特許第6873984号(P6873984)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6873984AXMI554デルタ−エンドトキシン遺伝子およびその使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6873984
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】AXMI554デルタ−エンドトキシン遺伝子およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
   C12N 15/31 20060101AFI20210510BHJP
   C12N 15/63 20060101ALI20210510BHJP
   C12N 1/21 20060101ALI20210510BHJP
   C12N 1/19 20060101ALI20210510BHJP
   C12N 1/15 20060101ALI20210510BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20210510BHJP
   A01H 6/46 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 6/20 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 6/14 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 6/82 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 6/54 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 6/60 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 6/02 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 5/00 20180101ALI20210510BHJP
   A01H 5/10 20180101ALI20210510BHJP
   C12P 21/02 20060101ALI20210510BHJP
   A23L 5/00 20160101ALI20210510BHJP
   A61K 8/00 20060101ALI20210510BHJP
   A61K 8/64 20060101ALI20210510BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20210510BHJP
   A01P 5/00 20060101ALI20210510BHJP
   A01P 7/00 20060101ALI20210510BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20210510BHJP
   A01N 63/27 20200101ALI20210510BHJP
   A01N 63/00 20200101ALI20210510BHJP
   A23K 20/147 20160101ALI20210510BHJP
   C07K 14/21 20060101ALN20210510BHJP
【FI】
   C12N15/31ZNA
   C12N15/63 Z
   C12N1/21
   C12N1/19
   C12N1/15
   C12N5/10
   A01H6/46
   A01H6/20
   A01H6/14
   A01H6/82
   A01H6/54
   A01H6/60
   A01H6/02
   A01H5/00 A
   A01H5/10
   C12P21/02 C
   A23L5/00 M
   A61K8/00
   A61K8/64
   A61Q5/00
   A01P5/00
   A01P7/00
   A01P3/00
   A01N63/27
   A01N63/00
   A23K20/147
   !C07K14/21
【請求項の数】26
【全頁数】56
(21)【出願番号】特願2018-519284(P2018-519284)
(86)(22)【出願日】2016年10月13日
(65)【公表番号】特表2019-501628(P2019-501628A)
(43)【公表日】2019年1月24日
(86)【国際出願番号】US2016056898
(87)【国際公開番号】WO2017066479
(87)【国際公開日】20170420
【審査請求日】2019年9月30日
(31)【優先権主張番号】62/241,220
(32)【優先日】2015年10月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507124988
【氏名又は名称】バイエル クロップサイエンス エルピー
【氏名又は名称原語表記】BAYER CROPSCIENCE LP
(73)【特許権者】
【識別番号】507203353
【氏名又は名称】バイエル・クロップサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100126099
【弁理士】
【氏名又は名称】反町 洋
(72)【発明者】
【氏名】エリーゼ、ロジャーズ−ビエイラ
(72)【発明者】
【氏名】キンバリー、サンプソン
(72)【発明者】
【氏名】デュアン、レーチネン
(72)【発明者】
【氏名】ペーター、レーゼル
(72)【発明者】
【氏名】ダニエラ、ポーツ
(72)【発明者】
【氏名】ナナサヘブ、チョーウール
【審査官】 原 大樹
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第104845913(CN,A)
【文献】 特表2014−526893(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/038734(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12N
C12P
C07K
A01N
A01P
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/WPIDS(STN)
GenBank/EMBL/DDBJ/GeneSeq
UniProt/GeneSeq
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
殺有害生物活性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列を含む組み換え核酸分子であって、前記ヌクレオチド配列が、
a)配列番号2、3のいずれかに規定されるヌクレオチド配列;
b)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
c)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも96%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
からなる群から選択される、組み換え核酸分子。
【請求項2】
前記ヌクレオチド配列が、植物における発現のために設計されている合成配列である、請求項1に記載の組み換え核酸分子。
【請求項3】
前記ヌクレオチド配列が、植物細胞における前記ヌクレオチド配列の発現を誘導することができるプロモーターに動作可能に連結されている、請求項1に記載の組み換え核酸分子。
【請求項4】
請求項1に記載の組み換え核酸分子を含むベクター。
【請求項5】
非相同ポリペプチドをコードする核酸分子をさらに含む、請求項4に記載のベクター。
【請求項6】
請求項1に記載の組み換え核酸を含む、宿主細胞。
【請求項7】
細菌宿主細胞である、請求項6に記載の宿主細胞。
【請求項8】
植物細胞である、請求項6に記載の宿主細胞。
【請求項9】
請求項8に記載の宿主細胞を含む、遺伝子組み換え植物。
【請求項10】
トウモロコシ、ソルガム、コムギ、キャベツ、ヒマワリ、トマト、アブラナ科植物、コショウ、ジャガイモ、ワタ、イネ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、タバコ、オオムギおよびナタネからなる群から選択される、請求項9に記載の遺伝子組み換え植物。
【請求項11】
請求項1に記載の核酸分子を含む、遺伝子組み換え種子。
【請求項12】
a)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチド;および
b)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも96%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド
からなる群から選択される、殺有害生物活性を有する組み換えポリペプチド。
【請求項13】
非相同アミノ酸配列をさらに含む、請求項12に記載のポリペプチド。
【請求項14】
請求項12に記載のポリペプチドを含む、組成物。
【請求項15】
粉末、細粉、ペレット、顆粒、スプレー、エマルジョン、コロイドおよび溶液からなる群から選択される、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
細菌細胞の培養物の乾燥、凍結乾燥、均質化、抽出、濾過、遠心分離、沈殿または濃縮によって調製される、請求項14に記載の組成物。
【請求項17】
重量%〜99重量%の前記ポリペプチドを含む、請求項14に記載の組成物。
【請求項18】
鱗翅目、半翅目、鞘翅目、線虫または双翅類の有害生物を防除する方法であって、殺有害生物的に有効な量の請求項12に記載のポリペプチドを前記有害生物と接触させる工程を含む、方法。
【請求項19】
鱗翅目、半翅目、鞘翅目、線虫、または双翅類の有害生物を殺滅する方法であって、殺有害生物的に有効な量の請求項12に記載のポリペプチドを前記有害生物と接触させるか、または前記有害生物に給餌する工程を含む、方法。
【請求項20】
殺有害生物活性を有するポリペプチドを製造する方法であって、前記ポリペプチドをコードする前記核酸分子が発現される条件下において、請求項6に記載の宿主細胞を培養する工程を含む、方法。
【請求項21】
殺有害生物活性を有するタンパク質をコードするヌクレオチド配列を含むDNA構築物がゲノム中に安定的に組み込まれた植物または植物細胞であって、前記ヌクレオチド配列が、
a)配列番号2、3のいずれかに規定されるヌクレオチド配列;
b)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
c)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも96%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
からなる群から選択される、植物または植物細胞。
【請求項22】
有害生物から植物を保護する方法であって、殺有害生物性ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を植物またはその細胞において発現させる工程を含み、前記ヌクレオチド配列が、
a)配列番号2、3のいずれかに規定されるヌクレオチド配列;
b)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
c)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも96%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
からなる群から選択される、方法。
【請求項23】
前記植物が、鱗翅目、半翅目、鞘翅目、線虫または双翅類の有害生物に対する殺有害生物活性を有する殺有害生物性ポリペプチドを産生する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
植物の収量を増加させる方法であって、殺有害生物活性を有するタンパク質をコードするヌクレオチド配列を含むDNA構築物がゲノムに安定的に組み込まれた植物またはその種子を野外で成長させる工程を含み、前記ヌクレオチド配列が、
a)配列番号2、3のいずれかに規定されるヌクレオチド配列;
b)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;および
c)配列番号4、5のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも96%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
からなる群から選択され、
前記野外において、前記ポリペプチドが殺有害活性を有する前記有害生物が蔓延している、方法。
【請求項25】
植物を有害生物から保護するための請求項1に記載の核酸の使用であって、前記核酸によってコードされる前記ポリペプチドが前記有害生物に対して殺有害生物活性を有する、使用。
【請求項26】
請求項1に記載の核酸分子またはそれによってコードされるタンパク質を含む商品生産物であって、前記生産物が、全体種子もしくは加工種子、または穀物、動物飼料、コーンもしくはダイズミール、コーンまたはダイズ粉、コーンスターチ、ダイズミール、ダイズ粉、フレーク、ダイズタンパク質濃縮物、ダイズタンパク質分離物、組織化ダイズタンパク質濃縮物、化粧品、ヘアケア製品、ダイズナッツバター、納豆、テンペ、加水分解ダイズタンパク質、ホイップドトッピング、ショートニング、レシチン、食用全ダイズ、ダイズヨーグルト、ダイズチーズ、豆腐、ゆば、および調理されるか、精白されるか、蒸されるか、焼かれるかもしくは湯通しされた穀物からなる群から選択される、商品生産物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2015年10月14日出願の米国仮特許出願第62/241/220号明細書の優先権を主張するものであり、その内容は、その全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、分子生物学の分野に関する。殺有害生物性タンパク質をコードする新規遺伝子が提供される。これらのタンパク質およびそれをコードする核酸配列は、殺有害生物性調合物の調製および遺伝子組み換え有害生物耐性植物の製造に有用である。
【背景技術】
【0003】
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)は、特定の目および種の昆虫に特異的に毒性であるが、植物および他の非ターゲット有機体には無害である結晶性封入体を産生するその能力で特徴付けられるグラム陽性の胞子形成土壌細菌である。そのため、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)菌株またはその殺虫性タンパク質を含む組成物は、様々なヒトまたは動物疾患に関わる農業害虫または媒介昆虫を防除するための環境上許容される殺虫剤として使用することができる。
【0004】
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からの結晶(Cry)タンパク(デルタ−エンドトキシン)は、主に鱗翅目(Lepidopteran)、半翅目(Hemipteran)、双翅類(Dipteran)、および鞘翅目(Coleopteran)の幼虫に対して強力な殺虫活性を有する。これらのタンパク質はまた、膜翅目(Hymenoptera)、同翅目(Homoptera)、シラミ目(Phthiraptera)、食毛目(Mallophaga)、およびダニ類(Acari)有害生物目、ならびに線形動物門(Nemathelminthes)、扁刑動物門(Platyhelminthes)、および肉質鞭毛虫門(Sarcomastigophora)などの他の無脊椎動物目に対しても活性を示している(Feitelson(1993)Bacillus Thuringiensis family tree.In Advanced Engineered Pesticides,Marcel Dekker,Inc.,New York,N.Y.)。これらのタンパク質は、元々、その殺虫活性に主に基づいてCryI〜CryVとして分類されていた。主なクラスは、鱗翅目(Lepidoptera)特異的(I)、鱗翅目(Lepidoptera)および双翅目(Diptera)特異的(II)、甲虫類(Coleoptera)特異的(III)、双翅目(Diptera)特異的(IV)、ならびに線虫特異的(V)および(VI)であった。タンパク質はさらに亜科へ分類された。各系統内のより高度に関連したタンパク質は、Cry1A、Cry1B、Cry1Cなどの分割文字を割り当てられた。各区分内のさらにより密接に関連したタンパク質は、Cry1C1、Cry1C2などの名称を与えられた。
【0005】
命名法は、昆虫ターゲット特異性よりもむしろアミノ酸配列相同に基づいたCry遺伝子に関して記載された(Crickmore et al.(1998)Microbiol.Mol.Biol.Rev.62:807−813)。この分類において、各毒素は、第1ランク(アラビア数字)、第2ランク(大文字)、第3ランク(小文字)、および第4ランク(別のアラビア数字)を組み込んだ独特の名称を割り当てられる。ローマ数字が第1ランクにおいてアラビア数字と交換されてきた。45%未満の配列同一性のタンパク質は、異なる第1ランクを有し、第2ランクおよび第3ランクについての判断基準は、それぞれ78%および95%である。
【0006】
結晶タンパクは、それが摂取され、昆虫中腸において可溶化されるまで殺虫活性を示さない。摂取されたプロトキシンは、昆虫消化管においてプロテアーゼによって活性毒性物質に加水分解される(Hoefte and Whiteley(1989)Microbiol.Rev.53:242−255)。この毒素は、ターゲット幼虫の中腸において、心尖部刷子縁受容体に結合し、心尖部膜生成イオンチャネルまたは孔に入り込み、幼虫死亡をもたらす。
【0007】
デルタ−エンドトキシンは、一般に、5つの保存配列ドメインと、3つの保存構造ドメインとを有する(例えば、de Maagd et al.(2001)Trends Genetics 17:193−199を参照されたい)。第1保存構造ドメインは、7つのアルファヘリックスからなり、膜内挿入および孔形成に関与する。ドメインIIは、ギリシャキーボード配列に配置された3つのベータ−シートからなり、ドメインIIIは、「ジェリー−ロール」形の2つの逆平行ベータ−シートからなる(de Maagd et al.2001、上記参照)。ドメインIIおよびIIIは、受容体認識および結合に関与し、したがって毒素特異性の考えられる決定因子である。
【0008】
デルタ−エンドトキシンは別として、いくつかの他の公知クラスの殺有害生物性タンパク毒素がある。VIP1/VIP2毒素(例えば、米国特許第5,770,696号明細書を参照されたい)は、他の二元(「A/B」)毒素の作用モードに類似した、受容体媒介エンドサイトーシス、引き続く細胞毒化に関与すると考えられるメカニズムによって強い活性を昆虫に示す二元殺有害生物性毒素である。VIP、C2、CDT、CST、または炭疽菌(B.anthracis)浮腫および致死毒素などのA/B毒素は、まず、モノマーとしての「B」成分の特異的な受容体媒介結合によってターゲット細胞と相互作用する。これらのモノマーは、次にホモヘプタマーを形成する。「B」ヘプタマー−受容体錯体は、したがって、その後に結合し、かつ受容体−媒介エンドサイトーシスによってシトソルへの酵素的「A」成分の転座を可能にするドッキングプラットフォームとしての役割を果たす。細胞のシトソル内部では、「A」成分は、例えば、G−アクチンのADPリボシル化、または環状AMP(cAMP)の細胞内レベルの増加によって正常な細胞機能を阻害する。Barth et al.(2004)Microbiol Mol Biol Rev 68:373−402を参照されたい。
【0009】
B.チューリンゲンシス(B.thuringiensis)ベースの殺虫剤の集中的な使用は、コナガ(diamondback moth)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)の野外集団において耐性を既に生じさせている(Ferre and Van Rie(2002)Annu.Rev.Entomol.47:501−533)。耐性の最も一般的なメカニズムは、その特異的な中腸受容体への毒素の結合の減少である。これはまた、同じ受容体を共有する他の毒素に対する交差抵抗性を付与し得る(Ferre and Van Rie(2002))。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
昆虫がもたらし得る荒廃および害虫を防除することによる収量の向上のために、新しい形態の殺有害生物性毒素を発見することが耐えず必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
殺有害生物活性を細菌、植物、植物細胞、組織および種子に付与するための組成物および方法が提供される。組成物は、殺有害生物性および殺虫性ポリペプチドのための配列をコードする核酸分子と、それらの核酸分子を含むベクターと、ベクターを含む宿主細胞とを含む。組成物はまた、殺有害生物性ポリペプチド配列と、それらのポリペプチドに対する抗体とを含む。ヌクレオチド配列は、微生物および植物を含む、有機体における形質転換および発現のためのDNA構築物または発現カセットに使用され得る。ヌクレオチドまたはアミノ酸配列は、微生物または植物を含むが、それらに限定されない有機体における発現のために設計された合成配列であってもよい。組成物はまた、本発明のヌクレオチド配列を含む細菌、植物、植物細胞、組織、および種子を含む。
【0012】
特に、殺有害生物性タンパク質をコードする単離または組み換え核酸分子が提供される。さらに、殺有害生物性タンパク質に対応するアミノ酸配列が包含される。特に、本発明は、配列番号4〜11に示されるアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列または配列番号1〜3に規定されるヌクレオチド配列、ならびにその生物学的な活性な変異体および断片を含む単離または組み換え核酸分子を提供する。本発明のヌクレオチド配列を相補するヌクレオチド配列、または本発明の配列もしくはその相補体にハイブリッド形成するヌクレオチド配列も包含される。本発明のヌクレオチド配列または本発明のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列、ならびにそれらの生物学的に活性な変異体および断片を含むベクター、宿主細胞、植物、および種子がさらに提供される。
【0013】
本発明のポリペプチドを製造する方法、および鱗翅目、半翅目、鞘翅目、線虫、または双翅類の有害生物を防除または殺滅するためにそれらのポリペプチドを使用する方法が提供される。試料中の本発明の核酸およびポリペプチドを検出するための方法およびキットも含まれる。
【0014】
本発明の組成物および方法は、高められた有害生物抵抗性または耐性を有する有機体の製造に有用である。これらの有機体および有機体を含む組成物は、農業目的のために望ましい。本発明の組成物はまた、殺有害生物活性を有する変性もしくは改良タンパクを発生させるか、または産物もしくは有機体中の殺有害生物性タンパク質もしくは核酸の存在を検出するのに有用である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、有機体、特に植物または植物細胞における有害生物抵抗性または耐性を調整するための組成物および方法に関する。「抵抗性」とは、有害生物(例えば、昆虫)が本発明のポリペプチドの摂取またはポリペプチドとの他の接触時に殺滅されることを意図する。「耐性」とは、有害生物の移動、摂食、生殖、または他の機能の機能障害または低下を意図する。本方法は、有機体を、本発明の殺有害生物性タンパク質をコードするヌクレオチド配列で形質転換する工程を含む。特に、本発明のヌクレオチド配列は、殺有害生物活性を有する植物および微生物を調製するのに有用である。したがって、形質転換された細菌、植物、植物細胞、植物組織および種子が提供される。組成物は、バチルス(Bacillus)または他の種の殺有害生物性核酸およびタンパク質である。本配列は、他の相同の(または部分的に相同の)遺伝子の単離のためのプローブ、ならびにエンドトキシンのCry1、Cry2、およびCry9系統のメンバーを使用した、例えばドメイン交換またはDNAシャフリングなどの当技術分野において公知の方法による変性殺有害生物性タンパク質の発生のためのプローブとして、興味のある有機体へのその後の形質転換のための発現ベクターの構築に用いられる。本タンパク質は、鱗翅目、半翅目、鞘翅目、双翅類、および線虫有害生物を防除または殺滅し、かつ殺有害生物活性を有する組成物を製造するために用いられる。
【0016】
「殺有害生物性毒素」または「殺有害生物性タンパク質」とは、鱗翅目(Lepidoptera)、双翅目(Diptera)、および甲虫目(Coleoptera)、もしくは線虫(Nematoda)門のメンバーを含むが、それらに限定されない、1種以上の有害生物に対して毒性作用を有する毒素、またはそのようなタンパク質への相同を有するタンパク質を意図する。殺有害生物性タンパク質は、例えば、バチルス種(Bacillus sp.)、クロストリジウム・ビフェルメンタンス(Clostridium bifermentans)およびパエニバチルス・ポピリアエ(Paenibacillus popilliae)を含む有機体から単離されている。殺有害生物性タンパク質は、本明細書に開示される全長ヌクレオチド配列から推測されるアミノ酸配列と、代わりの下流出発部位の使用によるか、殺有害生物活性を有するより短いタンパク質を産生するプロセシングによるかのいずれかにより、全長配列よりも短いアミノ酸配列とを含む。プロセシングは、タンパク質が発現される有機体中またはタンパク質の摂取後の有害生物中で起こってもよい。
【0017】
殺有害生物性タンパク質は、デルタ−エンドトキシンを包含する。デルタ−エンドトキシンは、cry1〜cry72、cyt1およびcyt2、ならびにCyt様の毒素と特定されるタンパクを含む。現在、広範囲の特異性および毒性を有するデルタ−エンドトキシンの250超の公知種が存在する。包括的なリストについては、Crickmore et al.(1998)、Microbiol.Mol.Biol.Rev.62:807−813を参照されたく、また定期的なアップデートについては、www.biols.susx.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/indexでのCrickmore et al.(2003)「Bacillus thuringiensis toxin nomenclature」を参照されたい。
【0018】
したがって、殺有害生物活性を付与する新規の単離または組み換えヌクレオチド配列が本明細書で提供される。これらのヌクレオチド配列は、公知のデルタ−エンドトキシンまたは二元毒素と相同のポリペプチドをコードする。また、殺有害生物性タンパク質のアミノ酸配列も提供される。この遺伝子の翻訳から生じるタンパク質は、細胞がそれを摂取する有害生物を防除または殺滅することを可能にする。
【0019】
単離された核酸分子、ならびにその変異体および断片
本発明の一態様は、殺有害生物性のタンパク質およびポリペプチドまたはその生物学的に活性な部分、ならびに配列相同の領域を有するタンパク質をコードする核酸分子を特定するためのハイブリッド形成プローブとして使用するのに十分な核酸分子をコードするヌクレオチド配列を含む、単離または組み換え核酸分子に関する。また、本明細書において他の箇所で定義されるような厳しい条件下で本発明のヌクレオチド配列にハイブリッド形成することができるヌクレオチド配列も本明細書に包含される。本明細書で用いる場合、用語「核酸分子」は、DNA分子(例えば、組み換えDNA、cDNAまたはゲノムDNA)およびRNA分子(例えば、mRNA)ならびにヌクレオチド相似体を使用して発生したDNAまたはRNAの相似体を含むことを意図する。核酸分子は、一本鎖または二本鎖DNAであり得るが、好ましくは二本鎖DNAである。用語「組み換え」は、ポリヌクレオチドまたはポリペプチドが天然に存在するものと(例えば、化学組成または構造の点で)異なるように、天然ポリヌクレオチドまたはポリペプチドに関して操作されたポリヌクレオチドまたはポリペプチドを包含する。別の実施形態では、「組み換え」ポリヌクレオチドは、ポリヌクレオチドが由来する有機体のゲノムDNA中に自然発生する内部配列(すなわち、イントロン)を含まない。そのようなポリヌクレオチドの典型的な例は、いわゆる相補的DNA(cDNA)である。
【0020】
単離または組み換え核酸(またはDNA)は、その自然環境、例えばインビトロ細胞または組み換え細菌細胞もしくは植物宿主細胞にもはや存在しない核酸(またはDNA)に言及するために本明細書で用いられる。いくつかの実施形態では、単離または組み換え核酸は、核酸の側面に必然的に位置する配列(好ましくはタンパク質コーディング配列)(すなわち、核酸の5’および3’エンドにある配列)を、核酸が由来する有機体のゲノムDNA中に含まない。本発明の目的のために、核酸分子に言及するために用いられる場合の「単離された」は、単離された染色体を排除する。例えば、様々な実施形態では、単離されたデルタ−エンドトキシンコーディング核酸分子は、核酸が由来する細胞のゲノムDNA中で核酸分子の側面に必然的に位置する、約5kb、4kb、3kb、2kb、1kb、0.5kb、または0.1kb未満のヌクレオチド配列を含有することができる。様々な実施形態では、細胞物質を実質的に含まないデルタ−エンドトキシンタンパク質は、約30%、20%、10%、または5%(乾燥重量で)未満の非デルタ−エンドトキシンタンパク質(本明細書では「夾雑タンパク質」とも呼ばれる)を有するタンパク質の調製を含む。いくつかの実施形態では、本発明の組み換え核酸は、配列番号1に対して1つ以上のヌクレオチド置換体、またはそれらの変異体もしくは断片を含む。
【0021】
本発明のタンパク質をコードするヌクレオチド配列は、配列番号1〜3に規定される配列、ならびにその変異体、断片、および相補体を含む。「相補体」とは、それが所与のヌクレオチド配列にハイブリッド形成してそれによって安定した二本鎖を形成することができるように所与のヌクレオチドを十分に相補するヌクレオチド配列を意図する。これらのヌクレオチド配列によってコードされる殺有害生物性タンパク質についての対応するアミノ酸配列は、配列番号4〜11に規定される。
【0022】
殺有害生物性タンパク質をコードするこれらのヌクレオチド配列の断片である核酸分子も本発明によって包含される。「断片」とは、殺有害生物性タンパク質をコードするヌクレオチド配列の一部を意図する。ヌクレオチド配列の断片は、殺有害生物性タンパク質の生物学的に活性な部分をコードし得るか、またはそれは、以下に開示される方法を用いてハイブリッド形成プローブもしくはPCRプライマーとして使用することができる断片であり得る。殺有害生物性タンパク質をコードするヌクレオチド配列の断片である核酸分子は、意図される使用に応じて、本明細書に開示される殺有害生物性タンパク質をコードする全長ヌクレオチド配列中に存在する、少なくとも約50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1350、1400の連続的なヌクレオチド、または最大でその数のヌクレオチドを含む。「連続的な」ヌクレオチドとは、互いに直隣接しているヌクレオチド残基を意図する。本発明のヌクレオチド配列の断片は、殺有害生物性タンパク質の生物学的な活性を保持し、したがって殺有害生物活性を保持するタンパク質断片をコードするであろう。したがって、本明細書に開示されるポリペプチドの生物学的に活性な断片も包含される。「活性を保持する」とは、断片が、殺有害生物性タンパク質の殺有害生物活性の少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約70%、80%、90%、95%またはそれを超えて有するであろうことを意図する。一実施形態では、殺有害生物活性は殺鞘翅目の活性である。別の実施形態では、殺有害生物活性は殺鱗翅目の活性である。別の実施形態では、殺有害生物活性は殺線虫の活性である。別の実施形態では、殺有害生物活性は殺双翅目活性である。別の実施形態では、殺有害生物活性は殺半翅目の活性である。殺有害生物活性を測定する方法は、当技術分野において周知である。例えば、すべてその全体が参照により本明細書に援用されるCzapla and Lang(1990)J.Econ.Entomol.83:2480−2485;Andrews et al.(1988)Biochem.J.252:199−206;Marrone et al.(1985)J.of Economic Entomology 78:290−293;および米国特許第5,743,477号明細書を参照されたい。
【0023】
本発明のタンパク質の生物学的に活性な部分をコードする殺有害生物性タンパク質をコードするヌクレオチド配列の断片は、本発明の全長殺有害生物性タンパク質中に存在する、少なくとも約15、25、30、50、75、100、125、150、175、200、250、300、350、400、450の連続的なアミノ酸、または最大でその総数までのアミノ酸をコードするであろう。いくつかの実施形態では、断片は、タンパク質分解開裂断片である。例えば、タンパク質分解開裂断片は、配列番号4〜11に対して少なくとも約100のアミノ酸、約120、約130、約140、約150、または約160のアミノ酸のN末端またはC末端切断を有し得る。いくつかの実施形態では、本明細書に包含される断片は、例えば、コード配列中の終止コドンのタンパク質分解または挿入によるC末端結晶化ドメインの除去から生じる。
【0024】
様々な実施形態では、本発明の核酸は、配列番号1〜3のいずれかの縮重した核酸を含み、ここで、前記縮重したヌクレオチド配列は、配列番号4〜11のいずれかと同じアミノ酸配列をコードする。
【0025】
本発明の好ましい殺有害生物性タンパク質は、配列番号1〜3のヌクレオチド配列に十分に同一のヌクレオチド配列によってコードされるか、または殺有害生物性タンパク質は、配列番号4〜11に規定されるアミノ酸配列に十分に同一である。「十分に同一の」とは、標準パラメータを使用して本明細書に記載されるアラインメントプログラムの1つを用いて参照配列と比べて少なくとも約60%または65%の配列同一性、約70%または75%の配列同一性、約80%または85%の配列同一性、約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれを超える配列同一性を有するアミノ酸配列またはヌクレオチド配列を意図する。当業者は、これらの値が、コドン縮重、アミノ酸類似性、リーディングフレーム位置調整などを考慮に入れることにより、2つのヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質の対応する同一性を決定するために適切に調整できることを認めるであろう。
【0026】
2つのアミノ酸配列または2つの核酸のパーセント同一性を決定するために、配列は、最適比較目的のために整列される。2つの配列間のパーセント同一性は、配列によって共有される同一位置の数の関数である(すなわち、パーセント同一性=同一位置の数/位置の総数(例えば、オーバーラップする位置)×100)。一実施形態では、2つの配列は同じ長さである。別の実施形態では、パーセント同一性は、参照配列(すなわち、配列番号1〜11のいずれかとして本明細書に開示される配列)の全体にわたって計算される。2つの配列間のパーセント同一性は、許容ギャップありまたはなしで、以下に記載されるものに類似の技術を用いて決定することができる。パーセント同一性を計算する際、典型的には完全一致がカウントされる。ギャップ、すなわちある残基が1つの配列中に存在するが、他方には存在しないアラインメント中の位置は、非同一性残基の位置と見なされる。
【0027】
2つの配列間のパーセント同一性の決定は、数学アルゴリズムを用いて達成することができる。2つの配列の比較のために利用される数学アルゴリズムの非限定的な例は、Karlin and Altschul(1993)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:5873−5877におけるように修正される、Karlin and Altschul(1990)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:2264のアルゴリズムである。そのようなアルゴリズムは、Altschul et al.(1990)J.Mol.Biol.215:403のBLASTNおよびBLASTXプログラムに組み込まれている。BLASTヌクレオチド検索は、本発明の殺有害生物性様核酸分子とのヌクレオチド配列相同を得るために、BLASTNプログラム、スコア=100、ワード長=12を使用して行うことができる。BLASTタンパク質検索は、本発明の殺有害生物性タンパク質分子とのアミノ酸配列相同を得るために、BLASTXプログラム、スコア=50、ワード長=3を使用して行うことができる。比較目的のためのギャップ付アラインメントを得るために、Gapped BLAST(BLAST 2.0において)を、Altschul et al.(1997)Nucleic Acids Res.25:3389に記載されるように利用することができる。あるいは、PSI−Blastを用いて分子間の距離関係を検出する反復検索を行うことができる。Altschul et al.(1997)(上記参照)を参照されたい。BLASTを利用する場合、Gapped BLAST、およびPSI−Blastプログラム、それぞれのプログラムのデフォルトパラメータ(例えば、BLASTXおよびBLASTN)を用いることができる。アラインメントはまた、検査によって手動により行われ得る。
【0028】
配列の比較のために利用される数学アルゴリズムの別の非限定的な例は、ClustalWアルゴリズム(Higgins et al.(1994)Nucleic Acids Res.22:4673−4680)である。ClustalWは、配列を比較し、アミノ酸またはDNA配列全体を整列させ、このようにしてアミノ酸配列全体の配列保存に関するデータを提供することができる。ClustalWアルゴリズムは、Vector NTI Program Suite(Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA)のALIGNXモジュールなど、いくつかの商業的に入手可能なDNA/アミノ酸解析ソフトウェアパッケージにおいて用いられている。ClustalWでのアミノ酸配列のアラインメント後、パーセントアミノ酸同一性を評価することができる。ClustalWアラインメントの解析に有用なソフトウェアプログラムの非限定的な例はGENEDOCTMである。GENEDOCTM(Karl Nicholas)は、アミノ酸(またはDNA)類似性および多種タンパク質間の同一性のアセスメントを可能にする。配列の比較のために利用される数学アルゴリズムの別の非限定的な例は、Myers and Miller(1988)CABIOS 4:11−17のアルゴリズムである。そのようなアルゴリズムは、GCG Wisconsin Genetics Software Package,Version 10(Accelrys,Inc.,9685 Scranton Rd.,San Diego,CA,USAから入手可能な)の一部である、ALIGNプログラム(バージョン2.0)へ組み込まれている。アミノ酸配列を比較するためにALIGNプログラムを利用する場合、PAM120重量残基表、12のギャップ長ペナルティ、および4のギャップペナルティを用いることができる。
【0029】
特に明記しない限り、Needleman and Wunsch(1970)J.Mol.Biol.48(3):443−453のアルゴリズムを用いるGAP Version 10が、以下のパラメータを用いて配列同一性または類似性を決定するために用いられるであろう:50のGAP Weightおよび3のLength Weight、ならびにnwsgapdna.cmpスコアリングマトリックスを用いるヌクレオチド配列に関する%同一性および%類似性;8のGAPウエイトおよび2の長さウエイト、ならびにBLOSUM62スコアリングプログラムを用いるアミノ酸配列に関する%同一性および%類似性。均等なプログラムが用いられてもよい。「均等なプログラム」とは、対象の任意の2つの配列に関して、GAP Version 10によって生成する対応するアラインメントと比較される場合、同一のヌクレオチド残基一致および同一のパーセント配列同一性を有するアラインメントを生成する任意の配列比較プログラムを意図する。
【0030】
本発明はまた、変異体核酸分子を包含する。ヌクレオチド配列をコードする殺有害生物性タンパク質の「変異体」は、本明細書に開示される殺有害生物性タンパク質をコードするが、遺伝暗号の縮重のために保守的に異なるそれらの配列および上に考察されたように十分に同一であるものを含む。天然に存在する対立遺伝子変異体は、以下に概説されるようなポリメラーゼ連鎖反応(PCR)およびハイブリッド形成法などの周知の分子生物学技術を使用して特定することができる。変異体ヌクレオチド配列はまた、例えば、部位特異的な突然変異誘発を用いることによって発生したが、しかし、以下に考察されるような本発明に開示される殺有害生物性タンパク質を依然としてコードする合成由来ヌクレオチド配列を含む。本発明によって包含される変異体タンパク質は生物学的に活性であり、すなわち、それらは天然タンパク質の所望の生物学的活性、すなわち、殺有害生物活性を有し続けている。「活性を保持する」とは、変異体が天然タンパク質の殺有害生物活性の少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%を有するであろうことを意図する。殺有害生物活性を測定する方法は、当技術分野において公知である。例えば、すべてその全体が参照により本明細書に援用されるCzapla and Lang(1990)J.Econ.Entomol.83:2480−2485;Andrews et al.(1988)Biochem.J.252:199−206;Marrone et al.(1985)J.of Economic Entomology 78:290−293;および米国特許第5,743,477号明細書を参照されたい。
【0031】
当業者は、変更が本発明のヌクレオチド配列の突然変異によって導入され、それによってタンパク質の生物学的な活性を変更することなしに、コードされる殺有害生物性タンパク質のアミノ酸配列の変更をもたらし得ることをさらに十分理解するであろう。したがって、変異体分離(variant isolated)核酸分子は、1つ以上のアミノ酸置換、付加または削除がコードされるタンパク質へ導入されるように、1つ以上のヌクレオチド置換、付加、または削除を本明細書に開示される対応するヌクレオチド配列へ導入することによって創製することができる。突然変異は、部位特異的突然変異誘発およびPCR媒介突然変異誘発などの標準的技術によって導入することができる。そのような変異体ヌクレオチド配列も本発明によって包含される。
【0032】
例えば、保存アミノ酸置換は、1つ以上の予測される非必須のアミノ酸残基で行われてもよい。「非必須の」アミノ酸残基は、生物学的な活性を変更することなく、殺有害生物性タンパク質の野生型配列から変更することができる残基であり、一方で「必須の」アミノ酸残基は、生物学的な活性のために必要とされる。「保存アミノ酸置換」は、アミノ酸残基が類似の側鎖を有するアミノ酸残基で置き換えられているものである。類似の側鎖を有するアミノ酸残基の系統は、当技術分野において定義されている。これらの系統は、塩基性側鎖を有するアミノ酸(例えば、リジン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、非帯電の極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、グリシン、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン)、非極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン)、ベータ−分岐側鎖を有するアミノ酸(例えば、トレオニン、バリン、イソロイシン)および芳香族側鎖を有するアミノ酸(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)を含む。
【0033】
デルタ−エンドトキシンは、一般に、5つの保存配列ドメインと、3つの保存構造ドメインとを有する(例えば、de Maagd et al.(2001)Trends Genetics 17:193−199を参照されたい)。第1保存構造ドメインは、7つのアルファヘリックスからなり、膜内挿入および孔形成に関与する。ドメインIIは、ギリシャキーボード配列に配置された3つのベータ−シートからなり、ドメインIIIは、「ジェリー−ロール」形の2つの逆平行ベータ−シートからなる(de Maagd et al.,2001、上記参照)。ドメインIIおよびIIIは、受容体認識および結合に関与し、したがって毒素特異性の考えられる決定因子である。
【0034】
アミノ酸置換は、機能を保持する非保存領域において行われ得る。一般に、そのような置換は、そのような残基がタンパク質活性に必須である場合、保存アミノ酸残基に関してまたは保存モチーフ内に存在するアミノ酸残基に関して行われないであろう。保存される残基およびタンパク質活性に必須であり得る残基の例としては、例えば、本発明の配列に類似のまたは関連した毒素のアラインメント中に含有されるすべてのタンパク質間で同一である残基(例えば、相同タンパク質のアラインメントにおいて同一である残基)が挙げられる。保存されるが、しかし保存アミノ酸置換を可能にし、かつ依然として活性を保持し得る残基の例としては、例えば、本発明の配列に類似のまたは関連した毒素のアラインメント中に含有されるすべてのタンパク質間に保存置換のみを有する残基(例えば、アラインメント相同タンパク質中に含有されるすべてのタンパク質間に保存置換のみを有する残基)が挙げられる。しかし、当業者は、機能性変異体が保存残基中に少ない保存または非保存変更を有し得ることを理解するであろう。
【0035】
あるいは、変異体ヌクレオチド配列は、飽和突然変異誘発によるなど、コード配列のすべてまたは一部に沿ってランダムに突然変異を導入することによって作ることができ、得られた突然変異体は、活性を保持している突然変異体を特定するために殺有害生物活性を付与する能力に関して選抜することができる。突然変異誘発後、コードされたタンパク質は、組み換え技術によって発現させることができ、タンパク質の活性は、標準アッセイ法を用いて測定することができる。
【0036】
PCR、ハイブリッド形成などの方法を用いて、対応する殺有害生物性配列を特定することができ、そのような配列は、本発明の配列と実質的な同一性(例えば、参照配列の全体にわたって少なくとも約70%、少なくとも約75%、80%、85%、90%、95%またはそれを超える配列同一性)を有し、かつ殺有害生物活性を有するかまたはそれを付与する。例えば、Sambrook and Russell(2001)Molecular Cloning:A Laboratory Manual.(Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY)ならびにInnis et al.(1990)PCR Protocols:A Guide to Methods and Applications(Academic Press,NY)を参照されたい。
【0037】
ハイブリッド形成法において、殺有害生物性ヌクレオチド配列のすべてまたは一部を、cDNAまたはゲノムライブラリーを選抜するために用いることができる。そのようなcDNAおよびゲノムライブラリーの構築のための方法は、当技術分野において一般に公知であり、Sambrook and Russell,2001(上記参照)に開示されている。いわゆるハイブリッド形成プローブは、ゲノムDNA断片、cDNA断片、RNA断片、または他のオリゴヌクレオチドであってもよく、32Pなどの検出可能な基、または他の放射性同位元素、蛍光化合物、酵素、もしくは酵素補因子などの任意の他の検出可能なマーカーで標識化されていてもよい。ハイブリッド形成のためのプローブは、本明細書に開示される公知の殺有害生物性タンパク質コーディングヌクレオチド配列をベースとする合成オリゴヌクレオチドを標識化することによって作ることができる。ヌクレオチド配列中の保存ヌクレオチドもしくはアミノ酸残基またはコードされるアミノ酸配列に基づいて設計される縮重プライマーをさらに使用することができる。このプローブは、典型的には、本発明の殺有害生物性タンパク質またはその断片もしくは変異体をコードするヌクレオチド配列の少なくとも約12、少なくとも約25、少なくとも約50、75、100、125、150、175、または200の連続したヌクレオチドまで厳しい条件下でハイブリッド形成するヌクレオチド配列の領域を含む。ハイブリッド形成のためのプローブを調製する方法は、当技術分野において一般に公知であり、参照により本明細書に援用されるSambrook and Russell,2001(上記参照)に開示されている。
【0038】
例えば、本明細書に開示される殺有害生物性配列全体またはその1つ以上の部分は、対応する殺有害生物性タンパク質様配列およびメッセンジャーRNAに特異的にハイブリッド形成することができるプローブとして使用されてもよい。様々な条件下で特異的なハイブリッド形成を達成するために、そのようなプローブは、独特であり、かつ長さが好ましくは少なくとも約10のヌクレオチド、または長さが少なくとも約20のヌクレオチドである配列を含む。そのようなプローブが、選択された有機体または飼料からの対応する殺有害生物性配列をPCRによって増幅するために使用されてもよい。この技術は、追加のコード配列を所望の有機体から単離するために、または有機体中のコード配列の存在を決定するための診断アッセイとして用いられてもよい。ハイブリッド形成法は、平板培養DNAライブラリーのハイブリッド形成選抜を含む(プラークまたはコロニーのいずれか;例えば、Sambrook et al.(1989)Molecular Cloning:A Laboratory Manual(2nd ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,New Yorkを参照されたい)。
【0039】
したがって、本発明は、ハイブリッド形成のためのプローブ、ならびに本発明のヌクレオチド配列のすべてまたは一部(例えば、本明細書に開示されるヌクレオチド配列の少なくとも約300のヌクレオチド、少なくとも約400、少なくとも約500、1000、1200、1500、2000、2500、3000、3500、または全長まで)にハイブリッド形成できるヌクレオチド配列を包含する。そのような配列のハイブリッド形成は、厳しい条件下で実施されてもよい。「厳しい条件」または「厳しいハイブリッド形成条件」とは、その条件下において、プローブが、検出できるほどにより大きい程度(例えば、バックグラウンドの上少なくとも2倍)まで他の配列によりもそのターゲット配列にハイブリッド形成するであろう条件を意図する。厳しい条件は配列依存性であり、異なる状況で異なるであろう。ハイブリッド形成および/または洗浄条件の厳しさを制御することにより、プローブを100%相補するターゲット配列を特定することができる(相同プロービング)。あるいは、厳しさ条件は、より低い程度の類似性が検出されるように配列のいくらかのミスマッチングを可能にするために調整することができる(非相同プロービング)。一般に、プローブは、長さが約1000未満のヌクレオチド、好ましくは長さが500未満のヌクレオチドである。
【0040】
典型的には、厳しい条件は、塩濃度が、pH7.0〜8.3で約1.5M未満のNaイオン、典型的には約0.01〜1.0MのNaイオン濃度(または他の塩)であり、温度が、短いプローブ(例えば、10〜50ヌクレオチド)に関して少なくとも約30℃、および長いプローブ(例えば、50超のヌクレオチド)に関して少なくとも約60℃であるものであろう。厳しい条件はまた、ホルムアミドなどの不安定化剤の添加で達成されてもよい。例示的な低厳しさ条件は、37℃における30〜35%のホルムアミド、1MのNaCl、1%のSDS(ドデシル硫酸ナトリウム)の緩衝液中でのハイブリッド形成と、50〜55℃における1×〜2×のSSC(20×のSSC=3.0MのNaCl/0.3Mのクエン酸三ナトリウム)中での洗浄とを含む。例示的な並厳しさ条件は、37℃における40〜45%のホルムアミド、1.0MのNaCl、1%のSDS中でのハイブリッド形成と、55〜60℃における0.5×〜1×のSSC中での洗浄とを含む。例示的な高厳しさ条件は、37℃における50%のホルムアミド、1MのNaCl、1%のSDS中でのハイブリッド形成と、60〜65℃における0.1×のSSC中での洗浄とを含む。任意選択的に、洗浄緩衝液は、約0.1%〜約1%のSDSを含んでもよい。ハイブリッド形成の継続時間は、一般に約24時間未満、通常、約4〜約12時間である。
【0041】
特異性は、典型的には、ハイブリッド形成後洗浄の関数であり、決定的因子は、最終洗浄液のイオン強度および温度である。DNA−DNAハイブリッドについて、Tは、Meinkoth and Wahl(1984)Anal.Biochem.138:267−284の式:T=81.5℃+16.6(logM)+0.41(%GC)−0.61(%形)−500/L(ここで、Mは、一価カチオンのモル濃度であり、%GCは、DNA中のグアノシンおよびシトシンヌクレオチドの百分率であり、%形は、ハイブリッド形成溶液中のホルムアミドの百分率であり、Lはベース対中のハイブリッドの長さである)から近似することができる。Tは、(規定のイオン強度およびpH下での)温度であり、その温度で相補的ターゲット配列の50%が完全一致プローブにハイブリッド形成する。Tは、各1%のミスマッチングに対して約1℃だけ下げられ、このようにして、T、ハイブリッド形成、および/または洗浄条件は、所望の同一性の配列にハイブリッド形成するために調整することができる。例えば、90%以上の同一性の配列が求められる場合、Tは10℃下げることができる。一般に、厳しい条件は、規定のイオン強度およびpHで特異的な配列およびその相補体についての熱的融点(T)よりも約5℃低いように選択される。しかし、非常に厳しい条件は、熱的融点(T)よりも1、2、3、または4℃低い温度でハイブリッド形成および/または洗浄を利用することができ、中程度に厳しい条件は、熱的融点(T)よりも6、7、8、9、または10℃低い温度でハイブリッド形成および/または洗浄を利用することができ、厳しさが低い条件は、熱的融点(T)よりも11、12、13、14、15、または20℃低い温度でハイブリッド形成および/または洗浄を利用することができる。この式、ハイブリッド形成および洗浄組成物、所望のTを用いて、当業者は、ハイブリッド形成および/または洗浄液の厳しさの変動が本質的に説明されることを理解するであろう。所望の程度のミスマッチングが45℃未満(水溶液)または32℃(ホルムアミド溶液)のTをもたらす場合、より高い温度を用いることができるようにSSC濃度を上げることが好ましい。核酸のハイブリッド形成の広範なガイドは、Tijssen(1993)Laboratory Techniques in Biochemistry and Molecular Biology−Hybridization with Nucleic Acid Probes,Part I,Chapter 2(Elsevier,New York);およびAusubel et al.,eds(1995)Current Protocols in Molecular Biology,Chapter 2(Greene Publishing and Wiley−Interscience,New York)に見いだされる。Sambrook et al.(1989)Molecular Cloning:A Laboratory Manual(2d ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,New York)を参照されたい。
【0042】
単離されたタンパク質ならびにそれらの変異体および断片
殺有害生物性タンパク質も本発明内に包含される。「殺有害生物性タンパク質」とは、配列番号4〜11に規定されるアミノ酸配列を有するタンパク質を意図する。それらの断片、生物学的に活性なタンパク質、および変異体も提供され、本発明の方法を実行するために使用されてもよい。「単離されたタンパク質」または「組み換えタンパク質」は、その自然環境、例えばインビトロ細胞または組み換え細菌細胞もしくは植物宿主細胞にもはや存在しないタンパク質に言及するために用いられる。いくつかの実施形態では、組み換えタンパク質は、配列番号2〜5の変異体であり、ここで、変異体は、配列番号2〜5に対して少なくとも1つのアミノ酸置換、削除、または挿入を含む。
【0043】
「断片」または「生物学的に活性な部分」は、配列番号4〜11に規定されるアミノ酸配列と十分に同一であり、かつ殺有害生物活性を示すアミノ酸配列を含むポリペプチド断片を含む。殺有害生物性タンパク質の生物学的に活性な部分は、例えば、長さが10、25、50、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、950、1000、1050、1100、1150、1200、1250、1300、1350、またはそれを超えるアミノ酸であるポリペプチドであり得る。そのような生物学的に活性なタンパク質は、組み換え技術によって調製し、かつ殺有害生物活性について評価することができる。殺有害生物活性を測定する方法は、当技術分野において周知である。例えば、すべてその全体が参照により本明細書に援用されるCzapla and Lang(1990)J.Econ.Entomol.83:2480−2485;Andrews et al.(1988)Biochem.J.252:199−206;Marrone et al.(1985)J.of Economic Entomology 78:290−293;および米国特許第5,743,477号明細書を参照されたい。ここで用いる場合、断片は、配列番号4〜11の少なくとも8個の連続的なアミノ酸を含む。しかし、本発明は、タンパク質において、長さが約10、20、30、50、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、950、1000、1050、1100、1150、1200、1250、1300、1350またはそれを超えるアミノ酸よりも大きいタンパク質中の任意の断片などの他の断片を包含する。
【0044】
「変異体」とは、配列番号4〜11のいずれかのアミノ酸配列に少なくとも約60%、65%、約70%、75%、約80%、85%、約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%同一であるアミノ酸配列を有するタンパク質またはポリペプチドを意図する。変異体はまた、厳しい条件下において、配列番号1〜3の核酸、またはそれらの相補体にハイブリッド形成する核酸分子によってコードされるポリペプチドを含む。変異体は、突然変異誘発のためにアミノ酸配列の点で異なるポリペプチドを含む。本発明によって包含される変異体タンパク質は生物学的に活性であり、すなわち、それらは天然タンパク質の所望の生物学的に活性を有し続け、すなわち殺有害生物活性を保持する。いくつかの実施形態では、変異体は、天然タンパク質と比べて改善された活性を有する。殺有害生物活性を測定する方法は、当技術分野において周知である。例えば、すべてその全体が参照により本明細書に援用されるCzapla and Lang(1990)J.Econ.Entomol.83:2480−2485;Andrews et al.(1988)Biochem.J.252:199−206;Marrone et al.(1985)J.of Economic Entomology 78:290−293;および米国特許第5,743,477号明細書を参照されたい。
【0045】
本発明のaxmi遺伝子などの細菌遺伝子は、非常に多くの場合、オープンリーディングフレームの開始位置に近接して多重メチオニン開始コドンを有する。多くの場合、これらの開始コドンの1つ以上での翻訳開始は、機能性タンパク質の発生をもたらすであろう。これらの開始コドンは、ATGコドンを含むことができる。しかし、バチルス種(Bacillus sp.)などの細菌はまた、コドンGTGを開始コドンと認識し、GTGコドンで翻訳を開始するタンパク質は、第1アミノ酸でメチオニンを含有する。稀に細菌システムにおける翻訳はTTGコドンで開始することができるが、このイベントにおいて、TTGはメチオニンをコードする。さらに、これらのコドンのいずれが細菌において必然的に用いられるかは、多くの場合、先験的に決定されない。したがって、代わりのメチオニンコドンの1つの使用はまた、殺有害生物性タンパク質の発生をもたらし得ることが理解される。これらの殺有害生物性タンパク質は、本発明に包含され、本発明の方法に使用されてもよい。植物において発現される場合、代わりの開始コドンを適切な翻訳のためにATGに変更することが必要であろうことが理解されるであろう。
【0046】
本発明の様々な実施形態では、殺有害生物性タンパク質は、本明細書に開示される全長ヌクレオチド配列から推測されるアミノ酸配列と、代わりの下流開始部位の使用のために全長配列よりも短いアミノ酸配列とを含む。したがって、本発明のヌクレオチド配列ならびに/または本発明のヌクレオチド配列を含むベクター、宿主細胞、および植物(ならびに本発明のヌクレオチド配列の作製および使用方法)は、配列番号5〜11に対応するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列を含んでもよい。
【0047】
本発明のポリペプチドに対するまたはそれらの変異体もしくは断片に対する抗体も包含される。抗体を産生する方法は、当技術分野において周知である(例えば、Harlow and Lane(1988)Antibodies:A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor,NY;米国特許第4,196,265号明細書を参照されたい)。
【0048】
したがって、本発明の一態様は、本発明のタンパク質またはペプチド分子およびそれらの同族体、融合体もしくは断片の1つ以上に特異的に結合する抗体、短鎖抗原結合分子、または他のタンパク質に関する。特定の好ましい実施形態では、抗体は、配列番号4〜11に規定されるアミノ酸配列またはその断片を有するタンパク質に特異的に結合する。別の実施形態では、抗体は、配列番号4〜11に規定されるアミノ酸配列またはその断片から選択されるアミノ酸配列を含む融合タンパク質に特異的に結合する。様々な実施形態では、本発明のタンパク質または本発明のタンパク質を含む融合タンパク質に特異的に結合する抗体は、天然に存在しない抗体である。
【0049】
本発明の抗体は、本発明のタンパク質もしくはペプチド分子を定量的にもしくは定性的に検出するために、またはタンパク質の翻訳後修飾を検出するために使用されてもよい。本明細書で用いる場合、抗体またはペプチドは、そのような結合が非関連分子の存在によって競合的に阻害されない場合、本発明のタンパク質またはペプチドに「特異的に結合する」と呼ばれる。
【0050】
本発明の抗体は、本発明のタンパク質またはペプチド分子の検出に有用なキット内に含有されてもよい。本発明は、本発明のタンパク質またはペプチド分子(特に、本発明の抗体に特異的に結合することができるその変異体または断片を含めて、配列番号4〜11に規定されるアミノ酸配列によってコードされるタンパク質)を検出する方法であって、試料を本発明の抗体と接触させる工程と、試料が本発明のタンパク質またはペプチド分子を含有するかどうかを判定する工程とを含む方法をさらに含む。興味のあるタンパク質またはペプチドの検出のための抗体を利用する方法は、当技術分野において公知である。
【0051】
変性または改良された変異体
殺有害生物性タンパク質のDNA配列が様々な方法によって変更されてもよいこと、およびこれらの変更が、本発明の殺有害生物性タンパク質によってコードされるものと異なるアミノ酸配列を有するタンパク質をコードするDNA配列をもたらし得ることは認められる。このタンパク質は、約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、約15、約20、約25、約30、約35、約40、約45、約50、約55、約60、約65、約70、約75、約80、約85、約90、約100、約105、約110、約115、約120、約125、約130、約135、約140、約145、約150、約155以下、またはそれを超えるアミノ酸置換、排除または挿入を含む、配列番号4〜11の1つ以上のアミノ酸のアミノ酸置換、削除、および挿入を含む様々な方法で変更されてもよい。そのような操作のための方法は、一般に、当技術分野において公知である。例えば、殺有害生物性タンパク質のアミノ酸配列変異体は、DNAにおける突然変異によって調製することができる。これはまた、いくつかの形態の突然変異誘発の1つによっておよび/または指向進化において達成されてもよい。いくつかの態様では、アミノ酸配列にコードされる変化は、タンパク質の機能に実質的に影響を及ぼさないであろう。そのような変異体は、所望の殺有害生物活性を有するであろう。しかし、殺有害生物性タンパク質が殺有害生物活性を付与する能力は、本発明の組成物に関するそのような技術の使用によって改善され得ることが理解される。例えば、XL−1 Red(Stratagene,La Jolla,CA)など、DNA複製中の塩基誤取込みの高い率を示す宿主細胞において殺有害生物性タンパク質を発現し得る。そのような菌株での繁殖後、DNA(例えば、プラスミドDNAを調製することにより、またはPCRにより増幅させ、得られたPCR断片をベクターへクローンすることにより)を単離し、殺有害生物性タンパク質突然変異体を非突然変異菌株において培養し、例えば殺有害生物活性について試験するためのアッセイを行うことにより、殺有害生物活性を有する突然変異遺伝子を特定することができる。一般に、タンパク質は、混合され、摂取アッセイに使用される。例えば、Marrone et al.(1985)J.of Economic Entomology 78:290−293を参照されたい。そのようなアッセイは、植物を1つ以上の有害生物と接触させる工程と、植物が生き残るおよび/または有害生物の死亡を引き起こす能力を測定する工程とを含むことができる。毒性の増加をもたらす突然変異の例は、Schnepf et al.(1998)Microbiol.Mol.Biol.Rev.62:775−806に見いだされる。
【0052】
あるいは、変更は、活性に実質的に影響を及ぼすことなくアミノまたはカルボキシ末端で多くのタンパク質のタンパク質配列に対して行われてもよい。これは、PCR増幅に利用されるオリゴヌクレオチドへのアミノ酸コーディング配列の包含のため、タンパク質コード配列を変更または拡大するPCR増幅を含む、PCRなどの近代分子法によって導入される挿入、排除、または変更を含むことができる。あるいは、追加されるタンパク質配列は、タンパク質融合を発生させるために当技術分野において一般的に用いられるものなどのタンパク質コード配列全体を含むことができる。そのような融合タンパク質は、多くの場合、(1)興味のあるタンパク質の発現を増加させ、(2)結合ドメイン、酵素活性、またはエピトープを導入してタンパク質精製、タンパク質検出、または当技術分野において公知の他の実験的使用のいずれかを容易にし、(3)それらの後者が多くの場合にタンパク質のグリコシル化をもたらす、グラム陰性細菌の細胞周辺腔、または真核細胞の小胞体などの細胞内オルガネラへのタンパク質の分泌または翻訳をターゲットにするために使用される。
【0053】
本発明の変異体ヌクレオチドおよびアミノ酸配列はまた、DNAシャッフリングなどの変異原性および組み換え誘導手順から誘導される配列を包含する。そのような手順を使用して、1つ以上の異なる殺有害生物性タンパク質コーディング領域は、所望の特性を有する新規殺有害生物性タンパク質を創製するために使用することができる。このようにして、組み換えポリヌクレオチドのライブラリーは、実質的な配列同一性を有する配列領域を含む関連配列ポリヌクレオチドの集団から発生し、インビトロまたはインビボで相同的に組み換えることができる。例えば、このアプローチを用いて、興味のあるドメインをコードする配列モチーフは、殺虫活性の増加などの興味のある改善された特性のタンパク質をコードする新規遺伝子を得るために、本発明の殺有害生物性遺伝子と他の公知の殺有害生物性遺伝子との間で入れ換えられてもよい。そのようなDNAシャッフリングのための戦略は、当技術分野において公知である。例えば、Stemmer(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:10747−10751;Stemmer(1994)Nature 370:389−391;Crameri et al.(1997)Nature Biotech.15:436−438;Moore et al.(1997)J.Mol.Biol.272:336−347;Zhang et al.(1997)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 94:4504−4509;Crameri et al.(1998)Nature 391:288−291;ならびに米国特許第5,605,793号明細書および同第5,837,458号明細書を参照されたい。
【0054】
ドメイン交換またはシャッフリングは、変性された殺有害生物性タンパク質を発生させるための別のメカニズムである。ドメインは、殺有害生物性タンパク質間で交換され、改善された殺有害生物活性またはターゲットスペクトルを有するハイブリッドまたはキメラ毒素をもたらし得る。組み換えタンパク質を発生させかつ殺有害生物活性についてそれらを試験するための方法は、当技術分野において周知である(例えば、Naimov et al.(2001)Appl.Environ.Microbiol.67:5328−5330;de Maagd et al.(1996)Appl.Environ.Microbiol.62:1537−1543;Ge et al.(1991)J.Biol.Chem.266:17954−17958;Schnepf et al.(1990)J.Biol.Chem.265:20923−20930;Rang et al.91999)Appl.Environ.Microbiol.65:2918−2925を参照されたい)。
【0055】
また別の実施形態では、変異体ヌクレオチドおよび/またはアミノ酸配列は、変異性PCR、オリゴヌクレオチド指向突然変異誘発、アセンブリPCR、セクシャルPCR突然変異誘発、インビボ突然変異誘発、カセット突然変異誘発、帰納的集団突然変異誘発、指数関数的集合突然変異誘発、部位特異的突然変異誘発、遺伝子再構成、遺伝子部位飽和突然変異誘発、置換突然変異誘発、合成ライゲーション再構成(SLR)、組み換え、帰納的配列組み換え、ホスホチオエート修飾DNA突然変異誘発、ウラシル含有テンプレート突然変異誘発、ギャップ付二本鎖突然変異誘発、ポイントミスマッチ修復突然変異誘発、修復欠損宿主株突然変異誘発、化学的突然変異誘発、放射起源突然変異誘発、排除突然変異誘発、制限−選択突然変異誘発、制限−精製突然変異誘発、人工遺伝子合成、集合突然変異誘発、キメラ核酸マルチマー創製などの1つ以上を用いて得ることができる。
【0056】
ベクター
本発明の殺有害生物性配列は、興味のある宿主細胞、例えば植物細胞または微生物での発現のための発現カセットにおいて提供され得る。「植物発現カセット」とは、植物細胞においてオープンリーディングフレームからタンパク質の発現をもたらすことができるDNA構築物を意図する。典型的には、これらは、プロモーターおよびコード配列を含有する。多くの場合、そのような構築物はまた、3’非翻訳領域を含有する。そのような構築物は、クロロプラスト(もしくは他の色素体)、小胞体、またはGolgi(ゴルジ)装置などの特定の細胞内構造物へのペプチドの共翻訳または翻訳後輸送を容易にするための「シグナル配列」または「リーダー配列」を含有してもよい。
【0057】
「シグナル配列」とは、細胞膜を横切って共翻訳または翻訳後ペプチド輸送をもたらすことが知られているかまたはもたらすと思われる配列を意図する。真核生物では、これは、典型的には、グリコシル化をいくらかもたらして、Golgi装置への分泌に関与する。細菌の殺虫性毒素は、多くの場合、ターゲット有害生物の消化管においてタンパク質分解により活性化されるプロトキシンとして合成される(Chang(1987)Methods Enzymol.153:507−516)。本発明のいくつかの実施形態では、シグナル配列は、天然配列中にあるか、または本発明の配列から誘導されてもよい。「リーダー配列」とは、翻訳される場合、細胞内オルガネラへのペプチド鎖の共翻訳輸送を始動させるのに十分なアミノ酸配列をもたらす任意の配列を意図する。したがって、これは、小胞体への通路、空胞への通路、クロロプラストを含む色素体、ミトコンドリアなどへの通路によって輸送および/またはグリコシル化をターゲットにするレーダー配列を含む。したがって、非相同リーダーまたはシグナル配列に動作可能に連結されている本発明のアミノ酸配列を含むポリペプチドが本明細書においてさらに提供される。
【0058】
「植物形質転換ベクター」とは、植物細胞の効率的な形質転換のために必要であるDNA分子を意図する。そのような分子は、1つ以上の植物発現カセットからなってもよく、2つ以上の「ベクター」DNA分子で構成されてもよい。例えば、二元ベクターは、2つの非連続的なDNAベクターを利用して植物細胞の形質転換のためのすべての必須のシスおよびトランス作用機能をコードする植物形質転換ベクターである(Hellens and Mullineaux(2000)Trends in Plant Science 5:446−451)。「ベクター」は、異なる宿主細胞間の移動のために設計されている核酸構築物を指す。「発現ベクター」は、非相同DNA配列または断片を異質細胞において組み込む、統合するおよび発現させる能力を有するベクターを指す。カセットは、本発明の配列に動作可能に連結された5’および/または3’調節配列を含むであろう。「動作可能に連結された」とは、プロモーター配列と第2配列との間の機能性連結を意図し、ここで、プロモーター配列は、第2配列に対応するDNA配列の転写を開始および仲介する。一般に、動作可能に連結されたとは、連結されている核酸配列が、連続的であり、2つのタンパク質コード領域を接合する必要がある場合に連続的でありかつ同じリーディングフレーム中にあることを意味する。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド配列は、微生物宿主細胞または植物宿主細胞などの宿主細胞において前記ヌクレオチド配列の発現を誘導することができる非相同プロモーターに動作可能に連結されている。カセットは、有機体へ共翻訳されるべき少なくとも1つの追加の遺伝子をさらに含有してもよい。あるいは、追加の遺伝子は、多重発現カセット上で提供することができる。
【0059】
様々な実施形態では、本発明のヌクレオチド配列は、細胞において、例えば植物細胞または微生物においてヌクレオチド配列の発現を誘導することができる非相同プロモーターに動作可能に連結されている。「プロモーター」は、下流コード配列の転写を誘導するために機能する核酸配列を指す。他の転写および翻訳調節核酸配列(「制御配列」とも称される)と一緒にプロモーターは、興味のあるDNA配列の発現のために必要である。
【0060】
そのような発現カセットは、殺有害生物性配列の挿入が調節領域の転写調節下にあるために複数の制限部位を提供される。
【0061】
発現カセットは、転写の5’−3’方向に、植物において機能的な転写および翻訳開始領域(すなわち、プロモーター)、本発明のDNA配列、ならびに翻訳および転写終端領域(すなわち、終端領域)を含むであろう。プロモーターは、植物宿主および/または本発明のDNA配列原産であってもそれらに相似であっても、植物宿主および/または本発明のDNA配列にとって異質または非相同であってもよい。さらに、プロモーターは、天然配列であっても、または合成配列であってもよい。プロモーターが植物宿主「原産」であるかまたはそれに「相同」である場合、プロモーターは、プロモーターがその中へ導入される天然植物中に見いだされることが意図される。プロモーターが本発明のDNA配列にとって「異質」または「非相同」である場合、プロモーターは、本発明の動作可能に連結されたDNA配列用の天然のまたは天然に存在するプロモーターではないことが意図される。プロモーターは、誘導性であってもまたは構成的であってもよい。それは、天然に存在しても、様々な天然に存在するプロモーターの部分からなっても、または部分的にもしくは完全に構成であってもよい。プロモーターの設計のための手引きは、Harley and Reynolds(1987)Nucleic Acids Res.15:2343−2361のものなどのプロモーター構造の研究によって提供される。また、転写開始位置に対するプロモーターの位置は最適化され得る。例えば、Roberts et al.(1979)Proc.Natl.Acad.Sci.USA,76:760−764を参照されたい。植物において使用するための多くの好適なプロモーターが当技術分野において周知である。
【0062】
例えば、植物において使用するための好適な構成的プロモーターは、ピーナツ萎黄病条班(chlorotic streak)カウリモウイルス(PClSV)プロモーターなどの植物ウイルスからのプロモーター(米国特許第5,850,019号明細書);カリフラワーモザイクウイルス(CaMV)からの35Sプロモーター(Odell et al.(1985)Nature 313:810−812);クロレラ(Chlorella)ウイルスメチルトランスフェラーゼ遺伝子のプロモーター(米国特許第5,563,328号明細書)およびゴマノハグサモザイクウイルス(FMV)からの全長転写プロモーター(米国特許第5,378,619号明細書);イネアクチンのような遺伝子からのプロモーター(McElroy et al.(1990)Plant Cell 2:163−171および米国特許第5,641,876号明細書);ユビキチン(Christensen et al.(1989)Plant Mol.Biol.12:619−632およびChristensen et al.(1992)Plant Mol.Biol.18:675−689);pEMU(Last et al.(1991)Theor.Appl.Genet.81:581−588);MAS(Velten et al.(1984)EMBO J.3:2723−2730および米国特許第5,510,474号明細書);トウモロコシH3ヒストン(Lepetit et al.(1992)Mol.Gen.Genet.231:276−285およびAtanassova et al.(1992)Plant J.2(3):291−300);セイヨウアブラナ(Brassica napus)ALS3(PCT公開国際公開第97/41228号パンフレット);植物リブロース−ビスカルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(RuBisCO)小サブユニット遺伝子;サーコウイルス(オーストラリア特許第689311号明細書)またはキャッサバ(Cassava)葉脈モザイクウイルス(CsVMV、米国特許第7,053,205号明細書);ならびに様々なアグロバクテリウム(Agrobacterium)遺伝子のプロモーター(米国特許第4,771,002号明細書;同第5,102,796号明細書;同第5,182,200号明細書;および同第5,428,147号明細書を参照されたい)を含む。
【0063】
植物において使用するための好適な誘導性プロモーターは、銅に反応するACE1システムからのプロモーター(Mett et al.(1993)PNAS 90:4567−4571);ベンゼンスルホンアミド除草剤解毒剤に反応するトウモロコシIn2遺伝子のプロモーター(Hershey et al.(1991)Mol.Gen.Genetics 227:229−237およびGatz et al.(1994)Mol.Gen.Genetics 243:32−38);ならびにTn10からのTetリプレッサーのプロモーター(Gatz et al.(1991)Mol.Gen.Genet.227:229−237)を含む。植物において使用するための別の誘導性プロモーターは、通常、植物がそれに反応しない誘発剤に反応するものである。このタイプの例示的な誘導性プロモーターは、その転写活性が、グルココルチコステロイドホルモンによって誘発されるステロイドホルモン遺伝子からの誘導性プロモーターである(Schena et al.(1991)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:10421)か、またはエストラジオールによって活性化されるエストロゲン受容体ベースの誘導性植物発現システムにおいて使用するためのキメラ転写活性化剤、XVEの最近の応用である(Zuo et al.(2000)Plant J.,24:265−273)。植物において使用するための他の誘導性プロモーターは、その全体が参照により本明細書に援用される欧州特許第332104号明細書、PCT国際公開第93/21334号パンフレットおよびPCT国際公開第97/06269号パンフレットに記載されている。他のプロモーターおよび部分もしくは完全合成プロモーターの部分からなるプロモーターも使用することができる。例えば、植物において使用するためのそのようなプロモーターを記載しているNi et al.(1995)Plant J.7:661−676およびPCT国際公開第95/14098号パンフレットを参照されたい。
【0064】
本発明の一実施形態では、種子に特異的なプロモーター(Datla,R.et al.,1997,Biotechnology Ann.Rev.3、269−296)、とりわけ、ナピンプロモーター(欧州特許出願公開第255378A1号明細書)、ファセオリンプロモーター、グルテニンプロモーター、ヘリアンチニンプロモーター(国際公開第92/17580号パンフレット)、アルブミンプロモーター(国際公開第98/45460号パンフレット)、オレオシンプロモーター(国際公開第98/45461号パンフレット)、SAT1プロモーターまたはSAT3プロモーター(PCT/米国特許出願第98/06978号明細書)など、植物の特定の領域または組織に特異的なプロモーター配列を、本発明の殺有害生物性タンパク質を発現させるために使用することができる。
【0065】
フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL)、HMG−CoAレダクターゼ(HMG)、キチナーゼ、グルカナーゼ、プロテイナーゼ阻害剤(PI)、PR1系統遺伝子、ノパリンシンターゼ(nos)およびvspBプロモーター(米国特許第5,670,349号明細書、表3)、HMG2プロモーター(米国特許第5,670,349号明細書)、リンゴ果実ベータ−ガラクトシダーゼ(ABG1)プロモーターおよびリンゴ果実アミノシクロプロパンカルボキシレ−トシンターゼ(ACCシンターゼ)プロモーター(国際公開第98/45445号パンフレット)から有利に選択される誘導性プロモーターが使用されてもよい。多重プロモーターを、連続を含めて本発明の構築物に使用することができる。
【0066】
プロモーターは、1つ以上のエンハンサー要素を含んでもよく、またはそれを含むために修飾されてもよい。いくつかの実施形態では、プロモーターは、複数のエンハンサー要素を含んでもよい。エンハンサー要素を含有するプロモーターは、それらを含まないプロモーターと比べてより高いレベルの転写を提供する。植物に使用するための好適なエンハンサー要素は、PClSVエンハンサー要素(米国特許第5,850,019号明細書)、CaMV 35Sエンハンサー要素(米国特許第5,106,739号明細書および同第5,164,316号明細書)ならびにFMVエンハンサー要素(Maiti et al.(1997)Transgenic Res.6:143−156);出願国際公開第87/07644号パンフレットに記載されるタバコモザイクウイルス(TMV)の、または例えば、Carrington and Freed 1990,J.Virol.64:1590−1597によって記載されているタバコエッチウイルス(TEV)の翻訳活性化剤、またはトウモロコシのadh1インストロンもしくはイネアクチンのインストロン1などのインストロンを含む。PCT国際公開第96/23898号パンフレット、国際公開第2012/021794号パンフレット、国際公開第2012/021797号パンフレット、国際公開第2011/084370号パンフレット、および国際公開第2011/028914号パンフレットも参照されたい。
【0067】
多くの場合、そのような構築物は、5’および3’非翻訳領域を含有することができる。そのような構築物は、クロロプラスト(もしくは他の色素体)、小胞体、またはGolgi装置などの特定の細胞内構造物への興味のあるタンパク質の共翻訳または翻訳後輸送を容易にするための、または分泌されるべき「シグナル配列」または「リーダー配列」を含有してもよい。例えば、構築物は、小胞体へのペプチドの転移を容易にするためのシグナルペプチドを含有するように遺伝子工学で操作することができる。「シグナル配列」とは、細胞膜を横切って共翻訳または翻訳後ペプチド輸送をもたらすことが知られているまたはもたらすと思われてる配列を意図する。真核生物では、これは、典型的には、グリコシル化をいくらかもたらして、Golgi装置への分泌に関与する。「リーダー配列」とは、翻訳される場合、細胞内オルガネラへのペプチド鎖の共翻訳輸送を始動させるのに十分なアミノ酸配列をもたらす任意の配列を意図する。したがって、これは、小胞体への通路、空胞への通路、クロロプラストを含む色素体、ミトコンドリアなどへの通路によって輸送および/またはグリコシル化をターゲットにするレーダー配列を含む。インストロンのmRNAプロセシングが発現のための必要とされるように、インストロンを含有するように植物発現カセットを遺伝子工学で操作することも好ましいことがあり得る。
【0068】
「3’非翻訳領域」とは、コード配列の下流にあるポリヌクレオチドを意図する。mRNA前駆体の3’エンドへのポリアデニル酸トラクトの付加に影響を及ぼすことができる調節シグナルをコードするポリアデニル化シグナル配列および他の配列が3’非翻訳領域である。「5’非翻訳領域」とは、コード配列の下流にあるポリヌクレオチドを意図する。
【0069】
他の上流または下流非翻訳要素は、エンハンサーを含む。エンハンサーは、プロモーター領域の発現を増加させるように機能するポリヌクレオチドである。エンハンサーは、当技術分野において周知であり、SV40エンハンサー領域および35Sエンハンサー要素を含むが、それらに限定されない。
【0070】
終端領域は、転写開始領域原産であってもよく、動作可能に連結された興味のあるDNA配列原産であってもよく、植物宿主原産であってもよく、または別のソース(すなわち、プロモーター、興味のあるDNA配列、植物宿主、もしくはそれらの任意の組み合わせと異質もしくは非相同)に由来してもよい。オクトピンシンターゼおよびノパリンシンターゼ終端領域などの好都合な終端領域は、A.ツメファシエンス(A.tumefaciens)のTi−プラスミドから利用可能である。Guerineau et al.(1991)Mol.Gen.Genet.262:141−144;Proudfoot(1991)Cell 64:671−674;Sanfacon et al.(1991)Genes Dev.5:141−149;Mogen et al.(1990)Plant Cell 2:1261−1272;Munroe et al.(1990)Gene 91:151−158;Ballas et al.(1989)Nucleic Acids Res.17:7891−7903;およびJoshi et al.(1987)Nucleic Acid Res.15:9627−9639も参照されたい。
【0071】
適切な場合、遺伝子は、形質転換された宿主細胞における発現の増加のために最適化されてもよい(合成DNA配列)。すなわち、遺伝子は、発現の改善のために宿主細胞優先(host cell−preferred)コドンを使用して合成することができるか、または宿主優先コドン利用頻度でコドンを使用して合成されてもよい。細胞における合成DNA配列のオープンリーディングフレームの発現は、本発明のポリペプチドの産生をもたらす。合成DNA配列は、望ましくない制限エンドヌクリアーゼ部位を簡単に除去するために、DNAクローニング戦略を容易にするために、いかなる潜在的なコドンバイアスも変更もしくは除去するために、GC含量を変更もしくは改善するために、代わりのリーディングフレームを除去もしくは変更するために、ならびに/または天然DNA配列中に存在し得るイントロン/エクソン接合認識部位、ポリアデニル化部位、シャイン−ダルガーノ配列、望ましくないプロモーター要素などを変更もしくは除去するために有用であり得る。一般に、遺伝子のGC含量は増加するであろう。例えば、宿主優先コドン利用の考察についてはCampbell and Gowri(1990)Plant Physiol.92:1−11を参照されたい。植物優先遺伝子を合成するための方法は、当技術分野において利用可能である。例えば、参照により本明細書に援用される米国特許第5,380,831号明細書および同第5,436,391号明細書、米国特許出願公開第20090137409号明細書、ならびにMurray et al.(1989)Nucleic Acids Res.17:477−498を参照されたい。
【0072】
合成DNA配列が、イントロン配列の導入、クロロプラスト輸送ペプチド、アポプラスト/空胞ターゲッティングペプチド、または小胞体における得られたペプチドの保持をもたらすペプチド配列などのオルガネラターゲッティング配列へのタンパク質融合として発現されるDNA配列の創製など、DNA配列への他の改善を導入するために利用され得ることも可能である。したがって、一実施形態では、本殺有害生物性タンパク質は、発現のためのクロロプラストをターゲットにする。このようにして、殺有害生物性タンパク質がクロロプラストへ直接挿入されない場合、発現カセットは、殺有害生物性タンパク質をクロロプラストに誘導するための輸送ペプチドをコードする核酸をさらに含有するであろう。そのような輸送ペプチドは、当技術分野において公知である。例えば、Von Heijne et al.(1991)Plant Mol.Biol.Rep.9:104−126;Clark et al.(1989)J.Biol.Chem.264:17544−17550;Della−Cioppa et al.(1987)Plant Physiol.84:965−968;Romer et al.(1993)Biochem.Biophys.Res.Commun.196:1414−1421;およびShah et al.(1986)Science 233:478−481を参照されたい。
【0073】
クロロプラストをターゲットにする殺有害生物性遺伝子は、植物核とこのオルガネラとの間のコドン利用の相違を説明するためにクロロプラストでの発現について最適化されてもよい。このようにして、興味のある核酸は、クロロプラスト優先コドンを使用して合成されてもよい。例えば、参照により本明細書に援用される米国特許第5,380,831号明細書を参照されたい。
【0074】
植物形質転換
本発明の方法は、ヌクレオチド構築物を植物へ導入する工程を含む。「導入する工程」とは、構築物が植物の細胞の内部にアクセスするような方法でヌクレオチド構築物を植物に与えることを意図する。本発明の方法は、ヌクレオチド構築物を植物に導入するための特定の方法が用いられることを必要とせず、ヌクレオチド構築物が植物の少なくとも1つの細胞の内部にアクセスすることのみを必要とする。ヌクレオチド構築物を植物へ導入するための方法は、当技術分野において公知であり、安定した形質転換法、一過性形質転換法、およびウイルス媒介法を含むが、それらに限定されない。
【0075】
「植物」とは、植物全体、植物器官(例えば、葉、茎、根など)、種子、植物細胞、珠芽、胚およびその子孫を意図する。植物細胞は、分化していることができ、または分化していないこともできる(例えば、カルス、懸濁培養細胞、プロトプラスト、葉細胞、根細胞、師部細胞、花粉)。
【0076】
「遺伝子組み換え植物」、または「形質転換された植物」、または「安定的に形質転換された」植物もしくは細胞もしくは組織は、外因性核酸配列またはDNA断片を植物細胞へ組み込んでいるまたは統合している植物を指す。これらの核酸配列は、外因性である、すなわち形質転換されていない植物細胞中に存在しないもの、ならびに内因性である、すなわち形質転換されていない植物細胞中に存在するものを含む。「非相同の」は、一般に、核酸配列がその中に存在する天然ゲノムの細胞または部分に内因性ではなく、および感染、トランスフェクション、マイクロインジェクション、エレクトロポレーション、マイクロプロジェクションなどによって細胞に添加されている核酸配列を指す。
【0077】
本発明の遺伝子組み換え植物は、本明細書に開示される新規毒素配列の1つ以上を発現させる。いくつかの実施形態では、本発明のタンパク質またはヌクレオチド配列は、有利には、植物中において、有用な農学特性をそのような植物に付与するタンパク質またはRNAをコードする他の遺伝子と組み合わせられる。形質転換された植物に有用な農学特性を付与するタンパク質またはRNAをコードする遺伝子中に、1種以上の除草剤への耐性を付与するタンパク質と、特定の昆虫への耐性を付与する他のものと、特定の疾患への耐性を付与するものとをコードするDNA配列、線虫もしくは昆虫防除を提供するRNAをコードするDNAなどを挙げることができる。そのような遺伝子は、公開PCT特許出願国際公開第91/02071号パンフレットおよび国際公開第95/06128号パンフレットならびに米国特許第7,923,602号明細書および米国特許出願公開第20100166723号明細書に特に記載されており、それらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に援用される。
【0078】
形質転換された植物細胞および植物に特定の除草剤への耐性を付与するタンパク質をコードするDNA配列中に、グルホシネート除草剤への耐性を付与する国際公開第2009/152359号パンフレットに記載されるbarまたはPAT遺伝子またはストレプトマイセス・コエリコラ(Streptomyces coelicolor)遺伝子、グリホサートおよびその塩など、EPSPSをターゲットに据える除草剤への耐性を付与する好適なEPSPSをコードする遺伝子(米国特許第4,535,060号明細書、米国特許第4,769,061号明細書、米国特許第5,094,945号明細書、米国特許第4,940,835号明細書、米国特許第5,188,642号明細書、米国特許第4,971,908号明細書、米国特許第5,145,783号明細書、米国特許第5,310,667号明細書、米国特許第5,312,910号明細書、米国特許第5,627,061号明細書、米国特許第5,633,435号明細書)、グリホサート−n−アセチルトランスフェラーゼをコードする遺伝子(例えば、米国特許第8,222,489号明細書、米国特許第8,088,972号明細書、米国特許第8,044,261号明細書、米国特許第8,021,857号明細書、米国特許第8,008,547号明細書、米国特許第7,999,152号明細書、米国特許第7,998,703号明細書、米国特許第7,863,503号明細書、米国特許第7,714,188号明細書、米国特許第7,709,702号明細書、米国特許第7,666,644号明細書、米国特許第7,666,643号明細書、米国特許第7,531,339号明細書、米国特許第7,527,955号明細書、および米国特許第7,405,074号明細書)、グリホサートオキシドレダクターゼをコードする遺伝子(例えば、米国特許第5,463,175号明細書)、またはHPPD阻害剤耐性タンパク質をコードする遺伝子(例えば、国際公開第2004/055191号パンフレット、国際公開第199638567号パンフレット、米国特許第6,791,014号明細書、国際公開第2011/068567号パンフレット、国際公開第2011/076345号パンフレット、国際公開第2011/085221号パンフレット、国際公開第2011/094205号パンフレット、国際公開第2011/068567号パンフレット、国際公開第2011/094199号パンフレット、国際公開第2011/094205号パンフレット、国際公開第2011/145015号パンフレット、国際公開第2012/056401号パンフレット、および国際公開第2014/043435号パンフレットに記載されるHPPD阻害剤耐性遺伝子)を挙げることができる。
【0079】
EPSPSをターゲットに据える除草剤への耐性を付与する好適なEPSPSをコードするDNA配列中に、植物EPSPS、特にトウモロコシEPSPS、特に2つの突然変異体、具体的にはアミノ酸位置102での突然変異体およびアミノ酸位置106での突然変異体を含み(国際公開第2004/074443号パンフレット)、本明細書では以下でダブル突然変異体トウモロコシEPSPSまたは2mEPSPSと命名される、特許出願米国特許第6566587号明細書に記載されるトウモロコシEPSPSをコードする遺伝子、またはアグロバクテリウム(Agrobacterium)から単離されたEPSPSをコードし、かつCP4とも命名される、米国特許第5,633,435号明細書の配列番号2および配列番号3によって記載される遺伝子がより特に挙げられるであろう。
【0080】
EPSPSをターゲットに据える除草剤への耐性を付与する好適なEPSPSをコードするDNA配列中に、アルスロバクター・グロビホルミス(Arthrobacter globiformis)からのEPSPS GRG23、しかし、また、突然変異体GRG23 ACE1、GRG23 ACE2、またはGRG23 ACE3、特に国際公開第2008/100353号パンフレットにおける配列番号29のGRG23(ace3)R173Kなど、国際公開第2008/100353号パンフレットに記載されるようなGRG23の突然変異体または変異体をコードする遺伝子がより特に挙げられるであろう。
【0081】
EPSPSをコードする、より特に上記の遺伝子をコードするDNA配列の場合、これらの酵素をコードする配列は、有利には、輸送ペプチド、特に米国特許第5,510,471号明細または同第5,633,448号明細書に記載される「最適化輸送ペプチド」をコードする配列より始まる。
【0082】
本発明の核酸配列と組み合わせることができる例示的な除草剤耐性形質は、少なくとも1つのALS(アセトアセテートシンターゼ)阻害剤(国際公開第2007/024782号パンフレット);突然変異アラビドプシス(Arabidopsis)ALS/AHAS遺伝子(米国特許第6,855,533号明細書);代謝によって2,4−D(2,4−ジクロロフェノキシ酢酸)への耐性を付与する2,4−D−モノオキシゲナーゼをコードする遺伝子(米国特許第6,153,401号明細書);および代謝によってジカンバ(3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸)への耐性を付与するジカンバモノオキシゲナーゼをコードする遺伝子(米国特許出願公開第2008/0119361号明細書および米国特許出願公開第2008/0120739号明細書)をさらに含む。
【0083】
様々な実施形態では、本発明の核酸は、1つ以上のHPPD阻害剤除草剤耐性遺伝子、ならびに/またはグリホサートおよび/もしくはグルホシネートに耐性がある1つ以上の遺伝子を含む1つ以上の除草剤耐性遺伝子で積み重ねられている。
【0084】
昆虫への耐性の特性に関係するタンパク質をコードするDNA配列中に、文献に広く記載されかつ当業者に周知のBtタンパク質がより具体的に挙げられるであろう。ホトルハブダス(Photorhabdus)などの細菌から抽出されたタンパク質も挙げられるであろう(国際公開第97/17432号パンフレットおよび国際公開第98/08932号パンフレット)。
【0085】
昆虫への耐性の新規特性を付与する興味のあるタンパク質をコードするそのようなDNA配列中に、文献に広く記載されかつ当業者に周知のBt CryまたはVIPタンパク質がより具体的に挙げられるであろう。これらは、Cry1Fタンパク質に由来するCry1Fタンパク質またはハイブリッド(例えば、米国特許第6,326,169号明細書;米国特許第6,281,016号明細書;米国特許第6,218,188号明細書に記載されるハイブリッドCry1A−Cry1Fタンパク質、またはそれらの毒性断片)、Cry1A−型タンパク質またはそれらの毒性断片、好ましくはCry1Acタンパク質またはCry1Acタンパク質に由来するハイブリッド(例えば、米国特許第5,880,275号明細書に記載されるハイブリッドCry1Ab−Cry1Acタンパク質)または欧州特許第451878号明細書に記載されるようなCry1AbもしくはBt2タンパク質またはその殺虫性断片、国際公開第2002/057664号パンフレットに記載されるようなCry2Ae、Cry2AfもしくはCry2Agタンパク質またはその毒性断片、国際公開第2007/140256号パンフレットに記載されるCry1A.105タンパク質(配列番号7)またはその毒性断片、NCBI登録ABG20428のVIP3Aa19タンパク質、NCBI登録ABG20429のVIP3Aa20タンパク質(国際公開第2007/142840号パンフレットにおける配列番号2)、COT202またはCOT203ワタイベントにおいて産生されるVIP3Aタンパク質(それぞれ国際公開第2005/054479号パンフレットおよび国際公開第2005/054480号パンフレット)、国際公開第2001/47952号パンフレットに記載されるようなCryタンパク質、Estruch et al.(1996)、Proc Natl Acad Sci USA.28;93(11):5389−94および米国特許第6,291,156号明細書に記載されるようなVIP3Aaタンパク質またはその毒性断片、国際公開第98/08932号パンフレット(例えば、Waterfield et al.,2001,Appl Environ Microbiol.67(11):5017−24;Ffrench−Constant and Bowen,2000,Cell Mol Life Sci.;57(5):828−33)に記載されるようにホトルハブダス(Photorhabdus)からのTc−タンパク質などのゼノラブダス(Xenorhabdus)(国際公開第98/50427号パンフレットに記載されるような)、セラチア(Serratia)(特にS.エントモフィラ(S.entomophila)からの)またはホトルハブダス(Photorhabdus)種菌株からの殺虫性タンパク質を含む。上記配列、特にそれらの毒性断片の配列のいずれかといくつかの(1−10、好ましくは1−5)アミノ酸の点で異なるか、または色素体輸送ペプチドなどの輸送ペプチド、または別のタンパク質もしくはペプチドに融合しているこれらのタンパク質のいずれか1つの任意の変異体または突然変異体も本明細書に含まれる。
【0086】
様々な実施形態では、本発明の核酸は、除草剤耐性、昆虫耐性、乾燥耐性、線虫防除、水利用効率、窒素利用効率、改善された栄養価、耐病性、改善された光合成、改善された繊維品質、ストレス耐性、改善された生殖などの所望の形質を付与する1つ以上の遺伝子と植物において組み合わせることができる。
【0087】
(例えば、交配することにより、または別の遺伝子組み換えイベントを含有する植物を本発明のキメラ遺伝子で再形質転換することにより)同じ種の植物において本発明の遺伝子と組み合わせられてもよい特に有用な遺伝子組み換えイベントは、イベント531/PV−GHBK04(ワタ、昆虫防除、国際公開第2002/040677号パンフレットに記載される)、イベント1143−14A(ワタ、昆虫防除、デポジットされない、国際公開第2006/128569号パンフレットに記載される);イベント1143−51B(ワタ、昆虫防除、デポジットされない、国際公開第2006/128570号パンフレットに記載される);イベント1445(ワタ、除草剤耐性、デポジットされない、米国特許出願公開第2002−120964号明細書または国際公開第2002/034946号パンフレットに記載される、イベント17053(イネ、除草剤耐性、PTA−9843として寄託される、国際公開第2010/117737号パンフレットに記載される);イベント17314(イネ、除草剤耐性、PTA−9844として寄託される、国際公開第2010/117735号パンフレットに記載される);イベント281−24−236(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託される、国際公開第2005/103266号パンフレットまたは米国特許出願公開第2005−216969号明細書に記載される);イベント3006−210−23(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託される、米国特許出願公開第2007−143876号明細書または国際公開第2005/103266号パンフレットに記載される);
イベント3272(コーン、品質形質、PTA−9972として寄託される、国際公開第2006/098952号パンフレットまたは米国特許出願公開第2006−230473号明細書に記載される);イベント33391(コムギ、除草剤耐性、PTA−2347として寄託される、国際公開第2002/027004号パンフレットに記載される);イベント40416(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−11508として寄託される、国際公開第11/075593号パンフレットに記載される);イベント43A47(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−11509として寄託される、国際公開第2011/075595号パンフレットに記載される);イベント5307(コーン、昆虫防除、ATCC PTA−9561として寄託される、国際公開第2010/077816号パンフレットに記載される);イベントASR−368(ベントグラス、除草剤耐性、ATCC PTA−4816として寄託される、米国特許出願公開第2006−162007号明細書または国際公開第2004/053062号パンフレットに記載される);イベントB16(コーン、除草剤耐性、寄託されない、米国特許出願公開第2003−126634号明細書に記載される);イベントBPS−CV127−9(ダイズ、除草剤耐性、NCIMB No.41603として寄託される、国際公開第2010/080829号パンフレットに記載される);イベントBLR1(ナタネ、雄性不稔性の回復、NCIMB 41193として寄託される、国際公開第2005/074671号パンフレットに記載される)、イベントCE43−67B(ワタ、昆虫防除、DSM ACC2724として寄託される、米国特許出願公開第2009−217423号明細書または国際公開第2006/128573号パンフレットに記載される);イベントCE44−69D(ワタ、昆虫防除、寄託されない、米国特許出願公開第2010−0024077号明細書に記載される);イベントCE44−69D(ワタ、昆虫防除、寄託されない、国際公開第2006/128571号パンフレットに記載される);イベントCE46−02A(ワタ、昆虫防除、寄託されない、国際公開第2006/128572号パンフレットに記載される);イベントCOT102(ワタ、昆虫防除、
寄託されない、米国特許出願公開第2006−130175号明細書または国際公開第2004/039986号パンフレットに記載される);イベントCOT202(ワタ、昆虫防除、寄託されない、米国特許出願公開第2007−067868号明細書または国際公開第2005/054479号パンフレットに記載される);イベントCOT203(ワタ、昆虫防除、寄託されない、国際公開第2005/054480号パンフレットに記載される);イベントDAS21606−3/1606(ダイズ、除草剤耐性、PTA−11028として寄託される、国際公開第2012/033794号パンフレットに記載される),イベントDAS40278(コーン、除草剤耐性、ATCC PTA−10244として寄託される、国際公開第2011/022469号パンフレットに記載される);イベントDAS−44406−6/pDAB8264.44.06.1(ダイズ、除草剤耐性、PTA−11336として寄託される、国際公開第2012/075426号パンフレットに記載される),イベントDAS−14536−7/pDAB8291.45.36.2(ダイズ、除草剤耐性、PTA−11335として寄託される、国際公開第2012/075429号パンフレットに記載される)、イベントDAS−59122−7(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA 11384として寄託される、
米国特許出願公開第2006−070139号明細書に記載される);イベントDAS−59132(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、寄託されない、国際公開第2009/100188号パンフレットに記載される);イベントDAS68416(ダイズ、除草剤耐性、ATCC PTA−10442として寄託される、国際公開第2011/066384号パンフレットまたは国際公開第2011/066360号パンフレットに記載される);イベントDP−098140−6(コーン、除草剤耐性、ATCC PTA−8296として寄託される、米国特許出願公開第2009−137395号明細書または国際公開第08/112019号パンフレットに記載される);イベントDP−305423−1(ダイズ、品質形質、寄託されない、米国特許出願公開第2008−312082号明細書または国際公開第2008/054747号パンフレットに記載される);イベントDP−32138−1(コーン、ハイブリッド形成システム、ATCC PTA−9158として寄託される、米国特許出願公開第2009−0210970号明細書または国際公開第2009/103049号パンフレットに記載される);イベントDP−356043−5(ダイズ、除草剤耐性、ATCC PTA−8287として寄託される、米国特許出願公開第2010−0184079号明細書または国際公開第2008/002872号パンフレットに記載される);イベントEE−1(ブリンジャル、昆虫防除、寄託されない、国際公開第07/091277号パンフレットに記載される);イベントFI117(コーン、除草剤耐性、ATCC 209031として寄託される、米国特許出願公開第2006−059581号明細書または国際公開第98/044140号パンフレットに記載される);イベントFG72(ダイズ、除草剤耐性、PTA−11041として寄託される、国際公開第2011/063413号パンフレットに記載される)、イベントGA21(コーン、除草剤耐性、ATCC 209033として寄託される、米国特許出願公開第2005−086719号明細書または国際公開第98/044140号パンフレットに記載される);イベントGG25(コーン、除草剤耐性、ATCC 209032として寄託される、米国特許出願公開第2005−188434号明細書または国際公開第98/044140号パンフレットに記載される);イベントGHB119(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−8398として寄託される、国際公開第2008/151780号パンフレットに記載される);イベントGHB614(ワタ、除草剤耐性、ATCC PTA−6878として寄託される、米国特許出願公開第2010−050282号明細書または国際公開第2007/017186号パンフレットに記載される);イベントGJ11(コーン、除草剤耐性、ATCC 209030として寄託される、米国特許出願公開第2005−188434号明細書または国際公開第98/044140号パンフレットに記載される);イベントGM RZ13(テンサイ、ウイルス抵抗性、NCIMB−41601として寄託される、国際公開第2010/076212号パンフレットに記載される);イベントH7−1(テンサイ、除草剤耐性、NCIMB 41158またはNCIMB 41159として寄託される、米国特許出願公開第2004−172669号明細書または国際公開第2004/074492号パンフレットに記載される);イベントJOPLIN1(コムギ、耐病性、寄託されない、米国特許出願公開第2008−064032号明細書に記載される);イベントLL27(ダイズ、
除草剤耐性、NCIMB41658として寄託される、国際公開第2006/108674号パンフレットまたは米国特許出願公開第2008−320616号明細書に記載される);イベントLL55(ダイズ、除草剤耐性、NCIMB 41660として寄託される、国際公開第2006/108675号パンフレットまたは米国特許出願公開第2008−196127号明細書に記載される);イベントLLcotton25(ワタ、除草剤耐性、ATCC PTA−3343として寄託される、国際公開第2003/013224号パンフレットまたは米国特許出願公開第2003−097687号明細書に記載される);イベントLLRICE06(イネ、除草剤耐性、ATCC 203353として寄託される、米国特許第6,468,747号明細書または国際公開第2000/026345号パンフレットに記載される);イベントLLRice62(イネ、除草剤耐性、ATCC 203352として寄託される、国際公開第2000/026345号パンフレットに記載される)、イベントLLRICE601(イネ、除草剤耐性、ATCC PTA−2600として寄託される、米国特許出願公開第2008−2289060号明細書または国際公開第2000/026356号パンフレットに記載される);イベントLY038(コーン、品質形質、ATCC PTA−5623として寄託される、米国特許出願公開第2007−028322号明細書または国際公開第2005/061720号パンフレットに記載される);イベントMIR162(コーン、昆虫防除、PTA−8166として寄託される、米国特許出願公開第2009−300784号明細書または国際公開第2007/142840号パンフレットに記載される);イベントMIR604(コーン、昆虫防除、寄託されない、米国特許出願公開第2008−167456号明細書または国際公開第2005/103301号パンフレットに記載される);イベントMON15985(ワタ、昆虫防除、ATCC PTA−2516として寄託される、米国特許出願公開第2004−250317号明細書または国際公開第2002/100163号パンフレットに記載される);イベントMON810(コーン、昆虫防除、寄託されない、米国特許出願公開第2002−102582号明細書に記載される);イベントMON863(コーン、昆虫防除、ATCC PTA−2605として寄託される、国際公開第2004/011601号パンフレットまたは米国特許出願公開第2006−095986号明細書に記載される);イベントMON87427(コーン、授粉調節、ATCC PTA−7899として寄託される、国際公開第2011/062904号パンフレットに記載される);イベントMON87460(コーン、ストレス耐性、ATCC PTA−8910として寄託される、国際公開第2009/111263号パンフレットまたは米国特許出願公開第2011−0138504号明細書に記載される);イベントMON87701(ダイズ、昆虫防除、ATCC PTA−8194として寄託される、米国特許出願公開第2009−130071号明細書または国際公開第2009/064652号パンフレットに記載される);イベントMON87705(ダイズ、品質形質−除草剤耐性、ATCC PTA−9241として寄託される、米国特許出願公開第2010−0080887号明細書または国際公開第2010/037016号パンフレットに記載される);イベントMON87708(ダイズ、除草剤耐性、ATCC PTA−9670として寄託される、国際公開第2011/034704号パンフレットに記載される);イベントMON87712(ダイズ、収量、PTA−10296として寄託される、国際公開第2012/051199号パンフレットに記載される)、イベントMON87754(ダイズ、品質形質、ATCC PTA−9385として寄託される、国際公開第2010/024976号パンフレットに記載される);イベントMON87769(ダイズ、品質形質、ATCC PTA−8911として寄託される、米国特許出願公開第2011−0067141号明細書または国際公開第2009/102873号パンフレットに記載される);イベントMON88017(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−5582として寄託される、米国特許出願公開第2008−028482号明細書または国際公開第2005/059103号パンフレットに記載される);イベントMON88913(ワタ、除草剤耐性、ATCC PTA−4854として寄託される、
国際公開第2004/072235号パンフレットまたは米国特許出願公開第2006−059590号明細書に記載される);イベントMON88302(ナタネ、除草剤耐性、PTA−10955として寄託される、国際公開第2011/153186号パンフレットに記載される)、イベントMON88701(ワタ、除草剤耐性、PTA−11754として寄託される、国際公開第2012/134808号パンフレットに記載される)、イベントMON89034(コーン、昆虫防除、ATCC PTA−7455として寄託される、国際公開第07/140256号パンフレットまたは米国特許出願公開第2008−260932号明細書に記載される);イベントMON89788(ダイズ、除草剤耐性、ATCC PTA−6708として寄託される、米国特許出願公開第2006−282915号明細書または国際公開第2006/130436号パンフレットに記載される);イベントMS11(ナタネ、授粉調節−除草剤耐性、ATCC PTA−850またはPTA−2485として寄託される、国際公開第2001/031042号パンフレットに記載される);イベントMS8(ナタネ、授粉調節−除草剤耐性、ATCC PTA−730として寄託される、国際公開第2001/041558号パンフレットまたは米国特許出願公開第2003−188347号明細書に記載される);イベントNK603(コーン、除草剤耐性、ATCC PTA−2478として寄託される、米国特許出願公開第2007−292854号明細書に記載される);イベントPE−7(イネ、昆虫防除、寄託されない、国際公開第2008/114282号パンフレットに記載される);イベントRF3(ナタネ、授粉調節−除草剤耐性、ATCC PTA−730として寄託される、国際公開第2001/041558号パンフレットまたは米国特許出願公開第2003−188347号明細書に記載される);イベントRT73(ナタネ、除草剤耐性、寄託されない、国際公開第2002/036831号パンフレットまたは米国特許出願公開第2008−070260号明細書に記載される);イベントSYHT0H2/SYN−000H2−5(ダイズ、除草剤耐性、PTA−11226として寄託される、
国際公開第2012/082548号パンフレットに記載される)、イベントT227−1(テンサイ、除草剤耐性、寄託されない、国際公開第2002/44407号パンフレットまたは米国特許出願公開第2009−265817号明細書に記載される);イベントT25(コーン、除草剤耐性、寄託されない、米国特許出願公開第2001−029014号明細書または国際公開第2001/051654号パンフレットに記載される);イベントT304−40(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−8171として寄託される、米国特許出願公開第2010−077501号明細書または国際公開第2008/122406号パンフレットに記載される);イベントT342−142(ワタ、昆虫防除、寄託されない、国際公開第2006/128568号パンフレットに記載される);イベントTC1507(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、寄託されない、米国特許出願公開第2005−039226号明細書または国際公開第2004/099447号パンフレットに記載される);イベントVIP1034(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−3925として寄託される、国際公開第2003/052073号パンフレットに記載される)、イベント32316(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11507として寄託される、国際公開第2011/084632号パンフレットに記載される)、イベント4114(コーン、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11506として寄託される、国際公開第2011/084621号パンフレットに記載される)、任意選択的にイベントEE−GM1/LL27またはイベントEE−GM2/LL55と積み重ねられたイベントEE−GM3/FG72(ダイズ、除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−11041)(国際公開第2011/063413A2号パンフレットに記載される)、イベントDAS−68416−4(ダイズ、除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−10442、国際公開第2011/066360A1号パンフレットに記載される)、イベントDAS−68416−4(ダイズ、除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−10442、国際公開第2011/066384A1号パンフレットに記載される)、イベントDP−040416−8(コーン、昆虫防除、ATCC登録番号PTA−11508、国際公開第2011/075593A1号パンフレットに記載される)、イベントDP−043A47−3(コーン、昆虫防除、ATCC登録番号PTA−11509、国際公開第2011/075595A1号パンフレットに記載される)、イベントDP−004114−3(コーン、昆虫防除、ATCC登録番号PTA−11506、国際公開第2011/084621A1号パンフレットに記載される)、イベントDP−032316−8(コーン、昆虫防除、ATCC登録番号PTA−11507、国際公開第2011/084632A1号パンフレットに記載される)、イベントMON−88302−9(ナタネ、除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−10955、国際公開第2011/153186A1号パンフレットに記載される)、イベントDAS−21606−3(ダイズ、除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−11028、国際公開第2012/033794A2号パンフレットに記載される)、イベントMON−87712−4(ダイズ、
品質形質、ATCC登録番号PTA−10296、国際公開第2012/051199A2号パンフレットに記載される)、イベントDAS−44406−6(ダイズ、積み重ねられた除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−11336、国際公開第2012/075426A1号パンフレットに記載される)、イベントDAS−14536−7(ダイズ、積み重ねられた除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−11335、国際公開第2012/075429A1号パンフレットに記載される)、イベントSYN−000H2−5(ダイズ、除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−11226、国際公開第2012/082548A2号パンフレットに記載される)、イベントDP−061061−7(ナタネ、除草剤耐性、寄託なし、利用できない、国際公開第2012071039A1号パンフレットに記載される)、イベントDP−073496−4(ナタネ、除草剤耐性、寄託なし、利用できない、米国特許出願公開第2012131692号明細書)、イベント8264.44.06.1(ダイズ、積み重ねられた除草剤耐性、登録番号PTA−11336、国際公開第2012075426A2号パンフレットに記載される)、イベント8291.45.36.2(ダイズ、積み重ねられた除草剤耐性、登録番号PTA−11335、国際公開第2012075429A2号パンフレットに記載される)、イベントSYHT0H2(ダイズ、ATCC登録番号PTA−11226、国際公開第2012/082548A2号パンフレットに記載される)、イベントMON88701(ワタ、ATCC登録番号PTA−11754、国際公開第2012/134808A1号パンフレットに記載される)、イベントKK179−2(アルアルファ、ATCC登録番号PTA−11833、国際公開第2013/003558A1号パンフレットに記載される)、イベントpDAB8264.42.32.1(ダイズ、積み重ねられた除草剤耐性、ATCC登録番号PTA−11993、国際公開第2013/010094A1号パンフレットに記載される)、イベントMZDT09Y(コーン、ATCC登録番号PTA−13025、国際公開第2013/012775A1号パンフレットに記載される)を含む。
【0088】
植物細胞の形質転換は、当技術分野において公知のいくつかの技術の1つによって達成される。本発明の殺有害生物性遺伝子は、発現を植物細胞において得るまたは高めるために修飾されてもよい。典型的には、そのようなタンパク質を発現させる構築物は、遺伝子、ならびに3’非翻訳領域の転写を推進して転写終端およびポリアデニル化を可能にするためのプロモーターを含有するであろう。そのような構築物の組織化は、当技術分野において周知である。いくつかの場合、得られたペプチドが植物細胞内に分泌されるか、または別の方法でターゲットにされるように遺伝子を遺伝子工学で操作することが有用であり得る。例えば、遺伝子は、小胞体へのペプチドの転移を容易にするためのシグナルペプチドを含有するように遺伝子工学で操作することができる。イントロンのmRNAプロセシングが発現のために必要とされるように、イントロンを含有するように植物発現カセットを遺伝子工学で操作することも好ましいことがあり得る。
【0089】
典型的には、この「植物発現カセット」は、「植物形質転換ベクター」へ挿入されるであろう。この植物形質転換ベクターは、植物形質転換を達成するために必要とされる1つ以上のDNAベクターからなってもよい。例えば、2つ以上の連続的なDNAセグメントからなる植物形質転換ベクターを利用することが当技術分野において一般的な方法である。これらのベクターは、多くの場合、「二元ベクター」と当技術分野で呼ばれる。二元ベクターならびにヘルパープラスミドを有するベクターが、ほとんどの場合、効率的な形質転換を達成するために必要とされるDNAセグメントのサイズおよび複雑さが極めて大きいアグロバクテリウム(Agrobacterium)媒介形質転換のために使用され、別個のDNA分子上へ機能を分けることが有利である。二元ベクターは、典型的には、T−DNA転移のために必要とされるシス作用配列を含有するプラスミドベクター(左縁および右縁)と、植物細胞において発現できるように遺伝子工学で操作される選択性マーカーと、「興味のある遺伝子」(遺伝子組み換え植物の発生が望まれる植物細胞において発現できるように遺伝子工学で操作された遺伝子)とを含有するプラスミドベクターを含有する。このプラスミドベクター上にはまた、細菌複製のために必要とされる配列も存在する。シス作用配列は、効率的な植物細胞への転移およびその中での発現を可能にする様式で配置される。例えば、選択性マーカー遺伝子および殺有害生物性遺伝子は、左縁と右縁との間にある。多くの場合、第2プラスミドベクターは、アグロバクテリウム(Agrobacterium)から植物細胞へのDNA転移を媒介するトランス作用因子を含有する。このプラスミドは、多くの場合、当技術分野において理解されているように、アグロバクテリウム(Agrobacterium)による植物細胞の感染、ならびに境界配列での開裂によるDNAの転移およびvir−媒介DNA転移を可能にする毒性機能(Vir遺伝子)を含有する(Hellens and Mullineaux(2000)Trends in Plant Science 5:446−451)。いくつかのタイプのアグロバクテリウム(Agrobacterium)菌株(例えば、LBA4404、GV3101、EHA101、EHA105など)を植物形質転換のために使用することができる。第2プラスミドベクターは、マイクロプロジェクション、マイクロインジェクション、エレクトロポレーション、ポリエチレングリコールなどの他の方法によって植物を形質転換するために必要ではない。
【0090】
一般に、植物形質転換法は、非相同DNAをターゲット植物細胞(例えば、未成熟または成熟胚、懸濁培養物、未分化カルス、プロトプラストなど)へ移す工程、引き続き最大閾値レベルの適切な選択(選択可能なマーカー遺伝子に応じて)を適用して形質転換された植物細胞を形質転換されていない細胞マスから回収する工程を含む。外植体は、典型的には、同じ培地の新鮮な供給物に移され、通常の方法で培養される。その後、形質転換された細胞は、最大閾値レベルの選択剤で相補された再生培地上に置かれた後に分化して芽になる。芽は、次に、根付いた芽または小植物を回収するための選択的発根培地に移される。遺伝子組み換え小植物は、次に成熟植物へ成長し、繁殖力のある種子を産生する(例えば、Hiei et al.(1994)The Plant Journal 6:271−282;Ishida et al.(1996)Nature Biotechnology 14:745−750)。外植体は、典型的には、同じ培地の新鮮な供給物に移され、通常の方法で培養される。遺伝子組み換え植物を発生させるための技術および方法の概要は、Ayres and Park(1994)Critical Reviews in Plant Science 13:219−239ならびにBommineni and Jauhar(1997)Maydica 42:107−120に見いだされる。形質転換された物質は多くの細胞を含有するため、形質転換されたおよび形質転換されていない細胞が細胞の対象のターゲットカルスまたは組織または群のいかなる小片にも存在する。形質転換されていない細胞を殺し、かつ形質転換された細胞を急速増殖させる能力は、形質転換された植物培養物をもたらす。多くの場合、形質転換されていない細胞を除去する能力は、形質転換された植物細胞の迅速な回収および遺伝子組み換え植物の成功する発生にとっての限界である。
【0091】
形質転換プロトコルならびにヌクレオチド配列を植物へ導入するためのプロトコルは、形質転換をターゲットにする植物または植物細胞のタイプ、すなわち単子葉植物または双子葉植物に応じて変わり得る。遺伝子組み換え植物の発生は、マイクロインジェクション、エレクトロポレーション、直接遺伝子導入、植物細胞へのアグロバクテリウム(Agrobacterium)による非相同DNAの導入(アグロバクテリウム(Agrobacterium)媒介形質転換)、粒子に付着した非相同の異質DNAでの植物細胞の爆撃、弾道粒子加速(ballistic particle acceleration)、エアゾールビーム形質転換(米国特許出願公開第20010026941号明細書;米国特許第4,945,050号明細書;国際公開第91/00915号パンフレット;米国特許出願公開第2002015066号明細書)、Lec1形質転換、およびDNAを転移させるための様々な他の非粒子直接媒介方法を含むが、それらに限定されないいくつかの方法の1つによって行われてもよい。
【0092】
クロロプラストの形質転換のための方法は、当技術分野において公知である。例えば、Svab et al.(1990)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:8526−8530;Svab and Maliga(1993)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:913−917;Svab and Maliga(1993)EMBO J.12:601−606を参照されたい。本方法は、選択可能なマーカーを含有するDNAのパーティクルガンデリバリーおよび相同組み換えによる色素体ゲノムへのDNAのターゲッティングによる。さらに、色素体形質転換は、核符号化および色素体誘導RNAポリメラーゼの組織優先発現によるサイレント色素体が運ぶ導入遺伝子の転写促進によって達成することができる。そのようなシステムは、McBride et al.(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:7301−7305に報告されている。
【0093】
植物細胞への非相同の異質DNAの統合後、形質転換されていない細胞を殺すための培地における最大閾値レベルの適切な選択を適用し、この選択処理から生き残る推定上形質転換された細胞を分け、通常、新鮮培地に移すことによって急速増殖させる。連続的な通過および適切な選択でのチャレンジにより、プラスミドベクターで形質転換されている細胞を特定し、急速増殖させる。分子および生化学方法を次に用いて、遺伝子組み換え植物のゲノム中での興味のある統合された非相同遺伝子の存在を確認することができる。
【0094】
形質転換された細胞は、従来法に従って植物へと成長され得る。例えば、McCormick et al.(1986)Plant Cell Reports 5:81−84を参照されたい。これらの植物は、その結、果成長され、同じ形質転換された菌株または異なる菌株のいずれかで授粉され、所望の表現型特性の構成的発現を有する得られたハイブリッドが特定される。2つ以上の発生物が、所望の表現型特性の発現が安定的に維持され、継承されることを確実にするために成長され、次に種子が、所望の表現型特性の発現が達成されていることを確実にするために収穫されてもよい。このようにして、本発明は、本発明のヌクレオチド構築物、例えば、本発明の発現カセットがそれらのゲノムへ安定的に組み込まれた形質転換された種子(「遺伝子組み換え種子」とも呼ばれる)を提供する。
【0095】
植物形質転換の評価
植物細胞への非相同の異質DNAの導入後、植物ゲノム中の非相同遺伝子の形質転換または統合は、統合遺伝子に関連した核酸、タンパク質および代謝産物の分析などの様々な方法によって確認される。
【0096】
PCR分析は、土壌への移植前の早期段階での組み込まれた遺伝子の存在について形質転換された細胞、組織または芽を選抜するための迅速な方法である(Sambrook and Russell(2001)Molecular Cloning:A Laboratory Manual.Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY)。PCRは、興味のある遺伝子またはアグロバクテリウム(Agrobacterium)ベクターバックグラウンドなどに特異的なオリゴヌクレオチドプライマーを使用して実施される。
【0097】
植物形質転換は、ゲノムDNAのSouthern(サザン)ブロット解析(Sambrook and Russell,2001、上記参照)によって確認され得る。一般に、全DNAが形質転換体から抽出され、適切な制限酵素で消化され、アガロースゲルで分画され、ニトロセルロースまたはナイロン膜に移される。膜または「ブロット」は、次に、標準技術(Sambrook and Russell,2001、上記参照)に従って植物ゲノムへの導入された遺伝子の統合を確認するために、例えば放射標識32PターゲットDNA断片で探査される。
【0098】
Northern(ノーザン)ブロット解析では、RNAが、当技術分野において通常用いられる標準手順(Sambrook and Russell,2001、上記参照)に従って形質転換体の特異的な組織から単離され、ホルムアルデヒドアガロースゲルで分画され、ナイロンフィルター上へブロットされる。殺有害生物性遺伝子によってコードされたRNAの発現が、次に、当技術分野において公知の方法(Sambrook and Russell、2001、上記参照)により、フィルターを殺有害生物性遺伝子に由来する放射活性プローブにハイブリッド形成することによって試験される。
【0099】
Western(ウェスタン)ブロット、生物化学的アッセイなどが、殺有害生物性タンパク質上に存在する1つ以上のエピトープに結合している抗体を使用して標準手順(Sambrook and Russell,2001、上記参照)により、殺有害生物性遺伝子によってコードされたタンパク質の存在を確認するために遺伝子組み換え植物に関して実施されてもよい。
【0100】
植物における殺有害生物活性
本発明の別の態様では、殺有害生物活性を有する殺有害生物性タンパク質を発現させる遺伝子組み換え植物を発生させ得る。例として上に記載された方法が遺伝子組み換え植物を発生させるために利用されてもよいが、遺伝子組み換え植物細胞が発生される方法は本発明にとって決定的に重要であるわけではない。アグロバクテリウム(Agrobacterium)媒介形質転換、バイオリスティイク形質転換、および非パーティクル媒介法などの公知のまたは当技術分野において記載されている方法が実験者の判断で用いられてもよい。殺有害生物性タンパク質を発現させる植物は、当技術分野において記載される一般的な方法により、例えばカルスの形質転換、形質転換されたカルスの選択、およびそのような遺伝子組み換えカルスからの繁殖力のある植物の再生によって単離され得る。そのような方法では、植物細胞におけるその発現が、形質転換された細胞に関して特定または選択する能力を付与する限り、任意の遺伝子を選択可能なマーカーとして使用してもよい。
【0101】
クロラムフェニコール、アミノグリコシドG418、ハイグロマイシンなどに対する耐性などの多数のマーカーが植物細胞で使用するために開発されている。クロロプラスト代謝に関与する産物をコードする他の遺伝子も選択可能なマーカーとして使用さてよい。例えば、グリホサート、ブロモキシニル、またはイミダゾリノンなどの植物除草剤への耐性を提供する遺伝子は特定の用途を見いだし得る。そのような遺伝子は報告されている(Stalker et al.(1985)J.Biol.Chem.263:6310−6314(耐ブロモキシニル性ニトリラーゼ遺伝子);およびSathasivan et al.(1990)Nucl.AcidsRes.18:2188(耐AHASイミダゾリノン性遺伝子)。さらに、本明細書に開示される遺伝子は、細菌細胞または植物細胞の形質転換を評価するためのマーカーとして有用である。植物、植物器官(例えば、葉、茎、根など)、種子、植物細胞、珠芽、その胚または子孫における導入遺伝子の存在を検出するための方法は、当技術分野において周知である。一実施形態では、導入遺伝子の存在は、殺有害生物活性について試験することによって検出される。
【0102】
殺有害生物性タンパク質を発現させる繁殖力のある植物は、殺有害生物活性について試験されてもよく、最適活性を示す植物がさらなる育種のために選択されてもよい。有害生物活性について分析するための方法は、当技術分野において利用可能である。一般に、タンパク質は、混合され、摂食アッセイに使用される。例えば、Marrone et al.(1985)J.of Economic Entomology 78:290−293を参照されたい。
【0103】
本発明は、単子葉植物および双子葉植物を含むが、それらに限定されない任意の植物種の形質転換のために用いられ得る。興味のある植物の例としては、コーン(トウモロコシ)、ソルガム、コムギ、ヒマワリ、トマト、アブラナ科植物、コショウ、ジャガイモ、ワタ、イネ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、タバコ、オオムギ、およびナタネ、アブラナ種(Brassica sp.)、アルファルファ、ライムギ、キビ、サフラワー、ピーナッツ、サツマイモ、キャッサバ、コーヒー、ココナツ、パイナップル、ミカンの木、ココア、ティー、バナナ、アボカド、イチジク、グアバ、マンゴ、オリーブ、パパイヤ、カシュー、マカダミア、アーモンド、オート麦、野菜、観賞植物、ならびに針葉樹が挙げられるが、それらに限定されない。
【0104】
野菜は、トマト、レタス、サヤマメ、ライマメ、エンドウ、ならびにキュウリ、カンタロープ、およびマスクメロンなどの属キュウリ属(Curcumis)のメンバーを含むが、それらに限定されない。観賞植物は、ツツジ、アジサイ、ハイビスカス、バラ、チューリップ、ラッパスイセン、ペチュニア、カーネーション、ポインセチア、および菊を含むが、それらに限定されない。好ましくは、本発明の植物は、作物(例えば、トウモロコシ、ソルガム、コムギ、ヒマワリ、トマト、アブラナ科植物、コショウ、ジャガイモ、ワタ、イネ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、タバコ、オオムギ、ナタネなど)である。
【0105】
殺有害生物防除における使用
本発明のヌクレオチド配列またはその変異体を含む菌株を、有害生物防除において、または他の有機体を殺有害生物剤として遺伝子工学で操作することにおいて用いるための一般的な方法は、当技術分野において公知である。例えば、米国特許第5,039,523号明細書および欧州特許出願公開第0480762A2号明細書を参照されたい。
【0106】
本発明のヌクレオチド配列、もしくはその変異体を含有するバチルス(Bacillus)菌株、または本発明の殺有害生物性遺伝子およびタンパク質を含有するべき遺伝子操作されている微生物が、農作物および製品を有害生物から保護するために使用されてもよい。本発明の一態様では、毒素(殺有害生物剤)産生有機体の全体、すなわち非溶解細胞は、細胞がターゲット有害生物の環境に散布される場合に細胞で産生された毒素の活性を引き延ばす試剤で処理される。
【0107】
あるいは、殺有害生物剤は、殺有害生物性遺伝子を細胞宿主へ導入することによって産生される。殺有害生物性遺伝子の発現は、直接的または間接的に殺有害生物剤の細胞内産生および維持をもたらす。本発明の一態様では、これらの細胞は、次に、細胞がターゲット有害生物の環境に散布される場合に細胞において産生される毒素の活性を引き延ばす条件下で処理される。得られた産物は、毒素の毒性を保持している。これらの必然的な封入された殺有害生物剤は、次に、ターゲット有害生物をホストする環境、例えば、土壌、水、および植物の枝葉への散布のための従来技術に従って調合されてもよい。例えば、欧州特許出願公開第A0192319号明細書およびその中に引用されている参考文献を参照されたい。あるいは、得られた物質の殺有害生物剤としての適用を可能にするためなど、本発明の遺伝子を発現させる細胞を調合してもよい。
【0108】
本発明の活性成分は、通常、組成物の形態で散布され、かつ他の化合物と一緒に、同時にまたは連続して、処理されるべき作物エリアまたは植物に散布されてもよい。これらの化合物は、肥料、除草剤、抗凍結剤、界面活性剤、洗剤、殺有害生物性石鹸、休眠油、ポリマー、および/または調合物の単一散布後にターゲットエリアの長期投与を可能にする持続放出型もしくは生分解性キャリア調合物であってもよい。それらはまた、選択的除草剤、化学殺虫剤、殺ウイルス剤、殺菌剤(microbicide)、抗アメーバ薬、殺虫剤、殺真菌剤、殺菌剤(bacteriocide)、抗線虫剤、軟体動物駆除剤、または必要に応じて調合の技術分野において習慣的に用いられるさらなる農業上許容されるキャリア、界面活性剤もしくは散布促進補助剤と一緒にこれらの調製物のいくつかの混合物であり得る。好適なキャリアおよび補助剤は、固体および液体であり得、かつ調合技術において通常用いられる物質、例えば天然もしくは再生無機物質、溶剤、分散剤、湿潤剤、粘着性付与剤、バインダーまたは肥料に対応する。同様に、調合物は、殺有害生物性調合物のターゲット有害生物による摂食または摂取を可能にするために、可食性「餌」へと調製されても、または有害生物「トラップ」にされてもよい。
【0109】
本発明の活性成分または本発明の細菌菌株によって産生された殺有害生物性タンパク質の少なくとも1つを含有する本発明の農薬組成物を散布する方法は、葉散布、種子コーティングおよび土壌散布を含む。散布の数および散布率は、対応する有害生物による摂取の強度に依存する。
【0110】
本組成物は、粉末、細粉、ペレット、顆粒、スプレー、エマルジョン、コロイド、溶液などとして調合されてもよく、ポリペプチドを含む細胞の培養物の乾燥、凍結乾燥、均質化、抽出、濾過、遠心分離、沈殿または濃縮のような従来法によって調製されてもよい。少なくとも1つのそのような殺有害生物性ポリペプチドを含有するすべてのそのような組成物において、ポリペプチドは、約1重量%〜約99重量%の濃度で存在してもよい。
【0111】
鱗翅目、半翅目、双翅類、または鞘翅目の有害生物は、本発明の方法によって所与のエリアにおいて殺滅されるかもしくは数が減らされてもよく、または感受性有害生物の蔓延を防ぐために環境エリアに予防的に散布されてもよい。好ましくは、有害生物は、殺有害生物的に有効な量のポリペプチドを摂取するか、またはそれと接触される。「殺有害生物的に有効な量」とは、少なくとも1つの有害生物に死をもたらすか、または有害生物成長、摂食、もしくは正常な生理的成長を著しく低下させることができる殺有害生物剤の量を意図する。この量は、例えば、防除されるべき具体的なターゲット有害生物、処理されるべき具体的な環境、場所、植物、作物、または農業用地、環境条件、ならびに殺有害生物的に有効なポリペプチド組成物を散布する方法、率、濃度、安定性、および量のような因子に応じて変わるであろう。処方はまた、気候条件、環境配慮事項および/もしくは散布の頻度、ならびに/または有害生物蔓延の重症度に関して変わってもよい。
【0112】
記載される殺有害生物剤組成物は、細菌細胞、結晶および/もしくは胞子懸濁液、または単離されたタンパク質成分のいずれかを所望の農業上許容されるキャリアと一緒に調合することによって作られてもよい。組成物は、凍結乾燥、フリーズ乾燥、乾燥方法などの適切な方法で、または生理食塩水もしくは他の緩衝液などの水性キャリア、媒体もしくは好適な希釈剤中で投与前に調合されてもよい。調合組成物は、細粉もしくは顆粒状物質、または油(植物油もしくは鉱油)中の懸濁液、または水もしくは油/水エマルジョンの形態にあっても、または湿潤性粉末としてであっても、または農業用途に好適な任意の他のキャリア材料と組み合わせてであってもよい。好適な農業キャリアは、固体または液体であり得、かつ当技術分野において周知である。用語「農業上許容されるキャリア」は、殺有害生物剤調合技術において通常使用されるすべての補助剤、不活性成分、分散剤、界面活性剤、粘着性付与剤、バインダーなどを包含し、これらは、殺有害生物剤調合の当業者に周知である。調合物は、1つ以上の固体または液体補助剤と混合され、様々な方法により、例えば、従来の調合技術を用いて殺有害生物性組成物を好適な補助剤と相同に混合し、ブレンドし、および/またはすり潰すことによって調製されてもよい。好適な調合物および散布方法は、参照により本明細書に援用される米国特許第6,468,523号明細書に記載されている。
【0113】
「有害生物」は、昆虫、真菌類、細菌、線虫、ダニ(mite),ダニ(tick)などを含むが、それらに限定されない。害虫は、目(order)甲虫類(Coleoptera)、双翅目(Diptera)、膜翅目(Hymenoptera)、鱗翅目(Lepidoptera)、食毛目(Mallophaga)、同翅目(Homoptera)、半翅目(Hemiptera)、直翅目(Orthroptera)、アザミウマ類(Thysanoptera)、ハサミムシ目(Dermaptera)、シロアリ目(Isoptera)、シラミ目(Anoplura)、ノミ目(Siphonaptera)、毛翅目(Trichoptera)など、特に甲虫類Coleoptera)、鱗翅目(Lepidoptera)、および双翅目(Diptera)から選択される昆虫を含む。
【0114】
目甲虫類(Coleoptera)は、亜目食肉亜目(Adephaga)および多食亜目(Polyphaga)を含む。亜目食肉亜目(Adephaga)は、上科オサムシ上科(Caraboidea)およびミズスマシ上科(Gyrinoidea)を含み、一方、亜目多食亜目(Polyphaga)は、上科ガムシ上科(Hydrophiloidea)、ハネカムシ上科(Staphylinoidea)、ホタル上科(Cantharoidea)、カッコウムシ上科(Cleroidea)、コメツキムシ上科(Elateroidea)、ナガフナガタムシ上科(Dascilloidea)、ドロムシ上科(Dryopoidea)、マルトゲムシ上科(Byrrhoidea)、ヒラタムシ上科(Cucujoidea)、ツチハンミョウ上科(Meloidea)、ハナノミ上科(Mordelloidea)、ゴミムシダマシ上科(Tenebrionoidea)、ナガシンクイムシ上科(Bostrichoidea)、コガネムシ上科(Scarabaeoidea)、カミキリムシ上科(Cerambycoidea)、ハムシ上科(Chrysomeloidea)、およびゾウムシ上科(Curculionoideaを含む。上科オサムシ上科(Caraboidea)は、科ハンミョウ科(Cicindelidae)、オサムシ科(Carabidae)、およびゲンゴロウ科(Dytiscidae)を含む。上科ミズスマシ上科(Gyrinoidea)は、科ミズスマシ科(Gyrinidae)を含む。上科ガムシ上科(Hydrophiloidea)は、科ガムシ科(Hydrophilidae)を含む。上科ハネカクシ上科(Staphylinoidea)は、科シデムシ科(Silphidae)およびハネカクシ科(Staphylinidae)を含む。上科ホタル上科(Cantharoidea)は、科ジョウカイボン科(Cantharidae)およびホタル科(Lampyridae)を含む。上科カッコウムシ上科(Cleroidea)は、科カッコウムシ科(Cleridae)およびカツオブシムシ科(Dermestidae)を含む。上科コメツキムシ上科(Elateroidea)は、科コメツキムシ科(Elateridae)およびタマムシ科(Buprestidae)を含む。上科ヒラタムシ上科(Cucujoidea)は、科テントウムシ科(Coccinellidae)を含む。上科ツチハンミョウ上科(Meloidea)は、科ツチハンミョウ科(Meloidae)を含む。上科ゴミムシダマシ上科(Tenebrionoidea)は、科ゴミムシダマシ科(Tenebrionidae)を含む。上科コガネムシ上科(Scarabaeoidea)は、科クロツヤムシ科(Passalidae)およびコガネムシ科(Scarabaeidae)を含む。上科カミキリムシ上科(Cerambycoidea)は、科カミキリムシ科(Cerambycidae)を含む。上科ハムシ上科(Chrysomeloidea)は、科ハムシ科(Chrysomelidae)を含む。上科ゾウムシ上科(Curculionoidea)は、科ゾウムシ科(Curculionidae)およびキクイムシ科(Scolytidae)を含む。
【0115】
目双翅目(Diptera)は、亜目カ亜目(Nematocera)、ハエ亜目(Brachycera)および環縫亜目(Cyclorrhapha)を含む。亜目カ亜目(Nematocera)は、科ガガンボ科(Tipulidae)、チョウバエ科(Psychodidae)、カ科(Culicidae)、ヌカカ科(Ceratopogonidae)、ユスリカ科(Chironomidae)、ブユ科(Simuliidae)、ケバエ科(Bibionidae)、およびタマバエ科(Cecidomyiidae)を含む。亜目ハエ亜目(Brachycera)は、科ミズアブ科(Stratiomyidae)、アブ科(Tabanidae)、ツルギアブ科(Therevidae)、ムシヒキアブ科(Asilidae)、ムシヒキアブモドキ科(Mydidae)、ツリアブ科(Bombyliidae)、およびアシナガバエ科(Dolichopodidae)を含む。亜目環縫亜目(Cyclorrhapha)は、門無額嚢群(Aschiza)および門無額嚢群(Aschiza)を含む。門無額嚢群(Aschiza)は、科ノミバエ科(Phoridae)、ハナアブ科(Syrphidae)、およびメバエ科(Conopidae)を含む。門無額嚢群(Aschiza)は、節無弁翅亜節(Acalyptratae)および弁翅亜節(Calyptratae)を含む。節節無弁翅亜節(Acalyptratae)は、科マダラバエ科(Otitidae)、ミバエ科(Tephritidae)、ハモグリバエ科(Agromyzidae)、およびショウジョウバエ科(Drosophilidae)を含む。節弁翅亜節(Calyptratae)は、科シラミバエ科(Hippoboscidae)、ヒツジバエ科(Oestridae)、ヤドリバエ科(Tachinidae)、ハナバエ科(Anthomyiidae)、イエバエ科(Muscidae)、クロバエ科(Calliphoridae)、およびニクバエ科(Sarcophagidae)を含む。
【0116】
目鱗翅目(Lepidoptera)は、科アゲハチョウ科(Papilionidae)、シロチョウ科(Pieridae)、シジミチョウ科(Lycaenidae)、タテハチョウ科(Nymphalidae)、マダラチョウ科(Danaidae)、ジャノメチョウ科(Satyridae)、セセリチョウ科(Hesperiidae)、スズメガ科(Sphingidae)、ヤママユガ科(Saturniidae)、シャクガ科(Geometridae)、ヒトリガ科(Arctiidae)、ヤガ科(Noctuidae)、ドクガ科(Lymantriidae)、スカシバガ科(Sesiidae)、およびヒロズコガ科(Tineidae)を含む。
【0117】
線虫は、根粒線虫、シスト線虫などの寄生性線虫、ならびにヘテロデラ種(Heterodera spp.)、メロイドジン種(Meloidogyne spp.)、およびグロボデアラ種(Globodera spp.)などの腐れ(lesion)線虫;特にヘテロデラ・グリシネス(Heterodera glycines)(ダイズシスト線虫);ヘテロデラ・シャッチイ(Heterodera schachtii)(ビートシスト線虫);ヘテロデラ・アベナエ(Heterodera avenae)(穀物シスト線虫);ならびにグロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)およびグロボデラ・パイリダ(Globodera pailida)(ジャガイモシスト線虫)を含む。腐れ線虫は、プラチレンカス種(Pratylenchus spp.)を含むが、それらに限定されないシスト線虫のメンバーを含む。
【0118】
半翅目の有害生物(半翅目(Hemiptera)、同翅目(Homoptera)、または異翅目(Heteroptera)と称される種を含む)は、ウェスタンターニッシュドプラントバグ(Western tarnished plant bug)(リグス・ヘスペルス(Lygus hesperus))、ターニッシュドプラントバグ(リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris))、およびグリーンプラントバグ(green plant bug)(リグス・エリスス(Lygus elisus)などのリグス種(Lygus spp.);モモアカアブラムシ(green peach aphid)(ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae))、ワタアブラムシ(アフィス・ゴシッピー(Aphis gossypii))、チェリーアブラムシまたはブラックチェリーアブラムシ(ミズス・セラシ(Myzus cerasi))、ダイズアブラムシ(アフィス・グリシネス・マツムラ(Aphis glycines Matsumura))などのアブラムシ;トビイロウンカ(brown plant hopper)(ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens))、およびツマグロヨコバイ(rice green leafhopper)(ネフォテティクス種(Nephotettix spp.));ならびにグリーンスティンクバグ(green stink bug)(アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare))、クサギカメムシ(brown marmorated stink bug)(ハリオモルファ・ハリス(Halyomorpha halys))、ミナミアオカメムシ(southern green stink bug)(ネザラ・ビリデュラ(Nezara viridula))、イネカメムシ(rice stink bug)(オエバルス・プグナクス(Oebalus pugnax))、フォレストバグ(forest bug)(ペンタタマ・ルフィペス(Pentatoma rufipes))、ヨーロッパのカメムシ(European stink bug)(ラフィガスター・ネブローザ(Rhaphigaster nebulosa))、およびカメムシ(shield bug)トロイラス・ルリダス(Troilus luridus)などのカメムシ(stink bug)を含むが、それらに限定されない。
【0119】
主要作物についての本発明の害虫は:トウモロコシ:オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、ユーロピアンコーンボーラー(European corn borer);アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)、タマナヤガ(black cutworm);ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、アメリカタバコガ幼虫(corn earworm);スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、ツマジロクサヨトウ(fall armyworm);ジアトラエア・グランジオセラ(Diatraea grandiosella)、サウスウェスタンコーンボーラー(southwestern corn borer);エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、レッサーコーンストークボーラー(lesser cornstalk borer);ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、サトウキビボーラー(sugarcane borer);ジアブロチカ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)、ウェスタンコーンルートワーム(western corn rootworm);ジアブロチカ・ロンギコルニス・バルベリ(Diabrotica longicornis barberi)、ノーザンコーンルートワーム(northern corn rootworm);ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ホワルジ(Diabrotica undecimpunctata howardi)、サザーンコーンルートワーム(southern corn rootworm);メラノツス種(Melanotus spp.)、ハリガネムシ(wireworms);シクロセファラ・ボレアリス(Cyclocephala borealis)、ノーザンマスクドシェイファー(northern masked chafer)(地虫(white grub));シクロセファラ・イマクラタ(Cyclocephala immaculata)、サザーンマスクドシェイファー(southern masked chafer)(地虫);ポリピア・ジャポニカ(Popillia japonica)、マイコガネ(Japanese beetle);チャエトクネマ・プリカリア(Chaetocnema pulicaria)、コーン・フレアビートル(corn flea beetle);スフェノホルス・マイジス(Sphenophorus maidis)、トウモロコシゾウムシ(maize billbug);ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)、トウモロコシアブラムシ(corn leaf aphid);
アヌラフィス・マイジラジシス(Anuraphis maidiradicis)、コーンルートアフィド(corn root aphid);ブリスス・ロイコプテルス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus leucopterus)、チンチバグ(chinch bug);メラノプルス・フェムルブルム(Melanoplus femurrubrum)、レッドレッグドグラスホッパー(redlegged grasshopper);メラノプルス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)、ミグラトリーグラスホッパー(migratory grasshopper);ヒレミア・プラツラ(Hylemyia platura)、シードコーンマゴット(seedcorn maggot);アグロミザ・パルビコルニス(Agromyza parvicornis)、コーンブロットリーフマイナー(corn blot leafminer);アナホトリプス・オブスクルス(Anaphothrips obscrurus)、グラススリップス(grass thrips);ソレノプシス・ミレスタ(Solenopsis milesta)、盗賊アリ(thief ant);テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、ナミハダニ(twospotted spider mite);ソルガム:キロ・パルテルス(Chilo partellus)、ソルガムボーラー(sorghum borer);スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、ツマジロクサヨトウ;スポドプテラ・コスミオイデス(Spodoptera cosmioides);スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania);ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、アメリカタバコガ幼虫;エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、レッサーコーンストークボーラー;フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranea)、グラニュレートカットワーム(granulate cutworm);フィロファガ・クリニタ(Phyllophaga crinita)、地虫;エレオデス(Eleodes)、コノデルス(Conoderus)、およ
びアエオルス種(Aeolus spp.)、ハリガネムシ;オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)、穀類葉ビートル(cereal leaf beetle);チャエトクネマ・プリカリア(Chaetocnema pulicaria)、コーン・フレアビートル;スフェノホルス・マイジス(Sphenophorus maidis)、トウモロコシゾウムシ;ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)、トウモロコシアブラムシ;シファ・フラバ(Sipha flava)、黄色サトウキビアブラムシ(yellow sugarcane aphid);ブリスス・ロイコプテルス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus leucopterus)、チンチバグ;コンタリニア・ソルギコラ(Contarinia sorghicola)、ソルガムミッジ(sorghum midge);テトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、カルミンスパイダーマイト(carmine spider mite);テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、ナミハダニ;コムギ:シューダレチア・ユニプンクタタ(Pseudaletia unipunctata)、アーミーワーム(army worm);スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、ツマジロクサヨトウ;エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、レッサーコーンストークボーラー;アグロチス・オルトゴニア(Agrotis orthogonia)、ウェスタンカットワーム(western cutworm);エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、レッサーコーンストークボーラー;オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)、穀類葉ビートル;ハイペラ・プンクタタ(Hypera punctata)、クローバー葉ゾウムシ(clover leaf weevil;ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ホワルジ(Diabrotica undecimpunctata howardi)、サザーンコーンルートワーム;ロシアンコムギアブラムシ(Russian wheat aphid);シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)、ムギミドリアブラムシ(greenbug);マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、イギリス穀物アブラムシ(English grain aphid);メラノプルス・フェムルブルム(Melanoplus femurrubrum)、レッドレッグドグラスホッパー;メラノプルス・ディフェレンチアリス(Melanoplus differentialis)、ディファレンシャルグラスホッパー(differential grasshopper);メラノプルス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)、ミグラトリーグラスホッパー;マエチオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、コムギタマバエ(Hessian fly);シトジプロシス・モセラナ(Sitodiplosis mosellana)、ウィートミッジ(wheat midge);メロミザ・アメリカーナ(Meromyza americana)、ウィートステムマゴット(wheat stem maggot);ヒレミア・コアルクタータ(Hylemya coarctata)、ウィートバルブフライ(wheat bulb fly);フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)、タバコアザミウマ(tobacco thrips);ケフス・シンクトゥス(Cephus cinctus)、ウィートステムソーフライ(wheat stem sawfly);アセリア・ツリパエ(Aceria tulipae)、ウィートカールマイト(wheat curl mite);ヒマワリ:スレイマ・ヘリアンサナ(Suleima helianthana)、サンフラワーバッドモス(sunflower bud moth)
;ホモエオソマ・エレクテルム(Homoeosoma electellum)、ヒマワリガ(sunflower moth);ジゴラマ・エクスクラメーショニス(Zygogramma exclamationis)、サンフラワービートル(sunflower beetle);ボチルス・ギボスス(Bothyrus gibbosus)、キャロットビートル(carrot beetle);ネオラシオプテラ・ムルトフェルドチアナ(Neolasioptera murtfeldtiana)、サンフラワーシードミッジ(sunflower seed midge);ワタ:ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)、コットンバッドワーム(cotton budworm);ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、コットンボールワーム(cotton bollworm);スポドプテラ・エクシグア(Spodoptera exigua)、ビートアーミーワーム(beet armyworm);ペクチノホラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、ワタアカムシ(pink bollworm);アントノムス・グランジス(Anthonomus grandis)、ワタミハナゾウムシ(boll weevil);アフィス・ゴシッピー(Aphis gossypii)、ワタアブラムシ;シューダトモスセリス・セリアツス(Pseudatomoscelis seriatus)、ワタノミハムシ(cotton fleahopper);トリアレウロデス・アブチロネア(Trialeurodes abutilonea)、バンデッドウィングド・ホワイトフライ(bandedwinged whitefly);リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)、ターニッシュドプラントバグ;メラノプルス・フェムルブルム(Melanoplus femurrubrum)、レッドレッグドグラスホッパー;メラノプルス・ディフェレンチアリス(Melanoplus differentialis)、ディファレンシャルグラスホッパー;トリプス・タバシ(Thrips tabaci)、ネギアザミウマ(onion thrips);フランクリニエラ・フスカ(Franklinkiella fusca)、タバコアザミウマ;テトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、カルミンスパイダーマイト;テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、ナミハダニ;イネ:ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、サトウキビボーラー;スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、ツマジロクサヨトウ;スポドプテラ・コスミオイデス(Spodoptera cosmioides);スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania);ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、アメリカタバコガ幼虫;コラスピス・ブルンネア(Colaspis brunnea)、グレープコラスピス(grape colaspis);リソルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)
、イネミズゾウムシ(rice water weevil);シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、ココクゾウムシ(rice weevil);ネフォテティクス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)、ライスリーフホッパー(rice leafhopper);ブリスス・ロイコプテルス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus leucopterus)、チンチバグ;アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、グリーンスティンクバグ;チル・スプレッサリス(Chilu suppressalis)、アジアチックライスボーラー(Asiatic rice borer);ダイズ:シュードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ダイズルーパー(soybean looper);アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)、ベルベットビーンキャタピラー(velvetbean caterpillar);プラチペナ・スカブラ(Plathypena scabra)、グリークローバーワーム(green cloverworm);オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、ユーロピアンコーンボーラー;アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)、タマナヤガ;スポドプテラ・エクシグア(Spodoptera exigua)、ビートアーミーワーム;スポドプテラ・コスミオイデス(Spodoptera cosmioides);スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania);ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)、コットンバッドワーム;ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、コットンボールワーム;エピラキナ・バリベスティス(Epilachna varivestis)、メキシカンビーンビートル(Mexican bean beetle);ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)、モモアカアブラムシ;エムポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)、ポテトリーフホッパー(potato leafhopper);アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、グリーンスティンクバグ;メラノプルス・フェムルブルム(Melanoplus femurrubrum)、レッドレッグドグラスホッパー;メラノプルス・ディフェレンチアリス(Melanoplus differentialis)、ディファレンシャルグラスホッパー;ヒレミア・プラツラ(Hylemya platura)、シードコーンマゴット;セリコトリプス・ヴァリアビリス(Sericothrips variabilis)、ダイズアザミウマ(soybean thrips);トリプス・
タバシ(Thrips tabaci)、ネギアザミウマ;テトラニクス・ツルケスタニ(Tetranychus turkestani)、ストローベリースパイダーマイト(strawberry spider mite);テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、ナミハダニ;オオムギ:オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、ユーロピアンコーンボーラー;アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)、タマナヤガ;シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)、ムギミドリアブラムシ;ブリスス・ロイコプテルス・ロイコプテルス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus leucopterus)、チンチバグ;アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、グリーンスティンクバグ;ユースキスツス・セルバス(Euschistus servus)、ブラウンスティンクバグ(brown stink bug);ユースキスツス・ヘロス(Euschistus heros)、ネオトロピカルブラウンスティンクバグ(neotropical brown stink bug);デリア・プラツラ(Delia platura)、シードコーンマゴット;マエチオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、コムギタマバエ;ペトロビア・ラテンス(Petrobia latens)、チャイロコムギダニ(brown wheat mite);ナタネ:ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、ダイコンアブラムシ(cabbage aphid);フィロトレタ・クルシフェラエ(Phyllotreta cruciferae)、ノミハムシ(Flea beetle);マメストラ・コンフィグラタ(Mamestra configurata)、バーサアーミーワーム(Bertha armyworm);プルテラ・キシロステラ(lutella xylostella)、コナガ;デリア種(Delia ssp.)、根食い虫(Root maggots)を含む。
【0120】
植物収量を増加させるための方法
植物収量を増加させるための方法が提供される。本方法は、本明細書に開示される殺有害生物性ポリペプチド配列をコードするポリヌクレオチドを発現させる植物または植物細胞を提供する工程と、前記ポリペプチドがそれに対して殺有害生物活性を有する有害生物が蔓延している(またはその蔓延の影響を受けやすい)野外で植物またはその種子を成長させる工程とを含む。いくつかの実施形態では、ポリペプチドは、鱗翅目、鞘翅目、双翅類、半翅目、または線虫有害生物に対して殺有害生物活性を有し、前記野外には、鱗翅目、半翅目、鞘翅目、双翅類、または線虫有害生物が蔓延している。本明細書に定義される場合、植物の「収量」は、植物によって産生されるバイオマスの品質および/または量に言及する。「バイオマス」とは、任意の計画された植物産物を意図する。バイオマス産生の増加は、計画される植物産物の収量の何らかの向上である。植物収量の増加は、いくつかの商業的応用を有する。例えば、植物葉バイオマスの増加は、ヒトまたは動物消費用の葉菜の収量を増加させ得る。さらに、葉バイオマスの増加は、植物由来の医薬品または工業製品の生産を増加させるために利用することができる。収量の増加は、殺有害生物性配列を発現させない植物と比べて収量の少なくとも1%増加、少なくとも3%増加、少なくとも5%増加、少なくとも10%増加、少なくとも20%増加、少なくとも30%、少なくとも50%、少なくとも70%、少なくとも100%またはそれを超える増加を含むが、それらに限定されないあらゆる統計的に有意な増加を含むことができる。特異的な方法では、植物収量は、本明細書に開示される殺有害生物性タンパク質を発現させる植物の向上した有害生物抵抗性の結果として増加する。殺有害生物性タンパク質の発現は、有害生物が蔓延または摂食する能力の低下をもたらす。
【0121】
植物はまた、1種以上の除草剤、殺虫剤、または殺真菌剤を含む、1種以上の化学組成物で処理することができる。例示的な化学組成物は、果実/野菜除草剤:アトラジン、ブロマシル、ジウロン、グリホサート、リニュロン、メトリブジン、シマジン、トリフルラリン、フルアジホップ、グルホシネート、ハロスルフロンゴーワン、パラコート、プロピザミド、セトキシジム、ブタフェナシル、ハロスルフロン、インダジフラム;果実/野菜殺虫剤:アルジカルブ、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuriengiensis)、カルバリル、カルボフラン、クロルピリホス、シペルメトリン、デルタメトリン、アバメクチン、シフルトリン/ベータ−シフルトリン、エスフェンバレート、ラムダ−シハロトリン、アセキノシル、ビフェナゼート、メトキシフェノジド、ノバルロン、クロマフェノジド、チアクロプリド、ジノテフラン、フルアクリピリム、スピロジクロフェン、ガンマ−シハロトリン、スピロメシフェン、スピノサド、リナキシピル、サイアジピル、トリフルムロン、スピロテトラマト、イミダクロプリド、フルベンジアミド、チオジカルブ、メタフルミゾン、スルホキサフロル、シフルメトフェン、シアノピラフェン、クロチアニジン、チアメトキサム、スピノトラム、チオジカルブ、フロニカミド、メチオカルブ、エマメクチン安息香酸塩、インドキサカルブ、フェナミホス、ピリプロキシフェン、酸化フェンブタスズ;果実/野菜殺真菌剤:アメトクトラジン、アゾキシストロビン、ベンチアバリカルブ、ボスカリド、キャプタン、カルベンダジム、クロロタロニル、銅、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジフェノコナゾール、ジメトモルフ、ジチアノン、フェナミドン、フェンヘキサミド、フルアジナム、フルジオキソニル、フルオピコリド、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルキサピロキサド、フォルペット、ホセチル、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソピラザム、クレソキシム−メチル、マンコゼブ、マンジプロパミド、メタラキシル/メフェノキサム、メチラム、メトラフェノン、ミクロブタニル、ペンコナゾール、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、ピリメタニル、キノキシフェン、スピロキサミン、硫黄、テブコナゾール、チオファネート−メチル、トリフロキシストロビン;穀類除草剤:2.4−D、アミドスルフロン、ブロモキシニル、カルフェントラゾン−E、クロロトルロン、クロルスルフロン、クロジナホップ−P、クロピラリド、ジカンバ、ジクロホップ−M、ジフルフェニカン、フェノキサプロップ、フロラスラム、フルカルバゾン−NA、フルフェナセット、フルピロスルフロン−M、フルロキシピル、フルタモン、グリホサート、ヨードスルフロン、アイオキシニル、イソプロツロン、MCPA、メソスルフロン、メトスルフロン、ペンジメタリン、ピノキサデン、プロポキシカルバゾン、プロスルホカルブ、ピロックススラム、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トラルコキシジム、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフルラリン、トリトスルフロン;穀類殺真菌剤:アゾキシストロビン、ビキサフェン、ボスカリド、カルベンダジム、クロロタロニル、シフルフェンアミド、シプロコナゾール、シプロジニル、ジモキシストロビン、エポキシコナゾール、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルキサピロキサド、イソピラザム、クレソキシム−メチル、メトコナゾール、メトラフェノン、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロクロラズ、プロピコナゾール、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、キノキシフェン、スピロキサミン、テブコナゾール、チオファネート−メチル、トリフロキシストロビン;穀類殺虫剤:ジメトエート、ラムダ−シハルトリン、デルタメトリン、アルファ−シペルメトリン、β−シフルトリン、ビフェントリン、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、アセタミプリド、ジネトフラン、クロルフィリホス、ピリミカルブ、メチオカルブ、スルホキサフロル;トウモロコシ除草剤:アトラジン、アラクロール、ブロモキシニル、アセトクロール、
ジカンバ、クロピラリド、(S−)ジメテナミド、グルホシネート、グリホサート、イソキサフルトール、(S−)メトラクロール、メソトリオン、ニコスルフロン、プリミスルフロン、リムスルフロン、スルコトリオン、ホラムスルフロン、トプラメゾン、テンボトリオン、サフルフェナシル、チエンカルバゾン、フルフェナセット、ピロキサスルホン;トウモロコシ殺虫剤:カルボフラン、クロルピリホス、ビフェントリン、フィプロニル、イミダクロプリド、ラムダ−シハロトリン、テフルトリン、テルブホス、チアメトキサム、クロチアニジン、スピロメシフェン、フルベンジアミド、トリフルムロン、リナキシピル、デルタメトリン、チオジカルブ、β−シフルトリン、シペルメトリン、ビフェントリン、ルフェヌロン、テブピリムホス、エチプロール、サイアジピル、チアクロプリド、アセタミプリド、ジネトフラン、アベルメクチン;トウモロコシ殺真菌剤:アゾキシストロビン、ビキサフェン、ボスカリド、シプロコナゾール、ジモキシストロビン、エポキシコナゾール、フェニトロパン、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルキサピロキサド、イソピラザム、メトコナゾール、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、テブコナゾール、トリフロキシストロビン;イネ除草剤:ブタクロール、プロパニル、アジムスルフロン、ベンスルフロン、シハロホップ、ダイムロン、フェントラザミド、イマゾスルフロン、メフェナセット、オキサジクロメフォン、ピラゾスルフロン、ピリブチカルブ、キンクロラック、チオベンカルブ、インダノファン、フルフェナセット、フェントラザミド、ハロスルフロン、オキサジクロメフォン、ベンゾビシクロン、ピリフタリド、ペノキススラム、ビスピリバック、オキサジアルギル、エトキシスルフロン、プレチラクロール、メソトリオン、テフリルトリオン、オキサジアゾン、フェノキサプロップ、ピリミスルファン;イネ殺虫剤:ダイアジノン、フェノブカルブ、ベンフラカルブ、ブプロフェジン、ジノテフラン、フィプロニル、イミダクロプリド、イソプロカルブ、チアクロプリド、クロマフェノジド、クロチアニジン、エチプロール、フルベンジアミド、リナキシピル、デルタメトリン、アセタミプリド、チアメトキサム、サイアジピル、スピノサド、スピノトラム、エマメクチン安息香酸塩、シペルメトリン、クロルピリホス、エトフェンプロックス、カルボフラン、ベンフラカルブ、スルホキサフロル;イネ殺真菌剤:アゾキシストロビン、カルベンダジム、カルプロパミド、ジクロサイメット、ジフェノコナゾール、エジフェンホス、フェリムゾン、
ゲンタマシン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、イプロベンホス(IBP)、イソプロチオラン、イソチアニル、カスガマイシン、マンコゼブ、メトミノストロビン、オリサストロビン、ペンシクロン、プロベナゾール、プロピコナゾール、プロピネブ、ピロキロン、テブコナゾール、チオファネート−メチル、チアジニル、トリシクラゾール、トリフロキシストロビン、バリダマイシン;ワタ除草剤:ジウロン、フルオメツロン、MSMA、オキシフルオルフェン、プロメトリン、トリフルラリン、カルフェントラゾン、クレトジム、フルアジホップ−ブチル、グリホサート、ノルフルラゾン、ペンジメタリン、ピリチオバック−ナトリウム、トリフロキシスルフロン、テプラロキシジム、グルホシネート、フルミオキサジン、チジアズロン;ワタ殺虫剤:アセフェート、アルジカルブ、クロルピリホス、シペルメトリン、デルタメトリン、アバメクチン、アセタミプリド、エマメクチン安息香酸塩、イミダクロプリド、インドキサカルブ、ラムダ−シハロトリン、スピノサド、チオジカルブ、ガンマ−シハロトリン、スピロメシフェン、ピリダリル、フロニカミド、フルベンジアミド、トリフルムロン,リナキシピル、ベータ−シフルトリン,スピロテトラマト、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、ジネトフラン、フルベンジアミド、サイアジピル、スピノサド、スピノトラム、ガンマシハロトリン、4−[[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ]フラン−2(5H)−オン、チオジカルブ、アベルメクチン、フロニカミッド、ピリダリル、スピロメシフェン、スルホキサフロル;ワタ殺真菌剤:アゾキシストロビン、ビキサフェン、ボスカリド、カルベンダジム、クロロタロニル、銅、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジモキシストロビン、エポキシコナゾール、フェナミドン、フルアジナム、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルキサピロキサド、イプロジオン、イソピラザム、イソチアニル、マンコゼブ、マネブ、メトミノストロビン、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロピネブ、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、キントゼン、テブコナゾール、テトラコナゾール、チオファネート−メチル、トリフロキシストロビン;
ダイズ除草剤:アラクロール、ベンタゾン、トリフルラリン、クロリムロン−エチル、クロランスラム−メチル、フェノキサプロップ、ホメサフェン、フルアジホップ、グリホサート、イマザモックス、イマザキン、イマゼタピル、(S−)メトラクロール、メトリブジン、ペンジメタリン、テプラロキシジム、グルホシネート;ダイズ殺虫剤:ラムダ−シハロトリン、メトミル、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、アセタミプリド、ジネトフラン、フルベンジアミド、リナキシピル、サイアジピル、スピノサド、スピノトラム、エマメクチン安息香酸塩、フィプロニル、エチプロール、デルタメトリン、β−シフルトリン、ガンマおよびラムダシハロトリン、4−[[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ]フラン−2(5H)−オン、スピロテトラマト、スピノジクロフェン、トリフルムロン、フロニカミド、チオジカルブ、ベータ−シフルトリン;ダイズ殺真菌剤:アゾキシストロビン、ビキサフェン、ボスカリド、カルベンダジム、クロロタロニル、銅、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジモキシストロビン、エポキシコナゾール、フルアジナム、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルトリアホール、フルキサピロキサド、イソピラザム、イプロジオン、イソチアニル、マンコゼブ、マネブ、メトコナゾール、メトミノストロビン、ミクロブタニル、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロピコナゾール、プロピネブ、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、テブコナゾール、テトラコナゾール、
チオファネート−メチル、トリフロキシストロビン;テンサイ除草剤:クロリダゾン、デスメジファム、エトフメセート、フェンメディファム、トリアレート、クロピラリド、フルアジホップ、レナシル、メタミトロン、キンメラック、シクロキシジム、トリフルスルフロン、テプラロキシジム、キザロホップ;テンサイ殺虫剤:イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、アセタミプリド、ジネトフラン、デルタメトリン、β−シフルトリン、ガンマ/ラムダシハロトリン、4−[[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ]フラン−2(5H)−オン、テフルトリン、リナキシピル、シアキシピル、フィプロニル、カルボフラン;キャノーラ除草剤:クロピラリド、ジクロホップ、フルアジホップ、グルホシネート、グリホサート、メタザクロール、トリフルラリン エタメトスルフロン、キンメラック、キザロホップ、クレトジム、テプラロキシジム;キャノーラ殺真菌剤:アゾキシストロビン、ビキサフェン、ボスカリド、カルベンダジム、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジモキシストロビン、エポキシコナゾール、フルアジナム、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルシラゾール、フルキサピロキサド、イプロジオン、イソピラザム、メピコート−クロリド、メトコナゾール、メトミノストロビン、パクロブトラゾール、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロクロラズ、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、テブコナゾール、チオファネート−メチル、トリフロキシストロビン、ビンクロゾリン;キャノーラ殺虫剤:カルボフラン、チアクロプリド、デルタメトリン、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、アセタミプリド、ジネトフラン、β−シフルトリン、ガンマおよびラムダシハロトリン、タウ−フルバレリエート、エチプロール、スピノサド、スピノトラム、フルベンジアミド、リナキシピル、サイアジピル、4−[[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ]フラン−2(5H)−オンを含む。
【0122】
本発明の遺伝子を別の縮物へ導入する方法
本発明の核酸を別の植物へ導入する方法も本明細書において提供される。本発明の核酸、またはその断片は、循環選択、戻し交配、系統育種、系統選択、集団選択、突然変異育種および/または遺伝子マーカー強化選択によって第2植物へ導入することができる。
【0123】
したがって、一実施形態では、本発明の方法は、本発明の核酸を含む第1植物を第2植物と交配してF1子孫植物を産生する工程と、本発明の核酸を含むF1子孫植物を選択する工程とを含む。本方法は、選択された子孫植物を、本発明の核酸を含む第1植物と交配して戻し交配子孫植物を産生する工程と、本発明の核酸を含む戻し交配子孫植物を選択する工程とをさらに含んでもよい。殺有害生物活性を評価するための方法は、本明細書において他の箇所で提供される。本方法は、これらの工程を相次いで1回以上繰り返して、本発明の核酸を含む選択された第2またはそれを超える戻し交配子孫植物を産生する工程をさらに含んでもよい。
【0124】
所望の表現型のための植物の選択を含む任意の育種方法を本発明の方法に用いることができる。いくつかの実施形態では、F1植物は、分離F2世代を産生するために自己授粉してもよい。所望の表現型(例えば、殺有害生物活性)を表す個別の植物が、次に、形質が育種集団内で同型であるかまたは固定されるまで各世代(F3、F4、F5など)において選択されてもよい。
【0125】
第2植物は、除草剤耐性、昆虫耐性、乾燥耐性、線虫防除、水利用効率、窒素利用効率、改善された栄養価、耐病性、改善された光合成、改善された繊維品質、ストレス耐性、改善された生殖などの所望の形質を有する植物であり得る。第2植物は、本明細書において他の箇所に記載されたようなエリートイベントであり得る。
【0126】
様々な実施形態では、植物部分(植物全体、植物器官(例えば、葉、茎、根など)、種子、植物細胞、珠芽、胚など)は、下流使用(食物、飼料、バイオ燃料、油、粉、ミールなど)のために、得られた交配物から収穫することができ、および繁殖させるか集めるかのいずれかであることができる。
【0127】
植物産物の取得方法
本発明はまた、本発明の核酸を含む作物からの穀物を収穫する工程および/またはミルにかけて商品生産物を得る工程を含む、商品生産物を取得する方法に関する。動物飼料、商品、ならびにヒト消費用の食物としての使用、またはヒト消費用を意図される組成物および商品での使用を意図される植物産物および副産物、特にそのような穀物/種子から製造される(半−)加工産物をはじめとする、失活種子/穀物産物を含むが、それらに限定されない農学的および商業的に重要な産物および/または組成物であって、前記産物が、全体種子または加工種子または穀物、動物飼料、コーンまたはダイズミール、コーンもしくはダイズ粉、コーン、コーンスターチ、ダイズミール、ダイズ粉、フレーク、ダイズタンパク質濃縮物、ダイズタンパク質分離物、組織化ダイズタンパク質濃縮物、化粧品、ヘアケア製品、ダイズナッツバター、納豆、テンペ、加水分解ダイズタンパク質、ホイップドトッピング、ショートニング、レシチン、食用全ダイズ(生の、ローストされた、または枝豆としての)、ダイズヨーグルト、ダイズチーズ、豆腐、ゆば、ならびに調理されるか、精白されるか、蒸されるか、焼かれるか、または湯通しされた穀物などであるか、またはそれらを含む産物および/または組成物は、これらの産物および組成物が、検出可能な量の本明細書に規定されるヌクレオチドおよび/またはアミノ酸配列を、そのようなヌクレオチド配列を含有する任意の植物について特徴的であるとして含有する場合、本発明の範囲内であることを意図される。
【0128】
以下の実施例は、例示の目的で提供され、限定の目的で提供されるものではない。
【実施例】
【0129】
実施例1.シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)からの新規殺有害生物性遺伝子の発見
新規殺有害生物性遺伝子は、以下のステップを用いて細菌菌株ATX83556から特定された:
・この菌株からの全DNAの調製。全DNAは、ゲノムDNAおよび染色体外DNAの両方を含有する。染色体外DNAは、次のもののいくつかまたはすべての混合物を含有する:様々なサイズのプラスミド;ファージ染色体;他の未特定染色体外分子。
・DNAの配列決定。全DNAは、次世代シーケンシング(Next−Generation Sequencing)法によって配列決定される。
・相同および/または他のコンピュータ解析による推定毒素遺伝子の特定。
・必要に応じて、いくつかのPCRまたはクローニング戦略(例えば、TAIL−PCR)の1つによる興味のある遺伝子の配列仕上げ。
【0130】
【表1】
【0131】
本明細書に開示される毒素遺伝子は、pAX980からのPCRによって増幅され、PCR産物は、当技術分野において周知の方法により、バチルス(Bacillus)発現ベクターpAX916または別の好適なベクターへクローンされる。axmi遺伝子を有するベクターを含有する、得られたバチルス(Bacillus)菌株は、CYS培地(10g/lのバクトカシトン;3g/lの酵母エキス;6g/lのKHPO;14g/lのKHPO;0.5mMのMgSO;0.05mMのMnCl;0.05mMのFeSO)などの通常の培養基上において、胞子形成が顕微鏡検査によって明らかになるまで培養される。試料が調製され、バイオアッセイで活性について試験される。
【0132】
実施例2.殺有害生物活性についてのアッセイ
本発明のヌクレオチド配列は、殺有害生物性タンパク質を産生するそれらの能力について試験することができる。有害生物への殺有害生物剤として機能する殺有害生物性タンパク質の能力は、多くの場合に多数の方法で評価される。当技術分野における周知の一方法は、摂食アッセイを行うことである。そのような摂食アッセイにおいて、有害生物は、試験されるべき化合物を含有する試料または対照試料のいずれかに曝される。多くの場合、これは、試験されるべき材料またはそのような材料の好適な希釈物を、人工飼料など、有害生物が摂取するであろう材料上へ置くことによって行われる。試験されるべき材料は、液体、固体、またはスラリーからなってもよい。試験されるべき材料は、表面上に置かれ、次に乾燥されてもよい。あるいは、試験されるべき材料は、融解人工飼料と混合され、次にアッセイチャンバーへ施されてもよい。このアッセイチャンバーは、例えば、カップ、皿、またはマイクロタイタープレートのウェルであってもよい。
【0133】
吸汁有害生物(例えば、アブラムシ)についてのアッセイは、分配によって昆虫から、理想的には試験剤の摂取を可能にするために吸汁昆虫の吸口部分によって穴を開けられ得る部分から試験材を分離することを含んでもよい。多くの場合、試験材は、試験化合物の摂取を促進するためにサッカロースなどの摂食刺激物質と混合される。
【0134】
他のタイプのアッセイは、有害生物の口または消化管、ならびに遺伝子組み換え植物の成長部への試験材のマイクロインジェクション、それに続く遺伝子組み換え植物を摂食する有害生物の能力の試験を含むことができる。植物試験は、通常、消費される植物部分、例えば、葉につながったスモールケージの単離、または昆虫を含有するケージ中の植物全体の単離を含んでもよい。
【0135】
有害生物を分析するための他の方法およびアプローチは、当技術分野において公知であり、例えばRobertson and Preisler,eds.(1992)Pesticide bioassays with arthropods,CRC,Boca Raton,FL.に見いだすことができる。あるいは、アッセイは、雑誌Arthropod Management TestsおよびJournal of Economic Entomologyに、またはEntomological Society of America(ESA)の会員との討論によって一般に記載されている。
【0136】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される殺有害生物性タンパク質の毒素領域をコードするDNA領域は、マルトース結合タンパク質(MBP)をコードするmalE遺伝子の背後に大腸菌(E.coli)発現ベクターpMAL−C4xへクローンされる。これらのインフレーム融合は、大腸菌(E.coli)においてMBP−Axmi融合タンパク質発現をもたらす。
【0137】
大腸菌(E.coli)における発現のために、BL21DE3が個々のプラスミドで形質転換される。単一コロニーが、カルベニシリンおよびグルコースで相補されたLBに接種され、37℃で一晩増殖される。翌日、新鮮な培地が一晩培養物で接種され、対数期まで37℃で増殖される。その後、培養は、20℃で一晩0.3mMのIPTGで誘導される。各細胞ペレットは、20mMのTris−Cl緩衝液、pH7.4+200mMのNaCl+1mMのDTT+プロテアーゼ阻害剤中に懸濁され、超音波処理される。SDS−PAGEによる分析を、融合タンパク質の発現を確認するために用いることができる。
【0138】
全細胞を含まない抽出物が、次に、MBP−axmi融合タンパク質の親和性精製のために、迅速タンパク質液体クロマトグラフィ(FPLC)に取り付けられたアミロースカラム上に流される。結合融合タンパク質は、10mMのマルトース溶液で樹脂から溶離される。精製された融合タンパク質は、次に、Axmiタンパク質からアミノ末端MBPタグを除去するために、Factor Xaまたはトリプシンのいずれかで開裂される。タンパク質の開裂および溶解性は、SDS−PAGEによって測定することができる。
【0139】
実施例3.発現および精製
Axmi554.1およびAxmi554.2が発現され、生物活性について分析された。大腸菌(E.coli)最適化遺伝子(それぞれ配列番号4および5に規定されるアミノ酸配列をコードするそれぞれ配列番号2および3)が発現のために合成され、pMalC4X発現ベクターへクローンされた。クローンは配列決定によって確認された。pGen554−1およびpGen554−2がタンパク質の発現のためにBl21コンピテント細胞において形質転換された。各新たに形質転換されたプレートからの単一コロニーがLB培地に接種され、対数期まで37℃で増殖され、18℃で18時間1mMのIPTGで誘導された。精製されたAxmi554.1およびAxmi554.2が、標準プロトコルに従って、選択された害虫に対するバイオアッセイにかけられた。結果は表1〜4に示される。
【0140】
【表2】
【0141】
【表3】
【0142】
【表4】
【0143】
【表5】
【0144】
実施例4.植物発現のための遺伝子のベクター化
本発明のコーディング領域は、植物における発現のための適切なプロモーターおよびターミネーター配列と連結される。そのような配列は、当技術分野においてよく知られており、単子葉植物における発現のためのライスアクチンプロモーターまたはトウモロコシユビキチンプロモーター、双子葉植物における発現のためのアラビドプシス(Arabidopsis)UBQ3プロモーターまたはCaMV 35Sプロモーター、およびnosまたはPinIIターミネーターを含んでもよい。プロモーター遺伝子−ターミネーター構築物を産生するおよび確認するための技術も当技術分野において周知である。
【0145】
本発明の一態様において、合成DNA配列が設計され、発生される。これらの合成配列は、親配列と比べて変更されたヌクレオチド配列を有するが、親配列と本質的に同一であるタンパク質をコードする。
【0146】
本発明の別の態様において、合成遺伝子の修正版は、得られたペプチドが小胞体またはアポプラストなどの植物オルガネラをターゲットにするように設計される。融合タンパク質の植物オルガネラのターゲティングをもたらすことが知られているペプチド配列は、当技術分野において公知である。例えば、シロバナルーピンであるルピナス・アルブス(Lupinus albus)からの酸ホスファターゼ遺伝子(GENBANK(登録商標)ID GI:14276838、Miller et al.(2001)Plant Physiology 127:594−606)のN−末端領域は、非相同タンパク質の小胞体ターゲティングをもたらすことが当技術分野において知られている。得られた融合タンパク質が、C−末端でペプチドN−末端リジン−アスパラギン酸−グルタミン酸−ロイシン(すなわち、「KDEL」モチーフ、配列番号11)を含む小胞体保持配列も含有する場合、融合タンパク質は小胞体をターゲットにするであろう。融合タンパク質がC−末端で小胞体ターゲッティング配列を欠く場合、タンパク質は小胞体をターゲットにするであろうが、最終的にアポプラストに隔離されるであろう。
【0147】
したがって、この遺伝子は、本発明のアミノ酸配列のN−末端に融合したシロバナルーピンであるルピナス・アルブス(Lupinus albus)からの酸ホスファターゼ遺伝子((GENBANK(登録商標)ID GI:14276838、Miller et al.,2001(上記参照)のN−末端31アミノ酸、およびC−末端でKDEL(配列番号11)配列を含有する融合タンパク質をコードする。したがって、得られたタンパク質は、植物細胞における発現時に植物小胞体をターゲットにすると予測される。
【0148】
上に記載された植物発現カセットは、形質転換された細胞および組織の選択に役立つための適切な植物選択可能なマーカーと組み合わせられ、植物形質転換ベクターに結合される。これらは、アグロバクテリウム(Agrobacterium)媒介形質転換からのバイナリーベクター、またはエアゾールもしくはバイオリスチック形質転換のためのシンプルプラスミドベクターを含んでもよい。
【0149】
実施例5.ダイズ形質転換
ダイズ形質転換は、Paz et al.(2006)、Plant cell Rep.25:206によって記載されている方法を本質的に用いるアグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)媒介形質転換ダイズハーフ種子外植体を使用して、記載されたものなどの当技術分野において周知の方法を用いて達成される。形質転換体は、テンボトリオンを選択マーカーとして使用して特定される。若芽の外観が観察され、除草剤イソキサフルトールまたはテンボトリオンへの耐性の指標として文書化された。耐性がある遺伝子組み換え芽は、イソキサフルトールまたはテンボトリオンで処理されていない野生型ダイズ芽に匹敵する正常な緑化を示すであろうが、同じ量のイソキサフルトールまたはテンボトリオンで処理された野生型ダイズ芽は、完全に白くなるであろう。これは、HPPDタンパク質の存在が、イソキサフルトールまたはテンボトリオンのようなHPPD阻害剤除草剤への耐性を可能にすることを示す。
【0150】
耐性がある若芽は、発根培地に移されるかまたは接ぎ木される。根付いた小植物は、順化期間後に温室に移される。導入遺伝子を含有する植物は、次に、例えば硫酸アンモニウム、メチルエステルナタネ油で相補された、100g AI/haの率でのテンボトリオンまたは300g AI/haの率でのメソトリオンのように、HPPD阻害剤除草剤を噴霧される。散布の10日後、除草剤の散布による症候が評価され、同じ条件下での野生型植物に関して観察される症候と比較される。
【0151】
実施例6.ワタT0植物定着および選択
ワタ形質転換は、当技術分野において公知の方法、とりわけPCT特許公開国際公開第00/71733号パンフレットに記載されるものにおける好ましい方法を用いて達成される。再生植物体は温室に移される。順化期間後、十分に成長した植物は、硫酸アンモニウムおよびメチルエステルナタネ油で相補された100または200gAI/haに等しい例えばテンボトリオンのようなHPPD阻害剤除草剤を噴霧される。噴霧散布の7日後、除草剤での処理による症候が評価され、同じ条件下での同じ処理にかけられた野生型ワタ植物に関して観察される症候と比較される。
【0152】
実施例7.本明細書に記載される殺有害生物性タンパク質遺伝子でのトウモロコシ細胞の形質転換
トウモロコシ雌穂は、最良には授粉の8〜12日後に集められる。胚が穂から単離され、サイズが0.8〜1.5mmのそれらの胚が形質転換に使用するために好ましい。胚は、DN62A5S培地(3.98g/LのN6塩;(1000×原液の)1mL/LのN6ビタミン;800mg/LのL−アスパラギン;100mg/Lのミオ−イノシトール;1.4g/LのL−プロリン;100mg/Lのカザミノ酸;50g/Lのサッカロース;(1mg/mL原液の)1mL/Lの2,4−D)などの好適な培養培地上において、胚盤を上にして平板培養される。しかし、DN62A5S以外の培地および塩が好適であり、当技術分野において公知である。胚は、暗所において25℃で一晩培養される。しかし、胚を一晩培養することは本質的に必要ではない。
【0153】
得られた外植体は、メッシュスクエア(1プレート当たり30〜40)に移され、約30〜45分間浸透培地上へ移され、次にビーム放射プレート(例えば、PCT公開国際公開第/0138514号パンフレットおよび米国特許第5,240,842号明細書を参照されたい)に移される。
【0154】
植物細胞における本発明の遺伝子のために設計されたDNA構築物は、エアゾールビーム加速器を用いて、本質的にPCT公開国際公開第/0138514号パンフレットに記載されるような条件を用いて植物組織中へ加速される。ビーム放射後、胚は、浸透培地上で約30分間培養され、暗所において25℃で一晩培養培地上へ置かれる。ビームされる外植体を過度に損傷することを避けるために、それらは、回復培地に移す前に少なくとも24時間培養される。胚は、次に、暗所において25℃で約5日間にわたり回復期培地上へ広げられ、次に選択培地に移される。外植体は、利用される特定の選択の性質および特性に応じて、8週間までにわたり選択培地で培養される。選択期間後、得られたカルスは、成熟した体細胞胚の形成が観察されるまで胚成熟培地に移される。得られた成熟した体細胞胚は、次に微光下に置かれ、再生のプロセスが当技術分野において公知の方法によって開始される。得られた芽は発根培地上で根付かせられ、得られた植物は、ナーセリーポットに移され、遺伝子組み換え植物として繁殖される。
【0155】
【表6】
【0156】
溶液のpHは1NのKOH/1NのKClでpH5.8に調整され、Gelrite(ゲルライト)(Sigma)が3g/Lまでの濃度で添加され、培地はオートクレーブ処理される。50℃に冷却した後、2ml/Lの5mg/ml硝酸銀の原液(Phytotechnology Labs)が添加される。
【0157】
実施例8.アグロバクテリウム(Agrobacterium)媒介形質転換による植物細胞における本発明の遺伝子の形質転換
穂は、最良には授粉の8〜12日後に集められる。胚が穂から単離され、サイズが0.8〜1.5mmのそれらの胚が形質転換に使用するために好ましい。胚は、好適な培養培地上において、胚盤を上にして平板培養され、暗所において25℃で一晩培養される。しかし、胚を一晩培養することは本質的に必要ではない。胚は、Tiプラスミド媒介導入のための適切なベクターを含有するアグロバクテリウム(Agrobacterium)菌株と約5〜10分間接触され、次に共培養培地上で約3日間(暗所において22℃)平板培養される。共培養後、外植体は、5〜10日間(暗所において25℃で)回復期培地に移される。外植体は、利用される特定の選択の性質および特性に応じて、8週間までにわたり選択培地において培養される。選択期間後、得られたカルスは、成熟した体細胞胚の形成が観察されるまで胚成熟培地に移される。得られた成熟した体細胞胚は、次に微光下に置かれ、再生のプロセスが当技術分野において公知であるように開始される。
【0158】
実施例9.イネの形質転換
適切な発育段階での胚を含有する未成熟イネ種子が、温室中で十分に制御された条件下で成長した供与体植物から集められる。種子の滅菌後、未成熟胚が摘出され、固体培地上で3日間プレ誘導される。プレ誘導後、胚は、所望のベクターを抱くアグロバクテリウム(Agrobacterium)の懸濁液中に数分間浸漬される。次に、胚は、アセトシリンゴンを含有する固体培地上で共培養され、暗所において4日間培養される。外植体は、次に、ホスフィノトリシンを選択剤として含有する第1選択的培地に移される。およそ3週間後、カリ(calli)が、成長している胚盤をいくつかのより小さい片へ切断され、同じ選択的培地に移された。その後の継代培養は、およそ2週間おきに行われる。各継代培養時、活発に成長しているカリがより小さい片へ切断され、第2選択的培地上で培養される。数週間後、ホスフィノトリシンに明らかに耐性のカリが選択的再生培地に移される。発生した小植物は、完全伸長のために半分濃度のMS上で培養される。植物は最終的には土壌に移され、温室中で成長される。
【0159】
本明細書に述べられたすべての刊行物および特許出願は、本発明が関連する技術分野の当業者の熟練度を示す。すべての刊行物および特許出願は、あたかも各個別の刊行物または特許出願が参照により援用されることを具体的かつ個別に示されているかのように同程度まで参照により本明細書に援用される。
【0160】
前述の本発明は、理解を明確にするという目的のために例示および実施例によりいくらか詳細に記載されてきたが、特定の変更形態および修正形態が添付の特許請求の範囲内でなされ得ることは明らかであろう。
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]