(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記上部把持体は、前記支持体の上部の表面側から前記戸当たりの裏面側にわたって配置され、前記支持体の上部に鉛直方向に移動自在に支持され、上方に移動された際は前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを挟み込む位置よりも上方に配置され、下方に移動された際は前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを挟み込む位置に配置される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベーターの安全装置の支持装置。
エレベーターの安全装置の投光体または受光体を支持する支持体の上部と前記エレベーターのかごの出入口の戸当たり面の上部とを上部把持体でまとめて把持する上部把持工程と、
前記支持体の下部と前記戸当たり面の下部とを下部把持体でまとめて把持する際に、前記支持体に鉛直方向に移動自在に支持された前記下部把持体が前記かごの出入口の下縁部に設けられた溝に収まった状態で前記支持体の下部の表面側から前記戸当たりの下部の裏面側にわたるように配置し、前記下部把持体を前記支持体の下部と前記戸当たり面の下部とを挟み込む位置よりも下方の位置から前記支持体の下部と前記戸当たり面の下部とを挟み込む位置まで上方に移動させる下部把持工程と、
を備えたエレベーターの安全装置の支持方法。
前記上部把持工程は、前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを前記上部把持体でまとめて把持する際に、前記支持体に鉛直方向に移動自在に支持された前記上部把持体が前記支持体の表面側から前記戸当たりの下部の裏面側までわたるように配置し、前記上部把持体を前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを挟み込む位置よりも上方の位置から前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを挟み込む位置まで下方に移動させる工程である請求項14または請求項15に記載のエレベーターの安全装置の支持方法。
エレベーターの安全装置の投光体または受光体を支持する支持体の下部と前記エレベーターのかごの出入口の戸当たり面の下部とを下部把持体でまとめて把持する下部把持工程と、
前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを上部把持体でまとめて把持する際に、前記支持体に鉛直方向に移動自在に支持された前記上部把持体が前記支持体の上部の表面側から前記戸当たりの上部の裏面側に渡るように配置し、前記上部把持体を前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを挟み込む位置よりも上方の位置から前記支持体の上部と前記戸当たり面の上部とを挟み込む位置まで下方に移動させる下部把持工程と、
を備えたエレベーターの安全装置の支持方法。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置が設けられるエレベーターのかごの横断面図である。
【
図2】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置が設けられるエレベーターのかごの要部の横断面図である。
【
図3】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の受光体の取付状態の概要を説明するための斜視図である。
【
図4】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の斜視図である。
【
図5】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の縦断面図である。
【
図6】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図7】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図8】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図9】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図10】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図11】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図12】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図13】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図14】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図15】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図16】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図17】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【
図18】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の正面図である。
【
図19】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体に取り付けられる第1カバーを裏面側から見た図である。
【
図20】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体に取り付けられる第2カバーを裏面側から見た図である。
【
図21】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体に取り付けられる第1カバーの第1ロック片の側面図である。
【
図22】実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持装置による受光体の保護を説明するための正面図である。
【
図23】実施の形態2におけるエレベーターの安全装置の支持装置による受光体の支持と受光体の保護とを説明するための横断面図である。
【
図24】実施の形態2におけるエレベーターの安全装置の支持装置による受光体の支持と受光体の保護とを説明するための横断面図である。
【
図25】実施の形態2におけるエレベーターの安全装置の支持装置による受光体の支持と受光体の保護とを説明するための横断面図である。
【
図26】実施の形態3におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の横断面図である。
【
図27】実施の形態3におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0011】
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置が設けられるエレベーターのかごの横断面図である。
図2は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置が設けられるエレベーターのかごの要部の横断面図である。
【0012】
図1および
図2において、かご1は、図示されない昇降路の内部を昇降し得るように設けられる。
【0013】
かごドア2は、片開き式のドアである。かごドア2は、少なくとも1枚のドアパネルを備える。かごドア2は、かご1の出入口の一側から他側に向かって閉まるように設けられる。
【0014】
戸当たり柱3は、かご1の出入口の他側の縁部に設けられる。戸当たり柱3は、戸当たり面4を備える。戸当たり面4は、かごドア2が閉じた際にかごドア2の先端部と対向するように配置される。
【0015】
安全装置5は、投光体6と受光体7とを備える。
【0016】
例えば、投光体6は、かごドア2の先端部に沿って設けられる。投光体6は、図示されない複数の投光素子を備える。複数の投光素子は、かご1の出入口の他側に向かって水平方向に光を投じるように配置される。
【0017】
例えば、受光体7は、戸当たり面4に沿って設けられる。受光体7は、図示されない複数の受光素子を備える。複数の受光素子の各々は、複数の投光素子の各々からの光を受けるように配置される。
【0018】
物体がかご1の出入口に存在しない場合、複数の投光素子の各々からの光は、複数の受光素子の各々に到達する。複数の受光素子の各々は、複数の投光素子の各々からの光を正しく受ける。この場合、図示されない制御装置は、物体がかご1の出入口に存在しないと判定する。
【0019】
物体がかご1の出入口に存在する場合、複数の投光素子のいずれかからの光は、物体に遮られることにより対応した受光素子に到達しない。当該受光素子は、対応した投光素子からの光を正しく受けない。この場合、制御装置は、物体がかご1の出入口に存在すると判定する。
【0020】
次に、
図3を用いて、受光体7の取付状態の概要を説明する。
図3は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の受光体の取付状態の概要を説明するための斜視図である。
【0021】
図3の左側は、受光体7が取り付けられる前の戸当たり柱3である。
図3の右側は、受光体7が取り付けられた後の戸当たり柱3である。この際、戸当たり柱3に対しては、穴あけ等の加工はなされない。
【0022】
次に、
図4と
図5とを用いて、受光体7を取り付ける個所の詳細を説明する。
図4は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の斜視図である。
図5は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の縦断面図である。
【0023】
図4に示されるように、安全装置5は、支持体8と下部把持体9と上部把持体10とを備える。支持体8と下部把持体9と上部把持体10は、
図4においては図示されない受光体7の支持装置として機能する。
【0024】
例えば、支持体8は、ステンレスで形成される。支持体8は、戸当たり面4に沿って設けられる。支持体8は、受光体7を支持する。
【0025】
例えば、下部把持体9は、ステンレスで形成される。下部把持体9は、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とをまとめて把持する。
【0026】
例えば、上部把持体10は、ステンレスで形成される。上部把持体10は、支持体8の上部と戸当たり面4の上部とをまとめて把持する。
【0027】
図5に示されるように、下部把持体9は、第1表面側把持部9aと第1連結部9bと第1裏面側把持部9cとを備える。
【0028】
第1表面側把持部9aは、支持体8の下部の表面側に鉛直方向に移動自在に支持される。第1連結部9bは、第1表面側把持部9aの下端部から戸当たり面4の側に突き出す。第1裏面側把持部9cは、第1連結部9bの先端部から上方に突き出す。
【0029】
第1表面側把持部9aが下方に移動された場合、第1裏面側把持部9cの上端部は、戸当たり面4の下端部よりも低い位置に配置される。その結果、第1表面側把持部9aと第1裏面側把持部9cとは、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを挟み込む位置よりも下方に配置される。第1表面側把持部9aが上方に移動された場合、第1裏面側把持部9cの上端部は、戸当たり面4の下端部よりも高い位置に配置される。その結果、第1表面側把持部9aと第1裏面側把持部9cとは、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを挟み込む位置に配置される。
【0030】
下部スペーサ23は、支持体8の下部の表面側に設けられる。下部スペーサ23は、第1スタッドボルト8aに貫かれる。
【0031】
下部連結体24は、支持体8の下部と下部スペーサ23と下部把持体9の第1表面側把持部9aとよりもかご1の出入口の中央側に配置される。下部連結体24は、第1スタッドボルト8aに貫かれる。第1ワッシャー12は、第1スタッドボルト8aに貫かれる。第1ナット13は、第1ワッシャー12よりも第1スタッドボルト8aの先端部の側から第1スタッドボルト8aにねじ込まれる。
【0032】
下部ボルト9dは、下部連結体24の下部と下部把持体9の第1表面側把持部9aの上部とにかご1の出入口の中央側からねじ込まれる。下部ワッシャー25は、下部ボルト9dに貫かれる。下部調整用スペーサ27は、下部連結体24の下部と下部把持体9の第1表面側把持部9aの上部との間に着脱自在に設けられる。
【0033】
例えば、第1緩衝体11は、ゴムで形成される。第1緩衝体11は、戸当たり面4の下部と第1裏面側把持部9cとの間に配置される。例えば、第1緩衝体11は、第1裏面側把持部9cにビスで固定される。
【0034】
上部把持体10は、第2表面側把持部10aと第2連結部10bと第2裏面側把持部10cとを備える。
【0035】
第2表面側把持部10aは、支持体8の上部の表面側に鉛直方向に移動自在に支持される。第2連結部10bは、第2表面側把持部10aの上端部から戸当たり面4の側に突き出す。第2裏面側把持部10cは、第2連結部10bの先端部から下方に突き出す。
【0036】
第2表面側把持部10aが上方に移動された場合、第2裏面側把持部10cの下端部は、戸当たり面4の上端部よりも高い位置に配置される。その結果、第2表面側把持部10aと第2裏面側把持部10cとは、支持体8の上部と戸当たり面4の上部とを挟み込む位置よりも上方に配置される。第2表面側把持部10aが下方に移動された場合、第2裏面側把持部10cの下端部は、戸当たり面4の上端部よりも低い位置に配置される。その結果、第2表面側把持部10aと第2裏面側把持部10cとは、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを挟み込む位置に配置される。
【0037】
上部スペーサ28は、支持体8の上部の表面側に設けられる。上部スペーサ28は、第2スタッドボルト8bに貫かれる。
【0038】
上部連結体29は、支持体8の上部と上部スペーサ28と上部把持体10の第2表面側把持部10aとよりもかご1の出入口の中央側に配置される。上部連結体29は、第2スタッドボルト8bに貫かれる。第2ワッシャー15は、第2スタッドボルト8bに貫かれる。第2ナット16は、第2ワッシャー15よりも第2スタッドボルト8bの先端部の側から第2スタッドボルト8bにねじ込まれる。
【0039】
上部ボルト10dは、上部連結体29の上部と上部把持体10の第2表面側把持部10aの下部とにかご1の出入口の中央側からねじ込まれる。上部ワッシャー30は、上部ボルトに貫かれる。上部調整用スペーサ32は、上部連結体29の上部と上部把持体10の第2表面側把持部10aの下部との間に着脱自在に設けられる。
【0040】
例えば、第2緩衝体14は、ゴムで形成される。第2緩衝体14は、戸当たり面4の上部と第2裏面側把持部10cとの間に配置される。第2緩衝体14は、第2裏面側把持部10cにビスで固定される。
【0041】
次に、
図6から
図11を用いて、支持体8の下部を支持する際の手順を説明する。
図6から
図11は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の下部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【0042】
図6と
図7とに示されるように、下部把持体9は、戸当たり面4よりもかご1の出入口の中央側で敷居1aの溝に収められる。この際、下部把持体9は、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを挟み込む位置よりも下方の位置に対応した位置まで下方に移動される。支持体8は、下部把持体9が支持体8の下部の表面側から戸当たり面4の下部の裏面側にわたるまで戸当たり面4の側に移動される。
【0043】
その後、
図8と
図9とに示されるように、下部把持体9は、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを挟み込む位置まで上方に移動される。
【0044】
その後、
図10と
図11とに示されるように、下部調整用スペーサ27は、下部連結体24の下部と下部把持体9の第1表面側把持部9aの上部との間に挿入される。この際、下部調整用スペーサ27の枚数は、戸当たり面4の厚さに応じて決定される。この状態において、下部ボルト9dがねじ込まれる。その結果、第1緩衝体11の弾性力により、支持体8の下部が支持される。
【0045】
次に、
図12から
図17を用いて、支持体8の上部を支持する際の手順を説明する。
図12から
図17は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の上部を支持する際の手順を説明するための要部の拡大図である。
【0046】
図12と
図13とに示されるように、上部把持体10は、戸当たり面4よりもかご1の出入口の中央側で支持体8の上部と戸当たり面4の上部とを挟み込む位置よりも上方の位置に対応した位置まで上方に移動される。支持体8は、上部把持体10が支持体8の上部の表面側から戸当たり面4の上部の裏面側にわたるまで戸当たり面4の側に移動される。
【0047】
その後、
図14と
図15とに示されるように、上部把持体10は、支持体8の上部と戸当たり面4の上部とを挟み込む位置まで下方に移動される。
【0048】
その後、
図16と
図17とに示されるように、上部把持体10は、第2裏面側把持部10cが戸当たり面4の裏面側かつ手前側に形成された壁面に接触するまで水平方向に移動される。その後、上部調整用スペーサ32は、上部連結体29の上部と上部把持体10の第2表面側把持部10aとの間に挿入される。この際、上部調整用スペーサ32の枚数は、戸当たり面4の厚さに応じて決定される。この状態において、上部ボルト10dがねじ込まれる。その結果、第2緩衝体14の弾性力により、支持体8の上部が支持される。
【0049】
次に、
図18から
図22を用いて、受光体7の保護を説明する。
図18は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体の正面図である。
図19は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体に取り付けられる第1カバーを裏面側から見た図である。
図20は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体に取り付けられる第2カバーを裏面側から見た図である。
図21は、実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持体に取り付けられる第1カバーの第1ロック片の側面図である。
図22は実施の形態1におけるエレベーターの安全装置の支持装置による受光体の保護を説明するための正面図である。
【0050】
図18に示されるように、複数の第1切り欠きAは、支持体8において乗場の側に鉛直方向に並んで形成される。複数の第2切り欠きBは、支持体8においてかご1の側に鉛直方向に並んで形成される。
【0051】
図19に示されるように、第1カバー21は、複数の第1ロック片Cを備える。複数の第1ロック片Cは、鉛直方向に並んで設けられる。
【0052】
図20に示されるように、第2カバー22は、複数の第2ロック片Dを備える。複数の第2ロック片Dは、鉛直方向に並んで設けられる。
【0053】
図21に示されるように、第1ロック片Cは、下側に開口する。第1ロック片Cは、第1カバー21の裏面に設けられたスタッドボルトEに貫かれる。ナットFは、スタッドボルトEにねじ込まれる。その結果、第1ロック片Cは、第1カバー21の裏面に固定される。図示されないが、第2ロック片Dも、第1ロック片Cと同様の方法により第2カバー22の裏面に固定される。
【0054】
図22に示されるように、第1カバー21は、支持体8において乗場の側に取り付けられる。この際、
図22においては図示されない複数の第1ロック片Cの各々は、
図22においては図示されない複数の第1切り欠きAの各々に上方から引っ掛かる。
【0055】
第2カバー22は、支持体8においてかご1の側に取り付けられる。この際、
図22においては図示されない複数の第2ロック片Dの各々は、
図22においては図示されない複数の第2切り欠きBの各々に上方から引っ掛かる。
【0056】
以上で説明した実施の形態1によれば、下部把持体9は、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とをまとめて把持する。この際、下部把持体9は、敷居1aの溝に収まった状態で水平方向ではなく上方に移動されることで、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを挟み込む。上部把持体10は、支持体8の上部と戸当たり面4の上部とをまとめて把持する。このため、戸当たり柱3への加工を要することなく安全装置5を戸当たり柱3で確実に支持することができる。
【0057】
例えば、既設の戸当たり柱3に対しても、安全装置5を容易に設置することができる。このため、安全装置5のために、新設の戸当たり柱3を用意する必要がない。さらに、新設の戸当たり柱3との接触を避けるために、昇降路に設けられた機器を移動させる必要がない。その結果、安全装置5を設置する際の作業時間を短くすることができる。
【0058】
また、下部把持体9において、第1連結部9bは、支持体8と戸当たり面4との下方においてかご1の敷居1aの溝に収まる。このため、支持体8の下部が戸当たり面4に対してかご1の前後方向に移動することを抑制できる。
【0059】
また、上部把持体10において、第2裏面側把持部10cは、戸当たり面4の裏面側かつ手前側に形成された壁面に接触する。このため、支持体8の上部が戸当たり面4に対してかご1の前後方向に移動することを抑制できる。
【0060】
また、下部連結体24は、下部把持体9の第1表面側把持部9aを水平方向に移動自在に支持する。このため、下部把持体9を敷居1aの溝に容易に収めることができる。
【0061】
また、下部調整用スペーサ27は、下部把持体9の第1表面側把持部9aと下部連結体24との間の距離を調整する。その結果、下部把持体9の第1裏面側把持部9cと戸当たり面4との間の距離が調整される。このため、戸当たり面4の厚さによらず、支持体8の下部と戸当たり面4の下部とを一定の荷重で把持することができる。
【0062】
また、上部連結体29は、上部把持体10の第2表面側把持部10aを水平方向に移動自在に支持する。このため、第2裏面側把持部10cを戸当たり面4の裏面側かつ手前側に形成された壁面に容易に接触させることができる。
【0063】
また、上部調整用スペーサ32は、上部把持体10の第2表面側把持部10aと上部連結体29との間の距離を調整する。その結果、上部把持体10の第2裏面側把持部10cと戸当たり面4との間の距離が調整される。このため、戸当たり面4の厚さによらず、支持体8の上部と戸当たり面4の上部とを一定の荷重で把持することができる。
【0064】
また、複数の第1ロック片Cの各々は、複数の第1切り欠きAの各々に上方から引っ掛かる。複数の第2ロック片Dの各々は、複数の第2切り欠きBの各々に上方から引っ掛かる。このため、受光体7の一部を容易に保護することができる。
【0065】
なお、投光体6と受光体7との配置を入れ替えてもよい。この場合も、戸当たり柱3への加工を要することなく安全装置5を戸当たり柱3で確実に支持することができる。
【0066】
実施の形態2.
図23から
図25は実施の形態2におけるエレベーターの安全装置の支持装置による受光体の支持と受光体の保護とを説明するための横断面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0067】
図23に示されるように、支持体8は、手前側スタッドボルト8cと奥側スタッドボルト8dとを備える。
【0068】
手前側スタッドボルト8cは、受光体7においてかご1の手前側に形成された取付部を貫通する。手前側スタッドボルト8cには、手前側ナット17がねじ込まれる。その結果、受光体7の手前側の取付部が支持体8に支持される。
【0069】
奥側スタッドボルト8dは、受光体7においてかご1の奥側に形成された取付部を貫通する。奥側スタッドボルト8dには、奥側ナット18がねじ込まれる。その結果、受光体7の奥側の取付部が支持体8に支持される。
【0070】
支持体8は、第1保持片8eと第2保持片8fとを備える。
【0071】
例えば、第1保持片8eは、支持体8と一体で形成される。第1保持片8eは、支持体8においてかご1の手前側に設けられる。第1保持片8eは、第1突出片と第1屈曲片とを備える。第1突出片は、支持体8からかご1の出入口の中央の側に向けて突き出す。第1屈曲片は、第1突出片の先端部がかご1の奥側に向けて折り曲げられることにより形成される。
【0072】
例えば、第2保持片8fは、ステンレスで形成される。第2保持片8fは、支持体8においてかご1の奥側に設けられる。第2保持片8fは、第2突出片と第2屈曲片とを備える。第2突出片は、支持体8からかご1の出入口の中央の側に向けて突き出す。第2屈曲片は、第2突出片の先端部がかご1の手前側に向けて折り曲げられることにより形成される。
【0073】
例えば、第1クリップ19は、ステンレスで形成される。第1クリップ19は、第1保持片8eに保持される。具体的には、第1クリップ19は、第1保持部と第1挿入部とを備える。第1保持部は、第1保持片8eの第1屈曲部に形成された穴を貫通した状態で第1保持片8eに保持される。第1挿入部は、第1保持片8eの第1突出片に対してかご1の手前側から接するように配置される。第1挿入部は、かご1の出入口の中央の側に向けて開口する。
【0074】
例えば、第2クリップ20は、ステンレスで形成される。第2クリップ20は、第2保持片8fに保持される。具体的には、第2クリップ20は、第2保持部と第2挿入部とを備える。第2保持部は、第2保持片8fの第2屈曲部に形成された穴を貫通した状態で第2保持片8fに保持される。第2挿入部は、第2保持片8fの第2突出片に対してかご1の奥側から接するように配置される。第2挿入部は、かご1の出入口の中央の側に向けて開口する。
【0075】
図24と
図25とに示されるように、第1カバー21は、第1保持片8eに対応して設けられる。第1カバー21は、第1保持片8eと受光体7の手前側の取付部を覆うように設けられる。例えば、第1カバー21は、2枚のステンレスを接合することにより形成される。第1カバー21は、支持体8の表面側に対してかご1の出入口の中央側から着脱自在に第1クリップ19に保持される。具体的には、第1カバー21は、第1表面側遮蔽部と第1手前側遮蔽部と第1奥側遮蔽部とを備える。第1表面側遮蔽部は、かご1の出入口の中央側から第1保持片8eを覆う。第1手前側遮蔽部は、第1保持片8eの第1挿入部に挿入された状態でかご1の手前側から第1保持片8eを覆う。第1奥側遮蔽部は、かご1の奥側から第1保持片8eを覆う。
【0076】
第2カバー22は、第2保持片8fに対応して設けられる。第2カバー22は、第2保持片8fと受光体7の奥側の取付部を覆うように設けられる。例えば、第2カバー22は、2枚のステンレスを接合することにより形成される。第2カバー22は、支持体8の表面側に対してかご1の出入口の中央側から着脱自在に第2クリップ20に保持される。具体的には、第2カバー22は、第2表面側遮蔽部と第2手前側遮蔽部と第2奥側遮蔽部と隙間遮蔽部を備える。第2表面側遮蔽部は、かご1の出入口の中央の側から第2保持片8fを覆う。第2手前側遮蔽部は、第2保持片8fの第2挿入部に挿入された状態でかご1の手前側から第2保持片8fを覆う。第2奥側遮蔽部は、かご1の奥側から第2保持片8fを覆う。隙間遮蔽部は、かご1の出入口の中央の側から戸当たり面4の奥側に形成された壁面と第2保持片8fとの間の隙間を覆う。
【0077】
以上で説明した実施の形態2によれば、第1カバー21は、支持体8の表面側に対してかご1の出入口の中央側から着脱自在に第1クリップ19に保持される。第2カバー22は、支持体8の表面側に対してかご1の出入口の中央側から着脱自在に第2クリップ20に保持される。このため、受光体7の手前側および奥側の取付部を容易に保護することができる。
【0078】
なお、支持体8において、受光体7の手前側また奥側の取付部をクリップ等の弾性力で保持してもよい。この場合も、受光体7を支持体8で容易に支持することができる。
【0079】
実施の形態3.
図26は実施の形態3におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の横断面図である。
図27は実施の形態3におけるエレベーターの安全装置の受光体が取り付けられた戸当たり柱の縦断面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0080】
実施の形態3の安全装置5において、支持体8は、上端部と下端部にそれぞれ柱体8gを備える。
【0081】
柱体8gは、円筒状に形成される。柱体8gは、支持体8においてかご1の奥側に設けられる。柱体8gは、長手方向が鉛直方向になるように配置される。
【0082】
第2カバー22は、ロック片22aと係合片22bとを備える。例えば、ロック片22aと係合片22bとは、ステンレスで形成される。例えば、ロック片22aは、S字状に形成される。例えば、係合片22bは、柱体8gを受け入れて支持するための切り欠き部を備える。例えば、係合片22bは、柱体8gを受け入れて支持するための孔または長孔を備える。ロック片22aは、第2カバー22が支持体8の表面側に対してかご1の出入口の中央側から接近した際に柱体8gに乗り上げた後に引っ掛かるように設けられる。
【0083】
以上で説明した実施の形態3によれば、ロック片22aは、第2カバー22が支持体8の表面側に対してかご1の出入口の中央側から接近した際に柱体8gに引っ掛かるように設けられる。このため、受光体7の一部を容易に保護することができる。