特許第6873780号(P6873780)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6873780導電性接触子、導電性接触子ユニット、および導電性接触子ユニットを備える半導体検査装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6873780
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】導電性接触子、導電性接触子ユニット、および導電性接触子ユニットを備える半導体検査装置
(51)【国際特許分類】
   G01R 1/067 20060101AFI20210510BHJP
   G01R 1/073 20060101ALI20210510BHJP
   G01R 31/26 20200101ALI20210510BHJP
【FI】
   G01R1/067 C
   G01R1/073 D
   G01R31/26 J
【請求項の数】15
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-63175(P2017-63175)
(22)【出願日】2017年3月28日
(65)【公開番号】特開2018-165670(P2018-165670A)
(43)【公開日】2018年10月25日
【審査請求日】2019年8月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004640
【氏名又は名称】日本発條株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】相馬 一也
(72)【発明者】
【氏名】山口 諒輔
【審査官】 島▲崎▼ 純一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−227845(JP,A)
【文献】 特開2012−042252(JP,A)
【文献】 特開2004−257831(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/067126(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0001695(US,A1)
【文献】 米国特許第5942906(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 1/067
G01R 1/073
G01R 31/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の先端部、第1のフランジ部、および第1のボス部を含む第1の部材と、
第2の先端部、第2のフランジ部、第2のボス部、第1の基端部を含む第2の部材と、
円筒部、第3のボス部、および第3の先端部を含む第3の部材と、
第1のコイルばねと、第2のコイルばねと、
を有し、
側面視において、
前記第2の部材は前記第1の部材の内側に配置され、
前記第3の部材の一部は前記第1のコイルばねの内側に配置され、
前記第1の基端部は、
前記第2のコイルばねの内側に配置され、
前記第2のコイルばねの内側に配置された状態で、前記第2のコイルばねと共に前記円筒部に挿入され、
前記第2のフランジ部、前記第2のボス部、および前記第1の基端部は、前記第1のボス部より前記第3の部材側に位置する、導電性接触子。
【請求項2】
第1の先端部、第1のフランジ部、および第1のボス部を含む第1の部材と、
第2の先端部、第2のフランジ部、第2のボス部、第1の基端部を含む第2の部材と、
円筒部、第3のボス部、および第3の先端部を含む第3の部材と、
第1のコイルばねと、第2のコイルばねと、
を有し、
側面視において、
前記第2の部材は前記第1の部材の内側に配置され、
前記第3の部材の一部は前記第1のコイルばねの内側に配置され
記第1の基端部は、
前記第2のコイルばねの内側に配置され、
前記第2のコイルばねの内側に配置された状態で、前記第2のコイルばねと共に前記円筒部に挿入され
前記第2のコイルばねの一方の端部は前記第2のボス部と接し、前記第2のコイルばねの他方の端部は前記第3の部材と接し、
前記第2のコイルばねは前記第2の部材と前記第3の部材とを付勢する、導電性接触子。
【請求項3】
前記第2の部材と、前記第3の部材とは、それぞれ独立に動く、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項4】
前記第1のコイルばねの一方の端部は前記第1のボス部と接し、前記第1のコイルばねの他方の端部は前記第3のボス部と接し、
前記第1のコイルばねは前記第1の部材と前記第3の部材とを付勢する、
請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項5】
前記第2のコイルばねは、全粗巻である請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項6】
前記第2のコイルばねは、前記第3の部材と接する側は、前記第2のボス部と接する側よりも相対的に密巻であり、
前記第2の部材と前記第3の部材とは、前記第2のコイルばねを介して電気的に接する、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項7】
前記第1のコイルばねは、前記第1のボス部に接する側は、前記第3のボス部と接する側よりも相対的に密巻であり、
前記第1の部材と前記第3の部材とは、前記第1のコイルばねの密巻部分を介して電気的に接し、
前記第2のコイルばねは、前記第3の部材と接する側は、前記第2のボス部と接する側よりも相対的に密巻であり、
前記第2の部材と前記第3の部材とは、前記第2のコイルばねの密巻部分を介して電気的に接する、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項8】
前記第1の先端部はクラウン型であり、前記第2の先端部の断面は円筒型又はすり鉢型である請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項9】
前記第1の先端部の断面は円筒型であり、前記第2の先端部はクラウン型である請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項10】
前記導電性接触子の軸に平行な方向において、前記第2の部材の前記第3の先端部からの高さは、前記第1の部材の前記第3の先端部からの高さよりも高い、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項11】
前記導電性接触子の軸に平行な方向において、前記第1の部材の前記第3の先端部からの高さは、前記第2の部材の前記第3の先端部からの高さよりも高い、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項12】
前記第2のコイルばねのばね定数は、前記第1のコイルばねのばね定数よりも相対的に小さい、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【請求項13】
請求項1または請求項2に記載の導電性接触子を有する導電性接触子ユニット。
【請求項14】
請求項13に記載の導電性接触子ユニットを有する半導体検査装置。
【請求項15】
側面視において、
前記第1の部材は、前記第3の部材に対して遠い側から、前記第1の先端部、前記第1のフランジ部、および前記第1のボス部の順番に並び、接続され、
前記第2の部材は、前記第3の部材に対して遠い側から、前記第2の先端部、前記第2のフランジ部、前記第2のボス部、前記第1の基端部の順番に並び、接続され、
前記第3の部材は、前記第1の部材に対して近い側から、前記円筒部、前記第3のボス部、および前記第3の先端部の順番に並び、接続される、請求項1または請求項2に記載の導電性接触子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は導電性接触子に関する。例えば、半導体集積回路などの半導体を用いた回路を有する電子部品、あるいは、電子部品を備える電子機器などの検査対象物を検査するための導電性接触子、導電性接触子ユニット、および導電性接触子ユニットを備える半導体検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路は、様々な電子部品に用いられている。また、液晶表示装置、EL(Electroluminescence)表示装置などに代表される表示装置などの電子機器にも、半導体集積回路を有する電子部品が用いられている。以下では、これらの電子部品や電子機器を纏めて電子部品と記す。
【0003】
電子部品は、例えば、半導体素子、抵抗素子および容量素子などの素子、または、それらの複数の素子などを含む回路から構成される。これらの素子は、例えば、シリコンウエハーやガラス基板などの基板上に、電極、配線および配線を電気的に接続するための穴などのパターンを形成することで作製される。電子部品は、以上のような複数の素子を作製する数百以上の製造工程を経て製造される。電子部品の製造は、以上のように複数の素子を作製するための複数の製造工程を含む。そのため、異物の混入を高度に規制する環境下で行われるものの、基板や回路の損傷、パターニング不良の発生などを完全に抑制することは困難である。よって、基板や回路の損傷、パターニング不良の発生などを調査し、不良品の混入を防止するため、電子部品の種々な特性を検査する必要がある。
【0004】
電子部品の特性の検査は、一般的に、半導体検査装置と呼ばれる検査装置を用いて行われる。これらの検査では、例えば、半導体集積回路上に形成された複数の電極や複数の配線のそれぞれに、導電性接触子(プローブとも呼ぶ)と呼ばれる細い針状電極の先端を電気的に接触させ、種々の電気的な情報を取得する。
【0005】
近年、半導体集積回路や表示装置の高集積化、微細化が進展し、半導体集積回路などの電子部品に形成された複数の電極や複数の配線も縮小化されている。電子部品によっては、電極や配線の寸法が、百数十μm以下である電子部品もある。よって、半導体検査装置が有する導電性接触子においては、例えば、電子部品に形成された電極や配線との電気的な接触を安定させることが重要である。そこで、半導体検査装置が有する導電性接触子の構造を工夫する試みがなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2013−130516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題の一つは、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線との、位置決めを確実に行い、電気的な接触を確実に達成し、さらに、導通経路を確保し電気抵抗を小さくする導電性接触子を提供することである。また、本発明の課題の一つは、上記導電性接触子を一つ、あるいは二つ以上備える導電性接触子ユニット、またはこれを備える半導体検査装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子は、第1の先端部、第1のフランジ部、および第1のボス部を含む第1の部材と、第2の先端部、第2のフランジ部、第2のボス部、第1の基端部を含む第2の部材と、円筒部、第3のボス部、および第3の先端部を含む第3の部材と、第1のコイルばねと、第2のコイルばねとを有する。
【0009】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2の部材は第1の部材の内側に配置され、第3の部材の一部は前記第1のコイルばねの内側に配置され、第2のコイルばねは第3の部材と第1の基端部との間に配置され、第1の基端部は円筒部に挿入されていてもよい。
【0010】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2の部材と、前記第3の部材とは、それぞれ独立に動いてもよい。
【0011】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第1のコイルばねの一方の端部は、第1のボス部と接し、第1のコイルばねの他方の端部は第3のボス部と接し、第1のコイルばねは第1の部材と第3の部材とを付勢してもよい。
【0012】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2のコイルばねの一方の端部は、第2のボス部と接し、第2のコイルばねの他方の端部は第3の部材と接し、第2のコイルばねは第2の部材と第3の部材とを付勢してもよい。
【0013】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2のコイルばねは、全粗巻であってもよい。
【0014】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2のコイルばねは、第3の部材と接する側は、第2のボス部と接する側よりも相対的に密巻であってもよい。
【0015】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第1の先端部はクラウン型であり、第2の先端部の断面は円筒型又はすり鉢型であってもよい。
【0016】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2の部材の高さは、第1の部材の高さよりも高くてもよい。
【0017】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第1の部材の高さは、第2の部材の高さよりも高くてもよい。
【0018】
本発明の一実施形態に係る導電性接触子が有する第2のコイルばねのばね定数は、第1のコイルばねのばね定数よりも相対的に小さくてもよい。
【0019】
本発明の一実施形態は導電性接触子を有する導電性接触子ユニットである。
【0020】
本発明の一実施形態は、導電性接触子を有する半導体検査装置である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態の導電性接触子および導電性接触子ユニットの模式的な断面図および側面図である。
図2】本発明の一実施形態の導電性接触子および導電性接触子ユニットの模式的な断面図である。
図3】本発明の一実施形態の導電性接触子および導電性接触子ユニットの模式的な断面図である。
図4】本発明の一実施形態の導電性接触子の模式的な図である。
図5】本発明の一実施形態の導電性接触子が有する先端部の模式的な平面図である。
図6】本発明の一実施形態の導電性接触子が有する先端部の模式的な平面図である。
図7】本発明の一実施形態の導電性接触子が有する先端部の模式的な平面図である。
図8】本発明の一実施形態の半導体検査装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0023】
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。
【0024】
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る導電性接触子および導電性接触子ユニットの構成を説明する。
【0025】
図1は導電性接触子110、および導電性接触子ユニット120の断面模式図である。図1に示すように、導電性接触子110は導電性接触子ユニット120に収納されている。
【0026】
導電性接触子110は、第1の先端部12、第1のフランジ部16、および第1のボス部18を含む第1の部材10と、第2の先端部22、第2のフランジ部26、第2のボス部27、および第1の基端部28を含む第2の部材20と、円筒部32、第3のボス部34、第3のフランジ部36、および第3の先端部38を含む第3の部材30と、第1のコイルばね40と、第2のコイルばね50とを有する。第2の部材20は第1の部材10の内側に配置され、第1の部材10の一部および第3の部材30の一部は第1のコイルばね40の内側に配置され、第2のコイルばね50は第3の部材30と第1の基端部28との間に配置され、第1の基端部28は円筒部32に挿入されている。
【0027】
第1の部材10および第2の部材20は、第1のコイルばね40と、第2のコイルばね50とによって、それぞれ独立に動かすことができる。なお、第1の部材10に含まれる第1のボス部18が、第2の部材20に含まれる第2のフランジ部26に電気的に接触する時、第1の部材10および第2の部材20は、連動してもよい。
【0028】
導電性接触子110は、第1の部材10が有する第1の先端部12、および第2の部材20が有する第2の先端部22が露出している。第1の先端部12と第2の先端部22とが半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触し、半導体集積回路80の電気特性を測定することができる。
【0029】
以上のような構成を有する導電性接触子110は、第1の部材10と第2の部材20のいずれか一方が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触した後に、もう一方が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触することができる。よって、第1の部材10と第2の部材20のいずれか一方が接続用電極70と電気的に接触した時に、導電性接触子110と半導体集積回路80の接続用電極70との位置を決めること、及び確実な電気的接触を行うことができる。続いて、第1の部材10と第2の部材20のもう一方が接続用電極70と電気的に接触した時に、電気的な導通経路を増やすことができる。すなわち、導電性接触子110と半導体集積回路80の接続用電極70とをより導通しやすく、接触抵抗を小さくすることができる。したがって、本発明に係る導電性接触子110を用いることで、半導体集積回路80の電気特性は、安定して測定されることができる。
【0030】
また、本発明に係る導電性接触子110は、第1の先端部12および第2の先端部22の2つの先端部と、第1のコイルばね40および第2のコイルばね50の2つのコイルばねを有しているため、導電性接触子110と半導体集積回路80の接続用電極70との電気的な接触は、コイルばねが導電性接触子110の軸方向に伸縮することによって、少なくとも2段階で行われることから、1段階で電気的な接触が行われる場合と比較して、検査対象への衝撃を和らげることができる。
【0031】
以下において、導電性接触子110のさらに詳細な構成を、図1を用いて説明する。
【0032】
第1の部材10は、筒状になっており、筒の内側で、第2の部材20に含まれる第2の先端部22と接していてもよい。第1の部材10に含まれる第1のボス部18は第1のコイルばね40の一方に嵌合され、第1のフランジ部16が第1のコイルばね40のストッパの役割をしている。第1の部材10に含まれる第1の先端部12が、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触すると、第1のコイルばね40が、導電性接触子110の軸方向に縮むことによって、半導体集積回路80への衝撃を緩和し、半導体集積回路80に荷重を与えることができる。
【0033】
第2の部材20に含まれる第2のボス部27は第2のコイルばね50の一方に嵌合され、第2のフランジ部26が第2のコイルばね50のストッパの役割をしている。第2の部材20に含まれる第2の先端部22が、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触すると、第2のコイルばね50が、導電性接触子110の軸方向に縮むことによって、半導体集積回路80への衝撃を緩和し、半導体集積回路80に荷重を与えることができる。
【0034】
第3の部材30に含まれる第3のボス部34は第1のコイルばね40の他方に嵌合され、第3のフランジ部36が第1のコイルばね40のストッパの役割をしている。また、第3の部材30は内側がくりぬかれており、第2のコイルばね50の他方は第3の部材30の底部に接している。加えて、第2のコイルばね50は第3の部材30の内周側面に接していてもよい。第3の部材30のくりぬかれた底部は、第2のコイルばね50の他方のストッパの役割をしている。導電性接触子110が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触すると、第3の部材30が、導電性接触子110の軸方向に縮む第1のコイルばね40および第2のコイルばね50を支えることで、導電性接触子110が半導体集積回路80へ与える衝撃を緩和し、半導体集積回路80に荷重を与えることができる。
【0035】
第1のコイルばね40は、第1のボス部18に嵌合される側は密巻であり、第3のボス部34に嵌合される側は粗巻である例を示している。例えば、導電性接触子110が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触した時に、軸方向に対して斜めに傾いてしまった場合においても、第1のコイルばね40の第1の先端部12に近い側が密巻であるから、導電性接触子110が傾くことを抑制でき、かつ、第1のコイルばね40の第1の先端部12から遠い側が粗巻であるから、第1の部材10の可動は柔軟であり、半導体集積回路80へ与える衝撃を緩和し、半導体集積回路80に荷重を与えることができる。なお、第1のコイルばね40の構造は、この例に限定されない。発明の趣旨から逸脱しない範囲において、適宜変更が可能である。また、ばねの巻き数、長さ、太さなども同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0036】
第2のコイルばね50は、全粗巻である例を示している。例えば、導電性接触子110が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触した時に、第2のコイルばね50は比較的駆動しやすいことから、半導体集積回路80へ与える衝撃をさらに緩和することができ、かつ、半導体集積回路80に十分な荷重を与えることができる。なお、第2のコイルばね50の構造は、この例に限定されない。例えば、第2のコイルばね50は、第3の部材30と接する側は、第2のボス部27と接する側よりも相対的に密巻であってもよい。第2のコイルばね50が第3の部材30と接する側を密巻とすることで、第2の部材20と第2のコイルばね50とを、より確実に接触させることができる。発明の趣旨から逸脱しない範囲において、適宜変更が可能である。また、ばねの巻き数、長さ、太さなども同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0037】
導電性接触子ユニット120は、プローブホルダ60を含む。プローブホルダ60は、第1のプローブホルダ部材62と第2のプローブホルダ部材64とを有し、導電性接触子110を収容する。なお、プローブホルダ60の構成は、この構成に限定されず、第1のプローブホルダ部材62または第2のプローブホルダ部材64の何れか一方を用いてもよいし、3つ以上の部材を用いてもよい。
【0038】
プローブホルダ60は、樹脂やセラミックなどの絶縁物を用いて形成される。複数の導電性接触子110は、高さが揃うように配置されている。また、検査対象の電極や配線パターンに応じてその配置を決定してもよい。導電性接触子110は導電性材料を含み、例えば金、銅、ニッケル、パラジウム、タングステンなどの金属、あるいは上記金属の合金を含む。あるいは導電性材料を含み、かつ表面を金などを用いてめっき加工してもよい。
【0039】
図2に本発明の一実施形態の導電性接触子110−1から110−3および導電性接触子ユニット120の模式的な断面図を示す。なお、理解の促進のため、図2は半導体検査装置が有する複数の導電性接触子のうち、1つの導電性接触子に着目し、その導電性接触子の状態を示した図である。
【0040】
図2に示す導電性接触子110−1は、導電性接触子110−1が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触する前の状態を示している。
【0041】
図2に示す導電性接触子110−2は、導電性接触子110−2が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触した直後の状態を示している。導電性接触子110−2が有する第2の部材20が、第1の部材10よりも突出しており、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触している。換言すると、紙面に向かって右側を下、左側を上とした場合、第2の部材20は、第1の部材10よりも上に位置している。または、紙面に向かって右側を上、左側を下とした場合、第2の部材20は、第1の部材10よりも下に位置している。または、紙面に向かって右側を底部とした場合、第2の部材20の高さは、第1の部材10の高さよりも高い。または、紙面に向かって右側を上部とした場合、第2の部材20の高さは、第1の部材10の高さよりも低い。このとき、第2の先端部22は中央が窪んだ円錐状の形をしている。例えば、図2に示したように、接続用電極70が半田ボールのような曲面を有している場合、第2の先端部22が円錐状を有していることで、導電性接触子110−2と半導体集積回路80の接続用電極70との接触する位置を均一に決めやすくすることができ、かつ、確実な電気的接触を行うことができる。
【0042】
ここで、図2では、第2の先端部22は中央が窪んだ円錐状を有している例を示したが、この例に限定されない。第2の先端部22は円筒状、あるいは円筒型などのように、先端部22の内側がくりぬかれた形状であってもよい。また、第2の先端部22は円錐状と比較して相対的になめらかな曲面を有するすり鉢状、あるいはすり鉢型などのような形状であってもよい。第2の先端部22がこのような形状を有することで、導電性接触子110−2と半導体集積回路80の接続用電極70との接触する位置を均一に決めることができ、かつ、確実な電気的接触を行うことができる。
【0043】
図2に示す導電性接触子110−3は、導電性接触子110−3が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触し、半導体集積回路80に荷重を与えた状態を示している。導電性接触子110−3が有する第2の部材20とともに、第1の部材10が、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触している。なお、このとき、第1の先端部12は図1(B)に示したようにクラウン型(王冠状、クラウン状とも呼ぶ)をしている例を示している。第1の先端部12がクラウン型をしていることで、導電性接触子110は接続用電極70に確実に電気的に接触することができる。第1の部材10に含まれる第1の先端部12が、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触すると、第1のコイルばね40が、導電性接触子110−3の軸方向に縮むことによって、半導体集積回路80に荷重を与えることができる。このように、導電性接触子110−3が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触することで、電気的な導通経路を増やすことができる。具体的には、第1のコイルばね40の密巻部分と、第3の部材30とが接触し導通経路になり、第1の部材10と、第1のコイルばね40と、第3の部材30とが導通経路になる。加えて、第2の先端部22と、第1の先端部12と、第1のコイルばね40と、第3の部材30とが導通経路となってもよいし、第2の先端部22と、第2のコイルばね50と、第3の部材30とが導通経路となってもよい。したがって、導電性接触子110−3と半導体集積回路80の接続用電極70とをより導通しやすく、接触抵抗を小さくすることができる。この状態で、半導体集積回路80の電気特性を、安定して測定することができる。
【0044】
なお、第2のコイルばね50のばね定数は、第1のコイルばね40のばね定数よりも相対的に小さいことが好ましい。これにより、第2のコイルばね50の初期荷重を小さくすることができ、導電性接触子110をプローブホルダ60に挿入する前の状態において、第2のコイルばね50の付勢力により第1の部材10が第1のコイルばね40から離脱することを防ぐことができる。
【0045】
以上のような構成を有する導電性接触子が半導体集積回路の接続用電極と電気的に接触することで、確実な電気的接触と、電気的な導通経路を増やすことができる。よって、半導体集積回路の電気特性を、安定して測定することができる。
【0046】
(第2実施形態)
本発明の一実施形態に係る導電性接触子および導電性接触子ユニットのほかの構成を説明する。なお、第1実施形態と同様の構成に関しては説明を省略することがある。
【0047】
図3に本発明の一実施形態におけるほかの導電性接触子111−1から111−3および導電性接触子ユニット120の模式的な断面図を示す。なお、理解の促進のため、図3は半導体検査装置が有する複数の導電性接触子のうち、1つの導電性接触子に着目し、その導電性接触子の状態を示した図である。
【0048】
図3に示す導電性接触子111−1は、導電性接触子111−1が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触する前の状態を示している。図3の導電性接触子111−1は、図2導電性接触子110−1と同様の状態であるから、説明は省略する。
【0049】
図3に示す導電性接触子111−2は、導電性接触子111−2が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触した直後の状態を示している。導電性接触子111−2が有する第1の部材10は、第2の部材20よりも突出しており、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触している。換言すると、紙面に向かって右側を下、左側を上とした場合、第1の部材10は、第2の部材20よりも上に位置している。または、紙面に向かって右側を上、左側を下とした場合、第1の部材10は、第2の部材20よりも下に位置している。または、紙面に向かって右側を底部とした場合、第1の部材10の高さは、第2の部材20の高さよりも高い。または、紙面に向かって右側を上部とした場合、第1の部材の高さは、第2の部材20の高さよりも低い。第1の先端部12が接続用電極70に電気的に接触すると、第1のコイルばね40が、導電性接触子111−2の軸方向に縮む。このとき、第1の先端部12は円筒状を有している例を示している。例えば、図3に示したように、接続用電極70が半田ボールのような曲面を有している場合、第1の先端部12が円筒状を有していることで、導電性接触子110と半導体集積回路80の接続用電極70との接触する位置を均一に決めることができ、かつ、確実な電気的接触を行うことができる。
【0050】
図3に示す導電性接触子111−3は、導電性接触子111−3が半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触し、半導体集積回路80に荷重を与えた状態を示している。導電性接触子111−3が有する第1の部材10とともに、第2の部材20が、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触している。このとき、第2の先端部22はクラウン型(王冠状、クラウン状とも呼ぶ)をしている例を示している。第2の先端部22がクラウン型をしていることで、導電性接触子111−3は接続用電極70に確実に電気的に接触することができる。第2の部材20に含まれる第2の先端部22が、半導体集積回路80の接続用電極70と電気的に接触すると、第2のコイルばね50と、第1のコイルばねとが、導電性接触子111−3の軸方向に縮むことによって、電気的な導通経路を増やすことができる。具体的には、先に、第1の先端部12と、第1のコイルばね40と、第3の部材とが導通経路となり、続いて、第2の先端部22と、第2のコイルばね50と、第3の部材とが導通経路となる。第1の先端部12と第2の先端部22とは接していることから、導電性接触子111−3と半導体集積回路80の接続用電極70とをより導通しやすく、接触抵抗を小さくすることができる。また、半導体集積回路80に十分な荷重を与えることができるため、半導体集積回路80の電気特性を安定して測定することができる。
【0051】
以上のような導電性接触子を有する半導体検査装置によって、電子回路の検査が行われることで、電気的接触が確実で安定した検査を実施することができる。
【0052】
(第3実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る導電性接触子の先端部の構成を説明する。なお、第1実施形態または第2実施形態と同様の構成に関しては説明を省略することがある。
【0053】
図4(A)から図4(C)に本発明の一実施形態の導電性接触子110が含む第1の先端部12、第2の先端部22の模式的な図を示す。
【0054】
図4(A)は、導電性接触子110が有する第1の先端部12、第2の先端部22の斜視図である。図4(A)に示すように、第1の先端部12はクラウン型、第2の先端部22は円錐状である。
【0055】
図4(B)は、図4(A)の側面図である。図4(C)は、図4(A)のA1−A2の断面図である。導電性接触子110は、第1の部材20が有する第1の先端部12と、第2の部材20が有する第2の先端部22とを有していることがわかる。
【0056】
図5(A)および図5(B)に本発明の一実施形態の導電性接触子110が有する第1の部材10に含まれる第1の先端部12の模式的な上面図および側面図を示す。
【0057】
図5(A)は4つの頂点を有するクラウン型を示す。このような形状は、例えば、電子部品の電極あるいは配線との接触を、複数の頂点で行うことができる。したがって、電子部品の電極や配線とより確実な電気的な接触が可能となる。また、導電性接触子と、電子部品の電極や配線との位置決めを確実に行うことができる。なお、クラウン型の頂点の数はこの例に限定されず、5つ以上の頂点を有していてもよいし、3つの頂点を有していてもよい。本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、選択することができる。
【0058】
図5(B)は円筒型を示す。このような形状は、例えば、電子部品の電極が半田ボール状である場合に、導電性接触子と、電子部品の電極や配線との位置決めを確実に行うことができる。
【0059】
図6(A)から図6(C)に本発明の一実施形態の導電性接触子110が有する第2の部材20に含まれる第2の先端部22の模式的な上面図および側面図を示す。
【0060】
図6(A)は4つの頂点を有するクラウン型を示す。このような形状は、例えば、電子部品の電極あるいは配線との接触を、複数の頂点で行うことができる。したがって、電子部品の電極や配線とより確実な電気的な接触が可能となる。また、導電性接触子と、電子部品の電極や配線との位置決めを確実に行うことができる。なお、クラウン型の頂点の数はこの例に限定されず、5つの頂点を有していてもよいし、3つの頂点を有していてもよい。本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、選択することができる。
【0061】
図6(B)は円筒型を示す。図6(C)は円錐状(円錐型とも呼ぶ)を示す。このような形状は、例えば、電子部品の電極が半田ボール状である場合に、導電性接触子と、電子部品の電極や配線との位置決めを確実に行うことができる。
【0062】
図7(A)から図7(C)に本発明の一実施形態の導電性接触子110が有する第2の部材20に含まれる第2の先端部22の模式的な上面図および側面図を示す。
【0063】
図7(A)は、先端が丸みを帯びた形状の先端部を示す。このような形状は、例えば、電子部品の電極あるいは配線と電気的に接触する面積を大きくすることができる。したがって、検査対象の電極や配線と接触する際の面圧を低くすることができる。
【0064】
図7(B)は、円錐のような形状の先端部を示す。このような形状は、電子部品の電極あるいは配線との電気的な接触を、点で行うことができるため、導電性接触子と電子部品との局所的な接触が可能となる。また、複数の爪を有する形状の先端部と比較してより大きな荷重で接触させることができる。
【0065】
図7(C)は、マイナスドライバの先端のような形状(一線型、マイナス型などとも呼ぶ)の先端部を示す。このような形状も、電子部品の電極あるいは配線と電気的に接触する面積を大きくすることができる。したがって、検査対象の電極や配線とより確実な電気的な接触が可能となる。
【0066】
以上のような先端部を有する導電性接触子は、導電性接触子と電子部品との位置決めを確実に行い、電気的な接触を確実に行うことができる。導電性接触子が、2つの先端部を有することで、導電性接触子と電子部品との電気的な導通経路を増やすことができ、安定した検査を可能にする。したがって、電子部品の検査を安定して行うことができる導電性接触子を有する半導体検査装置を提供することができる。
【0067】
(第4実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る半導体検査装置の構成を説明する。なお、第1実施形態乃至第3実施形態と同様の構成に関しては説明を省略することがある。
【0068】
図8は本発明の一実施形態に係る半導体検査装置の構成を示す模式図である。半導体検査装置100は、導電性接触子ユニット120と、それに備えられた導電性接触子110を有する。半導体検査装置100を用いて、電子回路の検査を行う場合、導電性接触子110は図2に示した導電性接触子110−1から110−4の状態をとることができる。導電性接触子110は1つ以上であればよく、通常複数(例えば数十から数千)の導電性接触子110が設置される。導電性接触子110は回路基板140との間で電気信号の授受を行う。図8では、回路基板140はテスタ150と電気的に接続される。テスタ150には計測電源152やLCR測定器154、パルス発生器156などのユニットが含まれる。
【0069】
なお、半導体検査装置100が導電性接触子111を有し、電子回路の検査を行う場合、導電性接触子111は図3に示した導電性接触子111−1から111−4の状態をとることができる。その他は、半導体検査装置100が導電性接触子110を有する場合と同様である。
【0070】
図8では、回路基板140はテスタ150と電気的に接続される例を示したが、この構成に限定されない。回路基板140と、テスタ150との間に、他の回路基板が電気的に接続されていてもよい。例えば、他の回路基板は、演算増幅回路や、ラッチ回路などが実装されていてもよい。他の回路基板は演算増幅回路が実装されることで、回路基板140から出力される電気信号を増幅し、波形が整った電気信号をテスタ150に供給することができるため、回路基板140とテスタ150とを電気的に接続する配線などの負荷、テスタ150および検査対象である電子部品の負荷が大きくても、安定した測定を行うことができる。また、他の回路基板はラッチ回路が実装されることで、回路基板140から出力される各電気信号のタイミングを調整することができるため、遅延が少ない電気信号をテスタ150に供給することができるため、時間に対する測定誤差の少ない安定した測定を行うことができる。
【0071】
以上のような構成とすることで、半導体検査装置が有する導電性接触子と、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線との電気的な接触を確実に達成し、かつ、接触後の抵抗値が小さくなる導電経路を確保できるため、検査の精度が高い半導体検査装置を提供することができる。
【0072】
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
【0073】
また、上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと理解される。
【符号の説明】
【0074】
10:第1の部材、12:第1の先端部、16:第1のフランジ部、18:第1のボス部、20:第2の部材、22:第2の先端部、26:第2のフランジ部、27:第2のボス部、28:第2の基端部、30:第3の部材、32:円筒部、34:第3のボス部、36:第3のフランジ部、38:第3の先端部、40:第1のコイルばね、50:第2のコイルばね、60:プローブホルダ、62:第1のプローブホルダ部材、64:第2のプローブホルダ部材、70:接続用電極、80:半導体集積回路、100:半導体検査装置、110、111:導電性接触子、120:導電性接触子ユニット、140:回路基板、150:テスタ、152:計測電源、154:LCR測定器、156:パルス発生器、170:検査対象
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8