特許第6873216号(P6873216)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6873216
(24)【登録日】2021年4月22日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】フォルダブルディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20210510BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
   G09F9/00 350Z
   G09F9/00 312
   G09F9/30 308Z
   G09F9/30 308A
【請求項の数】8
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-210582(P2019-210582)
(22)【出願日】2019年11月21日
(65)【公開番号】特開2020-86462(P2020-86462A)
(43)【公開日】2020年6月4日
【審査請求日】2019年11月22日
(31)【優先権主張番号】10-2018-0146819
(32)【優先日】2018年11月23日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】金 俊亨
【審査官】 小野 博之
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2018/0213663(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2018/0292860(US,A1)
【文献】 国際公開第2014/087951(WO,A1)
【文献】 国際公開第2016/151426(WO,A1)
【文献】 国際公開第2018/52192(WO,A1)
【文献】 特開2018−180548(JP,A)
【文献】 特表2018−530933(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/133−1/1334
1/1339−1/1341
1/1347
G06F1/00
1/16−1/18
G09F9/00−9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つの表示領域がフォルディング領域を中心に第1表示領域と第2表示領域にフォルディングされるディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルの背面を支持するミッドフレームと、
前記ミッドフレームの背面に前記フォルディング領域に対応するように結合されるヒンジ部と、
前記ディスプレイパネルの上面の少なくとも向き合う2辺縁をカバーする上部ケースであって、前記上部ケースは、前記第1表示領域と前記第2表示領域を連結する前記向き合う2辺縁に沿ってそれぞれ配置された、第1フレーム及び第2フレームを含む、上部ケースと、
を含むフォルダブルディスプレイ装置であって
前記ディスプレイパネルは、前記第1表示領域と前記第2表示領域が並んで配置される拡張モード、前記第1表示領域と前記第2表示領域の各背面が互いに向き合うように前記ディスプレイパネルがフォルディングされるデュアルモード及び前記第1表示領域と前記第2表示領域の上面が互いに少なくとも鋭角又は鈍角を成すように前記ディスプレイパネルがフォルディングされるピボットモードのいずれか一つのモードに選択的にフォルディングされ
前記第1フレームの第1の端部と前記第2フレームの第1の端部とのそれぞれは、曲面に折り曲げられたフックフレームを含み、前記ディスプレイパネルと前記ミッドフレームの縁部曲面に対応して前記フックフレームの曲面が結合される、
フォルダブルディスプレイ装置。
【請求項2】
前記上部ケースは、
前記第1フレーム及び前記第2フレーム上の前記フォルディング領域の各々に配置される軟性フレームと、
前記軟性フレームの背面に結合され、前記軟性フレームの長手方向に引張応力を提供する引張スプリングと、
さらに含む、請求項に記載のフォルダブルディスプレイ装置。
【請求項3】
前記上部ケースは、
前記第1フレームの第2の端部と前記第2フレームの第2の端部とを連結し、前記ミッドフレームの背面上に前記第2表示領域の背面端部に対応するように配置される第3フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームを互いに連結し、前記第2表示領域の背面に対応するように配置される一つ又は複数の支持部材と、
をさらに含む、請求項1または2に記載のフォルダブルディスプレイ装置。
【請求項4】
前記ミッドフレームの背面に前記第1表示領域に対応するように配置され、内部に制御モジュールが収納された中間ケースであって前記中間ケースの一側面が前記ヒンジ部と結合され、前記中間ケースの他側面が前記フックフレームの曲面に沿って前記ディスプレイパネル及び前記ミッドフレーム取り囲まれるように配置される中間ケースをさらに含む、請求項に記載のフォルダブルディスプレイ装置。
【請求項5】
前記中間ケースの前記他側面取り囲前記ディスプレイパネル前記ミッドフレームの一部と、前記中間ケースの背面をカバーする下部ケースをさらに含む、請求項に記載のフォルダブルディスプレイ装置。
【請求項6】
前記下部ケースは、デュアルモードにフォルディングされるとき、前記第2表示領域が前記下部ケースの外面に固定されるように形成された固定溝と、前記支持部材が挿入されるように形成された挿入溝とを含む、請求項に記載のフォルダブルディスプレイ装置。
【請求項7】
前記固定溝は、前記第3フレームが挿入されて固定される、請求項に記載のフォルダブルディスプレイ装置。
【請求項8】
一つの表示領域がフォルディング領域を中心に第1表示領域と第2表示領域にフォルディングされるディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルの上面の少なくとも向き合う2辺縁をカバーする上部ケースであって、前記上部ケースは、前記第1表示領域と前記第2表示領域を連結する前記向き合う2辺縁に沿ってそれぞれ配置された、第1フレーム及び第2フレームを含む、上部ケースと、
前記ディスプレイパネルの背面にフォルディング領域に対応するように結合されるヒンジ部と、を含み、
前記ディスプレイパネルは、前記第1表示領域と前記第2表示領域が並んで配置される拡張モード、前記第1表示領域と前記第2表示領域の各背面が互いに向き合うように前記ディスプレイパネルがフォルディングされるデュアルモード及び前記第1表示領域と前記第2表示領域の上面が互いに少なくとも鋭角又は鈍角を成すように前記ディスプレイパネルがフォルディングされるピボットモードのいずれか一つのモードに選択的にフォルディングされ
前記第1フレームの第1の端部と前記第2フレームの第1の端部とのそれぞれは、曲面に折り曲げられたフックフレームを含み、前記ディスプレイパネルの縁部曲面に対応して前記フックフレームの曲面が結合される、
フォルダブルディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はディスプレイパネルを折り畳んだり広げたりして使うことができるフォルダブルディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像を表示する表示装置は、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)、有機発光電界表示装置(OLED)、電気泳動表示装置(EPD)などの多様な種類がある。
【0003】
近年、多様なアプリケーションに活用可能な、曲げてから広げるか又は折り畳んでから広げることができるフォルダブルディスプレイ装置に関する研究が活発に行われている。
【0004】
フォルダブルディスプレイ装置は平面表示パネルを連結する形態に具現するか、ディスプレイパネル自体が可撓性を有するフレキシブルディスプレイパネルを用いて具現することができる。
【0005】
フレキシブルディスプレイパネルはパネル自体が可撓性を持っているから、多様な形状に巻くか折り畳むことができる。ディスプレイ装置に具現するにあたり、フレキシブルディスプレイパネルを保護するためのケースと内部の他の構成部品も必要である。よって、ディスプレイ装置全体が任意の形状に変形可能なフレキシブルディスプレイ装置を具現するのには多くの課題が残っている。
【0006】
一方、フォルダブルディスプレイ装置は相対的に単純に折り畳まれるか広がることができる機械的な構造のみで具現することができる。フォルダブルディスプレイ装置を具現するためには、フレキシブルディスプレイパネル、及びフレキシブルディスプレイパネルが設定の形状又はフォルディングされた角度を維持するハウジング及びヒンジ構造が必要である。
【0007】
しかし、このようなフォルダブルディスプレイはヒンジを中心に単純にパネルがフォルディング可能な構造を提示するだけで、表示領域の拡張性、又はディスプレイを折り畳んだときの携帯性などの観点では依然として解決されない問題点がある。
【発明の概要】
【0008】
本発明はディスプレイパネルをデュアルモード(両面ディスプレイ)にフォルディングすることができ、再び広げてディスプレイ領域を拡大する拡張モードへのアンフォルディングが可能であり、拡張モードからディスプレイパネルの一部がフォルディングされてラップトップのようにピボットモードにフォルディングされるフォルダブルディスプレイ装置を提供することに目的がある。
【0009】
このような課題を解決するために、本発明は、フォルディング領域を中心に第1表示領域と第2表示領域に区分されたディスプレイパネルの背面を支持するミッドフレームと、フォルディング領域の角度を制御するヒンジ部と、第1表示領域の背面に結合される中間ケース及び下部ケースと、ディスプレイパネルの上面の縁部領域と第2表示領域の背面を支持する上部ケースとを含み、デュアルモード、拡張モード及びピボットモードのいずれかに選択的にフォルディングされることができるフォルダブルディスプレイ装置を提供する。
【0010】
本発明によるフォルダブルディスプレイ装置によれば、
第一に、デュアルモード、拡張モード及びピボットモードのいずれか一つに選択的なフォルディングが可能であり、
第二に、フォルディング領域を中心に第2表示領域がデュアルモードから拡張モードに容易に変更されることができ、
第三に、第1表示領域の背面領域のみに制御モジュール、バッテリー、ヒンジ部のような嵩を有する構成部が備えられるから、相対的にディスプレイ装置の体積及び厚さが増加しなく、
第四に、第2表示領域の背面に支持部材が配置されるから、使用者がディスプレイパネルをタッチするような外力によって第2表示領域が易しく変形されるかあるいはディスプレイパネルが反対方向にフォルディングされることを防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例によるフォルダブルディスプレイ装置がデュアルモードにフォルディングされた状態を示す斜視図である。
図2図1に示したフォルダブルディスプレイ装置が拡張モードに転換された状態を示す斜視図である。
図3図1に示したフォルダブルディスプレイ装置がピボットモードにフォルディングされた状態を示す斜視図である。
図4図2に示したフォルダブルディスプレイ装置の内部構成を分離して示す結合斜視図である。
図5図2に示したフォルダブルディスプレイ装置を背面方向から示す斜視図である。
図6A図4に示したフォルダブルディスプレイ装置の上部ケースがデュアルモードにフォルディングされた状態を示すとともに部分的に拡大する部分拡大図である。
図6B図4に示したフォルダブルディスプレイ装置の上部ケースがデュアルモードにフォルディングされた状態を示すとともに部分的に拡大する部分拡大図である。
図6C図4に示したフォルダブルディスプレイ装置の上部ケースがデュアルモードにフォルディングされた状態を示すとともに部分的に拡大する部分拡大図である。
図7図1に示したフォルダブルディスプレイ装置のデュアルモードでの両側断面(A−A’)を部分的に示す部分断面図である。
図8図2に示したフォルダブルディスプレイ装置の拡張モードでの両側断面(B−B’)を部分的に示す部分断面図である。
図9図3に示したフォルダブルディスプレイ装置のピボットモードでの一側フォルディング領域の断面(C−C’)を部分的に示す部分断面図である。
図10図4に示したフォルダブルディスプレイ装置のミッドフレームを部分的に拡大して示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて当該分野の通常の知識を有する者が容易に実施することができるように説明する。添付図面において、構成に表記する図面符号において、他の図面にも同じ構成を表記するときには、できるだけ同じ図面符号を使うことに留意しなければならない。また、本発明の説明において、関連した公知の機能又は公知の構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要にあいまいにする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして、図面に提示した特徴は説明の容易性のために拡大又は縮小又は単純化したものであり、図面及びその構成要素が必ずしも適切な比率で示されているものではない。しかし、当業者であれば、このような詳細事項を易しく理解することが可能であろう。
【0013】
図1は本発明の実施例によるフォルダブルディスプレイ装置がデュアルモードにフォルディングされた状態を示す斜視図、図2図1に示したフォルダブルディスプレイ装置が拡張モードにフォルディングされた状態を示す斜視図、図3図1に示したフォルダブルディスプレイ装置がピボットモードにフォルディングされた状態を示す斜視図である。
【0014】
図1図3を参照すると、本発明の実施例によるフォルダブルディスプレイ装置100は、画像を表示するディスプレイパネル110と、ディスプレイパネル110の背面に結合されるミッドフレーム120と、ミッドフレーム120の背面のフォルディング領域に結合されるヒンジ部130と、ディスプレイパネル110の上面辺縁に備えられる上部ケース140とを含む。
【0015】
まず、ディスプレイパネル110は、一つの全体表示領域がフォルディング領域を中心にフォルディングされて第1表示領域と第2表示領域に区分される。実質的にディスプレイパネル110がフォルディングされるにあたり、設定のライン上で正確に所定の角度に折り畳まれるものではなく、設定の曲率でヒンジ部130が段階的に又は順次にフォルディングされるから、フォルディング領域はヒンジ部130が位置する部分又はディスプレイパネル110が曲面に曲がる部分に定義することができる。
【0016】
ディスプレイパネル110は、パネル全体がプラスチック素材からなってパネル自体が曲がるかフォルディングされることができるフレキシブルディスプレイパネルであってもよく、パネル自体が平板状態で外力によってあまり変形しないリジッド(rigid)な平面表示パネルであってもよい。
【0017】
ディスプレイパネル110自体が可撓性を有するフレキシブルディスプレイパネルは、有機発光電界ディスプレイ(OLED)、電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)、又はエレクトロクロミックディスプレイ(electrochromic display、ECD)などから具現されることができる。
【0018】
平板状のディスプレイパネル110を用いてフォルダブルディスプレイパネルを形成する方式としては、複数の平面表示パネルを物理的にフォルディング可能に連結する方式と、単一平面表示パネルの内部に可撓性によって折り畳まれることができる領域を別に形成する方式とを適用することができる。ここで、平面表示パネルは、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)などから構成されることができる。複数の平面表示パネルを物理的にフォルディング可能に連結したフォルダブルディスプレイパネルは、個別ディスプレイパネルごとに別個の回路部が連結されることもできる。
【0019】
ディスプレイパネル110は、画像が表示される表示領域(Active area)と、表示領域の縁部に位置して画像が表示されない非表示領域(Not Active area)とを含む。非表示領域には、信号線の延長線と、延長線と回路部が連結されるボンディング領域が備えられることができる。回路部はディスプレイパネルを駆動するための電気的信号を印加するためのものであり、回路パターンが備えられた基板と、前記基板に実装された集積回路チップ(ICチップ)とを含む。基板は、集積回路が実装されるメイン基板と、前記メイン基板とディスプレイパネルを連結する連結基板とを含む。メイン基板は配線パターンが単層又は多層に備えられたものであり、そのものが曲がるか折り畳まれることが難しい形態である硬質のプリント回路基板(Printed Circuit Board、PCB)が適用されるか、可撓性を有するフレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuit Board、FPCB)が適用されることができる。連結基板は配線パターンが単層又は多層に備えられたものであり、それ自体が曲がるか折り畳まれることができる形態であることが好ましい。連結基板としてはFPC(Flexible Printed Circuit)が適用されることができ、フィルムにチップが実装されたCOF(Chip On Film)が適用されることもできる。
【0020】
このようなディスプレイパネル110は、上面縁部に沿って非表示領域が配置され、非表示領域の内側に画像が表示される表示領域が備えられる。そして、本発明のフォルダブルディスプレイ装置100は、表示領域が外部で互いに反対に向かうように折り畳まれるアウターフォルディングタイプと、表示領域が内部で互いに向き合うように折り畳まれるインナーフォルディングタイプのいずれも可能である。そして、本発明によるディスプレイパネル110の上面にはこれを保護する保護フィルム又は多様な光学シートなどが追加的に備えられることができ、基本的に基礎素材(base film)にバリアコーティングが両面に施された構造を有することができる。基礎素材は、PI(Polyimide)、PC(Polycarbonate)、PET(Polyethylene terephtalate)、PES(Polyether sulfone)、PEN(Polyethylene naphthalate)、FRP(Fiber Reinforced Plastic)などの多様な樹脂から具現されることができる。そして、バリアコーティングは基礎素材の互いに対向する面に施され、柔軟性を維持するために有機膜又は無機膜を用いることができる。
【0021】
また、本発明によるフォルダブルディスプレイ装置100は、フォルディング領域113を中心に第1表示領域111と第2表示領域112が相対的にフォルディングされることができ、図1のように第1表示領域111と第2表示領域112が互いに反対方向に映像を具現するデュアルモード(Dual mode、両面モード)、図2のように第1表示領域111と第2表示領域112が並んで配置される拡張モード(Expanded mode)、及び図3のように第1表示領域と第2表示領域が互いに所定の角度にフォルディングされるピボットモード(Pivot mode)のいずれか一つに具現することができる。ここで、ピボットモードは第1表示領域と第2表示領域の上面が互いに鋭角にフォルディングされるか、鈍角にフォルディングされるか、直角にフォルディングされることができる。
【0022】
図4図2に示したフォルダブルディスプレイ装置の内部構成を分離して示す結合斜視図、図5図2に示したフォルダブルディスプレイ装置を背面方向から示す斜視図である。
【0023】
図4及び図5を参照すると、本発明の実施例によるフォルダブルディスプレイ装置100は、ディスプレイパネル110と、ミッドフレーム120と、ヒンジ部130と、上部ケース140と、中間ケース150と、下部ケース160とを含む。
【0024】
ここで、ミッドフレーム120はディスプレイパネル110の背面に結合されてディスプレイパネル110の背面を支持する。ミッドフレーム120は、第1表示領域111と第2表示領域112に対応する部分は薄い平面メタルプレート状に形成され、第1表示領域111と第2表示領域112が曲がることを防止する。また、第1表示領域111と第2表示領域112間のフォルディング領域113に対応し、ミッドフレーム120には複数の穿孔パターン121が形成され、ディスプレイパネル110がフォルディングされると同時にフォルディングされる。
【0025】
また、ヒンジ部130は複数のヒンジ又はリンクが連結された構造によって設定の曲率に段階的に又は順次に回転しながらディスプレイパネル110のフォルディング領域113をフォルディングさせる。もちろん、ヒンジ部130は複数が備えられることができる。ヒンジ部130が複数備えられる場合、複数のフォルディング領域113を中心に表示領域が三つ以上に区分されることができる。また、複数のフォルディング領域113が備えられる場合、各フォルディング領域113は互いに異なる方向にもフォルディングされることができる。ヒンジ部130はフォルディング領域113で各ヒンジ部130の構成(単位ヒンジ又はリンク節)どうし相対的に回転する。ここで、ヒンジ部130のフォルディング過程でディスプレイパネル110は押圧されて設定の曲率で回転しながらフォルディングされる。
【0026】
そして、上部ケース140はディスプレイパネル110の上面で第1表示領域111と第2表示領域112の辺縁を互いに連結するように結合される。
【0027】
上部ケース140は、第1表示領域111と第2表示領域112を連結する辺縁に互いに向き合うように配置される第1フレーム141及び第2フレーム142と、第1フレーム141の一端部と第2フレーム142の一端部を連結する第3フレーム143と、第2表示領域112に対応して第1フレーム141と第2フレーム142を連結する複数の支持部材144と、第1フレーム141及び第2フレーム142のそれぞれの上のフォルディング領域113に位置する軟性フレーム145と、軟性フレーム145の背面に結合される引張スプリング147とを含む。
【0028】
第1フレーム141と第2フレーム142は、図4のように、ディスプレイパネル110の第1表示領域111及び第2表示領域112の上部側面と下部側面を連結するように配置される。第1フレーム141の一側端部と第2フレーム142の一側端部には第3フレーム143が備えられ、第3フレーム143は後述する下部ケース160にフォルディングモードによって選択的に結合される。
【0029】
第1フレーム141と第2フレーム142はディスプレイパネル110の上面辺縁に露出されるように配置され、ディスプレイパネル110の上面より突出しないようにディスプレイパネル110の縁部に段差部を備えることによって結合されることができる。
【0030】
ここで、第3フレーム143と支持部材144は第1フレーム141と第2フレーム142の背面に結合され、ディスプレイパネル110又はミッドフレーム120の背面又は側面に配置される。また、第3フレーム143の内部には弾性復元力を提供する支持部材144が含まれることができる。
【0031】
支持部材144はミッドフレーム120とともにディスプレイパネル110の第2表示領域112の背面を支持する。ここで、ミッドフレーム120はディスプレイパネル110の背面に付着され、ディスプレイパネル110がその柔軟性によって曲がることを防止し、支持部材144はミッドフレーム120の背面に位置するか又はディスプレイパネル110とミッドフレーム120の間に位置することにより、第2表示領域112とミッドフレーム120が外力によって押圧されれば再び元の位置に復帰し得る弾性力を提供する。このような支持部材144には、弾性を有するゴム紐、纎維、又は引張スプリングなどが適用されることができる。したがって、第1フレーム141及び第2フレーム142の背面がそれぞれ弾力的に連結するように結合され、ディスプレイパネル110の第2表示領域112の背面又はミッドフレーム120の背面に配置されることができる。
【0032】
軟性フレーム145は第1フレーム141と第2フレーム142の中心部に位置し、この位置はフォルディング領域113の位置によって変動可能である。
【0033】
第1フレーム141及び第2フレーム142の他端部にはフックフレーム146が備えられる。フックフレーム146は、第1フレーム141及び第2フレーム142の他端部のそれぞれが下側のディスプレイパネル110の方向に曲面状に折り曲げられることで、ディスプレイパネル110及びミッドフレーム120がフックフレーム146の曲面内部に沿って曲がった曲面ディスプレイ(エッジディスプレイ)に具現されることができる。もちろん、この部分で、ミッドフレーム120はフォルディングできるように穿孔パターンが備えられることができる。
【0034】
ミッドフレーム120の背面には中間ケース150が結合される。中間ケース150は、内部にディスプレイパネル110の動作を制御する回路基板のような制御モジュール151、バッテリー152などが収納され、一側面にはヒンジ部130が結合される。したがって、ヒンジ部130と中間ケース150の高さが互いに同じに形成されることができる。また、中間ケース150の他側面はフックフレーム146の曲面に沿ってディスプレイパネル110及びミッドフレーム120取り囲まれるように曲面に形成される。したがって、エッジディスプレイに具現されるディスプレイパネル110の内部を支持する機能をする。
【0035】
中間ケース150の背面には下部ケース160が備えられる。下部ケース160は、中間ケース150の他側曲面部取り囲ディスプレイパネル110及びミッドフレーム120の一部及び中間ケース150の背面をカバーする。下部ケース160は、ディスプレイパネル110がデュアルモードにフォルディングされる場合、第2表示領域112を下部ケース160の外面に固定することができるように、固定溝161が形成される。また、下部ケース160の外面には、ミッドフレーム120の背面に配置される複数の支持部材144が挿入されるように、挿入溝162が形成される。したがって、第2表示領域112が下部ケース160の外面にデュアルモードにフォルディングされても、第3フレーム143又は支持部材144の干渉なしに平板状態で固定することができる効果がある。
【0036】
図6aは図4に示したフォルダブルディスプレイ装置の上部ケース140がデュアルモードにフォルディングされた状態を示すとともに部分的に拡大する部分拡大図、図6bは図4に示した上部ケース140が拡張モードに広げられた状態を示す部分拡大図、図6cは図4に示した上部ケース140がピボットモードにフォルディングされた状態を示す部分拡大図である。
【0037】
図6を参照すると、第1フレーム141と第2フレーム142のそれぞれの中心には軟性フレーム145が配置される。軟性フレーム145は第1フレーム141及び第2フレーム142と二重射出によって一体に構成されることができる。このような軟性フレーム145はプラスチック又はシリコンのような軟性素材からなり、フォルディング過程でスムーズに曲がる対応が可能である。
【0038】
ここで、軟性フレーム145の背面には引張スプリング147が備えられる。引張スプリング147は軟性フレーム145の長手方向に引張力又は圧縮力を提供することにより、上部ケース140がフォルディング領域113で真っ直ぐに広げられた状態を維持させる。引張スプリング147は軟性フレーム145の背面だけではなく、軟性フレーム145を除いた第1フレーム141及び第2フレーム142にも一部結合される。そして、第1フレーム141及び第2フレーム142の背面には引張スプリング147を結合させる結合部材148が備えられる。結合部材148は引張スプリング147の外周面の少なくとも一部を取り囲むように一側断面が略‘C’字形に形成され、引張スプリング147が締まりばめ方式で結合されることができる。
【0039】
図7図1に示したフォルダブルディスプレイ装置のデュアルモードでの両側断面(A−A’)を部分的に示す部分断面図である。
【0040】
図7を参照すると、デュアルモードで第1表示領域111と第2表示領域112は互いに反対方向に映像を具現することができる。例えば、互いに対座した子供達に各年齢帯に合うそれぞれの映像を駆動させることができ、同じ映像を対座して視聴することもできる。
【0041】
図7のディスプレイパネル110の上面は第1表示領域111を、下面は第2表示領域112を示し、右側端部はヒンジ部130のエッジ部にフォルディングされた状態を示す。また、ディスプレイパネル110の左側端部は右側端部と同じ曲率でフォルディングされることができる。ここで、中心部の太い破断線を基準に、ディスプレイ装置の左側一部と右側一部を示している。
【0042】
第2表示領域112の端部では第3フレーム143が下部ケース160の固定溝161に挿入されて固定されることにより、第1表示領域111と第2表示領域112が互いに反対方向に向かうように維持される。もちろん、図面に示されてはいないが、固定溝161と第3フレーム143が結合される位置は左側端部の曲面部分に移動することができる。
【0043】
図8図2に示したフォルダブルディスプレイ装置の拡張モードでの両側断面(B−B’)を部分的に示す部分断面図である。
【0044】
図8を参照すると、ディスプレイパネル110のフォルディング領域113を広げれば拡張モードに具現することができる。このように第1表示領域111と第2表示領域112が並んで単一表示領域に具現されることにより、大きな画面で映像を具現することができる効果がある。
【0045】
ここで、第3フレーム143を固定溝161から分離すれば、第2表示領域112は軟性フレーム145及び引張スプリング147によって拡張モードに自動で広げられることができる。第1表示領域111の背面のみに制御モジュール151、バッテリー152、ヒンジ部130などが配置されるから、第2表示領域112の背面は小さな厚さになってより容易に広げられることができる。
【0046】
図9図3に示したフォルダブルディスプレイ装置のピボットモードでの一側フォルディング領域の断面(C−C’)を部分的に示す部分断面図である。
【0047】
図9を参照すると、ピボットモードではフォルディング領域113に対応してヒンジ部130がフォルディングされる。
【0048】
すなわち、デュアルモードでは、ディスプレイパネル110の第2表示領域112がヒンジ部130の端部に沿って折り畳まれて(アウターフォルディングタイプ)下部ケース160の背面に固定され、ピボットモードでは、ヒンジ部130がフォルディングされてフォルディング領域113のディスプレイパネル110がフォルディングされる構造を有する。もちろん、図面に示されてはいないが、ヒンジ部130が完全にフォルディングされてインナーフォルディングタイプに折り畳まれることもできる。
【0049】
本発明によるフォルダブルディスプレイ装置100によれば、第一に、デュアルモード、拡張モード及びピボットモードのいずれかに選択的にフォルディングされることができ、第二に、フォルディング領域113を中心に第2表示領域112がデュアルモードから拡張モードに容易に変更されることができ、第三に、第1表示領域111の背面領域のみに制御モジュール151、バッテリー152、ヒンジ部130のような嵩を有する構成が備えられるから、相対的にフォルダブルディスプレイ装置100の体積及び厚さが増加しなく、第四に、第2表示領域112の背面に支持部材144が配置されるから、使用者がディスプレイパネル110をタッチするような外力によって第2表示領域112が易しく変形されるか又はディスプレイパネル110が反対方向にフォルディングされることを防止することができる効果がある。
【0050】
図10図4に示したフォルダブルディスプレイ装置のミッドフレームを部分的に拡大して示す平面図である。
【0051】
図10を参照すると、本実施例によるミッドフレーム120は薄いメタル素材の板材からなり、フォルディング領域113に対応して複数の穿孔パターン121が形成される。また、穿孔パターン121はヒンジ部130の位置に重畳するように配置される。
【0052】
ミッドフレーム120は、穿孔パターン121の各ホールどうし連結する連結部材123を含む。本実施例で、連結部材123はミッドフレーム120に穿孔パターン121が形成された後に残った部分であってもよい。穿孔パターン121は、例えばパンチング工程によって形成されることができる。
【0053】
また、連結部材123はミッドフレーム120と別個の構成に形成されることもできる。ここで、連結部材123はデュアルモード又はピボットモードで伸縮性を有する素材からなることができる。また、連結部材123は拡張モード状態で縮まった状態になることができる。したがって、連結部材123はフォルディング過程で穿孔パターン121の各ホールの間で伸長するか拡張することができる。穿孔パターン121の各ホールの形状は長孔形又はスリット形に形成されることができる。
【0054】
以上で、本発明の技術的思想を例示するために、具体的な実施例を添付図面に基づいて説明したが、本発明は前記のような具体的な実施例と同一の構成及び作用効果のみに限られず、様々な変形例が本発明の範囲を逸脱しない範疇内で実施可能である。したがって、そのような変形例も本発明の範囲に属するものと見なさなければならなく、本発明の真正な技術的保護範囲は後述する特許請求範囲の技術的思想によって決定されなければならない。
【符号の説明】
【0055】
100 フォルダブルディスプレイ装置
110 ディスプレイパネル
120 ミッドフレーム
130 ヒンジ部
140 上部ケース
150 中間ケース
160 下部ケース
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10