(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、住宅全体の規模が小さく、各子供室に6畳の広さが確保できない場合には、家具を配置すると部屋が窮屈で使い難くなることがある。また、各子供室が狭い場合には、十分な大きさの窓を設けることができず、採光や通風などの住環境の面でも不利になることがある。
【0006】
また、各子供室に6畳の広さを確保できた場合でも、壁に沿わせて配置する本棚等の家具は、室内で配置可能な場所が限られてしまうため、家具レイアウトが制限される。そのため、時間と共に家族構成やライフスタイルが変化していく中で、その変化に合わせて部屋のレイアウトを柔軟に変更することができず、使い勝手の面で改善の余地があった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、家具レイアウトの自由度を高めるとともに、限られた大きさの室内空間を有効活用することにより、居室の使い勝手や住環境を向上させ、また、時間と共に変化する家族構成やライフスタイル等の変化に容易に対応することを可能にした、共用収納室付き居室を備える建物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の共用収納室付き居室を備える建物は、共用収納室と、該共用収納室を挟んで両側に設けられた一対の小空間とを有する居室を備え、前記共用収納室は、それぞれの前記小空間から該共用収納室への出入りを可能とする少なくとも1つの収納室出入口を有し、前記居室は、間仕切壁を隔てて該居室に隣接する他の屋内空間への出入りを可能とする居室出入口を有することを特徴とする。ここで、本発明において「他の屋内空間」とは、廊下や他の居室等の、建物内における他の空間を意味する。
【0009】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記共用収納室は、前記間仕切壁に対して略直交し、該共用収納室と前記一対の小空間とをそれぞれ区画する、一対の第1区画壁を有し、前記一対の第1区画壁における各一端は、前記間仕切壁に対向する対向壁にそれぞれ接続され、該一対の第1区画壁における各他端は、該他端同士を連結する第2区画壁にそれぞれ接続され、該第2区画壁に前記収納室出入口が設けられていることが好ましい。
【0010】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記共用収納室は、前記間仕切壁に対して略直交し、該共用収納室と前記一対の小空間とをそれぞれ区画する、一対の第1区画壁を有し、前記一対の第1区画壁における各一端は、前記間仕切壁にそれぞれ接続され、該一対の第1区画壁における各他端は、前記間仕切壁に対向する対向壁にそれぞれ接続され、前記一対の第1区画壁にそれぞれ前記収納室出入口が設けられていることが好ましい。
【0011】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記共用収納室は、前記間仕切壁に対して略直交し、該共用収納室と前記一対の小空間とをそれぞれ区画する、一対の第1区画壁を有し、前記一対の第1区画壁における各一端は、前記間仕切壁にそれぞれ接続され、該一対の第1区画壁における各他端は、該他端同士を連結する第2区画壁にそれぞれ接続され、前記間仕切壁に対向する対向壁と、前記第2区画壁とを連結する第3区画壁を備え、前記一対の第1区画壁にそれぞれ前記収納室出入口が設けられていることが好ましい。
【0012】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記第3区画壁が、着脱自在または開閉自在であることが好ましい。
【0013】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記共用収納室の上方に天袋収納室が設けられ、該天袋収納室は、上方区画壁によって、前記一対の小空間のそれぞれに開口する一対の天袋収納室に区画されることが好ましい。
【0014】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記共用収納室の上方に、前記一対の小空間の何れにも連通するロフト部が設けられていることが好ましい。
【0015】
また、本発明の共用収納室付き居室を備える建物にあっては、前記間仕切壁に設けた前記居室出入口を、前記共用収納室及び前記一対の小空間の何れにも出入り可能な構成とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、家具レイアウトの自由度を高めるとともに、限られた大きさの室内空間を有効活用することにより、居室の使い勝手や住環境を向上させ、また、時間と共に変化する家族構成やライフスタイル等の変化に容易に対応することを可能にした、共用収納室付き居室を備える建物を提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る共用収納室付き居室を備える建物の実施形態について説明する。なお、本発明の共用収納室付き居室を備える建物は、例えば、鉄骨造の軸組架構を有する工業化住宅であり、予め規格化(標準化)された構造部材の組み合わせによって架構が構成される。このような工業化住宅は、構造部材を工場にて製造し、現場にて組み立て作業を行うことで施工の効率を高めている。
【0019】
図1(a)は、夫婦及び子供2人で構成される4人家族が住むことを想定した2階建て住宅1における1階の間取りを示しており、(b)は2階の間取りを示している。なお、図示した間取りは、本発明を適用可能な住宅の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
【0020】
図1(a)に示すように、住宅1の1階には、玄関2、廊下3、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)4、和室5、トイレ6、洗面室7、及び、浴室8が設けられており、階段9を介して2階に繋がっている。
【0021】
図1(b)に示すように、住宅1の2階には、2人の子供が使用する子供室としての居室11が設けられている。居室11は、2人の子供がそれぞれ使用する一対の小空間12と、一対の小空間12に挟まれる位置に設けられた共用収納室13を備え、共用収納室13にはそれぞれの小空間12から出入り可能な収納室出入口14が設けられている。
【0022】
図1に示すように、居室11は、階段9を介して1階へと連なる廊下15に隣接しており、間仕切壁16によって当該廊下15と区画されている。間仕切壁16には、居室11に出入りするための居室出入口17が設けられている。図示例では、一対の小空間12それぞれに対応する一対の居室出入口17が設けられている。
【0023】
以下に、従来の同一の大きさの一般的な間取りと比較しながら本発明の他の実施形態について詳細に説明する。
【0024】
図2(a)は、北側配置を想定した、全体で12畳の面積を有する居室11の間取りを示す。居室11は、4つの壁16、16´、18、18´に囲まれた平面視で略矩形状(長辺7200〜7400mm程度、短辺2700〜2800mm程度)の空間であり、4つの壁のうち、16及び16´は、隣接する他の屋内空間との間を仕切る間仕切壁である。また、18及び18´は、外部空間と建物内部空間とを区画する外周壁であり、それぞれに採光及び開閉が可能な窓19が設けられている。間仕切壁16には、一対の居室出入口17が設けられ、それぞれに引き戸形式の扉17aが配置されている。なお、居室出入口17の数及び位置は特に限定されず、中央に1つのみ設ける構成としても良い。また、扉17aは、空間を有効利用する観点から引き戸形式が好ましいが、これに限らず、開き戸形式等、任意の開閉形式を採用することができる。また、4つの壁のうち16以外の3つの壁は、間仕切壁であっても外周壁であってもよい。
【0025】
居室11には、平面視で略矩形状(長辺1800〜1850mm程度、短辺1200〜1300mm程度)の共用収納室13を挟んで両側に配置された一対の小空間12が左右対称に設けられている。一対の小空間12にはそれぞれ、学習机24(幅1200mm、奥行700mm程度)、本棚25(奥行400mm程度)、及びシングルベッド26(幅1000mm、長さ2000mm程度)が配置されている。
【0026】
共用収納室13は、間仕切壁16に直交する一対の第1区画壁21を有し、第1区画壁21が共用収納室13とそれぞれの小空間12とを区画している。なお、第1区画壁21は、必ずしも間仕切壁16に直交している必要はなく、間仕切壁16に直交する方向に対して傾斜していてもよい。
【0027】
各第1区画壁21の一端は、間仕切壁16に対向する外周壁(対向壁)18にそれぞれ接続され、他端は、他端同士を連結する第2区画壁22にそれぞれ接続されている。また、第2区画壁22には、それぞれの小空間12から共用収納室13への出入りを可能とする収納室出入口14が設けられている。なお、収納室出入口14に設ける扉の形態は特に限定されるものではなく、折り戸形式、引き戸形式、開き戸形式等の任意の扉を設けることが可能であり、図示例のように、扉を設けずに常に開放しておくことも可能である。
【0028】
図2(b)は、従来の一般的な2人の子供が使用する子供室としての居室31の間取りの一例であり、それぞれ6畳(長辺3600〜3700mm程度、短辺2700〜2800mm程度)の広さを有する一対の小空間(子供部屋)32が仕切壁33に対して左右対称に設けられている。それぞれの小空間32には、クローゼット等の収納部34が仕切壁33に沿って設けられている。それぞれの収納部34は、平面視で略矩形状(間口1800〜1850mm程度、奥行600〜650mm程度)であり、小空間32側の面全体が開口しており、左右に開く折り戸形式の一対の扉35が設けられている。
【0029】
このような従来の居室31においては、扉35の開閉操作や収納物の出し入れの妨げになるため、収納部34の扉35の可動領域付近には学習机24、本棚25、及びシングルベッド26等の家具を配置することができない。また、図示例のように、小空間32への居室出入口36に開き戸形式の扉36aを設けた場合、扉36aの可動領域付近には家具を配置することができない。さらに、窓19の前に本棚25等の高さのある家具を配置すると、採光や通風の妨げとなるため、窓19の位置を避けて本棚25を配置する必要がある。このように、従来の間取りの居室31は、家具レイアウトに制限が多いため、空間を有効に活用することができず、また、家具の配置を変更し難いものである。
【0030】
これに対して、
図2(a)に示す居室11にあっては、第1区画壁21に出入口や扉が設けられていないため、家具を第1区画壁21の壁面に寄せた状態で配置することができる。したがって、
図2(b)に示す居室31に比べて家具レイアウトの自由度が高まり、限られた居室11の空間を有効に活用することが可能となる。また、家具の配置の変更も容易となる。
【0031】
また、
図2(b)に示すように各小空間32に別々に設けた収納部34に比べて、奥行きが長く、容積が大きい共用収納室13を設けたことにより、従来の収納部34では収納できなかった大きさの収納物も収納でき、収納効率を高めることができる。
【0032】
また、本実施形態において一対の小空間12は、第2区画壁22と間仕切壁16aの間の通路を介して相互に連通しているため、居室出入口17を通らずに一方側の小空間12から他方側へと出入りすることができ、移動が容易となる。
【0033】
さらに、本実施形態の居室11にあっては、時間と共に変化する家族構成やライフスタイル等の変化に対応することが容易となる。具体的には、例えば、2人の子供の学童期には、一方の小空間12にシングルベッド26を2台配置して共用の寝室として使用し、他方の小空間12に学習机24と本棚25を2台ずつ配置し、共用の勉強部屋として使用することができる。そして、子供達の受験期には、それぞれの小空間12に、学習机24、本棚25及びシングルベッド26を1台ずつ配置して、各小空間12をそれぞれのプライベートな空間とすることも可能である。この場合、必要に応じて、一対の小空間12の間に着脱可能な仕切り壁等を設けても良い。さらに、子供達の独立後においては、ソファ、テーブル、テレビ等を配置し、夫婦それぞれのプライベートな空間とすることも可能である。
【0034】
以下に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号で示している。
図3(a)は、北側配置を想定した、全体で8畳の面積(長辺7200〜7400mm程度、短辺1800〜1850mm程度)を有する居室41の間取りを示す。本実施形態の共用収納室13にあっては、平面視で一辺が1200〜1250mm程度の略正方形であり、一対の第1区画壁21の各一端が間仕切壁16にそれぞれ接続され、各他端が対向壁18にそれぞれ接続されている。
【0035】
また、第1区画壁21にはそれぞれの小空間12から共用収納室13への出入りを可能とする収納室出入口14が設けられている。なお、
図3(a)に示す例では、収納室出入口14に折り戸形式の扉14aが設けられているが、これに限定されず、引き戸形式や開き戸形式等の任意の扉を設けても良いし、扉14aを設けずに常に開放しておくことも可能である。
【0036】
図3(b)は、従来の居室51の間取りの一例であり、それぞれ4畳の広さ(長辺3600〜3700mm程度、短辺1800〜1850mm程度)を有する一対の小空間32が仕切壁33に対して左右対称に設けられている。また、収納部34は、平面視で略矩形状(間口1200〜1250mm程度、奥行600〜650mm程度)である。この例では、図示のように本棚25とシングルベッド26を配置すると、学習机を配置することができない。
【0037】
これに対して、
図3(a)に示す本実施形態の居室41にあっては、第1区画壁21に寄せて家具を配置することができるので、シングルベッド26と本棚25に加えて、学習机24を配置するが可能となる。すなわち、先の実施形態と同様に、家具レイアウトの自由度が高まり、限られた空間を有効活用することができる。
【0038】
図4(a)は、南側配置を想定した、全体で9畳の面積(長辺5400〜5600mm程度、短辺2700〜2800mm程度)を有する居室61の間取りを示す。本実施形態の共用収納室13は、平面視で一辺が1200〜1250mm程度の略正方形であり、第1区画壁21の一端が、間仕切壁16にそれぞれ接続され、他端が、該他端同士を連結する第2区画壁22にそれぞれ接続されている。また、間仕切壁16に対向する対向壁18と、第2区画壁22とを連結する第3区画壁23が設けられている。また、第1区画壁21には、折り戸形式の扉14aを有する収納室出入口14が設けられている。
【0039】
図4(b)は、従来の居室71の間取りの一例であり、それぞれ4.5畳の広さ(平面視で一辺が2700〜2800mm程度の略正方形状)を有する一対の小空間32が仕切壁33に対して左右対称に設けられている。この例では、間仕切壁16に沿って収納部34(平面視で略矩形状、間口1200〜1250mm程度、奥行600〜650mm程度)が設けられており、本棚25とシングルベッド26を
図4(b)のように配置すると、学習机を配置することができない。
【0040】
これに対して、
図4(a)に示す本実施形態の居室61にあっては、第3区画壁23に寄せて家具を配置することができるので、シングルベッド26と本棚25に加えて、学習机24を配置するが可能となる。すなわち、先の実施形態と同様に、家具レイアウトの自由度が高まり、限られた空間を有効活用することができる。
【0041】
ここで、
図4(a)に示す居室61にあっては、第3区画壁23が着脱自在または開閉自在であることが好ましい。例えば、第3区画壁23を着脱自在な可動間仕切りとした場合には、必要に応じて第3区画壁23を取り外すことで、各小空間12を連通させて移動を容易にするとともに、一対の小空間12を合わせた広い1つの空間として利用することが可能となる。また、第3区画壁23に開閉自在な扉を設けて、一方の小空間12から他方への移動を容易にしつつも、各小空間12をプライベートな空間として使用することも可能である。
【0042】
ここで、先の各実施形態で説明した本発明の共用収納室13の高さは特に限定されるものではなく、居室11の床面から天井まで延びる構成としても良いし、床面から所定の高さまでとしてもよい。例えば、
図5(a)に示すように、共用収納室13の上方に天袋収納室27を設けることも可能である。この場合には、図示のように、共用収納室13の天板と居室11の天井とを連結する上方区画壁28を設け、一対の小空間12のそれぞれに開口する一対の天袋収納室27に区画することが好ましい。
【0043】
このような天袋収納室27を共用収納室13の上方に設けることにより、それぞれの小空間12に専用の収納部を設けることができる。また、共用収納室13の天面が天袋収納室27の床面となるため、それぞれの小空間12に2段の床面が形成されることとなり、収納効率をさらに高めることが可能となる。
【0044】
また、天袋収納室27は、高い位置で開口しているため、家具レイアウトに与える影響が小さく、第1区画壁21に寄せて家具を配置することも可能である。さらに、上方区画壁28を設けることで奥行が浅くなるため、収納物の出し入れが容易となる。
【0045】
また、
図5(b)に示すように、共用収納室13の上方に、一対の小空間12の何れにも連通するロフト部29を設けても良い。この場合、それぞれの小空間12の独立性を確保しつつも、通風や採光を高めて、小空間12の環境を向上させることができる。また、ロフト部29を設ける場合には、落下防止用の柵を設けることが好ましい。
【0046】
また、間仕切壁16に設ける居室出入口17及び扉17aの形態は特に限定されるものではなく、任意の数、大きさの居室出入口17を設けることができる。例えば、
図5(c)に示すように、一対の小空間12それぞれに対応するよう一対の居室出入口17を設け、それぞれに引き戸形式の扉17aを設けることができる。また、
図5(d)に示すように、大きな居室出入口17を1つ設けて、左右両側に開く4枚引違いの引き戸形式の扉17aを設けても良い。
図3(a)、
図4(a)に示す居室41、61のように、第1区画壁21が間仕切壁16に接続されている場合、すなわち、間仕切壁16に隣接するように共用収納室13が設けられている場合には、
図5(d)に示す居室出入口17及び扉17aを設けることで、廊下等の屋内空間から、共用収納室13及び一対の小空間12の何れにも出入り可能な構成とすることができる。このような構成とすることで、廊下等の他の屋内空間から直接、共用収納室13に出入りすることが可能となり、また、小空間12を介さずに、廊下等から共用収納室13への収納物の出し入れが可能となる。
図5(d)のように4枚引違い形式とすることで、共用収納室13に対応する開口を、引き戸2枚分の広さとすることができ、サイズの大きな収納物の出し入れが容易となる。
【0047】
図6は、本発明のさらに他の実施形態としての2階建て住宅101の、(a)は1階の間取りを示し、(b)は2階の間取りを示したものである。
図6(a)に示すように、住宅101の1階には、玄関2、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)4、和室5、トイレ6、洗面室7、及び、浴室8が設けられており、階段9を介して2階に繋がっている。
【0048】
図6(b)に示すように、住宅101の2階には、2人の子供が使用する子供室としての居室11が設けられている。居室11は、2人の子供がそれぞれ使用する左右一対の小空間12と、一対の小空間12に挟まれる位置に設けられた共用収納室13を備え、共用収納室13にはそれぞれの小空間12から出入り可能な収納室出入口14が設けられている。一方の小空間12には2台のシングルベッド26が配置され、共用収納室13を挟んで他方の小空間12には、各2台の学習机24と本棚25が配置されている。本実施形態においても、第1区画壁21に沿って、シングルベッド26や本棚25を配置することができるので、先の実施形態と同様に、限られた空間を有効に活用することができる。