(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6874077
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】内視鏡用シース
(51)【国際特許分類】
A61B 1/01 20060101AFI20210510BHJP
A61B 1/307 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
A61B1/01 511
A61B1/01 513
A61B1/307
【請求項の数】15
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-166730(P2019-166730)
(22)【出願日】2019年9月13日
(62)【分割の表示】特願2017-565817(P2017-565817)の分割
【原出願日】2016年1月12日
(65)【公開番号】特開2020-6212(P2020-6212A)
(43)【公開日】2020年1月16日
【審査請求日】2019年10月8日
(31)【優先権主張番号】62/186,090
(32)【優先日】2015年6月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515008427
【氏名又は名称】ジャイラス・エイシーエムアイ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100137039
【弁理士】
【氏名又は名称】田上 靖子
(72)【発明者】
【氏名】セイント・ジョージ,ローレンス・ジェイ
【審査官】
後藤 順也
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2010/0256447(US,A1)
【文献】
特表2011−512942(JP,A)
【文献】
米国特許第4141364(US,A)
【文献】
特表2008−504067(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00−1/32
A61M 25/10−25/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡の挿入チューブを受け容れることができるシースであって、
近位端および遠位端を有するシース本体と、
前記シース本体の近位端にある流入口と、
前記シース本体の遠位端にある流出口と、
前記シース本体の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域を有する部材であって、前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域の中に分離された空間を画定し、前記分離された空間は前記流入口および前記流出口に流体連通する、部材とを備え、
前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域は、前記流入口から前記流出口への能動的流体流入中に膨張し、かつ前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域が前記部材および前記シース本体に沿って互いに離間して存在し、前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域が膨らませられた際に、流出チャネルを画定する、シース。
【請求項2】
前記部材が前記シース本体を取り囲む、請求項1に記載のシース。
【請求項3】
前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域が、前記部材に一体的に形成されている、請求項1に記載のシース。
【請求項4】
前記流出チャネルは、前記部材の、前記能動的流体流入によって膨らませられた際に隣接する前記径方向に膨張可能なフレキシブル領域の間で離間する、請求項1に記載のシース。
【請求項5】
前記部材は、前記シース本体の前記長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで前記シース本体に取り付けられている、請求項1に記載のシース。
【請求項6】
前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域の各々は、膨らませられた際に丸みのある端部を有する、請求項1に記載のシース。
【請求項7】
前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域の各々は、膨らませられた際に尖った端部を有する、請求項1に記載のシース。
【請求項8】
前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域の各々は、膨らませられた際に半円形の断面形状を有する、請求項1に記載のシース。
【請求項9】
前記複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域の各々は、膨らませられた際に丸められた端部を有する細長い花びら形状を有する、請求項1に記載のシース。
【請求項10】
能動的流体流出中、流体が、前記シース本体の遠位端の前記流出口から前記流出チャネルを通り、前記近位端に向かって流れる、請求項1に記載のシース。
【請求項11】
前記能動的流体流出が、身体領域から組織片を取り除く、請求項10に記載のシース。
【請求項12】
前記能動的流体流入が、潅水用流体を前記身体領域に提供する、請求項11に記載のシース。
【請求項13】
前記シース本体の遠位端に位置する、1つ以上のセンサを更に備える、請求項1に記載のシース。
【請求項14】
前記1つ以上のセンサが、圧力、温度、及び流体の流速のうちの少なくとも1つを測定する、請求項13に記載のシース。
【請求項15】
前記シース本体の遠位端に、前記能動的流体流入の間に潅水用流体を方向付けるための方向ガイドを更に備える、請求項1に記載のシース。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本出願は、2015年6月29日に出願された米国特許出願第62/186,090号に対する優先権の利益を主張し、同出願の内容全体が、参照により本明細書に援用される。
【技術分野】
【0002】
本開示は、医療デバイスに関する。より具体的には、本開示は、内視鏡のチューブの挿入を受け容れることができるシースに関する。
【背景技術】
【0003】
このセクションにおける記述は、単に、本開示に関する背景情報を提供し、先行技術を構成する場合もしない場合もある。
【0004】
尿管鏡検査術中、患者の解剖学的構造から結石片を捕捉して回収するために、バスケットが用いられる場合がしばしばある。しかしながら、従来の結石用バスケットを用いて小さな結石片を補足するのは困難であるため、一部の結石片が、腎臓内に残される場合があり得る。結石片が取り除かれなかった場合には、将来、結石が形成される核生成の場となる可能性がある。この問題に対処するための典型的なアクションとしては、結石が将来形成されないかを経過観察したり、残った結石片を取り除くための追加的な尿管鏡術を実施したりということが挙げられる。経皮的腎結石砕石術(PCNL)は結石片及び粉末を除去するための吸引をしばしば伴うが、これもまた採用され得る。
【0005】
更に、尿管に孔が開いたり、損傷が生じたりといった併発症も起こり得るが、その結果、関連する腎単位の喪失と除去という結果をもたらす場合もあり得る。ヒトの尿管を傷つけたり孔を開けるために必要とされる力は、それほど大きいものではない。例えば、「Journal of Urology、第70(3)巻、592ページ」の研究によれば、針でヒトの尿管に孔を開けるのに必要な力は、1.05±0.29lb
m又はガイドワイヤ付きで0.79±0.25lb
mであるとされている。
【0006】
本技術に関連し得る文献の中には、米国特許第6,458,076号、同第6,554,794号、同第8,360,968号、同第8,597,261号、米国特許出願公開第2005/0159728号、同第2011/0313242号、及び同第2015/0018620号が挙げられ、それらの全内容は、参照により本明細書に援用される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、小さな結石片を除去しながらも、施術中に尿管に孔を開けたり損傷を与えたりしない、尿管鏡検査術で使用可能なデバイスへの需要が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、内視鏡の挿入チューブを受け容れることができるシースと、そのようなシースを用いる方法とを提供する。
【0009】
1つの態様では、シースは、シース本体と、シース本体の近位端にある流入ポートと、シース本体の近位端にある流出ポートと、シース本体の長さ方向に沿って延在する複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材とを含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材は、シース本体の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体
に取り付けられ得る。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材は、能動的流体流入の間に膨張し得る。径方向に膨張可能なフレキシブル部材は、シース本体に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル部材が身体の通路内で膨らませられた際に、隣接する径方向に膨張可能なフレキシブル部材どうしの間に延在する1つ以上の分離された空間を画定し得る。
【0010】
シースは、本明細書に説明される、以下に説明するような特徴のうちの1つ又は任意の組み合わせにより特徴づけられ得るが、例えば:シースが、シース本体の長さ方向に沿って延在する、複数の剛性のあるチャネルを含むこと;それらの複数の剛性のあるチャネルのチャネルは、複数のアンカーポイントでシース本体に取り付けられていること;それらの複数の剛性のあるチャネルのチャネルは、複数のアンカーポイントで複数の膨張可能なフレキシブル部材に取り付けられていること;複数の剛性のあるチャネルのチャネルが、互いに離間して存在し、シース本体の長さ方向に沿って延在するチャネルで、1つ以上の分離された空間を画定していること;能動的流体流出中、流体が、シース本体の遠位端から、分離された空間を通り、流出ポートに流れること;能動的流体流出が身体の領域から組織片を取り除くこと;能動的流体流入が、身体の領域に潅水用流体を提供すること;シースが、シース本体の長さ方向に沿って延在する、複数のリブを更に含むこと;シース本体の長さ方向に沿って延在する、複数のリブのリブが互いに離間して存在し、隣接したリブどうしの間に、1つ以上の分離された空間を画定すること;能動的流体流出中、流体が、シース本体の遠位端から、分離された空間を通り、流出ポートに流れること;シースが、シース本体の遠位端に配置された、1つ以上のセンサを更に含むこと;1つ以上のセンサが、圧力、温度、及び流体の流速のうちの少なくとも1つを測定すること;及び、シースが、シース本体の遠位端に、能動的流体流入の間に潅水用流体を方向付けるための方向ガイドとを更に備えること。
【0011】
別の1つの態様では、本開示は、身体の領域を潅水する方法を提供し、その方法は、以下のステップのうちの1つ以上を含む:シース本体を、内視鏡の挿入チューブ上にスライドさせるステップ;及び、シース本体の近位側にある流入ポートの中に流体を送り込み、能動的流体流入中にシース本体の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材を膨張させるステップ。
【0012】
更なる特徴、利点、及び適用分野は、本明細書に提供される説明から明らかになるであろう。説明及び具体的な例は、単に例示目的のために意図され、本開示の範囲を限定することを意図されないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本明細書に説明される図面は、単に例示目的のためであり、決して本開示の範囲を制限することを意図されない。図面における構成要素は、必ずしも一定の縮尺ではなく、本発明の原理を例示することに重点を置かれる。その上、図面中、同じ参照番号は、図面全体を通して対応する部分を示す。
【0014】
【
図1A】本発明の原理による、内視鏡用シースの模式図である。
【
図1B】本発明の原理による、内視鏡用シースの模式図である。
【0015】
【0016】
【0017】
【
図3A】本発明の原理による、内視鏡用の別のシースの端部の図である。
【
図3B】本発明の原理による、内視鏡用の別のシースの端部の図である。
【0018】
【
図4】本発明の原理による、内視鏡用の更に別のシースの端部の図である。
【0019】
【
図5】本発明の原理による、内視鏡用の更に別のシースの端部の図である。
【0020】
【
図6】本発明の原理による、内視鏡用の更に別のシースの端部の図である。
【0021】
【
図7】本発明の原理による、内視鏡用の更に別のシースの端部の図である。
【0022】
【
図8】本発明の原理による、内視鏡用の更に別のシースの端部の図である。
【0023】
【
図9】本発明の原理による、内視鏡用の更に別のシースの端部の図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本開示、出願、又は使用法を制限することを意図されない。
【0025】
ここで図面を参照すると、
図1A、1B、2A、及び2Bに、本発明の原理による、内視鏡10の挿入チューブ14を受容するシース12が図示されている。内視鏡10は、ハンドル部18とコネクタ16とを更に含み、このコネクタ16は、ハンドル部18を、シース12と挿入チューブ14とに接続するものである。ハンドル部18は、内視鏡10を操作するための構成要素を含み得るが、それには、例えば、撮像用の光学的構成要素、潅水用の流体を流すための構成要素、挿入チューブ14及びシース12の動きの制御用構成要素が挙げられる。
【0026】
コネクタ16は、チューブ22と接続する、インレット20を含む。チューブ22は、インレット20を通りシース12の中に流れ込む流体を提供する。典型的な使用法では、挿入チューブ14とシース12とが、例えば尿路30のような身体の流路内に挿入される。
【0027】
ある特定の構成においては、シース12は、シース本体13の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材26を含む。
図2Bに図示されるように、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材26のそれぞれは、膨張した場合には、概ね花びら様の形状を有する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材26は、シース本体13の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体13に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材26は、インレット20からシース12の遠位端31へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル部材26は、シース本体13に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル部材26が尿路30内で膨らませられた際に、隣接する径方向に膨張可能なフレキシブル部材26どうしの間に延在する、1つ以上の分離された空間28を画定する。
【0028】
複数の流出チャネルを含む領域32が、シース本体13の長さ方向に沿って延在している。領域32は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除き得る。
【0029】
内視鏡10が医学的処置において用いられる場合、例えば医師のような内視鏡10のオペレータが、挿入チューブ14及びシース12を、身体の通路、例えば尿路30から挿入して、シース12の遠位端31を、目的の、解剖学的領域に配置させる。目的となる解剖学的領域は、医学的処置の間に取り除かれる結石片を含んでいる場合があり得る。医師は
、内視鏡10に関連する光学的構成要素を用いて、挿入チューブ14を尿路に通すためのガイドを提供し、目的の解剖学的領域を撮像し得る。医師はまた、内視鏡10に関連する制御用構成要素を用いて、挿入チューブ14を操縦し得る。結石片は、過去の施術により生じた破片であったり、内視鏡10の使用中に生じた結石片であったりする場合があり得る。
【0030】
チューブ22を通して流体が供給されるにつれて、流体の圧力により、径方向に膨張可能なフレキシブル部材26が膨張して、分離された空間28を通って流体が流れることになる。流体は遠位端31が流れ出て、目的の解剖学的領域に到達する。このように、医師は、シース12とともに挿入チューブ14を用いて、目的の解剖学的領域に潅水することができる。目的の解剖学的領域を潅水する前、潅水中、又は潅水後に、流出チャネル32を通じて吸引をかけて、流体及び/又は粉末を目的の解剖学的領域から除去することも可能である。
【0031】
ここで
図3A及び3Bを参照すると、本発明の原理による、別のシース112が図示されている。シース112は、シース本体113の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材126を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材126は、シース本体113の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイント140でシース本体113に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材126は、インレット20からシース112の遠位端へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル部材126は、シース本体13に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル部材126が尿路30内で膨らませられた際に、隣接する径方向に膨張可能なフレキシブル部材126どうしの間に延在する、1つ以上の分離された空間128を画定する。径方向に膨張可能なフレキシブル部材126が膨張した場合には、概ね、半円形状を形成するようになっている。
【0032】
複数の流出チャネル32は、シース本体113の長さ方向に沿って延在している。流出チャネル32は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除く。シース112はまた、シース本体113の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイント140でシース本体113に取り付けられている、複数の径方向に膨張可能な部材142を含む。径方向に膨張可能なフレキシブル部材142は、シース本体113に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル部材142が尿路30内で膨らませられた際に、隣接する径方向に膨張可能なフレキシブル部材146どうしの間に延在する、1つ以上の分離された空間144を画定する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材142は、インレット20を通って、シース12の近位端からシース12の遠位端に、更に目的の領域の中に流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。
【0033】
ここで
図4を参照すると、本発明の原理による、更に別のシース212が図示されている。シース212は、シース本体213の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材226を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材226は、シース本体213の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイント240でシース本体213に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材226は、インレット20からシース212の遠位端へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル部材226は、シース本体213に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル部材226が尿路30内で膨らませられた際に、隣接する径方向に膨張可能なフレキシブル部材226どうしの間に延在する、1つ以上の分離された空間228を画定する。
【0034】
シース212はまた、シース本体213の長さ方向に沿って延在する、複数のリブ142を含む。複数のリブ142は、外部からの圧力がかかっても陥没しないような、本質的に剛性のあるものであり得る。複数の流出チャネル246は、シース本体213の長さ方向に沿って延在している。複数のリブ142は、シース本体213の長さ方向に沿って延在する、複数の流出チャネル244を画定する。流出チャネル244及び246は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除く。
【0035】
図5は、本発明の原理による、更に別のシース312を図示している。シース312は、シース本体313の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材326を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材326のそれぞれは、
図5に示すように膨張した場合には、概ね半円形の断面形状を有する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材326は、シース本体313の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体313に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材326は、インレット20からシース312の遠位端に、更に目的の領域の中へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル部材326は、シース本体313に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル部材326が尿路30内で膨らませられた際に、隣接する径方向に膨張可能なフレキシブル部材326どうしの間に延在する、1つ以上の分離された空間328を画定する。
【0036】
複数の流出チャネル332及び344は、シース本体313の長さ方向に沿って延在している。一部のチャネル326が剛性を有するものでありかつ流体の流出を可能にするものであり得る一方で、別の一部のチャネルが径方向に膨張可能でありかつ流体の流入を可能にするものであり得るということも考えあれる。流出チャネル332及び344は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除き得る。
【0037】
ここで
図6を参照すると、本発明の原理による、シース412が図示されている。シース412は、シース本体413の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域426を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域426のそれぞれは、概ね丸みのある端部429を有する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域426は、シース本体413の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体413に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域426は、インレット20からシース412の遠位端へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル領域426は、シース本体413に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル領域426が尿路30内で膨らませられた際に、シース本体413に沿って延在する、分離された空間428を画定する。
【0038】
径方向に膨張可能なフレキシブル領域426は、シース本体413の長さ方向に沿って延在する、複数の流出チャネル432を更に確定する。流出チャネル432は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除く。
【0039】
ここで
図7を参照すると、本発明の原理による、シース512が図示されている。シース512は、シース本体513の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域526を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域526のそれぞれは、概ね尖った端部529を有する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル部材526は、シース本体513の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体513に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域526は、インレット20からシース512の遠位端へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル領域526は、シース本体51
3に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル領域526が尿路30内で膨らませられた際に、シース本体513に沿って延在する、分離された空間528を画定する。
【0040】
径方向に膨張可能なフレキシブル領域526は、シース本体513の長さ方向に沿って延在する、複数の流出チャネル532を更に確定する。流出チャネル532は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除く。
【0041】
ここで
図8を参照すると、本発明の原理による、シース612が図示されている。シース612は、シース本体613の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域626を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域626のそれぞれは、概ね半円形の断面形状629を有する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域626は、シース本体613の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体613に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域626は、インレット20からシース612の遠位端へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル領域626は、シース本体613に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル領域626が尿路30内で膨らませられた際に、シース本体613に沿って延在する、分離された空間628を画定する。
【0042】
径方向に膨張可能なフレキシブル領域626は、シース本体613の長さ方向に沿って延在する、複数の流出チャネル632を更に確定する。流出チャネル632は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除く。
【0043】
ここで
図9を参照すると、本発明の原理による、シース712が図示されている。シース712は、シース本体713の長さ方向に沿って延在する、複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域726を含む。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域726のそれぞれは、丸められた端部729を有する概ね細長い花びら様の形状を有する。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域726は、シース本体713の長さ方向に沿って存在する複数のアンカーポイントで、シース本体713に取り付けられている。複数の径方向に膨張可能なフレキシブル領域726は、インレット20からシース712の遠位端へ流体が能動的に流入される間に、膨張するようになっている。径方向に膨張可能なフレキシブル領域726は、シース本体713に沿って互いに離間して存在し、径方向に膨張可能なフレキシブル領域726が尿路30内で膨らませられた際に、シース本体713に沿って延在する、分離された空間728を画定する。
【0044】
径方向に膨張可能なフレキシブル領域726は、シース本体713の長さ方向に沿って延在する、複数の流出チャネル732を更に確定する。流出チャネル732は、能動的に流体が流出されている間に、身体領域から組織片を取り除く。
【0045】
本発明の説明は、本質的に単に例示的なものであり、本発明の主旨から逸脱しない変形が、本発明の範囲内にあることを意図される。かかる変形は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱するものとしてみなされない。