(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記サーバが前記第1デバイスから第2検証コードを受けるステップであって、前記第2検証コードが、前記第2デバイスがブロードキャストした前記音声信号から前記第1デバイスによって自動的に抽出して復号化される、ステップと、
前記サーバが前記検証コード及び受信した前記第2検証コードに基づいて前記第1デバイスからのログイン要求の可否を判断するステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
前記第2メッセージが、前記第1デバイスが当該第1デバイスのマイクロホンを有効にするように命令することを特徴とする請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明を実施するための形態】
【0015】
添付図面を参照しつつ、以下、本開示の実装形態で提供されるクロスデバイスログインのための方法、システムおよび装置を詳細に記載する。
【0016】
実装形態1
図1は、本開示の実装形態1に係る、クロスデバイスログインのための方法を例示する概略フローチャートである。
図1に図示されるように、クロスデバイスログインのための方法は以下のステップを含む。
【0017】
S101.許可前デバイスがサーバにログイン要求を送信し、ここでログイン要求は、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含む。
【0018】
ユーザが許可前デバイスにあるアプリケーションにログインすることを試みるとき、許可前デバイスは、アプリケーションに対応するサーバにログイン要求を送信して、許可前デバイスがアプリケーションにログインするのを可能にするようにサーバに要求する必要があり、その結果、許可前デバイスは、アプリケーションを使用することを許可される。ログイン要求は、少なくとも、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含む。ログイン情報は、好ましくはログインアカウントである。実際には、許可前デバイスは通常、ユーザが許可前デバイスを使用することによって初めてアプリケーションにログインした後にログインアカウントことを覚えておくことを選ぶことができる。そのため、ユーザがログインアカウントを使用して再び許可前デバイス上でアプリケーションにログインするとき、ユーザは、許可前デバイス上に記憶される全てのログインアカウントからログインアカウントを直接選択でき、それによってユーザ介入を低減する。
【0019】
任意選択で、ユーザ介入を低減するために、許可前デバイスがサーバにログイン要求を送信する前に、本方法は:許可前デバイスによって、音波を通じて近くのデバイスを呼び出すステップと、近くの許可済デバイスが、許可前デバイスによって送信される呼出しに反応した後に、許可済デバイスによって、許可前デバイスにログイン情報を送信するステップと、許可前デバイスによって、ログイン要求にログイン情報を追加し、そしてサーバにログイン要求を送信するステップとを更に含む。
【0020】
任意選択で、ログイン情報は、許可能力を識別できるアカウント特徴、例えば、ログインアカウントの関連特徴または上位集合を含む情報である。
【0021】
ログイン要求は、許可前デバイスのデバイス識別子、モデルおよびログイン要求送信時間などの情報を更に含むことができる。
【0022】
S102.サーバは、許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信する。
【0023】
許可済デバイスは、ログイン情報を使用することによってログインして、サーバによって許可されているデバイスである。
【0024】
許可前デバイスに安全にログインするために、サーバは通常、ログイン要求を受信した後に、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを生成する必要がある。好ましくは、検証コードは、サーバによって発生される乱数であることができる。本実装形態において、ログインアカウントなど、許可前デバイスに対応するログイン情報を使用することによってサーバにログインしている別のデバイスが、ここでは許可済デバイスと称され得る。許可前デバイスのクロスデバイスログインを実装するために、サーバは、許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信して、許可済デバイスを使用することによって許可前デバイスに検証コードを転送する。言い換えれば、本実装形態において、許可前デバイスは、許可済デバイスを通じてサーバにログインする。
【0025】
S103.許可済デバイスは音声信号をブロードキャストし、ここで音声信号は少なくとも検証コードを含む。
【0026】
全自動ログインを実装するために、許可済デバイスは、サーバによって送信される検証コードを受信した後に音声信号に検証コードを追加し、次いで許可前デバイスに音声信号をブロードキャストする。許可済デバイスは、サーバと合意される符号化規則に従って検証コードを音声信号に符号化し、次いで近距離音響通信に基づいて、許可前デバイスに音声信号をブロードキャストできる。
【0027】
実際には、許可済デバイスが許可前デバイスに音声信号をブロードキャストするので、音声信号を感知するために、許可前デバイスと許可済デバイスとの間の距離が、ブロードキャストされる音声信号の伝送距離の範囲内である必要がある。
【0028】
S104.許可前デバイスは、音声信号を感知した後に音声信号から検証コードを得、そして検証のためにサーバに検証コードを送信する。
【0029】
本実装形態において、許可前デバイスは、感知を通じて音声信号を得ることができ、そして音声信号を感知した後に音声信号の符号化規則に従って音声信号を復号化して、検証コードを得ることができる。任意選択で、音声信号の符号化規則は、サーバによって許可前デバイスに事前に送信可能である。
【0030】
更に、許可前デバイスは、検証コードを得た後に検証のためにサーバに検証コードを送信する。
【0031】
S105.サーバは、検証が成功した後に許可前デバイスがログインするのを可能にする。
【0032】
許可前デバイスによって送信される検証コードを受信した後に、サーバは、その検証コードをS102でサーバによって生成された検証コードと比較できる。2つの検証コードが同じであれば、それは、許可前デバイスが許可可能であることを示し、そしてサーバは、許可前デバイスがログインするのを可能にする。そのように、許可前デバイスは、アプリケーションを使用することを許可される。
【0033】
例えば、ユーザが携帯電話にあるアプリケーションにログインし、そしてコンピュータなどの別の設定上でアプリケーションにログインする必要があるとき、ユーザは、コンピュータを使用することによってアプリケーションに対応するサーバにログイン要求を送信でき;次いでサーバは、許可された携帯電話に検証コードを送信し;携帯電話は、検証コードを音声信号に符号化し、次いでコンピュータに音声信号をブロードキャストし;コンピュータは、マイクロホンを使用することによって音声信号を感知し、音声信号から検証コードを得、次いで検証のためにサーバに検証コードを送信し;そしてサーバは、検証が成功した後にコンピュータがアプリケーションにログインするのを可能にする。一般に、コンピュータと携帯電話との間の距離が、ブロードキャストされる音声信号の伝送距離の範囲内である必要がある。
【0034】
本実装形態において提供されるクロスデバイスログインのための方法によれば、許可前デバイスがサーバにログイン要求を送信し;サーバは、許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信し;許可済デバイスは、許可前デバイスに音声信号をブロードキャストし、ここで音声信号は少なくとも検証コードを含み;許可前デバイスは、検証コードを得、そして検証のためにサーバに検証コードを送信し;そしてサーバは、検証が成功した後に許可前デバイスがログインするのを可能にする。本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0035】
実装形態2
図2は、本開示の実装形態2に係る、クロスデバイスログインのための方法を例示する概略フローチャートである。
図2に図示されるように、クロスデバイスログインのための方法は以下のステップを含む。
【0036】
S201.許可前デバイスがサーバにログイン要求を送信する。
【0037】
具体的なプロセスに関しては、記載される実装形態における関連した内容の説明が参照可能である。簡略化のために詳細はここでは省略される。
【0038】
S202.サーバは、ログイン要求を処理してログイン要求からログインパラメータを得る。
【0039】
サーバは、ログイン要求を構文解析し、そしてログイン要求からログインパラメータを得ることができる。ログインパラメータは、ログインアカウントおよびログイン時間を含むことができる。
【0040】
S203.サーバは、ログインパラメータに基づいてログイン要求の有効性を検証する。
【0041】
サーバは、ログインアカウントおよびログイン時間が有効であるかどうかを判定できる。ログインアカウントが有効であれば、それは、ログインアカウントがサーバに登録されていることを示す。実際には、全てのログイン要求が時間制限を有する。時間制限が満了した後は、サーバはログイン要求を処理しない。本実装形態において、サーバは、ログイン時間が有効期間内であるかどうかを判定する必要があり;そしてログイン時間が有効期間内であるとの判定に応じて、サーバは、ログイン要求を処理し続けることができる、言い換えれば、サーバは、引き続き次の動作を行うことができる。
【0042】
全てのログインパラメータが有効パラメータであれば、S204が行われる。
【0043】
S204.サーバは、許可前デバイスに命令メッセージおよび構成情報を送信し、ここで命令メッセージは、許可前デバイスに音声感知を行うように命令するために使用される。
【0044】
サーバは、許可前デバイスに命令メッセージを送信できる。命令メッセージは、許可前デバイスに許可前デバイスの感知装置を起動し、そして感知装置を使用することによって音声感知を行うように指示するために使用される。感知装置はマイクロホン(マイク)デバイスであることができ、そしてマイクロホンを使用することによって音声感知が行われる。
【0045】
更に、サーバは、命令メッセージを送信する一方で、許可前デバイスに構成情報を送信できる。構成情報は、感知されるべき音声信号の符号化規則を含むことができ、その結果、許可前デバイスは、音声信号を感知し、そして符号化規則に従って音声信号を復号化する。
【0046】
構成情報は、許可前デバイスによって送信されるログイン要求に対応する要求番号を更に含むことができる。複数の許可前デバイスが同時にサーバにログイン要求を送信するとき、干渉を防止するために、サーバは、全てのログイン要求を受信した後にログイン要求に番号付けし、次いで構成情報に要求番号を追加し、そして許可前デバイスに構成情報を送信でき、その結果、許可前デバイスは、受信される音声信号が許可前デバイスによって送信されたログイン要求と一致するかどうかを識別できる。
【0047】
S205.許可前デバイスは、構成情報に基づいて構成を行い、そして感知装置を起動して音声感知を行う。
【0048】
S206.サーバは、検証コードを生成する。
【0049】
許可前デバイスに音声感知を行うように命令した後に、サーバは、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを生成できる。好ましくは、検証コードは乱数である。
【0050】
S207.サーバは、許可済チャネルを通じて許可済デバイスに検証コードおよび関連情報を送信する。
【0051】
許可済デバイスは、ログインアカウントを使用することによってログインして、サーバによって許可されているデバイスである。
【0052】
サーバと許可済デバイスとの間に許可済チャネルがある。許可済チャネルは、サーバと許可済デバイスとの間に確立されるダウンリンク通信リンクである。ログイン要求を受信した後に、サーバは、ダウンリンク通信リンクを使用することによって許可済デバイスを識別できる。サーバは、ログイン要求内のログインアカウントを使用することによって、オンラインログインアカウントを有する許可済デバイスを得、次いでダウンリンク通信リンクを通じて許可済デバイスに検証コードを送信する。
【0053】
本実装形態において、許可済デバイスに検証コードが送信される一方で、いくらかの関連情報が送信可能である。関連情報は、音声信号を符号化するための符号化規則を含み、かつログイン要求に対応する要求番号を更に含むことができる。
【0054】
S208.許可済デバイスは、検証コードおよび関連情報を音声信号に符号化する。
【0055】
許可済デバイスは、受信した符号化規則に従って検証コードを音声信号に符号化できる。任意選択で、関連情報、例えば、許可済デバイスのデバイス識別子およびログイン要求に対応する要求番号、は音声信号に追加可能である。
【0056】
S209.許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて音声信号をブロードキャストする。
【0057】
本実装形態において、許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて音声信号をブロードキャストでき、その結果、許可前デバイスは音声信号を感知する。許可前デバイスが音声信号を感知することを可能にするために、許可前デバイスは、ブロードキャストされる音声信号の範囲内にあるべきである。
【0058】
S210.許可済デバイスは、許可前デバイスの感知に関してタイムアウト観測を行う。
【0059】
本実装形態において、音声信号を送信した後に、許可済デバイスは、所定の時間間隔に基づいて、許可前デバイスを観測して、検証コードの有効性を保証できる。許可済デバイスは、許可前デバイスが所定の時間間隔内に音声信号を感知するかどうかを観測する。本実装形態において、許可前デバイスは、音声信号を感知した後に許可済デバイスに感知完了指標を返送でき、そして許可済デバイスは、所定の時間間隔内に感知完了指標を受信できる。許可済デバイスが所定の時間間隔内に感知完了指標を受信できなければ、それは、感知が失敗したことを示す。許可済デバイスが、所定の時間間隔内に、許可前デバイスが音声信号を感知することを観測しなければ、許可済デバイスは、サーバにタイムアウト指標を返す。そのため、許可済デバイスは、ステップS216を行って、音声信号をブロードキャストするのを停止する。
【0060】
S211.許可前デバイスは、感知した音声信号を復号化する。
【0061】
音声信号を感知した後に、許可前デバイスは、構成情報内の符号化規則に従って音声信号を復号化し、そして音声信号から検証コードを得ることができる。任意選択で、音声信号は関連情報、例えば、ログイン要求の要求番号を更に含むことができる。
【0062】
音声信号に対して多くの符号化規則がある。異なる周波数を持つ信号の一部分が1つのコードを表し、次いでいくつかのスタート−ストップフラグビット等が追加されて符号化を実装する。例えば、1500Hzの正弦波が1に対応し、1600Hzの正弦波が2に対応し、そして1700Hzの正弦波が3に対応することが設定可能である。そのため、デジタル列3123は4つの正弦波に対応する。各正弦波が100ms続くと指定される場合、3123は400ミリ秒の音声部分に対応する。許可前デバイスは、感知装置を使用することによって音声信号を記録し、受信した音声信号を構文解析し、4つの正弦波周波数:1700Hz、1500Hz、1600Hzおよび1700Hzを識別し、次いでコードブックを検索する。復号化を通じて得られる数は3123である。
【0063】
S212.許可前デバイスは、検証のためにサーバに検証コードおよび関連情報を送信する。
【0064】
S213.サーバは、検証コードおよび関連情報を検証する。
【0065】
許可前デバイスは、検証のためにサーバに検証コードおよび関連情報を送信できる。サーバは、音声信号から抽出された要求番号がローカルに記憶したログイン要求に対応する要求番号と一致しているかどうかを判定し;そして音声信号から抽出された要求番号がローカルに記憶したログイン要求に対応する要求番号と一致しているとの判定に応じて、サーバは、検証コードを検証する。言い換えれば、サーバは、受信した検証コードがサーバにローカルに記憶したログイン要求に対応する検証コードと一致しているかどうかを判定し;そして受信した検証コードがサーバにローカルに記憶したログイン要求に対応する検証コードと一致しているとの判定に応じて、それは、検証が成功したことを示す。
【0066】
任意選択で、関連情報が許可済デバイスのデバイス識別子を含んだ後に、サーバは、デバイス識別子を更に識別し、そしてデバイス識別子によって識別される許可済デバイスがサーバによって許可されている正当なデバイスであるかどうかを判定できる。
【0067】
要求番号の一致を判定する別の実装形態において、サーバは、許可前デバイスに構成情報を送信するときに構成情報にログイン要求に対応する要求番号を追加できる。そのため、音声信号から要求番号を抽出した後に、許可前デバイスは、要求番号が構成情報内の要求番号と一致しているかどうかを判定する。要求番号が構成情報内の要求番号と一致しているとの判定に応じて、許可前デバイスは、検証のためにサーバに検証コードを送信する。
【0068】
更に、検証結果を得た後に、サーバは、許可済デバイスおよび許可前デバイスに検証結果を送信できる。
【0069】
S214.サーバは、許可前デバイスおよび許可済デバイスにログイン完了検証結果を送信する。
【0070】
S215.許可前デバイスは、検証が成功した後にログインする。
【0071】
S216.許可済デバイスは、音声信号をブロードキャストするのを停止する。
【0072】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0073】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0074】
実装形態3
図3は、本開示の実装形態3に係る、クロスデバイスログインのための方法を例示する概略フローチャートである。
図3に図示されるように、クロスデバイスログインのための方法は以下のステップを含む。
【0075】
S301.サーバにログイン要求を送信し、ここでログイン要求は、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含む。
【0076】
本実装形態において、クロスデバイスログインのための方法は、許可前デバイスによって行われる。ユーザが許可前デバイスにあるアプリケーションにログインすることを試みるとき、許可前デバイスは、アプリケーションに対応するサーバにログイン要求を送信して、許可前デバイスがアプリケーションにログインするのを可能にするようにサーバに要求し、その結果、許可前デバイスは、アプリケーションを使用することを許可される。ログイン要求は少なくともログインアカウントを含む。任意選択で、ログイン要求は、許可前デバイスのデバイス識別子、モデルおよびログイン要求送信時間などの情報を更に含むことができる。
【0077】
S302.許可済デバイスによってブロードキャストされる音声信号を感知し、ここで音声信号は少なくとも検証コードを含む。
【0078】
許可済デバイスは、ログイン情報を使用することによってログインして、サーバによって許可されているデバイスである。
【0079】
ログイン要求がサーバに送信された後に、サーバは、許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信できる。許可済デバイスは、検証コードを音声信号に符号化できる。許可前デバイスは、マイクロホンなどの感知装置を起動して、許可済デバイスによってブロードキャストされる音声信号を感知できる。音声信号は少なくとも検証コードを含む。
【0080】
任意選択で、音声信号は、ログイン要求に対応する要求番号または許可済デバイスのデバイス識別子などの関連情報を更に含むことができる。
【0081】
許可済デバイスによってブロードキャストされる音声信号を感知する前に、許可前デバイスは、サーバによって送信される命令メッセージを受信でき、そして命令メッセージは、許可前デバイスに音声感知を行うように命令するために使用される。
【0082】
任意選択で、命令メッセージを受信するとき、許可前デバイスは、サーバによって送信される構成情報を更に受信でき、そして構成情報は音声信号の符号化規則を含む。
【0083】
S303.音声信号が感知された後に音声信号から検証コードを得る。
【0084】
音声信号を感知した後に、許可前デバイスは、構成情報内の符号化規則に従って音声信号を復号化し、そして音声信号から検証コードを得る。
【0085】
任意選択で、音声信号がログイン要求に対応する符号化要求および/または許可済デバイスのデバイス識別子などの関連情報を含む場合、許可前デバイスは、復号化した音声信号から関連情報を抽出できる。
【0086】
S304.検証のためにサーバに検証コードを送信する。
【0087】
ログイン認証を完了するために、許可前デバイスは、検証コードを得た後に検証のためにサーバに検証コードを送信する。
【0088】
許可前デバイスは、検証のためにサーバに音声信号から抽出した関連情報を更に送信できる。サーバは、関連情報内の要求番号をローカルに記憶したログイン要求の要求番号と比較して、2つの要求番号が一致しているかどうかを判定でき、それによってログインセキュリティを改善し、複数の許可前デバイス間の相互干渉を防止し、かつ許可認証の有効性を改善する。
【0089】
任意選択で、許可前デバイスによって受信される構成情報は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含むことができる。許可前デバイスによって音声信号から抽出される要求番号は、構成情報内の要求番号と比較されて、2つの要求番号が一致しているかどうかを判定する。
【0090】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0091】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0092】
実装形態4
図4は、本開示の実装形態4に係る、クロスデバイスログインのための方法を例示する概略フローチャートである。
図4に図示されるように、クロスデバイスログインのための方法は以下のステップを含む。
【0093】
S401.許可前デバイスによって送信されるログイン要求を受信し、ここでログイン要求は、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含む。
【0094】
本実装形態において、クロスデバイスログインのための方法は、サーバによって行われる。
【0095】
ログイン要求の関連説明に関しては、記載される実装形態における関連した内容の説明が参照可能である。簡略化のために詳細はここでは省略される。
【0096】
更に、ログイン要求が得られた後に、ログインアカウントおよびログイン時間など、ログイン要求からログインパラメータが得られ得る。サーバは、これらのログインパラメータの有効性を検証できる。具体的な検証プロセスに関しては、記載される実装形態における関連した内容の説明が参照可能である。簡略化のために詳細はここでは省略される。
【0097】
更に、検証が成功した後に、サーバは、許可前デバイスに、音声感知を行うための命令メッセージを送信し、かつ許可前デバイスに構成情報を送信する。構成情報は少なくとも音声信号の符号化規則を含む。任意選択で、構成情報は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含むことができる。
【0098】
S402.許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信し、その結果、許可済デバイスは、ブロードキャストするために検証コードを音声信号に符号化する。
【0099】
許可済デバイスは、ログイン情報を使用することによってログインして、サーバによって許可されているデバイスである。
【0100】
サーバは、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを生成し、ここで検証コードが乱数であることができ;そしてサーバと許可済デバイスとの間に確立される許可済チャネルを通じて許可済デバイスに検証コードを送信する。
【0101】
サーバは、検証コードを送信する一方で、ログイン要求に対応する要求番号および音声信号の符号化規則など、許可済デバイスにいくらかの関連情報を更に送信できる。
【0102】
更に、サーバは、許可前デバイスによって送信される検証コードを受信し、そして検証コードを検証する。任意選択で、検証コードを受信するとき、サーバは、許可前デバイスによって送信される関連情報、例えば、音声信号から抽出された要求番号および許可済デバイスのデバイス識別子、を更に受信できる。サーバは、許可前デバイスによって送信される関連情報を更に検証でき、それによって許可セキュリティを改善し、かつ複数の許可前デバイス間の相互干渉を防止する。サーバによって検証コードおよび関連情報を検証するプロセスに関しては、記載される実装形態における関連した内容の説明が参照可能である。簡略化のために詳細はここでは省略される。
【0103】
更に、検証結果を得た後に、サーバは、許可済デバイスおよび許可前デバイスに検証結果を送信できる。検証が成功した後に、サーバは、許可前デバイスがログインするのを可能にする。
【0104】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0105】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0106】
実装形態5
図5は、本開示の実装形態5に係る、クロスデバイスログインのための方法を例示する概略フローチャートである。
図5に図示されるように、クロスデバイスログインのための方法は以下のステップを含む。
【0107】
S501.許可前デバイスを検証するためにサーバによって送信される検証コードを受信する。
【0108】
本実装形態において、クロスデバイスログインのための方法は、許可済デバイスによって行われる。許可済デバイスは、サーバによって許可されており、かつ許可前デバイスによって送信されるログイン要求内のログイン情報を使用することによってログインしているデバイスである。
【0109】
許可済デバイスがサーバによって許可された後に、許可済デバイスとサーバとの間に許可済チャネルが確立され、そして許可済デバイスは、許可済チャネルを通じて、サーバによって送信される検証コードを受信する。サーバによって検証コードを生成するプロセスに関しては、記載される実装形態における関連した内容の説明が参照可能である。簡略化のために詳細はここでは省略される。
【0110】
S502.検証コードを音声信号に符号化する。
【0111】
検証コードが得られた後に、許可済デバイスは、合意される符号化規則に従って検証コードを音声信号に符号化できる。符号化規則は、許可済デバイスにサーバによって送信可能である。
【0112】
音声信号は、許可済デバイスのデバイス識別子およびログイン要求に対応する要求番号を更に含むことができる。検証コードおよびログイン要求に対応する要求番号は、サーバによって同時に送信可能である。
【0113】
S503.音声信号をブロードキャストし、その結果、許可前デバイスが音声信号を感知する。
【0114】
符号化を通じて音声信号が得られた後に、許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、許可前デバイスに音声信号をブロードキャストでき、その結果、許可前デバイスは音声信号を感知する。
【0115】
任意選択で、音声信号をブロードキャストした後に、許可済デバイスは、許可前デバイスの感知に関してタイムアウト観測を行い;そして観測が満了した後に、音声信号をブロードキャストするのを停止することができる。具体的な観測プロセスに関しては、記載される実装形態における関連した内容の説明が参照可能である。簡略化のために詳細はここでは省略される。
【0116】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0117】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0118】
実装形態6
図6は、本開示の実装形態6に係る、クロスデバイスログインのためのシステムを例示する概略構造図である。
図6に図示されるように、クロスデバイスログインのためのシステムは、許可前デバイス1、サーバ2および許可済デバイス3を含む。
【0119】
許可前デバイス1は、サーバ2にログイン要求を送信し;許可済デバイス3によってブロードキャストされる音声信号を感知し;音声信号を感知した後に音声信号から検証のために使用される検証コードを得;そして検証のためにサーバ2に検証コードを送信するように構成される。ログイン要求は、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含み、そして許可済デバイス3は、ログイン情報を使用することによってログインして、サーバ2によって許可されているデバイスである。
【0120】
サーバ2は、許可済デバイス3に、許可前デバイス1を検証するために使用される検証コードを送信し;検証コードを検証し;そして検証が成功した後に許可前デバイス1がログインするのを可能にするように構成される。
【0121】
許可済デバイス3は、検証コードを受信し、そしてブロードキャストするために検証コードを音声信号に符号化するように構成される。
【0122】
許可済デバイス3に、許可前デバイス1を検証するために使用される検証コードを送信する前に、サーバ2は、許可前デバイス1に音声感知を行うように命令するように更に構成される。
【0123】
サーバ2は、検証コードを生成し;そしてサーバ2と許可済デバイス3との間の許可済チャネルを通じて許可済デバイス3に検証コードを送信するように更に構成される。
【0124】
許可済デバイス3は、検証コードを音声信号に符号化し;そして近距離音響通信に基づいて音声信号をブロードキャストするように更に構成される。
【0125】
許可済デバイス3は、近距離音響通信に基づいて音声信号をブロードキャストした後に、許可前デバイス1が所定の時間間隔内に音声信号を感知するかどうかを観測し;そして許可済デバイスが、所定の時間間隔内に、許可前デバイス1が音声信号を感知することを観測しなければ、サーバ2にタイムアウト指標を返すように更に構成される。
【0126】
サーバ2は、許可前デバイス1に構成情報を送信するように更に構成され、ここで構成情報は音声信号の符号化規則を含む。
【0127】
許可前デバイス1は、符号化規則に従って音声信号を復号化し;検証コードを得;そして検証のためにサーバ2に検証コードを送信するように更に構成される。
【0128】
音声信号は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含む。そのため、許可前デバイス1は、音声信号から要求番号を抽出し;音声信号から抽出した要求番号が構成情報内の要求番号と一致しているかどうかを判定し;そして音声信号から抽出した要求番号が構成情報内の要求番号と一致しているとの判定に応じて、検証のためにサーバに検証コードを送信するように更に構成される。
【0129】
音声信号は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含む。そのため、許可前デバイス1は、音声信号から要求番号を抽出し;そしてサーバ2に要求番号を送信するように更に構成される。
【0130】
サーバ2は、音声信号から抽出された要求番号がローカルに記憶したログイン要求に対応する要求番号と一致しているかどうかを判定し;そして音声信号から抽出された要求番号がローカルに記憶したログイン要求に対応する要求番号と一致しているとの判定に応じて、受信した検証コードを検証するように更に構成される。
【0131】
サーバ2は、許可済チャネルを通じて許可済デバイス3に検証コードを送信するときに許可済デバイスに符号化規則を送信するように更に構成される。
【0132】
音声信号は、許可済デバイス3のデバイス識別子を更に含む。
【0133】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0134】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0135】
実装形態7
図7は、本開示の実装形態7に係る、クロスデバイスログインのための装置を例示する概略構造図である。
図7に図示されるように、クロスデバイスログインのための装置は、送信モジュール71、感知モジュール72、取得モジュール73および検証モジュール74を含む。
【0136】
送信モジュール71は、サーバにログイン要求を送信するように構成される。
【0137】
感知モジュール72は、許可済デバイスによってブロードキャストされる音声信号を感知するように構成され、ここで音声信号は少なくとも検証コードを含む。
【0138】
取得モジュール73は、音声信号が感知された後に音声信号から検証コードを得るように構成される。
【0139】
検証モジュール74は、検証のためにサーバに検証コードを送信するように構成される。
【0140】
ログイン要求は、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含み、そして許可済デバイスは、ログイン情報を使用することによってログインして、サーバによって許可されているデバイスである。
【0141】
クロスデバイスログインのための装置は、受信モジュール75および開始モジュール76を更に含む。
【0142】
受信モジュール75は、音声感知を行うように命令するためにサーバによって送信される命令メッセージを受信するように構成される。
【0143】
開始モジュールは、命令メッセージに従って感知装置を起動して音声感知を行うように構成される。
【0144】
受信モジュール75は、命令メッセージを受信するときに、サーバによって送信される構成情報を受信するように更に構成され、ここで構成情報は音声信号の符号化規則を含む。
【0145】
取得モジュール73は、符号化規則に従って音声信号を復号化して、検証コードを得るように更に構成される。
【0146】
構成情報は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含む。そのため、検証モジュールは、音声信号から要求番号を抽出し;音声信号から抽出した要求番号が構成情報内の要求番号と一致しているかどうかを判定し;そして音声信号から抽出した要求番号が構成情報内の要求番号と一致しているとの判定に応じて、検証のためにサーバに検証コードを送信するように構成される。
【0147】
音声信号は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含む。そのため、検証モジュール74は:検証のためにサーバに検証コードを送信するときに、検証のためにサーバに音声信号から抽出した要求番号を送信するように更に構成される。
【0148】
本実装形態において提供されるクロスデバイスログインのための装置は、許可前デバイス上に配置される。許可前デバイスおよび許可済デバイスは互いと交換可能であることができる。そのため、本実装形態において提供されるクロスデバイスログインのための装置は、許可済デバイス上にも配置可能である。
【0149】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0150】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0151】
実装形態8
図8は、本開示の実装形態8に係る、クロスデバイスログインのための装置を例示する概略構造図である。
図8に図示されるように、クロスデバイスログインのための装置は、受信モジュール81および送信モジュール82を含む。
【0152】
受信モジュール81は、許可前デバイスによって送信されるログイン要求を受信するように構成される。
【0153】
送信モジュール82は、許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信し、その結果、許可済デバイスがブロードキャストするために検証コードを音声信号に符号化する、ように構成される。
【0154】
ログイン要求は、アプリケーションログインのために使用されるログイン情報を含み、そして許可済デバイスは、ログイン情報を使用することによってログインして、サーバによって許可されているデバイスである。
【0155】
送信モジュール82は、サーバと許可済デバイスとの間の許可済チャネルを通じて許可済デバイスに検証コードを送信するように更に構成される。
【0156】
クロスデバイスログインのための装置は:許可済デバイスに、許可前デバイスを検証するために使用される検証コードを送信する前に、ログイン要求に含まれるログインパラメータに基づいてログイン要求の有効性を検証するように構成されており、ログインパラメータが少なくともログインアカウントおよびログイン時間を含む、検証モジュール83を更に含む。
【0157】
送信モジュール82は:ログイン要求が有効である場合、許可前デバイスに命令メッセージを送信するように更に構成され、ここで命令メッセージは、許可前デバイスに音声感知を行うように命令するために使用される。
【0158】
送信モジュール82は:許可前デバイスに命令メッセージを送信するときに、許可前デバイスに構成情報を送信するように更に構成され、ここで構成情報は音声信号の符号化規則を含む。
【0159】
音声信号は、ログイン要求に対応する要求番号を更に含む。
【0160】
受信モジュール81は、許可前デバイスによって送信される検証コードおよび音声信号から抽出された要求番号を受信するように更に構成される。
【0161】
検証モジュール83は、検証コードおよび音声信号から抽出された要求番号を検証するように更に構成される。
【0162】
送信モジュール82は、許可前デバイスおよび許可済デバイスに検証結果を送信するように更に構成される。
【0163】
本実装形態において提供されるクロスデバイスログインのための装置は、サーバ上に配置される。
【0164】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0165】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0166】
実装形態9
図9は、本開示の実装形態9に係る、クロスデバイスログインのための装置を例示する概略構造図である。
図9に図示されるように、クロスデバイスログインのための装置は、受信モジュール91、符号化モジュール92およびブロードキャストモジュール93を含む。
【0167】
受信モジュール91は、許可前デバイスを検証するためにサーバによって送信される検証コードを受信するように構成される。
【0168】
符号化モジュール92は、検証コードを音声信号に符号化するように構成される。
【0169】
ブロードキャストモジュール93は、音声信号をブロードキャストし、その結果、許可前デバイスが音声信号を感知する、ように構成される。
【0170】
クロスデバイスログインのための装置は:音声信号がブロードキャストされた後に、許可前デバイスが所定の時間間隔内に音声信号を感知するかどうかを観測し;そして観測モジュールが、所定の時間間隔内に、許可前デバイスが音声信号を感知することを観測しなければ、サーバにタイムアウト指標を返すように構成される観測モジュール94を更に含む。
【0171】
受信モジュール91は、検証コードを受信するときに、サーバによって送信される音声信号の符号化規則を受信するように更に構成される。
【0172】
音声信号は、許可済デバイスのデバイス識別子を更に含む。
【0173】
本実装形態において提供されるクロスデバイスログインのための装置は、許可済デバイス上に配置される。許可前デバイスおよび許可済デバイスが互いと交換可能であることができるので、本実装形態において提供されるクロスデバイスログインのための装置は、許可前デバイス上にも配置可能である。
【0174】
許可前デバイスおよび許可済デバイスが互いと交換可能であることができるので、許可前デバイスおよび許可済デバイスには、実装形態7から実装形態9において提供されるクロスデバイスログインのための装置が同時に設けられ得る。
【0175】
本実装形態において、許可前デバイスがサーバにログイン要求を開始した後に、許可前デバイスに近い許可済デバイスがサーバによって送信される検証コードを受信でき;次いで許可済デバイスは、近距離音響通信に基づいて、検証コードを含む音声信号をブロードキャストし;そして許可前デバイスは、感知した音声信号から検証コードを抽出し、そして自動的に検証のためにサーバに検証コードを送信し、それによって2次的なユーザ介入なしのよりインテリジェントなクロスデバイスログイン認証を実装し、許可コストを削減し、かつ動作効率およびユーザ体験を改善する。
【0176】
更に、複数の許可前デバイスが同時にサーバに複数のログイン要求を開始するとき、サーバは、異なる許可前デバイスに異なる符号化情報を送信し、そして対応して各許可前デバイスの1つのログイン要求に対して要求番号を設定でき、それによって干渉を防止する。
【0177】
当業者は、方法実装形態のステップの全てまたは一部が関連ハードウェアに命令を出すプログラムによって実装可能であることを理解できる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶可能である。プログラムが動くと、方法実装形態のステップが行われる。記載した記憶媒体は:ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
【0178】
最後に、記載した実装形態が単に本開示の技術的解決策を説明するだけであり、本開示を限定するものではないと意図されることに留意する価値がある。記載した実装形態に関して本開示が詳細に記載されるが、本開示の実装形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、記載した実装形態に記載される技術的解決策に更に変更がなされ得る、または技術的解決策の一部もしくは全ての技術的特徴に等価な置換えがなされ得ることを、当業者は理解するべきである。