(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記離着席表示処理手段は、前記所在状況情報として、前記RFタグを保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムに前記ユーザ端末に提供することを特徴とする請求項2記載の会議室予約システム。
前記会議状況表示処理手段は、前記所在状況情報として、前記RFタグを保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムに前記ユーザ端末に提供することを特徴とする請求項4記載の会議室予約システム。
前記会議状況表示処理手段は、現在時刻が電子メールの発信時刻に到達した場合に、前記RFタグを保持するユーザ毎の所在状況情報として、ユーザが在席するときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザ端末に送信し、ユーザが移動中のときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザの携帯端末に送信することを特徴とする請求項4記載の会議室予約システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の会議室予約システムは、複数のユーザに係るスケジュール情報を管理するとともに、スケジュール情報をユーザ端末に提供するスケジュール管理サーバと、複数の会議室に係る会議室情報を管理するとともに、会議室情報をユーザ端末に提供する会議室予約サーバと、複数のユーザが所持するRFタグに係るチップ番号を管理するチップデータ管理サーバと、を備えた会議室予約システムであって、ユーザが所持するRFタグからチップ番号を取得するユーザ側リーダ装置と、ユーザ側リーダ装置と接続し、ユーザ側リーダ装置を介して取得したチップ番号にユーザ側リーダ装置の機器IDを付加してチップデータ管理サーバに送信するユーザ端末と、複数の会議室のゲートに配置され、ユーザが所持するRFタグからチップ番号を取得するとともに、取得したチップ番号に機器IDを付加してチップデータ管理サーバに送信するゲート側リーダ装置と、を備え、チップデータ管理サーバは、ユーザ端末、またはゲート側リーダ装置からチップ番号と機器IDを受信する受信手段と、複数のチップ番号、複数の機器ID、及び所在名称を関連付けして予め記憶するデータベースと、受信手段により受信したチップ番号と機器IDに基づいて、データベースを参照することによりRFタグに係る所在箇所についての利用状況情報を生成して、スケジュール管理サーバ、及び会議室予約サーバに提供する情報提供手段と、を備えることを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成図>
図1は、本発明の一実施形態に係る会議室予約システム1の基本的な構成を示すシステム構成図である。
会議室予約システム1は、RFタグ10がそれぞれ装着されている複数の携帯端末12、チップ番号リーダ装置14がそれぞれ接続されているユーザ端末16、会議室ゲート18に配置されているゲートチップ番号リーダ装置20、スケジュール管理サーバ22、会議室予約サーバ24、チップデータ管理サーバ26、メールサーバ28、無線LAN子機30を備えている。
携帯端末12は、固有のチップ番号を保持するRFタグ10が装着されており、ユーザによる持ち運びが可能であり、メールサーバ28から電子メールを受信することが可能である。
【0012】
ユーザ端末16は、RFタグ10からチップ番号を読み取ることが可能なチップ番号リーダ装置14が接続されており、チップ番号リーダ装置14が読み取ったチップ番号等の情報をチップデータ管理サーバ26に送信するものである。また、ユーザ端末16は、スケジュール管理サーバ22、会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、各サーバへの登録、各サーバから提供される画面表示データを表示するものである。
ゲートチップ番号リーダ装置20は、各会議室の会議室ゲート18に配置されており、RFタグ10からチップ番号を読み取り、ゲートチップ番号リーダ装置が読み取ったチップ番号等の情報をチップデータ管理サーバ26に送信するものである。
【0013】
スケジュール管理サーバ22は、複数のユーザに係るスケジュール情報を管理するとともに、スケジュール情報をユーザ端末に提供する。スケジュール管理サーバ22は、離着席表示処理部22bを有し、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供する。離着席表示処理部22bは、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供する。
【0014】
会議室予約サーバ24は、複数の会議室に係る会議室情報を管理するとともに、会議室情報をユーザ端末に提供する。会議室予約サーバ24は、会議状況表示処理部24bを有し、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供する。会議状況表示処理部24bは、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供する。会議室予約サーバ24は、現在時刻が電子メールの発信時刻に到達した場合に、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報として、ユーザが個人席に在席するときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザ端末16に送信し、ユーザが移動中のときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザの携帯端末12に送信する。
【0015】
チップデータ管理サーバ26は、複数のユーザが所持するRFタグ10に係るチップ番号を管理する。チップデータ管理サーバ26は、ユーザ端末16、またはゲート側リーダ装置からチップ番号と機器IDを受信する受信手段と、複数のチップ番号、複数の機器ID、及び所在名称を関連付けして予め記憶するデータベースと、受信手段により受信したチップ番号と機器IDに基づいて、データベースを参照することによりRFタグ10に係る所在箇所についての利用状況情報を生成して、スケジュール管理サーバ22、及び会議室予約サーバ24に提供する情報提供手段と、を有する。
メールサーバ28は、ローカルエリアネットワークLANを介してユーザが利用するユーザ端末16、或いは無線LAN子機30を介してユーザが所持する携帯端末12に電子メールを送信する。
【0016】
<スケジュール管理サーバ>
図2は、
図1に示すスケジュール管理サーバ22の構成を示すブロック図である。
スケジュール管理サーバ22は、制御部22s、通信部22t、データベースDB22db、を備えている。
制御部22sは、内部にROM、RAM、CPU、及びタイマを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラムを読み出して各種処理を実行する。
通信部22tは、ローカルエリアネットワークLANを介して他の装置との間でパケットデータを通信する。例えば、通信部22tは、会議室予約サーバ24、チップデータ管理サーバ26、ユーザ端末16との間でデータを通信する。
データベースDB22dbは、制御部22sにより実行された処理に応じて各種データテーブル、各種マスタテーブルを記憶するとともに、各種データテーブル、各種マスタテーブルから読み出したデータを通信部22tに出力する。
【0017】
<会議室予約サーバ>
図3は、
図1に示す会議室予約サーバ24の構成を示すブロック図である。
会議室予約サーバ24は、制御部24s、通信部24t、データベースDB24db、を備えている。
制御部24sは、内部にROM、RAM、CPU、及びタイマを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラムを読み出して各種処理を実行する。
通信部24tは、ローカルエリアネットワークを介して他の装置との間でパケットデータを通信する。例えば、通信部24tは、スケジュール管理サーバ22、チップデータ管理サーバ26、ユーザ端末16、メールサーバ28との間でデータを通信する。
データベースDB24dbは、制御部24sにより実行された処理に応じて各種データテーブル、各種マスタテーブルを記憶するとともに、各種データテーブル、各種マスタテーブルから読み出したデータを通信部に出力する。
【0018】
<チップデータ管理サーバ>
図4は、
図1に示すチップデータ管理サーバ26の構成を示すブロック図である。
チップデータ管理サーバ26は、制御部26s、通信部26t、データベースDB26db、を備えている。
制御部26sは、内部にROM、RAM、CPU、及びタイマを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラムを読み出して各種処理を実行する。
通信部26tは、ローカルエリアネットワークLANを介して他の装置との間でパケットデータを通信する。例えば、通信部26tは、ゲートチップ番号リーダ装置20、スケジュール管理サーバ22、会議室予約サーバ24、ユーザ端末16との間でデータを通信する。
データベースDB26dbは、制御部26sにより実行された処理に応じて各種データテーブル、各種マスタテーブルを記憶するとともに、各種データテーブル、各種マスタテーブルから読み出したデータを通信部26tに出力する。
【0019】
<データに流れと、表示メニュー>
図5は、
図1に示す会議室予約システム1におけるデータに流れと、表示メニューの構成を示す図である。
ユーザ端末16は、チップ番号リーダ装置14がRFタグ10から読み取ったチップ番号等の情報をチップデータ管理サーバ26に送信する。
ゲートチップ番号リーダ装置20は、RFタグ10から読み取ったチップ番号等の情報をチップデータ管理サーバ26に送信する。
チップデータ管理サーバ26は、複数のユーザが所持するRFタグ10に係るチップ番号を管理し、ユーザ端末16、またはゲートチップ番号リーダ装置20からチップ番号と機器IDを受信し、複数のチップ番号、複数の機器ID、及び所在名称を関連付けして予めデータベースDB26dbに記憶し、受信したチップ番号と機器IDに基づいて、データベースDB26dbを参照することによりRFタグ10に係る所在箇所についての利用状況情報を生成して、スケジュール管理サーバ22、及び会議室予約サーバ24に提供する。
【0020】
スケジュール管理サーバ22は、ユーザ端末16からの操作選択データに応じて、スケジュール入力表示モードに対応するスケジュール入力表示画面、離着席表示モードに対応する離着席表示画面、会議状況表示モードに対応する会議状況表示画面をユーザ端末16に提供する。
会議室予約サーバ24は、ユーザ端末16からの操作選択データに応じて、会議室予約モードに対応する会議室予約画面、TV会議予約モードに対応するTV会議予約画面、会議状況表示モードに対応する会議状況表示画面、メール発信予約モードに対応するメール発信予約画面をユーザ端末16に提供する。
スケジュール管理サーバ22と会議室予約サーバ24とは、互いに利用状況データを通信する。
【0021】
<登録処理と予約処理>
図6は、
図1に示す会議室予約システム1における登録処理と予約処理を示すシーケンス図である。
ステップS2では、RFタグ10は、チップ番号リーダ装置14から受信した高周波の電磁エネルギに応じて、RFタグ10に設けられたICチップのチップ番号をチップ番号リーダ装置14に返送する。
ステップS4では、チップ番号リーダ装置14は、RFタグ10から受信したチップ番号に、当該チップ番号リーダ装置14の機器IDを付加してユーザ端末16に送信する。
【0022】
ステップS6では、ユーザ端末16は、チップ番号リーダ装置14から受信したチップ番号、機器IDに読取月日、読取時刻を付加した一まとまりの登録情報をチップデータ管理サーバ26に送信する。チップデータ管理サーバ26は、チップデータマスタ登録処理部26aが管理者の所持するユーザ端末16から受信した登録情報に基づいて、機器IDに対応してチップ番号、所在名称、名前ID(FK)を機器マスタテーブルに登録する。
ステップS8では、ユーザ端末16は、会議室予約情報を会議室予約サーバ24に送信する。会議室予約サーバ24は、会議室予約処理部24aがユーザ端末16から受信した会議室予約情報を会議室テーブルに記憶する。
ステップS10では、ユーザ端末16は、スケジュール登録情報をスケジュール管理サーバ22に送信する。スケジュール管理サーバ22は、スケジュール入力表示処理部22aがユーザ端末16から受信したスケジュール登録情報をスケジュールテーブルに登録する。
【0023】
<利用状況情報の共有化>
図7は、
図1に示す会議室予約システム1における利用状況情報の共有化を示すシーケンス図である。
ステップS22では、RFタグ10は、チップ番号リーダ装置14から受信した高周波の電磁エネルギに応じて、RFタグ10に設けられたICチップのチップ番号をチップ番号リーダ装置14に返送する。
ステップS24では、チップ番号リーダ装置14は、RFタグ10から受信したチップ番号に、当該チップ番号リーダ装置14の機器IDを付加してユーザ端末16に送信する。
ステップS26では、ユーザ端末16は、チップ番号リーダ装置14から受信したチップ番号、機器IDに読取月日、読取時刻を付加した一まとまりの読取情報をチップデータ管理サーバ26に送信する。チップデータ管理サーバ26は、チップ番号データ管理処理部26bが管理の所持するユーザ端末16から受信した読取情報に基づいて、機器IDに対応して月日、時刻(自)、時刻(至)、リーダ装置、所在状況を利用テーブル(
図9(b))に記憶する。
ステップS27では、RFタグ10は、会議室ゲート18に配置されているゲートチップ番号リーダ装置20から受信した高周波の電磁エネルギに応じて、RFタグ10に設けられたICチップのチップ番号をゲートチップ番号リーダ装置20に返送する。
【0024】
ステップS28では、ゲートチップ番号リーダ装置20は、RFタグ10から受信したチップ番号に、当該ゲートチップ番号リーダ装置20の機器IDを付加した一まとまりの読取テーブル(
図9(b))をチップデータ管理サーバ26に送信する。チップデータ管理サーバ26は、チップ番号データ管理処理部26bがゲートチップ番号リーダ装置20から受信した読取テーブル(
図9(b))のチップ番号をキーとして機器マスタテーブル(
図9(b))を参照して、利用テーブル(
図9(b))を更新して記憶する。
ステップS30では、ゲートチップ番号リーダ装置20は、チップ利用状況更新処理部26cが利用状況を会議室予約サーバ24に送信する。会議室予約サーバ24は、会議状況表示処理部24bがゲートチップ番号リーダ装置20から受信した利用状況を会議室状況テーブルに記憶し、会議参加者テーブルを更新する。
ステップS32では、ゲートチップ番号リーダ装置20は、チップ利用状況更新処理部26cが利用状況をスケジュール管理サーバ22に送信する。スケジュール管理サーバ22は、離着席表示処理部22bがゲートチップ番号リーダ装置20から受信した利用状況を状況テーブルに記憶する。
【0025】
ステップS34では、スケジュール管理サーバ22と会議室予約サーバ24との間で利用状況のやりとりを行う。
ステップS36では、スケジュール管理サーバ22は、ユーザ端末16からホームページ要求を受け付けた場合に、会議状況表示処理部22cが画面表示データを生成してユーザ端末16に送信する。
ステップS37では、会議室予約サーバ24は、会議状況表示処理部24bがチップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供する。また、会議状況表示処理部24bが所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供する。
ステップS38では、会議室予約サーバ24は、会議状況表示処理部24bが電子メールを生成して、ユーザのメールアドレス宛てに電子メールをメールサーバ28に送信する。
ステップS40では、メールサーバ28は、会議室予約サーバ24から受信した電子メールをユーザのメールアドレスに対応したユーザ端末16に送信する。
【0026】
<画面表示データ>
図8(a)〜(d)は、
図1に示すユーザ端末16に表示される画面表示データを示す図である。
図8(a)は、スケジュール管理サーバ22により生成されるスケジュール入力表示モード時の画面表示データであり、ユーザ端末16からのアクセスに応じてスケジュール管理サーバ22からユーザ端末16に送信され、当該ユーザ端末16の名前IDに対応した会議に関するスケジュールがユーザ端末16に表示される。この画面表示データは、縦方向に日付、横方向に時刻がマトリクス状に構成され、会議の開催日時に対応したマトリクス状の箇所に会議開催を表すマークが表示されている。
【0027】
図8(b)は、スケジュール管理サーバ22により生成される離着席表示モード時の画面表示データである。この画面表示データには、当該ユーザ端末16の名前IDに対応した会議に参加する参加者の状況が表示される。詳しくは、この画面表示データは、縦方向に会議の参加者の名前毎のレコード、横方向に名前、日時、内容、RFタグ10に係るチップ番号、状況等の表示欄が構成されている。
【0028】
図8(c)は、会議室予約サーバ24により生成される会議状況表示モード時の画面表示データである。この画面表示データには、当該ユーザ端末16の名前IDに対応した参加予定の会議室の状況が表示される。詳しくは、この画面表示データは、縦方向に会議室毎のレコード、横方向に会議室No(会議室番号)、日時、予約者、参加者、電子メールの発信時間(会議前の)、RFタグ10に係るチップ番号、状況等の表示欄が構成されている。
【0029】
図8(d)は、チップデータ管理サーバ26により生成される画面表示データである。この画面表示データには、当該ユーザ端末16に接続されているRFタグ10に係る所在箇所が表示される。詳しくは、この画面表示データは、縦方向にRFタグ10のチップ番号毎のレコード、横方向にチップ番号、RFタグ10を保持している携帯電話の機器番号、利用者、日時、リーダ装置(配置箇所)等の表示欄が構成されている。
【0030】
<データテーブル>
図9(a)(b)は、
図1に示す各サーバに用いるデータテーブルを示すER図である。
図9(a)において、ユーザ端末16は、ユーザテーブルを記憶している。このユーザテーブルには、名前IDに対応して、名前、所属、社内電話番号、メールアドレスが記憶されている。
図9(a)において、スケジュール管理サーバ22は、ユーザテーブルに関連付けられたスケジュールテーブル、状況テーブルをデータベースDBに記憶している。
スケジュールテーブルには、名前IDに対応して、予定No(FK)、月日、時刻(自)、時刻(至)、内容が記憶されている。
状況テーブルには、予定Noに対応して、機器ID(FK)、チップ番号、所在状況が記憶されている。
ここで、スケジュール管理サーバ22に備えられた離着席表示処理部22bは、チップデータ管理サーバ26から取得したチップ利用状況(機器ID、月日、時刻(自)、時刻(至)、リーダ装置、所在状況、チップ番号)のうち機器IDをキーとして、複数の状況テーブルから当該機器IDを含む状況テーブルを抽出して、状況テーブルに所在状況、チップ番号を追加する。
【0031】
また、
図9(a)において、会議室予約サーバ24は、ユーザテーブルに関連付けられた会議室テーブル、会議状況テーブル、会議参加者テーブルをデータベースDBに記憶している。
会議室テーブルには、会議室IDに対応して、名前ID(FK)、予定No(FK)、月日、時刻(自)、時刻(至)、内容が記憶されている。
会議状況テーブルには、予定Noに対応して、機器ID(FK)、メール発信時間(x分前)、チップ番号、所在状況が記憶されている。
会議参加者テーブルには、予定Noに対応して、名前IDが記憶されている。
ここで、会議室予約サーバ24に備えられた会議状況表示処理部24bは、チップデータ管理サーバ26から取得したチップ利用状況(機器ID、月日、時刻(自)、時刻(至)、リーダ装置、所在状況、チップ番号)のうち機器IDをキーとして、複数の会議状況テーブルから当該機器IDを含む会議状況テーブルを抽出して、会議状況テーブルに所在状況、チップ番号を追加する。
【0032】
図9(b)において、チップ番号リーダ装置14は、読取テーブルを記憶している。また、ゲートチップ番号リーダ装置20は、読取テーブルを記憶している。
読取テーブルには、機器IDに対応して、チップ番号、読取月日、読取時刻が記憶されている。
また、
図9(b)において、チップデータ管理サーバ26は、機器マスタテーブル、利用テーブルをデータベースDBに記憶している。
機器マスタテーブルには、機器IDに対応して、チップ番号、所在名称、名前ID(FK)が記憶されている。
利用テーブルには、機器IDに対応して、月日、時刻(自)、時刻(至)、リーダ装置、所在状況が記憶されている。
【0033】
ここで、チップデータ管理サーバ26に備えられたチップ利用状況更新処理部26cは、チップ番号リーダ装置14又はゲートチップ番号リーダ装置20から取得した読取テーブルに含まれる機器IDをキーとして、機器マスタテーブルから機器IDに対応した所在名称を取得して、機器IDに対応した月日、時刻(自)、時刻(至)、リーダ装置、所在状況等を利用テーブルに記憶する。チップ利用状況更新処理部26cは、利用テーブルの記憶内容にチップ番号を付加してチップ利用状況として、スケジュール管理サーバ22、会議室予約サーバ24に送信する。
【0034】
<スケジュール管理サーバ>
図10(a)(b)は、
図1に示すスケジュール管理サーバ22の動作を示すフローチャートである。
以下、
図10(a)を参照して、スケジュール管理サーバ22のスケジュール入力表示処理部22aによるスケジュール入力表示処理S100について説明する。
まず、ステップS105では、制御部22sは、ユーザ端末16からユーザ選択を受信する。
ステップS110では、制御部22sは、ユーザ端末16を介してユーザから予定入力を受信する。
ステップS115では、制御部22sは、画面表示データを生成する。
この結果、スケジュール管理サーバ22にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(a)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。
また、スケジュール管理サーバ22にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(b)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(b)に示すように、名前欄に「A」「B」、日時欄に「12/1 10:00〜11:00」「12/1 13:00〜15:00」、内容欄に「○○会議」「△△会議」を表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0035】
以下、
図10(b)を参照して、スケジュール管理サーバ22の離着席表示処理部22bによる離着席表示処理S150について説明する。
まず、ステップS155では、制御部22sは、タイマから現在時刻を取得する。
ステップS160では、制御部22sは、チップデータ管理サーバ26からチップ利用状況を受信する。
ステップS165では、制御部22sは、利用テーブルの所在状況が在席を表しているか否かを判定する。
利用テーブルの所在状況が在席を表している場合に、ステップS170では、制御部22sは、当該機器IDに対応した会議状況テーブル(
図9(a))に所在状況を更新し、他のサーバである会議室予約サーバ24へこの所在状況(会議状況テーブル)を送信する。
ステップS175では、制御部22sは、画面表示データ(
図8(b))を生成する。
この結果、スケジュール管理サーバ22にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(b)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、状況欄に「在席」であることを表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0036】
一方、利用テーブルの所在状況が在席を表していない場合に、ステップS180では、制御部22sは、利用テーブルの所在状況が会議中を表しているか否かを判定する。
利用テーブルの所在状況が会議中を表している場合に、ステップS185では、制御部22sは、当該機器IDに対応した会議状況テーブル(
図9(a))に所在状況を更新し、他のサーバである会議室予約サーバ24へこの所在状況(会議状況テーブル)を送信する。
ステップS190では、制御部22sは、画面表示データ(
図8(b))を生成する。
一方、利用テーブルの所在状況が会議中を表していない場合(移動中)に、処理を終了する。
この結果、スケジュール管理サーバ22にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(b)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(b)に示すように、状況欄に「会議中」であることを表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0037】
このように、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供するので、ユーザ端末16からスケジュール管理サーバ22にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
このように、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供することで、ユーザ端末16からスケジュール管理サーバ22にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0038】
<会議室予約サーバ>
図11(a)(b)は、
図1に示す会議室予約サーバ24の動作を示すフローチャートである。
以下、
図11(a)を参照して、会議室予約サーバ24の会議室予約処理部24aによる会議室予約処理S200について説明する。
まず、ステップS205では、制御部24sは、ユーザ端末16からユーザ選択を受信する。
ステップS210では、制御部24sは、ユーザ端末16を介してユーザから予定入力を受信する。
ステップS215では、制御部24sは、画面表示データ(
図8(c))を生成する。
また、会議室予約サーバ24にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(c)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(c)に示すように、会議室No欄に「会議室1−1」「会議室1−2」、日時欄に「12/1 10:00〜11:00」「12/1 13:00〜15:00」、予約者欄に「A」「B」、発信時間欄に「5」「10」(分)を表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0039】
以下、
図11(b)を参照して、会議室予約サーバ24の会議状況表示処理部24bによる会議状況表示処理S230について説明する。
まず、ステップS235では、制御部24sは、タイマから現在時刻を取得する。
ステップS240では、制御部24sは、会議状況テーブル(
図9(a))からメール発信時間(x分前)を取得する。
ステップS245では、制御部24sは、チップデータ管理サーバ26からチップ利用状況を受信する。
ステップS250では、制御部24sは、利用テーブルの所在状況が在席を表しているか否かを判定する。
利用テーブルの所在状況が在席を表している場合に、ステップS255では、制御部24sは、会議参加者を取得する。
ステップS260では、制御部24sは、状況テーブルの所在状況が在席を表しているか否かを判定する。
【0040】
状況テーブルの所在状況が在席を表している場合に、タイマから取得した現在時刻が会議開始時刻のx分前(メール発信時間)に到達したときに、ステップS265では、制御部24sは、ユーザ端末16へ電子メールを発信する。
一方、状況テーブルの所在状況が在席を表していない場合(移動中)に、タイマから取得した現在時刻が会議開始時刻のx分前(メール発信時間)に到達したときに、ステップS270では、制御部24sは、携帯端末12へ電子メールを発信する。
ステップS275では、制御部24sは、画面表示データ(
図8(c))を生成する。
この結果、会議室予約サーバ24にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(c)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(c)に示すように、会議室No欄に「会議室1−1」「会議室1−2」、日時欄に「12/1 10:00〜11:00」「12/1 13:00〜15:00」、予約者欄に「A」「B」、発信時間欄に「5」「10」(分)を表す情報をリアルタイムに表示することができ、これに加えて、参加者欄「A、F、J、K」「B、C、D、E」、を表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0041】
また、会議室予約サーバ24にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(c)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、状況欄に「会議中」であることを表す情報をリアルタイムに表示することができる。
このように、現在時刻が電子メールの発信時刻に到達した場合に、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報として、ユーザが個人席に在席するときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザ端末16に送信(S265)し、ユーザが移動中のときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザの携帯端末12に送信(S270)することで、会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認した結果、会議の予定時刻が迫っているにも係わらず、会議参加者が個人席に在席するとき、又は移動中のときには電子メールを送信するので、電子メールを受け取った会議参加者は確実に会議に参加することができるので、業務効率を向上することができる。
【0042】
利用テーブルの所在状況が在席を表していない場合(移動中)に、ステップS280では、制御部24sは、利用テーブルの所在状況が会議中を表しているか否かを判定する。
利用テーブルの所在状況が会議中を表している場合に、ステップS285では、制御部24sは、所在状況を更新し、他のサーバであるスケジュール管理サーバ22へこの所在状況を含むチップ利用状況(会議状況テーブル)を送信する。
ステップS290では、制御部24sは、画面表示データ(
図8(c))を生成する。
一方、利用テーブルの所在状況が会議中を表していない場合(移動中)に、処理を終了する。
この結果、会議室予約サーバ24にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(c)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(c)に示すように、状況欄に「会議中」であることを表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0043】
このように、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供することで、ユーザ端末16から会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
このように、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供することで、ユーザ端末16から会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0044】
<チップデータ管理サーバ>
図12(a)(b)は、
図1に示すチップデータ管理サーバ26の動作を示すフローチャートである。
以下、
図12(a)を参照して、チップデータ管理サーバ26のチップデータマスタ登録処理部26aによるチップ等機器管理処理S300について説明する。
まず、ステップS305では、制御部26sは、ユーザ端末16から区分選択を受け付ける。
ステップS310では、制御部26sは、受け付けた区分として、新規処理であるのか、変更処理であるのか、削除処理であるのかを判定する。
区分として新規処理である場合に、ステップS315では、制御部26sは、
図9(b)に示す機器マスタテーブルに対して、新規に登録処理を行う。
区分として変更処理である場合に、ステップS320では、制御部26sは、
図9(b)に示す機器マスタテーブルに対して、修正処理を行う。
【0045】
区分として削除処理である場合に、ステップS325では、制御部26sは、
図9(b)に示す機器マスタテーブルに対して、削除処理を行う。
ステップS330では、制御部26sは、画面表示データを生成する。
この結果、チップデータ管理サーバ26にアクセス中のユーザ端末16に、
図9(b)に示すような機器マスタテーブルを含む画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図9(b)に示すように、機器マスタテーブルとして、機器IDに対応してチップ番号、所在名称、名前ID(FK)を表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0046】
以下、
図12(b)を参照して、チップデータ管理サーバ26のチップ利用状況更新処理部26cによるチップ利用状況更新処理S340について説明する。
まず、ステップS345では、制御部26sは、リーダ装置からチップ番号と機器IDを受信する。
例えば、制御部26sは、日時「12/1 9:00」に、チップ番号リーダ装置14からユーザ端末16を介してチップ番号「100−01」と機器ID「iPhon1」を受信する。
また、例えば、制御部26sは、日時「12/1 9:55」に、ゲートチップ番号リーダ装置20からチップ番号「100−01」と機器ID「iPhon1」を受信する。
ステップS350では、制御部26sは、タイマから現在時刻を取得する。
例えば、制御部26sは、現在時刻としてタイマから、日時「12/1 9:00」、或いは日時「12/1 9:55」を取得する。
【0047】
ステップS355では、制御部26sは、機器ID毎に利用テーブル(
図9(b))を更新し、他のサーバへこの所在状況を送信する。すなわち、チップデータ管理サーバ26は、チップ利用状況更新処理部26cがユーザ端末16またはゲートチップ番号リーダ装置20から受信した読取テーブル(
図9(b))の機器IDをキーとして機器マスタテーブル(
図9(b))を参照して、機器マスタテーブルから機器IDに対応した所在名称を取得して、機器IDに対応した月日、時刻(自)、時刻(至)、リーダ装置、所在状況等を利用テーブル(
図9(b))に更新して記憶する。チップ利用状況更新処理部26cは、利用テーブルの記憶内容にチップ番号を付加してチップ利用状況とし、他のサーバであるスケジュール管理サーバ22と会議室予約サーバ24に送信する。
ステップS360では、制御部26sは、リーダ装置が本人のユーザ端末16に取り付けられたものか否かを判定する。
【0048】
リーダ装置が本人のユーザ端末16に取り付けられたものである場合には、当該ユーザが「在席」することとし、ステップS365では、制御部26sは、当該機器IDに対応した利用テーブル(
図9(b))に所在状況を更新し、他のサーバであるスケジュール管理サーバ22と会議室予約サーバ24へこの所在状況「在席」を含むチップ利用状況(利用テーブル)を送信する。
ステップS370では、制御部26sは、画面表示データ(
図8(d))を生成する。
この結果、チップデータ管理サーバ26にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(d)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(d)に示すように、チップ番号欄に「100−01」、機器番号欄に「iPhon1」、利用者欄に「A」、日時欄に「12/1 9:00」、リーダ装置欄に「端末A」を表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0049】
一方、リーダ装置が本人のユーザ端末16に取り付けられたものではない場合には、ステップS375では、制御部26sは、リーダ装置が会議室ゲート18に取り付けられたものか否かを判定する。
リーダ装置が会議室ゲート18に取り付けられたものである場合には、当該ユーザが「会議中」であることとし、ステップS380では、制御部26sは、当該機器IDに対応した利用テーブル(
図9(b))に所在状況を更新し、他のサーバであるスケジュール管理サーバ22と会議室予約サーバ24へこの所在状況を含むチップ利用状況(利用テーブル)を送信する。
ステップS385では、制御部26sは、画面表示データ(
図8(d))を生成する。
この結果、チップデータ管理サーバ26にアクセス中のユーザ端末16に、
図8(d)に示すような画面表示データを提供して表示させることができる。例えば、
図8(d)に示すように、チップ番号欄に「100−01」、機器番号欄に「iPhon1」、利用者欄に「A」、日時欄に「12/1 9:55」、リーダ装置欄に「会議室1−1」を表す情報をリアルタイムに表示することができる。
【0050】
このように、ユーザが所持するRFタグ10に係るチップ番号とこの情報を読み取ったリーダ装置に係る機器IDに基づいて、複数のチップ番号、複数の機器ID、及び所在名称を関連付けして予め記憶するデータベースを参照することにより当該RFタグ10に係る所在箇所についての利用状況情報を生成して、スケジュール管理サーバ22、及び会議室予約サーバ24に提供するので、ユーザ端末16からスケジュール管理サーバ22、又は会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0051】
<本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様の会議室予約システム1は、複数のユーザに係るスケジュール情報を管理するとともに、スケジュール情報をユーザ端末に提供するスケジュール管理サーバ22と、複数の会議室に係る会議室情報を管理するとともに、会議室情報をユーザ端末に提供する会議室予約サーバ24と、複数のユーザが所持するRFタグ10に係るチップ番号を管理するチップデータ管理サーバ26と、を備えた会議室予約システム1であって、ユーザが所持するRFタグ10からチップ番号を取得するチップ番号リーダ装置14(ユーザ側リーダ装置)と、チップ番号リーダ装置14と接続し、チップ番号リーダ装置14を介して取得したチップ番号にチップ番号リーダ装置14の機器IDを付加してチップデータ管理サーバ26に送信するユーザ端末16と、複数の会議室のゲートに配置され、ユーザが所持するRFタグ10からチップ番号を取得するとともに、取得したチップ番号に機器IDを付加してチップデータ管理サーバ26に送信するゲートチップ番号リーダ装置20(ゲート側リーダ装置)と、を備え、チップデータ管理サーバ26は、ユーザ端末16、またはゲートチップ番号リーダ装置20からチップ番号と機器IDを受信する受信手段(S345)と、複数のチップ番号、複数の機器ID、及び所在名称を関連付けして予め記憶するデータベースDB26dbと、受信手段(S345)により受信したチップ番号と機器IDに基づいて、データベースを参照することによりRFタグ10に係る所在箇所についての利用状況情報を生成(S355)して、スケジュール管理サーバ22、及び会議室予約サーバ24に提供する情報提供手段(S355)と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、ユーザが所持するRFタグ10に係るチップ番号とこの情報を読み取ったリーダ装置に係る機器IDに基づいて、複数のチップ番号、複数の機器ID、及び所在名称を関連付けして予め記憶するデータベースを参照することにより当該RFタグ10に係る所在箇所についての利用状況情報を生成して、スケジュール管理サーバ22、及び会議室予約サーバ24に提供するので、ユーザ端末16からスケジュール管理サーバ22、又は会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0052】
<第2態様>
本態様のスケジュール管理サーバ22は、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供する離着席表示処理部22b(S175、S190)を備えることを特徴とする。
本態様によれば、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供するので、ユーザ端末16からスケジュール管理サーバ22にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0053】
<第3態様>
本態様の離着席表示処理部22b(S175、S190)は、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供することを特徴とする。
本態様によれば、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供することで、ユーザ端末16からスケジュール管理サーバ22にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0054】
<第4態様>
本態様の会議室予約サーバ24は、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供する会議状況表示処理部24b(S275、S290)を備えることを特徴とする。
本態様によれば、チップデータ管理サーバ26から受信したRFタグ10に係る利用状況情報に基づいて、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報を生成して、ユーザ端末16に提供することで、ユーザ端末16から会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0055】
<第5態様>
本態様の会議状況表示処理部24b(S275、S290)は、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供することを特徴とする。
本態様によれば、所在状況情報として、RFタグ10を保持するユーザが在席、離席、或いは会議中であること表す画面表示データを生成して、リアルタイムにユーザ端末16に提供することで、ユーザ端末16から会議室予約サーバ24にアクセスすることにより、ある会議参加者が他の会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認することができることで、業務効率を向上することができる。
【0056】
<第6態様>
本態様の会議状況表示処理部24bは、現在時刻が電子メールの発信時刻に到達した場合に、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報として、ユーザが在席するときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザ端末16に送信(S265)し、ユーザが移動中のときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザの携帯端末12に送信(S270)することを特徴とする。
本態様によれば、現在時刻が電子メールの発信時刻に到達した場合に、RFタグ10を保持するユーザ毎の所在状況情報として、ユーザが個人席に在席するときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザ端末16に送信(S265)し、ユーザが移動中のときには、会議への参加を促す旨のメッセージを含む電子メールをユーザの携帯端末12に送信(S270)することで、会議参加者の実際の存在場所を表す所在状況をリアルタイムで確認した結果、会議の予定時刻が迫っているにも係わらず、会議参加者が個人席に在席するとき、又は移動中のときには電子メールを送信するので、電子メールを受け取った会議参加者は確実に会議に参加することができるので、業務効率を向上することができる。