、結腸、食道、肺の通路、血管、および喉等の身体管腔ならびに通路を処置および修正するために使用されてもよい。本明細書に開示されるデバイスは、既存の身体管腔を通して挿入されるか、または身体組織に作成される開口部を通して挿入されてもよい。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
組織処置のための装置であって、
伸長管状部材と、
前記伸長管状部材上の支持体と、
前記支持体上の放射性物質と、
を備え、前記支持体は、前記放射性物質を用いて前記組織を処置するために、前記伸長管状部材から離れて外向きに拡張し、前記組織に対して前記支持体を配置するように構成される、
装置。
(項目2)
前記拡張可能支持体は、前記組織を前記支持体と係合させ、広いプロファイル構成における前記支持体を用いて前記組織を処置するために、狭いプロファイル構成から前記広いプロファイル構成まで拡張するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目3)
前記拡張可能支持体は、前記支持体および前記伸長管状部材の除去のために、前記組織から離れて第2の狭いプロファイル構成まで後退するように構成される、項目2に記載の装置。
(項目4)
前記放射性物質は、前記伸長管状部材および支持体が前記患者から除去されるときに、前記支持体とともに前記放射性物質を除去するために、前記第2の狭いプロファイル構成における前記支持体とともに保定される、項目3に記載の装置。
(項目5)
前記放射性物質は、前記患者から除去するために前記支持体上で保定される複数の放射性シードを含む、項目4に記載の装置。
(項目6)
前記放射性物質は、流動性材料を含み、前記支持体は、前記流動性放射性物質を保定するように、1つまたはそれを上回る内部チャネルを備える、項目4に記載の装置。
(項目7)
前記伸長管状部材は、前記支持体が拡張構成を備えるときに、体液を通過させるように管腔を備え、前記体液は、尿もしくは間質液のうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目1に記載の装置。
(項目8)
前記伸長管状部材は、前記拡張可能支持体を膨張させるように、第2の管腔を備える、項目1に記載の装置。
(項目9)
前記拡張可能支持体は、バルーンもしくは複数の連結部材と接続される複数の支柱のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、項目1に記載の装置。
(項目10)
前記支持体は、前記支持体が前記拡張プロファイルを備えるときに、前記組織を処置する放射束密度を提供するために、空間的場所に前記放射性物質を配置するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目11)
前記放射性物質は、複数のシードを用いて前記組織を処置するために、前記支持体上の複数の場所に分配される複数のシードを備える、項目1に記載の装置。
(項目12)
前記複数のシードのそれぞれは、所定の時間にわたって所定の放射線処置プロファイルを提供するために、半減期を有する放射性同位体の塊を含む、項目11に記載の装置。
(項目13)
前記複数のシードは、前記複数の場所に配列され、前記複数の場所のそれぞれから離れて前記支持体と係合させられる組織に放射線処置プロファイルを提供するために、少なくとも約10の十分な数を含む、項目11に記載の装置。
(項目14)
前記支持体は、前記放射性物質を受容するように成形される複数の構造を備え、前記複数の構造は、複数のポケット、複数のチャネル、複数の外部チャネル、もしくは複数の開口部のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、項目1に記載の装置。
(項目15)
前記放射性物質は、前記支持体内に含まれる放射性物質の層を備える、項目1に記載の装置。
(項目16)
組織を貫通するように成形される複数の返しをさらに備え、前記複数の返しは、前記放射性物質を備える、項目1に記載の装置。
(項目17)
前記複数の返しのそれぞれは、前記支持体上の基部から先端まで延在する長さを備え、前記長さは、前記支持体が器官の内側に配置され、前記拡張プロファイルを備えるときに、前記器官の被膜を貫通するために十分である、項目16に記載の装置。
(項目18)
前記器官は、前立腺を含み、前記放射性物質は、被膜の外側に前記放射性物質を配置して転移性癌を処置するために、前記先端の近傍に位置する、項目17に記載の装置。
(項目19)
前記複数の返しは、前記狭いプロファイル構成から前記広いプロファイル構成までの前記支持体の拡張を伴って、前記患者に前記返しを埋め込むために、前記支持体に解放可能に連結される、項目17に記載の装置。
(項目20)
前記複数の返しは、前記広いプロファイル構成から前記狭いプロファイル構成までの前記支持体の後退とともに、前記患者から前記返しを除去するために、前記支持体に添着される、項目17に記載の装置。
(項目21)
前記放射性物質は、前記支持体が拡張するときに、前記組織に埋め込むために配列される複数のシードを備える、項目1に記載の装置。
(項目22)
前記放射性物質は、放射性ヨウ素、放射性イリジウム、もしくは放射性パラジウムのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目1に記載の装置。
(項目23)
前記拡張可能支持体は、半径方向外向きに前記放射性物質を押勢し、前記組織を前記支持体と係合させるために、複数の支柱を用いて前記伸長管状部材に連結される、複数の長手方向に延在する部材を備える、項目2に記載の装置。
(項目24)
前記伸長管状部材は、長手軸を備え、前記拡張可能支持体は、前記長手軸に沿って延在し、前記支持体は、前記長手軸から離れて半径方向外向きに拡張するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目25)
前記伸長管状部材は、尿道に沿って前記支持体を前進させるための十分な長手方向強度および挿入中に前記尿道に沿って屈曲するための可撓性を有する、カテーテルを備える、項目1に記載の装置。
(項目26)
前記伸長管状部材の遠位端の近傍に位置する拡張可能アンカをさらに備え、前記アンカは、挿入するための狭いプロファイル構成から、前記支持体が前記組織に係合するときに前記伸長管状部材および前記支持体を保定するための拡張プロファイル構成まで拡張するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目27)
前記アンカが前記拡張構成を備えるときに、体液を受容するように、前記伸長管状部材の遠位端の近傍に開口部をさらに備える、項目26に記載の装置。
(項目28)
前立腺であって、被膜を備える前立腺を有する、患者を処置する装置であって、カテーテルが、尿を通過させるようなサイズにされる管腔を備える、伸長管状部材であって、少なくとも尿道の外部開口部から前記前立腺まで延在するようなサイズにされる長手方向長さを備える、伸長管状部材と、
前記伸長管状部材上の支持体であって、前記支持体は、前記伸長管状部材から離れて外向きに拡張し、前記被膜に隣接する組織に係合するように構成される、支持体と、
を備える、装置。
(項目29)
前記拡張可能支持体は、前記前立腺内に嵌合するようなサイズにされる長手方向長さを備える、項目28に記載の装置。
(項目30)
前記支持体は、前記尿道に沿って前進するようなサイズにされる断面を有する、狭いプロファイル構成と、前記尿道に隣接する前記組織に係合するようなサイズにされる断面を有する、広いプロファイル構成とを備える、項目28に記載の装置。
(項目31)
前記伸長管状部材は、前記拡張可能支持体を拡張し、前記被膜に隣接する前記組織を前記拡張可能支持体と係合させるために、注入ポートから前記拡張可能支持体まで延在する第2の管腔を備える、項目30に記載の装置。
(項目32)
前記第2の管腔は、少なくとも部分的に前記前立腺内に配置される前記拡張可能支持体を拡張するために、前記前立腺の中に配置されるときに、前記尿道の前記外部開口部の外側から前記拡張可能支持体まで延在するようなサイズにされる、項目31に記載の装置。
(項目33)
前記支持体は、組織に係合するために流体の注入を用いて前記広いプロファイル構成を膨張させるように、および前記流体の除去を伴って除去のために前記狭いプロファイル構成まで後退するように構成される、バルーンを備える、項目30に記載の装置。
(項目34)
前記バルーンの中に配置されるときに、前記流体の通過を阻止するように、障壁構造を伴うアクセスポートをさらに備え、前記バルーン、前記伸長管状部材、前記障壁構造、および前記第2の管腔のそれぞれは、複数の日にわたって前記拡張構成で前記バルーンを保定するように構成される、項目33に記載の装置。
(項目35)
前記障壁構造は、弁、流体の注入および除去のために針で貫通可能な障壁材料のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、項目34に記載の装置。
(項目36)
前記拡張可能支持体は、前記前立腺の長手方向寸法および前記前立腺の断面寸法の少なくとも約半分を横断して延在するようなサイズにされる、項目28に記載の装置。
(項目37)
前記拡張可能支持体は、前記拡張プロファイル構成を伴って、前記前立腺に隣接する前記組織を焼灼するように、1つまたはそれを上回る電極を備える、項目28に記載の装置。
(項目38)
前立腺であって、被膜を備える前立腺を有する、患者を処置する方法であって、
前記前立腺から組織を除去するステップと、
尿道の外部開口部から前記前立腺まで伸長管状部材を挿入するステップであって、前記伸長管状部材は、尿を通過させるようなサイズにされる管腔を備え、前記伸長管状部材は、少なくとも前記尿道の前記外部開口部から前記前立腺まで延在するようなサイズにされる長手方向長さを備える、ステップと、
を含み、前記伸長管状部材上の支持体は、前記伸長管状部材から離れて外向きに拡張し、前記被膜に隣接する組織に係合する、方法。
(項目39)
前記支持体は、複数の日にわたって拡張プロファイル構成を備え、複数の日にわたって前記前立腺に隣接する前記組織に係合し、前記管腔は、前記複数の日にわたって尿を通過させる、項目38に記載の方法。
(項目40)
方法であって、前記項目のいずれか1項に記載の装置を使用するステップを含む、方法。
(項目41)
組織処置のための装置であって、
伸長管状部材と、
前記伸長管状部材上の支持体と、
前記支持体上の放射性物質と、
を備え、前記支持体は、前記放射性物質を用いて前記組織を処置するために、前記伸長管状部材から離れて外向きに拡張し、前記組織に対して前記支持体を配置するように構成される、装置。
(項目42)
前記拡張可能支持体は、前記組織を前記支持体と係合させ、広いプロファイル構成における前記支持体を用いて前記組織を処置するために、狭いプロファイル構成から前記広いプロファイル構成まで拡張するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目43)
前記拡張可能支持体は、前記支持体および前記伸長管状部材の除去のために、前記組織から離れて第2の狭いプロファイル構成まで後退するように構成される、項目2に記載の装置。
(項目44)
前記放射性物質は、前記伸長管状部材および支持体が前記患者から除去されるときに、前記支持体とともに前記放射性物質を除去するために、前記第2の狭いプロファイル構成における前記支持体とともに保定される、項目3に記載の装置。
(項目45)
前記放射性物質は、前記患者から除去するために前記支持体上で保定される複数の放射性シードを含む、項目4に記載の装置。
(項目46)
前記放射性物質は、流動性材料を含み、前記支持体は、前記流動性放射性物質を保定するように、1つまたはそれを上回る内部チャネルを備える、項目4に記載の装置。
(項目47)
前記伸長管状部材は、前記支持体が拡張構成を備えるときに、体液を通過させるように管腔を備え、前記体液は、尿もしくは間質液のうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目1に記載の装置。
(項目48)
前記伸長管状部材は、前記拡張可能支持体を膨張させるように、第2の管腔を備える、項目1に記載の装置。
(項目49)
前記拡張可能支持体は、バルーンもしくは複数の連結部材と接続される複数の支柱のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、項目1に記載の装置。
(項目50)
前記支持体は、前記支持体が前記拡張プロファイルを備えるときに、前記組織を処置する放射束密度を提供するために、空間的場所に前記放射性物質を配置するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目51)
前記放射性物質は、複数のシードを用いて前記組織を処置するために、前記支持体上の複数の場所に分配される複数のシードを備える、項目1に記載の装置。
(項目52)
前記複数のシードのそれぞれは、所定の時間にわたって所定の放射線処置プロファイルを提供するために、半減期を有する放射性同位体の塊を含む、項目11に記載の装置。
(項目53)
前記複数のシードは、前記複数の場所に配列され、前記複数の場所のそれぞれから離れて前記支持体と係合させられる組織に放射線処置プロファイルを提供するために、少なくとも約10の十分な数を含む、項目11に記載の装置。
(項目54)
前記支持体は、前記放射性物質を受容するように成形される複数の構造を備え、前記複数の構造は、複数のポケット、複数のチャネル、複数の外部チャネル、もしくは複数の開口部のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、項目1に記載の装置。
(項目55)
前記放射性物質は、前記支持体内に含まれる放射性物質の層を備える、項目1に記載の装置。
(項目56)
組織を貫通するように成形される複数の返しをさらに備え、前記複数の返しは、前記放射性物質を備える、項目1に記載の装置。
(項目57)
前記複数の返しのそれぞれは、前記支持体上の基部から先端まで延在する長さを備え、前記長さは、前記支持体が器官の内側に配置され、前記拡張プロファイルを備えるときに、前記器官の被膜を貫通するために十分である、項目16に記載の装置。
(項目58)
前記器官は、前立腺を含み、前記放射性物質は、被膜の外側に前記放射性物質を配置して転移性癌腫を処置するために、前記先端の近傍に位置する、項目17に記載の装置。
(項目59)
前記複数の返しは、前記狭いプロファイル構成から前記広いプロファイル構成までの前記支持体の拡張を伴って、前記患者に前記返しを埋め込むために、前記支持体に解放可能に連結される、項目17に記載の装置。
(項目60)
前記複数の返しは、前記広いプロファイル構成から前記狭いプロファイル構成までの前記支持体の後退を伴って、前記患者から前記返しを除去するために、前記支持体に添着される、項目17に記載の装置。
(項目61)
前記放射性物質は、前記支持体が拡張するときに、前記組織に埋め込むために配列される複数のシードを備える、項目1に記載の装置。
(項目62)
前記放射性物質は、放射性ヨウ素、放射性イリジウム、もしくは放射性パラジウムのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目1に記載の装置。
(項目63)
前記拡張可能支持体は、半径方向外向きに前記放射性物質を押勢し、前記組織を前記支持体と係合させるために、複数の支柱を用いて前記伸長管状部材に連結される、複数の長手方向に延在する部材を備える、項目2に記載の装置。
(項目64)
前記伸長管状部材は、長手軸を備え、前記拡張可能支持体は、前記長手軸に沿って延在し、前記支持体は、前記長手軸から半径方向外向きに拡張するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目65)
前記伸長管状部材は、尿道に沿って前記支持体を前進させるための十分な長手方向強度および挿入中に前記尿道に沿って屈曲するための可撓性を有する、カテーテルを備える、項目1に記載の装置。
(項目66)
前記伸長管状部材の遠位端の近傍に位置する拡張可能アンカをさらに備え、前記アンカは、挿入するための狭いプロファイル構成から、前記支持体が前記組織に係合するときに前記伸長管状部材および前記支持体を保定するための拡張プロファイル構成まで拡張するように構成される、項目1に記載の装置。
(項目67)
前記アンカが前記拡張構成を備えるときに、体液を受容するように、前記伸長管状部材の遠位端の近傍に開口部をさらに備える、項目26に記載の装置。
(項目68)
患者を処置する方法であって、
前記患者に挿入するために、第1の伸長管状部材と、第1の拡張可能支持体とを備える、第1のカテーテルを提供するステップと、
第2の伸長管状部材と、第2の拡張可能支持体であって、放射性物質を備える、第2の拡張可能支持体とを備える、第2のカテーテルを提供するステップと、
前記患者の器官から組織を除去するステップと、
前記患者から除去される前記組織に応答して、前記組織が癌組織を含むかどうかを判定するステップと、
前記患者に前記第1のカテーテルまたは前記第2のカテーテルを挿入するステップと、
を含む、方法。
(項目69)
前記第1のカテーテルまたは前記第2のカテーテルは、前記組織が前記癌組織を含むかどうかに関する判定に応答して挿入される、項目68に記載の方法。
(項目70)
患者支持体上に前記患者を配置するステップをさらに含み、前記組織は、前記患者が前記患者支持体上に配置されているときに除去され、前記第1のカテーテルまたは前記第2のカテーテルは、前記患者が前記支持体上にある状態で前記患者の中に配置される、項目68に記載の方法。
(項目71)
前記第1の支持体または前記第2の支持体は、前記器官に挿入される、項目68に記載の方法。
(項目72)
前記患者から除去される前記組織に応答して、前記組織が癌組織を含むかどうかを判定するステップは、前記組織上の光吸収および散乱を検査すること、前記組織に蛍光分光法を行うこと、もしくは前記組織に光コヒーレンス領域反射測定法を行うことのうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目68に記載の方法。
(項目73)
前記患者から除去される前記組織に応答して、前記組織が癌組織を含むかどうかを判定するステップは、前記器官とともに前記組織を除去することと同時にリアルタイムで、前記組織が癌組織を含むかどうかを判定することを含む、項目68に記載の方法。
(項目74)
除去される前記組織に応答して、前記組織が癌組織を含むかどうかを判定するステップはさらに、前記組織が前癌組織を含むかどうかを判定することを含む、項目68に記載の方法。
(項目75)
前立腺であって、被膜を備える前立腺を有する、患者を処置する装置であって、カテーテルが、尿を通過させるようなサイズにされる管腔を備える、伸長管状部材であって、少なくとも尿道の外部開口部から前記前立腺まで延在するようなサイズにされる長手方向長さを備える、伸長管状部材と、
前記伸長管状部材上の支持体であって、前記支持体は、前記伸長管状部材から離れて外向きに拡張し、前記被膜に隣接する組織に係合するように構成される、支持体と、を備える、装置。
(項目76)
前記拡張可能支持体は、前記前立腺内に嵌合するようなサイズにされる長手方向長さを備える、項目28に記載の装置。
(項目77)
前記支持体は、前記尿道に沿って前進するようなサイズにされる断面を有する、狭いプロファイル構成と、前記尿道に隣接する前記組織に係合するようなサイズにされる断面を有する、広いプロファイル構成とを備える、項目28に記載の装置。
(項目78)
前記伸長管状部材は、前記拡張可能支持体を拡張し、前記被膜に隣接する前記組織を前記拡張可能支持体と係合させるために、注入ポートから前記拡張可能支持体まで延在する第2の管腔を備える、項目30に記載の装置。
(項目79)
前記第2の管腔は、少なくとも部分的に前記前立腺内に配置される前記拡張可能支持体を拡張するために、前記前立腺の中に配置されるときに、前記尿道の前記外部開口部の外側から前記拡張可能支持体まで延在するようなサイズにされる、項目31に記載の装置。
(項目80)
前記支持体は、組織に係合するために流体の注入を用いて前記広いプロファイル構成に膨張させるように、および前記流体の除去を伴って除去のために前記狭いプロファイル構成まで後退するように構成される、バルーンを備える、項目30に記載の装置。
(項目81)
前記バルーンの中に配置されるときに、前記流体の通過を阻止するように、障壁構造を伴うアクセスポートをさらに備え、前記バルーン、前記伸長管状部材、前記障壁構造、および前記第2の管腔のそれぞれは、複数の日にわたって前記拡張構成で前記バルーンを保定するように構成される、項目33に記載の装置。
(項目82)
前記障壁構造は、弁、流体の注入および除去のために針で貫通可能な障壁材料のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、項目34に記載の装置。
(項目83)
前記拡張可能支持体は、前記前立腺の長手方向寸法および前記前立腺の断面寸法の少なくとも約半分を横断して延在するようなサイズにされる、項目28に記載の装置。
(項目84)
前記拡張可能支持体は、前記拡張プロファイル構成を伴って、前記前立腺に隣接する前記組織を焼灼するように、1つまたはそれを上回る電極を備える、項目28に記載の装置。
(項目85)
前立腺であって、被膜を備える前立腺を有する、患者を処置する方法であって、
前記前立腺から組織を除去するステップと、
尿道の外部開口部から前記前立腺まで伸長管状部材を挿入するステップであって、前記伸長管状部材は、尿を通過させるようなサイズにされる管腔を備え、前記伸長管状部材は、少なくとも前記尿道の前記外部開口部から前記前立腺まで延在するようなサイズにされる長手方向長さを備える、ステップと、
を含み、前記伸長管状部材上の支持体は、前記伸長管状部材から離れて外向きに拡張し、前記被膜に隣接する組織に係合する、
方法。
(項目86)
前記支持体は、複数の日にわたって拡張プロファイル構成を備え、複数の日にわたって前記前立腺に隣接する前記組織に係合し、前記管腔は、前記複数の日にわたって尿を通過させる、項目38に記載の方法。
(項目87)
前記支持体は、前記前立腺から除去される前記組織の診断検査に応答して、複数の支持体から選択される、項目38に記載の方法。
(項目88)
患者を処置する装置であって、
前記患者から組織のサンプルを除去する水ジェット源と、
手術の後に前記患者の癌を処置する放射性物質を備える、第1のカテーテルと、
放射性物質を用いずに手術の後に前記患者を処置する第2のカテーテルと、
前記患者の中に配置するための前記第1のカテーテルまたは前記第2のカテーテルを選択するために、前記サンプルを受容し、前記患者が前記癌を有するかどうかを判定するように構成される、デバイスと、
を備える、装置。
(項目89)
前記デバイスは、前記癌の1つまたはそれを上回るバイオマーカーを識別するように構成される、項目88に記載の装置。
(項目90)
前記1つまたはそれを上回るバイオマーカーは、抗体、癌細胞マーカー、または前記癌の細胞の抗原、天然バイオマーカー、合成バイオマーカー、腫瘍タンパク質のうちの1つまたはそれを上回るものを含む、項目89に記載の装置。
(項目91)
前記デバイスは、器官の1つまたはそれを上回る癌を識別するように、1つまたはそれを上回る抗体を備える、項目88に記載の装置。
(項目92)
前記デバイスは、前立腺癌を識別するように構成される、項目88に記載の装置。
(項目93)
前記水ジェットは、前記患者が支持体上に配置されているときに前記サンプルを除去するように構成され、前記デバイスは、前記支持体上の前記患者に前記第1のカテーテルまたは前記第2のカテーテルを挿入するために、前記患者が前記支持体上にとどまるときに前記サンプルを受容し、前記患者が前記支持体上にとどまるときに診断を提供するように構成される、項目88に記載の装置。
(項目94)
前記水ジェットは、良性前立腺肥大を除去するように構成され、前記デバイスは、前記良性前立腺肥大の除去に応答して、癌を識別するように構成される、項目88に記載の装置。
(項目95)
方法であって、
水ジェットで処置される患者からサンプルを収集するステップと、
前記サンプルから癌の存在または非存在を判定するステップと、
を含む、方法。
(項目96)
前記サンプルは、良性前立腺肥大から収集され、前記癌は、前立腺癌を含む、項目95に記載の方法。
(項目97)
前記サンプルは、前記患者が支持体上に配置されているときに収集され、前記癌の前記存在は、前記患者が前記支持体上にとどまるときに判定され、カテーテルが、前記癌の前記存在または前記非存在に応答して、前記患者が前記支持体上にとどまるときに前記患者に挿入される、項目95に記載の方法。
(項目98)
方法であって、前記項目のいずれか1項に記載の装置を使用するステップを含む、方法。