【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様は、積載エリアに積載した複数の板材(板金)を供給ロボットによって板材加工機(板金加工機)側へ順次供給する際に用いられ、複数の板材のうちの最上部の板材を磁力によって浮上させて分離するマグネットフロータであって、前記積載エリアに隣接する位置に立設され、前記積載エリア側(正面側)に開口部を有したフロータケースと、前記フロータケースに前記開口部を覆うように設けられ、非磁性体からなり、複数の板材の端面を突当て可能な突当て部を有し、前記突当て部の両側に前記フロータケースの側面に接合するフランジ部がそれぞれ形成されたフロータカバーと、前記フロータケース内に前記フロータカバーの前記突当て部の裏面に対して接近
又は離
隔する方向へ移動可能に設けられ、マグネット(永久磁石)を有したフロータ本体と、前記フロータケースに設けられ、前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する位置調整機構と
を備え、前記フロータカバーにおける前記突当て部の表面及び一対の前記フランジ部の表面のうち少なくともいずれかの部位に、最上部の板材の水平方向に対する浮上角(浮上による最上部の板材の水平方向に対する傾斜角)を可視化するための目盛が形成されている
マグネットフロータである。
【0011】
本発明の第1の態様によると、前記フロータカバーにおける前記突当て部の表面及び一対の前記フランジ部の表面のうち少なくともいずれかの部位に前記目盛が形成されている。そのため、最上部の板材の水平方向に対する浮上角を可視化した状態で、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整することができる。これにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
し、最上部の板材の水平方向に対する浮上角を適正な角度範囲内に安定的に保つことができる。
【0014】
本発明の第
2の態様は、複数の板材(板金)を積載するための積載エリアに隣接する位置に立設されかつ前記積載エリア側(正面側)に開口部を有したフロータケースと、前記フロータケースに前記開口部を覆うように設けられかつ非磁性体からなりかつ複数の板材の端面を突当て可能な突当て部を有しかつ前記突当て部の両側に前記フロータケースの側面に接合するフランジ部がそれぞれ形成されたフロータカバーと、前記フロータケース内に前記フロータカバーの前記突当て部の裏面に対して接近
又は離
隔する方向へ移動可能に設けられかつマグネット(永久磁石)を有したフロータ本体と、前記フロータケースに設けられかつ前記フロータ本体を前記接近離
隔する方向に位置調整する位置調整機構と
を備えるマグネットフロータに用いられる
磁力調整方法であって、前記フロータカバーにおける前記突当て部の表面及び一対の前記フランジ部の表面のうち少なくともいずれかの部位に、最上部の板材の水平方向に対する浮上角(浮上による最上部の板材の水平方向に対する傾斜角)を可視化するための目盛を表示した状態で、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整することにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
するマグネットフロータの磁力調整方法である。
【0015】
本発明の第
2の態様によると、前述のように、前記フロータカバーにおける前記突当て部の表面及び一対の前記フランジ部の表面のうち少なくともいずれかの部位に前記目盛を表示した状態で、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する。換言すれば、最上部の板材の水平方向に対する浮上角を可視化した状態で、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する。これにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
し、最上部の板材の水平方向に対する浮上角を適正な角度範囲内に安定的に保つことができる。
【0016】
本発明の第
3の態様は、複数の板材(板金)を積載するための積載エリアに隣接する位置に立設されかつ前記積載エリア側(正面側)に開口部を有したフロータケースと、前記フロータケースに前記開口部を覆うように設けられかつ非磁性体からなりかつ複数の板材の端面を突当て可能な突当て部を有したフロータカバーと、前記フロータケース内に前記フロータカバーの前記突当て部の裏面に対して接近
又は離
隔する方向へ移動可能設けられかつマグネット(永久磁石)を有したフロータ本体と、前記フロータケースに設けられかつ前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する位置調整機構と、前記フロータ本体の前記接近
又は離
隔する方向の位置を表示する表示器と
を備えるマグネットフロータに用いられる
磁力調整方法であって、前記表示器によって前記フロータ本体の前記接近
又は離
隔する方向の位置を表示し
、板材の板厚及び/又は長さに対応付けた前記フロータ本体の位置が記録された記録媒体に基づいて、前記表示器によって表示された前記フロータ本体の位置が前記対応付けた前記フロータ本体の位置になるように、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整することにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
するマグネットフロータの磁力調整方法である。
【0017】
本発明の第
3の態様によると、前述のように、前記表示器によって前記フロータ本体の前記接近
又は離
隔する方向の位置を表示しながら、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する。これにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
し、最上部の板材の水平方向に対する浮上角を適正な角度範囲内に安定的に保つことができる。
【0018】
本発明の第
4の態様は、複数の板材(板金)を積載するための積載エリアに隣接する位置に立設されかつ前記積載エリア側(正面側)に開口部を有したフロータケースと、前記フロータケースに前記開口部を覆うように設けられかつ非磁性体からなりかつ複数の板材の端面を突当て可能な突当て部を有したフロータカバーと、前記フロータケース内に前記フロータカバーの前記突当て部の裏面に対して接近
又は離
隔する方向へ移動可能に設けられかつマグネット(永久磁石)を有したフロータ本体と、前記フロータケースに設けられかつ前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する位置調整機構と
を備えるマグネットフロータに用いられる
磁力調整方法であって、基準面と、前記基準面に垂直な方向に対して傾斜した傾斜面とを有したテンプレートを用い、前記テンプレートの前記基準面を前記フロータカバーの前記突当て部に当接又は磁着させた状態で、最上部の板材が前記テンプレートの前記傾斜面に沿うように、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整することにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
するマグネットフロータの磁力調整方法である。
【0019】
本発明の第
4の態様によると、前述のように、前記テンプレートの前記基準面を記フロータカバーの前記突当て部に当接又は磁着させた状態で、最上部の板材が前記テンプレートの前記傾斜面に沿うように、前記位置調整機構によって前記フロータ本体を前記接近
又は離
隔する方向に位置調整する。そのため、予め、前記テンプレートの前記傾斜面の傾斜角を適正な角度範囲内に設定しておくことにより、板材の板厚及び/又は長さに応じて前記マグネットフロータの磁力
を調整
し、最上部の板材の水平方向に対する浮上角を適正な角度範囲内に安定的に保つことができる。