(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プログラム命令は更に、前記消毒装置が動作することになる空間の特徴に関するデータを受信するために、前記プロセッサが実行可能である、請求項1に記載の消毒装置。
前記殺菌性パルス光源を取り囲むハウジングであって、前記ハウジングの側壁は紫外光に対して透過性であり、前記殺菌性パルス光源及び前記ハウジングは、前記殺菌性パルス光源から放出され、前記ハウジングを通して伝送された紫外光が、前記消毒装置の外側へと投射されるように、前記消毒装置内に配設される、ハウジングを更に備える、請求項1から11のいずれか1項に記載の消毒装置。
前記消毒装置は、前記殺菌性パルス光源から放出された光が前記消毒装置を、前記消毒装置から少なくとも1メートルの位置において取り囲むよう、前記殺菌性パルス光源の細長部分の周囲360°の不透明構成部品を有しない、請求項1から15のいずれか1項に記載の消毒装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は様々な改変及び代替形態を許容するものであるが、特定の実施形態を例として図示し、ここで詳細に説明する。しかしながら、図面及び図面に対する詳細な説明は、本命最初に開示した特定の形態に本発明を限定することを意図したものではなく、反対に、添付の請求項によって定義される本発明の精神及び範囲内にあるあらゆる改変、均等物及び代替形態を包含することを意図していることを理解されたい。
【0014】
およそ3Hz超の周波数において殺菌性光源から光のパルスを生成する、表面を消毒するための方法及び装置が提供される。特に、従来の消毒装置から生成される光のパルスより大幅に低い電力束を有する、およそ20Hz超の周波数の紫外光のパルスを生成する、方法及び装置が提供される。このような方法及び装置について、
図1〜7を参照して以下により詳細に説明する。更に、およそ3Hz〜およそ60Hzの周波数において、1つのランプから、紫外光及び可視光を含む光のパルスを生成し、更に別個のランプから可視光を放出して、上記2つのランプが放出する可視光が、50Hz超の周波数のパルスを有する可視光の連続的なストリーム又は可視光の集合的なストリームを生成することを保証する、方法及び装置が提供される。このような方法及び装置について、
図8、9を参照して以下により詳細に説明する。以下により詳細に説明するように、本明細書に記載の装置及び構成部品は、図面に描写したものに限定されない。装置及び構成部品のいくつかの他の構成も考えられる。更に、、図面は必ずしも正確な縮尺で描かれていないことに留意されたい。
【0015】
本明細書に記載の各方法及び各装置は、殺菌性光源の使用を含む。本明細書において使用される場合、用語「殺菌性光源(germicidal light source)」は、殺菌性光、即ち微生物、特に疾患媒介性及び/又は疾患生成性微生物(病原菌として知られる)を不活性化又は殺滅できる光を生成及び放出するよう設計された光源を指す。本明細書において使用される場合、用語「殺滅する(kill)」は、有機体の死を引き起こすことを意味する。本明細書において使用される場合、用語「不活性化する(deactivate)」は、有機体を殺滅せずに繁殖不可能な状態とすることを意味する。本明細書に記載の方法及び装置に関して考えられる殺菌性光源は、いずれのタイプの殺菌性光を生成するよう構成してよい。殺菌性であることが知られている光の範囲は、およそ200nm〜およそ320nmの紫外光、およそ400nm〜およそ470nmの可視青紫光(高強度狭スペクトル(high‐intensity narrow‐spectrum:HINS)光としても知られる)を含む。紫外光及び/又はHINS光を生成するよう構成できる殺菌性光源の例としては、放電ランプ、発光ダイオード(LED)ソリッドステートデバイス、エキシマレーザが挙げられる。HINSランプは一般にLEDで構成される。場合によっては、本明細書に記載の方法及び装置のために考えられる殺菌性光源は、2つ以上の波長の光を生成するという点で、多色性であってよい。更なるいくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法及び装置のために考えられる殺菌性光源は、限定するものではないが可視光等の非殺菌性の光を生成してよいが、このような能力は、光源が殺菌性であるという言及を妨げるものではない。
【0016】
いずれの場合においても、本明細書に記載の装置のために考えられる殺菌性光源は、上記装置の設計仕様に応じていずれのサイズ及び形状のものであってよい。およそ50cm
2〜およそ250cm
2の外側表面を有するランプは、室/領域消毒プロセスを対象としているため、本明細書に記載の方法及び装置に特に適切であり得るが、より小さい又はより大きい外側表面を有するランプを使用してもよい。
【0017】
上述のように、本明細書に記載の方法及び装置は、およそ3Hz超の周波数において、殺菌性光源から光の反復性パルスを生成する。従って本明細書に記載の方法及び装置は、殺菌性光源から光のパルスを生成するための構成を含む。例えば本明細書に記載の方法及び装置は、パルス殺菌性光源と、上記パルス殺菌性光源に対して設定されたパルス幅のために貯蔵された量の電気エネルギをトリガするために適用可能な回路構成とを利用してよい。このような構成部品の構成を有する装置の例について、
図1を参照して以下により詳細に説明する。本明細書において使用される場合、用語「パルス殺菌性光源(pulsed germicidal light source)」は、殺菌性光の反復性パルスを生成及び放出するようにのみ設計されたランプを指す(即ち上記ランプは殺菌性光源の連続的なストリームを生成及び放出できない)。このようなランプは、連続的な電流が印加された場合に殺菌性光の連続的なストリームを生成及び放出するよう構成された「連続殺菌性光源(continuous germicidal light source)」とは異なる。場合によっては、本明細書に記載の方法及び装置は、連続殺菌性光源と、上記連続殺菌性光源が殺菌性光の反復性パルスを生成及び放出できるように、設定された周波数において上記連続殺菌性光源をオン及びオフするために適用可能な回路構成とを利用してよい。このような構成部品の構成を有する装置の例について、
図3を参照して以下により詳細に説明する。本明細書に記載の方法及び装置に関する両方のタイプの光源を包括するために、本明細書に記載の方法及び装置は、殺菌性光の反復性パルスを生成する方法、装置、デバイス又はシステムと呼ばれる場合もある。
【0018】
上述のように、紫外光及び/又はHINS光を生成するよう構成できる殺菌性光源の例としては、放電ランプが挙げられる。本明細書において使用される放電ランプは、ガス中の電極の間での内部放電を利用して光を生成するランプを指す。この用語はガス放電ランプも内包し、これはイオン性ガスを通して放電を送ることによって光を生成する(即ちプラズマ)。この用語はまた表面放電ランプも内包し、これはガスの存在下で誘電性基材の表面に沿って放電を送り、基材の表面に沿ってプラズマを生成することによって光を生成する。従って、本明細書に記載の殺菌性光源に関して考えられる放電ランプは、ガス放電ランプ及び表面放電ランプを含む。放電ランプは更に、使用する1つ又は複数のガスのタイプ、及びランプを動作させる圧力によって特徴付けることができる。本明細書に記載の方法及び装置に関して考えられる放電ランプは、低圧、中圧及び高強度の放電ランプを含んでよい。更に、使用する1つ又は複数のガスは、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素、酸素、水素、水蒸気、二酸化炭素、水銀蒸気、ナトリウム蒸気及びこれらのいずれの組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態では、様々な添加物及び/又は他の物質が上記1つ又は複数のガスに含まれていてよい。いずれの場合におても、本明細書に記載の殺菌性光源に関して考えられる放電ランプは、連続した光を生成するもの及び光の反復性パルスを生成するものを含んでよく、後者を閃光電球又は閃光ランプと呼ぶ場合がある。
【0019】
連続した光を生成するために通常使用するガス放電ランプは水銀蒸気ランプであり、本明細書に記載の殺菌性光源のうちのいくつかに関してこれを想定できる。水銀蒸気ランプはピーク強度253.7mmの光を放出し、この光は殺菌消毒に特に応用できると考えられ、従って紫外線殺菌放射(UVGI)において一般的に挙げられる。本明細書に記載の消毒装置に関して考えられる通常使用される閃光ランプは、キセノン閃光電球である。キセノン閃光電球は、(可視光を含む)紫外線から赤外線までの広範なスペクトルの光を生成し、従って殺菌性のものとして公知であるスペクトル(即ちおよそ200nm〜およそ320nm)全体にわたる紫外線光を提供する。更にキセノン閃光電球は、最適な殺菌性を有するとして公知である波長範囲(即ちおよそ229nm〜およそ231nm、およそ260〜およそ265nm)において比較的十分な強度を提供できる。更にキセノン閃光電球は極めて多量の熱を生成し、これもまた微生物を不活性化する、及び殺すために更に役立たせることができる。
【0020】
上述のように、本明細書に記載の消毒装置のうちのいくつかに関して、表面放電ランプも想定してよい。キセノン閃光電球と同様、表面放電ランプは殺菌性のものとして公知であるスペクトル(即ちおよそ200nm〜およそ320nm)全体にわたる紫外線光を生成する。しかしながら対照的に、表面放電ランプはキセノンランプと比べて、パルスに対してより高いエネルギレベルで動作し、従ってより優れたUV効率で動作し、またより長い寿命を提供する。水銀蒸気ランプ、キセノン閃光ランプ及び表面放電ランプに関する以上の説明及び比較は、このようなランプを含むように本明細書に記載の消毒装置を限定するものではないことに留意されたい。寧ろ、以上の説明及び比較は、特に装置の目的及び応用に応じて消毒装置のための放電ランプを選択する際に当業者が考慮できる因子を提供するためだけに提供されたものである。
【0021】
図面に戻ると、
図1は、従来の消毒装置から生成された光のパルスに対して大幅に低い電力束を有する、およそ20Hz超の周波数の紫外光のパルスを生成するよう構成された装置の例を示す。特に
図1は、殺菌性パルス光源22に関する機能性を実現するための多数の構成部品を有する基部24を備える装置20を示し、上記機能性の詳細については以下により詳細に説明する。より具体的には、
図1は、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26、トリガ電圧回路構成28、電源回路構成30、パルス幅回路構成32、プログラム命令34、プロセッサ36、任意のバッテリ38を含む、基部24を示す。
図1に更に示されているように、装置20は、リモートユーザインタフェース40、電源コード42、ホイール44、占有センサ46といった、追加の構成部品を含んでよい。上述の構成部品の配置は
図1に示したものに限定されず、これらの構成部品は、これらの構成部品が装置20に付与する機能性を実現するために、いずれの位置に配置してよいことに留意されたい。従って
図1の基部24に示されている構成部品は、必ずしも基部24内に配置する必要はない。更に電源コード42、ホイール44、占有センサ46は、装置20の他の位置に配置してよい。いずれの場合においても、装置20は、(リモートユーザインタフェース40に加えて、若しくはこれに代えて)上記装置上のユーザインタフェース、上記装置の携帯性を支援するためのハンドル、(電源コード42に加えて、若しくはこれに代えて)電源ソケット入口、並びに/又は追加の占有センサ及び光センサといった追加のセンサ等を含むがこれらに限定されない、
図1には示されていない追加の又は代替的な構成部品を含んでよい。
【0022】
装置20の電気構成部品は一般に、装置20内での位置にかかわらず、上記装置の動作を実現するために、有線及び/又は無線接続を介して互いに電気通信する。例えば電源回路構成30は、殺菌性パルス光源22からの光のパルスを生成するために、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26、トリガ電圧回路構成28、パルス幅回路構成32に電気的に接続され、また電源回路構成30は更に、上記装置の動作の開始及び終了を実現するために、プロセッサ36、リモートユーザインタフェース40(及び/又は上記装置上のユーザインタフェース)、占有センサ46に電気的に接続される。更にプロセッサ36は、上記プロセッサがプログラム命令34を実行できるよう、上記プログラム命令に電気的に接続され、更にプロセッサ36は、プログラム命令34に従って殺菌性パルス光源22の動作を実現するために、リモートユーザインタフェース40(及び/若しくは上記装置上のユーザインタフェース)並びに/又は装置20のいずれのセンサに電気的に接続される。装置20の動作を実現するために、装置20の上述の構成部品及び他の構成部品の間の他の電気的接続が装置20に含まれていてよい。
【0023】
上述のように、装置20は、従来の消毒装置から生成される光のパルスより大幅に低い電力束を有する、およそ20Hz超の周波数における、パルス殺菌性光源22からのパルス光の生成を実現するために、基部24に多数の構成部品を含む。特に基部24は、パルス殺菌性光源22を起動して光の反復性パルスを生成するために、設定された周波数において十分な電圧を印加するよう構成された、トリガ電圧回路構成28を含む。更に基部24は、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26及びパルス幅回路構成32を含み、これらはそれぞれ、設定された時間量において設定された量の貯蔵されたエネルギをパルス殺菌性光源22へと放出するよう構成される。トリガ電圧回路構成28、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26、パルス幅回路構成32を構成する構成部品、及びこれらの特徴部分によって引き起こされる動作は一般に、殺菌性光源の設計に左右されることになる。例えばフラッシュランプは、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素として1つ又は複数のキャパシタを含み、またそのパルス幅回路構成32として1つ又は複数のインダクタを含む。更に、フラッシュランプのトリガ電圧は、上記フラッシュランプ内のガスをイオン化して、上記1つ又は複数のキャパシタに、蓄積したエネルギを、上記1つ又は複数のインダクタによって管理された期間にわたって、上記ガスに向かって放出させる役割を果たす。いずれの場合においても、トリガ電圧回路構成28及びパルス幅回路構成32に印加される電圧レベル、並びに電荷を蓄積するために1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26に印加される電圧レベルは、一般に、設計仕様(例えば、パルス光源設計の分野の当業者には公知のパラメータの中でもとりわけ、所望のパルス周波数、パルス幅、パルス強度、パルス殺菌性光源22の外側表面積)に左右され得る。
図6を参照して、
図6に示されている所望の電力束に関する例示的な範囲について説明する。
【0024】
上述のように、装置20は、およそ20Hz超の周波数の紫外光のパルスを生成するよう構成される。このような機能性は、トリガ電圧回路構成28によって管理される。特にトリガ電圧回路構成28は、20Hz超の周波数のトリガ電圧を殺菌性パルス光源22に印加するよう構成してよく、いくつかの用途では40Hz超、50Hz超又は55Hz超もの周波数が特に好適である場合がある。他の実施形態では、トリガ電圧回路構成28は、60Hz超、特におよそ60Hz〜およそ100Hzの周波数のトリガ電圧を殺菌性パルス光源22に印加するよう構成してよい。特に、トリガ電圧回路構成28に関して、焼付きの誘発に対する安全閾値(一般に約60Hzとなると考えられている)を超える周波数において、トリガ電圧を殺菌性パルス光源22に印加することが有利であり得る。また更なる実施形態では、トリガ電圧回路構成28に関して、安全面の理由から(例えば建物の商用交流電源から引き出される電圧の変動性に鑑みて)、例えば65Hz以上の周波数等の、焼付き誘発閾値をわずかに超える周波数において、トリガ電圧を殺菌性パルス光源22に印加することが有利であり得る。
【0025】
場合によっては、トリガ電圧回路構成28に関して、光がヒトの眼には連続しているように見えるような周波数において、トリガ電圧を殺菌性パルス光源22に印加することが有利であり得る。例えば、60Hz以上の周波数のパルスを有する光(そのパルス幅はおよそ25マイクロ秒となる)は、ヒトの眼には連続しているように見える。ヒトの眼に連続した光のように見える最小周波数レベルは、パルスの幅によって変化し、具体的には上記最小周波数レベルはパルス幅が減少すると増大し、その逆も成り立つと考えられている。従って、ヒトの眼に連続した光のように見せるためにトリガ電圧を設定するための周波数レベルは、用途によって、殺菌性パルス光源の設計仕様、特にパルス幅に応じて変化し得る。また更なる実施形態では、放電ランプに過度の動作ストレスを引き起こすことなく、所定の期間内の殺菌性パルス光源からのUVC線量を最大化するために、60Hz〜90Hzの周波数範囲が有益であり得る。なお、本明細書において提供される着想の発展のために、67Hzのトリガ電圧を繰り返し試験したものの、本明細書で開示される着想の範囲はこの周波数に限定されないものとする。100Hzを超えるものを含む、20Hz超の他の例示的な周波数の範囲も考えられる。
【0026】
上述のように、装置20は、電源回路構成に接続された任意のバッテリ38を含んでよく、これは、上記装置の1つ又は複数の構成部品に電力を供給するために使用できる。しかしながら、上記構成部品の電力要件が大きい場合、一般には、上記装置が配設された建物の商用交流電源から、上記装置が備える、又は上記装置の電源ソケット入口に接続された電力コードを介して、殺菌性パルス光源22、エネルギ貯蔵要素26、トリガ電圧回路構成28、パルス幅回路構成32に給電することが有利であることに留意されたい。このような場合、上記電源回路構成は、電源コード及び/又は電源ソケット入口を介して受承した交流電流を増大させるためのステップアップトランス、並びに更に、上記ステップアップトランスから受承した交流電流を、殺菌性パルス光源を動作させるための直流電流に変換するための整流器を含んでよい。しかしながら、いくつかの装置の連続的殺菌性光源は、はるかに低い電力要件を有するため、バッテリで給電できると考えられる。このような場合、装置を、建物の商用交流電源に接続するための電源コード及び/又は電源ソケット入口を有しないものとすることができる。
【0027】
場合によっては、パルス殺菌性光源は相当な熱を生成することがあり、従って動作中に冷却する必要があり得る。冷却システムのタイプとしては、対流冷却、強制空気/ガス冷却又は液体冷却が挙げられ、その選択は一般に、装置の設計特徴、特に装置が生成するよう構成された電力束に左右され得る。
図1のパルス殺菌性光源22に関する例として、強制空気システムの例を
図2に示す。特に
図2は、空気流入口52と空気流出口54との間の周辺障壁50内に配置されたパルス殺菌性光源22を示し、空気流入口52は、その近傍に配置された空気移動デバイス56を有し、これは作動するとパルス殺菌性光源22の周りにプレナム58を形成する。周辺障壁50は、パルス殺菌性光源22が生成した殺菌性光を装置20の外側へと伝送できるよう、殺菌性光に対して透過性の材料で作製される。
【0028】
いくつかの実施形態では、周辺障壁50は、パルス殺菌性光源22が生成した可視光の一部若しくは全てを減衰させる材料を含んでよく、又は周辺障壁50を取り囲む、上記材料の追加の周辺障壁を含んでよい。いずれの場合においても、このような材料を含むことは、パルス殺菌性光源22が生成する可視光の強度が極めて高い場合、特に上記可視光が曝露時に視覚的不快感又は障害を引き起こす場合に、有益となり得る。しかしながら他の場合には、パルス殺菌性光源22が生成する可視光の強度が比較的低い場合、パルス殺菌性光源22の周りの、可視光を減衰させる障壁を省略することが有利となり得る。特に可視光フィルタは、殺菌の範囲等、他の範囲の光の強度を低下させ得るため、装置20から放出される殺菌性光の電力束を低下させ得る。
【0029】
いずれの場合においても、空気移動デバイス56は、空気流入口52を通してプレナム58内へと空気を引き込み、空気流出口54を通して排出させる。代替実施形態では、空気移動デバイス56は、空気流出口54の近傍に配設してよい。いずれの場合においても、空気移動デバイス56は、ファン又はタービンを含むがこれらに限定されない、空気を流動させるよう構成されたいずれのデバイスであってよい。本明細書に記載の装置内でタービンを使用する場合、このタービンは、本明細書に記載の構成部品のいずれ又は上記装置のバッテリを含む、上記装置の1つ又は複数の構成部品に、電力を供給するために使用してよい。いずれの場合においても、空気流入口52は、流入する空気流から粒子状物質を除去するためのフィルタを含んでよい。
【0030】
場合によっては、空気流出口54は、カーボンフィルタ又はオゾンを二原子酸素に変換するフリーラジカル触媒を生成するデバイス等のオゾン削減デバイス60を含んでよい。特にオゾンは、場合によっては、特にランプがおよそ240nm未満の波長の紫外光を生成する場合、パルス殺菌性光源22の使用からの副産物として生成されることがある。というのは、このようなUV光のスペクトルが酸素分子の酸素原子を分離させてオゾン生成プロセスを開始させるためである。オゾンは、健康及び空気の品質に有害であることが公知であり、従ってデバイスによるオゾンの放出は規制されている。また、オゾンは有効な殺菌剤及び消臭剤であることも公知であり、従ってパルス殺菌性光源22が生成するオゾンの量が、オゾンに関するその地方/地域の曝露限界より低い場合、オゾン削減デバイス60を空気流出口56から排除することが有益となり得る。更に他の場合、空気流出口56は、オゾン削減デバイスを有する部分と、オゾン削減デバイスを有しない部分と、装置20が採用している消毒プロセスの動作パラメータ及び/又はモードに応じて、上記異なる複数の部分それぞれを通して空気をルーティングするための空気流レギュレータとを有してよい。このような特徴部分を有する空気流出口の例は、2015年7月2日出願の米国特許出願第14/790827号に更に詳細に説明されており、上記特許出願は、参照により、その全体が本出願中に記載されているかのように本出願に援用される。
【0031】
装置20がオゾン削減デバイスを含むかどうかにかかわらず、装置20は場合によっては、パルス殺菌性光源22から放出された光を下向きに再配向するためのリフレクタを、パルス殺菌性光源22より高い位置に含んでよい。特に本明細書に記載の方法及び装置は、室/領域消毒に特化されていてよく、従って、装置20が配設された室の床からおよそ2フィート〜およそ4フィートに位置する、パルス殺菌性光源22から装置20の外側の領域へと光を再配向するためのリフレクタを含むことが有利となり得る。一般に、室の床からおよそ2フィート〜およそ4フィートである領域は、使用頻度の高い対象物をこのような領域に一般に配置するため、室の「高接触」領域と考えられる。室の高接触領域に典型的に見られる対象物の例としては、デスクトップコンピュータ、キーボード、電話、椅子、ドア及びキャビネットのハンドル、電灯スイッチ並びにシンクが挙げられるがこれらに限定されない。更に又は代替として、病室の高接触領域にある対象物の例としては、ベッド、ベッドサイドテーブル、トレーテーブル、及び点滴スタンドが挙げられる。このような領域を高接触領域と考えることにより、このような領域は一般に、菌と接触する蓋然性が最も高い領域と考えられ、いくつかの研究により、高接触領域は最も高い密度の菌を有する領域となり得ることが示されている。
【0032】
図2は、光源からの光を下向きに、装置20が配設された室の床からおよそ2フィート〜およそ4フィートである領域へと再配向するために、パルス殺菌性光源22より高い位置に配置された、装置20用のリフレクタの例、具体的には空気流出口54の周りの環状リフレクタ62を示す。リフレクタの他の構成(例えばサイズ、形状、角度、パルス殺菌性光源22からの距離)を使用してよく、及び/又は特に装置20から1〜3メートル離れた室内の関心対象領域への光の分配を支援するために、リフレクタを装置20内の他の位置に配設してよい。このような機能を有するリフレクタを有する領域/室消毒装置の例は、2012年12月6日出願の米国特許出願第13/706926号、2012年12月7日出願の米国特許出願第13/708208号、2014年10月8日出願の国際公開特許出願PCT/US2014/059698に開示されており、これらの特許出願は、参照により、その全体が本出願中に記載されているかのように本出願に援用される。
【0033】
室/領域消毒を具体的に実現するための、本明細書に記載のこの装置を特徴づける別の構成は、殺菌性光源から生成された殺菌光が装置の外側へと投射されるように装置内に配設された、殺菌性光源である。場合によっては、殺菌性光源は、光源の一端を支持する支持構造体の水平面に対して略垂直に、縦向きに配設してよい。更に、又はあるいは、上記装置は、
図1、2のパルス殺菌性光源22に関して示されているように、殺菌性光源から放出された光が装置を取り囲むよう、殺菌性光源の細長部分の周囲360°の不透明構成部品を有しなくてよい。更に、本明細書に記載の装置のうちのいくつかは、室又は領域内での光の分散を支援するために、装置内でその殺菌性光源を(例えば光源を支持する支持構造体に対して)移動させるための、アクチュエータを含んでよい。これに関して、本明細書に記載の方法は、殺菌性光源が光を放出している間に、及び/又は光のパルスとパルスとの間にある間に、装置内で殺菌性光源を自動的に移動させるステップを含んでよい。室/領域消毒を具体的に実現するための、本明細書に記載の装置を特徴づける別の特徴は、モーションセンサ、熱センサ又は光認識センサといった占有センサを有することである。このような場合、本明細書に記載の方法は、装置が配設された領域/室内の占有の指標となる検出が行われるとすぐに、殺菌性光源からの光のパルスの生成を阻害及び/又は終了するステップを含んでよい。
【0034】
室/領域消毒を具体的に実現するために、本明細書に記載の装置が含むことができる更に他の特徴は、ホイール及び/又はハンドルといった、装置の携帯性を実現する特徴である。特に、領域/室消毒デバイスに関して、これらを建物の複数の室へと移動させることができるよう、容易に形態可能であることが好ましい場合が多い。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の装置は、上記消毒装置が動作することになる閉鎖空間の特徴に関するデータを受信するための、プロセッサが実行可能なプログラム命令を含んでよい。一般に、本明細書で使用する句「閉鎖空間の特徴(characteristics of an enclosed space)」は、閉鎖空間の物理的特質及び非物理的特質を表す。閉鎖空間の非物理的特質は、閉鎖空間を参照するために使用される識別子(例えば室番号及び/又は室名)並びに閉鎖空間に関する占有情報(例えば上記空間を占有していた患者の感染情報又は患者が上記空間を占有するスケジュール)を含むが、必ずしもこれらに限定されない。閉鎖空間の物理的特質は、閉鎖空間のサイズ及び/若しくは寸法、並びに/又は閉鎖空間内の表面、対象物及び/若しくは物品の数、サイズ、距離、位置、反射率及び/若しくは識別を含むが、必ずしもこれらに限定されない。場合によっては、閉鎖空間の物理的特質は、閉鎖空間内の1つ又は複数の病理学的有機体の識別であってよく、及び更には、閉鎖空間内、特に閉鎖空間の特定の領域内又は室の特定の表面上の1つ又は複数のこのような有機体の数又は密度である場合もある。
【0035】
いずれの場合においても、上記消毒装置が動作することになる閉鎖空間の特徴に関する受信されたデータは、装置の1つ又は複数の動作パラメータの記録若しくは報告目的、又は設定を含むがこれらに限定されない多数の様式で利用できる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の装置は、上記装置を自動的に移動させるための手段を含んでよい。このような場合のいくつかにおいては、上記装置は所定のルートに沿って上記装置を移動させるためのプログラム命令を含んでよい。更に、又はあるいは、上記装置は、領域/室をマッピング又はモデリングするためのセンサを含む上記装置の1つ又は複数のセンサによって分析された室の特徴に従って、上記装置を移動させるための、プログラム命令を含んでよい。上述のプログラム命令のうちのいくつかを有する領域/室消毒装置の例は、2012年12月6日出願の米国特許出願第13/706926号に開示されており、上記特許出願は、参照により、その全体が本出願中に記載されているかのように本出願に援用される。
【0036】
室/領域消毒に関する装置の促進を支援できる他の構成も考えられる。より具体的には、本明細書に記載の装置は、領域及び室、並びに物体全体を殺菌性光に曝露するよう(上述の構成によって又は他の構成によって)構成してよく、従って具体的には、消毒装置が配設された室の環境に対して光を幅広く分配するよう構成してよい。更に本明細書に記載の装置は、殺菌用フラッシュランプから1メートル、又は更に2若しくは3メートル超の、室又は領域内の表面に対して、殺菌性光を分配するよう構成してよい。上記装置は、このような目的を達成するためのいずれの形状、サイズ又は構成のものであってよい。領域/室消毒装置の例は、2012年12月6日出願の米国特許出願第13/706926号、2012年12月7日出願の米国特許出願第13/708208号、2014年10月8日出願の国際公開特許出願PCT/US2014/059698に開示されており、これらの特許出願は、参照により、その全体が本出願中に記載されているかのように本出願に援用される。しかしながら、領域/室消毒装置の他の構成を、本明細書に記載の装置のために採用してよい。
【0037】
本明細書において使用される場合、用語「室/領域消毒(room/area disinfection)」は、当該領域内の疾患媒介性微生物を不活性化する、破壊する、又は上記微生物の成長を防止するための、ヒトが占有するのに好適な空間の洗浄を指す。本明細書において使用される場合、句「ヒトが占有するのに好適な空間(a space which is suitable for human occupancy)」は、平均的なサイズの成人が、少なくとも食事、睡眠、仕事、休憩、アクティビティへの参加、又はタスクの完了のための期間にわたって快適に占有できる空間を指す。場合によっては、ヒトが占有するのに好適な空間は、境界が画定されていてよく、室に出入りするためのドアを含んでよい。他の場合においては、ヒトが占有するのに好適な空間は、不明確な境界を有する領域であってよい。ヒトが占有するのに好適な空間の例としては、1人用患者室、複数人占有用患者室、トイレ、ウォークインクローゼット、玄関、寝室、オフィス、手術室、患者診察室、待合及び/又は休憩エリア、並びにナースステーションが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書において使用される場合、用語「閉鎖空間(enclosed space)」は、障壁によって画定された境界を有する領域を指し、上記障壁は、上記領域の外側への殺菌性光の伝送の大半又は全てを遮蔽する。
【0038】
本明細書に記載の装置を使用して領域/室消毒プロセスを実施できる、ヒトが占有するのに好適な閉鎖空間を、
図4、5に示す。特に
図4は、ドア82が閉鎖され、消毒装置84が中に配置された、手術室又は患者室82を示す。このような場合、室80の壁及び窓(該当する場合)並びにドア82は、室80の境界を画定してヒトが占有するのに好適な閉鎖空間を形成する障壁として機能する。ドア82は閉じられているため、上記空間は閉鎖されていると考えられるが、殺菌性光は、上記ドアが密閉されていない場合、上記ドアの外周において伝送できる。このような場合、殺菌性光伝送の大半は、室80の外側へ伝送されないよう遮蔽され、従って室80は閉鎖空間であると考えられる。
【0039】
一方
図5は、ドア88が開放されているものの、キュービクルカーテン等の室分割器92で仕切られた分割領域90を含む、複数人占有用の室86を示す。図示されているように、分割領域90は、複数の消毒装置94のうちの1つを含む。このような場合、分割領域90内の室86の壁及び窓(該当する場合)、並びに室分割器92は、ヒトが占有するのに好適な閉鎖空間を形成するために分割領域90の境界を画定する障壁として機能する。室分割器92は、室86の壁、天井及び/又は床まで完全に延伸しなくてよく、従って殺菌性光は室分割器92の周りにおいて伝送できることが分かる。このような場合、殺菌性光の伝送の大半は、分割領域90の外側へ伝送されないよう遮蔽され、従って分割領域90は閉鎖空間であると考えられる。一般に、
図4、5に示す消毒装置84、94は、本明細書に開示されている装置のいずれを含んでよい。消毒装置84、94の数、サイズ、配置、携帯性は、閉鎖空間としての室及び閉鎖空間としての室の分割セクションを示す
図4、5の各実施形態に限定されないことに留意されたい。特に、本明細書に開示されている装置のいずれを、ヒトが占有するのに好適ないずれの閉鎖空間において採用してよい。
【0040】
上述のように、
図1の装置20は、従来の消毒装置から生成された光のパルスに対して大幅に低い電力束を有する、およそ20Hz超の周波数の紫外光のパルスを生成するために使用できる装置の例である。このような機能性のために、装置の複数の他の構成も考えることができ、そのうちの1つが
図3に示されている。特に
図3は、フレーム74内に配設された複数の殺菌性光源72を含む装置70を示す。場合によっては、装置70の背面は、装置70の背面からの殺菌性光の放出を防止するために、フレーム74の面積寸法全体にわたる背面パネルを含んでよい。他の実施形態では、装置70の背面は開放されていてよく、これにより装置の両側に光を放出できる。いずれの場合においても、装置70は、領域/室消毒に使用することが考えられる。いくつかの実施形態では、装置70は壁又は天井に設置可能であってよい。あるいは装置70はスタンドアロンデバイスであってよい。
【0041】
いずれの場合においても、フレーム74の寸法及び形状は、
図3に示されているものと異なっていてよい。より具体的には、フレーム74は、長方形のもの、及び/又は
図3に示す比較的薄い側壁を有するものに限定されない。更に装置70の配向は、その縦方向寸法が水平となる配向に限定されない。更に装置70は、
図3に示すように配向された複数の円筒形殺菌性光源を有するものに限定されない。寧ろ装置70は、いずれの数、サイズ、形状、配向の殺菌性光源を含んでよい。更に殺菌性光源72は、同一のタイプの殺菌性光源又は異なるタイプの殺菌性光源を含んでよい。場合によっては、装置70は、殺菌性光源72のうちの1つ又は複数を移動させてフレーム74の外へと延在させることにより、これらの殺菌性光源72から生成された1つ又は複数の殺菌性光の、装置の環境への分散を増強するよう構成してよい。このようなオプションを提供するための例示的構成は、フレーム74の外へと延在する、殺菌性光源72と整列した引き込み可能なトラックを含んでよく、上記トラックに沿って殺菌性光源を手動で、又はアクチュエータによって移動させることができる。
【0042】
いずれの場合においても、装置70は、
図1の装置20を参照して説明された特徴部分のいずれを含んでよい。特に装置70は、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26、トリガ電圧回路構成28、電源回路構成30、パルス幅回路構成32、プログラム命令34、プロセッサ36、任意のバッテリ38、リモートユーザインタフェース40、電源コード42、ホイール44、占有センサ46、(リモートユーザインタフェース40に加えて、若しくはこれに代えて)上記装置上のユーザインタフェース、上記装置の携帯性を支援するためのハンドル、(電源コード42に加えて、若しくはこれに代えて)電源ソケット入口、並びに/又は追加の占有センサ及び光センサといった追加のセンサのうちの1つ又は複数を含んでよい。
図3の図を単純化するために、このような特徴部分は装置70内には示されていない。更に、簡潔さのために、このような特徴部分は、装置70を参照して説明されない。
【0043】
更に装置70は、
図1の装置20を参照して説明された冷却システム特徴部分、及び
図2を参照して説明された強制空気冷却システムの具体的実施形態のいずれを含んでよい。例えば図示されていないが、装置70は、いずれの数の空気移動デバイス、空気流入口、空気流出口を含んでよい。更に装置70の前面、及び場合により背面は、フレーム74内のパネルを含んでよく、上記パネルは紫外光に対して透過性であり、また必要に応じて可視光に対して非透過性である。一般に、1つ又は複数の空気移動デバイス、1つ又は複数の空気流入口、1つ又は複数の空気流出口は、フレーム74のいずれの側に配設してよい。更に、又はあるいは、1つ又は複数の空気移動デバイスはフレーム74に対して内側に配設してよく、特にフレーム内の1つ若しくは複数の空気流入口又は1つ若しくは複数の空気流出口と、必ずしも整列しなくてもよい。いずれの場合においても、1つ又は複数の空気移動デバイスは、フレーム74を通して導入される空気流の上流又は下流に配設してよい。場合によっては、装置70は、殺菌性光源72のうちの少なくとも1つの一端に配置された空気移動デバイスを含んでよく(また場合によっては、各殺菌性光源72の端部に配置された空気移動デバイスを含んでよく)、これにより、
図2を参照して殺菌性光源22に関して説明したように、殺菌性光源の縦方向寸法と略平行に流れる空気流を誘発する。他の場合においては、装置70は、殺菌性光源22を横切る空気流を誘発するよう配設された空気移動デバイスを有してよい。
【0044】
しかしながら上述のように、本明細書に記載の装置は、複数の異なる構成を含んでよく、従って装置70は場合によっては、
図1の装置20とは異なる特徴部分を含んでよい。例えば殺菌性光源72はパルス殺菌性光源ではなく、連続性殺菌性光源であってよく、従って装置70は、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26、トリガ電圧回路構成28、パルス幅回路構成32を含まなくてよい。その代わりに装置70は、上記連続性殺菌性光源が殺菌性光の反復性パルスを生成及び放出できるように、上記連続性殺菌性光源を設定された周波数(例えば>20Hz)においてオン/オフするための回路構成を含んでよい。
【0045】
上述のように、
図1、3は、従来の消毒装置から生成された光のパルスに対して大幅に低い電力束を有する、およそ20Hz超の周波数の紫外光のパルスを生成するよう構成された装置の例を示す。本明細書において使用される場合、用語「電力束(power flux)」は、所与の表面における、単位面積あたりの放射エネルギの伝送速度を指す。電力束の同義語としては、「放射照度(irradiance)」、「電力密度(power density)」、「放射強度(radiation intensity)」が挙げられ、従ってこれらの用語は本明細書において相互交換可能なものとして使用され得る。本明細書において使用される場合、用語「エネルギ束(energy flux)」は、所与の表面における、単位面積あたりの放射エネルギの量を指す。エネルギ束の同義語は「放射エネルギ(radiant energy)」であり、従ってこれらの用語は本明細書において相互交換可能なものとして使用され得る。
【0046】
上述のように、多くの研究は、微生物の不活性化のための殺菌効力は主に、適用される紫外電磁放射サブタイプC(UVC)光の線量、又は波長200及び230ナノメートルのエネルギの線量に左右されることを示唆している。これに鑑みて、殺菌効力のためのエネルギ要件を分析することを目的とした研究は一般に、紫外光の電力束又はエネルギ束、及び場合によってはUVCの電力束又はエネルギ束に焦点を当てる。特にいくつかの研究は、十分な殺菌効力を達成するために、紫外放射の最小の電力束が必要とされることを教示している。他の研究は、電力束に加えて、紫外放射のピーク、平均及び二乗平均平方根電力の特定の比率、並びに/又はランプに放出されるエネルギ、ランプの表面積及びパルス幅を関連付けるよう考案された関係といった、追加のパラメータを満たす必要があることを教示している。更に他の研究は、電力束に加えて、最小パルス周波数又はパルス周波数の必要な範囲を特定すること等、パルス周波数の要件に関連している。
【0047】
例えばKamrukovらによる米国特許第6264802号は、液体、空気及び表面に対して、少なくとも100KW/m
2の放射強度、1〜1000マイクロ秒のパルス幅のUV放射を適用することを教示しており、更に、ランプに放出されるエネルギ、ランプの表面積及びパルス幅が、特定の関係に従うことを教示している。この特許は、どのパルス周波数を採用するかについては言及していない。Wekhofによる米国特許第5144146号は、廃水中においてUVの平均電力密度を少なくとも100W/m
2の値に維持する必要があり、その一方でUV源は5〜100Hzの周波数のパルスを発生させるという、廃水の浄化のための異なる複数の電力要件を教示している。UVの平均電力密度を少なくとも100W/m
2の値に維持するという教示は、UV放射がランプから送達された瞬間ではなく、ランプの動作サイクル全体を参照したものであり、この特許において開示されている他の電力要件パラメータとは異なることに留意されたい。特にWekhofによる米国特許第5144146号は、UV源が送達する二乗平均平方根電力と平均電力との比率が10:1〜100:1の範囲内である必要があり、またUV源が送達するピーク電力と平均電力との比率が1000:1〜10000:1の範囲内である必要があることを更に教示している。
【0048】
以下により詳細に説明するように、本明細書に記載の領域/室消毒プロセスは、これらの従来技術の要件のいずれも満たさず、具体的には上記プロセスは、消毒装置から1.0メートル以上の距離において、大幅に低い電力束を用いて実施される。特に、本明細書において提供される着想の発展中、およそ50Hz超の周波数において比較的低い電力束で生成された光、特に消毒装置から少なくとも1.0メートルの表面において、200nm〜320nmの波長範囲の5000W/m
2未満のUV光のパルスを用いて、十分な殺菌効力が得られることが発見された。本明細書において使用される場合、十分な殺菌効力とは、表面上の細菌汚染の2‐log以上の低減を指す。
【0049】
より具体的には、本明細書において提供される着想の発展において、1.0Hz〜100Hzの範囲の5つの異なる周波数の消毒効力を、殺菌性パルス光源から2.0メートル離れた表面において評価し、その結果を
図7に示した。各周波数のために使用したランプは、同一の材料、同一の表面積、同一の充填圧力で構成されたキセノンフラッシュランプであった。周波数の違いによって引き起こされるいずれの変動を評価することを目的として、各周波数に関する消毒プロセスのサイクル時間は同一(即ち5分)とし、ランプは、上記サイクル時間にわたってランプ表面において同等の電力束(即ちUV又はUVCのみではなく、ランプにおいて生成された全ての光)を生成する動作パラメータにおいて動作させた。このような電力束を適応させるために、比較的高い周波数において実施される消毒プロセスに関する、パルス幅、及びランプへと放出するために1つ又は複数のキャパシタに蓄積されたエネルギの量は、一般に、比較的低い周波数において実施される消毒プロセスより小さくなる。このような調整において、比較的高い周波数のプロセスは、比較的低い周波数のプロセスよりも小さいパルスあたりの電力束を用いて実施される。換言すると、所与の表面における単位面積あたりの放射エネルギの伝送速度は、各パルスに関して小さくなる。
【0050】
図7に示すように、消毒効力は、5分消毒プロセスに関して、5つの異なるトリガ電圧周波数において略同様である。試験した上記5つの異なる周波数に関して得られたデータに基づいて、消毒プロセスは、消毒効力に実質的に影響を及ぼすことなく、所与の距離において表面に適用されるUV光の量、パルス幅及び周波数を変化させることによって変調させることができることが分かる。より具体的には、比較的高い強度のUV光を比較的低い線量で適用するプロセスに比べて、UV光を、所与のサイクル時間に関して、所与の距離にある表面において、低い強度及び短いパルス幅で、ただし高い周波数で適用して、略同等の殺菌効力を得ることができることがわかった。この発見を説明するために、複数の理論が考えられる。1つの理論は、標的病原体を、損傷の可能性がある「ショック状態(shocked state)」に維持することを伴う。特に、病原体がより長い間、入射光子によって引き起こされる「ショック状態」となると、細胞を不活性化しやすくなることが理論化されている。この状態を得るために、UV光の必要な最小レベル強度が存在すると考えられており、これは、得られたデータに基づいて、少なくとも100Hzの周波数を用いて達成できた。効率のために、パルス生成の周波数が高くなると、この状態に達するための光子の量が最小化されるが、同時に「ショック状態」イベントの回数が最大化されると推測される。
【0051】
第2の理論は、光修復(即ち以前に不活性化された細胞の修復)を支援する酵素細胞修復メカニズムを制圧することを伴う。特に、比較的高い周波数の適用によって誘発されるより頻繁な光子束は、修復を完了できるより前に細胞修復メカニズムを制圧し得る。更に、これらの理論は相関関係にあり得、具体的には試験された比較的高い周波数の消毒効力は、これら2つの理論の組み合わせを伴い得ると考えられる。更に、これらの理論及び/又は5つの異なる上述の周波数の試験において発見された結果は、無生物物体及び/又は院内病原体に限定され得ることが考えられる。
【0052】
更に、
図7に関して試験された5つの異なるパルス周波数の中で達成された相当な消毒効力は、パルス周波数の増大によって、UVC範囲内の他の波長に対して高い度合いの殺菌効果を潜在的に有する、特定の波長における電力束の増大によるものであり得ると推測される。特に、60〜70Hz消毒プロセスのUVC範囲内の電力束全体は、1.0〜2.0Hz消毒プロセスのUVC範囲内の電力束よりも小さいにもかかわらず、60Hz〜およそ70Hzのパルス光を生成する消毒プロセスが、1.0Hz〜2.0Hzのパルス光を生成する消毒プロセスよりも、およそ230nm、およそ248nm、およそ261nmの波長において、より大きな電力束を生成することが、本明細書において提供される着想の発展中に発見された。およそ230nm、およそ248nm、およそ261nmにおける比較的大きなピークは、1.0〜2.0Hzプロセスに対して、UVC範囲内の比較的低い電力束全体を補償でき、これが相当な消毒効力につながることが理論化された。
【0053】
更に、
図7に関して試験された5つの異なるパルス周波数の中で達成された相当な消毒効力は、パルス周波数の増大による、光の殺菌性範囲内の電力束の比較的大きな変動によるものであり得ると推測される。特に、60Hz〜70Hzのパルス光を生成する消毒プロセスが、1.0Hz〜2.0Hzのパルス光を生成する消毒プロセスよりも、UVC範囲内、具体的には210nm〜320nm、より具体的にはおよそ225nm〜およそ265nmにおける電力束のより大きな変動を生成することが、本明細書において提供される着想の発展中に発見された。電力束の比較的大きな変動は、1.0〜2.0Hzプロセスに対して、UVC範囲内の比較的低い電力束全体を補償でき、これが相当な消毒効力につながることが理論化された。特に、放射のスペクトル内の電力束の比較的大きな変動は、原子線放射に関係しており、これは一般に、光子の結合‐結合エネルギ状態遷移に対応する。対照的に、放射のスペクトル内の電力束の比較的小さな変動は、連続放射に相関しており、これは一般に、光子の遊離‐結合及び遊離‐遊離エネルギ状態遷移に対応する。一般に、結合‐結合エネルギ状態遷移にある光子は、遊離‐結合及び遊離‐遊離エネルギ状態遷移にある光子よりも高い量のエネルギを有する。60〜70Hz消毒プロセスのためのUVC範囲において示される比較的大きな電力束の変動によって誘発される光子の比較的高いエネルギは、1.0〜2.0Hzプロセスに対して、UVC範囲内の比較的低い電力束全体を補償でき、これが、これら2つのプロセス間の相当な消毒効力につながることが理論化されている。
【0054】
60〜70Hz消毒プロセスのためのUVC範囲における電力束の変動の一部は、およそ230nm、およそ248nm、およそ261nmを中心とする大きなピークによるものである。およそ225nm〜およそ265nmの範囲に対するこれらのピークの積分を取り、上記範囲にわたる変動の度合いの近似値を定量化した。特に上記範囲内の電力束のおよそ60%は、60〜70Hzプロセスに関するピークによるものであり、上記範囲内の電力束のおよそ50%は、1.0〜2.0Hzプロセスに関するピークによるものである。なお、60〜70Hzプロセスは紫外スペクトルの他の波長範囲にわたってより大きな電力束変動を示し、これらの変動は、60〜70Hzプロセスに関するUVC範囲内の電力束全体が比較的小さいにもかかわらず、1.0〜2.0Hzプロセスに対する60〜70Hzプロセスの相対的に相当な消毒効力に更に寄与し得ると考えられる。更に、60〜70Hzプロセスは、およそ420nm〜およそ470nmの可視青紫光の電力束の、同一範囲における1.0〜2.0Hzプロセスに関する電力束変動よりも大きな変動を示し、これらの比較的大きい電力束の変動は、1.0〜2.0Hzプロセスに対する60〜70Hzプロセスの相対的に相当な消毒効力に寄与し得ると考えられる。特に、およそ400nm〜およそ470nmの可視青紫光は、殺菌性であることが知られており、このような領域における電力束の変動の高さは、殺菌効力を支援できる。
【0055】
1.0Hz〜100Hzの範囲のパルス周波数において、パルス光源から2.0m離れた位置で相当な消毒効力を得ることができるという発見を前提とすると、室/領域消毒装置は、消毒装置から所望の距離において十分な殺菌効力を実現することが知られている、光の設定された電力束を、ランプにおいて生成するよう、動作のパラメータを管理すれば、いずれのパルス周波数において動作させることができると考えられる。更に、室/領域消毒装置は、UVC放射の所望の電力束が、消毒装置から所望の距離において十分な殺菌効力を実現することが知られている場合、いずれのパルス周波数において動作させることができると考えられる。特に、パルス幅、ランプ及びランプ自体(特にランプの外側表面)に放出されるエネルギといった、装置の動作パラメータを最適化することによって、所望のパルス周波数においてUVC放射の所望の電力束を達成できる。
【0056】
本明細書において提供される開示は、特に装置から1.0、2.0、3.0メートル離れた位置における十分な殺菌効力のために、およそ20Hz超の周波数において動作する領域/室消毒装置のために使用できる所与のパルス中の、およそ200nm〜およそ320nmの紫外光の電力束の範囲に焦点を当てている。特に
図6は、ランプ表面及び装置から1.0、2.0、3.0メートル離れた距離に関して指定された、およそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束及び電力束の標的範囲を有する、室/領域消毒装置の殺菌性光源98を示す。図面を簡略化するために、室/領域消毒装置全体は
図6には示されていないが、上記装置は一般に、
図1〜3を参照して説明した装置の特徴及び構成のうちのいずれを含んでよい。殺菌性光源98は、パルス殺菌性光源であってよく、又は連続性殺菌性光源であってよく、後者の実施形態の場合、上記室/領域消毒装置は、上記装置からの光にパルスを付与するために上記光源をオン/オフするための回路構成を含むことに、特に留意されたい。
【0057】
図6に示すように、殺菌性光源98の表面におけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束の標的範囲は、およそ20J/m
2〜およそ1500J/m
2であってよい。更に、殺菌性光源98の表面におけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光の電力束の標的範囲は、およそ0.8MW/m
2〜およそ5.0MW/m
2であってよい。より具体的な実施形態では、殺菌性光源98の表面におけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束及び電力束は、それぞれおよそ20J/m
2〜およそ500J/m
2、及びおよそ0.8MW/m
2〜およそ1.5MW/m
2であってよい。
図6に更に示すように、殺菌性光源98からおよそ1.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束の標的範囲は、およそ0.02J/m
2〜およそ1.5J/m
2であってよい。更に、殺菌性光源98からおよそ1.0メートル離れた位置におけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光の電力束の標的範囲は、およそ800W/m
2〜およそ5000W/m
2であってよい。より具体的な実施形態では、殺菌性光源98からおよそ1.0メートル離れた位置におけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束及び電力束は、それぞれおよそ0.02J/m
2〜およそ0.5J/m
2、及びおよそ800W/m
2〜およそ1500W/m
2であってよい。
【0058】
図6は更に、殺菌性光源98からおよそ2.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束の標的範囲が、およそ6.0μJ/m
2〜およそ370μJ/m
2であってよいことを示す。更に、殺菌性光源98からおよそ2.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光の電力束の標的範囲が、およそ200W/m
2〜およそ1300W/m
2であってよいことを示す。より具体的な実施形態では、殺菌性光源98からおよそ2.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束及び電力束の標的範囲は、それぞれおよそ6.0μJ/m
2〜およそ250μJ/m
2、及びおよそ200W/m
2〜およそ800W/m
2であってよい。その上
図6は更に、殺菌性光源98からおよそ3.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束の標的範囲が、およそ1.5μJ/m
2〜およそ95μJ/m
2であってよいことを示す。更に、殺菌性光源98からおよそ3.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光の電力束の標的範囲が、およそ50W/m
2〜およそ300W/m
2であってよいことを示す。より具体的な実施形態では、殺菌性光源98からおよそ3.0メートルにおけるおよそ200nm〜およそ320nmの紫外光のエネルギ束及び電力束は、それぞれおよそ6.0μJ/m
2〜およそ120μJ/m
2、及びおよそ200W/m
2〜およそ600W/m
2であってよい。
【0059】
上述のように、本明細書に記載の領域/室消毒プロセスは、殺菌性パルス光源の動作に関する、Kamrukovらによる米国特許第6264802号、Wekhofによる米国特許第5144146号、Tiptonによる米国特許出願第2008/0150443号が教示するパラメータ要件のいずれを満たさない。特に、殺菌性光源から1.0、2.0、3.0メートルの距離に関する、
図6を参照して列挙した最大電力束は、5000W/m
2であり、これは、Kamrukovらによる米国特許第6264802号に教示されている100KW/m
2の最小電力束要件よりも2桁小さい。同様に、
図6に記載されている標的電力束範囲のいずれを用いて実施される消毒プロセスのサイクル時間全体にわたるUV光の平均電力密度は、Wekhofによる米国特許第5144146号に教示されている要件より少なくとも2桁小さい。特に、本明細書において提供される着想の発展のために、60Hz〜およそ70Hzのパルス周波数で実施される消毒プロセスは、消毒プロセスの動作全体にわたり、上記UV範囲において2.9W/m
2の平均電力束を有すると計算され、これは、Wekhofによる米国特許第5144146号に教示されている100W/m
2の最小電力束要件より2桁小さい。更に、
図6に記載の標的電力束範囲のいずれを使用して実施されるいずれの消毒プロセスは、同様に、平均電力に対する二乗平均平方根(RMS)電力の比率の要件、又は平均電力に対するピーク電力の比率の要件を満たさない。例えば本明細書に記載の着想の発展のために、60Hz〜70Hzのパルス周波数で実施される消毒プロセスは、所与のパルス中に、殺菌性光源からおよそ1.0メートルにおいて、平均電力に対するRMS電力の比率1.4、及び平均電力に対するピーク電力の比率4.2を示した。
【0060】
いくつかの実施形態に関して、55Hz〜80Hzの範囲、特に67Hzの周波数は、本明細書に記載の消毒プロセスに特に好適であると考えられた。特にこれらの値の周波数は、より高い周波数よりもパルスあたりの電力が高く、従って上記周波数のUVC線量全体はより大きくなり、またUVC線量は逆二乗則に従って、より大きな距離において有意に高くなる。更に、電気エネルギの、上記範囲の周波数における光エネルギへの変換は、より高い周波数よりも効率的である。更に、比較的大きい入射及び反射角に対処する際、上記範囲の周波数では、エネルギの全体的な損失は小さくなる。室消毒プロセスに関して、殺菌性光源の見通し線内にない領域に到達するために、光の操作を最大化することが望ましい。55Hz〜80Hzの範囲内の周波数は複数の理由から有利であり得るが、80Hz超又は55Hz未満の周波数を本明細書に記載の消毒プロセスに関して考慮することも妥当である。
【0061】
更に、50Hz以上の周波数は、1.0Hz〜2.0Hzの周波数において実施されるプロセスとは異なる有益な特徴を示した。特に、50Hz以上の周波数から生成された光のノイズは、1.0〜2.0Hzの周波数から生成された光のノイズよりも大幅に小さかった。更にこれに関して、更なる試験において、1.0〜2.0Hz周波数プロセスに関してランプから放出される可視光を遮蔽するために可視光フィルタを用いる(また50Hz以上の周波数に関する装置ではフィルタを使用しない)と、50Hz以上の周波数から生成された光の可視強度もまた、1.0〜2.0Hzの周波数から生成された光の可視強度よりも大幅に低いことが分かった。
【0062】
このような試験において更に、可視光フィルタを用いる1.0〜2.0Hz周波数プロセスのための5分のサイクル時間の消毒効力は、1.0〜2.0Hzプロセス中に消毒装置に可視光フィルタを使用しない実施形態に対して、有意に、特に対数の差の半分を超えて低下することが分かった。消毒効力の低下は、放出される光放射のスペクトルの変化と、標的表面におけるUVC線量全体の減少との組み合わせによるものであったと考えられる。1.0〜2.0Hz周波数消毒プロセスでは、多量の可視光が生成されるため、可視光フィルタが一般に必要であることを前提とすると、50Hz以上の周波数を用いる消毒プロセスに関して、視覚的刺激を減衰させるための可視光フィルタが必要でない可能性があるため、消毒サイクルがより短くなる(即ち5分未満となる)可能性がある。また、採用されるパルスあたりの電力束が小さいため、50Hz以上の周波数を用いた消毒プロセスに関して、電球寿命の改善が実現され得る。
【0063】
上述のように、本明細書に記載の方法及び装置に関して、焼付きの誘発に対する安全閾値(一般に約60Hzとなると考えられている)を超える周波数を利用することが有利であり得るが、更に上述したように、より低い周波数(即ち60Hz未満の周波数)を採用してよい。より具体的には、潜在的に焼付きを誘発すると考えられる周波数(その範囲は一般に3〜60Hzとなると考えられている)を、本明細書において開示される方法及び装置に採用してよい。このような場合、殺菌性光源からの可視光の生成を防御又はマスクするための対策を使用してよい。例えば消毒装置は、殺菌性光源から生成された可視光の大半又は全てを減衰させるよう構成された光フィルタを含んでよい。更に、又はあるいは、消毒装置は、殺菌性光源とは別個の可視光源を含んでよく、これは、殺菌性光源が生成した可視光をマスクするために使用され、又は殺菌性光源からの光のパルスと同期してパルスを生成することにより、これら2つの光源からの可視光の集合的な投射を、焼付きの誘発に対する安全閾値より大きくする(60Hz超等)。
【0064】
図8は、上述のような様式で使用できる殺菌性光源及び別個の可視光源を含む装置の例を示す。特に
図8は、殺菌性光源102及び可視光源112を含む装置100を示す。殺菌性光源102は、殺菌性光及び可視光の両方を生成するよう構成された、いずれの殺菌性光源102を含んでよい。例えば殺菌性光源102は、殺菌性紫外光及び可視光を生成するよう構成してよい。更に、又はあるいは、殺菌性光源102は、殺菌性可視青紫光を生成するよう構成してよい。いずれの場合においても、殺菌性光源102は、パルス殺菌性光源であってよく、又は連続性殺菌性光源であってよい。後者の場合、装置100は、上記連続性殺菌性光源から光の反復性パルスを生成できるように、上記連続性殺菌性光源を設定された周波数においてオン/オフするための回路構成を含んでよい。
【0065】
可視光源112は、連続光を生成できるもの、パルス光を生成するものを含む、可視光を生成するよう構成されたいずれの光源112を含んでよい。場合によっては、可視光源112は更に、視認できない光を生成してよい。特定の実施形態では、可視光源112は更に、殺菌性紫外光及び殺菌性可視青紫光といった殺菌性光を生成してよい。このような場合のうちのいくつかにおいては、可視光源112は、殺菌性光源102と同一のタイプの光を生成し、また更なる実施形態では、殺菌性光源102と同様のタイプの光源であってよい(即ちこれらの光源は同一の様式で光を生成する)。しかしながら更に他の場合においては、可視光源112は、殺菌性光を生成するよう構成されていなくてよい。考えられる可視光ランプの例としては、LEDランプ、蛍光ランプ、可視光を生成するいずれのタイプの殺菌性光源が挙げられるが、これらに限定されない。
【0066】
いずれの場合においても、可視光源112が生成する可視光は、殺菌性光源102から投射された、又は該当する場合は殺菌性光源を取り囲む光フィルタを通過した平均可視光強度の、少なくともおよそ90%の平均強度を有してよい。いくつかの実施形態では、可視光源112が生成する可視光は、殺菌性光源102から投射された、又は該当する場合は殺菌性光源102を取り囲む光フィルタを通過した可視光強度より高い強度を有してよい。例えば可視光源112が連続光を放出する実施形態では、可視光源112が生成する可視光の強度は、殺菌性光源102から投射された、又は該当する場合は殺菌性光源を取り囲む光フィルタを通過した可視光の強度より、少なくともおよそ150%高くてよい。あるいは、可視光源112が可視光のパルスを生成する実施形態では、可視光源112が生成する可視光は、殺菌性光源102から投射された、又は該当する場合は殺菌性光源を取り囲む光フィルタを通過した平均可視光強度の、およそ90%〜およそ110%の平均強度を有してよい。一般にこのような強度は、光源からいずれの所与の距離において測定してよいが、上述の強度が光源から1.0メートル以上の所与の距離において、場合によっては光源から2.0メートル以上又は更に3.0メートル以上の距離において測定されている場合、特に好適であり得る。このように、可視光源112からの可視光の投射は、殺菌性光源102からの可視光の投射をマスクする、又は殺菌性光源102からの投射と略同等(即ち±10%)となるために十分なものとなり得る。
【0067】
いくつかの特定の場合においては、可視光源112は、殺菌性光源102と同様の寸法的構成(即ち形状及びサイズ)を含んでよい。例えば、可視光源112及び殺菌性光源102に関して、互いのおよそ20%以内の外側表面積を有すると有利であり得る。このような同等の表面積を有することにより、光の強度が同等となることに加えて、光源が同等の量の光を放出することを促進できる。場合によっては、可視光源112及び殺菌性光源102は、互いのおよそ10%以下の外側表面積を有してよい。特定の実施形態では、可視光源112及び殺菌性光源102は、およそ同一の外側表面積を有してよい。
【0068】
場合によっては、可視光ランプ112に着色することによって、殺菌性光源102から生成される可視光のスペクトルに適合させてよい。更に、又はあるいは、可視光源112に関して、これが殺菌性光源102よりも低い電力を使用するランプであると有利であり得る。特に、このような可視光ランプを利用し、また光がヒトの眼にパルスを有するように見えるような周波数の(例えば60Hz未満の周波数の)パルスを生成する殺菌性光源を利用する、消毒プロセスは、光がヒトの眼に連続しているように見えるような周波数のパルスを生成する殺菌性光源を使用する消毒プロセスに比べて、必要とする電力消費が少なくなり得る。このような低い電力消費は、殺菌性光源のみを利用するプロセスに対する、このデュアルランププロセスの使用の動機となり得る。
【0069】
必ずしもそのように限定されるものではないが、装置100は、室/領域消毒装置であってよく、従って殺菌性光源102及び可視光源112は、装置100が配設された領域/室の環境に対して光を幅広く分配するよう構成してよい。更に、殺菌性光源102及び可視光源112は、本明細書に記載の装置内において、装置100から1.0メートル、又は更に2.0若しくは3.0メートル超の、室又は領域内の表面に対して、光を分配するよう構成してよい。具体的実施形態では、殺菌性光源102及び可視光源112は、略同様の空間的光分散パターンを有するよう構成してよい。これらの光源は、このような目的を達成するためのいずれの形状、サイズ又は構成のものであってよい。具体的実施形態では、殺菌性光源102及び可視光源112はそれぞれ、
図8に示すように、装置の支持構造体の水平面に対して垂直に、縦向きに配設してよい。
【0070】
特に装置100から1.0、2.0又は3.0メートルの距離における室又は領域内の消毒を促進又は増強できる他の特徴部分も、装置100に含まれていてよい。複数の例が
図1〜3を参照して既に説明されており、簡潔さのために、これらについては繰り返さない。更に装置100は、1つ又は複数のエネルギ貯蔵要素26、トリガ電圧回路構成28、電源回路構成30、パルス幅回路構成32、プログラム命令34、プロセッサ36、任意のバッテリ38、リモートユーザインタフェース40、電源コード42、ホイール44、占有センサ46、(リモートユーザインタフェース40に加えて、若しくはこれに代えて)上記装置上のユーザインタフェース、上記装置の携帯性を支援するためのハンドル、(電源コード42に加えて、若しくはこれに代えて)電源ソケット入口、並びに/又は追加の占有センサ及び光センサといった追加のセンサを含むがこれらに限定されない、
図1〜3を参照して説明した装置を参照して説明した特徴部分のいずれを含んでよい。
図9の図を単純化するために、このような特徴部分のうちのいくつかは装置100内には示されていない。更に、簡潔さのために、このような特徴部分のうちのいくつかは、装置100を参照して説明されない。
【0071】
図8に示すように、装置100は、電源回路構成26、パルス回路構成108、プログラム命令28、プロセッサ30、バッテリ32、リモートユーザインタフェース34、占有センサ48を含んでよい。電源回路構成26は一般に、光源102、112それぞれに動作のための電力を供給するよう構成され、パルス回路構成は、殺菌性光源102における、また可視光源からの光が反復性パルスとして放出されるか連続的に放出されるかに応じて、場合によっては可視光源112における、光のパルスを促進するよう構成される。可視光源102が可視光を連続的に生成するよう動作する場合、可視光は、殺菌性光源が生成する可視光を実質的にマスクするよう作用し得る。対照的に、可視光源102が可視光の反復性パルスを生成するよう動作する場合、可視光源からの可視光のパルスを、殺菌性光源からの光の投射と投射との間に投射することによって、これら2つの光源からの可視光の投射が、60Hz超の周波数のパルスを有する可視光の集合的なストリームを生成し、焼付きの誘発を最小化できる。このような場合、殺菌性光源及び可視光源は、同一の周波数であるものの互いに対する位相差を有するパルスを有する。殺菌性光源及び可視光源のパルス幅は、同一であっても異なっていてもよい。
【0072】
図9は、光源102、112それぞれにおいて、互いに対して光を生成する、2つの動作オプションの図を示す。特に
図9は、殺菌性光源において光のパルスが生成されることを表すブロック120を示す。更に
図9は、殺菌性光源とは別個の可視光源において生成される光が、連続的なもの又はパルスを有するものとして生成されることを表す、ブロック122を示す。更に
図9は、可視光源からの可視光の投射及び殺菌性光源からの可視光の投射が、可視光の連続的なストリーム、又は60Hz超の周波数のパルスを有する可視光の集合的なストリームを生成するように、これら2つの光源からの光の生成が管理されることを表す、ブロック124を示す。
【0073】
上述のように、殺菌性光源から生成された可視光の大半又は全てを減衰させるよう構成された光フィルタを用いて、殺菌性光源からの可視光の生成をマスクしてよい。このような光フィルタの使用は、殺菌性光源が3Hz〜50Hzの周波数においてパルスを生成する実施形態に限定されないことに留意されたい。特に本明細書に記載の装置のいずれは、殺菌性光源から生成される光のパルス周波数にかかわらず、殺菌性光源から生成された可視光の大半又は全てを減衰させるよう構成された光フィルタを含んでよい。しかしながら、可視光を減衰させるよう構成された光フィルタは一般に、特に装置の殺菌性光源から1、2、3メートル離れた距離において、室消毒装置の殺菌効力を低下させることに留意されたい。従って場合によっては、本明細書に記載の装置において、可視光を減衰させるための光フィルタを省略することが有利となり得る。
【0074】
本開示の便益を享受する当業者には、本発明が、3Hz超の周波数において殺菌性パルス光源をトリガする、パルス光消毒システム及び方法を提供すると考えられることが理解されるだろう。本発明の様々な態様の更なる修正及び代替実施形態は、当業者には本明細書に鑑みて明らかであろう。従って、この説明は説明のみを目的としたものと解釈されるべきであり、本発明を実施する一般的な方法を当業者に教示する目的のものである。本明細書に示し説明した本発明の形態は、現時点で好ましい実施形態として解釈されるべきものであると理解されたい。本明細書で図示及び説明した要素及び材料を置換してよく、また部品及びプロセスを逆転させてよく、本発明の特定の特徴を独立して利用してよく、これら全ては、本発明の以上の説明の便益を享受した後であれば、当業者には明らかであろう。以下の請求項に記載した本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本明細書で説明した要素に変更を加えてよい。本明細書において使用される場合、用語「およそ(approximately)」は、言明されている数の最大±5%の変動を指す。
【0075】
なお、本発明は、以下の付記に係る発明として規定することもできる。
〔付記1〕
消毒装置であって:
殺菌性パルス光源であって、前記殺菌性パルス光源から生成された殺菌性光が前記消毒装置の外側に投射されるように、前記装置内に配設される、殺菌性パルス光源;
およそ3Hz超の設定された周波数において前記殺菌性パルス光源にトリガ電圧を印加するための、電力レギュレータ回路構成;
電源回路構成;
前記電源回路構成に、及び前記殺菌性パルス光源に連結された、1つ又は複数の電荷貯蔵デバイス;
前記1つ又は複数の電荷貯蔵デバイスと、前記殺菌性パルス光源との間に連結された、
パルス幅回路構成;
前記消毒装置から少なくとも1.0メートル延在する領域において個体の存在を決定するための、占有センサ;
プロセッサ;並びに
前記占有センサが個体の存在を検出するとすぐに、前記殺菌性パルス光源からの光の生成を阻害及び/又は終了するために、前記プロセッサが実行可能な、プログラム命令
を備える、消毒装置。
〔付記2〕
前記消毒装置の携帯性を実現するためのホイールを更に備える、付記1に記載の消毒装置。
〔付記3〕
前記プログラム命令は更に、前記消毒装置が動作することになる空間の特徴に関するデータを受信するために、前記プロセッサが実行可能である、付記1に記載の消毒装置。
〔付記4〕
消毒装置であって:
殺菌性パルス光源であって、前記殺菌性パルス光源から生成された殺菌性光が前記消毒装置の外側に投射されるように、前記装置内に配設される、殺菌性パルス光源;
およそ3Hz超の設定された周波数において前記殺菌性パルス光源にトリガ電圧を印加するための、電力レギュレータ回路構成;
電源回路構成;
前記電源回路構成に、及び前記殺菌性パルス光源に連結された、1つ又は複数の電荷貯蔵デバイス;
前記1つ又は複数の電荷貯蔵デバイスと、前記殺菌性パルス光源との間に連結された、
パルス幅回路構成;並びに
前記消毒装置の携帯性を実現するためのホイールを備える、消毒装置。
〔付記5〕
前記消毒装置から少なくとも1.0メートル延在する領域において個体の存在を決定するための、占有センサ;
プロセッサ;並びに
前記占有センサが個体の存在を検出するとすぐに、前記殺菌性パルス光源からの光の生成を阻害及び/又は終了するために、前記プロセッサが実行可能な、プログラム命令
を備える、付記4に記載の消毒装置。
〔付記6〕
前記プログラム命令は更に、前記消毒装置が動作することになる空間の特徴に関するデータを受信するために、前記プロセッサが実行可能である、付記4に記載の消毒装置。
〔付記7〕
前記1つ又は複数の電荷貯蔵デバイス及び前記パルス幅回路構成は、前記殺菌性パルス光源において生成される200nm〜320nmの波長範囲の紫外光のエネルギ束がおよそ20J/m2〜およそ1500J/m2となるように、設定された時間量において、設定された量の貯蔵されたエネルギを放出するよう構成される、付記1から6のいずれか1つに記載される、消毒装置。
〔付記8〕
前記1つ又は複数の電荷貯蔵デバイス及び前記パルス幅回路構成は、前記殺菌性パルス光源において生成される200nm〜320nmの波長範囲の紫外光の電力束がおよ
そ0.8MW/m2〜およそ5.0MW/m2となるように、設定された時間量において、
設定された量の貯蔵されたエネルギを放出するよう構成される、付記1から7のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記9〕
前記殺菌性パルス光源は、多色性殺菌性光源である、付記1から8のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記10〕
前記殺菌性パルス光源は、キセノン放電ランプである、付記1から9のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記11〕
前記殺菌性パルス光源は、およそ50cm2〜およそ250cm2の外側表面積を有する、付記1から10のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記12〕
前記殺菌性パルス光源を取り囲むハウジングであって、前記ハウジングの側壁は紫外光に対して透過性であり、前記殺菌性パルス光源及び前記ハウジングは、前記殺菌性パルス光源から放出され、前記ハウジングを通して伝送された紫外光が、前記消毒装置の外側へと投射されるように、前記消毒装置内に配設される、ハウジングを更に備える、付記1から11のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記13〕
前記ハウジングの第1の端部に配置された、ガス流入口;並びに
前記ハウジングの、前記第1の端部とは反対側の第2の端部に配置された、ガス流出口を更に備える、付記12に記載の消毒装置。
〔付記14〕
前記ガス流出口の近傍に配置されたオゾンフィルタを更に備える、付記13に記載の消毒装置。
〔付記15〕
前記殺菌性パルス光源は、前記消毒装置の水平面に対して略垂直に、縦向きに配設される、付記1から14のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記16〕
前記消毒装置は、前記殺菌性パルス光源から放出された光が前記消毒装置を、前記消毒装置から少なくとも1メートルの位置において取り囲むよう、前記殺菌性パルス光源の細長部分の周囲360°の不透明構成部品を有しない、付記1から15のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記17〕
前記消毒装置は、前記消毒装置内で前記殺菌性パルス光源を移動させるためのアクチュエータを備える、付記1から16のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記18〕
前記殺菌性パルス光源は、紫外光及び可視光を生成し、
前記消毒装置は更に、前記殺菌性パルス光源とは別個の可視光源を備え、
前記可視光源及び前記殺菌性パルス光源は、互いに同等の外側表面積を備える、付記1から17のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記19〕
前記殺菌性パルス光源は、紫外光及び可視光を生成し、
前記消毒装置は更に、前記殺菌性パルス光源とは別個の可視光源を備え、
前記可視光源及び前記殺菌性パルス光源は、互いのおよそ20(+/−5%)%以内の外側表面積を備える、付記1から17のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記20〕
前記設定された周波数はおよそ20Hz超である、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記21〕
前記設定された周波数はおよそ40Hz超である、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記22〕
前記設定された周波数はおよそ60Hz超である、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記23〕
前記設定された周波数はおよそ80Hz超である、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記24〕
前記設定された周波数はおよそ100Hz超である、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記25〕
前記設定された周波数はおよそ55Hz〜およそ80Hzである、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記26〕
前記設定された周波数はおよそ3Hz〜およそ50Hzである、付記1から19のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記27〕
前記電源回路構成に接続されたバッテリを更に備える、付記1から26のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記28〕
前記電源回路構成を建物の商用交流電源に接続するための、支持構造体を備える電源コード及び/又は電源ソケット入口を更に備え、
前記電源回路構成は:
前記電源コード及び/又は前記電源ソケット入口を介して受承した交流電流を増大させるためのステップアップトランス;並びに
前記ステップアップトランスから受承した前記交流電流を直流電流に変換するための整流器を備える、付記1から27のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記29〕
前記殺菌性パルス光源から放射された前記殺菌性光を外側の領域に再配向させるためのリフレクタシステムをさらに備え、このリフレクタシステムは、室の床からおよそ2フィートからおよそ4フィートの間に配置されている、付記1から28のいずれか1つに記載の消毒装置。
〔付記30〕
前記殺菌性パルス光源から投射された前記殺菌性光が前記殺菌性パルス光源から1.0メートルの表面においける細菌汚染を2‐log以上低減させるように動作するように構成されている、付記1から29のいずれか1つに記載の消毒装置。