(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記不活性化が、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的な欠失、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的なトランケーション、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的な逆位、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5b内における核酸の置換である、請求項1から4のいずれか1項に記載のワクチン。
ORF3aおよび/もしくはORF3bの1〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、もしくは逆位になっている、または、ORF3aおよび/もしくはORF3bの1〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、もしくは逆位になっている、請求項3から7のいずれか1項に記載のワクチン。
ORF3aおよび/またはORF3bの少なくとも1ヌクレオチド(nucloetide)、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内、またはORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、請求項3から8のいずれか1項に記載のワクチン。
ORF5aおよび/もしくはORF5bの1〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、もしくは逆位になっている、または、ORF5aおよび/またはORF5bの1〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、もしくは逆位になっている、請求項1から9のいずれか1項に記載のワクチン。
ORF5aおよびORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内、またはORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、請求項1から10のいずれか1項に記載のワクチン。
【発明の概要】
【0008】
したがって、新規で極めて有効なIBVワクチン、ならびにIBVを弱毒化するための代替的な戦略のそれぞれについて、必要性が存在する。
【0009】
発明の詳細な説明
本発明の態様が記載される前に、本明細書および添付した特許請求の範囲において使用される単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈が明瞭に逆の指示をしない限り、複数の指示対象を含むことに注意しなければならない。よって、例えば、「抗原」への言及は複数の抗原を含み、「ウイルス」への言及は、1つまたは複数のウイルスおよび当業者に公知のその等価体への言及であり、その他も同様である。他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野における当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されたものと同じかまたは均等なあらゆる方法および材料を、本発明の実施および試験において使用することができ、好ましい方法、デバイス、および材料を、次に記載する。本明細書において言及されるすべての刊行物は、それらの刊行物において報告された、本発明に関連して使用され得る細胞系、ベクター、および方法論を記載ならびに開示する目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。本明細書における何物も、先行発明によるそのような開示に本発明が先行する資格がないことを自認するものとして解釈されるべきではない。
【0010】
組成物
本発明は、先行技術に内在する課題を解決し、本技術分野の水準における際立った進歩を提供するものである。
概して、本発明は、
− ORF3a、および/または
− ORF3b、および/または
− ORF5a、および/または
− ORF5b
が不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を提供する。
【0011】
よって、本発明はまた、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている
IBV(伝染性気管支炎ウイルス)IBVを提供する。
よって、本発明は、ORF3aおよびORF3bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を提供する。
よって、本発明は、ORF5aおよびORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を提供する。
よって、本発明は、ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を提供する。
【0012】
さらに、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3a、および/または
− ORF3b、および/または
− ORF5a、および/または
− ORF5b
が不活性化されている免疫原性組成物を提供する。
よって、本発明はまた、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている
免疫原性組成物を提供する。
【0013】
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
【0014】
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5aが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF5aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF3bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aおよびORF3bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
【0015】
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5aおよびORF5bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF5aおよびORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF5aが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aまたはORF5aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
【0016】
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF5bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aまたはORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3bおよびORF5aが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3bまたはORF5aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3bおよびORF5bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3bまたはORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
【0017】
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF3bおよびORF5aが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aまたはORF3bまたはORF5aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF3bおよびORF5bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aまたはORF3bまたはORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
【0018】
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5aおよびORF5bおよびORF3aが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF5aまたはORF5bまたはORF3aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5aおよびORF5bおよびORF3bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF5aまたはORF5bまたはORF3bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている免疫原性組成物を提供する。例において示されるように、ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物は、安全および有効であることが証明された。
【0019】
先行技術のIBVワクチンは、いくつかの不利な点を有する。不活性化されたワクチンは、概して、液性免疫応答のみ(限定された細胞性免疫応答を除く)を与えるものであり、不活性化されたIBVワクチンが使用される場合には、概して追加ワクチン接種が必須である。この理由のため、修飾IBV生ワクチン(液性および細胞性免疫応答を誘導する)が、概して好ましい選択となり得る。しかし、これまでに開発された修飾IBV生ワクチンは、異なる欠点を有する。ボーデットIBV株(非病原性細胞培養馴化IBV株)は、弱毒化されすぎている。H52のような他の株は十分に弱毒化されておらず、ワクチン接種後に気道の損傷を生じ得る。さらに、最も広く使用されている修飾IBV生ワクチンは、胚形成した卵における連続継代によって弱毒化されたものであり、これは多大な労力を要し、時間がかかるものである。さらに、このタイプの弱毒化はランダムなものであり、その結果はむしろ予測不可能である。ニワトリにおいて継代されている間に、毒性へと復帰するリスクがある。よって、安全および有効な、新規な組換え修飾IBV生ワクチンへの必要性が存在する。
【0020】
さらに、二重突然変異体(ORF3aおよびORF3bの不活性化;ORF5aおよびORF5bの不活性化)がなお過剰弱毒化されていなかったとは予測されていなかったが、それは、多すぎる(to many)欠失/不活性化が導入された場合、ウイルスは過剰弱毒化されるようになり得、このことは、ワクチン接種された宿主において、防御的免疫応答を導入するための不十分な能力を生じるからである。「過剰弱毒化」とも呼ばれるこの現象は、文献において、典型的にはRennick et al 2015(J Virol. 2015 Feb;89(4):2192-200)において、低い免疫応答を誘導した1つの麻疹ウイルス突然変異体について記載された。別の例がChen et al 2016(Arch Virol. 2016, 161:77-86)によって与えられたが、はブタ繁殖・呼吸障害症候群ウイルスが細胞培養中であまりに頻繁に継代され、ブタにおける低すぎる免疫性によって示された過剰弱毒化をもたらした。Manservigi et al 2010(Open Virol J. 2010; 4: 123-156)は、単純ヘルペスウイルス1のゲノムにおける多すぎる欠失が、その価値を否定する過剰弱毒化を生じ得るという懸念を提起した。したがって、二重突然変異体(ORF3aおよびORF3bの不活性化;ORF5aおよびORF5bの不活性化)が、単一突然変異体(ORF3aの不活性化;ORF3bの不活性化;ORF5aの不活性化;ORF5bの不活性化)と比較して、なお防御的免疫応答を誘導することができたことは、驚くべきことだった。さらにより驚くべきことに、4つすべてのORF(ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5b)における不活性化を有する欠失突然変異体は、過剰弱毒化表現型を示さなかった。
【0021】
用語「免疫原性組成物」は、少なくとも1つの抗原を含む組成物を意味し、これは前記免疫原性組成物が投与された宿主における免疫学的応答を誘発する。そのような免疫学的応答は、本発明の免疫原性組成物に対する細胞性および/または抗体媒介性免疫応答であってよい。好ましくは、免疫原性組成物は免疫応答を誘導し、より好ましくは、IBV感染における1つまたは複数臨床徴候に対して防御的免疫を付与する。宿主は「対象」とも記載される。好ましくは、本明細書に記載または言及された宿主または対象のいずれかは、鳥または家禽である。
【0022】
通常、「免疫学的応答」は、本発明の免疫原性組成物に含まれる抗原または抗原(複数)に特異的に向けられた、1つまたは複数の以下の効果:抗体、B細胞、ヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞、および/または細胞毒性T細胞および/またはガンマ−デルタT細胞の産生または活性化を含むが、これらに限定されない。好ましくは、宿主は、防御的免疫学的応答または治療的応答のいずれかを示し得る。
【0023】
「防御的免疫学的応答」または「防御的免疫」は、感染している宿主によって通常示される臨床徴候の低減もしくは欠如、より速やかな回復時間および/もしくはより低下した感染性の持続期間、または感染している宿主の組織もしくは体液もしくは排出物における低下した病原体力価のいずれかによって実証され得る。
新たな感染に対する抵抗性が強化されおよび/または疾患の臨床的重症度が低減し得るように、宿主が防御的免疫学的応答を示す場合、免疫原性組成物は「ワクチン」と記載される。
用語「IBV」は、当業者によく知られている伝染性気管支炎ウイルスを意味する。用語「IBV」は、伝染性気管支炎ウイルスにおけるすべての株、遺伝子型、防御型、および血清型を包含する。
【0024】
用語「ORF3a」および「ORF3b」は、IBVの遺伝子3によってコードされるオープンリーディングフレーム(ORF)3aおよび3bを意味する。IBVの遺伝子3は機能的にトリシストロン性であり、3つのタンパク質3a、3b、および3cをコードする。タンパク質3cは、Eタンパク質とも表される。ORF3aは、配列番号29に示されるように、開始コドン(AUG)から停止(stopp)コドン(UAA)まで174ヌクレオチドの長さを有する。しかし、ORF3aにおけるAUGの最初のヌクレオチド(A)は、ORFS(スパイク)の停止コドン(A)における最後のヌクレオチドであり、そのため、ORF3aは、1つのヌクレオチド内でORFSと重複している。さらに、ORF3aの停止コドンの最後のヌクレオチド(A)は、ORF3bのAUGの最初のヌクレオチド(A)であり、そのため、ORF3aは、1つのヌクレオチド内でORF3bと重複している。ORF3bは、配列番号30に示されるように、開始コドン(AUG)から停止コドン(UAA)まで195ヌクレオチドの長さを有する。しかし、ORF3bは、ORF3cと20ヌクレオチド重複している。
【0025】
用語「ORF5a」および「ORF5b」は、IBVの遺伝子5によってコードされるオープンリーディングフレーム(ORF)5aおよび5bを意味する。遺伝子5は機能的にバイシストロン性であり、2つのタンパク質5aおよび5bをコードする。ORF5aは、配列番号31に示されるように、開始コドン(AUG)から停止コドン(UGA)まで198ヌクレオチドの長さを有する。しかし、ORF5aは、ORF5bと4ヌクレオチド重複している。ORF5bは、配列番号32に示されるように、開始コドン(AUG)から停止コドン(UAG)まで249ヌクレオチドの長さを有する。しかし、ORF5bは、ORFNと58ヌクレオチド重複している。
【0026】
用語「不活性化されている」は、ORF3a、ORF3b、ORF5a、およびORF5b内における突然変異を意味する。用語突然変異は、前記タンパク質をコードするウイルスRNAにおける、前記コードされたタンパク質の変化をもたらす修飾を含む。用語変異は、置換(1つまたは複数のヌクレオチド/塩基対の置換)、欠失(1つ、複数またはすべてのヌクレオチド/塩基対の除去)、および/または挿入(1つまたは複数のヌクレオチド/塩基対の付加)に関するが、これらに限定されない。よって、用語突然変異は、点突然変異(単一ヌクレオチド突然変異)またはより大きな突然変異であって、例えばコード(および/または非コード)ヌクレオチド/塩基対の部分が欠失している(部分的欠失)、もしくはすべてのコード(および/または非コード)ヌクレオチド/塩基対が欠失している(完全欠失)、置換されている、および/または付加的なコード(および/または非コード)ヌクレオチド/塩基対が挿入されているものを含むがこれらに限定されない突然変異を含む。用語突然変異は、コードヌクレオチド/塩基対内における突然変異、制御性ヌクレオチド/塩基対内のような非コードヌクレオチド/塩基対内における突然変異、ならびにコードヌクレオチド/塩基対および非コードヌクレオチド/塩基対の両方内における突然変異を含むことが理解されるべきである。さらに、用語突然変異はまた、コードヌクレオチド/塩基対の一部もしくはすべての逆位、もしくは非コードヌクレオチド/塩基対の一部もしくはすべての逆位、またはこれらの組み合わせのような、ヌクレオチド/塩基対(コードおよび/または非コード)の逆位を含む。さらに、用語突然変異はまた、コードヌクレオチド/塩基対の一部もしくはすべての再配置、もしくは非コードヌクレオチド/塩基対の一部もしくはすべての再配置、またはこれらの組み合わせのような、ヌクレオチド/塩基対(コードおよび/または非コード)の再配置を含む。本明細書で使用される場合、突然変異は単一突然変異または複数突然変異であってよく、したがって、しばしば、用語「突然変異(複数可)」が使用され、単一突然変異および複数突然変異の両方に関連する。前記突然変異は、コード配列における変化に起因して、修飾された発現をするタンパク質を生じ得る。しかし、用語突然変異は当業者によく知られているものであり、当業者は容易に突然変異を生成することができる。
【0027】
好ましくは、ORF3bまたはORF3aおよびORF3bの不活性化は、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはEタンパク質(ORF3cによってコードされる)の活性に影響しない。よって、ORF3bまたはORF3aおよびORF3b発現(3bのRNAもしくは3aおよび3bのRNA、ならびに/または3bのタンパク質もしくは3aのタンパク質および3bのタンパク質)および/または前記タンパク質の活性が低減される(または消失する)一方で、ORF3cの発現および/またはEタンパク質の活性は影響されない。よって、ORF3cの発現および/またはEタンパク質の活性が影響されない限りにおいて、ORF3cの開始コドン(AUG)およびORF3bの停止コドン(UAA)の重複領域内における欠失、トランケーション、置換、挿入、逆位、または再配置が包含されることが理解されるべきである。
【0028】
本発明の一態様において、ORF3aまたはORF3aおよびORF3bの前記不活性化は、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはEタンパク質の活性に影響しない。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aまたはORF3aおよびORF3bの前記不活性化が、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはこれがEタンパク質の活性に影響しないIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0029】
好ましくは、ORF3aまたはORF3aおよびORF3bの不活性化は、ORFSの発現に影響しないおよび/またはこれは、IBVにおけるSタンパク質にのみ(soley)基づく防御的免疫応答によって示されるSタンパク質の活性に影響しない。よって、ORF3aまたはORF3aおよびORF3b発現(3aのRNAもしくは3aおよび3bのRNA、ならびに/または3aのタンパク質もしくは3aのタンパク質および3bのタンパク質)および/または前記タンパク質の活性が低減される(または消失する)一方で、ORFSの発現および/またはSタンパク質の活性は影響されない。好ましくは、ORF3aまたはORF3aおよびORF3bの不活性化は、ORF3aの開始コドン(AUG)と重複しているスパイク(S)タンパク質の終末コドン(UAA)を無傷で残す。このことは、ORF3aの開始コドンのAUGのAを不活性化しないことによって、またはORFSにおける最後の2つのヌクレオチド(UA)の3’の最初のヌクレオチドが、終末コドン(UAAまたはUAG)を有するようにAまたはGであるような方法において、ORF3aおよびORF3bを不活性化することによって行われてよい。あるいは、ORFSの新たな停止コドンが、欠失、トランケーション、置換、挿入、逆位または再配置によって生成されて、UAA、UAGまたはUGA(停止コドン)の読みを与えてよい。よって、ORFSの発現および/または活性が影響されない限りにおいて、ORF3aの開始コドン(AUG)およびORFSの停止(UAA)における重複領域内における欠失、置換、挿入、逆位または再配置が包含されることが理解されるべきである。
【0030】
本発明の一態様において、ORF3aまたはORF3aおよびORF3bの前記不活性化は、ORFSの発現に影響しないおよび/またはSタンパク質の活性に影響しない。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aまたはORF3aおよびORF3bの前記不活性化が、ORFSの発現に影響しないおよび/またはこれがSタンパク質の活性に影響しないIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0031】
好ましくは、ORF5bまたはORF5aおよびORF5bの前記不活性化は、ORFNの発現に影響しないおよび/またはNタンパク質(ORFNによってコードされる)の活性に影響しない。よって、ORF5bまたはORF5aおよびORF5b発現(5bのRNAもしくは5aおよび5bのRNA、ならびに/または5bのタンパク質もしくは5aのタンパク質および5bのタンパク質)および/または前記タンパク質の活性が低減される(または消失する)一方で、ORFNの発現および/またはNタンパク質の活性は影響されない。好ましくは、ORF5bまたはORF5aおよびORF5bの不活性化は、Nタンパク質の開始コドン(AUG)を無傷で残し、そしてしたがってORFNもまたそうである。しかし、ORFNの発現および/またはNタンパク質の活性が影響されない限りにおいて、ORFNの開始コドン(AUG)およびORF5bの停止(UAA)における重複領域内における欠失、トランケーション、置換、挿入、逆位または再配置が包含されることが理解されるべきである。
【0032】
本発明の一態様において、ORF5bまたはORF5aおよびORF5bの前記不活性化は、ORFNの発現に影響しないおよび/またはNタンパク質の活性に影響しない。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5bまたはORF5aおよびORF5bの前記不活性化が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはこれがNタンパク質の活性に影響しないIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0033】
本発明の一態様において、前記不活性化は、ORF3aの完全もしくは部分的な欠失およびORF3bの部分的な欠失ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な欠失およびORF5bの部分的な欠失、ORF3aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF3bの部分的なトランケーションならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF5bの部分的なトランケーション、ORF3aの完全もしくは部分的な逆位およびORF3bの部分的な逆位ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な逆位およびORF5bの部分的な逆位、ORF3aの完全もしくは部分的な再配置およびORF3bの部分的な再配置ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な再配置およびORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の置換である。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
前記不活性化が、ORF3aの完全もしくは部分的な欠失およびORF3bの部分的な欠失ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な欠失およびORF5bの部分的な欠失、ORF3aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF3bの部分的なトランケーションならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF5bの部分的なトランケーション、ORF3aの完全もしくは部分的な逆位およびORF3bの部分的な逆位ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な逆位およびORF5bの部分的な逆位、ORF3aの完全もしくは部分的な再配置およびORF3bの部分的な再配置ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な再配置およびORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の置換である、IBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
用語「不活性化されている」は、タンパク質(および/またはRNA)の低減もしくは消失のいずれかである発現および/またはタンパク質の低減した活性を意味する。
【0034】
用語「不活性化されている」は、ORF3aおよび/もしくはORF3b(3aおよび/もしくは3bのRNAならびに/または3aのタンパク質および/もしくは3bのタンパク質)ならびに/またはORF5aおよび/もしくはORF5b(5aおよび/もしくは5bのRNAならびに/または5aのタンパク質および/もしくは5bのタンパク質)の、低減した(または消失した)発現を包含する。低減した発現は、低減したRNA転写に加えて、低減したタンパク質発現の両方を包含することが理解されるべきである。好ましくは、ORF3aおよび/もしくはORF3b(3aおよび/もしくは3bのRNAならびに/または3aのタンパク質および/もしくは3bのタンパク質)ならびに/またはORF5aおよび/もしくはORF5b(5aおよび/もしくは5bのRNAならびに/または5aのタンパク質および/もしくは5bのタンパク質)の発現は、本発明のIBVにおいて、野生型IBVウイルスにおける発現と比較した場合、RNAおよび/またはタンパク質により5〜10%、10〜20%、20〜30%、30〜40%、40〜50%、50〜60%、60〜70%、70〜80%、80〜90%、90〜95%、95〜99%またはそれより多く低減している。より好ましくは、ORF3aおよび/もしくはORF3b(3aおよび/もしくは3bのRNAならびに/または3aのタンパク質および/もしくは3bのタンパク質)ならびに/またはORF5aおよび/もしくはORF5b(5aおよび/もしくは5bのRNAならびに/または5aのタンパク質および/もしくは5bのタンパク質)の発現は、本発明のIBVにおいて、野生型IBVウイルスにおける発現と比較した場合、RNAおよび/またはタンパク質により50〜100%、60〜100%、70〜100% 80〜100%または90〜100%低減している。さらにより好ましくは、ORF3aおよび/もしくはORF3b(3aおよび/もしくは3bのRNAならびに/または3aのタンパク質および/もしくは3bのタンパク質)ならびに/またはORF5aおよび/もしくはORF5b(5aおよび/もしくは5bのRNAならびに/または5aのタンパク質および/もしくは5bのタンパク質)の発現は、本発明のIBVにおいて、野生型IBVウイルスにおける発現と比較した場合、RNAおよび/またはタンパク質により80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%低減している。
【0035】
好ましくは、ORF3aおよび/もしくはORF3b(3aおよび/もしくは3bのRNAならびに/または3aのタンパク質および/もしくは3bのタンパク質)ならびに/またはORF5aおよび/もしくはORF5b(5aおよび/もしくは5bのRNAならびに/または5aのタンパク質および/もしくは5bのタンパク質)の発現は、本発明のIBVにおいて、野生型IBVウイルスにおける発現と比較した場合、RNAおよび/またはタンパク質により約1〜約100倍、約5〜約80倍、約20〜約80倍、約1〜約10倍、または約1〜約5倍、または約40〜約80倍、または1、2、3、4、5、7、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95もしくは100倍低減している。
【0036】
用語「RNA」は、あらゆるリボ核酸を意味する。この用語は、一本鎖に加えて二本鎖のRNAを包含する。本発明のRNAは、単離されたRNA(すなわち、その天然の状態から単離されたもの)および遺伝的に修飾された形態を包含する。さらに、メチル化RNAのような天然に存在する修飾RNAまたはビオチン化RNAのような人為的修飾RNAを含む、化学的に修飾されたRNAもまた含まれる。用語「RNA」はまた、特に4つの生物学的に存在するヌクレオチド/塩基(アデニン、グアニン、シトシンおよびウラシル)以外の塩基から構成されるRNAを含む。本発明のRNAは、これが上記で言及されたタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)をコードすべきであるという点で特徴付けられる。
【0037】
用語「核酸」または「核酸配列」は、DNA分子、RNA分子、cDNA分子または誘導体を含むポリヌクレオチドを意味する。この用語は、一本鎖に加えて二本鎖のポリヌクレオチドを包含する。本発明の核酸は、単離されたポリヌクレオチド(すなわち、その天然の状態から単離されたもの)および遺伝的に修飾された形態を包含する。さらに、グリコシル化もしくはメチル化ポリヌクレオチドのような天然に存在する修飾ポリヌクレオチドまたはビオチン化ポリヌクレオチドのような人為的修飾ポリヌクレオチドを含む、化学的に修飾されたポリヌクレオチドもまた含まれる。さらに、用語「核酸」および「ポリヌクレオチド」は交換可能であり、あらゆる核酸を意味する。用語「核酸」および「ポリヌクレオチド」は、また、特に5つの生物学的に存在する塩基(アデニン、グアニン、チミン、シトシンおよびウラシル)以外の塩基から構成される核酸を含む。
【0038】
用語「タンパク質」、「アミノ酸」および「ポリペプチド」は、交換可能に使用される。用語「タンパク質」は、天然に存在するアミノ酸に加えてその誘導体から構成されるアミノ酸の配列を意味する。天然に存在するアミノ酸は、本技術分野においてよく知られており、生化学の標準的な教科書に記載されている。アミノ酸配列の中で、アミノ酸はペプチド結合によって結合している。さらに、アミノ酸配列における2つの末端は、カルボキシル末端(C末端)およびアミノ末端(N末端)と呼ばれる。用語「タンパク質」は、本質的に精製されたタンパク質、またはさらに他のタンパク質を含むタンパク質調製物を包含する。さらに、この用語はまた、タンパク質断片に関する。さらに、これは化学的に修飾されたタンパク質を含む。そのような修飾は、人為的修飾、またはリン酸化、グリコシル化、ミリスチル化その他のような天然に存在する修飾であってもよい。
【0039】
ORF3aおよび/もしくはORF3b(3aおよび/もしくは3bのRNAならびに/または3aのタンパク質および/もしくは3bのタンパク質)ならびに/またはORF5aおよび/もしくはORF5b(5aおよび/もしくは5bのRNAならびに/または5aのタンパク質および/もしくは5bのタンパク質)の低減した発現を測定する方法は、当業者によく知られている。そのような方法は、RT−PCR、リアルタイムRT−PCR、ノザンブロット、ウェスタンブロット、ラジオイムノアッセイ、ELISA、免疫蛍光、免疫組織化学、インシチュハイブリダイゼーションを含むが、これらに限定されない。
【0040】
しかし、用語「不活性化されている」はまた、タンパク質(3aタンパク質および/もしくは3bタンパク質ならびに/または5aタンパク質および/もしくは5bタンパク質)の低減した(または消失した)活性を包含する。好ましくは、本発明のIBVにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性は、野生型IBVウイルスにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性と比較した場合、5〜10%、10〜20%、20〜30%、30〜40%、40〜50%、50〜60%、60〜70%、70〜80%、80〜90%、90〜95%、95〜99%低減している。より好ましくは、本発明のIBVにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性は、野生型IBVウイルスにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性と比較した場合、50〜100%、60〜100%、70〜100% 80〜100%または90〜100%低減している。さらにより好ましくは、本発明のIBVにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性は、野生型IBVウイルスにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性と比較した場合、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%低減している。
【0041】
好ましくは、本発明のIBVにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性は、野生型IBVウイルスにおけるタンパク質(3aタンパク質および/または3bタンパク質および/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)の活性と比較した場合、約1〜約100倍、約5〜約80倍、約20〜約80倍、約1〜約10倍、または約1〜約5倍、または約40〜約80倍、または1、2、3、4、5、7、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95もしくは100低減している。
【0042】
IBVのアクセサリータンパク質3aおよび3bは、近年、インビトロでI型インターフェロン応答の遅延した活性化を引き起こすことが見出され、IFNによって誘導される細胞性抗ウイルス状態に対するIBVの抵抗性に、タンパク質3aがさらに関与している(Kint et al2015: J.Virol. 89:1156-1167; Kint et al 2015: J.Virol. doi: NI.01057-15.)。アクセサリータンパク質5bは宿主細胞シャットオフに寄与し、これによって、中でもI型IFNの翻訳を阻害する(Kint、博士論文 2015年)。
【0043】
用語「不活性化されている」は、低減されたまたは阻害された細胞性インターフェロン免疫応答を有する組換えIBVを包含する(細胞性インターフェロン免疫応答に完全に干渉することができないIBV)。好ましくは、この組換えIBVは、インターフェロン発現および/または活性への干渉を低減または阻害した。好ましくは、1つもしくは2つのタイプのインターフェロン(IFN)の発現および/または活性が低減または阻害される。本発明の一態様において、組換えIBVは、IFN−[アルファ]の発現および/または活性に対する影響を引き起こす。別の態様において、IFN−[ベータ]の発現および/または活性が影響される。別の態様において、IFN−[ガンマ]の発現および/または活性が影響される。好ましくは、IFN−[アルファ]および/またはIFN−[ベータ]および/またはIFN−[ガンマ]の発現および/または活性は、例えば同じ条件下における野生型細胞または動物のようなIFN応答性システムにおける対照(例えばPBS、またはインターフェロンアンタゴニスト活性のないタンパク質)と比較した場合、インターフェロンアンタゴニスト活性を有するタンパク質、ポリペプチド等により5〜10%、10〜20%、20〜30%、30〜40%、40〜50%、50〜60%、60〜70%、70〜80%、80〜90%、またはそれより多く低減している。より好ましくは、IFN−[アルファ]および/またはIFN−[ベータ]および/またはIFN−[ガンマ]の発現および/または活性は、例えば同じ条件下におけるIFN応答性システムにおける対照(例えばPBS、またはインターフェロンアンタゴニスト活性のないタンパク質)と比較した場合、インターフェロンアンタゴニスト活性を有するタンパク質、ポリペプチド等により約1〜約100倍、約5〜約80倍、約20〜約80倍、約1〜約10倍、または約1〜約5倍、または約40〜約80倍、または1、2、3、4、5、7、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95もしくは100倍低減している。低減または阻害されたインターフェロン発現および/活性を測定する方法は、当業者によく知られている。
本発明の一態様において、ORF3aは完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aは完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0044】
本発明の一態様において、ORF5aは完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aは完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0045】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF5aは完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bおよびORF5bは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF5aは完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bおよびORF5bは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0046】
用語「完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は、完全または部分的な欠失、完全または部分的な置換、および完全または部分的な逆位を包含する。用語「完全」は、全ORFが、そのORFの開始コドンから停止コドンまで影響されることを意味する。好ましくは、ORF3aおよび/またはORF5aが完全に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。しかし、用語「部分的」は、全ORFの一部のみが影響されることを意味する。好ましくは、ORF3a、ORF3b、ORF5a、ORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。より好ましくは、ORF3bおよび/またはORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。最も好ましくは、ORF3bおよび/またはORF5bが、ORF3c(Eタンパク質をコードしている)およびORFN(Nタンパク質をコードしている)の発現ならびに/またはEタンパク質およびNタンパク質の活性に影響しないために、部分的に欠失している。
本発明の一態様において、ORF3aは完全または部分的に欠失しており、ORF3bは部分的に欠失している。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aは完全または部分的に欠失しており、ORF3bは部分的に欠失しているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0047】
本発明の一態様において、ORF5aは完全または部分的に欠失しており、ORF5bは部分的に欠失している。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aは完全または部分的に欠失しており、ORF5bは部分的に欠失しているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF5aは完全または部分的に欠失しており、ORF3bおよびORF5bは部分的に欠失している。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF5aは完全または部分的に欠失しており、ORF3bおよびORF5bは部分的に欠失しているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0048】
本発明の一態様において、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aORF5bの開始コドンが不活性化されている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3a、および/または
− ORF3b、および/または
− ORF5a、および/または
− ORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの開始コドンが不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0049】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドンおよびORF3bの開始コドンが不活性化されている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドンおよびORF3bの開始コドンが不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0050】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が不活性化されている。よって、AUGの不活性化は、AUG内における1、2、または3個のヌクレオチドの不活性化/突然変異を包含することが理解されなければならない。したがって、開始コドンAUGの不活性化は、Aの突然変異および/またはUの突然変異および/またはGの突然変異を包含する。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0051】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bの開始コドン(AUG)の前記不活性化は、欠失、置換または逆位である。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が、欠失、置換または逆位によって不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0052】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドンおよびORF5bの開始コドンが不活性化されている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドンおよびORF5bの開始コドンが不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0053】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が不活性化されている。よって、AUGの不活性化は、AUG内における1、2、または3個のヌクレオチドの不活性化/突然変異を包含することが理解されなければならない。したがって、開始コドンAUGの不活性化は、Aの突然変異および/またはUの突然変異および/またはGの突然変異を包含する。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0054】
本発明の一態様において、ORF5aおよびORF5bの開始コドン(AUG)の前記不活性化は、欠失、置換または逆位である。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が、欠失、置換または逆位によって不活性化されているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0055】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0056】
用語「開始コドンの5’末端からトランケートされている」は、5’末端におけるORFのトランケーションを意味する。用語「5’末端」は既に、他の箇所に記載された。用語「トランケートされたまたはトランケーション」は、ORF内における1つまたは複数のヌクレオチド/塩基の欠失を意味する。よって、ORFの3’末端の部分は保持される一方、ORFの5’末端領域の部分は欠失する。しかし、5’末端におけるトランケーションは、対応するタンパク質内における1つまたは複数のアミノ酸の欠失、またはORFにおけるフレームシフトを生じ得、これは野生型のタンパク質とは異なるコード領域を生じる。しかし、5’末端におけるトランケーションは、開始コドンがトランケートされるために、タンパク質の発現をまったく生じ得ない可能性がある。
本明細書で使用される用語「開始コドンの5’末端」は、前記トランケーションが、ORFの開始コドンに影響する(を含む)と理解されるべきである。開始コドン(AUG)の5’末端はAであり、その一方(wherease)AUGの3’末端はGである。しかし、用語「5’」および「3」は当業者によく知られている。
【0057】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bは、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGからトランケートされている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
本発明ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGからトランケートされているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0058】
本明細書で使用される用語「開始コドンのA、U、またはGからトランケートされている」は、前記トランケーションがAまたはUまたはGで開始し得ると理解されるべきである。トランケーションがAで開始する場合、そのAがトランケートされる。しかし、Aからのトランケーションが2つ以上のヌクレオチドの欠失を含むのであれば、Uも同様に欠失する。さらに、Aからのトランケーションが3つ以上のヌクレオチドの欠失を含むのであれば、A、U、およびGが欠失する。しかし、トランケーションがUで開始するのであれば、そのUが欠失し、その一方でAUGのAはなお残る。さらに、トランケーションがGで開始するのであれば、そのGが欠失し、一方でAUGのAおよびUはなお残る。
【0059】
本発明の一態様において、ORF5aおよびORF5bは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0060】
本発明の一態様において、ORF5aおよびORF5bは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGからトランケートされている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGからトランケートされているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0061】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bは、ORF3aの開始コドン(AUG)(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされており、ORF5aおよびORF5bは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG)(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされており、ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0062】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0063】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0064】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0065】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。
【0066】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0067】
用語「ORF3aの開始コドンの5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は、5’末端からのORF3aのヌクレオチドにおける欠失、置換、または逆位を意味し、5’末端のヌクレオチド(AUGのA;配列番号1のヌクレオチド1〜3)が1番である。よって、前記用語は、ヌクレオチド1〜173、1〜172、1〜171、1〜170、1〜169、その他1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、および1〜1までにおける5’末端からの欠失、置換または逆位を包含する。よって、用語「ORF3aの開始コドンの5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は173の変異体を包含し、173すべての変異体において、5’末端のヌクレオチド(AUGのAが1番と定義される)が欠失しているか、置換されているか、または逆位になっていると理解されるべきである。
【0068】
用語「ORF3bの開始コドンの5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は、5’末端からのORF3bのヌクレオチドの欠失、置換、または逆位を意味し、5’末端のヌクレオチド(AUGのA;配列番号1のヌクレオチド174〜176)が1番である。よって、前記用語は、ヌクレオチド1〜175、1〜174、1〜173、1〜172、1〜170、その他1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、および1〜1までにおける5’末端からの欠失、置換または逆位を包含する。よって、用語「ORF3bの開始コドンの5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は175の変異体を包含し、175すべての変異体において、5’末端のヌクレオチド(AUGのAが1番と定義される)が欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。
【0069】
好ましくは、本発明のIBVは、ORF3aの5’末端からの、ヌクレオチド1〜10、ヌクレオチド1〜20、ヌクレオチド1〜30、ヌクレオチド1〜40、ヌクレオチド1〜50、ヌクレオチド1〜60、ヌクレオチド1〜70、ヌクレオチド1〜80、ヌクレオチド1〜90、ヌクレオチド1〜100、ヌクレオチド1〜110、ヌクレオチド1〜120、ヌクレオチド1〜130、ヌクレオチド1〜140、ヌクレオチド1〜150、ヌクレオチド1〜160、ヌクレオチド1〜170、ヌクレオチド1〜173の欠失、置換または逆位を含み、5’末端のヌクレオチド(AUGのA;配列番号1のヌクレオチド1)が1番であり、そして、好ましくは、本発明のIBVは、ORF3bの5’末端からの、ヌクレオチド1〜10、ヌクレオチド1〜20、ヌクレオチド1〜30、ヌクレオチド1〜40、ヌクレオチド1〜50、ヌクレオチド1〜60、ヌクレオチド1〜70、ヌクレオチド1〜80、ヌクレオチド1〜90、ヌクレオチド1〜100、ヌクレオチド1〜110、ヌクレオチド1〜120、ヌクレオチド1〜130、ヌクレオチド1〜140、ヌクレオチド1〜150、ヌクレオチド1〜160、ヌクレオチド1〜170、ヌクレオチド1〜175の欠失、置換または逆位を含み、5’末端のヌクレオチド(AUGのA;配列番号1のヌクレオチド174)が1番である。
【0070】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜173ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜172ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜171ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド174)から1〜175ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド175)から1〜174ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド176)から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜173ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜172ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜171ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド174)から1〜175ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド175)から1〜174ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド176)から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0071】
用語「1〜171ヌクレオチド」、「1〜172ヌクレオチド」、「1〜173ヌクレオチド」、「1〜174ヌクレオチド」および「1〜175ヌクレオチド」は、上記に示した他の定義に従って理解されなければならない。よって、前記用語は、171の変異体、172の変異体、173の変異体、174の変異体または175の変異体を包含する。用語「開始コドンのAから」、「開始コドンのUから」または「開始コドンのGから」は、欠失、置換または逆位の開始点を定義する。用語「開始コドンのAから」は、典型的には、開始コドン(AUG)におけるAから開始する欠失、置換または逆位を定義し、Aに影響する。
好ましくは、本発明のIBVは、ORF3aおよびORF3bの開始コドン(AUG)のA、UまたはGからの、ヌクレオチド1〜10、ヌクレオチド1〜20、ヌクレオチド1〜30、ヌクレオチド1〜40、ヌクレオチド1〜50、ヌクレオチド1〜60、ヌクレオチド1〜70、ヌクレオチド1〜80、ヌクレオチド1〜90、ヌクレオチド1〜100、ヌクレオチド1〜110、ヌクレオチド1〜120、ヌクレオチド1〜130、ヌクレオチド1〜140、ヌクレオチド1〜150、ヌクレオチド1〜160、ヌクレオチド1〜170の欠失、置換または逆位を含む。
【0072】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0073】
用語「ORF5aの開始コドンの5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は、5’末端からのORF5aのヌクレオチドの欠失、置換、または逆位を意味し、5’末端のヌクレオチド(AUGのA;配列番号2のヌクレオチド1〜3)が1番である。よって、前記用語は、ヌクレオチド1〜194、1〜193、1〜192、1〜191、1〜190、その他1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、および1〜1までにおける5’末端からの欠失、置換または逆位を包含する。よって、用語「ORF5aの開始コドンの5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は194の変異体を包含し、194すべての変異体において、5’末端のヌクレオチド(AUGのAが1番と定義される)が欠失しているか、置換されているか、または逆位になっていると理解されるべきである。
【0074】
用語「ORF5bの開始コドンの5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は、5’末端からのORF5bのヌクレオチドの欠失、置換、または逆位を意味し、5’末端のヌクレオチド(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が1番である。よって、前記用語は、ヌクレオチド1〜191、1〜190、1〜189、1〜188、1〜187、その他1〜5、1〜4、1〜3、1〜2、および1〜1までにおける5’末端からの欠失、置換または逆位を包含する。よって、用語「ORF5bの開始コドンの5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は191の変異体を包含し、191すべての変異体において、5’末端のヌクレオチド(AUGのAが1番と定義される)が欠失しているか、置換されているか、または逆位になっていると理解されるべきである。
【0075】
好ましくは、本発明のIBVは、ORF5aの5’末端からの、ヌクレオチド1〜10、ヌクレオチド1〜20、ヌクレオチド1〜30、ヌクレオチド1〜40、ヌクレオチド1〜50、ヌクレオチド1〜60、ヌクレオチド1〜70、ヌクレオチド1〜80、ヌクレオチド1〜90、ヌクレオチド1〜100、ヌクレオチド1〜110、ヌクレオチド1〜120、ヌクレオチド1〜130、ヌクレオチド1〜140、ヌクレオチド1〜150、ヌクレオチド1〜160、ヌクレオチド1〜170、ヌクレオチド1〜180、ヌクレオチド1〜190、ヌクレオチド1〜194の欠失、置換または逆位を含み、5’末端のヌクレオチド(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)が1番であり、そして、好ましくは、本発明のIBVは、ORF5bの5’末端からの、ヌクレオチド1〜10、ヌクレオチド1〜20、ヌクレオチド1〜30、ヌクレオチド1〜40、ヌクレオチド1〜50、ヌクレオチド1〜60、ヌクレオチド1〜70、ヌクレオチド1〜80、ヌクレオチド1〜90、ヌクレオチド1〜100、ヌクレオチド1〜110、ヌクレオチド1〜120、ヌクレオチド1〜130、ヌクレオチド1〜140、ヌクレオチド1〜150、ヌクレオチド1〜160、ヌクレオチド1〜170、ヌクレオチド1〜180、ヌクレオチド1〜190、ヌクレオチド1〜191の欠失、置換または逆位を含み、5’末端のヌクレオチド(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)が1番である。
【0076】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜194ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜193ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜192ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜191ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜190ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜189ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜194ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜193ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜192ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜191ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜190ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜189ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0077】
用語「1〜189ヌクレオチド」、「1〜190ヌクレオチド」、「1〜191ヌクレオチド」、「1〜192ヌクレオチド」、「1〜193ヌクレオチド」、「1〜194ヌクレオチド」は、上記に示した他の定義に従って理解されなければならない。前記用語は、189の変異体、190の変異体、191の変異体、192の変異体、193の変異体または194の変異体を包含する。用語「開始コドンのAから」、「開始コドンのUから」または「開始コドンのGから」は、欠失、置換または逆位の開始点を定義する。用語「開始コドンのAから」は、典型的には、開始コドン(AUG)におけるAから開始する欠失、置換または逆位を定義し、Aに影響する。
【0078】
好ましくは、本発明のIBVは、ORF5aおよびORF5bの開始コドン(AUG)のA、UまたはGからの、ヌクレオチド1〜10、ヌクレオチド1〜20、ヌクレオチド1〜30、ヌクレオチド1〜40、ヌクレオチド1〜50、ヌクレオチド1〜60、ヌクレオチド1〜70、ヌクレオチド1〜80、ヌクレオチド1〜90、ヌクレオチド1〜100、ヌクレオチド1〜110、ヌクレオチド1〜120、ヌクレオチド1〜130、ヌクレオチド1〜140、ヌクレオチド1〜150、ヌクレオチド1〜160、ヌクレオチド1〜170、ヌクレオチド1〜180、ヌクレオチド1〜189の欠失、置換または逆位を含む。
【0079】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aにおける5’末端から少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0080】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0081】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0082】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、UまたはGから少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0083】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から174〜200ヌクレオチド、もしくは174〜300ヌクレオチド、もしくは174〜348ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から174〜200ヌクレオチド、もしくは174〜300ヌクレオチド、もしくは174〜348ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0084】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から174〜348ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から173〜347ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から172〜346ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から174〜348ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から173〜347ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から172〜346ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0085】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から195〜250ヌクレオチド、もしくは195〜300ヌクレオチド、もしくは195〜350ヌクレオチド、もしくは195〜385ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から195〜250ヌクレオチド、もしくは195〜300ヌクレオチド、もしくは195〜350ヌクレオチド、もしくは195〜385ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0086】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から195〜385ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から194〜384ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から193〜383ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から195〜385ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から194〜384ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から193〜383ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0087】
本発明の一態様において、ORF3aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0088】
本発明の一態様において、ORF5aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0089】
概して、用語「ORF3a/3b/5a/5bのヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」は、前記ORF内におけるすべての場所で生じ得るヌクレオチドの欠失、置換または逆位を意味する。よって、ヌクレオチドの前記欠失、置換または逆位は、前記ORFの5’末端のみ、前記ORFの3’末端のみ、もしくは前記ORFの残りのヌクレオチド(5’末端および3’末端を除く)またはこれらのあらゆる組み合わせ(典型的には前記ORFの5’末端およびさらなるヌクレオチド、または前記ORFの3’末端およびさらなるヌクレオチドのようなもの)に影響しうる。よって、典型的には「ORF3a/3b/5a/5bにおける少なくとも25ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」という表現は、前記25ヌクレオチドが前記ORF内のあらゆる場所で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっていることができることを意味し、前記ORF内のヌクレオチドの欠失、置換または逆位の局在に向けた限定は伴わない。さらに、典型的には「ORF3aにおける1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている」という表現は、前記ヌクレオチドが前記ORF内のあらゆる場所で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっていることができることを意味し、前記ORF内のヌクレオチドの欠失、置換または逆位の局在に向けた限定は伴わない。さらに、上記に示したように、用語「1〜173ヌクレオチド」は、173の変異体(1、2、3、4、その他171、172もしくは173ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含すると理解されるべきである。したがって、用語「1〜175ヌクレオチド」は、175の変異体(1、2、3、4、その他173、174もしくは175ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含し、用語「1〜194ヌクレオチド」は、194の変異体(1、2、3、4、その他192、193もしくは194ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含し、用語「1〜90ヌクレオチド」は、90の変異体(1、2、3、4、その他88、89もしくは90ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含し、用語「1〜191ヌクレオチド」は、191の変異体(1、2、3、4,その他189、190もしくは191ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含し、用語「1〜348ヌクレオチド」は、348の変異体(1、2、3、4、その他346、347もしくは348ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含し、そして用語「1〜385ヌクレオチド」は、385の変異体(1、2、3、4,その他383、384もしくは385ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位)を包含することが理解されるべきである。
【0090】
本発明の一態様において、ORF3aにおける1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bにおける1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aにおける1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bにおける1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0091】
本発明の一態様において、ORF5aにおける1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bにおける1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aにおける1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bにおける1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0092】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBVまたはIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0093】
「ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内」という用語は、本明細書で使用するとき、ヌクレオチドの前記欠失、置換または逆位が、ORF3aの開始コドンに影響を与え得(含み得)、ORF3cの開始コドンは影響を受けない(除かれる)ものと理解されるべきである。よって、ORF3cの発現および/またはEタンパク質の活性は影響を受けない。よって、「ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内」という用語は、ORF3cの開始コドンが影響を受けない限り、前記ORF内のどこにでも生じ得るヌクレオチドの欠失、置換または逆位を指す。よって、ヌクレオチドの前記欠失、置換または逆位は、ORF3aの5’末端のみ、ORF3bの3’末端のみ(ORF3cの開始コドンに影響を与えない)もしくは前記ORFのヌクレオチドの残り(前記5’末端および3’末端を除く)、またはそれらの任意の組み合わせに影響を与え得る。さらに、前記から、「176〜348ヌクレオチド」という用語は、176、177、178などから346、347または348ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位を包含すると理解されるべきである。
【0094】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、ORF3aおよびORF3bの不活性化は、ORF3cの発現に影響を与えず、および/またはEタンパク質の活性に影響を与えない。よって、ORF3aおよびORF3bの発現(3aおよび3b RNAならびに/または3aタンパク質および3bタンパク質)および/またはタンパク質の活性は低減し(または排除され)、一方、ORF3c発現は影響を受け、および/またはEタンパク質の活性は影響を受けないIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0095】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0096】
本発明の一態様において、ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドは、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVを含む免疫原性組成物を提供する。よって、ORF3aおよびORF3bの不活性化は、ORF3cの発現に影響を与えず、および/またはEタンパク質の活性に影響を与えない。よって、ORF3aおよびORF3b発現(3aおよび3b RNAならびに/または3aタンパク質および3bタンパク質)および/またはタンパク質の活性は低減され(または排除され)、一方、ORF3cの発現および/またはEタンパク質の活性は影響を受けない。
【0097】
本発明の1つの態様において、ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドは、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドの発明は、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0098】
「ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内」という用語は、本明細書で使用するとき、ヌクレオチドの前記欠失、置換または逆位が、ORF5aの開始コドンに影響を与え得(含み得)、一方、ORFNの開始コドンは影響を受けない(除かれる)ものと理解されるべきである。よって、ORFNの発現および/またはNタンパク質の活性は影響を受けない。よって、「ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内」という用語は、ORFNの開始コドンが影響を受けない限り、ORF内のどこにでも生じ得るヌクレオチドの欠失、置換または逆位を指す。よって、ヌクレオチドの前記欠失、置換または逆位は、ORF5aの5’末端のみ、ORF5bの3’末端のみ(ORFNの開始コドンに影響を与えない)もしくは前記ORFのヌクレオチドの残りまたはそれらのいずれかの組み合わせに影響を与え得る。さらに、前記から、「195〜385ヌクレオチド」という用語は、195、196、197などから383、384または385ヌクレオチドまでの欠失、置換または逆位を包含するものと理解されるべきである。
【0099】
本発明の一態様において、ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aおよびORF5bの195〜385のヌクレオチドは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている免疫原性組成物を提供する。よって、ORF5aおよびORF5bの不活性化は、ORFNの発現および/またはNタンパク質の活性に影響を与えない。よって、ORF5aおよびORF5b発現(5aおよび5b RNAならびに/または5aタンパク質および/または5bタンパク質)およびタンパク質の発現は低減し(または排除され)、一方、ORFNの発現および/またはNタンパク質の活性は影響を受けないIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0100】
本発明の一態様において、ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドは、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびbORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0101】
本発明の一態様において、ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF5b、ならびにORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドは、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0102】
本発明の一態様において、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までのORF3aおよびORF3bは、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までのORF3aおよびORF3bは、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0103】
本発明の一態様において、配列番号1に示されるRNA配列は、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
配列番号1に示されるRNA配列は、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0104】
本発明の一態様において、配列番号1に示されるRNA配列と少なくとも70%の同一性を有するRNA配列は、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
配列番号1に示されるRNA配列と少なくとも70%の同一性を有するRNA配列は、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0105】
本発明の一態様において、配列番号1に示されるRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%の同一性を有するRNA配列は、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
配列番号1に示されるRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%の同一性を有するRNA配列は、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0106】
用語「同一性」または「配列同一性」は、当該技術分野において公知であり、2つ以上のポリペプチド配列または2つ以上のポリヌクレオチド配列、すなわち参照配列と、参照配列と比較するための所与の配列の間の関係を指す。配列同一性は、所与の配列を参照配列と、それらの配列を最適に整列させ、このような配列の鎖間の一致によって決定される最高度の配列類似性を達成した後に比較することによって決定される。このような整列に際して、配列同一性は、位置ごとを基準に確認される。例えば、特定の位置でヌクレオチドまたはアミノ酸残基が同一である場合、配列はその位置で「同一」である。次に、このような位置同一の総数を参照配列中のヌクレオチドまたは残基の総数で割ることによって、配列同一性%が与えられる。配列同一性は、公知の方法によって容易に計算され得、限定されないが、それらの教示が参照により本明細書に組み込まれる、Computational Molecular Biology、Lesk, A. N.、編集、Oxford University Press、New York(1988年)、Biocomputing: Informatics and Genome Projects、Smith, D.W.、編集、Academic Press、New York(1993年);Computer Analysis of Sequence Data、Part I、Griffin, A.M.、およびGriffin, H. G.、編集、Humana Press、New Jersey(1994年);Sequence Analysis in Molecular Biology、von Heinge, G.、Academic Press(1987年);Sequence Analysis Primer、Gribskov, M.およびDevereux, J.、編集、M. Stockton Press、New York(1991年);Carillo, H.、およびLipman, D.,、SIAM J. Applied Math.、48巻:1073頁(1988年)に記載されている方法が挙げられる。配列同一性を決定する好ましい方法は、試験される配列間で最大の一致をもたらすように設計される。配列同一性を決定する方法は、所与の配列間の配列同一性を決定する、公衆に利用可能なコンピュータプログラムで集大成されている。このようなプログラムの例には、限定されないが、GCGプログラムパッケージ(Devereux, J.ら、Nucleic Acids Research、12巻(1号):387頁、1984年)、BLASTP、BLASTNおよびFASTA(Altschul, S. F.ら、J. Molec. Biol.、215巻:403〜410頁、1990年)が含まれる。BLASTXプログラムは、NCBIおよび他の供給源(それらの教示が参照により本明細書に組み込まれる、BLAST Manual、Altschul, S.ら、NCVI NLM NIH Bethesda, MD 20894、Altschul, S. F.ら、J. Molec. Biol.、215巻:403〜410頁(1990年))から公衆に利用可能である。
【0107】
これらのプログラムは、所与の配列と参照配列の間で最高レベルの配列同一性を生じさせるために、デフォルトギャップ重みを用いて最適に配列を整列させる。参照ヌクレオチド配列に対して少なくとも例えば85%、好ましくは90%、さらに好ましくは95%の「配列同一性」を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを例にすると、所与のポリヌクレオチドのヌクレオチド配列は、所与のポリヌクレオチド配列が、参照ヌクレオチド配列の100ヌクレオチドごとに15まで、好ましくは10まで、さらに好ましくは5までの点突然変異を含み得ることを除いて、参照配列と同一であることが意図される。換言すれば、参照ヌクレオチド配列と比べて少なくとも例えば85%、好ましくは90%、さらに好ましくは95%の同一性を有するポリヌクレオチドにおいて、参照配列のヌクレオチドの15%まで、好ましくは10%まで、さらに好ましくは5%までが欠失もしくは別のヌクレオチドで置換され得、または参照配列中の総ヌクレオチドの15%まで、好ましくは10%まで、さらに好ましくは5%までの数のヌクレオチドが参照配列に挿入され得る。参照配列のこれらの突然変異は、参照配列の5’もしくは3’末端の位置またはそれら末端の位置の間の任意の位置に存在するか、参照配列のヌクレオチドの間に個々に分散されるか、または参照配列内の1つまたは複数の連続するグループに存在し得る。同様に、参照アミノ酸配列に対して少なくとも例えば85%、好ましくは90%、さらに好ましくは95%の「配列同一性」を有する所与のアミノ酸配列を有するポリペプチドでは、所与のポリペプチドのアミノ酸配列は、所与のポリペプチド配列が参照アミノ酸配列の100アミノ酸毎に15まで、好ましくは10まで、さらに好ましくは5までのアミノ酸変化を含み得ることを除いて、参照配列と同一であることが意図される。換言すれば、参照配列と少なくとも85%、好ましくは90%、さらに好ましくは95%の配列同一性を有する所与のポリペプチド配列を得るために、参照配列のアミノ酸残基の15%まで、好ましくは10%まで、さらに好ましくは5%までが欠失もしくは別のアミノ酸で置換され得るか、または参照配列中のアミノ酸残基の総数の15%まで、好ましくは10%まで、さらに好ましくは5%までの数のアミノ酸残基が参照配列に挿入され得る。参照配列のこれらの変化は、参照アミノ酸配列のアミノもしくはカルボキシ末端の位置またはそれら末端の位置の間の任意の位置に存在するか、参照配列の残基の間に個々に分散されるか、または参照配列内の1つまたは複数の連続するグループに存在し得る。好ましくは、同一ではない残基の位置は、保存的アミノ酸置換によって相違する。しかしながら、保存的置換は、配列同一性を決定するときには一致として含まれない。
【0108】
「同一性」、「配列同一性」および「同一性パーセント」という用語は、本明細書において同義的に用いられる。本発明の目的で、ここでは、2つのアミノ酸配列または2つの核酸配列の同一性パーセントを決定するために、最適な比較を目的として配列を整列させることが規定されている(例えば、第2のアミノまたは核酸配列との最適なアラインメントのために第1のアミノ酸または核酸の配列の中にギャップを導入することができる)。次に、対応するアミノ酸またはヌクレオチド位置にあるアミノ酸またはヌクレオチド残基が比較される。第1の配列内の1つの位置が第2の配列内の対応する位置と同じアミノ酸またはヌクレオチド残基によって占有されている場合、分子はその位置において同一である。2つの配列間の同一性パーセントは、配列が共有する同一の位置の数の関数である(すなわち、同一性%=同一位置の数/合計位置数(すなわち重複する位置)×100)。好ましくは、2つの配列は同じ長さである。
配列比較は、比較される2つの配列の全長にわたってか、または2つの配列の断片全体にわたって実施されてもよい。典型的には、この比較は比較される2つの配列の全長にわたって実施される。しかしながら、配列同一性は、例えば、20、50、100個またはそれより多い隣接しているアミノ酸残基の一領域にわたって実施され得る。
【0109】
当業者であれば、2つの配列間の相同性を決定するために異なるコンピュータプログラムを利用することができるということを認識する。例えば、2つの配列間の配列の比較および同一性パーセントの決定は、数学的アルゴリズムを用いて達成することができる。好ましい実施形態においては、2つのアミノ酸または核酸配列の間の同一性パーセントは、Blosum62マトリックスまたはPAM250マトリックスのいずれか、ならびに16、14、12、10、8、6または4というギャップ重みおよび1、2、3、4、5または6という長さ重みを用いて、(http://www.accelrys.com/products/gcg/で入手可能な)Accelrys GCGソフトウェアパッケージ内のGAPプログラム内に取込まれたNeedlemanおよびWunsch(J. Mol. Biol.(48巻):444〜453頁(1970年))アルゴリズムを用いて決定される。当業者は、これらの異なるバラメータのすべてが、わずかに異なる結果を生み出すが、2つの配列の全体的同一性パーセンテージが、異なるアルゴリズムを使用した場合に著しく変わらない、ということを認識する。
【0110】
さらに、本発明のタンパク質配列またはヌクレオチド配列は、例えば、他のファミリーメンバーまたは関連する配列を同定するために、公開データベースに対する検索を実行するための「クエリー配列」として使用することができる。このような検索は、Altschulら(1990年)J. Mol. Biol.、215巻:403〜10頁のBLASTNおよびBLASTPプログラム(バージョン2.0)を用いて実行することができる。本発明のタンパク質分子と相同なアミノ酸配列を得るために、BLASTPプログラム、スコア=50、ワード長=3を用いて、BLASTタンパク質検索を実行することができる。比較を目的としてギャップ付きアラインメントを得るために、ギャップ付きBLASTをAltschulら(1997年)Nucleic Acids Res.、25巻(17号):3389〜3402頁に記載されているように利用することができる。BLASTおよびギャップ付きBLASTPプログラムを利用する場合、それぞれのプログラム(例えば、BLASTPおよびBLASTN)のデフォルトパラメータを使用することができる。国立生物工学情報センター(National Center for Biotechnology Information)のホームページhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/を参照されたい。
【0111】
本発明の一態様において、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までのORF5aおよびORF5bは、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までのORF5aおよびORF5bは、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0112】
本発明の一態様において、配列番号2に示されるRNA配列は、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
配列番号2に示されるRNA配列は、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0113】
本発明の一態様において、配列番号2に示されるRNA配列と少なくとも70%の同一性を有するRNAは、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
配列番号2に示されるRNA配列と少なくとも70%の同一性を有するRNA配列は、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0114】
本発明の一態様において、配列番号2に示されるRNA配列と、少なくとも1つと少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の同一性を有するRNA配列は、ORF5aおよびORF5b内において欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている。よって、本発明は、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、またはIBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されており、
配列番号2に示されるRNA配列と、少なくとも1つと少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の同一性を有するRNA配列は、ORF5aおよびORF5b内において欠失しているか、置換されているか、または逆位になっているIBVまたはIBVを含む免疫原性組成物を提供する。
本発明の一態様において、Eタンパク質は、遺伝子型QX、ボーデット、H120もしくはH52のアミノ酸配列を有するか、または上記した遺伝子型のうちの少なくとも1つと、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有する。
【0115】
本発明の一態様において、Eタンパク質は、KM586818(QX)、AJ311317(ボーデット)、FJ807652(H120)もしくは配列番号38(H52)に示されるアミノ酸配列を有するか、または上記した配列のうちの少なくとも1つと、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有する。
本発明の一態様において、IBVは弱毒化される。
【0116】
用語「弱毒化された」とは、野生型分離物と比較して毒性が低減した病原体を指す。本発明において、弱毒化IBVは、毒性が低減してIBV感染の臨床徴候を引き起こさないが、標的動物において免疫反応を誘導することができるものであるが、これは、臨床徴候が、弱毒化されていないIBVに感染し、弱毒化されたウイルスを受けていない動物の「対照群」と比較して、弱毒化IBVに感染させた動物の発症率または重症度において低減することも意味し得る。これに関連して、用語「低減/低減した」とは、上記で定義される弱毒化されていないIBVに感染させた対照群と比較して、少なくとも10%、好ましくは25%、さらにより好ましくは50%、なおより好ましくは60%、さらにより好ましくは70%、なおより好ましくは80%、なおより好ましくは90%、さらにより好ましくは95%、および最も好ましくは100%の低減を意味する。よって、弱毒化IBV株は、修飾された生きたIBVを含む免疫原性組成物への組み込みに適しているものである。
【0117】
よって、本発明は、弱毒化IBV(伝染性気管支炎ウイルス)、または弱毒化IBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている弱毒化IBVまたは弱毒化IBVを含む免疫原性組成物を提供する。
よって、本発明は、弱毒化IBVまたは弱毒化IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF3bが不活性化されている弱毒化IBVまたは弱毒化IBVを含む免疫原性組成物を提供する。
よって、本発明は、弱毒化IBVまたは弱毒化IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5aおよびORF5bが不活性化されている弱毒化IBVまたは弱毒化IBVを含む免疫原性組成物を提供する。
よって、本発明は、弱毒化IBVまたは弱毒化IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている弱毒化IBVまたは弱毒化IBVを含む免疫原性組成物を提供する。
【0118】
不活性化ウイルス
本発明の一態様において、本発明のIBVは不活性化されており、その結果、全体的に不活性化ウイルスが生じる。よって、本発明はまた、不活性化IBVを含む免疫原性組成物であって、
− ORF3a、および/または
− ORF3b、および/または
− ORF5a、および/または
− ORF5b
は不活性化されている免疫原性組成物を指す。
本発明の別の態様において、本発明のIBVは不活性化されており、その結果、全体的に不活性化ウイルスが生じる。よって、本発明はまた、以下:
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている不活性化IBV、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている不活性化IBV、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている不活性化IBV
を含む免疫原性組成物を指す。
【0119】
任意の通常的な不活性化方法を本発明の目的のために用いることができる。よって、不活性化は、当業者に公知である化学的および/または物理的処理によって実施できる。好ましい不活性化方法には、環化されて二元性エチレンイミン(BEI)を形成している2−ブロモエチレンアミンヒドロブロミド(BEA)の溶液の添加を含む環化二元性エチレンイミン(BEI)の添加が含まれる。さらに好ましい化学的不活性化剤は、限定されないが、Triton X−100、デオキシコール酸ナトリウム、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、β−プロピオラクトン、チメロサール、フェノールおよびホルムアルデヒド(ホルマリン)を含む。しかしながら、不活性化はまた、中和ステップを含み得る。好ましい中和剤には、限定されないが、チオ硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウムなどが含まれる。
【0120】
好ましいホルマリン不活性化条件は、約0.02%(v/v)〜2.0%(v/v)、より好ましくは約0.1%(v/v)〜1.0%%(v/v)、さらに好ましくは約0.15%(v/v)〜0.8%(v/v)、さらに好ましくは約0.16%(v/v)〜0.6%(v/v)、最も好ましくは約0.2%(v/v)〜0.4%(v/v)のホルマリン濃度を含む。インキュベーション時間は、IBVの耐性に依存する。一般的に、不活性化プロセスは、適切な培養系でIBVの増殖が検出できなくなるまで実施される。
好ましくは、本発明の不活性化IBVは、好ましくは本明細書において上述される濃度を使用して、ホルマリン不活性化される。
【0121】
本発明の不活性化IBVは、公知の技術、例えばNature、1974年、252巻、252〜254頁またはJournal of Immunology、1978年、120巻、1109〜13頁に記載されているものを用いてリポソームに取り込まれ得る。本発明の別の実施では、本発明の不活性化IBVは、適切な生物学的化合物、例えば、多糖、ペプチド、タンパク質など、またはそれらの組み合わせにコンジュゲートされ得る。
本発明の一態様において、IBVは遺伝的に操作されている。
用語「遺伝的に操作された」とは、「逆遺伝学」アプローチを用いて突然変異させたIBVを指す。好ましくは、本発明によるIBVは、遺伝的に操作されている。逆遺伝学技術は、合成組換えウイルスRNAの調製を伴う。しかしながら、「逆遺伝学」技術は、当業者に周知である。
本発明の一態様において、IBVは、組換えIBVである。
【0122】
用語「組換え」とは、本明細書で使用するとき、対応するRNAゲノム(またはRNA配列もしくははタンパク質)に、天然に存在しない任意の修飾を有するRNAゲノム(またはRNA配列もしくはタンパク質)を指す。例えば、RNAゲノム(またはRNA配列もしくはタンパク質)は、例えば、ヒト介入により、人為的に導入された挿入、欠失、逆位、再配置または点突然変異を含有する場合、「組換え」とみなされる。よって、RNAゲノム配列(またはRNA配列もしくはタンパク質)は、性質上、関連している配列(RNA配列またはタンパク質のアミノ酸配列)のすべてまたは一部に関連していない。用語「組換え」とは、ウイルスに関して使用する場合、ウイルスゲノムの人為的操作によって産生されるウイルスを意味する。用語「組換えウイルス」は、遺伝子学的に修飾されたウイルスを包含する。
【0123】
IBV株
IBV株は、血清型および遺伝子型によって分類することができる。血清型分類は中和抗体によるウイルスの処理を伴い、一方、遺伝子型分類はS1(スパイク)タンパク質の配列を調べることを伴う。しかしながら、様々なIBV株が当業者に周知である。伝染性気管支炎ウイルスは、1930年代に米国で最初に発見された。同定された最初のIBV血清型はマサチューセッツであったが、米国では、元々同定されたマサチューセッツ型に加えて、アーカンソーおよびデラウェアなどのいくつかの血清型が同定されている。
IBV株ボーデットはマサチューセッツ型であり、ニワトリ胚において少なくとも150継代後に誘導された。IBV株ボーデットは、元々BeaudetteおよびHudson(J. Am. Vet. Med. A.、90巻、51〜60頁、1937年)によって分離され、ニワトリ胚において数百回継代された。これは、一般的に「ニワトリ胚に適応した」または「卵に適応した」株である。ボーデット以外の他のマサチューセッツ型IBV株は、H120、H52、およびM41である。
IB QXは、元々中国で分離されたIBVの毒性分離株として報告されている。しかしながら、このウイルスは、ヨーロッパに広がっており、オランダを中心とした西ヨーロッパにおいて同定されているが、ドイツ、フランス、ベルギー、デンマーク、英国では同定されていない。QX血清型は、アジアおよびアフリカのいくつかの国々(countires)で報告されている。
別のIBV株は、一般的に793Bとも呼ばれる4/91遺伝子型である。
【0124】
イタリアでは1990年代後半に「イタリエン−02」または「イタリア−02」と呼ばれる株が分離されている。これらの分離株の1つの配列分析は、2002年に公開された(NCBI−BLAST、番号AJ457137)。しかしながら、研究は、このイタリア−02株がヨーロッパに広がり、IBV変種4/91は別として、英国、スペイン、フランス、オランダにおいて最も優勢な遺伝子型の1つとなっていることを示している。
さらに、D274、B1648/D8880、D1466、V1397およびArkansas株は、同様にヨーロッパで同定されている。
【0125】
本発明の一態様において、IBVは、アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13)、グレー、ホルテ(Holte)、アイオワ(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246 G、D580、H52、H120)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアWolg/98)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE 17、Variant 2(IS/1494/06など)および4/91(793B)からなる株のリストから選択される遺伝子型を有する。
本発明の一態様において、IBVは、QX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型である。
【0126】
本発明の一態様において、QX遺伝子型は、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/CK/SP/170/IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96からなるリストから選択される。
本発明の一態様において、マサチューセッツ遺伝子型は、H120、H52、Spain/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、Spain/96/334、M41−M21883からなるリストから選択される。
【0127】
本発明の一態様において、4/91遺伝子型は、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、 UK−1233−95、UK/3/91、Spain/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91からなるリストから選択される。
本発明の一態様において、Q1遺伝子型は、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ−295−10からなるリストから選択される。
【0128】
本発明の一態様において、イタリア02遺伝子型は、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、Spain/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08からなるリストから選択される。
本発明の一態様において、IBVは、マサチューセッツ遺伝子型H52株のものである。
本発明の一態様において、H52は、H52Uである。
本発明の一態様において、H52は、EU817497で示されるヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有する。
【0129】
本発明の一態様において、H52株は、AF352315で示されるアミノ酸配列、またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するスパイク(S1)タンパク質を有する。
本発明の一態様において、H52株は、AY044185もしくはAF352310で示されるアミノ酸配列、またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するヌクレオカプシド(N)タンパク質を有する。
本発明の一態様において、H52株は、AF317210で示されるアミノ酸配列、またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するエンベロープ(E)タンパク質を有する。
本発明の一態様において、H52株は、AF286185で示されるアミノ酸配列、またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有する膜糖タンパク質(M)タンパク質を有する。
【0130】
任意のIBV株を得ることは、当業者の一般的な知識の範囲内である。IBV株は、市販品として購入することができ、科学研究所から入手することができ、またはゲノムは、IBV株が配列決定され、配列が公表され、したがって利用可能であるため、相補的DNAとして合成することができる。さらに、IBV株は、野外から分離することができる。IBV株を分離する方法およびIBV株を特徴付ける方法は、当業者に周知である。Valter Leonardo de Quadros、2011年(Dissertation, Das Infektiose Bronchitis Virus(IBV):Molekularbiologische Untersuchungen zur Diagnostik und zum Vorkommen sowie zur Pathogenitat des Genotyps IBV QX in spezifisch pathogenfreien (SPF) Broilern, Freie Universitat Berlin)、Worthingtonら、2009年(Avian Pathology、37巻(3号)、247〜257頁)、Liuら、2009年(Virus Genes、38巻:56〜65頁)、Dolzら、2006年(Avian Pathology、35巻(2号):77〜85頁)、Farsangら、2002年(Avian Pathology、31巻:229〜236頁)、Fengら、2014年(Virus Genes、49巻:292〜303頁)には、様々なIBV株を分離し、分化させる方法が記載されている。
【0131】
典型的には、任意のIBV株を得ることは、当業者の一般的な知識の範囲内である。典型的なNobilis IB H52(MSD Animal Health)、AviPro IB H52(Lohmann Animal Health GmbH & Co.KG)、Bronchovac(Ceva)および同様のものなどのIBV H52株を市販品として購入することができる。さらに、McDonaldら、1980年(Avain Pathology、9巻:245〜259頁)は、Central Veterinary Laboratory RotterdamによりIBV H52を得ることができることを開示し、Kusters(J. gen Virol、68巻:343〜352頁)は、オランダにあるPoultry Health Institute Dorn(現在、Deventer Instituteである;IBV H52は、Deventerで得ることができる)によりIBV H52を得ることができることを開示し、およびChenら、2007年(Avian Pathology、36巻(4号):269〜274頁)は、China Institute of Veterinary Drug ControlによりIBV H52を得ることができることを開示する。さらに、IBV H52は、何十年もの間、ワクチン株として使用されており(Bijlengaら、2004年、Avian Pathology、33巻(6号):550〜557頁)、よって、野外で見出され、そこから分離することができる。IBV H52株を分離する方法、およびIBV H52株を特徴付ける方法は、当業者に周知である。典型的には、IBV H52株は、Zwaagstraら、1992年(J. Clin. Microbiol.、30巻(1号):79〜84頁)、Handbergら、1999年(Avian Pathology、28巻:327〜335頁)、またはCallisonら、2006年(Journal of Virological Methods、138巻:60〜65頁)に記載されているように特徴付けることができる。例えば、Zwaagstraら1992およびHandbergら1999は、RT−PCRおよび配列決定のためのマサチューセッツ特異的プライマー(例えば、それぞれSタンパク質およびNタンパク質用)および比較のための参照配列を開示する。
【0132】
さらに、用語「IBV」は、分離され、特徴付けられているIBVの多数の血清型を包含することを意味し、(限定されないが)以下のものを含む:B/D274/84;B/UK 167/84;B/UK142/86;E D3S96/84;E/UK 123/82;ブラジル/BRl/USP−73/09;793B/4−91/91;FR/CR88121 88;中国/Q1/98;Chka/LDL971 97 aaz09202;CAV/CAV9437/95;CAV/CAV1 86/95;CAV/CAV56b 91;PA/Wolgemnth/98;PA/i 71/99;C/557/03 SI;JAA/04 SIワクチン;HN99 SI;N1/62/SI;GAGS SI GU301925;Ark/ArkDPI 81 SI;Ark/Ark99/73;CAL99/CAL99/99 SI;CAL99/NE15172/95 SI;Holte/Holte/54;JMK/JMK/64;Gray/Gray/60;lowa/lowa609/56;Ca 1737/04 SI;DMA/5642/06 SI;GA07/GA07/07 Si;QX/QXIBV/99;Mass/H52/SI;Mass/Hi 20/SI;Mass/Mass41/4l SI;Cofln/Corm46/51 SIワクチン:FL/FL i 8288/71;DE DE072/92 SIワクチン;GA98/Q470/98 SI;およびDutch/D 1466/81。
典型的な参照株およびそれらのスパイク遺伝子配列のヌクレオチド配列データベース受託番号のさらなる例は、M41(マサチューセッツ血清型;X04722)、NUD274/78(D274血清型;X15832)、米国/アーカンソー99(Ark 99血清型;L10384)、ベルギー/B1648(B1648血清型;X87238)、米国(DE)/072/92(DE072血清型;U77298)、US(GA)/0470/98(ジョージア98血清型;AF274437)、Ut14/91(793B1血清型;AF093794)、USA/コネチカット(コネチカット血清型;L18990)およびNL/D1466(D1466血清型;M21971)である。
【0133】
本発明の一態様において、免疫原性組成物はワクチンである。用語「ワクチン」は、本明細書の他の箇所において既に記載されている。しかしながら、宿主が、新規感染に対する耐性が増強され、および/または疾患の臨床的重症度が低減するような防御免疫反応を示す場合、免疫原性組成物は「ワクチン」として記載される。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、薬学的に許容される担体を含む。
「薬学的に許容される担体」という用語は、任意のおよびすべての溶媒、分散媒、コーティング剤、安定化剤、希釈剤、防腐剤、抗菌剤および抗真菌剤、等張剤、吸着遅延剤、アジュバント、免疫刺激剤、ならびのそれらの組み合わせを含む。
【0134】
「希釈剤」は、水、生理食塩水、デキストロース、エタノール、グリセロールなどを含むことができる。等張剤は、とりわけ、塩化ナトリウム、デキストロース、マンニトール、ソルビトール、およびラクトースを含むことができる。安定化剤は、とりわけ、アルブミンおよびエチレンジアミン四酢酸のアルカリ塩を含むことができる。
本発明の一態様において、薬学的に許容される担体は、リン酸緩衝生理食塩水である。
好ましくは、免疫原性組成物は、ショ糖ゼラチン安定化剤をさらに含む。
本発明の一態様において、薬学的に許容される担体は、キトサンである。
【0135】
キトサンは、甲殻類(例えば、エビ、カニ)、昆虫、および他の無脊椎動物のキチンからの天然に脱アセチル化された多糖である。最近、Rauwら、2009年(Vet Immunol Immunop、134巻:249〜258頁)は、キトサンが、生きたニューカッスル病ワクチンの細胞性免疫反応を増強し、その保護効果を促進することを実証した。さらに、Wangら(2012年)(Arch Virol(2011年)157巻:1451〜1461頁)は、生きた弱毒化インフルエンザワクチンに使用するためのアジュバントとしてのキトサンの可能性を示す結果を示している。
好ましくは、免疫原性組成物は、1つまたは複数の他の免疫調節剤、例えば、インターロイキン、インターフェロン、または他のサイトカインをさらに含むことができる。本発明との関連において有用なアジュバントおよび添加剤の量および濃度は、当業者によって容易に決定することができる。
【0136】
一部の態様において、本発明の免疫原性組成物は、アジュバントを含む。本明細書で使用される「アジュバント」は、水酸化アルミニウムおよびリン酸アルミニウム、サポニン、例えばQuil A、QS-21(Cambridge Biotech Inc.、ケンブリッジ、マサチューセッツ州)、GPI-0100(Galenica Pharmaceuticals、Inc.、バーミンガム、AL)、油中水型エマルジョン、水中油型エマルジョン、水中油中水型エマルジョンを含むことができる。エマルジョンは、特に、軽質流動パラフィン油(European Pharmacopeaタイプ);イソプレノイド油、例えば、スクアランまたはスクアレン;アルケン、特にイソブテンまたはデセンのオリゴマー化から生じる油;酸のエステルまたは線状アルキル基を含有するアルコールのエステル、より具体的には、植物油、オレイン酸エチル、ジ−(カプリル酸塩/カプリン酸)プロピレングリコール、トリ−(カプリル酸塩/カプリン酸)グリセリル、またはジオレイン酸プロピレングリコール;分岐脂肪酸のエステルまたはアルコールのエステル、特にイソステアリン酸エステルに基づくことができる。油は、エマルジョンを形成するために乳化剤と組み合わせて使用される。乳化剤は、好ましくは非イオン性界面活性剤、特にソルビタンのエステル、マンニドのエステル(例えばオレイン酸無水マンニトール)、グリコールのエステル、ポリグリセロールのエステル、プロピレングリコールのエステル、および場合によりエトキシル化されるオレイン酸、イソステアリン酸、リシノレイン酸またはヒドロキシステアリン酸のエステル、およびポリオキシプロピレン−ポリオキシンエチレンコポリマーブロック、特にプルロニック製品、とりわけL121である。Hunterら、「The Theory and Practical Application of Adjuvants」(編集Stewart-Tull、D.E.S.)、JohnWileyおよびSons、NY、51〜94頁(1995年、)およびToddら、Vaccine 、15巻:564〜570頁(1997年)を参照されたい。典型的なアジュバントは、M. PowellおよびM. Newmanによって編集された「Vaccine Design, The Subunit and Adjuvant Approach」(Plenum Press、1995年)の147頁に記載されているSPTエマルジョン、および同書籍の183頁に記載されているエマルジョンMF59である。
【0137】
アジュバントのさらなる例は、アクリル酸またはメタクリル酸のポリマー、および無水マレイン酸とアルケニル誘導体とのコポリマーから選ばれる化合物である。有利なアジュバント化合物は、特に糖またはポリアルコールのポリアルケニルエーテルで架橋されているアクリル酸またはメタクリル酸のポリマーである。これらの化合物は、用語カルボマー(Phameuropa、8巻、2号、1996年6月)により公知である。当業者はまた、少なくとも3個のヒドロキシル基、好ましくは8個以下のヒドロキシル基を有するポリヒドロキシル化された化合物で架橋されたこのようなアクリル系ポリマーを記載している米国特許第2,909,462号を参照することができ、少なくとも3個のヒドロキシル基は、少なくとも2個の炭素原子を有する不飽和脂肪族基によって置換される。好ましいラジカルは、2〜4個の炭素原子を含有するラジカルであり、例えば、ビニル、アリルおよび他のエチレン性不飽和基が挙げられる。不飽和基は、それ自体、メチルなどの他の置換基を含有し得る。Carbopol(BF Goodrich、オハイオ州、米国)という名称で販売されている製品が特に適切である。それらは、アリルスクロースまたはアリルペンタエリスリトールと架橋される。その中で、Carbopol 974P、934Pおよび971Pが言及され得る。Carbopol 971Pの使用が最も好ましい。無水マレイン酸とアルケニル誘導体のコポリマーの中には、無水マレイン酸とエチレンのコポリマーであるコポリマーEMA(Monsanto)がある。水へのこれらのポリマーの溶解は、免疫原性、免疫学的またはワクチン組成物自体が取り込まれるアジュバント溶液を与えるために、好ましくは生理学的pHに、中和される酸性溶液をもたらす。
【0138】
さらに適切なアジュバントには、限定されないが、多数ある中で、RIBIアジュバントシステム(Ribi Inc.)、ブロックコポリマー(CytRx、アトランタ、GA)、SAF−M(Chiron、エメリービル、CA)、モノホスホリル脂質A、アブリジン脂質−アミンアジュバント、大腸菌由来の熱不安定性エンテロトキシン(組換えまたはその他)、コレラ毒素、IMS 1314もしくはムラミルジペプチド、あるいは天然もしくは組換えサイトカインまたはそれらの類似体、あるいは内在性サイトカイン放出の刺激剤が含まれる。
【0139】
アジュバントは、用量あたり約100μg〜約10mgの量で、好ましくは用量あたり約100μg〜約10mgの量で、より好ましくは用量あたり約500μg〜約5mgの量で、なおより好ましくは用量あたり約750μg〜約2.5mgの量で、最も好ましくは用量あたり約1mgの量で添加され得ることが期待される。あるいは、アジュバントは、最終生成物の体積比で、約0.01〜50%の濃度で、好ましくは約2%〜30%の濃度で、より好ましくは約5%〜25%の濃度で、さらにより好ましくは約7%〜22%の濃度で、最も好ましくは10%〜20%の濃度で存在し得る。
【0140】
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である。「処置および/または予防」、「臨床徴候」および「必要とする」という用語は、他の箇所において定義されている。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、相同的なチャレンジから保護する。「保護」および「予防」および「予防する」という用語は、本出願において同義的に使用される。しかしながら、これらの用語は、他の箇所において定義されている。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、M41によるチャレンジから保護する。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、単回投与のために製剤化される。
単回投薬の体積は、本明細書の他の箇所において定義されている。
さらに、このような単回用量のこのような免疫原性組成物の投与後に、1用量の本発明の免疫原性組成物は有効であることが示されている。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、IBVの用量あたり1〜10log
10のEID50/mlを含む。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、IBVの用量あたり2〜5log
10のEID50/mlを含む。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、IBVの用量あたり2〜4log
10のEID50/mlを含む。
【0141】
キット
組成物は、必要に応じて、活性成分を含有する1つまたは複数の単位投与形態を含有し得るパックまたはディスペンサーデバイス中に提供され得る。パックは、例えば、ブリスターパックなどの金属またはプラスチックホイルを含み得る。パックまたはディスペンサーデバイスは、投与するための、好ましくは対象、特に家禽に投与するための指示書を添付され得る。このような容器(単数または複数)に、医薬品または生物学的製剤の製造、使用または販売を規制する政府機関によって規定された形式の通知が関連付けることができる。この通知は、人ヒト投与用の製造、使用または販売の機関による承認が反映される。
したがって、本発明は、本明細書に記載されているIBVまたは免疫原性組成物を含むキットを提供する。
本発明の一態様において、キットは、鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む。
本発明の一態様において、キットは、家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む。
本発明の一態様において、キットは、IB(伝染性気管支炎)の処置および/または予防のための指示書をさらに含む。
【0142】
処置方法
さらに、本発明は、対象を免疫化する方法であって、そのような対象に本明細書に記載されている免疫原性組成物を投与することを含む方法を提供する。
「免疫化する」という用語は、免疫化される対象に免疫原性組成物を投与することによる能動免疫化に関し、それにより、このような免疫原性組成物に含まれる抗原に対する免疫学的反応を引き起こす。
好ましくは、免疫化は、一群における特定のIBV感染の発症率の緩和、または特定のIBV感染によって引き起こされるかもしくは関連付けられる臨床徴候の重症度の低減をもたらす。
さらに、本明細書で提供される免疫原性組成物による、必要性のある対象の免疫化は、IBV感染による対象の感染の予防をもたらす。さらにより好ましくは、免疫化は、IBV感染に対して有効であり、持続的な免疫学的反応をもたらす。前記期間は、1ヶ月を超え、好ましくは2ヶ月を超え、好ましくは3ヶ月を超え、より好ましくは4ヶ月を超え、より好ましくは5ヶ月を超え、より好ましくは6ヶ月を超えて続くことが理解される。免疫化は、免疫化されたすべての対象において有効でない場合があることを理解するべきである。しかしながら、その用語は、一群の対象のかなりの部分が効果的に免疫化されることを要求する。
【0143】
好ましくは、通常、すなわち免疫化せずに、IBV感染によって通常引き起こされるかまたはIBV感染に関連付けられる臨床徴候を発症する一群の対象が想定される。一群の対象が効果的に免疫化されているかどうかは、当業者にさらなる煩雑さを伴うことなく決定することができる。好ましくは、免疫化は、少なくとも33%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、なおより好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは少なくとも100%の所与の群の対象における臨床徴候が、本発明の前に利用可能であった免疫原性組成物で免疫化されていないかまたは免疫化されたが、後に特定のIBVに感染した対象と比較して、少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%、なおより好ましくは少なくとも30%、さらにより好ましくは少なくとも40%、なおより好ましくは少なくとも50%、なおより好ましくは少なくとも60%、なおより好ましくは少なくとも70%、なおより好ましくは少なくとも80%、なおより好ましくは少なくとも90%、なおより好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは100%まで発症率または重症度において減少される場合、有効である。
さらに、本発明は、必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に本明細書に記載されている免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法を提供する。
【0144】
「処置および/または予防」という用語は、一群における特定のIBV感染の発症率の減少、または特定のIBV感染によって引き起こされるかもしくは関連付けられる臨床徴候の重症度の低減を指す。したがって、「処置および/または予防」という用語はまた、特定のIBVに感染するようになった一群における対象数の減少(=特定のIBV感染の発症率の減少)、あるいは、通常、IBV感染と関連付けられるかもしくはIBV感染によって引き起こされる臨床徴候の重症度の減少、あるいは特定のIBVによる感染後のウイルス排出の低減、または対象が本明細書において提供される免疫原性組成物を受けていない対象群と比較して、このような有効量の免疫原性組成物を受けている対象群において、特定のIBVによる感染後の産卵鶏における産卵減少の予防もしくは低減を指す。
【0145】
「処置および/または予防」は、一般的に、本発明の有効量の免疫原性組成物を、必要性のある対象もしくは一群の対象に投与すること、またはこのような処置/予防から利益を得ることができることを伴う。用語「処置」とは、対象または一群の少なくとも一部の対象がIBVに既に感染している場合、有効量の免疫原性組成物の投与を指し、そのような対象は、そのようなIBV感染によって引き起こされるかまたはそれに関連付けられた一部の臨床徴候をすでに示している。用語「予防」とは、IBVによるこのような対象のいずれもの感染前の対象、または少なくとも、このような対象もしくは対象群における対象のいずれもがこのようなIBVによって引き起こされるかまたはこのようなIBVによる感染に関連付けられるいずれもの臨床徴候を示さない対象の投与を指す。「予防(prophylaxis)」および「予防(prevention)」という用語は、本出願において同義的に使用される。
【0146】
本明細書で使用される「有効量」という用語は、限定されないが、対象において免疫反応を誘発するかまたは誘発することができる抗原の量を意味する。このような有効量は、一群における特定のIBV感染の発症率を減少することができ、または特定のIBV感染の臨床徴候の重症度を低減させることができる。
好ましくは、臨床徴候は、本発明の前に利用可能であった免疫原性組成物で処置されていないかまたは処置されたが、後に特定のIBVに感染した対象と比較して、少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%、なおより好ましくは少なくとも30%、さらにより好ましくは少なくとも40%、なおより好ましくは少なくとも50%、なおより好ましくは少なくとも60%、なおより好ましくは少なくとも70%、なおより好ましくは少なくとも80%、なおより好ましくは少なくとも90%、なおより好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは100%まで発症率または重症度において減少される。
【0147】
用語「臨床徴候」は、本明細書で使用するとき、IBVからの対象の感染の徴候を指す。感染の臨床徴候は、選択される病原体に依存する。このような臨床徴候の例には、限定されないが、呼吸困難、腎炎、唾液腺炎、異常な産卵、羽毛の波打ち、うつ病、成長率の低下および食欲の低下が含まれる。呼吸窮迫の徴候は、気管におけるガス抜き、咳、くしゃみ、気管支収縮、鼻および眼球排出、気管病変および線毛運動障害を含む呼吸器徴候を包含する。腎炎の徴候は、腎臓病変および水様性下痢を包含する。異常な産卵の徴候は、産卵減少、より小さいサイズの卵、下殻、内部卵の質の低下、卵黄の薄い卵および卵管内の線毛運動障害を包含する。しかしながら、臨床徴候はまた、限定されないが、生きている動物から直接観察可能な臨床徴候を含む。生きた動物から直接観察される臨床徴候の例には、鼻および眼球排出、咳、喘ぎ、くしゃみ、気管支収縮、羽毛の波打ち、結膜炎、体重減少、成長率の低下、食欲の低下、脱水、水様性下痢、跛行、嗜眠、衰弱および発育不全などが含まれる。
【0148】
好ましくは、本発明の前に利用可能であった免疫原性組成物で処置されていないかまたは処置されたが、後に特定のIBVに感染した対象と比較して、処置された対象における発症率または重症度が減少した臨床徴候は、線毛運動障害の低減、水泡音の低減、産卵減少の低減、腎臓病変の低減、水様性下痢の低減、体重減少の低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはそれらの組み合わせを指す。
用語「必要とする」または「必要性のある」とは、本明細書で使用するとき、投与/処置が、本発明による免疫原性組成物を受ける対象の健康もしくは臨床徴候、または健康における任意の他の陽性な薬効の増強または改善と関連付けられる。
【0149】
用語「低減する」または「低減した」または「低減」または「より低い」は、本出願において同義的に使用される。用語「低減」とは、臨床徴候が、処置されていない(免疫化されていない)が、後に特定のIBVに感染した対象と比較して、少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%、なおより好ましくは少なくとも30%、さらにより好ましくは少なくとも40%、なおより好ましくは少なくとも50%、なおより好ましくは少なくとも60%、なおより好ましくは少なくとも70%、なおより好ましくは少なくとも80%、なおより好ましくは少なくとも90%、なおより好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは100%まで減少されることを意味する。
さらに、本発明は、必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に本明細書に記載されている免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法を提供する。
例に示されるように、本明細書において提供される免疫原性組成物は、線毛運動障害の低減を効果的であることが証明されている。
用語「線毛運動障害」は、気管内の線毛の運動の低減を指す。したがって、線毛運動障害は、線毛の運動のために気管内輪の内層を調べることによって決定され得る。気管内の線毛の運動を決定する方法は、当業者の一般的な知識の範囲である。
好ましくは、線毛の運動は、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、IBWによるチャレンジまたは感染の10日後から、より好ましくはIBWによるチャレンジまたは感染の5日後から、より好ましくはIBWによるチャレンジまたは感染の4日後から、より好ましくはIBWによるチャレンジまたは感染の3日後から、最も好ましくはIBWによるチャレンジまたはIBV感染の1日または2日後から低下しない。
【0150】
用語「線毛運動障害の低下」とは、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%、なおより好ましくは少なくとも30%、さらにより好ましくは少なくとも40%、なおより好ましくは少なくとも50%、なおより好ましくは少なくとも60%、なおより好ましくは少なくとも70%、なおより好ましくは少なくとも80%、なおより好ましくは少なくとも90%、なおより好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは100%まで低減することを意味する。線毛運動障害の低減を測定する方法は、当業者の一般的な知識の範囲内である。
本発明の一態様において、前記対象は鳥である。
用語「鳥」は、当業者に周知である。用語「鳥」は、家禽を含むすべてのトリを包含する。
本発明の一態様において、前記対象は家禽である。
用語「家禽」は、当業者に周知である。用語「家禽」は、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、キジ、ギニアフォウル、ガチョウ、およびアヒルを包含する。さらに、用語「ニワトリ」には、若鶏、産卵鶏、および繁殖家として再交雑される生殖用のストックが含まれる。
本発明の一態様において、前記対象は、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は1回投与される。
単回投薬は1回のみ投与されることが理解される。例に示されるように、本明細書において提供される免疫原性組成物は、単回投薬を必要性のある対象に投与した後に有効であることが証明されている。
家禽ああたりの投薬量は、ワクチン接種の経路および家禽の年齢に依存する。
【0151】
典型的には、点眼ワクチンは、任意の年齢で1用量あたり1〜100μlの体積で投与される。好ましくは、点眼用の単回投薬ワクチンは、約5μl〜50μlの全体積、より好ましくは約20μl〜50μlの全体積を有し、単一の20μl、25μl、30μl、35μl、40μl、45μlまたは50μlの用量が好ましい。最も好ましくは、点眼用の単回投与ワクチンは、約30μl〜50μlの全体積を有し、単一の30μl、35μl、40μl、45μlまたは50μlの用量が好ましい。
【0152】
スプレーワクチンは、1日齢の家禽については、25〜1000μlの体積で用量を含有し得る。好ましくは、スプレーワクチン用の単回用量は、約50μl〜5000μl、より好ましくは約75μl〜2000μl、より好ましくは約100μl〜1000μl、さらにより好ましくは約200μl〜900μl、さらにより好ましくは約300μl〜800μl、さらにより好ましくは約400μ〜700μlの全体積を有し、単一の400μl、425μl、450μl、475μl、500μl、525μl、550μl、575μl、600μl、625μl、650μl、675μlまたは700μlの用量が好ましい。最も好ましくは、単回用量は、400μl、450μl、500μl、550μl、600μl、650μlまたは700μlの全体積を有する。
【0153】
卵内ワクチン接種用のワクチンは、50〜100μl、好ましくは50μlの体積の用量を含有し得る。好ましくは、卵内ワクチン用の単回用量は、約10μl〜250μl、より好ましくは約15μl〜200μl、さらにより好ましくは約20μl〜150μl、さらにより好ましくは約30μl〜100μl、さらにより好ましくは約30μl〜75μlの全体積を有し、単一の30μl、35μl、40μl、45μl、50μl、55μl、60μl、65μl、70μlまたは75μl用量が好ましい。最も好ましくは、単回用量は、40μl、45μl、50μl、55μlまたは60μlの全体積を有する。
筋肉内または皮下ワクチン接種用のワクチンまたは飲用水ワクチンの1用量は、30μl〜1000μlの体積の用量を含有し得る。好ましくは、単回用量は、約30μl〜1000μl、より好ましくは約50μl〜500μl、より好ましくは約75μl〜250μl、さらにより好ましくは約100μl〜200μlの全体積を有し、単一の100μl、110μl、120μl、125μl、130μl、135μl、140μl、145μl、150μl、160μl、170μl、175μl、180μl、190μl、155μl、または200μl用量の最も好ましい。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、2回以上の用量で投与される。
しかしながら、免疫原性組成物は、2回以上の用量で投与することができ、第1用量は第2(追加免疫)用量の投与前に投与される。
【0154】
2回の投薬レジメンの好ましい態様において、免疫原性組成物の第1用量と第2用量の両方は、同量で投与される。好ましくは、各用量は、上記の好ましい量である。第1および第2の投薬レジメンに加えて、別の実施形態は、さらに続く投薬を含む。例えば、第3、第4または第5の用量をこれらの態様で投与することができる。好ましくは、続く第3、第4および第5の投薬レジメンは、第1用量と同量で投与され、投薬間の時間枠は、上記の第1および第2の投薬間の時期と一致する。
【0155】
好ましくは、ワクチンの1回目の投与は、以下に記載の方法により、最初の3週齢以内、より好ましくは1週齢以内、最も好ましくは1日齢で実施される。2回目の投与は、最初の20週齢以内、好ましくは16〜18週齢以内、より好ましくは6〜12週齢以内に実施することができる。典型的には、初回(1回目)のワクチン接種は1〜10日齢で実施され、2回目のワクチン接種(追加免疫)は6〜12週齢もしくは16〜18週齢で生ワクチンまたは不活化ワクチンを用いて実施される。より好ましくは、初回(1回目)のワクチン接種は1日齢で実施され、2回目のワクチン接種(追加免疫)は6〜12週齢もしくは16〜18週齢で生ワクチンまたは不活化ワクチンを用いて実施される。
卵内ワクチン接種が使用される場合、好ましくは、胚が15〜19日齢、好ましくは17、18または19日齢、最も好ましくは18日齢であるときに、1回目の投与が実施される。2回目の投与は、最初の3週齢以内、好ましくは最初の10日齢以内に実施することができる。
本発明の一態様において、前記免疫原性組成物は、皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される。
【0156】
免疫原性組成物は、好ましくは、局所的または全身的に投与される。適切な投与経路は、鼻内、静脈内、皮内、経皮、筋肉内、腹腔内、皮下、ならびに吸入、卵内、噴霧、飲用水または点眼によるものなどの経口または非経口投与である。しかしながら、化合物の性質および作用様式に依存して、免疫原性組成物は、同様に他の経路によって投与され得る。例えば、このような他の経路には、皮内、静脈内、血管内、動脈内、腹腔内、髄腔内、気管内、皮内、心臓内、間唇内、肺葉内、髄内、肺内、直腸内、および膣内が含まれる。しかしながら、最も好ましくは、免疫原性組成物は、皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される。
生IBVワクチンは、好ましくは、点眼、鼻腔内、筋肉内または皮下により個々に投与される。
より好ましくは、飲用水およびエアロゾルスプレーワクチン接種を含む大量塗布方法が使用される。また、以下にさらに記載されるように、胚ワクチン(いわゆる卵内ワクチン)としてのワクチンの使用が好ましい。
例えば、若鶏は、1日齢または1〜3週齢で、特に、高レベルのMDAを有する若鶏に対してワクチン接種され得る。飼育ストックまたは繁殖用ストックは、初期には、1〜10日齢でワクチン接種され、7〜12週齢または16〜18週齢でワクチンにより追加免疫され得る。
卵内投与
【0157】
前記で概説したように、本発明はまた、卵内経路を介して安全に投与することができ、同時に防御免疫反応を誘導することができるIBVワクチンを提供する。卵内投与は当業者に周知であり、当業者はさらなる煩雑さを伴うことなしに卵内投与を行うことができる。ワクチンの卵内投与は、卵に含有されている間にトリ胚へのワクチンの投与を伴う(卵内ワクチン接種についての概説については、Ricksら、Advances in Vet. Med.、495〜515頁、1999年を参照されたい)。ワクチンは、当該技術分野(Sharma;Am. J. Vet. Res.、45巻、1619〜1623頁、1984年)において報告されているように、卵の任意の適切な区画(例えば、尿膜腔液、卵黄嚢、羊膜、気胞または胚)に投与され得る。好ましくは、ワクチンは、卵殻膜(気胞膜)および漿尿膜の下に投与される。
好ましくは、ワクチンは、孵化の後期中に、一般的に、孵化期間の最後の4分の1の間、好ましくは孵化の3〜4日前に胚の卵に注入される。好ましくは、投与は、胚が15〜19日齢、好ましくは17、18または19日齢、最も好ましくは18日齢である場合に実施される。続いて、ワクチン接種された孵化卵は、孵化のためにインキュベーターに移される。卵内投与のプロセスは、従来技術に記載されているようなロボット注入プロセスを用いて自動化することができる。
【0158】
後期胚は、検査されるほとんどのワクチンウイルスの感染に対して非常に感受性が高いため、通常、家禽の孵化後ワクチン接種のための従来のワクチンは、卵内ワクチン接種には使用することができない。しかしながら、国際特許出願公開第01/64244号は、IBVワクチンが、それが非常に低用量で適用されるという条件で、卵内投与に使用することができることを開示する。さらに、Wakenellら、1986年(Am. J. Vet. Res.、47巻、933〜938頁)は、組織培養においてIBワクチンウイルスを継代することにより、ウイルスを胚に対して非病原性にすることを開示する。
本発明の一態様において、前記免疫原性組成物は、点眼を介して投与される。
【0159】
典型的には、孵化後投与用の生ワクチンは、単位用量あたり10
1〜10
8のEID
50(50%卵感染用量)の濃度、好ましくは単位用量あたり10
2〜10
5のEID
50の濃度、より好ましくは単位用量あたり10
2〜10
4のEID
50の濃度、さらにより好ましくは単位用量あたり10
2〜10
3のEID
50の濃度で弱毒化IBVを含む。
卵内投与用の生ワクチンは、典型的には、50〜100μl、好ましくは50μlの体積で、10
2〜10
7のEID
50/胚、好ましくは10
2〜10
3のEID
50/胚の減弱化IBVの量を含む。
【0160】
好ましくは、本発明の免疫原性組成物は、用量あたり約1〜約10log
10のEID(卵感染用量)
50/mlの量で、好ましくは用量あたり約2〜約8log
10のEID
50/mlの量で、好ましくは用量あたり約2〜約7log
10のEID
50/mlの量で、より好ましくは用量あたり約2〜約6log
10のEID50/mlの量で、さらにより好ましくは用量あたり約2〜約5log
10のEID
50/mlの量で、さらにより好ましくは用量あたり約2〜約3log
10のEID
50/mlの量で、本発明のIBVを含む。より好ましくは、本発明の免疫原性組成物は、用量あたり約1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5またはlog
10のEID
50/mlの量で本発明のIBVを含む。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、1〜10log
10のEID
50/mlのIBVを含む。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、2〜5log
10のEID
50/mlのIBVを含む。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、2〜4log
10のEID
50/mlのIBVを含む。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、最初の1週間齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または最初の1日齢以内に対象に投与される。
【0161】
好ましくは、免疫化される対象は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または21日齢である。より好ましくは、免疫化される前記対象は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14日齢である。最も好ましくは、免疫化される前記対象は、1、2、3、4、5、6または7日齢である。
しかしながら、数日齢である対象者のワクチン接種後、家禽の免疫系がIBV感染に対する免疫を増強するためには数日を要することを理解しなければならない。したがって、好ましくは、対象は、最初の24時間齢以内に免疫化される。
本発明の一態様において、免疫原性組成物は、1日齢以内に対象に投与される。例に示されるように、本明細書において提供される免疫原性組成物は、1日齢の家禽に投与した場合、安全であり、有効であることが証明されている。
【0162】
本発明の一態様において、前記方法は、同種の免疫化されていない対照群と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、水泡音の予防もしくは低減、産卵減少の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水様性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはそれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータの改善をもたらす。
「処置および/または予防」という用語は、他の箇所において定義されており、ここでは、「予防(prophylaxis)」および「予防する」または「予防(prevention)」という用語は、本出願において同義的に使用される。さらに、「排出する」という用語もまた、他の箇所において定義されている。
【0163】
「低減する」、「低減した」、「低減」または「より低い」という用語は、有効性パラメータ(線毛運動障害、水泡音、産卵減少、腎臓病変、水様性下痢、体重減少、ウイルス負荷、ウイルス排出)が、同種の免疫化されていない対照群と比較して、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、より好ましくは少なくとも30%、なおより好ましくは少なくとも40%、なおより好ましくは少なくとも50%、なおより好ましくは少なくとも60%、なおより好ましくは少なくとも70%、なおより好ましくは少なくとも80%、なおより好ましくは少なくとも90%、なおより好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは100%低減することを意味する。有効性パラメータの改善を測定する方法は、当業者の一般的な知識の範囲内である。
【0164】
用語「ウイルス負荷」は当業者に周知である。ウイルス負荷という用語は、本明細書中のウイルス力価という用語と同義である。ウイルス負荷またはウイルス力価は、活動性ウイルス感染の重症度の尺度であり、当業者に公知の方法によって決定することができる。この決定は、ウイルスタンパク質への抗体結合およびさらなる検出によるか、または、代替的に、RT−PCRなどの増幅方法によるウイルスRNAの検出による、ウイルスタンパク質の検出に基づくことができる。核酸増幅法による血漿中のビリオン関連ウイルスRNAのモニタリングは、レトロウイルス疾患の状態および進行を評価し、予防的および治療的介入の有効性を評価するために広く使用されるパラメータである。典型的に、ウイルス負荷またはウイルス力価は、血漿1mlあたりのRNAのコピー数などの、関与する体液中のウイルスの生存量を推定することによって計算することができる。
用語「線毛運動障害」は、当業者に周知である。気管の表面は、線毛と呼ばれる多数の運動性の毛様構造で裏打ちされた特殊な上皮細胞で覆われている。用語「線毛運動障害」は、線毛の減少もしくは喪失、および/または線毛運動の喪失もしくは部分喪失を包含する。線毛運動障害は、当業者にさらなる煩雑さを伴うことなく決定することができる。
用語「水泡音」は、当業者には周知である。しかしながら、用語「水泡音」は、気管水泡音を包含し、気管支から発する音を指す。水泡音は、当業者にさらなる煩雑さを伴うことなく決定することができる。
用語「産卵減少」は、当業者に周知である。用語「産卵減少」は、産卵の減少を包含する。
本発明の一態様において、処置または予防は、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または減少をもたらす。
本発明の一態様において、処置または予防は、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または軽減をもたらす。
本発明の一態様において、処置または予防は、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵減少の予防または低減をもたらす
本発明はさらに、治療的に使用するための、本明細書に記載されているIBVまたは免疫原性組成物を提供する。
本発明はさらに、免疫原またはワクチンとしての使用のための、本明細書に記載されているIBVまたは免疫原性組成物を提供する。
本発明はさらに、医薬としての使用のための、本明細書に記載されているIBVまたは免疫原性組成物を提供する。
本発明はさらに、医薬の製造のための、本明細書に記載されているIBVまたは免疫原性組成物の使用を提供する。
本発明はさらに、対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、本明細書に記載されているIBVまたは免疫原性組成物の使用を提供する。
【0165】
さらに、ORF3aの単一の不活性化またはORF3bの単一の不活性化またはORF5aの単一の不活性化またはORF5bの単一の不活性化は、同様にIBVの弱毒化をもたらすことを理解しなければならない。したがって、ORF3aの単一の不活性化またはORF3bの単一の不活性化またはORF5aの単一の不活性化またはORF5bの単一の不活性化を有するIBVは、免疫原性組成物を調製するために使用することができる。さらに、このような免疫原性組成物は、本明細書に記載されるような効果(IBVチャレンジ感染に対する防御など)を有する。
【0166】
さらに、このような単一の不活性化(ORF3aまたはORF3bまたはORF5aまたはORF5b)を生じさせる場合、終止コドンを含む配列が、ORFの下流に挿入されて、前記ORFの翻訳の停止を確実にすることができると理解しなければならない。これは、2つのORFが重複し、一方のORFの不活性化が他方のORFの終止コドンを不活性化する場合に必要となり得る。
【0167】
実施形態
以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されているIBV。
【0168】
2.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、または
− ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、または
− ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている免疫原性組成物。
3.ORF3aおよびORF3bの前記不活性化が、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはEタンパク質の活性に影響しない、条項1のIBVまたは条項2の免疫原性組成物。
4.ORF3aおよびORF3bの前記不活性化が、ORFSの発現に影響しないおよび/またはSタンパク質の活性に影響しない、条項1〜3のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
5.ORF5aおよびORF5bの前記不活性化が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはNタンパク質の活性に影響しない、条項1〜4のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0169】
6.前記不活性化が、ORF3aの完全もしくは部分的な欠失およびORF3bの部分的な欠失ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な欠失およびORF5bの部分的な欠失、ORF3aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF3bの部分的なトランケーションならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF5bの部分的なトランケーション、ORF3aの完全もしくは部分的な逆位およびORF3bの部分的な逆位ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な逆位およびORF5bの部分的な逆位、ORF3aの完全もしくは部分的な再配置およびORF3bの部分的な再配置ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な再配置およびORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の置換である、条項1〜5のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
7.ORF3aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜6のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
8.ORF5が完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜7のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0170】
9.ORF3aおよびORF5aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bおよびORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜8のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
10.ORF3aが完全または部分的に欠失しており、ORF3bが部分的に欠失している、条項1〜9のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
11.ORF5aが完全または部分的に欠失しており、ORF5bが部分的に欠失している、条項1〜10のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
12.ORF3aおよびORF5aが完全もしくは部分的に欠失しており、ORF3bおよびORF5bが部分的に欠失している、条項1〜11のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
13.ORF3aの開始コドンおよびORF3bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜12のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0171】
14.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が不活性化されている、条項1〜13のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
15.ORF3aおよびORF3bの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項13または条項14のIBVまたは免疫原性組成物。
16.ORF5aの開始コドンおよびORF5bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜15のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
17.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が不活性化されている、条項1〜16のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
18.ORF5aおよびORF5bの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項16または条項17のIBVまたは免疫原性組成物。
【0172】
19.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされている、条項1〜18のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
20.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜19のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
21.ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている、条項1〜20のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
22.ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜21のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0173】
23.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG)(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされており、ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている、条項1〜22のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0174】
24.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜23のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0175】
25.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜24のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0176】
26.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜25のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0177】
27.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜26のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
28.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜27のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0178】
29.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜173ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜172ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜171ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド174)から1〜175ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド175)から1〜174ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド176)から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜28のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
30.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜29のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0179】
31.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜194ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜193ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜192ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜191ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜190ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜189ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜30のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0180】
32.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜31のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0181】
33.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜32のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
34.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜33のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0182】
35.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜34のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
36.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から174〜200ヌクレオチド、もしくは174〜300ヌクレオチド、もしくは174〜348ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜35のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0183】
37.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から174〜348ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から173〜347ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から172〜346ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜36のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
38.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から195〜250ヌクレオチド、もしくは195〜300ヌクレオチド、もしくは195〜350、もしくは195〜385ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜37のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0184】
39.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から195〜385ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から194〜384ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から193〜383ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜38のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0185】
40.ORF3aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜39のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0186】
41.ORF5aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜40のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0187】
42.ORF3aの1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜41のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
43.ORF5aの1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜42のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
44.ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
45.ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜44のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0188】
46.ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜45のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0189】
47.ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜46のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
48.ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜47のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
49.ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜48のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0190】
50.ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜49のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
51.ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜50のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0191】
52.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
53.配列番号1に記載されたRNA配列が、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜52のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0192】
54.配列番号1に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜53のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
55.ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜54のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
56.配列番号2に記載されたRNA配列が、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜55のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0193】
57.配列番号2に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜56のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
58.前記IBVが弱毒化されている、条項1〜57のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
59.前記IBVが遺伝的に操作されている、条項1〜58のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
60.前記IBVが組換えIBVである、条項1〜59のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0194】
61.前記IBVが、アーカンソー(Arkansas)(アーカンソー99など)、カリフォルニア(California)(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット(Connecticut)、デラウェア(Delaware)(デラウェア98など)、オランダ(Dutch)(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ(Florida)、ジョージア(Georgia)(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13など)、グレイ(Gray)、ホルテ(Holte)、アイオワ(Iowa)(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(Italy)(イタリア02など)、JMK、メイン(Maine)(メイン209など)、マサチューセッツ(Massachusetts)(M41、ボーデット(Beaudette)、246G、D580、H52、H120など)、ペンシルベニア(Pennsylvania)(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ(Wolg)/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント(Variant)2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1〜60のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
62.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1〜61のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0195】
63.前記QX遺伝子型が、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/Ck/SP/170/09、IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96を含むリストから選択される、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
64.前記マサチューセッツ遺伝子型が、H120、H52、スペイン(Spain)/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、スペイン/96/334、M41−M21883を含むリストから選択される、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
【0196】
65.前記4/91遺伝子型が、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、UK−1233−95、UK/3/91、スペイン/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91を含むリストから選択される、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
66.前記Q1遺伝子型が、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ(Chile)−295−10を含むリストから選択される、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
【0197】
67.前記イタリア02遺伝子型が、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、スペイン/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08を含むリストから選択される、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
68.前記IBVがマサチューセッツ遺伝子型株H52のものである、条項1〜62のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
69.ワクチンである、条項2〜68のいずれか1項の免疫原性組成物。
70.薬学的に許容される担体を含む、条項2〜69のいずれか1項の免疫原性組成物。
71.前記薬学的に許容される担体がリン酸緩衝生理食塩水である、条項70の免疫原性組成物。
72.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である、条項2〜71のいずれか1項の免疫原性組成物。
73.同種チャレンジから保護する、条項2〜72のいずれか1項の免疫原性組成物。
74.M41によるチャレンジから保護する、条項2〜73のいずれか1項の免疫原性組成物。
75.単回投与のために製剤化される、条項2〜74のいずれか1項の免疫原性組成物。
76.皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項2〜75のいずれか1項の免疫原性組成物。
77.1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜76のいずれか1項の免疫原性組成物。
78.2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜77のいずれか1項の免疫原性組成物。
79.2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜78のいずれか1項の免疫原性組成物。
80.条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物を含むキット。
81.鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項80に記載のキット。
82.家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項81に記載のキット。
83.IBの処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項82に記載のキット。
84.対象を免疫化する方法であって、そのような対象に条項2〜79のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を投与することを含む方法。
【0198】
85.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に条項2〜79のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
86.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に条項2〜79のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
87.対象を免疫化する方法における使用のための、条項2〜79のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0199】
88.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法における使用のための、条項2〜79のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0200】
89.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群における対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法における使用のための、条項2〜79のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
90.前記対象が鳥である、条項84〜89のいずれか1項の方法または使用。
91.前記対象が家禽である、条項84〜90のいずれか1項の方法または使用。
92.前記対象が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される、条項84〜91のいずれか1項の方法または使用。
93.前記免疫原性組成物を1回投与する、条項84〜92のいずれか1項の方法または使用。
94.前記免疫原性組成物を2回以上の用量で投与する、条項84〜92のいずれか1項の方法または使用。
95.前記免疫原性組成物を、皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項84〜94のいずれか1項の方法または使用。
96.前記免疫原性組成物を、点眼を介して投与する、条項84〜95のいずれか1項の方法または使用。
97.前記免疫原性組成物が、1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項84〜96のいずれか1項の方法または使用。
98.前記免疫原性組成物が、2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項84〜97のいずれか1項の方法または使用。
99.前記免疫原性組成物が、2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項84〜98のいずれか1項の方法または使用。
100.前記免疫原性組成物を、対象に、第1週齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または第1日齢以内に投与する、条項84〜99のいずれか1項の方法または使用。
101.前記免疫原性組成物を、対象に、第1日齢以内に投与する、条項84〜100のいずれか1項の方法または使用。
【0201】
102.前記方法が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、ラッセル音の予防もしくは低減、産卵低下の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはこれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータにおける改善を生じる、条項84〜101のいずれか1項の方法または使用。
103.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または低減を生じる、条項84〜102のいずれか1項の方法または使用。
104.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または低減を生じる、条項84〜103のいずれか1項の方法または使用。
105.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵低下の予防または低減を生じる、条項84〜104のいずれか1項の方法または使用。
106.治療的使用のための、条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
107.免疫原またはワクチンとしての使用のための、条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
108.医薬としての使用のための、条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
109.医薬の製造のための、条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
110.対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
【0202】
さらに、以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.IBVを増殖し、遺伝的に修飾する方法であって、
a)IBVのウイルスRNAを細胞にトランスフェクトするステップ、
b)ステップa)からの細胞に第1の部分的IBVウイルスRNAを共トランスフェクトするステップであって、前記第1の部分的IBVウイルスRNAが、異なるコロナウイルスの表面タンパク質をコードするものであるステップ、
c)前記部分的IBVウイルスRNAの前記異なるコロナウイルスにおける前記表面タンパク質について陽性であるキメラ感染性IBVクローンを選択するステップ、
d)第2の部分的IBVウイルスRNAを、ステップc)におけるキメラ感染性IBVクローンについて陽性である細胞系にトランスフェクトするステップであって、前記第2の部分的IBVウイルスRNAがIBVの表面タンパク質をコードし、前記第2の部分的IBVウイルスRNAが、さらなる修飾を保有するものであるステップ、
e)ステップd)からの前記細胞を、胚形成した鳥の卵に接種するステップ、
f)ステップe)における前記胚形成した鳥の卵から、遺伝的に修飾されたIBVを選択するステップであって、前記遺伝的に修飾されたIBVがIBVの前記表面タンパク質を有し、前記遺伝的に修飾されたIBVが、前記さらなる修飾を保有するものであるステップ
を含む、方法。
2.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1の方法。
【0203】
3.前記IBVが、アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8など)、グレイ、ホルテ、アイオワアイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246G、D580、H52、H120正しい?など)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1または2の方法。
4.トランスフェクトすることがマイクロインジェクションである、条項1〜3のいずれか1項の方法。
5.トランスフェクトすることがエレクトロポレーションである、条項1〜3のいずれか1項方法。
6.条項1のステップa)におけるトランスフェクションおよび条項1のステップb)における共トランスフェクションが同時に行われる、条項1〜5のいずれか1項の方法。
7.前記細胞が、哺乳動物、鳥、または脊椎動物起源を有する、条項1〜6のいずれか1項の方法。
【0204】
8.前記細胞が、BHK(ベビーハムスター腎臓)−21、Vero(アフリカミドリザル腎臓上皮細胞)、Cos−7(アフリカミドリザルCercopithecus aethiops線維芽細胞様腎細胞)、CK(ニワトリ腎臓)、CEF(ニワトリ胚線維芽細胞)、ニワトリ胚肝細胞(CELC)、ニワトリ胚皮膚細胞(CED)、Vero細胞、および293T細胞からなる群から選択される、条項1〜7のいずれか1項の方法。
【0205】
9.前記細胞が第2のタイプの細胞と共に共培養され、前記第2のタイプの細胞が、その種特異性が前記異なるコロナウイルスからのものであるよりも同種に由来するものである、条項1〜8のいずれか1項の方法。
10.共培養のための前記第2のタイプの細胞が、マウス、ネコ、ブタ、ヒト、またはシチメンチョウに由来する細胞である、条項9の方法。
【0206】
11.共培養のための前記第2のタイプの細胞が、マウスLR7、マウスL2R、マウスL2、マウスmTAL(マウス髄の太い上行脚)、ネコFCWF(Felis catus全胎児)、ST(ブタ精巣)またはLLC−PK(ブタ腎臓上皮細胞)である、条項9または10の方法。
12.共培養のための前記第2のタイプの細胞が、マウスLR7である、条項9または10の方法。
13.条項1のステップb)における共トランスフェクションステップが、さらに、コロナウイルスヌクレオカプシドタンパク質(Nタンパク質)をコードするRNAの共トランスフェクションを含む、条項1〜12のいずれか1項の方法。
【0207】
14.コロナウイルスN遺伝子をコードする前記RNAが、IBVのNタンパク質、MHVのNタンパク質、FIPVのNタンパク質またはSDCVのNタンパク質をコードするRNAである、条項13の方法。
15.前記表面タンパク質が受容体結合タンパク質またはその一部である、条項1〜14のいずれか1項の方法。
16.前記表面タンパク質がスパイクタンパク質またはその一部である、条項1〜15のいずれか1項の方法。
17.前記表面タンパク質が、前記スパイクタンパク質またはその一部のエクトドメインである、条項1〜16のいずれか1項の方法。
18.条項1のステップb)における異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、MHV、FIPV、PEDV、もしくはSDCVの表面タンパク質またはその一部である、条項1〜17のいずれか1項の方法。
19.条項1のステップb)における異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、MHV、FIPV、PEDV、もしくはSDCVの受容体結合タンパク質またはその一部である、条項1〜17のいずれか1項の方法。
20.条項1のステップb)における異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、MHV、FIPV、PEDV、もしくはSDCVのスパイクタンパク質またはその一部である、条項1〜19のいずれか1項の方法。
21.条項1のステップb)における異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、MHV、FIPV、PEDV、もしくはSDCVのスパイクタンパク質またはその一部のエクトドメインである、条項1〜19のいずれか1項の方法。
22.異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、IBV以外のコロナウイルスからのものである、条項1〜21のいずれか1項の方法。
23.異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、MHVのスパイクタンパク質またはその一部である、条項1〜22のいずれか1項の方法。
24.異なるコロナウイルスの前記表面タンパク質が、MHVのスパイクタンパク質またはその一部のエクトドメインである、条項1〜23のいずれか1項の方法。
25.前記キメラ感染性IBVクローンが、MHV、FIPV、PEDV、もしくはSDCVのスパイクタンパク質またはその一部を含む、条項1〜24のいずれか1項の方法。
【0208】
26.前記キメラ感染性IBVクローンが、MHV、FIPV、PEDV、もしくはSDCVのスパイクタンパク質またはその一部のエクトドメインを含む、条項1〜25のいずれか1項の方法。
27.前記キメラ感染性IBVクローンが、MHVのスパイクタンパク質またはその一部を含む、条項1〜26のいずれか1項の方法。
28.前記キメラ感染性IBVクローンが、MHVのスパイクタンパク質またはその一部のエクトドメインを含む、条項1〜27のいずれか1項の方法。
29.前記胚形成した鳥の卵が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからのものである、条項1〜28のいずれか1項の方法。
30.前記胚形成した鳥の卵がニワトリの卵である、条項1〜29のいずれか1項の方法。
【0209】
31.感染性IBVクローンを選択することが、RT−PCR、リアルタイムRT−PCR、ノザンブロット、ウェスタンブロット、ラジオイムノアッセイ、ELISAアッセイ、免疫蛍光、免疫組織化学、インシチュハイブリダイゼーションからなる群から選択される方法を含む、条項1〜30のいずれか1項の方法。
32.前記部分的IBVウイルスRNAが組換えウイルスRNAである、条項1〜31のいずれか1項の方法。
33.前記部分的IBVウイルスRNAが合成ウイルスRNAである、条項1〜32のいずれか1項の方法。
34.条項1における前記第2の部分的IBVウイルスRNAが、IBVのスパイクタンパク質またはその一部をコードする、条項1〜33のいずれか1項の方法。
35.条項1における前記第2の部分的IBVウイルスRNAが、IBVのスパイクタンパク質またはその一部のエクトドメインをコードする、条項1〜34のいずれか1項の方法。
【0210】
36.前記第2の部分的IBVウイルスRNAにおける前記修飾が、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列の完全な欠失、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列の部分的な欠失、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列のトランケーション、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列の逆位、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列の再配置、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列内における核酸の挿入、遺伝子、ORF、プロモーターまたはいずれかの非コード配列内における核酸の置換からなる群から選択される、条項1〜35のいずれか1項の方法。
【0211】
37.前記第2の部分的IBVウイルスRNAにおける前記修飾が、ORF3aの完全もしくは部分的な欠失およびORF3bの部分的な欠失ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な欠失およびORF5bの部分的な欠失、ORF3aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF3bの部分的な欠失ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的なトランケーションおよびORF5bの部分的な欠失、ORF3aの完全もしくは部分的な逆位およびORF3bの部分的な逆位ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な逆位およびORF5bの部分的な逆位、ORF3aの完全もしくは部分的な再配置およびORF3bの部分的な再配置ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な再配置およびORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよびORF3b内ならびに/またはORF5aおよびORF5b内における核酸の置換である、条項1〜36のいずれか1項の方法。
【0212】
38.前記第2の部分的IBVウイルスRNAにおける前記修飾が、ORF3aの完全もしくは部分的な欠失、置換もしくは逆位およびORF3bの部分的な欠失、置換もしくは逆位ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な欠失、置換もしくは逆位およびORF5bの部分的な欠失、置換もしくは逆位である、条項1〜36のいずれか1項の方法。
39.前記第2の部分的IBVウイルスRNAにおける前記修飾が、ORF3aおよびORF3bならびに/またはORF5aおよびORF5bのトランケーションである、条項1〜36のいずれか1項の方法。
【0213】
40.前記胚形成した鶏の卵から遺伝的に修飾されたIBVを選択することが、RT−PCR、リアルタイムRT−PCR、ノザンブロット、ウェスタンブロット、ラジオイムノアッセイ、ELISAアッセイ、免疫蛍光 免疫組織化学、インシチュハイブリダイゼーション、終点希釈からなる群から選択される方法を含む、条項1〜39のいずれか1項の方法。
41.前記遺伝的に修飾されたIBVが組換えIBVである、条項1〜40のいずれか1項の方法。
42.前記遺伝的に修飾されたIBVが弱毒化されている、条項1〜41のいずれか1項の方法。
43.胚形成したニワトリの卵において前記遺伝的に修飾されたコロナウイルスを選択することが、限界希釈によって行われる、条項1〜42のいずれか1項の方法。
44.条項1〜43のいずれか1項に記載の方法を含む、弱毒化IBVワクチンを調製する方法。
45.前記弱毒化IBVを薬学的に許容される担体と共に混合することを含む、条項44の方法。
46.条項1〜43のいずれか1項に記載のIBVを含む細胞。
47.条項1〜43のいずれか1項に記載のIBVを含む、胚形成した鳥の卵。
48.条項1〜42のいずれか1項に記載のIBVを含む、胚形成したニワトリの卵。
49.条項1〜42のいずれか1項に記載の方法によって得られた弱毒化IBV。
【0214】
さらに、ORF3aの不活性化に関する以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.ORF3aが不活性化されている、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)。
2.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3aが不活性化されている、免疫原性組成物。
3.ORF3aの前記不活性化が、ORFSの発現に影響しないおよび/またはSタンパク質の活性に影響しない、条項1または2のIBVまたは免疫原性組成物。
4.ORF3aの前記不活性化が、ORF3bの発現に影響しないおよび/または3bタンパク質の活性に影響しない、条項1〜3のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
5.前記不活性化が、ORF3aの完全または部分的な欠失、ORF3aの完全または部分的なトランケーション、ORF3aの完全または部分的な逆位、ORF3aの完全または部分的な再配置、ORF3a内における核酸の挿入、ORF3a内における核酸の置換である、条項1〜4のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
6.ORF3aが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜5のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
7.ORF3aが部分的に欠失している、条項1〜6のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
8.ORF3aの開始コドンが不活性化されている、条項1〜7のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
9.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)が不活性化されている、条項1〜8のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
10.ORF3aの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項8または条項9のIBVまたは免疫原性組成物。
【0215】
11.ORF3aが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端からトランケートされている、条項1〜10のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
12.ORF3aが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜11のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0216】
13.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜12のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0217】
14.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜13のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
15.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜14のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
16.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜173ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜172ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜171ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜15のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0218】
17.ORF3aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜16のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
18.ORF3aの1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜17のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
19.ORF3aが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド173まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜18のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
20.配列番号33に記載されたRNA配列が、ORF3a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜19のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0219】
21.配列番号33に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF3a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜20のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
22.前記IBVが弱毒化されている、条項1〜21のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
23.前記IBVが遺伝的に操作されている、条項1〜22のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
24.前記IBVが組換えIBVである、条項1〜23のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0220】
25.前記IBVが、アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13など)、グレイ、ホルテ、アイオワ(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246G、D580、H52、H120など)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1〜24のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
26.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1〜25のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0221】
27.前記QX遺伝子型が、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/Ck/SP/170/09、IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
28.前記マサチューセッツ遺伝子型が、H120、H52、スペイン/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、スペイン/96/334、M41−M21883を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
【0222】
29.前記4/91遺伝子型が、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、UK−1233−95、UK/3/91、スペイン/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
30.前記Q1遺伝子型が、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ−295−10を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
【0223】
31.前記イタリア02遺伝子型が、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、スペイン/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
32.前記IBVがマサチューセッツ遺伝子型株H52のものである、条項1〜26のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
33.ワクチンである、条項2〜32のいずれか1項の免疫原性組成物。
34.薬学的に許容される担体を含む、条項2〜33のいずれか1項の免疫原性組成物。
35.前記薬学的に許容される担体がリン酸緩衝生理食塩水である、条項34の免疫原性組成物。
36.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である、条項2〜35のいずれか1項の免疫原性組成物。
37.同種チャレンジから保護する、条項2〜36のいずれか1項の免疫原性組成物。
38.M41によるチャレンジから保護する、条項2〜37のいずれか1項の免疫原性組成物。
39.単回投与のために製剤化される、条項2〜38のいずれか1項の免疫原性組成物。
40.皮下、筋肉内、経口的、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される、条項2〜39のいずれか1項の免疫原性組成物。
41.1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜40のいずれか1項の免疫原性組成物。
42.2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜41のいずれか1項の免疫原性組成物。
43.2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜42のいずれか1項の免疫原性組成物。
44.条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物を含むキット。
45.鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項44に記載のキット。
46.家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項45に記載のキット。
47.IBの処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項46に記載のキット。
48.対象を免疫化する方法であって、そのような対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を投与することを含む方法。
【0224】
49.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
50.必要性のある対象において、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
51.対象を免疫化する方法における使用のための免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
【0225】
52.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法における使用のための免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
【0226】
53.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法における使用のための免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
54.前記対象が鳥である、条項48〜53のいずれか1項の方法または使用。
55.前記対象が家禽である、条項48〜54のいずれか1項の方法または使用。
56.前記対象が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される、条項48〜55のいずれか1項の方法または使用。
57.前記免疫原性組成物を1回投与する、条項48〜56のいずれか1項の方法または使用。
58.前記免疫原性組成物を2回以上の用量で投与する、条項48〜56のいずれか1項の方法または使用。
59.前記免疫原性組成物を、皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項48〜58のいずれか1項の方法または使用。
60.前記免疫原性組成物を、点眼を介して投与する、条項48〜59のいずれか1項の方法または使用。
61.前記免疫原性組成物が、1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜60のいずれか1項の方法または使用。
62.前記免疫原性組成物が、2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜61のいずれか1項の方法または使用。
63.前記免疫原性組成物が、2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜62のいずれか1項の方法または使用。
64.前記免疫原性組成物を、対象に、第1週齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または第1日齢以内に投与する、条項48〜63のいずれか1項の方法または使用。
65.前記免疫原性組成物を、対象に、第1日齢以内に投与する、条項48〜64のいずれか1項の方法または使用。
【0227】
66.前記方法が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、ラッセル音の予防もしくは低減、産卵低下の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはこれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータにおける改善を生じる、条項48〜65のいずれか1項の方法または使用。
67.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または低減を生じる、条項48〜66のいずれか1項の方法または使用。
68.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または低減を生じる、条項48〜67のいずれか1項の方法または使用。
69.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵低下の予防または低減を生じる、条項48〜68のいずれか1項の方法または使用。
70.治療的使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
71.免疫原またはワクチンとしての使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
72.医薬としての使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
73.医薬の製造のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
74.対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
【0228】
さらに、ORF3bの不活性化に関する以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.ORF3bが不活性化されている、IBV(伝染性気管支炎ウイルス)。
2.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF3bが不活性化されている免疫原性組成物。
3.ORF3bの前記不活性化が、ORF3aの発現に影響しないおよび/または3aタンパク質の活性に影響しない、条項1または2のIBVまたは免疫原性組成物。
4.ORF3bの前記不活性化が、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはEタンパク質の活性に影響しない、条項1〜3のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
5.前記不活性化が、ORF3bの部分的な欠失、ORF3bの部分的なトランケーション、ORF3bの部分的な逆位、ORF3bの部分的な再配置、ORF3b内における核酸の挿入、ORF3b内における核酸の置換である、条項1〜4のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
6.ORF3bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜5のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
7.ORF3bが部分的に欠失している、条項1〜6のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
8.ORF3bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜7のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
9.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が不活性化されている、条項1〜8のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
10.ORF3bの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項8または条項9のIBVまたは免疫原性組成物。
11.ORF3bが、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされている、条項1〜10のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
12.ORF3bが、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜11のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0229】
13.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜12のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0230】
14.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜13のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
15.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜14のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0231】
16.ORF3bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド174)から1〜175ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド175)から1〜174ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド176)から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜15のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0232】
17.ORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜16のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
18.ORF3bにおける1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜17のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
19.ORF3bが、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜18のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
20.配列番号34に記載されたRNA配列が、ORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜19のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0233】
21.配列番号34に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜20のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
22.前記IBVが弱毒化されている、条項1〜21のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
23.前記IBVが遺伝的に操作されている、条項1〜22のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
24.前記IBVが組換えIBVである、条項1〜23のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0234】
25.前記IBVが、アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13など)、グレイ、ホルテ、アイオワ(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246G、D580、H52、H120など)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1〜24のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
26.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1〜25のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0235】
27.前記QX遺伝子型が、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/Ck/SP/170/09、IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
28.前記マサチューセッツ遺伝子型が、H120、H52、スペイン/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、スペイン/96/334、M41−M21883を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
【0236】
29.前記4/91遺伝子型が、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、UK−1233−95、UK/3/91、スペイン/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
30.前記Q1遺伝子型が、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ−295−10を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
【0237】
31.前記イタリア02遺伝子型が、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、スペイン/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
32.前記IBVがマサチューセッツ遺伝子型株H52のものである、条項1〜26のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
33.ワクチンである、条項2〜32のいずれか1項の免疫原性組成物。
34.薬学的に許容される担体を含む、条項2〜33のいずれか1項の免疫原性組成物。
35.前記薬学的に許容される担体がリン酸緩衝生理食塩水である、条項34の免疫原性組成物。
36.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である、条項2〜35のいずれか1項の免疫原性組成物。
37.同種チャレンジから保護する、条項2〜36のいずれか1項の免疫原性組成物。
38.M41によるチャレンジから保護する、条項2〜37のいずれか1項の免疫原性組成物。
39.単回投与のために製剤化される、条項2〜38のいずれか1項の免疫原性組成物。
40.皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される、条項2〜39のいずれか1項の免疫原性組成物。
41.1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜40のいずれか1項の免疫原性組成物。
42.2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜41のいずれか1項の免疫原性組成物。
43.2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜42のいずれか1項の免疫原性組成物。
44.条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物を含むキット。
45.鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項44に記載のキット。
46.家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項45に記載のキット。
47.IBの処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項46に記載のキット。
48.対象を免疫化する方法であって、そのような対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を投与することを含む方法。
【0238】
49.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
50.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
51.対象を免疫化する方法における使用のための、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0239】
52.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法における使用のための、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0240】
53.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法における使用のための、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
54.前記対象が鳥である、条項48〜53のいずれか1項の方法または使用。
55.前記対象が家禽である、条項48〜54のいずれか1項の方法または使用。
56.前記対象が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される、条項48〜55のいずれか1項の方法または使用。
57.前記免疫原性組成物を1回投与する、条項48〜56のいずれか1項の方法または使用。
58.前記免疫原性組成物を2回以上の用量で投与する、条項48〜56のいずれか1項の方法または使用。
59.前記免疫原性組成物を、皮下に、筋肉内に、経口的に、卵内に、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項48〜58のいずれか1項の方法または使用。
60.前記免疫原性組成物を、点眼を介して投与する、条項48〜59のいずれか1項の方法または使用。
61.前記免疫原性組成物が、1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜60のいずれか1項の方法。
62.前記免疫原性組成物が、2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜61のいずれか1項の方法。
63.前記免疫原性組成物が、2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜62のいずれか1項の方法。
64.前記免疫原性組成物が、対象に、第1週齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または第1日齢以内に投与される、条項48〜63のいずれか1項の方法または使用。
65.前記免疫原性組成物が、対象に、第1日齢以内に投与される、条項48〜64のいずれか1項の方法または使用。
【0241】
66.前記方法が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、ラッセル音の予防もしくは低減、産卵低下の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはこれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータにおける改善を生じる、条項48〜65のいずれか1項の方法または使用。
67.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または低減を生じる、条項48〜66のいずれか1項の方法または使用。
68.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または低減を生じる、条項48〜67のいずれか1項の方法または使用。
69.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵低下の予防または低減を生じる、条項48〜68のいずれか1項の方法または使用。
70.治療的使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
71.免疫原またはワクチンとしての使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
72.医薬としての使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
73.医薬の製造のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
74.対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
【0242】
さらに、ORF5aの不活性化に関する以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.ORF5aが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)。
2.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5aが不活性化されている免疫原性組成物。
3.ORF5aの前記不活性化が、ORF5bの発現に影響しないおよび/または5bタンパク質の活性に影響しない、条項1または2のIBVまたは免疫原性組成物。
4.前記不活性化が、ORF5aの完全または部分的な欠失、ORF5aの完全または部分的なトランケーション、ORF5aの完全または部分的な逆位、ORF5aの完全または部分的な再配置、ORF5a内における核酸の挿入、ORF5a内における核酸の置換である、条項1〜3のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
5.ORF5aが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜4のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
6.ORF5aが部分的に欠失している、条項1〜5のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
7.ORF5aの開始コドンが不活性化されている、条項1〜6のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
8.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)が不活性化されている、条項1〜7のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
9.ORF5aの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項7または条項8のIBVまたは免疫原性組成物。
10.ORF5aの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失である、条項7〜9条項8のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
11.ORF5aが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端からトランケートされている、条項1〜10のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
12.ORF5aが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜11のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0243】
13.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜12のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0244】
14.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜13のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
15.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜14のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0245】
16.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜194ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜193ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜192ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜15のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0246】
17.ORF5aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜16のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
18.ORF5aにおける1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜17のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
19.ORF5aが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド194まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜18のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
20.配列番号35に記載されたRNA配列が、ORF5a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜19のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0247】
21.配列番号35に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF5a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜20のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
22.前記IBVが弱毒化されている、条項1〜21のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
23.前記IBVが遺伝的に操作されている、条項1〜22のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
24.前記IBVが組換えIBVである、条項1〜23のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0248】
25.アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13など)、グレイ、ホルテ、アイオワ(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246G、D580、H52、H120など)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1〜24のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
26.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1〜25のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0249】
27.前記QX遺伝子型が、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/Ck/SP/170/09、IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
28.前記マサチューセッツ遺伝子型が、H120、H52、スペイン/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、スペイン/96/334、M41−M21883を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
【0250】
29.前記4/91遺伝子型が、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、UK−1233−95、UK/3/91、スペイン/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
30.前記Q1遺伝子型が、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ−295−10を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
【0251】
31.前記イタリア02遺伝子型が、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、スペイン/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08を含むリストから選択される、条項26のIBVまたは免疫原性組成物。
32.前記IBVがマサチューセッツ遺伝子型株H52のものである、条項1〜26のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
33.ワクチンである、条項2〜32のいずれか1項の免疫原性組成物。
34.薬学的に許容される担体を含む、条項2〜33のいずれか1項の免疫原性組成物。
35.前記薬学的に許容される担体がリン酸緩衝生理食塩水である、条項34の免疫原性組成物。
36.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である、条項2〜35のいずれか1項の免疫原性組成物。
37.同種チャレンジから保護する、条項2〜36のいずれか1項の免疫原性組成物。
38.M41によるチャレンジから保護する、条項2〜37のいずれか1項の免疫原性組成物。
39.単回投与のために製剤化される、条項2〜38のいずれか1項の免疫原性組成物。
40.皮下、筋肉内、経口的、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される、条項2〜39のいずれか1項の免疫原性組成物。
41.1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜40のいずれか1項の免疫原性組成物。
42.2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜41のいずれか1項の免疫原性組成物。
43.2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜42のいずれか1項の免疫原性組成物。
44.条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物を含むキット。
45.鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項44に記載のキット。
46.家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項45に記載のキット。
47.IBの処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項46に記載のキット。
48.対象を免疫化する方法であって、そのような対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を投与することを含む方法。
【0252】
49.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
50.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
51.対象を免疫化する方法における使用のための、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0253】
52.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法における使用のための、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0254】
53.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法における使用のための、条項2〜43のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
54.前記対象が鳥である、条項48〜53のいずれか1項の方法または使用。
55.前記対象が家禽である、条項48〜54のいずれか1項の方法または使用。
56.前記対象が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される、条項48〜55のいずれか1項の方法または使用。
57.前記免疫原性組成物を1回投与する、条項48〜56のいずれか1項の方法または使用。
58.前記免疫原性組成物を2回以上の用量で投与する、条項48〜56のいずれか1項の方法または使用。
59.前記免疫原性組成物を、皮下、筋肉内、経口的、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項48〜58のいずれか1項の方法または使用。
60.前記免疫原性組成物を、点眼を介して投与される、条項48〜59のいずれか1項の方法または使用。
61.前記免疫原性組成物が、1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜60のいずれか1項の方法または使用。
62.前記免疫原性組成物が、2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜61のいずれか1項の方法または使用。
63.前記免疫原性組成物が、2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項48〜62のいずれか1項の方法または使用。
64.前記免疫原性組成物を、対象に、第1週齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または第1日齢以内に投与する、条項48〜63のいずれか1項の方法または使用。
65.前記免疫原性組成物を、対象に、第1日齢以内に投与する、条項48〜64のいずれか1項の方法または使用。
【0255】
66.前記方法が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、ラッセル音の予防もしくは低減、産卵低下の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはこれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータにおける改善を生じる、条項48〜65のいずれか1項の方法または使用。
67.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または低減を生じる、条項48〜66のいずれか1項の方法または使用。
68.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または低減を生じる、条項48〜67のいずれか1項の方法または使用。
69.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵低下の予防または低減を生じる、条項48〜68のいずれか1項の方法または使用。
70.治療的使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
71.免疫原またはワクチンとしての使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
72.医薬としての使用のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
73.医薬の製造のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
74.対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
【0256】
さらに、ORF5bの不活性化に関する以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.ORF5bが不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)。
2.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、ORF5bが不活性化されている免疫原性組成物。
3.ORF5bの前記不活性化が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはNタンパク質の活性に影響しない、条項1または2のIBVまたは免疫原性組成物。
4.ORF5bの前記不活性化が、ORF5aの発現に影響しないおよび/または5aタンパク質の活性に影響しない、条項1〜3のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
5.前記不活性化が、ORF5bの部分的な欠失、ORF5bの部分的なトランケーション、ORF5bの部分的な逆位、ORF5bの部分的な再配置、ORF5b内における核酸の挿入、ORF5b内における核酸の置換である、条項1〜4のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
6.ORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜5のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
7.ORF5bが部分的に欠失している、条項1〜6のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
8.ORF5bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜7のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
9.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が不活性化されている、条項1〜8のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
10.ORF5bの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項8または条項9のIBVまたは免疫原性組成物。
11.ORF5bが、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている、条項1〜10のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
12.ORF5bが、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜11のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0257】
13.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも90ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、が欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜12のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0258】
14.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも90ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜13のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
15.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜90ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜14のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
16.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜15のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
17.ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜90ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜89ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜88ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜16のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0259】
18.ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜191ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜190ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜189ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜17のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0260】
19.ORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも90ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜18のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
20.ORF5bの1〜90ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜19のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
21.ORF5bの1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜20のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0261】
22.ORF5bが、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド284まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜21のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
23.配列番号36に記載されたRNA配列が、ORF5b内で欠失しているか、置換されているかまたは逆位になっている、条項1〜22のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0262】
24.配列番号36に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜23のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
25.TRS(転写制御配列)がORFNの5’に挿入されている、条項1〜24のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
26.前記TRSが、配列CUUAACAAを有する、条項25のIBVまたは免疫原性組成物。
27.前記TRS(転写制御配列)が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはNタンパク質の活性に影響しないために挿入される、条項25または26のIBVまたは免疫原性組成物。
28.停止コドンを含む配列が、ORFNにおけるTRSの5’に挿入されている、条項1〜27のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
29.停止コドンを含む前記配列が、配列番号37に記載された配列を有する、条項28のIBVまたは免疫原性組成物。
30.前記IBVが弱毒化されている、条項1〜29のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
31.前記IBVが遺伝的に操作されている、条項1〜30のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
32.前記IBVが組換えIBVである、条項1〜31のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0263】
33.前記IBVが、アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13など)、グレイ、ホルテ、アイオワ(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246G、D580、H52、H120など)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1〜32のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
34.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1〜33のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0264】
35.前記QX遺伝子型が、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/Ck/SP/170/09、IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96を含むリストから選択される、条項34のIBVまたは免疫原性組成物。
36.前記マサチューセッツ遺伝子型が、H120、H52、スペイン/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、スペイン/96/334、M41−M21883を含むリストから選択される、条項34のIBVまたは免疫原性組成物:。
【0265】
37.前記4/91遺伝子型が、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、UK−1233−95、UK/3/91、スペイン/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91を含むリストから選択される、条項34のIBVまたは免疫原性組成物。
38.前記Q1遺伝子型が、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ−295−10を含むリストから選択される、条項34のIBVまたは免疫原性組成物。
【0266】
39.前記イタリア02遺伝子型が、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、スペイン/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08を含むリストから選択される、条項34のIBVまたは免疫原性組成物。
40.前記IBVがマサチューセッツ遺伝子型株H52のものである、条項1〜39のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
41.ワクチンである、条項2〜40のいずれか1項の免疫原性組成物。
42.薬学的に許容される担体を含む、条項2〜41のいずれか1項の免疫原性組成物。
43.前記薬学的に許容される担体がリン酸緩衝生理食塩水である、条項42の免疫原性組成物。
44.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である、条項2〜43のいずれか1項の免疫原性組成物。
45.同種チャレンジから保護する、条項2〜44のいずれか1項の免疫原性組成物。
46.M41によるチャレンジから保護する、条項2〜45のいずれか1項の免疫原性組成物。
47.単回投与のために製剤化される、条項2〜46のいずれか1項の免疫原性組成物。
48.皮下、筋肉内、経口的、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される、条項2〜47のいずれか1項の免疫原性組成物。
49.1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜48のいずれか1項の免疫原性組成物。
50.2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜49のいずれか1項の免疫原性組成物。
51.2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜50のいずれか1項の免疫原性組成物。
52.条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物を含むキット。
53.鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項52に記載のキット。
54.家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項53に記載のキット。
55.IBの処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項54に記載のキット。
56.対象を免疫化する方法であって、そのような対象に条項2〜51のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を投与することを含む方法。
57.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に条項2〜51のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
58.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に条項2〜51のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
59.対象を免疫化する方法における使用のための、条項2〜51のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0267】
60.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法における使用のための、条項2〜51のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0268】
61.必要性のある対象において、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法における使用のための、条項2〜51のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
62.前記対象が鳥である、条項56〜61のいずれか1項の方法または使用。
63.前記対象が家禽である、条項56〜62のいずれか1項の方法または使用。
64.前記対象が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される、条項56〜63のいずれか1項の方法または使用。
65.前記免疫原性組成物を1回投与する、条項56〜64のいずれか1項の方法または使用。
66.前記免疫原性組成物を2回以上の用量で投与する、条項56〜65のいずれか1項の方法または使用。
67.前記免疫原性組成物を、皮下、筋肉内、経口的、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項56〜66のいずれか1項の方法または使用。
68.前記免疫原性組成物を、点眼を介して投与する、条項56〜67のいずれか1項の方法または使用。
69.前記免疫原性組成物が、1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項56〜68のいずれか1項の方法または使用。
70.前記免疫原性組成物が、2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項56〜69のいずれか1項の方法または使用。
71.前記免疫原性組成物が、2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項56〜70のいずれか1項の方法または使用。
72.前記免疫原性組成物を、対象に、第1週齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または第1日齢以内に投与する、条項56〜71のいずれか1項の方法または使用。
73.前記免疫原性組成物を、対象に、第1日齢以内に投与する、条項56〜72のいずれか1項の方法または使用。
【0269】
74.前記方法が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、ラッセル音の予防もしくは低減、産卵低下の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはこれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータにおける改善を生じる、条項56〜73のいずれか1項の方法または使用。
75.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または低減を生じる、条項56〜74のいずれか1項の方法または使用。
76.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または低減を生じる、条項56〜75のいずれか1項の方法または使用。
77.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵低下の予防または低減を生じる、条項56〜76のいずれか1項の方法または使用。
78.治療的使用のための、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
79.免疫原またはワクチンとしての使用のための、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
80.医薬としての使用のための、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
81.医薬の製造のための、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
82.対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
【0270】
以下の条項もまた、本明細書に記載される。
1.− ORF3a、および/または
− ORF3b、および/または
− ORF5a、および/または
− ORF5b
が不活性化されているIBV(伝染性気管支炎ウイルス)。
【0271】
2.IBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物であって、
− ORF3a、および/または
− ORF3b、および/または
− ORF5a、および/または
− ORF5b
が不活性化されている免疫原性組成物。
3.ORF3aの前記不活性化が、ORFS(ORF S)の発現に影響しないおよび/またはこれがSタンパク質の活性に影響しない、条項1または2のIBVまたは免疫原性組成物。
4.ORF3bの前記不活性化が、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはこれがEタンパク質の活性に影響しない、条項1〜3のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
5.ORF5bの前記不活性化が、ORFN(ORF N)の発現に影響しないおよび/またはこれがNタンパク質の活性に影響しない、条項1〜4のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0272】
6.前記不活性化が、ORF3aの完全もしくは部分的な欠失および/もしくはORF3bの部分的な欠失ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な欠失および/もしくはORF5bの部分的な欠失、ORF3aの完全もしくは部分的なトランケーションおよび/もしくはORF3bの部分的なトランケーションならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的なトランケーションおよび/もしくはORF5bの部分的なトランケーション、ORF3aの完全もしくは部分的な逆位および/もしくはORF3bの部分的な逆位ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な逆位および/もしくはORF5bの部分的な逆位、ORF3aの完全もしくは部分的な再配置および/もしくはORF3bの部分的な再配置ならびに/またはORF5aの完全もしくは部分的な再配置および/もしくはORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5b内における核酸の置換である、条項1〜5のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0273】
7.前記不活性化が、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的な欠失、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的なトランケーション、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的な逆位、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの部分的な再配置、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5b内における核酸の挿入、ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5b内における核酸の置換である、条項1〜6のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
8.ORF3aおよび/またはORF3bおよび/またはORF5aおよび/またはORF5bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜7のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
9.開始コドンの前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項8のIBVまたは免疫原性組成物。
10.ORF3aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項8のIBVまたは免疫原性組成物。
11.ORF3aが完全または部分的に欠失している、条項1〜10のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
12.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)が不活性化されている、条項1〜11のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
13.開始コドンの前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項12のIBVまたは免疫原性組成物。
14.開始コドンの前記不活性化が欠失である、条項12のIBVまたは免疫原性組成物。
15.ORF3aの前記不活性化が、ORFSの発現に影響しないおよび/またはこれがSタンパク質の活性に影響しない、条項1〜14のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
16.ORF3aが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端からトランケートされている、条項1〜15のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
17.ORF3aが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜16のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0274】
18.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜17のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0275】
19.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜18のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
20.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜19のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0276】
21.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜173ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜172ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜171ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜20のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0277】
22.ORF3aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜21のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
23.ORF3aの1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜22のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
24.ORF3aが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド173まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜23のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
25.配列番号33に記載されたRNA配列が、ORF3a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜24のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0278】
26.配列番号33に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF3a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜25のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
27.ORF3bが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜26のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
28.ORF3bが完全または部分的に欠失している、条項1〜27のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
29.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が不活性化されている、条項1〜28のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
30.開始コドンの前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項29のIBVまたは免疫原性組成物。
31.開始コドンの前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項29のIBVまたは免疫原性組成物。
32.ORF3bの前記不活性化が、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはこれがEタンパク質の活性に影響しない、条項1〜31のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
33.ORF3bが、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされている、条項1〜32のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
34.ORF3bが、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜33のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0279】
35.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜34のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0280】
36.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜35のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
37.ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜36のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0281】
38.ORF3bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド174)から1〜175ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド175)から1〜174ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド176)から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜37のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0282】
39.ORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜38のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
40.ORF3bにおける1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜39のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
41.ORF3bが、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜40のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
42.配列番号34に記載されたRNA配列が、ORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜41のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0283】
43.配列番号34に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜42のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
44.ORF5aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜43のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
45.ORF5aが完全または部分的に欠失している、条項1〜44のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
46.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)が不活性化されている、条項1〜45のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
47.開始コドンの前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項46のIBVまたは免疫原性組成物。
48.開始コドンの前記不活性化が欠失である、条項46のIBVまたは免疫原性組成物。
49.ORF5aが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端からトランケートされている、条項1〜48のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
50.ORF5aが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜49のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0284】
51.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜50のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0285】
52.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜51のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
53.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜52のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0286】
54.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜194ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜193ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜192ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜53のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0287】
55.ORF5aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜54のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
56.ORF5aにおける1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜55のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
57.ORF5aが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド194まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜56のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
58.配列番号35に記載されたRNA配列が、ORF5a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜57のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0288】
59.配列番号35に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF5a内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜58のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
60.ORF5bが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜59のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
61.ORF5bが完全または部分的に欠失している、条項1〜60のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
62.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が不活性化されている、条項1〜61のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
63.開始コドンの前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
64.開始コドンの前記不活性化が欠失である、条項62のIBVまたは免疫原性組成物。
65.ORF5bの前記不活性化が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはこれがNタンパク質の活性に影響しない、条項1〜64のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
66.ORF5bが、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている、条項1〜65のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
67.ORF5bが、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜66のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0289】
68.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも90ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜67のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0290】
69.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも90ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜68のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
70.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜90ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜69のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
71.ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜70のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0291】
72.ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜90ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜89ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜88ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜71のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
73.ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜191ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜190ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜189ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜72のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0292】
74.ORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも90ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜73のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
75.ORF5bにおける1〜90ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜74のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
76.ORF5bにおける1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜75のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0293】
77.ORF5bが、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド284まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜76のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
78.配列番号36に記載されたRNA配列が、ORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜77のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0294】
79.配列番号36に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜78のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
80.TRS(転写制御配列)がORFNの5’に挿入されている、条項1〜79のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
81.前記TRSが、配列CUUAACAAを有する、条項80のIBVまたは免疫原性組成物。
82.前記TRS(転写制御配列)が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはNタンパク質の活性に影響しないために挿入される、条項80または81のIBVまたは免疫原性組成物。
83.停止コドンを含む配列が、ORFNにおけるTRSの5’に挿入されている、条項1〜82のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
84.停止コドンを含む前記配列が、配列番号37に記載された配列を有する、条項83のIBVまたは免疫原性組成物。
【0295】
85.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜84のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0296】
86.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜85のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0297】
87.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜86のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
88.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜87のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
89.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜348ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜88のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0298】
90.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜348ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜347ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜346ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜89のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
91.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜385ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜90のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0299】
92.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜385ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜384ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜383ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜91のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0300】
93.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよび/またはORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜92のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0301】
94.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよび/またはORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜93のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0302】
95.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよび/またはORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜94のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0303】
96.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよび/またはORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜95のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
97.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜348ヌクレオチドが、ORF3aおよび/またはORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜96のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0304】
98.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜348ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜347ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜346ヌクレオチドが、ORF3aおよび/またはORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜97のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
99.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜385ヌクレオチドが、ORF5aおよび/またはORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜98のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0305】
100.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜385ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜384ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜383ヌクレオチドが、ORF5aおよび/またはORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜99のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0306】
101.ORF3aおよび/またはORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜100のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0307】
102.ORF5aおよび/またはORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜101のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
103.ORF3aおよび/またはORF3bの1〜348ヌクレオチドが、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜102のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
104.ORF5aおよび/またはORF5bの1〜385ヌクレオチドが、欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜103のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0308】
105.ORF3aおよび/またはORF3bの1〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜104のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
106.ORF3aおよび/またはORF3bの1〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜105のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0309】
107.ORF3aおよび/またはORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜106のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0310】
108.ORF3aおよび/またはORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜107のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
109.ORF5aおよび/またはORF5bの1〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜108のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
110.ORF5aおよび/またはORF5bの1〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜109のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0311】
111.ORF5aおよび/またはORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜110のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0312】
112.ORF5aおよび/またはORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜111のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
113.ORF3aおよびORF3bの前記不活性化が、ORF3cの発現に影響しないおよび/またはこれがEタンパク質の活性に影響しない、条項1〜112のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
114.ORF3aおよびORF3bの前記不活性化が、ORFSの発現に影響しないおよび/またはこれがSタンパク質の活性に影響しない、条項1〜113のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
115.ORF5aおよびORF5bの前記不活性化が、ORFNの発現に影響しないおよび/またはこれがNタンパク質の活性に影響しない、条項1〜114のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
116.ORF3aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているかまたは逆位になっており、ORF3bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜115のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
117.ORF5aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているかまたは逆位になっており、ORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜116のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0313】
118.ORF3aおよびORF5aが完全もしくは部分的に欠失しているか、置換されているかまたは逆位になっており、ORF3bおよびORF5bが部分的に欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜117のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
119.ORF3aが完全または部分的に欠失しており、ORF3bが部分的に欠失している、条項1〜118のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
120.ORF5aが完全または部分的に欠失しており、ORF5bが部分的に欠失している、条項1〜119のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
121.ORF3aおよびORF5aが完全もしくは部分的に欠失しており、ORF3bおよびORF5bが部分的に欠失している、条項1〜120のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
122.ORF3aの開始コドンおよびORF3bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜121のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
123.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)が不活性化されている、条項1〜122のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
124.ORF3aおよびORF3bの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項122または条項123のIBVまたは免疫原性組成物。
125.ORF5aの開始コドンおよびORF5bの開始コドンが不活性化されている、条項1〜124のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
126.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)が不活性化されている、条項1〜125のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
127.ORF5aおよびORF5bの開始コドン(AUG)の前記不活性化が欠失、置換または逆位である、条項125または条項126のIBVまたは免疫原性組成物。
【0314】
128.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされている、条項1〜127のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0315】
129.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜128のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
130.ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている、条項1〜129のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
131.ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、U、またはGからトランケートされている、条項1〜130のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0316】
132.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG)(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)およびORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端からトランケートされており、ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)およびORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端からトランケートされている、条項1〜131のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0317】
133.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜132のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0318】
134.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)のA、U、またはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜133のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
135.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜134のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0319】
136.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)のA、UまたはGから少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜135のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0320】
137.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド174〜176)の5’末端から1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜136のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0321】
138.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から1〜173ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から1〜172ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から1〜171ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド174)から1〜175ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド175)から1〜174ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド176)から1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜137のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
139.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド195〜197)の5’末端から1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜138のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0322】
140.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から1〜194ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から1〜193ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から1〜192ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド195)から1〜191ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド196)から1〜190ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド197)から1〜189ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜139のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
141.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜140のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0323】
142.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)のA、UまたはGから少なくとも174ヌクレオチド、少なくとも175ヌクレオチド、少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180、ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜141のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0324】
143.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜142のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0325】
144.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)のA、U、またはGから少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも196ヌクレオチド、少なくとも197ヌクレオチド、少なくとも200、ヌクレオチド、少なくとも210ヌクレオチド、少なくとも220ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも325ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜143のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
145.ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から174〜200ヌクレオチド、または174〜300ヌクレオチド、または174〜348ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜144のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0326】
146.ORF3aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号1のヌクレオチド1)から174〜348ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号1のヌクレオチド2)から173〜347ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号1のヌクレオチド3)から172〜346ヌクレオチドが、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜145のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
147.ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から195〜250ヌクレオチド、または195〜300ヌクレオチド、または195〜350、または195〜385ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜146のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0327】
148.ORF5aの開始コドンのA(AUGのA、配列番号2のヌクレオチド1)から195〜385ヌクレオチド、もしくは開始コドンのU(AUGのU、配列番号2のヌクレオチド2)から194〜384ヌクレオチド、もしくは開始コドンのG(AUGのG、配列番号2のヌクレオチド3)から193〜383ヌクレオチドが、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜147のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0328】
149.ORF3aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜148のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0329】
150.ORF5aの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの少なくとも1ヌクレオチド、少なくとも2ヌクレオチド、少なくとも3ヌクレオチド、少なくとも4ヌクレオチド、少なくとも5ヌクレオチド、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、少なくとも25ヌクレオチド、少なくとも50ヌクレオチド、少なくとも75ヌクレオチド、少なくとも100ヌクレオチド、少なくとも125ヌクレオチド、少なくとも150ヌクレオチド、少なくとも170ヌクレオチド、少なくとも190ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜149のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0330】
151.ORF3aの1〜173ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF3bの1〜175ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜150のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
152.ORF5aの1〜194ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっており、ORF5bの1〜191ヌクレオチドが欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜151のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
153.ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜152のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
154.ORF3aおよびORF3bの176〜348ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜153のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0331】
155.ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドンおよびORF3cの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜154のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0332】
156.ORF3aおよびORF3bの少なくとも176ヌクレオチド、少なくとも180ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも340ヌクレオチドが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜155のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
157.ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜156のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
158.ORF5aおよびORF5bの195〜385ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範の間で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜157のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0333】
159.ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドンおよびORFNの開始コドンの5’末端内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜158のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
160.ORF5aおよびORF5bの少なくとも195ヌクレオチド、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも225ヌクレオチド、少なくとも250ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも350ヌクレオチド、少なくとも380ヌクレオチドが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385までの範囲内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜159のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0334】
161.ORF3aおよびORF3bが、ORF3aの開始コドン(AUG、配列番号1のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号1のヌクレオチド348まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜160のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
162.配列番号1に記載されたRNA配列が、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜161のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
163.配列番号1に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF3aおよびORF3b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜162のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0335】
164.ORF5aおよびORF5bが、ORF5aの開始コドン(AUG、配列番号2のヌクレオチド1〜3)の5’末端から配列番号2のヌクレオチド385まで欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜163のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
165.配列番号2に記載されたRNA配列が、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜164のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0336】
166.配列番号2に記載されたRNA配列と少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有するRNA配列が、ORF5aおよびORF5b内で欠失しているか、置換されているか、または逆位になっている、条項1〜165のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0337】
167.Eタンパク質が、遺伝子型QX、ボーデット、H120もしくはH52のアミノ酸配列、または上述した遺伝子型の少なくとも1つと少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するものである、条項1〜166のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
168.Eタンパク質が、KM586818(QX)、AJ311317(ボーデット)、FJ807652(H120)もしくは配列番号38(H52)で示されるアミノ酸配列、または上述した配列の少なくとも1つと少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するものである、条項1〜167のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
169.前記IBVが弱毒化されている、条項1〜168のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
170.前記IBVが遺伝的に操作されている、条項1〜169のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
171.前記IBVが組換えIBVである、条項1〜170のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0338】
172.前記IBVが、アーカンソー(アーカンソー99など)、カリフォルニア(カリフォルニア1734/04、カリフォルニア99など)、コネチカット、デラウェア(デラウェア98など)、オランダ(D207、D212、D274、D3128、D3896、D8880、D1466など)、フロリダ、ジョージア(ジョージアGA−O8、GA−12、GA−13など)、グレイ、ホルテ、アイオワ(アイオワ97およびアイオワ69など)、イタリア(イタリア02など)、JMK、メイン(メイン209など)、マサチューセッツ(M41、ボーデット、246G、D580、H52、H120など)、ペンシルベニア(ペンシルベニア1220/98、ペンシルベニアウォルグ/98など)、Qu、(Qu−mvなど)、QX(GB341/96など)、Q1、SE17、バリアント2(IS/1494/06など)および4/91(793B)を含む株のリストから選択される遺伝子型を有する、条項1〜171のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
173.前記IBVがQX、マサチューセッツ、4/91、Q1またはイタリア02遺伝子型のものである、条項1〜172のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0339】
174.前記QX遺伝子型が、FR−L1450T−05、FR−L1450L−05、NL−L1449T−04、NL−L1449K−04、IBV/Ck/SP/170/09、IBV/Ck/SP/79/08、IBV/Ck/SP/248/09、HBN、IBVQX、LX4、BJQ、CK/CH/LGD/03、GB341/96を含むリストから選択される、条項173のIBVまたは免疫原性組成物。
175.前記マサチューセッツ遺伝子型が、H120、H52、スペイン/98/308、IBMA5−1、SD/97/01、ボーデット、スペイン/96/334、M41−M21883を含むリストから選択される、条項173のIBVまたは免疫原性組成物。
【0340】
176.前記4/91遺伝子型が、スペイン/98/328、スペイン/92/35、IR−3654−VM、FR−CR88061−88、FR−85131−85、UK−1233−95、UK/3/91、スペイン/00/336、UK/7/91、4/91−病原性、4/91弱毒化、IB4−91を含むリストから選択される、条項173のIBVまたは免疫原性組成物。
177.前記Q1遺伝子型が、CK/CH/LDL/98I、CK/CH/LSD/08−10、J2、Q1、AR08ER22、AR08BA21、チリ−295−10を含むリストから選択される、条項173のIBVまたは免疫原性組成物。
【0341】
178.前記イタリア02遺伝子型が、スペイン/99/316、イタリア−02、UK−L633−04、It−497−02、スペイン/05/866、スペイン/04/221、スペイン/00/337、スペイン/155/09、スペイン/03/08を含むリストから選択される、条項173のIBVまたは免疫原性組成物。
179.前記IBVがマサチューセッツ遺伝子型株H52のものである、条項1〜178のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
180.H52遺伝子型がH52Uである、条項1〜179のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
181.H52が、EU817497で示されるヌクレオチド配列またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するものである、条項1〜180のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0342】
182.H52株が、AF352315で示されるアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するスパイク(S1)タンパク質を有するものである、条項1〜181のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
183.H52株が、AY044185もしくはAF352310で示されるアミノ酸配列または上述した配列の少なくとも1つと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するヌクレオカプシド(N)タンパク質を有するものである、条項1〜182のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
184.H52株が、AF317210で示されるアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有するエンベロープ(E)タンパク質を有するものである、条項1〜183のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
185.H52株が、AF286185で示されるアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%もしくは少なくとも99.5%の配列同一性を有する配列を有する膜糖タンパク質(M)タンパク質を有するものである、条項1〜184のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
186.前記IBVが、N1/88、Q3/88、V18/91またはV6/92ではない、条項1〜185のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
187.ワクチンである、条項2〜186のいずれか1項の免疫原性組成物。
188.薬学的に許容される担体を含む、条項2〜187のいずれか1項の免疫原性組成物。
189.前記薬学的に許容される担体が、リン酸緩衝生理食塩水である、条項188の免疫原性組成物。
【0343】
190.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候の処置および/または予防において有効である、条項2〜189のいずれか1項の免疫原性組成物。
191.同種チャレンジから保護する、条項2〜190のいずれか1項の免疫原性組成物。
192.M41によるチャレンジから保護する、条項2〜191のいずれか1項の免疫原性組成物。
193.単回投与のために製剤化される、条項2〜192のいずれか1項の免疫原性組成物。
194.皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与される、条項2〜193のいずれか1項の免疫原性組成物。
【0344】
195.1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜194のいずれか1項の免疫原性組成物。
196.2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜195のいずれか1項の免疫原性組成物。
197.2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項2〜196のいずれか1項の免疫原性組成物。
198.ORF3aが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
199.ORF3bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
200.ORF5aが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
201.ORF5bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
202.ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
203.ORF3aおよびORF5aが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
204.ORF3aおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
【0345】
205.ORF3bおよびORF5aが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
206.ORF3bおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
207.ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
208.ORF3aおよびORF3bおよびORF5aが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
209.ORF3aおよびORF3bおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
210.ORF5aおよびORF5bおよびORF3aが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
211.ORF5aおよびORF5bおよびORF3bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
212.ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜197のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
213.ORF3aが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
214.ORF3bが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
215.ORF5aが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
216.ORF5bが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
217.ORF3aおよびORF3bが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
218.ORF5aおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
【0346】
219.ORF3aおよびORF3bおよびORF5aおよびORF5bが不活性化されている、条項1〜212のいずれか1項のIBV(伝染性気管支炎ウイルス)を含む免疫原性組成物。
220.条項1〜219のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物を含むキット。
221.鳥の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項220に記載のキット。
222.家禽の疾患の処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項221に記載のキット。
223.IBの処置および/または予防のための指示書をさらに含む、条項222に記載のキット。
224.対象を免疫化する方法であって、そのような対象に条項2〜219のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を投与することを含む方法。
【0347】
225.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法であって、前記対象に条項2〜219のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
226.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法であって、前記対象に条項2〜219のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含む方法。
227.対象を免疫化する方法における使用のための、条項2〜219のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0348】
228.必要性のある対象において、IBVによって引き起こされる臨床徴候を処置または予防する方法における使用のための、条項2〜219のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
【0349】
229.必要性のある対象において、同種の免疫化されていない対照群の対象と比較して、線毛運動障害を低減する方法における使用のための、条項2〜219のいずれか1項に記載の免疫原性組成物であって、前記方法が、前記対象に前記免疫原性組成物の治療有効量を投与することを含むものである免疫原性組成物。
230.前記対象が鳥である、条項224〜229のいずれか1項の方法または使用。
231.前記対象が家禽である、条項224〜230のいずれか1項の方法または使用。
232.前記対象が、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、またはキジからなるリストから選択される、条項224〜231のいずれか1項の方法または使用。
233.前記免疫原性組成物を1回投与する、条項224〜232のいずれか1項の方法または使用。
234.前記免疫原性組成物を2回以上の用量で投与する、条項224〜232のいずれか1項の方法または使用。
235.前記免疫原性組成物を、皮下、筋肉内、経口、卵内、噴霧を介して、飲用水を介して、または点眼によって投与する、条項224〜234のいずれか1項の方法または使用。
236.前記免疫原性組成物を、点眼を介して投与する、条項224〜235のいずれか1項の方法または使用。
237.前記免疫原性組成物が、1〜10log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項224〜236のいずれか1項の方法または使用。
238.前記免疫原性組成物が、2〜5log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項224〜237のいずれか1項の方法または使用。
239.前記免疫原性組成物が、2〜4log
10 EID
50の前記IBVを含む、条項224〜238のいずれか1項の方法または使用。
240.前記免疫原性組成物を、対象に、第1週齢以内、最初の3日齢以内、最初の2日齢以内、または第1日齢以内に投与する、条項224〜239のいずれか1項の方法または使用。
241.前記免疫原性組成物を、対象に、第1日齢以内に投与する、条項224〜240のいずれか1項の方法または使用。
【0350】
242.前記方法が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防もしくは低減、ラッセル音の予防もしくは低減、産卵低下の予防もしくは低減、腎臓病変の予防もしくは低減、水性下痢の予防もしくは低減、体重減少の予防もしくは低減、より低いウイルス負荷、低減したウイルス排出またはこれらの組み合わせからなる群から選択される有効性パラメータにおける改善を生じる、条項224〜241のいずれか1項の方法または使用。
243.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、線毛運動障害の予防または低減を生じる、条項224〜242のいずれか1項の方法または使用。
244.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、腎臓病変の予防または低減を生じる、条項224〜243のいずれか1項の方法または使用。
245.前記処置または予防が、同種の非処置対照群の対象と比較して、産卵低下の予防または低減を生じる、条項224〜244のいずれか1項の方法または使用。
246.治療的使用のための、条項1〜219のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
247.免疫原またはワクチンとしての使用のための、条項1〜219のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
248.医薬としての使用のための、条項1〜219のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物。
249.医薬の製造のための、条項1〜219のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。
250.対象におけるIBV感染の処置および/または予防のための、条項1〜219のいずれか1項のIBVまたは免疫原性組成物の使用。