特許第6875253号(P6875253)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6875253
(24)【登録日】2021年4月26日
(45)【発行日】2021年5月19日
(54)【発明の名称】直流電源装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 3/28 20060101AFI20210510BHJP
【FI】
   H02M3/28 R
   H02M3/28 F
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-207905(P2017-207905)
(22)【出願日】2017年10月27日
(65)【公開番号】特開2019-80472(P2019-80472A)
(43)【公開日】2019年5月23日
【審査請求日】2020年8月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000144393
【氏名又は名称】株式会社三社電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100090310
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 正俊
(72)【発明者】
【氏名】服部 正蔵
【審査官】 遠藤 尊志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−043092(JP,A)
【文献】 特開2009−247132(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/105112(WO,A1)
【文献】 特開2009−027764(JP,A)
【文献】 特開2017−184385(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0361750(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 3/00−3/44
H02M 1/00−1/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
交番電源と、
入力側が前記交番電源の両端に接続され、出力側が負荷の両端に平滑手段を介して接続されたブリッジ整流手段と、
前記ブリッジ整流手段の一方の入力側と他方の入力側との間に直列に接続された第1のコンデンサと第1のダイオードと第1の抵抗手段とを有し、前記第1のダイオードが前記一方の入力側から前記他方の入力側に電流を流して前記第1のコンデンサを充電する方向性に接続された第1の充電手段と、
前記ブリッジ整流手段の一方の入力側と他方の入力側との間に直列に接続された第2のコンデンサと第2のダイオードと第2の抵抗手段とを有し、前記第2のダイオードが前記他方の入力側から前記一方の入力側に電流を流して前記第2のコンデンサを充電する方向性に接続された第2の充電手段と、
前記第1及び第2のコンデンサそれぞれから前記ブリッジ整流手段の出力側に放電電流を流すように前記第1及び第2のコンデンサと前記ブリッジ整流手段の出力側との間に接続され、リアクトルを含む放電手段とを、
有する直流電源装置。
【請求項2】
請求項1記載の直流電源装置において、前記放電手段は、前記第1のコンデンサ用の第1のリアクトルと、前記第2のコンデンサ用の第2のリアクトルとを、有する直流電源装置。
【請求項3】
請求項1記載の直流電源装置において、前記リアクトルとして、前記第1及び第2のコンデンサに対して共通に1つのリアクトルが設けられている直流電源装置。
【請求項4】
請求項1記載の直流電源装置において、前記第1の抵抗手段は、前記第1のダイオードと前記第1のコンデンサとの間に接続され、前記第2の抵抗手段は、前記第2のダイオードと前記第2のコンデンサとの間に接続され、前記第1の抵抗手段と前記第1のコンデンサとの接続点と、前記第2の抵抗手段と前記第2のコンデンサとの接続点とが、前記放電手段に接続されている直流電源装置。
【請求項5】
請求項1記載の直流電源装置において、前記第1の抵抗手段は、前記第1のダイオードと前記第1のコンデンサとの間に接続され、前記第2の抵抗手段は、前記第2のダイオードと前記第2のコンデンサとの間に接続され、前記第1の抵抗手段と前記第1のコンデンサとの接続点と、前記第2の抵抗手段と前記第2のコンデンサとの接続点とが、前記放電手段に接続され前記放電手段は、前記第1及び第2のコンデンサに対して共通に1つのリアクトルが設けられている直流電源装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直流電源装置に関し、特にスナバー回路を備えるものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、上述したようなスナバー回路を備えた直流電源装置の一例が特許文献1の図7に開示されている。この直流電源は、図5に示すように、変圧器2を有し、その1次側2pには、図示していないスイッチング電源が接続されている。直流電圧を正負に極性が交互に変化するパルス電圧に変化させたものが、このスイッチング電源から変圧器2の1次側2pに供給されている。変圧器2の2次側2sの両端3a、3bは、ブリッジ整流回路4の2つの入力端子5a、5bに接続されている。ブリッジ整流回路4は、ダイオード4a乃至4dがブリッジ接続されたものである。ブリッジ整流回路4の2つの出力端子6a、6bは、リアクトル7とコンデンサ8とからなる平滑回路を介して負荷10に接続されている。
【0003】
ダイオード4cのカソードに発生するサージを吸収するためのスナバー回路として、変圧器2の2次側の両端3a、3b間に直列に接続されたダイオード12とコンデンサ14とからなる充電回路と、ダイオード12とコンデンサ14との接続点とブリッジ回路4の一方の入力側5aとの間に直列に接続されたダイオード16とリアクトル18とからなる放電回路とが、設けられている。なお、ダイオード12は、変圧器2の2次側の端子3a側から3b側に電流が流れる極性に接続され、ダイオード16は、ダイオード12とコンデンサ14の接続点からブリッジ整流回路4の入力端子5a側に電流が流れる極性に接続されている。
【0004】
同様に、ダイオード4dのカソードに発生するサージを吸収するためのスナバー回路として、ダイオード20、コンデンサ22の直列回路からなる充電回路と、ダイオード24とリアクトル26とからなる放電回路とが設けられている。ダイオード20は、変圧器2の2次側の端子3bから端子3a側に電流が流れる極性に接続され、ダイオード24は、ダイオード20とコンデンサ22の接続点からブリッジ整流回路4の入力端子5b側に電流が流れる極性に接続されている。
【0005】
この直流電源では、変圧器2の2次側2sの端子3aが正で、端子3bが負のとき、ダイオード4a、4dが導通状態、ダイオード4b、4cが非導通状態のとき、負荷10に出力端子6a側から電流が流れる。変圧器2の2次側2sの端子3aが負で、端子3bが正のとき、ダイオード4a、4dが非導通状態、ダイオード4b、4cが導通状態のとき、負荷10に出力端子6a側から電流が流れる。
【0006】
変圧器2の2次側2sの端子3aが負、端子3bが正の状態から、端子3aが正で、端子3bが負の状態に反転するとき、ダイオード4b、4cが導通状態、ダイオード4a、4dが非導通状態から、逆にダイオード4b、4cが非導通状態、ダイオード4a、4dが導通状態に変化する間に、ダイオード4a、4b、4c、4dが共に導通状態となる期間がある。この期間中には、変圧器2の2次側2s、ダイオード4c、4d間に過電流が流れ、そのエネルギーがダイオード4cのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積される。ダイオード4a、4b、4c、4dが全て導通している状態からダイオード4b、4cが非導通状態に移行すると、過電流のループが遮断され、ダイオード4cのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積されたエネルギーが瞬時に放出され、サージが発生する。このサージ電流はダイオード12を介してコンデンサ14に充電される。この充電電荷はダイオード4cが導通したときに、ダイオード16、リアクトル18を介して放電される。変圧器2の2次側2sの端子3aが正、端子3bが負の状態から、端子3aが負で、端子3bが正の状態に反転するとき、ダイオード4dのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積されたエネルギーも同様にコンデンサ22に充電され、ダイオード24、リアクトル26を介して放電される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−43092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の直流電源では、充電回路がダイオードとコンデンサとによってのみ構成されているので、リンギングが発生しやすい。また、放電回路による放電がブリッジ整流回路の入力側に行われているので、放電電流がブリッジ整流回路のダイオードを流れ、導通損失を発生していた。
【0009】
本発明は、充電時にリンギングが発生しにくく、放電時に導通損失を軽減させたスナバー回路を備えた直流電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様の直流電源は、交番電源を有している。交番電源は、正負の極性を交互に発生するパルス電源を使用することもできるし、交流電圧を発生するものを使用することもできる。なお、パルス電源は、正極性から負極性に直ちに変化するものを使用することもできるし、正極性と負極性との間に電圧零の休止期間を含むものを使用することもできる。ブリッジ整流手段の入力側が前記交番電源の両端に接続され、ブリッジ整流手段の出力側が負荷の両端に平滑手段を介して接続されている。平滑手段としては、リアクトルのみ、コンデンサのみまたはリアクトルとコンデンサとの組み合わせを使用することができる。前記ブリッジ整流手段の一方の入力側と他方の入力側との間に第1の充電手段が接続されている。第1の充電手段は、直列に接続された第1のコンデンサと第1のダイオードと第1の抵抗手段とを有し、前記第1のダイオードが前記一方の入力側から前記他方の入力側に電流を流して前記第1のコンデンサを充電する方向性に接続されている。 前記ブリッジ整流手段の一方の入力側と他方の入力側との間に第2の充電手段が接続されている。第2の充電手段は、直列に接続された第2のコンデンサと第2のダイオードと第2の抵抗手段とを有し、前記第2のダイオードが前記他方の入力側から前記一方の入力側に電流を流して前記第2のコンデンサを充電する方向性に接続されている。前記第1及び第2のコンデンサそれぞれから前記ブリッジ整流手段の出力側に放電電流を流すように前記第1及び第2のコンデンサと前記ブリッジ整流手段の出力側に放電手段が接続され、放電手段はリアクトルを含んでいる。
【0011】
このように構成された直流電源装置では、第1及び第2の充電手段は、第1及び第2のダイオードと第1及び第2のコンデンサだけでなく、これらに直列に接続された第1及び第2の抵抗手段をそれぞれ有しているので、充電時に第1及び第2の抵抗手段を介して充電されるので、リンギングを抑制することができる。しかも、放電手段は、ブリッジ静電手段の出力側に第1及び第2のコンデンサの電荷を放電しているので、ブリッジ整流手段中の整流素子による導通損失が生じず、導通損失を軽減することができる。なお、前記放電手段は、前記第1のコンデンサ用の第1のリアクトルと、前記第2のコンデンサ用の第2のリアクトルとを、有するものとすることができる。
【0012】
また、前記リアクトルとして、前記第1及び第2のコンデンサに対して共通に1つのリアクトルを設けることもできる。このように構成すると、1つのリアクトルのみを使用するので、部品点数を削減することができる。
【0013】
前記第1の抵抗手段は、前記第1のダイオードと前記第1のコンデンサとの間に接続され、前記第2の抵抗手段は、前記第2のダイオードと前記第2のコンデンサとの間に接続され、前記第1の抵抗手段と前記第1のコンデンサとの接続点と、前記第2の抵抗手段と前記第2のコンデンサとの接続点とが、前記放電手段に接続されているものとすることができる。このように構成すると、充電時のみに第1及び第2のコンデンサに第1及び第2のダイオード並びに第1及び第2の抵抗手段を介して電流が流れ、第1及び第2のコンデンサから放電するときには第1及び第2の抵抗手段には放電電流は流れず、第1及び第2の抵抗手段での導通損失を軽減することができる。
【0014】
上記のように構成するとともに、上述したように前記第1及び第2のコンデンサに対して共通に1つのリアクトルを設けることもでき、この場合には第1及び第2の抵抗手段による導通損失を軽減することができる上に、部品点数を削減することもできる。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、本発明によれば、スナバー回路において、充電時にリンギングが発生しにくく、放電時に導通損失を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1の実施形態の直流電源装置の回路図である。
図2】本発明の第2の実施形態の直流電源装置の回路図である。
図3】本発明の第3の実施形態の直流電源装置の回路図である。
図4】本発明の第4の実施形態の直流電源装置の回路図である。
図5】従来の直流電源装置の一例の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の第1の実施形態の直流電源装置を図1に示す。この直流電源装置は、図4に示した従来の直流電源装置と同様に、変圧器2とブリッジ整流回路4とを有し、変圧器2の2次側の端子3aがブリッジ整流回路4の入力端子5aに、変圧器2の2次側の端子3bがブリッジ整流回路4の入力端子5bに、接続されている。ブリッジ整流回路4の出力端子6a、6b間には、平滑手段としてのリアクトル7と負荷10とが直列に接続されている。なお、ブリッジ整流回路4は、ダイオード4a乃至4dをブリッジ接続したものである。また、変圧器2の2次側に誘起されるパルス電圧は、正から負及び負から正に直ちに変化するものとすることもできるし、正負間の極性変換の間に零電圧の休止期間を有するものとすることもできる。
【0018】
変圧器2の2次側の端子3a、4b間にスナバー回路の第1及び第2の充電手段、例えば第1及び第2の充電回路が接続されている。第1の充電回路では、端子3a側にダイオード30のアノードが接続され、カソードが充電用のコンデンサ32の一方の端子に接続され、コンデンサ32の他方の端子は、抵抗手段、例えばリンギング防止用の抵抗器34を介して変圧器2の2次側の端子3bに接続されている。従って、変圧器2の2次側の端子3aが正極性で、端子3bが負極性のときに、ダイオード30が導通して、コンデンサ32が充電される。
【0019】
具体的には、変圧器2の2次側2sの端子3a側が負、端子3b側が正の状態から、端子3a側が正、端子3b側が負の状態に反転するとき、ダイオード4b、4cが導通状態、ダイオード4a、4dが非導通の状態から、逆にダイオード4b、4cが非導通状態、ダイオード4a、4dが導通の状態に変化する間に、ダイオード4a、4b、4c、4dが共に導通状態となる期間があり、この期間中には、2次巻き線2s、ダイオード4c、4d間に過電流が流れ、そのエネルギーがダイオード4cのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積される。ダイオード4a、4b、4c、4dが全て導通している状態からダイオード4b、4cが非導通状態に移行すると、過電流のループが遮断され、ダイオード4cのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積されたエネルギーが瞬時に放出され、サージが発生し、このサージ電流はダイオード30を介してコンデンサ34に充電される。
【0020】
第2の充電回路では、変圧器2の2次側の端子3b側にダイオード36のアノードが接続され、カソードが充電用のコンデンサ38の一方の端子に接続され、コンデンサ38の他方の端子は、リンギング防止用の抵抗器40を介して変圧器2の2次側の端子3aに接続されている。従って、変圧器2の2次側の端子3bが正極性で、端子3aが負極性のときに、ダイオード36が導通して、コンデンサ40が充電される。
【0021】
具体的には、変圧器2の2次側2sの端子3a側が正で、端子3b側が負の状態から、端子3a側が負で、端子3b側が正の状態に反転するとき、ダイオード4a、4dが導通状態、ダイオード4b、4cが非導通の状態から、逆にダイオード4a、4dが非導通状態で、ダイオード4b、4c導通の状態に変化する間に、ダイオード4a、4b、4c、4dが共に導通状態となる期間があり、この期間中には、2次巻き線2s、ダイオード4c、4d間に過電流が流れ、そのエネルギーがダイオード4dのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積される。ダイオード4a、4b、4c、4dが全て導通している状態からダイオード4a、4dが非導通状態に移行すると、過電流のループが遮断され、ダイオード4dのカソード側の寄生インダクタンスに蓄積されたエネルギーが瞬時に放出され、サージが発生し、このサージ電流はダイオード36を介してコンデンサ40に充電される。
【0022】
このようにサージ電流によってコンデンサ32、38が充電される際に、そのサージ電流は抵抗器34、40を流れるので、リンギングが抑制される。
【0023】
このスナバー回路は、上述した第1及び第2の充電回路に対して放電手段、例えば放電回路を有している。即ち、ダイオード30のカソードとコンデンサ32の一方の端子との接続点には、放電用のダイオード42のアノードが接続され、そのカソードは、リアクタ42を介してブリッジ整流回路4の出力端子6aに接続されている。また。ダイオード36のカソードとコンデンサ38の一方の端子との接続点には、放電用のダイオード46のアノードが接続され、そのカソードは、リアクタ48を介してブリッジ整流回路4の出力端子6aに接続されている。
【0024】
コンデンサ32、38にスナバー電流が流れたことによって充電された電荷は、ダイオード42、リアクトル44及びダイオード46、リアクトル48を介して放電されるが、その放電先は、ブリッジ整流回路4の入力端子5a、5bではなく、出力端子6aである。従って、コンデンサ32、38からの放電電流はブリッジ整流回路4のダイオード4a乃至4dのいずれにも流れることはなく、ブリッジ整流回路4での導通損失が生じることない。
【0025】
第2の実施形態の直流電源装置を図2に示す。この直流電源装置では、図2に示すように、ダイオード42、46のカソードが互いに接続されて、リアクトル50を介してブリッジ整流回路4の出力端子6aに接続されている以外、第1の実施形態の直流電源装置と同一に構成されている。同一部分には、同一符号を付して、説明を省略する。
【0026】
この直流電源装置では、ダイオード42、46に対して共通のリアクトル50を使用して、コンデンサ32、38から放電するように構成しているので、リアクトルの数が第1の実施形態の直流電源装置よりも少なくなり、部品点数を減少させることができる。無論、第1の実施形態の直流電源装置と同様にリンギングの抑制及び導通損失の軽減も行われている。
【0027】
第3の実施形態の直流電源装置を図3に示す。この直流電源装置では、ダイオード30のカソードが抵抗器30の一端に接続され、抵抗器30の他端がコンデンサ32の一端に接続され、ダイオード36のカソードが抵抗器40の一端に接続され、抵抗器40の他端がコンデンサ38の一端に接続されている。さらに、ダイオード42のアノードが抵抗器34とコンデンサ32との接続点に接続され、ダイオード46のアノードが抵抗器40とコンデンサ38との接続点に接続されている。これら以外、第2の実施形態の直流電源装置と同一に構成されている。同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
【0028】
図2の直流電源装置では、コンデンサ32、40の充電時にも放電時にも抵抗器34、40に電流が流れる。けれど、この直流電源装置では、コンデンサ32、38を充電する際には、抵抗器34、40に電流が流れるが、コンデンサ32、38から放電する際には、抵抗器34、40には電流は流れない。従って、放電時の導通損失を少なくできる。
【0029】
第4の実施形態の直流電源装置を図4に示す。この直流電源装置では、ダイオード30のカソードが抵抗器30の一端に接続され、抵抗器30の他端がコンデンサ32の一端に接続され、ダイオード36のカソードが抵抗器40の一端に接続され、抵抗器40の他端がコンデンサ38の一端に接続されている。さらに、ダイオード42のアノードが抵抗器34とコンデンサ32との接続点に接続され、ダイオード46のアノードが抵抗器40とコンデンサ38との接続点に接続されている以外、第1の実施形態の直流電源装置と同一に構成されている。同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。この直流電源装置でも、第3の実施形態の直流電源装置と同様に導通損失を少なくできる。
【0030】
上記の各実施形態の直流電源装置では、変圧器2の2次側にパルス電圧を発生させたが、これに代えて交流電圧を発生させることもできる。また、上記の各実施形態では、平滑手段としてリアクトル7のみを示したが、図5に示したようにコンデンサを平滑手段として加えることもできる。
【符号の説明】
【0031】
2 変圧器(交番電源)
4 ブリッジ整流回路(ブリッジ整流手段)
30 (第1の)ダイオード
32 (第1の)コンデンサ
34 (第1の)抵抗器(第1の抵抗手段)
36 (第2の)ダイオード
38 (第2の)コンデンサ
40 (第2の)抵抗器(第2の抵抗手段)
42 46 ダイオード(放電手段)
44 48 リアクトル(放電手段)
図1
図2
図3
図4
図5