特許第6874157号(P6874157)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6874157表示パネルのムラ現象補正方法及び表示パネル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6874157
(24)【登録日】2021年4月23日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】表示パネルのムラ現象補正方法及び表示パネル
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20210510BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20210510BHJP
   G02F 1/13 20060101ALI20210510BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20210510BHJP
【FI】
   G09G3/36
   G09G3/20 621E
   G09G3/20 632B
   G09G3/20 642A
   G09G3/20 632C
   G09G3/20 641P
   G09G3/20 650M
   G09G3/20 670A
   G09G3/20 670Q
   G09G3/20 631R
   G09G3/20 631Q
   G02F1/13 101
   G02F1/133 575
【請求項の数】8
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-560327(P2019-560327)
(86)(22)【出願日】2017年5月24日
(65)【公表番号】特表2020-518863(P2020-518863A)
(43)【公表日】2020年6月25日
(86)【国際出願番号】CN2017085760
(87)【国際公開番号】WO2018201535
(87)【国際公開日】20181108
【審査請求日】2019年12月4日
(31)【優先権主張番号】201710316827.7
(32)【優先日】2017年5月3日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】張 華
【審査官】 西島 篤宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−119585(JP,A)
【文献】 特開平07−255059(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/149877(WO,A1)
【文献】 特開2007−081611(JP,A)
【文献】 特開昭62−131233(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第105632443(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/36
G02F 1/13
G02F 1/133
G09G 3/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
n*m画素の領域間隔で圧縮され、各領域のうち1つの第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値(ここで、n、mは2以上の整数である)を記憶するステップと、
前記予め設定されたムラ補正値に基づいて線形補間計算を行って、同一領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得するとともに、表示パネルをムラ補正するステップと、
表示パネルをムラ補正した後に、表示パネルがn*m画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属するX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得するステップと、
最終的な階調補正曲線式を取得するステップと、
前記予め設定されたムラ補正値と前記最終的な階調補正曲線式とに基づいて、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するステップと、
前記予め設定されたムラ補正値と前記補完ムラ補正値とに基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正するステップとを含み、
前記最終的な階調補正曲線式を取得するステップは具体的に、
初期階調補正曲線式を記憶することと、
前記X番目の領域とその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて前記最終的な階調補正曲線式を算出することとを含み、
前記最終的な階調補正曲線式を算出することとは、
第1最終的な階調補正曲線式を算出すること、或いは第1最終的な階調補正曲線式及び第2最終的な階調補正曲線式を算出することを含む、
表示パネルのムラ現象補正方法。
【請求項2】
前記初期階調補正曲線式は、
y=ax+bxn−1+…+cx+dであり、
式中、yはムラ補正値であり、xはムラ補正値を算出する必要がある画素が前記X番目の領域と参照画素との間の行間隔画素数又は列間隔画素数を示し、ムラ補正値を算出する必要がある画素と第1画素とが同一行又は同一列である場合に、前記参照画素は第1画素であり、ムラ補正値を算出する必要がある画素と第1画素とが非同一行且つ非同一列である場合に、前記参照画素と、前記ムラ補正値を算出する必要がある画素とは同一行又は同一列であり、前記X番目の領域内の第1画素に同一列に対応するか又は同一行に対応し、nは2以上の整数であり、aはゼロ以外の有理数であり、b、…、c、dは有理数である、
請求項に記載の表示パネルのムラ現象補正方法。
【請求項3】
前記初期階調補正曲線式は、
y=ax+cx+dである、
請求項に記載の表示パネルのムラ現象補正方法。
【請求項4】
前記初期階調補正曲線式がデータメモリ又はタイミングコントローラに記憶されている、
請求項に記載の表示パネルのムラ現象補正方法。
【請求項5】
前記最終的な階調補正曲線式を取得するステップの前に、
前記最終的な階調補正曲線式を記憶するステップをさらに含む、
請求項1に記載の表示パネルのムラ現象補正方法。
【請求項6】
前記n=mである、
請求項1に記載の表示パネルのムラ現象補正方法。
【請求項7】
n*m画素の領域で圧縮され、各領域のうち1つの画素に対応する予め設定されたムラ補正値(ここで、n、mは2以上の整数である)を記憶するための第1記憶ユニットと、
前記予め設定されたムラ補正値に基づいて線形補間計算を行って、同一領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得するとともに、表示パネルをムラ補正するための計算補正ユニットと、
表示パネルをムラ補正した後に、表示パネルがn*m画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属するX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得するための第1取得ユニットと、
最終的な階調補正曲線式を取得するための第2取得ユニットと、
前記予め設定されたムラ補正値と前記最終的な階調補正曲線式とに基づいて、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するための算出ユニットと、
前記予め設定されたムラ補正値と前記補完ムラ補正値とに基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正するための補正ユニットと、
を含み、
第2取得ユニットは具体的に、
初期階調補正曲線式を記憶するための記憶サブユニットと、
X番目の領域とその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて前記最終的な階調補正曲線式である第1最終的な階調補正曲線式、或いは第1最終的な階調補正曲線式及び第2最終的な階調補正曲線式を算出するための処理サブユニットを含む、
表示パネル。
【請求項8】
前記処理サブユニットがタイミングコントローラに位置する、
請求項に記載の表示パネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示技術分野に属し、具体的には、表示パネルのムラ現象補正方法及び表示パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)の製造工程における欠陥により、製造された液晶ディスプレイの表示パネルの輝度はしばしば不均一となり、様々なムラが形成される(ムラとはディスプレイの輝度が不均一であり、様々な痕跡をもたらす現象を意味する)。
【0003】
表示パネル(panel)の輝度の均一性を向上させるために、従来のムラ補正方法は、外部カメラにより階調画像(輝度の異なる純白画像)のムラ形態を撮影し、表示パネルの中心位置の輝度を比較することで、周囲領域と中心位置との輝度の差を算出し、次にムラ位置の階調(中心位置より明るい領域は階調を下げて輝度を下げ、中心位置よりも暗い領域は階調を上げて輝度を上げる)を逆補正することで、表示パネルが全体で比較的に均一な輝度を実現する。
【0004】
通常、逆方向の補正データはフラッシュメモリ(flash)に記憶されるが、設計コストを削減するために、フラッシュメモリに画素毎の階調補正データを記憶することはない。現在、n*n画素(例えば、8*8画素)の領域間隔で圧縮され、各領域は、フラッシュメモリに1画素分の階調補正データのみを記憶し、領域における他の画素の階調補正データは、線形補間計算により算出するのが一般的である。
【0005】
UHD(Ultra High Definition,超高精細)解像度の表示パネル(3840*2160個の画素は、3840列の画素と2160行の画素とからなる表示パネルを表す)を例にして説明する。図1を参照すると、8*8画素間隔で圧縮され、480*270個の領域(図示において方形の点線で形成される1つの領域)が形成される。データメモリには、1行目の画素、9行目の画素、17行目の画素、…2145行目の画素、2153行目の画素のそれぞれと、1列目の画素、9列目の画素、17列目の画素、…、3825列目の画素、3833列目の画素との交差位置の画素(画素の外に丸印を付した)に対応するムラ補正データ、合計で480*270個のムラ補正データが記憶される。また、3834列目の画素〜3840列目の画素に対応するムラ補正データを算出するとともに、2154行目の画素〜2160行目の画素に対応するムラ補正データを算出するために、記憶されている3825列目の画素に対応するムラ補正データと、3833列目の画素に対応するムラ補正データとにより、3841列目の画素に対応する補正データ(図中、仮想画素の外に丸印を付した)が算出され、270個のムラ補正データがあり、2145行目の画素に対応するムラ補正データと、2153行目の画素に対応する補正データとにより、2161行目の画素に対応するムラ補正データ(図中、仮想画素の外に丸印を付した)が算出され、480個のムラ補正データがあることにより、データメモリは合計で481*271個のムラ補正データを記憶する必要がある。他の画素のムラ補正データは、既存の481*271個のムラ補正データに基づいて、タイミングコントローラ(Tcon IC)で線形補間計算によって得られる。
【0006】
上記の他の画素の具体的な算出方法は、図1を引続き参照して、1行目〜8行目、1列目〜8列目の8*8個の画素からなる領域を例に説明する。該領域において、1列目の画素と1行目の画素との交差位置の画素(左上隅画素)に対応するムラ補正値をA’とし、9列目の画素と1行目の画素との交差位置の画素に対応するムラ補正値をB’とし、1列目の画素と9行目の画素との交差位置の画素に対応するムラ補正値をC’とし、9列目の画素と9行目の画素との交差位置の画素に対応するムラ補正値をD’とし、e’画素に対応するムラ補正値をE’とし、f’画素に対応するムラ補正値をF’とし、g’画素に対応するムラ補正値をG’とする。ムラ補正値はA’、B’、C’、D’であることが知られており、E’、F’、G’は、線形補間によって以下のように算出される。
E’=[(8−Y’)*A’+Y’*C’]/8;
F’=[(8−Y’)*B’+Y’*D’]/8;
G’=[(8−X’)*E’+X’*F’]/8。
ここで、X’、Y’は、それぞれ対応する画素の、1列目及び1行目の交差位置画素に対する行画素間隔数、列画素間隔数である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ある領域においてムラの変動状況が激しい場合、上記の線形補間によって残りの各画素の階調補正データを算出して補正されても、図2を参照すると、ムラ現象の変動状況が激しい領域が依然として顕著に見られる(図2の補正されていない場合の表示効果曲線の左端及び右端を参照する)。補正された後も、輝度の不均一性が顕著に見られるため、従来の線形補間計算方法は適用できなくなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施例が解決しようとする技術的課題は、表示パネルのムラ現象補正方法及び表示パネルを提供することにある。表示パネル画面の輝度の不均一性の問題を軽減することができる。
【0009】
上述した技術的課題を解決するために、本発明の第1態様の実施例は表示パネルのムラ現象補正方法を提供しており、以下のステップを含み、
n*m画素の領域間隔で圧縮され、各領域のうち1つの第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値(ここで、n、mは2以上の整数である)を記憶するステップ、
前記予め設定されたムラ補正値に基づいて線形補間計算を行って、同一領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得するとともに、表示パネルをムラ補正するステップ、
表示パネルをムラ補正した後に、表示パネルがn*m画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属するX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得するステップ、
最終的な階調補正曲線式を取得するステップ、
前記予め設定されたムラ補正値及び前記最終的な階調補正曲線式に基づいて、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するステップ、
前記予め設定されたムラ補正値及び前記補完ムラ補正値に基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正するステップ。
【0010】
最終的な階調補正曲線式を取得するステップは具体的に以下のことを含み、
初期階調補正曲線式を記憶すること、
前記X番目の領域とその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて前記最終的な階調補正曲線式を算出すること。
前記初期階調補正曲線式は、以下の通りであり、
y=ax+bxn−1+…+cx+d;
式中に、yはムラ補正値であり、xはムラ補正値を算出する必要がある画素がX番目の領域と参照画素との間の行間隔画素数又は列間隔画素数を示し、ムラ補正値を算出する必要がある画素と第1画素とが同一行又は同一列である場合に、前記参照画素は第1画素であり、ムラ補正値を算出する必要がある画素と第1画素とが非同一行且つ非同一列である場合に、前記参照画素と、前記ムラ補正値を算出する必要がある画素とは同一行又は同一列であり、前記X番目の領域内の第1画素に同一列に対応するか又は同一行に対応し、nは2以上の整数であり、aはゼロ以外の有理数であり、b、…、c、dは有理数である。
【0011】
前記初期階調補正曲線式は、以下の通りであり、
y=ax+cx+d。
前記初期階調補正曲線式がデータメモリ又はタイミングコントローラに記憶されている。
【0012】
最終的な階調補正曲線式を取得する前にさらに以下のステップを含み、
最終的な階調補正曲線式を記憶するステップ。
ここで、前記n=mである。
【0013】
本発明の第2態様の実施例は表示パネルを提供し、以下のユニットを含み、
n*m画素の領域で圧縮され、各領域のうち1つの画素に対応する予め設定されたムラ補正値(ここで、n、mは2以上の整数である)を記憶するための第1記憶ユニット、
前記予め設定されたムラ補正値に基づいて線形補間計算を行って、同一領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得するとともに、表示パネルをムラ補正するための計算補正ユニット、
表示パネルをムラ補正した後に、表示パネルがn*m画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属するX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得するための第1取得ユニット、
最終的な階調補正曲線式を取得するための第2取得ユニット、
前記予め設定されたムラ補正値と前記最終的な階調補正曲線式とに基づいて、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するための算出ユニット、
前記予め設定されたムラ補正値と前記補完ムラ補正値とに基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正するための補正ユニット。
【0014】
第2取得ユニットは具体的に以下のサブユニットを含み、
初期階調補正曲線式を記憶するための記憶サブユニット、
X番目の領域とその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて最終的な階調補正曲線式を算出するための処理サブユニット。
前記処理サブユニットがタイミングコントローラに位置する。
【0015】
本発明の実施例を実施することにより、次の有益な効果を有する。
表示パネルは、ムラ補正した後に、X番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得した場合に、X番目の領域を従来のようにムラ補正せずに、最終的な階調補正曲線式により、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するとともに、前記予め設定されたムラ補正値及び前記補完ムラ補正値に基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正することにより、X番目の領域のムラ問題を改善することができ、パネルムラの変動状況が激しい場合でも、表示パネルの表示効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
以下、本発明の実施例又は従来技術における技術的手段をより明確に説明するために、実施例又は従来技術の説明に使用する添付図面を簡単に説明するが、以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとっては創造的努力なしにこれらの図面から他の図面を導き出すこともできることは明らかである。
【0017】
図1図1は、従来技術の表示パネルの画素の配置図(表示パネルは、図中、丸印を付した画素に対応するムラ補正値を記憶する)である。
図2図2は、従来技術の表示パネルのある領域が補正されていない場合の表示効果曲線(曲線で示される)と線形補間計算補正線(斜線で示される)とを示す概略図である。
図3図3は、本発明の一実施例に係る表示パネルのムラ現象補正方法のフローチャートである。
図4図4は、X番目の領域の画素の配置図である
図5図5は、本発明の一実施例に係る表示パネルのX番目の領域が補正されていない場合の表示効果曲線(凹型曲線で示される)、線形補間計算補正線(斜線で示される)及び補正曲線(凸型曲線で示される)の対照概略図である。
図6図6は、本発明の一実施例に係る表示パネルの構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的手段を明確かつ完全に説明するが、説明した実施例は本発明の実施例のすべてではなく、単に実施例の一部であることは明らかである。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的努力なしに取得したすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属している。
【0019】
本願の明細書、特許請求の範囲、及び図面における「含む」及び「有する」という用語、並びにそれらの任意の変形は、非排他的な包含を含むことを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、記載されたステップ又はユニットに限定されず、記載されていないステップ又はユニットを所望によりさらに含むこと、又は、これらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを所望によりさらに含むこともできる。さらに、「第1」、「第2」及び「第3」などの用語は、異なる対象を区別するために使用され、特定の順序を説明するためのものではない。
【0020】
本発明は、液晶表示パネル又は他の表示パネルであってもよい表示パネルのムラ現象補正方法を提供する。以下の説明において、表示パネルはUHD(Ultra High Definition,超高精細)パネルである。例えば、表示パネルの解像度は3840*2160に達する(以下の説明では、3840*2160を例に説明する)。勿論、本発明の他の実施例において、表示パネルの解像度は上記の解像度に限定されず、1920*1080の解像度又は他の解像度であってもよい。図3図5を参照すると、前記方法は、以下のステップS110〜ステップS160を含む。
【0021】
S110:n*m画素の領域間隔で圧縮され、各領域のうち1つの第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値(ここで、n、mは2以上の整数である)を記憶するステップ。
【0022】
本実施例において、n=mであって、n及びmはいずれも8であるが、当然ながら、本発明の他の実施例において、前記n及びmは等しくなくてもよく、n及びmは2以上の他の整数であってもよい。
【0023】
本実施例において、表示パネルは、8*8画素の領域間隔で圧縮され480(3840/8=480)*270(2160/8=270)個の領域を形成し、各領域のうち1つの第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値を記憶する。例えば、各領域の最も左上隅の画素、即ち、第1画素(本実施例はこの状況である)に対応する予め設定されたムラ補正値を記憶する、又は、第1画素である領域の最中間の画素に対応する予め設定されたムラ補正値を記憶する、又は、第1画素である領域内のいずれかの画素に対応する予め設定されたムラ補正値を選択して記憶する。ここで、481*271個の予め設定されたムラ補正値を記憶するだけでよく、画素毎に対応するムラ補正値を記憶する必要がないことにより、メモリ空間を大幅に節約でき、コストを低減できる。
【0024】
S120:前記予め設定されたムラ補正値に基づいて線形補間計算を行って、同一領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得するとともに、表示パネルをムラ補正するステップ。
【0025】
本実施例において、記憶された481*271個の予め設定されたムラ補正値に基づいて、線形補間計算により、第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得する。具体的な算出方法は、背景技術を参照することにより、表示パネル全体の全画素のムラ補正値を取得した後、表示パネルをムラ補正する。
【0026】
S130:表示パネルをムラ補正した後に、表示パネルがn*m画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属するX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得するステップ。
【0027】
本実施例において、表示パネルに480*270個の領域が形成され、高精細カメラ及びコンピュータを含む外付けムラ補修システムにより処理される場合、具体的な処理方法は、表示パネルは、記憶された予め設定された補正値を用い、隣接領域の予め設定された補正値により、各領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を線形補間計算により取得する。即ち、各領域の第1画素以外の他の63個の画素(8*8−1)のムラ補正値が線形補間計算により取得され、ムラ補正した後に表示パネルが画面表示する。その後、高精細カメラで撮影し、撮影結果がコンピュータに入力され、コンピュータでソフトウェアにより処理され、表示パネルのX番目の領域におけるムラ現象が依然として存在する情報を取得する。コンピュータにより表示パネルのX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を表示パネルに送信することにより、表示パネルはX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得する。無論、X番目の領域以外の他の領域は、線形補間を引き続き適用して、第1画素以外の他の画素のムラ補正値を算出する。X番目の領域は、表示パネルが8*8画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属する。ここで、合計で480*270個の領域が形成され、X番目の領域は480*270個の領域のうち1つに属する。X番目の領域座標系における領域座標は、例えば(3,3)である。ここで、480個の領域が行方向に延在し、270個の領域が列方向に延在して形成された領域座標系であり、領域座標(3,3)は、行方向に3番目の領域、列方向に3番目の領域が交差して形成された領域を表す。また、表示パネルが複数のムラ補正値が適用されないという情報を有する場合、X番目の領域は、1つの領域に限定されず、複数の領域であってもよい。
【0028】
S140:最終的な階調補正曲線式を取得するステップ。
【0029】
本実施例において、表示パネルは従来の線形補間によって算出された直線式ではなく、最終的な階調補正曲線式を取得する。該最終的な階調補正曲線式は、例えば、2次方程式、3次方程式、4次方程式、5次方程式、…、k次方程式(kは2以上の整数である)などであってもよい非線形補正計算式である。本実施例において、同一領域の異なる行又は異なる列の階調補正曲線式の次元は同一であるが、パラメータは同一であっても異なっていてもよい。
【0030】
本実施例において、最終的な階調補正曲線式を取得するステップは具体的に以下のステップS141及びステップS142を含む。
【0031】
S141:初期階調補正曲線式を記憶するステップ。
【0032】
本実施例において、表示パネルは初期階調補正曲線式を記憶する。初期階調補正曲線式は具体的に表示パネルのデータメモリ(flash)又はタイミングコントローラ(Tcon IC)に記憶されてもよい。初期階調補正曲線式は、
y=ax+bxn−1+…+cx+dである。
【0033】
式中、yはムラ補正値であり、nは2以上の整数であり、aはゼロ以外の有理数であり、b、…、c、dは有理数であり、xはムラ補正値を算出する必要がある画素のX番目の領域と参照画素との間の行間隔画素数又は列間隔画素数を示す。ムラ補正値を算出する必要がある画素と第1画素とが同一行又は同一列である場合、参照画素は第1画素である。ムラ補正値を算出する必要がある画素と第1画素とが非同一行且つ非同一列である場合に、参照画素と、ムラ補正値を算出する必要がある画素とは同一行又は同一列である。X番目の領域内の第1画素と同一列に対応するか又は同一行に対応する場合、例えば、ムラ補正値を算出する必要がある画素と、同一領域の第1画素とが同一行又は同一列に位置する場合(例えば、図4のh画素又はe画素)、第1画素(a画素)が参照画素である。ムラ補正値を算出する必要がある画素(図4のg画素)と第1画素(a画素)とが非同一行且つ非同一列である場合、参照画素は第1画素と同一行に位置し、参照画素とムラ補正値を算出する必要がある画素とが同一列(参照画素は、図4のh画素)であるか、又は、参照画素が第1画素と同一列に位置し、参照画素とムラ補正値を算出する必要がある画素とが同一行に位置する(参照画素は、図4のe画素)。図4を参照して、h画素の列間隔数Xは3であり、e画素の列間隔数Yは3であり、g画素の参照画素h又は参照画素eに対する行間隔数Y又は列間隔数Xはいずれも3である。
【0034】
例えば、初期階調補正曲線式は、y=ax+cx+d、y=ax+bx+cx+d、y=ax+bx+…+cx+d、y=ax+bx+…+cx+d、y=ax+bx+…+cx+dなどである。本実施例において、初期階調補正曲線式は、y=ax+cx+dであり、同一領域内の初期階調補正曲線の式は同じである。
【0035】
S142:X番目の領域及びその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて最終的な階調補正曲線式を算出するステップ。
【0036】
本実施例において、表示パネルに初期階調補正曲線式が記憶されており、式中の相関係数が算出されない、即ち、初期階調補正曲線式中のa、b、…、c、dなどの係数が算出されないため、最終的な階調補正曲線式は、X番目の領域及びその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて直接又は間接的に算出される。例えば、X番目の領域の領域座標は(3,3)であり、隣接する領域の領域座標は(2,3)、(4,3)、(3,2)、(3,4)などであり、さらに隣接する領域の座標は(2,2)、(2,4)、(4,2)、(4,4)などである。これらの領域の予め設定されたムラ補正値を初期階調補正曲線式に代入して、第1画素と同一行又は同一列の初期階調補正曲線式の相関係数を直接計算することにより、第1画素と同一行又は同一列の他の画素の第1最終的な階調補正曲線式を取得し、該第1最終的な階調補正曲線式に基づいて、第1画素と同一行又は同一列の他の画素の補完ムラ補正値を計算することができる。ムラ補正値を算出する必要がある画素が同一領域の第1画素と同一行又は同一列に位置しない場合、X番目の領域とその隣接する領域に記憶されたムラ補正値に基づいて、該これらの他の画素に対応する最終的な階調補正曲線式を間接的に計算して取得することができる。具体的には、図4に示すように、g画素に対応するムラ補正値を取得する必要がある場合に、まずg画素の行又は列の第2最終的な階調補正曲線式を取得する必要があるが、具体的に第2最終的な階調補正曲線式を取得する方法は以下の通りである。第1最終的な階調補正曲線式に基づいて第1画素と同一行又は同一列の他の画素の補完ムラ補正値を取得することができる。つまり、h画素及びe画素の補完ムラ補正値を取得することができ、線形差分演算に基づいてX番目の領域の隣接領域と同様にh画素位置(例えば、j画素)及びe画素位置(例えば、f画素)のムラ補正値を取得することができ、初期階調補正曲線式に代入して、g画素列又はg画素行の初期階調補正曲線式のパラメータを取得することができ、第2最終的な階調補正曲線式を間接的に取得することができ、さらにg画素に対応する補完ムラ補正値を取得することができる。本実施例において、同一領域の異なる行又は列の画素の最終的な階調補正曲線式のパラメータは異なるが、勿論、本発明の他の実施例において、同一領域内の全ての画素の最終的な階調補正曲線式のパラメータが同じであってもよい。
【0037】
また、本発明の他の実施例において、初期階調補正曲線式を記憶して最終的な階調補正曲線式を算出するステップを経ることなく、表示パネルは、最終的な階調補正曲線式を直接記憶してもよい。即ち、該最終的な階調補正曲線式における係数が既知である場合、最終的な階調補正曲線式を取得することができる。
【0038】
S150:予め設定されたムラ補正値と最終的な階調補正曲線式とに基づいて、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するステップ。
【0039】
本実施例において、最終的な階調補正曲線式を取得した後、ムラ補正値を算出する必要がある画素のX番目の領域内の参照画素との間の行間隔画素数又は列間隔画素数を代入して、X番目の領域内の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出することができる。例えば、X番目の領域内の他の63個の画素に対応する補完ムラ補正値を算出することができる。
【0040】
S160:前記予め設定されたムラ補正値と前記補完ムラ補正値とに基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正するステップ。
【0041】
X番目の領域内の第1画素以外の他の63個の画素に対応する補完ムラ補正値を取得した後、さらにX番目の領域の第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値と組み合わせて、X番目の領域をムラ補正することにより、最終的な補正効果は図5に示される。非線形補正曲線式により算出されたムラ補正値はムラ補正され、X番目の領域は従来技術よりも輝度が均一であり、表示効果が良い。
【0042】
本実施例において、表示パネルは、ムラ補正した後に、X番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得した場合に、X番目の領域を従来のようにムラ補正せずに、最終的な階調補正曲線式により、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するとともに、予め設定されたムラ補正値及び補完ムラ補正値に基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正することにより、X番目の領域のムラ問題を改善することができ、パネルムラの変動状況が激しい場合でも、表示パネルの表示効果を向上させることができる。
【0043】
また、本発明の実施例は、図6を参照して、表示パネルをさらに提供しており、該表示パネルは第1記憶ユニット110、計算補正ユニット120、第1取得ユニット130、第2取得ユニット140、算出ユニット150及び補正ユニット160を含む。
【0044】
第1記憶ユニット110は、n*m画素の領域で圧縮され、例えば、本実施例において8*8画素の領域で圧縮され、解像度が3840*2160のパネルが480*270個の領域を形成し、各領域のうち1つの第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値を記憶する。本実施例において、予め記憶されたムラ補正値の数は481*271である。ここで、n、mは2以上の整数であり、本実施例において、第1記憶ユニット110は、データメモリ(flash)であってもよく、勿論、本発明の他の実施例において、第1記憶ユニットは、タイミングコントローラ(Tcon IC)であってもよい。
【0045】
計算補正ユニット120は、予め設定されたムラ補正値に基づいて線形補間計算を行って、同一領域の第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得するとともに、表示パネルをムラ補正する。本実施例において、記憶された481*271個の予め設定されたムラ補正値に基づいて、線形補間計算により、第1画素以外の他の画素のムラ補正値を取得する。具体的な算出方法は、背景技術を参照することにより、表示パネル全体の全画素のムラ補正値を取得した後、表示パネルをムラ補正する。
【0046】
第1取得ユニット130は、表示パネルをムラ補正した後に、表示パネルがn*m画素の領域間隔で圧縮されて形成された領域に属するX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得する。表示パネルが初回ムラ補正した後、外付けムラ補修システムは、表示パネルのX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得することができ、次にこの情報を第1取得ユニット130に送信することにより、第1取得ユニット130がX番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得する。
【0047】
第2取得ユニット140は、最終的な階調補正曲線式を取得する。本実施例において、従来の線形補間によって算出された直線式ではなく、最終的な階調補正曲線式を取得する。最終的な階調補正曲線式は例えば、2次方程式、3次方程式、4次方程式、5次方程式、…、k次方程式(kは2以上の整数である)などであってもよい非線形補正計算式である。
【0048】
算出ユニット150は、予め設定されたムラ補正値と最終的な階調補正曲線式計算とに基づいて、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を取得する。本実施例において、最終的な階調補正曲線式を取得した後、ムラ補正値を算出する必要がある画素のX番目の領域内の参照画素との間の行間隔画素数又は列間隔画素数を代入して、X番目の領域内の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出することができる。例えば、X番目の領域内の他の63個の画素に対応する補完ムラ補正値を算出することができる。
【0049】
補正ユニット160は、予め設定されたムラ補正値と補完ムラ補正値とが、X番目の領域を新たにムラ補正する。X番目の領域内の第1画素以外の他の63個の画素に対応する補完ムラ補正値を取得した後、さらにX番目の領域の第1画素に対応する予め設定されたムラ補正値と組み合わせて、補正ユニット160はX番目の領域を新たにムラ補正することにより、非線形補正曲線式により算出されたムラ補正値をムラ補正した後、X番目の領域は従来技術よりも輝度が均一であり、表示効果が良い。
【0050】
本実施例において、計算補正ユニット120、第1取得ユニット130、第2取得ユニット140、算出ユニット150及び補正ユニット160は、表示パネルの1つの部品内に集積されてもよく、例えば、タイミングコントローラ(Tcon IC)に集積されてもよく、無論、計算補正ユニット120、第1取得ユニット130、第2取得ユニット140、算出ユニット150及び補正ユニット160は、それぞれ独立した部品であってもよい。
【0051】
本実施例において、第2取得ユニット140は、具体的に記憶サブユニット141及び処理サブユニット142を含む。
【0052】
記憶サブユニット141は、初期階調補正曲線式を記憶する。本実施例において、記憶サブユニット141は初期階調補正曲線式を記憶し、記憶サブユニット141はデータメモリ(flash)又はタイミングコントローラ(Tcon IC)であってもよい。初期階調補正曲線式は、
y=ax+bxn−1+…+cx+dであり、
例えば、初期階調補正曲線式は、y=ax+cx+d、y=ax+bx+cx+d、y=ax+bx+…+cx+d、y=ax+bx+…+cx+d、y=ax+bx+…+cx+dなどである。本実施例において、初期階調補正曲線式は、y=ax+cx+dである。
【0053】
処理サブユニット142は、X番目の領域とその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて最終的な階調補正曲線式を算出する。本実施例において、記憶サブユニット141に初期階調補正曲線式が記憶されており、式中の相関係数が算出されていない、即ち、初期階調補正曲線式中のa、b、…、c、dなどの係数が算出されていないため、処理サブユニット142はX番目の領域及びその隣接する領域に記憶された予め設定されたムラ補正値に基づいて最終的な階調補正曲線式を直接又は間接的に算出する。
【0054】
本実施例において、記憶サブユニット141と処理サブユニット142とは、タイミングコントローラ(Tcon IC)に集積されている。
【0055】
なお、本明細書における各実施例は、漸進的に説明され、各実施例は、他の実施例との相違点を中心に説明され、各実施例間で同様の部分は、互いに参照されたい。装置の実施例については、方法の実施例と実質的に類似しているので、説明は比較的簡単であり、関連する箇所は、方法の実施例の一部の説明を参照すればよい。
【0056】
上記の実施例の説明により、本発明は以下の利点を有する。
表示パネルは、ムラ補正した後に、X番目の領域にムラ現象が依然として存在する情報を取得した場合に、X番目の領域を従来のようにムラ補正せずに、最終的な階調補正曲線式により、X番目の領域の第1画素以外の他の画素に対応する補完ムラ補正値を算出するとともに、前記予め設定されたムラ補正値及び前記補完ムラ補正値に基づいて、X番目の領域を新たにムラ補正することにより、X番目の領域のムラ問題を改善することができ、パネルムラの変動状況が激しい場合でも、表示パネルの表示効果を向上させることができる。
【0057】
以上の開示は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の権利範囲をこれによって限定することは当然できず、したがって、本発明の権利範囲によってなされる均等な変化は、本発明の権利範囲に属する。
【0058】
本発明は、2017年5月3日に提出した、出願番号がCN201710316827.7であって、発明の名称が「表示パネルのムラ現象補正方法及び表示パネル」である先行出願優先権を主張し、前記先願の内容は、引用の方法で本明細書に組み込まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6