特許第6874076号(P6874076)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6874076
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】電池モジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/20 20210101AFI20210510BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20210510BHJP
   H01M 50/531 20210101ALI20210510BHJP
   H01M 50/572 20210101ALI20210510BHJP
【FI】
   H01M2/10 E
   H01M10/48 301
   H01M2/10 M
   H01M2/26 A
   H01M2/34 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-157849(P2019-157849)
(22)【出願日】2019年8月30日
(65)【公開番号】特開2020-102435(P2020-102435A)
(43)【公開日】2020年7月2日
【審査請求日】2019年8月30日
(31)【優先権主張番号】201811574829.7
(32)【優先日】2018年12月21日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513196256
【氏名又は名称】寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Contemporary Amperex Technology Co., Limited
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】黄小騰
(72)【発明者】
【氏名】陳明▲シュ▼
(72)【発明者】
【氏名】呉興遠
(72)【発明者】
【氏名】洪家栄
【審査官】 小森 重樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2018−101488(JP,A)
【文献】 特開2014−212098(JP,A)
【文献】 中国実用新案第207116634(CN,U)
【文献】 中国実用新案第207398245(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20
H01M 10/48
H01M 50/531
H01M 50/572
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池モジュールであって、
縦方向(Y)に沿って並列配置された複数の電池(1)と、各電池(1)の温度を収集するためのサーミスタ(2)とを含み、
各電池(1)は、トップカバープレート(11)と、正極電極端子(12)と、負極電極端子(13)と、防爆バルブ(14)と、本体(151)と本体(151)から張り出される正極タブ(152)および負極タブ(153)とを有する電極ユニット(15)と、トップカバープレート(11)と共に電極ユニット(15)をカプセル化するケース(16)と、電極ユニット(15)の正極タブ(152)および正極電極端子(12)に接続され、弱化領域(171)を有する第1連結シート(17)と、電極ユニット(15)の負極タブ(153)および負極電極端子(13)に接続される第2連結シート(18)とを含み、正極電極端子(12)と負極電極端子(13)とは、横方向(X)に間隔をおいてトップカバープレート(11)に設けられ、防爆バルブ(14)は、トップカバープレート(11)に設けられ、正極電極端子(12)と負極電極端子(13)との間に位置し
負極電極端子(13)は、横方向(X)において、防爆バルブ(14)に近接する第6境界(132)と、第6境界(132)よりも防爆バルブ(14)から離間する第5境界(131)とを有し、
前記サーミスタ(2)は、トップカバープレート(11)に設けられ、負極電極端子(13)の第5境界(131)と第6境界(132)との間に位置する、電池モジュール。
【請求項2】
電池モジュールであって、
縦方向(Y)に沿って並列配置された複数の電池(1)と、各電池(1)の温度を収集するためのサーミスタ(2)とを含み、
各電池(1)は、トップカバープレート(11)と、正極電極端子(12)と、負極電極端子(13)と、防爆バルブ(14)と、本体(151)と本体(151)から張り出される正極タブ(152)および負極タブ(153)とを有する電極ユニット(15)と、トップカバープレート(11)と共に電極ユニット(15)をカプセル化するケース(16)と、電極ユニット(15)の正極タブ(152)および正極電極端子(12)に接続され、弱化領域(171)を有する第1連結シート(17)と、電極ユニット(15)の負極タブ(153)および負極電極端子(13)に接続される第2連結シート(18)とを含み、正極電極端子(12)と負極電極端子(13)とは、横方向(X)に間隔をおいてトップカバープレート(11)に設けられ、防爆バルブ(14)は、トップカバープレート(11)に設けられ、正極電極端子(12)と負極電極端子(13)との間に位置し
爆バルブ(14)は、横方向(X)において、正極電極端子(12)に近接する第3境界(141)と、第3境界(141)よりも正極電極端子(12)から離間する第4境界(142)とを有し、
前記サーミスタ(2)は、トップカバープレート(11)に設けられ、防爆バルブ(14)の第4境界(142)と第3境界(141)との間に位置する、電池モジュール。
【請求項3】
電池モジュールは、前記複数の電池(1)のトップカバープレート(11)の上方に設けられて正極電極端子(12)と負極電極端子(13)との間に位置する回路基板(3)をさらに含み、
サーミスタ(2)は、回路基板(3)に電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の電池モジュール。
【請求項4】
一方端が回路基板(3)に接続され、他方端がサーミスタ(2)に接続される導線(4)をさらに含む、ことを特徴とする請求項に記載の電池モジュール。
【請求項5】
サーミスタ(2)と電池(1)のトップカバープレート(11)との間には、熱伝導パッドまたは熱伝導接着剤が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電池モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池技術分野に関し、特に電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
電池モジュールを新エネルギ車の電池パックに応用するとき、通常、電池モジュールにおける電池の温度を採集する必要がある。現在、よく用いられる電池温度採集手法としては、接続シート(電池の上方に位置し、隣接する2つの電池の電極端子を接続する)にサーミスタ(例えば、NTC)を配置する。電池モジュールが大電流作動状態にあるとき、接続シートの過電流が大きいため、このような採集手法によれば、採集された温度と電池の実温度との偏差が大きくて、電池パックの電池システムが早まって電力を規制したり、誤警報したりなどしてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
背景技術に存在している課題に鑑みて、本発明の目的は、サーミスタで採集された温度と電池の実温度との間の偏差を大幅に低減し、サンプリングの正確性を向上する電池モジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、縦方向に沿って並列配置された複数の電池と各電池の温度を収集するためのサーミスタとを含む電池モジュールを提供する。各電池は、トップカバープレートと、正極電極端子と、負極電極端子と、防爆バルブとを含み、正極電極端子と負極電極端子とは、間隔をおいてトップカバープレートに設けられ、防爆バルブは、トップカバープレートに設けられ、正極電極端子と負極電極端子との間に位置する。トップカバープレートは、横方向において、正極電極端子から離間する第1境界を有し、防爆バルブは、横方向において、正極電極端子に近接する第3境界を有する。サーミスタは、トップカバープレートに設けられ、トップカバープレートの第1境界と防爆バルブの第3境界との間に位置する。
【0005】
負極電極端子は、横方向において防爆バルブから離間する第5境界を有し、サーミスタは、負極電極端子の第5境界と防爆バルブの第3境界との間に位置する。
【0006】
負極電極端子は、横方向において防爆バルブに近接する第6境界をさらに有し、サーミスタは、負極電極端子の第6境界と防爆バルブの第3境界との間に位置する。
【0007】
サーミスタは、負極電極端子の第5境界と第6境界との間に位置する。
【0008】
防爆バルブは、正極電極端子から離間する第4境界をさらに有し、サーミスタは、防爆バルブの第4境界と第3境界との間に位置する。
【0009】
電池モジュールは、前記複数の電池のトップカバープレートの上方に設けられ、正極電極端子と負極電極端子との間に位置する回路基板をさらに含む。サーミスタは、回路基板に電気的に接続されている。
【0010】
電池モジュールは、一方端が回路基板に接続され、他方端がサーミスタに接続される導線をさらに含む。
【0011】
各電池は、本体と本体から張り出される正極タブおよび負極タブとを有する電極ユニットと、トップカバープレートと共に電極ユニットをカプセル化するためのケースと、電極ユニットの正極タブおよび正極電極端子に接続される第1連結シートと、電極ユニットの負極タブおよび負極電極端子に接続される第2連結シートとをさらに含む。
【0012】
第1連結シートは、弱化領域を有する。
【0013】
サーミスと電池のトップカバープレートとの間には、熱伝導パッドまたは熱伝導接着剤が設けられている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益な効果は下記の通りである。正極電極端子の材質の融点が負極電極端子材質の融点よりも高く(すなわち、同等の電流で、正極電極端子の温度の上昇が速く、発生熱が多い)、正極電極端子に電気的に接続される第1連結シートには弱化領域が形成されており(過電流断面が小いため、その電気抵抗が大く、発生熱が多い)、弱化領域で発生する熱が正極電極端子およびその近傍にも伝導されるため、正極電極端子およびその近傍の温度が高くなる。したがって、サーミスタをトップカバープレートの第1境界と防爆バルブの第3境界との間に設けて温度を採集するとき、サーミスタの採集温度と電池の実温度との間の偏差を大幅に低減して、温度サンプリングの正確性を向上する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施例における電池モジュールの斜視図である。
図2】本発明の別の実施例における電池モジュールの斜視図である。
図3】電池モジュールにおける単電池の分解図である。
図4】電池モジュールにおける単電池の平面図である。
図5図4の変形例である。
図6】シミュレーション試験過程におけるサンプリング点位置分布模式図であり、文字a〜qがサンプリング点の番号を表す。
図7】異なるサンプリング点のシミュレーション試験結果であり、明瞭のため、背景技術における接続シートで温度を採集した結果を示している。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の目的、解決手段及び長所をより明瞭で明白するために、以下では、図面及び実施例を組み合わせて本願をさらに詳細に説明する。ここで説明される具体的な実施例は、単に本発明を解釈するためのものに過ぎず、本発明を限定するためのものではない。
【0017】
本発明の説明において、別の明確な規定及び限定がない限り、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「第5」、「第6」という用語は、説明の目的のみに使用され、相対的な重要性を示すまたは暗示するものと理解されてはならない。「複数」という用語は、2つのまたは2つの以上を指す。別の規定または説明がない限り、「接続」、「固定」という用語は、何れも広く理解されるべきであり、例えば、「接続」は、固定接続であってもよく、脱着可能な接続、または一体的な接続、または電気的な接続、または信号接続であってもよい。「接続」は、直接接続であってもよく、中間媒介を介する間接接続であってもよい。当業者にとって、本発明における上記用語の具体的な意味は、具体的な場合に応じて理解され得る。
【0018】
本発明の説明において、本発明の実施例に記述する「上」、「下」などの方位の言葉は、図面に示す角度で記述されると理解されるべきであり、本発明の実施例に対する限定と理解されてはならない。なお、コンテキストでは、ある素子が別の素子の「上」または「下」に接続されると言及するとき、別の素子の「上」または「下」に直接接続できるだけでなく、中間素子を介して別の素子の「上」または「下」に間接接続されてもよいとさらに理解されるべきである。以下、具体的な実施例により図面を組み合わせて本発明をさらに詳細に説明する。
【0019】
図1及び図2を参照すると、本発明の電池モジュールは、複数の電池1と、サーミスタ2と、回路基板3と、導線4とを含む。
【0020】
図3を参照すると、前記複数の電池1は、縦方向Yに沿って並列配置され、各電池1は、トップカバープレート11と、正極電極端子12と、負極電極端子13と、防爆バルブ14と、電極ユニット15と、ケース16と、第1連結シート17と、第2連結シート18と、ケース16にカプセル化される電解液とを含む。
【0021】
図4図6を参照すると、トップカバープレート11は、横方向Xにおいて正極電極端子12から離間する第1境界111と、正極電極端子12に近接する第2境界112とを有する。トップカバープレート11は、金属材料で作製されてもよい。
【0022】
正極電極端子12と負極電極端子13とは、間隔をおいてトップカバープレート11に設けられる。各電池1において、正極の電位が負極の電位よりも高いので、電解液が負極電極端子13を電気化学的に腐食するのを防止するために、負極電極端子13としては、融点が正極電極端子12の材質より高い材質を選択する必要がある。具体的に、正極電極端子12の材質は、アルミニウムであってもよく、負極電極端子13の材質は、銅であってもよい。図4図6を参照すると、負極電極端子13は、横方向Xにおいて防爆バルブ14から離間する第5境界131と、防爆バルブ14に近接する第6境界132とを有する。
【0023】
防爆バルブ14は、トップカバープレート11に設けられ、正極電極端子12と負極電極端子13との間に位置する。図4図6を参照すると、防爆バルブ14は、横方向Xにおいて正極電極端子12に近接する第3境界141と、正極電極端子12から離間する第4境界142とを有する。
【0024】
図3を参照すると、電極ユニット15は、本体151と、本体151から張り出される正極タブ152および負極タブ153とを有する。本体151は、正極シートと、負極シートと、セパレータとを含み、セパレータは、正極シートと負極シートとの間に設けられる。電極ユニット15の本体151(すなわち、巻回式電極ユニット)を形成するように、正極シートとセパレータと負極シートとは、順に積み重ねてゼリーロール状に巻回されてもよい。当然、電極ユニット15の本体151(すなわち、積層式電極ユニット)を形成するように、正極シートとセパレータと負極シートとは、順に多層構造として積層されてもよい。
【0025】
正極シートは、正極集電体(例えば、アルミニウム箔)と、正極集電体の表面に塗布される正極活性材料(例えば、コバルト酸リチウム)とを含み、負極シートは、負極集電体(例えば、銅箔)と、負極集電体の表面に塗布される負極活性材料(例えば、シリコン)とを含む。正極集電体のエッジは、正極活性材料によって覆われていない空白領域を有してもよく、正極タブ152は、直接に正極集電体の空白領域を切断することにより形成してもよい。対応的に、負極タブ153は、直接に負極集電体の空白領域を切断することにより形成してもよい。言い換えれば、正極タブ152の材質は、アルミニウム箔であってもよく、負極タブ153の材質は、銅箔であってもよい。
【0026】
図3を参照すると、ケース16の内部は、収容キャビティを形成して電極ユニット15と電解液とを収容する。ケース16は、一端に開口が形成されており、電極ユニット15は、前記開口を介してケース15の収容キャビティに置かれることができる。トップカバープレート11は、ケース16の開口を覆ってケース16に固定接続する(例えば、溶接)ことで、電極ユニット15と電解液とをケース16内にカプセル化する。ケース2は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの導電金属材料で作製してもよく、プラスチックなどの絶縁材料で作製してもよい。
【0027】
図3を参照すると、第1連結シート17と第2連結シート18とは、電極ユニット15と正極電極端子12および負極電極端子13との間の接続を実現するために使用される。ただし、第1連結シート17は、電極ユニット15の正極タブ152および正極電極端子12に接続され、第2連結シート18は、電極ユニット15の負極タブ153および負極電極端子13に接続される。回路を過負荷から保護するために、第1連結シート17には弱化領域171(すなわち、ヒューズのような構造)が形成されており、回路における電流が過大であるとき、弱化領域171が先に溶断されて回路を遮断する。
【0028】
回路基板3は、前記複数の電池1のトップカバープレート11の上方に設けられており、正極電極端子12と負極電極端子13との間でのトップカバープレート11の部分には他の電気的接続部品が設けられていないため、回路基板3は、正極電極端子12と負極電極端子13との間に位置する。具体的に、回路基板3は、フレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuit、FPCと略する)であってもよい。
【0029】
サーミスタ2は、電池1の温度を採集するために、電池1のトップカバープレート11に設けられ、回路基板3に接続される。サーミスタ2は直接にトップカバープレート11に位置してもよく、トップカバープレート11とサーミスタ2との間に熱伝導パッドまたは熱伝導接着剤が増設されてもよい。
【0030】
正極電極端子12の材質の融点が負極電極端子13の材質の融点よりも低く(すなわち、同等の電流で、正極電極端子12の温度の上昇が速く、発生熱が多い)、正極電極端子12に電気的に接続される第1連結シート17には弱化領域171が形成されており(過電流断面が小いため、その電気抵抗が大く、発生熱が多い)、弱化領域171で発生する熱が正極電極端子12およびその近傍にも伝導されるため、正極電極端子12およびその近傍の温度が高くなる。したがって、サーミスタ2をトップカバープレート11に設けてトップカバープレート11の第1境界111と防爆バルブ14の第3境界141との間に位置して温度を採集するとき、サーミスタ2の採集温度と電池1の実温度(すなわち、電池1の内部温度)との間の偏差を大幅に低減して、温度サンプリングの正確性を向上する。
【0031】
トップカバープレート11の第1境界111から負極電極端子13の第5境界131までの部分が電池1の外部に近接するため、当該部分は、外部環境の影響を大きく受け、一部の場合に電池1の実温度から外れる可能性がある。したがって、好ましくは、サーミスタ2は、負極電極端子13の第5境界131と防爆バルブ14の第3境界141との間に位置する。
【0032】
一実施例では、図1を参照すると、サーミスタ2は、負極電極端子13の第6境界132と防爆バルブ14の第3境界141との間に位置し、回路基板3は、サーミスタ2の上方に敷設されている(すなわち、サーミスタ2は、回路基板3とトップカバープレート11との間に位置する)。
【0033】
別の実施例では、図2を参照すると、サーミスタ2は、負極電極端子13の第5境界131と第6境界132との間に位置し、このとき、サーミスタ2は、横方向Xにおいて回路基板3側に位置する。負極電極端子13上の他の電気的接続部品を干渉せず、正確なサンプリングを実現するために、回路基板3は、導線4を介してサーミスタ2に接続される(すなわち、導線4の一方端が回路基板3に接続され、他方端がサーミスタ2に接続される)。
【0034】
なお、上述した「境界」は何れも、対応する部品の外輪郭の横方向Xにおける最大包絡位置を指す(すなわち、自体の境界線であってもよく、最大包絡位置によって作られる横方向Xに垂直な延在線であってもよい)。
【0035】
本発明の電池モジュールで採集する電池1の温度の正確性をさらに説明するために、本発明では、電池1のトップカバープレート11上の異なる位置をサンプリング点として選択して(サンプリング点に対して順に番号a〜qを付ける)シミュレーション試験が行い(接続シート上の位置をサンプリング点とする場合を含む)、シミュレーション試験の結果を図7に示す。ここで、横軸は、サンプリング点番号であり、縦軸は、採集温度と電池1の実温度との差分である。
【0036】
図7から分かるように、サーミスタ2が接続シート(すなわち、busbar)に設けられたとき、得られた採集温度と電池1の実温度との間の差分は、最大であり、10℃以上を超える。サーミスタ2がサンプリング点a〜hに設けられたとき、得られた採集温度と電池1の実温度との間の差分は、何れも2℃以上である。サーミスタ2がサンプリング点o〜qに設けられたとき、得られた採集温度と電池1の実温度との間の差分は1℃未満であるが、実際の応用時、電池モジュールを筐体に置く必要があり、サンプリング点o〜qは電池1のエッジに位置し、筐体の温度の影響を受けやすく、採集温度が電池1の実温度から外れる可能性があるため、一部の場合に温度サンプリング点としては適さない。サーミスタ2がサンプリング点i〜nに設けられたとき、得られた採集温度と電池1の実温度との間の差分は、何れも2℃以下であり、外部環境からの影響が小さい(無視できる)。したがって、好ましくは、サーミスタ2は、負極電極端子13の第5境界131と防爆バルブ14の第3境界141との間に位置する。
【符号の説明】
【0037】
1 電池
11 トップカバープレート
111 第1境界
112 第2境界
12 正極電極端子
13 負極電極端子
131 第5境界
132 第6境界
14 防爆バルブ
141 第3境界
142 第4境界
15 電極ユニット
151 本体
152 正極タブ
153 負極タブ
16 ケース
17 第1連結シート
171 弱化領域
18 第2連結シート
2 サーミスタ
3 回路基板
4 導線
X 横方向
Y 縦方向
Z 上下方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7