(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態における位置
関係検出装置を適用した表示システムの構成を説明する概略ブロック図である。この実施形態において、表示システムは、複数の表示装置が隣接するように並べられ、これらの複数の表示装置の表示画面のそれぞれを用いて1つの映像信号を表示する表示システムであり、例えば、マルチディスプレイシステムである。
【0011】
この図において、表示システム1000は、映像表示装置1と映像表示装置2と光検出センサ104とを有する。
映像表示装置1と映像表示装置2は、映像表示装置の表示画面の長手方向または短手方向のいずれか一方の方向に沿って隣接され、これらの2つの表示画面によって、1つ映像信号を表示することが可能である。この実施形態において、表示システム1000は、2台の表示装置を有する場合について説明するが、縦方向(例えば短手方向)にN台(Nは2以上の自然数)、横方向(例えば縦方向)にM台(M)は2以上の自然数)となるように、縦方向と横方向のそれぞれに複数台となるようにし、N×M台の表示装置を隣接することで表示システムを構成するようにしてもよい。
また、この実施形態においては、表示装置1の表示画面の短手方向に表示装置2が隣接するように配置される。これにより、表示システム1000は、縦に2台、横に1台の表示装置が並べられ、この2つの表示画面を利用して1つの映像信号を表示することができる。例えば、1つの映像信号を表示する際に、表示装置が配列された方向に映像信号を分割し、分割された上方側の画面に相当する映像信号を表示装置1の画面サイズに対応するように拡大または縮小して表示装置1の画面に表示し、分割された下方側の画面に相当する映像信号を表示装置2の画面サイズに対応するように拡大または縮小して表示装置2の画面に表示する。これにより、表示装置1と表示装置2とによって1つの映像信号を表示することができる。
【0012】
光検出センサ104は、表示システム1000における表示パネルの画素からの光を検出する光検出部を複数有する。この複数の光検出部のうち、第1光検出部が第1表示装置の表示画面に対向する位置であり、第2光検出部が第2表示装置の表示画面に対向する位置となるように設けられる。光検出センサ104は、光を検出した検出結果を光センサ検出信号115として、表示装置1のCPU103に供給する。
【0013】
映像表示装置1は、映像処理回路101と、液晶表示パネル102と、中央処理装置(以下、CPUとも称する)103と、保存メモリ105とを有する。
映像処理回路101は、外部から供給される映像信号111を入力する。この映像信号は、コンテンツとなるデータを出力する装置であればよく、例えば、コンピュータや映像再生装置等がある。映像処理回路101は、映像信号を液晶パネル102に出力することで、映像信号を液晶パネル102に表示させる。
映像処理回路101は、入力される映像信号111に対し、CPU103からの制御に基づいて加工処理を行い、加工処理された後の映像信号を液晶パネル映像信号114として液晶パネル102に出力する。この加工処理としては、例えば、映像信号111を液晶パネル102で表示するための液晶パネル映像信号114に変換する処理がある。映像処理回路101は、液晶駆動回路としての機能を有しており、液晶パネル映像信号に従って、液晶パネル211を駆動させることが可能であり、これにより、液晶パネル映像信号に応じた画像を液晶表示パネル211に表示させることができる。
【0014】
液晶パネル102は、映像処理回路101から出力される駆動信号に応じて各画素の素子を駆動することで映像信号に応じた画像を表示する。
【0015】
CPU103は、光検出センサ104から供給される光センサ検出信号115を入力する。
CPU103は、第1表示装置の表示画面に表示される位置調整画像を第1光検出部によって検出した結果と、第2表示装置の表示画面に表示される位置調整画像を第2光検出部によって検出した結果と、位置調整画像の表示内容に基づいて、第1表示装置の表示画面と第2表示装置の表示画面との間の非表示領域の距離を検出する位置検出機能を有する。
また、CPU103は、映像処理回路101を制御するための信号である映像処理回路制御信号113を映像処理回路101に出力することで、映像処理回路101を制御する。
また、CPU103は、映像表示装置間制御信号112をCPU203に出力する。これにより、CPU103は、CPU203を制御することが可能となっている。
【0016】
保存メモリ105は、CPU103からの指示に応じて各種データを記憶する機能と、記憶されたデータをCPU103からの指示に応じて読み出してCPU103に供給する機能を有する。
この保存メモリ105は、例えば、揮発性のメモリまたは不揮発性のメモリを用いることができ、より具体的には、HDD(ハードディスク)やSRAM(Static RAM)等を用いることができる。
【0017】
映像表示装置2は、基本的には映像表示装置1と同様の構成を有している。ここでは、相違する構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
映像表示装置2において、映像処理回路201は、映像信号211を入力する。この映像信号211は、映像信号111と同じ映像信号であってもよい。言い換えると、1つの映像信号が映像処理回路101に対して映像信号111として入力され、映像処理回路201に対して映像信号211として入力される。
映像処理回路201は、液晶パネル映像信号214を液晶パネル202に出力する。
CPU203は、CPU103から出力される映像表示装置間制御信号112を入力し、この映像表示装置間制御信号112に基づいて、映像処理回路201に制御信号を出力する。CPU203は、この映像表示装置間制御信号112を用いることで、後述する位置検出用表示パターンの表示等の各種処理をCPU103からの指示に応じて実行することができる。
CPU203は、映像処理回路210を制御するための信号である映像処理回路制御信号213を出力する。
【0018】
上述のCPU103、CPU203は、専用の電子回路で構成されてもよい。また、CPU103、CPU203は、A/D変換部とD/A変換部を含んで構成されるようにしてもよい。例えば、光検出センサ104から得られる電気信号がアナログ信号である場合、CPU103、CPU203は、このアナログ信号をデジタル信号にA/D変換部によって変換し、得られたデジタル信号を信号処理するようにしてもよい。
【0019】
図2は、表示システム1000に映像信号が表示される場合について説明する図である。
この図において、背景400は、表示装置1と表示装置2が設置された場合において、表示装置1と表示装置2の表示画面側を見た場合に、表示装置1と表示装置2の背面側に見える景色である。
表示装置1と表示装置2は縦方向に並ぶようにして隣接される。
表示装置1の液晶表示パネル102の外周に沿って額部106が設けられている。また、表示装置2の液晶表示パネル202の外周に沿って額部206が設けられている。ここで、額部106と額部206は、表示装置1と表示装置2とが対向する部位において、対向する位置となっている。具体的には、額部106のうち液晶パネル102の下部側に対応する額部106と、額部206のうち液晶パネル202の上部側に対応する額部206とが対向するように配置されている。さらに、ここでは、額部106と額部206とにおいて、液晶パネル102(または液晶パネル202)の表示画面側の面が、液晶パネル102と液晶パネル202とに挟まるような位置にある。
【0020】
この図においては、映像信号が表示される際の画面の上端側から下端側に対して斜線が表示される場合には、表示装置1の液晶パネル102の上端側から表示装置2の液晶パネルの下端側に向かうようにして斜線が表示される。この場合、斜線は、額部106と額部206の部分において非表示となっている。この非表示となっている部分(符号401)についてさらに説明する。
【0021】
図3は、
図2において非表示部分となる領域の部分を拡大した図である。
額部106や額部206によって非表示となることを考慮せずに、映像信号を分割して表示した場合には、直線410aと直線410bとに示すように、お互いの直線が延長線上に並ぶようには表示されず、水平方向に異なる位置にずれて表示されてしまう。
次に、額部106や額部206によって非表示となることを考慮し、額部106と額部206の距離とに基づいて映像信号を分割及び加工して表示した場合であっても、直線411aと直線411bに示すように、直線410aと直線410bとの関係よりはずれの量が少ないが、直線411aと直線411bとがお互いの直線が延長線上に並ぶようには表示されず、水平方向に異なる位置にずれて表示されることがある。これは、表示装置1と表示装置2とが対向する部位において生じる隙間が原因である。非表示部分の一部である額部106や額部206の寸法については、製造する段階において、既知であるが、隙間については、予め把握することができない。
【0022】
本実施形態では、このような隙間を考慮して映像信号を表示することで、直線412に示すように、表示パネル102と表示パネル202に映像信号が表示された際に、液晶パネル102に表示された直線と液晶パネル202に表示された
直線がお互いに直線上にある関係となるように、表示装置1の液晶パネル102と表示装置2の液晶パネル202が対向する端部が並ぶ方向(ここでは水平方向)におけるずれを低減し、直線412に示すように理想的な状態で表示する。なお、この図において、直線412の一部は、非表示部分においては実際には表示されないが、ずれがないことを理解しやすくするために、非表示部分においても図示している。
また、上述のずれは、表示装置1と表示装置2が垂直方向(縦方向)に配置された場合において説明しているが、表示装置1と表示装置2とが水平方向(横方向)に配置される場合においても、額部106と額部206との間に隙間が生じる場合においても、垂直方向にずれが生じる。
【0023】
図4は、光検出センサ104と各表示装置との関係を説明する図である。この図においては、
図2における非表示部分(例えば符号401に示す部分)に近傍に、光検出センサ104が取り付けされた場合について図示されている。
光検出センサ104は、光を検出可能な領域が複数設けられている。ここでは、光検出センサ104は、光検出部1041、光検出部1042、光検出部1043、光検出部1044の4つが、光を検出可能な領域として設けられている場合を一例として説明する。
光検出センサ104は、表示装置1の液晶パネル102と表示装置2の液晶パネル202のそれぞれからの光を受光するように取り付けられる。ここでは、光検出センサ104は、液晶パネル102と液晶パネル202とを跨ぐように取り付けされる。
ここでは、光検出部1041と光検出部1042が、液晶パネル102の表示画面に対向する位置であって、光検出部1043と光検出部1044が、液晶パネル202の表示画面に対向する位置となるようにして取り付けされる。
ここで、光検出部1041と光検出部1042との距離(SensX)と、光検出部1043と光検出部1044との距離は、それぞれ予め決められているため、それぞれ既知である。光検出部1043と光検出部1044との距離は、距離SensXと同じであってもよい。また、光検出部1041と光検出部1043との距離と、光検出部1042と光検出部1044との距離(SensY)についても、予め決められているため、既知である。光検出部1041と光検出部1043との距離は、距離SensYと同じであってもよい。
【0024】
光検出部1041と光検出部1042が配置される方向と、光検出部1043と光検出部1043とが並ぶ方向は、平行となる位置に配置されるか、ほぼ平行と見なせる程度の位置関係に配置される。
また、光検出部1041と光検出部1043は、表示装置1と表示装置2との対向方向(例えば、垂直方向)に沿うように表示装置1、表示装置2に対して取り付けられるとともに、光検出部1042と光検出部1044についても、表示装置1と表示装置2との対向方向(例えば、垂直方向)に沿うように、表示装置1、表示装置2に対して取り付けられる。
【0025】
光検出部1041と光検出部1042は、それぞれ、液晶パネル102からの光を検出する。光検出部1043と光検出部1044は、それぞれ、液晶パネル202からの光を検出する。
【0026】
この4つの光検出部1041、光検出部1042、光検出部1043、光検出部1044は、物理的に独立した検出素子を用いることができる。また、これら光検出部としては、CCD(固体撮像素子)のように、1つのセンサに設けられた複数の画素によって映像(液晶パネル)からの光を検出するものを用いることができ、この場合、複数の画素のうち、特定の画素(光検出部1041、光検出部1042、光検出部1043、光検出部1044に対応する位置の画素)を用いるようにしてもよい。
【0027】
ここでは、映像表示部(液晶パネル)と各光検出部分との距離(SensZ)がそれぞれ既知とすることで、光検出部分間の距離を求める。
【0028】
光検出センサ104は、額部106と額部206と液晶パネル102の一部と液晶パネル202の一部とを含むように距離SensYが設定される。ここでは、例えば距離SensXと距離SensYは、それぞれ15cm程度に設定することができる。距離SensXと距離SensYは、同じ距離であってもよいし、異なる距離であってもよい。
【0029】
次に、この図における符号402に示す部分の近傍について図面を用いてさらに説明する。
図5は、光検出部と位置検出用表示パターンとの関係を説明する図である。
図5Aにおいて、位置検出用表示パターンは、光検出センサ104を用いて各表示装置のお互いの位置調整を行う際に表示される映像信号である。また、この位置検出用表示パターンは、CPU103が位置検出用表示パターンを表示させる指示を映像処理回路101に対して出力することで、映像処理回路101が液晶パネル102に位置検出用表示パターンを表示させる。また、この位置検出用表示パターンは、CPU203が位置検出用表示パターンを表示させる指示を映像処理回路201に対して出力することで、映像処理回路201が液晶パネル202に位置検出用表示パターンを表示させる。
【0030】
映像処理回路201は、位置検出用表示パターンを表示する位置やサイズを順次変化させて液晶パネル202に表示する。ここでは、映像処理回路201は、位置検出用表示パターンの表示範囲(表示サイズ)を縮小させながら、光検出部1043が明るさ検出するか否かに基づいて、光検出部1043が液晶パネル202に設置されている位置を検出する。例えば、CPU203は、光検出センサ104から得られる検出結果のうち、光検出部1043の検出結果を参照し、光検出部1043が光を検出しているか否かを判定する。ここでは、位置検出用表示パターンが光検出部1043に対向する位置に表示されている場合、CPU203は、光検出部1043から光を検出していることを表す検出結果を得ることができ、位置検出用表示パターンが光検出部1043に対向する位置に表示されていない場合には、光検出部1043から光を検出していることを表す検出結果を得ることができず、光検出部1043から光を検出していないことを表す検出結果が得られる。
CPU203は、この検出結果に基づいて、光検出部1043が光を検出している場合には、映像処理回路201に対し、位置検出用表示パターンの表示領域のサイズが小さくなるように変更するよう指示をする。これに応じて、映像処理回路201は、位置検出用表示パターンのサイズを小さくして液晶パネル202表示させる。ここでは、位置検出用表示パターンが光検出部1043によって検出されなければ、光検出部1043によって光を検出できるように位置検出用表示パターンの表示位置を変更する。そして、位置検出用表示パターンのサイズが所定のサイズに到達した場合に、その位置検出用表示パターンが表示された液晶パネル201の画素の位置が、光検出部1043の位置として検出することができる。ここでは、表示装置1あるいは表示装置2に対する光検出部の垂直方向における位置を検出することが主な目的であるため、光検出部によって明るさを検出できたか否かに応じて、位置検出用表示パターンの垂直方向の位置や垂直方向における表示サイズを変更することが望ましい。
【0031】
図5Aにおいては、液晶パネル201のうち光検出部1043に対向する位置に位置検出用表示パターン410が表示されているため、光検出部1043は、光を検出する。CPU203は、この検出結果に基づいて、位置検出用表示パターンのサイズを小さくするように映像処理回路201に対して指示する。例えば、CPU203は、位置検出用表示パターンの表示領域を表示する液晶パネル201の画面上に表示する画素(1つまたは複数の画素)を指定する。映像処理回路201は、この指定された画素に対して位置検出用表示パターンを表示させる。
【0032】
このようにして、CPU203は、位置検出用表示パターンの表示サイズが所定のサイズになるまで、位置検出用表示パターンのサイズや液晶パネル201上における表示位置を変更する(
図5B、
図5C)。
そして、位置検出用表示パターンのサイズが所定のサイズになった場合に、CPU203は、位置検出用表示パターンの表示中心位置から位置検出用表示パターンのうち液晶パネル201の外周(液晶パネル201の端部)までの距離(SensD)を求めることが出来る。ここでは、CPU203は、位置検出用表示パターンの表示中心位置から、光検出センサ104を設ける対象の額部206に対向する液晶パネル201の端部までの距離SensDを求めることができる。この距離SensDを求めることで、表示装置1、あるいは表示装置2の垂直方向(縦方向)における光検出部の位置を検出することができる。
【0033】
次に、光検出センサ104を表示装置1、表示装置2に対して設置した状態において、光検出部の検出できる範囲が、表示画素1つ程度かそれ以下である場合(場合その1)と複数の表示画素を含む場合(場合その2)のそれぞれについて以下に説明する。
【0034】
(場合その1)
光検出センサ104の各光検出部の検出可能な範囲が、表示画素1つ程度の範囲であるか、それ以下である場合、位置検出用表示パターンのサイズは、表示画素1つ程度であるサイズとし、この位置検出用表示パターンのサイズを変更せずに、液晶パネル上に表示する位置を縦方向や横方向に移動させることによって、光検出部が光を検出できた際の画素の位置を、光検出部の位置として検出する。ここでは、光検出部の位置は、表示画素の明るさで特定する。例えば、光検出部と位置検出用表示パターンが表示された1つの画素とが対向する位置である場合には、光検出部によって光が検出されるため、その画素の位置を光検出部の位置として検出することができる。
【0035】
(場合その2)
光検出部の検出できる範囲が、複数の表示画素を含む場合、すなわち、光検出部の光を検出できる範囲のサイズが隣接する複数の画素の範囲を含むことができるサイズである場合、下記の(a)又は(b)のいずれかを実行する。
(a)位置検出用表示パターンとして、画素1つの程度が点灯する位置検出用表示パターンを用い、その位置検出用表示パターンを液晶パネルの表示画面上において縦方向または横方向に移動させることによって、光検出部が光を検出できた際の画素の位置を光検出部の位置として検出する。ここでは、光検出部が検出する光の明るさが最も明るくなる画素を、光検出部の位置として検出する。
(b)位置検出用表示パターンとして、隣接する複数の画素が点灯する位置検出用表示パターンを用い、この位置検出用表示パターンを縦方向や横方向に移動させること、または位置検出用表示パターンのサイズを変更することの少なくともいずれか一方を行い、光検出部によって光を検出できた際に位置検出用表示パターンが表示された位置を、検出された光の明るさで特定する。光の明るさを検出できる画素の位置をそれぞれ特定することで、光検出部の位置を特定することができる。例えば、位置検出用表示パターンの位置を変更したとしても、光検出部によって光の明るさが一定以上検出されたそれぞれの位置に基づいて、例えば、画素の中心位置を求めることで光検出部の位置を検出することができる。
また、場合その2において、例えば、位置検出用表示パターンが画素1つ程度を点灯させる位置検出用表示パターンである場合、その位置検出用表示パターンを縦方向や横方向に移動させることにより、光検出部による検出値の変化が十分に得られる場合には、上述の(a)の処理によって得られる結果を用いる。一方、
そうでない場合には、上述の(b)の処理によって得られる結果を用いる。
【0036】
CPU203は、光検出部の位置が検出されると、非表示部分の距離について求めることができる。
例えば、光検出センサ1041と光検出部1043との間の距離は既知であるため、CPU203は、光検出センサ1041と光検出部1043との間の距離から、光検出部1043が検出した位置検出用表示パターンの表示中心位置から液晶パネル201の外周(端部)までの長さ(距離(SensD2))と、光検出センサ1041が検出した位置検出用表示パターンの表示中心位置から液晶パネル101の外周(端部)までの長さ(距離SensD1)との長さを引くことで、光検出センサ1041と光検出部1043との間における非表示部分の距離を求めることができる。さらに、CPU203は、非表示部分の距離から、額部106の幅と額部206の幅の分を引くと、非表示部分における隙間の距離を求めることができる。
【0037】
次に、
図6を用いて表示装置における水平方向の位置検出について説明する。
上述した位置検出用表示パターンを表示した際には、垂直方向における位置を検出するだけでなく、水平方向における光検出部の位置を検出する際にも用いることができる。また、この位置検出用表示パターンは、垂直方向だけでなく、水平方向における位置についても、位置検出用表示パターンを表示する際にはCPU203(CPU103)から指定していることから、既知である。
そのため、CPU203(CPU103)は、水平方向における位置検出用表示パターンの位置の変更と水平方向における位置検出用表示パターンのサイズの変更との少なくともいずれか一方を行い、位置検出用表示パターンのサイズが所定のサイズになるまで光検出部による明るさの検出を行う。そして、位置検出用表示パターンが所定のサイズになった場合には、その位置検出用表示パターンに基づいて検出された光検出部の位置から、水平方向における液晶パネル201(液晶パネル101)の端部までの距離(Screen1X、Screen2X)を求めることで、光検出部の水平方向における位置を求めることができる。
ここでは、CPU103は、位置検出用表示パターン414の表示位置や表示サイズを変更することで、光検出部1041の位置を検出する。CPU203は、位置検出用表示パターン413の表示位置や表示サイズを変更することで、光検出部1043の位置を検出する。
上述した垂直方向における光検出部の位置の検出と水平方向における光検出部の位置の検出は、表示装置1と表示装置2のそれぞれについて行う。
【0038】
次に、表示装置1と表示装置2とはお互いに平行に設置されているかの検出手順について説明する。
光検出センサ104は、表示装置1と表示装置2に対して取り付けた際に、光検出部が2台の表示装置の接触部分(対向する辺の方向)に対し垂直に設置されていることで、光検出部から液晶パネルの外周の端部までの長さを検出することができる。そのため、液晶パネルの表示面に2点の光検出部を設置し、表示装置どうしが平行に設置されているか確認する必要がある。
【0039】
図7は、2台の表示装置(表示装置1、表示装置2)がお互いに平行に設置され、表示装置1と表示装置2とが対向する額部(額部106、額部206)の近傍の表示面において、表示装置1と表示装置2との対応する辺の方向に対して垂直となるように光検出センサ104を取り付けた状態を表す図である。このように、表示装置1と表示装置2とが、対向する部分においてお互いに平行になるように設置されることが好ましい。しかし、設置環境によっては、必ずしも平行にできない場合も生じ得る。ここでは、2台の表示装置がお互いに平行になるよう設置されたか否かを確認する場合について説明する。
【0040】
図8は、2台の表示装置がお互いに平行に設置されていない状態を説明する図である。
図8Aにおいて、光検出部1043から液晶パネル202の端部(額部206に対向する部位)までの距離SensD3と、光検出部1044から液晶パネル202の端部(額部206に対向する部位)までの距離SensD4とが一致しているため、光検出部1043と光検出部1044とが並ぶ方向が、液晶パネル202の端部の長さ方向と平行であることが分かる。
一方、光検出部1041から液晶パネル102の端部(額部106に対向する部位)までの距離SensD1と、光検出部1042から液晶パネル102の端部(額部106に対向する部位)までの距離SensD2とが一致していないため、光検出部1041と光検出部1042とが並ぶ方向が、液晶パネル102の端部の長さ方向に対して平行ではないことが分かる。ここでは、額部206に対して平行である線420に対して、額部106が傾いていることからも、額部206と額部106が平行ではないことが分かる。
このため、親機として設定された表示装置の液晶パネルに対して設けられた22つの光検出部が並ぶ方向が、当該液晶パネルの端部の長さ方向に対して平行に設置されるように調整する。その上で、子機として設定された表示装置については、
図8Bに示すように、2箇所の光検出部の位置から表示面の端までの長さ中点とする。ここでは、距離SensD1は、距離SensD2よりも短い。ここでは、光検出センサ1041と光検出センサ1042との中点(符号421)から、液晶パネル102の端部までの距離を検出し、この距離を用いる。
なお、後述する実施形態では、PCと接続している場合優先順位は無いが平行状態にセンサが設置できない方に中点を適用する。
【0041】
なお、光検出部1043と光検出部1044とが並ぶ方向に対して液晶パネル202の端部に沿う方向が平行方向であり、光検出部1041と光検出部1042とが並ぶ方向に対して液晶パネル102の端部に沿う方向とが非平行方向である場合には、中点を利用することができるが、光検出部1041と光検出部1042の間のいずれかの位置を適用し、液晶パネル102の端部までの距離を求める位置として用いることができる。ここでは、光検出センサ1041と光検出センサ1042との中点を用いる方が、隙間の距離の誤差が少ない点において好ましい。
【0042】
次に、光検出センサ1041と光検出センサ1042とが並ぶ方向に対して液晶パネル102の端部の長さ方向が平行でなく、かつ、光検出センサ1043と光検出センサ1044とが並ぶ方向に対して液晶パネル202の端部の長さ方向が平行でない場合について説明する。
図9は、光検出センサ1041と光検出センサ1042とが並ぶ方向に対して液晶パネル102の端部の長さ方向が平行でなく、かつ、光検出センサ1043と光検出センサ1044とが並ぶ方向に対して液晶パネル202の端部の長さ方向が平行でない場合を表す図である。すなわち、2台の表示装置が対向する辺の方向に対して光検出センサ104が垂直に設置されていない場合である。
この場合、光検出センサ1042から液晶パネル102の端部までの距離SensD5と、光検出センサ1041から液晶パネル102の端部までの距離SensD6とが一致していないため、光検出センサ1041と光検出センサ1042とが並ぶ方向に対して液晶パネル102の端部の長さ方向が平行でないことが分かる。
また、光検出センサ1043から液晶パネル202の端部までの距離SensD7と、光検出センサ1044から液晶パネル202の端部までの距離SensD8とが一致していないため、光検出センサ1043と光検出センサ1044とが並ぶ方向に対して液晶パネル102の端部の長さ方向が平行でないことが分かる。
ここでは、距離SensD5と距離SensD6の長さの差分と距離SensD7と距離SensD8の長さの差分が一致する場合には、2台の映像表示装置がお互いに平行に設置されていることが分かる。このような場合には、2台の表示装置に対する光検出センサ104の設置位置を、液晶パネルの端部の長さ方向に対して平行となるように調整し、平行に設置されたことを確認する。
一方、距離SensD5と距離SensD6の長さの差分と距離SensD7と距離SensD8の長さの差分が一致しない場合、2台の映像表示装置が平行に設置されていないことが分かる。この場合、2台の表示装置のうち、どちらか一方の表示装置の位置と光検出センサ104とが平行になるように、光検出センサ104の位置を調整し、上述した中点からの距離を求める。
【0043】
そして、2台の映像表示装置に対する光検出センサ104の位置を確定させた後で、液晶パネルの端部までの長さを求める。
光検出部から液晶パネルの端部までの長さは下記の式より算出する。
光検出部から液晶パネルの端部までの長さ=液晶パネルの端部を基準として位置検出用表示パターンの中心座標の位置×表示画素の大きさ
ここで、各光検出部間の距離(光検出部1041と光検出部1043との距離、光検出部1042と光検出部1044との距離)は既知であり、2画面分の表示面の端部までの長さを、光検出部間の距離から引くことで、表示装置の外周のゆがみや接合部に発生している隙間の長さを測定することができる。
そして、同一の映像信号を分割して表示する条件において、上記より算出される距離を用いて、分割位置を決め、分割された画像を拡大または縮小させて表示する。これにより、斜め線等を表示したときのズレを軽減することが可能になる。
【0044】
この測定は、親機側となる表示装置にセンサを固定させ、子機側となる表示との距離を測定することでも実現可能だが、表示面を塞ぐことで表示範囲が減ってしまう。また、表示面の裏側で距離を測定することでも実現可能だが、背面と表示面のズレが発生することが考慮できないため、表示面を測定することが望ましい。
【0045】
図10は、第2実施形態における表示装置1Aの構成を表すブロック図である。
ここで、表示装置1Aと表示装置2Aは、上述した第1の実施形態における表示装置1と表示装置2に共通する機能を有する。ここでは、共通する機能についてはその説明を省略し、異なる機能について説明する。
この第2実施形態において、光検出センサ302は、光検出センサ104と同じ機能を有するが、表示装置に接続されるのではなく、コンピュータ(PC)301に接続される。光検出センサ302は、検出結果を光センサ検出信号311としてPC302に出力する。
PC301は、光検出センサ302から、光センサ検出信号311を取得する機能を有する。また、PC301は、CPU103Aに対して映像表示装置制御信号312を出力することで、CPU103Aを制御する。また、PC301は、CPU203Aに対して映像表示装置制御信号313を出力することで、CPU203Aを制御する。
第1の実施形態においては、表示装置1または表示装置2のいずれかが親機となり、残りの表示装置が子機となり、位置検出を行うが、この第2の実施形態においては、PC301によって制御されるため、親機や子機という設定を行う必要は必ずしも無くてもよい。
【0046】
次に、4台の表示装置によって構成される表示システムにおいて位置検出を行う場合について説明する。
図11は、4台の表示装置によって構成される表示システムの配置状態を表す図である。ここでは、縦に2台、横に2台の表示装置が配置される場合であって、
表示装置1Bが左上、表示装置2Bが右上、表示装置3Bを左下、表示装置4Bを右下に設置された場合を説明する。ここでは、表示装置1Bの下方に表示装置3Bが隣接され、表示装置1Bの右側に表示装置2Bが隣接され、表示装置2Bと表示装置3Bに対して表示装置4が隣接するように設置される。
【0047】
図12は、4台の表示装置によって構成される表示システムにおいて位置検出を行う動作について説明するフローチャートである。
まず、複数ある表示装置のうち、表示装置2Bと表示装置4Bとの間を跨ぐようにして光検出センサ104を設置する(ステップS101)。そして、光検出センサ104の検出結果に基づいて位置検出を行う(ステップS102)。この位置検出は、第1の実施形態において説明したように、光検出センサ1041、光検出センサ1042、光検出センサ1043、光検出センサ1044のそれぞれについての、液晶パネルにおける位置の検出である。例えば、表示装置2Bの液晶パネルにおける光検出センサ1041、光検出センサ1042の位置と、表示装置4Bの液晶パネルにおける光検出センサ1043、光検出センサ1044の位置が検出される。
また、ここでは、表示装置1Bが親機である場合には、表示装置1BのCPUが、表示装置2Bと表示装置4Bに対して表示装置間制御信号を出力することで、表示装置2Bと表示装置4Bのそれぞれに対し、位置検出用表示パターンを表示させ、光検出センサ104の検出結果を取得する。そして、表示装置1BのCPUは、位置検出用表示パターンが所定のサイズになったときの光検出センサの検出結果に基づいて、光検出センサ104の各光検出部の位置を検出する。
【0048】
表示装置1BのCPUは、検出された位置を表す情報を、表示装置1B内の保存メモリに記憶する(ステップS103)。なお、第2実施形態のように、PCを用いる場合には、PCが、PC内の保存メモリに検出された位置を表す情報を記憶する。
【0049】
次に、表示装置1Bと表示装置2Bとの間を跨ぐようにして光検出センサ104を設置する(ステップS104)。そして、表示装置1BのCPUが、表示装置1Bと表示装置2Bに対してそれぞれ位置検出用表示パターンを表示させ、光検出センサ104の検出結果に基づいて位置検出を行う(ステップS105)。ここでは、例えば、表示装置1Bの液晶パネルにおける光検出センサ1041、光検出センサ1042の位置と、表示装置2Bの液晶パネルにおける光検出センサ1043、光検出センサ1044の位置が検出される。そして、表示装置1BのCPUが、検出された位置を表す情報を、表示装置1B内の保存メモリに記憶する(ステップS106)。なお、第2実施形態のように、PCを用いる場合には、PCが、PC内の保存メモリに検出された位置を表す情報を記憶する。
【0050】
次に、表示装置2Bと表示装置4Bとの間を跨ぐようにして光検出センサ104を設置する(ステップS107)。そして、表示装置1BのCPUが、表示装置2Bと表示装置4Bに対してそれぞれ位置検出用表示パターンを表示させ、光検出センサ104の検出結果に基づいて位置検出を行う(ステップS108)。ここでは、例えば、表示装置2Bの液晶パネルにおける光検出センサ1041、光検出センサ1042の位置と、表示装置4Bの液晶パネルにおける光検出センサ1043、光検出センサ1044の位置が検出される。そして、表示装置1BのCPUが、検出された位置を表す情報を、表示装置1B内の保存メモリに記憶する(ステップS109)。なお、第2実施形態のように、PCを用いる場合には、PCが、PC内の保存メモリに検出された位置を表す情報を記憶する。
【0051】
次に、表示装置1BのCPUは、映像信号を4つの画面に対応するように分割をし、分割された画面を4台の表示装置のうち対応する表示装置に割り当てる。そして、表示装置1BのCPUは、保存メモリに記憶された、それぞれの位置情報に基づいて、非表示部分の長さを算出し、一番短い長さを用いて拡大または縮小率を算出する(ステップS110)。
次に、表示装置1BのCPUは、各光検出部の位置から表示装置どうしの間におけるズレを取得し、映像信号の表示位置の調整値を算出する(ステップS111)。
次に、表示装置1BのCPUは、拡大・縮小率と表示位置の調整値を表示装置1Bと表示装置2Bと表示装置3Bと表示装置4Bのそれぞれの映像処理回路に対して送信する。これらの情報を取得した映像処理回路は、この拡大・縮小率と表示位置の調整値を元に、映像信号のうち割り当てされた分割画面に対して、拡大または縮小し、表示位置の調整値に従い、分割画面のうち表示させる範囲を決定し、液晶パネルに画像を表示させる(ステップS112)。
【0052】
図13は、上述した4台の表示装置について光検出部の位置情報を用いて映像信号を表示した場合について説明する図面である。
図13Aは、表示する対象の映像信号を表す図である。このような映像信号を、4台の表示装置に表示するように単純に4分割して表示システムに表示した場合を、
図13Bに示す。この場合、分割された画像どうしの間には、各表示装置の額部や隙間が非表示部分500として存在する。この場合、非表示部分500において、分割画面の表示内容にズレがあるため、非表示部分500を境目として映像信号のつながりに違和感が生じる。ここでは、
図13Cに示すように、非表示部分500があったとしても、分割画面の表示内容のズレを低減することで、非表示部分500を境目として映像信号のつながりの違和感を低減することができる。
【0053】
ここでは、
図13Dに示すように、例えば、右下に配置された表示装置の配置位置が、右上の表示装置に対して隙間が生じた状態で設置された場合には、右下の表示装置は、他の表示装置に対してずれた位置に配置されることになる。この場合、上述した位置検出の処理を行い、隙間を考慮した非表示部分の距離を考慮した上で、分割画面の表示領域の拡大率や縮小率、あるいは表示範囲を決定する。ここでは、隙間に相当する距離501の分だけ、分割画面の下方側から上側に移動させる(符号502)。これにより、右下の表示装置における分割画面について、水平方向における表示位置が、左下の表示装置における分割画面の水平方向における表示位置と一致するようになる。これにより、隙間が生じていたとしても、表示された映像信号に違和感を低下させることができる。
【0054】
図14は、親機である表示装置またはPCが行う位置検出の処理について説明するフローチャートである。ここでは、親機である表示装置が実行するものとして説明するが、PCが同様の手順にしたがって実行することも可能である。
まず、表示装置のCPUは、光検出センサ104の位置検出処理が開始されると(ステップS201)、光検出センサ104が取り付けられた表示装置に対して、位置検出用表示パターンを表示するよう指示する。この指示を受けた表示装置では、液晶パネルに位置検出用表示パターンが表示される(ステップS202)。
親機の表示装置のCPUは、このときの光検出センサ104からの検出結果を取得し、光検出センサ104によって位置検出用表示パターンの光を検出できたか否かを判定する(ステップS203)。ここで、光を検出できていない場合には、親機の表示装置のCPUCPUは、位置検出用表示パターンを液晶パネルの画面上において移動させるように、制御対象の表示装置に対して指示する(ステップS207)。これにより、制御対象の表示装置の画面上において、位置検出用表示パターンが表示される位置が変更され、その後、ステップS203に移行する。
【0055】
ステップS203において、光検出センサ104によって光を検出できている場合には、親機の表示装置のCPUは、位置検出用表示パターンの表示サイズが所定のサイズ(例えば、最小サイズ)であるか否かを判定する(ステップS204)。位置検出用表示パターンの表示サイズが最小サイズではない場合、親機の表示装置のCPUは、位置検出用表示パターンの表示サイズを現在よりも縮小して表示させる(ステップS208)。これにより、制御対象の表示装置の画面上において、位置検出用表示パターンが表示される表示サイズが縮小され、その後、ステップS203に移行する。
【0056】
次に、親機の表示装置のCPUは、位置検出用表示パターンの表示サイズが最小となった場合、ステップS205の処理に移行する。ここでは、各光検出部の垂直方向における画面端(液晶パネルの端部)までの長さが、それぞれ一致するか否かを判定する(ステップS205)。一致する場合には、親機の表示装置のCPUは、その光検出センサ104の取り付け位置におけるセンサ位置の検出処理を終了する。
一方、各光検出部の垂直方向における画面端(液晶パネルの端部)までの長さが一致しない場合には、親機の表示装置のCPUは、親機に対向して取り付けられた2つの光検出部について、額部の辺に対する垂直方向における画面端までの長さがそれぞれ一致しており、子機に対向して取り付けられた2つの光検出部について、額部の辺に対する垂直方向における画面端までの長さがそれぞれ一致していない状態であるか否かを判定する(ステップS209)。
【0057】
親機の表示装置のCPUは、親機に対向して取り付けられた2つの光検出部について、額部の辺に対する垂直方向における画面端までの長さがそれぞれ一致しており、子機に対向して取り付けられた2つの光検出部について、額部の辺に対する垂直方向における画面端までの長さがそれぞれ一致していない状態である場合には、ステップS206に移行する。一方、親機の表示装置のCPUは、親機に対向して取り付けられた2つの光検出部について、額部の辺に対する垂直方向における画面端までの長さがそれぞれ一致しており、子機に対向して取り付けられた2つの光検出部について、額部の辺に対する垂直方向における画面端までの長さがそれぞれ一致していない状態ではない場合には、光検出センサ104の取り付け位置を調整させるためのメッセージを親機の表示装置の液晶パネルに一定時間だけ表示する(ステップS210)。このメッセージに基づいて、ユーザが、光検出センサ104の位置を調整する。その後、ステップS203から処理が実行される。
【0058】
図15は、4台の表示装置によって表示システムとして構成された場合を表す図である。ここでは、
図15Aに示すように、表示装置1Bが左上、表示装置2Bが右上、表示装置3Bを左下、表示装置4Bを右下に設置される。そして、光検出センサ104が、表示装置1Bと表示装置3Bに跨がるように取り付けられている。
図15Bに示すように光検出センサ104が、表示装置1Bと表示装置3Bに跨がるように取り付けられた後、いずれかの表示装置に位置検出用表示パターンを表示させる。そして、光検出センサ104のいずれかの光検出部が光を検出できた場合には、位置検出用表示パターンが表示された表示装置に対して光検出部が取り付けられていると検出することができる。
例えば、
図15Bに示すように、表示装置1Bに位置検出用表示パターン415を表示した場合には、光検出センサ104によって光が検出され、
図15Cに示すように、表示装置3Bに位置検出用表示パターン416を表示した場合には、光検出センサ104によって光が検出される。これにより、表示装置1Bと表示装置3Bとに跨がるように光検出センサ104が取り付けられていることを検出することができる。
【0059】
そして、表示装置1Bと表示装置3Bにおける位置検出を行う。そして、
図15Dに示すように、光検出センサ104を表示装置2Bと表示装置4Bに跨がるように取り付けた後、表示装置2Bに位置検出用表示パターン417を表示して位置検出を行う。その後、
図15Eに示すように表示装置4Bに位置検出用表示パターン418を表示して表示装置4Bにおける位置検出を行う。
これらの結果を用いて、各表示装置の垂直方向における設置位置の調整を行う。
その後、表示装置1Bと表示装置2Bに跨がるように光検出センサ104を取り付け、位置検出を行い、表示装置3Bと表示装置4Bに跨がるように光検出センサ104を取り付け、位置検出を行う。この位置検出結果を用いて、各表示装置の水平方向における設置位置を調整する。
【0060】
次に、第3の実施形態について説明する。
図16は、第3の実施形態における位置
関係検出装置600の構成を示す図である。
位置
関係検出装置600は、光センサ610と
非表示領域距離検出部620と有する。
光センサ610は、画素からの光を検出する第1光検出部と第2光検出部を有し、第1光検出部が第1表示装置の表示画面に対向する位置であり、第2光検出部が前記第1表示装置に隣接するように設けられる第2表示装置の表示画面に対向する位置となるように設けられる。
非表示領域距離検出部620は、第1表示装置の表示画面に表示される位置調整画像を第1光検出部によって検出した結果と、第2表示装置の表示画面に表示される位置調整画像を第2光検出部によって検出した結果と、位置調整画像の表示内容に基づいて、第1表示装置の表示画面と第2表示装置の表示画面との間の非表示領域の距離を検出する。
このような位置
関係検出装置600は、例えば、表示装置やPC等に接続して利用することが可能である。特に、マルチディスプレイシステムにおける各表示装置どうしの位置関係を検出
することができる。これにより、検出された位置に基づいて、表示装置の配置された位置を調整したり、各表示装置に対して表示させる映像信号を調整して表示することができる。
【0061】
複数台の表示装置を並べて設置した状態で、1枚の画像を表示する場合に、設置時の隙間をセンサにて測定することで、拡大縮小補正を行い、一枚の画像との差異を軽減する
【0062】
また、
図1における表示装置におけるCPUや映像処理回路の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより位置検出を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0063】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記のプログラムを所定のサーバに記憶させておき、他の装置からの要求に応じて、当該プログラムを通信回線を介して配信(ダウンロード等)させるようにしてもよい。
【0064】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。