(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここで、本発明の望ましい例を挙げる
ガス導入経路は、少なくとも弁体が閉塞位置にあるときに、収納部内の空間のうちの弁体における流出口側とは反対側の外面部が面する裏側空間に連通し、当該裏側空間にガスを導く構成であってもよい。弁体は、閉塞位置にあるときに付勢部材によって変位方向一方側に付勢され且つ裏側空間のガスにより変位方向の一方側に押圧され、弁座に接触しつつ流出口を閉塞する状態で維持されてもよい。
【0010】
上記構成をなすガスコンロは、弁体が閉塞位置にあるとき、この弁体を閉じる方向の力として、付勢部材による付勢に加え、裏側空間に供給されたガスによる押圧が加わる。従って、弁体が閉塞位置にあるときにより強い力で弁体を閉じることができ、収納部からガス導出経路へのガスの漏洩をより一層確実に防ぐことができる。
【0011】
ガス導入経路は、収容体において変位方向の一方側の端部に形成された第1開口部から変位方向の他方側に向けて変位方向に沿って延びる第1孔部を備えうる。収納部は、収容体において変位方向の他方側の端部に形成された第2開口部から変位方向の一方側に向けて変位方向に沿って延びるとともに一部が第1孔部と連通する第2孔部を備えうる。ガス導出経路は、収容体において第2孔部における変位方向の一方側の端部に形成された第3開口部である流出口から変位方向の一方側に向けて変位方向に沿って延び且つ第2孔部よりも孔の開口サイズが小さい第3孔部と、収容体において変位方向と交差する所定方向に沿って延びるように形成されるとともに所定方向の一方側が第3孔部と連通し所定方向の他方側に収容体の外面部に形成された第4開口部が設けられてなる第4孔部と、を備えうる。
【0012】
このガスコンロは、主要経路をより簡易に且つより低廉に構成することができる。例えば、第1孔部、第2孔部、第3孔部、第4孔部を三方からの型の引き抜きによって構成することも可能であり、この場合、型費の高騰を抑えて低廉に構成することができる。
【0013】
ガスコンロは、少なくとも一部が筐体内に配置されるとともに、筐体における所定の前後方向の前端側且つ前後方向と直交する所定の左右方向の一端側に配置されるガス量調整装置と、ガス量調整装置を通過したガスをバルブユニットに導くガス管と、を含みうる。ガスバーナは、スロート部が前後方向に沿って設けられた構成をとりうる。バルブユニットは、スロート部と筐体の前壁部との間の位置であって且つ左右方向においてガス量調整装置よりも筐体の中央寄りに配置される構成をとりうる。ガス管は、ガス量調整装置から後方側に延びるとともにガス量調整装置を通過したガスを後方側に誘導する第1誘導部と、第1誘導部で誘導されたガスの誘導方向を前方側に転換する第2誘導部と、第2誘導部で誘導されたガスを第2誘導部よりも更に前方側に誘導する第3誘導部と、第3誘導部で誘導されたガスの誘導方向を転換するとともに左右方向に沿って誘導する第4誘導部と、を有した構成をとりうる。そして、弁体は、変位方向が左右方向であってもよく、第1孔部、第2孔部、及び第3孔部は、いずれも左右方向に沿って延びた構成であってもよい。
【0014】
このガスコンロは、筐体における左右方向一端側且つ前端側にガス量調整装置を配置し、且つガス量調整装置からガスを後方側に導出するように構成することが望まれる場合、且つ、ガスバーナのスロート部と筐体の前壁部との間の位置にバルブユニットを配置することが望まれる場合に、より簡易な構成でガス量調整装置からバルブユニットへとガスを導くことができる。更に、ガス管を介して左右方向に導かれたガスを受け入れ、このガスを後方側に案内するようにバルブユニットを構成することが望まれる場合に、このような要求を満たし得るバルブユニットを、安定的な切り替えが可能な構成で実現することができる。
【0015】
<実施例1>
以下、本発明の一例を具現化したガスコンロ1について、図面に基づいて説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、例示である。
【0016】
まず、
図1、
図2等を参照し、ガスコンロ1の概要を説明する。
図1、
図2で示すガスコンロ1は、例えば、キャビネットなどの家具に落とし込んで設置されるものであり、具体的には、キャビネットの上面部に形成された上面開口部を介してキャビネット内に落とし込んで設置されるものである。ガスコンロ1は、キャビネット内に設置されたときに少なくとも上面側の部分(天板3やガスバーナ5など)が上方側に露出するように配置される。
【0017】
本構成では、所定方向を上下方向とし、
図1の例では、バーナ本体6からバーナヘッド7が突出する方向が上下方向であり、センサ部8の突出する方向も上下方向となっている。また、上下方向と直交する方向のうち一つの方向が前後方向であり、上下方向及び前後方向と直交する方向が左右方向である。具体的には、
図2のように平面視したときに矩形状に構成される外縁部のうち、一つの外縁部に沿った方向が前後方向であり、
図2では、前後方向をX軸方向として示す。また、他の外縁部に沿った方向が左右方向であり、
図2では、左右方向をY軸方向として示す。
【0018】
ガスコンロ1は、コンロ外面部を構成する筐体2を備え、この筐体2の内部空間に各種部品が収容された構成をなす。筐体2は、不燃材料を主体として構成されるものであり、例えば、金属材料のダイカストとして形成されている。筐体2は、後述するガスバーナ5やガスバーナ5へガスを供給する経路となるバルブユニット50など、様々な部品の一部又は全部を内部に収容するように機能する。
【0019】
筐体2は、底壁部2Eから複数の周壁部2A,2B,2C,2Dが立ち上がる形態で形成されており、4つの周壁部2A,2B,2C,2D及び底壁部2Eによって内部空間が囲まれた箱状の形態をなす。筐体2は、箱状のケース体となっていればよく、4つの周壁部2A,2B,2C,2D及び底壁部2Eは、一体成形によって一体的に形成されていてもよく、複数の部材を互いに固定した形態で一体的に形成されていてもよい。
【0020】
筐体2の上部には、4つの周壁部2A,2B,2C,2Dの上端部によって第1の開口部2Fが形成されている。4つの周壁部2A,2B,2C,2Dによって環状に構成される外壁部4は、底壁部2Eから垂直状に立ち上がる垂直状壁部4Aと、この垂直状壁部の上端部から外側に張り出すフランジ状の張出部4Bとを有する。垂直状壁部4Aの上端部が開口部2Fとなっている。後述する天板3は、このように構成された張出部4B及び開口部2Fを覆うように筐体2に対して上側から固定される。
【0021】
図1、
図2には、天板3を二点鎖線にて仮想的に示している。天板3は、平面視矩形状且つ板状に構成されており、筐体2の上部側に組みつけられた状態でガスコンロ1の上面部として機能する。天板3は、筐体2の上部(具体的には、垂直状壁部4Aの上端部)に形成された開口部2Fを閉塞する形で筐体2に対して上方側から組み付けられる。具体的には、天板3は、筐体2の張出部4Bに支持され、張出部4Bに対してねじ等の連結具を介して直接又は他部材を介して間接的に固定される。
【0022】
天板3は、不燃材料を主体として構成され、例えば、ステンレス等の金属材料によって構成されていてもよく、ガラス材料又はガラス成分を含む材料によって構成されていてもよい。天板3は、幅方向中央付近且つ後方寄りの位置に貫通形状の導出口3Aが開口形状で形成されている。導出口3Aは、板状に形成された天板3を厚さ方向に貫通する貫通孔部として形成されている。
【0023】
なお、天板3の材料は、不燃材料であれば金属材料であってもよく、非金属材料であってもよい。また、天板3の材料は、不燃材料が主体となっていればよく、大部分の割合が不燃材料であれば微少の可燃材料が含まれている材料などであってもよい。
【0024】
図1、
図2のように、天板3に形成された導出口3Aの内側には、一部が導出口3Aに挿し通された形態でガスバーナ5が設けられている。ガスバーナ5は、大部分が筐体2内に収容され、一部が導出口3Aを介して筐体2の外部に露出した状態で配置される。ガスバーナ5は、燃料ガスと一次空気とが供給されるスロート部6Bと、そのスロート部6Bの下流端に連設されるリング状の混合部6Aとからなるバーナ本体6を有し、混合部6Aにバーナヘッド7を載置して混合部6Aとバーナヘッド7との間に形成した炎口から燃料ガスと一次空気との混合気を噴出させるコンロバーナとして構成されている。
図2のように、スロート部6Bは、前後方向に沿って延びており、スロート部6Bの後端部に混合部6Aが連結され、スロート部6Bの前端部にバルブユニット50が連結されている。
【0025】
天板3には、導出口3Aの上側に配置される形で五徳(図示略)が設けられる。五徳は、上面部に調理鍋(図示略)等の調理容器を載置し得る構成となっている。ガスバーナ5は、燃焼ガスを燃焼させて五徳に載置された調理容器を加熱するように機能する。
【0026】
図1、
図2のように、ガスバーナ5の中心にはセンサ部8が設けられている。センサ部8は上下方向に出退可能であり且つバネ(図示略)により上方側に付勢されている。
【0027】
図1、
図2のようにガスコンロ1の上面側には、天板3を貫通した形でガス量調整装置10(点火・火力調整装置)が設けられている。ガス量調整装置10は、一部が筐体2内に配置されるとともに、筐体2の前端側且つ左右方向の一端側に配置されている。なお、
図1、
図2の例では、天板3においてガス量調整装置10を挿し通すために設けられる孔部(操作部12の軸部を挿し通すための孔部)は図示を省略している。
【0028】
ガス量調整装置10は、操作部12が天板3の上方側に突出した形で配置され、外部からの操作部12に対する操作によって動作する構成となっている。ガス量調整装置10は、ガスバーナ5の点火及び火力調整を行う装置として機能し、点火や火力調整のための構成は公知の構成を採用し得る。ガス量調整装置10は、後述するガス管90へのガス供給量を調整するように機能し、操作部12に対する操作に応じてガス管90を流れるガスの流量が変化するようになっている。
【0029】
ガス管90は、ガス量調整装置10に連結され、ガス量調整装置10を通過したガスをバルブユニット50に導くように機能する。ガス管90は、ガス量調整装置10から後方側に延びるとともにガス量調整装置10を通過したガスを後方側に誘導する第1誘導部91と、第1誘導部91で誘導されたガスの誘導方向を前方側に転換する第2誘導部92と、第2誘導部92で誘導されたガスを第2誘導部92よりも更に前方側に誘導する第3誘導部93と、第3誘導部93で誘導されたガスの誘導方向を転換するとともに左右方向に沿って誘導する第4誘導部94とを有する。
【0030】
バルブユニット50は、ガスバーナ5へのガスの供給を許容又は遮断するように切り替える電磁弁として構成されている。バルブユニット50は、前後方向においてスロート部6Bと筐体2の周壁部2A(前壁部)との間の位置に配置され、且つ左右方向においてガス量調整装置10よりも筐体2の中央寄りに配置されている。なお、周壁部2Aは、前壁部2Aとも称する。具体的には、バルブユニット50は、筐体2の左右方向中央付近において前壁部2Aに隣接して配置されている。
【0031】
バルブユニット50は、
図3のような外観をなし、
図4、
図5のような内部構成となっている。
図4のように、バルブユニット50は、所定の変位方向(具体的には左右方向)に沿って変位する弁体60と、弁体60を閉塞位置(
図4で示す破線部60’の位置)に向けて付勢する付勢部材62と、閉塞位置にある弁体60に対し開放位置に退避させる開放動作を行う駆動部64と、少なくとも弁体60を収容する収容体100とを有する。
【0032】
収容体100は、
図6〜
図9のような外観をなす。この収容体100には、ガス導入経路110、収納部120、ガス導出経路130、弁座128、流入口118、流出口132などが形成されている。収容体100は、ガス導入経路110、収納部120、ガス導出経路130、弁座128、流入口118、流出口132などが形成される本体部102と、この本体部102に取り付けられる複数の取付部材104、106A、106B、106Cとを備えてなる。
【0033】
図4のように、ガス導入経路110は、収納部120に対して弁体60の変位方向(左右方向)の一方側に配置され、収納部120側に形成された流入口118を介して収納部120にガスを導く経路となる。ガス導入経路110は、少なくとも弁体60が閉塞位置にあるときに、収納部120内の空間のうちの弁体60における流出口132側とは反対側の外面部60Aが面する裏側空間150に連通し、当該裏側空間150にガスを導く構成となっている。ガス導入経路110は、第1孔部114を備える。第1孔部114は、収容体100において変位方向(左右方向)の一方側(具体的には、
図2のように平面視したときの右側)の端部に形成された第1開口部112から変位方向の他方側(具体的には、
図2のように平面視したときの左側)に向けて変位方向(左右方向)に沿って延びる構成をなす。ガス導入経路110は、収納部120に対して変位方向(左右方向)と直交する方向にずれて配置されるとともに、一部の経路が収納部120の外周側から当該収納部120内と連通している。
【0034】
上述したガス管90は、第4誘導部94の一部が第1開口部112に挿入された形で連結されている。収容体100の一部をなす取付部材104は、ボルト等の連結部材によって本体部102に固定され、第1開口部112に挿入されたガス管90をこの固定状態で保持するように機能している。
【0035】
収納部120は、弁体60を変位方向(左右方向)に沿った変位が自在となるように収納するとともに、変位方向(左右方向)の一方側の端部(具体的には、
図4における収納部120の右側の端部)にガスの流出口132が形成されている。収納部120は、第2孔部124を備える。第2孔部124は、収容体100において変位方向の他方側の端部(具体的には、
図4における収納部120の左側の端部)に形成された第2開口部122から変位方向の一方側(
図4の右側)に向けて変位方向に沿って延びるとともに一部が第1孔部114と連通している。
【0036】
ガス導出経路130は、収納部120に対して変位方向の一方側に配置され、収納部120から流出口132を介して流出するガスを導く経路となる。ガス導出経路130は、第3孔部134と第4孔部144とを備える。第3孔部134は、収容体100において第2孔部124における変位方向の一方側の端部(
図4における右側の端部)に形成された流出口132(第3開口部)から変位方向の一方側(
図4における右側)に向けて変位方向に沿って延び且つ第2孔部124よりも孔の開口サイズが小さくなっている。
図5のように、第4孔部144は、収容体100において変位方向と交差する所定方向(具体的には、前後方向に対して少し傾いた方向)に沿って延びるように形成されるとともに所定方向の一方側(前方側)が第3孔部134と連通し所定方向の他方側(他方側)に収容体100の外面部に形成された第4開口部142が設けられている。第4開口部142には、バルブユニット50とガスバーナ5との間に配置されるノズル9が取り付けられている。ノズル9は、先端部の開口が第4孔部144の径よりも小さくなっており、第4孔部144を通過したガスを絞りつつガスバーナ5のスロート部6Bに導くように機能する。
【0037】
弁座128は、
図4、
図7のような構成をなし、
図4の破線部60’のように弁体60が閉塞位置にあるときに流出口132を閉塞する構成で弁体60と接触し、
図4の実線のように弁体60が開放位置にあるときに流出口132を開放する構成で弁体60とは離間するように機能する。
【0038】
弁体60は、変位方向が左右方向となっており、
図4の破線部60’のように閉塞位置にあるときに弁座128と接触しつつ流出口132を閉塞するように機能する。この弁体60は、閉塞位置にあるときに付勢部材62によって変位方向一方側(
図4における右側)に付勢されるようになっており且つ裏側空間150のガスにより変位方向一方側(
図4における右側)に押圧されるようになっている。従って、弁体60が閉塞位置にあるときには、弁座128に接触しつつ流出口132を閉塞する状態がより安定的に維持される。
【0039】
付勢部材62は、例えばコイルばねなどのばね部材によって構成されており、弁体60を閉塞位置に向けて変位方向の一方側(左右方向一方側である矢印F1(
図4)の方向)に付勢するように機能する。付勢部材62は、弁体60が閉塞位置にあるときでも弁体60を矢印F1の方向に押し続ける。
【0040】
駆動部64は、収容体100の一部をなす取付部材106A、106B、106Cによって本体部102に取り付けられている。駆動部64は、
図4の破線部60’のように閉塞位置にある弁体60に対し、閉塞位置よりも変位方向の他方側(左右方向他方側である矢印F2(
図4)の方向)の開放位置(
図4の実線で示す位置)に退避させるように開放動作を行いうる。駆動部64は、プランジャ部65と、コイル部を備えたソレノイド部66とを有し、ソレノイド部66の通電時には、コイル部で生じる電磁力によって
図4のようにプランジャ部65をソレノイド部66側に引き寄せるように移動させる。プランジャ部65の先端部には、上述した弁体60が連結されており、駆動部64の駆動時には付勢部材62による付勢及び裏側空間150内のガス圧に抗してプランジャ部65がソレノイド部66内に引き込まれることで弁体60が開放位置に退避するようになっている。
【0041】
なお、ガス放出部160は、弁体60の閉弁時にバルブユニット50内に滞留したガスを抜くように作用する部分である。
【0042】
次に、本構成の主な効果を例示する。
本構成のガスコンロ1は、ガス導入経路110が収納部120に対してずれて配置されるとともにガス導入経路110の一部の経路が収納部120の外周部と連通しているため、ガス導入経路110から流入するガス圧が弁体60を開弁させる方向に作用しにくくなる。ゆえに、バルブユニット50(電磁弁)に接続されたガス管90からのガス流入方向が弁体60に対する付勢方向とは反対方向又はそれに近い方向であっても、より確実に閉弁状態を維持し得る。
【0043】
ガス導入経路110は、
図4における破線部60’のように弁体60が閉塞位置にあるときに裏側空間150(収納部120内の空間のうち、弁体60における流出口132側とは反対側の外面部60Aが面する空間)に連通し、当該裏側空間150にガスを導く構成となっている。弁体60は、閉塞位置にあるときに付勢部材62によって変位方向一方側に付勢され、更に裏側空間150のガスによっても変位方向一方側に押圧されるため、弁座128に対してより強く接触しつつ流出口132をより強固に閉塞する状態で維持される。ゆえに、収納部120からガス導出経路130へのガスの漏洩をより一層確実に防ぐことができる。
【0044】
ガス導入経路110は、収容体100において変位方向一方側の端部に形成された第1開口部112から変位方向他方側に向けて変位方向に沿って延びる第1孔部114を備える。収納部120は、収容体100において変位方向他方側の端部に形成された第2開口部122から変位方向一方側に向けて変位方向に沿って延びるとともに一部が第1孔部114と連通する第2孔部124を備える。ガス導出経路130は、収容体100において第2孔部124における変位方向一方側の端部に形成された流出口132(第3開口部)から変位方向一方側に向けて変位方向に沿って延び且つ第2孔部124よりも孔の開口サイズが小さい第3孔部134と、収容体100において変位方向と交差する所定方向に沿って延びるように形成されるとともに所定方向一方側が第3孔部134と連通し所定方向他方側に収容体100の外面部に形成された第4開口部142が設けられてなる第4孔部144とを備える。
【0045】
このガスコンロ1は、主要経路をより簡易に且つより低廉に構成することができる。例えば、第1孔部114、第2孔部124、第3孔部134、第4孔部144を三方からの型の引き抜きによって構成することも可能であり、この場合、型費の高騰を抑えて低廉に構成することができる。
【0046】
ガスコンロ1は、少なくとも一部が筐体2内に配置されるとともに、筐体2の前端側且つ左右方向の一端側に配置されるガス量調整装置10と、ガス量調整装置10を通過したガスをバルブユニット50に導くガス管90とを含む。ガスバーナ5は、スロート部6Bが前後方向に沿って設けられている。バルブユニット50は、スロート部6Bと筐体2の前壁部との間の位置であって且つ左右方向においてガス量調整装置10よりも筐体2の中央寄りに配置されている。ガス管90は、ガス量調整装置10から後方側に延びるとともにガス量調整装置10を通過したガスを後方側に誘導する第1誘導部91と、第1誘導部91で誘導されたガスの誘導方向を前方側に転換する第2誘導部92と、第2誘導部92で誘導されたガスを第2誘導部92よりも更に前方側に誘導する第3誘導部93と、第3誘導部93で誘導されたガスの誘導方向を転換するとともに左右方向に沿って誘導する第4誘導部94とを有する。弁体60は、変位方向が左右方向となっており、第1孔部114、第2孔部124、及び第3孔部134は、いずれも左右方向に沿って延びている。
【0047】
このガスコンロは、
図1、
図2で示す構成のように、筐体における左右方向一端側且つ前端側にガス量調整装置を配置し、且つガス量調整装置からガスを後方側に導出するように構成することが望まれる場合、且つ、ガスバーナのスロート部と筐体の前壁部との間の位置にバルブユニットを配置することが望まれる場合に、より簡易な構成でガス量調整装置からバルブユニットへとガスを導くことができる。更に、ガス管90を介して左右方向に導かれたガスを受け入れ、このガスを後方側に案内するようにバルブユニット50を構成することが望まれる場合に、このような要求を満たし得るバルブユニット50を、安定的な切り替えが可能な構成で実現することができる。
【0048】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0049】
上述した実施例では、変位方向を左右方向としたが、左右方向に対して少し傾いた方向が変位方向であってもよい。
【0050】
付勢部は、弁体を変位方向一方側に付勢し得る構成であれば、配置や形状は
図4の例に限定されない。
【0051】
駆動部は、駆動制御時に弁体を付勢部の付勢に抗して変位方向他方側に変位させ得る構成であれば、配置や構成は
図4の例に限定されない。
【0052】
上述した実施例では、弁体の変位方向(左右方向)と直交する方向(即ち、プランジャの軸線方向と直交する方向)において収納部とガス導入経路とが部分的に重なっていたが、部分的に重なっていなくてもよい。例えば、ガス導入経路から導入されるガスが全て収納部の外周部から流入するような構成であってもよい。