【実施例1】
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
【0018】
図1及び2は、本発明に従って地組した吊り足場の全体構成を示す平面図、側面図及び正面図である。
【0019】
吊り足場1は、作業床を形成するための多数の足場板2、3と、足場板2、3の上側に水平に配置された複数の横架材4と、足場板2、3を横架材4の下側に懸架するための懸吊具5と、横架材4を揚重機の索条7(
図2)によって吊上げるための吊り金具6とから主に構成される。
図1に示す如く、横架材4は、並列に配置される。
【0020】
図1(B)及び
図1(C)に示す如く、足場板2、3は、複合パネル構造を有する足場板である。足場板2、3の枠体は、左右の布枠2a:3aと、両端部の親枠2b:3bと、布枠方向に延びる受け材2c:3cと、親枠2b:3bと平行な補強材2d:3dと、足場板同士を相互連結するための連結部2e:3eとを有する。連結部2e:3eは、隣接する足場板2、3の親枠2b:3bの開口端に嵌挿される。足場板2、3の床材は、枠体に一体的に取付けられた縞鋼板2f:3fからなる。足場板2は、約4mの長さ(布方向の寸法)を有し、足場板3は、約2mの長さ(布方向の寸法)を有する。
【0021】
足場板2、3は縦横に整列配置され、縞鋼板2f:3fは実質的に連続する水平な作業床を吊り足場1に形成する。複数の開口部2g:3gが受け材2c:3cの直上において縞鋼板2f:3fに穿設される。開口部2g:3g及び受け材2c:3cは、後述する足場板支持用の懸吊部材8(
図13)と協働して、足場板2、3を橋梁Aの鋼桁B(
図6)等より懸吊する懸吊手段を構成する。なお、足場板2、3は、必ずしも、この構造のパネル部材に限定されるものでなく、橋梁Aの鋼桁B等より直に懸吊し得る構造を備えた吊り足場用の足場板であれば良く、例えば、他の構造の吊り足場において使用可能なパネル部材等を足場板2、3として使用しても良い。
【0022】
図3(A)、
図3(B)及び
図3(C)は、横架材4の構造を示す平面図、正面図及び底面図であり、
図3(D)、
図3(E)及び
図3(F)は、溝形補強部材42の平面図、正面図及び側面図である。
【0023】
図3(A)、
図3(B)及び
図3(C)に示すように、各横架材4は、足場板2、3と概ね同等の長さを有する複数の角形鋼管を連結部41において一体的且つ直列に連結した構造を有する。連結部41は、一方の角形鋼管から突出した芯材(図示せず)を他方の角形鋼管の開口端に挿入するソケット式の連結手段と、角形鋼管の連結を補強する溝形補強金具42とから構成される。補強金具42の構造が、
図3(D)、
図3(E)及び
図3(F)に示されている。補強金具42は、隣接する角形鋼管の各端部を下側から受入れて角形鋼管の端部同士を架橋する溝形鋼材43と、角形鋼管及び溝形鋼材43を貫通するボルト・ナット組立体44とから構成される。
【0024】
図3(A)、
図3(B)及び
図3(C)に示すように、懸吊具5は、足場板2、3の端部を懸吊するように横架材4の所定位置に配置され、吊り金具6は、吊上げ時の横架材3の水平バランスを考慮した位置(本例では、横架材4の中央部及び両端部)に配置される。
【0025】
図4(A)、
図4(B)及び
図4(C)は、懸吊具5の構造を示す正面図、側面図及び底面図である。
【0026】
懸吊具5は、横架材4を挿通可能な方形開口部52を形成する枠体51と、枠体51を水平に貫通するボルト・ナット組立体53と、枠体51から垂下する一対のブラケット54と、ブラケット54を貫通するボルト・ナット組立体55と、ボルト・ナット組立体55の軸部に支承される足場板懸吊部材56と、足場板懸吊部材56の脱落を防止する係留部材57とから構成される。
【0027】
足場板懸吊部材56は、足場板2、3の親枠2b、3b(仮想線で示す)を挿通可能なU形断面の金属部材からなる。親枠2b、3bは、円形断面の鋼管からなり、足場板懸吊部材56の下端湾曲部内周面の曲率半径は、親枠2b、3bの半径rと実質的に一致する寸法に設定される。
【0028】
懸吊具5は、
図2に示す如く、横架材4を開口部52に挿通した状態でボルト・ナット組立体53を締結することにより、横架材4に取付けられる。足場板懸吊部材56に挿通された親枠2b又は親枠3bは、懸吊具5によって横架材4に懸吊される。隣接する親枠2b及び親枠3bは、自在クランプ58によって互いに緊締されるとともに、補強用の単管80が自在クランプ59によって親枠2b又は親枠3bの下側に緊締される。単管80は、横架材4と直交する方向に延びる。なお、隣接する親枠2b、3bも又、自在クランプ31(
図1)によって相互に緊締される。
【0029】
図1に示す如く、補強用の単管81が足場板2の上側に配置され、単管80と平行に延びる。単管81は、クランプ部材82によって足場板2の受け材2cに緊締される。
図2に示す如く、橋梁の外側の縁に近い単管81には、朝顔70のやらずパイプ71がクランプ部材72によって緊締される。朝顔70は、建地パイプ73及び布パイプ74を縦横に組付けた構成のものであり、建地パイプ73の下端部は、クランプ部材によって足場板2の外端部に緊締される。朝顔70の外側面には、養生ネット(図示せず)が張設される。
【0030】
図5(A)、
図5(B)及び
図5(C)は、吊り金具6の構造を示す正面図、側面図及び横断面図である。
【0031】
吊り金具6は、横架材4を挿通可能な開口部62を形成する枠体61と、枠体61を水平に貫通するボルト・ナット組立体63と、枠体61の上面に垂直に立設したブラケット64とから構成される。ブラケット64の中心部には、チェーン、ワイヤ、ロープ等の索条7(
図2(B))を挿通可能な貫通孔65が形成される。索条7の下端部がブラケット64に係留される。
【0032】
図5に示す如く、吊り金具6は、横架材4を開口部62に挿通した状態でボルト・ナット組立体63を締結することにより、横架材4に固定される。ブラケット64は、枠体61から垂直上方に突出する。後述するとおり、電動ホイスト、電動ウインチ等の揚重機11(
図9(A))が、走行レール10(
図9(A))に取付けられ、索条7は、揚重機11によって巻き上げられ、
図2(B)に矢印で示すように吊り金具6を鉛直上方に吊り上げる。
【0033】
図6〜
図10は、上記構成の吊り足場1を橋梁工事の落下防護工として高架道路の下側に架設する工程を段階的且つ概念的に示す高架道路の側面図及び縦断面図である。
【0034】
図6〜
図10には、鉄道の線路Fと立体交差する高架道路が示されている。
図6(A)に示す如く、高架道路は、概ね水平な橋梁Aの各端部を複数の橋脚C、C’によって支持又は支承した構造を有する。橋梁Aの橋梁桁鋼Bは、H型鋼からなる。橋梁Bは、線路Fを横断するように線路Fの上空に位置しており、平面視において線路Fの軌道と交差し又は直交する。橋脚C、C’の近傍には、
図6(A)に破線で示す如く、昇降用仮設足場Eが設置される。
図6〜8には、理解を容易にするために各軌道上の鉄道車両Kが図示されているが、吊り足場設置工事は、路線の運休日又は運休時間帯、或いは、終電車両運転後且つ始発電車運転前の時間帯(深夜)等に一般に実施されるので、鉄道車両Kは、参考として
図6〜
図8に図示されているにすぎない。
【0035】
このような高架道路A及び鉄道Eの立体交差区域において高架道路Aに吊り足場1を架設(設置)する場合には、橋脚C、C’間の中央領域αに線路Fが位置するので、防護工設置部分の直下(中央領域α)において吊り足場1を地組することも、仮置きすることもできず、従って、吊り足場1を直上の防護工設置部分に上昇させる工程を採用することはできない。このため、線路Fの外側に位置する橋脚C近傍の領域βにおいて吊り足場1を地組する工程が採用され、或いは、工区外の作業区域(地上の作業場等)において吊り足場1を地組した後、地組後の吊り足場1を積載した架台Sを領域βまで移動させる工程が採用される。地組した吊り足場1を架台Sによって領域βに仮置きした状態が
図6(A)及び
図9(A)に示されている。
【0036】
高所作業車を用いた高所作業により、走行レール10が橋梁桁鋼Bの下側に取付けられるとともに、前後一対の電動ホイスト等の揚重機11と、前後一対の手動操作式荷役・運搬装置12とが、走行レール10の所定位置に取付けられる。例えば、走行レール10は、二列又は三列に並列配列される。荷役・運搬装置12として、例えば、手動式トロリ・コンベア装置(ギヤードトロリー又はギヤトロリ等)が使用される。
【0037】
図9(A)に示す如く、本例の高架道路Aでは、並列配置された一対の支柱Cの各々に3列の橋梁桁鋼Bが支承又は支持されており、左右一対の吊り足場1が高架道路Aの下側に配置される。
図6(A)に示す如く、揚重機11及び荷役・運搬装置12は、前後に対をなして各走行レール10に配設される。揚重機11の巻き上げ部から垂下する索条7(一点鎖線で示す)の下端部が、前述のとおり、吊り金具6(
図5)を介して吊り足場1の横架材4に係留される。揚重機11の牽引力が吊り足場1に作用し、吊り足場1は、
図6(B)、
図9(B)及び
図10(A)に示す如く全体的に上昇する。かくして、各吊り足場1は、
図9及び
図10に示すように、3列の橋梁桁鋼Bによって懸吊され且つ支持される。
【0038】
次いで、荷役・運搬装置12から垂下する金属チェーン、ワイヤーロープ等の水平移動用の懸吊部材14(以下、「移動用懸吊部材14」という。)が、
図10(B)に示すように横架材4に係留され、吊り足場1の荷重が移動用懸吊部材14に掛け替えられる。このような第1の盛替作業の結果、吊り足場1の荷重は荷役・運搬装置12によって支持され、索条7の張力は解放され、揚重機11
の負荷は消失する。
【0039】
図10(B)に示す如く、一体の吊り足場1に対して走行レール10を三列に配列し、各吊り足場1に対して合計6台の荷役・運搬装置12を配設した場合、6人の作業者等が各荷役・運搬装置12を同時に手動操作し、
図6(C)に示す如く、吊り足場1を矢印方向に移動(前進)させる。所望により、吊り足場1の寸法・形状・重量や、橋梁桁鋼Bの間隔等の条件に応じて、中央列の荷役・運搬装置12を省略し、或いは、一体の吊り足場1に対して走行レール10を二列に配列し、合計4台の荷役・運搬装置12によって一体の吊り足場1を支持すること可能である。このように合計4台の荷役・運搬装置12を各吊り足場1に配設した場合、4人の作業者等が各荷役・運搬装置12を同時に手動操作し、
図6(C)に示す如く、吊り足場1を矢印方向に移動(前進)させる。
【0040】
このように複数の作業者等が協調して手作業で行う吊り足場1の移動は、電力又は動力の確保や、複雑な制御装置等の設置を要さず、停電、電力不足等の障害を懸念することもなく実施し得る極めて合理的且つ現実的作業であり、しかも、本発明者等の実用化試験によれば、このような手作業の工程は、吊り足場1を円滑且つ確実に移動させる上で極めて有効であると判明した。なお、本明細書において、走行レール10の前方は、橋梁桁鋼Bと平行且つ走行レール10を延長可能な方向
、即ち、桁行方向(
図6(C)の矢印方向)を意味するものとする。
【0041】
作業者等は、荷役・運搬装置12を手動操作し、
図6(C)に破線で示す如く、走行レール10の最前端位置まで吊り足場1を前進させ、これにより、吊り足場1を走行レール10の先端よりも前方に突出させることができる。走行レール10の先端部には、吊り足場1の前進運動を制限するストッパ17(
図11)が配置される。このような吊り足場1の前進により、作業足場が走行レール10の先端部下方に形成されるので、
図7(A)に示す如く新たな走行レール10を比較的の容易に前方に延設することができる。
図7(B)及び
図7(C)に示す如く、このような走行レール10の延設を反復実施することにより、作業者等は、各荷役・運搬装置12を更に手動操作し、吊り足場1を矢印方向に更に移動(前進)させることができる。
【0042】
図11及び
図12は、走行レール10の支持方法及び延設方法を示す走行レールの部分側面図及びI−I線断面図である。
【0043】
図11には、初期位置及び延設位置の各走行レール10が示されている。各走行レール10は、H型鋼(又はI型鋼)からなり、橋梁桁鋼Bの下フランジBaに沿って配置された複数のレール支持装置20によって橋梁桁鋼Bの下フランジBaに取付けられる。レール支持装置20は、下フランジBaに着脱可能に取付けられるコの字金具21と、締付けボルト22によってコの字金具21に固定される鋼製のレールハンガー23と、レールハンガー23の鋼製ベースプレート24と協働して走行レール10の上フランジ10aを挟持する一対の取付け金具25とから構成される。
図12(B)に示す如く、コの字金具21を下フランジBaに緊結又は緊締し、締付けボルト22によってレールハンガー23をコの字金具21に固定し、ボルト・ナット組立体26の締付け力によって上フランジ10aをベースプレート24の水平な下面に強圧して走行レール10をベースプレート24に一体化し、これにより、
図12(A)に示すように走行レール10を橋梁桁鋼Bに一体的に取付けることができる。レール支持装置20によって橋梁桁鋼Bの下フランジBaに一体的に組付けられた走行レール10は、
図11に示す如く、橋梁桁鋼Bの下側において橋梁桁鋼Bと平行
、即ち、桁行方向に延在する。
これに対し、図1〜図11に示されるとおり、横架材4は、橋梁桁鋼Bと交差(一般には直交)する方向、即ち、梁間方向に並列に延びる。
【0044】
レールハンガー23は、鉛直に配向された溝型鋼又はチャンネル形鋼からなり、上下方向に間隔を隔てた複数のボルト孔(図示せず)がそのウェブ部に穿孔される。従って、ボルト孔の選択的使用により、下フランジBaと上フランジ10aとの間隔や、走行レール10の水平性等を所望の如く調整又は調節することができる。
【0045】
図11には、初期的に設置された走行レール10(図の右側)と、この走行レール10に延設された走行レール10(図の左側)とを連結部材15によって直列に連結した状態が示されている。連結部材15は、逆T形断面の鋼材からなり、その水平フランジ15aは、隣接する走行レール10の連接部上面に跨がって延在し、水平フランジ15a及び上フランジ10aを貫通するボルト・ナット組立体16の緊結又は緊締によって走行レール10の連接部同士を一体的且つ直列に連結する。
【0046】
少なくとも一方の走行レール10の連接部には、走行レール10のウェブ同士を整列させる水平変位防止用のガイド部材18が固定され、連接する走行レール10は合芯し、各走行レール10の下フランジ10bの上面は、実質的に連続する荷役・運搬装置12の走行帯を形成する。走行レール10の先端部には、吊り足場1の前進運動を制限するストッパ17(破線で示す)が配設される。
図11に示す如く、揚重機11及び荷役・運搬装置12は、初期位置の走行レール10に取付けられ、荷役・運搬装置12は、連続する走行レール10の下フランジ10b上を走行し、
図11に破線で示す如く水平移動又は横移動する。本例において、荷役・運搬装置12は、移動用懸吊部材14としてロードチェーンを備えるとともに、手動操作部材19としてハンドチェーンを備えており、作業者等が手動操作部材19に人為的牽引力を加えることにより、荷役・運搬装置12を走行レール10に沿って前進させることができる。
【0047】
図7(A)〜
図7(C)に示す如く、走行レール10の延設及び吊り足場1の前進の作業が反復実施される。この結果、走行レール10は、
図8(A)に示す如く、領域βと反対の側に位置する橋脚C’近傍の領域γまで延長され、吊り足場1は、橋脚C’の近傍に移動される。しかる後、
図8(B)に示す如く、チェーン、ワイヤーロープ等の足場板支持用懸吊部材8の上端部が橋梁桁鋼Bに係留される。
【0048】
図13は、本発明に係る吊り足場の架設方法に関し、吊り足場の第2盛替工程を示す吊り足場の正面図である。
【0049】
図13(A)に示すように移動用懸吊部材14によって支持された吊り足場1に対し、
図13(B)に示す如く、足場板支持用懸吊部材8の下端部が足場板2、3に係止され、第2の盛替作業が実施される。懸吊部材8の下端部は、足場板2、3の開口部2g:3g(
図1)を介して受け材2c:3c(
図1)に係止され又は巻掛けられ、或いは、受け材2c:3cに予め取付けられたリング材等に連結される。このような第2の盛替作業の結果、吊り足場1の荷重は、懸吊部材8に掛け替えられ、移動用懸吊部材14の張力が解放され、荷役・運搬装置12の負荷が解消する。かくして、吊り足場1の荷重は橋梁桁鋼Bによって支持され、横架材4及び荷役・運搬装置12の支持力に依存しない足場板2、3の作業床が形成される。作業床上の作業者等は、移動用懸吊部材14と横架材4との連結を解き、横架材4を解体・撤去するとともに、荷役・運搬装置12を走行レール10から取外す。横架材4及び荷役・運搬装置12を撤去した状態が、
図13(C)に示されている。解体・撤去後の荷役・運搬装置12及び横架材4等は、高所作業車や仮設足場E(
図6(A))等を使用して地上に降下され、引き続き設置される後続の吊り足場1の移動又は地組作業において使用され、或いは、他の工区等における同様の作業において使用される。
【0050】
このようにして最前端位置の吊り足場1が
図13(C)に示す如く設置された後、同様の作業手順(
図6及び
図7)に従って後続の吊り足場1が橋梁桁鋼Bの下側に架設される(
図8)。即ち、前述の作業手順と同様の作業手順により、後続の吊り足場1が橋脚C近傍の領域βにおいて揚重機11の索条7によって上昇され、索条7が第1の盛替作業により移動用懸吊部材14に盛替えられ、しかる後、荷役・運搬装置12によって前進され、既に設置された最前端の吊り足場1に連接する位置まで移動し、移動用懸吊部材14が、第2の盛替作業により足場板支持用の懸吊部材8に盛替えられ、かくして、既設の吊り足場1と連接する後続の吊り足場1が橋梁桁鋼Bの下側に更に架設される。以下、同様の作業が反復実施され、この結果、
図8(C)に示す如く、橋梁桁鋼Bの下側に延在する吊り足場1の連続帯が落下防護工として橋梁桁鋼Bの全域に架設される。
【0051】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
【0052】
例えば、上記実施例では、橋梁桁鋼の下フランジにレール支持装置を取付け、レール支持装置によって走行レールを支持しているが、橋梁下面の吸音板等を支持する既存の取付け金具等を利用して走行レールを支持しても良い。
【0053】
また、上記実施例においては、荷役・運搬装置を吊り足場の前進させるのに使用しているが、所望により、吊り足場の前進動作だけではなく、吊り足場の後退動作に荷役・運搬装置の運動を利用しても良い。
【0054】
更に、上記実施例は、朝顔を有する鋼桁側部の吊り足場の架設に関するものであるが、本発明は、朝顔を有しない中間部の吊り足場についても同様に適用し得るものである。
【0055】
また、上記実施例の吊り足場は、角形鋼管又は構造用鋼管からなる横架材を使用したものであるが、トラス状ビーム、H型鋼、溝型鋼、C型鋼等を横架材として使用しても良い。