(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記蓋を前記第1及び第2の向きのうちの選択された片方から前記第1及び第2の向きのうちの異なる片方へ移行させるために、前記蓋が前記容器から係合解除されて離間し、回動される、請求項10に記載の搾汁アセンブリ。
前記柑橘搾り器を前記格納及び使用向きのうちの選択された片方から前記格納及び使用向きのうちの異なる片方へ移行させるために、前記柑橘搾り器が前記蓋から連結解除されて離間し、回動される、請求項10に記載の搾汁アセンブリ。
前記柑橘果汁が生成された後に前記蓋が前記容器から係合解除されるように構成され、 前記柑橘果汁が生成された後に前記柑橘搾り器が前記蓋から連結解除されるように構成され、
前記容器が1つ以上の材料を前記容器の前記内部に受容するように構成される前記内部への開口部を有し、
前記蓋が前記第2の向きで前記容器と再係合されるように構成され、
前記搾汁アセンブリが、前記蓋が前記第2の向きで前記容器と係合されるとき前記貫通チャネルを閉じるために前記蓋に取り付けられように構成されるキャップを更に備え、前記柑橘果汁及び前記1つ以上の材料を共に混合するために前記柑橘果汁が前記容器の前記内部にあるとき、前記容器、前記蓋、及び前記キャップが単一体として共にシェイク可能である、請求項10に記載の搾汁アセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、カクテルシェーカー及びツールアセンブリ100の第1の実施形態の透視図であり、
図2Aは、アセンブリ100の断面図であり、
図2Bは
図2Aの断面の拡大図であり、
図3はアセンブリ100の部分的分解透視図である。
図1〜2Bにおいて、アセンブリ100の構成要素は、格納及び/もしくは持ち運びのために組み立てられた状態で図示されている。以下に説明されるように、アセンブリ100の構成要素は1つ以上の異なる混合飲料もしくはカクテルを調製するために使用されてもよい。
【0009】
図2Aを参照すると、アセンブリ100は液密コップ状の容器110と、取り外し可能な蓋112と、取り外し可能なキャップ114と、取り外し可能な柑橘搾り器116と、1つ以上の取り外し可能なコップ120とを含む。図解を容易にするために、容器110は縦軸130を有するとして記載される。
図2Aに図示されるように、アセンブリ100において、コップ(複数)120は容器110の内部に収容されていて、柑橘搾り器116とキャップ114の両方は蓋112に連結されていて、かつ蓋112が容器110に連結されている。蓋112はコップ(複数)120を容器110内部に捕捉する。
図2A及び
図3に図示され実施形態において、コップ(複数)120は共に入れ子状になっていてもよい4つの異なるコップ120A〜120Dを含む。しかしながら、これは要件ではない。コップ(複数)120はアセンブリ100から取り外されて別々に使用されてもよい。
【0010】
アセンブリ100において、柑橘搾り器116が蓋112に対して格納向き(
図2B、3、13、及び15にも示される)で蓋112に連結されている。柑橘搾り器116は蓋112に対して使用向き(
図14を参照)にアセンブリ100内部で蓋112に代替的に連結されてもよい。柑橘搾り器116は蓋112から柑橘搾り器116を連結解除し、蓋112から柑橘搾り器116の間隔を開け、かつ蓋112に対して柑橘搾り器116を回動する(例えば、180°)ことによって、格納向きと使用向きとの間で移行される。
【0011】
アセンブリ100において、蓋112は容器110に対して直立向き(
図1、2B、3、4、及び15にも示される)で容器110と係合される(例えば、連結される)。あるいは、蓋112は容器110に対して逆向き(
図5A及び5Bを参照)で容器110と係合されてもよい(例えば、載置する)。蓋112は蓋112を容器110から係合解除し、蓋112を容器110から間隔を開け、かつ蓋112を容器110に対して回動する(例えば、180°)ことによって格納向きと使用向きとの間で移行される。
【0012】
図15は、カクテルシェーカー及びツールアセンブリ100′の第2の実施形態の透視図である。アセンブリ100′及び100(
図1〜3を参照)の同様な構成要素を識別するために同様の参照符号が図の中で用いられている。アセンブリ100′は2つの点でアセンブリ100と異なる点以外はアセンブリ100と実質的に同一である。第1に、アセンブリ100′が容器110(
図1〜3を参照)の代わりに容器110′を含む。容器110′が縦軸130(
図2A、2B、及び4を参照)に沿って容器110より短いことを除いて、容器110′は容器100と実質的に同一である。第2に、容器110′がより短いために、容器110′は容器110よりも少ないコップしか収容できない。図示された実施形態において、アセンブリ100′はコップ120A及び120Bだけを含む。換言すれば、コップ120C及び120D(
図2A及び3を参照)はアセンブリ100′から省略される。コップ120A及び120Bはアセンブリ100′から取り外し可能でありかつ別々に使用可能である。
【0013】
アセンブリ100及び100′の構成要素は、複数の異なる有用なサブアセンブリを形成するために選択的に共に分解されかつ組み立てられるように構成される。換言すれば、アセンブリ100及び100′はこれらの異なるサブアセンブリの各々を構築するためのキットであるとしてそれぞれ記載されてもよい。サブアセンブリは少なくともカクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)、第1の搾汁サブアセンブリ150(
図5A及び5Bを参照)、及び第2の搾汁サブアセンブリ160(
図6A及び6Bを参照)を含む。アセンブリ100′がアセンブリ100と実質的に同一であるために、簡略化の目的として、サブアセンブリ140、150、及び160はアセンブリ100の構成要素によって構成されるものとして以下に記載される。しかしながら、サブアセンブリ140、150、及び160は、単純にアセンブリ100の容器110の代わりにアセンブリ100′の容器110′を使うことによってアセンブリ100′の構成要素によって代替的に構成されてもよい。
【0014】
カクテルシェーカーサブアセンブリ
図4、カクテルシェーカーサブアセンブリ140の断面図である。
図4を参照すると、容器110、蓋112(容器110に対して直立向き)、及び取り外し可能なキャップ114が、カクテルシェーカーサブアセンブリ140を形成するために組み立てられてもよい。カクテルシェーカーサブアセンブリ140は、従来のカクテルシェーカーと同じ機能性を発揮する。
【0015】
図4に図示される実施形態において、カクテルシェーカーサブアセンブリ140は柑橘搾り器116(
図2A〜3、5A〜6B、及び11〜15を参照)及びコップ(複数)120(
図2A〜3及び15を参照)を省略する。任意で、蓋112に対して格納向き(
図2A〜3、13、及び15を参照)もしくは使用向き(
図5A、5B、及び14を参照)のいずれかに向けられた柑橘搾り器116(
図2A〜3、5A〜6B、及び11〜15を参照)が、カクテルシェーカーサブアセンブリ140の内部の蓋112に連結されてもよい。
【0016】
蓋112及び容器110は互いに対して回動自在である。同様に、蓋112及び容器110′(
図15を参照)は互いに対して回動自在である。簡略化の目的として、アセンブリ(例えば、アセンブリ100(
図1〜3を参照)、アセンブリ100′(
図15を参照)、またはカクテルシェーカーサブアセンブリ140)を構築するためにもしくはかかるアセンブリを分解するために、構成要素の片方が他方に対して回動されてもよい時にはいつでも蓋112は容器110(または容器110′)に対して回動されるものとして記載される。しかしながら、代替において、容器110(もしくは容器110′)は蓋112に対して回動されてもよく、もしくは蓋112及び容器110(もしくは容器110′)が両方とも互いに対して同時に(反対方向に)回動されてもよい。
【0017】
上述したように、容器110′(
図15を参照)は、縦軸130(
図2A、2B、及び4を参照)に沿って容器110′が容器110より短いことを除いて、容器100と実質的に同一である。したがって、容器110だけについて詳細に記載される。それにもかかわらず、容器110′は以下に記載される容器110の特徴及び構成要素に対応する実質的に同一の特徴及び構成要素を含む。
【0018】
図4を参照すると、容器110は材料170(例えば、カクテルを作るために使用される材料)を収容するように構成された流体密中空内部168を画定する。非限定例として、材料170は次の:ジュース(例えば、
図5Bに示される柑橘果汁172)、アルコール飲料、シロップ、水、砂糖、ハーブ、スパイス、ソース、コーヒ、氷片、炭酸飲料、調味料、等の1種以上を含んでもよい。ユーザー174(
図5Bを参照)は、蓋112(容器110に対して直立向きで)が容器110に取り付けられ、かつキャップ114が蓋112に取り付けられた後にカクテルシェーカーサブアセンブリ140内部の材料170をシェイクしてもよい。材料170がカクテルシェーカーサブアセンブリ140内部でシェイクされた後に、ユーザー174(
図5Bを参照)はキャップ114を蓋112から取り外しかつ材料170を容器110から蓋112を通って(例えば、
図2A〜3及び15に示される1つ以上のコップ120の中へ)注いでもよい。
【0019】
図3を参照すると、容器110は閉めたベース部182の反対側に開放上部180を有する。開放上部180は上方縁部185によって取り囲まれた開口部184(内部168の中へ)を含む。材料170(
図4)の少なくとも幾つかが開口部184を通って容器110の内部168の中に置かれてもよい。開口部184近傍に、上部180が内向きに延在する突出部186A〜186Dを有する。図示された実施形態において、内向きに延在する突出部186A〜186Dは、容器110の外面188に形成された凹みである。容器110は外面188の反対側の内部168に面する内面189を有する。
【0020】
図7を参照すると、図示された実施形態において、蓋112はストレーナー190と、上方蓋部192と、下方蓋部194とを含む3分割構造を有する。ストレーナー190及び上方蓋部192は各々剛性もしくは耐久性材料によって構成されてもよい。
【0021】
ストレーナー190は実質的に円板状であってもよくかつ外径「D1」を有する実質的に円形外側形状を画定する周縁部195を有する。ストレーナー190は複数の貫通穴196を有する。図示された実施形態において、貫通穴196は周縁部195から離間されている。
図4を参照すると、カクテルシェーカーサブアセンブリ140が完全に組み立てられるとき、貫通穴196(
図7を参照)はストレーナー190を通る通路を提供する。
【0022】
図7を参照すると、上方蓋部192は実質的に中空でありかつ中間部203によって開放下部202に接続された上方ネジ山部200を有する。開放型内側チャネル204は上方蓋部192を介して延在する。
図4を参照すると、カクテルシェーカーサブアセンブリ140が完全に組み立てられるとき、内側チャネル204が容器110の縦軸130と整合し、かつそれに沿って延在する。
図7を参照すると、内側チャネル204の上方開口部206は上方ネジ山部200において形成され、かつ内側チャネル204の下方開口部208が下部202において形成される。上方ネジ山部200は、上方開口部206を取り囲む上方縁部210を有する。下方開口部208は、下部202において形成された下方縁部209によって取り囲まれる。上方ネジ山部200はそこに形成された外側ねじ部214と共に外面212を有する。
【0023】
上方開口部206は、ストレーナー190の外径「D1」より大きい上方縁部210によって画定された内径「D2」を有する。実質的に円板状である、ストレーナー190は、上方開口部206へ挿入されかつ上方ネジ山部200へ圧入されてもよい。このようにして、ストレーナー190は上方ネジ山部200においてチャネル204を横切って延在する。上方ネジ山部200とストレーナー190の周縁部195との間の摩擦が、上方蓋部192の内部にストレーナー190を維持するのに助けとなる。ストレーナー190は、チャネル204の内部の上方ネジ山部200に恒久的に取り付けられても(例えば、溶接される)よい。かくて、チャネル204を通って上方開口部206に向けて流れる材料(例えば、
図4に図示されている材料170)は、ストレーナー190の貫通穴196を通過しかつそれによって濾される。換言すれば、ストレーナー190は従来のカクテルシェーカーの従来のストレーナーと同じ機能性を発揮する、即ち、材料170がカクテルシェーカーサブアセンブリ140から流れ出るにつれて、材料170から望ましくない品目(例えば氷片、種、等)を濾し分ける。
【0024】
中間部203は、肩部220によって上方ネジ山部200に接続されているテーパー部218有する。下部202は上方ネジ山部200より幅広であり、またテーパー部218は上方ネジ山部200近傍でより狭くかつ下部202近傍でより幅広である。下部202の下方縁部209は、下方蓋部194に取り付けられかつそれと共に液密シールを形成する。
【0025】
下方蓋部194は、容器110の上部180と上方蓋部192の下方縁部209の両方と共に流体密シールを形成するように構成される材料によって構築される。下方蓋部194は、一般にリング状になっていてかつ下方コネクタ部224に隣接して上部握り部222を有する。貫通チャネル226は、下方蓋部194を通って延在する。
図4を参照すると、カクテルシェーカーサブアセンブリ140が完全に組み立てられるとき、貫通チャネル226は、容器110の縦軸130と整合し、かつそれに沿って延在する。
【0026】
図7に戻ると、貫通チャネル226の上方開口部228は、握り部222において形成される。上向き開口チャネル229は、上方開口部228を取り囲む握り部222において形成される。上向き開口チャネル229は上方蓋部192の下方縁部209を受容するように構成されかつそれと共に液密シールを形成する。下方縁部209はチャネル229内部の下方蓋部194に取り付けられる。非限定例として、下方縁部209はチャネル229内へ圧入されてもよいかもしくは下方縁部209チャネル229の側壁との間の摩擦によって所定位置に保持されてもよい。任意で、下方縁部209をチャネル229の内部に貼り付けるために接着剤が使用されてもよい。
【0027】
図4に見ることができるように、握り部222は上方蓋部192及び下方コネクタ部224より遠めに半径方向に外に向かって延在する。握り部222は、容器110の開口部184(
図3を参照)の内部に受容されるには大き過ぎる。しかしながら、
図5Aに示されるように、上蓋部192は容器110の開口部184(
図3を参照)の内部に受容されるのに十分小さい。かくて、蓋112が容器110に対して逆さまの向きにあるとき、握り部222が容器110の上方縁部185の上に載っている状態で上方蓋部192は容器110の開口部184(
図3を参照)の内部に置かれてもよい。
図4を参照すると、ユーザー174(
図5Bを参照)は握り部222を握って握り部222を介して蓋112に回動力を加えてもよい。同時に、ユーザー174(
図5Bを参照)は容器110をしっかりと把持してそれの回動を防止するようにしてもよい。このようにして、蓋112は容器110に対して回動されてもよい。あるいは、ユーザー174(
図5Bを参照)は容器110に対して蓋112が回動するのを防止するために握り部222をしっかりと握ってもよい(例えば、
図5Bに図示されるように回動力がユーザー174によって柑橘搾り器116に対して加えられるとき)。
【0028】
図8を参照すると、貫通チャネル226の下方開口部230は下方蓋部194の下方コネクタ部224において形成される。方方開口部230は下方コネクタ部224の下方縁部232によって取り囲まれる。下方コネクタ部224は外面236の反対側の内面234を有する。
図3を参照すると、下方コネクタ部224は容器110の開放上部180において形成された開口部184の内部に受容されるように構成されかつその中で回動自在である。
【0029】
図8を参照すると、円周方向に離間され屈曲もしくは湾曲した外側チャネル238A〜238D(外側チャネル238B及び238Cが
図7に示される)が下方コネクタ部224の外面236において形成される。図示された実施形態において、外側チャネル238A〜238Dが互いに実質的に同一である。外側チャネル238A〜238Dは、各々とも下方縁部232から上向きに延在する。図示された実施形態において、外側チャネル238A〜238Dの各々はまた、下方コネクタ部224に沿って円周方向に延在する。外側チャネル238A〜238Dは各々とも閉じた端部240において終端する。外側チャネル238A〜238Dの各々とも下方縁部232に沿って開放している。かくて、
図8を参照すると、離間されたチャネル開口部242A〜242D(外面236において形成される)は下方縁部232に沿って位置決めされる。チャネル開口部242A〜242Dは容器110(
図3を参照)の突起186A〜186D(
図3を参照)を、それぞれ、外側チャネル238A〜238Dの中へ、それぞれ、受容するように構成される。
【0030】
円周方向に離間された内側チャネル244A及び244Bは、下方コネクタ部224の内面234において形成される。図示された実施形態において、内側チャネル244A及び244Bは実質的に互いに同一でありかつ互いから貫通チャネル226を横切って位置決めされる。内側チャネル244A及び244Bの各々は、一般にL字状でありかつ閉じた第2の脚部248へ開放する開放第1の脚部246を有する。図示された実施形態において、第1の脚部246は第2の脚部248に実質的に直交している。第1の脚部246は下方縁部232から上向きに延在する。第2の脚部248は、下方コネクタ部224に沿って第1の脚部246から離れて円周方向に延在する。第2の脚部248はそこに形成されたバンプもしくは突起250を有しかつ閉じた端部252において終端する。内側チャネル244A及び244Bの各々の第1の脚部246は下方縁部232に沿って開放する。かくて、内側チャネル244A及び244B内への離間された開口部254A及び254B(内面234において形成された)は、それぞれ、下方縁部232に沿って位置決めされる。
【0031】
図3を参照すると、キャップ114は蓋112の開放上方ネジ山部200を受容するように構成されかつ上方ネジ山部200と共に流体密シールを形成する。かくて、キャップ114は上方開口部206(
図7を参照)を覆いかつ封止する。
図10を参照すると、図示された実施形態において、キャップ114はキャップライナー275に取り付けられた(例えば、貼り付け、圧入、等)外側キャップ274を含む2分割構造を有する。
【0032】
外側キャップ274はキャップライナー275を摩耗から保護する剛性もしくは耐久性材料によって構成されてもよい。外側キャップ274は開口部277を中空内部278内に画定する下方リム276を有する。
【0033】
図2Bを参照すると、キャップライナー275は蓋112の上方ネジ山部200と共に流体密シールを形成するように構成される材料から構築される。
図9を参照すると、キャップライナー275は外側キャップ274の内部278(
図10を参照)を裏張りする。
図10を参照すると、キャップライナー275はその中に形成された外側キャップ274の下方リム276を受容するように構成された外側リング状チャネル279を有する。かくて、キャップライナー275は外側キャップ274の下方リム276の周りに巻き付きかつ覆う。非限定例として、リム276はチャネル279内へ圧入してもよいもしくは下方リム276チャネル279の側壁との間の摩擦によって定位置に固定されてもよい。
【0034】
図9及び10を参照すると、キャップライナー275は一般にコップ状でありかつ中空内部282を画定する内面280を有する。内面280は、蓋112の上方ネジ山部200の外側ねじ部214(
図7を参照)に螺合するように構成される内面280に形成された内側ネジ山部284を有する。外側ねじ部214と内側ネジ山部284との間の螺合は、キャップ114を蓋112上に維持しかつ材料170(
図4を参照)をカクテルシェーカーサブアセンブリ140の内部に密封する。
【0035】
図2Bを参照すると、キャップライナー275の内面280はそこに形成された内側リング状チャネル290を有する。チャネル290は、上方ネジ山部200の上方縁部210を受容しかつその周りに巻き付けるように構成される。シーリングフランジもしくは側壁288はチャネル290に沿って内面280において形成される。上方ネジ山部200の上方縁部210がチャネル290の内部にあるとき、シーリング側壁288は、上方縁部210に沿ってシールを形成するのに助けとなる。非限定例として、外側ねじ部214と内側ネジ山部284との間の螺合及び/もしくは上方縁部210と内面280との間でチャネル290内に形成されたシールはナイフエッジシールであってもよい。
【0036】
上述したように、キャップライナー275は外側キャップ274の下方リム276の周りに巻き付きかつ覆う。キャップ114が蓋112上に取り付けられる際には、キャップライナー275の下部298は、蓋112に当接するように構成される。図示された実施形態において、下部298は肩部220に当接する。流体密シールが、キャップライナー275の下部298と蓋112との間に形成されてもよい。
【0037】
図9及び10を参照すると、キャップ114は材料を計量するのに使用されてもよい。例えば、内面280は液体の量(例えば、容積)を識別する1つ以上の計量マーキングもしくはインジケータ292A及び292Bを含んでもよい。図示された実施形態において、インジケータ292Aは内面280において形成された肩もしくは突起であり、またインジケータ292Bはシーリング側壁288の開口部をチャネル290内へ画定する縁部である。図示された実施形態において、インジケータ292Aは0.5流体量オンスを識別し、またインジケータ292Bは1流体量オンスを識別する。かくて、キャップ114はキャップ114を逆さまにして、かつ液体をキャップ114の内部282へ液体の表面がインジケータ292Aに到達するまで注ぐことによって0.5流体量オンスの液体を計量する計量コップとして使用されてもよい。同様に、キャップ114はキャップ114を逆さまにしてかつ液体をキャップ114の内部282へ液体の表面がインジケータ292Bに到達するまで注ぐことによって1流体量オンスの液体を計量する計量コップとして使用されてもよい。
【0038】
図4を参照すると、材料170が蓋112のチャネル204(
図7を参照)及び226(
図7を参照)を通って容器110の中へもしくは容器110から注がれることを可能にするためにキャップ114は蓋112から選択的に係合解除されてもよい。
図7を参照すると、存在するときに、チャネル204を横切って位置決めされたストレーナー190は材料170がチャネル204及びストレーナー190の貫通穴196(
図7を参照)を通って流れるにつれて材料170(
図4を参照)から望ましくない品目(例えば氷片、種、等)を濾し分けてもよい。
【0039】
図3を参照すると、蓋112及び容器110を共に組み立ててカクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)の一部を形成するために、蓋112が容器110に対して直立向きで設置される。次いで、チャネル開口部242A〜242D(
図8を参照)が突起186A〜186Dと、それぞれ整合した状態で、蓋112の下方蓋部194の下方コネクタ部224は容器110の開口部184の内側に位置決めされる。蓋112は突起186A〜186Dが、それぞれ、チャネル開口部242A〜242D(
図8を参照)の内部に受容されるまで容器110内へ圧入される。外側チャネル238A〜238Dが湾曲されるので、蓋112の内向きの移動は外側チャネル238A〜238Dの曲率によって停止されてもよい。
【0040】
次に、突起186A〜186Dが外側チャネル238A〜238Dの閉じた端部240(
図7及び8を参照)に、それぞれ、当接するまで外側チャネル238A〜238Dを通って、突起186A〜186Dを、それぞれ、駆動するために蓋112は容器110に対して係合方向(例えば、時計回り方向)に回動される。換言すれば、突起186A〜186Dはチャネル開口部242A〜242D(
図8を参照)内へ、それぞれ、上向きに摺動する。次いで、突起186A〜186Dが外側チャネル238A〜238Dの閉じた端部240(
図7及び8を参照)に、それぞれ、遭遇するまで(これが外側チャネル238A〜238Dにおける突起186A〜186Dの移動を停止させる)、突起186A〜186Dは外側チャネル238A〜238Dを通って、それぞれ、上向きに及び円周方向に摺動する。
【0041】
突起186A〜186Dが外側チャネル238A〜238D内に、それぞれ、摺動するにつれて、蓋112が、容器110の上部180において形成された開口部184内へ下向きに引っ張られる。突起186A〜186Dが(それぞれ、外側チャネル238A〜238D内に)開口部242A〜242D(
図8を参照)から離れて円周方向に、それぞれ、間隔を開けるとき、蓋112は容器110から縦軸130(
図2A及び4に示される)に沿って係合解除されることができない。かくて、蓋112は容器110上で捩じられるとして記載されてもよい。換言すれば、バイオネット型結合(突起186A〜186Dバイオネットマウントとして機能する)が蓋112を容器110に取り外し可能に取り付けるために使用される。蓋112の下方蓋部194の下方コネクタ部224の外面236と容器110の内面189との間の摩擦は容器110に対して蓋112の係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に、及びその逆に不注意のもしくは意図しない回動を防止するのに助けとなってもよい。
【0042】
次に、
図4を参照すると、キャップ114はカクテルシェーカーサブアセンブリ140の内部の材料170を密封するために蓋112へねじ込まれてもよい。この時点で、ユーザー174(
図5Bを参照)はカクテルシェーカーサブアセンブリ140をシェイクして材料170を共に混合してもよい。ユーザー174がカクテルシェーカーサブアセンブリ140のシェイクを終了した際には、キャップ114は蓋112から取り外されてもよい(ねじから外す)。この時点で、シェイクする材料170はカクテルシェーカーサブアセンブリ140から(例えば、
図2A〜3及び15に図示されたコップ120の1つへ)注がれてもよい。
【0043】
蓋112は、蓋112の下方蓋部194の下方コネクタ部224の外面236と容器110の内面189との間のいかなる摩擦にも打ち勝つのに十分な力で係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に蓋112を回動することによって容器110から係合解除されてもよい。蓋112が係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に回動されるにつれて、突起186A〜186Dが開口部242A〜242D(
図8を参照)に、それぞれ、隣接するまで突起186A〜186Dは外側チャネル238A〜238Dを通って、それぞれ、移動する。突起186A〜186Dが外側チャネル238A〜238D内に、それぞれ、摺動するにつれて、蓋112は容器110の上部180において形成された開口部184から外向きに移動する。突起186A〜186Dが開口部242A〜242Dに、それぞれ、隣接している際には、縦軸130(
図2A及び4を参照)に沿って容器110から離れる方向に蓋112を引っ張ることによって蓋112が容器110から係合解除される。かくて、蓋112は捩じられて容器110から離れるとして記載されてもよい。
【0044】
第1の搾汁サブアセンブリ
図5A及び5Bは第1の搾汁サブアセンブリ150の断面図である。
図5A及び5Bを参照すると、第1の搾汁サブアセンブリ150を形成するために容器110、蓋112(容器110に対して逆向きで)、及び柑橘搾り器116(蓋112に対して使用向きで)が組み立てられてもよい。ストレーナー190は第1の搾汁サブアセンブリ150内部で蓋112から省略されてもよい。しかしながら、これは要求ではない。例えば、
図5Bを参照すると、ストレーナー190はチャネル204内に上方ネジ山部200の内部に恒久的に取り付けられてもよい(例えば、溶接されて)。
【0045】
柑橘搾り器116及び蓋112は互いに対して回動自在である。簡略のために、アセンブリを形成する、またはアセンブリを分解するためにこれらの構成要素の一方が他方に対して回動されてもよいときはいつでも、柑橘搾り器116は蓋112に対して回動されるものとして記載される。しかしながら、代替において、蓋112は柑橘搾り器116に対して回動されてもよい、もしくは蓋112及び柑橘搾り器116の両方が互いに対して同時に(反対方向に)回動されてもよい。
【0046】
図5Aを参照すると、第1の搾汁サブアセンブリ150において、蓋112が容器110に対して逆向きに設置され、かつ上方蓋部192が容器110の開口部184(
図3を参照)内へ挿入される。下方蓋部194の握り部222が容器110の上方縁部185上に載る。上方蓋部192は下方蓋部194から容器110の内部168内へ下向きに延在する。チャネル204及び226は両方とも容器110の縦軸130(
図2A及び2Bを参照)と整合し、かつそれに沿って延在する。柑橘搾り器116は蓋112に対して使用向きで位置決めされかつ貫通チャネル226の内部で下方蓋部194に連結される。柑橘搾り器116がチャネル226を横切ってかつ下方開口部230を越えて外向きに延在する。
【0047】
柑橘搾り器116は剛性もしくは耐久性材料によって構成されてもよい。非限定例として、柑橘搾り器116はポリプロピレンによって構成されてもよい。
【0048】
図11及び12を参照すると、柑橘搾り器116は外面312と共に一般にリング状上部本体部310及び外面316と共に一般にリング状下部本体部314を有する。上部本体部310は下部本体部314より大きい直径を有する。開放型内側チャネル320は柑橘搾り器116を通って延在する。
図5Aを参照すると、第1の搾汁サブアセンブリ150は完全に組み立てられる際には、内側チャネル320は容器110の縦軸130(
図2A及び2Bを参照)と整合し、かつ該縦軸に沿って延在する。
【0049】
複数の突起324A及び324Bは上部本体部310の外面312から外向きに延在する。
図8を参照すると、外向きに延在する突起324A及び324B(
図11及び12を参照)は蓋112の、それぞれ、内側チャネル244A及び244Bの、それぞれ、開口部254A及び254Bの内部に受容されるように構成される。
図13及び14を参照すると、柑橘搾り器116の外向きに延びる突起324A及び324B(
図11及び12を参照)が開口部254A及び254B(
図8を参照)の内部に、それぞれ、受容されるとき、柑橘搾り器116は蓋112に対して格納向き(
図13を参照)もしくは使用向き(
図14を参照)のいずれかであってもよい。
【0050】
図11を参照すると、柑橘搾り器116は内側チャネル320を横切って位置決めされた円板状ストレーナー352から上向きに延在する(上部本体部310を越えて)円錐形もしくはドーム状搾り突起350を有する。図示された実施形態において、ストレーナー352は、上部本体部310が下部本体部314に取り付く位置においてまたは位置近傍に位置決めされる。搾り突起350はストレーナー352の中央部356においてまたは近傍に位置決めされる。搾り突起350は、複数の外向きに延びるフィンもしくはリブ360を有しそれらの間に隙間(interstitial)チャネル362が画定される。ストレーナー352は、柑橘果汁172(
図5Bを参照)がそこを通過可能にするように構成される複数の貫通穴354を含む。
【0051】
図12を参照すると、握り突起370は搾り突起350(
図11を参照)の下のストレーナー352の中央部356から下向きに延在する。柑橘搾り器116が蓋112に対して格納向き(
図2A〜3、13、及び15を参照)にあるとき、ユーザーは握り突起370を握りかつ回動力(係合方向もしくは係合解除方向に)を柑橘搾り器116に加えることによって柑橘搾り器116を回動してもよい。あるいは、柑橘搾り器116が蓋112に対して使用向き(
図5A、5B、及び14を参照)にあるとき、ユーザーは搾り突起350を握って回動力(係合方向もしくは係合解除方向に)を柑橘搾り器116に加えることによって柑橘搾り器116を回動してもよい。
【0052】
第1の搾汁サブアセンブリ150の一部を形成するために蓋112及び柑橘搾り器116を共に組み立てるには、柑橘搾り器116が蓋112に対して使用向きで設置されかつ下方開口部230を通って下蓋部194のチャネル226の中へ挿入される。外向きに延在する突起324A及び324Bは、それぞれ、下方蓋部194の、それぞれ、内側チャネル244A及び244Bの、それぞれ、開口部254A及び254Bと整合し、かつその中へ挿入される。柑橘搾り器116の外向きに延在する突起324A及び324Bが開口部254A及び254Bの内部へ、それぞれ、位置決めされた後、柑橘搾り器116は下方蓋部194のチャネル226内へ更に押されて、突起324A及び324Bを内側チャネル244A及び244Bの、それぞれ、第1の脚部246(
図8を参照)内に長手方向に摺動させる。突起324A及び324Bが内側チャネル244A及び244Bの第1の脚部246の端部に、それぞれ、到達するとき突起324A及び324Bのこの内向きの長手方向の移動は停止されてもよい。それから、柑橘搾り器116は係合方向(例えば、時計回り方向)に回動され、突起324A及び324Bを第1の脚部246から第2の脚部248の中へ摺動させる。突起324A及び324Bが内側チャネル244A及び244Bの第2の脚部248内に、それぞれ、円周方向に摺動して、突起250を横断して、かつ内側チャネル244A及び244Bの閉じた端部252によって、それぞれ、停止されるまで、ユーザーは柑橘搾り器116を回動し続ける。
【0053】
突起324A及び324Bが第2の脚部248にあるとき、突起324A及び324Bが開口部254A及び254Bから円周方向に、それぞれ、間隔を開けかつ柑橘搾り器116が蓋112から長手方向に係合解除されることができない。かくて、柑橘搾り器116が蓋112上に捩じられるとして記載されてもよい。換言すれば、バイオネット型結合(突起324A及び324Bがバイオネットマウントとして機能する)が柑橘搾り器116を蓋112に取り外し可能に取り付けるために使用される。突起250は、係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に蓋112に対して柑橘搾り器116の不注意のもしくは意図しない回動を防止するのに助けになる。加えて、下方蓋部194の下部接続部224の内面234及び柑橘搾り器116の上部本体部310の外面312との間の摩擦は、蓋112に対して柑橘搾り器116の係合解除方向(例えば、反時計回り方向)への不注意のもしくは意図しない回動を防止するのに助けになり得る。
【0054】
次に、第1の搾汁サブアセンブリ150は容器110に対して逆向きに蓋112(柑橘搾り器116をそれに連結した状態で)を置くことによって、かつ下方蓋部194の握り部222が容器110の上方縁部185上に載るまで蓋112の上方蓋部192を容器110の開口部184(
図3を参照)の中へ挿入することによって組み立てられてもよい。
【0055】
図5Bを参照すると、柑橘果汁172を生成するために柑橘果物300は柑橘搾り器116の搾り突起350に対して押し付けられかつ湾曲した双方向の矢印380によって識別される方向に回動されてもよい。これは回動力を搾り突起350に加え、それは柑橘搾り器116によって蓋112へ並進されてもよい。ユーザー174は蓋112が容器110に対して回動するのを防止するために握り部222と容器110を同時に握ってもよい。
【0056】
生成された柑橘果汁172は貫通穴354を通って下向きに流れてチャネル226の中に入る。柑橘果汁172はチャネル226を通ってチャネル204の中に流れて上方開口部206を通ってそこから出て行く。上方開口部206から出てゆく柑橘果汁172は容器110の内部168へ入りそこで集まる。
【0057】
柑橘果汁172が集められた後、蓋112を、柑橘搾り器116がそこに連結されたまま容器110から取り外すことによって第1の搾汁サブアセンブリ150を分解してもよい。それから、柑橘搾り器116は係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に柑橘搾り器116を、突起324A及び324B(
図11及び12を参照)が第2の脚部248(
図8を参照)から第1の脚部246(
図8を参照)の中へ摺動するまで、回動することによって蓋112から係合解除されてもよい。それから、柑橘搾り器116は蓋112から外向き引っ張られ、突起324A及び324Bを第1の脚部246を通って開口部254A及び254B(
図8を参照)の外へ、それぞれ、摺動させる。かくて、柑橘搾り器116は捩じられて蓋112から外されるとして記載されてもよい。
【0058】
任意で、付加的材料が開口部184(
図3を参照)を通って容器110へ追加されてもよい。それから、
図4を参照すると、カクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)を形成するために容器110、蓋112、及びキャップ114が組み立てられてもよい(上述した通り)。最後に、ユーザーはカクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)内部の材料170をシェイクしてもよい。材料170がシェイクされた後、キャップ114は蓋112から取り外されて材料170は蓋112を通ってカクテルシェーカーサブアセンブリ140から注がれてもよい。非限定例として、シェイクする材料170は1つ以上のコップ120(
図2A〜3及び15を参照)の中へ注がれてもよい。
【0059】
第2の搾汁サブアセンブリ
図6A及び6Bを参照すると、第2の搾汁サブアセンブリ160は柑橘搾り器116をコップ120の1つの中へ部分的に挿入することによって組み立てられる。コップ120は実質的に互いに同一である。したがって、簡略化を目的として、コップ120の1つだけ、すなわち、コップ120Aについて、以下に詳細に説明する。
【0060】
図6Aを参照すると、コップ120Aは側壁402によって画定された流体密中空内部400及び閉じたベースすなわち底部404を有する。側壁402は底部404から上向きに延在しかつリム部412において終端する。内部400へ通じる開口部410はリム部412によって画定される。リム部412は閉じた底部404の反対側にある。側壁402は底部404に隣接するベース部414を有する。
【0061】
開口部410はコップ120(
図2A、3、及び15を参照)の異なる1つのベース部414を受容するように構成される。例えば、コップ120B(
図2A、3、及び15を参照)は、コップ120Aを直立(そのベース部414の上)に置きかつコップ120Bのベース部414をコップ120Aの開口部410の中へ挿入することによってコップ120Aの上に積み重ねられてもよいもしくはその内部に入れ子状になっていてもよい。この構成において、コップ120Bはコップ120Bの内部400の中へ少なくとも部分的に下向きに延在する。このようにして入れ子状になっている際には、コップ120A及び120Bは容器110′(
図15を参照)の中空内部168′(
図15を参照)の内部に位置決めされてもよい。あるいは、コップ120C(
図2A及び3を参照)は、コップ120Bの中に入れ子状になっていてもよい、これはコップ120Aの中に入れ子状になっている。加えて、
図2A及び3に示されるように、コップ120Dはコップ120Cの中に入れ子状になっていてもよい、これはコップ120Bの中に入れ子状になっている、これはコップ120Aの中に入れ子状になっている。このようにして入れ子状になっている際には、コップ120A〜120Dは容器110の内部168の中に位置決めされてもよい。
【0062】
図6A及び6Bを参照すると、上述した通り、第2の搾汁サブアセンブリ160は、柑橘搾り器116をコップ120Aの中に部分的に挿入することによって組み立てられる。
図6Aを参照すると、柑橘搾り器116の下部本体部314はコップ120Aの開口部410の内部に受容されるように構成される。
図6Bに示されるように、上部本体部310は大きすぎて開口部410(
図6Aを参照)を通過できない。その代わりに、上部本体部310はコップ120Aの側壁402のリム部412の上に載る。この構成において、下部本体部314(
図6Aを参照)はコップ120Aの内部400(
図6Aを参照)の中へ延在する。
【0063】
第2の搾汁サブアセンブリ160を使用して柑橘果汁172(
図5Bを参照)を生成してもよい。柑橘果汁172(
図5Bを参照)を生成するために、柑橘果物300(
図5Bを参照)は柑橘搾り器116の搾り突起350に対して押し付けてられてもよい、これはストレーナー352において貫通穴354を通って流れかつコップ120Aの内部に集まる。
【0064】
柑橘果汁172が集められた後、コップ120Aから柑橘搾り器116を取り外すことによって第2の搾汁サブアセンブリ160は分解されてもよい。それから、ユーザーは生を絞った柑橘果汁172をコップ120Aから飲んでもよい、もしくは柑橘果汁172をコップ120Aから別の容器の中へ注いでもよい。例えば、柑橘果汁172は開口部184(
図3を参照)を通って容器110の中へ注がれてもよい。
図4を参照すると、任意で、付加的材料が開口部184(
図3を参照)を通って容器110へ追加されてもよい。それから、カクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)を形成するために容器110、蓋112、及びキャップ114が組み立てられてもよい(上述した通り)。最後に、ユーザーはカクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)内部の材料170をシェイクしてもよい。材料170がシェイクされた後、キャップ114は蓋112から取り外されてもよく、また材料170は蓋112を通ってカクテルシェーカーサブアセンブリ140から注がれてもよい。非限定例として、該シェイクされた材料170はコップ120(
図2A及び3を参照)の1つ以上の中に注がれてもよい。
【0065】
アセンブリ
図2A〜3を参照すると、アセンブリ100はコップ120A〜120Dを入れ子にしてかつ該入れ子状になっているコップ120を容器110の内部168の中に置くことによって組み立てられてもよい。ストレーナー190(
図2B〜5B、7、及び15を参照)が上方蓋部192から取り外された場合、ストレーナー190は上方蓋部192の中へ挿入される。柑橘搾り器116(蓋112に対して格納向きの)は蓋112上に捩じられる。次に、蓋112(柑橘搾り器116がそれに連結された状態で)が容器110に対して直立向きで設置されかつ容器110の上部180上に捩じられる。最後に、キャップ114は上方蓋部192の上方ネジ山部200上にねじ込まれる。
【0066】
アセンブリ100は、キャップ114をねじってはずしかつ上方蓋部192の上方ネジ山部200からそれを係合解除するためにキャップ114を係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に捩じるもしくは回動することによって分解されてもよい。次に、蓋112(柑橘搾り器116がそれに連結されている状態で)が容器110の上部180に対して捩じられる。柑橘搾り器116は、所望されるなら、蓋112に対して捩じられてもよい。入れ子状になっているコップ120は容器110の内部168の内側から取り外され、また任意で、入れ子状にしない。
【0067】
図15を参照すると、アセンブリ100′はコップ120A及び120Bを入れ子にしてかつ入れ子状になっているコップ120を容器110′の内部168′の内側に置くことによって組み立てられてもよい。ストレーナー190が蓋112の上方蓋部192から取り外された場合、ストレーナー190は上方蓋部192の中へ挿入される。柑橘搾り器116(蓋112に対して格納向きの)は蓋112上で捩じられる。次に、蓋112(柑橘搾り器116がそれと連結された状態で)が容器110′に対して直立向きに設置されかつ容器110′の上部180′上で捩じられる。最後に、キャップ114が上方蓋部192の上方ネジ山部200上でねじ込まれる。
【0068】
アセンブリ100′はキャップ114を外してかつそれを上方蓋部192の上方ネジ山部200から係合解除するためにキャップ114を係合解除方向(例えば、反時計回り方向)に捩じるもしくは回動することによって分解されてもよい。次に、蓋112(柑橘搾り器116がそれと連結された状態で)が容器110′の上部180′に対して捩じられる。柑橘搾り器116は、所望であれば、蓋112に対して捩じられてもよい。入れ子状になっているコップ120は容器110′の内部168′の内側から取り外され、また任意で、入れ子状になっていない。
【0069】
任意で、カクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)は、蓋112(柑橘搾り器116がそれに連結されないで)を容器110′に対して直立向きに置いて、容器110′の上部180′上で蓋112を捩じることによって組み立てられてもよい。ストレーナー190が蓋112の上蓋部192から取り外された場合、蓋112が容器110′上で捩じられる前もしくは後にストレーナー190は上方蓋部192の中へ挿入されてもよい。それから、キャップ114は上方蓋部192の上方ネジ山部200上へねじ込まれる。カクテルシェーカーサブアセンブリ140(
図4を参照)を分解するには、キャップ114が蓋112から取り外され、かつ蓋112が容器110′の上部180′に対して捩じられる。
【0070】
任意で、第1の搾汁サブアセンブリ150(
図5A及び5Bを参照)は、柑橘搾り器116を蓋112に対して使用向きに置き、かつ柑橘搾り器116を蓋112上で捩じることによって組み立てられてもよい。それから、蓋112は容器110′に対して逆向きに設置され、かつ下方蓋部194の握り部222が、容器110′の上部180′上に載るまで上方蓋部192が容器110′の内部168′の中へ挿入される。第1の搾汁サブアセンブリ150(
図5A及び5Bを参照)を分解するには、蓋112は容器110′から取り外される。それから、柑橘搾り器116は、所望であれば、蓋112に対して捩じられてもよい。
【0071】
以上に記載された実施形態は、異なる他の構成要素内に収容される、または接続される異なる構成要素について描写している。このように描写されたアーキテクチャは単に例示的であること、かつ実際の所、多くの他のアーキテクチャを実施することができ、それらが同じ機能性を達成することが理解されるべきである。概念的な意味において、同じ機能性を達成するための構成要素のいかなる配置も、所望の機能性が達成されるように効果的に「関連付け」されている。よって、ある特定の機能性を達成するために本明細書において組み合わされたいかなる2つの構成要素も、アーキテクチャもしくは中間の構成要素とは無関係に、所望の機能性が達成されるように互いに「関連付けられている」として見ることができる。同様に、そのように関連付けられたいかなる2つの構成要素もまた、「動作可能に接続されている」、または所望の機能性が達成するために互いに「動作可能に連結されている」として見られることができる。
【0072】
本発明の特定の実施形態が示されてきたかつ記載されてきた一方で、本明細書における教示に基づいて、本発明及びそれのより幅広い態様から逸脱することなく、変更及び修正がなされてもよい、またしたがって、添付の請求の範囲がそれらの範囲内に、本発明の真の趣旨及び範囲内にあるような変更及び修正をすべて包含することは当業者にとって明白であろう。更に、本発明が添付の請求の範囲のみによって定義されることが理解されるべきである。一般的に、本明細書において、及び特に添付の請求の範囲(例えば、添付の請求の範囲の要部)で使用される用語は、一般的に「非限定的(open)」用語として意図されている(例えば、「含んでいる」(including)という用語は、「・・・を含んでいるが限定されない(including but not limited to)として解釈されるべきであり、「有している(having)」という用語は、「少なくとも・・・を有している(having at least)として解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は、「・・・を含むが限定されない(includes but is not limited to)として解釈されるべきである。)ことが当業者によって理解されるであろう。更に、導入されたクレーム記載(introduced claim recitation)において特定の数が意図される場合、そのような意図は当該クレーム中に明確に記載され、そのような記載がない場合は、そのような意図も存在しないことが当業者には理解されるであろう。理解を助けるために、例えば、後続の添付する請求の範囲では、「少なくとも1つの(at least one)及び「1つ以上の(one or more)」といった導入句を使用し、クレーム記載を導入することがある。しかし、このような句を使用するからといって、「a」もしくは「an」といった不定冠詞によりクレーム記載を導入した場合に、たとえ同一のクレーム中に「1つ以上の」もしくは「少なくとも1つの」といった導入句と「a」もしくは「an」といった不定冠詞との両方が含まれるとしても、当該導入されたクレーム記載を含む特定のクレームが、当該記載事項を1つのみ含む発明に限定されるということが示唆されると解釈されるべきではない(例えば、「a」及び/もしくは「an」は通常は、「少なくとも1つの」もしくは「1つ以上の」を意味すると解釈されるべきである)。定冠詞を使用してクレーム記載を導入する場合も同様のことが当てはまる。加えて、導入されたクレーム記載において特定の数が明示されている場合であっても、そのような記載は、通常、「少なくとも」記載された数を意味するように解釈されるべきことは、当業者には理解されるであろう(例えば、他に修飾語のない、単なる「2つの記載事項」という記載がある場合、この記載は、通常、「少なくとも」2つの記載事項、もしくは「2つ以上の」記載事項を意味する)。
【0073】
したがって、本発明は添付された請求の範囲による場合を除いて限定されない。