特許第6873498号(P6873498)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6873498
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】折り畳み式収納台車
(51)【国際特許分類】
   B62B 3/02 20060101AFI20210510BHJP
   B62B 3/16 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
   B62B3/02 B
   B62B3/16
【請求項の数】2
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2019-198962(P2019-198962)
(22)【出願日】2019年10月31日
(62)【分割の表示】特願2015-167217(P2015-167217)の分割
【原出願日】2015年8月26日
(65)【公開番号】特開2020-23318(P2020-23318A)
(43)【公開日】2020年2月13日
【審査請求日】2019年11月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】597144484
【氏名又は名称】ジー・オー・ピー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117857
【弁理士】
【氏名又は名称】南林 薫
(72)【発明者】
【氏名】千田 豊治
【審査官】 米澤 篤
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−3717(JP,A)
【文献】 特開2007−118984(JP,A)
【文献】 特開平9−221129(JP,A)
【文献】 特開平6−345091(JP,A)
【文献】 特開平11−75959(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62B 3/02
B62B 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
4隅に手掛部材を有する上側フレーム部と、
キャスターが取り付けられる底部と、
前記上側フレーム部と前記底部との間で鉛直方向に配置され、囲まれる空間によって収納空間を形成する側板部と、
前記収納空間を閉塞する着脱可能な蓋部と、を有し、
前記上側フレーム部は、鉛直方向から水平方向に水平軸回りに回動された前記側板部に重なり合うことで折り畳められる折り畳み式収納台車であって、
前記蓋部は、
前記収納空間を上側から閉塞し、上側に回動させることで前記収納空間が開口される開閉蓋板を有し、前記開閉蓋板を開閉するとき、および前記蓋部を着脱するときに前記4隅の手掛部材と干渉しないように4隅それぞれの位置に、隣り合う2辺に亘って開放された切欠部を有することを特徴とする折り畳み式収納台車。
【請求項2】
前記蓋部は、第1の開閉蓋板および第2の開閉蓋板を有し、
前記第1の開閉蓋板は、前記第1の開閉蓋板を開閉するとき、および前記蓋部を着脱するときに前記4隅の手掛部材のうち第1の手掛部材および第2の手掛部材と干渉しないように、それぞれ隣り合う2辺に亘って開放された第1の切欠部および第2の切欠部を有し、
前記第2の開閉蓋板は、前記第2の開閉蓋板を開閉するとき、および前記蓋部を着脱するときに前記4隅の手掛部材のうち第3の手掛部材および第4の手掛部材と干渉しないように、それぞれ隣り合う2辺に亘って開放された第3の切欠部および第4の切欠部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式収納台車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折り畳み式収納台車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば建築工事現場などには折り畳み式収納台車が用いられている。折り畳み式収納台車は、収納物を収納する場合には組み立て、収納物を収納しない場合には折り畳むことにより省スペース化を図ることができる。
【0003】
特許文献1には、矩形状の底部フレーム上に側部フレームが折り重ね自在に設けられた吊用パレットが開示されている。特許文献1の吊用パレットでは、対向する一対の側部フレームを吊上用支柱に連結して底部フレーム上に折り重ね自在な一対の強化フレームが形成され、残る一対の側部フレームを吊上用支柱に着脱自在に連結して底部フレーム上に折り重ね自在な折畳みフレームが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−182250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された吊用パレットでは側部フレームに囲まれた収納空間に収納物を出し入れする場合に、作業者が収納物を少なくとも折畳みフレームの高さ方向を略二分する高さまで持ち上げなければならず、特に重量のある収納物を出し入れする作業が困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、作業者が収納空間に対して収納物を容易に出し入れできる折り畳み式収納台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の折り畳み式収納台車は、4隅に手掛部材を有する上側フレーム部と、キャスターが取り付けられる底部と、前記上側フレーム部と前記底部との間で鉛直方向に配置され、囲まれる空間によって収納空間を形成する側板部と、前記収納空間を閉塞する着脱可能な蓋部と、を有し、前記上側フレーム部は、鉛直方向から水平方向に水平軸回りに回動された前記側板部に重なり合うことで折り畳められる折り畳み式収納台車であって、前記蓋部は、前記収納空間を上側から閉塞し、上側に回動させることで前記収納空間が開口される開閉蓋板を有し、前記開閉蓋板を開閉するとき、および前記蓋部を着脱するときに前記4隅の手掛部材と干渉しないように4隅それぞれの位置に、隣り合う2辺に亘って開放された切欠部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の折り畳み式収納台車によれば、作業者が収納空間に対して収納物を容易に出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す斜視図である。
図2】組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す正面図である。
図3】組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す側面図である。
図4】折り畳み式収納台車を示す底面図である。
図5】組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す断面図である。
図6】短手側板部を引き上げる途中の状態の折り畳み式収納台車を示す断面図である。
図7】短手側板部を引き上げた状態の折り畳み式収納台車を示す断面図である。
図8】長手側板部を折り畳む途中の状態の折り畳み式収納台車を示す斜視図である。
図9】折り畳まれた状態の折り畳み式収納台車を示す斜視図である。
図10】扉体の回動機構を示す斜視図である。
図11】第1扉体および第2扉体を開いた状態を示す斜視図である。
図12】上側回動防止部の構成を示す斜視図である。
図13】下側回動防止部の構成を示す斜視図である。
図14】第1の蓋部の構成を示す斜視図である。
図15】第2の蓋部の構成を示す斜視図である。
図16】第3の蓋部の構成を示す斜視図である。
図17】収納空間の内側に緩衝部を配置した状態を示す斜視図である。
図18】第2の実施形態の上側回動防止部の構成を示す斜視図である。
図19】第2の実施形態の下側回動防止部の構成を示す斜視図である。
図20】折り畳み式収納台車の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、本実施形態に係る折り畳み式収納台車(以下、収納台車1という)について図面を参照して説明する。以下の図面では便宜上、矢印Frを前側、矢印Rrを後側、矢印Rを右側、矢印Lを左側として図示する。ただし、収納台車1は、走行面上を前後左右の何れの方向にも走行することができる。
図1は、組み立てられた状態の収納台車1を示す斜視図である。図2は、図1に示す左側から見た収納台車1の図(正面図)である。図3は、図1に示す後側から見た収納台車1の図(側面図)である。
図1図3に示すように、収納台車1は、略直方体状に形成されており、底部10、走行部20、上側フレーム部30および側板部40を備えている。本実施形態の収納台車1は、左右方向よりも前後方向が長い略矩形状に形成されている。
【0011】
まず、底部10の構成について図4を参照して説明する。図4は、収納台車1の底面図である。底部10は、収納台車1の外形の一部を構成し、収納物が載置される。本実施形態の底部10は、一対の下側長手フレーム部11a、11b、一対の下側短手フレーム部12a、12b、コーナ部材13、補強フレーム14、底板15、スペーサ部材16などを有している。下側長手フレーム部11a、11b、下側短手フレーム部12a、12bおよび補強フレーム14は、例えばアルミニウム合金製の中空状の角パイプを用いることができる。
【0012】
下側長手フレーム部11a、11bのうち一方の下側長手フレーム部11aは、固定フレーム部19と可動フレーム部101とを有する。固定フレーム部19は、可動フレーム部101に対して内側の位置で並列して配置される。可動フレーム部101は、前後方向の略中央で分割され、前側可動フレーム(前側下フレーム)102aと後側可動フレーム(後側下フレーム)102bとを有する。前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bとは、鉛直軸回りに沿って水平方向に回動可能である。前側可動フレーム102aおよび後側可動フレーム102bが回動する回動機構については、後述する。固定フレーム部19には、前後に離れた位置に可動フレーム部101の荷重を受ける荷重受部材103a、103bがそれぞれ前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bの下側まで突出している。また、固定フレーム部19には、前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bとが意図せず回動してしまうことを防止するための下側回動防止部130の一部を構成する受部材105a、105bがそれぞれ前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bの下側まで突出している。また、固定フレーム部19には、受部材105aの前側および受部材105bの後側にゴムなどの後述する弾性部材136が取り付けられている(図13を参照)。
【0013】
下側長手フレーム部11a、11bおよび下側短手フレーム部12a、12bは、コーナ部材13により4つの角部で結合することで、矩形状の四方のフレーム枠を構成する。本実施形態では、下側長手フレーム部11aのうち固定フレーム部19はコーナ部材13により結合され、前側可動フレーム102aおよび後側可動フレーム102bはコーナ部材13に対して回動可能に連結される。フレーム枠内は複数の補強フレーム14が前後左右方向に付き合わせ、溶接やねじ止めされることで格子状に形成され、補強される。下側長手フレーム部11b、固定フレーム部19、下側短手フレーム部12a、12bおよび補強フレーム14の上面には、収納物が載置される底板15が固定されている。
【0014】
各コーナ部材13には鉛直方向に挿通孔が形成され、挿通孔にはそれぞれ鉛直方向に沿った円柱状のスペーサ部材16が固定されている(図1図3を参照)。各スペーサ部材16は、コーナ部材13から下側に向かって突出している。各スペーサ部材16の下端には、水平方向に拡開する受け部17が形成されている。
また、図1および図2に示すように、下側短手フレーム部12a、12bには外側の側面から連続して上側に向かって突出する下側ストッパ部材18a、18bが一体的に形成されている。下側ストッパ部材18a、18bは、収納台車1が組み立てられたときに、後述する短手側板部51a、51bの下端が下側短手フレーム部12a、12bを超えて外側まで回動するのを防止する。また、下側短手フレーム部12a、12bの外側の側面には、組み立てられた収納台車1が不用意に折り畳まれないようにロックするロック部材70を有している。ロック部材70は、短手側板部51a、51bの下部に取り付けられた受部材71との間で解除可能にロックされる。
【0015】
次に、走行部20の構成について説明する。走行部20は、収納台車1に収納された収納物の荷重を支持しながら走行面を走行する。走行部20は、複数のキャスター21を有している。図4に示すように、本実施形態のキャスター21は、底部10の4隅の4箇所と、前後方向の略中央であって左右に離れた2箇所との計6箇所に配置されている。各キャスター21は、固定フレーム部19、下側長手フレーム部11b、下側短手フレーム部12a、12bおよび補強フレーム14の下面にそれぞれ結合された取付板22を介して取り付けられている。4隅の取付板22は、角部が切り欠かれた形状に形成されている。また、中央の取付板22は、2つの角部が切り欠かれた形状に形成されている。各キャスター21は、取付板22に対して鉛直方向に沿った旋回軸を中心に旋回することで収納台車1が走行面上を前後左右の任意の方向に走行することができる。なお、各キャスター21のうち、4隅のキャスター21はブレーキペダル23を有し、ブレーキペダル23を上側から下側に向かって押し込むことで車輪をロックすることができる。また、中央の2つのキャスター21の左右の間隔は、4隅のキャスター21の左右の間隔に比べて広く確保されている。
【0016】
次に、上側フレーム部30について図1を参照して説明する。上側フレーム部30は、収納台車1の外形の一部を構成し、収納台車1を折り畳む場合および収納台車1を組み立てる場合の何れでも形状が維持される。上側フレーム部30は、一対の上側長手フレーム部31a、31b、一対の上側短手フレーム部32a、32b、コーナ部材33、手掛部材34などを有している。上側長手フレーム部31a、31bおよび上側短手フレーム部32a、32bは、例えばアルミニウム合金製の中空状の角パイプを用いることができる。
【0017】
上側長手フレーム部31a、31bのうち一方の上側長手フレーム部31aは、前後方向の略中央で分割され、前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとを有する。前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとは、鉛直軸回りに沿って水平方向に回動可能である。前側上フレーム106aおよび後側上フレーム106bが回動する回動機構については、後述する。また、前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとには、意図せず回動してしまうことを防止するための上側回動防止部120を有する。
【0018】
上側長手フレーム部31a、31bおよび上側短手フレーム部32a、32bは、コーナ部材33により4つの角部で結合することで、矩形状の四方のフレーム枠を構成する。本実施形態では、前側上フレーム106aおよび後側上フレーム106bはコーナ部材33に対して回動可能に連結される。また、上側長手フレーム部31bとコーナ部材33との間、上側短手フレーム部32a、32bとコーナ部材33との間は、例えばリベットなどを用いて結合されている。
なお、上側長手フレーム部31a、31bおよび上側短手フレーム部32a、32bは、コーナ部材33を介して結合する場合に限られず、上側長手フレーム部31a、31bおよび上側短手フレーム部32a、32bを直接、結合してもよい。
【0019】
各コーナ部材33には鉛直方向の挿通孔が形成され、挿通孔にはそれぞれ鉛直方向に沿った円柱状の手掛部材34が固定されている。各手掛部材34は、コーナ部材33から上側に向かって突出している。本実施形態では、手掛部材34が上側フレーム部30から上側に突出する寸法と、スペーサ部材16が底部10から下側に突出する寸法と、後述する蓋部の厚みとを加算した寸法は、キャスター21の鉛直方向の寸法よりも大きい寸法に設定されている。手掛部材34は、作業者が収納台車1を押すときの手掛け部として用いたり、上側に別の収納台車1を積み重ねるときの支持部として用いたりすることができる。
また、図1および図2に示すように、上側短手フレーム部32a、32bには外側の側板から連続して下側に向かって突出する上側ストッパ部材35a、35bが一体的に形成されている。上側ストッパ部材35a、35bは、収納台車1が組み立てられたときに、後述する短手側板部51a、51bの上側が上側短手フレーム部32a、32bを超えて外側まで回動するのを防止する。また、上側短手フレーム部32a、32bの外側の側面には、折り畳まれた収納台車1の上側フレーム部30がガタつかないように、上述したロック部材70とロックされる受部材72が取り付けられている。
【0020】
図5は、図2に示すI−I線に沿って切断して矢印方向から見た断面図である。
図1および図5に示すように、上側短手フレーム部32bは、収納空間50側に位置する組み立て用把手部36を備えている。組み立て用把手部36は、上側短手フレーム部32bに上下方向に回動自在に取り付けられたブラケット37と、ブラケット37の先端に取り付けられた把手本体38とを有している。なお、上側短手フレーム部32aも同様に、組み立て用把手部36を備えている。
作業者は、折り畳まれた収納台車1を組み立てるときに、一方の手で上側短手フレーム部32aの組み立て用把手部36を引き上げ、他方の手で上側短手フレーム部32bの組み立て用把手部36を引き上げる。
【0021】
次に、側板部40の構成について図1図3を参照して説明する。側板部40は、収納台車1の外形の一部を構成し、底部10および上側フレーム部30との間で回動することにより、収納台車1の折り畳みおよび組み立てを可能にする。収納台車1が組み立てられた状態では、側板部40は、上側フレーム部30と底部10との間で鉛直方向に配置される。一方、収納台車1が折り畳まれた状態では、側板部40は、鉛直方向から回動され水平方向に配置され、底部10および上側フレーム部30と重なり合う。
【0022】
側板部40は、一対の長手側板部41a、41b、一対の短手側板部51a、51bなどを有している。
長手側板部41a、41bは、底部10と上側長手フレーム部31a、31bとの間に配置され、収納台車1の長手方向の側面を閉塞する。
まず、長手側板部41aと長手側板部41bとの共通する構成について、長手側板部41aを参照して説明する。
長手側板部41aは、上側長手側板部42と、下側長手側板部43とを有する。上側長手側板部42および下側長手側板部43は、同一サイズの複数のプレート44が前後方向に配置して構成されている。各プレート44は、例えばアルミニウム合金製であって、円状の凹凸が一面に亘って複数形成され、剛性を向上させている。なお、各図では、複数の円状の凹凸の一部のみを図示している。
【0023】
上側長手側板部42は、上側長手フレーム部31a、31bに対して水平軸回りに回動可能である。具体的には、図5に示すように、上側長手側板部42の上端はヒンジ45を介して上側長手フレーム部31a、31bに回動可能に連結されている。ヒンジ45は、回動軸が収納空間50側に位置している。
また、下側長手側板部43は、下側長手フレーム部11a、11bに対して水平軸回りに回動可能である。具体的には、下側長手側板部43の下端はヒンジ46を介して可動フレーム部101、下側長手フレーム部11b、すなわち底部10に回動可能に連結されている。ヒンジ46は、回動軸が収納空間50側に位置している。
また、上側長手側板部42および下側長手側板部43とは、水平軸回りに回動可能である。具体的には、上側長手側板部42の下端と下側長手側板部43の上端とはヒンジ47を介して回動可能に連結されている。ヒンジ47は、回動軸が収納空間50の外側に位置している。
【0024】
このように構成される長手側板部41a、41bでは、上側長手側板部42はヒンジ45の回動軸を中心に回動し、下側長手側板部43はヒンジ46の回動軸を中心に回動し、上側長手側板部42および下側長手側板部43がヒンジ47を介して回動する。したがって、上側長手側板部42および下側長手側板部43は、収納空間50内で重なり合うように折り畳みが可能である。ここで、上側長手側板部42の下端面と下側長手側板部43の上端面とは、完全な水平ではなく僅かに傾斜して形成されている。すなわち、下端面および上端面を僅かに傾斜させることで、図3および図5に示すように収納台車1が組み立てられた状態では、上側長手側板部42の下端と下側長手側板部43の上端とは僅かに収納空間50側に位置する。したがって、収納台車1が組み立てられた状態では、上側フレーム部30の荷重や長手側板部41a、41bの自重によって上側長手側板部42と下側長手側板部43とは折り畳まれる方向に常に力が作用する。
【0025】
このとき、図5に示すように、長手側板部41aの上側長手側板部42の長手方向の両側と下側長手側板部43の長手方向の両側とは、後述する短手側板部51a、51bに結合された当接部材114に当接している。一方、長手側板部41bの上側長手側板部42の長手方向の両側と下側長手側板部43の長手方向の両側とは、短手側板部51a、51b自体に当接している。したがって、意図せずに上側長手側板部42と下側長手側板部43とが折り畳まれることを防止する。
すなわち、図2に示すように、長手側板部41aと直交する方向(左側)から長手側板部41aを見た場合に、長手側板部41aは、短手側板部51aおよび短手側板部51bに結合されている当接部材114に当接できるように、当接部材114と重なり合う位置まで前後方向に長く形成されている。一方、図示は省略するが、長手側板部41bと直交する方向(右側)から長手側板部41bを見た場合に、長手側板部41bは、短手側板部51aおよび短手側板部51b自体に当接できるように、短手側板部51aおよび短手側板部51bと重なり合う位置まで前後方向に長く形成されている。
【0026】
次に、長手側板部41aの構成のうち、長手側板部41bと異なる構成について説明する。
長手側板部41aは、鉛直方向の状態を維持したまま水平方向に移動可能、具体的には鉛直軸線回りに水平方向に回動可能に構成されている。特に、本実施形態の長手側板部41aは、収納空間50の外側に向かって鉛直軸回りに水平方向に回動することで、収納空間50を広く開放することができる。
本実施形態の長手側板部41aは、上側長手側板部42および下側長手側板部43が、前後方向の略中央で前側(一方側)と後側(他方側)とで分割して構成されている。ここで、前側の上側側板部110aと前側の下側側板部111aとにより第1扉体112を構成し、後側の上側側板部110bと後側の下側側板部111bとにより第2扉体113を構成する。第1扉体112および第2扉体113は、収納台車1の角部で鉛直軸回りに水平方向に回動可能に支持されている。したがって、第1扉体112および第2扉体113は、いわゆる観音扉を構成する。
【0027】
次に、短手側板部51a、51bは、底部10と上側短手フレーム部32a、32bとの間に配置され、収納台車1の短手方向の側面を閉塞する。短手側板部51aと短手側板部51bとは同一構成であることから、ここでは短手側板部51bの構成について説明する。
図5に示すように、短手側板部51bは、短手側板52を有している。短手側板52は、上下方向の寸法が長手側板部41aの上下寸法と略同寸法に形成されている。また、短手側板52は、長手側板部41bが折り畳まれないように当接して配置されることから、左右方向の寸法が収納台車1の左右方向の寸法よりも僅かに短く形成されている。
短手側板52は、同一サイズの複数(ここでは4つ)のプレート53が上下左右に結合されて構成されている。これらプレート53は、上側長手側板部42および下側長手側板部43に用いられているプレート44と同一のものである。したがって、プレート44あるいはプレート53が破損した場合には、破損したプレートのみを新たなプレートに交換することができ、修理に掛かるコストを削減することができる。
【0028】
短手側板部51bは、上側短手フレーム部32bに対して水平軸回りに回動可能である。具体的には、図5に示すように、短手側板部51bの上端はヒンジ54を介して上側短手フレーム部32bに回動可能に連結されている。ヒンジ54は、回動軸が収納空間50側に位置している。本実施形態のヒンジ54は、水平方向の回動軸が上下に2つ有する2軸のヒンジが用いられている。
また、短手側板部51bは、下端にロック部材60を有する。ロック部材60は、いわゆる落とし錠であって、短手側板部51bが底部10あるいは下側短手フレーム部12bに向かってスライドさせてロックすることで、短手側板部51bが意図せず回動することを防止できる。なお、ロック部材60は、収納空間50側から操作できる位置に配置される。また、ロック部材60は、落とし錠である場合に限られず、短手側板部51bを底部10あるいは下側短手フレーム部12bに対してロックできる構成であればよい。
また、短手側板部51bは、上下方向の略中央であって、長手側板部41a側に上述した当接部材114を有する。
【0029】
また、短手側板部51bは、上下方向における略中央であって収納空間50側に位置する折り畳み用把手部55を備えている。折り畳み用把手部55は、短手側板52に上下方向に回動自在に取り付けられたブラケット56と、ブラケット56の先端に取り付けられた把手本体57とを有している。
【0030】
折り畳み用把手部55は、収納台車1が組み立てられた状態では、上述した組み立て用把手部36の下側に位置し、把手本体57の自重により収納空間50側で略鉛直方向に垂下している。
作用者は、組み立てられた収納台車1を折り畳むときに、一方の手で短手側板部51aの折り畳み用把手部55を引き上げ、他方の手で短手側板部51bの折り畳み用把手部55を引き上げる。なお、本実施形態では、作業者が容易に識別できるように、組み立て用把手部36の把手本体38と、折り畳み用把手部55の把手本体57にそれぞれ異なる色により形成されている。なお、組み立て用把手部36と、折り畳み用把手部55とは、異なる色で形成する場合に限られず、作業者が容易に識別できるように異なる形状により形成してもよい。
【0031】
次に、収納台車1の折り畳み方法について図1図6を参照して説明する。
作業者は、図1に示すように収納台車1が組み立てられた状態からロック部材70と受部材71との間のロックを解除する。また、作業者は、ロック部材60による底部10と短手側板部51a、51bとの間のロックを解除する。次に、作業者は、一方の手で短手側板部51aの折り畳み用把手部55を引き上げ、他方の手で短手側板部51bの折り畳み用把手部55を引き上げる。
図6は、短手側板部51aおよび短手側板部51bを引き上げている状態を示す正面図である。図6では、長手側板部41a、41bを省略して図示している。
折り畳み用把手部55を引き上げることで、短手側板部51aの下端がヒンジ54を中心にして上側に回動し、短手側板部51bの下端がヒンジ54を中心にして上側に回動する。なお、長手側板部41aと長手側板部41bとは、収納空間50側に向かって折り畳まれる方向に力が作用しているが、短手側板部51aおよび短手側板部51bが完全に水平になるまでの途中の状態では、短手側板部51aおよび短手側板部51bに当接されることで折り畳みが妨げられる。
【0032】
図7は、短手側板部51aおよび短手側板部51bを水平になるまで引き上げた状態を示す正面図である。図7では、長手側板部41a、41bを省略して図示している。
作業者は、短手側板部51aおよび短手側板部51bが水平になるまで引き上げることで、短手側板部51aと短手側板部51bとが上下に重なり合う。このとき、短手側板部51aと短手側板部51bとのうち先に引き上げ始めた方が上側に位置し、後から引き上げた方が下側に位置する。図7では、下側に位置する短手側板部51bは上側短手フレーム部32bとの間において、ヒンジ54の2軸の回動軸のうち下側の回動軸を介して折り畳まれる。一方、上側に位置する短手側板部51aは上側短手フレーム部32aとの間において、ヒンジ54の上側の回動軸を介して折り畳まれる。なお、2軸のヒンジに代えて板状のゴムなどの弾性体を用いてよい。板状のゴムを用いる場合には、回動位置を上下で任意の位置に変更することができる。
【0033】
短手側板部51aおよび短手側板部51bが水平になるまで引き上げられることで、長手側板部41aと長手側板部41bとは上側フレーム部30の荷重や長手側板部41aおよび長手側板部41bの自重によって、収納空間50側に向かって折り畳まれる。
図8は、長手側板部41aおよび長手側板部41bが折り畳まれている途中の状態を示す斜視図である。このとき、作業者の両手は、各折り畳み用把手部55の把手本体57を保持したままであるために、作業者の手が短手側板部51a、51bや長手側板部41a、41bに挟まれるおそれがなく安全に折り畳み作業をすることができる。
【0034】
図9は、収納台車1が折り畳まれた状態を示す斜視図である。
図9に示すように、図8の状態から長手側板部41aと長手側板部41bとが完全に折り畳まれることで、収納台車1は上から順番に、上側フレーム部30、短手側板部51a、51b、長手側板部41a、41b、底部10が重なり合った状態に折り畳まれる。このとき、作業者が、ロック部材70を受部材72にロックすることで、上側フレーム部30をガタつかないようにすることができる。
【0035】
このように、本実施形態の収納台車1は、作業者が短手側板部51a、51bを引き上げるという作業だけで、容易に収納台車1を折り畳むことができる。また、収納台車1が組み立てられた状態から折り畳まれるまでの間、上側フレーム部30の上側長手フレーム部31a、31bおよび上側短手フレーム部32a、32bは結合され、四方のフレーム枠を維持させた状態のままであることから、折り畳むときの状態を安定化でき、折り畳みの作業性を向上させることができる。
【0036】
次に、収納台車1の組み立て方法について図9を参照して説明する。
作業者は、図9に示すように収納台車1が折り畳まれた状態から、ロック部材70と受部材72との間のロックを解除する。作業者は、一方の手で上側短手フレーム部32aの組み立て用把手部36を引き上げ、他方の手で上側短手フレーム部32bの組み立て用把手部36を引き上げる。
上側フレーム部30の上昇に応じて、長手側板部41aと長手側板部41bとは折り畳まれた状態から徐々に上側長手側板部42と下側長手側板部43との間の角度が拡開する。このとき、短手側板部51aおよび短手側板部51bの下端は自重により、ヒンジ54を介して下側に回動する力が作用しているが、長手側板部41aおよび長手側板部41bに当接されることで、その回動が妨げられている。
【0037】
更に、作業者が、組み立て用把手部36を引き上げることで、長手側板部41aと長手側板部41bとは、上側長手側板部42と下側長手側板部43とが鉛直方向に略直線状に配置される。したがって、短手側板部51aおよび短手側板部51bの下端は、その回動を妨げるものがなくなることで、底部10の下側短手フレーム部12a、12bまで回動する。このとき、短手側板部51aおよび短手側板部51bが下側ストッパ部材18a、18bおよび上側ストッパ部材35a、35bに当接することで、短手側板部51aおよび短手側板部51bが外側まで回動するのを防止する。長手側板部41a、41bおよび短手側板部51a、51bが、鉛直方向に配置されることで、図1に示すように収納台車1が組み立てられる。
【0038】
このように、本実施形態の収納台車1は、作業者が上側フレーム部30を引き上げるという作業だけで、容易に収納台車1を組み立てることができる。また、収納台車1が折り畳まれた状態から組み立てるまでの間、上側フレーム部30の上側長手フレーム部31a、31bおよび上側短手フレーム部32a、32bは結合され、四方のフレーム枠を維持させた状態のままであることから、組み立てるときの状態を安定化でき、組み立ての作業性を向上させることができる。
【0039】
次に、本実施形態の収納台車1の長手側板部41a、具体的には第1扉体112と第2扉体113とを水平方向に移動させて、収納空間を開放させる構成について説明する。
ここでは、長手側板部41aを構成する、第1扉体112と第2扉体113とは、同一の構成であるため、第2扉体113を用いて説明する。
図10は、第2扉体113が水平方向に回動する構成を示す斜視図である。
本実施形態では、第2扉体113は上側長手フレーム部31aの後側上フレーム106b、および、下側長手フレーム部11aの後側可動フレーム102bを介して、水平方向に回動する。
【0040】
後側上フレーム106bは、端部に上側回動部115が結合される。上側回動部115は、後側上フレーム106bから水平方向に延出された上下一対の平板116であって、先端側に鉛直方向に沿って穿設された回動孔部117を有する。上側回動部115は、平板116がコーナ部材33を上下から挟み込むような状態で、回動孔部117に手掛部材34が挿通されている。すなわち、上側回動部115は、手掛部材34の軸線回り、具体的には外周面に沿って水平方向に回動する。なお、回動孔部117の上側に、図示しないリング状の補強部材を手掛部材34に固定してもよい。補強部材は、第2扉体113が水平方向に回動したときに、扉体の自重で平板116が浮いてしまうことを防止する。
同様に、後側可動フレーム102bは、端部に下側回動部118が結合される。下側回動部118は、後側可動フレーム102bから水平方向に延出された上下一対の平板119であって、先端側に鉛直方向に沿って穿設された回動孔部117を有する。下側回動部118は、コーナ部材13を上下から挟み込むような状態で、回動孔部117にスペーサ部材16が挿通されている。すなわち、下側回動部118は、スペーサ部材16の軸線回り、具体的には外周面に沿って水平方向に回動する。
なお、手掛部材34と回動孔部117との間、スペーサ部材16と回動孔部117との間には、例えば合成樹脂で形成された図示しないスリーブが介在し、両者の摩擦を低減させている。
【0041】
ここで、上側回動部115は後側上フレーム106bに結合され、この後側上フレーム106bは第2扉体113の一部を構成する後側の上側側板部110bに連結されている。また、下側回動部118は後側可動フレーム102bに結合され、この後側可動フレーム102bは第2扉体113の一部を構成する後側の下側側板部111bに連結されている。したがって、第2扉体113は、上側回動部115および下側回動部118を介して鉛直軸回りに沿って水平方向に回動することができる。同様に、第1扉体112も、上側回動部115および下側回動部118を介して鉛直軸回りに沿って水平方向に回動することができる。
【0042】
図11は、第1扉体112および第2扉体113を水平方向に回動させて収納空間50を開放させた状態を示す斜視図である。
図11に示すように、第1扉体112および第2扉体113はいわゆる観音扉式に開閉される。なお、第1扉体112および第2扉体113は、収納台車1の角部に配置された手掛部材34およびスペーサ部材16を介して鉛直軸回りに沿って水平方向に回動する。したがって、第1扉体112および第2扉体113を開いたときの前後方向の開口幅を大きく確保することができ、収納空間50への収納物の出し入れを容易に行うことができる。
【0043】
また、第1扉体112および第2扉体113を開いたときに、収納空間50内に収納物を出し入れする方向の延長線上から第1扉体112および第2扉体113を退避させることができる。したがって、収納空間50内に収納物を出し入れするときに、収納物が第1扉体112および第2扉体113に接触してしまい、収納物や第1扉体112または第2扉体113が破損してしまうことを防止することができる。
また、手掛部材34およびスペーサ部材16に沿って第1扉体112および第2扉体113を回動させることで、回動軸を別途で配置する必要がなく、製造コストを削減することができる。また、手掛部材34およびスペーサ部材16は、その機能上から高強度に形成されていることから、第1扉体112および第2扉体113を水平方向に回動させる上側回動部115、下側回動部118の剛性を向上させることができる。
【0044】
次に、第1扉体112と第2扉体113とが意図せず回動してしまうことを防止する上側回動防止部120、下側回動防止部130について説明する。
図12は、上側回動防止部120の構成を示す斜視図である。
上側回動防止部120は、第1扉体112および第2扉体113の境界の上側、具体的には前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとに亘って配置される。上側回動防止部120は、掛金部材121と、受部材126a、126bとを有する。
掛金部材121は、本体部122と、本体部122から屈曲する操作部123との断面L字状に形成され、本体部122の後側の一端が後側上フレーム106bの外側の側面に回動可能に軸支される。また、本体部122は、受部材126a、126bが係止する係止溝124a、124bが形成される。また、本体部122の前側の一端には鍵用通孔125が形成される。
一方、受部材126a、126bは、頭部を有するネジが用いられ、それぞれ前側上フレーム106a、後側上フレーム106bの外側の側面に固定される。なお、受部材126a、126bは、頭部が側面から離れた状態で固定される。
【0045】
掛金部材121を、鉛直状態から水平状態に回動させることで、掛金部材121の本体部122の係止溝124a、124bにそれぞれ受部材126a、126bが挿入される。このとき、係止溝124a、124bがそれぞれ受部材126a、126bの頭部と、前側上フレーム106a、後側上フレーム106bの外側の側面との間に位置することから、掛金部材121と受部材126a、126bとが係止される。この状態では、第1扉体112、第2扉体113を水平方向に回動しようとしても、掛金部材121が前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとの受部材126a、126bに係止されているために、その回動が防止される。
【0046】
また、上側回動防止部120を挟んだ、前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとの外側の側面には、第1扉体112、第2扉体113を開くときに用いる取手127a、127bが固定されている。前側の取手127aには、水平状態の掛金部材121の本体部122の鍵用通孔125に連通する連通孔128が形成されている。したがって、鍵用通孔125と連通孔128とに、例えばダイヤル式の南京錠を挿通させて施錠することができ、掛金部材121の回動自体を防止して、収納空間50に収納された収納物の盗難などを防止することができる。
【0047】
また、上側長手フレーム部31aを挟んだ上側回動防止部120の反対側、具体的には前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとの内側の側面に亘って、戸当り部材129が配置されている。戸当り部材129は、断面L字状に形成され、後側上フレーム106bの内側の側面のみに固定され、前側上フレーム106aには固定されていない。したがって、第2扉体113を閉めた状態では、戸当り部材129がコーナ部材33に向かって延出するように配置される。この状態から第1扉体112を閉めることで、戸当り部材129に当接し、第1扉体112が惰性で収納空間50の内側まで進入することを防止することができる。
【0048】
次に、第1扉体112と第2扉体113とが意図せず回動してしまうことを防止する下側回動防止部130について説明する。
図13は、下側回動防止部130の構成を示す斜視図である。
下側回動防止部130は、第1扉体112および第2扉体113の境界の下側、具体的には前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bとに亘って配置される。下側回動防止部130は、掛金部材131と、受部材105a、105bとを有する。
掛金部材131は、後側の一端が後側可動フレーム102bの外側の側面に回動可能に軸支される。また、掛金部材131は、受部材105a、105bが係止する係止溝132a、132bが形成される。また、前側の一端には鍵用通孔133が形成される。
一方、受部材105a、105bは、それぞれ固定フレーム部19に固定され、一部が前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bの下側から突出している。受部材105a、105bは、一部に前後方向に沿った溝134が形成されている。
【0049】
掛金部材131を、鉛直状態から水平状態に回動させることで、掛金部材131の係止溝132a、132bにそれぞれ受部材105a、105bが挿入される。このとき、掛金部材131の一部が、受部材105a、105bに形成された溝134に挿入されることから、掛金部材131と受部材105a、105bとが係止される。この状態では、第1扉体112、第2扉体113を水平方向に回動しようとしても、掛金部材131が前側可動フレーム102aと後側可動フレーム102bとの受部材105a、105bに係止されているために、その回動が防止される。
【0050】
また、前側可動フレーム102aの外側の側面には、水平状態の掛金部材131の鍵用通孔133に連通する連通孔135が形成されている。したがって、鍵用通孔133と連通孔135とに、例えばダイヤル式の南京錠を挿通させて施錠することができ、掛金部材131の回動自体を防止して、収納空間50に収納された収納物の盗難などを防止することができる。
【0051】
このように構成される第1扉体112と第2扉体113を開く場合には、上側回動防止部120の掛金部材121が受部材126a、126bに係止されている状態を解除し、下側回動防止部130の掛金部材131が受部材105a、105bに係止されている状態を解除する。次に、取手127a、127bを手前に引くことで、第1扉体112および第2扉体113を開くことができる。一方、第1扉体112および第2扉体113を閉じるときには、まず、戸当り部材129が固定された第2扉体113から閉じる。このとき、第2扉体113と共に水平方向に回動する後側可動フレーム102bが、固定フレーム部19の外側の側面に固定された弾性部材136に当接する。次に、第1扉体112を閉じる。このとき、第1扉体112と共に水平方向に回動する後側可動フレーム102aが、固定フレーム部19に固定された弾性部材136に当接する。また、前側上フレーム106aが、後側上フレーム106bに固定された戸当り部材129に当接する。したがって、第1扉体112および第2扉体113が惰性で収納空間50の内側まで進入することを防止することができる。
【0052】
また、本実施形態の収納台車1は、上下方向に積み重ねることができる。すなわち、下側の収納台車1は、上側フレーム部30の各手掛部材34が積み重ねられた上側の収納台車1の各スペーサ部材16の受け部17を介して支持する。このように、複数の収納台車1を積み重ねることで、収納台車1を保管するときの省スペース化を図ることができる。なお、折り畳まれた2つの収納台車1を積み重ねる場合に限られず、3つ以上の収納台車1を積み重ねてもよく、複数の組み立てられた収納台車1を積み重ねてもよい。
【0053】
次に、収納台車1の収納空間50を上側から閉塞する第1の蓋部〜第3の蓋部について説明する。
(第1の蓋部)
図14は、第1の蓋部の構成を示す斜視図である。
第1の蓋部140(以下、蓋部140という)は、収納空間50の上側を隙間なく閉塞する蓋である。
蓋部140は、略平板状であって上側フレーム部30と同一の大きさに形成されている。蓋部140は、一対の長手蓋フレーム141、一対の短手蓋フレーム142、蓋コーナ部材143、蓋板145、一対の把手部146、一対の錠受部材147を備える。
【0054】
一対の長手蓋フレーム141および一対の短手蓋フレーム142は、蓋コーナ部材143により4つの角部で結合することで、矩形状の四方のフレーム枠を構成する。また、4つの蓋コーナ部材143には、それぞれ角部が切り欠かれた切欠部144が形成される。
蓋板145は、四方のフレーム枠に固定され、フレーム枠の開口を閉塞する。蓋板145は、四方のフレーム枠よりも一段、低い位置で固定される。
【0055】
把手部146は、それぞれ短手蓋フレーム142に取り付けられる。把手部146は、組み立て用把手部36と同様の構成である。
錠受部材147は、蓋部140のうち長手方向(前後方向)における両端、すなわち短手蓋フレーム142に取り付けられる。錠受部材149は、上側短手フレーム部32a、32bに取り付けられた受部材72と同様の構成である。
【0056】
収納空間50の上側を閉塞する場合、作業者は両手で各把手部146を持ち上げ、4つの切欠部144をそれぞれ4つの手掛部材34に対面させながら、蓋部140を上側フレーム部30の上側に重ね合わせる。したがって、収納空間50の上側は蓋部140により隙間なく閉塞することができる。
なお、蓋部140は、切欠部144により角部が切り欠かれているので、蓋部140によって収納空間50が閉塞された状態から、何れか一方の把手部146のみを上側に持ち上げたときに、手掛部材34と干渉しないようにすることができる。したがって、持ち上げた把手部146側の短手蓋フレーム142と、上側フレーム部30との間に形成される隙間から収納空間50内の収納物を確認することができる。
【0057】
また、蓋部140が収納空間50を閉塞した状態では、錠受部材149と受部材72との間に亘って、例えばダイヤル式の南京錠を挿通させて施錠することができる。したがって、収納空間50に収納された収納物の盗難などを防止することができる。
【0058】
(第2の蓋部)
図15は、第2の蓋部の構成を示す斜視図である。
第2の蓋部150(以下、蓋部150という)は、収納空間50の上側の一部を閉塞する蓋である。なお、第1の蓋部140と同様の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。
蓋部150は、一部が開口する蓋板151を有する。具体的には、蓋板151は、四方のフレーム枠の略半分の大きさである。また、蓋板151は、複数の孔152が穿設されている。このような蓋板151によれば、蓋部150の開口を介して収納空間50から収納物を出し入れすることができる。また、蓋板151の孔152には、収納空間50に収納できない長尺な収納物を挿通させることができる。
【0059】
(第3の蓋部)
図16は、第3の蓋部の構成を示す斜視図である。
第3の蓋部160(以下、蓋部160という)は、収納空間50の上側の一部を開閉することができる蓋である。なお、第1の蓋部140と同様の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。
図16(a)に示すように、蓋部160は、第1の開閉蓋板161a、第2の開閉蓋板161b、開閉把手部162、開閉側錠受部材163を有する。第1の開閉蓋板161a、第2の開閉蓋板161bは、それぞれ四方のフレーム枠の半分の大きさである。すなわち、第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bで、フレーム枠の開口を閉塞する。また、図16(b)に示すように、第1の開閉蓋板161aは前側の短手蓋フレーム142に対してヒンジ164を介して上下に回動可能であり、同様に、第2の開閉蓋板161bも後側の短手蓋フレーム142に対してヒンジ164を介して上下に回動可能である。なお、第1の開閉蓋板161a、第2の開閉蓋板161bは、それぞれ蓋コーナ部材143に近接して切欠部165が形成されている。
【0060】
開閉把手部162は、それぞれ第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bの境界側であって、上面に取り付けられる。開閉把手部162は、折り畳み用把手部55と同様の構成である。
開閉側錠受部材163は、それぞれ第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bの境界側であって、上面に取り付けられる。開閉側錠受部材163は、錠受部材147と同様の構成である。
【0061】
第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bはヒンジ164を介して開閉できることから、第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bによって収納空間50が閉塞された状態から、第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bの開閉把手部162を上側に持ち上げることができる。すなわち、持ち上げられた開閉把手部162側の開閉蓋板161a、161bが開口することから収納空間50内の収納物を確認することができる。
【0062】
また、第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bによって収納空間50を閉塞した状態では、並列している開閉側錠受部材163の間に亘って、例えばダイヤル式の南京錠を挿通させて施錠することができる。したがって、第1の開閉蓋板161aおよび第2の開閉蓋板161bが開くことを防ぎ、収納空間50に収納された収納物の盗難などを防止することができる。
【0063】
なお、本実施形態の収納台車1は、手掛部材34が上側フレーム部30から上側に突出する寸法と、スペーサ部材16が底部10から下側に突出する寸法と、蓋部(第1の蓋部140〜第3の蓋部160)の厚みとを加算した寸法は、キャスター21の鉛直方向の寸法よりも大きい寸法に設定されている。したがって、蓋部で収納空間50を閉塞した状態の収納台車1の上側に他の収納台車1を積み重ねることができる。
【0064】
次に、収納空間50に収納された収納物や収納台車1が損傷するのを防止するために収納空間50内に緩衝部を配置する場合について説明する。
図17は、収納空間50の内側に緩衝部170を配置した状態を示す斜視図である。緩衝部170は、いわゆるダンボールなどで形成され、上側が開口する箱型である。換言すると、緩衝部170は、底部10および側板部40を収納空間50の内側から覆っている。したがって、緩衝部170内に収納物を収納することで収納物と収納台車1とが直接、接触しないことから、収納物の破損を防止することができる。また、緩衝部170は、収納台車1の側板部40の第1扉体112および第2扉体113と同様に、いわゆる観音扉式に水平方向に回動可能に構成されている。したがって、緩衝部170内に収納物を容易に出し入れすることができる。
【0065】
以上、本実施形態によれば、側板部40が鉛直方向に配置された状態から水平方向に移動することで収納空間50が開放されるので、作業者が収納空間50に対して収納物を容易に出し入れすることができる。また、側板部40は、鉛直軸回りに沿って水平方向に回動することで、収納空間50を広く開放することができる。
また、本実施形態によれば、第1の扉体112、第2の扉体113、および、蓋部を施錠することができることから、収納空間50に収納された収納物の盗難などを防止することができる。
【0066】
(第2の実施形態)
本実施形態は、上側回動防止部と、下側回動防止部の構成が第1の実施形態と異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。
図18は、上側回動防止部190の構成を示す斜視図である。
上側回動防止部190は、掛金部材191と、第1受部材197と、第2受部材198とを有する。
掛金部材191は、本体部192と、操作部193との断面L字状に形成され、本体部192の一端が前側上フレーム106aの外側の側面に回動可能に軸支される。また、本体部192は、第1受部材197に係止する係止溝194が形成される。また、本体部192は一部が突出する板状の挿入部195を有し、挿入部195に鍵用通孔196が形成される。
一方、第1受部材197は、頭部を有するネジが用いられ、後側上フレーム106bの外側の側面に固定される。また、第2受部材198は、後述する戸当り部材202に一体で形成され、前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとの下側で、外側に向かって延出して形成される。第2受部材198は、掛金部材191の挿入部195が挿入される挿入孔199が形成される。また、第2受部材198は、先端が下側に折れ曲がった舌辺部200を有し、舌辺部200には連通孔201が形成されている。
【0067】
掛金部材191を、鉛直状態から水平状態に回動させることで、掛金部材191の本体部192の係止溝194に第1受部材197が挿入され、挿入部195が挿入孔199に挿入される。この状態では、第1扉体112、第2扉体113を水平方向に回動しようとしても、掛金部材191が後側上フレーム106bの第1受部材197に係止されているために、その回動が防止される。また、挿入部195の挿入孔196が、舌辺部200の鍵用通孔201と連通する。したがって、挿入孔196および鍵用通孔201に、例えばダイヤル式の南京錠を挿通させて施錠することができる。なお、掛金部材191を、係止する方向とは反対側に回動させた状態で保持する解除保持部材204が前側上フレーム106aの外側の側面に固定される。
【0068】
また、前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとの内側の側面に亘って、戸当り部材202が配置されている。戸当り部材202は、断面L字状に形成され、前側上フレーム106aの内側の側面のみに固定され、後側上フレーム106bには固定されていない。したがって、第1扉体112を閉めた状態では、戸当り部材202がコーナ部材33に向かって延出するように配置される。この状態から第2扉体113を閉めることで、戸当り部材202に当接し、第2扉体113が惰性で収納空間50の内側まで進入することを防止することができる。また、戸当り部材202の下端には上述した第2受部材198が一体で形成されている。また、戸当り部材202は、後側上フレーム106bの内側の側面に向かって係止突起203が形成され、後側上フレーム106bの内側の側面に形成された図示しない係止孔に挿入される。
このように、掛金部材191および戸当り部材202を介して、前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとを係止する。したがって、手掛部材34を介して前側上フレーム106aと後側上フレーム106bとの間で引っ張られる力が作用したときの耐久性を向上させることができる。
【0069】
図19は、下側回動防止部220の構成を示す斜視図である。
上側回動部材220は、掛金部材221と、第1受部材222と、第2受部材223とを有する。
掛金部材221は、上側回動防止部190の掛金部材191と同様の構成であり、同一符号を付して説明を省略する。
第1受け部材222および第2受け部材223は、上側回動防止部190の第1受部材197および第2受部材198と同様の構成であり、同一符号を付して説明を省略する。なお、第2受け部材223は、固定フレーム部19に固定される。
【0070】
掛金部材221を、鉛直状態から水平状態に回動させることで、掛金部材221の本体部192の係止溝194に第1受部材222が挿入され、挿入部195が挿入孔199に挿入される。この状態では、第1扉体112、第2扉体113を水平方向に回動しようとしても、掛金部材221が第1受部材222に係止されているために、その回動が防止される。また、挿入部195の挿入孔196が、舌辺部200の鍵用通孔201と連通する。したがって、挿入孔196および鍵用通孔201に、例えばダイヤル式の南京錠を挿通させて施錠することができる。なお、掛金部材221を、係止する方向とは反対側に回動させた状態で保持する解除保持部材224が前側可動フレーム102aの外側の側面に固定される。
【0071】
以上、本発明を上述した実施形態と共に説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能であり、上述した実施形態を適宜、組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、第1扉体112および第2扉体113によって、いわゆる観音扉を構成する場合について説明したが、この場合に限られず、第1扉体112および第2扉体113、あるいは、第1扉体112と第2扉体113とを合わせた一つの扉体を水平方向(前後方向)にスライド可能に構成してもよい。このとき、収納台車1を折り畳み場合には、第1扉体112および第2扉体113、あるいは、第1扉体112と第2扉体113とを合わせた一つの扉体は、スライドできないようにすることが好ましい。
【0072】
また、上述した実施形態では、第1扉体112および第2扉体113によって、いわゆる観音扉を構成する場合について説明したが、この場合に限られず、第1扉体112と第2扉体113とを合わせた一つの扉体のみであってもよい。一つの扉体のみの場合には、上述した第1扉体112または第2扉体113の何れかの回動機構により、扉体を水平方向に回動させることができる。また、一つの扉体の場合において、上述した第1扉体112または第2扉体113の何れかの回動機構を選択できるようにすることで、前後の何れの方向からも開閉することができる。具体的には、図20に示すように、折り畳み式収納台車2が、上側長手フレーム部31aと上側回動部115とを着脱する着脱機構180と、可動フレーム部101と下側回動部118とを着脱する着脱機構181とを有することで、実現することができる。
【0073】
また、上述した実施形態では、長手側板部41a、41bのうち長手側板部41aを鉛直軸回りに水平方向に回動する場合について説明したが、この場合に限られず、長手側板部41bも長手側板部41aと同様の構成にして、水平方向に回動するように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、上側回動部115と下側回動部118とにより第1扉体112および第2扉体113を回動可能に支持する場合について説明したが、上側回動部115および下側回動部118の何れか一方で回動可能に支持してもよい。
また、上述した実施形態では、前後方向に長い略矩形状の収納台車1について説明したが、この場合に限られず、左右方向に長くてもよく、前後方向の長さと左右方向の長さが略等しい収納台車であってもよい。
また、上述した実施形態では、底部10に6つのキャスター21を取り付ける場合について説明したが、この場合に限られず、6つ以外であってもよい。また、6つのキャスター21のうち、中央の2つのキャスター21は走行面に対して接地せず、走行面から僅かに浮いていてもよい。この場合には、中央の2つのキャスター21は、旋回しない固定式が好ましい。なお、キャスター21自体を省略し、折り畳み式の収納装置としてもよい。
【0074】
また、上述した実施形態では、ダイヤル式の南京錠で施錠する場合について説明したが、この場合に限られず、その他の錠を用いることができる。
また、上述した実施形態の収納台車1、2は、使用用途(資材運搬用、塵運搬用など)や、他の収納台車1、2と見分けるために、全体あるいは一部(プレート44、53など)を、他の収納台車1、2の全体あるいは一部(プレート44、53など)の色と異なる色に着色してもよい。
また、上述した実施形態の側板部40には、円状の凹凸が板厚方向に形成されたプレート44、53を用いる場合について説明したが、円状に限られず、矩形状などの多角形状であってもよい。また、孔を一面に亘って穿設してもよく、単に平板状のプレートであってもよい。
また、上述した実施形態のプレート44、53は、アルミニウム合金製である場合について説明したが、この場合に限られず、合成樹脂であってもよい。合成樹脂にすることで、容易に着色することができる。
また、上述した実施形態では、第1の蓋部140〜第3の蓋部160により収納台車1の収納空間50を閉塞することを目的とする場合には、収納台車1は折り畳み式でなくてもよい。また、第1の蓋部140〜第3の蓋部160は、切欠部144を形成せず、手掛部材34を挿通させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0075】
1:折り畳み式収納台車 10:底部 11a、11b:下側長手フレーム部 12a、12b:下側短手フレーム部 16:スペーサ部材 20:走行部 21:キャスター 30:上側フレーム部 31a、31b:上側長手フレーム部 32a、32b:上側短手フレーム部 34:手掛部材 40:側板部 41a、41b:長手側板部 42:上側長手側板部 43:下側長手側板部 50:収納空間 51a、51b:短手側板部 110a、110b:上側側板部 111a、111b:下側側板部 112:第1扉体 113:第2扉体 130、140、150:蓋部
図1
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