(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6872669
(24)【登録日】2021年4月21日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】PDCCH監視周期性
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20210510BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/04 136
【請求項の数】30
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2020-518496(P2020-518496)
(86)(22)【出願日】2018年10月1日
(65)【公表番号】特表2020-536430(P2020-536430A)
(43)【公表日】2020年12月10日
(86)【国際出願番号】IB2018057618
(87)【国際公開番号】WO2019069212
(87)【国際公開日】20190411
【審査請求日】2020年10月5日
(31)【優先権主張番号】62/567,075
(32)【優先日】2017年10月2日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【弁理士】
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 亮
(72)【発明者】
【氏名】ベーラバン, アリ
(72)【発明者】
【氏名】ファラハティ, ソルール
(72)【発明者】
【氏名】クーラパティ, ハヴィシュ
(72)【発明者】
【氏名】パルクヴァル, ステファン
【審査官】
米倉 明日香
(56)【参考文献】
【文献】
特表2016−509395(JP,A)
【文献】
Intel Corporation,PDCCH search spaces and monitoring,3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1712569,2017年 8月12日
【文献】
Samsung,NR-PDCCH design for Short Monitoring Periods,3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707992,2017年 5月 6日
【文献】
NTT DOCOMO, INC.,Search space for sTTI operation,3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1708416,2017年 5月 6日
【文献】
vivo,Discussion on search space and blind decoding design,3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1712847,2017年 8月12日
【文献】
Guangdong OPPO Mobile Telecom,Some remaining issues on CORESET configuration,3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1713259,2017年 8月11日
【文献】
OPPO,Discussion of search space design,3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718043,2017年 9月30日
【文献】
ZTE, Sanechips,CORESET configuration and Search space for NR-PDCCH,3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1717511,2017年10月 2日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークのネットワークノードにおいて使用するための監視オケージョンを設定する方法であって、前記方法は、
無線デバイスのための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)探索空間監視設定を決定することであって、前記PDCCH探索空間監視設定が、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む、PDCCH探索空間監視設定を決定することと、ここで、各探索空間について、前記監視周期性は、前記無線デバイスが信号のために前記探索空間を監視するであろうスロットのパターンを指し、前記ブラインド復号の数は、特定のスロットで前記探索空間について利用可能なブラインド復号の数を指し、少なくとも2つの探索空間の前記監視周期性は、前記無線デバイスが少なくとも1つのスロットで少なくとも2つの探索空間を監視するように構成されるように、前記少なくとも1つのスロットで重複する、
前記無線デバイスに前記PDCCH探索空間監視設定を送ることと
を含む、方法。
【請求項2】
前記複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数が、すべてのスロットについて同等である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、すべてのスロットについて同等である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、スロットの間で変動する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、前記スロット中のすべての探索空間について同等である、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
無線通信ネットワークにおける監視オケージョンを設定することが可能なネットワークノードであって、前記ネットワークノードは、
メモリに結合された処理回路要素を備え、当該メモリは、当該処理回路要素によって実行されたときに、
無線デバイスのための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)探索空間監視設定を決定することであって、前記PDCCH探索空間監視設定が、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む、PDCCH探索空間監視設定を決定することと、ここで、各探索空間について、前記監視周期性は、前記無線デバイスが信号のために前記探索空間を監視するであろうスロットのパターンを指し、前記ブラインド復号の数は、特定のスロットで前記探索空間について利用可能なブラインド復号の数を指し、少なくとも2つの探索空間の前記監視周期性は、前記無線デバイスが少なくとも1つのスロットで少なくとも2つの探索空間を監視するように構成されるように、前記少なくとも1つのスロットで重複する、
前記無線デバイスに前記PDCCH探索空間監視設定を送ることと
を行うように動作可能な命令を含む、ネットワークノード。
【請求項7】
前記複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数が、すべてのスロットについて同等である、請求項6に記載のネットワークノード。
【請求項8】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、すべてのスロットについて同等である、請求項6または7に記載のネットワークノード。
【請求項9】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、スロットの間で変動する、請求項6または7に記載のネットワークノード。
【請求項10】
スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、前記スロット中の探索空間の間で変動する、請求項6から9のいずれか一項に記載のネットワークノード。
【請求項11】
無線デバイスにおいて使用するための、信号を監視する方法であって、前記方法は、
ネットワークノードから物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)探索空間監視設定を受信することであって、前記PDCCH探索空間監視設定が、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む、PDCCH探索空間監視設定を受信することと、ここで、各探索空間について、前記監視周期性は、前記無線デバイスが信号のために前記探索空間を監視するであろうスロットのパターンを指し、前記ブラインド復号の数は、特定のスロットで前記探索空間について利用可能なブラインド復号の数を指し、少なくとも2つの探索空間の前記監視周期性は、前記無線デバイスが少なくとも1つのスロットで少なくとも2つの探索空間を監視するように構成されるように、前記少なくとも1つのスロットで重複する、
前記監視周期性とブラインド復号の前記数とに従って各探索空間を監視することと
を含む、方法。
【請求項12】
前記複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数が、すべてのスロットについて同等である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、すべてのスロットについて同等である、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、スロットの間で変動する、請求項11または12に記載の方法。
【請求項15】
スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、前記スロット中のすべての探索空間について同等である、請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、前記スロット中の探索空間の間で変動する、請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の前記総数は、前記無線デバイスが前記スロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超え、
前記方法は、各スロット中のブラインド復号の前記総数が、前記無線デバイスが前記スロット中で実施することが可能であるブラインド復号の前記総数以下になるように、1つまたは複数の探索空間中で実施されるべきブラインド復号の数を制限することをさらに含む、
請求項12、および請求項12に従属する請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
ブラインド復号の前記数を制限することが、第1の探索空間を第2の探索空間よりも優先させるためのあらかじめ設定されたルールに基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記PDCCH探索空間監視設定は、探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記探索空間が、前記設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの前記指示は、探索空間が共通探索空間であるのかまたはユーザ機器固有探索空間であるのかの指示を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
無線通信ネットワークにおける信号を監視することが可能な無線デバイスであって、前記無線デバイスは、
メモリに結合された処理回路要素を備え、当該メモリは、当該処理回路要素によって実行されたときに、
ネットワークノードから物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)探索空間監視設定を受信することであって、前記PDCCH探索空間監視設定が、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む、PDCCH探索空間監視設定を受信することと、ここで、各探索空間について、前記監視周期性は、前記無線デバイスが信号のために前記探索空間を監視するであろうスロットのパターンを指し、前記ブラインド復号の数は、特定のスロットで前記探索空間について利用可能なブラインド復号の数を指し、少なくとも2つの探索空間の前記監視周期性は、前記無線デバイスが少なくとも1つのスロットで少なくとも2つの探索空間を監視するように構成されるように、前記少なくとも1つのスロットで重複する、
前記監視周期性とブラインド復号の前記数とに従って各探索空間を監視することと
を行うように動作可能な命令を備える、無線デバイス。
【請求項22】
前記複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数が、すべてのスロットについて同等である、請求項21に記載の無線デバイス。
【請求項23】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、すべてのスロットについて同等である、請求項21または22に記載の無線デバイス。
【請求項24】
各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、スロットの間で変動する、請求項21または22に記載の無線デバイス。
【請求項25】
スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、前記スロット中のすべての探索空間について同等である、請求項21から24のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項26】
スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の前記数が、前記スロット中の探索空間の間で変動する、請求項21から24のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項27】
前記複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の前記総数は、前記無線デバイスが前記スロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超え、
前記処理回路要素は、各スロット中のブラインド復号の前記総数が、前記無線デバイスが前記スロット中で実施することが可能であるブラインド復号の前記総数以下になるように、1つまたは複数の探索空間中で実施されるべきブラインド復号の数を制限するようにさらに動作可能である、請求項22、および請求項22に従属する請求項23から26のいずれか一項に記載の無線デバイス。
【請求項28】
前記処理回路要素が、第1の探索空間を第2の探索空間よりも優先させるためのあらかじめ設定されたルールに基づいてブラインド復号の前記数を制限するように動作可能である、請求項27に記載の無線デバイス。
【請求項29】
前記PDCCH探索空間監視設定は、探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示をさらに含む、請求項28に記載の無線デバイス。
【請求項30】
前記探索空間が、前記設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの前記指示は、探索空間が共通探索空間であるのかまたはユーザ機器固有探索空間であるのかの指示を含む、請求項29に記載の無線デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
特定の実施形態は、無線通信を対象とし、より詳細には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するための周期性を対象とする。
【背景技術】
【0002】
序論
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)における新しい無線(NR)規格は、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)、およびマシン型通信(MTC)など、複数の使用事例のためのサービスを含む。これらのサービスの各々は、異なる技術要件を有する。たとえば、eMBBのための一般的要件は、適度のレイテンシと適度のカバレッジとをもつ高いデータレートであり、URLLCサービスは、低レイテンシと高信頼送信とを必要とするが、おそらく適度のデータレートのためのものである。
【0003】
低レイテンシデータ送信のための1つのソリューションは、より短い送信時間間隔である。NRでは、スロット中での送信に加えて、ミニスロット送信が、レイテンシを低減するために使用される。ミニスロットは、1から14までの任意の数の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルからなり得る。スロットおよびミニスロットの概念は、特定のサービスに固有ではなく、これは、ミニスロットが、eMBB、URLLC、または他のサービスのいずれかのために使用され得ることを意味する。
【0004】
図1は、新しい無線(NR)における例示的な無線リソースを示す。水平軸が時間を表し、他方の軸が周波数を表す。各リソースエレメントは、1つのOFDMシンボル間隔中の1つのOFDMサブキャリアに対応する。
【0005】
3GPP NR規格は、ユーザ機器(UE)固有制御リソースセット(CORESET:control−resource set)について設定され得る監視周期性を含む。監視周期性は、CORESETごとに設定されるか、またはCORESET内の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channe1)候補のセットについて設定され得る。異なる探索空間についての異なる監視周期性が、フレキシビリティを提供する。
【0006】
しかしながら、問題は、異なる探索空間について異なる監視周期性が設定された場合、UEが、複数のPDCCHを伴うあるスロット中でいくつかのブラインド復号を実施するが、他のスロット上では極めて少ないブラインド復号を実施しなければならないことがあることである。
【発明の概要】
【0007】
本明細書で説明される実施形態は、あらゆるスロット中のブラインド復号の数が、利用可能なブラインド復号機会を効率的に使用するために同じである(またはそれに近くなる)ように、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンを調整し、分散することを含む。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークのネットワークノードにおいて使用するための監視オケージョンを設定するための、ネットワークノードにおける方法が、無線デバイスのためのPDCCH探索空間監視設定を決定することを含む。PDCCH探索空間監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。本方法は、無線デバイスに監視設定を送ることをさらに含む。
【0009】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、無線通信ネットワークにおける監視オケージョンを設定することが可能である。ネットワークノードは、無線デバイスのためのPDCCH探索空間監視設定を決定するように動作可能な処理回路要素を備える。PDCCH探索空間監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。処理回路要素は、無線デバイスに監視設定を送るようにさらに動作可能である。
【0010】
特定の利点は、ブラインド復号の数が各探索空間について設定可能であることである。したがって、ネットワークノードは、利用可能なブラインド復号機会を最適化することが可能である。
【0011】
特定の実施形態では、複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、すべてのスロットについて同等である。いくつかの実施形態では、各探索空間についてのブラインド復号の数は、すべてのスロットについて同等である。各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロットの間で変動し得る。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中のすべての探索空間について同等であり得る。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中の探索空間の間で変動し得る。
【0012】
特定の実施形態では、複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超える。PDCCH探索空間監視設定は、探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示をさらに含み得る。探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示は、探索空間が共通探索空間であるのかまたはユーザ機器固有探索空間であるのかの指示を含み得る。
【0013】
特定の利点は、ネットワークノードが、スロットまたは探索空間についてのブラインド復号の数をオーバーサブスクライブし得ることである。無線デバイスは、その場合、ブラインド復号の数を制限すべきなのがどのスロットおよび探索空間なのかを決定することによって、ブラインド復号の最適な使用を決定する。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスにおいて使用するための、信号を監視する方法が、ネットワークノードからPDCCH探索空間監視設定を受信することを含む。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。本方法は、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従って各探索空間を監視することをさらに含む。
【0015】
特定の実施形態では、複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、すべてのスロットについて同等である。いくつかの実施形態では、各探索空間についてのブラインド復号の数は、すべてのスロットについて同等である。各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロットの間で変動し得る。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中のすべての探索空間について同等であり得る。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中の探索空間の間で変動し得る。
【0016】
特定の実施形態では、複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超える。本方法は、各スロット中のブラインド復号の総数が、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数以下になるように、1つまたは複数の探索空間中で実施されるべきブラインド復号の数を制限することをさらに含む。ブラインド復号の数を制限することは、第1の探索空間を第2の探索空間よりも優先させるためのあらかじめ設定されたルールに基づき得る。いくつかの実施形態では、PDCCH探索空間監視設定は、探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示をさらに含む。探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示は、探索空間が共通探索空間であるのかまたはユーザ機器固有探索空間であるのかの指示を含み得る。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線通信ネットワークにおける信号を監視することが可能である。無線デバイスは、ネットワークノードからPDCCH探索空間監視設定を受信するように動作可能な処理回路要素を備える。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。処理回路要素は、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従って各探索空間を監視するようにさらに動作可能である。
【0018】
特定の実施形態では、複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、すべてのスロットについて同等である。いくつかの実施形態では、各探索空間についてのブラインド復号の数は、すべてのスロットについて同等である。各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロットの間で変動し得る。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中のすべての探索空間について同等であり得る。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中の探索空間の間で変動し得る。
【0019】
特定の実施形態では、複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超える。処理回路要素は、各スロット中のブラインド復号の総数が、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数以下になるように、1つまたは複数の探索空間中で実施されるべきブラインド復号の数を制限するようにさらに動作可能である。いくつかの実施形態では、処理回路要素は、第1の探索空間を第2の探索空間よりも優先させるためのあらかじめ設定されたルールに基づいてブラインド復号の数を制限するように動作可能である。PDCCH探索空間監視設定は、探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示をさらに含み得る。探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示は、探索空間が共通探索空間であるのかまたはユーザ機器固有探索空間であるのかの指示を含み得る。
【0020】
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、無線通信ネットワークにおける監視オケージョンを設定することが可能である。ネットワークノードは、決定モジュールと送信モジュールとを備える。決定モジュールは、無線デバイスのためのPDCCH探索空間監視設定を決定するように動作可能である。PDCCH探索空間監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。送信モジュールは、無線デバイスに監視設定を送るように動作可能である。
【0021】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、無線通信ネットワークにおける信号を監視することが可能である。無線デバイスは、受信モジュールと決定モジュールとを備える。受信モジュールは、ネットワークノードからPDCCH探索空間監視設定を受信するように動作可能である。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。決定モジュールは、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従って各探索空間を監視するように動作可能である。
【0022】
コンピュータプログラム製品も開示される。コンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行されたとき、無線デバイスのためのPDCCH探索空間監視設定を決定するステップを実施する、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を備える。PDCCH探索空間監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。命令は、無線デバイスに監視設定を送るステップをさらに実施する。
【0023】
別のコンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行されたとき、ネットワークノードからPDCCH探索空間監視設定を受信するステップを実施する、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を備える。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。命令は、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従って各探索空間を監視するステップをさらに実施する。
【0024】
特定の実施形態は、以下の利点のうちのいくつかまたはすべてを含むか、またはいずれも含まないことがある。たとえば、特定の実施形態は、複数の監視オケージョンにわたってブラインド復号の数を分散し、これは、ユーザ機器(UE)が一度にある数のブラインド復号のみを実施することが可能であるので、有利であり得る。
【0025】
実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付の図面とともに、以下の説明が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】新しい無線(NR)における例示的な無線リソースを示す図である。
【
図2】特定の実施形態による、例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
【
図3】いくつかの実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETを示すブロック図である。
【
図4】特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETと、各CORESETに関連付けられた監視オケージョンとを示すブロック図である。
【
図5】特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETと、各CORESETに関連付けられた監視オケージョンとを示すブロック図である。
【
図6】特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETと、各CORESETに関連付けられた監視オケージョンとを示すブロック図である。
【
図7】特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETと、各CORESETに関連付けられた監視オケージョンとを示すブロック図である。
【
図8】特定の実施形態による、ネットワークノードにおける例示的な方法を示す流れ図である。
【
図9】特定の実施形態による、無線デバイスにおける例示的な方法を示す流れ図である。
【
図10A】無線デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。
【
図10B】無線デバイスの例示的な構成要素を示すブロック図である。
【
図11A】ネットワークノードの例示的な実施形態を示すブロック図である。
【
図11B】ネットワークノードの例示的な構成要素を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)新しい無線(NR)は、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)、およびマシン型通信(MTC)などのサービスを含む。これらのサービスの各々は、データレート、レイテンシ、およびカバレッジレベルに関して異なる技術要件を有する。これらの特徴をサポートするために、NRは、スロット中での、ならびにレイテンシを低減するためのミニスロット中での送信を含む。
【0028】
3GPP NR規格は、ユーザ機器(UE)固有制御リソースセット(CORESET)について設定され得る監視周期性を含む。監視周期性は、CORESETごとに設定されるか、またはCORESET内の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)候補のセットについて設定され得る。異なる探索空間についての異なる監視周期性が、フレキシビリティを提供する。
【0029】
しかしながら、問題は、異なる探索空間について異なる監視周期性が設定された場合、UEが、複数のPDCCHを伴うあるスロット中でいくつかのブラインド復号を実施するが、他のスロット上では極めて少ないブラインド復号を実施しなければならないことがあることである。特定の実施形態は、上記で説明された問題をなくし、あらゆるスロット中のブラインド復号の数が同じ(またはほぼ同じ)であるように、PDCCH監視オケージョンを調整し、分散することを含み、これは、UEが一度にある数のブラインド復号のみを実施することが可能であるので、有利であり得る。
【0030】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを指示するが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らないことがある。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性を実装することは当業者の知識内にあることが具申される。
【0031】
特定の実施形態が、図面の
図2〜
図11Bを参照しながら説明され、同様の数字が、様々な図面の同様の部分および対応する部分のために使用されている。例示的なセルラーシステムとして本開示全体にわたってlong term evolution(LTE)および第5世代(5G)NRが使用されるが、本明細書で提示される発想は、同様に他の無線通信システムに適用され得る。
【0032】
図2は、特定の実施形態による、例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。無線ネットワーク100は、(モバイルフォン、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、MTCデバイス、または無線通信を提供することができる任意の他のデバイスなどの)1つまたは複数の無線デバイス110と、(基地局、eノードB、gNBなどの)複数のネットワークノード120とを含む。無線デバイス110はUEと呼ばれることもある。ネットワークノード120は、(セル115とも呼ばれる)カバレッジエリア115をサーブする。
【0033】
概して、ネットワークノード120のカバレッジ内(たとえば、ネットワークノード120によってサーブされるセル115内)にある無線デバイス110は、無線信号130を送信および受信することによって、ネットワークノード120と通信する。たとえば、無線デバイス110およびネットワークノード120は、音声トラフィック、データトラフィック、および/または制御信号を含んでいる無線信号130を通信し得る。音声トラフィック、データトラフィック、および/または制御信号を無線デバイス110に通信するネットワークノード120は、無線デバイス110のためのサービングネットワークノード120と呼ばれることがある。無線デバイス110とネットワークノード120との間の通信は、セルラー通信と呼ばれることがある。無線信号130は、(ネットワークノード120から無線デバイス110への)ダウンリンク送信と(無線デバイス110からネットワークノード120への)アップリンク送信の両方を含み得る。
【0034】
各ネットワークノード120は、信号130を無線デバイス110に送信するための単一の送信機または複数の送信機を有し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード120は多入力多出力(MIMO)システムを備え得る。無線信号130は、1つまたは複数のビームを含み得る。特定のビームが、特定の方向においてビームフォーミングされ得る。各無線デバイス110は、ネットワークノード120または他の無線デバイス110から信号130を受信するための単一の受信機または複数の受信機を有し得る。無線デバイス110は、無線信号130を含む1つまたは複数のビームを受信し得る。
【0035】
無線信号130は、時間周波数リソース上で送信され得る。時間周波数リソースは、無線フレーム、サブフレーム、スロット、および/またはミニスロットに区分され得る。ネットワークノード120は、アップリンク、ダウンリンク、またはアップリンクとダウンリンクとの組合せとして、サブフレーム/スロット/ミニスロットを動的にスケジュールし得る。異なる無線信号130は、異なる送信処理時間を備え得る。
【0036】
ネットワークノード120は、LTEスペクトルなど、ライセンス済み周波数スペクトル中で動作し得る。ネットワークノード120は、5GHz Wi−Fiスペクトルなど、未ライセンス周波数スペクトル中でも動作し得る。未ライセンス周波数スペクトルでは、ネットワークノード120は、IEEE802.11アクセスポイントおよび端末など、他のデバイスと共存し得る。未ライセンススペクトルを共有するために、ネットワークノード120は、無線信号130を送信または受信する前に、LBTプロトコルを実施し得る。無線デバイス110も、ライセンス済みスペクトルまたは未ライセンススペクトルの一方または両方中で動作し得、また、いくつかの実施形態では、無線信号130を送信する前にLBTプロトコルを実施し得る。ネットワークノード120と無線デバイス110の両方は、ライセンス済み共有スペクトル中でも動作し得る。
【0037】
たとえば、ネットワークノード120aがライセンス済みスペクトル中で動作し得、ネットワークノード120bが未ライセンススペクトル中で動作し得る。無線デバイス110は、ライセンス済みスペクトルと未ライセンススペクトルの両方中で動作し得る。特定の実施形態では、ネットワークノード120aおよび120bは、ライセンス済みスペクトル、未ライセンススペクトル、ライセンス済み共有スペクトル、または任意の組合せ中で動作するように設定可能であり得る。セル115bのカバレッジエリアがセル115aのカバレッジエリア中に含まれるように示されているが、特定の実施形態では、セル115aのカバレッジエリアとセル115bのカバレッジエリアとは、部分的に重複し得るか、またはまったく重複しないことがある。
【0038】
特定の実施形態では、無線デバイス110とネットワークノード120とは、キャリアアグリゲーションを実施し得る。たとえば、ネットワークノード120aはPCellとして無線デバイス110をサーブし得、ネットワークノード120bはSCellとして無線デバイス110をサーブし得る。ネットワークノード120は、自己スケジューリングまたはクロススケジューリングを実施し得る。ネットワークノード120aがライセンス済みスペクトル中で動作し、ネットワークノード120bが未ライセンススペクトル中で動作している場合、ネットワークノード120aは、未ライセンススペクトルへのライセンス支援型アクセスを提供し得る(すなわち、ネットワークノード120aはLAA PCellであり、ネットワークノード120bはLAA SCellである)。
【0039】
特定の実施形態では、無線信号130は、上記で説明されたように、制御リソースセット(CORESET)中でグループ化される時間/周波数リソースを備え得る。ネットワークノード120は、無線デバイス110がPDCCHなど、特定のチャネルを監視するための監視周期性を伴って、無線デバイス110を設定し得る。ネットワークノード120は、各探索空間、CORESET、またはDCIフォーマットに関連付けられたブラインド復号の数を設定し得る。無線デバイス110はネットワークノード120から監視設定を受信する。無線デバイスは、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従ってブラインド復号を実施し得る。いくつかの実施形態では、無線デバイスは監視設定を修正し得る(たとえば、ネットワークノードが、無線デバイス110が可能であるものよりも多くのブラインド復号を設定した、および無線デバイス110は、どの探索空間、CORESET、またはDCIフォーマットを制限すべきなのかを決定する。さらなる詳細が、以下で、および
図3〜
図9に関して説明される。
【0040】
無線ネットワーク100では、各ネットワークノード120は、long term evolution(LTE)、LTEアドバンスト、UMTS、HSPA、GSM、cdma2000、NR、WiMax、WiFi、および/または他の好適な無線アクセス技術など、任意の好適な無線アクセス技術を使用し得る。無線ネットワーク100は、1つまたは複数の無線アクセス技術の任意の好適な組合せを含み得る。例として、様々な実施形態は、いくつかの無線アクセス技術のコンテキスト内で説明され得る。しかしながら、本開示の範囲は、それらの例に限定されず、他の実施形態は、異なる無線アクセス技術を使用し得る。
【0041】
上記で説明されたように、無線ネットワークの実施形態は、1つまたは複数の無線デバイスと、無線デバイスと通信することが可能な1つまたは複数の異なるタイプの無線ネットワークノードとを含み得る。無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、または無線デバイスと(固定電話などの)別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをも含み得る。無線デバイスは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを含み得る。たとえば、特定の実施形態では、無線デバイス110など、無線デバイスは、以下で
図10Aに関して説明される構成要素を含み得る。同様に、ネットワークノードは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを含み得る。たとえば、特定の実施形態では、ネットワークノード120など、ネットワークノードは、以下で
図11Aに関して説明される構成要素を含み得る。
【0042】
以下の実施形態は、特定の探索空間に割り振られるブラインド復号の一例を使用して説明されるが、それらの実施形態は、CORESETへのまたはDCIフォーマットへの同じ原理の適用をも等しくカバーする。
【0043】
特定の実施形態は、ブラインド復号能力を最大限に使用するようにPDCCH監視オケージョンを設定することを含む。いくつかの実施形態によれば、PDCCH監視周期性およびPDCCH監視オケージョンは、あらゆるスロット中のブラインド復号の数が同じであるように設定される。一例が
図3および
図4に示されている。
【0044】
図3は、いくつかの実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETを示すブロック図である。示されている例では、CORESET0が、スロット0、1、2、3、...中で送信され、探索空間XおよびYを有する。CORESET1が、スロット1、3、5、...中で送信され、探索空間Zを有する。
【0045】
図4は、特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもつ2つのCORESETと、各監視オケージョンについての同等数のブラインド復号とを示すブロック図である。ブラインド復号の数を同じに保つために、UEは、示されているように、周期性0、1、2、...で探索空間Xを監視し、周期性0、2、4、...で探索空間Yを監視し、周期性1、3、5、...で探索空間Zを監視する。示されている例は、スロット内で実施され得る合計44個のブラインド復号を含む。他の実施形態は、任意の好適な数のブラインド復号と任意の好適な周期性とを含み得る。
【0046】
特定の実施形態は、ブラインド復号能力を最大限に利用するようにブラインド復号を設定することを含む。いくつかの実施形態によれば、割り振られるブラインド復号は、異なるスロット中で異なり得、異なる周期性がそれらのブラインド復号に関連付けられ得る。一例が
図5に示されている。
【0047】
図5は、特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもち、ブラインド復号の数がスロットの間で変動する、2つのCORESETを示すブロック図である。探索空間XおよびYについての監視周期性は、それらの探索空間があらゆるスロット中で監視されるようなものである。ただし、探索空間に割り振られるブラインド復号の数は、スロットに応じて変動する。示されている例では、設定は以下の通りである。
【0048】
探索空間XおよびY:スロット0、2、4、...中で22個のブラインド復号を実施し、スロット1、3、5、...中で16個のブラインド復号を実施する。また、より大きいデューティサイクルをもついくつかの不規則パターンが設定され得、これは単純な例にすぎない。示されている例では、探索空間Zは、あらゆるスロット中での監視を必要とするとは限らないが、その探索空間が監視されるたびに同数のブラインド復号がその探索空間に割り振られる、監視周期性を有する。
【0049】
異なる探索空間が同じ監視周期性を有し得るが、一方の探索空間はその探索空間のブラインド復号をスロットに応じて変動させ得るが、他方の探索空間はその探索空間のブラインド復号をスロットに応じて変動させないことが可能である。一例が
図6に示されている。
【0050】
図6は、特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもち、ブラインド復号の数がスロットの間で変動する、2つのCORESETを示す別のブロック図である。示されている例は、探索空間Zが、他の探索空間のうちの1つからのみブラインド復号を借りていると解釈され得る。
【0051】
特定の実施形態は、CORESET監視の優先度付けを含む。前の実施形態では、gNBが、gNBによって与えられた特定の半静的設定にUEが従うように、適宜に監視周期性とブラインド復号とを設定する。
【0052】
いくつかの実施形態では、gNBは、所与のスロット中での最大のブラインド復号能力を名目上超えるように、UEに監視周期性とブラインド復号とを設定することができる。ただし、UEは、いくつかのCORESETまたは探索空間またはDCIフォーマットの監視を他のCORESETまたは探索空間またはDCIフォーマットの監視よりも優先させることによって、実際に実施されるブラインド復号の数を、UEが可能である数に制限する。一例が
図7に示されている。
【0053】
図7は、特定の実施形態による、異なる探索空間と異なる周期性とをもち、ブラインド復号の数がUEの容量を超え得る、2つのCORESETを示すブロック図である。示されている例では、探索空間X、YおよびZは、すべて、各々22個のブラインド復号を伴って設定される。UEは、探索空間の間で何らかの優先度付けを適用することによって、ブラインド復号を、能力内に収まるように自動的に調整する。設定はこれらの優先度付けを含み得る。
【0054】
特定の実施形態では、探索空間jが優先度番号p
jを割り振られ得る。ブラインド復号は、次いで、探索空間jのためのブラインド復号が
によって与えられるように、UEにおいて調整され得、ここで、B
jは、探索空間jに割り振られたブラインド復号の数であり、B
Mはスロット中のブラインド復号の最大数である。
【0055】
これは、適用され得る一般的な優先度付けルールであるが、より単純なルールも使用され得る。この実施形態の1つの変形形態では、探索空間の設定は、この探索空間からのブラインド復号が別の探索空間のために借りられ得るか否かを明示的に指示し得る。ブラインド復号は、次いで、借りることが可能にされることをその設定が指示する探索空間についてのみ低減される。たとえば、共通探索空間のためのブラインド復号は、固定されるものとして指示され得るが、UE探索空間のためのブラインド復号は、低減されることが可能であるものとして指示され得る。
【0056】
同様に、特定の探索空間の設定も、この探索空間が高優先度探索空間であること、およびその探索空間が他のより優先度の低い探索空間からブラインド復号を借りることを可能にされることを指示し得る。
【0057】
この実施形態の別の変形形態では、探索空間についての設定は、ブラインド復号がそこからUEによって借りられ得る他の探索空間へのポインタを明示的に提供し得る。
【0058】
この実施形態の別の変形形態では、ブラインド復号を借りるか否かの優先度付けまたはアビリティ(ability)は、スロット中の探索空間およびCORESETのロケーションに依存し得る。たとえば、ブラインド復号は、スロットの始まり(たとえば、最初の3つのOFDMシンボル)におけるUE固有探索空間からのみ借りられるが、スロット中の他の場所で発生するUE固有探索空間からは借りられないことがあり、その逆も同様である。
【0059】
上記で説明された実施形態の一般的な例は、
図8および
図9に示されている。
図8は、gNBなど、ネットワークノードにおける一例であり、
図9は、UEなど、無線デバイスにおける一例である。
【0060】
図8は、特定の実施形態による、ネットワークノードにおける例示的な方法を示す流れ図である。特定の実施形態では、
図8の1つまたは複数のステップは、
図3に関して説明されたネットワーク100のネットワークノード120によって実施され得る。
【0061】
方法は、ステップ812において始まり、ネットワークノードが、無線デバイスのための監視設定を決定する。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。たとえば、ネットワークノード120は、
図3〜
図7に関して説明された実施形態および例のうちのいずれかに従って、いくつかの探索空間についての監視設定を決定し得る。
【0062】
特定の実施形態では、複数のスロットの各スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、すべてのスロットについて同等である(たとえば、
図4〜
図6参照)。いくつかの実施形態では、各探索空間についてのブラインド復号の数は、すべてのスロットについて同等である(たとえば、
図4の探索空間X参照)。各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロットの間で変動し得る(たとえば、
図5の探索空間Y参照)。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中のすべての探索空間について同等であり得る(たとえば、
図5のスロット0参照)。スロット中の各探索空間についてのブラインド復号の数は、スロット中の探索空間の間で変動し得る(たとえば、
図5のスロット1参照)。特定の実施形態では、複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超える(たとえば、
図7のスロット1参照)。
【0063】
ステップ814において、ネットワークノードは無線デバイスに監視設定を送る。たとえば、ネットワークノード120は無線デバイス110に監視設定を送り得る。
【0064】
図8の方法800に対して修正、追加、または省略が行われ得る。さらに、
図8の方法における1つまたは複数のステップは、並行してまたは任意の好適な順序で実施され得る。それらのステップは、必要に応じて経時的に繰り返され得る。
【0065】
図9は、特定の実施形態による、無線デバイスにおける例示的な方法を示す流れ図である。特定の実施形態では、
図9の1つまたは複数のステップは、
図2に関して説明されたネットワーク100の無線デバイス110によって実施され得る。
【0066】
本方法はステップ912において始まり、無線デバイスが、ネットワークノードから監視設定を受信する。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。たとえば、無線デバイス110は、
図3〜
図7に関して説明された実施形態および例のうちのいずれかに従って、いくつかの探索空間についての監視設定を受信し得る。また、特定の設定が、
図8のステップ812に関して説明される。
【0067】
ステップ914において、無線デバイスは、1つまたは複数の探索空間についてのブラインド復号の数を制限し得る。たとえば、複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の総数は、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超え得る。無線デバイスは、各スロット中のブラインド復号の総数が、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数以下になるように、1つまたは複数の探索空間中で実施されるべきブラインド復号の数を制限し得る。
【0068】
ブラインド復号の数を制限することは、第1の探索空間を第2の探索空間よりも優先させるためのあらかじめ設定されたルールに基づき得る。いくつかの実施形態では、PDCCH探索空間監視設定は、探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示をさらに含む。探索空間が、設定された数よりも少ないブラインド復号を使用して監視され得るかどうかの指示は、探索空間が共通探索空間であるのかまたはユーザ機器固有探索空間であるのかの指示を含み得る。
【0069】
ステップ916において、無線デバイスは、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従って各探索空間を監視する。たとえば、無線デバイス110は、ステップ912においてネットワークノード120から受信された監視設定に従って、およびステップ914からの修正または制限に従って、探索空間を監視し得る。
【0070】
図9の方法900に対して修正、追加、または省略が行われ得る。さらに、
図9の方法における1つまたは複数のステップは、並行してまたは任意の好適な順序で実施され得る。それらのステップは、必要に応じて経時的に繰り返され得る。
【0071】
図10Aは、無線デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。無線デバイスは、
図2に示されている無線デバイス110の一例である。特定の実施形態では、無線デバイスは、ネットワークノードから監視設定を受信することが可能である。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間の各探索空間についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。無線デバイスはまた、監視設定(すなわち、監視周期性、およびブラインド復号の数)に従って各探索空間を監視し得る。スロット中で実施されるべきブラインド復号の総数が、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超える場合、無線デバイスは、1つまたは複数の探索空間中で実施されるべきブラインド復号の数を制限し得る。
【0072】
無線デバイスの特定の例は、モバイルフォン、スマートフォン、PDA(携帯情報端末)、ポータブルコンピュータ(たとえば、ラップトップ、タブレット)、センサー、モデム、マシン型(MTC)デバイス/マシンツーマシン(M2M)デバイス、ラップトップ埋込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、デバイスツーデバイス対応デバイス、車両間デバイス、または無線通信を提供することができる任意の他のデバイスを含む。無線デバイスは、トランシーバ1310と、処理回路要素1320と、メモリ1330と、電源1340とを含む。いくつかの実施形態では、トランシーバ1310は、(たとえば、アンテナを介して)無線信号を無線ネットワークノード120に送信すること、および無線信号を無線ネットワークノード120から受信することを可能にし、処理回路要素1320は、無線デバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部を提供するための命令を実行し、メモリ1330は、処理回路要素1320によって実行される命令を記憶する。電源1340は、トランシーバ1310、処理回路要素1320、および/またはメモリ1330など、無線デバイス110の構成要素のうちの1つまたは複数に電力を供給する。
【0073】
処理回路要素1320は、無線デバイスの説明される機能の一部または全部を実施するために命令を実行し、データを操作するための、1つまたは複数の集積回路またはモジュールにおいて実装されたハードウェアとソフトウェアとの任意の好適な組合せを含む。いくつかの実施形態では、処理回路要素1320は、たとえば、1つまたは複数のコンピュータ、1つまたは複数のプログラマブル論理デバイス、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のアプリケーション、および/または他の論理、ならびに/あるいは前述の任意の好適な組合せを含み得る。処理回路要素1320は、無線デバイス110の説明される機能の一部または全部を実施するように設定されたアナログおよび/またはデジタル回路要素を含み得る。たとえば、処理回路要素1320は、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、トランジスタ、ダイオード、および/または任意の他の好適な回路構成要素を含み得る。
【0074】
メモリ1330は、概して、コンピュータ実行可能コードおよびデータを記憶するように動作可能である。メモリ1330の例は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは情報を記憶する任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的コンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む。
【0075】
電源1340は、概して、無線デバイス110の構成要素に電力を供給するように動作可能である。電源1340は、リチウムイオン、リチウム空気、リチウムポリマー、ニッケルカドミウム、ニッケル金属水素化物、または無線デバイスに電力を供給するための任意の他の好適なタイプのバッテリーなど、任意の好適なタイプのバッテリーを含み得る。
【0076】
無線デバイスの他の実施形態は、上記で説明された機能性および/または(上記で説明されたソリューションをサポートするのに必要な任意の機能性を含む)任意の追加の機能性のうちのいずれかを含む、無線デバイスの機能性のいくつかの態様を提供することを担当する(
図10Aに示されている構成要素以外の)追加の構成要素を含み得る。
【0077】
図10Bは、無線デバイス110の例示的な構成要素を示すブロック図である。構成要素は、決定モジュール1350と、送信モジュール1352と、受信モジュール1354とを含み得る。
【0078】
決定モジュール1350は、無線デバイス110の決定機能を実施し得る。たとえば、決定モジュール1350は、上記で説明された例および実施形態のうちのいずれかに従って、複数のスロットのうちのスロット中で実施されるべきブラインド復号の総数が、無線デバイスがスロット中で実施することが可能であるブラインド復号の総数を超えると決定し、1つまたは複数の探索空間(またはCORESET、DCIフォーマットなど)中で実施されるべきブラインド復号の数を制限し得る。いくつかの実施形態では、決定モジュール1350は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、決定モジュール1350は、送信モジュール1352および受信モジュール1354と通信し得る。
【0079】
送信モジュール1352は、無線デバイス110の送信機能を実施し得る。いくつかの実施形態では、送信モジュール1352は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1352は、決定モジュール1350および受信モジュール1354と通信し得る。
【0080】
受信モジュール1354は、無線デバイス110の受信機能を実施し得る。たとえば、受信モジュール1354は、上記で説明された例および実施形態のうちのいずれかに従って、監視設定を受信し得る。いくつかの実施形態では、受信モジュール1354は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1352は、決定モジュール1350および送信モジュール1352と通信し得る。
【0081】
図11Aは、ネットワークノードの例示的な実施形態を示すブロック図である。ネットワークノードは、
図2に示されているネットワークノード120の一例である。特定の実施形態では、ネットワークノードは、無線デバイスのための監視設定を決定することが可能である。監視設定は、複数のスロット上の複数の探索空間(またはCORESET、DCIフォーマットなど)の各探索空間(またはCORESET、DCIフォーマットなど)についての、監視周期性とブラインド復号の数とを含む。ネットワークノードは、無線デバイスに監視設定を送ることが可能である。
【0082】
ネットワークノード120は、eノードB、ノードB、基地局、無線アクセスポイント(たとえば、Wi−Fiアクセスポイント)、低電力ノード、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイントまたはノード、リモートRFユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、あるいは他の無線アクセスノードであり得る。ネットワークノードは、少なくとも1つのトランシーバ1410と、少なくとも1つの処理回路要素1420と、少なくとも1つのメモリ1430と、少なくとも1つのネットワークインターフェース1440とを含む。トランシーバ1410は、(たとえば、アンテナを介して)無線信号を無線デバイス110などの無線デバイスに送信すること、および無線信号を無線デバイスから受信することを可能にし、処理回路要素1420は、ネットワークノード120によって提供されているものとして上記で説明された機能性の一部または全部を提供するための命令を実行し、メモリ1430は、処理回路要素1420によって実行される命令を記憶し、ネットワークインターフェース1440は、ゲートウェイ、スイッチ、ルータ、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、コントローラ、および/または他のネットワークノード120など、バックエンドネットワーク構成要素に信号を通信する。処理回路要素1420およびメモリ1430は、上記の
図10Aの処理回路要素1320およびメモリ1330に関して説明されたのと同じタイプのものであり得る。
【0083】
いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース1440は、処理回路要素1420に通信可能に結合され、ネットワークノード120のための入力を受信するか、ネットワークノード120からの出力を送るか、入力または出力あるいはその両方の好適な処理を実施するか、他のデバイスに通信するか、または前述の任意の組合せを行うように動作可能な任意の好適なデバイスを指す。ネットワークインターフェース1440は、ネットワークを通して通信するために、適切なハードウェア(たとえば、ポート、モデム、ネットワークインターフェースカードなど)と、プロトコル変換能力およびデータ処理能力を含むソフトウェアとを含む。
【0084】
図11Bは、ネットワークノード120の例示的な構成要素を示すブロック図である。構成要素は、決定モジュール1450と、送信モジュール1452と、受信モジュール1454とを含み得る。
【0085】
決定モジュール1450は、ネットワークノード120の決定機能を実施し得る。たとえば、決定モジュール1450は、上記で説明された例および実施形態のうちのいずれかに従って、無線デバイスのための監視設定を決定し得る。いくつかの実施形態では、決定モジュール1450は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、決定モジュール1450は、送信モジュール1452および受信モジュール1454と通信し得る。
【0086】
送信モジュール1452は、ネットワークノード120の送信機能を実施し得る。たとえば、送信モジュール1452は、上記で説明された例および実施形態のうちのいずれかに従って、無線デバイスに監視設定を送信し得る。いくつかの実施形態では、送信モジュール1452は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1452は、決定モジュール1450および受信モジュール1454と通信し得る。
【0087】
受信モジュール1454は、ネットワークノード120の受信機能を実施し得る。いくつかの実施形態では、受信モジュール1454は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1452は、決定モジュール1450および送信モジュール1452と通信し得る。
【0088】
本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示されるシステムおよび装置に対して修正、追加、または省略が行われ得る。システムおよび装置の構成要素は、統合または分離され得る。その上、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施され得る。さらに、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施され得る。本明細書で使用される「各々」は、セットの各メンバーまたはセットのサブセットの各メンバーを指す。
【0089】
本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される方法に対して修正、追加、または省略が行われ得る。本方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含み得る。さらに、ステップは、任意の好適な順序で実施され得る。
【0090】
本開示はいくつかの実施形態に関して説明されたが、実施形態の改変および置換は当業者に明らかとなろう。したがって、実施形態の上記の説明は、本開示を制約しない。他の変更、置換、および改変が、以下の特許請求の範囲によって規定される、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく可能である。
【0091】
前述の説明で使用される略語は、以下を含む。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
BBU ベースバンドユニット
BTS 基地トランシーバ局
CC コンポーネントキャリア
CORESET 制御リソースセット
CQI チャネル品質情報
CSI チャネル状態情報
D2D デバイスツーデバイス
DFT 離散フーリエ変換
DMRS 復調用参照信号
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
eNB eノードB
FDD 周波数分割複信
FFT 高速フーリエ変換
gNB 次世代ノードB
LAA ライセンス支援型アクセス
LBT リッスンビフォアトーク
LTE Long Term Evolution
LTE−U 未ライセンススペクトルにおけるLTE
M2M マシンツーマシン
MCS 変調符号化方式
MIB マスタ情報ブロック
MIMO 多入力多出力
MTC マシン型通信
NR 新しい無線
OFDM 直交周波数分割多重
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PRB 物理リソースブロック
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RBS 無線基地局
RNC 無線ネットワークコントローラ
RRC 無線リソース制御
RRH リモート無線ヘッド
RRU リモートラジオユニット
SCell 2次セル
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SR スケジューリング要求
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TDD 時分割複信
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
URLLC 超高信頼低レイテンシ通信
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WAN 無線アクセスネットワーク