特許第6875194号(P6875194)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤマト運輸株式会社の特許一覧

特許6875194コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置
<>
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000002
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000003
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000004
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000005
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000006
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000007
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000008
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000009
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000010
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000011
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000012
  • 特許6875194-コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置 図000013
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6875194
(24)【登録日】2021年4月26日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】コンテンツの提供方法及び配送情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20210510BHJP
【FI】
   G06Q10/08 304
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-90276(P2017-90276)
(22)【出願日】2017年4月28日
(65)【公開番号】特開2018-190075(P2018-190075A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2020年2月28日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成28年11月7日サービスの提供開始に伴う発明の実施を通じた公開、平成28年11月7日ウェブサイトに掲載した事による公開 http://www.kuronekoyamato.co.jp/vtc/info/info_161107.html、平成28年11月11日、同年12月20日LINE公式アカウントのタイムラインを通じた情報配信による公開
(73)【特許権者】
【識別番号】305062549
【氏名又は名称】ヤマト運輸株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000707
【氏名又は名称】特許業務法人竹内・市澤国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 兼久
【審査官】 山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2016/027899(WO,A1)
【文献】 特開2015−054749(JP,A)
【文献】 特開2006−053828(JP,A)
【文献】 特開2013−033304(JP,A)
【文献】 特開2003−233660(JP,A)
【文献】 特開2011−159013(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0303538(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第105260869(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上に設置された配送情報処理装置を介して配送荷物の荷送人から荷受人にコンテンツを提供する方法であって、
配送情報処理装置が、
通信ネットワークを介して接続した荷送人の情報処理端末から荷物の届け先に関する情報を含む荷物の配送依頼情報の入力を受け付けるステップと、
荷送人の情報処理端末に送り状の送り状予約情報を通知するステップと、
荷送人の情報処理端末からコンテンツデータと荷受人の携帯電話端末の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報の入力を受け付け、前記送り状予約情報に関連付けて登録するステップと、
通信ネットワークを介して接続した荷物の配送受け付け営業支店の情報処理端末で送り状を発行するステップと、
前記送り状予約情報に関連付けて登録されたコンテンツ提供情報を前記発行された送り状の伝票番号に関連付けて登録するステップと、
荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の配達完了情報の入力を受け付けるステップと、
荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知するステップと、
荷受人の携帯電話端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに当該携帯電話端末にコンテンツデータを送信するステップと、
を備えることを特徴とするコンテンツの提供方法。
【請求項2】
荷受人の携帯電話端末の電話番号データに代えて、当該荷受人の携帯電話端末又は情報処理端末の送信先特定情報が荷送人の情報処理端末から配送情報処理装置へと入力されて登録され、
配送情報処理装置に荷物の配達完了情報が入力されたときに、
前記登録された荷受人の送信先特定情報宛てに当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知し、
荷受人の携帯電話端末又は情報処理端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに当該端末にコンテンツデータを送信することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツの提供方法。
【請求項3】
通信ネットワークに接続した荷送人の情報処理端末との間で荷受人へのコンテンツの提供に係る情報を送受信して処理する配送情報処理装置において、
荷送人の情報処理端末の表示画面に荷物配送処理に必要な情報を入力する画面を表示出力する手段と、
荷送人の情報処理端末から送信される荷物配送処理に必要な情報を登録するとともに、送り状予約情報を荷送人の情報処理端末に通知し、当該情報処理端末の表示画面に前記送り状予約情報を表示出力する手段と、
荷送人の情報処理端末の表示画面に、荷受人に提供するコンテンツデータと荷受人の携帯電話端末の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報を入力する画面を表示出力する手段と、
荷送人の情報処理端末から送信されるコンテンツ提供情報を前記送り状予約情報に関連付けて登録する手段と、
通信ネットワークを介して接続した荷物の配送受け付け営業支店の情報処理端末で送り状を発行する手段と、
前記送り状予約情報に関連付けて登録されたコンテンツ提供情報を前記発行された送り状の伝票番号に関連付けて登録する手段と、
荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の情報の入力を受け付ける手段と、
荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知する手段と、
荷受人の携帯電話端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに前記携帯電話端末にコンテンツデータを送信する手段と、
を備えることを特徴とする配送情報処理装置。
【請求項4】
配送情報処理装置に荷受人に提供するコンテンツデータを登録した荷送人の情報処理端末に、荷受人のコンテンツデータの受信履歴情報を通知する手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の配送情報処理装置。
【請求項5】
通信ネットワークに接続した一つ以上のサーバにより構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の配送情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷送人から荷受人へと荷物を送る際に、荷送人が作成したメッセージ動画や画像などのコンテンツデータを、通信ネットワークを利用して荷受人に提供するための方法と、そのための配送情報処理に関する。
【背景技術】
【0002】
荷物の配送と併せて、荷送人から荷受人宛てに電子的メッセージを送信する方法として、配送業者が荷送人から配送する荷物を受け付ける際に、荷送人の情報処理端末から送信される電子的メッセージと荷受人の電子メールアドレスをサーバ装置に登録しておき、荷受人に荷物が配達された旨の配達完了通知がサーバ装置に入力されたときに、前記登録された電子的メッセージを荷受人の電子メールアドレス宛に送信する処理手順のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−16160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記の如く、荷物が配達されたタイミングで荷送人からの電子的メッセージが荷受人に送信されれば、思いがけない荷物の受領とそれにまつわる荷送人のメッセージを受けることによる荷受人に対するサプライズ効果は大きなものとなる。
【0005】
しかし、例えば電子的メッセージが大きな容量のものであった場合に、これを荷受人の電子メールアドレス宛にいきなり送信したのでは、荷送人から荷物やメッセージが届けられることを予期していない荷受人にとっては、受信した電子メールが本当に荷送人から送られたものなのか懐疑的にならざるを得ず、とりわけ、荷送人とはあまり親しい間柄ではないときには、不信感から電子的メッセージの受信を躊躇したり拒んだりすることにもなりかねない。
【0006】
また、荷送人にとっては、電子的メッセージの配信は配送業者による処理に委ねられ、登録した電子的メッセージが荷受人に送信されたのか、そして、これを荷受人が受信してメッセージが届いたのか否かが判らず、利用し難いという問題がある。
【0007】
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、荷物の配送と併せて荷送人から荷受人にコンテンツデータを提供するにあたり、荷送人にあっては簡単な操作で提供するコンテンツを登録することができ、荷受人にあっては安心してコンテンツデータの提供を受けることができるとともに、コンテンツデータが荷受人に届けられたか否かを荷送人側で確認することができるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため本発明は、通信ネットワーク上に設置された配送情報処理装置を介して配送荷物の荷送人から荷受人にコンテンツを提供する方法であって、
配送情報処理装置が、
通信ネットワークを介して接続した荷送人の情報処理端末から荷物の届け先に関する情報を含む荷物の配送依頼情報の入力を受け付けるステップと、
荷送人の情報処理端末に送り状の送り状予約情報を通知するステップと、
荷送人の情報処理端末からコンテンツデータと荷受人の携帯電話端末の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報の入力を受け付け、前記送り状予約情報に関連付けて登録するステップと、
通信ネットワークを介して接続した荷物の配送受け付け営業支店の情報処理端末で送り状を発行するステップと、
前記送り状予約情報に関連付けて登録されたコンテンツ提供情報を前記発行された送り状の伝票番号に関連付けて登録するステップと、
荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の配達完了情報の入力を受け付けるステップと、
荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知するステップと、
荷受人の携帯電話端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに当該携帯電話端末にコンテンツデータを送信するステップとを備え、これら各処理ステップを経て、荷送人から荷受人へのコンテンツデータの提供処理が行われることを特徴とする。
なお、前記「情報を通知」とは、一の情報処理端末又は装置から他の情報処理装置又は端末に情報を送信し、相手方で受信してその表示部に受信した情報を表示させることをいう。
【0009】
前記方法を実行するための配送情報処理装置は、少なくとも、
荷送人の情報処理端末の表示画面に荷物配送処理に必要な情報を入力する画面を表示出力する手段、
荷送人の情報処理端末から送信される荷物配送処理に必要な情報を登録するとともに、送り状予約情報を荷送人の情報処理端末に通知し、当該情報処理端末の表示画面に前記送り状予約情報を表示出力する手段、
荷送人の情報処理端末の表示画面に、荷受人に提供するコンテンツデータと荷受人の携帯電話端末の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報を入力する画面を表示出力する手段、
荷送人の情報処理端末から送信されるコンテンツ提供情報を前記送り状予約情報に関連付けて登録する手段、
通信ネットワークを介して接続した荷物の配送受け付け営業支店の情報処理端末で送り状を発行する手段、
前記送り状予約情報に関連付けて登録されたコンテンツ提供情報を前記発行された送り状の伝票番号に関連付けて登録する手段、
荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の情報の入力を受け付ける手段、
荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知する手段、
及び、荷受人の携帯電話端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに前記携帯電話端末にコンテンツデータを送信する手段の各手段を備えて構成することができる。
【0010】
これによれば、荷送人が荷受人に荷物を送る際、荷送人は自身の情報処理端末を、通信ネットワークを介して配送情報処理装置に接続し、荷受人の名前や届け先などの荷物の配送処理に必要な情報を入力し、送信して配送情報処理装置に登録するとともに、荷受人へと提供するコンテンツに関する情報を入力し、送信して配送情報処理装置に登録することができる。
そして、荷送人が荷物の配送受け付け営業支店の情報処理端末で送り状を発行して荷物を配送に供することで、配送情報処理装置において前記送り状の伝票番号に前記登録された荷物の配送処理に必要な情報及びコンテンツに関する情報が紐づけされ、荷受人への荷物の配達完了情報の入力を受けて、荷受人が所有する携帯電話端末に提供コンテンツがある旨を通知して、登録されたコンテンツデータを荷受人の前記端末に送信して提供することができる。
かかる処理において、荷送人は荷物を受け取る荷受人に関する情報とコンテンツに関する情報を情報処理端末に入力すれば、配送情報処理装置において入力された前記情報を送り状の伝票番号に紐づけして登録するため、荷送人が荷物に貼られる送り状の伝票番号を情報処理端末に入力する操作は不要であり、簡単な操作で荷受人に提供するコンテンツを入力し登録することができる。
【0011】
また、本発明は、荷送人が荷物を発送した後に、荷受人に提供するコンテンツを登録することも可能である。この場合に、通信ネットワーク上に設置された配送情報処理装置を介して配送荷物の荷送人から荷受人にコンテンツを提供する方法は、
配送情報処理装置が、
荷送人から発送される荷物の送り状の伝票番号データの入力を受け付けて登録するステップと、
荷送人の情報処理端末から前記送り状の伝票番号データとともに、コンテンツデータと荷受人の携帯電話端末の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報の入力を受け付け、前記伝票番号データに関連付けて登録するステップと、
荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の配達完了情報の入力を受け付けるステップと、
荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知するステップと、
荷受人の携帯電話端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに当該携帯電話端末にコンテンツデータを送信するステップとを備え、これら各処理ステップを経て、荷送人から荷受人へのコンテンツデータの提供処理が行われることを特徴とする。
【0012】
かかる方法を実行するための配送情報処理装置は、少なくとも、
荷送人から発送される荷物の送り状の伝票番号データの入力を受け付けて登録する手段、
荷送人の情報処理端末から前記送り状の伝票番号データとともに、コンテンツデータと荷受人の携帯電話端末の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報の入力を受け付け、前記伝票番号データに関連付けて登録する手段、
荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の配達完了情報の入力を受け付ける手段、
荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知する手段、
及び、荷受人の携帯電話端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに前記携帯電話端末にコンテンツデータを送信する手段の各手段を備えて構成することができる。
【0013】
この場合、荷送人は自身の情報処理端末に、受取人に提供するコンテンツに関する情報とともに、受取人への荷物に貼り付けた送り状の伝票番号を入力し、配送情報処理装置に送信する必要があるが、送り状は発行済みであり、荷物は配送に供しているため、受取人の名称や届け先などの荷物配送に必要な情報を、改めて情報処理端末に入力する操作は不要であり、簡単な操作で荷受人に提供するコンテンツを登録することができる。
【0014】
前記コンテンツの提供方法と配送情報処理装置において、荷受人の携帯電話端末の電話番号データに代えて、当該荷受人の携帯電話端末又は情報処理端末の送信先特定情報が荷送人の情報処理端末から配送情報処理装置へと入力されて登録され、
配送情報処理装置に荷物の配達完了情報が入力されたときに、
前記登録された荷受人の送信先特定情報宛てに当該荷受人に提供されるべきコンテンツデータがある旨を通知し、
荷受人の携帯電話端末又は情報処理端末からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに当該端末にコンテンツデータを送信するように構成することができる。
なお、前記「携帯電話端末又は情報処理端末の送信先特定情報」とは、前記端末の電子メールアドレスなどの、電話番号以外の情報を送信する先の端末を特定する情報をいう。
【0015】
また、前記構成の配送情報処理装置において、荷受人に提供するコンテンツデータを登録した荷送人の情報処理端末に、荷受人のコンテンツデータの受信履歴情報を通知する手段を備えて構成することがきる。
また、配送情報処理装置は、通信ネットワークに接続した一つ以上のサーバにより構成することができる。
【0016】
前記荷送人の情報処理端末としては、通信ネットワークに接続する機能、Web閲覧機能、動画などのコンテンツの登録、編集、再生するなどの機能を備えた、スマートフォンやタブレット端末などの携帯可能なコンピュータ端末やパーソナルコンピュータなどが利用可能である。
また、荷受人の情報処理端末としては、前記荷送人の情報処理端末と同様の機能を備えたスマートフォンなどの携帯電話端末が利用可能である。電子メールによる通知を通してコンテンツを受信する形態では、タブレット端末やパーソナルコンピュータなども利用可能である。
荷送人の情報処理端末がスマートフォンの場合、本発明のコンテンツの提供方法による情報の処理は、配送情報処理装置とで情報を送受信して送り状の発行処理を行うための、アプリケーションプログラムをダウンロードし、これを実行することにより行うことができる。アプリケーションプログラムをダウンロードしていなくても、コンピュータ端末を配送情報処理装置がWeb上に開設しているコンテンツの提供サービスのサイトに接続することで、荷物配送に必要な情報や提供するコンテンに関する情報を入力し、配送情報処理装置に登録することができる。また、荷送人と荷受人の情報処理端末は、ともに携帯可能なコンピュータ端末に代えて、スタンドアロンのコンピュータ端末を前記情報処理端末として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明により荷物配送に伴って荷送人から荷受人にコンテンツデータを提供する処理の概要を示した図である。
図2】荷受人に提供するコンテンツデータの登録処理の際に荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図3図2の画面をスクロールしたときの荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図4】登録するコンテンツデータを変更する操作のときに荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図5図4の画面を選択操作したときの荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図6】登録したコンテンツデータの配信を停止する操作のときに荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図7】コンテンツデータの提供を受ける荷受人の携帯電話端末の表示画面を示した図である。
図8】送り状の発行処理の際の荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図9】送り状の発行のために送り先の情報を入力するときの荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図10】送り状の発行の予約が完了したときの荷送人の情報処理端末の表示画面を示した図である。
図11】荷送人の情報処理端末に表示される他の表示画面の一例を示した図である。
図12】荷送人の情報処理端末に表示されるさらに他の表示画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の好適な一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、荷物の配送に伴って荷送人が登録しておいたコンテンツデータを荷受人に提供するためのものであり、図示した形態は、荷送人がスマートフォンやタブレット端末などの携帯可能な情報処理端末、荷受人が携帯電話端末をそれぞれ所持し、荷送人の情報処理端末に登録された或いは当該端末で撮影されるなどしたコンテンツデータを荷受人の携帯電話端末に送り届ける態様を示している。
【0019】
詳しくは、図1に示されるように、本発明は、インターネットなどの通信ネットワークに接続した配送情報処理装置1に、荷送人の情報処理端末2で荷受人に提供するコンテンツデータC、さらには荷物Gの配送処理に必要な情報を登録し、荷送人から発送された荷物Gが荷受人に配達され、配達完了情報が配送情報処理装置1に入力されたならば、配送情報処理装置1から荷受人の携帯電話端末3に荷送人が登録したコンテンツデータCがあることを通知し、荷受人の携帯電話端末3からのコンテンツデータCの送信要求に応じて、登録されたコンテンツデータCを荷受人に提供するものである。
【0020】
配送情報処理装置1は、配送受託者である配送業者のコンピュータであり、荷物配送に関する情報とコンテンツデータに関する情報を処理する機能を備えるものである。配送情報処理装置1は、荷物配送に関する情報の送受信や登録などの処理をする配送情報サーバとコンテンツデータの送受信や登録などの処理をするコンテンツ情報管理サーバなどの複数のサーバにより構成することができる。
より詳しくは、配送情報処理装置1は、荷物を送る荷送人の情報処理端末2、荷物を受け取る荷受人の携帯電話端末3、さらには荷物の発店や着店など配送業者の各営業支店に設置された情報処理端末、配送担当者が所持する携帯情報処理端末などのコンピュータ機器の間で、有線又は無線で、荷物を配送するための情報を互いに送受信して処理する機能を備え、さらには、荷送人の情報処理端末2からのコンテンツデータCの送信を受け付け、これを登録する機能を備えるものである。
また、配送情報処理装置1は、インターネット回線にWeb情報を発信するWebサーバとしての機能を備えており、インターネット上に開設したウェブサイトを通じ或いは電子メールの送受信を通じて、Web閲覧機能を備えた情報処理端末との間でファイルやデータなどを送受信することができるように構成してある。
配送情報処理装置1と荷送人の情報処理端末2,荷受人の携帯電話端末3との通信はインターネット回線を介して、各支店の情報処理端末と配送担当者の携帯情報処理端末との通信はインターネット回線や専用回線を介して行われる。
【0021】
荷物Gの配送に必要な情報は、荷主である荷送人の氏名や名称、住所、電話番号などの連絡先、受取主である荷受人の氏名や名称、住所(届け先)、連絡先、配送する物品の内容(品名)、配達希望日時、伝票番号などの情報が含まれる。これらは主として通信ネットワークを介して接続した荷送人の情報処理端末2から配送情報処理装置1に入力され、配送情報処理装置1は入力された情報を前記伝票番号に関連付けてデータベースの配送情報データファイルに登録する。なお、荷物発送後に荷送人が荷受人宛てへのコンテンツデータを登録するときは、前記荷物Gの配送に必要な情報が荷送人の情報処理端末2から改めて入力されることはなく、配送に供された荷物に貼られた送り状の伝票番号データが発店である営業支店の情報処理端末又は配送担当者の携帯情報処理端末から配送情報装置1へと入力され、配送情報処理装置1は荷送人の情報処理端末2から入力されるコンテンツ提供情報を、前記入力された伝票番号データに紐づけしてデータファイルに登録する。
また、各営業支店の情報処理端末から配送情報処理装置1に送信される、荷物Gの発店からの発送や着店への到着、荷受人への配達完了などの荷物配送についてのステータス情報も、前記伝票番号に関連付けて配送情報データファイルに登録される。
【0022】
また、コンテンツデータCは、荷送人が作成したメッセージ動画や画像、音楽、写真、テキストなどが含まれ、予め荷送人の情報処理端末2のメモリに登録される。荷送人の情報処理端末2から配送情報処理装置1へのコンテンツデータCの登録は、後述する手順により行われ、配送情報処理装置1は情報処理端末2から送信されるコンテンツデータCに関する情報を前記荷物配送の伝票番号に関連付けてデータベースのコンテンツ情報データファイルに登録する。
【0023】
また、配送情報処理装置1には、荷物の配送に伴って荷送人から荷受人へコンテンツデータを提供する処理を実行するための以下の処理手段を備えて構成されている。
すなわち、荷物発送後にコンテンツデータCを登録するときは、配送情報処理装置1は、少なくとも、荷送人から発送される荷物の送り状の伝票番号データの入力を受け付けて登録する手段、荷送人の情報処理端末2から前記送り状の伝票番号データとともに、コンテンツデータCと荷受人の携帯電話端末3の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報の入力を受け付け、前記伝票番号データに関連付けて登録する手段、荷送人から発送された荷物が荷受人に配達された旨の配達完了情報の入力を受け付ける手段、荷受人の携帯電話端末に当該荷受人に提供されるべきコンテンツデーCタがある旨を通知する手段、及び、荷受人の携帯電話端末3からのコンテンツデータの受信要求を受信したときに前記携帯電話端末3にコンテンツデータCを送信する手段の各手段を備えて構成される。
また、荷送人が荷物配送に必要な情報を情報処理端末2から配送情報処理装置1に送信する際にコンテンツデータCの登録も行うときには、配送情報処理装置1は、前記各手段に加えて、荷送人の情報処理端末2の表示画面に荷物配送処理に必要な情報を入力する画面を表示出力する手段、荷送人の情報処理端末2から送信される荷物配送処理に必要な情報を登録するとともに、送り状予約情報を荷送人の情報処理端末2に通知し、当該情報処理端末2の表示画面に前記送り状予約情報を表示出力する手段、荷送人の情報処理端末2の表示画面に、荷受人に提供するコンテンツデータCと荷受人の携帯電話端末3の電話番号データの情報からなるコンテンツ提供情報を入力する画面を表示出力する手段、荷送人の情報処理端末2から送信されるコンテンツ提供情報を前記送り状予約情報に関連付けて登録する手段、通信ネットワークを介して接続した荷物の配送受け付け営業支店の情報処理端末で送り状を発行する手段、及び前記送り状予約情報に関連付けて登録されたコンテンツ提供情報を前記発行された送り状の伝票番号に関連付けて登録する手段を備えて構成される。
【0024】
前述の通り、荷送人の情報処理端末2はスマートフォンやタブレット端末などの携帯可能な情報処理端末であるが、同様の機能を備えたパーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末を使用してもよい。荷送人の情報処理端末2には、配送情報処理装置1とで情報を送受信して送り状の発行処理を行うためのアプリケーションプログラムが予めダウンロードされていてもよい。アプリケーションプログラムによらなくても、情報処理端末2を配送情報処理装置1がインターネット上に開設したコンテンツの提供に係るサービスサイトに接続して必要な情報を入力することでコンテンツデータを登録することができる。
【0025】
次に、荷送人から荷受人へコンテンツデータCを提供する処理手順について説明する。
本形態は、荷物Gの配送に伴ってコンテンツデータCを提供するものであり、その処理は、送り状の発行、コンテンツデータCの登録、荷物Gの配送及びコンテンツ情報の通知の各処理を経て行われる。
【0026】
先ず、荷物Gを発送した後に、荷送人がコンテンツデータCを登録し、これを荷送人に提供する態様を説明する。
【0027】
(送り状の発行処理)
荷送人は、荷受人に荷物Gを送る際に、荷物Gに貼り付ける送り状を発行する。送り状の発行は、手書きにより、或いは情報処理端末2を配送情報処理装置1に通信ネットワークを介して接続した状態で、当該装置が提供する送り状発行サービスを利用してオンラインで行うことができる。
発行した送り状は荷物Gの表面に貼り付け、配送業者に荷物Gの配送を依頼する。配送業者は、配送担当者の情報処理端末又は荷送人が荷物Gを持ち込んで発店の営業支店の情報処理端末で、前記送り状に表示された伝票番号データを読み込み、読み込んだデータを配送情報処理装置1に送信した後、荷物Gを配送に供する。荷送人は送り状の控えを配送業者から受け取り、保管しておく。配送情報処理装置1は、入力された伝票番号データを配送情報データファイルに登録する。
【0028】
(コンテンツデータCの登録)
荷物Gを発送後に荷送人が荷受人宛てにコンテンツデータCを提供するときは、情報処理端末2を、前記アプリケーションプログラムを実行して、又はコンテンツ提供に係るサービスサイトにアクセスして、配送情報処理装置1に接続する。
情報処理端末2を配送情報処理装置1に接続すると、画面のスクロール操作で全体が表示される図2及び図3に示される、コンテンツデータCの登録処理画面が情報処理端末2の表示画面21に表出出力される。
先ず、図2に示されるように、荷送人は情報処理端末2のメモリに登録したコンテンツの中から荷受人に提供するコンテンツデータCを選択し、そのコンテンツデータCを表示画面21に表示出力して提供するコンテンツデータCを特定する。その場で情報処理端末2を操作して撮影した動画や画像をコンテンツデータCとして選択してもよい。
コンテンツデータCが特定されたならば、「お荷物の送り状番号」欄に、前記配送に供された荷物Gに貼られた送り状の伝票番号を入力する。
【0029】
次いで、表示画面21をスクロール操作して図3に示される画面を表示出力させ、「お届け先の携帯番号」欄に荷受人の携帯電話端末3の携帯電話の番号を、「あなたの携帯番号」欄に荷送人の情報処理端末2の携帯電話の番号をそれぞれ入力し、荷受人へのコンテンツデータCの提供者が荷送人であることが判るように、「あなたのニックネーム」欄に荷送人のニックネームを入力する。荷送人の氏名や名称など、荷受人が判る情報であればよい。
【0030】
そして、図3中の「登録」欄を選択操作すると、前記特定されたコンテンツデータCとともに入力された情報がコンテンツ提供情報として、情報処理端末2から配送情報処理装置1へと送信される。
配送情報処理装置1は、前記情報処理端末2から送信されたコンテンツデータCなどのコンテンツ提供情報を受け付け、これらのデータと情報を前記登録された伝票番号データに関連付けてコンテンツデータファイルに登録する。
【0031】
なお、コンテンツデータCを変更するときは、図4に示される、前記スクロール画面上で表示される「メッセージ変更」欄を選択操作すると、情報処理端末2の表示画面21が、図5に示される表示画面に移行し、同画面上で「選び直す」欄、「登録内容の確認」欄を選択操作してデータの変更処理をすることができる。
また、一旦登録したコンテンツデータCの配信を停止するときは、図6に示される、前記スクロール画面上で表示される「配信停止」欄を選択操作することで、既登録のコンテンツデータCの配信を停止することができる。この場合、コンテンツデータCと荷物G及び受取人との整合をとるため、送り状の伝票番号データと受取人の携帯電話番号データの入力が必須となる。
【0032】
発店である営業支店から発送された荷物Gは、荷受人が所在する最寄りの着店である営業支店へと配送され、配送担当者により着支店から持ち出され、荷受人へと配達される。荷受人への配達が完了したならば、その旨が配達完了情報として伝票番号データと関連付けて、配送担当者の携帯情報処理端末又は着支店の情報処理端末から配送情報処理装置1へと入力され、配送情報処理装置1は配達完了ステータスを配送データファイルに登録する。
【0033】
(コンテンツ情報の通知)
配達完了情報の入力があったならば、配送情報処理装置1は、伝票番号データを基に前記コンテンツデータファイルに登録されたコンテンツデータCと荷受人の携帯電話番号を読み出し、荷受人の携帯電話端末3に「ケンさんから提供されるコンテンツがあります。」というようなコンテンツデータCの提供があることのメッセージとともにコンテンツデータCのダウンロード先のアドレスを表示した通知を、ショートメールの形式で送信する。
【0034】
前記通知を受けた荷受人は、コンテンツデータCの提供を受けるときは、携帯電話端末3を操作してダウンロード先のアドレスをタップにより選択操作する。
タップにより、配送情報処理装置1にコンテンツデータCの受信要求が送信されて携帯電話端末3は配送情報処理装置1と接続し、その表示画面31に、図7に示されような、コンテンツデータCのメッセージ画面が表示される。コンテンツデータCの提供元である荷送人のニックネームや名称などが表示されるため、荷受人は安心してコンテンツデータCの提供を受けることができる。そして、配送情報処理装置1は、同画面上で、前記コンテンツデータファイルに登録された荷送人のコンテンツデータCを表示せしめ、荷受人の携帯電話端末3のデータダウンロード操作に応じて、コンテンツデータCを同端末に送信し、これにより、荷受人にコンテンツデータCが提供されることとなる。
【0035】
次に、荷送人が荷物Gの配送に必要な情報を配送情報処理装置1に入力する際にコンテンツデータCを登録する態様を説明する。
【0036】
(送り状の発行処理)
先ず、荷送人が荷受人に荷物Gを送る際、荷送人は情報処理端末2の前記アプリケーションプログラムを作動させ、通信ネットワークを介して配送情報処理装置1に接続した状態で荷物Gの配送に必要な情報の入力と処理を行う。
図8は、かかる処理における、配送情報処理装置1に接続したときの情報処理端末2の表示画面21を示しており、同図中の「新規送り状作成」欄を選択操作すると、図9に示される、荷受人に関する情報を入力する表示画面21に移行する。「発行履歴」欄を選択操作すると、以前発行した送り状の履歴が表示され、その中から今回荷物Gを送る荷受人を選択することによっても送り状を発行することができる。
【0037】
図9の表示画面は、荷受人に荷物を送るために必要な情報、具体的には荷受人が所在する郵便番号、住所、荷受人の氏名や名称、連絡先、配送する物品の内容(品名)、配達希望日時などを入力する画面であり、荷送人は項目毎に情報処理端末2を操作して情報を入力する。必要な情報が入力されたならば、情報処理端末2を操作して、入力した情報を配送情報処理装置1へと送信する。
【0038】
配送情報処理装置1は、前記情報処理端末2から送信された荷物の配送に必要な情報を受け付け、これとともに送り状予約情報を生成し、当該予約情報に関連付けて前記配送に必要な情報を配送情報データファイルに登録する。
これと併せて配送情報処理装置1は、送り状予約情報を含む配送情報の二次元コードデータを荷送人の情報処理端末2に送信し、これを受信した情報処理端末2には、図10に示される、前記生成された送り状予約情報「7227766266」の番号を表示した表示画面21が表示出力される。
【0039】
(コンテンツデータCの登録)
図10に示される表示画面21の表示出力により送り状の予約処理は終了し、同図中の「動画サービス」欄を選択操作すると、荷受人に提供するコンテンツデータCを登録する手続きに移行する。
前記「動画サービス」欄を選択操作すると、前記図2及び図3に示された、画面のスクロール操作で全体が表示される、コンテンツデータCの登録処理画面が情報処理端末2の表示画面21に表出出力され、前記と同様の操作手順でコンテンツデータCを入力し、配送情報処理装置1に登録することができる。
この場合、図2に示された、「お荷物の送り状番号」欄に送り状の伝票番号を入力は不要である。
【0040】
そして、図3中の「登録」欄を選択操作すると、前記特定されたコンテンツデータCとともに入力された情報がコンテンツ提供情報として情報処理端末2から配送情報処理装置1へと送信され、配送情報処理装置1は、受信したコンテンツ提供情報を前記送り状予約情報と関連付けてコンテンツデータファイルに登録する。
【0041】
(荷物Gの配送)
荷送人の荷物は、荷送人自身により荷物Gを発送する営業支店へと持ち込まれ、同支店の情報処理端末を操作して送り状を発行し、これを荷物Gに貼り付けて発送する。
発店である営業支店における送り状の発行は、図10に示された荷送人の情報処理端末2の表示画面21で、「二次元コードを表示」欄を選択操作して二次元コードを表示出力させ、これを支店に設置された情報処理端末に読み込ませ、情報処理端末と通信ネットワークを介して接続した配送情報処理装置1から、荷受人の住所や氏名などの送り状の発行に必要な情報を当該端末にダウンロードすることにより行われる。
発支店で送り状が発行されたならば、発行完了情報が配送情報処理装置1へと入力され、配送情報処理装置1は、当該発行された送り状の伝票番号データを、前記送り状予約情報と関連付けて、配送情報ファイルとコンテンツデータファイルに登録する。
【0042】
発店である営業支店から発送された荷物Gは、荷受人が所在する最寄りの着店である営業支店へと配送され、配送担当者によりその営業支店から持ち出され、荷受人へと配達される。荷受人への配達が完了したならば、その旨が配達完了情報として伝票番号データと関連付けて、配送担当者の携帯情報処理端末又は着支店の情報処理端末から配送情報処理装置1へと入力され、配送情報処理装置1は配達完了ステータスを配送データファイルに登録する。
【0043】
(コンテンツ情報の通知)
そして、前記と同様に、配達完了情報の入力があったならば、配送情報処理装置1は、伝票番号データを基に前記コンテンツデータファイルに登録されたコンテンツデータCのデータと荷受人の携帯電話番号を読み出し、荷受人の携帯電話端末3にコンテンツの提供があることのメッセージとともにコンテンツデータCのデータのダウンロード先のアドレスを表示した通知を、ショートメールの形式で送信し、通知を受けた荷受人が携帯電話端末3を操作してダウンロード先のアドレスを選択操作することで、図7に示される画面が表示画面31に表示され、配送情報処理装置1は、荷受人の携帯電話端末3のデータダウンロード操作に応じてコンテンツデータCを同端末に送信することで、荷受人にコンテンツデータCが提供されることとなる。
【0044】
図11及び図12は、荷送人の情報処理端末2がスタンドアロンのコンピュータ端末であり、これを配送情報処理装置1に接続した場合に当該装置により表示せしめられる表示画面21の態様の一例を示している。
図11はコンテンツデータCを登録操作する場合の表示画面を示しており、情報処理端末2のメモリに登録されたデータを参照して、提供するコンテンツデータCを選択操作することができるようになっている。また、図12は、配送情報処理装置1に登録したコンテンツデータCの登録履歴を表示出力する画面であり、荷受人宛てに送った荷物Gに貼られた送り状の伝票番号、荷受人の携帯電話番号、提供したコンテンツデータCのファイル名及び登録日時が表示出力され、また、荷受人がその携帯電話端末3を操作して、提供したコンテンツデータCをダウンロード(再生)した履歴も表示出力され、荷送人の側で荷受人がコンテンツデータCを受け取ったか否かが確認できるようになっている。
【0045】
なお、図示した形態は一例であり、本発明はこれに限定されない。また、実施の形態では、荷送人がスマートフォンやタブレット端末などの情報処理端末2、荷受人がスマートフォンなどの携帯電話端末3を使用する態様を説明したが、情報処理端末2,3はこれに限定されず、利用者が所有するパーソナルコンピュータなどが含まれる。さらに、荷受人の携帯電話番号を登録し、ショートメールの形式でコンテンツの提供がある旨を荷受人の携帯電話端末3に通知したが、荷受人がタブレット端末などを所持する場合は、前記荷受人の電話番号に代えて荷受人の電子メールアドレスを登録し、荷受人の情報処理端末に電子メールにより情報の通知がなされるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 配送情報処理装置、2 荷送人の情報処理端末、3 荷受人の携帯電話端末、C コンテンツデータ、G 荷物

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12