(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
部分的または不完全型の眼内用の光学素子および円周リングは第1の材料により構成され、触覚または支持構造は、第1の材料よりも硬い第2の材料により構成された周辺支持/接続構造を含む、請求項3に記載の光学デバイス。
触覚または支持構造は周辺支持/接続構造を含み、該構造は、円周リングの他の周辺部分に直接接続されておらず、光学デバイスが該他の周辺部分で折り畳み可能に構成される、請求項3に記載の光学デバイス。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は、従来の円形回折多焦点光学素子の例において、望ましくない視覚的症状、ハローおよびフレアの形成(または病因)を視覚的に描写する“問題形成”図である。
【
図2】
図2Aおよび
図2Bは、部分的または不完全型の光学素子の例示的な実施形態の斜視図および平面図である(様々な実施形態において、部分的または不完全型の光学素子は、既存の光学要素またはシステムの付加物として役に立つまたは付加物を提供するよう作用すべく構成可能な光学デバイスを提供するかまたはその一部である、および/または、機能または付加物を提供するよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計によりもたらされる)。
【
図3】
図3は、眼内の(既存の)光学要素またはシステムの例を示す概略図である。
【
図4】
図4Aは、眼内の(/眼を含む)光学要素またはシステムを示す概略図であり、光学要素またはシステムは、光学デバイスまたは光学素子(例えば、IOLの形態)と部分的または不完全型の光学素子とを含み、部分的または不完全型の光学素子は、
図2Aおよび
図2Bの部分的または不完全型の光学素子と同様に、本発明の少なくとも一実施形態と合致する光学要素またはシステムへの付加物として、作用するよう構成され、光学要素またはシステムのまたはその関連の視線(LOS)または視軸(VA)に対して一部上方に配置される。
図4Bは、眼内の(/眼を含む)光学要素またはシステムを示す概略図であり、光学要素またはシステムは、光学デバイスまたは光学素子(例えば、IOLの形態)と部分的または不完全型の光学素子とを含み、部分的または不完全型の光学素子は、
図2Aおよび
図2Bの部分的または不完全型の光学素子と同様に、本発明の少なくとも一実施形態と合致する光学要素またはシステムへの付加物として、作用するよう構成され、光学要素またはシステムに関連する視線(LOS)または視軸(VA)に対して下方に配置される。
【
図5】
図5は、光学要素またはシステム(例えば、IOLの形態)および部分的または不完全型の光学素子、例えば、
図2A、
図2Bおよび
図4Aの光学要素またはシステムと同様のものを示す平面図であり、本発明の少なくとも一実施形態と合致する光学要素またはシステムへの付加物として、作用するよう構成され、光学要素またはシステムのまたはその関連の視線(LOS)または視軸(VA)に対して一部上方(例えば、大部分が下方)に配置される。
【
図6】
図6は、(上記
図1参照の)従来の円形回折多焦点光学素子が(遠方からの)光を受けて再指向させ、図示されているように光ビームウエストを形成する2つの完全円ぼかし円盤(遠用プラス近用度数)を提供し、中間視においてより低い光学分解能をもたらす様子を示す図である。
【
図7】
図7は、部分的または不完全型の光学素子と共に存在する既存の屈折(または他の)光学素子(例えば、
図2Aおよび
図2Bのものと同様)が、近用焦点を設けることにより像を拡大する付加物として作用するよう構成され、(遠方からの)光を受けて再指向させ、(
図6に示す従来の円形回折多焦点光学素子により提供される光ビームウエストに比べて)より小さな光ビームウエストを形成する2つの半円ぼかし円盤(遠用プラス近用度数)を提供し、中間視においてより低い光学分解能をもたらす様子を示す図である。
【
図8】
図8は、従来の円形回折多焦点光学素子(前述の
図1を参照)を含む眼および光学要素またはシステム(眼内/眼内)の斜視断面図であり、従来の円形回折多焦点光学素子を横切って水平に掃引する光を描いたものであり、フレアを引き起こす(フレア/グレアの元となる)中心窩に(一時的なバーストとして)再指向する様子を示す図である。
【
図9】
図9は、眼および部分的または不完全型の光学素子、例えば、
図2Aおよび
図2Bと同様の光学素子の斜視断面図であり、眼内への光学要素またはシステム(例えば、IOL、以前に移植され、より良好な説明目的のために上部の四分円が除去されたIOL)に対する付加物として作用するように構成され、部分的または不完全型の光学素子を横切って水平に掃引する光を描いたものであり、フレアを引き起こさないように中心窩に再指向(図示)する様子を示す図である。
【
図10】
図10Aおよび
図10Bは、それぞれ、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子を含む光学デバイスの例示的な実施形態の斜視図および平面図である。
【
図11】
図11Aおよび
図11Bは、それぞれ、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、円周リングおよびループ触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学素子に作用するように、または既存の光学素子に付加物を提供するように構成可能なレンズ/またはシステム)とを含む光学デバイスの例示的な実施形態の斜視図および平面図である。
【
図12】
図12Aおよび
図12Bは、それぞれ、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、円周リングおよび板状触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)とを含む光学デバイスの例示的な実施形態の斜視図および平面図である。
【
図13】
図13Aおよび
図13Bは、それぞれ、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、円周リング、および、虹彩に固定されるよう構成された触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)とを含む光学デバイスの例示的な実施形態の斜視図および平面図である。
【
図14】
図14Aおよび
図14Bは、それぞれ、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、円周リング、および、前房に配置されるよう構成された触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)とを含む光学デバイスの例示的な実施形態の斜視図および平面図である。
【
図15】
図15Aおよび
図15Bは、それぞれ、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の、扇形状の有効領域を有する部分的または不完全型の光学素子の例示的な実施形態の斜視図および平面図である。
【
図16】
図16は、(
図15Aおよび
図15Bに示す光学素子とは異なるが)全体的に扇形状の有効領域を有する部分的または不完全型の光学素子の別の例示的な実施形態の平面図であり、光学素子の有効領域には、追加の端部または端面、すなわち、凹状の端面(または凹み)(“RE”で示される)が含まれるまたは提供される。
【
図17】
図17は、(
図15Aおよび
図15Bに示す光学素子とは異なるが)全体的に扇形状の有効領域を有する部分的または不完全型の光学素子の別の例示的な実施形態の平面図であり、光学素子の有効領域には、追加の端部または端面、すなわち、凸状の端面(または突起)(“PR”で示される)が含まれるまたは提供される。
【
図18】
図18は、視覚を強化する例示的な方法のフロー図である。
【
図19】
図19は、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の、部分的または不完全型の光学素子の例示的な実施形態の平面図であり、光学素子は、全体的に扇形の有効領域と、端部または側部とを有する。
図19Aは、
図19の光学素子の部分拡大図であり、(“T
1”で示される矢印によって表されるように、外側から内側に向けて)光を処理、仕上げまたは他の変形を施し、光を遮断または拡散する端部または側部を有する有効領域を提供する工程の図解表現を含む。
図19Bは、
図19の光学素子の部分拡大図であり、(“T
1・・・T
N”で示される複数の態様での矢印によって表されるように、外側から内側に向けて)光を処理、仕上げまたは他の変形を施し、光を遮断または拡散する端部または側部を有する有効領域を提供する工程の図解表現を含む。
図19Cは、一連の図において、処理、仕上げまたは他の変形をもたらす光が、(光学素子の周辺から内側へと向く矢印によって表されるように、表面Sに沿って)指向的に照射される、(例えば、部分的または不完全型の光学素子の有効領域の、または触覚または支持構造の)端部または側部を示す図である。
【
図20】
図20は、入射光を遮断または拡散させるナノ構造を含むまたは備えた(例えば、部分的または不完全型の光学素子の有効領域の、または触覚または支持構造の)端部または側部を示す図である。
【
図21】
図21Aは、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、
図11Aおよび
図11Bのものと同様の円周リングおよびループ触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)を含む光学デバイスの例示的な実施形態の平面図であり、(光学デバイスが設置される場合)触覚との作用的な境界を作用的に接続/提供する眼(例えば、人間の眼)内の光学デバイスまたは他の視機構若しくはデバイスを設置(例えば、移植)するために光学デバイスを折り畳み可能とすべく、光学デバイスは構成され、且つ、部分的または不完全型の光学素子および円周リングは十分に柔らかい素材(例えば、ソフトアクリル素材)にて構成される。
図21Bは、
図21Aの光学デバイスの寸法を示す。
【
図22】
図22Aは、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、2つの湾曲形状のアームを有する円周リングおよびループ触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)を含む光学デバイスの例示的な実施形態の平面図であり、ループ触覚は、円周リングの対向する外側部分にて、基部/接続要素(2つのそれぞれの湾曲形状のアーム)および周辺支持/接続構造を含み、光学デバイスは、基部/接続要素および周辺支持/接続構造が共に、(光学デバイスの)円周リング全体の周辺にてまたはその近傍にて構造を支えるよう構成される。
図22Bは、
図22の光学デバイスの寸法を示す。
【
図23】
図23Aは、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子と、2つの湾曲形状のアームを有する円周リングおよびループ触覚(光学デバイスおよびその部分的または不完全型の光学素子、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)を含む光学デバイスの例示的な実施形態の平面図であり、ループ触覚は、円周リングの対向する外側部分にて、基部/接続要素(2つのそれぞれの湾曲形状のアーム)および部分的または不完全型の光学素子および円周リングの素材より硬い(柔軟性が少ない)素材により構成された周辺支持/接続構造を含み、光学デバイスは、基部/接続要素および周辺支持/接続構造が共に(そして対称的に、そうでなければ部分的または不完全型の光学素子における1つまたは複数の境界に対して構成され)、(光学デバイスの)円周リング全体の周辺にてまたはその近傍にて構造を支えるよう構成される。
図23Bは、
図23の光学デバイスの寸法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本明細書に記載される本発明の例示的な実施形態は、別の光学要素またはシステム(例えば、目の中に予め移植されたレンズ)のための付加物または補助レンズ/光学素子として(例えば、IOLおよび/または一部円盤の形態で)作用するよう構成された部分的または不完全型の光学素子を含むまたはそれにより形成される光学デバイスに関する。本発明の原理は、レンズ/光学素子の要素に適用可能であり、コンタクトレンズを含む他の光学デバイスへの様々な実施において適切に適合させることができるが、コンタクトレンズに限定されるものではない。
【0020】
図2Aおよび
図2Bは、部分的または不完全型の光学素子200の例示的な実施形態を示す。(例えば、本明細書に記載されているような)部分的または不完全型の光学素子は、光学デバイスを提供するかまたはその一部である、および/または、既存の光学要素またはシステム対して付加物として役に立つまたは付加物を提供するように作用すべく構成可能であるレンズ/光学素子設計によりもたらされる。
【0021】
図3は、光学デバイスまたは光学素子100(例えば、IOLなど)を含む光学要素またはシステム300を示す。光学要素またはシステム300も、角膜160および網膜180を有する眼140を含み、またはそれを含むとみなすことができる。中心窩を“F”と表し、瞳孔入口を“PE”と表す。触覚(この図には不図示)も提供されてもよい。(既存の)光学デバイスまたは光学素子100は、レンズ前面(または部分)112およびレンズ後面(または部分)113を有するレンズ本体110を含む。
【0022】
本明細書で説明される技術および方法論の例示的な実施形態および実装形態は、部分的または不完全型の光学素子(例えば、
図2Aおよび
図2Bの部分的または不完全型の光学素子200と同様)を含むかまたは提供される光学要素またはシステム(例えば、IOLおよび/または他の光学素子を含む)に関する。
図4Aは、眼内の(/眼を含む)光学要素またはシステム400の例示的な実施形態を示す。例示的な実施形態および実装形態は、
図2Aおよび
図2Bの部分的または不完全型の光学素子200と同様の部分的または不完全型の光学素子を含む(またはからなる)光学デバイスに関する。光学素子またはシステム400は、光学デバイスまたは光学素子100(例えば、IOL)と、光学素子またはシステムに対する付加物として作用するよう構成される部分的または不完全型の光学素子200とを含む。
図2Aおよび
図2Bにも記載のように、部分的または不完全型の光学素子200は、レンズ前面(または部分)212およびレンズ後面(または部分)213を有するレンズ本体210を含む。レンズ前面(または部分)212は球面、その代わり、またはそれに加え、非球面、および/または多焦点とすることができ、レンズ後面(または部分)213は平面、球面、その代わりまたはそれに加え、非球面、またはトーリック、またはその逆とすることができる。
【0023】
部分的または不完全型の光学素子(例えば、IOLの形態)に適した材料には、疎水性アクリル材料であるHOYA材料A(US7714090)が含まれるが、これらに限定されない。本明細書(における適切な箇所)での議論はこの物質を使用することを前提とする。他の適切な材料には、IOLおよび/または他の光学素子に適したPMMAおよび他のシリコーンまたはアクリル材料が含まれるが、これらに限定されない。他の例示的な実施形態および実装形態では、親水性材料が利用される。
【0024】
部分的または不完全型の光学素子200は、端部または側部を含む、または端部または側部が設けられる。端部または側部は、例えば、2つの対称面(各々を“SO”と示す)と隣接する曲面(各々を“SO´”と示す)である。(
図15Aおよび
図15Bを参照して)さらに後述するように、例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子200の(光学)有効領域は、少なくとも一部、(例えば、表面SO、SO´のような)レンズ本体210の1つまたは複数の端部または側部/面を含む、または端部または側部/面によって画定される。
図4Aに示す例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子200は、光学要素またはシステム400のまたはそれに関連する視線(LOS)および/または視軸(VA)に対して一部上方(例えば、大部分が下方)に配置される。
図4Bに示すように、別の例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子200´(部分的または不完全型の光学素子200と同様)は、光学要素またはシステム400´への付加物として作用するよう構成され、光学要素またはシステムに関連し、視線(LOS)および/または視軸(VA)に対して下方に配置される。
【0025】
図5は、(例えば、IOLの形態の)光学要素またはシステム500と、光学要素またはシステムへの付加物として作用するよう構成された部分的または不完全型の光学素子200とを示す。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子の有効領域は、その有効領域が角度幅αを有するものとして説明され得る形状(例えば、光学素子の境界部分/面を含む)を有する。例えば、
図5に示すように、部分的または不完全型の光学素子200の有効領域は、部分的または不完全型の光学素子の角度幅(αで示す)が定義またはそうでなければ新たに規定するような、対称の一組の端面または側面(SO−3で示す)を含むまたは設ける。部分的または不完全型の光学素子は、対称部分/面を有するレンズ本体設計を含む種々の形状を有し得る。例えば、
図5を再び参照すると、全体的に放射状に向けられた境界部分/面(“SO−1”および“SO−2”と点線で示される)を代替的に設けることができる。
【0026】
部分的または不完全型の光学素子は、光学素子または光学素子(例えば、IOLなど)を含む(または構成する)光学要素またはシステムに対して、様々な方法で配置(位置)および構成することができる。
図4Aに示すように、この例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子200は、光学要素またはシステム400のまたはその関連における視線(LOS)および/または視軸(VA)に対して一部上方(例えば、大部分が下方)に配置される。
図4Bに示すように、この例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子200´は、光学要素またはシステム400´のまたはその関連における視線(LOS)および/または視軸(VA)に対して下方に位置する。
【0027】
図6は、(
図1を参照して先に説明したような)従来の円形回折多焦点光学素子600が(遠方からの)光を受けて再指向させ、図示されているように光ビームウエストを形成する2つの完全円ぼかし円盤(遠用プラス近用度数)を提供する様子を示す図であり、単焦点光学素子(例えば、遠方視用の20/20視力と比較して、中間視において20/60視力)と比較して中間視においてより低い光学分解能をもたらす様子を示す図である。
【0028】
図7は、部分的または不完全型の光学素子と共に存在する既存の(屈折、回折または他の)光学素子700が、近用焦点を設けることにより像を拡大する付加物として作用するよう構成され、(遠方からの)光を受けて再指向させ、(
図6に示す従来の円形回折多焦点光学素子により提供される光ビームウエストに比べて)より小さな光ビームウエストを形成する2つの半円ぼかし円盤(遠用プラス近用度数)を提供する様子を示す図であり、中間視において約2倍改善された(例えば、ラインストライプパターンの解像などの特定の視対象に対する、
図6の20/60視力から
図7の20/30視力)光学分解能をもたらす様子を示す図である。一例として、部分的または不完全型の光学素子200は、影響を与える光学素子下部から、影響を与えない二焦点の上部に対し、二焦点を、三焦点または四焦点へとシフトするように、(例えば、
図1を参照して前述した)既存の回折光学素子を構成可能である。
【0029】
本明細書に記載されているような(例えば、
図2Aおよび
図2Bと同様の)部分的または不完全型の光学素子は、(既存の/他の)光学要素またはシステムに対する付加物/補助光学素子として作用するよう構成可能である。限定は無いが、例えば、光学度数21Dの単焦点IOLを有する疑似有水晶体眼に対し、患者の老視ニーズに役立つ/補助するように、遠用度数21D、近用度数24Dの二焦点を眼に提供する光学度数3.0Dの付加物/補助光学素子を追加する。光学度数21Dの単焦点IOLを有するAMD(または低視力)の眼に対し、患者の近距離/近用作業ニーズに役立つように、遠用度数21D、近用度数31Dの二焦点を眼に提供する光学度数10.0Dの付加物/補助光学素子を追加する。本明細書に記載の部分的または不完全型の光学素子は、屈折(または他の)光学素子を含む(またはからなる)(既存の/他の)光学要素またはシステムに対する付加物/補助光学素子として作用するよう構成され得る。本明細書に記載の部分的または不完全型の光学素子は、眼を含む、または含むように構成され得る(既存の/他の)光学要素またはシステムに対する、付加物/補助光学素子として作用するよう構成され得る(例えば、
図5または
図7に記載)。
【0030】
近方焦点を形成することによって像を拡大する部分的または不完全型の光学素子200については、
図4Aに記載のように、または
図4Bに記載のように、いずれの場合においても、光学素子200は、(
図7に関して前に説明したように)光ビームのより小さいウエストを形成する2つの半円ぼけディスク(遠用プラス近用度数)を提供する(遠方からの)光を受けて再指向させるよう構成される。
【0031】
図2Aおよび
図2Bと同様、部分的または不完全型の光学素子200については、
図4Aに記載のように、または
図5に記載のように、いずれの場合においても、光学素子200が、部分的または不完全型の光学素子を横切って水平に掃引する光を受け、フレアを生じさせない中心窩の周辺へと(
図9に示すように)光を再指向させるよう、(既存の/他の)光学要素またはシステム(例えば、IOL)に対する付加物/補助光学素子として光学素子200が作用すべく構成される。
【0032】
図7に再び示すように、光学素子700(例えば、IOL)を含む(またはからなる)(既存の/他の)光学要素またはシステムに対する付加物/補助光学素子(例えば、
図4A、
図4B、
図5、および
図7の1つまたは複数に記載)として作用するよう構成される部分的または不完全型の光学素子200について、部分的または不完全型の光学素子は、光学要素またはシステムに対して構成された有効領域(または部分、例えば、1つまたは複数の領域またはセクタ)を有し、部分的または不完全型の光学素子は、有効領域上に入射または有効領域に提供される光の焦点を制御または変更し、且つ、部分的または不完全型の光学素子の光学的に関連する部分を避ける光の焦点は制御または変更しない(
図7に示される“L”)。
【0033】
例示的な実施形態および実装形態は、1つまたは複数のクリップ、爪、アンカー、触覚または支持構造を含む、または提供される部分的または不完全型の光学素子(例えば、本明細書に記載)を有する光学デバイスを含む。
【0034】
図10Aおよび
図10Bは、
図2Aおよび
図2Bに示される部分的または不完全型の光学素子200と同様の部分的または不完全型の光学素子1020と、円周リング1002(光学デバイス1000およびその部分的または不完全型の光学素子1020は、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムに対して付加物として役立つまたは付加物を提供すべく作用するよう構成可能なレンズ/光学素子設計によるものおよびレンズ/光学素子設計を構成するものである)とを含む光学デバイス1000の例示的な実施形態を示す。円周リング1002は、上方リング部1004と、下方リング(/光学素子支持)部1006(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。上方リング部1004は、内面(“SCRi”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子1020は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子1020における(光学)有効領域(“AA”で示される)(または光学的関連部分)は、少なくとも部分的に、光学素子1020における1つまたは複数の(例えば、面SO、SO´と同様の)端部または側部(/端面または側面)を含むまたは端部または側部(/端面または側面)により画定される(周辺)境界を有する。(上方リング部1004の)内面SCRiは、部分的または不完全型の光学素子1020の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子1020の開口1030(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0035】
図11Aおよび
図11Bは、
図2Aおよび
図2Bの光学素子200と同様の部分的または不完全型の光学素子1120と、円周リング1102およびループ触覚1150(光学デバイス1100およびその部分的または不完全型の光学素子1120は、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムに対して付加物として役立つまたは付加物を提供すべく作用するよう構成可能なレンズ/光学素子設計によるものおよびレンズ/光学素子設計を構成するものである)とを含む光学デバイス1100の例示的な実施形態を示す。円周リング1102は、上方リング部1104と、下方リング(/光学素子支持)部1106(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。ループ触覚1150は、リング1102の対向する外側部分にて、アーム1152、および基部/接続要素1160(例えば、図示のように形成/構成)を含む。上方リング部1104は、内面(“SCRi”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子1120は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子1120における(光学)有効領域(“AA”で示される)(または光学的関連部分)は、少なくとも部分的に、光学素子1120における1つまたは複数の(例えば、面SO、SO´と同様の)端部または側部(/端面または側面)を含むまたは端部または側部(/端面または側面)により画定される(周辺)境界を有する。(上方リング部1104の)内面SCRiは、部分的または不完全型の光学素子1120の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子1120の開口1130(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0036】
図12Aおよび
図12Bは、
図2Aおよび
図2Bの光学素子200と同様の部分的または不完全型の光学素子1220と、円周リング1202および板状触覚1250(光学デバイス1200およびその部分的または不完全型の光学素子1220は、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムに対して付加物として役立つまたは付加物を提供すべく作用するよう構成可能なレンズ/光学素子設計によるものおよびレンズ/光学素子設計を構成するものである)とを含む光学デバイス1200の例示的な実施形態を示す。円周リング1202は、上方リング部1204と、下方リング(/光学素子支持)部1206(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。板状触覚1250は、リング1202の対向する外側部分にて、開口(またはアパーチャー)1260(例えば、図示のように形成/構成)を有するまたは開口(またはアパーチャー)1260が提供される板状/アーム要素1252を含む。上方リング部1204は、内面(“SCRi”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子1220は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子1220における(光学)有効領域(“AA”で示される)(または光学的関連部分)は、少なくとも部分的に、光学素子1220における1つまたは複数の(例えば、面SO、SO´と同様の)端部または側部(/端面または側面)を含むまたは端部または側部(/端面または側面)により画定される(周辺)境界を有する。(上方リング部1204の)内面SCRiは、部分的または不完全型の光学素子1220の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子1220の開口1230(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0037】
図13Aおよび
図13Bは、
図2Aおよび
図2Bの光学素子200と同様の部分的または不完全型の光学素子1320と、円周リング1302、および、虹彩に固定されるよう構成された触覚1350(光学デバイス1300およびその部分的または不完全型の光学素子1320は、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムに対して付加物として役立つまたは付加物を提供すべく作用するよう構成可能なレンズ/光学素子設計によるものおよびレンズ/光学素子設計を構成するものである)とを含む光学デバイス1300の例示的な実施形態を示す。円周リング1302は、上方リング部1304と、下方リング(/光学素子支持)部1306(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。触覚1350は、リング1302の対向する外側部分にて、開口(またはアパーチャー)1360(例えば、図示のように形成/構成)を有するまたは開口(またはアパーチャー)1360が提供される板状/アーム要素1352を含む。触覚1350は、虹彩を挟んで固定する爪として役立つスリット1370(例えば、図示)を含む。上方リング部1304は、内面(“SCRi”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子1320は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子1320における(光学)有効領域(“AA”で示される)(または光学的関連部分)は、少なくとも部分的に、光学素子1320における1つまたは複数の(例えば、面SO、SO´と同様の)端部または側部(/端面または側面)を含むまたは端部または側部(/端面または側面)により画定される(周辺)境界を有する。(上方リング部1304の)内面SCRiは、部分的または不完全型の光学素子1320の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子1320の開口1330(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0038】
図14Aおよび
図14Bは、
図2Aおよび
図2Bの光学素子200と同様の部分的または不完全型の光学素子1420と、円周リング1402、および、前房に配置されるよう構成された触覚1450(光学デバイス1400およびその部分的または不完全型の光学素子1420は、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムに対して付加物として役立つまたは付加物を提供すべく作用するよう構成可能なレンズ/光学素子設計によるものおよびレンズ/光学素子設計を構成するものである)とを含む光学デバイス1400の例示的な実施形態を示す。円周リング1402は、上方リング部1404と、下方リング(/光学素子支持)部1406(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。
触覚1450は、リング1402の対向する外側部分にて、アーム1452、および基部/接続要素1460(例えば、図示のように形成/構成)を含む。上方リング部1404は、内面(“SCRi”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子1420は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子1420における(光学)有効領域(“AA”で示される)(または光学的関連部分)は、少なくとも部分的に、光学素子1420における1つまたは複数の(例えば、面SO、SO´と同様の)端部または側部(/端面または側面)を含むまたは端部または側部(/端面または側面)により画定される(周辺)境界を有する。(上方リング部1404の)内面SCRiは、部分的または不完全型の光学素子1420の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子1420の開口1430(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0039】
したがって、例示的な実施形態および実装形態では、光学デバイスは、(既存の、既に構築/構成/組み立て、または既に若しくは以前に取り付けられた)付加物(例えば、補助レンズ/光学素子)として作用するよう構成された部分的または不完全型の光学素子を含み、部分的または不完全型の光学素子は、光学要素またはシステムに対して構成された有効領域(または部分、例えば、1つまたは複数の領域またはセクタ)を有し、部分的または不完全型の光学素子は、有効領域上に入射または有効領域に提供される光の焦点を制御または変更し、且つ、部分的または不完全型の光学素子の光学的に関連する部分を避ける光の焦点は制御または変更しない。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子のすべての部分(すなわち、(もしあれば)レンズ本体における、有効領域および周辺部分)は、それらに入射する光に対してそのような部分が(異なる方法ではあるが)影響を及ぼすという点で、“光学的に関連する”であると考えられる。レンズ本体の周辺部分に入射する光の焦点に該周辺部分が影響を及ぼさない実施形態/実装形態において、または部分的または不完全型の光学素子が周辺部分を含まない場合、そのような場合には、“有効領域”は、部分的または不完全型の光学素子の唯一の“光学的に関連する”部分である。
【0040】
(例えば、
図10A〜
図14Bを参照して説明したように)通過する光に影響を及ぼさない開口を含む光学デバイスに関しては、このような開口(またはむしろ、開口を画定する光作用構造によっておよび光作用構造に対して決定される開口スペース/領域)は、光学デバイスにおける“光学的に無関係な”部分/領域とみなされるか、光学的に関係しないとみなされる。
【0041】
例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子は、一部(光学)円盤(例えば、実質的には半円体または半円の光学領域のみを有する光学素子)である、または一部円盤を含む。
【0042】
例示的な実施形態および実装形態では、光学デバイスは、有効領域(の任意の部分)に隣接する、および/または、有効領域(の任意の部分)と重ならない開口(または実質的には光学的に無関係な部分)を含む。例示的な実施形態および実装形態では、このような開口は、有効領域よりも大きい光学デバイスの(例えば、光軸に沿って見られる)部分を包含し、そのことは(少なくともいくつかの実施形態では)ハロー管理に対して有益である。
【0043】
例示的な実施形態および実装形態では、有効領域は(全体的に)扇形状(例えば、光学ゾーンサイズの半径の2倍以下の弦(chord)を有する扇形状)であり、そのことは(少なくともいくつかの実施形態では)ハロー管理に対して有益である。
【0044】
例示的な実施形態および実装形態では、光学要素またはシステムのまたはその関連の視線(LOS)または視軸(VA)が、有効領域の最上部またはその近傍(例えば、扇セクタの最上部近傍)にあるように、(例えば、既存の光学要素またはシステムに対して)有効領域が構成される
【0045】
例示的な実施形態および実装形態では、(既存の光学要素またはシステムの)光学領域(またはエリア)に入射または提供される光の焦点を有効領域が制御または変更するように、(例えば、既存の光学要素またはシステムに対して)部分的または不完全型の光学素子が構成される。例示的な実施形態および実装形態では、(既存の光学要素またはシステムの)光学領域(またはエリア)が(全体的に)扇形状である、および/または、光学要素またはシステムのまたはその関連の視線(LOS)または視軸(VA)の下方(垂直方向における下方)に光学領域が少なくとも部分的に(例えば、大部分が)配置されるように、部分的または不完全型の光学素子が構成され、そのことは(少なくともいくつかの実施形態では)ハロー管理に対して有益である。
【0046】
前述のように、近用焦点を設けることにより、例えば、(既存の)光学要素またはシステムに対して単焦点または多焦点(セクタ)の光学素子を加えることにより、像を拡大する付加物レンズ/光学素子(例えば、IOLおよび/または一部円盤状)として作用するよう、部分的または不完全型の光学素子を提供する/構成することが可能である。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子が、既存の光学要素またはシステムに対して焦点深度を増加させる付加物として作用するよう構成される。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子は、眼科用レンズ(例えば、正または負の光学度数を提供するように構成)であるかまたはそれを含む。眼科用レンズは、例えば、単焦点のクリアレンズのような、実質的に1つの光学度数を有する光学素子を含む(またはそれらからなる)ことが可能である。眼科用レンズは、例えば、近方視および中間視を強化すべく光の焦点を制御または変化させる二焦点レンズのような多焦点光学素子を含む(またはそれらからなる)ことが可能である。例示的な実施形態および実装形態では、(既存の)光学要素またはシステムへの付加物として構成されたレンズは、三焦点の光学デバイスを提供する(または効果的に提供する)。例示的な実施形態および実装形態では、光学要素またはシステムと協働して作用する領域固有またはセクタ固有の補助レンズ/光学素子を提供するように、有効領域が構成される。例示的な実施形態および実装形態では、有効領域は、1つまたは複数の屈折光学素子または光学要素を含む(またはそれらからなる)。例示的な実施形態および実装形態では、有効領域は、1つまたは複数の回折光学素子または光学素子を含む(またはそれらからなる)。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子は、眼内レンズ(IOL)の少なくとも一部を形成して提供される、および/または、眼内レンズ(IOL)の少なくとも一部を含む。
【0047】
本明細書に記載された技術および方法論の例示的な実施形態および実装形態は、光の遮断(遮蔽)または拡散をもたらすように構成、および/または、処理された1つまたは複数の端部または側部を含むまたは端部または側部に提供される有効領域を有する部分的または不完全型の光学要素を含む。
【0048】
図15Aおよび
図15Bは、部分的または不完全型の光学素子1500(例えば、部分的または不完全型の光学素子200と同様)の例示的な実施形態を示しており、部分的または不完全型の光学素子1500は、端部または側部を含むまたは端部または側部に提供される(全体的に)扇形状の有効領域、例えば、全体的に放射状に広がる遷移部/ゾーン(各周辺端面/側面にて“SO”で示される)を有し、加えて、いくつかの実装形態では、光(すなわち、迷光、具体的には、光デバイスの端部または側部を横切って水平に掃引する光として発生する一時的バースト、そうでない場合はフレア/グレアの元となる、光の中心窩への再指向でも起こり得る)を遮断(遮蔽)または拡散するように構成されたおよび/または処理された、(下向きの)湾曲形状の周辺部(周辺端/面にて“SO´”で示される)を有する。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子の有効領域250は、少なくとも部分的に、1つまたは複数の端部または側部/端面または側面SO、SO´を含むまたは複数の端部または側部/端面または側面によって画定される(周辺)境界を有する。
【0049】
例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子における(光学)有効領域250´(“B
AA”で示され、点線で示される)は、端面または側面SO、SO´から、例えば、0〜0.5mmの範囲の距離にある(周辺)境界を有する。言い換えると、いくつかの実装形態では、有効領域の周辺境界B
AAは、端面または側面SO、SO´であるか、または端面または側面SO、SO´を含む(言い換えると端面または側面SO、SO´と同じ広がりを有する)一方、他の実装形態では、有効領域の周辺境界B
AAは、(例えば、交差していないか、または直接隣接している)端面または側面SO、SO´からの距離である。したがって、例示的な実施形態および実装形態(ここでは、有効領域が全体的に扇形状であるか、またはそのような形状の変形例と同様)において、有効領域の周辺境界B
AAは全体的に放射状に向かうセグメントを備え、該セグメントは、有効領域の角度幅と呼べる角度αを(互いに対して)画定する。例えば、(全体的に)扇形状の有効領域の場合、角度幅αは45°〜180°とすることができる。前述したように、いくつかの実装形態では、有効領域の周辺境界B
AAの全体的に放射状に向けられた(例えば、対称的な)一対のセグメントが、端面または側面SOと重なる、または実質的に同じ広がりを有し、その場合、全体的に放射状に向かう(有効領域の両側の)周辺端面/側面SOもまた、有効領域の角度幅と呼べる角度αを(互いに対して)画定するか、またはほぼ画定する。
【0050】
したがって、有効領域(例えば、本明細書に記載)を含む、部分的または不完全型の光学素子を含む例示的な実施形態および実装形態において、有効領域は、光(すなわち、迷光、具体的には、光デバイスの端部または側部を横切って水平に掃引する光として発生する一時的バースト、そうでない場合はフレア/グレアの元となる、光の中心窩への再指向でも起こり得る)を遮断(遮蔽)または拡散するように構成されたおよび/または処理された端部または側部(例えば、全体的に放射状に広がる遷移部/ゾーン)を含むまたは備える。
【0051】
例示的な実施形態および実装形態では、端部または側部は光吸収表面層(例えば、端部または側部で可視スペクトル(400nm〜700nm)の光波長の少なくとも一部を吸収する部分)を含む、または光吸収表面層として提供される。例示的な実施形態および実装形態では、端部または側部での光沢が、端部または側部に対して指定された(最大/予測/選択/指定)光沢度(GU)値(例えば、<30GU)または端部または側部に対して指定された値(または、値の範囲若しくは勾配、または複数の異なる値、例えば、端部または側部における互いに異なる表面での値)よりも小さくなるように施されたまたは提供された表面(粗化/変形)処理を、端部または側部が、含むまたは該表面処理として提供される。例示的な実施形態および実装形態では、端部または側部の表面粗さが7〜15ミクロンの山谷(peak−valley)高さ値を有するように施されたまたは提供された表面仕上げを、端部または側部が、含むまたは該表面仕上げとして提供される。
【0052】
光を遮断(遮蔽)または拡散させる端部または側部は、ナノ構造(例えば、ナノチップ(コーン))の形態を含み得る、またはナノ構造の形態で提供され得る。本出願の目的上、ナノ構造は、0.1〜1000nmの範囲内にある少なくとも1つの特徴的な寸法(例えば、チップベース直径サイズ)を有する構造である、またはそう定義され得る。
図20は、(例えば、部分的または不完全型の光学素子における有効領域の)端部または側部を示す図であり、端部または側部は、コーン型または略コーン型(例えばナノチップ(コーン))のナノ構造を含みまたは提供し、該ナノ構造(例えばナノチップまたはそのコーン)において、例えば、ベース直径(D)が100〜300nmであり、高さ(H)が1000〜16000nm(1〜16ミクロン)である例示的な実施形態および実装形態では、端部または側部は、ナノチップまたはコーンを有するナノ構造を含むか、または提供される。例示的な実施形態および実装形態では、端部または側部は、コーン型またはほぼコーン型、および/または、コーン型または全体的にコーン型の部分を含むナノ構造であるか、または提供される。そのようなナノ構造は、例えば、ナノチップ(例えば、コーン型またはほぼコーン型のナノ構造、および/または、コーン型または全体的にコーン型の部分を含むナノ構造)、(例えば、コーンの、または他の形状を有する/含むナノ構造の)ナノアレイ、非周期的または他のナノ構造のアレイ(例えば、ナノチップ)、反射防止構造(例えば、ナノチップ、コーンアレイを有する反射防止ナノ構造)、生体模倣構造(例えば生体模倣ナノチップまたは他のナノ構造、生体模倣反射防止構造)、またはそれらの一つの組み合わせ、または複数の組み合わせを含み得る。Liu F, Dong B and Liu X 2012 Optical devices in communication and computation (Bio- inspired photonic structures: prototypes, fabrications and devices) ed P Xi (Rijeka, Croatia: Intech) pp. 107-126,も参照のこと。これは本明細書において参照に寄与する。
【0053】
図16は、(
図15Aおよび
図15Bに示す光学素子とは異なるが)全体的に扇形状の有効領域を有する部分的または不完全型の光学素子1600の例示的な実施形態の平面図であり、光学素子1600の有効領域には、追加の端部または端面、すなわち、“RE”で示される凹みが含まれるまたは提供され、該凹みは、“S
RE”で示される凹状の端部/端面を有する、および、凹状の端部/端面よって少なくとも一部は画定され、凹状の端部/端面は、光学素子1600(の有効領域)による影響を受けることなく(例えば別の光学要素またはシステムに対して)光を通過させ得る開口を部分的または不完全型の光学素子1600に提供する。
図16に示す例示的な実施形態において半径R
REによってプロファイルで示されおよび画定される、(凹みREにおける)凹状の端部/端面S
REは、円または他の湾曲部分、または一部円筒、チューブ、または他の曲面構造の内面の外観を有する。凹状の端部/端面S
REは、必須ではないが、(下向きの)周辺の端部または側部/端面または側面SO´に対して同心とし得る。
【0054】
図17は、(
図15Aおよび
図15Bに示す光学素子とは異なるが)全体的に扇形状の有効領域を有する部分的または不完全型の光学素子1700の例示的な実施形態の平面図であり、光学素子1700の有効領域は、追加のレンズ部またはセクタ、すなわち、(光学素子の全体的に扇形状の有効領域に対して)“PR”で示される突起が含まれるまたは提供され、該突起は、“S
PR”で示されるレンズ表面、“B
PRo”で示される凸状外側端部/端面、および“B
PRi”で示される凸状内側端部/端面(点線で示す)を有する、および、凹状の端部/端面よって少なくとも一部は画定される。
図17に示す例示的な実施形態において、(突起PRにおける)外側および内側の端部/端面B
PRo、B
PRiは、半径R
REによってプロファイルで示されおよび画定される。追加の円形レンズ部分またはセクタS
PRは、例えば、追加/増加された倍率を提供するように構成可能である。(突起PRと、光学素子1700の全体的に扇形状の有効領域との境界/移行位置での)凸状内側端部/端面B
PRiは、必須ではないが、(下向きの)周辺の端部または側部/端面または側面SO´に対して同心とし得る。部分的または不完全型の光学素子を含む光学デバイスに利用される中心合わせまたは他の位置決め戦略/アプローチは、(眼内の/眼を含む)既存の光学要素またはシステム、および補助的なレンズ/光学素子として提供されるべき光学デバイスの性質、に対する特有の考慮事項に応じ、選択または決定され得る。部分的または不完全型の光学素子を含む光学デバイスは、光学要素またはシステムのまたは光学要素またはシステムに関連するものにおける1つまたは複数の軸(例えば、部分的または不完全型の光学素子が付加物として作用可能に構成するための既存の光学要素の光学軸)に対し、中心合わせおよび/または他の方法で配置/向きされ得る。眼を含む光学システムの場合、光学デバイスは部分的または不完全型の光学素子を含み、該光学素子は、中心合わせおよび/または他の方法で配置/向きされ得(例えば、IOLの形態にて部分的または不完全型の光学素子のために光学的な(非)中心合わせおよび傾きを決定する)、この中心合わせおよび/または他の方法での配置/向きは、例えば、視線(LOS)、視軸(VA)またはそれらと同等のもの、瞳孔軸、鼻傍軸(supranasal axis)、(例えば、第1のプルキンエ像と瞳孔中心との間のいずれかにある眼の無彩色視軸を中心とする)別の軸、またはこれらの軸の組み合わせとすることができる。さらに、戦略/アプローチは、患者のハロー向きの好みに応じて、または考慮して、LOSまたはVAに関し、時計回りまたは反時計回りの回転を選択または決定可能である。例えば、ハローが見える一部の患者は、視野の下方の代わりに上方にハローが見えることを好むことも有り得る。Bonaque- Gonzales et al, 2015, Influence on visual quality of intraoperative operative operation of Asymmetric Intraocular Lenses J. Refract Surg. 2015, 31, pp. 651-656も参照のこと。これは本明細書において参照に寄与する。
【0055】
視線(LOS)は、この用途のために、眼の瞳孔などの光学要素またはシステムの開口(または他の構成要素)に対して定義される軸であるか、またはその軸であり得る。例えば、LOSは、瞳孔の幾何中心によって(例えば、散大瞳孔の幾何中心を横切ることによって)定義される軸であり得る。視軸(VA)は、この用途のために、眼の中心窩などの光学要素またはシステムの固視点および光センサに対して定義される軸であるか、またはその軸であり得る。眼を含む光学システムの場合、VAは、例えば、固視点から(節点を通って)中心窩まで延びる経路または線であり得る。いくつかの実装形態では、視軸(VA)に近いものとして、角膜頂点を利用することができる。瞳孔軸は、入射瞳の中心を通過して延在する経路であり、それが横切る角膜の点に垂直である。鼻傍軸(supranasal axis)は、瞳孔軸と視軸の間のいずれかにて(非)中心合わせされる軸である。Roach, L "Centration of IOLs: Challenges, Variables, and Advice for Optimal Outcomes" EyeNet April 2013 pp. 39-41も参照のこと。これは本明細書において参照に寄与する。
【0056】
部分的または不完全型の光学素子の有効領域の周辺境界B
AAに関する前述の議論(
図15Aおよび
図15Bを参照)は、実施例/実施形態において、有効領域の境界/端の凹み(例えば、
図16に示す部分的または不完全型の光学素子1600)を含むまたは具備する部分的または不完全型の光学素子、特に、(全体的に扇形状の有効領域の)端部または側部/端面または側面SOに対しても適用可能である。有効領域の境界/端の凹みを含むまたは具備する光学素子は種々の設計にて提供され得る。例えば、
図16に示すように、凹状端部/端面S
REおよび端部または側部/端面または側面SOは、それらの位置および方向が(例えば、それぞれ、LOSおよび水平軸“x”に関して)異なる。場合によっては、端部または側部/端面または側面SOの長さ/径方向幅(span)は(例えば、より短い、または場合によればより長い)というように相違する。その相違は、例えば、凹みREの寸法および光学素子1600の全体の寸法に依存し、別の光学要素またはシステムに対し構成されるべき光学素子がどのような特徴を備えるかに依存する。
【0057】
さらに、光学素子1600が他の(例えば、既存の)光学要素またはシステムに対してどのように構成され得るかの例については、光学要素またはシステムに関連する、視線(LOS)および/または視軸(VA)に対する部分的または不完全型の光学素子の配置についての前述の議論(例えば、
図4および
図7)を参照のこと。
【0058】
例えば、
図16に関連する少なくとも1つの実装形態では、R
REは、およそ0.5mmから1.0mmの範囲であり、眼内に配置された部分的または不完全型の光学素子においては、既存のレンズから1.5mm前方の距離、眼の視軸に対して約0.2mm鼻寄りおよび約0.1mm下方に配置される。
【0059】
部分的または不完全型の光学素子の有効領域の周辺境界B
AAに関する前述の議論(
図15Aおよび
図15Bを参照)は、実施例/実施形態において、有効領域の境界/端の突起(例えば、
図17に示す部分的または不完全型の光学素子1700)を含むまたは具備する部分的または不完全型の光学素子、特に、(全体的に扇形状の有効領域の)端部または側部/端面または側面SOに対しても適用可能である。有効領域の境界/端の突起を含むまたは具備する光学素子は種々の設計にて提供され得る。例えば、
図17に示すように、凸状端部/端面S
REおよび端部または側部/端面または側面SOは、それらの位置および方向が(例えば、それぞれ、LOSおよび水平軸“x”に関して)異なる。場合によっては、端部または側部/端面または側面SOの長さ/径方向幅(span)は(例えば、より短い、または場合によればより長い)というように相違する。その相違は、例えば、突起PRの寸法および光学素子1700の全体の寸法に依存し、別の光学要素またはシステムに対し構成されるべき光学素子がどのような特徴を備えるかに依存する。
【0060】
さらに、光学素子1700が他の(例えば、既存の)光学要素またはシステムに対してどのように構成され得るかの例については、光学要素またはシステムに関連する、視線(LOS)および/または視軸(VA)に対する部分的または不完全型の光学素子の配置についての前述の議論(例えば、
図4および
図7)を参照のこと。
【0061】
例えば、
図17に関連する少なくとも1つの実装形態では、R
PRは、およそ0.5mmから1.0mmの範囲であり、眼内に配置された部分的または不完全型の光学素子においては、既存のレンズから1.8mm前方の距離、眼の視軸に配置/中心合わせされる。
【0062】
図18に示すように、1802での、例示的な視力強化方法1800は、付加物としての部分的または不完全型の光学素子を既存の光学要素またはシステムに対して提供する工程を有し、部分的または不完全型の光学素子は、既存の光学要素またはシステムに対して構成された有効領域(または部分、例えば1つまたは複数の領域またはセクタ)を有し、部分的または不完全型の光学素子は、有効領域上に入射または有効領域に提供される光の焦点を制御または変更し、且つ、部分的または不完全型の光学素子の光学的に関連する部分を避ける光の焦点は制御または変更しない。
【0063】
例えば、有効領域が、(既存の光学要素またはシステムの)光学領域(またはエリア)に入射または提供される光の焦点を制御または変更するよう、既存の光学要素またはシステムに対して部分的または不完全型の光学素子を配置する工程を、部分的または不完全型の光学素子を提供する工程が含む。例示的な実施形態および実装形態では、(既存の光学要素またはシステムの)光学領域(またはエリア)が(全体的に)扇形状である、および/または、既存の光学要素またはシステムのまたはその関連の視線(LOS)または視軸(VA)の下方(垂直の意味での下方)に光学領域(またはエリア)が少なくとも部分的に(例えば、大部分が)配置される。
【0064】
例示的な実施形態および実装形態では、既存の光学要素またはシステムは、眼(例えば、人間の眼)(または他の視機構またはデバイス)に移植されたレンズ(または他の光学要素)を含み、部分的または不完全型の光学素子を提供する工程は、レンズ(または他の光学要素)の移植に続いて行われる。
【0065】
例示的な実施形態および実装形態では、既存の光学要素またはシステムは、眼(例えば、人間の眼)に移植されたレンズ(または他の光学素子)を含み、部分的または不完全型の光学素子を提供する工程は、以下の場所、(眼の)虹彩前方/前房内、(眼の)虹彩またはその近傍、(眼の)虹彩後方/毛様溝中、または(眼の)水晶体嚢内、にて眼に部分的または不完全型の光学素子を配置(例えば、移植)する工程を含む。
【0066】
例示的な実施形態および実装形態では、既存の光学要素またはシステムは、眼(例えば、人間の眼)に移植されたレンズ(または他の光学素子)を含み、部分的または不完全型の光学素子を提供する工程は、眼の1つまたは複数の以下の部分、虹彩、前房、毛様溝(例えば、毛様溝移植でのIOL配置/固定)、水晶体嚢(例えば、水晶体嚢内でのIOL配置)、を利用して、部分的または不完全型の光学素子を眼内に固定する工程を含む。
【0067】
例示的な実施形態および実装形態では、方法1800(
図18を再び参照)はまた、1804において、光(すなわち、迷光、具体的には、光デバイスの端部または側部を横切って水平に掃引する光として発生する一時的バースト、そうでない場合はフレア/グレアの元となる、光の中心窩への再指向でも起こり得る)を遮断(遮蔽)または拡散する(1つまたは複数の)端部または側部を、(部分的または不完全型の光学素子の)有効領域に設ける工程をさらに有する。
【0068】
例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が、光学領域に影響を与えることなく、端部または側部にて、外側から内側に向けて、表面処理または仕上げ(例えば、マット仕上げ)を施す工程を含む。
図19に示すように、(部分的または不完全型の光学素子1500)の端部または側部/端面または側面SO、SO´は、2つの部分/面SOと、部分/面SOがそれぞれ端部または側部/端面または側面SO´に隣接する周辺接合部(“P”と示される)との間における頂点(“A”で示す)を含む/画定する。部分的または不完全型の光学素子1500は、有効領域(“AA”で示される)を含む。
図19Aは、
図19の光学素子の部分拡大図であり、(“T
1”で示される矢印によって表されるように、外側から内側に向けて)光を処理、仕上げまたは他の変形を施し、光を遮断または拡散する端部または側部を有する有効領域を提供する工程の図解表現を含む。
図19Bは、
図19の光学素子の部分拡大図であり、(“T
1・・・T
N”で示される複数の態様での矢印によって表されるように、外側から内側に向けて)光を処理、仕上げまたは他の変形を施し、光を遮断または拡散する端部または側部を有する有効領域を提供する工程の図解表現を含む。例示的な実施形態および実装形態では、そのような工程は、外側から内側に向けて施されるが、有効領域の境界B
AAとは接触しないまたは境界B
AAより先には延在しない(光遮蔽または影響効果を与えない)。また、例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を提供する工程が、光効果処理、仕上げまたは他の変形を直接施すまたはそうでなければ端部または側部/端面または側面に対して施す工程を含むまたは具備する。
図19Cは、一連の図において、処理、仕上げまたは他の変形をもたらす光が、光学素子の周辺から内側へと向く矢印によって表されるように(例えば、光学素子の周辺Pから頂点Aに向かう内側方向、または逆方向への再位置決め)、表面Sに沿って指向的に照射される、(例えば、部分的または不完全型の光学素子の有効領域の、または触覚または支持構造の)端部または側部を示す図である。
【0069】
例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が、端部または側部に(例えば、可視光波長(400nm〜700nm)の少なくとも一部を吸収する)光吸収表面層を施す工程を含む。例示的な実施形態および実装形態では、端部または側部での光沢が、端部または側部に対して指定された(最大/予測/選択/指定)光沢度(GU)値(例えば、<30GU)または端部または側部に対して指定された値(または、値の範囲若しくは勾配、または複数の異なる値、例えば、端部または側部における互いに異なる表面での値)よりも小さくなるように施されたまたは提供された表面(粗化/変形)処理を施す工程を、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が含む。例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が、端部または側部の表面粗さが7〜15ミクロンの山谷(peak−valley)高さ値を有する(特徴とする)ように、端部または側部にて表面仕上げを施す(例えば、端部および/または側部をフライス加工する)工程を含む。
【0070】
例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が、リソグラフィ技術(例えば、コロイドリソグラフィ)、エッチング技術(例えば、電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマエッチング、反応イオンエッチング(RIE)または(自己マスク化)ドライエッチング技術などのプラズマエッチング技術)、UV/オゾン表面技術(US8,088,314B2を参照のこと。これは本明細書において参照に寄与する。)の1つまたは複数を利用し、端部または側部に対し1つまたは複数の表面構造を施すおよび/または変形する工程を含む。例えば、エッチング技術(例えば、プラズマエッチング技術)を利用して、1つまたは複数の表面構造を、端部または側部に設ける(例えば、施すおよび/または変形する)ことが可能である。例示的な実施形態および実装形態では、疎水性アクリルポリマーからなる(または含有する)部分的または不完全型の光学素子の端部および/または側部にて表面改質が施されるまたは成される。
【0071】
例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が、端部または側部に対し、例えばナノチップ(コーン)のようなナノ構造を提供する工程を含む。そのようなナノ構造は、例えば、ナノチップ(例えば、コーン型または略コーン型のナノ構造および/またはコーン型または全体的にコーン型の部分を含むナノ構造)、(例えばコーン型の、または他の形態を有する/含むナノ構造の)ナノアレイ、(例えばナノチップの)ナノ構造の非周期的または他のアレイ、反射防止構造(例えばナノチップ、コーンアレイを有する反射防止ナノ構造)、生体模倣構造(例えば生体模倣ナノチップまたは他のナノ構造、生体模倣反射防止構造)、またはそれらの一つの組み合わせ、または複数の組み合わせを含む。Liu F, Dong B and Liu X 2012 Optical devices in communication and computation (Bio-inspired photonic structures: prototypes, fabrications and devices) ed P Xi (Rijeka, Croatia: Intech) pp. 107-126も参照のこと。これは本明細書において参照に寄与する。
【0072】
図20を参照して前述したように、ナノ構造は、コーン型または略コーン型(例えば、ナノチップ(コーン))であり、ナノ構造(またはナノチップまたはそのコーン)は、例えば、ベースの直径(D)および高さ(H)における1,000〜16,000nm(すなわち、1〜16ミクロン)である。例示的な実施形態および実装形態では、光を遮断(遮蔽)または拡散する端部または側部を設ける工程が、コーン形状または略コーン形状のナノ構造を(端部または側部に)提供する工程を含み、該ナノ構造において、ベース直径が100〜300nmであり、高さが1000〜16000nmである(および/またはコーン型または全体的にコーン型の部分を含むナノ構造である)。
【0073】
例示的な実施形態および実装形態では、追加的または代替的に、光学デバイスの他の部分/面に対する光効果処理、仕上げまたは他の変形を提供すべく、本明細書で論じる技術および工程を利用することができる。例えば、再び
図10A〜
図14Bに示すように、触覚または支持構造(例えば、触覚に隣接するSOの周辺の上方または下方、またはその両方)の内側部分/面(SH´で示される)はまた、1つまたは複数の光効果処理、仕上げ、および/または、その上に入射する光を遮断または拡散させる他の変更を受け得る。
【0074】
レンズ/光学素子の設計の他の部分/面にとって、例えば、凹みRE(
図16)および突起PR(
図17)の端部または側部/端面または側面に対する、前述にて論じた光学デバイスの他の部分/面に対する光効果処理、仕上げまたは他の変形も、(例えば、部分的または不完全型の光学素子における光学的に関連または関連の可能性が有る部分/面、および光学要素またはシステムに対して光学素子をどのように構成すべきかに関する特徴に応じて適用可能なものとして)利用可能である。
【0075】
例示的な実施形態および実装形態では、光学デバイスが、1つまたは複数のクリップ、爪、アンカー、触覚または支持構造、1つまたは複数の以下の部分をさらに有し、該部分は、光(すなわち、迷光、具体的には、光デバイスの端部または側部を横切って水平に掃引する光として発生する一時的バースト、そうでない場合はフレア/グレアの元となる、光の中心窩への再指向でも起こり得る)を遮断(遮蔽)または拡散すべく構成されおよび/または処理(表面処理または仕上げ、例えば、マット仕上げ)される部分である。
【0076】
例えば、再び
図10A〜
図14Bに示すように、これらおよびその他の例の光学デバイスにおける触覚または支持構造の1つまたは複数の部分/面は、光を遮断(遮蔽)または拡散すべく構成されおよび/または処理される部分であり、該部分は、例えば、部分的または不完全型の光学素子における端部または側部/端面または側面SO、および/または、(下方に向いた)周辺の端部または側部/端面または側面SO´に対し、光効果処理、仕上げ、および/または変形を提供することに加えて、またはそれに代わるよう構成されおよび/または処理される部分である。触覚のそのような部分/面は“SH”と示し(
図10A〜
図14Bに示すように触覚の反対側の左右の周辺の部分/面についてのみ説明)、且つ、触覚のそのような部分/面は例えば光効果処理/変形は伴わない状態でグレアの元となる部分/面を含む。いくつかの実装形態では、触覚におけるそのような部分/面は、(例えば、部分的または不完全型の光学素子が作用すべく構成された既存の光学要素またはシステムのまたはその関連の)視線(LOS)および/または視軸(VA)に対して交差する周辺の部分/面に対して垂直な部分/面、および/または該交差する周辺の部分/面を含む。この文脈の中で、例えば、LOSは、上述の垂直部分/面の向きが直交(または垂直)である水平面内にあると考えることができる。LOSに垂直または交差する(
図5、
図16または
図17にて“x”で示される軸のような)水平線は、部分的または不完全型の光学素子を上方部分と下方部分とに分ける境界を(少なくとも概念的に)提供すべく利用可能である。このような水平線は、例えば、部分的または不完全型の光学素子での(すなわち通過する)平面内にあり得、且つ、該光学素子の向きを表すものでもあり得る。また、この文脈の中で、水平基準(線または平面)は、部分的または不完全型の光学素子が作用するよう構成される光学要素またはシステムに対し(例えば光学要素またはシステムに対して固定されたものとして)、または、部分的または不完全型の光学素子に対し(例えば部分的または不完全型の光学素子に対して固定されたものとして)、画定され得る。
【0077】
状況によっては、光学要素またはシステム、および/または、部分的または不完全型の光学素子の撮像要素(画像取得)機能のまたは該機能についての動作環境に対し、方向/向きを画定することが有用であろう。例えば、水平基準(線または平面)は、部分的または不完全型の光学素子が作用するよう構成される光学要素またはシステムによって視覚的に気付き得る、環境に存在する物体(この点、対向するヘッドライトが象徴的である)に対して択一的に画定されうる。このような参照系において、(方向または向きにおいて)“垂直”とみなされるものは、例えば(部分的または不完全型の光学素子が構成される)光学要素またはシステムが作用環境に対して向きが変わる(LOS/VAが再指向する)よう、(部分的または不完全型の光学素子の部分/構造に対して)変化する。
【0078】
図21Aおよび
図21Bは、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子200と、
図11Aおよび
図11Bの光学デバイス1100のものと同様の円周リング2102およびループ触覚2150を含む光学デバイス2100の例示的な実施形態の平面図である(様々な実施形態において、光学デバイス2100および部分的または不完全型の光学素子2120は、既存の光学要素またはシステムの付加物として役に立つまたは付加物を提供するよう作用すべく構成される)。円周リング2102は、上方リング部2104と、下方リング(/光学素子支持)部2106(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。ループ触覚2150は、リング2102の対向する外側部分にて、アーム2152、および基部/接続要素2160(例えば、図示のように形成/構成)を含む。上方リング部2104は、内面(“SCR
I”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子2120は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。上方リング部1004は、内面(“SCRi”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子1020は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、点線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。(上方リング部2104の)内面SCRiは、部分的または不完全型の光学素子2120の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子2120の開口2130(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0079】
部分的または不完全型の光学素子2120および円周リング2102は、軟質材料(例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2010/0145446号に記載されているような折り畳み可能な軟質アクリル材料)(例えば、HOYAサージカルオプティクスから利用可能なAF−1 6.0mmボタン状材料である軟質アクリル材料)からなり、2つの湾曲形状のアーム2152(およびそれらのそれぞれの基部/接続要素2160)は、部分的または不完全型の光学素子2120および円周リング2102の材質よりも硬い材質(例えばポリメチルメタクリレート(PMMA))からなる。
【0080】
図21Bは、
図21Aの光学デバイス2100の寸法を示す。一例として、光学デバイス2100の寸法は、以下のようにすることができる。角度αは約160°、M21−1は例えば12.5mm、M21−2は例えば約6.0mm、M21−3は例えば約5.6mm(M21−2とM21−3の間の差は、円周リング2102の内面SCR
Iと外面SCRoとの間の半径距離0.2mmを示す)。
【0081】
(光学デバイス2100の)ループ触覚2150は、(開口2130に隣接する)上方リング部2104および(部分的または不完全型の光学素子2120に隣接する)下方リング部2106の周辺部分にて、図示のように、各々、接続された基部/接続要素2160を含む。
【0082】
図21Aおよび
図21Bを参照すると、光学デバイス2100と同様の光学デバイス(例えば、人間の眼に形成した創口内へと)を取り付ける(挿入する)方法またはプロセスの一例では、(ピンセットやレンズケースなどを使用して)x軸に沿ってレンズが折り畳まれる(または折り曲げられる)。
【0083】
図22Aおよび
図22Bは、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子200と、2つの湾曲形状のアームを有する円周リング2202およびループ触覚2250(光学デバイス2200およびその部分的または不完全型の光学素子2220、様々な実施形態において、既存の光学要素またはシステムの役に立つまたは既存の光学要素またはシステムに対して付加されるよう作用すべく構成可能なレンズ/光学素子設計を実現したもの)を含む光学デバイス2200の例示的な実施形態の平面図である。円周リング2202は、上方リング部2204と、下方リング(/光学素子支持)部2206(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。ループ触覚2250は、リング2202の対向する外側部分にて、アーム2252、基部/接続要素2260(例えば、図示のように形成/構成)、および(光学デバイスの)周辺の支持/接続構造2270(例えば図示のように基部/接続要素2260と共に一体形成)を含む。上方リング部2204は、内面(“SCR
I”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子2220は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、破線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。光学デバイスのこの例の設計では、基部/接続要素2260と周辺支持/接続構造2270とが共に光学デバイス2200周辺全体におよびその周辺に構造支持を提供する。(上方リング部2204の)内面SCR
Iは、部分的または不完全型の光学素子2220の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子2220の開口2230(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0084】
部分的または不完全型の光学素子2220および円周リング2202は、軟質材料(例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2010/0145446号に記載されているような折り畳み可能な軟質アクリル材料)(例えば、HOYAサージカルオプティクスから利用可能なAF−1 6.0mmボタン状材料である軟質アクリル材料)からなり、2つの湾曲形状のアーム2252(およびそれらのそれぞれの基部/接続要素2260)および(光学デバイスの)周辺支持/接続構造2270は、部分的または不完全型の光学素子2220および円周リング2202の材質よりも硬い材質(例えばポリメチルメタクリレート(PMMA))からなる。
【0085】
図22Bは、
図22Aの光学デバイス2200の寸法を示す。一例として、光学デバイス2200の寸法は、以下のようにすることができる。M22−1は例えば13.0mm、M22−2は例えば約6.5mm、M22−3は例えば約6.2mm(M22−2とM22−3の間の差は、(光学デバイスの)周辺支持/接続構造2270が示すように内面と外面との間の半径距離を示す)、M22−4は例えば約5.6mm(M22−3とM22−4の間の差は、円周リング2202の内面SCR
Iと外面SCRoとの間の半径距離を示す)。
【0086】
(光学デバイス2200の)ループ触覚2250は、(開口2130に隣接する)上方リング部2104および(部分的または不完全型の光学素子2120に隣接する)下方リング部2106の周辺部分にて、図示のように、各々、接続された基部/接続要素2160を含み、(光学デバイス2200の)円周リング2202の周辺全体におよびその周辺に構造支持を提供するよう、基部/接続要素2260と周辺支持/接続構造2270とが(図示のように)構成される。
【0087】
図22Aおよび
図22Bを参照すると、光学デバイス2200と同様の光学デバイスを(例えば、人間の眼に形成した創口内へと)取り付ける(挿入する)方法またはプロセスの一例では、2つの湾曲形状のアーム2252がレンズ周辺に近接して(例えば、周辺支持/接続構造2270に隣接して)配置される一方、レンズが折り畳まれず(折り曲げられず)、より大きな創口サイズを必要とする(例えば、
図22Aおよび
図22Bの例の光学デバイスを設置/挿入するために少なくとも6.5mm)。これは、AMD(必ずしも白内障ベースではない)患者に対する毛様溝固定または強膜縫合のような複雑な眼科事案、または、PMMA IOLが適切である眼科事案に、適している可能性がある。
【0088】
したがって、例示的な実施形態では、光学デバイスは、(既存の)光学要素またはシステムへの付加物(例えば、補助的なレンズ/光学素子)としてされて作用するよう構成された部分的または不完全型の光学素子を含み、部分的または不完全型の光学素子が、光学要素またはシステムに対して構成された有効領域(または部分、例えば、1つまたは複数の領域またはセクタ)を有し、部分的または不完全型の光学素子は、有効領域上に入射または有効領域に提供される光の焦点を制御または変更し、且つ、部分的または不完全型の光学素子の光学的に関連する部分を避ける光の焦点は制御または変更しない。光学デバイスは、有効領域に隣接する、および/または、有効領域と重ならない開口を含み、部分的または不完全型の光学素子は、開口の一部分を画定する円周リングを含み、そして、光学デバイスは、触覚または支持構造の腕が圧縮されているときに開口に隣接する円周リングの湾曲を防止するように(そうでなければ/もしそのように防止しない場合または少なくとも湾曲を和らげる場合は、より大きな偏心およびより大きな光学的傾斜を有する光学デバイスとなるように)、円周リングの周辺全体またはその近傍に構造支持を提供するよう保証かつ構成された触覚または支持構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子および円周リングは、第1の材料(例えば、軟質アクリル材料)により形成され、触覚または支持構造は、第1の材料よりも硬い(例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA))第2の物質により形成される1つまたは複数の周辺支持/接続構造を含む。
【0089】
図23Aおよび
図23Bは、
図2Aおよび
図2Bのものと同様の部分的または不完全型の光学素子200と、円周リング2302およびループ触覚2350を含む光学デバイス2300の例示的な実施形態の平面図である(様々な実施形態において、光学デバイス2100および部分的または不完全型の光学素子2320は、既存の光学要素またはシステムの付加物として役に立つまたは付加物を提供するよう作用すべく構成される)。円周リング2302は、上方リング部2304と、下方リング(/光学素子支持)部2306(例えば、図示のように形成/構成)とを含む。ループ触覚2350は、リング2302の対向する外側部分にて、アーム2352、基部/接続要素2360(湾曲端部2362を含む、例えば、図示のように形成/構成)、および(光学デバイスの)周辺の支持/接続構造2370(例えば図示のように、基部/接続要素2360と共に一体形成、および/または、湾曲端部2372を含む)を含む。光学デバイスのこの例の設計では、基部/接続要素2360と周辺支持/接続構造2370とが共に光学デバイス2300周辺全体におよびその周辺に構造支持を提供する(例えば、図示)。上方リング部2304は、内面(“SCR
I”で示される)と、外面(“SCRo”で示される)とを含む。部分的または不完全型の光学素子2320は、例えば、二つの対称面(“SO”で示される)と、隣接曲面(“SO´”で示され、破線で示される)である端部または側部を含むまたは端部または側部に設けられる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、部分的または不完全型の光学素子2320における(光学)有効領域(または光学的関連部分)は、少なくとも部分的に、光学素子2320における1つまたは複数の(例えば、面SO、SO´と同様の)端部または側部(/端面または側面)を含むまたは端部または側部(/端面または側面)により画定される(周辺)境界を有する。(上方リング部2304の)内面SCR
Iは、部分的または不完全型の光学素子2320の端部または側部(/端面または側面)SOと共に、部分的または不完全型の光学素子2320の開口2330(または実質的に光学的に無関係な部分)を画定する。
【0090】
部分的または不完全型の光学素子2320および円周リング2302は、軟質材料(例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2010/0145446号に記載されているような折り畳み可能な軟質アクリル材料)(例えば、HOYAサージカルオプティクスから利用可能なAF−1 6.0mmボタン状材料である軟質アクリル材料)からなり、2つの湾曲形状のアーム2352、それらのそれぞれの基部/接続要素2360、(光学デバイスの)周辺支持/接続構造2370(およびその湾曲端部2372)は、部分的または不完全型の光学素子2320および円周リング2302の材質よりも硬い材質(例えばポリメチルメタクリレート(PMMA))からなる。
【0091】
図23Bは、
図23Aの光学デバイス2300の寸法を示す。一例として、光学デバイス2300の寸法は、以下のようにすることができる。M23−1は例えば13.0mm、M23−2は例えば約6.5mm、M23−3は例えば約6.2mm(M23−2とM23−3の間の差は、(光学デバイスの)周辺支持/接続構造2370が示すように内面と外面との間の半径距離を示す)、M23−4は例えば約5.6mm(M23−3とM23−4の間の差は、(光学デバイスの)周辺支持/接続構造2370の内面(/レンズ接続面)と、部分的または不完全型の光学素子2320の有効領域の外側周辺との間の半径距離を示す)、M23−5は例えば約6.1mm(M23−6は例えば約2.55mm(
図23Aおよび
図23Bのそれぞれの周辺支持/接続構造の湾曲端部2362および2372の間にてy軸に直交する距離を示し、M23−6はさらに(円周リングの対向する側にありy軸から等距離にある)円周リングの他の周辺部分の境界を示し、該境界は、周辺支持/接続構造の一方とは直接的に連結/接続しておらず、光学デバイスは他の周辺部分(および、この例では、y軸に沿って)(例えば創口へと光学デバイスを設置/挿入する工程中)にて/を通じて折り畳み可能となっている))、そして湾曲端部2362および2371に対するM23−1は例えば約R0.3である。
【0092】
(光学デバイス2300の)ループ触覚2350は、(開口2330に隣接する)上方リング部2304および(部分的または不完全型の光学素子2320に隣接する)下方リング部2306の周辺部分にて、図示のように(例えば開口2330に対して、および/または、部分的または不完全型の光学素子2320の1つまたは複数の境界に対して、対称的)(例えば、y軸に対して対称的)、基部/接続要素2360を含み、基部/接続要素2360および周辺支持/接続構造2370が、共に(例えば部分的または不完全型の光学素子2320の1つまたは複数の境界に対称的に)、(光学デバイス2300の)円周リングの周辺部分にて構造支持を提供する。
【0093】
図23Aおよび
図23Bを参照すると、光学デバイス2300と同様の光学デバイス(例えば、人間の眼に形成した創口内へと)を取り付ける(挿入する)方法またはプロセスの一例では、(ピンセットやレンズケースなどを使用して)y軸に沿ってレンズが折り畳まれる(または折り曲げられる)。したがって、
図23Aおよび
図23Bの例の光学デバイスは、共に折り畳み可能であり、触覚または支持構造の腕が圧縮されているときに開口に隣接する円周リングの湾曲を防止するように(そうでなければ/もしそのように防止しない場合または少なくとも湾曲を和らげる場合は、より大きな偏心およびより大きな光学的傾斜を有する光学デバイスとなるように)、円周リングの周辺部分にて支持構造を提供するよう構成される。5.5mmのボタン型材料が利用される(製造される)場合、例示的な光学デバイス2200(
図22Aおよび22B)と同様、または例示的な光学デバイス(例えば、
図23Aおよび23B)と同様の光学デバイスは、光学直径6.0mmを実現できる。
【0094】
したがって、例示的な実施形態では、光学デバイスは、(既存の)光学要素またはシステムへの付加物(例えば、補助的なレンズ/光学素子)としてされて作用するよう構成された部分的または不完全型の光学素子を含み、部分的または不完全型の光学素子が、光学要素またはシステムに対して構成された有効領域(または部分、例えば、1つまたは複数の領域またはセクタ)を有し、部分的または不完全型の光学素子は、有効領域上に入射または有効領域に提供される光の焦点を制御または変更し、且つ、部分的または不完全型の光学素子の光学的に関連する部分を避ける光の焦点は制御または変更しない。光学デバイスは、有効領域に隣接する、および/または、有効領域と重ならない開口を含み、部分的または不完全型の光学素子は、開口の一部分を画定する円周リングを含み、そして、光学デバイスは、触覚または支持構造の腕が圧縮されているときに開口に隣接する円周リングの湾曲を防止するように(そうでなければ/もしそのように防止しない場合または少なくとも湾曲を和らげる場合は、より大きな偏心およびより大きな光学的傾斜を有する光学デバイスとなるように)、円周リングの周辺全体またはその近傍に構造支持を提供するよう保証かつ構成された触覚または支持構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、部分的または不完全型の光学素子および円周リングは、第1の材料(例えば、軟質アクリル材料)により形成され、触覚または支持構造は、第1の材料よりも硬い(例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA))第2の物質により形成される1つまたは複数の周辺支持/接続構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、触覚または支持構造は、部分的または不完全型の光学素子の1つまたは複数の境界に対して対称的に(および/または非対称的に)構成された周辺支持/接続構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、触覚または支持構造は、開口に対して対称的に構成され、開口に対して非対称に構成され、またはそれらの組み合わせた周辺支持/接続構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、触覚または支持構造は、円周リングの(例えば対向側での)他の周辺部分には直接的には接続せず、且つ、(例えば創口内に光学デバイスを設置/挿入する工程中に)光学デバイスが該他の周辺部分にて(例えば、軸を横切る方向に沿って)折り畳み可能となるように構成される周辺支持/接続構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、触覚または支持構造は、光学デバイスが折り畳み可能となる光学デバイスの部分に対して(対称的または非対称的のいずれかで)光学デバイスにおける対向側にて構成される周辺支持/接続構造を含む。例示的な実施形態および実装形態では、周辺部分は、円周リングの対向側にあり、且つ、光学デバイスが折り畳み可能となる光学デバイスの部分と交差する軸(例えば部分的または不完全型の光学素子および/または開口に対して画定)から略等距離にある。例示的な実施形態および実装形態では、触覚または支持構造は、湾曲端部を有する周辺支持/接続構造を含み、円周リングは湾曲端部と隣接する露出周辺部分を含む。例示的な実施形態および実装形態では、円周リングの周辺部分は、露出した周辺部分(およびレンズの円周のほぼ全体)での曲率において滑らか/一様であり、湾曲端部2362および2372は露出したレンズ材料に対して先細りしている(例えば、本明細書で示した/述べたように円周リングの露出した周辺部分に向かって湾曲させる/遷移させる)。
【0095】
本発明は、上述の例示的な実施形態に関して記載されているが、上述の実施形態に対する多数の修正および/または追加が当業者には容易に明らかであろう。本発明の範囲は、そのような変更および/または追加の全てに及ぶことが意図されている。