特許第6874324号(P6874324)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6874324情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6874324
(24)【登録日】2021年4月26日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20210510BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20210510BHJP
【FI】
   G06Q50/12
   G06Q10/02
【請求項の数】22
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-207625(P2016-207625)
(22)【出願日】2016年10月24日
(65)【公開番号】特開2018-72870(P2018-72870A)
(43)【公開日】2018年5月10日
【審査請求日】2019年7月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】500175565
【氏名又は名称】株式会社ぐるなび
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】中村 一成
【審査官】 岸 健司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−163518(JP,A)
【文献】 特開2013−235511(JP,A)
【文献】 特開2014−085806(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶する記憶手段と、
飲食店端末及びユーザ端末と通信可能な通信手段と、
前記ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、
前記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店をランダムにまたは前記所定の優先度を基に新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ前記仮予約通知を送信し、
前記第2の時刻の到来時点で、前記予約拒否通知が受信されておらず前記仮予約店として選定された状態の飲食店を、前記第2の飲食店として決定し、当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信する
ことが可能な制御手段と
を具備する情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザ端末から、前記第1の飲食店の利用予約要求とともに前記第2の飲食店の予約を希望する意思を示す第2の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第2の飲食店のジャンル、所在エリア及び利用価格帯のうち少なくとも1つの条件に関する選択情報を前記ユーザ端末から受信し、前記受信された選択情報に合致する飲食店を前記仮予約店として選定する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記第2の時刻より前に前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、その時点で仮予約店として選定された状態の飲食店を前記第2の飲食店として決定する
情報処理装置。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、
前記仮予約店へ送信される仮予約通知に、前記第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約人数の所定割合を仮予約人数として含ませ、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店における予約人数を示す人数情報が受信されない場合、前記仮予約人数により前記第2の飲食店の予約を確定する
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザ端末から送信された人数情報が示す人数が前記仮予約人数と所定割合以上または所定人数以上異なる場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定する
情報処理装置。
【請求項7】
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶する記憶手段と、
飲食店端末及びユーザ端末と通信可能な通信手段と、
前記ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信し、
前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、前記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信し、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記本予約要求を受信しない場合、前記仮予約を取り消す
ことが可能な制御手段と
を具備する情報処理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザ端末から、前記第1の飲食店の利用予約要求とともに前記第2の飲食店の予約を希望する意思を示す第2の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第2の飲食店のジャンル、所在エリア及び利用価格帯のうち少なくとも1つの条件に関する選択情報を前記ユーザ端末から受信し、前記受信された選択情報に合致する飲食店を前記仮予約店として選定する
情報処理装置。
【請求項9】
請求項7または8に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、
前記仮予約店へ送信される仮予約通知に、前記第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約人数の所定割合を仮予約人数として含ませ、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店における予約人数を示す人数情報が受信されない場合、前記仮予約人数により前記第2の飲食店の予約を確定する
情報処理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザ端末から送信された人数情報が示す人数が前記仮予約人数と所定割合以上または所定人数以上異なる場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定する
情報処理装置。
【請求項11】
請求項7乃至10のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、前記第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ前記仮予約通知を送信する
情報処理装置。
【請求項12】
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶する記憶手段と、
飲食店端末及びユーザ端末と通信可能な通信手段と、
前記ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信し、
前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を取り消し、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記予約拒否通知を受信しない場合、前記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信する
ことが可能な制御手段と
を具備する情報処理装置。
【請求項13】
請求項12に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザ端末から、前記第1の飲食店の利用予約要求とともに前記第2の飲食店の予約を希望する意思を示す第2の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第2の飲食店のジャンル、所在エリア及び利用価格帯のうち少なくとも1つの条件に関する選択情報を前記ユーザ端末から受信し、前記受信された選択情報に合致する飲食店を前記仮予約店として選定する
情報処理装置。
【請求項14】
請求項12または13に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、
前記仮予約店へ送信される仮予約通知に、前記第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約人数の所定割合を仮予約人数として含ませ、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店における予約人数を示す人数情報が受信されない場合、前記仮予約人数により前記第2の飲食店の予約を確定する
情報処理装置。
【請求項15】
請求項14に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記ユーザ端末から送信された人数情報が示す人数が前記仮予約人数と所定割合以上または所定人数以上異なる場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定する
情報処理装置。
【請求項16】
請求項12乃至15のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、前記第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ前記仮予約通知を送信する
情報処理装置。
【請求項17】
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶し、
ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、
前記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店をランダムにまたは前記所定の優先度を基に新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ前記仮予約通知を送信し、
前記第2の時刻の到来時点で、前記予約拒否通知が受信されておらず前記仮予約店として選定された状態の飲食店を、前記第2の飲食店として決定し、当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信する
コンピュータによって実行される情報処理方法。
【請求項18】
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶し、
ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信し、
前記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、前記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信し、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記本予約要求を受信しない場合、前記仮予約を取り消す
コンピュータによって実行される情報処理方法。
【請求項19】
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶し、
ーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信し、
前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を取り消し、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記予約拒否通知を受信しない場合、前記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信する
コンピュータによって実行される情報処理方法。
【請求項20】
情報処理装置に、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶するステップと、
ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信するステップと、
前記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店をランダムにまたは前記所定の優先度を基に新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ前記仮予約通知を送信するステップと、
前記第2の時刻の到来時点で、前記予約拒否通知が受信されておらず前記仮予約店として選定された状態の飲食店を、前記第2の飲食店として決定し、当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信するステップと
を実行させるプログラム。
【請求項21】
情報処理装置に、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶するステップと、
ユーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、前記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記本予約要求を受信しない場合、前記仮予約を取り消すステップと
を実行させるプログラム。
【請求項22】
情報処理装置に、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶するステップと、
ーザ端末から、前記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、前記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、前記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店をランダムにまたは所定の優先度を基に仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す仮予約通知を送信し、前記第1の飲食店の予約とともに前記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を前記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記第2の飲食店の予約拒否通知を受信した場合、前記仮予約を取り消すステップと、
前記第2の時刻までに前記ユーザ端末から前記予約拒否通知を受信しない場合、前記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を前記ユーザ端末へ送信するステップと
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店に関する情報を提供可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザ端末に対して飲食店の利用を促進するための広告・勧誘情報を送信する技術が存在する。ところで、ユーザがある飲食店を利用した直後に、異なる飲食店を利用する場合がある(典型的には、二次会としての利用)。
【0003】
この点に関連して、下記特許文献1には、複数の店舗のいずれかで来客があったときに、その来客店舗が自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々が、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末によりサーバを介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信し、それを例えば上記来客店舗の表示部に表示することで、ユーザに2次会等の次の店舗を決めやすくすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−30523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ユーザは、次の店舗に行くことを望む場合、上記他の店舗からの勧誘情報を閲覧しても、結局は自ら次の店舗を決定して、必要に応じて予約を行う必要があり、ユーザの手間が発生する。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ユーザに1つの店舗を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗の予約も確保することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、記憶手段と、通信手段と、制御手段とを有する。上記記憶手段は、複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶する。上記通信手段は、飲食店端末及びユーザ端末と通信可能である。上記制御手段は、上記ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、前記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信する。また制御手段は、上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、上記選択情報に合致し上記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店を新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ上記仮予約通知を送信する。さらに制御手段は、上記第2の時刻の到来時点で、上記予約拒否通知が受信されておらず上記仮予約店として選定された状態の飲食店を、前記第2の飲食店として決定し、当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信する。
【0008】
これにより情報処理装置は、第1の飲食店の利用予約要求時に、仮予約を受け付け可能ないずれかの飲食店を仮予約店として選定し、第2の飲食店の利用時刻より所定時間前までに仮予約店から予約拒否通知があれば新たに仮予約店を選定して上記所定時間前の時点で仮予約状態にある飲食店を第2の飲食店として本予約することで、ユーザに1つの店舗(第2の飲食店)を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗(第2の飲食店)の予約も確保することができる。ここで所定時間前とは、例えば30分前、1時間前、2時間前、3時間前等であるが、これに限られない。
【0009】
上記制御手段は、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信してもよい。
【0010】
これによりユーザ端末のユーザは、第1の飲食店の予約と共に第2の飲食店が仮予約されたことを把握することができる。
【0011】
上記制御手段は、上記ユーザ端末から、上記第1の飲食店の利用予約要求とともに上記第2の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第2の飲食店のジャンル、所在エリア及び利用価格帯のうち少なくとも1つの条件に関する選択情報を上記ユーザ端末から受信し、上記受信された選択条件に合致する飲食店を上記仮予約店として選定してもよい。
【0012】
これにより情報処理装置は、ユーザ端末のユーザの第2の飲食店に関する希望条件を反映して第2の飲食店を仮予約することができる。
【0013】
上記制御手段は、上記第2の時刻より前に上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、その時点で仮予約店として選定された状態の飲食店を上記第2の飲食店として決定してもよい。
【0014】
これにより情報処理装置は、ユーザの本予約要求があった場合には第2の時刻の到来を待たずに第2の飲食店を決定することで、仮予約が可能な全ての飲食店から予約を拒否されるリスクを回避することができる。
【0015】
上記制御手段は、上記仮予約店へ送信される仮予約通知に、上記第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約人数の所定割合を仮予約人数として含ませ、上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店における予約人数を示す人数情報が受信されない場合、上記仮予約人数により上記第2の飲食店の予約を確定してもよい。
【0016】
これにより情報処理装置は、第2の飲食店の利用人数は、直前に利用する第1の飲食店の予約人数の所定割合になると想定し、その人数を仮予約人数として、ユーザ端末から人数情報が受信されない場合には仮予約人数を本予約人数とすることで、第1の飲食店の利用人数から第2の飲食店の利用人数が大幅に減少してしまうという第2の飲食店側のリスクを回避することができる。
【0017】
上記制御手段は、上記ユーザ端末から送信された人数情報が示す人数が上記仮予約人数と所定割合以上または所定人数以上異なる場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定してもよい。
【0018】
これにより情報処理装置は、当初の仮予約店における人数増減のリスクを回避しながら、増減後の人数によるユーザの第2の飲食店の予約も確保することができる。ここで所定人数とは、例えば3人、5人、10人等であるが、これらに限られない。
【0019】
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、記憶手段と、通信手段と、制御手段とを有する。上記記憶手段は、複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶する。上記通信手段は、飲食店端末及びユーザ端末と通信可能である。上記制御手段は、上記ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する上記第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信する。また制御手段は、上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、上記仮予約店を前記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信する。一方制御手段は、上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記本予約要求を受信しない場合、上記仮予約を取り消す。
【0020】
これにより情報処理装置は、第1の飲食店の利用予約要求時に、仮予約を受け付け可能ないずれかの飲食店を仮予約店として選定し、第2の飲食店の利用時刻より所定時間前までにユーザから本予約要求があればその仮予約店を第2の飲食店として決定する一方、所定時間前までに本予約要求がなければ仮予約を取り消すことで、ユーザに1つの店舗(第2の飲食店)を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗(第2の飲食店)の予約も確保しながら、ユーザが仮予約状態のまま来店しない可能性があるという飲食店側のリスクも回避することができる。ここで所定時間前とは、例えば30分前、1時間前、2時間前、3時間前等であるが、これに限られない。
【0021】
上記制御手段は、上記ユーザ端末から、上記第1の飲食店の利用予約要求とともに上記第2の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第2の飲食店のジャンル、所在エリア及び利用価格帯のうち少なくとも1つの条件に関する選択情報を上記ユーザ端末から受信し、上記受信された選択条件に合致する飲食店を上記仮予約店として選定してもよい。
【0022】
上記制御手段は、上記仮予約店へ送信される仮予約通知に、上記第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約人数の所定割合を仮予約人数として含ませ、上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店における予約人数を示す人数情報が受信されない場合、上記仮予約人数により上記第2の飲食店の予約を確定してもよい。
【0023】
上記制御手段は、上記ユーザ端末から送信された人数情報が示す人数が上記仮予約人数と所定割合以上または所定人数以上異なる場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定してもよい。
【0024】
上記制御手段は、上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、上記第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、上記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店を新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ上記仮予約通知を送信してもよい。
【0025】
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、記憶手段と、通信手段と、制御手段とを有する。上記記憶手段は、複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶する。上記通信手段は、飲食店端末及びユーザ端末と通信可能である。上記制御手段は、上記ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する上記第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信する。また制御手段は、上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の予約拒否通知を受信した場合、上記仮予約を取り消す。一方制御手段は、上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記予約拒否通知を受信しない場合、上記仮予約店を上記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信する。
【0026】
これにより情報処理装置は、第1の飲食店の利用予約要求時に、仮予約を受け付け可能ないずれかの飲食店を仮予約店として選定し、第2の飲食店の利用時刻より所定時間前までにユーザから予約拒否通知があればその仮予約を取り消す一方、所定時間前までにユーザから予約拒否通知がなければ仮予約店を第2の飲食店として決定することで、ユーザに1つの店舗(第2の飲食店)を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗(第2の飲食店)の予約も確保しながら、ユーザが第2の飲食店の予約を望まない場合にも対処することができる。ここで所定時間前とは、例えば30分前、1時間前、2時間前、3時間前等であるが、これに限られない。
【0027】
上記制御手段は、上記ユーザ端末から、上記第1の飲食店の利用予約要求とともに上記第2の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第2の飲食店のジャンル、所在エリア及び利用価格帯のうち少なくとも1つの条件に関する選択情報を上記ユーザ端末から受信し、上記受信された選択条件に合致する飲食店を上記仮予約店として選定してもよい。
【0028】
上記制御手段は、上記仮予約店へ送信される仮予約通知に、上記第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約人数の所定割合を仮予約人数として含ませ、上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店における予約人数を示す人数情報が受信されない場合、上記仮予約人数により上記第2の飲食店の予約を確定してもよい。
【0029】
上記制御手段は、上記ユーザ端末から送信された人数情報が示す人数が上記仮予約人数と所定割合以上または所定人数以上異なる場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定してもよい。
【0030】
上記制御手段は、上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、上記第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、上記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店を新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ上記仮予約通知を送信してもよい。
【0031】
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶し、
ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求受信した場合に、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信し、
上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、上記選択情報に合致し上記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店を新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ上記仮予約通知を送信し、
上記第2の時刻の到来時点で、上記予約拒否通知が受信されておらず上記仮予約店として選定された状態の飲食店を、前記第2の飲食店として決定し、当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信することを含む。
【0032】
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶し、
ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信し、
上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、上記仮予約店を上記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信し、
上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記本予約要求を受信しない場合、上記仮予約を取り消すことを含む。
【0033】
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶し、
上記ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する上記第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信し、
上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の予約拒否通知を受信した場合、上記仮予約を取り消し、
上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記予約拒否通知を受信しない場合、上記仮予約店を上記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信することを含む。
【0034】
本発明の他の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶するステップと、
ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信するステップと、
上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から、上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに予約拒否通知を受信した場合、上記選択情報に合致し上記仮予約を受付可能な他の1つの飲食店を新たな仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ上記仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信するステップと、
上記第2の時刻の到来時点で、上記予約拒否通知が受信されておらず上記仮予約店として選定された状態の飲食店を、前記第2の飲食店として決定し、当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信するステップと
を実行させる。
【0035】
本発明の他の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶するステップと、
ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信するステップと、
上記仮予約通知を受信した仮予約店の飲食店端末から上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の本予約要求を受信した場合、上記仮予約店を上記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信するステップと、
上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記本予約要求を受信しない場合、上記仮予約を取り消すステップと
を実行させる。
【0036】
本発明の他の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
複数の飲食店に関する飲食店情報を、仮予約を受付可能な飲食店と当該仮予約を受付不可能な飲食店とを識別可能に記憶するステップと、
上記ユーザ端末から、上記複数の飲食店のうち特定の第1の飲食店の利用予約要求を受信した場合に、上記第1の飲食店の飲食店端末に予約通知を送信するとともに、上記第1の飲食店の利用終了直後の第1の時刻から利用する上記第2の飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店から1つの飲食店を仮予約店として選定して当該仮予約店の飲食店端末へ仮予約通知を送信し、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報を上記ユーザ端末へ送信するステップと、
上記第1の時刻より所定時間前の第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記第2の飲食店の予約拒否通知を受信した場合、上記仮予約を取り消すステップと、
上記第2の時刻までに上記ユーザ端末から上記予約拒否通知を受信しない場合、上記仮予約店を上記第2の飲食店として決定して当該決定された第2の飲食店の飲食店情報を上記ユーザ端末へ送信するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0037】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザに1つの店舗を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗の予約も確保することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供システムの構成を示した図である。
図2】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供サーバのハードウェア構成を示した図である。
図3】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供サーバが有するデータベースの構成を示した図である。
図4】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、飲食店予約処理の流れを示したフローチャートである。
図5】本発明の他の実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、飲食店予約処理の流れを示したフローチャートである。
図6】本発明の他の実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、飲食店予約処理の流れを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0040】
[システムの構成]
図1は、本実施形態に係る飲食店情報提供システムの構成を示した図である。
【0041】
同図に示すように、このシステムは、インターネット50上の飲食店情報提供サーバ100と、複数のユーザ端末200と、複数の飲食店端末とを含む。
【0042】
飲食店情報提供サーバ100は、飲食店に関する情報を掲載したポータルサイトを運営するウェブサーバである。飲食店情報提供サーバ100は、複数のユーザ端末200とインターネット50を介して接続されている。
【0043】
飲食店情報提供サーバ100は、上記ポータルサイトにおいて、ユーザ端末200のユーザ向けに飲食店情報の検索システムを提供する。具体的には、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200からの検索要求に基づいて検索条件に合致する飲食店情報を検索し、検索結果を掲載したWebページを生成してユーザ端末200へ送信する。
【0044】
ユーザ端末200(200A,200B,200C...)は、ユーザにより使用される端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノートブックPC、デスクトップPC等である。ユーザ端末200は、飲食店情報提供サーバ100へアクセスし、上記Webページを受信してブラウザ等により画面に表示する。
【0045】
ユーザ端末200は、ユーザの操作に基づいて飲食店の検索条件を決定し、当該検索条件に基づく飲食店検索要求を飲食店情報提供サーバ100へ送信する。本実施形態では、飲食店の所在エリア(最寄駅)やジャンル、価格帯等、予め設定された検索条件をユーザ端末200のユーザが選択することで検索要求の送信が可能である。
【0046】
飲食店端末300(300A,300B,300C...)は、各飲食店の例えば管理者によって使用される端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノートブックPC、デスクトップPC等である。飲食店端末300は、飲食店情報提供サーバ100との間で、例えば上記ユーザ端末200のユーザによる飲食店の予約に関する情報をやり取り可能である。
【0047】
本実施形態では、飲食店情報提供サーバ100は、各飲食店の通常の予約受付処理を代行するほか、上記飲食店のうち、仮予約を受け付け可能な飲食店と協働して、ユーザ端末から、ある飲食店(第1の飲食店;典型的には、ユーザが一次会で利用する店)の予約を受け付けるとともに、当該ユーザ端末のユーザが、その飲食店の利用直後に利用する他の飲食店(第2の飲食店;典型的には、ユーザが二次会で利用する店)の仮予約をセットにして受付可能である。
【0048】
ここで仮予約とは、予約拒否(取消)権付きの、または何らかの解除条件付きの予約を指し、この仮予約に対して、何らの条件のない通常の予約を本予約とも称する。
【0049】
また、本予約される上記第1の飲食店はユーザが選択した特定の飲食店であるが、仮予約される飲食店(仮予約店)は、ユーザは選択せずに、上記飲食店情報提供サーバ100によって、上記仮予約を受付可能な飲食店の中で、ユーザからの所定の選択条件(例えばジャンル、所在エリア、利用価格のうち少なくとも1つ)を満たす飲食店の中から例えばランダムに選択されたものである。上記仮予約は、ユーザが指定した仮予約店の利用開始時刻(典型的には、第1の飲食店の利用終了時刻の30分後等)の所定時間前までに仮予約店から予約拒否が無い限り、第2の飲食店として本予約される。所定時間前とは、例えば30分前、1時間前、2時間前、3時間前等であるが、これらに限られない。
【0050】
[飲食店情報提供サーバのハードウェア構成]
図2は、上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インタフェース15、及び、これらを互いに接続するバス14を備える。
【0051】
CPU11は、必要に応じてRAM13等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら飲食店情報提供サーバ100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM12は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
【0052】
入出力インタフェース15には、表示部16、操作受付部17、記憶部18、通信部19等が接続される。
【0053】
表示部16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic ElectroLuminescence Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
【0054】
操作受付部17は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の入力装置である。操作受付部17がタッチパネルである場合、そのタッチパネルは表示部16と一体となり得る。
【0055】
記憶部18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ(SSD;Solid State Drive)、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。当該記憶部18には、上記OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
【0056】
特に本実施形態では、記憶部18は、ユーザ端末200から受信した、第1の飲食店の予約情報及び第2の飲食店(仮予約店)に関する選択条件(所在エリア、ジャンル、利用価格等のうち少なくとも1つ)に関する情報、及び当該選択条件を元に現時点において仮予約されている仮予約店に関する情報等を記憶するとともに、これらのデータを用いて飲食店情報提供サーバ100が予約/仮予約処理を実行するためのアプリケーションその他のプログラムを記憶している。後述するが、記憶部18は、そのようなデータを含むデータベースとして、飲食店情報データベース、ユーザ情報データベース、及び予約/仮予約情報データベースを有している。
【0057】
通信部19は、例えばEthernet用のNIC(Network Interface Card)や無線LAN等の無線通信用の各種モジュールであり、上記ユーザ端末200との間の通信処理を担う。
【0058】
なお、図示しないが、ユーザ端末200及び飲食店端末300の基本的なハードウェア構成も上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成と略同様である。
【0059】
[飲食店情報提供サーバのデータベース構成]
図3は、上記飲食店情報提供サーバ100が有するデータベースの構成を示した図である。
【0060】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、記憶部18に、飲食店情報データベース31、ユーザ情報データベース32、及び予約/仮予約情報データベース33を有している。
【0061】
飲食店情報データベース31は、飲食店毎に、その飲食店の店名や所在位置情報、その飲食店を識別するID(店舗ID)の他、その飲食店の業態・サービスのカテゴリ情報、その飲食店を紹介する内容、すなわち、店舗のPR文等の店舗の特徴を示す情報、飲食店が行うイベント情報、飲食店が立地しているエリア情報、飲食店の住所、電話番号、飲食店に関する(飲食店を紹介する)画像データ、飲食店が提供するメニューに関するメニュー情報、営業時間、ウェブサイトURL等の情報を記憶している。
【0062】
上記メニュー情報は、上記ポータルサイト上の各飲食店のサイトに掲載されるメニューに対応する情報であり、各飲食店が提供可能な複数のメニューのメニュー名を、飲食店毎に記憶している。当該メニュー情報は、例えば前菜/メイン、ランチ/ディナー/コース等のメニューカテゴリ毎に記憶されてもよい。また上記画像データがメニューに対応するものである場合には、当該画像データはメニュー情報と対応付けられて記憶される。
【0063】
上記エリア情報は、例えば都道府県単位のものであるが、市区町村等のより狭い範囲の単位でも情報が記憶されてもよい。上記カテゴリ情報は、例えば和食、中華、イタリアン、フレンチ、焼肉等のメインカテゴリの他、和食における焼き鳥・天ぷら等、イタリアンにおけるパスタ・ピザ等のより詳細なサブカテゴリを含んでいてもよい。
【0064】
また、飲食店情報提供サーバ31は、各飲食店について、上記仮予約を受付可能な飲食店であるか否かを区別する情報(例えば、それを示すフラグ等)も記憶している。
【0065】
ユーザ情報データベース32は、ユーザ端末200を所有する、上記飲食店情報提供サーバ100が提供する上記ポータルサイトを介した飲食店情報サービスの利用者(会員)であるユーザに関する情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報データベース32は、ユーザID、パスワード、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、年齢(層)、性別、誕生日等の情報をユーザ毎に記憶している。
【0066】
予約/仮予約情報データベース33は、上記ユーザ端末200から受信した第1の飲食店の利用予約要求に含まれる予約(本予約)情報(例えば、飲食店名、利用開始時刻、利用終了時刻、利用人数、利用コース等)を、上記ユーザ端末200のユーザを識別するユーザ情報と対応付けて記憶する。
【0067】
また予約/仮予約情報データベース33は、上記利用予約要求を送信したユーザ端末200から送信された、上記第1の飲食店の利用終了直後に利用する第2の飲食店の選択条件(所在エリア、ジャンル、利用価格等)に関する情報と、当該選択条件に基づいて選択された仮予約店に関する情報も記憶している。仮予約店の飲食店端末300には、当該飲食店が仮予約店に選定された旨を示す通知(仮予約通知)が仮予約店は、その利用開始時刻の所定時間前までは予約拒否通知を飲食店情報提供サーバ100へ送信して仮予約を拒否することができる。その場合飲食店情報提供サーバ100は上記選択条件を基に新たな仮予約店を選定してその飲食店に仮予約通知を送信する。したがって上記仮予約店に関する情報は、予約拒否通知に基づいて仮予約店が選定され直す度に更新される。
【0068】
ここで上記ユーザ端末200のユーザは、典型的には飲み会の幹事である1人のユーザであるが、上記予約/仮予約情報と対応付けて記憶されるユーザ情報として、上記幹事である1人のユーザに加えて、飲み会のメンバーである他のユーザに関する情報が記憶されてもよい。その場合、他のユーザに関する情報は、典型的には、上記幹事のユーザからの利用予約要求に含まれるものであるが、利用予約要求の送信後に、例えば幹事のユーザのユーザ端末200から追加的に送信されたものであってもよい。
【0069】
これら各データベースは、後述する飲食店情報提供サーバ100による飲食店情報提供処理において、必要に応じて相互に参照されて用いられる。

【0070】
[飲食店情報提供サーバの動作]
次に、以上のように構成された飲食店情報提供サーバ100の動作について説明する。当該動作は、飲食店情報提供サーバ100のCPU11及び通信部19等のハードウェアと、記憶部18に記憶されたソフトウェアとの協働により実行される。以下の説明では、便宜上、CPU11を動作主体とする。
【0071】
図4は、飲食店情報提供サーバ100による、飲食店情報提供処理の流れを示したフローチャートである。
【0072】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100のCPU11は、まず、ユーザ端末100から、上記ポータルサイトを介して、第1の飲食店の利用予約要求を受信したか否かを判断する(ステップ41)。
【0073】
第1の飲食店の利用予約要求を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、当該利用予約に関する情報(飲食店名、利用開始時刻、利用終了時刻、利用コース等)を、上記ユーザ端末200のユーザ情報と対応付けて、上記予約/仮予約情報データベース33に記憶するとともに、第1の飲食店へ当該予約情報を通知する(ステップ42)。
【0074】
続いてCPU11は、上記第1の飲食店の利用終了直後に利用する第2の飲食店の選択条件情報を受信したか否かを判断する(ステップ43)。ここで、当該選択条件情報は、上記第1の飲食店の利用予約要求に付随して受信されたものであってもよいし、当該利用要約要求の受信後、飲食店情報提供サーバ100から、第2の飲食店の利用予約の有無をユーザ端末200へ問い合わせ、それに応答してユーザ端末200から受信されたものであってもよい。
【0075】
第2の飲食店の選択条件情報を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、当該選択条件に合致し、仮予約を受付可能な飲食店から、1つの飲食店を仮予約店として選定し、当該選定された仮予約店の飲食店端末300へ、仮予約された旨を示す仮予約通知を送信する(ステップ44)。選定手法は、ランダムでもよいし、過去の仮予約店の選定履歴を基に、選定されたことが少ない飲食店が優先して選定されてもよいし、その他の手法でもよい。この段階では、ユーザにはどの飲食店が仮予約店として選定されたかは通知されないが、いずれかの飲食店が第2の飲食店として仮予約された旨を通知する通知情報はユーザ端末200へ送信されてもよい。
【0076】
上記仮予約通知には、上記利用要約要求の送信元のユーザ端末200のユーザのユーザ情報、利用開始時刻、利用人数等が含まれる。利用開始時刻(第1の時刻)は、例えば、上記第1の飲食店の利用終了時刻の所定時間後(例えば30分後等)に設定される。利用人数(仮予約人数)は、第1の飲食店の予約人数の所定割合(例えば70%、50%、30%等)の人数とされてもよい。また、これらの情報及び仮予約店の飲食店名を含む仮予約情報が上記予約/仮予約情報データベース33に記憶される。
【0077】
続いてCPU11は、上記仮予約店の利用開始時刻(第1の時刻)の所定時間前(例えば30分前、1時間前、2時間前、3時間前等)の第2の時刻が到来したか否かを判断する(ステップ45)。
【0078】
第2の時刻が到来していないと判断した場合(No)、CPU11は、上記選定された仮予約店の飲食店端末300から、予約拒否通知が受信されたか否かを判断する(ステップ47)。
【0079】
予約拒否通知が受信されたと判断した場合(Yes)、CPU11は、上記選択条件に合致し、仮予約を受付可能な飲食店の中から、他の1つの飲食店を新たな仮飲食店として選定し、その旨を当該仮飲食店の飲食店端末300へ通知する(ステップ47)。この新たな選定処理は、第2の時刻より前に予約拒否通知が受信される度に繰り返される。
【0080】
一方、上記ステップ46において予約拒否通知を受信していないと判断した場合(No)、CPU11は、上記予約要求元のユーザ端末200から、上記仮予約店の本予約要求を受信したか否かを判断する(ステップ48)。
【0081】
上記本予約要求を受信したと判断した場合(Yes)、及び、上記ステップ45において第2の時刻が到来したと判断した場合(Yes)、CPU11は、その時点において仮予約店として選定されている飲食店を第2の飲食店として決定する(ステップ49)。これにより、仮予約が可能な全ての飲食店から予約を拒否されるリスクを回避することができる。
【0082】
続いてCPU11は、ユーザ端末200から第2の飲食店の予約人数情報を受信済みか否かを判断する(ステップ50)。当該予約人数情報は、ユーザ端末200から上記第1の飲食店の予約時に受信されたものであってもよいし、上記本予約要求と共に受信されたものであってもよいし、第2の時刻以前のその他のタイミングで受信されたものであってもよい。
【0083】
予約人数情報を受信済みであると判断した場合(Yes)、CPU11は、当該予約人数情報に示される人数を予約人数として、第2の飲食店へ本予約情報を通知する(ステップ51)。
【0084】
一方、予約人数情報を受信していないと判断した場合(Yes)、上記仮予約人数を予約人数として、第2の飲食店へ本予約情報を通知する(ステップ52)。これにより、第1の飲食店の利用人数から第2の飲食店の利用人数が大幅に減少してしまうという第2の飲食店側のリスクを回避することができる。
【0085】
そしてCPU11は、上記第2の飲食店の飲食店情報を上記飲食店情報データベース31から抽出し、ユーザ端末200へ送信する(ステップ33)。
【0086】
なお、CPU11は、上記ユーザ端末200から送信された予約人数情報が示す人数が、上記仮予約人数とその所定割合以上異なる場合(仮予約人数の所定割合以上減った場合、または所定割合以上増えた場合)、または仮予約人数から所定人数以上増減した場合、当該人数で仮予約を受付可能な仮予約店を新たに選定しなおしてもよい。所定割合とは例えば10%、20%、30%、50%等であり、所定人数とは例えば2人、3人、5人等であるが、これらに限られない。
【0087】
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200からの第1の飲食店の利用予約要求時に、仮予約を受け付け可能ないずれかの飲食店を仮予約店(第2の飲食店の候補店)として選定し、第2の飲食店の利用時刻より所定時間前までに仮予約店から予約拒否通知があれば新たに仮予約店を選定し、上記所定時間前の時点で仮予約状態にある飲食店を第2の飲食店として本予約することで、ユーザに1つの店舗(第2の飲食店)を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗(第2の飲食店)の予約も確保することができる。
【0088】
また、ユーザに第2の飲食店を選定させる必要がないため、ユーザが自ら第2の飲食店を予約する場合に比べて、飲食店情報提供サーバ100とユーザ端末200間の通信トラフィックを削減することもできる。
【0089】
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
【0090】
上述の実施形態では、飲食店情報提供サーバ100は、第2の飲食店の利用開始時刻である第1の時刻の所定時間前の第2の時刻が到来した場合には、ユーザ端末200から本予約要求が受信されない場合でもその時点の仮予約店を第2の飲食店として決定し本予約していた。これは、ユーザ側のメリットを重視した処理と言える。しかし、飲食店側のリスク(例えば、仮予約店に実際にユーザが来店しないリスク)回避を重視した場合、飲食店情報提供サーバ100は、第2の時刻の到来前にユーザ端末200から本予約要求が受信されない限り、仮予約自体を取り消してもよい。
【0091】
図5は、この場合における飲食店情報提供サーバ100の動作の流れを示したフローチャートである。
【0092】
同図に示すように、ステップ61〜ステップ64までの処理は、上記実施形態における図4のステップ41〜ステップ44の処理と同様である。
【0093】
その後、飲食店情報提供サーバ100のCPU11は、仮予約店の利用開始時刻(第1の時刻)の所定時間前の第2の時刻までに、第1の飲食店の利用予約要求の送信元のユーザ端末200から本予約要求を受信したか否かを判断する(ステップ65)。
【0094】
第2の時刻までに本予約要求を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、上記仮予約店を第2の飲食店として決定する(ステップ66)。
【0095】
その後の処理は、上記実施形態の図4のステップ50〜ステップ53の処理と同様である(ステップ67〜ステップ70)。
【0096】
一方、上記ステップ65において、第2の時刻までに本予約要求を受信しなかったと判断した場合(No)、CPU11は、上記仮予約店の仮予約を取り消す(ステップ71)。この際、当該取消に関する情報が上記ユーザ端末へ送信されてもよい。
【0097】
またこの一連の処理においても、仮予約店からの予約拒否通知の送信が可能であってもよい。その場合CPU11は、上記図4のステップ46及びステップ47と同様の処理を、仮予約店から予約拒否通知を受信する度に実行する。
【0098】
このように、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200からの第1の飲食店の利用予約要求時に、仮予約を受け付け可能ないずれかの飲食店を仮予約店として選定し、第2の飲食店の利用時刻より所定時間前までにユーザから本予約要求があればその仮予約店を第2の飲食店として決定する一方、所定時間前までに本予約要求がなければ仮予約を取り消すことで、ユーザに1つの店舗(第2の飲食店)を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗(第2の飲食店)の予約も確保しながら、ユーザが仮予約状態のまま来店しない可能性があるという飲食店側のリスクも回避することができる。
【0099】
また、この場合とは逆に、飲食店情報提供サーバ100は、第2の時刻の到来前にユーザ端末200から第2の飲食店の予約拒否通知が受信されない限り、仮予約店を第2の飲食店として決定してもよい。図6は、この場合の飲食店情報提供サーバ100の動作の流れを示したフローチャートである。
【0100】
同図に示すように、ステップ71〜ステップ74までの処理は上記図5に示した処理と同様である。その後、CPU11は、第2の時刻までにユーザ端末200から第2の飲食店の予約拒否通知を受信したか否かを判断する(ステップ75)。
【0101】
第2の時刻までにユーザ端末200から予約拒否通知を受信したと判断した場合(Yes)には、CPU11は、仮予約を取り消す。一方、第2の時刻までにユーザ端末200から予約拒否通知を受信しなかったと判断した場合(No)、CPU11は、(その時点における)仮予約店を第2の飲食店として決定し(ステップ76)、その後は上記図5に示した処理と同様の処理を実行する(ステップ77〜ステップ80)。
【0102】
またこの一連の処理においても、仮予約店からの予約拒否通知の送信が可能であってもよい。その場合CPU11は、上記図4のステップ46及びステップ47と同様の処理を、仮予約店から予約拒否通知を受信する度に実行する。
【0103】
このように、飲食店情報提供サーバ100は、第1の飲食店の利用予約要求時に、仮予約を受け付け可能ないずれかの飲食店を仮予約店として選定し、第2の飲食店の利用時刻より所定時間前までにユーザから予約拒否通知があればその仮予約を取り消す一方、所定時間前までにユーザから予約拒否通知がなければ仮予約店を第2の飲食店として決定することで、ユーザに1つの店舗(第2の飲食店)を予約させるだけでその店舗の直後にユーザが利用する他の店舗(第2の飲食店)の予約も確保しながら、ユーザが第2の飲食店の予約を望まない場合にも対処することができる。
【0104】
上述の実施形態及び変形例では、ユーザ端末200から第1の飲食店の予約要求と共に第2の飲食店の予約要求が受信された場合について説明した。しかし、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200から第1の飲食店の予約要求を受信した際に、第2の飲食店の予約要求及びその選択条件情報をユーザ端末200から受信しない場合でも、第2の飲食店の仮予約処理を実行してもよい。この場合、飲食店情報提供サーバ100は、その事実をユーザ端末200のユーザに把握させるため、上記第1の飲食店の予約とともに上記第2の飲食店が仮予約された旨を通知するユーザ通知情報をユーザ端末200へ送信してもよい。
【0105】
上述の実施形態では、ユーザが第1の飲食店の利用終了直後に利用する第2の飲食店についての仮予約及び本予約処理について説明したが、ユーザが第2の飲食店の利用終了直後に利用する第3の飲食店及びその後に利用する飲食店についての仮予約及び本予約処理についても同様に本発明を適用可能である。この場合、上述の実施形態において第1の飲食店と第2の飲食店との関係が、第2の飲食店と第3の飲食店の関係に相当し、上記第1の時刻、第2の時刻、仮予約人数等の概念が同様に適用される。
【0106】
本願の特許請求の範囲に記載された発明のうち、「情報処理方法」と記載された発明は、その各ステップを、ソフトウェアによる情報処理によりコンピュータ等の少なくとも1つの装置が自動的に行うものであり、人間がコンピュータ等の装置を用いて行うものではない。すなわち、当該「情報処理方法」は、コンピュータ・ソフトウェアによる情報処理方法であって、コンピュータという計算道具を人間が操作する方法ではない。
【符号の説明】
【0107】
11…CPU
18…記憶部
19…通信部
31…飲食店情報データベース
32…ユーザ情報データベース
32…予約/仮予約情報データベース
100…飲食店情報提供サーバ
200…ユーザ端末
300…飲食店端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6