(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2レベルシフト回路は、前記第1レベルシフト回路に直列に接続され、前記第1レベルシフト回路から入力された前記第1スイッチ信号を前記所定の第2信号レベルにシフトする、請求項1に記載の駆動回路。
前記第2レベルシフト回路は、前記ハイサイド駆動信号が入力されるように、前記第1レベルシフト回路と並列に接続され、前記ハイサイド駆動信号を前記所定の第2信号レベルにシフトする、請求項1に記載の駆動回路。
入力端子から入力された入力信号に基づいて生成された、前記ハイサイド駆動信号と、ローサイド回路を駆動するローサイド駆動信号とに、所定のデッドタイムを生成するデッドタイムジェネレータを有し、
前記ローサイド回路は、前記ローサイド駆動信号に応じて供給された接地電圧によってローサイド出力信号を生成し、前記ローサイド出力信号を前記出力端子に出力する、
請求項1に記載の駆動回路。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(実施形態)
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
【0008】
図1は、実施形態に関わる、駆動回路1の一例の回路図である。
図2は、実施形態に関わる、基準電圧回路42の一例の回路図である。
図3は、実施形態に関わる、駆動回路1の反転バッファB1の一例の回路図である。
図4は、実施形態に関わる、駆動回路1の反転バッファB2の一例の回路図である。
【0009】
図1に示すように、デッドタイムジェネレータ2は、入力端子Vin、ハイサイド回路3及びローサイド回路4と接続される。ハイサイド回路3及びローサイド回路4は、出力端子Voutに接続される。出力端子Voutには、負荷装置が接続される。
【0010】
入力端子Vinに入力される入力信号は、例えば、PWM信号である。入力信号は、PWM信号に限定されず、PFM信号、クロック信号、又は、各種パルス信号等の信号であっても構わない。
【0011】
デッドタイムジェネレータ2は、入力端子Vinから入力された入力信号に基づいて生成された、ハイサイド回路3を駆動するハイサイド駆動信号と、ローサイド回路4を駆動するローサイド駆動信号とに、所定のデッドタイムを生成する。所定のデッドタイムの長さは、ハイサイド回路3及びローサイド回路4が同時にオン状態にならないように、実験的又は経験的に設定される。
【0012】
まず、ハイサイド回路3の構成について、説明をする。
【0013】
ハイサイド回路3は、出力端子Voutと接続され、ハイサイド駆動信号に応じ、Highレベルの駆動信号を出力端子Voutに出力する。ハイサイド回路3は、第1レベルシフト回路であるレベルシフト回路11、第2レベルシフト回路であるレベルシフト回路21、タイミング調整回路31、内部電源回路41、プリドライバ51、ハイサイドトランジスタ61及びゲートソース間抵抗Rgs1有する。ハイサイド回路3には、高電位の第1電源電圧HVddと、低電位の第2電源電圧HVssが接続される。
【0014】
レベルシフト回路11は、デッドタイムジェネレータ2、レベルシフト回路21及びタイミング調整回路31と接続される。レベルシフト回路11は、デッドタイムジェネレータ2からハイサイド駆動信号が入力され、ハイサイド駆動信号を所定の第1信号レベルにシフトした第1スイッチ信号であるスイッチ信号S1をレベルシフト回路21及びタイミング調整回路31に出力する。
【0015】
所定の第1信号レベルは、第1電源電圧HVdd及び第2電源電圧HVssの間のレベルである。
【0016】
スイッチ信号S1は、レベルシフト回路11による信号レベルのシフトによってハイサイド駆動信号から所定の第1時間遅延する。
【0017】
レベルシフト回路21は、レベルシフト回路11と直列に接続され、レベルシフト回路11から入力されたスイッチ信号S1を所定の第2信号レベルにシフトする。レベルシフト回路21は、反転バッファB2と接続される。レベルシフト回路21は、所定の第1信号レベル以下になるように設定した所定の第2信号レベルに、ハイサイド駆動信号の信号レベルをシフトした、第2スイッチ信号であるスイッチ信号S2を反転バッファB2に出力する。
【0018】
所定の第2信号レベルは、ハイサイド駆動信号の信号レベルよりも高くなるように設定され、かつ所定の第1信号レベル以下になるように設定される。
【0019】
スイッチ信号S2は、レベルシフト回路21による信号レベルのシフトにより、スイッチ信号S1から所定の第2時間遅延する。
【0020】
タイミング調整回路31は、反転バッファB1を介してプリドライバ51と接続される。タイミング調整回路31は、レベルシフト回路11から入力されたスイッチ信号S1をさらに所定の第3時間遅延させて反転バッファB1に出力する。所定の第3時間は、高耐圧トランジスタ52がスイッチングトランジスタ53よりも遅れてオン状態になるように、経験的又は実験的に設定される。例えば、所定の第3時間は、所定の第2時間よりも長い時間に設定される。すなわち、タイミング調整回路31は、スイッチ信号S2よりもスイッチ信号S1を遅延させる。
【0021】
内部電源回路41は、第1電源電圧HVddと接続され、第1電源電圧HVddを内部電源電圧に変換する。内部電源回路41は、入力端に第1電源電圧HVddが接続され、高電圧ノード41aに反転バッファB2の高電位入力端が接続され、低電圧ノード41bに反転バッファB2の低電圧入力端及び出力端子Voutが接続される。内部電源回路41は、基準電圧回路42、トランジスタ43及び抵抗44を有する。
【0022】
図2に示すように、基準電圧回路42は、直列に接続された定電流源Irefと基準抵抗Rrefを有する。定電流源Irefは、一端が第1電源電圧HVddと接続され、他端が基準抵抗Rrefと接続される。基準抵抗Rrefは、一端が定電流源Irefの他端と接続され、他端が低電圧ノード41bと接続される。トランジスタ43のゲートは、定電流源Irefと基準抵抗Rrefの間に接続される。内部電源回路41は、基準抵抗Rrefに定電流源Irefを流すことで発生する基準電圧Vrefをトランジスタ43に出力する。
【0023】
トランジスタ43は、例えば、n型のDMOS等の高耐圧MOSFETによって構成される。トランジスタ43は、ゲートが基準電圧回路42と接続され、ドレインが第1電源電圧HVddと接続され、ソースが高電圧ノード41aと接続される。トランジスタ43は、ソースフォロアとして動作し、基準電圧回路42から供給された基準電圧Vrefを高電圧ノード41aに出力する。
【0024】
抵抗44は、一端がトランジスタ43のソースと接続され、他端が低電圧ノード41bと接続される。抵抗44は、トランジスタ43に安定的に電流を流すことで高電圧ノード41aの出力を安定させる。
【0025】
図3に示すように、反転バッファB1は、例えば、CMOS構造のMOSFETによって構成され、互いに直列に接続された、p型のトランジスタTr1とn型のトランジスタTr2を有する。トランジスタTr1、Tr2のゲートは、タイミング調整回路31と接続される。トランジスタTr1のソースは、第1電源電圧HVddと接続される。トランジスタTr2のソースは、第2電源電圧HVssと接続される。トランジスタTr1、Tr2のドレインは、プリドライバ51と接続される。レベルシフト回路11からスイッチ信号S1が入力されると、反転バッファB1は、スイッチ信号S1を反転した、第1スイッチ信号であるスイッチ信号S1iをプリドライバ51に出力する。
【0026】
図4に示すように、反転バッファB2は、例えば、CMOS構造のMOSFETによって構成され、互いに直列に接続された、p型のトランジスタTr3とn型のトランジスタTr4を有する。トランジスタTr3、Tr4のゲートは、レベルシフト回路21と接続される。トランジスタTr3のソースは、高電圧ノード41aと接続される。トランジスタTr4のソースは、低電圧ノード41bと接続される。トランジスタTr3、Tr4のドレインは、プリドライバ51と接続される。レベルシフト回路21からスイッチ信号S2が入力されると、反転バッファB2は、スイッチ信号S2を反転した、第2スイッチ信号であるスイッチ信号S2iをプリドライバ51に出力する。
【0027】
プリドライバ51は、ハイサイドトランジスタ61にゲート信号G1を出力する回路である。プリドライバ51は、高耐圧トランジスタ52、第1スイッチングトランジスタであるスイッチングトランジスタ53、第2スイッチングトランジスタであるスイッチングトランジスタ54を有する。
【0028】
高耐圧トランジスタ52は、例えば、p型のDMOS等の高耐圧MOSFETである。高耐圧トランジスタ52は、ゲートが反転バッファB1と接続され、ソースが第1電源電圧HVddと接続され、ドレインがスイッチングトランジスタ53のソースと接続される。高耐圧トランジスタ52は、第1スイッチ部であるスイッチ部Sw1を構成する。
【0029】
スイッチングトランジスタ53、54は、例えば、CMOS構造の低耐圧のMOSFETによって構成され、互いに直列に接続されたp型のスイッチングトランジスタ53と、n型のスイッチングトランジスタ54を有する。スイッチングトランジスタ53は、高耐圧トランジスタ52の相互コンダクタンスよりも、大きな相互コンダクタンスを有する。スイッチングトランジスタ53、54のゲートは、反転バッファB2と接続される。スイッチングトランジスタ53のソースは、高耐圧トランジスタ52のドレインと接続される。スイッチングトランジスタ54のソースは、低電圧ノード41bと接続される。スイッチングトランジスタ53、54のドレインは、ハイサイドトランジスタ61と接続される。スイッチングトランジスタ53、54は、第2スイッチ部であるスイッチ部Sw2を構成する。
【0030】
すなわち、プリドライバ51は、スイッチ信号S1iに応じて第1電源電圧HVddの供給経路の接続又は遮断のいずれか一方にスイッチングを行うスイッチ部Sw1と、スイッチ部Sw1のスイッチングによって第1電源電圧HVddと接続され、スイッチ信号S2iに応じてゲート信号G1を出力するスイッチ部Sw2と、を有する。
【0031】
また、スイッチ部Sw1は、第1電源電圧HVddとスイッチ部Sw2の間に設けられ、ゲートにスイッチ信号S1iが入力される、高耐圧トランジスタ52を有する。スイッチ部Sw2は、互いに直列に接続されたスイッチングトランジスタ53、54を含む低耐圧のCMOS構造を有する。スイッチングトランジスタ53は、高耐圧トランジスタ52とハイサイドトランジスタ61の間に設けられ、ゲートにスイッチ信号S2iが入力される。スイッチ部Sw2は、内部電源電圧に基づいて生成されたスイッチ信号S2iの駆動電圧が入力される。
【0032】
ハイサイドトランジスタ61は、例えば、n型のDMOS等の高耐圧MOSFETによって構成される。ハイサイドトランジスタ61は、ゲートがスイッチングトランジスタ53、54のドレインと接続され、ソースが出力端子Voutと接続され、ドレインが第2電源電圧HVssと接続される。
【0033】
すなわち、ハイサイドトランジスタ61は、第1電源電圧HVddよりも低くなるように設定した第2電源電圧HVssと接続され、ゲート信号G1に応じて供給された第2電源電圧HVssによってハイサイド出力信号を生成し、ハイサイド出力信号を出力端子Voutに出力する。
【0034】
ゲートソース間抵抗Rgs1は、スイッチングトランジスタ53、54がHiZ出力となった場合でも動作が安定するように、ハイサイドトランジスタ61のゲートとソースの間に設けられる。
【0035】
次に、ローサイド回路4の構成について、説明をする。
【0036】
ローサイド回路4には、高電位の第3電源電圧LVddと、低電位の第4電源電圧LVssとが接続される。第4電源電圧LVssは、例えば、接地電圧である。
【0037】
ローサイド回路4は、ローサイド駆動信号に応じて供給された接地電圧によってローサイド出力信号を生成し、ローサイド出力信号を出力端子Voutに出力する。ローサイド回路4は、反転バッファ71、ローサイドトランジスタ81及びゲートソース間抵抗Rgs2を有する。
【0038】
反転バッファ71は、デッドタイムジェネレータ2、ローサイドトランジスタ81、第3電源電圧LVdd及び第4電源電圧LVssと接続される。反転バッファ71は、デッドタイムジェネレータ2から入力されたローサイド駆動信号を反転してゲート信号G2iを生成し、ローサイドトランジスタ81に出力する。
【0039】
ローサイドトランジスタ81は、例えば、n型のDMOS等の高耐圧MOSFETである。ローサイドトランジスタ81は、ゲートが反転バッファ71と接続され、ソースが第4電源電圧LVssと接続され、ドレインが出力端子Voutと接続される。
【0040】
ゲートソース間抵抗Rgs2は、ローサイドトランジスタ81の動作が反転バッファ71の出力がHiZとなった場合でも安定するように、ローサイドトランジスタ81のゲートとソースの間に設けられる。
【0041】
(駆動回路1の動作)
まず、ハイサイド回路3の動作について説明をする。
【0042】
デッドタイムジェネレータ2がHighレベルのハイサイド駆動信号を出力すると、レベルシフト回路11は、Highレベルのスイッチ信号S1を生成し、レベルシフト回路21とタイミング調整回路31に出力する。
【0043】
レベルシフト回路21は、スイッチ信号S1の信号レベルをシフトし、スイッチ信号S2を生成して反転バッファB2に出力する。スイッチ信号S2は、スイッチ信号S1から所定の第2時間遅延する。
【0044】
Highレベルのスイッチ信号S2が入力されると、トランジスタTr3がオフ状態になり、トランジスタTr4がオン状態になり、反転バッファB2は、低電圧ノード41bから供給されたLowレベルのスイッチ信号S2iを出力し、スイッチングトランジスタ53をオン状態にする。
【0045】
また、タイミング調整回路31では、スイッチ信号S1を所定の第3時間遅延させることによってタイミング調整を行い、反転バッファB1に、タイミング調整されたスイッチ信号S1を出力する。タイミング調整回路31のタイミング調整により、スイッチ信号S1は、スイッチ信号S2よりも遅れる。
【0046】
Highレベルのスイッチ信号S1が入力されると、トランジスタTr1がオフ状態になり、トランジスタTr2がオン状態になり、反転バッファB1は、高耐圧トランジスタ52に、Lowレベルのスイッチ信号S1iを出力し、高耐圧トランジスタ52をオン状態にする。
【0047】
高耐圧トランジスタ52及びスイッチングトランジスタ53がオン状態になると、ハイサイドトランジスタ61には、スイッチングトランジスタ53によって電圧制限された電圧のゲート信号G1が入力される。すると、ハイサイドトランジスタ61は、オン状態になり、第2電源電圧HVssに基づくハイサイド出力信号を出力端子Voutに出力する。
【0048】
デッドタイムジェネレータ2がLowレベルのハイサイド駆動信号を出力すると、高耐圧トランジスタ52及びスイッチングトランジスタ53がオフ状態、かつスイッチングトランジスタ54がオン状態になる。ハイサイドトランジスタ61は、オフ状態になり、第2電源電圧HVssと出力端子Voutの接続を遮断する。
【0049】
次に、ローサイド回路4の動作について説明をする。
【0050】
デッドタイムジェネレータ2がHighレベルのローサイド駆動信号を出力すると、反転バッファ71は、第4電源電圧LVssから供給されたLowレベルのゲート信号G2iをローサイドトランジスタ81に出力する。ローサイドトランジスタ81は、オフ状態になり、第4電源電圧LVssと出力端子Voutの接続を遮断する。
【0051】
一方、デッドタイムジェネレータ2がLowレベルのローサイド駆動信号を出力すると、反転バッファ71は、第3電源電圧LVddから供給されたHighレベルのゲート信号G2iをローサイドトランジスタ81に出力する。ローサイドトランジスタ81は、オン状態になり、ソースに接続された第4電源電圧LVssに基づくローサイド出力信号を出力端子Voutに出力する。
【0052】
すなわち、駆動回路1は、入力信号に応じ、高電位に接続されたハイサイド回路3と、低電位に接続されたローサイド回路4を制御し、ハイサイドトランジスタ61、ローサイドトランジスタ81を交互に動作させることによって出力信号を生成し、負荷装置を駆動する。
【0053】
駆動回路1は、高耐圧トランジスタ52よりも先にスイッチングトランジスタ53がオン状態になるように構成され、かつ高耐圧トランジスタ52の相互コンダクタンスよりもスイッチングトランジスタ53の相互コンダクタンスが大きくなるように構成され、スイッチングトランジスタ53のゲートソース間電圧の耐圧超過を防ぐことができる。
【0054】
また、駆動回路1は、スイッチングトランジスタ53、54を低耐圧のCMOS構造によって構成し、より小型化することができる。
【0055】
また、駆動回路1は、レベルシフト回路11による所定の第1時間を相殺した上でスイッチ信号S1とスイッチ信号S2のタイミング調整を行うことができる。
【0056】
また、従来のハイサイドトランジスタのゲートには、ブートストラップ技術、又は、チャージポンプ技術等によって生成された内部フローティング電源の電圧が印加されることがあるが、駆動回路1では、ハイサイドトランジスタ61のゲートに、第1電源電圧HVddから供給される電力によって生成されたゲート信号G1の電圧が印加される。
【0057】
実施形態によれば、駆動回路1は、ハイサイドトランジスタ61のゲートに、より安定したゲート信号G1を供給することができ、負荷装置を駆動するためのハイサイド出力信号を安定的に出力することができる。
【0058】
(実施形態の変形例1)
実施形態では、スイッチ部Sw2が、CMOS構造のスイッチングトランジスタ53、54を有するが、第2スイッチ部であるスイッチ部Sw2aは、ソースフォロアトランジスタ53aとスイッチングトランジスタ54を有しても構わない。
【0059】
図5は、実施形態の変形例1に関わる、駆動回路1aの一例の回路図である。本変形例では、他の変形例と同じ構成については、説明を省略する。
【0060】
タイミング調整回路31aは、レベルシフト回路11から入力されたスイッチ信号S1をさらに所定の第4時間遅延させて反転バッファB1に出力する。所定の第4時間は、高耐圧トランジスタ52とスイッチングトランジスタ54がタイミングを合わせて動作するように、経験的又は実験的に設定される。例えば、所定の第4時間は、所定の第2時間と同じ又は近い時間に設定される。すなわち、タイミング調整回路31aは、高耐圧トランジスタ52とスイッチングトランジスタ54が同時ONしないようにスイッチ信号S1、S2のタイミングを調整する。
【0061】
プリドライバ51は、高耐圧トランジスタ52とスイッチングトランジスタ54の間に、ソースフォロアトランジスタ53aを有する。
【0062】
ソースフォロアトランジスタ53aは、例えば、n型のDMOS等の高耐圧MOSFETである。ソースフォロアトランジスタ53aは、ゲートが内部電源回路41の基準電圧ノード41cと接続され、ドレインが高耐圧トランジスタ52のドレインと接続され、ソースがスイッチングトランジスタ54のドレインと接続される。ハイサイドトランジスタ61のゲートは、ソースフォロアトランジスタ53aとスイッチングトランジスタ54の間に接続される。
【0063】
反転バッファB2は、スイッチングトランジスタ54のゲートと接続される。
【0064】
デッドタイムジェネレータ2がHighレベルのハイサイド駆動信号を出力すると、レベルシフト回路11は、Highレベルのスイッチ信号S1を生成し、レベルシフト回路21とタイミング調整回路31aに出力する。
【0065】
タイミング調整回路31aは、スイッチ信号S1を所定の第4時間遅延させ、反転バッファB1に、タイミング調整されたスイッチ信号S1を出力する。タイミング調整回路31aのタイミング調整により、スイッチ信号S1は、スイッチ信号S2とのタイミングで高耐圧トランジスタ52とスイッチングトランジスタ54が同時ONしない状態となるように調整される。
【0066】
Highレベルのスイッチ信号S1が入力されると、反転バッファB1は、高耐圧トランジスタ52に、Lowレベルのスイッチ信号S1iを出力し、高耐圧トランジスタ52をオン状態にする。ソースフォロアトランジスタ53aのドレインは、高耐圧トランジスタ52のドレインと接続されており、ソースフォロアトランジスタ53aは、ゲートに入力した基準電圧Vrefに応じたソース電圧を出力する。
【0067】
レベルシフト回路21は、スイッチ信号S1の信号レベルをシフトし、スイッチ信号S2を生成して反転バッファB2に出力する。
【0068】
Highレベルのスイッチ信号S2が入力されると、反転バッファB2は、Lowレベルのスイッチ信号S2iを出力し、スイッチングトランジスタ54をオフ状態にする。
【0069】
高耐圧トランジスタ52がオン状態になり、かつスイッチングトランジスタ54がオフ状態になると、ハイサイドトランジスタ61には、ソースフォロアトランジスタ53aのソース電圧に応じたゲート信号G1が入力される。すると、ハイサイドトランジスタ61は、オン状態になり、第2電源電圧HVssに基づく駆動信号を出力端子Voutに出力する。
【0070】
デッドタイムジェネレータ2がLowレベルのハイサイド駆動信号を出力すると、スイッチングトランジスタ54がオン状態になり、ゲート信号G1の電圧を引き下げる。また、高耐圧トランジスタ52もオフ状態になり、第1電源電圧HVddとソースフォロアトランジスタ53aの接続を遮断する。ハイサイドトランジスタ61は、オフ状態になり、第2電源電圧HVssと出力端子Voutの接続を遮断する。
【0071】
すなわち、駆動回路1aは、内部電源回路41を有し、内部電源回路41は、第1電源電圧HVddと接続され、第1電源電圧HVddを基準電圧Vrefに変換し、スイッチ部Sw1は、第1電源電圧HVddとスイッチ部Sw2aの間に設けられ、ゲートにスイッチ信号S1iが入力される、高耐圧トランジスタ52を有する。スイッチ部Sw2aは、ゲートに基準電圧Vrefが入力され、ドレインが高耐圧トランジスタ52と接続され、ソースがハイサイドトランジスタ61と接続されるソースフォロアトランジスタ53aと、ソースフォロアトランジスタ53aのソースと低電圧ノード41bの間に設けられ、スイッチ信号S2iに応じてスイッチングを行うスイッチングトランジスタ54と、を有する。
【0072】
これにより、駆動回路1aは、ハイサイドトランジスタ61のゲートに、より安定したゲート信号G1を供給することができ、負荷装置を駆動するためのハイサイド出力信号を安定的に出力することができる。
【0073】
また、駆動回路1aは、ソースフォロアトランジスタ53aが出力電圧を調整し、プリドライバ51の破壊を防ぎ、プリドライバ51内のトランジスタの相互コンダクタンスの設定自由度が向上し、また、動作タイミングの調整が容易である。
【0074】
(実施形態の変形例2)
実施形態及び実施形態の変形例1では、レベルシフト回路21は、レベルシフト回路11と直列に接続されるが、レベルシフト回路21aがレベルシフト回路11と並列に接続されても構わない。
【0075】
図6は、実施形態の変形例2に関わる、駆動回路1bの一例の回路図である。本変形例では、他の変形例と同じ構成については、説明を省略する。
【0076】
駆動回路1bは、レベルシフト回路21aとタイミング調整回路31bを有する。
【0077】
レベルシフト回路21aは、ハイサイド駆動信号が入力されるように、レベルシフト回路11と並列になるように、デッドタイムジェネレータ2と接続され、ハイサイド駆動信号を所定の第2信号レベルにシフトし、スイッチ信号S2を生成してタイミング調整回路31bに出力する。
【0078】
スイッチ信号S2は、レベルシフト回路21aによる信号レベルのシフトにより、スイッチ信号S1から所定の第2時間遅延する。
【0079】
タイミング調整回路31bは、反転バッファB2を介してプリドライバ51と接続される。タイミング調整回路31bは、レベルシフト回路21aから入力されたスイッチ信号S2を所定の第5時間遅延させて反転バッファB2に出力する。所定の第5時間は、高耐圧トランジスタ52のオン状態になるタイミングが、スイッチングトランジスタ53のオン状態になるタイミングよりも遅れ過ぎないように、かつ高耐圧トランジスタ52がスイッチングトランジスタ53よりも遅れてオン状態になるように、経験的又は実験的に設定される。例えば、所定の第5時間は、所定の第1時間と所定の第2時間の差よりも短い時間に設定される。
【0080】
なお、実施形態の変形例2では、タイミング調整回路31bによって高耐圧トランジスタ52とスイッチングトランジスタ53のオン状態になるタイミングを調整するが、さらに、タイミング調整回路31b1を設け、レベルシフト回路11から入力されたスイッチ信号S1を所定時間遅延させ、反転バッファB1に出力しても構わない(
図6の2点鎖線)。所定時間は、高耐圧トランジスタ52のオン状態になるタイミングが、スイッチングトランジスタ53のオン状態になるタイミングよりも遅れ過ぎないように、かつ高耐圧トランジスタ52がスイッチングトランジスタ53よりも遅れてオン状態になるように、経験的又は実験的に設定される。
【0081】
これにより、駆動回路1bは、ハイサイドトランジスタ61のゲートに、より安定したゲート信号G1を供給することができ、負荷装置を駆動するためのハイサイド出力信号を安定的に出力することができる。
【0082】
また、駆動回路1bは、所定の第1時間を基準に、より簡単にローサイド回路4とのタイミング調整を行うことができる。
【0083】
(実施形態の変形例3)
実施形態の変形例1では、駆動回路1aがスイッチ部Sw2aを有し、実施形態の変形例2では、駆動回路1bがレベルシフト回路21aとタイミング調整回路31bを有するが、駆動回路1cがスイッチ部Sw2a、レベルシフト回路21a及びタイミング調整回路31cを有しても構わない。
【0084】
図7は、実施形態の変形例3に関わる、駆動回路1cの一例の回路図である。本変形例では、他の変形例と同じ構成については、説明を省略する。
【0085】
図7に示すように、駆動回路1cは、スイッチ部Sw2a、レベルシフト回路21a及びタイミング調整回路31cを有する。
【0086】
タイミング調整回路31cは、反転バッファB2を介してプリドライバ51と接続される。タイミング調整回路31cは、レベルシフト回路21aから入力されたスイッチ信号S2を所定の第6時間遅延させて反転バッファB2に出力する。所定の第6時間は、高耐圧トランジスタ52とスイッチングトランジスタ54がタイミングを合わせて動作するように、経験的又は実験的に設定される。
【0087】
これにより、駆動回路1cは、ハイサイドトランジスタ61のゲートに、より安定したゲート信号G1を供給することができ、負荷装置を駆動するためのハイサイド出力信号を安定的に出力することができる。
【0088】
また、駆動回路1cは、ソースフォロアトランジスタ53aが出力電圧を調整し、プリドライバ51の破壊を防ぎ、プリドライバ51内のトランジスタの相互コンダクタンスの設定自由度が向上し、動作タイミングの調整が容易である。また、駆動回路1cは、所定の第1時間を基準に、より簡単にローサイド回路4とのタイミング調整を行うことができる。
【0089】
(実施形態の変形例4)
実施形態及び実施形態の変形例1〜3では、ローサイド回路4がローサイドトランジスタ81を有するが、ローサイド回路4は、ローサイドトランジスタ81を有しなくても構わない。
【0090】
図8は、実施形態の変形例4に関わる、駆動回路1dの一例の回路図である。本変形例では、他の変形例と同じ構成については、説明を省略する。
【0091】
駆動回路1dは、ダイオード91を有する。
【0092】
ダイオード91は、アノードが第4電源電圧LVssと接続され、カソードが出力端子Voutと接続される。
【0093】
これにより、駆動回路1dは、ハイサイドトランジスタ61のゲートに、より安定したゲート信号G1を供給することができ、負荷装置を駆動するための駆動信号を安定的に出力することができる。
【0094】
また、駆動回路1dは、より簡単な回路によって構成することができる。
【0095】
なお、実施形態及び変形例の駆動回路1、1a、1b、1c、1dは、例えば、DC−DCコンバータ、モータドライバ又はD級アンプドライバに適用可能である。
【0096】
なお、高耐圧トランジスタ52及びスイッチングトランジスタ53、54は、実施形態及び変形例とは逆の極性を有しても構わない。その場合、反転バッファB1、B2とプリドライバ51の間に反転回路を設け、反転バッファB1、B2から出力されるスイッチ信号S1i、S2iをさらに反転させる。
【0097】
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。