(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
【0021】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
図2は、測定対象の電子光学部品を例示する斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る測定用ソケットの動作を説明する模式図である。なお、
図3では、説明の便宜上、ベース10内に組み込まれた構成を実線で表している。
【0022】
第1実施形態に係る測定用ソケット1Aは、電子光学部品100の電気的な測定および光学的な測定を行う際に用いられるソケットである。測定用ソケット1Aは、測定対象となる電子光学部品100を搭載して、電子光学部品100との電気的な接続および光軸合わせを行う。
【0023】
本実施形態では、測定対象となる電子光学部品100として、フレキシブル基板102に電子部品101およびコネクタ103が接続されたものが適用される。フレキシブル基板102には配線パターンが形成され、電子部品101とコネクタ103との間の通電がなされる。したがって、本実施形態の測定用ソケット1Aでは、後述するコンタクトピン71をコネクタ103の端子と接触させることによって、電子部品101に対する電気的な導通を得ることができる。
【0024】
電子部品101には受光素子やレンズなどの光学要素が設けられる。また、電子部品101の例には、電磁波や音波などの信号を用いて測定を行う電磁波・音波等計測部品も含まれる。すなわち、電子部品101には、イメージングデバイスまたは距離測定デバイスの少なくとも一方が含まれていてもよい。電子光学部品100の具体例としては、カメラモジュール、指紋読み取りモジュール、ToF(Time of Flight)、レーダセンサモジュール、超音波センサモジュール等が挙げられる。
【0025】
測定用ソケット1Aでは、電子部品101の筐体1011等を基準壁Wに押し当てることで位置決めし、光学要素の光軸合わせを行うことができる。すなわち、測定用ソケット1Aは、測定対象となる電子光学部品100に対する電気的な導通と、光学的な位置合わせ(光軸合わせ)との両立を図るものである。
【0026】
本実施形態に係る測定用ソケット1Aは、ベース10と、第1カバー20と、押圧部材30と、タイミング調整部材40とを備える。なお、以下の説明において、ベース10における電子光学部品100を搭載する面と直交する方向をZ方向、Z方向と直交する方向の1つをX方向、Z方向およびX方向と直交する方向をY方向ということにする。
【0027】
ベース10は、電子光学部品100を搭載する凹部11を有する。凹部11は、電子部品101およびフレキシブル基板102の配置位置を決めるためのガイドの役目を果たす。凹部11の開口側には、上に広がるテーパ部が設けられ、テーパ部の下方にはストレート部が設けられている。凹部11に載置された電子光学部品100はテーパ部で呼び込まれて、ストレート部に収容される。
【0028】
ベース10には、コネクタ103をガイドするガイド部70が設けられる。ガイド部70の内側にはコンタクトピン71が設けられ、コネクタ103がガイド部70に嵌め込まれた状態でコンタクトピン71がコネクタ103の端子と接触することになる。なお、ガイド部70およびコンタクトピン71は第1カバー20側に設けられていてもよい。
【0029】
第1カバー20は、ベース10に対して回動可能に取り付けられる。本実施形態では、ベース10の一端に設けられたヒンジ50を介して第1カバー20が取り付けられる。第1カバー20は、ヒンジ50の軸55を中心として開閉動作可能に設けられる。
【0030】
測定用ソケット1Aの例えば第1カバー20にはラッチ60が設けられる。第1カバー20を閉じた状態でラッチ60をベース10の爪16に引っ掛けることで、第1カバー20を閉じた状態が維持される。第1カバー20は、ヒンジ50の軸55に取り付けられたバネ56によって開く方向に付勢されている。したがって、ラッチ60を外すことで、バネ56の付勢力によって第1カバー20は開くことになる。
【0031】
押圧部材30は、ベース10の凹部11に収容された電子光学部品100を基準壁Wに押し当てるための部材である。測定用ソケット1Aにおいては、押圧部材30はベース10に組み込まれている。押圧部材30は、電子光学部品100における電子部品101の例えば筐体1011に接触して電子部品101を所定方向に押圧する。
【0032】
押圧部材30は1つでもよいし、複数設けられていてもよい。測定用ソケット1Aでは、2つの押圧部材30A、30Bが設けられる。各押圧部材30A、30Bは互いに異なる2方向へ筐体1011を押圧して電子部品101を基準壁Wに押し当てるようになっている。すなわち、押圧部材30Aは平面視で矩形の筐体1011の一側面をY方向に押圧し、押圧部材30Bは筐体1011の一側面と直交する他側面をX方向に押圧する。押圧部材30A、30Bを区別せず説明するときは押圧部材30と称することにする。
【0033】
タイミング調整部材40は、押圧部材30の動作を開始するタイミングを調整する部材である。測定用ソケット1Aにおいてタイミング調整部材40はベース10に組み込まれている。タイミング調整部材40は、第1カバー20が閉じる動作に基づいて押圧部材30を押圧し、電子光学部品100の筐体1011を基準壁Wに押し当てるタイミングを調整する。
【0034】
2つの押圧部材30A、30Bを備える測定用ソケット1Aでは、押圧部材30A、30Bのそれぞれに対応してタイミング調整部材40A、40Bが設けられる。タイミング調整部材40A、40Bを区別せず説明するときはタイミング調整部材40と称することにする。
【0035】
タイミング調整部材40は、ロッド41および揺動プッシャ42を有する。ロッド41は一方向に進退動作するように設けられ、揺動プッシャ42の一端を押す。揺動プッシャ42は軸42aを中心に揺動することでロッド41から伝達される力の方向を変換する。ロッド41によって揺動プッシャ42の一端が押されると、揺動プッシャ42の揺動動作によって押圧部材30が電子部品101を押圧するように動作する。
【0036】
例えば、タイミング調整部材40Aにおいては、ロッド41が一方向に押されることで揺動プッシャ42によってその方向を90°変換する。タイミング調整部材40Bにおいては、ロッド41が一方向に押されることで揺動プッシャ42によってその方向を180°変換する。
【0037】
ロッド41は、ベース10内において揺動プッシャ42の一端の位置からラッチ60の掛かる爪16の側まで延在している。ロッド41の端部41aはベース10の縁10aから僅かに突出しており、第1カバー20を閉じてラッチ60が爪16に掛かるとラッチ60によってロッド41の端部41aがベース10内に押し込まれる。ロッド41が押し込まれることによって揺動プッシャ42が揺動し、押圧部材30を押圧する。
【0038】
押圧部材30Aは、他端が受け部351に支持されたコイルばね等の付勢手段35によって電子光学部品100から離れる方向に付勢される。タイミング調整部材40Aの揺動プッシャ42によって押圧されることで付勢手段35の付勢力に打ち勝って押圧部材30Aが電子光学部品100の筐体1011を押圧する。揺動プッシャ42の押圧が解除されると押圧部材30Aは付勢手段35の付勢力によって電子光学部品100から離れる方向に戻される。
【0039】
押圧部材30は、押圧部材30Bのように、揺動プッシャ42と接触する第1部材31と、電子光学部品100と接する第2部材32とを有していてもよい。第1部材31と第2部材32との間にはコイルばね等の補助付勢手段36が設けられる。第1部材31はX方向にスライド可能に設けられ、コイルばね等の付勢手段37によって電子光学部品100から離れる方向に付勢される。付勢手段37は、一方の端部が第1部材31の一部であるスライドプレート312に接し、他方の端部はベース10に対して相対位置が固定された受け部371に接している。
【0040】
このような構成により、押圧部材30Bは揺動プッシャ42の揺動による力を第1部材31で受けて、第1部材31から補助付勢手段36を介して第2部材32へ伝え、第2部材32によって電子光学部品100を押圧する。補助付勢手段36を介することによって、第1カバー20の動作に起因する押圧部材30の押圧力を安定させることができ、精密部品である電子光学部品100への押圧部材30の接触が安定化される。具体的には、例えば、第1カバー20が勢いよく閉じられたことによって揺動プッシャ42が強く揺動した場合には、第1部材31がX方向の電子光学部品100側に強い力で移動することになるが、このような場合であっても、補助付勢手段36が第1部材31からの力を適当に減衰させて第2部材32に伝達するため、第2部材32の電子光学部品100への接触・押圧を安定化させることができる。揺動プッシャ42の押圧が解除されると第1部材31は付勢手段37の付勢力によって電子光学部品100から離れる方向に戻され、これとともに第2部材32も電子光学部品100から離れる。この場合も、第1部材31と第2部材32との間に位置する補助付勢手段36の付勢力がなくなるまでは第2部材32は電子光学部品100に接触するため、電子光学部品100の基準壁Wへの押し当て解除が穏やかに行われる。
【0041】
タイミング調整部材40によって押圧部材30で電子光学部品100を押圧するタイミングを調整することで、第1カバー20の閉動作およびコネクタ103とガイド部70との嵌合動作との関係で押圧部材30の動作タイミング(押し当てのタイミング)を調整することができる。例えば、第1カバー20を閉じてコネクタ103とガイド部70との嵌合タイミングとの関係で、押し当てタイミングを任意に調整することができる。コネクタ103とガイド部70とが嵌合した後に押し当てたい場合には、タイミング調整部材40による押圧部材30の動作開始を遅くすればよい。押圧のタイミングはロッド41の長さ、初期位置、揺動プッシャ42の軸から端部までの距離などによって調整される。ロッド41の長さや初期位置を調整可能(可動式)に設けてもよい。
【0042】
また、押圧部材30の取付位置を調整可能(可動式)に設けてもよい。例えば、押圧部材30Bにおける第1部材31が揺動プッシャ42に接触するコンタクトプレート311と付勢手段37に接触するスライドプレート312とを有し、コンタクトプレート311とスライドプレート312とのX方向の相対位置が変更可能とされていてもよい。この相対位置を変更することにより、揺動プッシャ42がコンタクトプレート311に接触するタイミングを調整することができる。あるいは、受け部371がベース10とは別部材から構成され、ベース10に対する受け部371の取付位置を調整できるようになっていてもよい。この取付位置を変更することにより揺動プッシャ42と接触する前の初期状態における押圧部材30B(第1部材31)の位置が変更されるため、揺動プッシャ42がコンタクトプレート311に接触するタイミングを調整することができる。
【0043】
測定用ソケット1Aによって電子光学部品100の測定を行うには、先ず、第1カバー20を開いた状態で、ベース10の凹部11に電子光学部品100を載置する。電子光学部品100の筐体1011は、凹部11のテーパ部で呼び込まれて、ストレート部に収容される。コネクタ103はガイド部70に嵌合される。第1カバー20が開いた状態では、押圧部材30は電子光学部品100の筐体1011から離れている。
【0044】
次に、第1カバー20を閉じる。第1カバー20を閉じるとラッチ60が爪16に掛かる前に第1カバー20によってコネクタ103が押さえられる。例えば、第1カバー20におけるコネクタ103と対応する位置には凸部23が設けられており、第1カバー20を閉じることで凸部23がコネクタ103をZ方向に押圧し、コネクタ103をガイド部70に嵌合させる。これにより、ガイド部70内のコンタクトピン71がコネクタ103の端子と接触する状態となる。
【0045】
さらに第1カバー20を閉じてラッチ60が爪16に掛かるタイミングでラッチ60によってロッド41が押し込まれる。ロッド41の押し込みによって揺動プッシャ42が動作して押圧部材30を押圧する。測定用ソケット1Aでは、2つの押圧部材30A、30Bによって電子光学部品100の筐体1011を2方向(X、Y方向)に押圧し、筐体1011が基準壁Wに押し当てられる。
【0046】
筐体1011が押圧部材30によって押圧される段階では、コネクタ103はガイド部70に嵌合しておりコネクタ103の端子とコンタクトピン71との接触(電気的導通)は完了している。この後で押圧部材30によって筐体1011が基準壁Wに押し当てられることで、コンタクトピン71とコネクタ103の端子との接触を維持した状態で光軸が正確に合わせられる。電子光学部品100の電気的導通および光軸の正確な合わせが行われた状態でラッチ60が爪16に掛かって第1カバー20がベース10に固定される。第1カバー20を閉じてベース10に固定された状態で、測定用ソケット1Aを用いて電子光学部品100の電気的および光学的な測定が行われる。
【0047】
測定用ソケット1Aでは、第1カバー20を閉じてコネクタ103がガイド部70に嵌合した際、電子部品101の筐体1011の位置が正確に定まっていない場合でも、コネクタ103とコンタクトピン71との接触の後で押圧部材30によって筐体1011が基準壁Wに押し当てられる。特に、フレキシブル基板102が固い場合、コネクタ103の位置が固定されることでフレキシブル基板102の曲がりや捩れなどで電子部品101の位置ずれや浮きが発生しやすい。このように電子部品101の位置ずれが発生していても、押圧部材30によって筐体1011を押圧することでの電子部品101の位置を正確に決めることができる。
【0048】
一方、コネクタ103とガイド部70とが確実に嵌合する前に押圧部材30による押圧が始まるとコネクタ103の端子とコンタクトピン71との確実な接触の妨げとなる。また、第1カバー20を閉じる際にフレキシブル基板102を押さえる動作との関係から、フレキシブル基板102の押さえが完了する前に押圧部材30で筐体1011を押圧して電子部品101の光軸を合わせておくことが好ましい。測定用ソケット1Aでは、タイミング調整部材40によって第1カバー20の動作と連動して押圧部材30による電子光学部品100の押圧のタイミングを任意に設定でき、電子部品101との電気的接続と、光学的な軸合わせとの両立を図ることができる。
【0049】
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
図5は、測定対象の電子光学部品を例示する斜視図である。
図6は、第2実施形態に係る測定用ソケットの動作を説明する模式図である。なお、
図6では、説明の便宜上、第1カバー20を省略した状態が表されている。
第2実施形態に測定用ソケット1Bは、押圧部材30およびタイミング調整部材40が第1カバー20に設けられている。
【0050】
本実施形態に係る測定用ソケット1Bにおいて、第1カバー20はベース10に対して回動可能に取り付けられる。測定対象となる電子光学部品100として、フレキシブル基板102に電子部品101およびコネクタ103が接続されたものが適用される。フレキシブル基板102は途中で基板面方向に屈曲する部分と基板高さ(厚さ)方向に屈曲する部分とを有している。
【0051】
このような電子光学部品100を測定対象とした測定用ソケット1Bにおいては、ベース10のガイド部70は第1カバー20のヒンジ50側に配置され、凹部11はヒンジ50とは反対側(ラッチ60側)に配置される。ベース10に電子光学部品100を載置すると、フレキシブル基板102の屈曲によってコネクタ103は電子部品101よりも高い位置(Z方向にベース10から離れる位置)に配置される。したがって、第1カバー20を閉じると、第1カバー20に設けられた押圧部材30が電子部品101と接触する前に第1カバー20がコネクタ103と接触してガイド部70へ嵌合させることができる。
【0052】
第1カバー20側に設けられたタイミング調整部材40は第1カバー20に沿って進退可能なロッド41を有する。ロッド41の端部41aは第1カバー20の縁20aから僅かに突出している。第1カバー20を閉じてラッチ60が爪16に掛かるタイミングでラッチ60がロッド41の端部41aに当接し、ロッド41を押し込むようになる。ロッド41が押し込まれると押圧部材30が電子部品101の筐体1011を押圧することになる。
【0053】
タイミング調整部材40のロッド41はベースプレート43に対して進退可能に取り付けられる。このベースプレート43は、第1カバー20に取り付けられる。ベースプレート43の第1カバー20に対する取付位置は調整可能となっており、ベースプレート43の取付位置の調整によってロッド41を介して押圧部材30を電子部品101の筐体1011に当接させるまでのタイミングを調整することができる。
【0054】
測定用ソケット1Bにおいて、第1カバー20を閉じて筐体1011が押圧部材30によって押圧される段階では、コネクタ103はガイド部70に嵌合しており、第1カバー20に設けられた凸部23によって押圧されることでコネクタ103の端子とコンタクトピン71との接触(電気的導通)は完了している。この後で押圧部材30によって筐体1011が基準壁Wに押し当てられることで光軸が正確に合わせられる。電子光学部品100の電気的導通および光軸の正確な合わせが行われた状態でラッチ60が爪16に掛かって第1カバー20がベース10に固定される。第1カバー20を閉じてベース10に固定された状態で、測定用ソケット1Bを用いて電子光学部品100の電気的および光学的な測定が行われる。
【0055】
測定用ソケット1Bでは、タイミング調整部材40が第1カバー20側に設けられ、ベース10側に配置しなくてもよいため、ベース10の構成が簡素化され、ベース10における電子光学部品100の配置自由度および設計自由度が高まる。
【0056】
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
図8は、第3実施形態に係る測定用ソケットの動作を説明する模式図である。
第3実施形態に係る測定用ソケット1Cは、ベース10と第1カバー20との間に第2カバー25(センターカバー)が設けられる。測定用ソケット1Cにおいては、押圧部材30が第2カバー25に設けられる。押圧部材30は電子部品101の筐体1011の隅部を斜めに押圧するように設けられる。
【0057】
タイミング調整部材40は、第1カバー20側に設けられる突出部44と、第2カバー25側に設けられるリンク部46とを有する。第1カバー20および第2カバー25を閉じる際、第1カバー20側の突出部44が第2カバー25側のリンク部46の端部に当接してリンク部46を押すことになる。リンク部46が押されることで押圧部材30が延出して筐体1011を押圧することになる。
【0058】
タイミング調整部材40では、第1カバー20に対する突出部44の取付位置が調整可能となっている。これにより、突出部44とリンク部46との位置関係が調整され、第1カバー20および第2カバー25を閉じた際の突出部44とリンク部46との当接のタイミングが変わり、押圧部材30による筐体1011の押圧タイミングを調整できることになる。
【0059】
また、測定用ソケット1Cにおいては、第2カバー25に窓部25hが設けられており、窓部25h越しに第1カバー20に設けられた凸部23がベース10のガイド部70側に突出するようになっている。これにより、第1カバー20および第2カバー25を閉じる際、押圧部材30で筐体1011を押圧する前に、窓部25hからガイド部70側に突出した凸部23がガイド部70に載置されたコネクタ103を押圧し嵌合させる。その後、押圧部材30が延出して筐体1011を押圧し基準壁Wへ押し付けるようになる。
【0060】
測定用ソケット1Cでは、第2カバー25によってフレキシブル基板102を押さえることができ、電子光学部品100をベース10に載置した際のフレキシブル基板102の浮きを効果的に抑制することができる。
【0061】
測定用ソケット1Cにおけるタイミング調整部材40は、第1カバー20および第2カバー25の閉動作と連動し、第1カバー20の閉動作に伴うコネクタ103のガイド部70への嵌合のタイミング、および第2カバー25によるフレキシブル基板102の押圧のタイミングとの関係で、電子部品101の押圧のタイミングを調整することができる。また、第2カバー25に押圧部材30およびタイミング調整部材40の一部が設けられることで、第1カバー20やベース10の構成を簡素化することができる。
【0062】
(第4実施形態)
図9は、第4実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
図10は、第4実施形態に係る測定用ソケットの動作を説明する模式図である。
第4実施形態に係る測定用ソケット1Dは、第3実施形態に係る測定用ソケット1Cと同様、ベース10と第1カバー20との間に第2カバー25(センターカバー)が設けられ、押圧部材30が第2カバー25に設けられる。
【0063】
測定用ソケット1Dでは、第1カバー20に設けられた突出部44がローラ状になっている。ローラ状の突出部44によって、第1カバー20を閉じた際の突出部44とリンク部46との当たりが滑らかになり、低抵抗で第1カバー20および第2カバー25を閉じることが可能となる。
【0064】
(第5実施形態)
図11は、第5実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
図5実施形態に係る測定用ソケット1Eでは、押圧部材30およびタイミング調整部材40がプッシュユニット300として一体構成となっている。プッシュユニット300はベース10に着脱自在に取り付けられている。
【0065】
プッシュユニット300は筐体301を有し、筐体301内に押圧部材30およびタイミング調整部材40が組み込まれている。プッシュユニット300の筐体301からはタイミング調整部材40の一部であるプッシュボタン45が突出している。プッシュボタン45を押すことで筐体301内のリンク(タイミング調整部材40の一部)が動作して押圧部材30が電子光学部品100側へ突出し、筐体1011を押圧して基準壁Wに押し当てるようになる。
【0066】
図12(a)および(b)は、プッシュユニットの例(その1)を示す斜視図である。なお、説明の便宜上、
図12ではプッシュユニット300Aのカバー302(
図13参照)を外した状態が示される。また、
図12(b)では、プッシュボタン45を分離して表している。
プッシュユニット300Aは、筐体301と、筐体301の内部に設けられた第1スライドリンク411A、第2スライドリンク411B、カム機構(傾斜カム412、カムフォロワ413)、およびバネ414、415、416を備える。
図3に示される第1実施形態と対比すると、プッシュボタン45、傾斜カム412およびバネ415がタイミング調整部材40に対応し、押圧部材30Bに関し、第1スライドリンク411Aが第1部材31に対応し、第2スライドリンク411Bが第2部材32に対応し、バネ414が付勢手段37に対応し、バネ416が補助付勢手段36に対応する。
【0067】
第1スライドリンク411Aは、筐体301に設けられた第1溝301aに嵌め込まれており、第1溝301aの延在する方向(XY平面に沿ったD方向)に進退動作可能に設けられる。第1スライドリンク411Aは、バネ414によってプッシュボタン45の方向に付勢される。
【0068】
第2スライドリンク411Bは、筐体301に設けられた第2溝301bに嵌め込まれており、第2溝301bの方向(XY平面に沿ったD方向)に進退動作可能に設けられる。第2スライドリンク411Bにおける筐体301の外側に向いた先端には押圧接触部30Tが取り付けられる。第2スライドリンク411Bは押圧接触部30Tと一体に設けられていてもよい。第1スライドリンク411Aと第2スライドリンク411Bとの間にはバネ416が設けられる。
【0069】
傾斜カム412は、プッシュボタン45の下に設けられる。傾斜カム412はプッシュボタン45と一体に設けられていてもよい。プッシュボタン45は、筐体301に設けられた第3溝301cに嵌め込まれている。プッシュボタン45は傾斜カム412の下側に組み込まれた弾性部材の例であるバネ415によって突出する方向(Z方向)に付勢されている。
【0070】
筐体301にカバー302を取り付けることで、カバー302によってプッシュボタン45の突出が規制される。カバー302を取り付けた状態では、プッシュボタン45の先端(上端)がカバー302の孔302h(
図13参照)から露出し、プッシュボタン45を筐体301の外側から操作できるようになっている。
【0071】
カムフォロワ413は第1スライドリンク411Aにおける傾斜カム412と対向する位置に設けられる。カムフォロワ413は傾斜カム412の傾斜面412aと接している。これにより、プッシュボタン45の動作方向からプッシュボタン45が突出する方向(Z方向)に直交する方向(D方向)に変換されて、第1スライドリンク411AをD方向に動作させる。
【0072】
図13(a)から(c)は、プッシュユニットの動作を例示する模式断面図である。
図13は、プッシュユニット300AのDZ平面を断面とする。
図13(a)に示すように、プッシュボタン45が押されていない状態(バネ415の弾性力によってプッシュボタン45が突出している状態)では、傾斜カム412の傾斜面412aによってカムフォロワ413がD1−D2方向D1向き側に移動し、カムフォロワ413とともに第1スライドリンク411Aおよび第2スライドリンク411BがD1−D2方向D1向き側に移動する。これにより、押圧部材30は退く状態となり、電子部品101の押圧は行われない。
【0073】
図13(b)から(c)に示すように、プッシュボタン45が押された(Z1−Z2方向Z2向き側に移動した)状態では、傾斜カム412の傾斜面412aによってカムフォロワ413がD1−D2方向D2向き側に移動し、カムフォロワ413とともに第1スライドリンク411AがD1−D2方向D2向き側に移動する。第1スライドリンク411AがD1−D2方向D2向き側に移動すると、バネ416を介して第2スライドリンク411Bが押されてD1−D2方向D2向き側に移動する。これにより、押圧接触部30TはD1−D2方向D2向き突出する状態となり、電子部品101の押圧が行われる。
【0074】
このプッシュユニット300Bでは、プッシュボタン45をZ1−Z2方向Z1向き突出させる方向に付勢するバネ415の付勢力と、傾斜カム412の傾斜面412aの角度と、第1スライドリンク411Aを付勢するバネ414の付勢力とによって押圧部材30の進退動作の強さおよびストロークが設定される。
【0075】
また、第1スライドリンク411Aと第2スライドリンク411Bとの間にバネ416が設けられているため、プッシュボタン45の動作に起因する押圧接触部30Tの押圧力を安定させることができ、精密部品である電子光学部品100への押圧接触部30Tの接触が安定化される。すなわち、第1スライドリンク411Aが
図3に示す第1部材31と同様に作用し、第2スライドリンク411Bが
図3に示す第2部材32と同様に作用することになる。
【0076】
これにより、例えば、第1カバー20が勢いよく閉じられたことによってプッシュボタン45が強く押された場合には、第1スライドリンク411Aが図中矢印B方向の電子光学部品100側に強い力で移動することになるが、このような場合であっても、バネ416が第1スライドリンク411Aからの力を適当に減衰させて第2スライドリンク411Bに伝達するため、第2スライドリンク411Bの先端に設けられた押圧接触部30Tの電子光学部品100への接触・押圧を安定化させることができる。
【0077】
プッシュボタン45の押し込みが解除されると第1スライドリンク411Aはバネ414の付勢力によって電子光学部品100から離れる方向(D1−D2方向D1向き)に戻され、これとともに第2スライドリンク411Bも電子光学部品100から離れる方向(D1−D2方向D1向き)に戻される。この場合も、第1スライドリンク411Aと第2スライドリンク411Bとの間に位置するバネ416の付勢力がなくなるまでは第2スライドリンク411Bの先端に設けられた押圧接触部30Tは電子光学部品100に接触するため、電子光学部品100の基準壁Wへの押し当て解除が穏やかに行われる。
【0078】
プッシュユニット300Aでは、押圧部材30を構成する部材(第1スライドリンク411A、第2スライドリンク411B、バネ414およびバネ416)およびタイミング調整部材40を構成する部材(プッシュボタン45、傾斜カム412およびバネ415)が筐体301に組み込まれている。具体的には、押圧部材30は、第2スライドリンク411Bの押圧接触部30T以外は筐体301の内部に収納され、タイミング調整部材40も、プッシュボタン45の一部以外は筐体301に収容されている。このため、プッシュユニット300Aを配置する空間を基準壁Wとの関係でベース10に確保して、プッシュユニット300Aを筐体301においてベース10に取り付けることにより、容易に電子光学部品100の押し付け機構を測定用ソケットに付与することができる。
【0079】
図14(a)および(b)は、プッシュユニットの例(その2)を示す斜視図である。なお、説明の便宜上、
図14ではプッシュユニット300Bのカバー302を外した状態が示される。また、
図14(b)では、プッシュボタン45を分離して表している。
プッシュユニット300Bは、筐体301と、筐体301の内部に設けられたスライドリンク421、カム機構(傾斜カム422、カムフォロワ423)、およびバネ424、425を備える。
図3に示される第1実施形態と対比すると、プッシュボタン45、傾斜カム422およびバネ425がタイミング調整部材40に対応し、スライドリンク421、カムフォロワ423およびバネ424が押圧部材30に対応する。
【0080】
スライドリンク421は、筐体301に設けられた溝301dに嵌め込まれており、溝301dの延在する方向(XY平面に沿ったD方向)に進退動作可能に設けられる。スライドリンク421は、バネ424によって筐体301の外側に突出する方向に付勢される。スライドリンク421における筐体301の外側に向いた先端には押圧接触部30Tが取り付けられる。スライドリンク421は押圧接触部30Tと一体に設けられていてもよい。
【0081】
傾斜カム422はプッシュボタン45の下に設けられる。傾斜カム422はプッシュボタン45と一体に設けられていてもよい。スライドリンク421の中央部に設けられた孔421hにはプッシュボタン45が配置される。
【0082】
プッシュボタン45は内部に組み込まれた弾性部材の例であるバネ425によって突出する方向(Z方向)に付勢されている。筐体301にカバー302を取り付けることで、カバー302によってプッシュボタン45の突出が規制される。カバー302を取り付けた状態では、プッシュボタン45の先端(上端)がカバー302の孔302h(
図15参照)から露出し、プッシュボタン45を筐体301の外側から操作できるようになっている。
【0083】
スライドリンク421の孔421hに隣接してローラ型のカムフォロワ423が設けられる。カムフォロワ423は傾斜カム422の傾斜面422aと接している。これにより、プッシュボタン45の動作方向からプッシュボタン45が突出する方向(Z方向)に直交する方向(D方向)に変換されて、スライドリンク421を動作させる。
【0084】
図15(a)から(c)は、プッシュユニットの動作を例示する模式断面図である。
図153は、プッシュユニット300BのDZ平面を断面とする。
図15(a)に示すように、プッシュボタン45が押されていない状態(バネ425の弾性力によってプッシュボタン45が突出している状態)では、傾斜カム422の傾斜面422aによってカムフォロワ423がD1−D2方向D1向き側に移動し、カムフォロワ423とともにスライドリンク421がD1−D2方向D1向き側に移動する。これにより、押圧部材30は退く状態となり、電子部品101の押圧は行われない。
【0085】
図15(b)から(c)に示すように、プッシュボタン45が押された(Z1−Z2方向Z2向き側に移動した)状態では、傾斜カム422の傾斜面422aによってカムフォロワ423がD1−D2方向D2向き側に移動し、カムフォロワ423とともにスライドリンク421がD1−D2方向D2向き側に移動する。これにより、押圧接触部30TはD1−D2方向D2向き突出する状態となり、電子部品101の押圧が行われる。
【0086】
このプッシュユニット300Bでは、プッシュボタン45を突出させる方向に付勢するバネ425の付勢力と、傾斜カム422の傾斜面422aの角度と、スライドリンク421を付勢するバネ424の付勢力とによって押圧部材30の進退動作の強さおよびストロークが設定される。
【0087】
プッシュユニット300Bでは、押圧部材30を構成する部材(スライドリンク421、カムフォロワ423およびバネ424)およびタイミング調整部材40を構成する部材(プッシュボタン45、傾斜カム422およびバネ425)が筐体301に組み込まれている。具体的には、押圧部材30は、スライドリンク421の押圧接触部30T以外は筐体301の内部に収納され、タイミング調整部材40も、プッシュボタン45の一部以外は筐体301に収容されている。このため、プッシュユニット300Bを配置する空間を基準壁Wとの関係でベース10に確保して、プッシュユニット300Aを筐体301においてベース10に取り付けることにより、容易に電子光学部品100の押し付け機構を測定用ソケットに付与することができる。
【0088】
いずれのプッシュユニット300(300A、300B)においても、プッシュボタン45の高さ(Z方向の位置)を調整するか、または第1カバー20側のプッシュボタン45と当接する部分の高さ(厚さ)を調整することで、第1カバー20を閉じた際のプッシュボタン45との当接のタイミングが調整される。これにより、押圧部材30による筐体1011の押圧タイミングを調整できることになる。また、押圧部材30およびタイミング調整部材40がプッシュユニット300になっていることで、プッシュユニット300の単位で交換や、他の測定用ソケットへの転用が容易となって、測定用ソケットの設計自由度を高めることができる。
なお、上記では、プッシュユニット300(300A、300B)をベース10に取り付ける例を説明したが、プッシュユニット300(300A、300B)は第1カバー20や第2カバー25に取り付けられていてもよい。
【0089】
(第6実施形態)
図16は、第6実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
第6実施形態に係る測定用ソケット1Fでは、第2カバー25に2つの押圧部材30A、30Bが設けられる。各押圧部材30A、30Bは互い異なる2方向(例えば、X方向およびY方向)へ筐体1011を押圧して電子部品101を基準壁Wに押し当てるようになっている。
【0090】
押圧部材30A、30Bのそれぞれに対応したタイミング調整部材40A、40Bはベース10側に設けられる。これにより、第2カバー25が閉じることでタイミング調整部材40A、40Bと押圧部材30A、30Bとが当接し、タイミング調整部材40A、40Bに設けられたテーパ壁に沿って押圧部材30A、30Bの後端部が押され、押圧部材30A、30Bがスライドしながら筐体1011を押圧していくことになる。
【0091】
測定用ソケット1Fでは、ベース10に対するタイミング調整部材40A、40Bの取付位置を調整することで、タイミング調整部材40A、40Bと押圧部材30A、30Bとの当接のタイミングを変更することができ、第1カバー20の閉動作に伴うコネクタ103のガイド部70への嵌合のタイミング、および第2カバー25によるフレキシブル基板102の押圧のタイミングとの関係で、電子部品101の押圧のタイミングを調整することができる。
【0092】
(第7実施形態)
図17は、第7実施形態に係る測定用ソケットを例示する斜視図である。
図18は、押圧部材の拡大斜視図である。
図19(a)から(c)は、第7実施形態に係る測定用ソケットの動作を説明する模式図である。
本実施形態に係る測定用ソケット1Gにおいて、第1カバー20はベース10に対して回動可能に取り付けられる。タイミング調整部材40は第1カバー20の回動の軸55に設けられた偏心カム47と、偏心カム47によって移動可能に設けられたスライド部48とを有する。また、押圧部材30はベース10側に設けられ、スライド部48と接触する第1部材31と、電子光学部品100と接触する第2部材32とを有する。第1部材31と第2部材32との間には補助付勢手段36が設けられ、第1部材31を電子光学部品100から離れる方向に付勢する付勢手段37が設けられる。
【0093】
スライド部48は付勢手段37によって偏心カム47側に付勢されている。また、スライド部48には、偏心カム47と当接する第1ローラ481と、第1部材31と当接する第2ローラ482とが設けられる。
【0094】
測定用ソケット1Gによって電子光学部品100の測定を行うには、先ず、
図19(a)に示すように第1カバー20を開いた状態で、ベース10の凹部11に電子光学部品100を載置する。電子光学部品100の筐体1011は、凹部11のテーパ部で呼び込まれて、ストレート部に収容される。第1カバー20が開いた状態では、スライド部48は偏心カム47とは当接せず、付勢手段37によってヒンジ50側に寄っている。これにより、押圧部材30の第2部材32は電子光学部品100の筐体1011から離れている。
【0095】
次に、
図19(b)に示すように、第1カバー20を閉じる。第1カバー20を閉じると偏心カム47が第2ローラ482と当接しスライド部48を押圧する。スライド部48が押圧されることで第1ローラ481によって押圧部材30の第1部材31が押され、補助付勢手段36を介して第2部材32が押される。これにより第2部材32が電子部品101の筐体1011を押圧し、筐体1011を基準壁Wに押し当てる。これにより電子部品101の位置決めが行われる。
【0096】
さらに、
図19(c)に示すように第1カバー20を閉じていくと、第1カバー20によって電子光学部品100がZ方向に押圧される。これにより、電子光学部品100の裏面に設けられたパッド(図示せず)とコンタクトピン71とが接触し、電気的な接続が行われる。
【0097】
測定用ソケット1Gに設けられた偏心カム47を用いることで、偏心カム47のプロファイルの変更によって第1カバー20を閉じる動作と押圧部材30による電子光学部品100の押圧のタイミング、押圧力の変化を任意に設定可能となる。また、タイミング調整部材40として偏心カム47を用いることにより、装置構成の小型化を図ることができる。
【0098】
なお、測定用ソケット1Gにおいて、第2カバー25を備えており第2カバー25の回動軸に偏心カム47を設けるようにしてもよい。これにより、第2カバー25の動作に連動して偏心カム47を動作させて押圧部材30により電子光学部品100を押圧することができる。また、測定用ソケット1Gの測定対象となる電子光学部品100は、電子部品101、フレキシブル基板102およびコネクタ103を備えた構成であってもよい。
【0099】
(コンタクト装置)
図20は、本実施形態に係るコンタクト装置を例示する模式図である。
本実施形態に係るコンタクト装置500は、先に説明した測定用ソケット1A〜1Gと同様に、ベース10、第1カバー20、押圧部材30およびタイミング調整部材40を備える。コンタクト装置では、第1カバー20がベース10に対して上下動するよう構成される。
【0100】
ベース10には、電子光学部品100を載置する凹部11が設けられる。ベース10には、例えば4箇所に支柱15が設けられている。第1カバー20は、この支柱15によって支持され、支柱15に沿って上下動可能に設けられる。支柱15にはバネ17が設けられており、第1カバー20を上方に付勢している。第1カバー20は、図示しない駆動機構によってバネ17の付勢力を超えた力で押し込まれることにより、ベース10の上に被せられる。
【0101】
第1カバー20を下降することでガイド部70にコネクタ103が嵌合し、コンタクトピン71とコネクタ103の端子とが接触するようになる。この第1カバー20の下降の動作に連動して、タイミング調整部材40を介して押圧部材30が動作し、押圧部材30によって電子部品101の筐体1011を押圧して基準壁Wに押し当てる。これにより、電子光学部品100の電気的接続と、光学的な軸合わせとの両立を図ることができる。この際、タイミング調整部材40によって第1カバー20の動作と連動して押圧部材30による電子光学部品100の押圧のタイミングを任意に設定することができる。
【0102】
図20に示すコンタクト装置500の例では、第1カバー20側に押圧部材30およびタイミング調整部材40が設けられているが、ベース10側に押圧部材30およびタイミング調整部材40を設けてもよい。
【0103】
以上説明したように、実施形態に係る測定用ソケット1A〜1Gによれば、電子光学部品100を正確に位置決めして確実な導通および光軸合わせを行うことが可能となる。
【0104】
なお、上記に本実施形態およびその具体例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、測定対象となる電子光学部品100として、フレキシブル基板102に電子部品101およびコネクタ103が接続されたものを例としたが、電子光学部品100の構成は、これに限定されない。また、前述の実施形態またはその具体例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
本発明の一態様に係る測定用ソケットは、電子光学部品を測定対象とし、電子光学部品を収容する凹部を有するベースと、ベースに被せられるカバーと、電子光学部品を基準壁に押し当てるための押圧部材と、押圧部材の動作を開始するタイミングを調整するタイミング調整部材と、を備え、電子光学部品が凹部に収容された状態において、カバーが閉じる動作に基づいてタイミング調整部材によって押圧部材が押圧され、電子光学部品が基準壁に押し当てられるため、電子光学部品を正確に位置決めして確実な導通および光軸合わせを行うことができる。