特許第6874024号(P6874024)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6874024
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】情報伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20210510BHJP
   H04W 36/22 20090101ALI20210510BHJP
【FI】
   H04W52/02 111
   H04W36/22
【請求項の数】15
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2018-567107(P2018-567107)
(86)(22)【出願日】2016年9月7日
(65)【公表番号】特表2019-532526(P2019-532526A)
(43)【公表日】2019年11月7日
(86)【国際出願番号】CN2016098300
(87)【国際公開番号】WO2018045506
(87)【国際公開日】20180315
【審査請求日】2019年8月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ニン
【審査官】 野村 潔
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−223081(JP,A)
【文献】 特開2016−042743(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/109523(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/142246(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/154564(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送方法であって、
端末装置がネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信し、前記状態指示情報が、前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられることと、
前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うことと、を含み、
前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が遮断される時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含み、
前記状態指示情報は更に第二時間指示情報を含み、前記第二時間指示情報は前記端末装置が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記ネットワーク機器が遮断されることを指示することに用いられることを特徴とする情報伝送方法。
【請求項2】
前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、 前記端末装置がページングメッセージを受信する時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含み、
或いは、
前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、 前記端末装置が周期的に又はページングメッセージを受信する時点でタイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトになると、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、 前記端末装置がネットワーク機器からページングメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信すること、或いは、前記端末装置が前記ネットワーク機器から物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、 前記端末装置がネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することを含み、
前記端末装置がネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信する前に、前記方法は、更に、
前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信されたページングメッセージを受信することを含み、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、
前記端末装置がネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することは、
前記端末装置が前記変更指示情報に基づいてネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は、前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、更に
端末装置が第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定し、前記ネットワーク機器の状態が遮断状態及び起動状態を含むことと、
前記端末装置が、前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定する場合、前記端末装置がセル選択を行うことと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法
【請求項7】
前記端末装置が第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定することは、
前記端末装置が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が、前記ネットワーク機器が遮断状態にあると決定することを含み、 前記端末装置が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が前記ネットワーク機器の遮断状態にあると決定することは、前記端末装置がページングメッセージを受信する時点で前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が前記ネットワーク機器の前記遮断状態にあると決定することを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
情報伝送方法であって、
ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信し、前記状態指示情報が、前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられ、それにより前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うことと、
前記ネットワーク機器が前記起動状態から前記遮断状態に変換することと、を含み、
前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が遮断される時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含み、
前記状態指示情報は更に第二時間指示情報を含み、前記第二時間指示情報は前記端末装置が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記ネットワーク機器が遮断されることを指示することに用いられることを特徴とする情報伝送方法。
【請求項9】
前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、
前記ネットワーク機器がページングメッセージを送信する時点で前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含み、
或いは、
前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、
前記ネットワーク機器が周期的に又はページングメッセージを送信する時点でタイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトになると、前記ネットワーク機器が前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、
前記ネットワーク機器がページングメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信すること、或いは、前記ネットワーク機器が物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、
前記ネットワーク機器がシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含み、
前記ネットワーク機器がシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信する前に、前記方法は、更に、
前記ネットワーク機器が前記端末装置にページングメッセージを送信することを含み、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記ネットワーク機器の状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、
前記ネットワーク機器がシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することは、
前記ネットワーク機器が前記変更指示情報に基づいて前記システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、更に
ネットワーク機器が起動状態にあるとき、前記ネットワーク機器が第一リソースブロックにおいて端末装置に第一情報を送信することと、
前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法
【請求項13】
前記ネットワーク機器が起動状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に第一情報を送信することは、
前記ネットワーク機器が起動状態にあるとき、ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信することを含み、 前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないことは、
前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ページングメッセージを送信する時点で前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないことを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
情報伝送装置であって、
プロセッサとメモリを備え、
前記メモリは命令を記憶し、
前記命令を実行することにより、前記プロセッサは請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法を実行し、又は、請求項6〜7のいずれか一項に記載の方法を実行する情報伝送装置。
【請求項15】
情報伝送装置であって、
プロセッサとメモリを備え、
前記メモリは命令を記憶し、
前記命令を実行することにより、前記プロセッサは請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法を実行し、又は、請求項12〜13のいずれか一項に記載の方法を実行する情報伝送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、特に通信分野における情報伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の通信システムにおいて、一定の条件においてネットワーク機器を遮断する必要があり、例えば節電のために遮断する必要があるが、端末装置がネットワーク機器の状態を把握できない恐れがある。ネットワーク機器が遮断状態にあるが、端末装置はネットワーク機器が遮断状態にあることを把握できない場合、端末装置は依然として遮断状態にあるネットワーク機器にデータを送信すると、ネットワーク機器はデータを受信できず、又は、端末装置はネットワーク機器が遮断状態にあることを把握せずに、また特定の時点にネットワークから送信されるデータを待つと、データを正常に端末装置に受信できず又は端末装置から送信できず、このため、データを通常伝送することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は情報伝送方法及び装置を提供し、端末装置はネットワーク機器の状態を把握し、更にネットワーク機器の状態に応じてデータ伝送を通常行うことができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第一態様は情報伝送方法を提供し、当該方法は、端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信し、前記状態指示情報が、前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられることと、前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うことと、を含む。
【0005】
従って、端末装置は状態指示情報に基づいてネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換すると決定することができ、ほかのセルに存在するように選択又は再選択することができ、このように、端末装置はほかのセル内にデータ伝送を通常行うように確保することができる。無論、端末装置はネットワーク機器の状態を把握したとき、データ伝送を必要とせずに依然としてネットワーク機器のカバレッジセルに位置できる。
【0006】
更に、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置については、ネットワーク機器を遮断する必要がある場合、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置がネットワーク機器の状態を把握できないため、従って、ネットワーク機器の状態指示情報をアイドル状態又は非アクティブ状態の端末装置に送信し、このように、アイドル状態又は非アクティブ状態の端末装置はネットワーク機器の状態に応じて新しいセルに存在するように選択することができ、無論、アイドル状態又は非アクティブ状態の端末装置はデータ伝送を行う必要があるとき、新しいセルに存在するように選択することができ、アイドル状態又は非アクティブ状態の端末装置はデータ伝送の必要がないときに依然として現在のネットワーク機器のセルに位置してもよい。
【0007】
第一態様の第一可能な実現方式では、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信する前に、前記方法は、更に、前記端末装置が前記状態指示情報を受信する第一受信時点を決定することを含み、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することは、前記端末装置が前記第一受信時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0008】
選択的に、端末装置は状態指示情報を受信する第一受信時点が従来技術におけるほかの情報を受信する時点、例えばページングメッセージを受信する時点であってもよいと決定し、第一受信時点は周期的時点、又は非周期的時点、又は周期的と非周期的とが交替する時点であってもよいし、受信を許可する1つの時間帯内のいずれか1つの時点であってもよく、状態指示情報を受信する具体的な時点はネットワークに設定されてもよいし、プロトコルに規定されてもよい。
【0009】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第二可能な実現方式では、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、前記端末装置がページングメッセージを受信する時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0010】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第三可能な実現方式では、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、前記端末装置がタイマーを周期的に起動し、又はページングメッセージを受信する時点でタイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトになると、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0011】
タイマーの時間長はネットワークに設定された時間長であってもよいし、プロトコルに規定された時間長であってもよい。
【0012】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第四実現方式では、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することは、前記端末装置がネットワーク機器からページングメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0013】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第五実現方式では、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することは、前記端末装置がネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0014】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第六実現方式では、前記端末装置がネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信する前に、前記方法は、更に、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信されたページングメッセージを受信することを含み、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、前記端末装置がネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することは、前記端末装置が前記変更指示情報に基づいてネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することを含む。
【0015】
つまり、従来のページングメッセージにシステムメッセージを既に変更した変更指示情報を含めることによってシステムメッセージを既に変更したことを通知し、又は、システムメッセージに新しい状態指示情報を追加したことを通知することにより、状態情報をシステムメッセージに含めていることを端末装置に通知する。
【0016】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第七実現方式では、前記端末装置がネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することは、前記端末装置が前記ネットワーク機器から物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することを含む。
【0017】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第八実現方式では、前記状態指示情報は第一時間指示情報を含み、前記第一時間指示情報は前記ネットワーク機器が遮断され時間長情報を指示することに用いられ、該第一時間指示情報は例えばタイマーであってもよく、該タイマーがタイムアウトになると、ネットワーク機器が遮断状態から起動状態に変換すると見なされる。
【0018】
端末装置は状態指示情報における第一時間指示情報に基づいてネットワークが遮断され時間長を決定することができ、端末装置がネットワーク機器の遮断時間長を把握した後、遮断時間長の後で、ネットワーク機器が遮断状態から起動状態に変換し、このように、端末装置は該ネットワーク機器におけるセルを改めて再選択し又は評価測定することができる。選択的に、端末装置がネットワーク機器の遮断時間長を取得した後、端末装置はネットワークが遮断され時間内にデータ伝送を行う必要がある場合、端末装置がほかのネットワーク機器のカバレッジセルに存在するように再選択し、端末装置はネットワーク機器が遮断され時間内にデータ伝送を行う必要がない場合、端末装置が該ネットワーク機器のカバレッジセルに存在し続けてもよい。
【0019】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第九実現方式では、前記状態指示情報は更に第二時間指示情報を含み、前記第二時間指示情報は前記端末装置が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記ネットワーク機器を遮断することを指示することに用いられる。
【0020】
このように、端末装置はネットワーク機器が第一時間帯の後で遮断されることを把握することができ、端末装置は第一時間帯で未完了データを処理し、例えば該第一時間帯内でセルの再選択又はハンドオーバーを完了することにより、データの連続性を確保する。
【0021】
第一態様の上記可能な実現方式を参照して、第一態様の第十実現方式では、前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は、前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置である。
【0022】
第二態様は情報伝送方法を提供し、該方法は、前記端末装置が第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定し、前記ネットワーク機器の状態が遮断状態及び起動状態を含むことと、前記端末装置が、前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定する場合、前記端末装置がセル選択を行うことと、を含む。
【0023】
第二態様の第一可能な実現方式では、前記端末装置が第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定することは、前記端末装置が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が前記ネットワーク機器の遮断状態にあると決定することを含む。
【0024】
第二態様の上記可能な実現方式を参照して、第二態様の第二実現方式では、前記端末装置が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が前記ネットワーク機器の遮断状態にあると決定することは、前記端末装置がページングメッセージを受信する時点で前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が前記ネットワーク機器の前記遮断状態にあると決定することを含む。
【0025】
第二態様の上記可能な実現方式を参照して、第二態様の第三実現方式では、前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は、前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置である。
【0026】
第三態様は情報伝送方法を提供し、該方法は、ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信し、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられ、それにより前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うことと、前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することと、を含む。
【0027】
第三態様の第一可能な実現方式では、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信する前に、前記方法は、更に、前記ネットワーク機器が前記状態指示情報を送信する第一送信時点を決定することを含み、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器が第一送信時点で前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0028】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第二実現方式では、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器がページングメッセージを送信する時点で前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0029】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第三実現方式では、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器が周期的に又はページングメッセージを送信する時点でタイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトになると、前記ネットワーク機器が前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0030】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第四実現方式では、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器がページングメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0031】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第五実現方式では、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器がシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0032】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第六実現方式では、前記ネットワーク機器がシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信する前に、前記方法は、更に、前記ネットワーク機器が前記端末装置にページングメッセージを送信することを含み、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記ネットワーク機器の状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、前記ネットワーク機器がシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器が前記変更指示情報に基づいて前記システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0033】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第七実現方式では、前記ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信することは、前記ネットワーク機器が物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。
【0034】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第八実現方式では、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が遮断され時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含む。
【0035】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第九実現方式では、前記状態指示情報は更に第二時間指示情報を含み、前記第二時間指示情報は前記端末装置が前記状態指示情報を受信したときの第一時間帯の後で前記ネットワーク機器を遮断することを指示することに用いられる。
【0036】
第三態様の上記可能な実現方式を参照して、第三態様の第十実現方式では、前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は、前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置である。
【0037】
第四態様は情報伝送方法を提供し、該方法は、ネットワーク機器が起動状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に第一情報を送信することと、前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することと、を含む。
【0038】
第四態様の第一可能な実現方式では、前記ネットワーク機器が起動状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に第一情報を送信することは、前記ネットワーク機器が起動状態にあるとき、ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信することを含み、前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することは、前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ページングメッセージを送信する時点で前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することを含む。
【0039】
第五態様は情報伝送装置を提供し、上記第一態様又は第一態様の任意の可能な実現方式の方法を実行することに用いられる。具体的に、該装置は上記第一態様又は第一態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するためのユニットを含む。
【0040】
第六態様は情報伝送装置を提供し、上記第二態様又は第二態様の任意の可能な実現方式の方法を実行することに用いられる。具体的に、該装置は上記第二態様又は第二態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するためのユニットを含む。
【0041】
第七態様は情報伝送装置を提供し、上記第三態様又は第三態様の任意の可能な実現方式の方法を実行することに用いられる。具体的に、該装置は上記第三態様又は第三態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するためのユニットを含む。
【0042】
第八態様は情報伝送装置を提供し、上記第四態様又は第四態様の任意の可能な実現方式の方法を実行することに用いられる。具体的に、該装置は上記第四態様又は第四態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するためのユニットを含む。
【0043】
第九態様は情報伝送装置を提供し、該装置は受信機、送信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。該受信機、該送信機、該メモリ及び該プロセッサは該バスシステムによって接続され、該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように受信機を制御して、信号を送信するように送信機を制御することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第一態様又は第一態様の任意の可能な実現方式の方法を実行する。
【0044】
第十態様は情報伝送装置を提供し、該装置は受信機、送信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。該受信機、該送信機、該メモリ及び該プロセッサは該バスシステムによって接続され、該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように受信機を制御して、信号を送信するように送信機を制御することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第二態様又は第二態様の任意の可能な実現方式の方法を実行する。
【0045】
第十一態様は情報伝送装置を提供し、該装置は受信機、送信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。該受信機、該送信機、該メモリ及び該プロセッサが該バスシステムによって接続され、該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように受信機を制御して、信号を送信するように送信機を制御することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第三態様又は第三態様の任意の可能な実現方式の方法を実行する。
【0046】
第十二態様は情報伝送装置を提供し、該装置は受信機、送信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。該受信機、該送信機、該メモリ及び該プロセッサが該バスシステムによって接続され、該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように受信機を制御して、信号を送信するように送信機を制御することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第四態様又は第四態様の任意の可能な実現方式の方法を実行する。
【0047】
第十三態様は情報伝送システムを提供し、第五態様に記載の装置及び第七態様に記載の装置を備える。
【0048】
第十四態様は情報伝送システムを提供し、第六態様に記載の装置及び第八態様に記載の装置を備える。
【0049】
第十五態様はコンピュータ可読媒体を提供し、第一態様又は第一態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0050】
第十六態様はコンピュータ可読媒体を提供し、第二態様又は第二態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0051】
第十七態様はコンピュータ可読媒体を提供し、第三態様又は第三態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0052】
第十八態様はコンピュータ可読媒体を提供し、第四態様又は第四態様の任意の可能な実現方式の方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
本発明の実施例の技術案をより明確に説明するために、以下に実施例又は従来技術の記述において必要な図面を簡単に説明するが、当然ながら、以下に記載する図面は単に本発明の実施例の一例であって、当業者であれば、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0054】
図1】本発明の実施例の情報伝送方法の模式図である。
図2】本発明の実施例のほかの情報伝送方法の模式図である。
図3】本発明の実施例の別の情報伝送方法の模式図である。
図4】本発明の実施例の別の情報伝送方法の模式図である。
図5】本発明の実施例の情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図6】本発明の実施例のほかの情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図7】本発明の実施例の別の情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図8】本発明の実施例の別の情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図9】本発明の実施例の情報伝送システムの模式的なブロック図である。
図10】本発明の実施例のほかの情報伝送システムの模式的なブロック図である。
図11】本発明の実施例の情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図12】本発明の実施例のほかの情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図13】本発明の実施例の別の情報伝送装置の模式的なブロック図である。
図14】本発明の実施例の別の情報伝送装置の模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
以下に本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例の技術案を明確且つ完全に説明し、明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の一部であり、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な労働を払わずに得られたほかの実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0056】
本発明の実施例の技術案は様々な通信システム、例えば、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、「GSM」と略称される)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、「CDMA」と略称される)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、「WCDMA」と略称される)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、「GPRS」と略称される)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、「LTE」と略称される)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、「FDD」と略称される)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、「TDD」と略称される)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、「UMTS」と略称される)又はワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、「WiMAX」と略称される)通信システム、及び将来出現可能な通信システム等に応用できると理解すべきである。
【0057】
本発明の実施例において、端末装置はユーザ装置(User Equipment、「UE」と略称される)、端末装置、移動局(Mobile Station、「MS」と略称される)、モバイル端末(Mobile Terminal)又は将来5Gネットワークにおける端末装置等と称されてもよく、該端末装置は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、「RAN」と略称される)経由で1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、例えば、端末は携帯電話(「セルラー」電話とも称される)又はモバイル端末を有するコンピュータ等であってもよいし、携帯型、小型、手持ち型、コンピュータが内蔵された又は車載のモバイルデバイスであってもよく、それらは無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換するとも理解すべきである。
【0058】
ネットワーク機器はモバイルデバイスと通信することに用いることができ、ネットワーク機器はグローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、「GSM」と略称される)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、「CDMA」と略称される)における基地局(Base Transceiver Station、「BTS」と略称される)であってもよいし、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、「WCDMA」と略称される)における基地局(NodeB、「NB」と略称される)であってもよく、更にLTEにおける発展型基地局(Evolutional Node B、「eNB」又は「eNodeB」と略称される)、又は中継局又はアクセスポイント、又は車載機器、ウェアラブルデバイス、及び将来5Gネットワークにおけるアクセスネットワーク装置であってもよい。
【0059】
本発明の実施例において、ネットワーク機器の状態は起動状態から遮断状態への状態であってもよいし、無論、遮断状態から起動状態への状態であってもよく、更に起動状態と遮断状態との間にある状態であってもよく、将来ネットワークシステムに定義された状態であってもよく、本発明の実施例は制限しない。
【0060】
本発明の実施例において、アイドル状態の端末装置とは、端末装置のコンテクスト情報がアクセスネットワーク装置側に保持されず、端末装置とアクセスネットワーク装置とが無線リソース制御((Radio Resource Control、略称「RRC」)接続を有せず、アクセスネットワーク装置とコアネットワーク装置との制御プレーン接続及びデータプレーン接続が解放されることを意味する。
【0061】
本発明の実施例において、非アクティブ状態の端末装置とは、端末装置のコンテクスト情報の少なくとも一部がアクセスネットワーク装置側に保持され、アクセスネットワーク装置とコアネットワーク装置とが制御プレーン接続及びユーザプレーン接続を有するが、非アクティブ状態の端末装置がアクセスネットワーク装置にチャネル状態情報をリアルタイムに報告しなくてもよいことを意味し、このように、端末装置が移動するとき、コアネットワーク装置が端末装置の移動を感知しなくてもよく、例えば、端末装置が第一基地局のカバレッジ範囲から第二基地局のカバレッジ範囲に移動したとき、端末装置がより小さいデータを伝送する必要がある場合、第一基地局から第二基地局にハンドオーバーせずに、第二基地局によってデータを第一基地局に直接伝送することができ、このように、ハンドオーバーによるシグナリングオーバーヘッドを節約することができる。無論、非アクティブ状態の端末装置はバックグラウンドサービスの処理、パケット伝送、少量の接続管理等を行うことができる。
【0062】
図1に本発明の実施例の情報伝送方法100の模式的なフローチャートを示す。図1に情報伝送方法のステップ又は操作を示すが、これらのステップ又は操作は単なる例示的なものであり、本発明の実施例は更にほかの操作又は図1における各操作の変更を実行することができ、該方法100は、
ネットワーク機器は端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信し、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられ、それにより前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うS110と、
ネットワーク機器は起動状態から遮断状態に変換するS120と、を含む。
【0063】
図2に本発明の実施例の情報伝送方法200の模式的なフローチャートを示す。図2に情報伝送方法のステップ又は操作を示すが、これらのステップ又は操作は単なる例示的なものであり、本発明の実施例は更にほかの操作又は図2における各操作の変更を実行することができ、該方法200は、
端末装置はネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信し、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられるS210と、
前記端末装置は前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うS220と、を含む。
【0064】
具体的に、ネットワーク機器は自体の状態指示情報を端末装置に送信し、端末装置は状態指示情報を受信し、状態指示情報に基づいてネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換すると決定することができ、端末装置はネットワーク機器の状態指示情報を取得すると、ほかのセルに存在するように選択又は再選択することができ、例えば、データ接続状態の端末装置は該状態指示情報に基づいてハンドオーバーすることができ、アイドル状態の端末装置は該状態指示情報に基づいてセル再選択を行うことができ、このように、端末装置がほかのセル内にデータ伝送を通常行うように確保することができる。無論、端末装置がネットワーク機器の状態を把握したとき、データ伝送を必要とせずに依然としてネットワーク機器のカバレッジセルに位置してもよい。
【0065】
選択的に、ネットワーク機器が具体的にどのような方式でネットワーク機器の状態情報を端末装置に通知するかは、ネットワークプロトコルに規定されてもよいし、ネットワークに設定されてもよく、本発明の実施例は制限しない。例えば、ネットワーク機器及び端末装置は、プロトコルによって、ネットワーク機器が特定の第一物理リソースブロックにおいて特殊信号例えば第一情報を送信するとき、端末装置が第一物理リソースブロックにおいて該第一情報を受信することができる場合、現在、ネットワーク機器が起動状態にあると見なされ、端末装置が第一物理リソースブロックにおいて該第一情報を受信することができない場合、現在、ネットワーク機器が遮断状態にあると見なされ、端末装置がほかのセルに存在するように選択してもよいと規定してもよい。
【0066】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が遮断され時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含み、このように、端末装置が状態指示情報を受信した後、ネットワーク機器が遮断され時間長に基づいてネットワーク機器の遮断時間を決定することができ、例えば該時間長情報はタイマーであってもよく、該タイマーがタイムアウトになると、端末装置はネットワーク機器が起動状態にあると見なしてもよく、該ネットワーク機器のカバレッジセルを改めて再選択し、又は該ネットワーク機器のカバレッジセルを改めて評価することにより、該ネットワーク機器のカバレッジセルに存在するように選択するかどうかを決定することができる。
【0067】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は更に第二時間指示情報を含み、前記第二時間指示情報は前記端末装置が前記状態指示情報を受信したときの第一時間帯の後で前記ネットワーク機器を遮断することを指示することに用いられる。ネットワーク機器はネットワーク機器が第一時間帯の後で遮断される状態指示情報を含めてもよく、端末装置に状態指示情報を送信した後の第一時間帯でネットワーク機器が遮断される。端末装置は状態指示情報を受信した後、ネットワーク機器が遮断され、且つ第一時間帯の後で遮断されると決定することができる。例えば、タイマーを利用して該第一時間帯を決定することができ、タイマーがタイムアウトになると、ネットワーク機器が遮断される。
【0068】
一選択的な実施例として、S110の前に、前記方法100は更に前記ネットワーク機器が前記状態指示情報を送信する第一送信時点を決定することを含み、S110は前記ネットワーク機器が第一送信時点で前記端末装置へ前記状態指示情報を送信することを含み、S210の前に、前記方法200は更に前記端末装置が前記状態指示情報を受信する第一受信時点を決定することを含み、S210は前記端末装置が前記第一受信時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0069】
具体的に、ネットワーク機器は第一送信時点で状態指示情報を送信することができ、端末装置は第一受信時点で状態指示情報を受信することができ、データ送信が遅延しない場合、第一送信時点及び第一受信時点が同じ時点であることができ、データ送信が遅延する場合、ネットワーク機器は遅延に基づいて状態指示情報を送信する第一送信時点を決定し、端末装置が第一受信時点で状態指示情報を受信できるように確保することができる。具体的に、第一送信時点及び第一受信時点がネットワークプロトコルに規定されてもよく、ネットワーク機器が第一受信時点を設定してもよく、これにより、ネットワーク機器が第一送信時点で状態指示情報を送信する際に、端末装置が第一受信時点で状態指示情報を受信できるように確保し、本発明の実施例はこれらに限らない。
【0070】
ネットワーク機器は複数の端末装置に状態指示情報を送信することができ、このように、ネットワーク機器は同じ時点で複数の端末装置に状態指示情報を送信することができ、複数の端末装置は同じ時点でネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信すると理解すべきである。又は、ネットワーク機器は複数の端末装置に状態指示情報を周期的に送信することができ、特定の端末装置は自体のウェイクアップ時点のみでネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信する。
【0071】
ネットワーク機器が状態指示情報を送信する第一送信時点をどのように決定するかは2つの方式を含んでもよく、端末装置が状態指示情報を受信する第一受信時点をどのように決定するかも2つの実現方式を含んでもよい。ネットワーク機器が状態指示情報を送信する第一送信時点を決定する第一実現方式では、ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点が状態指示情報を送信する第一送信時点であると決定する。端末装置が状態指示情報を受信する第一受信時点を決定する第一実現方式では、端末装置はネットワーク機器に設定されたページングサイクルに基づいて、ページングメッセージを受信する時点を決定し、端末装置はページングメッセージを受信する時点が状態指示情報を受信する第一受信時点であると決定する。ネットワーク機器が状態指示情報を送信する第一送信時点を決定する第二実現方式では、タイマーがタイムアウトになると、タイマーのタイムアウトになる時点が状態指示情報を送信する第一送信時点であると決定する。端末装置が状態指示情報を受信する第一受信時点を決定する第二実現方式では、タイマーがタイムアウトになると、タイマーのタイムアウトになる時点が第一受信時点であると決定する。
【0072】
更に、プロトコルによって、ネットワーク機器及び端末装置のタイマーの時間長を規定してもよく、又はネットワーク機器が端末装置のためにタイマーの時間長を設定してもよい。端末装置のタイマーを周期的に起動してもよく、タイマーがタイムアウトになる時点は端末装置が状態指示情報を受信する第一受信時点であると決定し、又は、ページングメッセージを受信する時点でタイマーを起動し、タイマーがタイムアウトになる時点は状態指示情報を受信する第一受信時点である。ネットワーク機器のタイマーを周期的に起動してもよく、タイマーがタイムアウトになる時点はネットワーク機器が状態指示情報を送信する第一送信時点であると決定し、又は、ページングメッセージを送信する時点でタイマーを起動し、タイマーがタイムアウトになる時点は状態指示情報を送信する第一送信時点である。
【0073】
無論、ネットワーク機器が状態指示情報を送信する第一送信時点を決定しなくてもよく、端末装置も状態指示情報を受信する第一受信時点を決定しなくてもよく、例えば、プロトコルによって状態指示情報を送信及び受信する時間を規定し、又は、ネットワークによって状態指示情報を送信及び受信する時間を設定する。選択的に、S110は前記ネットワーク機器がページングメッセージを送信する時点で前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含む。S210は前記端末装置がページングメッセージを受信する時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含む。選択的に、S110は前記ネットワーク機器がタイマーを周期的に起動し又はページングメッセージを送信する時点でタイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトになると、前記ネットワーク機器が前記端末装置に前記状態指示情報を送信することを含み、S210は前記端末装置がタイマーを周期的に起動し又はページングメッセージを受信する時点でタイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトになると、前記端末装置が前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することを含む。
【0074】
ネットワーク機器が端末装置に前記ネットワーク機器の状態指示情報を送信し、端末装置がネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することは、以下の4つの方式で実現される。
【0075】
第一実現方式では、前記ネットワーク機器はページングメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信し、前記端末装置はネットワーク機器がページングメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信する。ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点で端末装置にページングメッセージを送信することができ、端末装置はページングメッセージを受信する時点でページングメッセージを受信し、ページングメッセージにおけるネットワーク機器の状態指示情報を取得する。選択的に、無論、ネットワーク機器が端末装置のためにページングメッセージを受信するタイマーを設定してもよいし、プロトコルに規定されたタイマーの設定時間に基づいて端末装置にページングメッセージを送信してもよく、端末装置がプロトコルに規定された又はネットワークに設定されたタイマーの設定時間に基づいてネットワーク機器から送信されたページングメッセージを受信する。
【0076】
第二実現方式では、前記ネットワーク機器はシステムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信し、前記端末装置は前記ネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信する。無論、ネットワーク機器は端末装置のためにシステムメッセージを受信するタイマーを設定してもよいし、プロトコルに規定されたタイマーの設定時間に基づいて、タイムアウトになると、端末装置にシステムメッセージを送信してもよく、端末装置はプロトコルに規定された又はネットワークに設定されたタイマーの設定時間に基づいて、タイムアウトになると、ネットワーク機器から送信されたシステムメッセージを受信する。ネットワーク機器のタイマーを周期的に起動してもよく、端末装置のタイマーを周期的に起動してもよい。無論、タイマーの間隔が異なる時間長を設定してもよく、各異なる時間長がタイムアウトになると、タイマーを起動し、タイマーの起動時間を具体的に設定することは、ネットワークによって設定されてもよいし、プロトコルに規定されてもよく、本発明の実施例はこれらに限らない。選択的に、ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点で端末装置にシステムメッセージを送信することができ、端末装置はページングメッセージを受信する時点でシステムメッセージを受信し、システムメッセージにおけるネットワーク機器の状態指示情報を取得する。無論、ネットワーク機器は従来技術におけるシステムメッセージを送信する時点で端末装置に状態指示情報を含めているシステムメッセージを送信することができ、端末装置はシステムメッセージを受信する時点で状態指示情報を含めているシステムメッセージを受信する。
【0077】
第三実現方式では、前記ネットワーク機器は端末装置にページングメッセージを送信し、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記ネットワーク機器の状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、次に前記ネットワーク機器は前記端末装置に変更後のシステムメッセージを送信し、該システムメッセージに状態指示情報を含めており、端末装置はネットワーク機器から送信されたページングメッセージを受信し、ページングメッセージにおけるシステムメッセージの変更指示情報に基づいてシステムメッセージを既に変更したと決定し、又はシステムメッセージに状態指示情報を含めていると決定し、次に端末装置は変更後のシステムメッセージを受信し、システムメッセージにおいて状態指示情報を決定する。具体的に、ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点で端末装置に変更指示情報を含めているページングメッセージを送信することができ、端末装置はページングメッセージを受信する時点で変更指示情報を含めているページングメッセージを受信し、ネットワーク機器はシステムメッセージを送信する時点で端末装置に状態指示情報を含めているシステムメッセージを送信することができ、端末装置はシステムメッセージを受信する時点でネットワーク機器から送信された状態指示情報を含めているシステムメッセージを受信する。選択的に、ネットワーク機器は第一タイマーがタイムアウトになると、端末装置に変更指示情報を含めているページングメッセージを送信し、端末装置は第二タイマーがタイムアウトになると、ネットワーク機器から送信された変更指示情報を含めているページングメッセージを受信し、ネットワーク機器は第三タイマーがタイムアウトになると、端末装置に状態指示情報を含めているシステムメッセージを送信し、端末装置は第四タイマーがタイムアウトになると、ネットワーク機器から送信された状態指示情報を含めているシステムメッセージを受信する。無論、第一タイマー及び第二タイマーに設定された時間長は同じであってもよいし、異なってもよく、第三タイマー及び第四タイマーに設定された時間長は同じであってもよいし、異なってもよい。選択的に、ネットワーク機器は第一タイマーがタイムアウトになると、端末装置に変更指示情報を含めているページングメッセージを送信することができ、端末装置は第二タイマーがタイムアウトになると、ネットワーク機器から送信された変更指示情報を含めているページングメッセージを受信することができ、無論、第一タイマー及び第二タイマーに設定された時間長は同じであってもよいし、異なってもよく、ネットワーク機器はシステムメッセージを送信する時点で端末装置に状態指示情報を含めているシステムメッセージを送信し、端末装置はシステムメッセージを受信する時点でネットワーク機器から送信された状態指示情報を含めているシステムメッセージを受信する。選択的に、ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点で変更指示情報を含めているページングメッセージを送信することができ、端末装置もページングメッセージを受信する時点で変更指示情報を含めているページングメッセージを受信することができ、ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点で状態指示情報を含めているシステムメッセージを送信することができ、端末装置はページングメッセージを受信する時点で状態指示情報を含めているシステムメッセージを受信することができる。
【0078】
第四実現方式では、前記ネットワーク機器は物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニット(Media Access Control Protocol Data Unit、「MAC PDU」と略称される)によって前記端末装置に前記状態指示情報を送信し、前記端末装置は前記ネットワーク機器から物理チャネル又はMAC PDUによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信する。ネットワーク機器はページングメッセージを送信する時点で物理チャネル又はMAC PDUによって状態指示情報を送信することができ、端末装置はページングメッセージを受信する時点で物理チャネル又はMAC PDUによって送信された状態指示情報を受信する。無論、ネットワーク機器は端末装置のために物理チャネル又はMAC PDUによって状態指示情報を送信するタイマーを設定してもよいし、プロトコルに規定されたタイマーの設定時間に基づいて物理チャネル又はMAC PDUによって端末装置に状態指示情報を送信してもよく、端末装置はプロトコルに規定された又はネットワークに設定されたタイマーの設定時間に基づいて、ネットワーク機器から物理チャネル又はMAC PDUによって送信されたページングメッセージを受信する。
【0079】
図3に本発明の実施例の情報伝送方法300の模式的なフローチャートを示す。図3に情報伝送方法のステップ又は操作を示すが、これらのステップ又は操作は単なる例示的なものであり、本発明の実施例は更にほかの操作又は図3における各操作の変更を実行することができ、該方法300は、
ネットワーク機器が起動状態にあるとき、前記ネットワーク機器は前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に第一情報を送信するS310と、
前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ネットワーク機器は前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないS320と、を含む。
【0080】
図4に本発明の実施例の情報伝送方法400の模式的なフローチャートを示す。図4に情報伝送方法のステップ又は操作を示すが、これらのステップ又は操作は単なる例示的なものであり、本発明の実施例は更にほかの操作又は図4における各操作の変更を実行することができ、該方法400は、
端末装置は第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定し、前記ネットワーク機器の状態は遮断状態及び起動状態を含むS410と、
前記端末装置は前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定する場合、前記端末装置はセル選択を行うS420と、を含む。
【0081】
一選択的な実施例として、S410は前記端末装置が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置は前記ネットワーク機器が遮断状態にあると決定することを含む。該第一情報はネットワーク機器及び端末装置がいずれも識別できる、ネットワーク機器の状態を指示するための特殊信号である。
【0082】
一選択的な実施例として、S420は前記ネットワーク機器が遮断状態にあるとき、前記ページングメッセージを送信する時点で前記ネットワーク機器が前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないことを含む。前記端末装置が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置が前記ネットワーク機器が遮断状態にあると決定することは、前記端末装置がページングメッセージを受信する時点で前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記端末装置は前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定することを含む。選択的に、S310は前記ネットワーク機器が起動状態にあるとき、ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信することを含む。
【0083】
ネットワーク機器が第一リソースブロックにおいて第一情報を送信するかどうか時点も、タイマーによって決定されてもよく、本発明の実施例はこれらに限らないと理解すべきである。
【0084】
具体的に、ネットワーク機器は、例えばネットワーク機器に設定された又はプロトコルに規定された第一リソースブロックにおいて第一情報を送信し、例えばネットワーク機器は端末装置が第一リソースブロックにおいて第一情報を受信するように設定する。又は、プロトコルには、ネットワーク機器が第一リソースブロックにおいて第一情報を送信し、端末装置が第一リソースブロックにおいて第一情報を受信すると規定し、本発明の実施例はこれらに限らない。無論、ネットワーク機器は、端末装置が特定の時間帯内に第一情報を複数回受信していない場合、端末装置がネットワーク機器の遮断状態にあると決定するように設定してもよく、その理由は、ネットワーク輻輳等のため、ネットワーク機器が第一情報を端末装置に時間通りに送信できない恐れがあるためであり、従って、第一情報を受信する回数閾値を設定することができ、該回数閾値より大きい場合、ネットワーク機器が遮断状態にあると見なされ、該回数閾値より小さい場合、ネットワーク機器が起動状態にあると見なされ、本発明の実施例は制限しない。
【0085】
一選択的な実施例として、前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置であり、データ接続状態にある可能性のある端末装置及びネットワーク機器は接続状態の端末装置との間のデータシグナリングインタラクションによって端末装置に通知するが、アイドル状態又は非アクティブ状態の端末装置に対して、ネットワーク機器は端末装置に通知できず、従って、本発明の実施例においてページングメッセージに状態指示情報を含め、又はシステムメッセージに状態指示情報を含め、又は物理チャネルによって状態指示情報を含め、又はMAC PDUによって状態指示情報を含めることによって、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置にネットワーク機器の状態を通知し、このように、アイドル状態又は非アクティブ状態の端末装置はほかのセルに存在するように再選択し、更にデータ伝送を通常行うように確保することができる。
【0086】
本発明の実施例に記載のタイマーはネットワーク機器が端末装置のために設定されたタイマーの時間長であってもよいし、プロトコルに規定されたタイマーの時間長であってもよく、本発明の実施例はこれらに限らないと理解すべきである。
【0087】
本発明の実施例における状態指示情報の送信及び受信方式は単なる例示的なものであり、ネットワーク機器は状態指示情報を任意の層、具体的に無線リソース制御(Radio Resource Control、「RRC」と略称される)層、メディアアクセス制御(Media Access Control、「MAC」と略称される)層又は物理層等にパケット化して端末装置に送信することができ、本発明の実施例はこれらに限らないとも理解すべきである。
【0088】
以上は図1図4を参照しながら本発明の実施例の情報伝送方法を説明したが、以下に図5図14を参照しながら本発明の実施例における情報伝送装置及びシステムを説明する。
【0089】
図5に本発明の実施例に係る情報伝送装置500の模式図を示し、該装置は例えば方法200における端末装置であってもよく、該装置500は、
前記ネットワーク機器から送信された、前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示するための状態指示情報を受信するための受信モジュール510と、
前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うための選択モジュール520と、を含む。
【0090】
一選択的な実施例として、前記受信モジュール510は、具体的に、ページングメッセージを受信する時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0091】
一選択的な実施例として、前記装置500は、周期的に又はページングメッセージを受信する時点でタイマーを起動するための起動モジュールを更に含み、前記受信モジュール510は、具体的に、更に、前記タイマーがタイムアウトになると、前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0092】
一選択的な実施例として、前記受信モジュール510は、具体的に、更に、ネットワーク機器からページングメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0093】
一選択的な実施例として、前記受信モジュール510は、具体的に、更に、ネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0094】
一選択的な実施例として、前記受信モジュール510は、更に、ネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信する前に、前記ネットワーク機器から送信されたページングメッセージを受信することに用いられ、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、前記受信モジュール510は、具体的に、更に、前記変更指示情報に基づいてネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することに用いられる。
【0095】
一選択的な実施例として、前記受信モジュール510は、具体的に、更に、前記ネットワーク機器が物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することに用いられる。
【0096】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が遮断され時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含む。
【0097】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は、前記装置500が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記ネットワーク機器を遮断することを指示するための第二時間指示情報を更に含む。
【0098】
一選択的な実施例として、前記装置500はアイドル状態の装置であり、又は、前記装置500は非アクティブ状態の装置である。
【0099】
ここの装置500は機能モジュールの形式で具現されると理解すべきである。ここの専門用語「モジュール」とは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、電子回路、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、個別プロセッサ又はグループプロセッサ等)及びメモリ、結合論理回路及び/又は説明された機能をサポートするほかの適切なアセンブリを意味してもよい。一選択的な例では、当業者は、具体的に、装置500が上記実施例における端末装置であってもよく、装置500が上記方法200実施例における端末装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いることができると理解されてもよく、重複を避けるために、詳細な説明は省略する。
【0100】
図6に本発明の実施例に係る情報伝送装置600の模式図を示し、該装置は例えば方法400における端末装置であってもよく、該装置600は、
第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定することに用いられ、前記ネットワーク機器の状態は遮断状態及び起動状態を含む決定モジュール610と、
前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定する場合、セル選択を行うための選択モジュール620と、を含む。
【0101】
一選択的な実施例として、前記決定モジュール610は、具体的に、前記装置600が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記ネットワーク機器が遮断状態にあると決定することに用いられる。
【0102】
一選択的な実施例として、前記決定モジュール610は、具体的に、更に、ページングメッセージを受信する時点で前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定することに用いられる。
【0103】
ここの装置600が機能モジュールの形式で具現されると理解すべきである。ここの専門用語「モジュール」とはASIC、電子回路、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、個別プロセッサ又はグループプロセッサ等)及びメモリ、結合論理回路及び/又は説明された機能をサポートするほかの適切なアセンブリを意味してもよい。一選択的な例では、当業者は、具体的に、装置600が上記実施例方法400における端末装置であってもよく、装置600が上記方法実施例における端末装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いることができると理解されてもよく、重複を避けるために、詳細な説明は省略する。
【0104】
図7に本発明の実施例に係る情報伝送装置700の模式図を示し、該装置は例えば方法100におけるネットワーク機器であってもよく、該装置700は、
端末装置に前記装置の状態指示情報を送信することに用いられ、前記状態指示情報は前記装置が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられ、それにより前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行う送信モジュール710と、
前記装置700を前記起動状態から前記遮断状態に変換するための変換モジュール720と、を含む。
【0105】
一選択的な実施例として、前記送信モジュール710は、具体的に、ページングメッセージを送信する時点で前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0106】
一選択的な実施例として、前記装置700は周期的に又はページングメッセージを送信する時点でタイマーを起動するための起動モジュールを更に含み、送信モジュール710は、具体的に、更に、前記タイマーがタイムアウトになると、前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0107】
一選択的な実施例として、前記送信モジュール710は、具体的に、ページングメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0108】
一選択的な実施例として、前記送信モジュール710は、具体的に、更に、システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0109】
一選択的な実施例として、前記送信モジュール710は、更に、システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信する前に、前記端末装置にページングメッセージを送信することに用いられ、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、前記送信モジュール710は、具体的に、更に、前記変更指示情報に基づいて前記システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0110】
一選択的な実施例として、前記送信モジュール710は、具体的に、更に、物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0111】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記装置700が遮断され時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含む。
【0112】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は、前記端末装置が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記装置700を遮断することを指示するための第二時間指示情報を更に含む。
【0113】
一選択的な実施例として、前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は、前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置である。
【0114】
ここの装置700が機能モジュールの形式で具現されると理解すべきである。ここの専門用語「モジュール」とはASIC、電子回路、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、個別プロセッサ又はグループプロセッサ等)及びメモリ、結合論理回路及び/又は説明された機能をサポートするほかの適切なアセンブリを意味してもよい。一選択的な例では、当業者は、具体的に、装置700が上記方法100におけるネットワーク機器であってもよく、装置700が上記方法100実施例におけるネットワーク機器に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いることができると理解されてもよく、重複を避けるために、詳細な説明は省略する。
【0115】
図8に本発明の実施例に係る情報伝送装置800の模式図を示し、該装置は例えば方法300におけるネットワーク機器であってもよく、該装置800は、
前記装置800が起動状態にあるとき、前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に第一情報を送信するための送信モジュール810と、
前記装置800が遮断状態にあるとき、前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定するための決定モジュール820と、を含む。
【0116】
一選択的な実施例として、前記送信モジュール810は、具体的に、前記装置800が起動状態にあるとき、ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信することに用いられ、前記決定モジュール820は、具体的に、前記装置800が遮断状態にあるとき、前記ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することに用いられる。
【0117】
ここの装置800が機能モジュールの形式で具現されると理解すべきである。ここの専門用語「モジュール」とはASIC、電子回路、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、個別プロセッサ又はグループプロセッサ等)及びメモリ、結合論理回路及び/又は説明された機能をサポートするほかの適切なアセンブリを意味してもよい。一選択的な例では、当業者は、具体的に、装置800が上記方法300におけるネットワーク機器であってもよく、装置800が上記方法実施例におけるネットワーク機器に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いることができると理解されてもよく、重複を避けるために、詳細な説明は省略する。
【0118】
図9は本発明の実施例に係る情報伝送システム900の模式的な構造図である。該システム900は装置500及び装置700を備える。
【0119】
図10は本発明の実施例に係る情報伝送システム1000の模式的な構造図である。該システム1000は装置600及び装置800を備える。
【0120】
図11に本発明の実施例に係る情報伝送装置1100を示す。該装置1100は例えば方法200における端末装置であってもよく、該装置1100は受信機1110、プロセッサ1120、送信機1130、メモリ1140及びバスシステム1150を備える。受信機1110、プロセッサ1120、送信機1130及びメモリ1140がバスシステム1150によって接続され、該メモリ1140は命令を記憶することに用いられ、該プロセッサ1120は該メモリ1140に記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように該受信機1110を制御し、命令を送信するように該送信機1130を制御することに用いられる。
【0121】
受信機1110は前記ネットワーク機器から送信された状態指示情報を受信することに用いられ、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられ、プロセッサ1120は前記状態指示情報に基づいてセル選択を行うことに用いられる。
【0122】
一選択的な実施例として、前記受信機1110は、具体的に、ページングメッセージを受信する時点で前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0123】
一選択的な実施例として、前記プロセッサ1120は、更に、周期的に又はページングメッセージを受信する時点でタイマーを起動することに用いられ、前記受信機1110は、具体的に、更に、前記タイマーがタイムアウトになると、前記ネットワーク機器から送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0124】
一選択的な実施例として、プロセッサ1120は、具体的に、更に、タイマーがタイムアウトになると、前記タイマーのタイムアウトになる時点が前記状態指示情報を受信する前記第一受信時点であると決定することに用いられる。
【0125】
一選択的な実施例として、受信機1110は、具体的に、ネットワーク機器がページングメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0126】
一選択的な実施例として、受信機1110は、具体的に、更に、ネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信することに用いられる。
【0127】
一選択的な実施例として、受信機1110は、更に、ネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記状態指示情報を受信する前に、前記ネットワーク機器から送信されたページングメッセージを受信することに用いられ、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、前記受信機1110は、具体的に、更に、前記変更指示情報に基づいてネットワーク機器からシステムメッセージによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することに用いられる。
【0128】
一選択的な実施例として、受信機1110は、具体的に、更に、前記ネットワーク機器が物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって送信された前記ネットワーク機器の状態指示情報を受信することに用いられる。
【0129】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記ネットワーク機器が遮断され時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含む。
【0130】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記装置1100が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記ネットワーク機器を遮断することを指示するための第二時間指示情報を更に含む。
【0131】
一選択的な実施例として、前記装置1100はアイドル状態の装置であり、又は、前記装置1100は非アクティブ状態の装置である。
【0132】
具体的に、装置1100は上記実施例における端末装置であってもよく、且つ、上記方法実施例における端末装置に対応する各ステップ及び/又はプロセスを実行することに用いることができると理解すべきである。選択的に、該メモリ1140は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つ、プロセッサに命令及びデータを供給する。メモリの一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリに更に装置タイプの情報が記憶されてもよい。該プロセッサ1120はメモリに記憶される命令を実行することに用いることができ、且つ、該プロセッサが該命令を実行するとき、該プロセッサは上記方法200実施例における端末装置に対応する各ステップを実行することができる。
【0133】
図12に本発明の実施例に係る情報伝送装置1200を示す。該装置は方法400における端末装置であってもよく、該装置1200は受信機1210、プロセッサ1220、送信機1230、メモリ1240及びバスシステム1250を備える。受信機1210、プロセッサ1220、送信機1230及びメモリ1240がバスシステム1250によって接続され、該メモリ1240は命令を記憶することに用いられ、該プロセッサ1220は該メモリ1240に記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように該受信機1210を制御して、命令を送信するように該送信機1230を制御することに用いられる。
【0134】
プロセッサ1220は第一物理リソースブロックにおいてネットワーク機器から送信された第一情報を受信したかどうかによって前記ネットワーク機器の状態を決定することに用いられ、前記ネットワーク機器の状態は遮断状態及び起動状態を含み、前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定する場合、セル選択を行う。
【0135】
一選択的な実施例として、プロセッサ1220は、具体的に、前記装置1200が前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記ネットワーク機器が遮断状態にあると決定することに用いられる。
【0136】
一選択的な実施例として、プロセッサ1220は、具体的に、更に、ページングメッセージを受信する時点で前記第一物理リソースブロックにおいて前記第一情報を受信していない場合、前記ネットワーク機器が前記遮断状態にあると決定することに用いられる。
【0137】
具体的に、装置1200は上記実施例における端末装置であってもよく、且つ、上記方法実施例における端末装置に対応する各ステップ及び/又はプロセスを実行することに用いることができると理解すべきである。選択的に、該メモリ1240は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つ、プロセッサに命令及びデータを供給する。メモリの一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリに更に装置タイプの情報が記憶されてもよい。該プロセッサ1220はメモリに記憶される命令を実行することに用いることができ、且つ、該プロセッサが該命令を実行するとき、該プロセッサは上記方法実施例における端末装置に対応する各ステップを実行することができる。
【0138】
図13に本発明の実施例に係る情報伝送装置1300を示す。該装置は例えば方法100におけるネットワーク機器であってもよく、該装置1300は受信機1310、プロセッサ1320、送信機1330、メモリ1340及びバスシステム1350を備える。受信機1310、プロセッサ1320、送信機1330及びメモリ1340がバスシステム1350によって接続され、該メモリ1340は命令を記憶することに用いられ、該プロセッサ1320は該メモリ1340に記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように該受信機1310を制御して、命令を送信するように該送信機1330を制御することに用いられる。
【0139】
送信機1330は端末装置に前記装置の状態指示情報を送信することに用いられ、前記状態指示情報は前記装置が起動状態から遮断状態に変換することを指示することに用いられ、それにより前記端末装置が前記状態指示情報に基づいてセル選択を行い、プロセッサ1320は前記装置1300を前記起動状態から前記遮断状態に変換することに用いられる。
【0140】
一選択的な実施例として、前記送信機1330は、具体的に、ページングメッセージを送信する時点で前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0141】
一選択的な実施例として、プロセッサ1320は、更に、周期的に又はページングメッセージを送信する時点でタイマーを起動することに用いられ、送信機1330は、具体的に、更に、前記タイマーがタイムアウトになると、前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0142】
一選択的な実施例として、プロセッサ1320は、具体的に、更に、タイマーがタイムアウトになると、前記タイマーのタイムアウトになる時点が前記状態指示情報を送信する第一送信時点であると決定することに用いられる。
【0143】
一選択的な実施例として、送信機1330は、具体的に、更に、ページングメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0144】
一選択的な実施例として、送信機1330は、具体的に、更に、システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0145】
一選択的な実施例として、送信機1330は、更に、システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信する前に、前記端末装置にページングメッセージを送信することに用いられ、前記ページングメッセージにシステムメッセージの変更指示情報を含めており、前記変更指示情報は前記システムメッセージに前記状態指示情報を含めていることを指示することに用いられ、又は、前記変更指示情報は前記システムメッセージを既に変更したことを指示することに用いられ、前記送信機1330は、具体的に、更に、前記変更指示情報に基づいて前記システムメッセージによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0146】
一選択的な実施例として、送信機1330は、具体的に、更に、物理チャネル又はメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUによって前記端末装置に前記状態指示情報を送信することに用いられる。
【0147】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記装置1300が遮断され時間長情報を指示するための第一時間指示情報を含む。
【0148】
一選択的な実施例として、前記状態指示情報は前記端末装置が前記状態指示情報を受信した時の第一時間帯の後に前記装置1300を遮断することを指示するための第二時間指示情報を更に含む。
【0149】
一選択的な実施例として、前記端末装置はアイドル状態の端末装置であり、又は、前記端末装置は非アクティブ状態の端末装置である。
【0150】
具体的に、装置1300は上記実施例におけるネットワーク機器であってもよく、且つ、上記方法実施例におけるネットワーク機器に対応する各ステップ及び/又はプロセスを実行することに用いることができると理解すべきである。選択的に、該メモリ1340は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つ、プロセッサに命令及びデータを供給する。メモリの一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリに更に装置タイプの情報が記憶されてもよい。該プロセッサ1320はメモリに記憶される命令を実行することに用いることができ、且つ、該プロセッサが該命令を実行するとき、該プロセッサは上記方法実施例におけるネットワーク機器に対応する各ステップを実行することができる。
【0151】
図14に本発明の実施例に係る情報伝送装置1400を示す。該装置は例えば方法300におけるネットワーク機器であってもよく、該装置1400は受信機1410、プロセッサ1420、送信機1430、メモリ1440及びバスシステム1450を備える。受信機1410、プロセッサ1420、送信機1430及びメモリ1440がバスシステム1450によって接続され、該メモリ1440は命令を記憶することに用いられ、該プロセッサ1420は該メモリ1440に記憶される命令を実行することにより、信号を受信するように該受信機1410を制御して、命令を送信するように該送信機1430を制御することに用いられる。
【0152】
送信機1430は前記装置1400が起動状態にあるとき、前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に第一情報を送信することに用いられ、プロセッサ1420は前記装置1400が遮断状態にあるとき、前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することに用いられる。
【0153】
一選択的な実施例として、前記送信機1430は、具体的に、前記装置800が起動状態にあるとき、ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信することに用いられ、前記プロセッサ1420は、具体的に、前記装置800が遮断状態にあるとき、前記ページングメッセージを送信する時点で前記第一リソースブロックにおいて前記端末装置に前記第一情報を送信しないと決定することに用いられる。
【0154】
具体的に、装置1400は上記実施例におけるネットワーク機器であってもよく、且つ、上記方法実施例におけるネットワーク機器に対応する各ステップ及び/又はプロセスを実行することに用いることができると理解すべきである。選択的に、該メモリ1440は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つ、プロセッサに命令及びデータを供給する。メモリの一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリに更に装置タイプの情報が記憶されてもよい。該プロセッサ1420はメモリに記憶される命令を実行することに用いることができ、且つ、該プロセッサが該命令を実行するとき、該プロセッサは上記方法実施例におけるネットワーク機器に対応する各ステップを実行することができる。
【0155】
本発明の実施例において、プロセッサ1120、プロセッサ1220、プロセッサ1320及びプロセッサ1420は中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよいし、プロセッサは更にほかの汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)又はほかのプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアアセンブリ等であってもよいと理解すべきである。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、任意の通常のプロセッサ等であってもよい。
【0156】
本明細書における専門用語「及び/又は」は関連オブジェクトを説明する関連関係であり、3つの関係が存在してもよいと示し、例えば、「A及び/又はB」は「Aが独立して存在する」、「A及びBが同時に存在する」、「Bが独立して存在する」の3つの状況と示してもよいと理解すべきである。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」関係であると示される。
【0157】
本発明の様々な実施例では、上記各過程の番号は実行順序を示せず、各過程の実行順序はその機能及び内部ロジックによって決定されるべきであり、本発明の実施例の実施過程を制限するためのものではないと理解すべきである。
【0158】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例に説明される各例のユニット及びアルゴリズムステップを参照して、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実現できると理解される。これらの機能はハードウェアそれともソフトウェアの方式で実行するかは、技術案の特定アプリケーション及び設計された制約条件によって決定される。当業者は各特定アプリケーションに対して様々な方法で説明された機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0159】
当業者は、説明の都合上、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程が上記方法実施例における対応する過程を参照してもよいと明確に理解され、詳細な説明は省略する。
【0160】
本発明に係るいくつかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法がほかの方式で実現されてもよいと理解すべきである。例えば、以上に説明された装置実施例は単なる模式的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際に実現する場合に別の分割方式でもよく、例えば複数のユニット又はアセンブリを別のシステムに結合又は統合することができ、又はいくるかの特徴を省略してもよいし、実行しなくてもよい。また、表示又は検討された相互間の結合又は直接結合又は通信接続がいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又はほかのタイプであってもよい。
【0161】
前記分離部材として説明されたユニットは物理的に分離されるものであってもよいし、そうでないものであってもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよいし、そうでなくてもよく、つまり、一箇所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じて、そのユニットの一部又は全部を選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0162】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
【0163】
前記機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現されて、独立した製品として販売又は使用されるとき、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解の上で、本発明の技術案は本質的に、又は従来技術に貢献した部分又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶されてもよく、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であってもよい)で本発明の各実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行するための複数の命令を含む。上記記憶媒体は、USBメモリ、ポータブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0164】
以上の説明は本発明の具体的な実施形態であるが、本発明の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本発明に開示された技術的範囲内に容易に想到しうる変更又は置換は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本発明の保護範囲は前記特許請求の保護範囲に準ずるべきである。
図1
図2
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図10
図11
図12
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